JP4236537B2 - いびき防止装置 - Google Patents

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Description

この発明は、いびきをかいている就寝者のいびきを止めるためのいびき防止装置に関する。
多くの人はいびきをかいている。このいびきは同室に就寝している他者の睡眠を妨げる。そこで、このようないびきをかいている人のいびきを止めるためのいびき防止装置が開発されている。
このようないびき防止装置として特許文献1のようないびき防止装置が知られている。この装置は、いびきをかく人の頭部を左右に振動させることでいびきをとめるようにしたものである。
しかしながら、この方法は、熟睡状態から目覚める方向の刺激を就寝者に与えるため、就寝者にとっては好ましい方法ではない。
また、上記の方法とは別に、特許文献2に記載されたいびき防止装置が知られている。特許文献2には、この装置は、マットレスを多数区分に分割し、その区分に空気、液体又はゲル状の流体を充填する。また、各分割された部分にはそれぞれ圧力、振動、温度を感知するセンサが設けられている。そして、このセンサからの情報に基づき、寝ている人の位置、呼吸数、心拍、いびき、うめきなどを検出し、これら情報を基に、寝返りを誘発するようにマットレスの形状を時間的に変化させる、寝返りによりいびきを停止させるようにしたものであると記述されている。
しかしながら、この従来装置は、多数のセルを制御する必要があるため、構成機能が複雑となることが推測される。このため装置全体として大型化し、重量が増加することが容易に予測されるものであって、一般家庭向きでない。また、この文献自体には、就寝者の安眠を妨げないようにマットレスの形状を変化させるという抽象的記載はあるが、具体的な方法、装置については言及されていない。したがって、この特許文献2は、抽象的アイデアを記載したのみで、就寝者の安眠を妨害せずにいびきを防止する具体的装置については何らの開示もしていない。
登録実用新案公報第3063219号公報 特開平11−342049号公報
本発明は、従来技術におけるこのような問題点に鑑みなされたものであって、いびきをかいている就寝者の安眠を妨げないようにいびきを止めることのできるいびき防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の課題解決手段に係る発明は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の背中空気袋を給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋に空気を供給するように構成されてなることを特徴とする。
また、第2の課題解決手段に係る発明は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、枕空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の枕空気袋を給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋に空気を供給するように構成されてなることを特徴とする。
なお、この第2の課題解決手段に係る発明において、枕空気袋が平面を形成する基板上に配置されるとともに、枕空気袋の上面には枕を支持するための支持板が配置され、前記左右何れかの枕空気袋に空気を供給して膨張させることにより、支持板が左右何れかに傾斜可能とするように構成してもよい。
また、第3の課題解決手段に係る発明は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、寝具上に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋及び枕空気袋に空気を供給する空気ポンプとを備え、さらに、背中空気袋及び枕空気袋を左右に区分した空気袋組とし、これら空気袋組毎に給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の空気袋組に空気を供給するように構成されてなることを特徴とする。
また、第4の課題解決手段に係る発明は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、寝具上に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋及び枕空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の背中空気袋及び左右の枕空気袋それぞれを給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋及び枕空気袋を適切なタイミングで空気供給できるように構成されてなることを特徴とする。
なお、上記第1、第3及び第4の課題解決手段に係る発明において、前記背中空気袋は、頭上側の端部において、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の頭部の側方位置に空気配管接続口を有するように構成してもよい。
また、上記第2〜第4の課題解決手段に係る発明において、前記枕空気袋は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側部を避けた位置に空気配管接続口を有するように構成してもよい。
また、上記第2〜第4の課題解決手段に係る発明において、前記枕空気袋は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側部を避けた位置に空気配管接続口を有するように構成してもよい。
また、上記第1〜第4の課題解決手段に係る発明において、前記背中空気袋及び/又は枕空気袋の空気配管接続口に接続される空気配管は、空気配管接続口付近において段階的に拡径された空気配管が使用されてなるように構成してもよい。
第1の課題解決手段に係る発明によれば、いびきセンサがいびきを検出したときに空気制御弁及び空気ポンプが制御され、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋に空気が供給される。この結果、就寝者は、無意識に背中或いは体側部の異変を感じる反射反応を示し、大きな刺激を受けることなく横を向く或いは寝返りするなどの動きを行う。一般に、いびきをかいている人に対し、横臥姿勢で寝ている人からのいびきの発生及びいびきの音量は、仰臥している人からのいびきの発生及びいびきの音量に比較して格段に低くなることが既に知られている。したがって、本発明によれば、仰臥している就寝者を、安眠を妨げることなく横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
また、第2の課題解決手段に係る発明によれば、いびきセンサがいびきを検出したときに空気制御弁及び空気ポンプが制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋を膨張させることにより、就寝者の頭部に対し横向きを促すように作用する。この結果、就寝者は無意識に頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、横を向く或いは寝返りをするなどの動きをする。したがって、本発明によれば、前記第1の課題解決手段に係る発明と同様に、仰臥している就寝者を、安眠を妨げることなく横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
また、この場合において、平面を形成する基板上に枕空気袋を配置するとともに枕空気袋の上面に支持板を配置しているので、左右何れかの枕空気袋に空気を供給することにより、枕の形を崩すことなく枕を傾斜させることができる。この結果、就寝者の頭部を無理なく横向きに促すことにより、就寝者を横臥或いは少し斜め向きにすることできる。したがって、就寝者の安眠を妨げることなく、より確実にいびきを防止或いは軽減することができる。
また、第3の課題解決手段に係る発明によれば、いびきセンサがいびきを検出したときに空気制御弁及び空気ポンプが制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋及び背中空気袋を膨張させる。この結果、就寝者は、背中或いは体側と頭部の両方に反射的につながる異変を感じる。したがって、本発明によれば、前記第1及び第2の課題解決手段に係る発明に比しより効果的に、仰臥している就寝者の安眠を妨げることなく、就寝者を横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
また、第4の課題解決手段に係る発明によれば、いびきセンサがいびきを検出したときに空気制御弁及び空気ポンプが制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋及び背中空気袋を、それぞれ別個の適切なタイミングで膨張させることができる。また、このようにタイミングを適切に設定することにより、就寝者は、無意識に背中或いは体側部と頭部に対し段階的に反射的につながる異変を感じるようになる。また、就寝している姿勢の変化も段階的に行われる。この結果、就寝者は、横を向く、或いは寝返りをするなどの動きにたいし、よりつながり易くなる。したがって、本発明によれば、前記第1〜第3の課題解決手段に係る発明に比しより効果的に、仰臥している就寝者の安眠を妨げることなく、就寝者を横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
また、上記第1、第3及び第4の課題解決手段に係る発明において、前記背中空気袋は、頭上側の端部において、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の頭部の側方位置に空気配管接続口を有するように構成した場合は、空気配管を就寝者の身体に接触しない位置に配置することができる。したがって、空気配管が就寝者の体重などによりつぶされて、装置が作動しなくなるような事故を回避することができる。
また、上記第2〜第4の課題解決手段に係る発明において、枕空気袋は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側部を避けた位置に空気配管接続口を有するように構成すると、空気配管を就寝者の枕に接触しない位置に配置することができる。したがって、空気配管が就寝者の枕などによりつぶされて、装置が作動しなくなるような事故を回避することができる。
また、上記第1〜第4の課題解決手段に係る発明において、背中空気袋及び/又は枕空気袋の空気配管接続口に接続される空気配管を、空気配管接続口付近において段階的に拡径された空気配管が使用されてなるように構成すると、背中空気袋及び/又は枕空気袋の排気を即座に済ませることができ、いびき防止装置による就寝者への作用を短くすることができ、就寝者の安眠をより一層妨げないようにすることができる。
以下各実施例について図面に基づいて説明する。
まず、実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。なお、図1は本発明の実施例1に係るいびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの斜視図である。図2は同いびき防止装置の空気配管回路図である。図3は同いびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの平面配置図である。図4は同いびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの平面配置図であって、就寝者との位置関係を示したものである。図5は同いびき防止装置の空気袋の空気配管接続口へ接続される空気配管の断面図である。図6は同いびき防止装置における制御フローチャートである。
いびき防止装置1は、図1〜図6に示されるように、次の機器から構成されている。すなわち、いびき防止装置1は、就寝者10が仰臥するマットレス、布団、ベッドなどの寝具11の横に配置される制御部を内蔵した操作盤2、寝具11の上であって枕12の下面の左右位置に設置される2個一組の枕空気袋4、枕空気袋4を設置するときの平面を形成するための基板5、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人10の脊椎を中心として左右に1個づつ対称的に配置される2個一組の背中空気袋6、背中空気袋6上に配置されるいびきセンサ15、背中空気袋6上叉は下に配置される位置センサ16、枕空気袋4及び背中空気袋6に空気を供給する空気ポンプ7、枕空気袋4及び背中空気袋6を給排気制御するための空気制御弁としての三方弁8、空気ポンプ7を三方弁8、枕空気袋4及び背中空気袋6などに接続する空気配管9等から構成されている。
なお、以下の説明における左右は就寝者から見た方向をいう。したがって、例えば、図3における右方は左であり、図3における左方は右である。
枕空気袋4は、ポリエチレンやポリウレタンなどから形成されたシートから構成されている。また、枕空気袋4は、左枕空気袋41と右枕空気袋42とから構成されている。左枕空気袋41及び右枕空気袋42は、基板5上において、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人10の枕12の下面側に左右対称的に配置されている。各枕空気袋41、42の幅は、一方の枕空気袋41、42を膨張させたることにより、枕12を所定角度に傾斜させるのに適した寸法とされている。各枕空気袋41、42の身長方向の寸法は、枕12の身長方向の寸法より大きく形成され、各枕空気袋41、42の頭上側の端部が枕12より頭上に突出するように形成されている(図1参照)。そして、この突出した部分に空気配管接続口4aが形成され、空気配管9はこの接続口4aから左右に延びるように形成されている(図3参照)。このように各枕空気袋4は、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕12の下面側を避けた位置に、空気配管接続口4aを有している。
基板5は、枕空気袋4の下面に平面を形成して枕空気袋4を支持板するためのものであって、アルミ板などの剛性材料から形成されている。
背中空気袋6は、左背中空気袋61と右背中空気袋62とからなる。左背中空気袋61と右背中空気袋62とは、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置されている。各背中空気袋61、62は、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩から腰上部に至る長さを備えている。また、各背中空気袋61、62は、頭上側の端部において、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の頭部の側方位置に空気配管接続口6aが設けられている。
また、各空気袋41、42、61、62の空気配管接続口4a、6aへ接続される空気配管9は、図5に示すように、空気配管接続口4a、6a付近において段階的に径を大きくするように構成されている。
空気ポンプ7は、ダイヤフラム型ポンプが用いられている。このダイヤフラム型ポンプは、吐出側圧力の最高値が一定圧力になるとそれ以上には上昇しない構造になっている。なお、空気ポンプ7が空気袋に空気を供給する運転を行っている場合であって、空気袋の圧力がこの空気ポンプ7の最高圧力に達した場合、空気ポンプ7の運転をそのまま継続しても、空気ポンプ7自体は支障をきたさないような構造になっている。
空気ポンプ7の吐出側は、空気配管9により、空気制御弁としての三方弁8を構成する1個の左三方弁81及び1個の右三方弁82を介し枕空気袋4に接続されている。より具体的には、空気ポンプ7の吐出側は、空気配管9により1個の左三方弁81を介し左枕空気袋41及び左背中空気袋61に接続され、1個の右三方弁82を介し右枕空気袋42及び右背中空気袋62に接続されている。したがって、左枕空気袋41及び左背中空気袋61は同時に膨張収縮する空気袋群を構成し、また、右枕空気袋42及び右背中空気袋62は同時に膨張収縮する空気袋群を構成している。
左三方弁81及び右三方弁82は、同一のものでよく、空気ポンプ7の吐出側と枕空気袋4及び背中空気袋6とを接続する給気位置と、空気ポンプ7の吐出側を閉塞して枕空気袋4及び背中空気袋6内を外気に接続させる排気位置と、枕空気袋4及び背中空気袋6の出口を閉鎖する閉鎖位置とを備えるものが用いられる。すなわち、各三方弁81、82は、給気位置にしたときは空気ポンプ7からの空気を枕空気袋4及び背中空気袋6に供給することができ、排気位置にしたときは枕空気袋4及び背中空気袋6内の空気を外部に放出することができ、閉鎖位置にしたときは枕空気袋4及び背中空気袋6内に供給された空気をそのまま枕空気袋4及び背中空気袋6内に維持することができるものである。なお、三方弁8は、この実施例1では、閉鎖位置を有しないものでもよい。
いびきセンサ15は、いびき音やいびきにより身体から伝わる振動を捉えて、いびきの有無を検出するものであって、従来公知のものでよい。
位置センサ16は、就寝者10の体重が寝具11上で左右何れの側に多くの体重が掛かっているかを相対的に比較して、就寝者10の就寝位置が左右何れかを判定するものであればよく、従来公知の適宜のものでよい。
操作盤2は、就寝する人が、運転スイッチを操作して運転時間を設定する操作部と、運転スイッチが操作された後に、いびき防止装置1を自動運転する制御部とを備えている。この制御部は、いびきセンサ15、位置センサ16からの情報に基づいて、就寝者10のいびきを防止するように予め設定されたプログラムに基づき空気制御弁としての三方弁8、空気ポンプ7など各機器を制御するものである。
次に、上記のように構成されたいびき防止装置1が、操作盤2に内蔵された制御部により、どのように制御されるかについて、図6のフローチャートに基づき説明する。
図6に示すように、運転スイッチを投入する際に運転時間が設定される。運転時間の設定は、運転タイマの時間をセットすることにより行われる。運転スイッチが投入されて運転が開始されると、運転タイマがONする(ステップS1)。次いで、いびきセンサ15によりいびきが検知され(ステップS2)、いびきの有無が判定される(ステップS3)。いびき無しと判定されたときは、前のステップに戻りいびき検出が継続される。いびき有りと検出された場合は、次に、位置センサ16により就寝位置が検出され(ステップS4)、就寝位置が左か右か判定される(ステップS5)。判定の結果、例えば就寝位置が左と判定された場合は、左側の空気袋群を膨張させるように制御する。
そこで、先ずポンプタイマがONして空気ポンプ7の運転を開始する(ステップS6−1)。ポンプタイマは空気ポンプ7の運転時間を設定するものである。次いで、左三方弁タイマをONして左三方弁81を給気位置とする(ステップS7−1)。左三方弁タイマは、左三方弁81の給気位置維持時間を設定するものである。左三方弁81が給気位置に制御されることにより、左枕空気袋41及び左背中空気袋61が所定時間かけて膨張する。
本実施例1に係るいびき防止装置1では、このようにいびきの発生を検知すると、いびき防止機能として就寝位置側(この説明では左側となっている)の空気袋群を予め設定した時間をかけて膨張させている。この膨張時間の設定は、空気ポンプ7の性能、三方弁8の口径によって影響を受ける膨張速度に対し、就寝者の眠りを妨げない量で、空気袋郡を膨張させるよう制御するパラメータであり、就寝者の好みや体質により適当に可変できるものとする。
左側の空気袋群に空気が供給されると、左背中が持ち上げられるとともに枕12が右に傾けられるため、就寝者10は無意識に背中、体側部及び頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、横を向く動きに繋がるので、いびきの防止或いは軽減効果を得ることができる。
就寝者10が右横を向いて一定時間経過するといびきが止まる。そこで、ポンプタイマがOFFになることにより空気ポンプ7の運転を終了する(ステップS8−1)。また、一定時間後に、左三方弁タイマがOFFになり左三方弁81が排気位置になる。この結果、左枕空気袋41及び左背中空気袋61内の空気が速やかに排気され、左枕空気袋41及び左背中空気袋61が速やかに収縮する(ステップS9−1)。
なお、前述の位置センサ16による就寝位置検知において、就寝位置が右と判定された場合は(ステップS5)、右側の空気袋群を膨張させるように制御する。この場合は、前述の左側の場合と同様の動作をするように制御する。
すなわち、先ずポンプタイマ(前述のものと同一)をONして空気ポンプ7の運転を開始する(ステップS6−2)。次いで、右三方弁タイマをONして右三方弁82を給気位置とする(ステップS7−2)。右三方弁タイマは、右三方弁82の給気位置維持時間を設定するものである。右三方弁82が給気位置に制御されることにより、右枕空気袋42及び右背中空気袋62を所定時間かけて膨張させる。これにより、就寝者10は無意識に背中、体側部及び頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、左横を向くように繋がる。
就寝者10が左横を向いて一定時間経過するといびきが止まる。そこで、ポンプタイマがOFFになることにより空気ポンプ7の運転を終了する(ステップS8−2)。また、略同時に、右三方弁タイマがOFFし右三方弁82が排気位置になり、右枕空気袋42及び右背中空気袋62内の空気が速やかに排気され、右枕空気袋42及び右背中空気袋62が速やかに収縮される(ステップS9−1)。なお、右三方弁タイマは、左三方弁タイマと共有としてもよい
このようにして一連のいびき防止動作が終了する。
また、このいびき防止装置1では、いびきの発生を一定の間隔をおいて監視し、いびきの発生を検出した場合には上述のようないびき防止対策を講じるようにしている。このため、上述のいびき防止動作が終了した後、監視遅延タイマを作動させる(ステップS10)。監視遅延タイマは、いびき防止動作終了から次の監視開始までの時間を設定するものである。そして、運転タイマがOFFしていないことを確認し(ステップS11)、所定時間経過して監視遅延タイマがOFFしたときに(ステップS12)、再度いびきの検出を始めるように制御される(ステップS12→S2)。
なお、予め設定された運転希望時間が経過することにより、運転タイマがOFFしたときは、運転の必要がなくなるので、いびき防止装置1の運転を停止する(ステップS13)。
本実施例1のいびき防止装置1は、以上のように構成されているので、次のような作用効果を奏することができる。
いびきセンサ15がいびきを検出したときに空気制御弁としての三方弁8及び空気ポンプ7が制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋4及び背中空気袋6を膨張させるので、就寝者10は、無意識のうちに背中或いは体側と頭部の両方に反射的につながる異変を感じる。その結果、仰臥している就寝者10は、安眠を妨げられることなく、横臥或いは少し斜め向きに誘導される。また、就寝者10が横臥或いは少し斜め向きにされることにより、就寝者10のいびきを効果的に防止或いは軽減することができる。
また、実施例1のいびき防止装置1によれば、各枕空気袋41、42は、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕12の下面側部を避けた位置に空気配管接続口4aを有するので、空気配管9を就寝者10の枕12に接触しない位置に配置することができる。したがって、空気配管9が就寝者10の枕12などによりつぶされて、装置が作動しなくなるような事故を回避することができる。
また、実施例1のいびき防止装置1によれば、各背中空気袋61、62は、頭上側の端部において、寝具11上の所定位置に仰臥して就寝する人の頭部の側方位置に空気配管接続口6aを有するように構成されているので、空気配管9を就寝者10の身体に接触しない位置に配置することができる。したがって、空気配管9が就寝者10の体重などによりつぶされて、装置が作動しなくなるような事故を回避することができる。
また、実施例1のいびき防止装置1によれば、各枕空気袋41、42及び各背中空気袋61、62の空気配管接続口4aに接続される空気配管9を、空気配管接続口4a付近において段階的に拡径しているので、各枕空気袋41、42及び各背中空気袋61、62の排気を即座に済ませることができ、いびき防止装置1による就寝者10への作用を短くすることができ、就寝者10の安眠をより一層妨げないようにすることができる。
次に実施例2について、図7及び図8に基づき説明する。図7は本発明の実施例2に係るいびき防止装置1の空気配管回路図である。図8は同いびき防止装置1における制御フローチャートである。なお、図7及び図8において、実施例1と同一または相当する個所には同一の符号を付しその説明を省略する。
実施例2のいびき防止装置1は、いびきセンサ15によりいびきを検出したときに、左右の各空気袋群において、枕空気袋4と背中空気袋6とを段階的に膨張させるようにしたものである。
このために、実施例2のいびき防止装置1は、各枕空気袋41、42、61、62それぞれに対し三方弁81a、81b、82a、82bを備えている。すなわち、図7の空気配管回路図に示すように、空気ポンプ7の吐出側は、左枕空気袋用三方弁81aを介して左枕空気袋41に接続され、左背中空気袋用三方弁81bを介して左背中空気袋61に接続され、さらに、右枕空気袋用三方弁82aを介して右枕空気袋42に接続され、右背中空気袋用三方弁82bを介して右背中空気袋62に接続されている。
また、実施例2は、制御内容を除くその他の構成は、実施例1と同一である。なお、制御内容について以下に記す。
上記のように構成されたいびき防止装置1は、操作盤2の操作部で運転スイッチを操作して運転時間を設定すると、いびき防止装置1の運転がスタートされ図8の制御フローチャートに示すように制御される。
すなわち、本実施例2に係るいびき防止装置1では、運転がスタートされると、運転時間を設定するための運転タイマがONする(ステップS21)。運転タイマは実施例1と同一又は同等のものである。次いで、いびきセンサ15によりいびきが検知され(ステップS22)、いびきの有無が判定される(ステップS23)。いびき無しと判定されたときは、前のステップに戻りいびき検出が継続される。いびき有りと検出された場合は、位置センサ16により就寝位置が検出され(ステップS24)、就寝位置が左か右か判定される(ステップS25)。判定の結果、例えば就寝位置が左と判定された場合は、左側の空気袋群を膨張させるように制御する。
そこで、先ずポンプタイマがONして空気ポンプ7の運転を開始する(ステップS26−1)。ポンプタイマは実施例1と同一又は同等のものである。次いで、左枕空気袋用三方弁タイマをONして左枕空気袋用三方弁81aを給気位置とする(ステップS27−1)。左枕空気袋用三方弁タイマは左枕空気袋用三方弁81aの給気位置維持時間を設定するものである。これにより、左枕空気袋41を所定時間かけて膨らまされ、枕12が右に傾けられる。これにより、就寝者10は無意識に頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、右横を向くように繋がる。
次いで、左用遅延タイマがONする(ステップS28−1)。左用遅延タイマは、左枕空気袋41に給気したときから左背中空気袋61に給気するまでの時間を設定するものである。そして、左用遅延タイマがOFFすると(ステップS29−1)、つまり、左枕空気袋41が膨張して所定時間経過すると、左背中空気袋用タイマをONして左背中空気袋用三方弁81bを給気位置に制御する(ステップS30−1)。左背中空気袋用タイマは、左背中空気袋用三方弁81bの給気位置維持時間を設定するものである。なお、このとき左枕空気袋用三方弁81aを閉鎖位置とする。
これにより、左枕空気袋41が膨張した状態に維持されるとともに、左背中空気袋61に空気が供給されて所定時間かけて膨張される。その結果、就寝者10は、今度は左背中部が持ち上げられる。したがって、就寝者10は、頭部と、背中部及び体側部とに対し時間的に段階を付けて反射的につながる異変を感じることになる。また、就寝姿勢も時間的に段階を付けて右向きに変化するので、いびきの防止或いは軽減効果を実施例1に比較しより高めることができる。
このようにして、就寝者10が右横を向いて一定時間経過するといびきが止まる。ポンプタイマ、左枕空気袋用三方弁タイマ及び左背中空気袋用三方弁タイマは、予めこの時間を織り込んで設定されている。そこで、ポンプタイマがOFFになることにより空気ポンプ7の運転を終了する(ステップS31−1)。また、略同時に、左枕空気袋用三方弁タイマがOFFになり、左枕空気袋用三方弁81aが排気位置になる(ステップS32−1)。これにより、左枕空気袋41内の空気が速やかに排気され、左枕空気袋41が速やかに収縮される。また、略同時に、左背中空気袋用三方弁タイマがOFFして左背中空気袋用三方弁81bを排気位置にし(ステップS33−1)、左背中空気袋61内の空気を速やかに排気して、左背中空気袋61を速やかに収縮させる。
また、前述の位置センサ16による就寝位置検知において、就寝位置が右と判定された場合は(ステップS25)、右側の空気袋群を膨張させるように制御する。この場合は、前述の左側の場合と同様の動作をするように制御する。
すなわち、先ず、ポンプタイマをONして空気ポンプ7の運転を開始する(ステップS26−2)。次いで、右枕空気袋用三方弁タイマをONして右枕空気袋用三方弁82aを給気位置とする(ステップS27−2)。右枕空気袋用三方弁タイマは右枕空気袋用三方弁82aの給気位置維持時間を設定するものである。右枕空気袋用三方弁82aが給気位置に制御されることにより、右枕空気袋42が所定時間かけて膨らまされ、枕12が左に傾けられる。これにより、就寝者10は無意識に頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、左横を向くように繋がる。
次いで、右用遅延タイマをONする(ステップS28−2)。右用遅延タイマは、右枕空気袋42に給気したときから右背中空気袋62に給気するまでの時間を設定するものである。そして、右用遅延タイマがOFFした後(ステップS29−2)、つまり、右枕空気袋42が膨張して所定時間経過した後、右背中空気袋用タイマをONして右背中空気袋用三方弁82bを給気位置に制御する(ステップS30−2)。右背中空気袋用タイマは、右背中空気袋用三方弁82bの給気位置維持時間を設定するものである。なお、このとき右枕空気袋用三方弁82aを閉鎖位置とする。
これにより、右枕空気袋42が膨張した状態に維持されるとともに、右背中空気袋62に空気が供給されて所定時間かけて膨張される。その結果、就寝者10は、今度は右背中部が持ち上げられる。したがって、就寝者10は、頭部と、背中部及び体側部とに対し時間的に段階を付けて反射的につながる異変を感じることになる。また、就寝姿勢も時間的に段階を付けて左向きに変化するので、いびきの防止或いは軽減効果が実施例1に比較しより高めることができる。
このようにして、就寝者10が左横を向いて一定時間経過するといびきが止まる。ポンプタイマ、右枕空気袋三方弁タイマ及び右背中空気袋用センサは、予めこの時間を織り込んで設定されている。したがって、ポンプタイマがOFFになり、空気ポンプ7の運転が終了する(ステップS31−2)。また、略同時に、右枕空気袋用三方弁タイマがOFFになり、右枕空気袋用三方弁82aが排気位置になる(ステップS32−2)。これにより右枕空気袋42内の空気が速やかに排気され、右枕空気袋42が速やかに収縮する。また、略同時に、右背中空気袋用三方弁タイマがOFFになり、。右背中空気袋用三方弁82bが排気位置になり(ステップS33−2)、右背中空気袋62内の空気が速やかに排気され、右背中空気袋62を収縮させる。
このようにして一連のいびき防止動作が終了する。
また、この実施例2に係るいびき防止装置1では、実施例1の場合と同様、いびきの発生を一定の間隔をおいて監視し、いびきの発生を検出した場合には上述のようないびき防止対策を講じるようにしている。このため、上述のいびき防止動作が終了した後、監視遅延タイマを作動させる(ステップS34)。そして、運転タイマがOFFしていないことを確認し(ステップS35)、所定時間経過して監視遅延タイマがOFFしたときに(ステップS36)、再度いびきの検出を始めるように制御される(ステップS36→S22)。
なお、予め設定された運転希望時間が経過することにより、運転タイマがOFFしたときは、運転の必要がなくなるので、いびき防止装置1の運転を停止する(ステップS37)。
本実施例2のいびき防止装置1は、以上のように構成されているので、いびきセンサ15がいびきを検出したときに空気制御弁(三方弁8)及び空気ポンプ7が制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋及41、42び背中空気袋61、62を、それぞれ別個の適切なタイミングで膨張させることができる。したがって、このタイミングを適切に設定することにより、就寝者10は、無意識に背中或いは体側部と頭部に対し段階的に反射的につながる異変を感じるようになる。また、就寝している姿勢の変化も段階的に行われるので、横を向く、或いは寝返りをするなどの動きによりつながり易くなる。この結果、本発明によれば、実施例1に係るいびき防止装置に比しより効果的に、仰臥している就寝者10の安眠を妨げることなく、就寝者10を横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
次に、実施例3について図9及び図10に基づいて説明する。なお、図9は本発明の実施例3に係るいびき防止装置に用いられる枕昇降装置の正面図であって、左右の枕空気袋とも膨張していない状態図である。図10は同枕昇降装置の正面図であって、右側枕空気袋が膨張した状態図である。
実施例3は、枕昇降装置を構成する支持板上に枕を載置できるようにしたものである。また、実施例3はこの枕昇降装置を用いる点で実施例1及び2と相違するが、その他の点は実施例1または2と同一とする。なお、この図において実施例1又は2の構成に対応する個所には同一の符合を付し、その説明を簡略化する。
実施例1及び2においては、枕空気袋4は基板2上に載置され、枕12が枕空気袋の上面に載置されていた。したがって、枕12は平板状に載置されていないので、一方の枕空気袋膨らませた場合に、剛性材料が下面に用いられた枕でない限り、枕12の中央部が折れ曲がり就寝者の頭部をうまく傾けることができないという問題があった。この実施例3はこのような問題を解決したものである。
実施例3に係る枕昇降装置20は、基板21と、基板21上に取り付けられた左右の枕空気袋41、42と、枕空気袋41、42の上面に支持される支持板23と、支持板23を基盤21に対し傾斜可能とするリンク機構24とからなる。
基板21は実施例1の場合と同様アルミ板から構成されている。また、基板21は、平面を形成する板状部材であり、平面視長方形である。
左右の枕空気袋41、42は、実施例1と同様ポリエチレンやポリウレタンなどのシートから形成されている。また、左右の枕空気袋41、42は、互いに隣接する端部が基板21の中央部に固定されている。なお、左右の枕空気袋41、42におけるその他の部分は、基板21に対し固定されていない。
支持板23は、基板21と同様なアルミ板により形成されており、平面形状が基板21と同様の長方形である。また、支持板23は、枕空気袋41、42上に支持される一方、基板21に対しリンク機構24により取り付けられ、左右の枕空気袋41、42の何れか一方が膨張した場合に、枕空気袋41、42上をスライドしながら傾斜するように構成されている。
リンク機構24は、一端部が基板21の中央部に回転自在に軸支された2本のアーム26を構成部材とするものである。そして、このアーム26の上端部は、支持板23の下面に取り付けられた接続具27に取り付けられ、この接続具27により支持板23に対し回転自在であり、かつ接続具27内において支持板23の下面に対しスライド可能に構成されている。
なお、枕12は、上記のように構成された枕昇降装置20の支持板上に載置される。また、枕空気袋41、42は前記実施例1および2の場合と同様に給排気制御される。
このように構成された枕昇降装置20は、左右何れの枕空気袋41、42も膨張していないときは、図9のような平板状をなし、何れか一方の枕空気袋41、42が膨張したときは、図10のように支持板23が傾斜する状態になる。したがって、いびきセンサ15がいびきを検知して、左右の枕空気袋41、42の内の何れか一方が膨張すると、例えば右側の枕空気袋42が膨張すると、図10のように支持板23が左側に傾斜する。
以上のように形成された実施の形態3に係るいびき防止装置1によれば、平面を形成する基板21上に枕空気袋41、42を配置するとともに枕空気袋41、42の上面に支持板23を配置しているので、左右何れかの枕空気袋41、42に空気を供給することにより、枕12の形を崩すことなく枕12を傾斜させることができる。この結果、就寝者10の頭部を無理なく横向きに促すことにより、就寝者10を横臥或いは少し斜め向きにすることできる。したがって、就寝者10の安眠を妨げることなく、より確実にいびきを防止或いは軽減することができる。
変形例
本発明は、上記各実施例において次のように変形して具体化することもできる。
上記実施例1において、枕空気袋4を省略して背中空気袋のみを使用したものとしてもよい。ただし、このように変形したものは、実施例1で説明した効果より劣るがいびき防止の効果を発揮させることができる。すなわち、この場合は、いびきセンサ15がいびきを検出したときに空気制御弁(三方弁8)及び空気ポンプ7が制御され、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋6に空気が供給されるので、就寝者10は、無意識に背中或いは体側部の異変を感じる反射反応を示し、大きな刺激を受けることなく横を向く或いは寝返りするなどの動きを行うことができる。
また、上記実施例1において、左背中空気袋61及び右背中空気袋62を省略したものとしてもよい。ただし、このように変形したものは、実施例1で説明した効果より劣るがいびき防止の効果を発揮させることができる。すなわち、この場合においても、いびきセンサ15がいびきを検出したときに空気制御弁(三方弁8)及び空気ポンプ7が制御され、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋4を膨張させることにより、就寝者10の頭部に対し横向きを促すように作用する。その結果、就寝者10は無意識に頭部の環境の異変を感じる反射反応を示し、横を向く或いは寝返りをするなどの動きをする。したがって、背中空気袋6を省略して枕空気袋4のみとした場合でも、仰臥している就寝者10を、安眠を妨げることなく、横臥或いは少し斜め向きにすることでき、いびきを防止或いは軽減することができる。
上記実施例1〜3において、左枕空気袋41、右枕空気袋42、左背中空気袋61及び右背中空気袋は、それぞれ1個で形成されていたが、これを複数にすることもできる。例えば、それぞれの空気袋41、42、61、62を就寝者の身長方向に複数に分割して形成してもよい。
また、上記実施例2では、枕空気袋41、42を完全に膨張し終わってから背中空気袋61、62を膨張させるように構成していたが、これを次のように変形することも可能である。すなわち、先ず、枕空気袋41、42を膨張し始め、この枕空気袋41、42の膨張が完全に終わる前に背中空気袋61、62を膨張し始める、或いは、逆に、背中空気袋61、62から膨張を始め、背中空気袋61、62の膨張が完全に終わる前に枕空気袋41、42を膨張し始めるように、つまり、一時的に両空気袋41、42、61、62への給気時間が重なるようにすることも可能である。ただし、この場合、給気時間が重なっているときに、先に膨張し始めた空気袋に就寝者の移動などにより最初に膨張させ始めた空気袋に体重が作用するなどして、最初に膨張を開始した空気袋を押圧するような力が作用すると、この空気袋内の空気が他の空気袋に逃げてしましい、空気袋の膨張速度制御が設定通りに働かないという恐れがある。したがって、これを防止するためには、図11のように各三方弁81a、81b、82a、82bのポンプ側に逆支弁91a、91b、92a、92bを設けるのが好ましい。
本発明のいびき防止装置1は、一般家庭、宿泊施設等において、就寝時にいびきをかく人が同室にいる場合に用いる。このいびき防止装置を用いることにより、同室者はいびきにより睡眠が妨げられること無くすことができる。
本発明の実施例1に係るいびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの斜視図である。 同いびき防止装置図の空気配管回路図である。 同いびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの平面配置図である。 同いびき防止装置をマットレス、布団、ベッドなどの寝具上に設置したときの平面配置図であって、就寝者との位置関係を示したものである。 同いびき防止装置の空気袋の空気配管接続口へ接続される空気配管の断面図である。 同いびき防止装置における制御フローチャートである。 本発明の実施例2に係るいびき防止装置1の空気配管回路図である。 同いびき防止装置1における制御フローチャートである。 実施例3に係るいびき防止装置に用いられる枕昇降装置の正面図であって、左右の枕空気袋とも膨張していない状態図である。 同枕昇降装置の正面図であって、右側枕空気袋が膨張した状態図である。 本発明の実施例2に係るいびき防止装置1の変形例についての空気配管回路図である。
符号の説明
1 いびき防止装置
4 枕空気袋
4a 空気配管接続口
6 背中空気袋
6a 空気配管接続口
7 空気ポンプ
8 (空気制御弁としての)三方弁
9 空気配管
10 就寝者
12 枕
15 いびきセンサ
16 位置センサ
20 枕昇降装置
21 基板
23 支持板
24 リンク機構
41 左枕空気袋
42 右枕空気袋
61 左背中空気袋
62 右背中空気袋
81 左三方弁
81a 左枕空気袋用三方弁
81b 左背中空気袋用三方弁
82 右三方弁
82a 右枕空気袋用三方弁
82b 右背中空気袋用三方弁

Claims (8)

  1. 寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の背中空気袋を給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋に空気を供給するように構成されてなることを特徴とするいびき防止装置。
  2. 寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、枕空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の枕空気袋を給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の枕空気袋に空気を供給するように構成されてなることを特徴とするいびき防止装置。
  3. 前記枕空気袋を、平面を形成する基板上に配置するとともに、この枕空気袋の上面に枕を支持するための支持板を配置し、この支持板を、前記左右何れかの枕空気袋に空気を供給して膨張させることにより、左右何れかに傾斜可能とするように構成したことを特徴とする請求項2記載のいびき防止装置。
  4. 寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、寝具上に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋及び枕空気袋に空気を供給する空気ポンプとを備え、
    さらに、背中空気袋及び枕空気袋を左右に区分した空気袋組とし、これら空気袋組毎に給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに、空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の空気袋組に空気を供給するように構成されてなることを特徴とするいびき防止装置。
  5. 寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の肩部から背中或いは腰上部に至る長さであって、寝具上の所定位置に就寝する人の脊椎を中心として左右に対称的に配置される背中空気袋と、寝具上に仰臥して就寝する人の枕の下面側に左右対称的に配置される枕空気袋と、就寝している人のいびきを感知するいびきセンサと、就寝している人が寝具上の左右何れに偏って位置しているかを検知する位置センサと、背中空気袋及び枕空気袋に空気を供給する空気ポンプと、左右の背中空気袋及び左右の枕空気袋それぞれを給排気制御する空気制御弁と、空気制御弁及び空気ポンプの制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、いびきセンサがいびきを検出したときに空気制御弁及び空気ポンプを制御することにより、就寝している人が偏って位置している側の背中空気袋及び枕空気袋を適切なタイミングで空気供給できるように構成されてなることを特徴とするいびき防止装置。
  6. 前記背中空気袋は、左右端部の頭上側であって、かつ、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の頭部の側方位置に空気配管接続口を有することを特徴とする請求項1、4又は5記載のいびき防止装置。
  7. 前記枕空気袋は、寝具上の所定位置に仰臥して就寝する人の枕の下面側部を避けた位置に空気配管接続口を有することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載のいびき防止装置。
  8. 前記背中空気袋及び/又は枕空気袋の空気配管接続口に接続される空気配管は、空気配管接続口付近において段階的に拡径された空気配管が使用されてなることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のいびき防止装置。
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