JP2005255903A - (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤 - Google Patents

(メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2005255903A
JP2005255903A JP2004071085A JP2004071085A JP2005255903A JP 2005255903 A JP2005255903 A JP 2005255903A JP 2004071085 A JP2004071085 A JP 2004071085A JP 2004071085 A JP2004071085 A JP 2004071085A JP 2005255903 A JP2005255903 A JP 2005255903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
curable composition
acrylic acid
acid ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004071085A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukui
弘司 福井
Yoriko Shimomura
依子 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2004071085A priority Critical patent/JP2005255903A/ja
Publication of JP2005255903A publication Critical patent/JP2005255903A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

【課題】
黄変が少なく、糸引き現象を起こさず作業性の良い硬化性組成物が得られるアルコキシシリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体並びに該重合体を用いた硬化性組成物、及び該硬化性組成物からなるシーリング材及び接着剤の提供。
【解決手段】
アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを少なくとも含有するモノマー混合物を、重合開始剤として過酸化物を用いて重合せしめる際に、混合モノマー転化率が80〜95%の間に連鎖移動剤を添加せしめることにより得られる(メタ)アクリル酸エステル系重合体、並びに(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする硬化性組成物並びに該硬化性組成物からなるシーリング材及び接着剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、周囲の湿気により架橋し、耐久性に優れた硬化物を与える(メタ)アクリル酸エステル系重合体及び該重合体含有硬化性組成物に関し、例えば、塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント、シーリング材などに好適に用いられる(メタ)アクリル酸エステル系重合体及び硬化性組成物に関する。
従来より、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル重合体を主成分とする硬化性組成物が種々提案されている。(例えば、下記特許文献1)これらの硬化性組成物は、雰囲気の湿気により架橋し、耐久性、耐候性、透明性及び接着性に優れた硬化物を与える。そのため、上記硬化性組成物は、塗料、コーティング剤、接着剤、感圧接着剤、シーラント及びシーリング材などの様々な用途に用いられている。
上記(メタ)アクリル重合体は、公知の方法により製造され得る。例えば、フリーラジカル重合法、アニオン重合法、カチオン重合法、UVラジカル重合法、リビングアニオン重合法、リビングカチオン重合法及びリビングラジカル重合法などの様々な重合方法が、モノマーの重合性反応に応じて適宜選択される。
また、アルコキシシリル基の導入法としては、アルコキシシリル基を有する開始剤により重合を開始する方法、アルコキシシリル基を有する連鎖移動剤を用いる方法、アルコキシシリル基を持つ共重合性モノマーを用いることにより、重合と同時にアルコキシシリル基を導入する方法(例えば、下記特許文献2)、アルケニル基を有するビニル重合体を合成し、しかる後、ヒドロシリル化によってアルコキシシリル基を導入する方法(例えば、下記特許文献3)などが挙げられる。
上述したアルコキシシリル基含有(メタ)アクリル重合体を得るにあたっては、重合が容易に行えるフリーラジカルによる重合法が広く用いられてきている。しかしながら、フリーラジカルによる重合によりアルコキシシリル含有(メタ)アクリル重合体を得るに際しては、重合開始剤としてアゾ系開始剤を用いた製造方法が開示されている。
特開昭57−179210号公報 特開昭59−78220号公報 特開昭54−40893号公報
アゾ系開始剤を用いて重合した場合には、アルコキシシリル基含有(メタ)アクリル重合体が黄変し易いという問題があった。すなわち、充填材や顔料のような添加物を加えずに硬化させた場合には、目視的に透明な皮膜が得られるものの、シート状になってから長時間経過すると黄変するという問題があった。従って、顔料や着色剤を配合して淡色系の着色を施した場合、当初の色合いを長期間維持することが困難なことがあった。
また、モノマー転化率が80%以上の重合後期において、長時間重合操作を行うと、平均分子量よりも高分子量側のポリマーが生成し易く、その結果、分子量分布が広がり硬化性組成物とした際に、糸引きを起こし易くなるという問題があった。
本発明の目的は、黄変が少なく、糸引き現象を起こさず作業性の良い硬化性組成物が得られるアルコキシシリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体並びに該重合体を用いた硬化性組成物、及び該硬化性組成物からなるシーリング材及び接着剤を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを少なくとも含有するモノマー混合物を、重合開始剤として過酸化物を用いて重合せしめる際に、混合モノマー転化率が80〜95%の間に連鎖移動剤を添加せしめることにより得られる(メタ)アクリル酸エステル系重合体である。
請求項2に記載の発明は、数平均分子量が5000〜200000であり、分子量分布(Mw/Mn)が3未満である請求項1記載の(メタ)アクリル酸エステル系重合体である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の(メタ)アクリル酸エステル系重合体を主成分とする硬化性組成物である。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の硬化性組成物からなるシーリング材である。
請求項5に記載の発明は、請求項3記載の硬化性組成物からなる接着剤である。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明に係るアルコキシシリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含有するモノマー混合物を重合して得られる重合体である。
なお、(メタ)アクリルは、アクリル及びメタクリルの双方を含む表現として用いられている。
本発明において、上記アルコキシシリル基は、ケイ素原子に1〜3個のアルコキシ基が結合した官能基である。アルコキシ基としては例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基などを挙げることができる。これらのアルコキシ基は、同じアルコキシ基であっても良いし、異なるアルコキシ基が組み合わされていても良い。
上記アルコキシ基の結合したアルコキシシリル基としては、例えば、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリイソプロポキシシリル基、トリフェノキシシリル基などのトリアルコキシシリル基;ジメトキシメチルシリル基、ジエトキシメチルシリル基などのジアルコキシシリル基;メトキシジメトキシシリル基、エトキシジメチルシリル基などのモノアルコキシシリル基を挙げることができる。
上記アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に限定されず、例えば、N−(3−アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルメチルビス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルジメチルエトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロペニルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらのアルコキシ基を有する(メタ)アクリル酸エステルは単独で用いられても良いし、2種以上が併用して用いられても良い。
上記アルコキシシリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体には、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(A)以外に、(メタ)アクリル酸エステル以外のモノマーでアルコキシシリル基を有するモノマー(B)、アルコキシシリル基を有しない(メタ)アクリル酸エステル(C)、その他のモノマー(D)等が共重合されていて良い。
上記(メタ)アクリル酸エステル以外のモノマーでアルコキシシリル基を有するモノマー(B)としては、特に限定されず、例えば、アリルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、3−アリルアミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビンルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルジメチルイソペンテニルオキシシラン、ビニルジメチル−2−((2−エトキシエトキシ)エトキシ)シラン、ビニルトリス(1−メチルビニルオキシ)シラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、フェニルビニルジエトキシシラン、ジフェニルビニルエトキシシラン、6−トリエトキシシリル−2−ノルボルネン、オクタ−7−エニルトリメトキシシラン、スチリルエチルトリメトキシシラン等が挙げられる。
上記アルコキシ基を含有しない(メタ)アクリル酸エステル(C)としては、特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、2−[(メタ)アクリロイルオキシ]エチル2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−[(メタ)アクリロイルオキシ]エチル2−ヒドロキシプロピルフタル酸、
[化合物1]
CH2=CH−C(O)O−CH2CH2O−
[C(O)CH2CH2CH2CH2CH2O]n−H
(n=1〜10)
[化合物2]
CH2=C(CH3)−C(O)O−CH2CH2O−
[C(O)CH2CH2CH2CH2CH2O]n−H
(n=1〜10)
[化合物3]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−H
(n=1〜12)
[化合物4]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−H
(n=1〜12)
[化合物5]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−H
(n=1〜12)
[化合物6]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−H
(n=1〜12)
[化合物7]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜12)
[化合物8]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜12)
[化合物9]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
(CH2CH2CH2CH2O)mH
(m,n=1〜12)
[化合物10]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
(CH2CH2CH2CH2O)mH
(m,n=1〜12)
[化合物11]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−CH3
(n=1〜10)
[化合物12]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−CH3
(n=1〜30)
[化合物13]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−CH3
(n=1〜10)
[化合物14]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−CH3
(n=1〜10)
[化合物15]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜10)
[化合物16]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜10)
[化合物17]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n
−C(O)−CH=CH2
(n=1〜20)
[化合物18]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n
−C(O)−C(CH3)=CH2
(n=1〜20)
[化合物19]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−C(O)−CH=CH2
(n=1〜20)
[化合物20]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n
−C(O)−C(CH3)=CH2
(n=1〜20)
等が挙げられる。
上記その他のモノマー(D)としては、例えば、スチレン、インデン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、p−クロロメチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−tert−ブトキシスチレン、ジビニルベンゼンなどのスチレン誘導体;無水マレイン酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニルモルフォリン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、安息香酸ビニル、珪皮酸ビニルなどのビニルエステル基を持つ化合物;n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、tert−アミルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、エチレングリコールブチルビニルエーテル、トリチレングリコールメチルビニルエーテル、安息香酸(4−ビニロキシ)ブチル、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ブタン−1,4−ジオール−ジビニルエーテル、ヘキサン−1,6−ジオール−ジビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−ジビニルエーテル、イソフタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、グルタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、コハク酸ジ(4−ビニロキシ)ブチルトリメチロールプロパントリビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−モノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルビニルエーテル、ウレタンビニルエーテル、ポリエステルビニルエーテルなどのビニロキシ基を持つ化合物が挙げられる。
上記アルコキシシリル基を含有する(メタ)アクリル酸エステルを含有するモノマー混合物中における、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルの量は、0.01〜20重量%であることが好ましく、さらに好ましくは、0.1〜5重量%である。量が0.01重量%未満の場合は、架橋の効果が殆ど認められ難くなり、20重量%を超えると硬化物の架橋密度が著しく増加して伸びが減少し好ましくない。
また、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体の数平均分子量は数平均分子量が5000〜200000が好ましく、分子量分布(Mw/Mn)は3未満であることが好ましい。数平均分子量が5000未満の場合は、架橋点間の距離が短くなり伸びが損なわれ易くなり、200000を超えた場合は凝集力が増加し粘度が上昇しやすくなり、取り扱い性が困難となりやすいので好ましくない。
また、分子量分布が(Mw/Mn)が3未満の場合には凝集力が優れ、糸引き現象がない接着剤が得られやすいので好ましい。
更に好ましくは、数平均分子量が5000〜200000で、分子量分布が(Mw/Mn)が3未満である。
本発明において用いられる開始剤としては、過酸化物系の重合開始剤であれば特に限定されず、例えば、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、イソノナノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシドなどのジアシルパーオキサイド類;ジイソプロピルパージカーボネート、ジ−sec−ブチルパージカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパージカーボネート、ジ−1−メチルヘプチルパージカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパージカーボネート、ジシクロヘキシルパージカーボネートなどのパーオキシジカーボネート類;tert−ブチルパーベンゾエート、tert−ブチルパーアセテート、tert−ブチルパー−2−エチルへキサノエート、tert−ブチルパーイソブチレート、tert−ブチルパーピバレート、tert−ブチルジパーアジペート、キュミルパーネオデカノエートなどのパーオキシエステル類;メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド類;ジ−tert−ブチルパーオキサイド、ジキュミルパーオキサイド、tert−ブチルキュミルパーオキサイド、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのジアルキルパーオキサイド類;キュメンヒドロキシパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類等が挙げられる。
また、アルコキシシリル基を有する過酸化物系の開始剤としては、シクロヘキサノンパーオキサイド(パーヘキサH、日本油脂社製)等の水酸基を有する過酸化物とトリエトキシリルプロピルイソシアネートとの付加体等が挙げられる。アルコキシシリル基を有する開始剤を用いて重合することにより、分子末端にアルコキシシリル基が導入され、架橋反応により硬化した際に硬化物の伸びが良くなる。
更に、過酸化物系の開始剤を用いることにより、長時間経過した後にも黄変することなく、単色系の着色を施した場合当初の色合いが長時間維持することが可能である。
なお、上記過酸化物系の開始剤は、1種のみが用いられてもよく、複数種が併用されてもよい。さらに、過酸化物は、重合の際に一括添加されても逐次添加されてもよい。
本発明に係わる(メタ)アクリル酸エステル系重合体を重合する際は、モノマー添加率が80〜95%の時に連鎖移動剤が添加される。モノマー添加率が80%未満の時に添加されると所定の分子量よりも低いポリマーが生成しやすくなり好ましくなく、95%を超えてから添加されると分子量の大きいポリマーが生成してしまっている場合があり、目的とする効果が得られ難いので好ましくない。また、連鎖移動剤の添加量は、分子量調節のために重合開始時に添加されている連鎖移動剤に対してモル比で0.1〜1.5倍が好ましい。多すぎると、分子量の小さいオリゴマー成分が多くなり、少なすぎると添加効果が認められ難いので好ましくない。
上記連鎖移動剤としては、特に限定されず、例えば、ラウリルメルカプタン、オクチルメルカプタン等のメルカプタン、四塩化炭素、四臭化炭素等のハロゲン含有化合物、α−メチルスチレンダイマー、等が挙げられる。更に、アルコキシシリル基含有連鎖移動剤としてはメルカプトメチルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメトキシシラン等のアルコキシシリル基含有メルカプタン等がが挙げられる。これら連鎖移動剤の内、アルコキシシリル基を有する連鎖移動剤は、生成する分子末端にアルコキシシリル基を導入することができ、分子末端に反応性のアルコキシシリル基が導入されると、硬化物の伸びが良くなるので好ましい。上記連鎖移動剤は、1種類が単独で用いられても良いし、2種以上が併用して用いられても良い。
本発明に係る硬化性組成物は、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体を主成分とする硬化性組成物であり、該(メタ)アクリル酸エステル系重合体に、硬化促進剤、層状珪酸塩、その他添加剤が加えられて硬化性組成物が調製される。
上記効果促進剤は、硬化性組成物の硬化速度を促進するために添加され、有機金属化合物からなる硬化促進剤が好適に用いられる。
好適に用いることの出来る有機金属化合物としては、ゲルマニウム、錫、鉛、硼素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、チタニウム、ジルコニウム等の金属元素に有機基が結合してなる有機金属化合物を挙げることが出来る。例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレート、ビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、ジオクチル錫オキサイド等の錫化合物、テトラ−n−ブトキシチタネート、テトライソプロポキシチタネート等のチタネート系化合物、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等のアミン塩;及び、その他の酸性触媒や塩基性触媒が挙げられる。これらは単独または2種以上を併用して使用することが出来る。また、硬化速度を調整するために、硬化速度の比較的速い2価の有機カルボン酸錫を用いてもよく、これらとしては、ステアリン酸錫、オクタン酸錫、ジオクチル系の錫化合物が挙げられる。
上記硬化促進剤の配合割合は、好ましくは、(メタ)アクリル酸エステル系重合体100重量部に対し、0.01〜10重量部の範囲である。0.01重量部未満では、硬化促進効果が十分でなく、10重量部を越えると硬化が速くなりすぎることがあり、均一な硬化皮膜を得ることが困難となることがある。
本発明に係る硬化性組成物には、層状珪酸塩が添加されていてもよい。層状珪酸塩を添加することにより耐候性、難燃性を向上させることができる。上記層状珪酸塩とは、層間に交換性陽イオンを有する珪酸塩鉱物を意味する。本発明で用いられる層状珪酸塩としては特に限定されず、例えば、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、バイデライト、スティブンサイト、ノントロナイト等のスメクタイト系粘土鉱物、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカ等が挙げられる。中でも、モンモリロナイト、膨潤性マイカが好ましい。上記層状珪酸塩は天然物または合成物のいずれであってもよく、これらの1種または2種以上を用い得る。
上記層状珪酸塩は、組成物中の樹脂成分100重量部に対して、0.1〜100重量部が好ましく、さらに好ましくは0.5〜50重量部、特に好ましくは1〜10重量部である。0.1重量部未満では硬化物の耐候性向上や難燃化などの作用が発現され難く、10重量部を越えると、硬化性組成物の粘度が高くなり作業性、生産性が低下することがある。
上記層状珪酸塩は、広角X線回折測定法により測定した(001)面の平均層間距離が3nm以上であり、5層以下で存在しているものを含んで分散しているものが好ましい。平均層間距離が3nm以上であり、5層以下で分散していると、硬化性組成物の耐候性、難燃性の性能発現に有利となる。
なお、本明細書において、層状珪酸塩の平均層間距離とは、微細薄片状結晶を層とした場合の平均の層間距離であり、X線回折ピーク及び透過型電子顕微鏡撮影により、すなわち、広角X線回折測定法により算出できるものである。3nm以上に層間が開裂し、5層以下で存在しているものを含んで分散している状態は、層状珪酸塩の積層体の一部または全てが分散していることを意味しており、層間の相互作用が弱まっていることによる。
さらに、層状珪酸塩の平均層間距離が6nm以上であると、難燃性、機械物性、耐熱性等の機能発現に特に有利である。平均層間距離が6nm以上であると、層状珪酸塩の結晶薄片層が層毎に分離し、層状珪酸塩の相互作用がほとんど無視できるほどに弱まるので、層状珪酸塩を構成する結晶薄片の樹脂中での分散状態が剥離安定化の方向に進行する。すなわち、層状珪酸塩が1枚づつ薄片状に乖離した状態で硬化性組成物中に安定化されて存在することとなる。
層状珪酸塩の分散状態としては、ベースとなる樹脂中において層状珪酸塩の薄片状結晶が高度に分散していることが好ましい。より具体的には、層状珪酸塩の10重量%以上が5層以下で存在している状態に分散されていることが好ましく、より好ましくは、層状珪酸塩の20重量%以上が5層以下の状態で存在していることが望ましい。さらに、分散している薄片状結晶の積層数が5層以下であれば、層状珪酸塩の添加による効果が良好に得られるが、3層以下であればより好ましく、単層状に分散していることがさらに望ましい。
層状珪酸塩の分散には各種攪拌機を用いることができるが、分散しにくい場合には3本ロール等の高剪断がかかる装置を用いて分散を行うと所望の分散状態を得やすい場合がある。
本発明に係る硬化性組成物では、さらに、本発明の目的及び効果を阻害しない限り、増粘剤、チキソトロープ材、物性調整剤、増量剤、補強剤、可塑剤、着色剤、難燃剤、タレ防止剤、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、溶剤、香料、顔料、染料などを添加してもよい。
増粘剤としては、例えば、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体との相溶性の良い高分子化合物から適宜選択されて良く、例えば、アクリル系高分子、メタクリル系高分子、ポリビニルアルコール誘導体、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン誘導体、ポリエステル類、ポリエーテル類、ポリイソブテン、ポリオレフィン類、ポリアルキレンオキシド類、ポリウレタン類、ポリアミド類、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、NBR、SBS、SIS、SEBS、水添NBR、水添SBS、水添SIS、水添SEBS等が挙げられる。また、これらの共重合体、官能基変成体を挙げることができし、これらを適宜組み合わせてもよい。
チキソトロープ剤としては、組成物がチキソトロピー性を発現するような物質から適宜選ばれる。例えば、コロイダルシリカ、ポリビニルピロリドン、疎水化炭酸カルシウム、ガラスバルーン、ガラスビーズ等を挙げることができる。チキソトロープ剤の選択については、アルコキシシリル基を有する実質(メタ)アクリル酸エステルをモノマーとする繰り返し単位から成る重合体との親和性の高い表面を有することが望ましい。
引っ張り特性等を改善する物性調整剤としては、各種シランカップリング剤として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、等のシランカップリング剤、N,N′−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N′−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N′−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサエチレンジアミン、N,N′−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]ヘキサエチレンジアミン等のアミン化合物が挙げられる。これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
増量剤としては、本発明に係る組成物中に添加してチキソトロープ性を発現しないものが好適に利用でき、例えば、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水珪素、含水珪素、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、カーボンブラックなどを挙げられ、これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
可塑剤としては、例えば、リン酸トリブチル、リン酸トリクレジルなどのリン酸エステル類、フタル酸ジオクチルなどのフタル酸エステル類、グリセリンモノオレイル酸エステルなどの脂肪酸−塩基酸エステル類、アジピン酸ジオクチルなどの脂肪酸二塩基酸エステル類、ポリプロピレングリコール類などを挙げられ、これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
本発明に係る(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを少なくとも含有するモノマー混合物を、重合開始剤として過酸化物を用いて重合せしめる際に、混合モノマー添加率が80〜95%の間に連鎖移動剤を添加せしめることにより得られる(メタ)アクリル酸エステル系重合体であるので、耐黄変性が優れており、更に、糸引き現象が生じることなく作業性が良好で、雰囲気中の湿気と反応して硬化し、弾性を有する硬化物を与える。
また、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体の数平均分子量が5000〜200000で、分子量分布(Mw/Mn)が3未満の場合は、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体の凝集力と、接着性及び硬化物の伸びとのバランスが高められる。
本発明に係る硬化性組成物は、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体をを主成分としているので、耐黄変性に優れ、更に、糸引き現象が生じることなく作業性が良好で、雰囲気中の湿気と反応して硬化し、弾性を有する硬化物を得ることができる。
更に、本発明に係わるシーリング材及び接着剤は、上記硬化性組成物を用いてなるので、糸引き現象が無く優れた作業性を有し、湿気による硬化後は優れた性能を発揮する。
以下、本発明の具体的な実施例を説明することにより、本発明をより詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
(アルコキシル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体の合成)
撹拌機、冷却器、温度計及び窒素ガス導入口を備えた2Lのセパラブルフラスコに、n−ブチルアクリレート100g、3−メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、品番:KBM−503)0.5g、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、品番:KBM−803)0.2g、ラウリルメルカプタン(和光純薬社製)0.1g及び酢酸エチル100gを投入して、混合した。モノマー混合溶液を窒素ガスを用いて20分間バブリングすることによって溶存酸素を除去した後、セパラブルフラスコ系内を窒素ガスで置換し、撹拌しながら環流に達するまでに昇温した。
環流した後、重合開始剤として1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.024gを1gの酢酸エチルで希釈した溶液を、重合系に投入した。1時間後、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.036gを1gの酢酸エチルで希釈した溶液を投入した。さらに、重合開始後、2、3及び4時間後に、ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド0.048g,0.12g,及び0.36gを1gの酢酸エチルで希釈した溶液をそれぞれ投入した。一回目の重合開始剤投入から2時間後(1H−NMRによる混合モノマーの転化率は85%)に、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン0.2gを添加した。一回目の重合開始剤投入から7時間後、室温まで冷却し重合を終了させて、アルコキシシリル基含有アクリル重合体の酢酸エチル溶液を得た。
(分子量の測定)
得られた重合体について、GPC(ゲルパーミエションクロマトグラフィーによる、分子量はポリスチレン換算)を用いてポリスチレン換算の分子量を測定した。数平均分子量(Mn)は55000、重量平均分子量(Mw)は132000、分子量分布(Mw/Mn)は2.4であった。
(硬化性組成物の調製と評価)
上記で得られた重合体の酢酸エチル溶液100gと分子量3000のポリプロピレングリコール25gを混合し、ロータリーエバポレターを用いて酢酸エチルを除いて得られた粘調な液状の樹脂に、脂肪酸表面処理炭酸カルシウム25g、重質炭酸カルシウム25g、硬化促進剤(ジブチル錫ジラウリレート)2gを加え、密封した攪拌・脱泡機で均一になるまで混合し、透明で粘調な室温硬化性組成物を得た。得られた硬化性組成物をポリエチレン板上に、膜厚が1.0mmとなるように塗工し、その後、20℃、相対湿度50%の環境下で7日間養生して、ゴム状のシートを得た。得られたゴム状シートをJIS K 6301に準じて、3号ダンベル形状でクロスヘッドスピード500mm/分で引っ張り試験を行い、破断伸び(%)と破断応力(N/mm2)を測定した。
塗工の際に糸引き現象は認められず、塗工性は良好であった。また、得られたシートの、破断伸びは400%、破断応力は0.165N/mm2であり、良好な硬化物性をを示した。また、ガラス瓶中で30℃で180日間保管した硬化性組成物及び100℃で30日間保管したゴム状のシートに黄変は認められなかった。
比較例1
上記実施例1において、一回目の重合開始剤投入から2時間後に連鎖移動剤を添加しないこと以外は、実施例1と同様に重合し、得られた重合体について分子量を測定した。数平均分子量(Mn)は57000、重量平均分子量(Mw)は178000、分子量分布(Mw/Mn)は3.1であった。
次ぎに実施例1と同様に硬化性組成物を調製し評価を行った。塗工性が悪く、塗工の際に糸引きが認められた。また、得られたシートの破断伸びは350%、破断応力は0.157N/mm2であり、良好な硬化性を示した。

Claims (5)

  1. アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを少なくとも含有するモノマー混合物を、重合開始剤として過酸化物を用いて重合せしめる際に、混合モノマー転化率が80〜95%の間に連鎖移動剤を添加せしめることにより得られることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステル系重合体。
  2. 数平均分子量(Mn)が5000〜200000で、分子量分布(Mw/Mn)が3未満であることを特徴とする請求項1記載の(メタ)アクリル酸エステル系重合体。
  3. 請求項1または2に記載の(メタ)アクリル酸エステル系重合体を主成分とすることを特徴とする硬化性組成物。
  4. 請求項3に記載の硬化性組成物からなることを特徴とするシーリング材。
  5. 請求項3に記載の硬化性組成物からなることを特徴とする接着剤剤。
JP2004071085A 2004-03-12 2004-03-12 (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤 Withdrawn JP2005255903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071085A JP2005255903A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071085A JP2005255903A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005255903A true JP2005255903A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35081952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004071085A Withdrawn JP2005255903A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005255903A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211279A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル重合体の製造方法
KR20170008476A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 주식회사 엘지화학 아크릴계 가공조제, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 염화비닐계 수지 조성물
CN112961609A (zh) * 2021-02-03 2021-06-15 广州回天新材料有限公司 一种可紫外光和湿气固化的密封胶及其制备方法和应用
CN114316930A (zh) * 2022-01-24 2022-04-12 西南石油大学 一种抗高温改性纳米氧化钴封堵剂及油基钻井液

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211279A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル重合体の製造方法
KR20170008476A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 주식회사 엘지화학 아크릴계 가공조제, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 염화비닐계 수지 조성물
KR101997521B1 (ko) 2015-07-14 2019-07-09 주식회사 엘지화학 아크릴계 가공조제, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 염화비닐계 수지 조성물
CN112961609A (zh) * 2021-02-03 2021-06-15 广州回天新材料有限公司 一种可紫外光和湿气固化的密封胶及其制备方法和应用
CN114316930A (zh) * 2022-01-24 2022-04-12 西南石油大学 一种抗高温改性纳米氧化钴封堵剂及油基钻井液

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004307836A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤、並びに目地構造体
JP2004156006A (ja) 硬化性組成物
JP2005255903A (ja) (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP4675126B2 (ja) 硬化性組成物、シーリング剤及び接着剤
JP4224331B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル系重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2004292621A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2005290269A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2004292235A (ja) 層状珪酸塩、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP4146747B2 (ja) 硬化性組成物
JP2004292608A (ja) 硬化性組成物
JP4758601B2 (ja) 硬化性組成物
JP2005105179A (ja) 多分岐有機重合体、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP4796735B2 (ja) シーリング材
JP2005126672A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2006273946A (ja) 硬化性組成物、シーリング剤及び接着剤
JP2006249250A (ja) 硬化性組成物、シーリング剤及び接着剤
JP2004107393A (ja) 硬化性組成物
JP2004292622A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2004292613A (ja) 硬化性組成物の製造方法、硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2004292606A (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤
JP2006096887A (ja) 硬化性組成物
JP2006249251A (ja) 硬化性組成物、シーリング剤及び接着剤
JP2004307835A (ja) 加水分解性シリル基含有重合体の製造方法及び加水分解性シリル基含有重合体
JP2008280543A (ja) シーリング材及びその製造方法
JP4662747B2 (ja) 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061205

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20080121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761