JP5524498B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物に関する。
近年、外観や間取りがあらかじめ決められている建物が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
このような建物を建築するにあたり、施工業者にとっては、例えば躯体構造や間取り等が規格化されている方が、同じ部材等を量産してコストを低減できるとともに、建築される建物ごとに異なる建築技術を磨く必要もないので都合がよい。
特開2002−295030号公報
ところが、建物の購入者にとっては、間取り等に自身の希望をどれくらい取り入れることができるかが、建物購入の重要な選択条件となる場合がある。しかし、単に建物の購入者の希望だけを取り入れるようにするとなると、強度等を考慮した構造とすることが難しいという問題がある。
本発明の課題は、建物の強度等を考慮しつつ、極力、購入者のライフスタイルに適した間取りを構成することが可能な建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1,図4,図5に示すように、平面視矩形状に形成されるとともに外周に沿って耐力壁(例えば外壁1a,1Aa、仕切り壁11,21)が設けられる下階部1(1A)の外周よりも内側に、平面視略T字状または十字状に形成されるとともに前記下階部1(1A)の一部を構成する下階構成部10(20)が配置されており、
前記下階構成部10(20)の外周に沿って、該下階構成部10(20)の内部と外部とを仕切る仕切り壁11(21)が設けられており、
前記下階構成部10(20)は、前記仕切り壁11(21)が設けられる位置を示すとともに互いに平行する第1および第2壁線10a,10b(20a,20b)と、前記仕切り壁11(21)が設けられる位置を示すとともに該第1および第2壁線10a,10b(20a,20b)に直交し、さらに互いに平行する第3および第4壁線10c,10d(20c,20d)とで囲まれた部分に位置する中央ホール12(22)と、
この中央ホール12(22)に隣接するとともに、この中央ホール12(22)から前記第1および第2壁線10a,10b(20a,20b)の延在方向と、前記第3および第4壁線10c,10d(20c,20d)の延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線10a(20a)と第2壁線10b(20b)との間に位置する部分と、前記第3壁線10c(20c)と第4壁線10d(20d)との間に位置する部分とにそれぞれ配置される複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)とを備えており、
これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうち、一つの部屋空間13(23)は玄関室とされるとともに、一つの部屋空間14(24)は、下階部1(1A)と上階部2(2A)とを連通する階段14a(24a)を有する階段室とされており、
前記耐力壁は、少なくとも前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部の位置に対応するようにして、前記下階部1(1A)の外周に沿って断続的に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記下階構成部10(20)の外周に沿って、該下階構成部10(20)の内部と外部とを仕切る仕切り壁11(21)が設けられており、前記下階構成部10(20)は、前記第1および第2壁線10a,10b(20a,20b)と、前記第3および第4壁線10c,10d(20c,20d)とで囲まれた部分に位置する中央ホール12(22)と、この中央ホール12(22)に隣接する複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)とを備えているので、この下階構成部10(20)の中央ホール12(22)と複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)とを、外部と仕切られた空間とすることができる。
また、前記下階部1(1A)の外周よりも内側に、前記下階構成部10(20)が配置されているので、この下階構成部10(20)自体によって前記下階部1(1A)内の空間を平面視略T字状または十字状に仕切ることができる。そして、前記下階構成部10(20)は平面視略T字状または十字状に形成されていることから、この下階構成部10(20)の中央ホール12(22)および複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の側辺付近や、複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)同士で形成される入隅付近に、この下階構成部10(20)の仕切り壁11(21)と前記下階部1(1A)の外周の耐力壁とで囲まれる部屋を容易に形成することができる。
さらに、前記下階部1(1A)の外周に沿って耐力壁が設けられているので、十分な荷重支持力を確保することができ、前記下階部1(1A)内に大空間を形成することができる。また、例えば前記耐力壁を前記下階部1(1A)の外周に沿って断続的に設けた場合に、前記下階部1(1A)内に形成される大空間を屋外に開放することもできる。したがって、前記下階部1(1A)の前記下階構成部10(20)を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することもできる。また、このように前記下階部1(1A)内を屋外に開放しても、前記下階部1(1A)の外周に沿って耐力壁が設けられているので、この耐力壁によって前記下階部1(1A)内を効果的に目隠しすることができる。
さらに、前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうち、一つの部屋空間13(23)は玄関室とされているので、この一つの部屋空間13(23)を介して屋内と屋外とを行き来できる。しかも、前記部屋空間13(23)は、前記中央ホール12(22)から前記第1および第2壁線10a,10b(20a,20b)の延在方向と、前記第3および第4壁線10c,10d(20c,20d)の延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線10a(20a)と第2壁線10b(20b)との間に位置する部分と、前記第3壁線10c(20c)と第4壁線10d(20d)との間に位置する部分とにそれぞれ配置されていることから、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうちのいずれかに玄関が設けられることになり、玄関の向きを適宜選択できることとなる。
また、前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうち、一つの部屋空間14(24)は、下階部1(1A)と上階部2(2A)とを連通する階段14a(24a)を有する階段室とされているので、この一つの部屋空間14(24)を介して下階部1(1A)と上階部2(2A)とを行き来することができる。
これによって、建物の下階部1(1A)内に購入者の要望に合うように部屋を配置できるとともに、この建物の下階部1(1A)を屋外に開放することもできるので、購入者のライフスタイルに適した間取りを構成することが可能となる。
また、前記耐力壁は、少なくとも前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部の位置に対応するようにして、前記下階部1(1A)の外周に沿って断続的に設けられているので、断続的に設けられた耐力壁間を開口部とすることができる。このように開口部が形成されることによって、前記耐力壁によって建物自体の強度を保ちながら前記下階部1(1A)への採光性を向上させることができる。また、前記下階部1(1A)内に形成される大空間を屋内とせずに、屋外に開放することもできるので、前記下階部1(1A)の前記下階構成部10(20)を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することもできる。
また、このように前記下階部1(1A)内を屋外に開放しても、少なくとも前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部の位置に対応するようにして耐力壁が設けられているので、この耐力壁によって前記下階部1(1A)内を効果的に目隠しすることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1および図5に示すように、請求項1に記載の建物において、
前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうち、一つの部屋空間15(25,26)は、浴室や洗面所等の設備室とされていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)のうち、一つの部屋空間15(25,26)は、浴室や洗面所等の設備室とされているので、前記下階部1(1A)のうち、前記下階構成部10(20)を除く部分を、例えば屋内として利用するにしても、また屋外とするにしても、建物の下階部1(1A)に、生活に必要な設備を調えることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の建物において、
前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間13,14の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しており、
前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間15の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接し、該部屋空間15の突出方向側端部に位置する仕切り壁11が、前記耐力壁によって構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間13,14の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しているので、この部屋空間13,14の突出方向側端部と耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができ、より購入者の要望に合わせやすくなる。
また、玄関室として利用される前記部屋空間13の突出方向側端部と耐力壁とが対向していれば、この耐力壁を、外部から前記部屋空間3への視線を遮る目隠し壁として利用することもできる。
さらに、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間15の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接し、該部屋空間15の突出方向側端部に位置する仕切り壁11が、前記耐力壁によって構成されているので、この部屋空間15を、屋外に面した部屋とすることができる。したがって、この部屋空間15によって、前記下階部1内の空間の一部を、該部屋空間15の一方の側辺側の下階部1内の空間と、他方の側辺側の下階部1の空間とに分けることができる。これによって、さらに購入者の要望に合わせやすくなる。
請求項4に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項1または2に記載の建物において、
前記複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しているので、これら複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができ、購入者の要望に合わせやすくなる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の建物において、
前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接しており、
これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部に位置する仕切り壁11(21)が、前記耐力壁によって構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接しており、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部に位置する仕切り壁11(21)が、前記耐力壁によって構成されているので、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)を、屋外に面した部屋とすることができる。したがって、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)によって、前記下階部1内の空間を、複数の空間に分けることができる。これによって、さらに購入者の要望に合わせやすくなる。
請求項に記載の発明は、例えば図1,図2および図5,図6に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
上階部2(2A)には、耐力壁(例えば壁2b,2Ab)が、前記下階構成部10(20)の仕切り壁11(21)の上方に位置するようにして設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、上階部2(2A)には、耐力壁(例えば壁2b,2Ab)が、前記下階構成部10(20)の仕切り壁11(21)の上方に位置するようにして設けられているので、この耐力壁の設置箇所付近を境に、前記上階部2(2A)内の空間を分けることができる。これによって、より一層、購入者の要望に合わせやすくなる。
本発明によれば、下階構成部の外周に沿って、該下階構成部の内部と外部とを仕切る仕切り壁が設けられており、下階構成部は、第1および第2壁線と、第3および第4壁線とで囲まれた部分に位置する中央ホールと、この中央ホールに隣接する複数の部屋空間とを備えているので、この下階構成部の中央ホールと複数の部屋空間とを、外部と仕切られた空間とすることができる。
また、下階部の外周よりも内側に、下階構成部が配置されているので、この下階構成部)自体によって下階部内の空間を平面視略T字状または十字状に仕切ることができる。そして、下階構成部は平面視略T字状または十字状に形成されていることから、この下階構成部の中央ホールおよび複数の部屋空間の側辺付近や、複数の部屋空間同士で形成される入隅付近に、この下階構成部の仕切り壁と下階部の外周の耐力壁とで囲まれる部屋を容易に形成することができる。
さらに、下階部の外周に沿って耐力壁が設けられているので、十分な荷重支持力を確保することができ、下階部内に大空間を形成することができる。また、例えば耐力壁を下階部の外周に沿って断続的に設けた場合に、下階部内に形成される大空間を屋外に開放することもできる。したがって、下階部の下階構成部を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することもできる。また、このように下階部内を屋外に開放しても、下階部の外周に沿って耐力壁が設けられているので、この耐力壁によって下階部内を効果的に目隠しすることができる。
さらに、複数の部屋空間のうち、一つの部屋空間は玄関室とされているので、この一つの部屋空間を介して屋内と屋外とを行き来できる。しかも、この部屋空間は、中央ホールから第1および第2壁線の延在方向と、第3および第4壁線の延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ第1壁線と第2壁線との間に位置する部分と、第3壁線と第4壁線との間に位置する部分とにそれぞれ配置されていることから、これら複数の部屋空間のうちのいずれかに玄関が設けられることになり、玄関の向きを適宜選択できることとなる。
また、複数の部屋空間のうち、一つの部屋空間は、下階部と上階部とを連通する階段を有する階段室とされているので、この一つの部屋空間を介して下階部と上階部とを行き来することができる。
これによって、建物の下階部内に購入者の要望に合うように部屋を配置できるとともに、この建物の下階部を屋外に開放することもできるので、購入者のライフスタイルに適した間取りを構成することが可能となる。
本発明に係る建物の下階部を示す平面図である。 図1に示す建物の上階部を示す平面図である。 図1に示す建物の小屋裏部を示す平面図である。 図1に示す建物の立面図である。 本発明に係る建物の下階部を示す平面図である。 図5に示す建物の上階部を示す平面図である。 図5に示す建物の小屋裏部を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態において説明する建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る建物の下階部を示す平面図である。
図1において符号1は、建物の下階部を示す。この下階部1は、平面視矩形状に形成されるとともに外周に沿って外壁1aが設けられている。なお、この外壁1aは耐力壁である。
さらに、前記下階部1の上方は、図2に示すように上階部2となっており、この上階部2の上方は、図3に示すように小屋裏部3となっている。
また、この下階部1の外周よりも内側には、図1に示すように、平面視略T字状に形成されるとともに前記下階部1の一部を構成する下階構成部10が配置されている。また、この下階構成部10の外周に沿って、該下階構成部10の内部と外部とを仕切る仕切り壁11が設けられている。
なお、この仕切り壁11は荷重支持力を発揮する耐力壁である。したがって、前記下階部1は、この下階部1の外周の耐力壁と、前記下階構成部10の外周の耐力壁とによって十分な荷重支持力を確保できるようになっている。
前記下階構成部10は、前記仕切り壁11が設けられる位置を示すとともに互いに平行する第1および第2壁線10a,10bと、前記仕切り壁11が設けられる位置を示すとともに該第1および第2壁線10a,10bに直交し、さらに互いに平行する第3および第4壁線10c,10dとで囲まれた部分に位置する中央ホール12と、この中央ホール12に隣接するとともに、この中央ホール12から前記第1および第2壁線10a,10bの延在方向と、前記第3および第4壁線10c,10dの延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線10aと第2壁線10bとの間に位置する部分と、前記第3壁線10cと第4壁線10dとの間に位置する部分とにそれぞれ配置される複数の部屋空間13,14,15とを備えている。
これら中央ホール12と複数の部屋空間13,14,15とは、前記仕切り壁11によって外部と仕切られた空間となる。なお、この外部とは、前記下階部1の外周よりも内側の空間を指している。
前記第1および第2壁線10a,10b間の間隔と、前記第3および第4壁線10c,10d間の間隔とは、略等しくなるように設定されている。したがって、前記中央ホール12は、平面視正方形に形成されている。
また、本実施の形態において、前記中央ホール12は、前記下階部1の中央付近に位置している。
さらに、前記部屋空間13,14は、この部屋空間13,14の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間するように配置されている。
また、前記部屋空間15は、この部屋空間15の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接するように配置されており、該部屋空間15の突出方向側端部に位置する仕切り壁11は、前記耐力壁によって構成されている。
すなわち、前記部屋空間13,14の突出方向側端部と耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができる。
さらに、前記部屋空間15の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接し、該部屋空間15の突出方向側端部に位置する仕切り壁11が、前記耐力壁によって構成されているので、この部屋空間15を、屋外に面した部屋とすることができる。したがって、この部屋空間15によって、前記下階部1内の空間の一部を、該部屋空間15の一方の側辺側の下階部1内の空間と、他方の側辺側の下階部1の空間とに分けることができる。
さらに、前記下階構成部10は、上述のように平面視略T字状に形成されているので、この下階構成部10自体によって前記下階部1内の空間を平面視略T字状に仕切ることができる。中央ホール12および複数の部屋空間13,14,15の側辺付近や、複数の部屋空間13,14,15同士で形成される入隅付近に、この下階構成部10の仕切り壁11と前記下階部1の外周の耐力壁とで囲まれる部屋を形成することができる。
なお、前記下階部1内の空間は、このように部屋を設けて屋内としてもよいが、本実施の形態においては、前記耐力壁である外壁1aを、前記下階部1の外周に沿って断続的に設けることによって、この下階部1内の空間を屋外に開放された空間とする。すなわち、前記下階部1内の前記下階構成部10を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することができる。
また、この下階部1の床面1cは、図4に示すように、雨仕舞等の向上のため、建物が建築される地面よりも一段高くなるように設定されている。
また、前記複数の部屋空間13,14,15は、図1に示すように平面視矩形状に形成されており、前記下階部1延いては建物自体にとって重要な役割を持つ部屋等として利用される。
すなわち、前記部屋空間13は玄関室とされており、部屋空間14は、下階部1と上階部2とを連通する階段14aを有する階段室とされており、部屋空間15は、浴槽15aおよび洗面台15bが設けられた浴室および洗面所とされている。
また、このような複数の部屋空間13,14,15は、これら複数の部屋空間13,14,15の突出方向側端部の位置と、断続的に設けられた前記外壁1aとの位置とが対応するようにして配置されている。つまり、前記外壁1aは、前記複数の部屋空間13,14,15の突出方向側端部の位置に対応するようにして、前記下階部1の外周に沿って断続的に設けられている。
また、前記外壁1aは、前記複数の部屋空間13,14,15の突出方向側端部の位置に対応するだけでなく、前記下階部1の外周の角部にも設けられている。
玄関室である前記部屋空間13は、この部屋空間13の突出方向側端部に位置する部分に出入口13aが設けられており、この出入口13aと、前記第2〜第4壁線10b,10c,10dとで囲まれる部分に玄関土間13bが設けられている。この玄関土間13bは、前記中央ホール12よりも床面の高さが一段低くなるように設定されている。
なお、図1の上部を北とした場合、本実施の形態の玄関室13は前記下階部1において前記中央ホール12の東側に配置されており、出入口13aが東向きに開放できるようになっている。
階段室である前記部屋空間14は、前記中央ホール12から登れるように配置された前記階段14aと、この階段14aの中途に設けられる踊り場14bと、この踊り場14bから行き来できるトイレ14cとを備えている。また、このトイレ14cは、部屋空間14の突出方向側端部と、この突出方向側端に対向する外壁1aとの間の空間の上方に位置している。
なお、この階段室14は、前記下階部1から、上階部2を介して、この上階部2の上部の小屋裏部3まで連通する吹き抜け空間となっている。また、前記階段14aも、この吹き抜け空間である階段室14の上下方向に沿って、下階部1から小屋裏部3まで昇降可能に設けられている。
浴室および洗面所である部屋空間15は、前記中央ホール12と、開閉可能な出入口を介して隣接しており、浴室と洗面所同士も開閉可能な出入口を介して隣接している。前記浴室が部屋空間15の突出方向側端部側に位置し、洗面所が中央ホール12側に位置している。
一方、図2に示すように、前記上階部2には、耐力壁が、この上階部2の外周に沿って設けられるとともに、前記下階構成部10の仕切り壁11の上方に位置するようにして設けられている。また、上階部2の外周に沿う耐力壁は外壁2aであり、前記下階部1の外周に沿って設けられた外壁1aの直上に位置するようにして、前記上階部2の外周に沿って断続的に設けられている。そして、断続的に設けられた外壁2a同士の間の開口部は窓等として利用されている。
また、前記下階構成部10の仕切り壁11の上方に位置する耐力壁は壁2bであり、この壁2bは前記階段室14aを両側面から囲むようにして設けられている。
さらに、前記上階部2は、前記壁2b設置箇所付近、すなわち前記階段室14を境に、該上階部2内の空間が分けられている。
また、前記階段14aの下階部1への降り口および小屋裏部3への登り口に対向し、かつ所定の間隔をあけて、階段室14と上階部2内の空間とを仕切る仕切り壁2cが設けられている。そして、この階段室14と仕切り壁2cとの2箇所の開口が、階段室14と上階部2内の空間との出入口として利用されている。
なお、前記上階部2にはバルコニー2dが設けられている。
また、この上階部2の一部は、この上階部2の床から小屋裏部3の天井まで吹き抜ける吹き抜け部とされている。
また、前記小屋裏部3は、図3に示すように、前記階段14aを登りきった位置に部屋3aが設けられるとともに、この部屋3aに隣接して部屋3bが設けられている。また、前記部屋3aは、前記上階部2の吹き抜け部の上部空間に面して配置されている。
本実施の形態によれば、前記下階構成部10の外周に沿って、該下階構成部10の内部と外部とを仕切る仕切り壁11が設けられており、前記下階構成部10は、前記第1および第2壁線10a,10bと、前記第3および第4壁線10c,10dとで囲まれた部分に位置する中央ホール12と、この中央ホール12に隣接する複数の部屋空間13,14,15とを備えているので、この下階構成部10の中央ホール12と複数の部屋空間13,14,15とを、外部と仕切られた空間とすることができる。
また、前記下階部1の外周よりも内側に、前記下階構成部10が配置されているので、この下階構成部10自体によって前記下階部1内の空間を平面視略T字状に仕切ることができる。そして、前記下階構成部10は平面視略T字状に形成されていることから、この下階構成部10の中央ホール12および複数の部屋空間13,14,15の側辺付近や、複数の部屋空間13,14,15同士で形成される入隅付近に、この下階構成部10の仕切り壁11と前記下階部1の外周の耐力壁とで囲まれる部屋を容易に形成することができる。
さらに、前記下階部1の外周に沿って耐力壁が設けられているので、十分な荷重支持力を確保することができ、前記下階部1内に大空間を形成することができる。また、例えば前記耐力壁を前記下階部1の外周に沿って断続的に設けた場合に、前記下階部1内に形成される大空間を屋外に開放することもできる。したがって、前記下階部1の前記下階構成部10を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することもできる。また、このように前記下階部1内を屋外に開放しても、前記下階部1の外周に沿って耐力壁が設けられているので、この耐力壁によって前記下階部1内を効果的に目隠しすることができる。
さらに、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、一つの部屋空間13は玄関室とされているので、この一つの部屋空間13を介して屋内と屋外とを行き来できる。しかも、前記部屋空間13は、前記中央ホール12から前記第1および第2壁線10a,10bの延在方向と、前記第3および第4壁線10c,10dの延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線10aと第2壁線10bとの間に位置する部分と、前記第3壁線10cと第4壁線10dとの間に位置する部分とにそれぞれ配置されていることから、これら複数の部屋空間13,14,15のうちのいずれかに玄関が設けられることになり、玄関の向きを適宜選択できることとなる。
また、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、一つの部屋空間14は、下階部1と上階部2とを連通する階段14aを有する階段室とされているので、この一つの部屋空間14を介して下階部1と上階部2とを行き来することができる。
これによって、建物の下階部1内に購入者の要望に合うように部屋を配置できるとともに、この建物の下階部1を屋外に開放することもできるので、購入者のライフスタイルに適した間取りを構成することが可能となる。
また、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、一つの部屋空間15は、浴室や洗面所等の設備室とされているので、前記下階部1のうち、前記下階構成部10を除く部分を、例えば屋内として利用するにしても、また屋外とするにしても、建物の下階部1に、生活に必要な設備を調えることができる。
また、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間13,14の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しているので、この部屋空間13,14の突出方向側端部と耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができ、より購入者の要望に合わせやすくなる。
また、玄関室として利用される前記部屋空間13の突出方向側端部と耐力壁とが対向していれば、この耐力壁を、外部から前記部屋空間3への視線を遮る目隠し壁として利用することもできる。
さらに、前記複数の部屋空間13,14,15のうち、少なくとも一つの部屋空間15の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接し、該部屋空間15の突出方向側端部に位置する仕切り壁11が、前記耐力壁によって構成されているので、この部屋空間15を、屋外に面した部屋とすることができる。したがって、この部屋空間15によって、前記下階部1内の空間の一部を、該部屋空間15の一方の側辺側の下階部1内の空間と、他方の側辺側の下階部1の空間とに分けることができる。これによって、さらに購入者の要望に合わせやすくなる。
また、前記耐力壁は、少なくとも前記複数の部屋空間13,14,15の突出方向側端部の位置に対応するようにして、前記下階部1の外周に沿って断続的に設けられているので、断続的に設けられた耐力壁間を開口部とすることができる。このように開口部が形成されることによって、前記耐力壁によって建物自体の強度を保ちながら前記下階部1への採光性を向上させることができる。また、前記下階部1内に形成される大空間を屋内とせずに、屋外に開放することもできるので、前記下階部1の前記下階構成部10を除く部分を駐車スペースや庭スペースとして利用することもできる。
また、このように前記下階部1内を屋外に開放しても、少なくとも前記複数の部屋空間13,14,15の突出方向側端部の位置に対応するようにして耐力壁が設けられているので、この耐力壁によって前記下階部1内を効果的に目隠しすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。
また、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
図5は本発明に係る建物の下階部を示す平面図である。
図5において符号1Aは、建物の下階部を示す。この下階部1Aは、平面視矩形状に形成されるとともに外周に沿って外壁1Aaが設けられている。なお、この外壁1Aaは耐力壁である。
さらに、前記下階部1Aの上方は、図6に示すように上階部2Aとなっており、この上階部2Aの上方は、図7に示すように小屋裏部3Aとなっている。
前記下階部1Aの外周よりも内側に、平面視略十字状に形成されるとともに前記下階部1Aの一部を構成する下階構成部20が配置されている。また、この下階部1Aの床面1Acは、雨仕舞等の向上のため、建物が建築される地面よりも一段高くなるように設定されている。
前記下階構成部20は、この下階構成部20の外周に沿って設けられる仕切り壁21が設けられる位置を示すとともに互いに平行する第1および第2壁線20a,20bと、前記仕切り壁21が設けられる位置を示すとともに該第1および第2壁線20a,20bに直交し、さらに互いに平行する第3および第4壁線20c,20dとで囲まれた部分に位置する中央ホール22と、この中央ホール22に隣接するとともに、この中央ホール22から前記第1および第2壁線20a,20bの延在方向と、前記第3および第4壁線20c,20dの延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線20aと第2壁線20bとの間に位置する部分と、前記第3壁線0cと第4壁線0dとの間に位置する部分とにそれぞれ配置される複数の部屋空間23,24,25,26とを備えている。
これら中央ホール22と複数の部屋空間23,24,25,26とは、前記仕切り壁21によって外部と仕切られた空間となる。なお、この外部とは、前記下階部1Aの外周よりも内側の空間を指している。また、この下階部1Aは、この下階部1Aの外周に沿って設けられる外壁1Aaを断続的に配置することによって、開口部1Abを形成し、屋外に開放された空間となっている。
前記複数の部屋空間23,24,25,26は、これら複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間するようにして配置されている。したがって、これら複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができる。
また、前記部屋空間23は玄関室とされており、前記部屋空間24は階段室とされており、前記部屋空間25は浴槽25aが設けられた浴室とされており、前記部屋空間26は洗面台26aが設けられた洗面所とされている。
玄関室である前記部屋空間23は、この部屋空間23の突出方向側端部に位置する部分に出入口23aが設けられており、この出入口23aと、前記第1〜第3壁線20a,20b,20cとで囲まれる部分に玄関土間23bが設けられている。この玄関土間23bは、前記中央ホール22よりも床面の高さが一段低くなるように設定されている。
階段室である前記部屋空間24は、図5および図6に示すように、前記中央ホール22から登れるように配置された階段24aと、この階段24aの中途に設けられる踊り場24cと、この踊り場24cから行き来できるトイレ24dとを備えている。また、このトイレ24dは、部屋空間24の突出方向側端部と、この突出方向側端に対向する外壁1Aaとの間の空間の上方に位置している。
また、この階段室24は、前記階段24aの下方空間を利用して形成されるとともに前記中央ホール22から行き来が可能なトイレ24bを備えている。
なお、図5の上部を北とした場合、本実施の形態の玄関室23は前記下階部1Aにおいて前記中央ホール22の北側に配置されており、出入口13aが北向きに開放できるようになっている。また、前記階段室24は西側に配置されており、前記浴室25は東側に配置されており、前記洗面所26は南側に配置されている。
前記中央ホール22の中央には、前記玄関室23の出入口23aに対向して配置される中央仕切り壁21aが設けられており、この中央仕切り壁21aの玄関室23側と、部屋空間26側とは、該中央仕切り壁21aによって隔てられており、該中央仕切り壁21aに形成された出入口を介して行き来できるようになっている。
なお、この中央仕切り壁21aの玄関室23側においては、前記玄関室23と前記階段24aとが、前記中央仕切り壁21aの出入口を介さずに行き来でき、中央仕切り壁21aの部屋空間26側においては、浴室25と洗面所26とトイレ24bとが、前記中央仕切り壁21aの出入口を介さずに行き来できるようになっている。
一方、図6に示すように、前記上階部2Aは、耐力壁が、この上階部2Aの外周に沿って設けられるとともに、前記下階構成部20の仕切り壁21の上方に位置するようにして設けられている。また、上階部2Aの外周に沿う耐力壁は外壁2Aaであり、前記下階部1Aの外周に沿って設けられた外壁1Aaの直上に位置するようにして、前記上階部2Aの外周に沿って断続的に設けられている。そして、断続的に設けられた外壁2Aa同士の間の開口部は窓等として利用されている。なお、前記外壁2Aaのうち、上階部2Aの角部に位置する外壁2Aaは平面視略ロ字状に形成されている。
また、前記下階構成部20の仕切り壁21の上方に位置する耐力壁は壁2Abであり、この壁2Abは前記階段室24aを両側面から囲むようにして設けられるものと、この階段室24aを両側面から囲む壁2Abと並列して、前記上階部2A内の空間を南北に仕切るものとを備えている。また、この階段室14aを両側面から囲む壁2Abと並列して、前記上階部2A内の空間を南北に仕切る壁2Abの南側にはキッチン2Aeが設けられている。
また、南北に仕切られた上階部2Aは、この上階部2Aの床から小屋裏部3Aの天井まで吹き抜ける吹き抜け部とされている。
また、前記小屋裏部3Aには、図7に示すように、前記階段24aを登りきった正面に、屋外に開放されたスカイデッキ3Aaが設けられるとともに、このスカイデッキ3Aaに隣接して部屋3Abが設けられている。
前記スカイデッキ3Aaと、前記階段24aを登りきった部分との間には開閉可能な窓サッシ等が嵌め込まれた出入口が設けられており、屋外であるスカイデッキ3Aaへと出られるようになっている。
本実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得られるだけでなく、前記複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しているので、これら複数の部屋空間23,24,25,26の突出方向側端部と、前記耐力壁との間の空間を、例えば部屋として利用したり、下階部1内を移動するための通路として利用したり、収納スペース等として利用することができ、購入者の要望に合わせやすくなる。
なお、図示はしないが、例えば第1および第2の実施の形態において、前記下階構成部10(20)を前記下階部1(1A)に配置する際に、前記複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接するようにして配置し、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)の突出方向側端部に位置する仕切り壁11(21)を、前記耐力壁によって構成するようにしてもよい。
これによって、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)を、屋外に面した部屋とすることができるので、これら複数の部屋空間13,14,15(23,24,25,26)によって、前記下階部1内の空間を、複数の空間に分けることができる。これによって、さらに購入者の要望に合わせやすくなる。
1 下階部
10 下階構成部
10a 第1壁線
10b 第2壁線
10c 第3壁線
10d 第4壁線
11 仕切り壁
12 中央ホール
13 部屋空間(玄関室)
14 部屋空間(階段室)
15 部屋空間(設備室)

Claims (6)

  1. 平面視矩形状に形成されるとともに外周に沿って耐力壁が設けられる下階部の外周よりも内側に、平面視略T字状または十字状に形成されるとともに前記下階部の一部を構成する下階構成部が配置されており、
    前記下階構成部の外周に沿って、該下階構成部の内部と外部とを仕切る仕切り壁が設けられており、
    前記下階構成部は、前記仕切り壁が設けられる位置を示すとともに互いに平行する第1および第2壁線と、前記仕切り壁が設けられる位置を示すとともに該第1および第2壁線に直交し、さらに互いに平行する第3および第4壁線とで囲まれた部分に位置する中央ホールと、
    この中央ホールに隣接するとともに、この中央ホールから前記第1および第2壁線の延在方向と、前記第3および第4壁線の延在方向とに沿ってそれぞれ突出し、かつ前記第1壁線と第2壁線との間に位置する部分と、前記第3壁線と第4壁線との間に位置する部分とにそれぞれ配置される複数の部屋空間とを備えており、
    これら複数の部屋空間のうち、一つの部屋空間は玄関室とされるとともに、一つの部屋空間は、下階部と上階部とを連通する階段を有する階段室とされており、
    前記耐力壁は、少なくとも前記複数の部屋空間の突出方向側端部の位置に対応するようにして、前記下階部の外周に沿って断続的に設けられていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記複数の部屋空間のうち、一つの部屋空間は、浴室や洗面所等の設備室とされていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記複数の部屋空間のうち、少なくとも一つの部屋空間の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間しており、
    前記複数の部屋空間のうち、少なくとも一つの部屋空間の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接し、該部屋空間の突出方向側端部に位置する仕切り壁が、前記耐力壁によって構成されていることを特徴とする建物。
  4. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記複数の部屋空間の突出方向側端部と、前記耐力壁とが所定間隔離間していることを特徴とする建物。
  5. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記複数の部屋空間の突出方向側端部と前記耐力壁とが当接しており、
    これら複数の部屋空間の突出方向側端部に位置する仕切り壁が、前記耐力壁によって構成されていることを特徴とする建物。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
    上階部には、耐力壁が、前記下階構成部の仕切り壁の上方に位置するようにして設けられていることを特徴とする建物。
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