JP2005247215A - コンソールボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダクト内の空調空気を収納体内に効率的に流入させて保温又は保冷機能を発揮することができるとともに収納体内の収納量を増大させ、さらにダクト内の空調空気をスムーズに流通させることができるコンソールボックスを提供する。
【解決手段】 コンソールボックス11を構成するボックス本体11aは、有底四角箱状をなす収納体12と、収納体12の上面開口を開閉可能に閉塞する蓋体と、収納体12の左右両側壁12aに隣接して延設され内部を空調空気が流通する一対のダクト19とを備えている。収納体12の前壁12b及び左右両側壁12aは四角平板により形成され、左右両側壁12aの前端部には空気流入孔16が複数設けられている。ダクト19の後端部には、空調空気を車室内へと流出させる第2RFレジスタ20が形成されている。第2RFレジスタ20は、シャットダンパ21により開閉可能に閉塞されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両において、例えば運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックスに関するものである。
従来、この種のコンソールボックスとしては、例えば、次の各特許文献に開示されているような構成のものが知られている。即ち、特許文献1のコンソールボックスはストレージ・コンパートメント(荷室)を備えている。ストレージ・コンパートメントの両脇には車両後部の換気のための空調空気が流通するダクトが配設されている。ストレージ・コンパートメントの正面壁の両側部は内方へ湾曲する平断面円弧状に形成されるとともに、ダクト内と連通する空気入口がそれぞれ貫通形成されている。ストレージ・コンパートメント内には、各空気入口を閉じるためのスライダが配設されている。一方、ダクトは、空気入口の上流側に設けられたダクト・セクションにおいて拡張されている。そして、ダクト内を流通する空調空気の一部が、ダクト・セクション内に流入した後に空気入口からストレージ・コンパートメント内に流入する。また、特許文献2に記載の構成においては、コンソールボックスは収納物を収納するための凹部を備え、凹部内は四角板状をなす支持部材により仕切られている。
特開2001−63350号公報 特開平10−315863号公報
ところが、従来構成においては、次のような問題があった。
即ち、前記特許文献1に記載の構成では、ストレージ・コンパートメントの正面壁の両側部が内方へ湾曲する断面円弧状に形成されているために、ストレージ・コンパートメントの容量は小さい。このため、ストレージ・コンパートメント内に収納することができる収納物の量、即ち収納量が少ないという問題があった。さらに、各空気入口をスライダにより閉じたときには、ダクト・セクション内を流通した空調空気がスライダとぶつかってストレージ・コンパートメント内へは流入しない。そして、スライダとぶつかった空調空気は、ダクト・セクション内に新たに流入する空調空気によりダクト内に押し戻される。このため、ダクト内の空調空気は、ダクト内に押し戻された空調空気により乱され、スムーズに流通することができないという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ダクト内の空調空気を収納体内に効率的に流入させて保温又は保冷機能を発揮することができるとともに収納体内の収納量を増大させ、さらにダクト内の空調空気をスムーズに流通させることができるコンソールボックスを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、有底四角箱状をなす収納体と、収納体の上面開口を開閉可能に閉塞する蓋体と、収納体の前後方向に延びる側壁に隣接して配設され内部を車両前方から後方に向かって空調空気が流通するダクトと、ダクトの後端部に位置し空調空気を車室内へと流出させる空気流出孔とを備え、収納体の前壁及び両側壁を平板により形成し、ダクトに隣接して配設される側壁にダクト内から収納体内に向かって空調空気を流入させる空気流入孔を設け、空気流入孔と空気流出孔との間に車室内への空調空気の流出量を調節する空気流出調節部材を設けたことを特徴とする。
従って、ダクト内の空気流入孔よりも後方を空気流出調節部材により閉塞した場合、ダクト内の空調空気が空気流入孔から収納体内に効率的に流入し、保温又は保冷機能を高めることができる。さらに、収納体が有底四角箱状に形成されるとともに収納体の前壁及び両側壁が平板で形成されていることから、収納体の容量が増大する。加えて、空気流入孔が収納体の側壁に設けられていることから、空調空気のダクト内での流通方向と収納体内への流入方向とが直交する。このため、ダクト内の空調空気がスムーズに流通される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記収納体の側壁の前端部に空気流入孔を設け、同収納体の後壁に収納体内の空気を車室内へと吹出させる吹出孔を設けたことを特徴とする。
従って、空気流入孔が収納体の側壁の前端部に設けられるとともに収納体の後壁に吹出孔が設けられていることから、収納体内全体にわたって空調空気が流通しやすくなる。さらに、収納体内の空調空気を収納体の前方から後方に向かって流通させることができる。このため、収納体内に流入した空調空気がダクト内に戻るのが抑制され、ダクト内の空調空気がよりスムーズに流通される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記空気流入孔よりも後方に位置する収納体内にその収納体の内部を前後方向に仕切る仕切板を設けたことを特徴とする。
従って、収納体内が空気流入孔の後方で前後方向に仕切られていることから、収納体内の前方の保温又は保冷効率を向上させることができ、保温又は保冷機能を局所的に高めることができる。
本発明によれば、ダクト内の空調空気を収納体内に効率的に流入させて保温又は保冷機能を発揮することができるとともに収納体内の収納量を増大させ、さらにダクト内の空調空気をスムーズに流通させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、コンソールボックス11は、運転席と助手席との間に長手方向が車両の前後方向に沿って延びるように配設されている。このコンソールボックス11の前端部は、車室内の前端部中央に配設される図示しないセンタパネルと接続されている。同コンソールボックス11の後端部には、合成樹脂により有蓋長四角箱状に形成されたボックス本体11aが設けられている。このボックス本体11aの内部(中央部)には、収納物を収納するための有底長四角箱状に形成された収納体12が設けられている。
図2及び図3(a)に示すように、ボックス本体11aの左右両側部には、車両前後方向に延びる一対のサイドパネル13が設けられている。同ボックス本体11aの後端部には、車両幅方向に延びるリアパネル14が設けられている。同ボックス本体11aの上端部には、長四角板状をなし前記収納体12の上面開口を開閉可能に閉塞する蓋体15が設けられている。一対のサイドパネル13は、収納体12の左右両側壁12aから所定の間隔をおいて離間するとともに各側壁12aに対して平行に延びるように配設されている。蓋体15は、その後端部を中心にして上下方向に回動するように軸着されており、収納体12の上面開口を開閉可能に閉塞する。
図1(a)及び図2に示すように、収納体12の前壁12b及び左右両側壁12aは、面一な四角平板によりそれぞれ形成されている。各側壁12aの前端部上方位置には、上下方向に延びる長四角孔状に形成された空気流入孔16が所定間隔をおいて複数個貫設されている。また、収納体12の後壁12cの下部中央には、四角筒状に形成された吹出筒17が車両後方へ延びるように設けられている。この吹出筒17の後端は、吹出孔としての第1RFレジスタ18となっている。
ボックス本体11aの左右両側部には、車両の前後方向に延びる四角筒状に形成された一対のダクト19が設けられている。各ダクト19の前端部は、図示しない空調装置に接続されている。同ダクト19の後端部は、収納体12の上部とサイドパネル13の上部との間に配設されているうえ、車両前後方向に直線状に延びるように形成されている。また、このダクト19の後端部左右両側面は、収納体12の側壁12aとサイドパネル13とにより構成されている。このダクト19は、空気流入孔16を通して収納体12内と連通している。
ダクト19の後端は、空気流出孔としての第2RFレジスタ20となっている。第2RFレジスタ20は、リアパネル14の一側部に開口している。第2RFレジスタ20よりもやや前方に位置するダクト19の後端部には、車室内への空調空気の流出量を調節するための空気流出調節部材としてのシャットダンパ21が取付けられている。このシャットダンパ21は合成樹脂材料によりダクト19の正断面形状と同大同形状の四角板状に形成されており、第2RFレジスタ20から車室内へと流出する空調空気の流れを開閉可能かつ調節可能に閉塞する。
図3(b)に模式的に示すように、シャットダンパ21は、ダクト19の下端部又は下方に回転可能に軸支された第1平歯車22上に立設されている。この第1平歯車22は、上下方向に延びる中心軸22aを旋回心軸として前記シャットダンパ21と一体回転するように構成されている。さらに、この第1平歯車22は、第2平歯車23を介してダンパノブ24と噛合している。ダンパノブ24は、略円板状をなすとともに第2平歯車23に対向する端部(前端部)が平歯車として構成されている。このダンパノブ24は、左右方向に回転可能に軸支されている。ダンパノブ24の後端部には、操作つまみ部24aが設けられている。この操作つまみ部24aの外周面には、滑り防止凹部24bが形成されている。そして、このダンパノブ24を回転させると、シャットダンパ21がダクト19内で回転し、第2RFレジスタ20を開閉可能に閉塞するようになっている。
一方、前記空気流入孔16よりも車両後方側に位置する収納体12の内部には、該収納体12内を前後方向に仕切るための四角板状の仕切板25が左右両側壁12aに直交するように配設されている。この仕切板25は、収納体12内を前側収納室26と後側収納室27との2つの収納室に仕切るようになっている。そして、前側収納室26には飲料缶等の保温又は保冷の必要性が高い収納物が好適に収納され、後側収納室27には保温又は保冷の必要性が低い収納物が収納される。
収納体12の左右両側壁12a車両前後方向中央部には、前後一対の支持突条28が上下方向に延びるように突設されており、前記仕切板25を収納体12内に着脱可能に支持している。仕切板25の上下方向の長さは、収納体12の深さに比べて若干(例えば5mm)短く設定されているとよい。
次に、以上のように構成された本実施形態の作用について説明する。
さて、図1及び図2に2点鎖線で示すように、上記収納体12内で飲料缶31を保温又は保冷する場合には、まず、好ましくは前側収納室26内に飲料缶31を収納した後、蓋体15で収納体12の上面開口を閉塞する。続いて、ダンパノブ24を回転させることにより、図1(b)に示すようにシャットダンパ21により第2RFレジスタ20を閉塞する。すると、ダクト19内を流通する空調空気は、第2RFレジスタ20から車室内へと流出することができず、代わりに空気流入孔16を通って前側収納室26内へと流入する。このとき、前側収納室26内は、流入した空調空気によって温められたり冷やされたりする。
ここで、収納体12内の仕切板25の上端縁と蓋体15との間には僅かながら間隙が形成されている。このため、前記空調空気は、前側収納室26内に流入した後に前記間隙を通って後側収納室27内へと流出して後側収納室27を温めたり冷やしたりした後、第1RFレジスタ18を通って車室内へと吹出す。このとき、前記収納体12の内部では、前記空調空気が継続的に流通することによる保温機能又は保冷機能が発揮されることから、該収納体12の内部が温められたり冷やされたりして飲料缶31の保温又は保冷が行われる。特に、前側収納室26内は、後側収納室27よりも空調装置に近くかつ空調空気の流通における上流側に位置していることから、周囲の温度との温度差が大きい状態の空気が激しく流入され、後側収納室27よりも保温又は保冷効果が高い。一方、図1(a)に示すように、シャットダンパ21を回転させて第2RFレジスタ20を開いた場合、前記空調空気は、ダクト19内の後端部まで流通した後に第2RFレジスタ20から車室内へと流出する。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態のボックス本体11aは収納体12を備えている。この収納体12の左右両側壁12aには、ダクト19が接しつつ延設されているうえ、該ダクト19内と連通するための空気流入孔16が設けられている。さらに、第2RFレジスタ20はシャットダンパ21により開閉可能に閉塞される。このため、第2RFレジスタ20をシャットダンパ21によって閉塞すると、ダクト19内を流通する空調空気が収納体12内に効率的に流入される。よって、収納体12の内部は、空調空気の流入によって保温又は保冷機能を発揮することができる。
加えて、ダクト19が収納体12の左右両側壁12aに接するように設けられるとともに各空気流入孔16が左右両側壁12aに設けられていることから、図1(b)に示すように、空調空気はダクト19内での流通方向に対し直交方向に流入して収納体12内に導かれる。このため、第2RFレジスタ20を開いたときには、ダクト19内の空調空気は空気流入孔16から収納体12内にほとんど流入することなく車室内へと流出する。よって、ダクト19内の空調空気を極めてスムーズに流通させることができる。即ち、空気流入孔16は、ダクト19内の空調空気の流れに干渉しない位置に設けられていることから、該空調空気の流通が妨げられることがない。
・ 収納体12は有底長四角箱状に形成され、その前壁12b及び左右両側壁12aはいずれも面一な四角平板により形成されている。このため、本実施形態の収納体12は、コーナ部のスペースを最大限有効利用できる形状に形成されていることから、正面壁の左右両側部が内方へ湾曲する断面円弧状に形成されている従来のストレージ・コンパートメントよりも収納量(容積)の増大を図ることが容易である。
・ 収納体12は、その両側方前端部に空気流入孔16が設けられているうえ、後壁12cの中央下部に第1RFレジスタ18が設けられている。このため、前側収納室26に流入した空調空気は、収納体12内の前方から後方へと容易にかつスムーズに流通した後、第1RFレジスタ18から車室内へと吹出すようになっている。よって、空気流入孔16が左右両側壁12aの車両前後方向中央部又は後端部に設けられている場合に比べて、空調空気の流れが乱れにくいことから、空調空気を収納体12内全体に行き渡らせることが容易であるうえ、流通速度を高めつつスムーズに流通させることが容易となる。
特に、前記空調空気は、収納体12の前方から後方へと一方向に流れることから、収納体12内に流入した空調空気がダクト19内に戻りにくくなっている。このため、ダクト19内の空調空気の流れが乱されにくくなる。
・ 収納体12内の仕切板25は、空気流入孔16よりも後方に配設されていることから、前側収納室26の保温又は保冷効率を向上させる効果がある。従って、収納体12内の一部のみを局所的かつ集中的に保温又は保冷することができる。
・ 空気流入孔16は、収納体12の各側壁12aに複数個形成されている。さらに、この空気流入孔16は、上下方向に延びる長孔状(長四角孔状)に形成されている。この形状は、ダクト19内における空調空気の流通方向である車両前後方向の開口幅よりも、同流通方向と直交する方向の開口高さが大きい形状である。このため、この空気流入孔16は、前記開口幅が狭いことから、ダクト19内の空調空気の流通方向に抗するように渦を巻く乱流のサイズ全体を小さくすることが容易である。従って、ダクト19内の空調空気の流れが妨害されにくい。さらに、各側壁12aに貫設されたトータルの開口面積が同じであっても、1個の大きな空気流入孔16よりも複数個の空気流入孔16を設けた方が前記乱流のサイズを小さくすることができてよい。
次に、試験例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(試験例1及び比較例1)
試験例1においては、本実施形態のコンソールボックス(各空気流入孔16の開口面積の合計:1010mm2、各ダクト19における第2RFレジスタ20の開口面積の合計:970mm2、収納体12の容量:2リットル)を用い、下記測定条件に従い冷却空気を各ダクト19内に流通させて収納体12内の温度を測定した。ここで、収納体12内の温度測定は、第2RFレジスタ20を閉塞するとともに収納体12内から仕切板25を取外した状態で行った。一方、比較例1は、各ダクト19内に冷却空気を流通させない以外は、試験例1と同様にして収納体12内の温度を測定した。この結果を図4に示す。尚、図4の縦軸はコンソールボックス周囲の温度を基準(t℃)とし、基準に対する温度差を示す。
<測定条件>冷却空気の温度:コンソールボックス周囲の温度に対して平均−20℃、測定時間:1時間
図4に示すように、試験例1における収納体12内の温度は測定開始とともに速やかに低下した後に安定し、測定開始1時間後にはコンソールボックス11周囲の温度に対して11℃低下した。このため、コンソールボックス11は優れた保冷機能を発揮した。一方、比較例1における収納体12内の温度は、冷却空気を各ダクト19内に流通しなかったために測定開始とともに徐々に上昇し、測定開始1時間後にはコンソールボックス11周囲の温度に対して1℃上昇した。
(試験例2)
試験例2においては、表面及び内容物の温度がコンソールボックス11周囲の温度と同じ温度の飲料缶31を収納体12内の前端部(支持突条28より前方)に収納した以外は、試験例1と同様の測定条件により収納体12内の前端部及び後端部並びに飲料缶31表面の温度を測定した。ここで、各温度の測定は、第2RFレジスタ20を閉塞するととも収納体12内を仕切板25により仕切る場合、第2RFレジスタ20を開くとともに収納体12内を仕切る場合、第2RFレジスタ20を閉塞するとともに収納体12内を仕切らない場合及び第2RFレジスタ20を開くとともに収納体12内を仕切らない場合についてそれぞれ行った。さらに、仕切板25と蓋体15との隙間を5mm(開口面積:1000mm2)とした。この結果を図5に示す。
尚、図5において、第2RFレジスタ20を閉塞するととも収納体12内を仕切板25により仕切る場合を「A」で示し、第2RFレジスタ20を開くとともに収納体12内を仕切る場合を「B」で示す。さらに、第2RFレジスタ20を閉塞するとともに収納体12内を仕切らない場合を「C」で示し、第2RFレジスタ20を開くとともに収納体12内を仕切らない場合を「D」で示す。加えて、図5の縦軸はコンソールボックス11周囲の温度を基準(t℃)とし、基準に対する温度差を示す。
図5に示すように、コンソールボックス11は、各場合において飲料缶31表面の温度を低下させることができ、優れた保冷機能を発揮することができた。
尚、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ シャットダンパ21を連動して開閉するように構成してもよい。即ち、一方のシャットダンパ21を回転させると両方の第2RFレジスタ20が閉塞されるように構成してもよい。
・ 吹出筒17の端部に、第1RFレジスタ18を開閉可能に閉鎖する閉鎖部材としてのシャットダンパを取付けてもよい。
・ シャットダンパ21をスライダに変更してもよい。ダクト19を一本のみ延設してもよい。仕切板25を省略してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 各側壁に複数個の空気流入孔を設けるとともに、それら空気流入孔を上下方向に延びる長孔状に形成した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンソールボックス。この構成によれば、ダクト内の空調空気をよりスムーズに流通させることができる。
・ 前記収納体の前方に位置するダクトの内側面を同収納体の側壁の外側面と面一に形成した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンソールボックス。この構成によれば、ダクト内の空調空気をよりスムーズに流通させることができる。
(a)及び(b)は実施形態のコンソールボックスの断面図であって、図3(a)の1a−1a線における断面図。 ボックス本体を示す側断面図。 (a)はボックス本体を示す斜視図、(b)は各平歯車及びダンパノブを示す平面図。 試験例1の冷却空気の流通の有無と温度変化との関係を示すグラフ。 試験例2の第2RFレジスタの開閉又は仕切板の有無と温度変化との関係を示すグラフ。
符号の説明
11…コンソールボックス、12…収納体、12a…側壁、12b…前壁、12c…後壁、15…蓋体、16…空気流入孔、18…吹出孔としての第1RFレジスタ、19…ダクト、20…空気流出孔としての第2RFレジスタ、21…空気流出調節部材としてのシャットダンパ、25…仕切板。

Claims (3)

  1. 有底四角箱状をなす収納体と、収納体の上面開口を開閉可能に閉塞する蓋体と、収納体の前後方向に延びる側壁に隣接して配設され内部を車両前方から後方に向かって空調空気が流通するダクトと、ダクトの後端部に位置し空調空気を車室内へと流出させる空気流出孔とを備え、
    収納体の前壁及び両側壁を平板により形成し、
    ダクトに隣接して配設される側壁にダクト内から収納体内に向かって空調空気を流入させる空気流入孔を設け、
    空気流入孔と空気流出孔との間に車室内への空調空気の流出量を調節する空気流出調節部材を設けたことを特徴とするコンソールボックス。
  2. 前記収納体の側壁の前端部に空気流入孔を設け、同収納体の後壁に収納体内の空気を車室内へと吹出させる吹出孔を設けた請求項1に記載のコンソールボックス。
  3. 前記空気流入孔よりも後方に位置する収納体内にその収納体の内部を前後方向に仕切る仕切板を設けた請求項1又は請求項2に記載のコンソールボックス。
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