JP2005261682A - いびき抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】就寝している人のいびきが発生した際には、速やかにいびきの抑制動作を行うことができると共に、構成を簡素化することができるいびき抑制装置を提供することを課題とする。
【解決手段】左右一対の空気袋が内装された枕部1と、夫々の空気袋に連通する一対の空気流路と、夫々の空気流路を介して夫々の空気袋内に給気を行う給気手段20と、夫々の空気袋内の気圧を検知する気圧センサ15と、就寝している人のいびきの発生を検知するいびきセンサ8と、いびきセンサ8が就寝している人のいびきの発生を検知した場合、気圧センサ15の出力に基づいて気圧が高い方の空気袋内に給気が行われるように給気手段20を駆動させる制御部2とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】左右一対の空気袋が内装された枕部1と、夫々の空気袋に連通する一対の空気流路と、夫々の空気流路を介して夫々の空気袋内に給気を行う給気手段20と、夫々の空気袋内の気圧を検知する気圧センサ15と、就寝している人のいびきの発生を検知するいびきセンサ8と、いびきセンサ8が就寝している人のいびきの発生を検知した場合、気圧センサ15の出力に基づいて気圧が高い方の空気袋内に給気が行われるように給気手段20を駆動させる制御部2とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、就寝している人の寝返りを誘発し、就寝している人のいびきの発生を抑制するいびき抑制装置に関する。
この種装置としては、仰臥する人の頭部に対して左右方向に複数の空気室を有し、仰臥する人の頭の左右に位置する空気室の膨張・収縮を所定時間毎に繰り返すことにより仰臥している人の頭を定期的に左向き、上向き、右向きに傾動させる波動通気枕が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、流体が充填される複数の室に分割されたマットレスの夫々の室に圧力センサ及び流体の供給・排出装置を設け、圧力センサからの信号に基づいてどの室の上に人が仰臥しているかを検知し、人が仰臥していると判断した室の形状を流体の供給・排出装置により変化させることにより仰臥している人の寝返りを誘発させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前者の波動通気枕は、仰臥している人の頭の向きに関係なく、仰臥している人の頭の左右に位置する空気室の膨張・収縮を所定時間毎に繰り返すため、例えば、左右両方の空気室を膨張させて、仰臥している人の顔が上に向いている状態でいびきが発生した場合には、左右何れかの空気室を収縮させて仰臥している人の顔を左右何れかの方向に傾動させて横臥姿勢にさせることにより寝返りを誘発させていびき音を低減させるまでには相当な時間を要してしまう。この結果、同室に就寝している他者の睡眠を妨げてしまう欠点がある。
また、後者のマットレスは、複数の室に分割されたマットレスの夫々の室に圧力センサを配置しているため、コストがアップすると共に、圧力センサの電気的な配線作業が複雑になり構成が複雑化する欠点がある。
特開平10−85108号公報
特開平11−342049号公報
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、就寝している人のいびきが発生した際には、速やかにいびきの抑制動作を行うことができると共に、構成を簡素化することができるいびき抑制装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための第1の手段は、左右一対の空気袋が内装された枕部と、夫々の空気袋に連通する一対の空気流路と、夫々の空気流路を介して夫々の空気袋内に給気を行う給気手段と、夫々の空気袋内の気圧を検知する気圧センサと、就寝している人のいびきの発生を検知するいびきセンサと、いびきセンサが就寝している人のいびきの発生を検知した場合、気圧センサの出力に基づいて気圧が高い方の空気袋内に給気が行われるように給気手段を駆動させる制御部とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第1の手段において、前記制御部は、前記いびき抑制装置起動直後に、左右一対の空気袋内に夫々所定量の空気の給気が行われるように給気手段を駆動させることが好ましい。
また、前記気圧センサは、夫々の空気袋内と選択的に連通可能に構成されていることが好ましい。
また、前記制御部は、気圧が高い方の空気袋内に追加給気を行った後、所定時間その状態を保持させることが好ましい。
また、前記所定時間経過後は、追加給気を行った空気袋内の空気を排気させることが好ましい。
また、前記制御部は、気圧が高い方の空気袋内に追加給気を行った後に所定時間その状態を保持させている間に、就寝している人のいびきが低減されていることをいびきセンサが検知した場合、追加給気を行った空気袋内の空気を排気させることが好ましい。
また、前記制御部は、追加給気を行った空気袋内の空気を排気した後、その空気袋内に給気を行い左右一対の空気袋内の空気の圧力を略同一にすることが好ましい。
また、前記制御部は、空気袋内の空気を大気に連通させることにより空気袋内外の気圧差により空気袋内の空気を排気する構成にした場合、排気した空気袋内に再び給気する空気量は前記所定量より少ない空気量とすることが好ましい。
本発明の請求項1の構成によれば、いびきセンサにより就寝者のいびき発生が検知されると、左側空気袋と右側空気袋内の気圧を気圧センサにより検知し、気圧の高い方の空気袋、即ち、就寝者の頭部が載っている側の空気袋を膨張させて就寝者に横臥姿勢への寝返りを促していびきを抑制させることができるため、就寝している人のいびきが発生した際には、速やかにいびきの抑制動作を行うことができ、同室に就寝している他者の睡眠を妨げてしまうことを防止することができる等の効果を奏する。
本発明の請求項2の構成によれば、本装置の使用開始後には、左側空気袋と右側空気袋内には夫々所定量の空気が供給されているため、就寝者のいびきが発生した際には就寝者の頭が載っている側の空気袋を速やかに検知することができる等の効果を奏する。
本発明の請求項3の構成によれば、1つの気圧センサを左右の空気袋に交互に連通させることにより、左側空気袋と右側空気袋内の夫々の気圧を検知することができ、気圧センサを共用して構成を簡素化することができる等の効果を奏する。
本発明の請求項4の構成によれば、就寝者の頭が載っていると判断された側の空気袋を膨張させた状態を所定時間保持させることにより、確実に就寝者に横臥姿勢への寝返りを促していびきを低減させることができる等の効果を奏する。
本発明の請求項5の構成によれば、所定時間経過した時には、空気を供給した空気袋内の空気を排気するため、就寝者の睡眠を妨げることを抑制することができる等の効果を奏する。
本発明の請求項6の構成によれば、所定時間経過するまでに就寝している人のいびきが低減されていることをいびきセンサが検知した場合、空気を供給した空気袋内の空気を排気するため、就寝者の睡眠を妨げることを抑制することができる等の効果を奏する。
本発明の請求項7の構成によれば、空気を供給した側の空気袋内の空気を排気した後、
その空気袋内に再び給気を行い左右一対の空気袋内の空気の圧力を略同一にするため、次回のいびき抑制動作を速やかに行うことができる等の効果を奏する。
その空気袋内に再び給気を行い左右一対の空気袋内の空気の圧力を略同一にするため、次回のいびき抑制動作を速やかに行うことができる等の効果を奏する。
本発明の請求項8の構成によれば、気圧が高い方の空気袋内の空気を大気に連通させることにより空気袋内外の気圧差により空気袋内の空気を大気中に排気させる構成にした場合には、その空気袋内に再び給気する空気量は初期の給気量より少ない空気量とすることにより、就寝者の頭が載っていない側の空気袋内の気圧が、頭が載っている側の空気袋内の気圧より高くなることによる就寝者の頭位置判定の誤検出を防止することができる等の効果を奏する。
本発明のいびき抑制装置を図1乃至図14に基づいて以下に詳述する。本発明のいびき抑制装置は、就寝する人が頭Hを載置させる枕部1と、就寝している人からいびきが発生した際に、就寝している人の寝返りを誘発させるように枕部1を制御する制御部2とから構成されている(図1参照)。
枕部1内には、左右一対の空気袋、即ち、左側空気袋3と右側空気袋4が配置されている。左側空気袋3と右側空気袋4は、伸縮性を有する下部スポンジ5と上部スポンジ6間に挟まれて枕カバー7により覆われている。左側空気袋3と右側空気袋4より就寝者側の枕カバー7には、就寝している人のいびきの発生を検知するいびきセンサ8が収納されるいびきセンサ収納部9が形成されている。また、枕カバー7には脱着する際に開閉させるファスナー10が設けられている(図2、図3参照)。
制御部2は、制御回路部11と制御回路部11の出力に基づいて駆動する駆動部12とから構成されている。制御回路部11は、演算処理等を行うマイコン13と、いびきセンサ8からの出力を受けていびき発生の有無を判断するいびき検知回路14と、気圧を検知する気圧センサ15からの出力を受けて左側空気袋3と右側空気袋4夫々の内圧を検出する圧力検知回路16と、後述する空気ポンプ20、給排気切換用三方空気制御弁21及び左右選択用三方空気制御弁22を駆動させる駆動回路17と、使用者が装置の設定操作等を行うために使用する操作部18と、装置の動作状況を表示する表示部19とから構成されている。
マイコン13は、いびき検知回路14、圧力検知回路16、駆動回路17、操作部18及び表示部19と夫々電気的に接続されている。また、いびき検知回路14は枕部1のいびきセンサ8に電気的に接続されている。
駆動部12は、左側空気袋3あるいは右側空気袋4内に空気を供給する空気供給手段としての空気ポンプ20と、一方が左側空気袋3あるいは右側空気袋4に連通すると共に、他方が空気ポンプ20あるいは大気に選択的に連通し、左側空気袋3あるいは右側空気袋4の何れかに対して空気ポンプ20により給気を行うか、あるいは、左側空気袋3あるいは右側空気袋4の何れかから大気中に排気を行うのかを切換動作する給排気切換用三方空気制御弁21と、一方が空気ポンプ20あるいは大気に連通すると共に、他方が左側空気袋3あるいは右側空気袋4の何れかに選択的に連通し、給気あるいは排気を、左側空気袋3あるいは右側空気袋4の何れかに対して行うのかを切換動作する左右選択用三方空気制御弁22とから構成されている。
空気ポンプ20と給排気切換用三方空気制御弁21との間、給排気切換用三方空気制御弁21と左右選択用三方空気制御弁22との間、左右選択用三方空気制御弁22と右側空気袋4との間及び左右選択用三方空気制御弁22と左側空気袋3との間は、夫々シリコンチューブ等からなる配管23によって接続されている。また、給排気切換用三方空気制御
弁21と左右選択用三方空気制御弁22との間の配管23には、気圧センサ15が接続されている。
弁21と左右選択用三方空気制御弁22との間の配管23には、気圧センサ15が接続されている。
圧力検知回路16は気圧センサ15に電気的に接続されている。駆動回路17は空気ポンプ20、給排気切換用三方空気制御弁21及び左右選択用三方空気制御弁22に夫々電気的に接続されている(図1参照)。
このように構成されたいびき抑制装置は、運転を開始した直後(図11参照)、枕部1内の左側空気袋3と右側空気袋4内に予備給気(S10)を行う(図4、図12参照)。予備給気(S10)の具体的な処理内容は、給排気切換用三方空気制御弁21を空気ポンプ20に接続し(S101)、次いで左右選択用三方空気制御弁22を左側空気袋3に連通させた後(S102)空気ポンプ20を作動させて左側空気袋3に給気を行う(S103)。所定の予備給気時間が経過(S104)すれば、空気ポンプ20を停止させる(S105)。
続いて、左右選択用三方空気制御弁22を右側空気袋4に連通(S106)させて空気ポンプ20を作動させて右側空気袋4に給気を行う(S107)。所定の予備給気時間が経過(S108)すれば空気ポンプ20を停止(S109)させて予備給気が終了する(図5参照)。
予備給気の時間は、使用する空気ポンプ20、左側空気袋3及び右側空気袋4の性能や仕様に応じて、空気袋上に就寝者の頭Hが載ることによって適度な内圧が発生するように、例えば、就寝者の頭Hが枕部1の略中央にある場合に、左側空気袋3及び右側空気袋4の内圧が0.5kPa程度発生するように予め設定しマイコン13に記憶させておけばよい。
また、就寝者の頭Hの位置や頭Hの重さ等により、左側空気袋3と右側空気袋4内の気圧が変動するため、空気ポンプ20から夫々の空気袋内に給気される空気量は変動する虞があるが、本実施の形態では、左側空気袋3及び右側空気袋4内の圧力より充分大きな吐出圧を有する空気ポンプ20を使用しているため、左側空気袋3及び右側空気袋4内の圧力が変動しても略一定の空気量を夫々の空気袋内に供給することができ、給気時間の制御のみで空気袋内への給気量を制御することができる。
予備給気(S10)が終了した後、使用者が操作部18を介して設定した運転タイマ時間を読み込み、運転タイマをスタートさせる(S20)。使用者が運転タイマ時間を設定していない場合は、予めマイコン13に記憶させている既定値を用いて同様な運転タイマをスタートさせる。
運転タイマがスタートした後は、所定の周期にて運転タイマの終了判定(S30)を行い運転タイマが終了するまでの間、いびきセンサ8によりいびき検知(S40)を繰り返す。いびきセンサ8がいびきの発生を検知すると、頭位置判定(S50)の動作に移行する(図4参照)。
頭位置判定(S50)では、まず、左右選択用三方空気制御弁22を左側空気袋3に連通する状態に切換えて(S501)、左側空気袋3と気圧センサ15が連通した状態にし、気圧センサ15により左側空気袋3内の気圧を検知(S502)してマイコン13内のメモリに記憶させる(S503)。次に、左右選択用三方空気制御弁22を右側空気袋4に連通する状態に切換えて(S504)、右側空気袋4と気圧センサ15が連通した状態にし、気圧センサ15により右側空気袋4内の気圧を検知(S505)してマイコン13内のメモリに記憶させる(S506)。そして、圧力検知回路16が記憶している左側空
気袋3と右側空気袋4内の気圧をマイコン13が比較(S507)することにより、枕部1上の就寝者の頭Hは、圧力値の高い方の空気袋側に寄っていると判断(S508)する(図6参照)。
気袋3と右側空気袋4内の気圧をマイコン13が比較(S507)することにより、枕部1上の就寝者の頭Hは、圧力値の高い方の空気袋側に寄っていると判断(S508)する(図6参照)。
頭位置判定(S50)において頭Hが載っていると判断された側の空気袋に左右選択用三方空気制御弁22を連通させた(S60)後、いびき抑制動作(S70)を行う。この時、例えば、頭Hが左側空気袋3上にあると判断された場合、左右選択用三方空気制御弁22を動作させて左側空気袋3に連通させる。次に、給排気切換用三方空気制御弁21を空気ポンプ20に連通する位置にした後(S701)、空気ポンプ20を作動(S702)させて左側空気袋3に給気を行う。左側空気袋3への給気が所定時間経過(S703)すれば空気ポンプ20を停止させる(S704)。次に、左側空気袋3の膨張状態を所定時間保持する(S705)。左側空気袋3の膨張状態を所定時間保持(S705)することにより、就寝者の頭Hを右側に向かせ右向きの横臥状態への寝返りを促して就寝者のいびき低減を促進させる(図13参照)。
左側空気袋3の膨張状態保持時間が所定時間経過すると、給排気切換用三方空気制御弁21を排気の位置(S706)にして左側空気袋3内の空気を排気させる。左側空気袋3内の排気が所定時間経過(S707)すると一連のいびき抑制動作(S70)を終了させる(図7、図14参照)。
また、図7のS706の左側空気袋3の膨張状態保持状態時においてもいびき検知を行い、いびき音が低減していることをいびきセンサ8が検知した時点で、左側空気袋3の排気動作を行うようにしてもよい。いびき抑制動作(S70)における、空気袋の給気時間、膨張状態の保持時間、排気時間については、予めマイコン13に記憶させている既定値に基づいて制御を行う。また、使用者が操作部18を介して適宜変更できるようにしてもよい。
追加給気(S80)では、いびき抑制動作(S70)が終了した後、排気の位置になっている給排気切換用三方空気制御弁21を給気の位置に切換え(S801)空気ポンプ20を作動(S802)させて、いびき抑制動作(S70)を行った側の空気袋に給気を行う。空気ポンプ20の作動から所定時間経過(S803)すると空気ポンプ20を停止させる(S804)。これにより、予備給気(S10)後と同様に、左側空気袋3と右側空気袋4内には適度な内圧が発生している状態となり、次回の頭位置判定(S50)動作の準備が完了する(図8、図12参照)。追加給気(S80)が終了すれば、運転タイマの終了判定(S30)に戻って処理ループを繰り返す(図4参照)。
また、図7のS706において、左側空気袋3内の排気を行う際、左側空気袋3上に就寝者の頭Hが位置している場合には、頭Hの荷重により左側空気袋3が押されて左側空気袋3内の空気は略全量排気されるが、左側空気袋3上に就寝者の頭Hが位置していない場合には、左側空気袋3内に空気が残留してしまう虞がある。従って、図4における追加給気(S80)の給気量は、この点を下記に示すように考慮する必要がある。
図9には、空気袋内の空気量と内圧との関係を示している。図中、上側の実線は空気袋上に頭Hが載っている場合を示し、下側の実線は空気袋上に頭Hが載っていない場合を示している。例えば、空気袋内の空気量をA1とし、この時、空気袋上に頭Hが載っている時の空気袋の内圧をP1とした場合、空気袋上に頭Hが載っていない場合の空気袋の内圧をP1とするためには、空気袋内の空気量をA2とする必要がある。
このようにして求まるA1に対するA2の関係を図10に点線で示す。この点線よりも下側の領域は、頭Hが載っていない側の空気袋の内圧よりも頭Hが載っている側の空気袋
の内圧が高くなり、頭位置判断が正しくできる領域である。点線よりも上側の横ハッチングの領域は、頭Hが載っている側の空気袋の内圧よりも頭Hが載っていない側の空気袋の内圧が高くなり、頭位置判断が正しくできない領域である。
の内圧が高くなり、頭位置判断が正しくできる領域である。点線よりも上側の横ハッチングの領域は、頭Hが載っている側の空気袋の内圧よりも頭Hが載っていない側の空気袋の内圧が高くなり、頭位置判断が正しくできない領域である。
実線は追加給気を行う空気袋内の残留空気量がゼロの場合を示している。しかしながら、
いびき抑制動作における排気終了後に、空気袋内に空気が残留する虞があるため、空気袋内に残留する空気量を考慮した時の膨張した空気袋内の空気量の変動範囲は、縦ハッチングの領域となる。(例えば、残留空気量が0〜500mLの範囲で変動する可能性がある場合に、1000mLの追加給気を行ったとすると、空気袋内の空気量は1000〜1500mLとなる。)
縦ハッチングの領域が点線よりも下側になる領域、即ち、空気袋への追加空気量がX〜Yの範囲であれば、頭位置判定を正しく行うことができる。このXとYの値は予め実験等に基づいて設定しマイコン13に記憶させておけばよい。
いびき抑制動作における排気終了後に、空気袋内に空気が残留する虞があるため、空気袋内に残留する空気量を考慮した時の膨張した空気袋内の空気量の変動範囲は、縦ハッチングの領域となる。(例えば、残留空気量が0〜500mLの範囲で変動する可能性がある場合に、1000mLの追加給気を行ったとすると、空気袋内の空気量は1000〜1500mLとなる。)
縦ハッチングの領域が点線よりも下側になる領域、即ち、空気袋への追加空気量がX〜Yの範囲であれば、頭位置判定を正しく行うことができる。このXとYの値は予め実験等に基づいて設定しマイコン13に記憶させておけばよい。
いびきセンサ8によりいびきの発生が検知されると、左側空気袋3と右側空気袋4内の気圧を気圧センサ15により検知し、マイコン13により気圧の高い方の空気袋、即ち、就寝者の頭Hが載っている側の空気袋を判断していびき抑制動作を行うため、就寝している人のいびきが発生した際には、速やかにいびきの抑制動作を行うことができ、同室に就寝している他者の睡眠を妨げてしまうことを防止することができる。
本装置の使用開始後には、左側空気袋3と右側空気袋4内には夫々所定量の空気が供給されているため、就寝者のいびきが発生した際には就寝者の頭Hが載っている側の空気袋を速やかに検知することができる。
一般によく使用される重量センサは固体の接触による押圧を検知する感圧部面積が狭いため、図4の頭位置判定(S50)において、本実施形態のように伸縮性を有する下部スポンジ5と上部スポンジ6で覆われている枕部1に重量センサを用いた場合には、感圧部に沿って下部スポンジ5や上部スポンジ6が変形し、頭Hの荷重による圧力が感圧部に充分伝わらず誤検知する虞がある。また、重量センサは左側空気袋3と右側空気袋4に夫々対応するために少なくとも2個必要とし、コストがアップすると共に、構成が複雑化する虞がある。
これに対して、本実施の形態は、頭位置判定に空気袋内の気圧を気圧センサ15により検知する構成にしているため、下部スポンジ5と上部スポンジ6で覆われている枕部1においても正確に頭位置判定を行うことができる。また、1つの気圧センサ15を左右の空気袋内に選択的に連通させることにより、左側空気袋3と右側空気袋4の気圧を検知することができるため、気圧センサ15を共用して構成を簡素化することができる。
いびきセンサ8が就寝者のいびきの発生を検知した際には、就寝者の頭Hが載っていると判断された側の空気袋を膨張させるため、就寝者に横臥姿勢への寝返りを促していびきを低減させることができる。
就寝者の頭Hが載っていると判断された側の空気袋を膨張させた状態を所定時間保持させることにより、確実に就寝者に横臥姿勢への寝返りを促していびきを低減させることができる。
気圧が高い方の空気袋内に給気を行った後に所定時間経過するまでに就寝している人のいびきが低減されていることをいびきセンサ8が検知した時、あるいは、所定時間経過した時には、気圧が高い方の空気袋内の空気を排気するため、就寝者の睡眠を妨げることを
抑制することができる。
抑制することができる。
気圧が高い方の空気袋内の空気を排気した後、その空気袋内に再び給気を行い左右一対の空気袋内の空気の圧力を略同一にするため、速やかに次回のいびき抑制動作を行うことができる。
気圧が高い方の空気袋内の空気を大気に連通させることにより空気袋内外の気圧差により空気袋内の空気を大気中に排気させる構成にした場合には、その空気袋内に再び給気する空気量は予備給気量とは異なる空気量とすることにより、就寝者の頭Hが載っていない側の空気袋内の気圧が、頭Hが載っている側の空気袋内の気圧より高くなることによる就寝者の頭位置判定の誤検出を防止することができる。
尚、本発明の実施形態では、いびき抑制動作(S70)において空気袋を膨張させた状態を保持している間に就寝者のいびきが低減されなかった場合でも、所定時間が経過すると空気袋から空気を排気していびき抑制動作(S70)を終了させているのは、長時間空気袋を膨張させ続けることによる就寝者の睡眠を妨げることを防止するためである。一度いびき抑制動作(S70)を行っても就寝者のいびきが継続している場合には、処理ループを繰り返す毎にいびき抑制動作(S70)が行われる。
また、本発明の実施形態では、給排気切換及び左右空気袋選択用に三方弁を用いたが、この構成に限定されるものではない。ニ方弁や四方弁等のその他の多方弁を用いてもよい。
1 枕部
2 制御部
3 左側空気袋
4 右側空気袋
8 いびきセンサ
15 気圧センサ
20 空気ポンプ(給気手段)
2 制御部
3 左側空気袋
4 右側空気袋
8 いびきセンサ
15 気圧センサ
20 空気ポンプ(給気手段)
Claims (8)
- 左右一対の空気袋が内装された枕部と、夫々の空気袋に連通する一対の空気流路と、夫々の空気流路を介して夫々の空気袋内に給気を行う給気手段と、夫々の空気袋内の気圧を検知する気圧センサと、就寝している人のいびきの発生を検知するいびきセンサと、いびきセンサが就寝している人のいびきの発生を検知した場合、気圧センサの出力に基づいて気圧が高い方の空気袋内に給気が行われるように給気手段を駆動させる制御部とを備えたことを特徴とするいびき抑制装置。
- 前記制御部は、前記いびき抑制装置起動直後に、左右一対の空気袋内に夫々所定量の空気の給気が行われるように給気手段を駆動させることを特徴とする請求項1記載のいびき抑制装置。
- 前記気圧センサは、夫々の空気袋内と選択的に連通可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のいびき抑制装置。
- 前記制御部は、気圧が高い方の空気袋内に追加給気を行った後、所定時間その状態を保持させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のいびき抑制装置。
- 前記所定時間経過後は、追加給気を行った空気袋内の空気を排気させることを特徴とする請求項4記載のいびき抑制装置。
- 前記制御部は、気圧が高い方の空気袋内に追加給気を行った後に所定時間その状態を保持させている間に、就寝している人のいびきが低減されていることをいびきセンサが検知した場合、追加給気を行った空気袋内の空気を排気させることを特徴とする請求項4または請求項5記載のいびき抑制装置。
- 前記制御部は、追加給気を行った空気袋内の空気を排気した後、その空気袋内に給気を行い左右一対の空気袋内の空気の圧力を略同一にすることを特徴とする請求項5または請求項6記載のいびき抑制装置。
- 前記制御部は、空気袋内の空気を大気に連通させることにより空気袋内外の気圧差により空気袋内の空気を排気する構成にした場合、排気した空気袋内に再び給気する空気量は前記所定量より少ない空気量とすることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載のいびき抑制装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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