JP2005255044A - 車両のフロントグリルの構造 - Google Patents

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研 山崎
Yasuhiro Kagokura
康弘 籠倉
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Abstract

【課題】 通風抵抗を増大させることなく後方を隠蔽し且つ走行風を効率よく配分・集束して後方に配置されている複数の冷却対象物に送風することができる構造を、一体型のフロントグリルにより可能とした車両のフロントグリルの構造を提供する。
【解決手段】 車両の前面に設けられ間隔を存して並設された複数のバー2b、2cから成り、後方に配置されている複数の冷却対象物5、6、7に走行風を導風する車両のフロントグリル2の構造であって、フロントグリル2は、複数の冷却対象物に対応して複数の導風部2C、2L、2Rが一体に形成され、各導風部は、複数のバーにより夫々複数の導風通路11、12、13に画成され、各導風通路は、吸込口11a、12a、13aが前方に開口し、吹出口11b、12b、13bが隣の吸込口との画成部の後方位置において対応する冷却対象物に向かって開口し、且つ吸込口から吹出口まで後方の視界を遮ると共に吸込口から導入した走行風を冷却対象物に送風する導風板11c、12c、13cが設けられている構成としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のフロントグリルの構造に関し、通風抵抗を増大させることなく後方を隠蔽し、且つ後方に配置されている複数の冷却対象物に走行風を効率よく配分・集束及び送風することができる一部品から成る車両のフロントグリルの構造に関する。
車両の前面には左右のヘッドランプの間に走行時に外気を導入するフロントグリルが設けられており、大型トラック等においてはフロントグリルの後方に配置されている複数の冷却対象物例えば、略中央に配置されているエンジン冷却水のラジエータ、前記ラジエータの左右側方に離隔して配置されている空調装置のコンデンサ、ステアリングギヤボックス等に走行風を送風するようになっている。フロントグリルは、複数のバー(桟)を水平に間隔を存して並設したもの、複数のバーを垂直に間隔を存して設けたもの、或いは複数のバーを格子状に設けたもの等種々の構造のものがある。
車両のフロントグリルの構造として、断面略コ字形ないしはU字形をなし底面を前方に向け、上面及び下面を略水平に配した複数の横バーを上下に間隔を置いて並設した構造のフロントグリルの各横バーの左右両端部に上面を後方に向かって斜め上方に立ち上がる傾斜面に形成すると共に、下面に切欠を設けて走行時に斜め上方に向かって風流を発生させてラジエータの左右の上方に配設したエアダクト内に外気を送り込む風向ガイドを形成して、エンジンルームの複数方向へ外気を送り込むようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前方上向きに傾斜した複数本の横バーで構成された室内用の壁掛け形の空調装置の吸込グリルの各横バー後端部に、一段下の横バーの最高位の位置と同等又は低い位置まで垂下する垂下部を設け各横バーの間隔を通して内部構造が見えないように隠蔽した空気調和装置の吸込グリルの構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−245744号公報 特開2002−81684号公報
しかしながら、単に、複数のバー(桟)を水平に間隔を存して並設したもの、複数のバーを垂直に間隔を存して設けたもの、或いはバーを格子状に設けたもの等の構造のフロントグリルにおいては、夫々整流効果は得られるものの、フロントグリル単体(一部品)では前述したフロントグリルの後方略中央に配置されているラジエータ、及び該ラジエータの左右両側方に離隔して配置されているコンデンサやステアリングギヤボックス等に的確に送風することが困難である。また、フロントグリル後方にある前記冷却対象物が隙間を通して見えてしまい、見栄えが悪いという問題もある。引用文献1に記載されている構造のフロントグリルにおいても同様である。
また、車両のフロントグリルは、左右両側のヘッドランプの間に設けられるためにデザイン上の制約が大きく、エンジンルームの全幅に亘り設けることができない。このため、引用文献2に記載されているようなグリル構造をフロントグリルに適用した場合、中央部に配置されているラジエータへの走行風の送風は可能であるが、ラジエータの左右両側方に離隔してに配置されているコンデンサ、ステアリングギヤボックス等に良好に送風することができない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、通風抵抗を増大させることなく後方を隠蔽し且つ走行風を効率よく配分・集束して後方に配置されている複数の冷却対象物に送風することができる構造を、一体型のフロントグリルにより可能とした車両のフロントグリルの構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明によれば、車両の前面に設けられ間隔を存して並設された複数のバーから成り、後方に配置されている複数の冷却対象物に走行風を導風する車両のフロントグリルの構造であって、前記フロントグリルは、前記複数の冷却対象物に対応して複数の導風部が一体に形成され、前記各導風部は、前記複数のバーにより夫々複数の導風通路に画成され、前記各導風通路は、吸込口が前方に開口し、吹出口が隣の吸込口との画成部の後方位置において前記対応する冷却対象物に向かって開口し、且つ前記吸込口から前記吹出口まで後方の視界を遮ると共に前記吸込口から導入した走行風を前記冷却対象物に送風する導風板が設けられている構成としている。
フロントグリルは、複数の導風部により後方に配置されている対応する複数の冷却対象物に走行風を分配し、各導風部は、導風通路の吸込口から吹出口まで設けられている導風板により導風部に導入された走行風を通風抵抗を増大させることなく効率よく整流・導風して対応する冷却対象物に送風する。これにより、前記複数の冷却対象物を良好に冷却することが可能となる。また、導風板は、フロントグリルの後方(内部)の視界を遮り、後方に配置されている前記複数の冷却対象物等を目隠しする。これにより、車両前方からの見栄えが向上する。
請求項2の発明では、請求項1記載の車両のフロントグリルの構造において、前記導風通路は、前記吸込口から吹出口まで三方を塞がれた構造としている。
導風通路に導入された走行風は、吸込口から吹出口までの三方を塞がれていることで導入された走行風を効率よく集束して冷却対象物に的確に送風し冷却する。
請求項3の発明では、請求項1又は2記載の車両のフロントグリルの構造において、前記複数の冷却対象物は、前記フロントグリルの後方中央部及び左右両側部に配置された冷却対象物から成り、前記フロントグリルの前記中央部の冷却対象物に対応する導風部の各導風通路は、前記導風板の左右両側を塞いだ構造とされ、前記左右の冷却対象物に対応する左右の導風部の各導風通路は、前記導風板の上下両側を塞いだ構造としている。
フロントグリルの中央の導風部の各導風通路は、後方中央に配置されている冷却対象物に走行風を効率よく送風し、左右の導風部の各導風通路は、左右の側方に配置されている冷却対象物に走行風を効率よく送風する。これにより、フロントグリルの後方中央部及び左右両側に配置されている冷却対象物に走行風を的確に送風することができる。
請求項1の発明によれば、通風抵抗を増大させることなく、且つフロントグリルを通風する風量を維持して効率よく分配・集束させることができ、後方に配置されている冷却対象物を良好に冷却することが可能となる。また、フロントグリルの後方を目隠しすることができ、見栄えが向上する。更に、フロントグリルを一部品で成形することができ、部品点数を増やすことがない。
請求項2の発明によれば、導風通路の三方を塞ぐことで効率よく冷却対象物に走行風を送風することができ、冷却効果の向上が図られる。
請求項3の発明によれば、フロントグリルの後方中央部及び左右両側に配置されている各冷却対象物に夫々走行風を分配・集束させて効率よく送風することができ、冷却効果の向上が図られる。
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両のフロントグリルの構造の第1実施形態を示し、フロントグリル及びその後方に配置される複数の冷却対象部品の斜視図、図2は、図1の正面図である。図1及び図2に示すように車両の前部に設けられているバンパ1の中央部にフロントグリル2が設けられており、フロントグリル2の後方に複数の冷却対象物例えば、エンジン冷却水のラジエータ5、空調装置のコンデンサ6、ステアリングギヤボックス7が配置されている。
一般にこれらのラジエータ5、コンデンサ6及び、ステアリングギヤボックス7等はレイアウトの関係上フロントグリル2の真後に全てを配置することが困難であり、本実施例ではラジエータ5は、フロントグリル2の後方略中央位置且つ略中央の高さ位置から下方に配置されている。コンデンサ6、ステアリングギヤボックス7は、車両前方に向かってラジエータ5の左右側方に離隔して且つバンパ1の後方に当該バンパ1と略同じ高さ位置に配置されている。尚、図2及び図3ではコンデンサ6とステアリングギヤボックス7とがラジエータ5に対して略左右対称位置に配置されて記載されている。これらのコンデンサ6、ステアリングギヤボックス7は、前方がバンパ1で塞がれた状態となっている。
フロントグリル2は、このような位置に配置されているラジエータ5、コンデンサ6、ステアリングギヤボックス7に走行風を的確に送風するための構造とされている。図1及び図2に示すようにフロントグリル2は、枠2aと、複数本例えば、13本の縦バー(縦桟)2bと4本の横バー(横桟)2cとにより画成されて上下(縦)3段、左右(横)12列の略正方形をなす格子構造とされている。
フロントグリル2は、ラジエータ5、コンデンサ6、ステアリングギヤボックス7に対応して導風部が設けられており、中央部がラジエータ5への導風部2C、左側がコンデンサ6への導風部2L、右側がステアリングギヤボックス7への導風部2Rとされている。そして、これらの各導風部2C、2L、2Rは、夫々複数の導風通路11、12、13に画成されている。即ち、中央の導風部2Cは、中央の3段4列の導風通路11から成り、左側の導風部2Lは、左側の3段4列の導風通路12から成り、右側の導風部2Rは、3段4列の導風通路13から成る。
図7及び図8に示すようにフロントグリル2の縦バー2b、横バー2cは、断面が前方に略U字又はコ字状をなす形状をなしており、中央の導風部2Cの最上段の横バー2cの上縁部が枠2aに連設され、最下段の横バー2cの下縁部が枠2aに連設されている(図7)。左側の導風部2Lの導風部2C側の縦バー2bの右側縁部が中央の導風部2Cの縦バー2bの左側縁部に連設され、最も左側の縦バー2bの外側の縁部が枠2aに連設されている(図8)。右側の導風部2Rは、左側の導風部2Lと対称に形成され、中央の導風部2Cの縦バー2bの左側縁部が導風部2Cの縦バー2bの右側縁部に連設され、最も右側の縦バー2bの外側の縁部が枠2aに連設されている(図8)。
図1及び図2に示す導風部2Cの上段左側の導風通路11は、図4に示すように吸込口11aが前方に開口し、吹出口11bが下方に開口しており、上側から後側及び左右両側の三方が導風板11c及び端板11d、11eにより塞がれた構造とされている。導風板11cは、最上段の横バー2cの下側縁部の後端部(吸込口11aの上縁部)が後方に僅かに延出した後ラジエータ5に向かって斜め下方に延出し、端板11dは、吸込口11aの左側の縦バー2bの左側縁部の後端部(吸込口11aの左側縁部)が後方に延出して導風板11cに連設され、端板11eは、吸込口11aの右側の縦バー2bの右側縁部の後端部(吸込口11aの右側縁部)が後方に延出して導風板11cに連設され、各下端が吹出口11bを形成している。
そして、図8に示すように導風板面11c、端板11d、11eの下端は、少なくとも当該上段の吸込口11aの下縁部の高さと同じ位置、又は僅かに下方位置まで延出している。即ち、吹出口11bは、少なくとも吸込口11aの下縁部と同じ高さ位置、又は僅かに下方位置(一段下の導風通路11の吸込口11aとの画成部の後方位置)に開口している。
また、前記導風路11の右隣りの導風路11は、左側の端板11cが前記導風路11の右側の縦バー2bの右側縁部の後端部が後方に延出され、右側の端板11dが左側の縦バー2bの左側縁部の後端部が後方に延出されて構成されている。このようにして左右方向の4つの導風路11が連設されている。2段目、3段目の各導風路11も同様に構成されている。そして、各導風通路11の吹出口11bは、一段下(隣り)の導風通路11の吸込口11aとの画成部の後方位置においてラジエータ5に向かって開口している。これにより、中央の導風部2Cの各導風路11は、各導風板11cにより前方から見て後方を目隠し、且つ通風抵抗を増大させることなく各吸込口11aから導入した走行風を整流・導風してラジエータ5に的確に効率よく送風することが可能となる(図7)。
図1及び図2に示す左側の導風部2Lの上段右側の格子12は、図5に示すように吸込口12aが前方(正面)に開口し、吹出口12bが左方に開口しており、右側から後側及び上下両側の三方が導風板12c及び端板12d、12eにより塞がれ、左方が開口されている。導風板12cは、最上段の縦バー2bの左側縁部の後端部(吸込口12aの右側縁部)が後方に僅かに延出した後コンデンサ6に向かって斜め左方に延出し、上側の端板12dは、吸込口12aの上側の横バー2cの下側縁部の後端部(吸込口12aの上側縁部)が後方に延出して導風板12cに連設され、下側の端板12eは、吸込口12aの下側の横バー2cの上側縁部の後端部(吸込口12aの下側縁部)が後方に延出して導風板12cに連設され、各側端部が吹出口12bを形成している。
そして、図8に示すように導風板12c、端板12d、12eの左端は、前方から見て少なくとも当該吸込口12aの左側縁部と同じ位置、又は僅かに左方位置まで延出している。即ち、吹出口12bは、少なくとも吸込口12aの左側縁部と同じ位置、又は僅かに左方位置(隣の導風通路12の吸込口12aとの画成部の後方位置)に開口している。
また、前記導風通路12の左隣りの導風通路12の吸込口12aは、導風板12cが前記導風通路12の左側の縦バー2bの左側縁部の後端部が後方に延出され、上側の端板12cが上側の横バー2cの下側縁部の後端部が後方に延出され、下側の端板12dが下側の横バーの上側縁部の後端部が後方に延出されて導風板12cに連設されて構成されている。このようにして左右方向の各導風通路12が連設されている。2段目、3段目の各導風通路12も同様に構成されている。これにより、左側の導風部2Lの各導風通路12は、各導風板12cにより前方から見て後方を目隠し、且つ通風抵抗を増大させることなく各吸込口12aから導入した走行風を整流・導風して左側後方位置に配置されているコンデンサ6に的確に効率よく送風することが可能となる(図8)。
右側の導風部2Rの各導風通路13は、図6に示すように前記左側の導風部2Lの導風通路12と対称に構成されており、各導風板13cにより前方から見て後方を目隠し、且つ各吸込口13aから導入した走行風を右側後方位置に配置されているステアリングギヤボックス7に的確に効率よく送風することが可能となる(図8)。このフロントグリル2は、樹脂部材により一体に成形されて一部品(単品)とされている。
以下に作用を説明する。
図4及び図7に示すフロントグリル2の導風部2Cの各導風通路11の吸込口11aから導入された走行風は、導風板11cにより矢印で示すように整流・導風されて吹出口11bから斜め後方下方に配置されているラジエータ5に向けて吹き出される。これにより、ラジエータ5が良好に冷却される。また、フロントグリル2の導風部部2Lの各導風通路格子12の吸込口12aから導入された走行風は、図5及び図7に矢印で示すように導風板12cにより整流・導風されて吹出口12bから左側斜め後方に配置されているコンデンサ6に向けて吹き出される。これにより、前方にバンパ1が配置されているコンデンサ6が良好に冷却される。
フロントグリル2の導風部2Rの各導風通路13の吸込口13aから導入された走行風は、図6及び図8に矢印で示すように導風板13cにより整流・導風されて吹出口13bから右側斜め後方に配置されているステアリングギヤボックス7に向けて吹き出される。これにより、前方にバンパ1が配置されているステアリングギヤボックス7が良好に冷却される。
このように、フロントグリル2は、縦バー2b、横バー2cの後端部から吹出口まで延出されて形成された導風板11c、12c、13cが吸込口から導入した走行風を整流して吹出口まで導風する整流・導風板、及び後方(内部)の目隠しをする遮蔽板としての役割を果たし、且つ通風抵抗を増大させることなく風量を維持してラジエータ5、コンデンサ6、ステアリングギヤボックス7に走行風を分配・集束して的確に送風することができ、これらを良好に冷却することが可能となる。
尚、上記実施例において、図2に示すようにラジエータ5がフロントグリル2の中央の導風部2Cの後方下方位置に配置されている場合について記述したが、ラジエータ5がフロントグリル2の中央の導風部2Cの後方上方位置に配置されている場合は、導風部2Cの各導風通路11の吹出口11bを図4及び図7に示す形状と反対に斜め後方上方に開口させて前記ラジエータに向けるように構成すればよい。
図9は、フロントグリルの第2の実施形態の正面図を示す。フロントグリル3は、図1に示す格子構造に代えて縦バー及び横バー構造としたもので、中央の導風部3Cが複数本例えば、4本の横バー3bからなり、左側の導風部3L及び右側の導風部3Rが夫々複数本例えば、5本の縦バー3aから成る構成としたものである。導風部3Cは、横長の導風通路21が、導風部3L、3Rには縦長の導風通路22、23が設けられている。導風部3Cの各導風通路21は、図10に示すように前記導風通路11(図4)と同様に構成され、吸込口21aから導入した走行風を吹出口21bからラジエータ5に向けて走行風を吹き出す構造とされている。尚、図1乃至図6に示すフロントグリル2と対応する部材には対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
導風部3Lの各導風通路22は、図11に示すように前記導風通路12(図5)と同様に構成され、吸込口22aから導入した走行風をコンデンサ6に向けて吹き出す構造とされている。導風部3Rの各導風通路23は、図12に示すように前記導風通路13(図6)と同様に構成され、吸込口23aから導入した走行風をステアリングギヤボックス7に向けて吹き出す構造とされている。これにより、フロントグリル3は、通風抵抗を増大させることなく導風部3Cの各導風板21cにより導風通路21の後方を目隠し、左右の導風部3L、3Rの各導風板22c、23cにより導風通路22、23の後方を目隠し、且つラジエータ5、コンデンサ6、ステアリングギヤボックス7に走行風を分配・集束して効率よく的確に送風する。このフロントグリル3も合成樹脂部材により一体に成形されている。
尚、上記実施例において、図2に示すようにラジエータ5がフロントグリル3の中央の導風部3Cの後方下方位置に配置されている場合について記述したが、ラジエータ5がフロントグリル3の導風部3Cの後方上方位置に配置されている場合は、導風部3Cの各導風通路21の吹出口21bを図10に示す形状と反対に斜め後方上方に開口させて前記ラジエータに向けるように構成すればよい。
本発明に係るフロントグリルの第1実施形態を示し、フロントグリル及びその後方に配置される複数の冷却対象物の斜視図である。 図1の正面図である。 図1の平面図である。 図1に示すフロントグリルの中央の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。 図1に示すフロントグリルの左側の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。 図1に示すフロントグリルの右側の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。 図2の矢線VII−VII方向断面図である。 図2の矢線VIII−VIII方向断面図である。 本発明に係るフロントグリルの第2実施形態を示す正面図である。 図9に示すフロントグリルの中央の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。 図9に示すフロントグリルの左側の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。 図9に示すフロントグリルの右側の導風部を構成する一つの導風通路の斜視図である。
符号の説明
1 バンパ
2、3 フロントグリル
2a 枠
2b、3b 縦バー
2c、3c 横バー
5 ラジエータ(冷却対象物)
6 コンデンサ(冷却対象物)
7 ステアリングギヤボックス(冷却対象物)
11、12、13、21、22、23 導風通路
11a、12a、13a、21a、22a、23a 吸込口
11b、12b、13b、21b、22b、23b 吹出口
11c、12c、13c、21c、22c、23c 導風板
11d、11e、12d、12e、13d、13、13e 端板
21d、21e、22d、22e、23d、23、23e 端板

Claims (3)

  1. 車両の前面に設けられ間隔を存して並設された複数のバーから成り、後方に配置されている複数の冷却対象物に走行風を導風する車両のフロントグリルの構造であって、
    前記フロントグリルは、前記複数の冷却対象物に対応して複数の導風部が一体に形成され、
    前記各導風部は、前記複数のバーにより夫々複数の導風通路に画成され、前記各導風通路は、吸込口が前方に開口し、吹出口が隣の吸込口との画成部の後方位置において前記対応する冷却対象物に向かって開口し、且つ前記吸込口から前記吹出口まで後方の視界を遮ると共に前記吸込口から導入した走行風を前記冷却対象物に送風する導風板が設けられている
    ことを特徴とする車両のフロントグリルの構造。
  2. 前記導風通路は、前記吸込口から吹出口まで三方を塞がれた構造とされていることを特徴とする請求項1記載の車両のフロントグリルの構造。
  3. 前記複数の冷却対象物は、前記フロントグリルの後方中央部及び左右両側部に配置された冷却対象物から成り、
    前記フロントグリルの前記中央部の冷却対象物に対応する導風部の各導風通路は、前記導風板の左右両側を塞いだ構造とされ、前記左右の冷却対象物に対応する左右の導風部の各導風通路は、前記導風板の上下両側を塞いだ構造とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両のフロントグリルの構造。
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