JP2005262200A - 水質浄化装置 - Google Patents

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和孝 磯部
Hiroshi Kawane
浩 川根
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Abstract

【課題】 閉鎖性水域の水質改善を効率良く十分に行える水質浄化装置を提供する。
【解決手段】 水質浄化装置は、送水ポンプ1と気泡発生器2と噴流ポンプ3とを備える。送水ポンプ1は、閉鎖性水域から滞留水を汲み上げて送り出す。気泡発生器2は、閉鎖性水域の水から脱して設置されていて、送水ポンプ1から送り出された水が駆動水として導入され、この水に少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、微細な気泡が混入した水を生成しながら送り出す。噴流ポンプ3は、閉鎖性水域の水底近傍に設置されていて、気泡発生器2から送り出された気泡混入の水が駆動水として導入され、周囲の滞留水を吸入しながら気泡混入の水と共に噴射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、湖沼、池、内海、港湾、貯水槽、プール、養殖場等といった閉鎖性水域に滞留した水を浄化する水質浄化装置に関する。
一般に、閉鎖性水域においては、水の交換が行われ難い状況下にあることから、汚濁物質が蓄積されたり、水底付近に溶存酸素の少ない貧酸素領域が生じたりし易く、結果として水質が悪化し易い。そのため、その水質を改善すべく、滞留した水を浄化する水質浄化装置は欠かせない。
従来の水質浄化装置としては、図14に示すような水流発生装置がある(例えば、特許文献1参照)。この水流発生装置すなわち水質浄化装置は、閉鎖性水域の水底近傍に水没されて設置されるものであって、大きくは、前後両端が開口した円筒状の外筒101と、この外筒101の内部に同軸状に収容され前後両端が開口した内筒102と、より成る。内筒102の内部空間は中間部において後端から前端に向けて緩やか縮径されており、その中間部と前端部の境界付近の周壁には、空気や水やこれらの気液混合流体を駆動流体として内部に導入するための駆動流体導入口103が形成されている。この駆動流体導入口103は、駆動流体を斜め前方に且つ周方向に沿って噴出できるように開口している。更に、内筒102における中間部と後端部の境界付近の周壁には、空気等の気体を内部に導入するための気体導入口104が形成されており、この気体導入口104には多孔質材105が嵌入されている。
なお、外筒101の前後両端の周壁内には浮力材106が埋設され、この外筒101は、水底に固定のアンカー107に連結された係留索108で繋ぎとめられている。
このような水質浄化装置によれば、駆動流体供給管109を通じて圧送された駆動流体が駆動流体導入口103から内筒102の内部に噴出され、これにより、内筒102の後端の開口から閉鎖性水域の滞留水が内部に吸入され、駆動流体と共に内筒102の前端の開口から噴射されるようになる。その際、気体供給管110を通じて圧送された気体が気体導入口104から多孔質材105を経て噴出されるため、内筒102内の水流に気泡が生成される。また、駆動流体導入口103からは駆動流体が斜め前方に且つ周方向に沿って噴出されるため、内筒102内には螺旋状の旋回流が形成される。これにより、生成された気泡はその旋回流の中心に集まり、このような気泡混入の水が内筒102の前端の開口から噴射される。
こうした内筒102の作用により、外筒101の内部には、後端の開口から閉鎖性水域の滞留水が内部に取り込まれ、この一部が内筒102内に吸入されるとともに、残りが内筒102外を流動する。そして、流動した水と共に、内筒102から噴射された気泡混入の水が、一体となって外筒101の前端の開口から吐出される。
このようにして、閉鎖性水域においては、水底付近の滞留水に水流が発生するため、全体として滞留水が循環するようになる。併せて、水底付近の滞留水に気泡が供給されるため、その領域の滞留水に酸素が溶解して溶存酸素が増加するようになる。その結果、閉鎖性水域の水質が一応は改善される。
特開平8−200300号公報
しかし、上記した従来の水質浄化装置では、吐出される水に混入の気泡について、その気泡径は多孔質材105の開口径に依存することから、ある程度大きいものとなる。そうすると、吐出された後のその気泡は早期に浮上してしまい、到底遠方まで到達し得ない。そのため、滞留水への酸素の溶解効率は決して良いとは言えず、閉鎖性水域の水質改善は実質的に不十分となる。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、閉鎖性水域の水質改善を効率良く十分に行える水質浄化装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による水質浄化装置は、閉鎖性水域に滞留した水を浄化する水質浄化装置において、閉鎖性水域から滞留水を汲み上げて送り出す送水ポンプと、閉鎖性水域の水から脱して設置されていて、前記送水ポンプから送り出された水が駆動水として導入され、この水に少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、微細な気泡が混入した水を生成しながら送り出す気泡発生器と、閉鎖性水域の水底近傍に設置されていて、前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が駆動水として導入され、周囲の滞留水を吸入しながら気泡混入の水と共に噴射する噴流ポンプと、を備えている。
これにより、噴流ポンプから噴射される水、すなわち気泡発生器から送り出された水と周囲から吸入された滞留水とで構成される水について、その水に混入の気泡径は、送水ポンプの送水力を受けて気泡発生器で生成された微細なものであり、しかもその水には、送水ポンプの送水力を同じく受けて高い噴射力が与えられるため、噴射された後のその気泡は早期に浮上してしまうことは無いし、その気泡を含む水は遠方まで到達し得る。そのため、滞留水への酸素の溶解効率が良く、閉鎖性水域全体の滞留水の循環が円滑に行える。
ここで、前記噴流ポンプは、ノズル状の前端部を有する内筒と、この内筒と同軸状であって、前記内筒の前端部を収容し周壁に吸入口が形成された後端部、スロート状の中間部、及び先端に噴射口が形成された前端部を有する外筒と、より成り、前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が前記内筒を経てこの前端から前記外筒の中間部に向けて導入されるとともに、周囲の滞留水が前記外筒の後端部の吸入口から吸入されてこの中間部に向けて導入され、これらの導入された水が一体となって前記外筒の前端部の噴射口から噴射されるようになっている。これにより、噴流ポンプは、気泡発生器から送り出された比較的小流量の水すなわち駆動水で、周囲から大流量の滞留水を吸入でき、これらの総流量の水を噴射できるため、能力の小さい送水ポンプでも十分に噴射機能を賄える。
また、実用的には、外部から空気を取り入れて圧縮する空気圧縮機が閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記空気圧縮機からの空気を前記気体として受け入れるようになっているとよい。
また、気泡の酸素濃度が高いほど滞留水への酸素の溶解効率が向上するため、これを踏まえ、外部から空気を取り入れて圧縮する空気圧縮機、及びこの圧縮機からの圧縮空気に含まれる酸素を抽出する酸素抽出機が共に閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記酸素抽出機からの酸素を前記気体として受け入れるようになっているとよい。簡便には、圧縮酸素を格納した酸素ボンベが閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記酸素ボンベからの酸素を前記気体として受け入れるようになっていてもよい。
その他、閉鎖性水域から滞留水を汲み上げて送り出す送水ポンプと、該送水ポンプから送り出された水が駆動水として導入され、この水に少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、微細な気泡が混入した水を生成しながら送り出す気泡発生器と、前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が駆動水として導入され、周囲の滞留水を吸入しながら気泡混入の水と共に噴射する噴流ポンプとを備え、前記気泡発生器と前記噴流ポンプとを一体化し、前記気泡発生器からの水を直接前記噴流ポンプに供給する構成とすることができる。これにより、気泡発生器からの気泡混入の水を、配管を介さず直接噴流ポンプに供給することができるので、噴流ポンプからの更に効率の良い噴射を行うことが可能となる。
また、前記気泡発生器は、駆動水を旋回させつつ導入する場合と、駆動水を旋回させずに導入し、直接に前記噴流ポンプ側へ向けて供給する場合とを、切り替え可能であるようにしてもよい。これにより、閉鎖性水域に滞留した水を循環させるだけで水質改善の効果が得られる場合に、駆動水を旋回させないようにして、無駄な圧力損失が生じるのを防止することが可能となる。
また、前記気泡発生器は、散気板からの気泡を駆動水の高速旋回流による気泡せん断で微細気泡とするようにしてもよい。これにより、より微細な気泡が混入した水を生成することが可能となる。また、前記気泡発生器は、サイクロン部である複数の容器を並設してなる構成としてもよい。これにより、気泡生成の能力をアップさせることが可能となる。
本発明の水質浄化装置によれば、噴流ポンプから噴射された後の気泡は早期に浮上してしまうことは無いし、その気泡を含む水は遠方まで到達し得るため、滞留水への酸素の溶解効率が良く、閉鎖性水域全体の滞留水の循環が円滑に行える。従って、閉鎖性水域の水質改善を効率良く十分に行うことが可能になる。
さらに、気泡発生器と噴流ポンプとを一体化し、気泡発生器からの水を直接噴流ポンプに供給する構成とすることにより、噴流ポンプからの更に効率の良い噴射を行うことが可能となり、結果として閉鎖性水域の水質改善がより効率良く行われることとなる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。先ず、本発明の第1実施形態である水質浄化装置について説明する。図1は第1実施形態の水質浄化装置の全体構成を示す概略図、図2はその水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5はその水質浄化装置における噴流ポンプの縦断面図である。
本実施形態の水質浄化装置は、図1に示すように、大きくは、送水ポンプ1、気泡発生器2、及び噴流ポンプ3より構成される。送水ポンプ1は水中ポンプであって、閉鎖性水域に水没されて設置され、気泡発生器2は閉鎖性水域の水から脱した状態、例えば閉鎖性水域周辺の地面に設置され、噴流ポンプ3は閉鎖性水域の水底近傍に水没されて設置されている。送水ポンプ1と気泡発生器2は、柔軟性を有するビニル系等の第1の配管4を介して連結され、気泡発生器2と噴流ポンプ3は、同じく柔軟性を有するビニル系等の第2の配管5を介して連結されている。
このような概略構成のもとで、送水ポンプ1は、閉鎖性水域から滞留水を汲み上げ、この水を気泡発生器2の駆動水として第1の配管4を通じて気泡発生器2に送り出す役割を果たす。また、気泡発生器2は、詳細は後述するが、送水ポンプ1の送水力を受けて第1の配管4から導入された水(駆動水)に、少なくとも酸素を含む気体を受け入れ、微細な気泡が混入した水を生成する役割を果たす。この気泡発生器2で生成された気泡混入の水は、送水ポンプ1の送水力を同じく受けて、噴流ポンプ3の駆動水として第2の配管5を通じて噴流ポンプ3に送り出される。また、噴流ポンプ3は、詳細は後述するが、第2の配管5から導入された気泡混入の水(駆動水)により、周囲の滞留水を吸入し、これらの水を一体に噴射する役割を果たす。
第1の配管4の経路中には、流量調整弁6、流量計7、及び圧力計8が設けられており、流量調整弁6の開閉度合いで、送水ポンプ1から送り出される水の流量、ひいては噴流ポンプ3から噴射される水の流量が調整される。
続いて、先ず気泡発生器2の具体的な構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。本実施形態の気泡発生器2は、概略、円筒形の容器20と、気泡発生部21とを備える。容器20における後端壁20bの中央部には、気体導入孔22が形成され、この気体導入孔22には気体供給管23の一端が連結されている。また、容器20の近傍には、外部から空気を取り入れて圧縮する空気圧縮機9が閉鎖性水域の水から脱した状態で設置されており、この空気圧縮機9には気体供給管23の他端が連結されている。気体供給管23の経路中には、流量調整弁10が設けられており、この流量調整弁10の開閉度合いで、空気圧縮機9から容器20に向けて気体供給管23を流通する気体(本実施形態では空気)の流量が調整される。
容器20における周壁には、後端壁20b側に寄った位置に駆動水導入口24が形成され、この駆動水導入口24には第1の配管4が連結されている。但し駆動水導入口24は、第1の配管4を通じて圧送された水(駆動水)を容器20の円周方向に沿ってその内部に噴出できるように開口している。
容器20における前端壁20aの中央部には、導出口25が形成され、この導出口25には、第2の配管5へ連なる導出管26が連結されている。ここで、導出管26の一部で気泡発生部21が形成される。具体的には、導出管26の気泡発生部21内には、その長手方向長Xと同じ長さを有する複数枚の板状部材27が縦横(格子状)に配されている。
つまり各板状部材27は、導出管26の軸線に沿って延在し、これと直角方向に間隔Lで縦横に配列されており、これにより、互いの板状部材27の間に流路が形成される。
但し、導出管26において、気泡発生部21の長手方向長Xや、気泡発生部21と容器
20の前端壁20aとのなす距離Yは、実験結果や流体力学等に基づいて気泡の発生効率がより高められるように設定される。例えば、その長手方向長Xは、各板状部材27の配
列間隔Lの3倍程度又はこれ以上に設定することが望ましく、またその距離Yは、導出管26の内径Dの2倍以内に設定することが望ましい。なお、本実施形態では、距離Yが内径Dの0.5〜1倍程度に設定されている。
このような構成の気泡発生器2では、送水ポンプ1の駆動により、閉鎖性水域から滞留水が汲み上げられ、この水(駆動水)がそのまま送水ポンプ1の送水力を受けて第1の配管4を通じて圧送されて、駆動水導入口24から容器20の内部に円周方向に沿って噴出される。この噴出された水は、容器20の内部において螺旋状の旋回流となって前端壁20aに向けて進行するため(図3の実線矢印参照)、容器20の軸線周辺に負圧部分が形成される。これにより、気体供給管23を経て気体導入孔22から容器20の内部に、気体(空気)が吸い込まれる。吸い込まれた気体は、駆動水導入口24からの水と共に旋回しながら容器20の前端壁20aに向けて進行し、気液混合流体となって導出口25から導出管26内に流入する。
そして、導出管26の径が容器20の径よりも小さいため、導出管26内において気液混合流体の旋回速度が加速される。従って、気液混合流体は、急激な旋回速度変化により生じたせん断力のために気泡を生じて白濁する。その後、気泡発生部21に流入した気液混合流体は、各板状部材27によりその旋回が抑制されるので、強いせん断力を受け、その内部に含まれた気体塊が分散される。その結果、気泡発生部21では、大量の微細な気泡が発生して、微細な気泡が混入した水が生成される。この気泡混入の水は、そのまま送水ポンプ1の送水力を受けて第2の配管5に圧送される。
なお、気泡発生部21における板状部材27については、例えば、図6に示すような十字状の配列形態を採用しても良い。要するに、板状部材27は、気液混合流体に含まれる気体塊を効率良く分散できるものであれば、種々の配列形態を取り得る。また、図7に示すように、気液混合流体が流入する側における板状部材27の端部にナイフエッジ27aを形成してもよい。このナイフエッジ27aの刃先が気液混合流体の旋回方向下流側に位置するように形成されていると、渦流が発生し、これにより微細な気泡の発生が一層促進されるからである。
続いて、噴流ポンプ3の具体的な構成について、図5を参照しながら説明する。本実施形態の噴流ポンプ3は、内筒40と、これと同軸状の外筒41とより成る。内筒40の後端には第2の配管5(図5では不図示)が連結され、他方の前端部40aは、先端に向けて緩やか縮径されてノズル状になっている。
外筒41は、内筒40の前端部40aを収容する後端部41c、この後端部41cから急激に縮径されたスロート状の中間部41b、及び、この中間部41bから緩やかに拡径された前端部41aを有する。その後端部41cの周壁には、周囲の滞留水を内部に吸入するための吸入口42が形成され、前端部41aの先端には、噴射口43が形成されている。
このような構成の噴流ポンプ3では、送水ポンプ1の駆動により第2の配管5を通じて圧送された気泡発生器2からの気泡混入の水(駆動水)が、内筒40の内部に導入され、その前端の開口44から外筒41の中間部41bに向けて噴出される。これにより、吸入口42から周囲の滞留水が外筒41の後端部41cの内部に吸入される。そして、これらの噴出された水(気泡発生器2からの気泡混入の水)と吸入された水(周囲の滞留水)は、そのまま中間部41bに導入されて一体となり、前端部41aを経て噴射口43から噴射される。
このような水質浄化装置によれば、噴流ポンプ3から噴射される水は、気泡発生器2から送り出された水と吸入口42から吸入された滞留水とで構成されるが、その水に混入の気泡径は、送水ポンプ1の送水力を受けて気泡発生器2で生成された微細なものとなっている。しかもその水には、送水ポンプ1の送水力を同じく受けて高い噴射力が与えられる。そうすると、噴射された後のその気泡は早期に浮上してしまうことは無いし、その気泡を含む水は遠方まで到達し得る。そのため、滞留水への酸素の溶解効率が良く、閉鎖性水域全体の滞留水の循環が円滑に行える。従って、閉鎖性水域の水質改善を効率良く十分に行うことが可能になる。
また、本実施形態の噴流ポンプ3によれば、気泡発生器2から送り出された水(駆動水)の流量に対して、10倍程度の流量の滞留水を吸入口42から吸入することが可能である。つまり、比較的小流量の駆動水で周囲から大流量の滞留水を吸入でき、これらの総流量の水を噴射できる。これにより、能力の小さい送水ポンプ1でも十分に噴射機能を賄える。
また、本実施形態では、気泡発生器2やこれにまつわる空気圧縮機9等が閉鎖性水域の水から脱した状態で設置されているので、これらのメンテナンスが容易に行えるという利点がある。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態の特徴は、噴流ポンプ3から噴射される水に含まれる気泡に関して、その酸素濃度が高いほど滞留水への酸素の溶解効率が向上することに着眼し、閉鎖性水域のより効果的な水質改善を図った点にある。つまり本実施形態では、上記の第1実施形態における気体供給管23の経路中において、空気圧縮機9と流量調整弁10の間に、酸素抽出機が閉鎖性水域の水から脱した状態で設置されている。酸素抽出機としては、PSA(Pressure Swing Adsorption:圧力変動吸着)等のガス分離装置が適用される。
このような構成にすると、空気圧縮機9からの圧縮空気が酸素抽出機で分離・精製されて酸素が抽出され、この酸素が気体供給管23を経て気泡発生器2の容器20の内部に供給されるようになる。これにより、気泡発生器2では酸素濃度の高い微細な気泡が混入された水が生成されることから、噴流ポンプ3から噴射される水にも当然酸素濃度の高い気泡が含まれる。従って、滞留水への酸素の溶解効率が向上するため、閉鎖性水域の水質改善をより効率良く十分に行うことが可能になる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態の特徴は、上記の第2実施形態と同様、閉鎖性水域のより効果的な水質改善を図った点にある。つまり本実施形態では、上記の第1実施形態における空気圧縮機9に代えて、圧縮酸素を格納した酸素ボンベが閉鎖性水域の水から脱した状態で設置されている。
このような構成にすると、酸素ボンベからの酸素が気体供給管23を経て気泡発生器2の容器20の内部に供給されるようになるため、上記した第2実施形態と同様の効果を奏することが可能になる。また、第2実施形態と比較して、設備が簡便になるという利点もある。
なお本実施形態の場合、閉鎖性水域の水底付近の溶存酸素を継続的に計測するDOセンサを配設し、このDOセンサの出力に応じて、気体供給管23の経路中に設けられた流量調整弁10の開閉度合いが調整されるようになっていることが好ましい。酸素ボンベ内の圧縮酸素の浪費を防止できるからである。
次に、本発明の第4実施形態について図面を参照しながら説明する。図8は第4実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図、図9は図8のC−C断面図である。なお、図中で図1〜図7と同じ名称で同じ機能を果たす部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。後述する第5〜第7実施形態においても同様とする。
本第4実施形態の特徴は、上記の第1〜第3実施形態における気泡発生器2の構造を変形した点にある。つまり本実施形態では、導出管26の気泡発生部21内には、導出管26の軸線に直交するメッシュ板30が配設されている。
このような構成の気泡発生器2によれば、気泡発生部21に流入した気液混合流体は、メッシュ板30によりその旋回が抑制されるので、この抑制に伴って生じるせん断力によって、その内部に含まれた気体塊が分散される。その結果、本実施形態の気泡発生部21においても、大量の微細な気泡が発生して、微細な気泡が混入した水が生成される。
なお、気泡発生部21におけるメッシュ板30については、導出管26の長手方向に所定の間隔を置いて多段配置することも可能であり、これは気泡の発生効率を向上させる観点から有効である。また、そのメッシュ形態は、図9に示すような格子状に限らず、ハニカム状であっても勿論構わない。要するに、気液混合流体の旋回を抑制する機能を有するものであれば、種々のメッシュ形態を採用することができる。更に、メッシュ板30に代えて、図10に示すような多孔板31を配設しても同様の効果が得られる。
次に、本発明の第5実施形態について図11を参照しながら説明する。図11は第5実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。本第5実施形態の特徴は、上記の第4実施形態と同様、第1〜第3実施形態における気泡発生器2の構造を変形した点にある。つまり本実施形態では、導出管26の気泡発生部21が拡径されていて、この拡径された導出管26の周壁には、第1の配管4から分岐した第1の分岐配管35が連結されている。この第1の分岐配管35には、送水ポンプ1で汲み上げられた水の一部が流入するようになっており、この流入した水が、導出管26における気泡発生部21内にこの円周方向に沿って噴出され、容器20内における旋回流とは逆向きの旋回流を形成するようになっている。
このような構成の気泡発生器2によれば、容器20で形成された気液混合流体は、気泡発生部21に流入した際、第1の分岐配管35からの逆向きの旋回流によりその旋回が抑制されるので、この抑制に伴って生じるせん断力によって、その内部に含まれた気体塊が分散される。その結果、本実施形態の気泡発生部21においても、大量の微細な気泡が発生して、微細な気泡が混入した水が生成される。なお、導出管26における気泡発生部21の径や容積は、容器20の径や容積等を勘案して適宜設定される。
次に、本発明の第6実施形態について図12を参照しながら説明する。図12は第6実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。本第6実施形態の特徴は、上記の第1〜第5実施形態における気泡発生器2の構造を変形して、気泡の発生効率をより高めるよう図った点にある。つまり本実施形態では、容器20の導出口25、すなわち容器20と導出管26の境界に、オリフィス37が設けられている。
このような構成の気泡発生器2によれば、オリフィス37が導出口25の開口面積を縮小するため、容器20で形成された気液混合流体は、導出管26に流入する際にその旋回速度がより加速され、強力なせん断力を受ける。しかも、オリフィス37を通過した気液混合流体の旋回流はコーン状に拡がりながら進行するので、そのコーン状のエリアの気液混合流体とその周辺のエリアの気液混合流体との境界に生じたせん断力によって、旋回流に含まれた気体塊が分散されることになる。こうして、オリフィス37は、気泡の発生効率をより高める役割を果たす。
次に、本発明の第7実施形態について図13を参照しながら説明する。図13は第7実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。本第7実施形態の特徴は、上記の第1〜第6実施形態における気泡発生器2の構造を変形して、気液混合流体の旋回流をより効率的に形成するよう図った点にある。つまり本実施形態では、容器20における前端壁20aが円錐状に突出していて、その先端に導出口25が形成されて導出管26が連結されている。このような構成の気泡発生器2によれば、容器20内の気液混合流体への抵抗が低減されるため、より効率的に気液混合流体の旋回流を形成することが可能になる。
なお、上記の各実施形態における気泡発生部21については、組付けやメンテナンスの容易性に配慮して、導出管26に対し適当な結合手段(フランジ、ボルト等)を用いて着脱自在に取付け可能にすると良い。更に、図13に示すオリフィス37を併用する場合は、気泡発生部21とこれらに対応するオリフィス37とをそれぞれユニット化して、そのユニットを導出管26に対し適当な結合手段で着脱自在に取付け可能にすると良い。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、気泡発生器2に関しては、上記したような気液混合流体の旋回流が形成されるいわゆるサイクロン方式が好適であるが、閉鎖性水域から汲み上げられた滞留水を駆動水として導入するとともに、少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、この気体の微細な気泡が混入された水を生成し得る限り、遠心分離方式やノズル方式を採用しても構わない。
また、噴流ポンプ3に関しては、気泡発生器2からの気泡混入の水を駆動水として導入するとともに、周囲から滞留水を吸入して、これらの水を高い圧力で一体に噴射し得る限り、上記の第1実施形態で説明した構成に限定されるわけではない。
図15は、第8実施形態の水質浄化装置の縦断面図である。本実施形態では、上記図5で示した内筒40の代わりに気泡発生器2を配置して、噴流ポンプ3と一体化する構成としている。この場合、噴流ポンプ3の外筒41内に、気泡発生器2の導出管26が収容されている。これにより、気泡発生器2からの気泡混入の水を、上記第2の配管5を介さず、直接噴流ポンプ3に供給することができるので、噴流ポンプ3からの更に効率の良い噴射を行うことが可能となり、結果として閉鎖性水域の水質改善がより効率良く行われる。なお図15において、気泡発生器2は、上記図13で示したような、容器20における前端壁20aが円錐状に突出している構成のものを例示しているが、これに限定されるものでは勿論ない。
本実施形態の水質浄化装置では、送水ポンプ1の駆動により圧送された気泡発生器2からの気泡混入の水(駆動水)が、直ちに導出管26前端の開口から外筒41の中間部41bに向けて噴出される。これにより、吸入口42から周囲の滞留水が外筒41の後端部41cの内部に吸入される。そして、これらの噴出された水(気泡発生器2からの気泡混入の水)と吸入された水(周囲の滞留水)は、そのまま中間部41bに導入されて一体となり、前端部41aを経て噴射口43から噴射される。
図16は、第9実施形態の水質浄化装置の縦断面図である。本実施形態では、上記第8実施形態の構成に加えて、第1の配管4から分岐する分岐管4aを設け、これを気泡発生器2の容器20における後端壁20bに接続している。第1の配管4と分岐管4aの分岐部にはバルブ12が設けられており、これにより、送水ポンプ1からの駆動水を、第1の配管4又は分岐管4aより容器20に供給するよう切り替える構成としている。
水質浄化装置においては、必ずしも微細気泡を発生させずとも、閉鎖性水域に滞留した水を循環させるだけで水質改善の効果が得られる場合もあるため、気泡発生器2において空気を導入しないこともある。この場合は、容器20内で駆動水を旋回させても無駄な圧力損失が生じるだけであるので、本実施形態では、第1の配管4から容器20の周壁より駆動水を導入せず、分岐管4aから容器20の後端壁20bより駆動水を導入して、直接に噴流ポンプ3側へ向けて駆動水を供給する構成としている。またこのとき、空気圧縮機9からの空気の供給は停止する。
図17は、第10実施形態の水質浄化装置の縦断面図である。本実施形態では、上記第8実施形態の構成に加えて、気泡発生器に散気板を設けた構成としている。具体的には、容器20を略円筒状とし、その内側に同じく略円筒状の内筒20cを、断面視同心円状に配置した構成となっており、内筒20cはその周壁に多数の微小な孔が開けられていて、ここから気泡を噴き出す散気板としての働きを有する。
また、容器20の周壁で後端壁20b側に寄った位置に、第1の配管4の一端が接続されている。この第1の配管4の接続部は、第1の配管4を通じて圧送された水(駆動水)を容器20の円周方向に沿ってその内部に噴出できるように開口している。また、容器20の後端壁20bで内筒20cの中心軸位置には、気体供給管23の一端が接続されている。その他の部分の構成は、第8実施形態と同様である。
以上のような構成により、容器20,内筒20c間には駆動水が軸周りに高速で旋回する一方、内筒20c周壁の孔からは気泡が噴き出される。そして、この気泡が駆動水の高速旋回流による気泡せん断で微細気泡となる。このような微細気泡を含んだ駆動水は、旋回しつつ矢印aで示すように導出管26へと流れる。さらに、導出管26の気泡発生部21内に配置された板状部材27で気泡を細分化し、より小さい気泡を作ることによって、いわゆる気泡溶解速度を高めることができる。
ここで、気泡溶解速度は以下の式で表される。
dCL/dT=KLa(CS−CL
但し、
S :飽和溶存酸素濃度(mg/l)
L :溶存酸素濃度(mg/l)
La:総括酸素移動容量係数(1/min)
T :時間(min)
である。
また、総括酸素移動容量係数KLaを求める実験公式としては、以下に示すエッケンフェルダー(Eckenfelder)の式が知られている。
La=C1S (1-m)(1-n)/V
但し、
1,GS,1−m,1−n:定数
S :単位時間当たりの空気量(m3/min)
H :散気板設置水深(m)
V :エアレーション領域(水容量)(m3)
である。
その他、本実施形態の構成において、第1の配管4を通じて気泡発生器2の容器20に圧送される駆動水を、予め圧力容器等により酸素過飽和水としておくと良い。これにより、大量の酸素を効率良く閉鎖性水域に注入することが可能となる。
図18は、第11実施形態の水質浄化装置の縦断面図である。本実施形態では、気泡発生器の能力アップのため、複数の容器を並設した構成としている。サイクロン方式を採用した気泡発生器の場合、その構造上、単に大型化しても能力アップは望めず、限界がある。そこで、サイクロンの部分を複数とすることにより、気泡生成の能力をアップさせている。
具体的には、同図に示すように、サイクロン部である複数の容器20を、その円錐状に突出する前端壁20a同士が互いに接するように並設している。そして、それぞれの導出口25が一本の導出管26に集中して接続されている。なお、この導出管26及び噴流ポンプ3の外筒41は、本構成で扱う駆動水の流量に応じて、それぞれの径を大きくすることができる。
なお同図では、上記図16で示した第9実施形態における気泡発生器2の容器20を並設させた構成を描いてあるが、これに限定されるものでは勿論なく、例えば上記図15で示した第8実施形態における気泡発生器2の容器20を並設させた構成としても良いし、上記図17で示した第10実施形態における気泡発生器2の容器20を並設させた構成としても良い。
本発明は、閉鎖性水域における滞留水の水質改善に有用である。
本発明の第1実施形態の水質浄化装置の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 第1実施形態の水質浄化装置における噴流ポンプの縦断面図である。 第1実施形態の水質浄化装置における気泡発生部の変形例を示す図であって、図2のB−B断面に相当する図である。 第1実施形態の水質浄化装置における気泡発生部の他の変形例を示す図であって、板状部材の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。 図8のC−C断面図である。 第4実施形態の水質浄化装置における気泡発生部の変形例を示す図であって、図8のC−C断面に相当する図である。 本発明の第5実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。 本発明の第6実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。 本発明の第7実施形態の水質浄化装置における気泡発生器を示す概略図である。 従来の水質浄化装置の全体構成を示す概略図である。 第8実施形態の水質浄化装置の縦断面図。 第9実施形態の水質浄化装置の縦断面図。 第10実施形態の水質浄化装置の縦断面図。 第11実施形態の水質浄化装置の縦断面図。
符号の説明
1 送水ポンプ
2 気泡発生器
3 噴流ポンプ
4 第1の配管
5 第2の配管
9 空気圧縮機
20 容器
21 気泡発生部
22 気体導入孔
23 気体供給管
24 駆動水導入口
25 導出口
26 導出管
27 板状部材
30 メッシュ板
31 多孔板
35 第1の分岐配管
37 オリフィス
40 内筒
41 外筒
42 吸入口
43 噴射口
44 開口

Claims (9)

  1. 閉鎖性水域に滞留した水を浄化する水質浄化装置において、
    閉鎖性水域から滞留水を汲み上げて送り出す送水ポンプと、閉鎖性水域の水から脱して設置されていて、前記送水ポンプから送り出された水が駆動水として導入され、この水に少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、微細な気泡が混入した水を生成しながら送り出す気泡発生器と、閉鎖性水域の水底近傍に設置されていて、前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が駆動水として導入され、周囲の滞留水を吸入しながら気泡混入の水と共に噴射する噴流ポンプと、を備えたことを特徴とする水質浄化装置。
  2. 前記噴流ポンプは、ノズル状の前端部を有する内筒と、この内筒と同軸状であって、前記内筒の前端部を収容し周壁に吸入口が形成された後端部、スロート状の中間部、及び先端に噴射口が形成された前端部を有する外筒と、より成り、
    前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が前記内筒を経てこの前端から前記外筒の中間部に向けて導入されるとともに、周囲の滞留水が前記外筒の後端部の吸入口から吸入されてこの中間部に向けて導入され、これらの導入された水が一体となって前記外筒の前端部の噴射口から噴射されることを特徴とする請求項1に記載の水質浄化装置。
  3. 外部から空気を取り入れて圧縮する空気圧縮機が閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記空気圧縮機からの空気を前記気体として受け入れることを特徴とする請求項1又は2に記載の水質浄化装置。
  4. 外部から空気を取り入れて圧縮する空気圧縮機、及びこの圧縮機からの圧縮空気に含まれる酸素を抽出する酸素抽出機が共に閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記酸素抽出機からの酸素を前記気体として受け入れることを特徴とする請求項1又は2に記載の水質浄化装置。
  5. 圧縮酸素を格納した酸素ボンベが閉鎖性水域の水から脱して設置されており、前記気泡発生器は前記酸素ボンベからの酸素を前記気体として受け入れることを特徴とする請求項1又は2に記載の水質浄化装置。
  6. 閉鎖性水域に滞留した水を浄化する水質浄化装置において、
    閉鎖性水域から滞留水を汲み上げて送り出す送水ポンプと、
    該送水ポンプから送り出された水が駆動水として導入され、この水に少なくとも酸素を含む気体を受け入れて、微細な気泡が混入した水を生成しながら送り出す気泡発生器と、 前記気泡発生器から送り出された気泡混入の水が駆動水として導入され、周囲の滞留水を吸入しながら気泡混入の水と共に噴射する噴流ポンプとを備え、
    前記気泡発生器と前記噴流ポンプとを一体化し、前記気泡発生器からの水を直接前記噴流ポンプに供給するようにしたことを特徴とする水質浄化装置。
  7. 前記気泡発生器は、駆動水を旋回させつつ導入する場合と、駆動水を旋回させずに導入し、直接に前記噴流ポンプ側へ向けて供給する場合とを、切り替え可能であるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の水質浄化装置。
  8. 前記気泡発生器は、散気板からの気泡を駆動水の高速旋回流による気泡せん断で微細気泡とするようにしてなることを特徴とする請求項6に記載の水質浄化装置。
  9. 前記気泡発生器は、サイクロン部である複数の容器を並設してなることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の水質浄化装置。
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