JP2005256528A - 建物 - Google Patents

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JP2005256528A JP2004072224A JP2004072224A JP2005256528A JP 2005256528 A JP2005256528 A JP 2005256528A JP 2004072224 A JP2004072224 A JP 2004072224A JP 2004072224 A JP2004072224 A JP 2004072224A JP 2005256528 A JP2005256528 A JP 2005256528A
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康憲 前田
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Abstract

【課題】部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる建物を提供する。
【解決手段】構造強度的に独立している4つの構造体1〜4を、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間して配置し、4つの構造体1〜4を連結部5によって連結することによって、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の建物に関する。
住宅等の建物の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の建物は、平面視略矩形状に形成されており、外周部が構造壁である外壁で構成され、建物の内側には構造壁である内壁が設けられている。
そして、このような建物は、建物の外壁を構成する構造壁と、建物の内側の内壁を構成する構造壁とを構造設計に基いて配置するとともに、これら構造壁や構造壁間に架設した梁上に屋根を施工することによって構築される。
特開平7−180373号公報
ところで、上記のような建物では、部屋の配置を変更したり、敷地形状に対応させて建物の平面形状を変更する場合、建物の外壁を構成する構造壁や建物の内側の内壁を構成する構造壁の配置位置や壁量等を設計変更しなければならず、手間がかかっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる建物を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、立方体または直方体の箱状をなす4つの構造体1〜4が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置され、さらに、4つの構造体1〜4が連結部5によって連結されていることを特徴とする。
ここで、構造体1〜4は建築現場で箱状に構築してもよいし、工場等で箱状に製造したものを建築現場で設置してもよい。建築現場で構造体を構築する場合、軸組みで建物を構築する在来工法や、壁、床、屋根といった建築要素をパネル化して工場で製造しておき、これらパネルを現場で組み立てるパネル工法、さらにはツーバイフォー工法等に適用できる。
また、工場等で箱状に製造した構造体を建築現場で設置する場合、鉄骨を箱状に組立てた建物ユニットを現場で設置するユニット工法に適用できる。
また、前記連結部5は、4つの構造体1〜4の内側に位置する壁、床、梁、さらには、窓、戸等を含むものである。
さらに、4つの構造体1〜4を連結部5である壁(例えば、連結壁5a,5b)で連結する場合、この壁は構造壁(耐力壁)であってもよいし、通常の壁であってもよい。
請求項1に記載の発明によれば、4つの構造体1〜4は構造強度的に独立しているので、これら構造体1〜4が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間して配置され、4つの構造体1〜4が連結部5によって連結された建物は構造強度が確保されたものとなる。
したがって、4つの構造体1〜4の配置を変更するとともに4つの構造体1〜4を連結部5によって連結することによって、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の建物において、
4つの前記構造体1〜4は、互いに隣り合う少なくとも一組の構造体(例えば、構造体1,4)のうちの、一方の構造体(例えば構造体1)の外壁(例えば外壁1b)が、他方の構造体(例えば構造体4)の外壁(例えば外壁4b)より外側に位置するようにして、配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、隣り合う構造体(例えば、構造体1,4)のうちの、一方の構造体(例えば構造体1)の外壁(例えば外壁1b)が、他方の構造体の外壁より外側に位置しているので、この外側に位置にする一方の構造体(例えば構造体4)の外壁(例えば外壁4b)と直交し、かつ、他方の構造体と対向する壁(外壁1c)に開口部1dを形成することによって、一方の構造体(例えば構造体1)内へ通風や採光を容易に確保できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の建物において、
4つの前記構造体1〜4は、互いに隣り合う一方の一対の構造体(例えば構造体1,2)間の中心線L12と、他方の一対の構造体(例えば構造体3,4)間の中心線L34とが平行離間するようにして、配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、互いに隣り合う一方の一対の構造体(例えば構造体1,2)間の中心線L12と、他方の一対の構造体(例えば構造体3,4)間の中心線L34とが平行離間しているので、構造体(例えば構造体1,2と構造体3,4)は雁行するように配置される。したがって、構造体間に風や光を取り入れることによって、これら風や光を構造体内に導くことが容易となる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
4つの前記構造体1〜4は平面視において等しい大きさの正方形状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、4つの構造体1〜4が平面視において等しい大きさの正方形状に形成されているので、これら構造体1〜4の配置を建物の略中央部回りに変更することによって、建物の平面形状を同一としながらも、異なる平面プランの建物を構築できる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記連結部5は、少なくとも一組の隣り合う構造体(例えば構造体3,4)間に設けられた連結壁(例えば連結壁5a)を含み、この連結壁5aは隣り合う構造体(例えば構造体3,4)の外壁3b,4aより内側に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、連結部5に含まれる連結壁5aが構造体3,4の外壁3b,4aより内側に配置されているので、隣り合う構造体3,4の対向する壁3c,4cと連結壁5aとによって、平面視おいて凹所が形成される。したがって、この凹所を玄関ポーチや屋外デッキスペース38等として有効に利用できる。
本発明によれば、4つの構造体が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置され、さらに、4つの構造体が連結部によって連結されているので、構造体の配置を変更するとともに4つの構造体を連結部によって連結することによって、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る建物の1階の平面図、図2は2階の平面図である。
図1において、符号1〜4はそれぞれ構造体を示す。これら構造体1〜4はそれぞれ略直方体の箱状に形成されており、平面視においては等しい大きさの正方形状に形成されている。
構造体1〜4は、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置されている。また、4つの構造体1〜4は、互いに隣り合う少なくとも一組の構造体のうちの、一方の構造体の外壁が、他方の構造体の外壁より外側に位置するようにして、配置されている。
つまり、図1において互いに左右に隣り合う一組の構造体1,2のうちの、一方の構造体2の外壁2aが、他方の構造体1の外壁1aより外側に位置している。
また、図1において互いに上下に隣り合う一組の構造体2,3のうちの、一方の構造体3の外壁3aが、他方の構造体2の外壁2bより外側に位置している。
さらに、図1において互いに左右に隣り合う一組の構造体3,4のうちの、一方の構造体4の外壁4aが、他方の構造体3の外壁3bより外側に位置している。
また、図1において互いに上下に隣り合う一組の構造体4,1のうちの、一方の構造体1の外壁1bが、他方の構造体4の外壁4bより外側に位置している。
前記構造体1〜4は、互いに隣り合う一方の一対の構造体間の中心線と、他方の一対の構造体間の中心線とが平行離間するようにして、配置されている。
つまり、互いに隣り合う一方の一対の構造体1,2間の中心線L12と、他方の一対の構造体3,4間の中心線L34とは、一致しておらず、平行離間している。
また、互いに隣り合う一方の一対の構造体2,3間の中心線L23と、他方の一対の構造体1,4間の中心線L14とは、一致しておらず、平行離間している。
また、前記4つの構造体1〜4は連結部5によって連結されている。この連結部5は4つの構造体の内側に位置する壁、床、梁、さらには、窓、戸等を含むものである。例えば、連結部5の一部を構成する床は、4つの構造体1〜4の内側に設けられており、平面視略十字状に形成されている。
また、連結部5の一部を構成する連結壁5a,5bは隣り合う構造体3,4間と、隣り合う構造体1,4間にそれぞれ設けられている。連結壁5aは、隣り合う構造体3,4の外壁3b,4aより内側に配置されている。また、連結壁5bは隣り合う構造体1,4の外壁1b,4bより内側に配置されている。
さらに、隣り合う構造体1,2間には、連結部5の一部を構成する玄関戸5cが設けらられており、この玄関戸5cは隣り合う構造体1,2の外壁1a,2aより内側に配置されている。また、隣り合う構造体2,3間には、連結部5の一部を構成する窓5dが設けられており、この窓5dは隣り合う構造体2,3のうち、構造体2の外壁2bとほぼ面一に設けられており、構造体3の外壁3aより内側に配置されている。
前記構造体1内には、トイレ6や洗面室7等の水回り系の部屋と、玄関脇収納室8とが設けられている。玄関脇収納室8は玄関土間9と床レベルが等しくなっており、玄関土間9から行き来できるようになっている。
構造体2内には、キッチン10や収納室11が設けられている。この構造体2と構造体1との間に前記玄関土間9が設けられている。
構造体3内には、居間12が設けられている。この構造体3と構造体2との間には食堂13が設けられており、この食堂13と居間12とは連続している。
構造体4内には居間14が設けられている。この構造体4と構造体3との間は、居間12の一部12aとされており、これによって居間14と居間12とは連続している。
また、構造体1〜4を連結する連結部5には、玄関土間9、ホール15、階段16、前記食堂13、居間12の一部12aが設けられている。
前記構造体1〜4は、建築現場で、基礎上に床パネルを敷き込むとともに、この床パネル上に壁パネルを立設することにより構築され、各構造体1〜4を形成する壁には、適宜窓や、連結部5との間に行き来を行うための開口部が形成されている。
本発明の建物は、図2に示すように、平面視において正方形状の直方体の箱状をなす4つの構造体21〜24が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置されている。これら構造体21〜24は、それぞれ前記構造体1〜4上に設けられている。また、構造体21〜24の平面視における大きさは構造体1〜4と等しくなっている。
したがって、4つの構造体21〜24は、互いに隣り合う少なくとも一組の構造体のうちの、一方の構造体の外壁が、他方の構造体の外壁より外側に位置するようにして、配置されている。
つまり、図2において互いに左右に隣り合う一組の構造体21,22のうちの、一方の構造体22の外壁22aが、他方の構造体21の外壁21aより外側に位置している。
また、図2において互いに上下に隣り合う一組の構造体22,23のうちの、一方の構造体23の外壁23aが、他方の構造体22の外壁22bより外側に位置している。
さらに、図2において互いに左右に隣り合う一組の構造体23,24のうちの、一方の構造体24の外壁24aが、他方の構造体23の外壁23bより外側に位置している。
また、図2において互いに上下に隣り合う一組の構造体24,21のうちの、一方の構造体21の外壁21bが、他方の構造体24の外壁24bより外側に位置している。
前記構造体21〜24は、互いに隣り合う一方の一対の構造体間の中心線と、他方の一対の構造体間の中心線とが平行離間するようにして、配置されている。
つまり、互いに隣り合う一方の一対の構造体21,22間の中心線L12と、他方の一対の構造体23,24間の中心線L34とは、一致しておらず、平行離間している。
また、互いに隣り合う一方の一対の構造体22,23間の中心線L23と、他方の一対の構造体21,24間の中心線L14とは、一致しておらず、平行離間している。
また、前記4つの構造体21〜24は連結部25によって連結されている。この連結部5は4つの構造体の内側に位置する壁、床、梁、さらには、窓、戸等を含むものである。例えば、連結部25の一部を構成する床は、4つの構造体1〜4の内側に設けられており、平面視略十字状に形成されている。
また、連結部25の一部を構成する連結壁25a,25bは隣り合う構造体21,22間と、隣り合う構造体21,24間にそれぞれ設けられている。連結壁25aは、隣り合う構造体21,22の外壁21a,22aより内側に配置されている。また、連結壁25bは隣り合う構造体1,4の外壁21b,24bより内側に配置されている。さらに、連結部25の一部を構成する連結壁25cは隣り合う構造体22,23間に設けられており、この連結壁25cは、隣り合う構造体22,23の外壁22b,23aより内側に配置されている。
また、隣り合う構造体22,23間には、連結部25の一部を構成する窓25cが設けらられており、この窓25cは隣り合う構造体22,23の外壁22b,23aより内側に配置されている。また、隣り合う構造体23,24間には、連結部25の一部を構成する窓25dが設けられており、この窓25dは隣り合う構造体23,24の外壁23b,24aより内側に配置されている。
前記構造体21内には、寝室26が設けられており、構造体22内には洗面室27、トイレ28,浴室29等の水回り系の部屋と収納所30が設けられている。構造体21と構造体22との間にはクローゼット31が設けられており、このクローゼット31には寝室26および収納所30の双方から出入りできるようになっている。
構造体23内には寝室32が設けられており、構造体23と構造体22との間には、インナーバルコニー33が設けられている。
構造体24は上方が開口しており、その内側にはバルコニー34が設けられている。このバルコニー34の外側の壁、つまり構造体24の外壁24a,24bはバルコニー床面から1.6〜1.7m程度となっている。このバルコニー床面は、前記寝室32の床面より70cm〜80cm程度高くなっており、2階中央部にあるホール35から階段36を上って行き来できるようになっている。バルコニー床面が寝室32の床面より高い分だけ1階の居間14は他の居間12等に比して天井高が高くなっている。
また、構造体21〜24を連結する連結部25には、ホール35、階段16、インナーバルコニー33、階段36が設けられている。
前記構造体21〜24は、建築現場で、1階の壁パネル上に2階の床パネルを敷き込むとともに、この床パネル上に2階の壁パネルを立設することにより構築され、各構造体21〜24を形成する壁には、適宜窓や、連結部25との間に行き来を行うための開口部が形成されている。
本実施の形態の建物によれば、1階の4つの構造体1〜4および2階の4つの構造体21〜24は構造強度的に独立しているので、これら構造体が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間して配置され、1階の4つの構造体1〜4と2階の4つの構造体21〜24がそれぞれ連結部5,25によって連結された建物は構造強度が確保されたものとなる。
したがって、1階の4つの構造体1〜4や2階の4つの構造体21〜24の配置を変更するとともにこれら構造体を連結部5,25によって連結することによって、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。
例えば、図3(a),(b)に示すように、図1および図2に示す建物を時計回りに90°回転させることによって、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。また、図3(c),(d)に示すように、図1および図2に示す建物を時計回りに180°回転させることによっても、部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。さらに、図3(e),(f)に示すように、図1および図2に示す建物を半時計回りに90°回転させるとともに、その状態から上下を反転することによって部屋の配置変更や、敷地形状に対応させた建物の平面形状の変更を容易に行うことができる。
なお、図3は3種類の建物の平面図を示すもので、図3(a)は1種類目の建物の1階の平面図、図3(b)は同建物の2階の平面図、図3(c)は2種類目の建物の1階の平面図、図3(d)は同建物の2階の平面図、図3(e)は3種類目の建物の1階の平面図、図3(f)は同建物の2階の平面図である。
また、図1に示すように、隣り合う構造体1,4のうちの、一方の構造体1の外壁1bが、他方の構造体4の外壁4bより外側に位置しているので、この外側に位置にする一方の構造体1の外壁1bと直交し、かつ、他方の構造体4と対向する壁(外壁)1cに開口部1dを形成することによって、一方の構造体1内へ通風や採光を容易に確保できる。
同様に、図2に示すように、隣り合う構造体23,22のうちの、一方の構造体23の外壁23aが、他方の構造体22の外壁22bより外側に位置しているので、この外側に位置する一方の構造体23の外壁23aと直交し、かつ、他方の構造体22と対向する壁(外壁)23cに開口部23dを形成することによって、一方の構造体23内へ通風や採光を容易に確保できる。さらに、同様に構造体21の外壁21bと直交し、かつ、構造体24と対向する壁(外壁)21cに開口部21dを形成することによって、一方の構造体21内へ通風や採光を容易に確保できる。
また、図1に示すように、互いに隣り合う一方の一対の構造体1,2(2,3)間の中心線L12(L23)と、他方の一対の構造体3,4(1,4)間の中心線L34(L14)とが平行離間しているので、構造体1〜4は雁行するように配置される。したがって、隣り合う構造体間に風や光を取り入れることによって、これら風や光を構造体1〜4内に導くことが容易となる。
さらに、4つの構造体1〜4(21〜24)が平面視において等しい大きさの正方形状に形成されているので、これら構造体1〜4(21〜24)の配置を建物の略中央部回りに変更することによって、建物の平面形状を同一としながらも、異なる平面プランの建物を構築できる。
加えて、図1に示すように、連結部5に含まれる連結壁5a(5b)が構造体3,4(1,4)の外壁3b,4a(1b,4b)より内側に配置されているので、隣り合う構造体3,4(1,4)の対向する壁3c,4(1c,4d)と連結壁5a(5b)とによって、平面視おいて凹所が形成される。したがって、この凹所を屋外デッキスペース38(39)として有効に利用できる。
また、図2に示すように、連結部25に含まれる連結壁25cが構造体22,23の外壁22b,23aより内側に配置されているので、隣り合う構造体22,23の対向する壁22c,23cと連結壁25cとによって、平面視において凹所が形成される。したがって、この凹所をインナーバルコニー33として有効利用できる。
(第2の実施の形態)
図4は本発明に係る第2の実施の形態の建物を示すもので、その1階の平面図である。この図に示す建物が、前記図1に示した建物と構造的に異なる点は、構造体41および構造体43の形状、大きさである。なお、本例において図1に示すものと共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本例の建物は、1階に4つの構造体41,2,43,4を備えている。これら構造体41,2,43,4は、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置されている。
構造体41は、その外壁41bが図1に示す構造体1の外壁1bより内側(図4において右側)に配置されている。つまり、構造体41の外壁41a、壁41cが、図1に示す構造体1の外壁1a、壁1cより短くなっており、これによって構造体41は構造体1より小さくなっている。
このように構造体41を構造体1より小さくすることによって、構造体41の外壁41bと構造体4の外壁4bが平面視において、ほぼ面一に配置されている。
また、構造体43は、その外壁43a,43bが図1に示す構造体4の外壁3a,3bより外側に配置されている。つまり、構造体43の外壁43a,44bが図1に示す構造体3の外壁3a,3bより長くなっており、これによって構造体43は構造体3より大きくなっている。
このように構造体43を構造体3より大きくすることによって、構造体43の外壁43bと構造体4の外壁4aとが平面視において、ほぼ面一に配置されている。また、構造体43の外壁43aは、構造体2の外壁2bより大きく外側に配置されている。
また、構造体41は、前記構造体1より小さいので、構造体41内には玄関脇収納室8は設けられているが、トイレ6や洗面室7等の水回り系の部屋は、構造体2内に設けられている。
さらに、構造体43は、前記構造体3より大きいので、構造体43内には、大きな食堂42が設けられるとともに、流し台45の天板が食堂43側に張出している。
なお、建物の2階には、図示は省略するが、1階の構造体41,2,43,4上に、平面視においてこれらと同形、同大の構造体がそれぞれ設けられている。
このような建物では、図1に示す建物と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、構造体41を縮小する一方で、構造体43を拡大することによって、敷地の大きさや形状に対応させて、建物の平面形状を容易に変更できる。
(第3の実施の形態)
図5は本発明に係る第3の実施の形態の建物を示すもので、その1階の平面図である。この図に示す建物が、前記図1に示した建物と構造的に異なる点は、構造体53の形状、大きさである。なお、本例において図1に示すものと共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本例の建物は、1階に4つの構造体1,2,53,4を備えている。これら構造体1,2,53,4は、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置されている。
構造体53は、その外壁53bが図1に示す構造体3の外壁3bより外側に配置されている。つまり、構造体53の外壁53aが図1に示す構造体3の外壁3aより長くなっており、これによって構造体53は構造体3より大きくなっている。また、構造体53内には、和室54が設けられている。
なお、建物の2階には、図示は省略するが、1階の構造体1,2,53,4上に、平面視においてこれらと同形、同大の構造体がそれぞれ設けられている。
このような建物では、図1に示す建物と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、構造体53を拡大することによって、敷地の大きさや形状に対応させて、建物の平面形状を容易に変更できる。
(第4の実施の形態)
図6は本発明に係る第4の実施の形態の建物を示すもので、その1階の平面図である。この図に示す建物が、前記図1に示した建物と構造的に異なる点は、構造体61の形状、大きさである。なお、本例において図1に示すものと共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
構造体61は、その外壁61a,61bが図1に示す構造体1の外壁1a,1bより外側に配置されている。つまり、構造体61の外壁61a,61bが図1に示す構造体1の外壁1a,1bより長くなっており、これによって構造体61は構造体1より大きくなっている。
このように構造体61を構造体1より大きくすることによって、構造体61の外壁61aおよび外壁61bは構造体2の外壁2aおよび構造体4の外壁4bより大きく外側に配置されている。そして、この大きな構造体61内にはガレージスペース62が設けられている。
このような建物では、図1に示す建物と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、構造体61を大きく拡大することによって、敷地の大きさや形状に対応させて、建物の平面形状を容易に変更でき、また、建物内にビルトインガレージ(ガレージスペース62)を容易に設けることができる。
本発明に係る建物の第1の実施の形態を示すもので、建物の1階の平面図である。 同、2階の平面図である。 同、建物の平面形状を変更した例を示す平面図である。 本発明に係る建物の第2の実施の形態を示すもので、建物の1階の平面図である。 本発明に係る建物の第3の実施の形態を示すもので、建物の1階の平面図である。 本発明に係る建物の第4の実施の形態を示すもので、建物の1階の平面図である。
符号の説明
1〜4,21〜24,41,43,53,61 構造体
5,25 連結部
5a,5b,25a,25b,25c 連結壁

Claims (5)

  1. 立方体または直方体の箱状をなす4つの構造体が、平面視において建物の略中央部回りに、互いに離間してかつ隣り合う構造体が平行になるように配置され、さらに、4つの構造体が連結部によって連結されていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    4つの前記構造体は、互いに隣り合う少なくとも一組の構造体のうちの、一方の構造体の外壁が、他方の構造体の外壁より外側に位置するようにして、配置されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    4つの前記構造体は、互いに隣り合う一方の一対の構造体間の中心線と、他方の一対の構造体間の中心線とが平行離間するようにして、配置されていることを特徴とする建物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
    4つの前記構造体は平面視において等しい大きさの正方形状に形成されていることを特徴とする建物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
    前記連結部は、少なくとも一組の隣り合う構造体間に設けられた連結壁を含み、この連結壁は隣り合う構造体の外壁より内側に配置されていることを特徴とする建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008297762A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Misawa Homes Co Ltd 建物

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