JP4049001B2 - 自動販売機の制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の自動販売機においては、コインメカニズムやビルバリデータ等の入金処理デバイス、金額表示器等の表示デバイス、押ボタンスイッチ等の操作入力デバイス、商品の収納/払出を行う商品収納ラック、といった複数の標準スレーブが設けられているとともに、これらの標準スレーブを統括的に制御する基本制御部が設けられており、基本制御部からの基本制御信号に従って標準スレーブを適宜動作させることにより、入金から商品払出までの商品販売に関わる基本的な機能を実現するようにしている。
【0003】
また、昨今の自動販売機には、上述した商品販売に関わる基本機能の他に、拡張機能を備えたものもある。この拡張機能は、全ての自動販売機で必須となる標準機能とは異なり、他の自動販売機との差別化を図る等の目的で用意されたオプション的な機能である。例えば、商品の販売後、特定の押ボタンスイッチを有効化するとともに、液晶表示器を通じてこれら押ボタンスイッチを選択する旨の表示を行い、押ボタンスイッチが選択された場合に、液晶表示器を通じて運勢や占い・今日の格言等の各種表示を行うようにしたものなどがある。この例で記載した拡張機能は、商品販売に直接関わるものではない。とはいえ、拡張機能を備えることが、他の自動販売機との差別化を図る上で有効に機能することになり、商品の販売促進を期待することができるようになる。
【0004】
ここで、こうしたオプション的な拡張機能をも基本制御部が制御することとしたのでは、拡張機能の有無や拡張機能の種類に応じてまったく別個のプログラムを基本制御部のために用意しなければならず、また、新たな拡張機能を用意するたびに一からプログラムを作成しなければならない等々、自動販売機の制御システムを構築する上で煩雑な作業が必要になる。
【0005】
このため従来においては、基本制御部およびその制御下にある標準スレーブとは別に、拡張機能を実現するための専用の拡張制御部および拡張スレーブを備えた制御系を用意し、上述した問題を解決するようにしている。すなわち、商品の販売に関わる基本機能については、基本制御部の制御による標準スレーブの動作によって実現し、拡張機能については、拡張制御部の制御による拡張スレーブの動作によって実現するようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
こうした自動販売機の制御システムによれば、拡張機能の有無やその種類に関わらず、基本機能を実現するためのプログラム部分についてはこれを共通化することができ、拡張機能を実現するためのプログラム部分についてのみ個別に用意すればよいため、拡張機能の付加・変更を容易に行うことが可能になる。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−63929号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、基本制御部とは別の制御系として拡張制御部を設けた制御システムにあっては、標準スレーブと拡張スレーブとが予め制御系ごとに個別に接続されたものであるため、標準スレーブとして設定されたデバイスを拡張機能の実現のために用いることができない。例えば、拡張機能に関する表示については、予め拡張スレーブとして設定された表示デバイスを通じて行うことはできるものの、標準スレーブとして設定された表示デバイスを用いることはできない。このため、標準スレーブとしての表示デバイスが既に存在していたとしても、拡張機能専用の表示デバイスが新たに必要になり、自動販売機の製造コストを考慮した場合、必ずしも好ましいものとはいえない。
【0009】
また、複数個の押ボタンスイッチがユニット化されたデバイスにあっては、ユニット化された押ボタンスイッチを一旦標準スレーブとして設定した場合、そのうちの一部であってもこれを拡張スレーブとしては用いることができず、拡張機能を実現化する上で大きな制限となる。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの低減を図り、かつ拡張機能実現の際の自由度を高めることのできる自動販売機の制御システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機の制御システムは、基本制御手段と、バスを介して前記基本制御手段に通信可能に接続された標準スレーブとを備え、基本制御手段から送信した基本制御信号に従って標準スレーブを動作させることにより商品販売に関わる基本機能を実現するようにした自動販売機の制御システムにおいて、バスを介して前記基本制御手段及び標準スレーブに通信可能に接続され、スレーブを動作させて拡張機能を実現するための拡張制御信号を送信する拡張制御手段を備え、前記基本制御手段は、前記拡張制御手段から送信された標準スレーブを動作させるための拡張制御信号を受信した場合、該当する標準スレーブが予め設定した制御可能条件に該当するか否かを判定し、制御可能条件に該当する場合にのみこの標準スレーブを拡張制御信号に応じて動作させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項2に係る自動販売機の制御システムは、上述した請求項1において、前記基本制御手段は、基本制御信号に従って標準スレーブを動作させている間、拡張制御手段からの拡張制御信号を受信拒否状態とすることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項3に係る自動販売機の制御システムは、上述した請求項1において、前記基本制御手段は、拡張機能を実現するために必要となる情報が標準スレーブから与えられた場合に、これを拡張制御手段に通知することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項4に係る自動販売機の制御システムは、上述した請求項1において、前記基本制御手段は、標準スレーブを通じて拡張制御手段に対する設定入力が行われた場合にその入力情報を拡張制御手段に転送し、前記拡張制御手段は、基本制御手段から入力情報が与えられた場合、これを設定情報として格納し、該設定情報に基づいてスレーブを動作させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項5に係る自動販売機の制御システムは、上述した請求項1において、バスを介して前記拡張制御手段に通信可能に接続され、該拡張制御手段から送信した拡張制御信号に従って動作することにより、拡張機能を実現するための拡張スレーブを備え、さらに前記標準スレーブは、基本制御手段から拡張表示指令が与えられた場合にこの拡張表示指令に応じた表示を行う表示デバイスを備え、前記基本制御手段は、拡張制御手段から送信された拡張スレーブの異常検出信号を受信した場合、前記表示デバイスに対して拡張表示指令を送信することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の制御システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1(a)は、本発明の実施の形態である制御システムを適用した自動販売機の外観を示した正面図である。この自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料、あるいはビン入り飲料等の商品を販売するためのもので、図2(a)に示す標準仕様の自動販売機に対して拡張機能を追加したものである。本実施の形態で例示する拡張機能は、商品の販売後に利用者に対して運勢、占い、今日の格言等、各種文字情報を表示することにより、商品の販売促進を図ろうとするものである。
【0019】
まず、本実施の形態において、標準仕様となる自動販売機の構成について説明する。図2(a)は、図1(a)に示した自動販売機に対して標準仕様となる制御システムを適用した自動販売機の外観を示す正面図、図3は、自動販売機の斜視図である。図2(a)および図3に示すように、この自動販売機は、本体キャビネット10および外扉20を備えている。
【0020】
本体キャビネット10は、前面が開口した直方状を成すもので、その内部に商品収納ラック11を備えている。商品収納ラック11は、例えばサーペンタイン式と称される、上下方向に沿って蛇行状に延在するもので、複数種類の商品を個別に収納する一方、商品払出指令が与えられた場合に対応する商品の払い出しを行う。なお、図3中の符号12は、商品収納ラック11から払い出された商品を案内するためのシュータである。図には明示していないが、本体キャビネット10の内部においてシュータ12より下方となる領域には、商品収納ラック11に収納した商品を所望の温度に維持するための冷却ユニットや加熱ユニットが設けてある。
【0021】
外扉20は、本体キャビネット10の前面開口を開閉する態様で、本体キャビネット10の一側縁部に支承させたものである。この外扉20には、その表面側にディスプレイウィンドウ21、押ボタンユニット22、紙幣挿通口23、硬貨投入口24、返却レバー25、金額表示器26、硬貨返却口27、商品取出口28が設けてある。
【0022】
ディスプレイウィンドウ21は、外扉20の上半部分に構成した透明の窓であり、内部に配列した商品見本29を外部に視認させることが可能である。ディスプレイウィンドウ21を通じて視認される商品見本29は、それぞれ商品収納ラック11に収納した商品を現すためのもので、商品収納ラック11の数だけ用意してある。本実施の形態では、左右方向に10個の商品見本29を上段、中段、下段のそれぞれに配置してある。
【0023】
押ボタンユニット22は、主として、利用者が商品を選択するための操作入力部として機能するもので、図4(b)に示すように、ディスプレイウィンドウ21を通じて視認される商品見本29毎に押ボタン221および販売可能ランプ222を個別に用意してある。本実施の形態では、上段、中段、下段のそれぞれにおいて、押ボタン221および販売可能ランプ222を4つ備えた4連押ボタンユニット22aと、押ボタン221および販売可能ランプ222を6つ備えた6連押ボタンユニット22bとの2種類の押ボタンユニット22を適用することによって横一列に10種類の商品を選択できるように構成してある。なお、押ボタンユニット22と商品見本29との間には、商品の冷温表示を行うための冷温表示パネル223が設けてある。
【0024】
紙幣挿通口23は、図2(a)および図3に示すように、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿通口23を通じて挿入された紙幣は、後述する入金処理機30において適宜処理されることになる。なお、この紙幣挿通口23は、利用者に対して紙幣を返却する際の紙幣返却口としても機能する。
【0025】
硬貨投入口24は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口24を通じて投入された硬貨は、後述する入金処理機30において適宜処理されることになる。
【0026】
返却レバー25は、硬貨投入口24から投入した硬貨、あるいは紙幣挿通口23から挿入した紙幣を返却するためのものであり、硬貨投入口24の側方部に配設してある。
【0027】
金額表示器26は、利用者が投入した貨幣の入金額、釣銭の金額等々、商品を販売する上で必要となる各種情報を外部に表示するためのものであり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0028】
硬貨返却口27は、利用者に対して硬貨を返却するための開口であり、硬貨投入口24よりも下方となる位置に設けてある。
【0029】
商品取出口28は、商品収納ラック11から払い出された後、シュータ12によって案内された商品を受け取るための開口であり、外扉20の下方部に設けてある。
【0030】
また、外扉20の裏面側には、入金処理機30、硬貨回収箱31およびキーボード40が設けてある。
【0031】
入金処理機30は、いわゆるビルバリデータと称される紙幣処理装置や、いわゆるコインメカニズムと称される硬貨処理装置である。この入金処理機30では、紙幣挿通口23を通じて挿入された貨幣が正規なものであるか否かを選別し、正規なものとして選別した貨幣を内部に取り込む一方、損傷や偽造等の理由により正規な貨幣として選別できなかった場合、並びに挿入操作の後に返却レバー25が操作された場合、それぞれ貨幣を返却する処理が行われる。
【0032】
硬貨回収箱31は、予め設定した収容枚数を超えて入金処理機30に硬貨が取り込まれた場合にこれを回収するための箱体であり、該入金処理機30の下方となる位置に配設してある。
【0033】
キーボード40は、自動販売機の各種設定を入力するための入力装置であり、複数のキースイッチを備えて構成してある。
【0034】
図2(b)は、図2(a)に示した自動販売機の制御系を示したブロック図である。同図に示すように、自動販売機は、基本制御部50および拡張制御部51を備えている。基本制御部50は、予め与えられたプログラムやデータに基づいて、上述した標準仕様の自動販売機に設けられる標準スレーブ、つまり商品収納ラック11、4連押ボタンユニット22a、6連押ボタンユニット22b、金額表示器26、入金処理機30およびキーボード40といったデバイスを適宜制御することにより、商品販売に関わる基本機能を実現するためのものである。拡張制御部51は、自動販売機に拡張機能を追加した際に、この拡張機能を実現すべくスレーブを制御するものである。
【0035】
図からも明らかなように、これら基本制御部50、拡張制御部51、商品収納ラック11、4連押ボタンユニット22a、6連押ボタンユニット22b、金額表示器26、入金処理機30およびキーボード40は、いずれもISS(Instruction Set Simulator)バスと称される共通のバス52に並列接続してある。
【0036】
上記のように構成した標準仕様の自動販売機に対して、図1(a)および図1(b)に示す自動販売機は、拡張スレーブとして拡張表示器60を備えている。拡張表示器60は、各種文字情報を表示することができるもので、例えば液晶表示器によって構成してある。この拡張表示器60は、図4(a)に示すように、4つの商品見本29に対応した冷温表示パネル223を覆い隠すだけの幅を有して構成したもので、ディスプレイウィンドウ21において中段を構成する商品見本29の列の中央となる位置に、つまり4連押ボタンユニット22aの左1つ分、並びに6連押ボタンユニット22bの右3つ分に対応する部位に配置してある。なお、以下においては、4連押ボタンユニット22aの左1つ分、並びに6連押ボタンユニット22bの右3つ分については、拡張押ボタン221′、拡張販売可能ランプ222′と称して説明を行う。
【0037】
図5は、商品を購入した場合に、図1に示した自動販売機において実施される処理の内容を示したシーケンス図である。以下、図5を参照しながら、図1に示した自動販売機の動作について説明する。
【0038】
まず、自動販売機に電源が投入されると、基本制御部50が標準スレーブに対して初期化処理を実行し(ステップS01)、その後、基本制御部50および拡張制御部51の相互間において接続確認を行い(ステップS02)、さらに拡張制御部51が拡張スレーブ、つまり拡張表示器60に対して初期化処理を実行する(ステップS03)。その後、予め設定されたデータに従って、あるいは拡張制御部51からの要求により基本制御部50を介して、本来、標準スレーブとして基本制御部50の制御下にある拡張押ボタン221′が拡張機能を実現するためのスレーブとして設定され(ステップS04)、商品販売可能状態となる。
【0039】
この間、拡張制御部51は、拡張機能を実現する上で必要となる標準スレーブからの情報を基本制御部50に対して登録する処理(以下、受信データ登録という)を実行する(ステップS05)。基本制御部50は、拡張制御部51から受信データ登録が行われると、これを図示せぬ自己のメモリに格納し、以降、該当する受信データが標準スレーブから送信された場合、これを拡張制御部51に転送する処理を行う。本実施の形態の場合、拡張機能を実現する上で必要となる標準スレーブからの情報としては、例えば商品の払出完了情報、並びに拡張押ボタン221′の選択情報である。
【0040】
上記のようにして自動販売機が商品販売可能状態となると、次いで基本制御部50は、標準スレーブに対して待機指令を送信する(ステップS11)。具体的には、入金処理機30に対して入金の有無を常時監視するための基本制御信号を与える。
【0041】
この状態において利用者が入金処理機30に貨幣を投入すると(ステップS12)、当該貨幣が識別可能であることを条件に入金情報が基本制御部50に対して送出される(ステップS13)。
【0042】
標準スレーブの入金処理機30から入金情報を受信した基本制御部50は、入金額が商品の販売価格以上となったことを条件に、標準スレーブの押ボタンユニット22に対して基本制御信号である販売可能ランプ点灯指令および押ボタン221有効化指令を送信する(ステップS14)。具体的には、拡張押ボタン221′に設定されていない押ボタン221であって、販売価格が入金額以下の商品に対応したものに対して販売可能ランプ点灯指令および押ボタン有効化指令を送信する。この結果、自動販売機においては、ディスプレイウィンドウ21において販売可能となる商品に対応した押ボタン221が有効化されるとともに、当該押ボタン221の有効化が販売可能ランプ222の点灯で報知されることになる。
【0043】
利用者によって有効化された押ボタン221がONされると、つまり利用者が押ボタン221を通じて商品の選択操作を行うと(ステップS15)、この選択情報が基本制御部50に対して送出される(ステップS16)。
【0044】
標準スレーブの押ボタンユニット22から選択情報を受信した基本制御部50は、標準スレーブの商品収納ラック11に対して選択情報に対応した商品の払出指令を基本制御信号として送信する(ステップS17)。この結果、該当する商品収納ラック11が作動し、利用者の選択した商品がシュータ12を通じて商品取出口28に搬出されることになり(ステップS18)、商品取出口28を通じてこの商品を取り出すことが可能になる。商品の払出を完了した商品収納ラック11は、基本制御部50に対して払出完了情報を送出し(ステップS19)、今回の商品販売動作を終了する。
【0045】
以上説明したステップS11〜ステップS19までの処理および動作は、商品の販売に直接関わるものであり、図2に示した標準仕様の自動販売機、つまり拡張機能が追加されていない自動販売機においても、同様に実施される基本機能である。なお、拡張機能が追加されていない自動販売機では、ステップS19の処理が終了した後、再び手順がステップS11に移行し、入金処理機30に通じて入金の有無が常時監視されることになる。
【0046】
一方、図1に示した拡張機能が追加されている自動販売機においては、上述したステップS05で示すように、電源投入後において拡張制御部51が基本制御部50に対して受信データ登録を行っている。従って、ステップS19において商品収納ラック11から払出完了情報が送出されると、これを受信した基本制御部50が販売終了情報としてこれを拡張制御部51に与える処理を行う(ステップS21)。
【0047】
基本制御部50から販売終了情報を受信した拡張制御部51は、これをトリガとして拡張機能を実現すべく、基本制御部50に対して拡張制御信号である拡張押ボタン有効化指令を送信する(ステップS22)。
【0048】
拡張制御部51から拡張押ボタン有効化指令を受信した基本制御部50は、当該拡張押ボタン221′が制御可能状態であるか否かを判定し(ステップS23)、制御可能状態であることを条件に、拡張押ボタン221′に対して拡張制御信号である拡張押ボタン有効化指令を送信するとともに(ステップS24)、拡張機能の準備が完了した旨の情報を拡張制御部51に対して送信する(ステップS25)。
【0049】
なお、ステップS23においては、図6に示すように、予め設定した条件に基づいて制御可能状態であるか否かが判定される。本実施形態の場合、拡張押ボタン221′が基本制御部50からの基本制御信号によって制御されることがないため、図6(a)に示すように、拒否条件(キーボード40の操作中)以外は拡張押ボタン221′が常に制御可能状態となる。しかしながら、図6(b)に示すように、拡張押ボタン221′に設定されていない押ボタン221にあっては、例えば商品の販売中に拡張制御部51から点灯指令が拡張制御信号として送信されると、本来販売できない商品に対応した販売可能ランプ222が点灯してしまうことになる。同様に、商品の販売中に拡張制御部51から消灯指令が拡張制御信号として送信されると、本来販売することのできる商品に対応した販売可能ランプ222が消灯してしまうことになる。従って、これらの場合には、拡張制御部51からの拡張制御信号を拒否し、基本制御部50による制御、つまり商品販売に関わる基本機能が損なわれる事態を未然に防止するようにしている。
【0050】
ステップS25において、基本制御部50から拡張機能準備完了情報が与えられた拡張制御部51は、拡張スレーブの拡張表示器60に対して拡張メニュー表示指令を送信する(ステップS26)。具体的には、利用者に有効化された4つの拡張押ボタン221′のいずれかをONする旨の案内となる拡張メニューを拡張表示器60に表示するための拡張制御信号を送信する。この結果、自動販売機においては、ディスプレイウィンドウ21において拡張表示器60に拡張メニューが表示されるとともに(ステップS27)、対応する拡張押ボタン221′が有効化され、当該拡張押ボタン221′の有効化が拡張販売可能ランプ222′の点灯で報知されることになる。
【0051】
上述した状態から利用者によって任意の拡張押ボタン221′がONされると(ステップS28)、この選択情報が基本制御部50に対して送出される(ステップS29)。拡張押ボタン221′から送信された選択情報は、先に説明した受信データ登録に従って基本制御部50から拡張制御部51に与えられることになる(ステップS30)。
【0052】
基本制御部50から拡張押ボタン221′の選択情報を受信した拡張制御部51は、拡張スレーブの拡張表示器60に対して文字情報表示指令を送信する(ステップS31)。具体的には、拡張押ボタン221′の選択情報に対応した文字情報を拡張表示器60に表示するための拡張制御信号を送信する。この結果、自動販売機においては、ディスプレイウィンドウ21において拡張表示器60に利用者の選択した文字情報、例えば運勢、占い、今日の格言等が表示されることになる(ステップS32)。
【0053】
このように、自動販売機に文字情報を表示することは、それ自体が商品販売に直接関わるものではないが、他の自動販売機との差別化を図る上で有効に機能することになり、商品の販売促進を期待することができるようになる。
【0054】
しかも、商品販売に直接関わる基本機能を実現するための基本制御部50とは別に拡張機能を実現するための専用の拡張制御部51を設けるようにしているため、拡張機能の有無やその種類に関わらず、基本機能を実現するためのプログラム部分についてはこれを共通化することができ、拡張機能を実現するためのプログラム部分についてのみ個別に用意すればよいため、拡張機能の付加・変更を容易に行うことが可能になる。
【0055】
さらに、基本制御部50は、拡張制御部51から標準スレーブである拡張押ボタン221′を動作させるための拡張制御信号が送信された場合、この標準スレーブを拡張制御信号に応じて動作させるようにしているため、つまり、予め標準スレーブとして設定されたデバイスのすべて、もしくはその一部を拡張機能実現のために用いることができるため、基本機能実現のためのデバイスと拡張機能実現のためのデバイスを重複して設ける必要がなく、自動販売機の製造コストが増大する事態を防止できるとともに、拡張機能を実現する際の制限もきわめて小さなものとすることができる。この場合、基本制御部50は、拡張制御信号の対象となる標準スレーブが制御可能状態であるか否かを判定し、制御可能状態であることを条件に動作させるようにしているため、自動販売機本来の基本機能、つまり商品販売に関わる機能が損なわれる虞れもない。
【0056】
図7は、上述した自動販売機において、基本制御部50から標準スレーブに対して送信される基本制御信号と、拡張制御部51から基本制御部50を介して標準スレーブに送信される拡張制御信号との優先度に関わる関係を示したシーケンス図である。
【0057】
同図に示すように、基本制御部50は、商品販売に関わる基本機能を最優先し、たとえステップS101の拡張制御信号によって標準スレーブが拡張機能実現のための動作(ステップS102)を行っている場合にも、基本機能が必要となった時点で標準スレーブに対して基本制御信号を送信し(ステップS103)、当該標準スレーブを基本機能実現のために動作させる処理を行う(ステップS104)。この間、拡張制御部51から拡張制御信号が与えられたとしても、拒否状態となり(ステップS105)、拡張制御部51に対して拒否した旨の情報を出力する(ステップS106)。
【0058】
その後、基本制御信号による標準スレーブの動作が終了し、再び拡張制御部51から拡張制御信号が与えられた場合には、当該標準スレーブが制御可能状態であることを条件に(ステップS107)、標準スレーブに対して拡張制御信号を与える処理を行う(ステップS108)。
【0059】
こうした自動販売機の制御システムによれば、常に基本機能、つまり商品販売に直接関わる機能が実現されることになり、商品の販売機会を逸する、誤った情報を利用者に報知する、等々の問題を招来することなく、拡張機能を実現することが可能になる。なお、これらの優先度に関しては、それぞれの制御信号に含まれるアドレスを参照し、このアドレスに基づいていずれを優先させればよいかを処理すればよい。
【0060】
図8は、上述した自動販売機において、拡張スレーブに異常が発生した場合に実施される処理を示したシーケンス図である。
【0061】
この図8に示す例では、ステップS201およびステップS202で示すように、予め設定した回数だけ拡張制御信号である拡張動作指令を送信したのにも関わらず、当該拡張スレーブが応答しない場合、拡張制御部51が、拡張スレーブに異常が発生していると認定し(ステップS203)、基本制御部50に対して異常が発生した旨の表示を行うべく拡張表示指令を拡張制御信号として送信する処理を行う(ステップS204)。
【0062】
拡張制御部51から拡張表示指令を受信した基本制御部50は、標準スレーブとして設けられた表示デバイス、例えば金額表示器26が制御可能状態であることを条件に(ステップS205)、当該金額表示器26に対して拡張表示指令を送信する(ステップS206)。
【0063】
この結果、拡張スレーブに発生した異常を標準スレーブの金額表示器26に表示させることが可能となる(ステップS207)。従って、拡張スレーブとして専用の表示デバイスを設ける必要がなく、自動販売機の製造コストを低減することができるようになる。
【0064】
図9は、上述した自動販売機において、基本制御部50および拡張制御部51に対して設定入力を行う場合に実施される処理を示したシーケンス図である。
【0065】
この図9に示す例では、まずキーボード40を通じて基本制御部50に設定入力を行う旨の要求を送信する(ステップS301)。入力要求を受信した基本制御部50は、キーボード40に対して設定入力の許可指令を送信し(ステップS302)、当該キーボード40からの情報受信状態となる。
【0066】
この状態からキーボード40を通じて設定入力を行うと(ステップS303)、その入力情報が基本制御部50に送信され(ステップS304)、当該入力情報が基本制御部50に対するものであるか拡張制御部51に対するものであるかの判定を行う(ステップS305)。
【0067】
入力情報が拡張制御部51に対するものであった場合、基本制御部50は、これを拡張制御部51に転送する(ステップS306)。基本制御部50から入力情報が与えられた拡張制御部51は、これを設定情報として自己のメモリに格納する(ステップS307)。以降、この設定情報に基づいて拡張制御部51が拡張制御信号を送信する等、拡張機能を実現するための制御を実施する(ステップS308,S309)。
【0068】
一方、ステップS304の入力情報が自身に対するものであった場合、基本制御部50は、これを自己のメモリに格納する(ステップS310)。以降、この設定情報に基づいて基本制御部50が基本制御信号を送信する等、基本機能を実現するための制御を実施する(ステップS311)。
【0069】
このように基本制御部50の標準スレーブであるキーボード40を用いて基本制御部50のみならず、拡張制御部51の設定入力をも行うようにした自動販売機によれば、拡張スレーブとして専用の入力デバイスを設ける必要がなく、自動販売機の製造コストを低減することができるようになる。
【0070】
なお、上述した実施の形態では、缶入り飲料やペットボトル入り飲料、あるいはビン入り飲料等の商品を販売する自動販売機の制御システムを例示しているが、必ずしもこれに限らず、その他の商品を販売する自動販売機にももちろん適用することが可能である。この場合、標準スレーブとしては、上で例示した商品収納ラック11、押ボタンユニット22、金額表示器26、入金処理機30およびキーボード40である必要はなく、その他のデバイスを標準スレーブとして設けても良い。
【0071】
また、上述した実施の形態では、拡張機能として、商品の販売後に利用者に対して運勢、占い、今日の格言等、各種文字情報を表示するものを例示しているが、その他の拡張機能を実現するようにしても構わない。この場合、拡張スレーブとしては、拡張表示器60である必要はなく、その他のデバイスであっても良い。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動販売機の制御システムによれば、拡張制御手段から標準スレーブを動作させるための拡張制御信号が送信された場合、基本制御手段が、この標準スレーブを拡張制御信号に応じて動作させるようにしているため、つまり予め標準スレーブとして設定されたデバイスのすべて、もしくはその一部を拡張機能実現のために用いることができるため、基本機能実現のためのデバイスと拡張機能実現のためのデバイスを重複して設ける必要がなく、自動販売機の製造コストが増大する事態を防止できるとともに、拡張機能を実現する際の制限もきわめて小さなものとすることができる。この場合、基本制御手段は、拡張制御信号の対象となる標準スレーブが制御可能状態であるか否かを判定し、制御可能状態であることを条件に動作させるようにしているため、自動販売機本来の基本機能、つまり商品販売に関わる機能が損なわれる虞れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態である制御システムを適用した自動販売機の外観を示した正面図、(b)は、(a)に示した自動販売機の制御系を示したブロック図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態である制御システムを適用した標準仕様の自動販売機を示した正面図、(b)は、(a)に示した自動販売機の制御系を示したブロック図である。
【図3】図1および図2に示した自動販売機の斜視図である。
【図4】(a)は図1に示した自動販売機の要部を示す拡大図、(b)は図2に示した自動販売機の要部を示す拡大図である。
【図5】商品を購入した場合に、図1に示した自動販売機において実施される処理の内容を示したシーケンス図である。
【図6】(a)は拡張押ボタンが制御可能状態であるか否かを判定するための設定内容を示す図表で、(b)は押ボタンが制御可能状態であるか否かを判定するための設定内容を示す図表である。
【図7】図1に示した自動販売機において、基本制御部から標準スレーブに対して送信される基本制御信号と、拡張制御部から基本制御部を介して標準スレーブに送信される拡張制御信号との優先度に関わる関係を示したシーケンス図である。
【図8】図1に示した自動販売機において、拡張スレーブに異常が発生した場合に実施される処理を示したシーケンス図である。
【図9】図1に示した自動販売機において、基本制御部および拡張制御部に対して設定入力を行う場合に実施される処理を示したシーケンス図である。
【符号の説明】
10 本体キャビネット
11 商品収納ラック
12 シュータ
20 外扉
21 ディスプレイウィンドウ
22 押ボタンユニット
23 紙幣挿通口
24 硬貨投入口
25 返却レバー
26 金額表示器
27 硬貨返却口
28 商品取出口
29 商品見本
30 入金処理機
31 硬貨回収箱
40 キーボード
50 基本制御部
51 拡張制御部
52 ISSバス
60 拡張表示器
221 押ボタン
221′ 拡張押ボタン
222 販売可能ランプ
222′ 拡張販売可能ランプ
223 冷温表示パネル
Claims (5)
- 基本制御手段と、バスを介して前記基本制御手段に通信可能に接続された標準スレーブとを備え、基本制御手段から送信した基本制御信号に従って標準スレーブを動作させることにより商品販売に関わる基本機能を実現するようにした自動販売機の制御システムにおいて、
バスを介して前記基本制御手段及び標準スレーブに通信可能に接続され、スレーブを動作させて拡張機能を実現するための拡張制御信号を送信する拡張制御手段を備え、
前記基本制御手段は、前記拡張制御手段から送信された標準スレーブを動作させるための拡張制御信号を受信した場合、該当する標準スレーブが予め設定した制御可能条件に該当するか否かを判定し、制御可能条件に該当する場合にのみこの標準スレーブを拡張制御信号に応じて動作させることを特徴とする自動販売機の制御システム。 - 前記基本制御手段は、基本制御信号に従って標準スレーブを動作させている間、拡張制御手段からの拡張制御信号を受信拒否状態とすることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御システム。
- 前記基本制御手段は、拡張機能を実現するために必要となる情報が標準スレーブから与えられた場合に、これを拡張制御手段に通知することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御システム。
- 前記基本制御手段は、標準スレーブを通じて拡張制御手段に対する設定入力が行われた場合にその入力情報を拡張制御手段に転送し、
前記拡張制御手段は、基本制御手段から入力情報が与えられた場合、これを設定情報として格納し、該設定情報に基づいてスレーブを動作させることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御システム。 - バスを介して前記拡張制御手段に通信可能に接続され、該拡張制御手段から送信した拡張制御信号に従って動作することにより、拡張機能を実現するための拡張スレーブを備え、
さらに前記標準スレーブは、基本制御手段から拡張表示指令が与えられた場合にこの拡張表示指令に応じた表示を行う表示デバイスを備え、
前記基本制御手段は、拡張制御手段から送信された拡張スレーブの異常検出信号を受信した場合、前記表示デバイスに対して拡張表示指令を送信することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御システム。
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