JP2001069370A - 同期分離回路 - Google Patents

同期分離回路

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JP2001069370A
JP2001069370A JP24280099A JP24280099A JP2001069370A JP 2001069370 A JP2001069370 A JP 2001069370A JP 24280099 A JP24280099 A JP 24280099A JP 24280099 A JP24280099 A JP 24280099A JP 2001069370 A JP2001069370 A JP 2001069370A
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analog
digital
signal
video signal
connection terminal
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JP24280099A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kosaka
吉昭 高坂
Itaru Oshima
格 大島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力映像信号に対して時間軸の変動が極めて
小さい同期信号を得る。 【解決手段】 入力アナログ映像信号の直流分を再生し
てディジタル映像信号に変換し(5、11、13、
7)、色成分とノイズ成分を除去して(9)、演算器1
5により水平同期部分のデータとペデスタル部分のデー
タをそれぞれ累積し、更に例えば両累積値の平均値を演
算して水平同期信号分離用参照データとなる閾値を求
め、この閾値をアナログ化して(37)、アナログ閾値
としてアナログコンパレータに供給する。コンパレータ
39は、アナログLPF31、35で色成分とノイズ成
分が除去されたアナログ映像信号と前記アナログ閾値と
の大小を比較し、水平同期信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機の同期分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モニタ画面の大型化や、映像の高
画質化の要求に伴い、映像信号をディジタル処理し、こ
のニーズに応じようという映像信号処理技術が一般化し
てきた。
【0003】映像信号は大きく分類して、明暗を表現す
る輝度信号と色を表現する色信号、そして画面の位置,
タイミングを伝える情報としての同期信号に分けられ
る。
【0004】図5に、従来の同期分離回路の構成を示
す。なお点線の右側にある構成要素は、半導体集積回路
(IC)内に配置されている。入力端子1とコンデンサ
3を介して入力されたアナログの映像信号aの直流分
が、クランプ制御部11,3ステイトバッファ13,抵
抗5からなるクランプ回路で再生される。直流分を再生
された映像信号bは、アナログ・ディジタル(A/D)
変換器7によりディジタル映像信号に変換される。ディ
ジタル映像信号は、ディジタルローパスフィルタ(ディ
ジタルLPF)9により色成分とノイズ成分が除去され
たディジタル映像信号cとなる。
【0005】演算器15は、端子17から入力された水
平同期期間(垂直同期期間)のゲートパルスdにより、
ディジタル映像信号の水平同期部分(垂直同期部分)の
データを累積する。また演算器15は、端子19から入
力されたペデスタル期間のゲートパルスeにより、ディ
ジタル映像信号のペデスタル部分のデータを累積する。
更に演算器15は、例えば前記水平同期部分(垂直同期
部分)の累積値と前記ペデスタル部分の累積値との平均
値を求め、この平均値を同期分離用参照データである閾
値として、コンパレータ21の反転入力端子に供給す
る。
【0006】コンパレータ21は、ディジタルLPF9
からのディジタル映像信号と演算器15からの閾値の大
小比較を行い、水平同期信号(垂直同期信号)hを出力
端23に供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期分離回路で
抽出した水平同期信号(垂直同期信号)は、入力映像信
号に対して揺らぎを生じており、その結果、その後の信
号処理において輝度信号や色信号を忠実に再現できず、
テレビジョン受信機の高画質化の妨げになっていた。
【0008】そこで本発明は、入力映像信号に対して時
間軸変動が極めて小さい同期信号を得ることができる同
期分離回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の同期分離回路
は、入力映像信号の直流分を再生するクランプ回路と、
前記クランプ回路の出力映像信号をディジタル映像信号
に変換するアナログ・ディジタル変換器と、前記アナロ
グ・ディジタル変換器からのディジタル映像信号から色
信号成分とノイズ成分を除去するディジタルローパスフ
ィルタと、前記ディジタルローパスフィルタからのディ
ジタル映像信号における同期信号部分とペデスタル信号
部分のデジタルデータから同期信号分離用参照データで
ある閾値を演算する演算器と、前記演算器からの閾値を
アナログ電圧に変換するディジタル・アナログ変換器
と、前記ディジタル・アナログ変換器からのアナログ閾
値と前記アナログ・ディジタル変換器への入力信号から
色信号成分とノイズ成分を除去してなるアナログ映像信
号とを比較して同期信号を出力するアナログコンパレー
タとを具備したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の同期分離回路の
第1の実施例の構成を示す。なお点線の右側にある構成
要素は、半導体集積回路(IC)内に配置されている。
入力端子1とコンデンサ3を介して入力されたアナログ
の映像信号aの直流分が、クランプ制御部11,3ステ
イトバッファ13,抵抗5からなるクランプ回路で再生
される。直流分を再生された映像信号bは、入力端子6
を介して8bitのアナログ・ディジタル(A/D)変
換器7によりディジタル映像信号に変換される。ディジ
タル映像信号は、ディジタルローパスフィルタ(ディジ
タルLPF)9により、色成分とノイズ成分が除去され
たディジタル映像信号cとなる。
【0011】ところでクランプ制御部11は、3ステイ
トバッファ13に常にハイレベルの電圧fを、また3ス
テイトバッファ13の動作をコントロールする信号gを
供給している。ディジタルLPF9の出力の最小値が所
定値より小さい場合のみ、クランプ制御部11からの信
号gは、3ステイトバッファ13を動作状態にする信号
となる。3ステイトバッファ13を通過した前記ハイレ
ベルの電圧fは、抵抗で電流に変換され、この電流は、
コンデンサ3の充電電流となる。これにより、入力映像
信号bの直流成分を一定値に調整する。クランプ制御部
11,3ステイトバッファ13,抵抗5は、いわゆるシ
ンクチップクランプ回路を構成する。
【0012】演算器15は、端子17から入力された水
平同期期間(垂直同期期間)のゲートパルスdにより、
ディジタル映像信号の水平同期部分(垂直同期部分)の
データを累積する。また演算器15は、端子19から入
力されたペデスタル期間のゲートパルスeにより、ディ
ジタル映像信号のペデスタル部分のデータを累積する。
更に演算器15は、例えば前記水平同期部分(垂直同期
部分)の累積値の平均値(平均値A)と前記ペデスタル
部分の累積値の平均値(平均値B)を求め、例えば
((平均値A)+(平均値B))/2を算出して、これ
ら平均値の平均を水平同期分離(垂直同期分離)用参照
データとなる閾値とする。なお演算器15の水平同期分
離(垂直同期分離)用参照データとなる閾値は、前記算
出方法に限定されず任意に設定可能である。
【0013】更に分離する同期信号をアナログ映像信号
の同期部分の立ち下がりを基準にするか、または立ち上
がりを基準にするかにより、演算器15はそれぞれ閾値
を高め、または低めに設定することが、時間軸変動の少
ない同期信号を得るためのポイントである。例えば
((平均値A)+3×(平均値B))/4、(3×(平
均値A)+(平均値B))/4を算出することで、これ
ら平均値A、Bの平均よりそれぞれ高め、低めに閾値を
設定することができる。これは、後述するアナログロー
パスフィルタ(アナログLPF)の特性により、図3に
示す如く同期部分の立ち下がり、立ち上がり部分が鈍る
ためであり、鈍りの比較的少ない信号部分で電圧比較す
ることが時間軸変動に対して有効である。
【0014】そして前記閾値は、6bitのデジタル・
アナログ(D/A)変換器37でアナログの閾値に変換
される。同期信号部分のダイナミックレンジは、全映像
データのダイナミックレンジに対して25%程度なの
で、精度を落とすことなくD/A変換器37をA/D変
換器7のbit数より2bit削減し、6bitとする
ことができる。前記アナログの閾値は、アナログコンパ
レータ39の反転入力端子に供給される。
【0015】内部スイッチ素子33が導通状態のとき、
内部抵抗35と外部コンデンサ31は、アナログLPF
を構成する。前述した直流成分が再生されたアナログ映
像信号bは、このアナログLPFにより色成分とノイズ
成分が除去されたアナログ映像信号iとなり、アナログ
コンパレータ39の非反転入力端子に供給される。
【0016】アナログコンパレータ39は、アナログ映
像信号と前記閾値の大小比較を行い水平同期信号(垂直
同期信号)jを出力端41に供給する。
【0017】参考のため、信号b,c,d,eのタイミ
ングチャートを、図2に示す。
【0018】ところで、端子32は、内部スイッチ33
が絶縁状態のとき、外部で生成された水平同期信号(垂
直同期信号)を入力するための外部入力端子として兼用
される。この水平同期信号(垂直同期信号)は、バッフ
ァ43で増幅され、水平同期信号(垂直同期信号)kと
して出力端45に供給される。
【0019】以上コンパレータ39が、クロックで同期
されていないアナログ映像信号と閾値とを比較して水平
同期信号(垂直同期信号)を得るため、この水平同期信
号(垂直同期信号)は時間軸変動が極めて小さい。
【0020】図4に、本発明の同期分離回路の第2の実
施例の構成を示す。第2の実施例が第1の実施例と異な
るところは、半導体集積回路に内蔵の内部スイッチ素子
33と内部抵抗35を省略し、スイッチ素子51と抵抗
53が直列接続されたものを入力端子6と32の間に接
続する。
【0021】動作は、第1の実施例と同様であるため説
明は省略する。
【0022】
【発明の効果】以上本発明の同期分離回路によれば、入
力映像信号に対して時間軸変動が極めて小さい同期信号
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン受信機の同期分離回路の
第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における信号b,c,d,eのタイミング
チャートである。
【図3】アナログ映像信号が、アナログローパスフィル
タを通過することにより水平同期信号(垂直同期信号)
の立ち下がり、立ち下がり部分が鈍くなるのを示す図で
ある。
【図4】本発明のテレビジョン受信機の同期分離回路の
第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のテレビジョン受信機の同期分離回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3・・コンデンサ、5・・抵抗、7・・A/D変換器、
9・・ディジタルローパスフィルタ、11・・クランプ
制御部、13・・3ステイトバッファ、15・・演算
器、31・・コンデンサ、33・・スイッチ素子、35
・・抵抗、37・・D/A変換器、39・・アナログコ
ンパレータ、43・・バッファ、51・・スイッチ素
子、53・・抵抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の直流分を再生するクラン
    プ回路と、 前記クランプ回路の出力映像信号をディジタル映像信号
    に変換するアナログ・ディジタル変換器と、 前記アナログ・ディジタル変換器からのディジタル映像
    信号から色信号成分とノイズ成分を除去するディジタル
    ローパスフィルタと、 前記ディジタルローパスフィルタからのディジタル映像
    信号における同期信号部分とペデスタル信号部分のデジ
    タルデータから同期信号分離用参照データである閾値を
    演算する演算器と、 前記演算器からの閾値をアナログ電圧に変換するディジ
    タル・アナログ変換器と、 前記ディジタル・アナログ変換器からのアナログ閾値と
    前記アナログ・ディジタル変換器への入力信号から色信
    号成分とノイズ成分を除去してなるアナログ映像信号と
    を比較して同期信号を出力するアナログコンパレータと
    を具備したことを特徴とする同期分離回路。
  2. 【請求項2】 外部端子として、半導体集積回路に内蔵
    された前記アナログ・デジタル変換器への接続端子とし
    ての第1の接続端子と、前記アナログコンパレータのア
    ナログ映像信号入力側の接続端子としての第2の接続端
    子とを具備し、 前記第1と第2の接続端子間に直列に接続された内部抵
    抗および導通と絶縁の切り替えが可能な内部スイッチ素
    子と、前記第2の接続端子とグランド間に接続された外
    部コンデンサとにより前記アナログ・ディジタル変換器
    への入力信号から色信号成分とノイズ成分を除去するア
    ナログローパスフィルタを構成することを特徴とする請
    求項1に記載の同期分離回路。
  3. 【請求項3】 外部端子として、半導体集積回路に内蔵
    された前記アナログ・デジタル変換器への接続端子とし
    ての第1の接続端子と、前記アナログコンパレータのア
    ナログ映像信号入力側の接続端子としての第2の接続端
    子とを具備し、 前記第1と第2の接続端子間に直列に接続された外部抵
    抗および導通と絶縁の切り替えが可能な外部スイッチ素
    子と、前記第2の接続端子とグランド間に接続された外
    部コンデンサとにより前記アナログ・ディジタル変換器
    への入力信号から色信号成分とノイズ成分を除去するア
    ナログローパスフィルタを構成することを特徴とする請
    求項1に記載の同期分離回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の接続端子に接続された入力バ
    ッファを具備し、外部同期分離回路で分離された同期信
    号を入力可能にしたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のなかのいずれか1つに記載の同期分離回路。
  5. 【請求項5】 前記デジタル・アナログ変換器は、前記
    アナログ・デジタル変換器よりbit数が少ないことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のなかのいずれか1つ
    に記載の同期分離回路。
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