JP2022070731A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱効率の向上を図ることができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、筐体と、前記筐体内に形成された貯蔵室の後方に配置され、冷却器が収容されている冷却室と、前記冷却室の前壁に貫通する冷気排出口に固定され、前記冷却室から前記貯蔵室へ向けて送風可能に取り付けられる送風ファンと、前記前壁と対向する位置に前記前壁の前方に離間して配置され、1以上の送風口が開口し、前記前壁との間に送風室を形成する送風案内板と、前記送風案内板の裏面から前記前壁と近接するように突出して形成され、前記冷気排出口と前記送風口との間に空気の流路を形成する案内壁と、を持つ。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の熱交換効率の更なる向上が期待されている。
本発明が解決しようとする課題は、熱効率の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、筐体と、前記筐体内に形成された貯蔵室の後方に配置され、冷却器が収容されている冷却室と、前記冷却室の前壁に貫通する冷気排出口に固定され、前記冷却室から前記貯蔵室へ向けて送風可能に取り付けられる送風ファンと、前記前壁と対向する位置に前記前壁の前方に離間して配置され、1以上の送風口が開口し、前記前壁との間に送風室を形成する送風案内板と、前記送風案内板の裏面から前記前壁と近接するように突出して形成され、前記冷気排出口と前記送風口との間に空気の流路を形成する案内壁と、を持つ。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書では、冷蔵庫の正面に立つユーザから冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つユーザに近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「前後方向」とは、上記定義における幅方向に直交し、前と後ろとをつなぐ方向を意味する。本願でいう「AまたはB」とは、AとBのうちいずれか一方の場合に限定されず、AとBの両方の場合を含む。
図1は、実施形態に係る冷蔵庫1を示す正面図である。図2は、図1のII-II線における冷蔵庫1の縦断面図である。図3は、図1の冷蔵庫1の幅方向Xに沿う縦断面図である。冷蔵庫1は、筐体10と、冷却機構2とを含む。冷蔵庫1は、冷蔵庫扉111,112,113、温度センサ9、不図示の制御装置等を備える。
筐体10は、例えば、内箱と、外箱と、断熱部とを有する。内箱は、筐体10の内面を形成し、外箱は、筐体10の外面を形成している。内箱と外箱との間には、発泡ウレタン等の発泡断熱材を含む断熱部が設けられている。筐体10は、断熱性能を持つ。
筐体10の内部には、複数の貯蔵室が設けられている。筐体10は、各貯蔵室の前面側に、各貯蔵室に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。複数の貯蔵室は、例えば、第一冷蔵室101、第二冷蔵室102、冷凍室103を含む。実施形態では、最上部に第一冷蔵室101が配置され、第一冷蔵室101の下方に第二冷蔵室102が配置され、第二冷蔵室102の下方に冷凍室103が配置されている。貯蔵室の配置は、本例に限定されず、例えば第二冷蔵室102と冷凍室103の配置が上下逆でもよい。貯蔵室には、収納棚や収納容器、製氷用貯水容器等が設けられている。
第二冷蔵室102は、例えば、野菜室として使用される。第二冷蔵室102は、野菜の貯蔵に適した冷蔵温度帯、例えば、1℃~5℃で保冷されている。冷凍室103は、冷凍温度帯、例えば、-10℃以下で保冷されている。
第二冷蔵室102は、冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで保冷温度が任意に切り替え可能に構成されている。第二冷蔵室102を冷凍室として使用可能である。したがって、第二冷蔵室102は、野菜に適した貯蔵環境の貯蔵室に限らず、第一冷蔵室101と同等の冷蔵温度帯に設定され、冷蔵機能を備える貯蔵室であってもよい。
冷蔵庫1は、冷蔵庫扉111,112,113が設けられている。冷蔵庫扉111,112,113は、貯蔵室の開口を開閉可能に塞ぐ部材である。冷蔵庫扉111,112,113は、筐体10の前部に設けられる。冷蔵庫扉は、例えば、回転扉111、引出扉112,113である。
筐体10は、第一仕切部材14および第二仕切部材15を有する。第一仕切部材14および第二仕切部材15は、それぞれ略水平に設けられている。第一仕切部材14および第二仕切部材15は断熱性能を有する。第一仕切部材14は、第一冷蔵室101と第二冷蔵室102との間に配置され、2つの貯蔵室101,102を仕切っている。第一仕切部材14は例えば、樹脂製の板状部材である。第二仕切部材15は、第二冷蔵室102と冷凍室103との間に位置し、2つの貯蔵室102,102を仕切っている。第二仕切部材15は、例えば、内部に断熱材が充填された板状部材である。
図3に示すように、第一仕切部材14の後部には、第一冷蔵室101と第二冷蔵室102とを連通する上通気口141が開口している。第二仕切部材15の後部には、第二冷蔵室102と冷凍室103とを連通する下通気口151が開口している。
図2に示すように、筐体10の後壁19の前方に離間して縦壁18が設けられている。縦壁18は、例えば、各貯蔵室101,102,103に露出して設けられている。縦壁18は、各貯蔵室101,102,103の後壁面としても機能する。縦壁18は、各貯蔵室101,102,103にそれぞれ設けられている。
筐体10の下部の後部に送風室7および冷却室16が配置されている。送風室7および冷却室16は、冷凍室103の後方に配置されている。冷凍室103の後部に縦壁183が配置されている。冷却室16および送風室7は、冷凍室103と複数の送風口71~75を通じて連通している。
冷却機構2は、圧縮機26、冷却器21、アキュムレータ、およびサクションパイプを有する。冷却機構2により冷却された冷却室16内の空気が送風ファン8によりダクト17へ流れる。筐体10の下端部の後部には、機械室105が設けられている。圧縮機26は機械室105内に設置されている。冷却器21、アキュムレータ、加熱器等が冷却室16に設置されている。
図2に示すように、各貯蔵室101,102,103の後方にダクト17が設けられている。ダクト17は、第一冷蔵室101および第二冷蔵室102と、冷却室16との間で冷気を循環させる流路の一部を構成する。図3に示すように、ダクト17は、筐体10の幅方向の中央部に位置し、筐体10の上端部と冷凍室103との間に上下方向Zに延びている。ダクト17は、第一冷蔵室101の後壁19と縦壁18との間、第二冷蔵室102の縦壁182とカバー175との間、および冷却室16の上部に形成されている。ダクト17を構成する側壁は断熱性能を有する。冷却室16とダクト17とは、空気が流通可能に連通している。
カバー175は、縦壁182の前方、かつ、第一仕切部材14と第二仕切部材15との間に設けられている。カバー175は、水平断面が略U字形状の部材である。カバー175は、第二冷蔵室102の幅方向の略中央部を含む部分に設けられている。カバー175の後端部は不図示のシール材を介して縦壁182に密着している。カバー175の上端開口が第一仕切部材14の後端部の開口143に接続されている。カバー175は、第一仕切部材14の開口143を通じて第一冷蔵室101の後方のダクト17と連通している。
カバー175の下端開口が第二仕切部材15の後端部に設けられた連通路152(図2参照)に接続されている。冷却室16の上方に通気路162が設けられている。通気路162は、支持板3の通気口31と連通し、冷却室16と連通路152とを接続する通路である。カバー175は、通気口31、通気路162、および連通路152を通じて冷却室16と連通している。すなわち、カバー175により、冷却室16とダクト17との間が接続されている。
冷却室16と筐体10の側壁11との間に不図示の循環通路が配置されている。循環通路は上下方向Zに沿って配置された管状部材である。循環通路は、第二冷蔵室102の下端部と冷却室16の下端部とに連通している。冷却室16と循環通路とは、空気が流通可能に連通している。
図2に示すように、第一冷蔵室101の縦壁181には、複数の吹出口189が開口している。吹出口189は、縦壁181の前後方向Yに貫通し、ダクト17と第一冷蔵室101とを連通する開口である。複数の吹出口189は上下方向Zに離間して設けられている。
図2に示すように、冷凍室103の縦壁183には、複数の吹出口61~65が開口している。各吹出口61~65は、冷却室16から冷凍室103へ冷気を排出する開口である。本例では、5か所の吹出口61~65を有する。第一吹出口61、および第二吹出口62が縦壁183の上部に幅方向Xに離れて開口している。第三吹出口63、および第四吹出口64が縦壁183の下部に幅方向Xに離れて開口している。第五吹出口65が本体40の幅方向Xの略中央部であり、上下方向Zの略中間部に開口している。
図5に示すように、縦壁183の後方に案内板4および支持板3が配置されている。縦壁183の後方に案内板4が配置され、案内板4の後方に支持板3が配置されている。縦壁183の裏面と案内板4とは近接配置される。図5に示すように、縦壁183は、外周縁にリブ184を有する。縦壁183のリブ184の内側に案内板4が収容される。図4に示すように、送風室7は、縦壁183と支持板3との間の空間である。冷却室16は、支持板3と筐体10の後壁19との間の空間である。支持板3の上端部33が縦壁183の上端部と嵌合している。支持板3の下端部34は縦壁183の下端部に接触している。支持板3は前壁の一例である。
図4および図5に示すように、支持板3の前方に案内板4が対向して配置されている。案内板4の前面は縦壁183に覆われている。すなわち、支持板3と縦壁183との間に案内板4が配置されている。案内板4は送風案内板の一例である。
図4に示すように、支持板3と案内板4との間の一部において離間した隙間が形成され、送風室7を構成している。送風室7には送風ファン8から吹き出された冷たい空気を上方向および前方向に流す流路が形成されている。送風室7は、支持板3と、案内板4と、第一案内壁41および第二案内壁42とで囲まれた空間である。
送風ファン8は、例えば、軸流ファン(プロペラファン)である。送風ファン8は、回転軸81、回転翼82、および枠体84を有する。図2に示すように、送風ファン8は、支持板3に固定されている。支持板3には、送風ファン8を配置するためのファン設置口32が形成されている。枠体84がファン設置口32に固定されている。枠体84には、前方に向かって開口する開口83が形成されている。回転軸81が枠体84に固定されている。回転軸81は、開口83の中央部に前後方向Yに沿って配置されている。回転軸81には、回転翼82が回転可能に取り付けられている。送風ファン8は回転翼82の回転により後ろから前に向かって空気が流れるように動作する。すなわち、送風ファン8は、冷却室16から冷凍室側へ向かって前方に空気が吹き出すように動作する。ファン設置口32は、冷気排出口の一例である。送風ファン8は、冷却室16から冷凍室側へ向かって送風可能であればよく、例えば、遠心ファンを用いてもよい。
図6に示すように、送風ファン8は、支持板3の上部に設けられている。送風ファン8は、支持板3の幅方向Xの中央よりも外側にずれた位置に配置されている。送風ファン8は、例えば、冷凍室103の後方に位置する。送風ファン8は、冷却室16から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を送風ファン8の遠心方向に吐き出す。送風ファン8はファン設置口32に取り付けられているため、送風ファン8が駆動すると、ファン設置口32の開口を通じて、冷却室16から送風室7へ空気が流れる。送風ファン8は、例えば遠心ターボファンやシロッコファンなどが使用できる。
図4に示すように、冷却室16内において、送風ファン8は冷却器21よりも前方に配置されている。送風ファン8の一部分が冷却器21とオーバーラップして配置されている。具体的には、前後方向Yから見たときに、送風ファン8の下端部が冷却器21とオーバーラップする位置に送風ファン8が配置されている。送風ファン8の下端が冷却器21の上端よりも低くなるように送風ファン8が配置されている。回転軸81は、フィン211の上端よりも高い位置に配置されている。上下方向Zにおいて、送風ファン8の下部が冷却器21と対向し、送風ファン8の上部は、冷却器21の上方の空間に露出する位置に配置されている。
図7は、案内板4を裏面側から見た図である。図4から図7に示すように、案内板4は、支持板3の前方の略全域に設けられた板状部材である。案内板4は、本体40と、突起44と、1以上の案内壁41~43と、を有する。本体40は、支持板3に対向配置される部位である。本体40には、複数の送風口71~75が形成されている。送風口71~75は、縦壁183の第一吹出口61~第五吹出口65に対応する位置に開口している。第一送風口71~第五送風口75は、それぞれ第一吹出口61~第五吹出口65の形状と略等しい。第一送風口71~第五送風口75は、それぞれ縦壁183の第一吹出口61~第五吹出口65の開口縁に沿って密着して配置されている。突起44は、送風ファン8の回転軸81に対応する位置において本体40から後方に向かって突出する突起である。突起44は、送風ファン8の回転軸81に対向し、突起44の周囲に送風ファン8からの風を誘導する。
図7及び図8に示すように、案内板4は、例えば、第一案内壁41~第三案内壁43の3つの案内壁を有する。案内壁41~43は冷気の流れを案内する壁である。各案内壁41~43は、本体40の裏面から後方に向かって突出している。各案内壁41~43は、支持板3の本体30に対向して近接している。ここでいう「近接」は、案内壁41~43と本体30とが接触する態様、後述する送風室7内の気流に影響を及ぼさない程度に僅かに離間している態様、シール材等により隙間が埋められている態様を含む。
第一案内壁41は、第一送風口71と第三送風口73との間に形成されている。第一案内壁41は、前後方向Yに見たとき、案内板4の幅方向Xの端部から幅方向Xの中央部に向かって突出する略三角形状を有する。具体的には、第一案内壁41の上壁面412は、突出端411から第一送風口71の幅方向Xの外側端712に向かって傾斜している。第一案内壁41の下壁面413は、突出端411から第三送風口73の幅方向Xの外側端732に向かって傾斜している。突出端411は、中央に向かって突出する曲面形状を有する。第一案内壁41は、第一送風口71と第三送風口73との間を遮るように形成されている。具体的には、上下方向Zにおいて、第一送風口71と第三送風口73との間に第一案内壁41が設けられる。上下方向Zにおける突出端411の高さは、第五送風口75の高さと略等しい。第一送風口71の幅方向Xにおける開口寸法は、第三送風口73の幅方向Xにおける開口寸法より短い。第一送風口71の幅方向Xの中央側の端部711は、第三送風口73の中央側の端部731よりも外側に位置する。幅方向Xにおいて、第一案内壁41の突出端411は第三送風口73の中央側の端部731よりも中央側に突出している。
第二案内壁42は、前後方向Yに見たとき、案内板4の幅方向Xの端部から幅方向Xの中央部に向かって突出する略三角形状を有する。第二案内壁42の上壁面422は、突出端421から第二送風口72の幅方向Xの外側端722に向かって傾斜している。第二案内壁42の下壁面423は、突出端421から第四送風口74の幅方向Xの外側端742に向かって傾斜している。突出端421は、中央に向かって突出する曲面形状を有する。第二案内壁42は、第二送風口72と第四送風口74との間を遮るように形成されている。具体的には、上下方向Zにおいて、第二送風口72と第四送風口74との間に第二案内壁42が設けられる。幅方向Xにおいて、第二案内壁42の突出端421は第四送風口74の中央側の端部741よりも中央側に突出している。上下方向Zにおいて、突出端421の高さは第五送風口75の高さより高い。上下方向Zにおいて、突出端421の高さは、送風ファン8の下端部よりも高い。
第二送風口72の幅方向Xにおける開口寸法は、第四送風口74の幅方向Xにおける開口寸法より短い。第二送風口72の幅方向Xの中央側の端部721は、第四送風口74の中央側の端部741よりも外側に位置する。幅方向Xにおいて、第二案内壁42の突出端421は第二送風口72の中央側の端部721よりも中央側に突出している。
第三案内壁43は、第一送風口71の中央側の端部711から本体40の中央部に向かって斜め下方に延びる壁である。第三案内壁43は、第一案内壁41から上方に離間した位置で、上壁面412と略平行に延びて形成されている。上下方向Zにおいて、第三案内壁43の延出端431は、第一案内壁41の突出端411よりも高い。第三案内壁43は、板状の壁である。第三案内壁43の延出端431は、送風ファン8の下端部と略等しい高さに位置する。第三案内壁43の延出端431は、第二冷蔵室102の突出端421と略等しい高さに位置する。幅方向Xにおいて、第三案内壁43の延出端431は、第一案内壁41の突出端411よりも中央側に位置する。幅方向Xにおいて、第三案内壁43の延出端431は、第五送風口75よりも外側に位置する。
図7に示すように、前後方向Yに見たとき、第三案内壁43の延出端431は、第一案内壁41の突出端411と送風ファン8の回転軸81とを結ぶ線Lから、第一送風口71側に離れた位置に配置されている。
上下方向Zにおける第二案内壁42の突出端421の位置は第一案内壁41の突出端411の位置より高い。送風ファン8の回転方向を図7に矢印Sで示す。後方から前後方向Yに見て左側に第一案内壁41が設けられ、右側に第二案内壁42が設けられている。図7に示すように、送風ファン8は後方から見て反時計回りに回転する。送風ファン8が反時計回りに回転する場合、左側に位置する案内壁の突出端の高さより、右側に位置する案内壁の突出端の高さの方が高い。図示は省略するが、後方から見て送風ファン8が時計回りに回転する場合、右側の案内壁の突出端の高さより左側の突出端の高さが高い。
上下方向Zにおいて、第二案内壁42の突出端421と第三案内壁43の延出端431とは同等の高さに位置する。
第四案内壁45は、第五送風口75の下端縁753に沿って形成され、後方に向かって突出している。図8に示すように、第四案内壁45は、第五送風口75の下端縁753から後方に向かって延びる上面451の突出端452から本体40の下部に向かって傾斜する傾斜面453を有する。図7に示すように、第四案内壁45の上端部は、前後方向Yに見たときに略U字形状を有する。第四案内壁45は、第五送風口75の下端縁753および幅方向Xの両端部の周囲に設けられている。
第一案内壁41から第四案内壁45は、本体40の裏面と各壁面との境界部分が曲面形状を有する。この結果、送風を円滑に案内できる。
図9は、支持板3および案内板4の前後方向Yに沿う縦断面図である。図9に示すように、第一案内壁41は、支持板3の本体30に当接している。第二案内壁42および第三案内壁43も同様に、支持板3の本体30に当接している。案内室内において、第一案内壁41、第二案内壁42、および第三案内壁43が設けられている部分は塞がれており、案内室における無風エリアを構成する。各案内壁41、42,43により、送風ファン8から各送風口71~75への流路が形成される。冷気は第一案内壁41~第三案内壁43が無い部分、すなわち、本体40の裏面と、支持板3の本体30の前面との間の隙間に流れる。第四案内壁45は、第五送風口75の下端縁から後方に向かって突出しており、上面451に気流が当たり第五送風口75へ案内される。
図2および図4に示すように、冷凍室103と冷却室16との間に戻り流路50が形成されている。戻り流路50は、冷凍室103の上部から下部に流れた空気が冷却室16に戻る流路である。戻り流路50は、縦壁183の下方に入口52が開口し、冷却器21の下方の前方に出口51が開口している。戻り流路50は、支持板3の下端部34の下方を通り出口51まで延びている。戻り流路50は冷却室16と連通しているため、送風ファン8により冷却室16の空気が縦壁183側に吸引されると、冷却室16と冷凍室103との間に空気が循環する流路が形成される。戻り流路50と冷却室16との境界部分には、フィルタが設けられている。フィルタにより、冷凍室103内の塵等が冷却室16内に進入することを防止する。
各貯蔵室101,102,103に温度センサが配置されている。温度センサは各貯蔵室101,102,103に一以上設けられている。冷却機構2の冷却器21、アキュムレータにも温度センサが設けられている。各温度センサの検知温度に応じて、冷却機構2の動作が制御されている。例えば、貯蔵室の検知温度が所定温度以上となった場合や、扉の開閉回数等、所定の条件を満たす場合に、圧縮機26が始動する。貯蔵室の検知温度が所定温度以下となった場合に、圧縮機26が停止される。
冷却機構2による冷却システムについて説明する。圧縮機26により圧縮された高温高圧の気体状の冷媒は、サクションパイプを通り凝縮器等を順次通過して温度が低下し、減圧される。減圧され温度が低下した冷媒は冷却器21に流れる。低温の冷媒が冷却器21を通過するときに気化し、冷却器21のフィンの間を流通する空気がフィンとの熱交換により冷却される。この結果、冷却室16内の空気が冷却室される。冷却器21を通過した冷媒は、アキュムレータへ流入し、サクションパイプ28を通じて圧縮機26に戻り冷媒が循環する。
送風ファン8の吸引動作により冷却室16内が負圧になると、冷却器21で冷却された空気の一部が冷却室16から送風ファン8の流路を通過して、各貯蔵室101,102,103に流れる。
次に、図10を参照して、送風室7内の冷気の流れを説明する。図10は、後方から見たときの送風室7内の気流を示す模式図である。送風ファン8は、図10に矢印Sで記載する方向に回転する。送風ファン8によって冷却室16から送り出された空気は送風ファン8の回転方向Sに従って、矢印A1~A8で模式的に示す気流が生じる。送風ファン8から送り出された空気は、第一案内壁41、第二案内壁42、および第三案内壁43に当たり、所望の向きに流れる。
例えば、第三案内壁43の上壁面432に衝突した気流A1は、上壁面432に沿って斜め上方に案内される。第三案内壁43の上壁面432の上端部の上方には、支持板3の本体30の通気口31が開口している。第三案内壁43の上壁面432により案内された気流は通気口31に案内される。
例えば、第三案内壁43の延出端431よりも下方に流れ、第一案内壁41の上壁面412の突出端411近傍に衝突した気流A2は、第一案内壁41の上壁面412と第三案内壁43の下壁433との間に形成されている第一流路に沿って案内される。第一案内壁41の上壁面412と第三案内壁43の下壁433との間の第一流路の上端部に第一送風口71が開口している。第一流路の上端部には、第一送風口71の上端縁に沿って後方に向かって突出する下面414を有する。したがって、第一流路の上端部に向かって第一流路を流れた気流は第一送風口71および第一吹出口61を通過し、冷凍室103内に冷気が吹き出される。
例えば、第一案内壁41の突出端411と第四案内壁45との間を通る気流A3は、案内板4の下端壁491に向かって流れ、第三送風口73に流入する。この他、第一案内壁41の突出端411と第四案内壁45との間を通る気流A3が下端壁491に衝突し、第三送風口73に案内される。冷気は、第三送風口73および第三吹出口63を通過して冷凍室103内に吹き出す。
送風ファン8から第四案内壁45に向かって流れる気流A4は、第四案内壁45の上面451に衝突し、第五送風口75に案内される。冷気は、第五送風口75および第五吹出口65を通過して冷凍室103内に吹き出す。
送風ファン8から第四案内壁45と第二案内壁42との間を流れる気流A5は、第二案内壁42の下方の側壁492および下端壁491に衝突し第四送風口74に案内される。送風ファン8から第二案内壁42の突出端421よりも下方に流れる気流A6は、下壁面423に衝突し、下方に流れ第四送風口74に案内される。冷気は、第四送風口74および第四吹出口64を通過して冷凍室103内に吹き出す。
送風ファン8から第二案内壁42の突出端421よりも上方に流れる気流A7は、第二案内壁42の上壁面422に衝突して上方に流れ第二送風口72に案内される。送風ファン8から第二案内壁42の上壁面422よりも上側に流れる気流A8は、第二送風口72に直接流入する。あるいは、気流A8は案内板4の上端壁493に衝突して第二送風口72に案内される。冷気は、第二送風口72および第二吹出口62を通過して冷凍室103内に吹き出す。
上述のように、送風ファン8から流れる気流A1~A8をそれぞれ案内する案内壁41,42,43,45が設けられているため、冷気が円滑に各送風口71~75に案内される。すなわち、送風室7内に、第一案内壁41および第二案内壁42のように、支持板3の本体30に近接する領域が広く設けられ、送風室7内の空間が送風ファン8の回転方向および気流を考慮した形状を有する。この結果、より効率的に気流を送風口71~75に案内できる。例えば、支持板3の本体30の全域に案内室が形成される場合に比べ、送風室7内に乱流が生じ難い。したがって、送風室7は、送風ファン8により冷却室16から送り出された冷気を効率良く冷凍室103内に案内できる。この結果、冷却室16から冷凍室103等の貯蔵室へ冷気を供給する際の熱損失を防ぎ、冷蔵庫1の冷却効率を高めることができる。
通気口31と、第一送風口71との間に第三案内壁43が配置されているため、送風ファン8から送り出された冷気を通気口31と第一送風口71に円滑に分配し、効率良く冷気を送り出すことができる。
第三案内壁43の延出端431は、第一案内壁41の突出端411と送風ファン8の回転軸81とを結ぶ直線Lから第一送風口71側に離れた位置とに配置されている。この結果、第三案内壁43の延出端431が第一案内壁41への気流A2と干渉しない。したがって、送風ファン8から送り出された冷気を通気口31と第一送風口71に円滑に分配し、効率良く冷気を送り出すことができる。
支持板3の通気口31には不図示のダンパが設けられている。通気口31はダンパが開いている時にダクト17と連通する。ダンパが開けられているとき、送風室7から支持板3の通気口31を通過した冷気はダクト17へ流入し、ダクト17内を上方へ流れる。低温の空気は複数の吹出口189から貯蔵室101,102内に吹き出される。吹き出された低温の空気は貯蔵室101,102内を下方に流れ、貯蔵室101,102を冷却する。
第一冷蔵室101内を下降した空気の一部は、第一仕切部材14の上通気口141を通過して、第二冷蔵室102に流入する。この結果、第二冷蔵室102の内部が冷却される。第二冷蔵室102は、第一冷蔵室101よりも高い温度で冷却される。第二冷蔵室102内の貯蔵物等と熱交換して温度上昇した空気は、循環通路171に流入し、下開口173を通して、冷却室16の下部に流入する。
冷凍室103の上部から下部に流れた空気は戻り流路5を経由して冷却室16に戻る。戻り流路5は冷却室16と連通しているため、送風ファン8により冷却室16の空気が縦壁183側に吸引される結果、冷却室16と冷凍室103との間に空気が循環する流路が形成される。
このようにして、冷蔵庫1の内部を冷気が循環する。制御装置は、冷蔵庫1の内部に配置された各温度センサが出力した検知温度に基づいて、冷却機構2を制御する。具体的には、制御部は、冷蔵庫1の各貯蔵室101,102,103が予め設定された温度域になるように、冷却室16内で冷却する空気の温度と、冷却室16から供給する冷気の流量等を制御する。
送風室7内の案内壁の構成は上述の例に限定されない。例えば、第三案内壁43が第一案内壁41の上壁面412と略平行に延びる構成は必須ではない。例えば、第三案内壁43を備えない送風室であってもよい。例えば、第一案内壁41および第二案内壁42のいずれか一方を備える送風室であってもよい。例えば、送風室は、第一案内壁41、第二案内壁42、および第三案内壁43の二以上を組み合わせて備えてもよい。第一案内壁41および第二案内壁42の形状は、前後方向Yから見て略三角形状である例に限定されない。第一案内壁および第二案内壁は、送風口に円滑に冷気を案内可能な形状であればよい。例えば、第一案内壁の上壁が下に向かって窪む湾曲面で形成されていてもよい。
第一案内壁41および第二案内壁42は、案内板4の幅方向Xの端部から各突出端411、421までの略三角形状の部分が支持板3の本体30に接触する例に限定されない。例えば、案内壁の上壁および下壁の稜線に沿って、案内壁の縁部が支持板3の本体30に密着し、流路から案内壁と支持板3との隙間への空気の流入を防ぐ構成であればよい。
例えば、図11および図12に示す変形例の案内板4Aのように、案内板4Aに止水壁が設けられていてもよい。案内室内に霜が付着した場合に、除霜処理により案内室内を水が流れる場合がある。止水壁は、このような水を止水する。止水壁は、水が各送風口71~75から冷凍室103内に流れることを防止する。例えば、図11および図12に示す例では、案内板4Aは、複数の止水壁46,47,48を有する。
止水壁46~48は第一案内壁41~第三案内壁43よりも前後方向Yへの突出量が少ない。図2および図4に示すように、送風ファン8は支持板3に固定されており、送風ファン8と案内板4との間に隙間を有する。したがって、冷気は、各止水壁46~68に遮断されることなく送風室7内を流れる。
第一止水壁46は、第三案内壁43の延出端431から斜め下方に延びる壁である。第一止水壁46は、第五送風口75の上方に設けられている。幅方向Xにおいて、第一止水壁46の延出端461は、第五送風口75と第四送風口74との間に位置する。上下方向Zにおいて、第一止水壁46の延出端461は、第五送風口75の上端よりも低い位置に配置されている。上下方向Zにおいて、延出端461は、第四案内壁45の幅方向Xの端部よりも低い。したがって、本体40を伝って下方に流れる水は第一止水壁46を伝って延出端461から下方に落下する。延出端461が第五送風口75と第三送風口73との間かつ、第五送風口75より低い位置に配置されているため、水が第五送風口75に流入することが防止できる。
第三止水壁47は、第三送風口73の幅方向Xの中央側の端部731に隣接して配置されている。第三止水壁47は、上下方向Zに沿う壁である。第三止水壁47の上下方向Zの寸法は、第三送風口73の開口の上下方向Zの寸法と略等しい。第三止水壁47は、本体40を伝って下方に流れた水が、第三送風口73に流入することが防止できる。第一案内壁41を伝って下方に流れる水は、突出端411から下方に落下する。第一案内壁41の突出端411は、第三送風口73の幅方向Xの内側の端部731よりも幅方向Xの中央側に位置するため、突出端411から落下した水が第三送風口73内に入ることが防止できる。すなわち、第一案内壁41は止水壁としての機能を備える。
第四止水壁48は、第四送風口74への水の流入を防止する壁である。第四止水壁48は、傾斜部481および側壁部482を有する。側壁部482は、上下方向Zに沿う壁である。側壁部482は、第四送風口74の幅方向Xの中央側の端部741に隣接して配置されている。側壁部482の上下方向Zの寸法は、第四送風口74の開口の上下方向Zの寸法と略等しい傾斜部481は、第二案内壁42の下端部から側壁部482の上端まで斜め下方に延びる壁である。傾斜部481と側壁部482とは連続して設けられている。したがって、本体40を伝って下方に流れる水は第四止水壁48を伝って案内板4Aの下部に流れ、水が第四送風口74に流入することが防止される。
止水壁の構成は図11および図12に示した例に限定されない。止水壁は、各送風口に水が流入することを防止可能な構成であればよい。例えば、各送風口の上方に離れて設けられ、後方に向かって突出する突起を設け、送風口を避ける位置に水を誘導する構成であってもよい。
第三案内壁43の延出端431と、第一止水壁46とが連続する構成は必須ではない。例えば、第三案内壁43の延出端431の下方に離れて第一止水壁が設けられていてもよい。
上述の例では、図10に示すように、前後方向Yの後ろ側から見て、送風ファン8の回転方向Sが反時計回りの例を示したが、送風ファン8の回転方向は時計回りであってもよい。例えば、送風ファン8の回転方向が時計回りの場合、各案内壁は図10に示す案内板4が左右逆の配置にしてもよい。
送風ファン8の支持板3に対する固定位置は、上述の例に限定されない。送風ファン8の配置に応じて各案内壁が配置される。
上述の例では、縦壁183と、案内板4とが別の部材である例を示したが、縦壁183と案内板4とが一体の部品であってもよい。
複数の送風口71~75、および吹出口61~65の数および配置は上述の例に限定されない。例えば、第五送風口75および第五吹出口65を備えず、第四案内壁45を設けない冷蔵庫であってもよい。
上記実施形態では、冷却室16および送風室7を一つ有する冷蔵庫1の例を示したが、冷却室および送風室を複数備える冷蔵庫にも適用可能である。複数の冷却室および送風室のうちの少なくとも1つの送風室において、案内壁を有する案風案内板が配置されている構成であってもよい。
上述の冷蔵庫1によれば、熱交換効率の高い冷蔵庫1が得られる。上述の冷蔵庫1では、送風ファン8を通じて冷却室16から排出された冷気が、各案内壁41,42,43,45に案内されて送風口71~75に円滑に流れる。
上述の冷蔵庫1によれば、第一案内壁41または第二案内壁42が案内板4の縁部から中央部に向かって突出して形成されているため、送風ファン8の旋回により形成された気流が円滑に送風口71~74に案内される。すなわち、案内板4は、気流が案内板4の縁部の壁に衝突し乱流が生じ易い箇所に第一案内壁41または第二案内壁42を有する。この結果、送風室7内に乱流が生じることを防止し、円滑に各吹出口へ冷気を案内できる。
上述の冷蔵庫1によれば、案内板4に止水壁を有するため、除霜処理により生じた水が送風口73~75に流入することが防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、7…送風室、71,72,73,74,75…送風口、8…送風ファン、4…案内板(送風案内板)、41,42,43…案内壁、10…筐体、16…冷却室、21…冷却器、32…ファン設置口(冷気排出口)、3…支持板(前壁)
Claims (6)
- 筐体と、
前記筐体内に形成された貯蔵室の後方に配置され、冷却器が収容されている冷却室と、
前記冷却室の前壁に貫通する冷気排出口に固定され、前記冷却室から前記貯蔵室へ向けて送風可能に取り付けられる送風ファンと、
前記前壁の前方に離間して対向配置され、1以上の送風口が開口し、前記前壁との間に送風室を形成する送風案内板と、
前記送風案内板の裏面から突出して前記前壁と近接するように配置され、前記冷気排出口と前記送風口との間に空気の流路を形成する案内壁と、
を備える冷蔵庫。 - 前記送風口は前記送風案内板の縁部の近傍に開口し、
前記案内壁は、前後方向に見て前記送風案内板の縁部から中央部に向かって延びて形成されている請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記冷気排出口と前記送風口との間で前記送風ファンにより形成される気流に沿って前記空気の流路が形成されるように、前記案内壁が形成されている請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記送風ファンは、前記前壁の上部の幅方向の中央側に固定され、
前記案内壁は、前後方向に見て前記送風案内板の縁部から中央部に向かって幅方向に突出して形成され、
前記案内壁の前記中央部側の突出端は、前記案内壁の上方または下方に位置する前記送風口の開口縁よりも前記中央部側に配置されている
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記送風案内板は、前記送風案内板の本体から突出して形成され、前記送風口への水の流入を防ぐ止水壁を有する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記筐体は、複数の貯蔵室を有し、
前記冷却室および前記送風室は、前記複数の貯蔵室のうち冷凍室と前記送風口を通じて連通している
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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