JP2005261711A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報による図柄変動開始時よりも前に行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 1回の変動サイクルよりなりリーチ演出が出現する特定単変動パターン1〜4と、複数回の変動サイクルよりなると共に最終回の変動サイクルのみにおいて大当たり態様となり且つ各変動サイクル毎にリーチ演出が出現する複変動パターン6〜8とを含む複数の変動パターンを設け、変動パターン選択手段は、所定条件成立時にその後の連続する複数回の図柄変動にわたって特定単変動パターン1〜4を選択すると共に、大当たりとなる図柄変動の開始時で且つ所定条件成立時に複変動パターン6〜8を選択し、保留関連情報表示手段は、保留個数の増減に応じて表示個数を増減すると共に、複変動パターンによる図柄変動中は更に変動サイクル毎に1ずつ減少させるように構成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機では、図柄始動手段が遊技球を検出したときに、乱数発生手段から変動記憶情報、例えば大当たり判定用乱数値を取得すると共に図柄表示手段の1又は複数個の遊技図柄を所定時間変動させ、例えばその大当たり判定用乱数値が所定の大当たり判定値と一致した場合には、変動後の遊技図柄を「7・7・7」等の大当たり態様で停止させた後、アタッカー等の開閉式の大入賞手段を開放する等、遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしたものが知られている。
また、図柄始動手段が遊技球を検出する毎に、その検出時に取得された変動記憶情報を例えば所定の上限個数(例えば4個)を限度として記憶しておき、図柄表示手段が図柄変動可能な状態となる毎に、記憶されている変動記憶情報に基づいて順次図柄変動を行うようになっている。なお、その変動記憶個数は、変動記憶個数表示手段により、例えばその変動記憶個数分のランプを点灯させる等により遊技者に報知されるようになっている。
また、例えば大当たり態様に対応する大当たり判定用乱数値が記憶されたか否かに関する特定演出を、その大当たり判定用乱数値に対応する図柄変動まで複数回の図柄変動にわたって連続的に行わせる、いわゆる連続予告演出機能を備えた弾球遊技機が既に一般的となっている(例えば、特許文献1参照)。
このような連続予告演出機能を実現するためには、将来の図柄変動の結果を事前に正確に認識する必要がある。従って、連続予告演出機能を備えた従来の弾球遊技機では、記憶された大当たり判定用乱数値が大当たり判定値と一致するか否かの判定を、その大当たり判定用乱数値を用いる図柄変動の開始時点だけでなく、それよりも前の例えば大当たり判定用乱数値が記憶される時点でも行うようになっている。
そして、大当たり判定用乱数値の記憶時点での判定においてその大当たり判定用乱数値が大当たり判定値と一致するとの判定結果が得られた場合には、所定の確率で、その大当たり判定用乱数値に対応する図柄変動までの複数回の図柄変動にわたって例えばリーチ変動を連続的に行わせる連続予告演出を行い、また大当たり判定値と一致する大当たり判定用乱数値が記憶されていない場合にも、所定の確率でいわゆるガセの連続予告演出を行わせるようになっている。
特開2002−85731号公報
従来の連続予告演出機能を備えた弾球遊技機では、上述したように、記憶された大当たり判定用乱数値が大当たり判定値と一致するか否かの判定を、その大当たり判定用乱数値を用いる図柄変動の開始時点と、それよりも前の例えば大当たり判定用乱数値が記憶される時点との2回行う必要があるため、制御が冗長且つ複雑となる欠点があった。
また、このように大当たり判定用乱数値の判定を図柄変動の開始時点よりも前の段階で行うようにすると、将来の図柄変動の結果を事前に知ることになることから、このような制御は禁止される方向にある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、図柄始動手段が遊技球を検出したときに取得され記憶された変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報を用いた図柄変動の開始時よりも前の段階で行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、図柄始動手段26と、該図柄始動手段26が遊技球を検出することに基づいて取得される変動記憶情報を図柄変動に供されるまで記憶する情報記憶手段67と、前記変動記憶情報に基づいて遊技図柄を所定の変動パターンに従って変動表示すると共に、その変動記憶情報が所定の大当たり変動記憶情報である場合には大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で前記遊技図柄を停止させる図柄表示手段35と、前記図柄表示手段35の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて利益状態を発生させる利益状態発生手段57と、前記図柄表示手段35による各図柄変動で用いる前記変動パターンを選択する変動パターン選択手段55と、前記変動記憶情報の記憶個数である保留個数に関連する表示を行う保留関連情報表示手段33とを備えた弾球遊技機において、前記変動パターンは、前記遊技図柄の変動開始から変動停止までの1回の変動サイクルにより構成される単変動パターンと、複数回の変動サイクルにより構成される複変動パターンとを含み、更に前記単変動パターンは、その変動中に特定演出が出現する特定単変動パターンと、それ以外の通常単変動パターンとを含み、前記複変動パターンは、前記複数回の変動サイクルのうち、最終回の変動サイクルのみにおいて変動後の停止図柄が前記大当たり態様となり且つ前記各変動サイクル毎に前記特定演出が出現するように構成され、前記変動パターン選択手段55は、所定の外れ連続予告開始条件が成立することに基づいてその後の連続する複数回の図柄変動にわたって前記特定単変動パターンを選択すると共に、前記大当たり変動記憶情報に対応する図柄変動であって所定の大当たり連続予告開始条件が成立することに基づいて前記複変動パターンを選択するように構成され、前記保留関連情報表示手段33は、前記保留個数の増減に対応してその表示個数を増減すると共に、前記複変動パターンによる図柄変動中は更に前記変動サイクル毎に1ずつ減少させるように構成されているものである。
本発明の弾球遊技機によれば、複変動パターンによる図柄変動中は、実際には大当たり態様となる1回の図柄変動であるにも拘わらず、遊技者には特定演出を伴う図柄変動が複数回連続した後で大当たり態様となったように見せかけることができ、図柄始動手段が遊技球を検出したときに取得され記憶された変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報を用いた図柄変動の開始時よりも前の段階で行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図15は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。4はガラス扉、5は前面板で、これらは前枠3の窓孔6に対応して上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
7は発射用の遊技球を貯留する上皿で、前面板5の前側に装着され、上皿カバー8により覆われている。上皿カバー8には、スピーカー等の音声出力手段9からのサウンドを前側に出力する例えばスリット状の音声出力部8aが形成されている。
また、10は余剰球等を貯留する下皿で、前面板5の下側で前枠3の前側に配置され、下皿カバー11により覆われている。下皿10の一側、例えば向かって右側には、発射手段12の発射ハンドル13が、前枠3の前側に突出状に設けられている。
21は遊技盤で、前枠3の窓孔6に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤21には、図2に示すように、発射手段12により発射された遊技球を案内するガイドレール22が環状に装着されると共に、そのガイドレール22の内側の遊技領域23に、可変表示手段24、普通図柄始動手段25、特別図柄始動手段(図柄始動手段)26、大入賞手段27、普通入賞手段28等の各種遊技部品が配置されている。
可変表示手段24は、遊技盤21に前面側から装着された表示ケース29と、この表示ケース29の略中央に配置された液晶表示手段30等を備えている。表示ケース29には、普通図柄表示手段31、普通保留情報表示手段32、特別保留情報表示手段(保留関連情報表示手段)33、ランプ手段34等が設けられている。液晶表示手段30は、特別図柄表示手段(図柄表示手段)35を構成している。
普通図柄表示手段31は、1個又は複数個、例えば1個の普通図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段25が遊技球を検出することを条件にその普通図柄が所定時間変動して、普通図柄始動手段25による遊技球検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致した場合には所定の当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。なお、普通図柄始動手段25は遊技球が入賞可能な入賞手段により構成してもよい。
また、普通図柄表示手段31の変動表示中、又は後述する第1利益状態中に普通図柄始動手段25が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定用乱数値が所定の上限個数(例えば4個)を限度として記憶されると共に、普通保留情報表示手段32がその当たり判定用乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示するようになっている。なお、普通保留情報表示手段32は、例えば普通保留個数の上限個数と同数(例えば4個)のランプを備え、普通保留個数分のランプを点灯させることによりその普通保留個数を報知するように構成されている。
普通図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能であり、この実施形態では「0」〜「9」までの数字図柄が用いられている。
特別図柄始動手段26は、例えば開閉可能な左右一対の開閉爪26aを備えた可変作動式の電動式チューリップ等により構成され、普通図柄表示手段31の変動後の停止図柄が当たり態様となることに基づいて第1利益状態が発生したときに開閉爪26aが所定時間開放するようになっている。
特別図柄表示手段35は、液晶表示手段30上に1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別図柄(遊技図柄)を、キャラクター等の各種演出画像と共に変動表示可能に構成され、特別図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件にそれら特別図柄を所定時間変動表示して、例えば左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
特別図柄は、キャラクター画像等の演出画像の動作と共に上下方向又は左右方向にスクロールする等、所定の変動パターンに従って変動して、特別図柄始動手段26による遊技球検出時に取得された大当たり判定用乱数値(変動記憶情報の一例)が予め定められた大当たり判定値と一致した場合(大当たり変動記憶情報である場合)には例えば3つの特別図柄が全て同一となる大当たり態様で、それ以外の場合には例えば特別図柄の少なくとも1つが異なる外れ態様で停止する。
また、特別図柄表示手段35の変動表示中、又は後述する第2利益状態中に特別図柄始動手段26が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された大当たり判定用乱数値等の変動記憶情報が所定の上限個数(例えば4個)を限度として記憶されると共に、特別保留情報表示手段33がその変動記憶情報の記憶個数(以下、特別保留個数という)に関連する特別保留演出個数(詳細は後述する)を表示するようになっている。なお、特別保留情報表示手段33は、例えば特別保留個数の上限個数と同数(例えば4個)のランプを備え、特別保留演出個数分のランプを点灯させることによりその特別保留演出個数を報知するように構成されている。
特別図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能であり、この実施形態では、「0」〜「9」までの数字図柄が用いられている。また、大当たり態様には特別大当たり態様とそれ以外の通常大当たり態様とがあり、本実施形態では、「7・7・7」等の奇数図柄による大当たり態様を特別大当たり態様、「6・6・6」等の偶数図柄による大当たり態様を通常大当たり態様としている。
また、本実施形態では、特別図柄の変動パターンとして、図6(a)〜(h)に示す8種類が設けられているものとする。図6(a)〜(e)に示す変動パターン1〜5は、特別図柄の変動開始から変動停止までの1回の変動サイクルにより構成される単変動パターンで、図6に示すように、変動開始から各変動パターン毎に設定された変動時間だけ変動して停止するように構成されている。
これら5種類の単変動パターン1〜5のうち、単変動パターン1〜4は、その変動中にリーチ演出(特定演出の一例)が出現する特定単変動パターンで、夫々変動中にリーチ演出A′,B′,A″,B″が出現するように構成されている。なお、例えばリーチ演出A′,A″は、リーチ演出の種類は同じAであって、夫々変動後に大当たり態様、外れ態様で停止することを示しており、リーチ演出B′,B″についても同様である。
残りの単変動パターン5は、その変動中にリーチ演出が出現しない通常単変動パターンで、リーチ状態を経由することなく外れ態様で停止するように構成されている。
また、図6(f)〜(h)に示す変動パターン6〜8は、複数回の変動サイクルにより構成される複変動パターンとなっており、夫々4,3,2回の変動サイクルを備えている。複変動パターン6〜8は、複数回の変動サイクルのうち、最終回の変動サイクルのみにおいて変動後の停止図柄が大当たり態様となり且つ各変動サイクル毎にリーチ演出が出現するように構成されている。
本実施形態では、各複変動パターン6〜8は、最終回の変動サイクルは、大当たり態様となるリーチ演出B′が出現する変動パターン2と略同様(変動時間27秒)に構成されており、それ以前の各変動サイクルは、外れ態様となるリーチ演出A″が出現する変動パターン3と略同様(変動時間20秒)に構成されている。このように、複変動パターン6〜8は、特別単変動パターンが直列的に複数個接続されて1つの変動パターンを形成している。
大入賞手段27は、例えば下部側の横軸心廻りに開閉する開閉板27aを備えた可変作動式であって、特別図柄表示手段35の特別図柄が変動後に大当たり態様で停止することに基づいて第2利益状態が発生したときに、開閉板27aが前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
なお、大入賞手段27は、その開放から所定時間(例えば30秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立により開閉板27aを閉じると共に、その開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返すようになっている。
図3は制御系のブロック図である。図3において、41は主制御基板、42は演出制御基板で、これら各制御基板41,42は、遊技盤21に装着された可変表示手段24、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤21を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板41は、主に遊技盤21側の遊技動作に関わる制御を行うもので、CPU、ROM、RAM等により構成される普通抽選手段51、第1利益状態発生手段52、特別抽選手段53、連続予告演出判定手段54、変動パターン選択手段55、停止図柄選択手段56、第2利益状態発生手段(利益状態発生手段)57、特別遊技状態発生手段58、保留個数指示手段59、制御コマンド送信手段60等を備えている。
普通抽選手段51は、普通図柄表示手段31の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否かを抽選するためのもので、普通乱数発生手段61、普通乱数取得手段62、普通乱数記憶手段63、普通判定手段64等を備えている。
普通乱数発生手段61は、変動後の普通図柄が当たり態様となる確率が例えば1/10のときに0〜9までの10個の当たり判定用乱数値を発生する等、その確率に応じた所定数の当たり判定用乱数値を繰り返し発生するようになっている。
普通乱数取得手段62は、普通図柄始動手段25が遊技球を検出することを条件に普通乱数発生手段61から当たり判定用乱数値を1個取得し、その取得した当たり判定用乱数値を普通乱数記憶手段63に所定個数(例えば4個)を限度として記憶するようになっている。
普通判定手段64は、普通図柄の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否か、即ち第1利益状態を発生させるか否かを判定するもので、普通図柄表示手段31が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段63に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されている場合に、普通乱数記憶手段63に記憶されている当たり判定用乱数値のうち最も早く記憶された1個を取り出し、その当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かを判定する当たり判定処理を行い、その当たり判定処理で当たりと判定した場合に当たりの判定結果を出力する。なお、普通乱数記憶手段63に記憶されている当たり判定用乱数値は、普通判定手段64の判定処理に供されることによって普通乱数記憶手段63から消去される。
第1利益状態発生手段52は、普通判定手段64の判定結果が当たり判定のときに、普通図柄表示手段31の変動後の普通図柄が当たり態様となることに基づいて特別図柄始動手段26の開閉爪26aを所定時間開放させる第1利益状態を発生させるものである。
特別抽選手段53は、特別図柄表示手段35の変動後の停止図柄を大当たり態様とするか否かを抽選するためのもので、特別乱数発生手段65、特別乱数取得手段66、特別乱数記憶手段(情報記憶手段)67、特別判定手段68等を備えている。
特別乱数発生手段65は、変動後の特別図柄を大当たり態様とするか否かの判定に用いる大当たり判定用乱数、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合の停止図柄の選択に用いる大当たり図柄用乱数、変動後の特別図柄が外れ態様となる場合の停止図柄の選択に用いる外れ図柄用乱数、特別図柄の変動パターンの選択に用いる変動パターン選択用乱数、大当たり連続予告演出を行うか否かの判定に用いる大当たり連続予告用乱数、外れ連続予告演出を行うか否かの判定に用いる外れ連続予告演出用乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生するようになっている。
特別乱数取得手段66は、特別図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に、特別乱数発生手段65から大当たり判定用乱数値及び大当たり図柄用乱数値の2種類の乱数値を変動記憶情報として夫々1個取得し、それら変動記憶情報を特別乱数記憶手段67に夫々所定個数(例えば各4個)を限度として記憶させるようになっている。
特別判定手段68は、特別図柄の変動後の停止図柄を大当たり態様とするか否か、即ち第2利益状態を発生させるか否かを判定するもので、特別図柄表示手段35が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段67に1組以上の変動記憶情報が記憶されている場合(変動記憶個数が1個以上の場合)に、特別図柄表示手段35の変動開始に際して特別乱数記憶手段67に記憶されている大当たり判定用乱数値のうち最も早く記憶された1個を読み出し、その大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値(例えば17)と一致する場合(大当たり変動記憶情報である場合)に大当たりの判定結果を出力する。なお、特別乱数記憶手段67に記憶されている大当たり判定用乱数値は、特別判定手段68の判定処理に供されることによって特別乱数記憶手段67から消去される。
連続予告演出判定手段54は、連続予告演出を行うか否かの判定を行うもので、特別判定手段68による大当たり判定が行われる毎に、例えば図4に示す連続予告演出判定処理を実行するように構成されている。
ここで、連続予告演出とは、保留記憶された特定の変動記憶情報に対応する特別図柄変動までの連続する複数回の特別図柄変動(又は1回の特別図柄変動における複数回の変動サイクル)にわたって特定演出(ここではリーチ演出)を出現させることにより、その特定の変動記憶情報に係る特別図柄変動において大当たり態様となる可能性を予告するものであって、本実施形態では、外れ連続予告演出と大当たり連続予告演出との2種類が設けられている。
外れ連続予告演出は、連続する複数回の特別図柄変動においてリーチ演出が出現した後に大当たり態様又は外れ態様となる連続予告演出であり、外れ連続予告演出を行う旨の判定結果が得られた場合に、その後の所定回数の特別図柄変動において特定単変動パターン1〜4の何れかを選択させることにより行われる。但し、その連続予告演出の最終の特別図柄変動に係る変動記憶情報の内容は予め判定されないため、最終の特別図柄変動では高い確率で外れ態様となる。また、その外れ連続予告演出中に大当たり態様が出現する可能性もある。
また、大当たり連続予告演出は、連続する複数回の疑似特別図柄変動(複変動パターン6〜8における各変動サイクル)においてリーチ演出が出現した後に大当たり態様となる連続予告演出であり、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定となって大当たり連続予告演出を行う旨の判定結果が得られた場合に、複変動パターン6〜8の何れかを選択させることにより行われる。この大当たり連続予告演出は、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定となった場合に、その大当たりとなる特別図柄変動において複数回の図柄変動を擬似的に行わせるため、最後に必ず大当たり態様となる。
連続予告演出判定手段54による連続予告演出判定処理(図4)は例えば次のように行われる。即ち、特別判定手段68による大当たり判定が行われた後、まず外れ連続予告フラグの値が0であるか否かが判定される(S1)。
ここで、外れ連続予告フラグには、外れ連続予告演出中には1が、それ以外は0がセットされるようになっている。なお、外れ連続予告フラグの値が0でなければ(S1:No)、即ち外れ連続予告演出中であれば、連続予告演出判定処理はここで終了する。
外れ連続予告フラグの値が0であれば(S1:Yes)、続いて、当該図柄変動(その大当たり判定に係る図柄変動)を含めた特別保留個数の値、即ちその時点(大当たり判定後)の特別保留個数+1の値が連続予告変動回数にセットされ(S2)、この連続予告変動回数が2以上であるか否かが判定される(S3)。連続予告変動回数が2未満であれば、連続予告演出判定処理はここで終了する。
連続予告変動回数が2以上であれば(S3:Yes)、特別判定手段68による大当たり判定結果に応じて、夫々連続予告演出を行うか否かの判定が行われる。即ち、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定であった場合には(S4:Yes)、例えば特別乱数発生手段65から大当たり連続予告用乱数値が1個取得されると共にその大当たり連続予告用乱数値が予め定められた大当たり連続予告判定値と一致するか否かが判定され(S5a)、大当たり連続予告用乱数値が大当たり連続予告判定値と一致した場合(S5a:Yes)には、大当たり連続予告フラグに1がセットされると共に連続予告カウンタに連続予告変動回数の値がセットされる(S6a,S7)。
なお、S5aにおいて大当たり連続予告用乱数値が大当たり連続予告判定値と一致した場合のように、乱数抽選により大当たり連続予告演出を行う旨の抽選結果が得られることが、所定の大当たり連続予告開始条件の一例である。
一方、大当たり判定でなかった場合には(S4:No)、例えば特別乱数発生手段65から外れ連続予告用乱数値が1個取得されると共にその外れ連続予告用乱数値が予め定められた外れ連続予告判定値と一致するか否かが判定され(S5b)、外れ連続予告用乱数値が外れ連続予告判定値と一致した場合(S5b:Yes)には、外れ連続予告フラグに1がセットされると共に連続予告カウンタに連続予告変動回数の値がセットされる(S6b,S7)。
なお、S5bにおいて外れ連続予告用乱数値が外れ連続予告判定値と一致した場合のように、乱数抽選により外れ連続予告演出を行う旨の抽選結果が得られることが、所定の外れ連続予告開始条件の一例である。
変動パターン選択手段55は、特別図柄の変動開始に際して複数の変動パターン1〜8の中から1つを択一的に選択するためのもので、特別判定手段68の大当たり判定処理、連続予告演出判定手段54による連続予告演出判定処理に引き続いて、図5に示す変動パターン選択処理を実行するように構成されている。
ここで、本実施形態では、図7に示すように、8種類の変動パターン1〜8の選択に用いる複数種類、例えば6種類の変動パターン選択テーブル1〜6が予め設定されている。これら変動パターン選択テーブル1〜6では、各変動パターン1〜8と、特別乱数発生手段65より取得される変動パターン選択用乱数値との対応関係が規定されている。なお、変動パターン選択用乱数値は、0〜99の範囲で繰り返し発生されるものとする。
変動パターン選択テーブル1〜4は、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合に用いられるもので、大当たり態様に対応する変動パターン1,2,6,7,8のみが選択されるように設定されており、選択テーブル1では単変動パターン1,2の何れかが、選択テーブル2では4回の変動サイクルを備えた複変動パターン6のみが、選択テーブル3では3回の変動サイクルを備えた複変動パターン7のみが、選択テーブル4では2回の変動サイクルを備えた複変動パターン8のみが、夫々選択されるようになっている。
また、変動パターン選択テーブル5,6は、変動後の特別図柄が外れ態様となる場合に用いられるもので、外れ態様に対応する変動パターン3〜4のみが選択されるように設定されており、選択テーブル5では外れ態様に対応する全ての単変動パターン3〜4のうちの何れかが、選択テーブル6では外れ態様に対応する特定単変動パターン3,4の何れかが、夫々選択されるようになっている。
変動パターン選択手段55による変動パターン選択処理(図5)は、例えば次のような手順で行われる。即ち、まず特別判定手段68による判定結果が大当たり判定であったか否かが判定され(S11)、大当たり判定であれば(S11:Yes)、大当たり連続予告フラグの値が1であるか否か、即ち連続予告演出判定手段54で大当たり連続予告を行う旨の判定が行われたか否かが判定される(S12)。
そして、大当たり連続予告フラグの値が1でない場合には(S12:No)、特別乱数発生手段65から取得した変動パターン選択用乱数値と変動パターン選択テーブル1とに基づいて変動パターンが選択される(S13)。この場合には、大当たり態様に対応する単変動パターン1,2の何れかが選択され、変動パターン選択処理は終了する。
また、大当たり連続予告フラグの値が1である場合には(S12:Yes)、連続予告カウンタの値に応じて変動パターン選択テーブル2〜4が選択され(S14)、その選択された変動パターン選択テーブルと変動パターン選択用乱数値とに基づいて変動パターンが選択される。即ち、連続予告カウンタの値が4であれば、変動パターン選択テーブル2に基づいて4回の変動サイクルを備えた複変動パターン6が選択され(S15a)、連続予告カウンタの値が3であれば、変動パターン選択テーブル3に基づいて3回の変動サイクルを備えた複変動パターン7が選択され(S15b)、連続予告カウンタの値が2であれば、変動パターン選択テーブル4に基づいて2回の変動サイクルを備えた複変動パターン8が選択される(S15c)。
そして、それらS14,S15又はS16の処理の後、大当たり連続予告フラグに0がセットされて(S16)変動パターン選択処理は終了する。
一方、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定でなかった場合には(S11:No)、外れ連続予告フラグの値が1であるか否か、即ち外れ連続予告演出中であるか否かが判定される(S18)。
そして、外れ連続予告フラグの値が1でなければ(S18:No)、即ち外れ連続予告演出中でなければ、特別乱数発生手段65から取得した変動パターン選択用乱数値と変動パターン選択テーブル5とに基づいて変動パターンが選択される(S19)。この場合には、外れ態様に対応する全ての単変動パターン3〜5のうちの何れかが選択される。
また、外れ連続予告フラグの値が1であれば(S18:Yes)、即ち外れ連続予告演出中であれば、特別乱数発生手段65から取得した変動パターン選択用乱数値と変動パターン選択テーブル6とに基づいて変動パターンが選択される(S20)。この場合には、外れ態様に対応する特定単変動パターン3,4の何れかが選択される。
その後、連続予告カウンタの値が1減算され(S21)、その減算後の連続予告カウンタの値が0であれば(S22:Yes)、外れ連続予告フラグに0がセットされ(S23)、外れ連続予告演出は終了する。
停止図柄選択手段56は、特別図柄の変動後の停止図柄を選択するためのもので、特別判定手段68の判定結果が大当たり判定のときには、その判定に係る大当たり判定用乱数値と共に記憶された大当たり図柄用乱数値を特別乱数記憶手段67から読み出し、この大当たり図柄用乱数値に基づいて停止図柄(大当たり態様)を選択し、特別判定手段68の判定結果が外れ判定のときには、特別乱数発生手段65から例えば3種類の外れ図柄用乱数値を取得して、これら外れ図柄用乱数値と変動パターン選択手段55で選択された外れ変動パターンの種類(リーチ変動か否か)とに基づいて停止図柄(外れ態様)を選択するようになっている。
第2利益状態発生手段57は、特別判定手段68の判定結果が大当たり判定となり、特別図柄表示手段35の特別図柄が変動後に大当たり態様で停止することに基づいて、遊技者に有利な第2利益状態を発生させるためのものである。
この第2利益状態発生手段57は、特別図柄表示手段35の特別図柄が大当たり態様で停止した後に大入賞手段27の開閉板27aを開放させ、例えばその開閉板27aの開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間(例えば30秒)の経過までに大入賞手段27に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板27aを閉鎖させると共に、その大入賞手段27の開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返し行わせるように構成されている。
特別遊技状態発生手段58は、第2利益状態の終了後(又は発生後)に、遊技者に有利となる特別遊技状態を発生させるためのもので、停止図柄選択手段56で大当たり態様のうちの特別大当たり態様が選択され、変動後の特別図柄が特別大当たり態様となることを条件に、第2利益状態の終了後(又は発生後)に、特別図柄が大当たり態様となる確率を通常確率状態(例えば1/300等の低確率)から高確率状態(例えば1/50程度)へと変化させると共に、第1利益状態発生手段52による特別図柄始動手段26の開閉爪26aの開放時間を通常開放時間よりも長い延長開放時間に変化させるようになっている。
なお、特別遊技状態発生手段58は、高確率状態のときに、例えば特別判定手段68の大当たり判定値の数を増やして、大当たり態様の発生確率を高くするように構成すればよい。
特別遊技状態発生手段58は、特別図柄が大当たり態様のうちの通常大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、特別図柄が予め定められた所定回数変動するか、或いは特別図柄始動手段26に予め定められた所定個数の遊技球が入賞した場合等にその作動を停止し、大当たり態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて特別遊技状態を終了させる。もちろん、特別遊技状態の終了条件はこれに限られるものではない。
保留個数指示手段59は、演出制御基板42側に普通保留個数、特別保留個数に関する情報を指示するもので、普通保留個数、特別保留個数が変化(増加又は減少)することに基づいて、その変化後の普通保留個数、特別保留個数に対応する普通保留個数指定コマンド、特別保留個数指定コマンドを制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に送信するようになっている。
制御コマンド送信手段60は、所定の制御コマンドを演出制御基板42等のサブ基板側に送信して制御指令を与えるためのもので、普通図柄表示手段31が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段63に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されている場合に、普通判定手段64の判定結果に基づいて普通図柄の変動制御コマンドを演出制御基板42側に送信する機能、特別図柄表示手段35が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段67に1組以上の変動記憶情報が記憶されている場合に、変動パターン選択手段55で選択された変動パターン、停止図柄選択手段56で選択された停止図柄等に基づいて、変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、変動停止コマンド等の特別図柄の変動制御コマンドを演出制御基板42側に送信する機能、保留個数指示手段59の制御に基づいて、普通保留個数指定コマンド、特別保留個数指定コマンドを演出制御基板42側に送信する機能等を備えている。
演出制御基板42は、普通図柄表示手段31、特別図柄表示手段35、普通保留情報表示手段32、特別保留情報表示手段33等の表示手段、ランプ手段34、音声出力手段9、その他の演出手段の制御を行うためのもので、普通図柄制御手段71、特別図柄制御手段72、普通保留情報表示制御手段73、特別保留情報表示制御手段(保留関連情報表示制御手段)74、疑似確定時間記憶手段74a、ランプ制御手段75、音声制御手段76等を備えている。
普通図柄制御手段71は、普通図柄表示手段31の表示制御を行うもので、主制御基板41側からの普通図柄の変動制御コマンドに基づいて普通図柄表示手段31の普通図柄を所定時間変動させて、普通判定手段64の判定結果が当たり判定のときに「7」等の当たり態様で、それ以外のときに外れ態様で普通図柄を停止させるようになっている。
特別図柄制御手段72は、特別図柄表示手段35の表示制御を行うもので、主制御基板41側からの特別図柄の変動制御コマンドに基づいて、例えば変動パターンコマンドで指定された変動パターンに従って特別図柄表示手段35による特別図柄の変動を開始させ、所定時間変動後に主制御基板41側から変動停止コマンドを受信したときに、停止図柄コマンドで指定された停止図柄となるようにその変動を停止させるようになっている。
普通保留情報表示制御手段73は、普通保留情報表示手段32の表示制御を行うもので、主制御基板41側から送信される普通保留個数指定コマンドに基づいて、普通保留情報表示手段32のランプを普通保留個数分だけ点灯させるようになっている。
特別保留情報表示制御手段74は、特別保留情報表示手段33の表示制御を行うもので、図9に示す特別保留情報表示制御処理を、例えば所定時間毎(ここでは4msec毎)に発生する定期割り込み時に実行することにより、特別保留情報表示手段33に特別保留個数に関連する特別保留演出個数を表示させるように構成されている。
特別保留情報表示制御処理(図9)においては、まず主制御基板41側から特別保留個数指定コマンドを受信したか否か、即ち特別保留個数が変動(増加又は減少)したか否かが判定され(S31)、特別保留個数指定コマンドを受信した場合には(S31:Yes)、図10に示す特別保留個数増減時処理(S32)が実行される。
特別保留個数増減時処理(図10)においては、受信した特別保留個数指定コマンドから特別保留個数Npが取得される(S41)と共に、特別保留演出個数として(Np−Nd)個のランプが点灯される(S42)。以下、この(Np−Nd)を疑似特別保留個数という。
ここで、疑似特別保留消化個数Ndには初期値として0がセットされており、この疑似特別保留消化個数Ndに新たに所定の値がセットされるまでは、特別保留情報表示手段33に表示される疑似特別保留個数(Np−Nd)の値は特別保留個数Npと等しくなる。
S31,S32の処理の後、続いて複変動パターン6〜8の何れかに対応する変動パターンコマンドを受信したか否かが判定され(S33)、受信したと判定された場合には、図11に示す疑似特別保留個数表示開始処理(S34)が実行される。
疑似特別保留個数表示開始処理(図11)においては、まず受信した変動パターンコマンドに対応する疑似確定時間設定テーブルの先頭アドレスがテーブルアドレスにセットされる(S51)。例えば、複変動パターン6に対応する変動パターンコマンドを受信した場合には、その複変動パターン6に対応する疑似確定時間設定テーブル6の先頭アドレスがテーブルアドレスにセットされる。
本実施形態では、複変動パターン6〜8に対応する疑似確定時間設定テーブル6〜8が疑似確定時間記憶手段74aに予め記憶されており、これら疑似確定時間設定テーブル6〜8には、夫々設定数(疑似確定時間の設定個数)と、その設定数分の疑似確定時間とが設定されている。
ここで、疑似確定時間とは、各複変動パターン6〜8において、変動開始から各変動サイクル(最終の変動サイクルを除く)における変動停止(疑似確定という)までの変動時間である。例えば疑似確定時間設定テーブル6に設定されている3つの疑似確定時間1〜3は、夫々第1、第2,第3変動サイクルの各変動終了までの変動時間20秒、40秒、60秒に対応する値となっている。なお、疑似確定時間設定テーブル6〜8では、設定数には1バイト、疑似確定時間には夫々2バイトの領域が割り当てられている。
疑似確定時間設定テーブルの先頭アドレスがテーブルアドレスにセットされると(S51)、そのテーブルアドレスの示す領域から設定数LNがロードされ(S52)、テーブルアドレスに01Hが加算され(S53)、変数nに設定数LNがセットされる(S54)。
そして、テーブルアドレスの示す領域から疑似確定時間Tn をロードする処理が、n回、即ち設定数分だけ繰り返される(S55〜S58)。そして、疑似特別保留個数表示フラグに01Hがセットされ(S59)、動作タイマによる計数(初期値0からカウントアップ)が開始される(S60)。
S33,S34の処理の後、続いて設定数LNが0であるか否かが判定される(S35)。ここで、設定数LNには、複変動パターン6〜8に対応する変動パターンコマンドを受信したときに、その複変動パターンの疑似確定時間の設定個数(0以外の値)がセットされ(S52)、その後、疑似確定時間が経過する毎に後述するS64において1ずつ減算されるようになっているため、設定数LNが0でなければ、大当たり連続予告演出中であると判定できる。
S35において設定数LNが0でなければ、図12に示す大当たり連続予告演出中処理(S36)が実行される。大当たり連続予告演出中処理(図12)においては、まず動作タイマのカウント値がTLNであるか否かが判定される(S61)。
S61において動作タイマのカウント値がTLNであれば、疑似特別保留消化個数Ndに1が加算され(S62)、特別保留演出個数として疑似特別保留個数(Np−Nd)個のランプが点灯される(S63)。この処理により、大当たり連続予告演出中、即ち複変動パターン6〜8の何れかによる特別図柄変動中は、各変動サイクル(最終の変動サイクルを除く)が終了する毎に特別保留情報表示手段33の表示個数が1ずつ減少するため、遊技者には、変動サイクルが終了する毎にあたかも実際に1回の特別図柄変動が終了して特別保留個数が減少したように認識される。
そして、設定数LNから1が減算され(S64)、大当たり連続予告演出中処理は終了する。
S35,S36の処理の後、続いて疑似特別保留個数表示フラグが01Hであるか否かが判定され(S37)、疑似特別保留個数表示フラグが01Hであれば、図13に示す疑似特別保留個数表示終了処理(S38)が実行される。
疑似特別保留個数表示終了処理(図13)においては、設定数LNが0であり(S71:Yes)、第2利益状態が終了した場合(S72:Yes)に、疑似特別保留消化個数Ndが0クリアされ(S73)、疑似特別保留個数表示フラグに00Hがセットされる(S74)。
この疑似特別保留個数表示終了処理により、大当たり連続予告演出の終了後、更に第2利益状態が終了した時点で、特別保留情報表示手段33に表示される疑似特別保留個数(Np−Nd)が、特別保留個数Npと等しい値に戻される。
以上で特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図9)は終了する。
ランプ制御手段75は、ランプ手段34の発光制御を行うもので、特別図柄の変動表示と同期してその変動パターンに対応する発光パターンでランプ手段34を発光させる他、第1,第2利益状態や特別遊技状態の発生等の遊技状態に応じて所定の発光パターンでランプ手段34を発光させるようになっている。
音声制御手段76は、音声出力手段9の制御を行うもので、特別図柄の変動表示と同期して音声出力手段9からその変動パターンに対応する所定の効果音等を出力させる他、第1,第2利益状態や特別遊技状態の発生等の遊技状態に応じて所定の効果音等を音声出力手段9から出力させるようになっている。
次に上記パチンコ機における動作について説明する。ゲームに際して発射手段12により遊技球が発射されると、その遊技球はガイドレール22を経て遊技領域23に入った後、その遊技領域23内を落下する間に普通入賞手段28等に入賞するか、普通図柄始動手段25を通過しながら下方へと落下する。遊技球が普通図柄始動手段25を通過すると、普通乱数取得手段62が普通乱数発生手段61の当たり判定用乱数値を取得して、その当たり判定用乱数値を所定の上限個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段63に順次記憶させる。
なお、普通乱数記憶手段63に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されている場合には、保留個数指示手段59の制御により制御コマンド送信手段60から送信される普通保留個数指定コマンドに基づいて、演出制御基板42側の普通保留情報表示制御手段73の制御により普通保留情報表示手段32がその記憶されている当たり判定用乱数値の数(普通保留個数)を例えばランプの発光個数により表示する。
普通図柄表示手段31が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段63に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されている場合には、普通判定手段64が、普通乱数記憶手段63に記憶されている当たり判定用乱数値のうち最も早く記憶された1個を取り出し、その当たり判定用乱数値が当たり判定値と一致すれば当たりの判定結果を出力すると共に、その判定結果に基づいて制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に普通図柄の変動制御コマンドを送信する。
普通判定手段64の判定結果が当たり判定のときには、演出制御基板42側の普通図柄制御手段71の制御により、普通図柄表示手段31の普通図柄が所定時間変動した後に「7」等の当たり態様で停止する。そして、第1利益状態発生手段52の制御により、特別図柄始動手段26の開閉爪26aが所定時間開放し、この特別図柄始動手段26に遊技球が入賞し易くなる。なお、普通判定手段64の判定結果が当たり判定以外であれば、変動後の普通図柄が「7」等以外の外れ態様で停止する。
例えば特別図柄始動手段26の開閉爪26aが開放して遊技球が入賞し、この特別図柄始動手段26が遊技球を検出すると、その時点の特別保留個数が所定の上限個数(例えば4個)未満であれば、特別乱数取得手段66が、特別乱数発生手段65から大当たり判定用乱数値及び大当たり図柄用乱数値(変動記憶情報)を夫々1個取得し、それら各乱数値を特別乱数記憶手段67に格納すると共に、特別保留個数の値に1を加算する。
特別乱数記憶手段67に変動記憶情報が新たに記憶されて特別保留個数が増加すると、保留個数指示手段59の制御により制御コマンド送信手段60から増加後の特別保留個数に対応する特別保留個数指定コマンドが演出制御基板42側に送信される。
演出制御基板42側の特別保留情報表示制御手段74は、主制御基板41側から特別保留個数指定コマンドを受信すると(図9のS31:Yes)、特別保留個数増減時処理(S32、図10)においてその特別保留個数指定コマンドから特別保留個数Npを取得し(S41)、特別保留演出個数として(Np−Nd)個のランプを点灯させる(S42)。このとき、疑似特別保留消化個数Ndには初期値である0がセットされているため、特別保留情報表示手段33に表示される特別保留演出個数は特別保留個数と等しくなる。
特別図柄の変動が終了して特別図柄表示手段35が変動表示可能な状態となり且つ第2乱数記憶手段67に1個以上の大当たり判定用乱数値が記憶されている場合(特別保留個数が1個以上の場合)には、特別判定手段68が、特別乱数記憶手段67から最も早く記憶された大当たり判定用乱数値を取り出し、その大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値(例えば17)と一致すれば大当たりの判定結果を、一致しなければ外れの判定結果を出力する。
ここで、特別判定手段68による判定結果が外れ判定であれば、その後に連続予告演出判定手段54により実行される連続予告演出判定処理(図4)において、外れ連続予告フラグが0(外れ連続予告演出中以外)であり(S1:Yes)、連続予告変動回数が2以上であり(S3:Yes)、特別乱数発生手段65から取得された外れ連続予告用乱数値が予め定められた外れ連続予告判定値と一致した場合(S5b:Yes)に、外れ連続予告フラグに1がセットされると共に連続予告カウンタに連続予告変動回数の値がセットされ(S6b,S7)、外れ連続予告演出が開始される。
外れ連続予告演出が開始されると、その後の連続予告変動回数分の特別図柄変動に際しては、変動パターン選択手段55による変動パターン選択処理(図5)において、変動パターン選択テーブル6に基づいて変動パターンが選択される(S20)ため、特定単変動パターン3,4の何れかが選択される。
なお、変動パターン選択手段55により変動パターンが選択されると、停止図柄選択手段56によりその変動パターンに対応する停止図柄が選択された後、制御コマンド送信手段60により演出制御基板42側に変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、変動停止コマンド等の特別図柄の変動制御コマンドが送信され、それらのコマンドに基づいて演出制御基板42側の特別図柄制御手段72の制御により特別図柄の変動表示が行われる。
また、この外れ連続予告演出中は、特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図9)において、疑似特別保留個数表示開始処理(S34)、大当たり連続予告演出中処理(S36)等が実行されることがないため、疑似特別保留消化個数Ndの値は初期値0のままであり、特別保留情報表示手段33に表示される特別保留演出個数は特別保留個数Npと等しくなり、特別図柄変動が終了する毎にその表示個数は1個ずつ減少する。
これにより、特別保留個数4個で外れ連続予告演出が開始された場合(その後に外れ連続予告演出が終了するまで特別保留個数は増加しないものとする)には、例えば図14に示すように、その4個の特別保留個数に対応する4回の特別図柄変動が全て特定単変動パターン3又は4による変動を経て外れ態様となる。また、この外れ連続予告演出中は、特別図柄変動が開始される毎に特別保留情報表示手段33による表示個数は1個ずつ減少する。
なお、この外れ連続予告演出中であっても、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定となる可能性もある。この場合には、変動パターン選択手段55による変動パターン選択処理(図5)において、特別乱数発生手段65から取得した変動パターン選択用乱数値と変動パターン選択テーブル1とに基づいて変動パターンが選択され(S13)、大当たり態様に対応する単変動パターン1,2の何れかが選択されるため、外れ連続予告演出中であっても変動後の特別図柄は大当たり態様となる。
一方、特別判定手段68による判定結果が大当たり判定であれば、その後に連続予告演出判定手段54により実行される連続予告演出判定処理(図4)において、外れ連続予告フラグが0(外れ連続予告演出中以外)であり(S1:Yes)、連続予告変動回数が2以上であり(S3:Yes)、特別乱数発生手段65から取得された大当たり連続予告用乱数値が予め定められた大当たり連続予告判定値と一致した場合(S5a:Yes)に、大当たり連続予告フラグに1がセットされると共に連続予告カウンタに連続予告変動回数の値がセットされ(S6a,S7)、大当たり連続予告演出が開始される。
大当たり連続予告演出が開始されると、続く変動パターン選択手段55による変動パターン選択処理(図5)において、連続予告カウンタの値に応じて変動パターン選択テーブル2〜4が選択され(S14)、その選択された変動パターン選択テーブルと変動パターン選択用乱数値とに基づいて変動パターンが選択される(S15a〜S15c)。
例えば、連続予告カウンタの値が4であれば、変動パターン選択テーブル2に基づいて4回の変動サイクルを備えた複変動パターン6が選択される(S15a)。そして、図15に示すように、複変動パターン6に従って1回の特別図柄変動中にリーチ演出を伴う変動サイクルが4回繰り返された後、大当たり態様で停止し、大当たり連続予告演出は終了する。
また、この大当たり連続予告演出が開始されると、特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図9)において、特別図柄の変動開始時にまず特別保留個数増減時処理(S32、図10)が実行され、特別保留個数Npが1個減少するために特別保留情報表示手段33に表示されている特別保留演出個数が1個減少して3個になると共に、疑似特別保留個数表示開始処理(S34)が実行されて疑似特別保留個数表示が開始される。これによって、その大当たり連続予告演出に係る特別図柄変動中は、大当たり連続予告演出中処理(S36)により、各変動サイクル(最終の変動サイクルを除く)が終了する毎に疑似特別保留消化個数Ndが1ずつ増加し、これによって特別保留情報表示手段33に表示されている特別保留演出個数(Np−Nd)の値が1ずつ減少する(図15参照)。従って、実際には大当たり態様となる1回の特定図柄変動であるにも拘わらず、遊技者にはリーチ演出を伴う特別図柄変動が複数回連続した後で大当たり態様となったように認識される。
例えば大当たり連続予告演出による特別図柄変動において大当たり態様になると、その後に第2利益状態発生手段57が作動して第2利益状態が発生し、大入賞手段27の開閉板27aが前側に開放する。大入賞手段27は、その開放から所定時間(例えば30秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立により開閉板27aを閉じると共に、その開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返す。このため、第2利益状態が発生すれば、大入賞手段27に多数の遊技球が入賞する可能性があり、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受けることができ、多大な利益を享受することができる。
第2利益状態が終了すると、その第2利益状態が大当たり連続予告演出後に発生したものである場合には、特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図9)の疑似特別保留個数表示終了処理(S38)において疑似特別保留消化個数Ndの値が0クリアされる。これにより、特別保留情報表示手段33の表示は疑似特別保留個数表示から特別保留個数の表示に戻される。
また、第2利益状態が終了すると、第2利益状態の発生に起因する特別図柄が大当たり態様のうちの特別大当たり態様(例えば「7・7・7」)であった場合には、特別遊技状態発生手段58が作動して、大当たり態様の発生確率を通常確率から高確率へと変化させ、また特別図柄始動手段26の開放時間を通常開放時間から延長開放時間へと変化させる。その後は、特別判定手段68が高確率状態で大当たり態様とするか否かを判定するため、変動後の特別図柄が大当たり態様となる可能性が非常に高くなり、また特別図柄始動手段26に遊技球が入賞しやすくなって特別図柄の変動回数が増加するため、遊技者は通常よりも有利な状態でゲームを行うことができる。
特別遊技状態発生後、特別図柄が大当たり態様のうちの通常大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、それまでに特別図柄が予め定められた所定回数変動すると、特別遊技状態発生手段58の作動が停止し、大当たり態様の発生確率が高確率から通常確率(低確率)へ、特別図柄始動手段26の開放時間が延長開放時間から通常開放時間へと復帰して特別遊技状態が終了する。
以上説明したように、本実施形態では、特別図柄の変動パターンが、特別図柄の変動開始から変動停止までの1回の変動サイクルにより構成される単変動パターン1〜5と、複数回の変動サイクルにより構成される複変動パターン6〜8とを含み、更に単変動パターン1〜5は、その変動中に特定演出としてのリーチ演出が出現する特定単変動パターン1〜4と、それ以外の通常単変動パターン5とを含み、複変動パターン6〜8は、複数回の変動サイクルのうち、最終回の変動サイクルのみにおいて変動後の停止図柄が大当たり態様となり且つ各変動サイクル毎にリーチ演出が出現するように構成され、変動パターン選択手段55は、乱数抽選により外れ連続予告演出を行う旨の抽選結果が得られる等の所定の外れ連続予告開始条件が成立することに基づいてその後の連続する複数回の特別図柄変動にわたって特定単変動パターン1〜4の何れかを選択すると共に、大当たり変動記憶情報に対応する特別図柄変動であって、乱数抽選により大当たり連続予告演出を行う旨の抽選結果が得られる等の所定の大当たり連続予告開始条件が成立することに基づいて複変動パターン6〜8の何れかを選択するように構成され、特別保留情報表示手段33は、特別保留個数の増減に対応してその表示個数を増減すると共に、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中は更に変動サイクル毎にその表示個数を1ずつ減少させるように構成されているため、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中は、実際には大当たり態様となる1回の特定図柄変動であるにも拘わらず、遊技者にはリーチ演出を伴う特別図柄変動が複数回連続した後で大当たり態様となったように見せかけることができる。
これにより、特別図柄始動手段26が遊技球を検出したときに取得され記憶された変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報を用いた特別図柄変動の開始時よりも前の段階で行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現することが可能である。
また、主制御基板41とは別の演出制御基板42側に、特別保留関連情報表示手段33の表示制御を行う特別保留関連情報表示制御手段74と、複変動パターン毎の疑似確定時間を予め記憶する疑似確定時間記憶手段74aとを設け、主制御基板41は、演出制御基板42側に特別保留個数を指定する保留個数指定コマンドを送信すると共に、特別図柄変動の開始に際してその特別図柄変動に用いる変動パターンを指定する変動パターンコマンドを送信するように構成され、特別保留関連情報表示制御手段74は、主制御基板41側から送信される特別保留個数指定コマンド及び変動パターンコマンドと、疑似確定時間記憶手段74aに記憶されている疑似確定時間とに基づいて特別保留関連情報表示手段33の表示制御を行うように構成されているため、主制御基板41側で複変動パターンにおける変動サイクルの消化状態を認識することなく、特別保留情報表示手段33による特別保留演出個数を変動サイクルの消化に応じて減少させる演出を行うことが可能である。
更に、特別保留関連情報表示制御手段74は、複変動パターン6〜8に対応する変動パターンコマンドを受信した場合には、その特別図柄変動開始時には特別保留個数指定コマンドより得られる特別保留個数を特別保留関連情報表示手段33に表示させると共に、その特別図柄変動開始から疑似確定時間が経過する毎に、特別保留関連情報表示手段33の表示個数を1ずつ減少させるように構成されているため、特別保留情報表示手段33による特別保留演出個数を減少させる処理を複変動パターンにおける変動サイクルの消化のタイミングと一致させることができる。
図16〜図20は本発明の第2の実施形態を例示し、主制御基板41側から演出制御基板42側に疑似特別保留個数を指定する疑似特別保留個数指定コマンドを送信し、特別保留関連情報表示制御手段74は、その疑似特別保留個数指定コマンドに基づいて特別保留関連情報表示手段33の表示制御を行うように構成した例を示している。
図16に示すように、主制御基板41には、疑似確定時間記憶手段74a、疑似特別保留個数指示手段81、外部出力端子82が設けられている。主制御基板41上のその他の構成については第1の実施形態と略同様である。
疑似確定時間記憶手段74aは、第1の実施形態において演出制御基板42側に設けられているものと略同様で、図8に示すような疑似確定時間設定テーブル6〜8が予め記憶されている。なお、本実施形態では、演出制御基板42側には疑似確定時間記憶手段74aは設けられていない。
疑似特別保留個数指示手段81は、演出制御基板42側に疑似特別保留個数(疑似保留個数)に関する情報を指示するもので、図17に示す疑似特別保留個数指示処理を、例えば所定時間毎(ここでは4msec毎)に発生する定期割り込み時に実行することにより、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中に、その変動開始から疑似確定時間が経過する毎に特別保留個数(保留個数)から1ずつ減算して疑似特別保留個数(疑似保留個数)を算出すると共に、その疑似特別保留個数を指定する疑似特別保留個数指定コマンド(疑似保留個数指定コマンド)を、制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に送信するように構成されている。
疑似特別保留個数指示手段81による疑似特別保留個数指示処理(図17)は例えば次のような手順で行われる。即ち、複変動パターン6〜8の何れかに対応する変動パターンコマンドが演出制御基板42側に送信されたか否かが判定され(S81)、送信されたと判定された場合には、図18に示す疑似特別保留個数指示開始処理(S82)が実行される。
この疑似特別保留個数指示開始処理(S82)は第1の実施形態における特別保留情報表示制御手段74による疑似特別保留個数表示開始処理(図11)と近似している。即ち、まず送信された変動パターンコマンドに対応する疑似確定時間設定テーブルの先頭アドレスがテーブルアドレスにセットされる(S91)。例えば、複変動パターン6に対応する変動パターンコマンドが送信された場合には、その複変動パターン6に対応する疑似確定時間設定テーブル6の先頭アドレスがテーブルアドレスにセットされる。
続いて、そのテーブルアドレスの示す領域から設定数LNがロードされ(S92)、テーブルアドレスに01Hが加算され(S93)、変数nに設定数LNがセットされる(S94)。
そして、テーブルアドレスの示す領域から疑似確定時間Tn をロードする処理が、n回、即ち設定数分だけ繰り返される(S95〜S98)。そして、動作タイマによる計数(初期値0からカウントアップ)が開始され(S99)、疑似特別保留消化個数Ndの値が0クリアされて(S100)、疑似特別保留個数指示開始処理(S82)は終了する。
S81,S82の処理の後、続いて設定数LNが0であるか否かが判定される(S83)。ここで、設定数LNには、複変動パターン6〜8に対応する変動パターンコマンドを受信したときに、その複変動パターンの疑似確定時間の設定個数(0以外の値)がセットされ(S92)、その後、疑似確定時間が経過する毎に後述するS104において1ずつ減算されるようになっているため、設定数LNが0でなければ、大当たり連続予告演出中であると判定できる。
S83において設定数LNが0でなければ、図19に示す大当たり連続予告演出中処理(S84)が実行される。大当たり連続予告演出中処理(S84)においては、まず動作タイマのカウント値がTLNであるか否かが判定される(S101)。
S101において動作タイマのカウント値がTLNであれば、疑似特別保留消化個数Ndに1が加算され(S102)、疑似特別保留個数(Np−Nd)に対応する疑似特別保留個数指定コマンドが、制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に送信される(S103)。
そして、設定数LNから1が減算され(S104)、大当たり連続予告演出中処理は終了し、更に疑似特別保留個数指示処理は終了する。
また、本実施形態の特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図20)は次のような手順で行われる。即ち、まず主制御基板41側から特別保留個数指定コマンドを受信したか否か、即ち特別保留個数が変動(増加又は減少)したか否かが判定され(S111)、特別保留個数指定コマンドを受信した場合には(S111:Yes)、続くS112,S113の処理が行われる。即ち、受信した特別保留個数指定コマンドから特別保留個数Npが取得される(S112)と共に、特別保留演出個数として特別保留個数Np個のランプが点灯される(S113)。
また、主制御基板41側から疑似特別保留個数指定コマンドを受信したか否かが判定され(S114)、疑似特別保留個数指定コマンドを受信した場合には(S114:Yes)、続くS115,S116の処理が行われる。即ち、受信した疑似特別保留個数指定コマンドから疑似特別保留個数(Np−Nd)が取得される(S115)と共に、特別保留演出個数として疑似特別保留個数(Np−Nd)個のランプが点灯される(S116)。
以上のような構成としても、第1の実施形態と同様、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中は、実際には大当たり態様となる1回の特定図柄変動であるにも拘わらず、遊技者にはリーチ演出を伴う特別図柄変動が複数回連続した後で大当たり態様となったように見せかけることができ、特別図柄始動手段26が遊技球を検出したときに取得され記憶された変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報を用いた特別図柄変動の開始時よりも前の段階で行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現することが可能である。
また、本実施形態では、主制御基板41に設けられた外部出力端子82を介して、複変動パターンによる特別図柄変動中における各変動サイクルに対応する疑似特別図柄変動信号が出力可能に構成されている。
この疑似特別図柄変動信号は、例えば特別図柄変動の終了時に所定時間(例えば100ms)出力されると共に、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中においては各変動サイクルの終了時にも所定時間出力されるようになっている。なお、この場合、最終の変動サイクルの終了はその特別図柄変動の終了と同じであるため、何れか一方に関する信号を出力するように構成すればよい。
外部出力端子82からは、疑似特別図柄変動信号とは別に、特別図柄の変動に関する特別図柄変動信号を出力するように構成することが望ましい。この特別図柄変動信号は、例えば特別図柄変動の終了時に所定時間(例えば100ms)出力するように構成すればよい。
図21は、特別図柄変動信号と疑似特別図柄変動信号の出力例を示したものである。なお、疑似特別図柄変動信号は、図22に示すように、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中における各変動サイクルの終了時にのみ所定時間出力するようにしてもよい。この場合、最終の変動サイクルの終了時の信号出力は省略してもよい。
図25〜図27は本発明の第3の実施形態を例示し、主制御基板41は、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中にその変動開始から疑似確定時間が経過する毎に疑似特別保留消化個数に1ずつ加算すると共に、演出制御基板42側に特別保留個数を指定する特別保留個数指定コマンドと疑似特別保留消化個数を指定する疑似保留消化個数指定コマンドとを送信し、特別保留関連情報表示制御手段74は、それら特別保留個数指定コマンドと疑似特別保留消化個数指定コマンドとに基づいて特別保留関連情報表示手段33の表示制御を行うように構成した例を示している。
本実施形態は第2の実施形態を一部変更したものであり、図23に示すように、主制御基板41側には疑似特別保留個数指示手段81に代えて疑似特別保留消化個数指示手段81′が設けられている。
疑似特別保留消化個数指示手段81′は、演出制御基板42側に疑似特別保留消化個数(疑似保留消化個数)に関する情報を指示するもので、図24に示す疑似特別保留個数消化指示処理を、例えば所定時間毎(ここでは4msec毎)に発生する定期割り込み時に実行することにより、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中に、その変動開始から疑似確定時間が経過する毎に疑似特別保留消化個数(疑似保留消化個数)に1ずつ加算すると共に、その疑似特別保留消化個数を指定する疑似特別保留消化個数指定コマンド(疑似保留消化個数指定コマンド)を、制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に送信するように構成されている。
疑似特別保留消化個数指示手段81′による疑似特別保留消化個数指示処理(図24)は例えば次のような手順で行われる。即ち、複変動パターン6〜8の何れかに対応する変動パターンコマンドが演出制御基板42側に送信されたか否かが判定され(S121)、送信されたと判定された場合には、図25に示す疑似特別保留消化個数指示開始処理(S122)が実行される。
この疑似特別保留消化個数指示開始処理(S122)は第2の実施形態における疑似特別保留個数指示開始処理(図18)のS91〜S100と同一であるため、ここでは説明を省略する。
S121,S122の処理の後、続いて設定数LNが0であるか否かが判定される(S123)。ここで、設定数LNには、複変動パターン6〜8に対応する変動パターンコマンドを受信したときに、その複変動パターンの疑似確定時間の設定個数(0以外の値)がセットされ(S132)、その後、疑似確定時間が経過する毎に後述するS144において1ずつ減算されるようになっているため、設定数LNが0でなければ、大当たり連続予告演出中であると判定できる。
S123において設定数LNが0でなければ、図26に示す大当たり連続予告演出中処理(S124)が実行される。大当たり連続予告演出中処理(S124)においては、まず動作タイマのカウント値がTLNであるか否かが判定される(S141)。
S141において動作タイマのカウント値がTLNであれば、疑似特別保留消化個数Ndに1が加算され(S142)、疑似特別保留消化個数Ndに対応する疑似特別保留消化個数指定コマンドが、制御コマンド送信手段60を介して演出制御基板42側に送信される(S143)。
そして、設定数LNから1が減算され(S144)、大当たり連続予告演出中処理は終了し、更に疑似特別保留消化個数指示処理は終了する。
また、本実施形態の特別保留情報表示制御手段74による特別保留情報表示制御処理(図27)は次のような手順で行われる。即ち、まず主制御基板41側から特別保留個数指定コマンドを受信したか否か、即ち特別保留個数が変動(増加又は減少)したか否かが判定され(S151)、特別保留個数指定コマンドを受信した場合には(S151:Yes)、続くS152,S153の処理が行われる。即ち、受信した特別保留個数指定コマンドから特別保留個数Npが取得され、記憶される(S152)と共に、特別保留演出個数として特別保留個数Np個のランプが点灯される(S153)。
また、主制御基板41側から疑似特別保留消化個数指定コマンドを受信したか否かが判定され(S154)、疑似特別保留消化個数指定コマンドを受信した場合には(S154:Yes)、続くS155,S156の処理が行われる。即ち、受信した疑似特別保留消化個数指定コマンドから疑似特別保留消化個数Ndが取得される(S155)と共に、その疑似特別保留消化個数Ndの値と、既に記憶されている特別保留個数Npの値とに基づいて疑似特別保留個数(Np−Nd)が演算され、その疑似特別保留個数(Np−Nd)個のランプが点灯される(S156)。
以上のような構成としても、第1、第2の実施形態と同様、複変動パターン6〜8による特別図柄変動中は、実際には大当たり態様となる1回の特定図柄変動であるにも拘わらず、遊技者にはリーチ演出を伴う特別図柄変動が複数回連続した後で大当たり態様となったように見せかけることができ、特別図柄始動手段26が遊技球を検出したときに取得され記憶された変動記憶情報の判定を、その変動記憶情報を用いた特別図柄変動の開始時よりも前の段階で行うことなく、従来の連続予告演出と同等の演出を実現することが可能である。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、特定演出はリーチ演出に限られるものではなく、所定の画像(キャラクター、背景等)を出現させる演出、所定種類の停止図柄で停止させる演出、通常と異なる図柄変動動作が発生する演出(通常とは異なる方向にスクロールするもの、所定の図柄がスベリ変動するもの等)、所定のタイミングで画面がフラッシュする演出のように可変表示手段24上の表示に係るものの他、所定のランプを所定のパターンで発光させる演出、所定の音声を出力する演出、所定の可動部材を動作させる演出等、どのようなものでもよい。
実施形態では、特別保留情報表示手段33には、特別変動保留情報として特別保留個数Npから疑似特別保留消化個数Ndを減算した(Np−Nd)の値を表示するように構成したが、これとは別に特別保留個数Npの値を表示するに特別保留個数表示手段を設けてもよい。この特別保留個数表示手段は、特別図柄表示手段35と同じ可変表示手段24上、その他の任意の位置に設ければよいが、特別保留情報表示手段33による表示よりも目立たないように例えば小さく表示させることが望ましい。
実施形態の場合には、外れ連続予告演出中に大当たり態様となる可能性があるが、この場合には大当たり態様となった時点で外れ連続予告を終了させるように構成してもよい。
第2、第3の実施形態と同様の外部出力端子82を第1の実施形態のパチンコ機に搭載してもよい。この場合、主制御基板41側で例えば図17に示す疑似特別保留個数指示処理と同様の処理であって疑似特別保留個数指定コマンドの送信処理(S103)に代えて疑似特別図柄変動信号の出力処理を行うように構成することが可能である。
制御系の基板構成は、実施形態に示したものに限られるものではなく、例えば演出制御基板42を2以上の制御基板、例えば図柄制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板等により構成してもよい。
特別遊技状態発生手段58で発生させる特別遊技状態としては、特別図柄が大当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とし、特別図柄始動手段26の開放時間を通常開放時間よりも長い延長開放時間に変化させるもの以外に、例えば特別図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、普通図柄が当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの、普通図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、大入賞手段27の開放のラウンド回数を増加(例えば通常5回を16回に増加)させるもの、大入賞手段27の1回の開放時間を増大(例えば通常10秒を30秒に増大)させるもの、大入賞手段27の規定入賞数を増加(例えば通常5個を10個に増加)させるもの、普通図柄始動手段25の上限変動記憶個数を増加(例えば通常4個を6個に増加)させるもの、特別図柄始動手段26の上限変動記憶個数を増加(例えば通常4個を6個に増加)させるもの、所定の役物に遊技球が入賞しやすくなる発射タイミング等を報知するもの等、種々の利益状態を用いることができる。また、それら複数種類の利益状態を同時或いは個別に発生させるようにしてもよい。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す連続予告演出判定処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す変動パターン選択処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す特別図柄の変動パターンの一例である。 本発明の第1の実施形態を示す変動パターン選択テーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態を示す疑似確定時間設定テーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態を示す特別保留情報表示制御処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す特別保留個数増現時処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す疑似特別保留個数表示開始処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す大当たり連続予告演出中処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す疑似特別保留個数表示終了処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示す外れ連続予告演出中における特別図柄変動、特別保留個数及び特別保留情報表示手段33による表示状態の一例である。 本発明の第1の実施形態を示す大当たり連続予告演出中における特別図柄変動、特別保留個数及び特別保留情報表示手段33による表示状態の一例である。 本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示す疑似特別保留個数指示処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す疑似特別保留個数指示開始処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す大当たり連続予告演出中処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す特別保留情報表示制御処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す特別図柄変動信号及び疑似特別図柄変動信号の出力状態の一例である。 本発明の第2の実施形態を示す特別図柄変動信号及び疑似特別図柄変動信号の出力状態の一例である。 本発明の第3の実施形態を示す制御系のブロック図である。 本発明の第3の実施形態を示す疑似特別保留消化個数指示処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す疑似特別保留消化個数指示開始処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す大当たり連続予告演出中処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す特別保留情報表示制御処理のフローチャートである。
符号の説明
26 特別図柄始動手段(図柄始動手段)
33 特別保留情報表示手段(保留関連情報表示手段)
35 特別図柄表示手段(図柄表示手段)
41 主制御基板
42 演出制御基板
55 変動パターン選択手段
57 第2利益状態発生手段(利益状態発生手段)
67 特別乱数記憶手段(情報記憶手段)
74 特別保留情報表示制御手段(保留関連情報表示制御手段)
74a 疑似確定時間記憶手段

Claims (5)

  1. 図柄始動手段(26)と、該図柄始動手段(26)が遊技球を検出することに基づいて取得される変動記憶情報を図柄変動に供されるまで記憶する情報記憶手段(67)と、前記変動記憶情報に基づいて遊技図柄を所定の変動パターンに従って変動表示すると共に、その変動記憶情報が所定の大当たり変動記憶情報である場合には大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で前記遊技図柄を停止させる図柄表示手段(35)と、前記図柄表示手段(35)の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて利益状態を発生させる利益状態発生手段(57)と、前記図柄表示手段(35)による各図柄変動で用いる前記変動パターンを選択する変動パターン選択手段(55)と、前記変動記憶情報の記憶個数である保留個数に関連する表示を行う保留関連情報表示手段(33)とを備えた弾球遊技機において、前記変動パターンは、前記遊技図柄の変動開始から変動停止までの1回の変動サイクルにより構成される単変動パターンと、複数回の変動サイクルにより構成される複変動パターンとを含み、更に前記単変動パターンは、その変動中に特定演出が出現する特定単変動パターンと、それ以外の通常単変動パターンとを含み、前記複変動パターンは、前記複数回の変動サイクルのうち、最終回の変動サイクルのみにおいて変動後の停止図柄が前記大当たり態様となり且つ前記各変動サイクル毎に前記特定演出が出現するように構成され、前記変動パターン選択手段(55)は、所定の外れ連続予告開始条件が成立することに基づいてその後の連続する複数回の図柄変動にわたって前記特定単変動パターンを選択すると共に、前記大当たり変動記憶情報に対応する図柄変動であって所定の大当たり連続予告開始条件が成立することに基づいて前記複変動パターンを選択するように構成され、前記保留関連情報表示手段(33)は、前記保留個数の増減に対応してその表示個数を増減すると共に、前記複変動パターンによる図柄変動中は更に前記変動サイクル毎に1ずつ減少させるように構成されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 主制御基板(41)とは別の演出制御基板(42)側に、前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行う保留関連情報表示制御手段(74)と、前記複変動パターン毎の変動開始から各変動サイクルにおける変動停止までの変動時間としての疑似確定時間を予め記憶する疑似確定時間記憶手段(74a)とを設け、前記主制御基板(41)は、前記演出制御基板(42)側に前記保留個数を指定する保留個数指定コマンドを送信すると共に、前記図柄変動の開始に際してその図柄変動に用いる変動パターンを指定する変動パターンコマンドを送信するように構成され、前記保留関連情報表示制御手段(74)は、前記主制御基板(41)側から送信される前記保留個数指定コマンド及び前記変動パターンコマンドと、前記疑似確定時間記憶手段(74a)に記憶されている前記疑似確定時間とに基づいて前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記保留関連情報表示制御手段(74)は、前記複変動パターンに対応する変動パターンコマンドを受信した場合には、その図柄変動開始時には前記保留個数指定コマンドより得られる保留個数を前記保留関連情報表示手段(33)に表示させると共に、その図柄変動開始から前記疑似確定時間が経過する毎に、前記保留関連情報表示手段(33)の表示個数を1ずつ減少させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 主制御基板(41)とは別の演出制御基板(42)側に、前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行う保留関連情報表示制御手段(74)を設け、前記主制御基板(41)側に、前記複変動パターン毎の変動開始から各変動サイクルにおける変動停止までの変動時間としての疑似確定時間を予め記憶する疑似確定時間記憶手段(74a)を設け、前記主制御基板(41)は、前記複変動パターンによる図柄変動中は、その変動開始から前記疑似確定時間が経過する毎に前記保留個数から1ずつ減算して疑似保留個数を算出すると共に、その疑似保留個数を指定する疑似保留個数指定コマンドを前記演出制御基板(42)側に送信するように構成され、前記保留関連情報表示制御手段(74)は、前記疑似保留個数指定コマンドに基づいて前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  5. 主制御基板(41)とは別の演出制御基板(42)側に、前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行う保留関連情報表示制御手段(74)を設け、前記主制御基板(41)側に、前記複変動パターン毎の変動開始から各変動サイクルにおける変動停止までの変動時間としての疑似確定時間を予め記憶する疑似確定時間記憶手段(74a)を設け、前記主制御基板(41)は、前記複変動パターンによる図柄変動中は、その変動開始から前記疑似確定時間が経過する毎に疑似保留消化個数に1ずつ加算すると共に、前記演出制御基板(42)側に前記保留個数を指定する保留個数指定コマンドと前記疑似保留消化個数を指定する疑似保留消化個数指定コマンドとを送信するように構成され、前記保留関連情報表示制御手段(74)は、前記保留個数指定コマンドと前記疑似保留消化個数指定コマンドとに基づいて前記保留関連情報表示手段(33)の表示制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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