JP2005252968A - 過電流保護回路 - Google Patents

過電流保護回路

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Abstract

【課題】過電流保護回路における負荷電流を検出するためのシャント抵抗の抵抗値の補正を広範囲にできるようにして過電流の値を目標値に正確に制限できるようにする。
【解決手段】負荷(RL)に直列に負荷電流制御素子(Q1)とシャント抵抗(R2)とを接続し、シャント抵抗の両端に発生する電圧が所定値以上になろうとしたときに負荷電流制御素子を制御して負荷電流(IL)を制限するように構成する。シャント抵抗としてPMOSトランジスタ(Q8)を用い、PMOSトランジスタのソースとゲート間に一定電圧を印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧駆動される負荷に短絡等の異常が生じて大電流が流れようとする時にその負荷電流を制限する過電流保護回路に関する。
直流安定化電源の負荷として抵抗、直流モータ、ランプ、ソレノイド等の多種多用な負荷が複数、並列に接続されることが多い。これらの負荷は時として負荷短絡等の異常を起こして大電流を流すことがある。直流安定化電源には通常、過電流保護回路が内蔵されており、負荷電流が一定値以上になると出力電流を遮断したり、出力電流を一定値に制限して内部の出力トランジスタが保護されるようになっている。
しかし、一つの負荷が短絡事故を起こしただけで直流安定化電源がその出力電流を遮断したり制限したりすると、その出力電圧が低下して他の正常な負荷までも動作を継続できなくなってしまう。
このような事態を避けるには異常を起こした負荷に流れる電流のみを遮断するか、あるいはその負荷に流れる電流を一定値以下に制限して、全体としての負荷電流が直流安定化電源の許容電流値以内に納まるようにする必要がある。そうすれば直流安定化電源は正常な出力電圧を維持し続けることができるため、他の正常な負荷は動作を継続することができる。
図3は、このような目的のために使用される従来の過電流保護回路の例である。この過電流保護回路1は、負荷RLに短絡事故等が生じて異常電流が流れた時に、負荷RLに直列に接続したNMOSトランジスタQ1を動作させてその負荷電流ILを一定値以下に制限しようとする回路である。
この回路の動作を説明する。後述する本発明に係る過電流保護回路1a、1bの保護動作は、この従来技術による過電流保護回路1の動作と殆ど同じである。従って、図3の過電流保護回路1の動作をここで詳しく説明しておき、後述の本発明に係る過電流保護回路1a、1bの説明では相違点のみを説明し、重複する説明を省略することとする。
第1の電源電位Vppと接地電位GNDとの間には、電源電位Vppから順にシャント抵抗R2、NMOSトランジスタQ1、負荷RLが直列に接続されている。シャント抵抗r2の両端には負荷電流ILに比例した電圧ΔV(=R2・IL)が生成される。第1、第2のPNPトランジスタQ2、Q3はベースが共通に接続され、その共通ベースはトランジスタQ3のコレクタに接続されている。トランジスタQ3のコレクタからは定電流源I3により定電流I3が吸引される。
シャント抵抗R2両端の電圧ΔVがゼロであれば、トランジスタQ2、Q3はカレントミラー回路構成となる。トランジスタQ2、Q3は同一構造でセル面積比がn:1であるとすると、カレントミラー作用により電流I2の値はn・I3となる。しかし、負荷電流ILが流れている状態ではΔVの値はゼロではない。トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧Vbe2はトランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧Vbe3よりも電圧ΔVだけ大きい値となる。このため、電流I2の値はn・I3よりも大きくなる。その増分ΔIはΔVが小さい範囲ではほぼΔVに比例する。その比例係数をaとすると次の関係が成立する。
I2=n・I3+ΔI≒n・I3+a・ΔV=n・I3+a・R2・IL (1)式
即ち、電流の増分ΔIは負荷電流ILにほぼ比例する。
図3中の抵抗R3、R4の抵抗値は非常に低い値であるとすると、第1、第2のNPNトランジスタQ4、Q5はエミッタが共通に、ベースも共通に、その共通ベースはトランジスタQ4のコレクタに接続されてカレントミラー回路を構成していることになる。そしてトランジスタQ4のコレクタにトランジスタQ2のコレクタ電流I2が流入する。トランジスタQ4、Q5は同一構造でセル面積比が1:mとすると、トランジスタQ5のコレクタ電流I5は(1)式の関係を用いて次のように表わされる。
I5=m・I2=m・n・I3+m・a・R2・IL (2)式
即ち、トランジスタQ5のコレクタ電流I5は、一定電流m・n・I3と負荷電流ILに比例するm・a・R2・IとLの和となり、負荷電流ILの増加と共に電I5流は増加する。トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ1のゲートに接続されており、ゲートに接続された配線より電流I5を吸引する。
一方、トランジスタQ1のゲートには、トランジスタQ7より電流I7が供給されている。第3、第4のPNPトランジスタQ6、Q7はエミッタ共通、ベース共通、その共通ベースはトランジスタQ6のコレクタに接続されてカレントミラー回路を構成している。共通エミッタは第2の電源電位Vccに接続され、トランジスタQ6のコレクタからは定電流源I6により定電流I6が吸引されている。トランジスタQ6、Q7は同一構造でセル面積比が1:rとすると、トランジスタQ7のコレクタ電流I7は次の式で表わされる一定値となる。
I7=r・I6 (3)式
ここで注意を要する点は、(3)式が成立するためにはトランジスタQ7はその電流増幅率hfeの値がトランジスタQ6と同じ高い値の状態、即ち、活性領域で動作していなければならないという点である。そのためには、トランジスタQ7のベース−コレクタ間は逆バイアス状態となっている必要がある。逆バイアス状態でないとトランジスタQ7の電流増幅率hfeの値はトランジスタQ6のそれよりも小さくなって(3)式の関係は成立しなくなる。
次に、トランジスタQ1のゲート電位Vgの変化ついて説明する。抵抗R4の抵抗値は小さくしてあるのでゲート電位Vgの値はトランジスタQ5のコレクタ−エミッタ間電圧Vce5の値に等しい。
ゲート電位Vgの変化の様子を理解するために、トランジスタQ6のゲートと接地電位GND間に仮想的な抵抗R0が接続されている状態をまず考える。すると(3)式が成立している条件の下では、ゲート電位Vgは次のように表わされる。
Vg=R0・(I7−I5)=R0・I7−R0・I5 (4)式
R0・I7は一定値であるため、ゲート電位Vgは電流I5が増すに従って減少する。(4)式で表わされるトランジスタQ5の負荷曲線を図に描くと図4のようになる。
図4には、仮想抵抗R0の値が異なる複数の負荷曲線が描いてある。仮想抵抗R0の値が小さい場合、負荷曲線は図中の負荷曲線(1)のように電流I5の値が電流I7の値に等しいA点より右下がりの曲線になる。その勾配は仮想抵抗R0の値が小さいために急勾配となる。横軸との交点、即ち、電流I5の値がゼロとなるときのゲート電位Vg(その値はトランジスタQ5のコレクタ−エミッタ間電圧Vce5に等しい。)の値は、R0・I7となる。
仮想抵抗R0の値が大きくなると0負荷曲線の右下がり勾配は緩くなっていく。それと共に横軸との交点は右方向に移動していく。負荷曲線(3)の状態となると横軸との交点は図のB点より右側にくる。このB点はトランジスタQ7のコレクタ−ベース間が逆バイアスとなる境界に当たる。この時のゲート電位Vgは、電源電位VccからトランジスタQ7のベース−エミッタ間の順方向電圧(約0.7V)を引いた値となる。
ゲート電位Vgの値は、トランジスタQ7のコレクタ電位を上回ることはない。このため負荷曲線(3)は、B点より縦軸に並行に引いた直線BCと交わる所で折れ曲がってB点に達する曲線となる。
仮想抵抗R0の抵抗値を更に大きくしていくと、負荷曲線は図中の(4)、(5)、(6)と変化していく。A点からの右下がりの勾配は次第に緩くなり、何れの曲線も直線BCと交わる点で折れ曲がりB点に達する曲線となる。
このように仮想抵抗R0の値が大きくなり、最終的にその値が無限大となった場合、即ち、仮想抵抗R0を取り外した本来の過電流保護回路1の負荷曲線は図中の負荷曲線(8)のようになる。その曲線はA、C、Bの3点を結んだ曲線となる。ここで曲線ACの部分は横軸に殆ど平行な直線となる。また、曲線CBの部分も縦軸に殆ど平行な直線となる。
このようにトランジスタQ5の負荷曲線が図4中の負荷曲線(8)のようになることを念頭に、負荷RLの抵抗値が減少して負荷電流ILの値が増加していった場合のトランジスタQ1の動作を次に考える。
負荷電流ILの値が増加していくと(2)式で計算されるトランジスタQ5のコレクタ電流I5の値も増加していく。電流I5の値が電流I7より小さい範囲では、トランジスタQ5の動作点は図4中の負荷曲線(8)上の曲線BC上にある。この状態におけるゲート電位Vgの値はB点の電圧(Vcc−0.7)に殆ど等しい。ゲート電位Vgの値がこのB点の電圧の値に等しい時には、トランジスタQ1は十分な導通状態となるように電源電位Vccの値が設定してある。従って、トランジスタQ1のドレイン−ソース間の抵抗値は十分に低く、その間の電位差も小さい値となる。負荷電流ILの値は、電源電位Vppの値を負荷RLの抵抗値で割った値となっている。
負荷RLの抵抗値が更に減少して負荷電流ILの値が上昇し、(2)式で計算される電流I5の値が電流I7に等しくなると、動作点は負荷曲線(8)上の曲線AC上に移動する。曲線ACは横軸に殆ど平行ではあるが、厳密にはトランジスタQ7のアーリー効果のために僅かな右下がり曲線となっている。電流I5の値が点Aに対応する値と点Cに対応する値との極めて僅かな電流差を変化する間に、ゲート電位Vgの値は0Vに近い値から(Vcc−0.7)まで大きく変化する。
そして、ゲート電位Vgの値がこの0Vと(Vcc−0.7)の間にある状態においては、トランジスタQ1は非道通状態と十分な導通状態との中間の線形状態の動作を行なう。その場合、トランジスタQ1のドレイン−ソース間の抵抗値はゲート電位Vgの値に依存して変化する。
この状態ではゲート電位Vgが変化するとトランジスタQ1のドレイン−ソース間の抵抗値が変化し、それによって負荷電流ILの値が変化する。するとシャント抵抗R2の両端の電圧ΔVが変化し、その結果としてトランジスタQ5のコレクタ電流I5が変化する。変化した電流I5はトランジスタQ7のコレクタ電流I7と比較され、その差に応じてゲート電位Vgが変化する。このような一連の動作は、電流I5の値が電流I7に一致するまで続く。即ち、電流I5の値を電流I7の値に一致させるようなフィードバック制御が働く。このフィードバック制御により、電流I5の値は最終的に電流I7の値に収束する。なお、この収束の過程においては電流I5と電流I7の差の変化量に対する負荷電流ILの変化量が極めて大きいために、電流I5の値(従って、負荷電流ILの値)は減衰振動しながら電流I7に収束することがある。
電流I5が電流I7に収束した状態における負荷電流ILの値をIL0とすると、その値は(2)式の左辺のI5の値をIL0に置き換えた式を解くことにより次のように求まる。
IL0=(I7−m・n・I3)/(m・a・R2) (5)式
以上のような動作の結果として、負荷RLの抵抗値と負荷電流ILとの関係は図5に示すようになる。負荷RLが短絡等により低下したとしても負荷電流ILは(5)式で計算される制限電流IL0に制限されてしまい、それ以上の電流が流れることが防止される。
ところで制限電流IL0の値には、(5)式で明らかなようにシャント抵抗R2の抵抗値が影響する。図3のような過電流保護回路1を集積回路として形成する場合には、シャント抵抗R2の抵抗材料には通常、Alが使用される。このAlを抵抗材料として形成したシャント抵抗の抵抗値は、その製造プロセスの微妙な条件変化により大きくバラツクことが多い。また、集積回路上にAlで形成したシャント抵抗は抵抗値のトリミングができない。このため、制限電流IL0の値をある目標値に一致させようとしても、希望通りに製作することは困難であるという問題がある。
この問題を解決するため図3の過電流保護回路1では、カレントミラー回路を構成するトランジスタQ4、Q5の各エミッタと接地電位GNDとの間にそれぞれ低い抵抗値の抵抗R4、R5を接続している。この抵抗R4、R5の抵抗値を調整すれば、カレントミラー比1:mの比率に修正を加えることができる。(5)式によれば制限電流IL0の値はmの値にも依存するため、シャント抵抗R2の値が目標値から外れたとしてもカレントミラー比1:mを修正することで制限電流IL0の値を目標値に一致させることができる。抵抗R4、R5は、例えばCrSi材料を用いて形成すれば、トリミングによりその抵抗値を調整することが可能である。
しかしながら、抵抗R4あるいは抵抗R5の抵抗値をトリミングにより調整するといってもその調整幅はそれほど広くなく限界がある。このため、シャント抵抗R2の値が目標値からかなりの程度外れてしまった場合には、抵抗R4、R5をトリミングする方法では制限電流IL0の値を目標値に一致させることができないという問題が生じていた。
特開平10−285954号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は、シャント抵抗の抵抗値の補正を広範囲にできるようにして負荷に流れる過電流の値を目標値に正確に調整することができる過電流保護回路を提供することにある。
前記課題を達成するための請求項1に記載の発明は、負荷(RL)に直列に負荷電流制御素子(Q1)とシャント抵抗(R2)とを接続し、該シャント抵抗の両端に発生する電圧が所定値以上に増加しようとしたときに前記負荷電流制御素子を制御して前記負荷に流れる負荷電流(IL)の増加を制限する過電流保護回路であって、前記シャント抵抗の代わりにPMOSトランジスタ(Q8)を用い、該PMOSトランジスタのソースとゲート間に一定電圧を印加するように構成したことを特徴とする過電流保護回路である。
このような構成の過電流保護回路によれば、負荷電流を検出するためのシャント抵抗として機能するPMOSトランジスタ(Q8)のソース−ドレイン間抵抗値をそのゲート−ソース間に印加する電圧を変えることにより広範囲に調整することができる。従って、過電流保護の制限電流値(IL0)の値を目標値に正確に一致させることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、第1の電源電位(Vpp)と一端を接地電位(GND)に接続した負荷(RL)の他方の端子との間に、第1の電源電位側から順にPMOSトランジスタ(Q8)とNMOSトランジスタ(Q1)とを直列に接続した回路と、
同一構造を有する第1、第2のPNPトランジスタ(Q2、Q3)から成り、両トランジスタのベースは共に第2のPNPトランジスタ(Q3)のコレクタに、第1のPNPトランジスタ(Q2)のエミッタは前記PMOSトランジスタ(Q8)のソースに、第2のPNPトランジスタ(Q3)のエミッタは同じPMOSトランジスタ(Q8)のドレインにそれぞれ接続され、第2のPNPトランジスタ(Q3)のコレクタから定電流(I3)が吸引されるように構成した回路と、
同一構造を有する第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)から成り、両トランジスタのベースは共に第1のNPNトランジスタ(Q4)のコレクタに、両トランジスタのエミッタは共に接地電位(GND)に、第2のNPNトランジスタ(Q5)のコレクタは前記NMOSトランジスタ(Q1)のゲートに、第1のNPNトランジスタ(Q4)のコレクタは前記第1のPNPトランジスタ(Q2)のコレクタにそれぞれ接続された第1のカレントミラー回路(2)と、
同一構造を有する第3、第4のPNPトランジスタ(Q6、Q7)から成り、両トランジスタのベースは共に第3のPNPトランジスタ(Q6)のコレクタに、両トランジスタのエミッタは共に第2の電源電位(Vcc)に、第4のPNPトランジスタ(Q7)のコレクタは前記NMOSトランジスタ(Q1)のゲートにそれぞれ接続され、第3のPNPトランジスタ(Q6)のコレクタから定電流(I6)が吸引されるように構成した第2のカレントミラー回路(3)と、により構成し、
前記PMOSトランジスタ(Q8)のゲートとソース間に一定電圧を常時印加するようにしたことを特徴とする過電流保護回路である。
このような構成の過電流保護回路は、請求項1に記載の過電流保護回路と同様に機能するため、請求項1に記載の効果と同様の効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の過電流保護回路において、前記PMOSトランジスタ(Q8)のソースと、該ソースの電位より一定電圧だけ低い低電位線(5)との間に第1、第2の抵抗(R5、R6)を直列に接続し、該2つの抵抗の相互接続点(4)の電圧を前記一定電圧として前記PMOSトランジスタ(Q8)のゲートに印加するように構成したことを特徴とする。
このような構成の過電流保護回路によれば、PMOSトランジスタ(Q8)のソース電位が変動したとしてもそのゲート−ソース間電圧に変化は生じない。従って、ソース−ゲート間抵抗値が常に一定に維持されるため、過電流保護の制限電流値(IL0)の値も一定に維持される効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る過電流保護回路の第1の実施形態の回路構成を示したものである。なお、本図の過電流保護回路1aは「背景技術」の項で説明した図3の過電流保護回路1と同一または相当部分が多いので、図中同一又は相当部分には同一符号が付してある。
図1に示した回路構成が図3の回路構成と異なる点は、図3中のシャント抵抗R2が図1ではPMOSトランジスタQ8、第1の抵抗R5、第2の抵抗R6とからなる回路に置き換わっている点と、図3中の抵抗R3、R4を無くしてその部分が短絡されている点の2点のみである。
抵抗R3、R4の部分が短絡されたことにより、トランジスタQ4、Q5はセル面積比が1:mの第1のカレントミラー回路2として動作する。第2のカレントミラー回路3はトランジスタQ6、Q7により構成される部分を指す。
PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間の抵抗を図1中のシャント抵抗R2とみなせば、図1中の抵抗R5、R6を除いた部分の回路構成は図3の回路構成(但し、抵抗R3、R4の抵抗値はゼロとした場合)と同じとなる。従って、図1に示した過電流保護回路1aの動作は図3の過電流保護回路1について「背景技術」の項で詳しく説明した内容と同じとなる。
即ち、負荷RLの抵抗値が大きくて負荷電流ILの値が小さい場合には、NMOSトランジスタQ1は十分な導通状態となる。その場合の負荷電流ILの値は第1の電源電位Vppと接地電位GND間の電圧を負荷RLの抵抗値に割った値となる。
負荷RLの抵抗値が更に低下して負荷電流ILの値が大きくなり、その値が前記(5)式で計算される制限電流値IL0を超えようとすると、NMOSトランジスタQ1のソース−ドレイン間の抵抗が上昇して負荷電流ILの値を制限電流IL0に制限するように動作する。なお、この場合の前記(5)式中の抵抗R2の値にはPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間の抵抗値を使用する。
次に、PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間の抵抗値について説明する。PMOSトランジスタQ8のソースは第1の電源電位Vppに接続されている。そして、そのソースと接地電位GND間に抵抗R5、R6とが直列に接続され、その相互接続点4がPMOSトランジスタQ8のゲートに接続されている。従って、第1の電源電位Vppの電位が一定であれば相互接続点4の電位も一定となりPMOSトランジスタQ8のゲートには、そのソース電位を基準とする一定電圧が印加されることになる。
このPMOSトランジスタQ8のゲート−ソース間電圧Vgs8の電圧とそのドレイン電流Id5(負荷電流ILに等しい)との関係は、良く知られているように図6のようになっている。PMOSトランジスタQ8が線形領域で動作している場合には、ドレイン電流Id8とドレイン−ソース間電圧Vds8とはほぼ比例関係を示す。即ち、この領域ではPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗値はほぼ一定と見なすことができる。そして、その抵抗値はゲート−ソース間電圧Vgs8を調整することにより、かなり大きく変化させることができる。
PMOSトランジスタQ8のゲート−ソース間電圧Vgs8は、例えば図中の抵抗R5、R6をCrSi材料で形成しておき、それをトリミングすることにより容易に調整することができる。従って、集積回路の製造段階でPMOSトランジスタQ8や抵抗R5、R6の形成にバラツキが生じたとしても、製造後に抵抗R5あるいはR6をトリミングすることによりPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗値を目標とする値に正確に一致させることができる。
そのようにしてPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗値を目標とする値に正確に調整すれば、前記(5)式で計算される制限電流値IL0の値も目標とする値に正確に一致することになる。本発明に係る過電流保護回路1aの場合、シャント抵抗として機能するPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗値は広範囲に調整可能であることから、従来回路の図1に示した過電流保護回路1の場合よりも制限電流値IL0の値を一層正確に目標値に一致させられる効果を奏する。
(第2の実施形態)
図2は本発明に係る過電流保護回路の第2の実施形態の回路構成を示したものである。なお、図中、図1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を繰り返さない。
第1の実施形態である図1の過電流保護回路1aでは、第1の電源電位Vppと接地電位GNDとの間の電圧を抵抗R5、R6により分圧した電圧をPMOSトランジスタQ8のゲートに印加していた。PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗が一定であるためには、ゲート−ソース間電圧Vgs8の値が一定である必要がある。そのためには第1の実施形態の回路の場合、第1の電源電位Vppが接地電位GNDに対して常に一定であることが必要とされる。
これに対して第2の実施形態の過電流保護回路1bは、第1の電源電位Vppが接地電位GNDに対して若干変動しても、PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗が一定に維持されるように改善を加えた回路である。
PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間抵抗を一定に維持するには、ゲート−ソース間電圧Vgs8が一定であればよい。第1の電源電位Vppが変動しても電圧Vgs8が一定に維持されるようにするために、本実施形態では第1の電源電位Vppよりも常に一定電圧だけ低い低電位線5を作りだしている。そして、第1の電源電位Vppとその低電位線5との間に第1、第2の抵抗R5、R6を接続してその相互接続点4の電圧をPMOSトランジスタQ8のゲートに印加している。
そのようにすれば、第1の電源電位Vppが変動しても第1の電源電位Vppと相互接続点4の間の電圧、即ち、PMOSトランジスタQ8のソースとゲート間の電圧Vgs8は一定に維持されるために、PMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間の抵抗値は一定に維持される。
第1の電源電位Vppよりも一定電圧だけ低い低電位線5は、図2に示すように第1の電源電位Vppと接地電位GNDとの間に、ツェナーダイオードZD1と抵抗R9とをツェナーダイオードZD1を第1の電源電位Vpp側にして直列に接続してその相互接続点につながる線を低電位線5としている。このようにして抵抗R5、R6の両端にはツェナーダイオードZD1の一定電圧が印加されるようにしている。
これにより、本実施形態の過電流保護回路1bの場合には第1の電源電位Vppが変動してもPMOSトランジスタQ8のソース−ドレイン間の抵抗値は一定に維持される。従って(5)式で計算される制限電流値IL0の値が第1の電源電位Vppの変動の影響を受けないという効果を奏する。
第1の実施形態に係る過電流保護回路1aの構成図である。 第2の実施形態に係る過電流保護回路1bの構成図である。 従来技術に係る図1相当図である。 トランジスタQ5の負荷曲線を説明する図である。 負荷RLの抵抗値と負荷電流ILとの関係を示す図である。 PMOSトランジスタQ8の典型的な動作特性図である。
符号の説明
図面中、1、1a、1bは過電流保護回路、2は第1のカレントミラー回路、3は第2のカレントミラー回路、4は相互接続点、5は低電位線、GNDは接地電位、ILは負荷電流、Q1はNMOSトランジスタ、Q2は第1のPNPトランジスタ、Q3は第2のPNPトランジスタ、Q4は第1のNPNトランジスタ、Q5は第2のNPNトランジスタ、Q6は第3のPNPトランジスタ、Q7は第4のPNPトランジスタ、Q8はPMOSトランジスタ(負荷電流制御素子)、R2はシャント抵抗、R5は第1の抵抗、R6は第2の抵抗、RLは負荷、Vccは第2の電源電位(Vcc)、Vppは第1の電源電位を示す。

Claims (3)

  1. 負荷(RL)に直列に負荷電流制御素子(Q1)とシャント抵抗(R2)とを接続し、該シャント抵抗の両端に発生する電圧が所定値以上に増加しようとしたときに前記負荷電流制御素子を制御して前記負荷に流れる負荷電流(IL)の増加を制限する過電流保護回路であって、前記シャント抵抗の代わりにPMOSトランジスタ(Q8)を用い、該PMOSトランジスタのソースとゲート間に一定電圧を印加するように構成したことを特徴とする過電流保護回路。
  2. 第1の電源電位(Vpp)と一端を接地電位(GND)に接続した負荷(RL)の他方の端子との間に、第1の電源電位側から順にPMOSトランジスタ(Q8)とNMOSトランジスタ(Q1)とを直列に接続した回路と、
    同一構造を有する第1、第2のPNPトランジスタ(Q2、Q3)から成り、両トランジスタのベースは共に第2のPNPトランジスタ(Q3)のコレクタに、第1のPNPトランジスタ(Q2)のエミッタは前記PMOSトランジスタ(Q8)のソースに、第2のPNPトランジスタ(Q3)のエミッタは同じPMOSトランジスタ(Q8)のドレインにそれぞれ接続され、第2のPNPトランジスタ(Q3)のコレクタから定電流(I3)が吸引されるように構成した回路と、
    同一構造を有する第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)から成り、両トランジスタのベースは共に第1のNPNトランジスタ(Q4)のコレクタに、両トランジスタのエミッタは共に接地電位(GND)に、第2のNPNトランジスタ(Q5)のコレクタは前記NMOSトランジスタ(Q1)のゲートに、第1のNPNトランジスタ(Q4)のコレクタは前記第1のPNPトランジスタ(Q2)のコレクタにそれぞれ接続された第1のカレントミラー回路(2)と、
    同一構造を有する第3、第4のPNPトランジスタ(Q6、Q7)から成り、両トランジスタのベースは共に第3のPNPトランジスタ(Q6)のコレクタに、両トランジスタのエミッタは共に第2の電源電位(Vcc)に、第4のPNPトランジスタ(Q7)のコレクタは前記NMOSトランジスタ(Q1)のゲートにそれぞれ接続され、第3のPNPトランジスタ(Q6)のコレクタから定電流(I6)が吸引されるように構成した第2のカレントミラー回路(3)と、により構成し、
    前記PMOSトランジスタ(Q8)のゲートとソース間に一定電圧を常時印加するようにしたことを特徴とする過電流保護回路。
  3. 請求項1または2に記載の過電流保護回路において、前記PMOSトランジスタ(Q8)のソースと、該ソースの電位より一定電圧だけ低い低電位線(5)との間に第1、第2の抵抗(R5、R6)を直列に接続し、該2つの抵抗の相互接続点(4)の電圧を前記一定電圧として前記PMOSトランジスタ(Q8)のゲートに印加するように構成したことを特徴とする過電流保護回路。

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