JP7534917B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の熱交換効率の更なる向上が期待されている。
特開2009-109052号公報
本発明が解決しようとする課題は、熱効率の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、筐体と、冷媒管および複数のフィンを持ち、前記筐体内に配置された冷却器と、前記筐体内において、少なくとも一部分が前記冷却器と前後方向に重なり合う位置に配置される送風ファンと、を持つ。前記複数のフィンは、前記送風ファンの前記一部分と重なり合う対向領域において、隣り合う前記複数のフィン同士の離間距離が、他の領域の前記複数のフィン同士の離間距離より長い。前記他の領域は、前記複数のフィンが隣り合う方向において、前記対向領域から離れて配置されている。
実施形態に係る冷蔵庫の正面図。 図1のII-II線における断面図。 実施形態に係る冷蔵庫の断面図。 実施形態の冷却機構の縦断面図。 実施形態の冷却機構の縦断面図。 実施形態の冷蔵庫の横断面図。 実施形態の冷蔵庫の縦断面図。 変形例の冷却機構の縦断面図。 変形例の冷却器および送風ファンの模式図。 変形例の冷却器および送風ファンの模式図。 変形例の冷却機構の縦断面図。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書では、冷蔵庫の正面に立つユーザから冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つユーザに近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「前後方向」とは、上記定義における幅方向に直交し、前と後ろとをつなぐ方向を意味する。本願でいう「AまたはB」とは、AとBのうちいずれか一方の場合に限定されず、AとBの両方の場合を含む。
図1は、実施形態に係る冷蔵庫1を示す正面図である。図2は、図1のII-II線における冷蔵庫1の縦断面図である。図3は、図1の冷蔵庫1の幅方向に沿う縦断面図である。冷蔵庫1は、筐体10と、冷却機構2とを含む。冷蔵庫1は、冷蔵庫扉111,112,113、温度センサ9、不図示の制御装置等を備える。
筐体10は、例えば、内箱と、外箱と、断熱部とを有する。内箱は、筐体10の内面を形成し、外箱は、筐体10の外面を形成している。内箱と外箱との間には、発泡ウレタン等の発泡断熱材を含む断熱部が設けられている。筐体10は、断熱性能を持つ。
筐体10の内部には、複数の貯蔵室が設けられている。筐体10は、各貯蔵室の前面側に、各貯蔵室に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。複数の貯蔵室は、例えば、第一冷蔵室101、第二冷蔵室102、冷凍室103を含む。実施形態では、最上部に第一冷蔵室101が配置され、第一冷蔵室101の下方に第二冷蔵室102が配置され、第二冷蔵室102の下方に冷凍室103が配置されている。貯蔵室の配置は、本例に限定されず、例えば第二冷蔵室102と冷凍室103の配置が上下逆でもよい。貯蔵室には、収納棚や収納容器、製氷用貯水容器等が設けられている。
第二冷蔵室102は、例えば、野菜室として使用される。第二冷蔵室102は、野菜の貯蔵に適した冷蔵温度帯、例えば、1℃~5℃で保冷されている。冷凍室103は、冷凍温度帯、例えば、-10℃以下で保冷されている。
第二冷蔵室102は冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで保冷温度が任意に切り替え可能に構成されている。第二冷蔵室102を冷凍室として使用可能である。したがって、第二冷蔵室102は、野菜に適した貯蔵環境の貯蔵室に限らず、第一冷蔵室101と同等の冷蔵温度帯に設定され、冷蔵機能を備える貯蔵室であってもよい。
冷蔵庫1は、冷蔵庫扉111,112,113が設けられている。冷蔵庫扉111,112,113は、貯蔵室の開口を開閉可能に塞ぐ部材である。冷蔵庫扉111,112,113は、筐体10の前部に設けられる。冷蔵庫扉は、例えば、回転扉111、引出扉112,113である。
筐体10は、第一仕切部材14および第二仕切部材15を有する。第一仕切部材14および第二仕切部材15は、それぞれ略水平に設けられている。第一仕切部材14および第二仕切部材15は断熱性能を有する。第一仕切部材14は、第一冷蔵室101と第二冷蔵室102との間に配置され、2つの貯蔵室101,102を仕切っている。第一仕切部材14は例えば、樹脂製の板状部材である。第二仕切部材15は、第二冷蔵室102と冷凍室103との間に位置し、2つの貯蔵室102,102を仕切っている。第二仕切部材15は、例えば、内部に断熱材が充填された板状部材である。
図3に示すように、第一仕切部材14の後部には、第一冷蔵室101と第二冷蔵室102とを連通する上通気口141が開口している。第二仕切部材15の後部には、第二冷蔵室102と冷凍室103とを連通する下通気口151が開口している。
図2に示すように、筐体10の後壁19の前方に離間して縦壁18が設けられている。縦壁18は、例えば、各貯蔵室101,102,103に露出して設けられている。縦壁18は、各貯蔵室101,102,103の後壁面としても機能する。縦壁18は、各貯蔵室101,102,103にそれぞれ設けられている。
筐体10の下部の後部に冷却室16が配置されている。冷却室16は、冷凍室103の後方に配置されている。冷凍室103の後部に縦壁183が配置されている。縦壁183の後方には支持板3が設けられている。縦壁183と支持板3との間に隙間が形成されている。冷却室16は、支持板3と筐体10の後壁19との間の空間である。支持板3の上端部33が縦壁183の上端部と嵌合している。支持板3の下端部34は縦壁183の下端部に接触している。
図2に示すように、各貯蔵室101,102,103の後方にダクト17が設けられている。図3に示すように、ダクト17は、第一冷蔵室101および第二冷蔵室102と、冷却室16との間で冷気を循環させる流路の一部を構成する。ダクト17は、筐体10の幅方向の中央部に位置し、筐体10の上端部と冷凍室103との間に上下方向Zに延びている。ダクト17は、第一冷蔵室101の後壁19と縦壁18との間、第二冷蔵室102の縦壁182とカバー175との間、および冷却室16の上部に形成されている。ダクト17を構成する側壁は断熱性能を有する。冷却室16とダクト17とは、空気が流通可能に連通している。
カバー175は、縦壁182の前方、かつ、第一仕切部材14と第二仕切部材15との間に設けられている。カバー175は、水平断面が略U字形状の部材である。カバー175は、第二冷蔵室102の幅方向の略中央部を含む部分に設けられている。カバー175の後端部は不図示のシール材を介して縦壁182に密着している。カバー175の上端開口が第一仕切部材14の後端部の開口143に接続されている。カバー175は、第一仕切部材14の開口143を通じて第一冷蔵室101の後方のダクト17と連通している。
カバー175の下端開口が第二仕切部材15の後端部に設けられた連通路152に接続されている。図3に示すように、冷却室16の上端部に通気路162が形成されている。通気路162は、冷却室16と連通路152とを接続する通路である。カバー175は、連通路152および通気路162を通じて冷却室16と連通している。すなわち、カバー175により、冷却室16とダクト17との間が接続されている。図2に示すように、カバー175は、下端開口から上端開口に向かうにつれて後方に傾斜している。
カバー175の形状は図示例に限定されず、冷却室16とダクト17とを接続するトンネル構造を有する形状であればよい。カバー175が第二冷蔵室102の縦壁182の後方に設けられていてもよい。
第一冷蔵室101の縦壁181には、複数の吹出口189が開口している。吹出口189は、縦壁181の前後方向Yに貫通し、ダクト17と第一冷蔵室101とを連通する開口である。複数の吹出口189は上下方向Zに離間して設けられている。
図6に示すように、冷却室16の幅方向Xの外側、すなわち、冷却室16と筐体10の側壁11との間に循環通路171が配置されている。循環通路171は上下方向Zに沿って配置された管状部材である。循環通路171の上端開口172は、第二仕切部材15の後端部に形成された下通気口151に連通している。循環通路171の下開口173は、冷却室16の下端部の流入口161に開口している。つまり、循環通路171は、第二冷蔵室102の下端部と冷却室16の下端部とに連通している。冷却室16と循環通路171とは、空気が流通可能に連通している。循環通路171と冷却室16との間に断熱壁163が設けられている。
冷却機構2は、圧縮機26、冷却器21、アキュムレータ24、およびサクションパイプ28を有する。冷却機構2により冷却された冷却室16内の空気が送風ファン8によりダクト17へ流れる。筐体10の下端部の後部には、機械室105が設けられている。圧縮機26は機械室105内に設置されている。冷却器21、アキュムレータ24、加熱器4、および送風ファン8は、冷却室16に設置されている。
サクションパイプ28は、冷媒の流通経路における上流端および下流端が圧縮機26と接続され、冷媒の循環経路を形成している。冷却室16には、冷媒の循環経路に沿って、上流側から順に、冷却器21、アキュムレータ24が設けられている。冷却器21の上流側およびアキュムレータ24の下流側はサクションパイプ28が接続されている。
図3および図4に示すように、冷却器21は、冷媒管212および複数のフィン211を備える。冷媒管212は、冷却器21に冷媒を供給する管である。冷媒管212は、幅方向Xに延びる複数の直線部が上下に平行に並び、直線部の幅方向の両端部で隣の列と連結された蛇行形状を有する。冷媒管212は冷却室16の上部から冷却室16の下部まで蛇行し、冷媒管212の蛇行部分に複数のフィン211が設けられている。複数のフィン211は、冷媒管212の直線部に離間して並べられている。フィン211は、板形状を有する。例えば、複数のフィン211が鉛直方向に並んで設けられている。冷媒管212は、各フィン211の厚さ方向に貫通している。図6に示すように、冷却器21の幅方向Xの両側に隔壁213,214が設けられている。隔壁213,214は、上下方向Zかつ前後方向Yに沿って配置されている。隔壁213,214には、冷媒管212が通る複数の孔が形成されている。冷媒管212の曲折部分が隔壁213,214の孔に挿通され、複数のフィン211、冷媒管212、および隔壁213,214が固定されている。
冷媒管212は冷却器21よりも下流側においてアキュムレータ24に接続されている。アキュムレータ24は、冷却器21の幅方向Xの側方に設けられている。冷却器21における冷媒管212の下流端がアキュムレータ24の下端部の入り口に接続されている。サクションパイプ28は、アキュムレータ24の上部に配置された下流側の出口から上方に延びている。アキュムレータ24の下流側の出口から延びるサクションパイプ28は、圧縮機26(図2参照)に接続されている。
送風ファン8は、例えば、軸流ファン(プロペラファン)である。図4に示すように、送風ファン8は、回転軸81、回転翼82、および枠体84を有する。図3から図6では回転翼の記載を省略している。枠体84は、支持板3に固定されている。支持板3には、送風ファン8を配置するためのファン設置口32が形成されている。枠体84がファン設置口32に固定されている。枠体84には、前方に向かって開口する開口83が形成されている。回転軸81が枠体84に固定されている。回転軸81は、開口83の中央部に前後方向Yに沿って配置されている。回転軸81には、回転翼82が回転可能に取り付けられている。送風ファン8は回転翼82の回転により後ろから前に向かって空気が流れるように動作する。すなわち、送風ファン8は、冷却室16から前方に向かって空気が吹き出すように動作する。送風ファン8は、例えば、遠心ファンを用いてもよい。
図3に示すように、送風ファン8は、冷却室16の上部に設けられている。送風ファン8は、冷却室16の幅方向Xの中央よりも外側にオフセットされた位置に配置されている。送風ファン8は、例えば、冷凍室103の後方に位置する。送風ファン8は、冷却室16から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を送風ファン8の遠心方向に吐き出す。送風ファン8は、例えば遠心ターボファンやシロッコファンなどが使用できる。
冷却室16内において、送風ファン8は冷却器21よりも前方に配置されている。送風ファン8の少なくとも一部分が冷却器21と前後方向に重なり合う位置に配置されている。具体的には、前後方向Yから見たときに、送風ファン8の下端部が冷却器21と重なり合う位置に送風ファン8が配置されている。送風ファン8の下端が冷却器21の上端よりも低くなるように送風ファン8が配置されている。枠体84の開口83の下端が冷却器21のフィン211の上端よりも低い位置に配置されている。回転翼82の下端が冷却器21のフィン211の上端よりも低い位置に配置されている。回転軸81は、フィン211の上端よりも高い位置に配置されている。上下方向Zにおいて、送風ファン8の下部が冷却器21と対向し、送風ファン8の上部は、冷却器21の上方の空間に露出する位置に配置されている。
送風ファン8と冷却器21とは、少なくとも一部分が重なり合う位置に配置されていればよい。本例では送風ファン8の下端部と冷却器21の上端部とが重なり合う位置に配置されている例を示している。例えば、幅方向Xにおいて、送風ファンの端部と冷却器の端部とが重なり合う配置、冷却器の上部かつ幅方向Xの端部と、送風ファンの下部の一部分とが重なり合う配置であってもよい。
送風ファン8の下端部が冷却器21の上端部と対向して配置されている。送風ファン8と冷却器21とが重なり合う箇所において、送風ファン8と複数のフィン211とは前後方向Yに隙間を設けて近傍に配置されている。例えば、前後方向Yから見たときに、回転軸が冷却器21の外縁よりも外側に配置されていてもよい。
前後方向Yにおけるフィン211の前端と送風ファン8の後端とは、例えば10mm以上離れて配置されている。フィン211の前端と送風ファン8の後端とが10mm以上離れていると、送風ファン8がフィン211の前端と重なり合うように配置されていても、送風ファン8の送風性能を十分に確保できる。加えて、送風ファン8がフィン211から十分に離れる結果、枠体84や回転翼82への着霜を防止し、送風ファン8が円滑に作動する。
支持板3と縦壁183との間には、送風ファン8から吹き出された冷たい空気を上方向および前方向に流す流路が形成されている。上方向に流す流路はダクト17に連通している。前方向に流す流路は、冷凍室103に連通している。
図2に示すように、冷凍室103と冷却室16との間に戻り流路5が形成されている。戻り流路5は、冷凍室103の上部から下部に流れた空気を冷却室16に戻す流路である。戻り流路5は、縦壁183の下方に入口52が開口し、冷却器21の下方の前方に出口51が開口している。戻り流路5は、支持板3の下端部34の下方を通り出口51まで延びている。戻り流路5は冷却室16と連通しているため、送風ファン8により冷却室16の空気が縦壁183側に吸引されると、冷却室16と冷凍室103との間に空気が循環する流路が形成される。戻り流路5と冷却室16との境界部分には、フィルタが設けられている。フィルタにより、冷凍室103内の塵等が冷却室16内に進入することを防止する。
図4および図5に示すように、案内部材27が、アキュムレータ24の下方、かつ、冷却室16の内壁と冷却器21との間の隙間を略塞ぐ位置に配置されている。案内部材27は、案内部材27は、例えば、断熱壁163側の端部から隔壁213側の端部に向かって下降するように傾斜している。
各貯蔵室101,102,103に温度センサが配置されている。図では、冷凍室103の温度センサ9のみを示し、他の温度センサの記載を省略している。温度センサは各貯蔵室101,102,103に一以上設けられている。図示は省略するが冷却機構2の冷却器21、アキュムレータ24にも温度センサが設けられている。各温度センサの検知温度に応じて、冷却機構2の動作が制御されている。例えば、貯蔵室の検知温度が所定温度以上となった場合や、扉の開閉回数等、所定の条件を満たす場合に、圧縮機26が始動する。貯蔵室の検知温度が所定温度以下となった場合に、圧縮機26が停止される。
冷却機構2による冷却システムについて説明する。圧縮機26により圧縮された高温高圧の気体状の冷媒は、サクションパイプ28を通り凝縮器へ流れる。冷媒は、凝縮器で放熱しながら凝縮して液化する。液化した中温の冷媒はドライヤを通過する。冷媒はドライヤを通過することにより汚れや水分などの不純物が取り除かれる。続いて、冷媒は、キャピラリーチューブへ流れる。冷媒はキャピラリーチューブを通過する際、キャピラリーチューブの近傍に配置されたサクションパイプ28の冷媒と熱交換されて温度が低下し、減圧される。減圧され温度が低下した冷媒は冷却器21に流れる。低温の冷媒が冷却器21の冷媒管212を通過するときに気化し、低温の熱が冷媒管212とフィン211との間で熱交換されてフィン211が冷却される。低温のフィン211の間を流通する空気はフィン211との熱交換により冷却される。冷却器21を通過した冷媒は、アキュムレータ24の上流側の入口241に流入する。アキュムレータ24内の気液混合冷媒のうちの気体の冷媒がサクションパイプ28を通過する。サクションパイプ28では、キャピラリーチューブ内の冷媒と熱交換され、昇温される。冷媒は、サクションパイプ28を通じて圧縮機26に戻り冷媒が循環する。
送風ファン8の吸引動作により冷却室16内が負圧になると、冷却器21で冷却された空気の一部が冷却室16から送風ファン8の流路を通過して、各貯蔵室101,102,103に流れる。送風ファン8は、下端部が冷却器21の複数のフィン211の上端よりも低い位置に配置され、送風ファン8がフィン211と前後方向Yに重なり合っている。このため、冷却器21で冷却された空気を直接的に吸引可能である。加えて、送風ファン8の上部は、冷却器21の上端よりも高い位置に配置されており、冷却器21の上方の空間に露出している。このため、送風ファン8の吸引力が確保される。この結果、冷却器21内で冷却された冷たい空気を効率良く下流側に流すことができる。
冷却器21で冷却された空気の一部は、冷凍室103の縦壁183の吹出口を通じて冷凍室103内に流れる。冷却器21で冷却された空気の一部は、送風ファン8により吸引されダクト17へ流入し、ダクト17内を上方へ流れる。複数の吹出口189から低温の空気が貯蔵室101,102内に吹き出される。吹き出された低温の空気は貯蔵室101,102内を下方に流れ、貯蔵室101,102を冷却する。
第一冷蔵室101内を下降した空気の一部は、第一仕切部材14の上通気口141を通過して、第二冷蔵室102に流入する。この結果、第二冷蔵室102の内部が冷却される。第二冷蔵室102は、第一冷蔵室101よりも高い温度で冷却される。第二冷蔵室102内の貯蔵物等と熱交換して温度上昇した空気は、循環通路171に流入し、下開口173を通して、冷却室16の下部に流入する。
冷凍室103の上部から下部に流れた空気は戻り流路5を経由して冷却室16に戻る。戻り流路5は冷却室16と連通しているため、送風ファン8により冷却室16の空気が縦壁183側に吸引される結果、冷却室16と冷凍室103との間に空気が循環する流路が形成される。
このようにして、冷蔵庫1の内部を冷気が循環する。制御装置は、冷蔵庫1の内部に配置された各温度センサが出力した検知温度に基づいて、冷却機構2を制御する。具体的には、制御部は、冷蔵庫1の各貯蔵室101,102,103が予め設定された温度域になるように、冷却室16内で冷却する空気の温度と、冷却室16から供給する冷気の流量等を制御する。
冷却器21に対する送風ファン8の配置は、上述の例に限定されない。例えば、図8に示す変形例のように、回転軸81が水平方向に対して傾斜して配置してもよい。具体的には、回転軸81の前端が後端よりも高くなるように配置されている。送風ファン8の下端よりも上端が後方に位置するように傾斜している。この結果、冷却室16の高さを抑えることができる。送風ファン8の流路が冷却室16側から斜め上方に向かって延び、冷却室16内の冷たい空気が円滑に上方に誘導される。送風ファン8とフィン211との間の距離を確保でき、送風ファン8への着霜を防止できる。例えば、送風ファン8の幅方向Xの一部分が冷却器21と重なり合う位置に配置されている場合、送風ファン8は、幅方向Xに対して傾斜して配置されていてもよい。
冷却器21の複数のフィン211の構成は、上述の例に限定されない。図9および図10に冷却器21の複数のフィン211および送風ファン8の配置例を模式的に示す。図9および図10では、送風ファン8の回転軸81および回転翼82を模式的に示している。図9は、送風ファン8および複数のフィン211を上方から見た模式図である。図10は、送風ファン8および複数のフィン211を幅方向Xから見た模式図である。
例えば、図9に示す変形例のように、送風ファン8と対向する対向領域において、幅方向Xにおける複数のフィン211同士の離間距離が対向領域以外のフィン211間の離間距離よりも長くなるように配置されていてもよい。例えば、図9に示す例では、対向領域では、前後方向Yの長さが異なるフィン211a、221bが交互に配置されている。この結果、送風ファン8と冷却器21とが部分的に近接配置されていても、冷たい空気の流路を確保でき、円滑な送風が実現できる。
例えば、図10に示す変形例のように、送風ファン8と対向する対向領域において、フィン211の縁部が面取形状であってもよい。図10に示す例では、対向領域におけるフィン211の上端前部が略45度折り曲げられて面取形状が形成されている。面取形状とは、矩形のフィン211のコーナーが切り欠かれて形成されていればよい。面取形状は、例えば、フィンを折り曲げた態様の他、角形状のコーナー部分を切り取った態様であってもよい。面取形状を有するフィン211の形成方法は、切断、成形、研磨、折り曲げ等が挙げられる。
図9および図10に示す変形例のように、対向領域におけるフィン211と送風ファン8とが近接する部位を減らすことにより、フィン211に着いた霜が成長して送風ファン8に付着することを防止できる。
冷却室16の戻り流路5の構成は上述の態様に限定されない。例えば、図11に示す変形例のように、戻り流路5Aの出口51Aが冷却器21の後方に開口していてもよい。具体的には、戻り流路5Aは、縦壁183の下方に入口52が形成され、冷却室16の後部に出口51Aが形成されている。戻り流路5Aは、入口52から冷却室16の下方に前後方向Yに延び、冷却器21の下部の後方の出口51Aまで連通している。このような構成の戻り流路5Aによれば、冷凍室103から戻される冷気を冷却器21の背面側から取り入れることができる。この結果、空気の循環経路上の風路抵抗が改善できる。
上述の冷蔵庫1によれば、熱交換効率の高い冷蔵庫1が得られる。上述の冷蔵庫1では、送風ファン8の一部分が冷却器21の前方に配置されているため、冷却室16の高さを低く抑えることができる。この結果、筐体10の高さを従来の冷蔵庫の筐体と同等に保ちながら、第二冷蔵室102の容積を広く確保できる。
上述の冷蔵庫1によれば、冷却機構2が冷却室16内に集約して配置されている。この結果、冷却機構2の設置場所を省スペース化できる。例えば、冷凍室103の後方に冷却室16を配置すれば、第二冷蔵室102の後方に送風ファンを設ける場合に比べて、第二冷蔵室102の容積を広く確保できる。
上記実施形態では、冷却機構2を一つ有する冷蔵庫1の例を示したが、冷却機構を複数備える冷蔵庫にも適用可能である。複数の冷却機構のうちの少なくとも1つの冷却器において、送風ファン8と冷却器とが重なり合う位置に配置されている構成であってもよい。
上述の冷蔵庫1によれば、送風ファン8の一部分が冷却器21と重なり合う位置に配置されているため、冷却機構2の設置場所の省スペース化が実現できる。実施形態では、冷却室16が冷凍室103の後方に配置されている。すなわち、冷却機構2が冷却室16内に集約されて配置されている。この結果、冷却機構2の設置場所の省スペース化や、冷却効率を向上させることができる。この結果、貯蔵室の容積を増やすことができる。
上述の冷蔵庫1によれば、送風ファン8の下端が冷却器21の上端よりも下方に位置し、重なり合う位置に配置されている。この構成により、送風ファン8と冷却器21とをより近い位置に配置できる。この結果、冷却器21で冷却された空気を効率的に送風ファン8で上方のダクト17側に送ることができる。送風ファン8は一部分である下端部が冷却器21と重なり合う位置に配置され、上部は冷却器21の上方の空間に露出して配置されている。このため、送風ファン8の送気効率を十分に確保しながら、冷たい空気を円滑に送気させることができる。
上述の冷蔵庫1によれば、送風ファン8との対向領域における複数のフィン211同士の幅方向Xの離間距離が、対向領域以外の領域のフィン211同士の離間距離に比べて長い。この構成により、送風ファン8とフィン211とが近接配置されていても、送風ファン8の空気の流入経路を広く保つことができ、送風ファン8による空気の流通量を確保できる。
上述の冷蔵庫1によれば、送風ファン8の対向領域における複数のフィン211の上部の前端が面取形状を有するため、送風ファン8の空気の流入経路を広く保つことができ、送風ファン8による空気の流通量を確保できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、8…送風ファン、5、5A…戻り流路、10…筐体、16…冷却室、21…冷却器、211…フィン

Claims (8)

  1. 筐体と、
    冷媒管および複数のフィンを備え、前記筐体内に配置された冷却器と、
    前記筐体内において、少なくとも一部分が前記冷却器と前後方向に重なり合う位置に配置される送風ファンと、
    を備え
    前記複数のフィンは、前記送風ファンの前記一部分と重なり合う対向領域において、隣り合う前記複数のフィン同士の離間距離が、他の領域の前記複数のフィン同士の離間距離より長く、
    前記他の領域は、前記複数のフィンが隣り合う方向において、前記対向領域から離れて配置されている、
    冷蔵庫。
  2. 前記送風ファンの下端が前記冷却器の上端よりも低い位置に配置されている
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記送風ファンの前記一部分が前記複数のフィンと前後方向に10mm以上離れた位置に対向して配置されている
    請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記送風ファンが前後方向に対して傾斜して配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記送風ファンの前記一部分と重なり合う位置における前記複数のフィンの縁部が面取形状を持つ
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記筐体は冷却室を備え、
    前記冷却器および前記送風ファンは、前記冷却室に配置されている
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記筐体は、複数の貯蔵室を有し、
    前記冷却室は、前記複数の貯蔵室のうち冷凍室の後方に配置されている
    請求項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷凍室に供給された冷気を前記冷却室に戻す戻り流路が前記冷却器の後方で前記冷却室に連通している
    請求項に記載の冷蔵庫。
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