JP2005252816A - サンプルホールド回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】サンプリングした電圧を低下させることなくホールドすることが可能なサンプルホールド回路を提供する。
【解決手段】一方の電圧と他方の電圧との大小を比較する比較回路と、予め定められた期間、前記比較回路の比較出力に応じて、当該比較出力と対応するデジタル値をアナログ値に変換し、前記予め定められた期間の経過時の前記アナログ値を保持し、当該アナログ値を前記一方の電圧に対応する前記他方の電圧として出力する変換回路と、前記予め定められた期間、前記変換回路によるデジタル値からアナログ値への変換動作を可能とする制御回路と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】一方の電圧と他方の電圧との大小を比較する比較回路と、予め定められた期間、前記比較回路の比較出力に応じて、当該比較出力と対応するデジタル値をアナログ値に変換し、前記予め定められた期間の経過時の前記アナログ値を保持し、当該アナログ値を前記一方の電圧に対応する前記他方の電圧として出力する変換回路と、前記予め定められた期間、前記変換回路によるデジタル値からアナログ値への変換動作を可能とする制御回路と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明はサンプルホールド回路に関する。
サンプルホールド回路は、被サンプル電圧をサンプリングし、サンプリングした電圧をホールドするという2つの動作を行う。このサンプリングおよびホールドには、例えばコンデンサが使用されている(例えば特許文献1参照)。なお、そのサンプルホールド回路を集積化する場合、コンデンサを集積回路内に内蔵する内蔵型と、集積回路の外部に設ける外付け型のサンプルホールド回路が存在する。
図5は、コンデンサを使用する従来のサンプルホールド回路の一例を示す回路図である。図中の一点鎖線より左側は集積回路の内部を示し、一点鎖線より右側は集積回路の外部を示している。
従来のサンプルホールド回路500は、PNP型バイポーラトランジスタ(以下、PNPトランジスタと称す)Q1〜Q4と、NPN型バイポーラトランジスタ(以下、NPNトランジスタと称す)Q5〜Q10と、電流源I7、I8と、抵抗R20〜R27とを有している。
従来のサンプルホールド回路500は、PNP型バイポーラトランジスタ(以下、PNPトランジスタと称す)Q1〜Q4と、NPN型バイポーラトランジスタ(以下、NPNトランジスタと称す)Q5〜Q10と、電流源I7、I8と、抵抗R20〜R27とを有している。
PNPトランジスタQ4、Q3は、共にダイオード接続されるとともに、PNPトランジスタQ1、Q2とそれぞれ電流ミラー接続され、PNPトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4のエミッタは、抵抗R20、R21、R22、R23をそれぞれ介して電源電圧(VCC)に接続されている。
PNPトランジスタQ1のコレクタは、NPNトランジスタQ5のコレクタと接続され、PNPトランジスタQ2のコレクタは、NPNトランジスタQ6のコレクタと接続される。また、NPNトランジスタQ6はダイオード接続されるとともに、NPNトランジスタQ5と電流ミラー接続されている。NPNトランジスタQ5、Q6のエミッタは、それぞれ抵抗R26、R27を介して接地(VSS)されている。
PNPトランジスタQ1とNPNトランジスタQ5間には、抵抗R24を介して外付けのコンデンサCの一方の電極が接続されている。コンデンサCの他方の電極は接地(VSS)されている。
また、コンデンサCと接続される抵抗R24の一端には、抵抗R25を介してNPNトランジスタQ7のベースが接続されている。NPNトランジスタQ7とNPNトランジスタQ8はダーリントン接続されており、それぞれのコレクタは、電源電圧(VCC)と接続されている。NPNトランジスタQ8のエミッタは、電流源I8の非接地側の一端と接続されるとともにNPNトランジスタQ9のベースと接続され、電流源I8の非接地側の一端に出力電圧VOUTを出力する。
NPNトランジスタQ9、Q10は差動回路となっていて、コレクタはそれぞれPNPトランジスタQ3、Q4のコレクタと接続され、エミッタはスイッチSW8を介して電流源I7の非接地側の一端と接続されている。なお、NPNトランジスタ10のベースには入力電圧VINが印加される。
以上の構成により、サンプリングを実行する後述のサンプル期間Aでは、スイッチSW8がオンとなる。よって、NPNトランジスタQ9、Q10のベース電圧、すなわち入力電圧VINと出力電圧VOUTが等しくなるように、コンデンサCの充電または放電が行われる。
例えば入力電圧VIN>出力電圧VOUTの場合には、PNPトランジスタQ1のコレクタ電流>NPNトランジスタQ5のコレクタ電流となりコンデンサCに充電が行われる(図5実線矢印)。また入力電圧VIN<出力電圧VOUTの場合には、PNPトランジスタQ1のコレクタ電流<NPNトランジスタQ5のコレクタ電流となりコンデンサCの放電が行われる(図5点線矢印)。コンデンサCの充放電により入力電圧VINと等しいVOUTを出力することができる。
一方、ホールドを実行するホールド期間には、スイッチSW8がオフとなる。よってPNPトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4、NPNトランジスタQ5、Q6、Q9、Q10はオフとなる。コンデンサCにはサンプリングによって充電されたホールド直前の電圧が保持される。ホールド期間ではコンデンサC、抵抗R25、NPNトランジスタQ7、Q8、電流源I8という経路の電流が流れ、サンプリングした電圧が出力電圧VOUTとして出力される。
なお、図5ではコンデンサCを集積回路の外部に外付けする場合を示したが、集積化可能な容量であれば前述したように集積回路内にコンデンサCを内蔵してもよい。
特開2000−293997号公報
以上、説明したような従来のサンプルホールド回路では、コンデンサに充電された電圧は長時間のホールドによって放電する。例えば、サンプルホールド回路500においてコンデンサCの端子電圧は、電流源I8から見て、NPNトランジスタQ7、Q8の電流増幅率の積(1/hFE×1/hFE)に従って減少する。このように、時間の経過と共にサンプリングした電圧が低下してしまい出力電圧VOUTのためのホールド電圧として使用できなくなるという問題点があった。
また、サンプリングした電圧をホールドするのにコンデンサを使用するので、長時間ホールドするには、大容量のコンデンサが必要であった。よってコンデンサを集積回路内に内蔵する場合にはチップ面積大きくなるという問題があり、コンデンサを外付けする場合には端子数が増加するという問題点があった。
本発明は、サンプリングした電圧を低下させることなくホールドすることが可能なサンプルホールド回路を提供することを目的とする。
本発明に係る主たる発明は、一方の電圧と他方の電圧との大小を比較する比較回路と、予め定められた期間、前記比較回路の比較出力に応じて、当該比較出力と対応するデジタル値をアナログ値に変換し、前記予め定められた期間の経過時の前記アナログ値を保持し、当該アナログ値を前記一方の電圧に対応する前記他方の電圧として出力する変換回路と、前記予め定められた期間、前記変換回路によるデジタル値からアナログ値への変換動作を可能とする制御回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、サンプリングした電圧を低下させることなくホールドすることができる。
===サンプルホールド回路の適用例===
以下、本発明のサンプルホールド回路をテレビジョン受像機に適用した場合について説明する。
以下、本発明のサンプルホールド回路をテレビジョン受像機に適用した場合について説明する。
図4は、SECAM方式の信号のデコードを行う場合について説明するためのブロック図である。SECAM方式とは、フランスなどのカラーテレビジョン受信機の標準規格であり、2つの色差信号を走査線毎に周波数変調して多重化する方式である。
このSECAM方式の周波数調整回路は、サンプルホールド回路100、Bellフィルタ200、SECAM色復調回路300、検波回路400、Bellフィルタ200への入力を切り換えるスイッチSW7を備えている。
テレビジョン受像機においての垂直期間ではSECAM方式の色信号処理が行われる。このときスイッチSW7はSECAM VIDEO側に切り換えられ、SECAM VIDEO信号(『テレビジョン信号』)がBellフィルタ(『フィルタ』)200に入力される。Bellフィルタ200とは、センタが4.286MHzのバンドパスフィルタである。SECAM VIDEO信号からBellフィルタ200によって抜き取られたSECAMの色信号は、SECAM色復調回路300に入力される。
しかし、SECAM方式のテレビジョン受像機では製造上このBellフィルタ200のセンタ周波数にバラツキがある。しかし、このBellフィルタ200のセンタ周波数は、SECAM方式と同じ走査線数、フィールド数を有するPAL方式に用いられるfscクロック(サブキャリア周波数)(『所定の信号』)の4.43MHzのサイン波を利用することによって、調整することが可能である。
この調整は、映像信号の無い垂直帰線期間にfscクロックの信号を検波し、その検波結果の電圧からセンタ周波数を合わせることによって行われる。図4において垂直帰線期間が開始すると、スイッチSW7がfscクロック側に切り換えられる。そして、Bellフィルタ200を通過したfscクロックのサイン波と、Bellフィルタ200を通過していないfscクロックのサイン波との検波が検波回路400にて行われる。検波回路400の検波結果である電圧は、サンプルホールド回路100の入力電圧VIN(『一方の電圧』)として供給され、サンプルホールド回路100の出力電圧VOUT(『他方の電圧』)をBellフィルタ200にセンタ周波数調整信号としてフィードバックする。以上の構成によって、Bellフィルタ200のセンタ周波数の自動調整を行うことができる。
この周波数調整では、サンプリングを行うサンプル期間である垂直帰線期間に対し、ホールドを行うホールド期間が1垂直期間(約16msec)と長いので、次の垂直帰線期間までホールドを行うには、ホールド電圧の低下のないサンプルホールド回路100が必要である。そこで、本発明のサンプルホールド回路100を、このSECAM方式の信号のデコード処理に適用すると、電圧の低下のないホールドを行うことができる。
===サンプルホールド回路100の構成===
図1は、本発明のサンプルホールド回路100の回路ブロック図の一例である。
本発明のサンプルホールド回路100は、比較回路20、タイミングパルス発生回路10、D/A変換回路30、選択回路40、制御回路70を備えている。
図1は、本発明のサンプルホールド回路100の回路ブロック図の一例である。
本発明のサンプルホールド回路100は、比較回路20、タイミングパルス発生回路10、D/A変換回路30、選択回路40、制御回路70を備えている。
タイミングパルス発生回路10には、基準クロックであるCLK1と、サンプリングを開始するための信号であるSTART信号が入力される。そして、タイミングパルス発生回路10は、サンプル期間とホールド期間とを切り換える信号であるS/H信号と、D/A変換開始を示す信号であるH_START信号とを出力する。S/H信号は“LOW”でサンプル期間を示し“HIGH”でホールド期間を示す信号である。
比較回路20は、例えばコンデンサを有するサンプルホールド回路(『保持回路』)を備えている。このサンプルホールド回路としては、例えばコンデンサCを用いた従来のサンプルホールド回路500を用いることが可能である。その場合、コンデンサCは、後述するD/A変換期間Bの短時間の間ホールドできればよいので、例えば50pF程度の小容量でよい。よって、図1のサンプルホールド回路100全体を集積化することが可能となる。
比較回路20内ではタイミングパルス発生回路10から入力されるS/H信号が、図3におけるサンプル期間A(『所定期間』)で“LOW”になる期間に、入力電圧VINとコンデンサCの電圧とが等しくなるように、コンデンサCに充電あるいは放電が行われる。
また、比較回路20は、S/H信号が“HIGH”のホールド期間に、コンデンサCにサンプリングされた値をホールドするとともに、D/A変換回路30から出力されるDA_OUT(『他方の電圧』)と入力電圧VINとの大小の比較を行い、“HIGH”または“LOW”の比較結果COMP信号として出力する。なお、コンデンサCによるサンプルホールド電圧は、S_OUTとして出力される。
制御回路70は、入力されるCLK2とH_START信号に応じて、D/A変換回路30の動作制御を行う。CLK2は、D/A変換回路30の動作クロックであり、CLK1に同期した高周波数、例えばCLK1の8倍の周波数のクロックである。
また、制御回路70は、DH発生部80を備えている、DH発生部80は、H_START信号に基づいてD/A変換を行う期間(『予め定められた期間』)を示すDH信号(『制御出力』)を出力する。DH信号は、“LOW”のときD/A変換回路30においてD/A変換動作を可能とする信号である。
D/A変換回路(『変換回路』)30は、D/Aコンバータ(請求項10の『アナログ変換回路』および『アナログ保持回路』)50と、コンバータコントローラ(『設定回路』)60とを備えている。
コンバータコントローラ60は、DH信号が“LOW”である期間、比較回路20の出力COMP信号をD/Aコンバータ50のビット数に応じたデジタル値、例えば6ビットの場合デジタル値D1〜D6に設定し、D/Aコンバータ50に出力する。この比較回路20とコンバータコントローラ60とによる構成(『検出回路』)により、入力電圧VINと等しいアナログ値に対するデジタル値を検出することができる。
D/Aコンバータ50は、コンバータコントローラ60の出力であるデジタル値D1〜D6をアナログ値に変換し、DA_OUTとして出力する。なお、比較回路20において全ビットの比較が終了し、デジタル値D1〜D6が確定すると、この値をレジスタなどで保持しておくことによりD/Aコンバータ50でアナログ値DA_OUTの出力を保持することができる。
選択回路40は、DH信号が“HIGH”の期間にS_OUTを、DH信号が“LOW”の期間にDA_OUTを選択し出力電圧VOUTとして出力する。
===D/Aコンバータ50の構成例===
図2は、本発明のサンプルホールド回路100に使用されるD/Aコンバータ50の構成を示す図である。なお、本実施の形態ではデジタル値が6ビットである場合について説明する。D/Aコンバータ50は、抵抗R1〜R11、スイッチSW1〜SW6、電流源I1〜I6によって構成されている。
図2は、本発明のサンプルホールド回路100に使用されるD/Aコンバータ50の構成を示す図である。なお、本実施の形態ではデジタル値が6ビットである場合について説明する。D/Aコンバータ50は、抵抗R1〜R11、スイッチSW1〜SW6、電流源I1〜I6によって構成されている。
図2に示すように、電源電圧(VCC)とDA_OUT間に、抵抗R1、R3、R5、R7、R9、R11と抵抗R2、R4、R6、R8、R10が、はしご型に接続されている。抵抗R2、R4、R6、R8、R10の両端にはそれぞれスイッチSW1〜SW6を介して電流源I1〜I6の非接地側の一端が接続されている。このスイッチSW1〜SW6のオン、オフは、コンバータコントローラ60から入力されるデジタル値D1〜D6の“HIGH”、“LOW”に応じて切り換えられる。例えば、デジタル値(D1、D2、D3、D4、D5、D6)が(1、0、0、0、0、0)の場合には、SW1がオンとなり、SW2〜6がオフとなる。このデジタル値D1〜D6は、コンバータコントローラ60から、例えば上位ビット側から順次1ビット毎に変更されて、入力される。
DA_OUTは、スイッチSW1〜6のオン、オフに応じて出力されるアナログ値の電圧である。このアナログ値は、電源電圧(VCC)から所定の抵抗R1〜R11分だけ電圧降下した値であり、スイッチSW1〜6のオン、オフにより2の6乗通り(64通り)の組み合わせとなる。
出力されたDA_OUTは、比較回路20で入力電圧VINとの比較が行われる。その大小の比較結果に基づいてデジタル値D1〜D6は変更され、再度D/Aコンバータ50に入力される。このように、スイッチSW1〜SW6のオン、オフにより出力されるDA_OUTを入力電圧VINと比較し、その大小の結果を入力されるデジタル信号D1〜D6の値に反映させる。
比較回路20での大小の比較は、デジタル値D1〜D6に相当するビット数、すなわち6回行われ、全ビット数の比較が終了するとDA_OUTが入力電圧VINと等しくなるデジタル値D1〜D6が得られる。この全ビットの比較が終了した結果のデジタル値D1〜D6を保持しておくことによって、サンプリングしたアナログ値をD/Aコンバータ50から低下することなく出力することが可能である。つまりD/Aコンバータ50は、不定のデジタル値D1〜D6を対応するアナログ値に変換するとともに、デジタル値D1〜D6が決定すると、アナログ値DA_OUTの出力を保持することができる。
以上の構成により、D/A変換中には、DA_OUTと入力電圧VINとを同じ値に近づけるサンプリングを行い、D/A変換後には、サンプリング結果のデジタル値D1〜D6を保持することで、DA_OUTをホールドすることができる。デジタル値が6ビット以外、例えば8ビットの場合には、デジタル値をD1〜D8とし、それぞれに対応するスイッチと抵抗を設けることによって同様にD/A変換を行うことができる。
===サンプルホールド回路100の動作===
図3は、サンプルホールド回路100の動作を説明するためのタイムチャートである。まず、タイミングパルス発生回路10に基準となるクロックCLK1とサンプリングを開始するための信号である、START信号が入力される。図4に示したサンプルホールド回路100の使用例の場合では、クロックCLK1は、例えば周波数fHの水平同期信号Hsyncであり、START信号は垂直同期信号Vsyncとなる。
図3は、サンプルホールド回路100の動作を説明するためのタイムチャートである。まず、タイミングパルス発生回路10に基準となるクロックCLK1とサンプリングを開始するための信号である、START信号が入力される。図4に示したサンプルホールド回路100の使用例の場合では、クロックCLK1は、例えば周波数fHの水平同期信号Hsyncであり、START信号は垂直同期信号Vsyncとなる。
このCLK1の立ち上がりとSTART信号の“LOW”に基づいて、S/H信号が“LOW”となりサンプル期間となる。例えば図3においてサンプル期間Aはサンプリング開始からの3fHであり、それ以外はホールド期間である。
サンプル期間Aの間、比較回路20内のコンデンサCによってサンプリングが行われる。S_OUTは、比較回路20から出力されるコンデンサCのサンプルホールド電圧である。サンプル期間AにおいてコンデンサCの電圧が入力電圧より低い場合には、入力電圧VINと等しくなるようにコンデンサCに充電が行われる(図の実線部)。一方、コンデンサCの電圧が入力電圧より高い場合には、入力電圧VINと等しくなるように放電が行われる(図の点線部)。
3fHのサンプル期間Aが終了すると、S/H信号が“HIGH”となりホールド期間となる。比較回路20内のサンプルホールド回路500ではホールドが行われる。なお、この場合コンデンサCを使用してサンプルホールドを行っているので、サンプルホールド電圧を示すS_OUTは時間とともに低下する。
また、サンプル期間Aの終了すなわちS/H信号の立ち上がりと同時に、タイミングパルス発生回路10からD/A変換開始を示すH_STARTのパルスが制御回路70に出力される。
制御回路70は、H_STARTのパルスを入力することで、DH発生部80から出力されるDH信号を“LOW”とする。このDH信号が“LOW”の期間、すなわち図3におけるD/A変換期間Bの間にD/A変換回路30で、D/A変換を用いたサンプリングが行われる。このD/A変換は、CLK2のクロックに応じてデジタル信号D1〜D6を1ビットずつ変更して行われる。つまり、デジタル信号D1〜D6が6ビットの場合、D/A変換期間BはCLK2の6クロック分となる。
DA_OUTは、D/Aコンバータ50から出力されるアナログ値である。D/A変換期間Bでは、DA_OUTと入力電圧VINとの大小比較が1ビット毎に6ビット分繰り返されることにより、入力電圧VINと等しくなるまでDA_OUTが階段状に増減する。図3では、D/A変換期間B開始時にDA_OUTが入力電圧VINより低いので、DA_OUTは階段状に増加している。逆にD/A変換期間B開始時にDA_OUTが入力電圧VINより高い場合には、DA_OUTは階段状に減少する。
D/A変換期間Bが終了、すなわちDH信号が“HIGH”となると、DA_OUTはD/A変換期間B終了前の値でホールドされる。
VOUTは、選択回路40から出力される出力電圧である。このVOUTは、DH信号によって切り換えられる。選択回路40は、DH信号が“LOW”すなわちD/A変換期間BではDA_OUTが確定していないので、S_OUTを出力し、DH信号が“HIGH”となったところでDA_OUTを出力する。
このように、本発明のサンプルホールド回路100は、サンプル期間Aでは比較回路20内のコンデンサCを用いたサンプルホールド回路を用いてサンプリングを行う。そしてサンプル期間A終了後には、コンデンサCにおいてホールドを行うとともに、入力電圧VINと所定のアナログ値との大小に対応したデジタル値のD/A変換を用いたサンプリングを行う。そしてD/A変換後、確定したデジタル値に対応するアナログ値DA_OUTをコンデンサCによってサンプルホールドされたS_OUTと切り換えて出力する。
以上説明したように、本発明のサンプルホールド回路100は、D/A変換を利用してサンプルホールド動作を行うので、低下することの無いホールド電圧を得ることができる。これにより、ホールド電圧を使用する回路では、バラツキのない信号出力を得ることができる。このD/A変換によるサンプリングはデジタル値を上位ビット側から順次変更することにより効果的に行うことができる。
また、D/A変換回路30として、“HIGH”又は“LOW”の信号を対応するデジタル値に変換するコンバータコントローラ60と、そのデジタル値をアナログ値に変換するD/Aコンバータ50とを用いるため、簡素な構成で効果的にホールド電圧の低下をなくす事ができる。
さらに、アナログ値と入力電圧VINとの大小の比較結果をデジタル値の設定に用いることにより、入力電圧VINと等しいアナログ値に対応するデジタル値を検出することができる。
また、D/A変換中の出力VOUTを補間する保持回路により、D/A変換回路30の不定な値を出力することを防止できる。
なお、補間する保持回路には、コンデンサCを使用する従来のサンプルホールド回路500を使えるので、本発明のサンプルホールド回路100を簡素化して実現できる。この場合D/A変換中のみホールドできればよいので、小容量のコンデンサCを使用でき、チップ面積を大きくすることなく、サンプルホールド回路100全体を集積化することができる。
また、本発明のサンプルホールド回路100を、Bellフィルタ200の周波数調整用に使用することにより、垂直帰線期間でサンプリングした電圧を低下することなく次の垂直帰線期間までホールドしておくことができるので、Bellフィルタのセンタ周波数を効果的に自動調整することができる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、比較回路20に備えられるサンプルホールド回路は、コンデンサCを使用せずサンプルホールドの動作を可能とした構成としてもよいし、コンデンサCを使用したとしても従来のサンプルホールド回路500以外の構成としてもよい。
10 タイミングパルス発生回路
20 比較回路
30 D/A変換回路
40 選択回路
50 D/Aコンバータ
60 コンバータコントローラ
70 制御回路
80 DH発生部
100、500 サンプルホールド回路
200 Bellフィルタ
300 SECAM色復調回路
400 検波回路
20 比較回路
30 D/A変換回路
40 選択回路
50 D/Aコンバータ
60 コンバータコントローラ
70 制御回路
80 DH発生部
100、500 サンプルホールド回路
200 Bellフィルタ
300 SECAM色復調回路
400 検波回路
Claims (12)
- 一方の電圧と他方の電圧との大小を比較する比較回路と、
予め定められた期間、前記比較回路の比較出力に応じて、当該比較出力と対応するデジタル値をアナログ値に変換し、前記予め定められた期間の経過時の前記アナログ値を保持し、当該アナログ値を前記一方の電圧に対応する前記他方の電圧として出力する変換回路と、
前記予め定められた期間、前記変換回路によるデジタル値からアナログ値への変換動作を可能とする制御回路と、
を備えたことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 前記変換回路は、
前記比較回路の比較出力を対応する前記デジタル値に設定する設定回路と、
前記デジタル値を前記アナログ値に変換するD/Aコンバータと、
を有することを特徴とする請求項1に記載のサンプルホールド回路。 - 前記予め定められた期間より前の所定期間において、前記一方の電圧をサンプルホールドする保持回路と、
前記制御回路の制御出力に応じて、前記予め定められた期間、前記変換回路の出力の代わりに前記保持回路によるサンプルホールド電圧を出力する選択回路と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のサンプルホールド回路。 - 前記保持回路は、
前記一方の電圧をサンプルホールドするためのコンデンサを有することを特徴とする請求項3に記載のサンプルホールド回路。 - テレビジョン信号と所定の信号とを垂直帰線期間に切り換えて入力するフィルタを通過した前記所定の信号と、前記フィルタを通過しない前記所定の信号と、を検波する検波回路の出力結果を前記一方の電圧とし、前記他方の電圧を前記フィルタの周波数調整用信号として前記フィルタに供給することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のサンプルホールド回路。
- 一方の電圧と他方の電圧との大小を比較する比較回路と、
前記比較回路の比較出力に基づいて、複数ビットからなるデジタル値の各ビットの値を上位ビット側から順次設定して出力する設定回路と、
前記設定回路から出力された前記デジタル値を対応するアナログ値にD/A変換し前記他方の電圧として出力するD/Aコンバータと、
を備え、前記比較回路において前記複数ビットの回数比較が終了した後の、前記他方の電圧を保持することを特徴とするサンプルホールド回路。 - 予め定められた期間、前記設定回路および前記D/Aコンバータの動作を可能とする制御回路と、
前記予め定められた期間より前の所定期間において、前記一方の電圧をサンプルホールドする保持回路と、
前記制御回路の制御出力に応じて、前記予め定められた期間、前記他方の電圧の代わりに前記保持回路によるサンプルホールド電圧を出力する選択回路と、
を備えたことを特徴とする請求項6に記載のサンプルホールド回路。 - 前記保持回路は、
前記一方の電圧をサンプルホールドするためのコンデンサを有することを特徴とする請求項7に記載のサンプルホールド回路。 - テレビジョン信号と所定の信号とを垂直帰線期間に切り換えて入力するフィルタを通過した前記所定の信号と、前記フィルタを通過しない前記所定の信号と、を検波する検波回路の出力結果を前記一方の電圧とし、前記他方の電圧を前記フィルタの周波数調整用信号として前記フィルタに供給することを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のサンプルホールド回路。
- デジタル値を対応するアナログ値に変換して出力するアナログ変換回路と、
前記デジタル値を変更して出力するとともに、サンプルされるべき入力電圧と前記アナログ値とが等しくなる前記デジタル値を検出する検出回路と、
検出された前記デジタル値に対応する前記アナログ値を保持するアナログ保持回路と、
を備えることを特徴とするサンプルホールド回路。 - 前記検出回路は、
前記入力電圧と前記アナログ値との大小を比較する比較回路と、
前記比較回路の比較出力を対応する前記デジタル値に設定し前記アナログ変換回路に出力する設定回路と、
を有することを特徴とする請求項10に記載のサンプルホールド回路。 - テレビジョン信号と所定の信号とを垂直帰線期間に切り換えて入力するフィルタを通過した前記所定の信号と、前記フィルタを通過しない前記所定の信号と、を検波する検波回路の出力結果を前記入力電圧とし、前記アナログ値を前記フィルタの周波数調整用信号として前記フィルタに供給することを特徴とする請求項10または11に記載のサンプルホールド回路。
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