JPH10507823A - 冷気分配装置用エアガイドを備えた冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 冷蔵庫は、各冷気吐出孔（１１１）の近傍で回転可能に配設され、冷気を冷気吐出孔を通じて冷気ダクト（１３０）から均一に分配する冷気分配翼（４５）と、冷気分配翼（４５）の回転軸（４１）と、回転軸（４１）の回転駆動手段（１２５）と、前記冷気ダクト（１３０）内の冷気流を冷気分配翼（４５）に向けて案内するために冷気ダクト（１３０）内に配設した冷気案内手段（８０）とを有する。これにより、冷気ダクト（１３０）における渦流現象をなくすと共に、冷気ダクト（１３０）により案内される冷気を冷気分配翼（４５）を介して冷蔵室（２３）に円滑にかつ確実に供給させる。

Description

【発明の詳細な説明】 冷気分配装置用エアガイドを備えた冷蔵庫 技術分野 本発明は冷蔵庫に関し、より詳しくは、冷蔵室を形成する本体と、冷蔵室の１ つの壁内に設置され、冷蔵室に向けて開口した冷気吐出孔を有し、蒸発器からの 冷気を冷蔵室に供給する冷気ダクトとを備えた冷蔵庫に関する。 背景技術 従来の冷蔵庫は、図１に示すように、隔壁１により互いに区切られた冷凍室２ と冷蔵室３を形成する断熱構造の本体４と、冷凍室２及び冷蔵室３をそれぞれ開 閉する冷凍室ドア６及び冷蔵室ドア７とを有している。冷蔵庫の本体４内には、 圧縮機１１と、凝縮器（図示せず）と、冷凍室２用の蒸発器１２ａと、冷蔵室３ 用の蒸発器１２ｂとからなる冷凍システムが設けられている。各蒸発器１２ａ、 １２ｂで生成された冷気は、冷凍室用ファン１３ａあるいは冷蔵室用ファン１３ ｂにより冷凍室２と冷蔵室３に供給される。 冷気ダクト１５は、冷蔵室用ファン１３ｂからの冷気を案内する。冷気ダクト １５は、冷蔵室３の内部に向けて開口された複数の冷気吐出孔１６を備え、これ を通じて冷蔵室３内に冷気を供給する。冷気ダクト１５の入口には、冷気ダクト １５の入口を開閉するコントロールダ ンパー１９が設置されて冷蔵室３内に供給される冷気の量を調節する。 典型的な冷蔵庫では、冷蔵室３への冷気供給は、図２に示すように、棚毎（シ ェルフ−バイ−シェルフ：ｓｈｅｌｆ−ｂｙ−ｓｈｅｌｆ）に行われる。シェル フ−バイ−シェルフの冷却方式では、冷蔵室３内の空間を複数の棚８によりいく つかの分室に区切り、その分室に対応して冷気吐出孔１６を上下方向に配列して 冷気をそれぞれ対応する分室に供給する。 しかし、このようなシェルフ−バイ−シェルフの冷却方式を採用している冷蔵 庫は、冷蔵室３の領域間の温度差により、冷蔵室３内の冷蔵が均一になされない という問題があった。冷気は冷蔵室３内に単に冷気吐出孔１６の開口方向にだけ 吐出されるので、冷蔵室３内には冷気が集中的に提供される領域と冷気がより少 なく供給される領域が存在する。さらに、必要によって、特定の領域に冷気を集 中的に供給して他の領域よりも冷却しようとする場合、このような従来の冷却方 法ではこれを実現することができない。 このようなシェルフ−バイ−シェルフの冷却方式による問題点を解決するため に、最近、３次元方式の冷蔵庫が提案された。この方式によれば、図３に示すよ うに、冷蔵室３の後壁だけでなく側壁にも複数の冷気吐出孔１６’を形成して冷 蔵室３への冷気吐出が３面から行われるようになっている。 しかし、このような３次元の冷却方式は、冷蔵室３内への冷気の均一な分配を 改良したが、冷気は一定方向にのみ吐出されるので、冷気を冷蔵室３内に十分に 分散させるようにはなっていない。直接的に冷気に露出される領域の食品が過冷 却される恐れがあり、一方、冷蔵室の角部分に置かれた食品の冷却は不十分とな る恐れがあった。従って、この方式では、貯蔵領域全体にわたって温度を均一に 保持することには限界がある。また、シェルフ−バイ−シェルフの冷却方式と同 様に、この方式は、特定領域への集中冷却が要求される場合にこれを実現するこ とができない。さらに、３次元冷却方式の重要な問題は、冷蔵室３の側壁に追加 の冷気ダクトを設けなければならないので、このような方式を備えた冷蔵庫が高 価なものとなり、余分な部品と余分な製造コストを生じさせる。さらに、壁の厚 さが厚くなるので、貯蔵容量が低下するという不都合がある。また、冷気の流動 におけるエネルギー損失も大きくなる。 このような問題は冷蔵庫がだんだん大型化されることに伴って重要な問題とな っている。大きな寸法を必要とする大容量冷蔵庫では、冷蔵室３内のあらゆる領 域に冷気を均一に分配することに限界がある。図１に示すように、各冷気吐出孔 １６は冷気流動方向に直交して形成されているので、蒸発器１２ｂからの冷気が 各冷気吐出孔１６に均一に分配されず、下側に設置された冷気吐出孔１６ｂに行 けば行くほど冷気が多く分配される。従って、 冷気が冷蔵室３の上下方向に均一に分配されず、冷蔵室３の底部に貯蔵された食 品は過冷却される反面、上側に貯蔵された食品は適正な冷却ができない。 このような問題を解決するために、本発明の出願人による国際出願公開第ＷＯ ９５／２７１７８において提案された冷蔵庫がある。この冷蔵庫は、図４乃至図 ７に示されたように、冷気ダクトからの冷気を冷蔵室のすべての領域に均一に供 給する冷気分配装置を備える。 図４は冷気分配装置を備えた冷蔵庫の側断面図であり、図５は図４に示す冷蔵 庫の部分拡大図である。この冷蔵庫は、図１に示す従来の冷蔵庫と同様に、本体 １４と、圧縮機３１と、蒸発器３２ａ、３２ｂと、ファン３３ａ、３３ｂとを備 えている。冷蔵室２３の後壁内には冷気ダクト１３１が設けられており、冷気ダ クト１３１を通じて冷蔵室用蒸発器３２ｂからの冷気が冷蔵室用ファン３３ｂに より送風されて流動する。この冷気ダクト１３１内には冷気分配装置４０が上下 方向に設置されている。冷蔵室２３の後壁には冷気吐出孔１１１が形成されて、 そこを通じて冷気ダクト３４からの冷気が冷蔵室２３に吐出される。冷気分配装 置４０は、供給された冷気を冷気吐出孔１１１を通じて冷蔵室２３に案内する。 図６は、図５の分解斜視図である。冷気ダクト１３１を形成するダクトハウジ ング１００は、冷気を断熱的に案内するダクト部材１３０と、ダクト部材１３０ の前側を覆う前面板１２０と、ダクト部材１３０の後側を覆う シール板１５０と、前面板１２０の前方で冷気分配装置４０を囲む部分円筒状の 冷気グリル部材１１０とからなる。冷気グリル部材１１０には、冷蔵室２３に向 けて冷気吐出孔１１１が形成されている。前面板１２０には、冷気分配装置４０ が回転可能に設けられている。前面板１２０及びダクト部材１３０には、冷気分 配装置４０の一部を収容するための収容部１２１、１２１’が形成されて、冷気 グリル部材１１０と共に冷気分配装置４０を囲む。 冷気分配装置４０は、垂直方向に設置される回転軸４１と、回転軸４１に沿っ て冷気吐出孔１１１に対応する位置に設置される複数の冷気分配翼４５とを有す る。この装置４０は、前面板１２０の上部に位置するモータケース１２４に収納 された駆動モータ１２５によって回転駆動される。 冷気グリル部材１１０は、前面板１２０の収容部１２１、１２１’に設置され る。冷気グリル部材１１０の冷気吐出孔１１１は、冷気分配装置４０の冷気分配 翼４５の位置に対応するように形成されている。前面板１２０は、冷蔵室２３の 後壁の内面とほぼ一致するように設置され、冷気グリル部材１１０は、前面板１ ２０より冷蔵室２３の内側に突出させて設置される。 図７は、ダクト部材１３０と前面板１２０が結合された状態を示す図６の背面 斜視図である。ダクト部材１３０の背面には、複数の冷気ガイド１３７が形成さ れてお り、冷気ガイド１３７の間には冷気案内孔１３８がダクト部材１３０を貫通して 形成されている。冷気案内孔１３８は、冷気分配装置４０の冷気分配翼４５の位 置に対応して配置されている。 冷気ダクト１３１は、ダクト部材１３０の背面に上下方向に形成される。冷気 ガイド１３７は、冷気ダクト１３１をその各側部で第１ダクト部１３１ａと第２ ダクト部１３１ｂに分ける。これらの２つのダクト部１３１ａ、１３１ｂは、そ の上端で案内通路１３２につながり、その下端で野菜室２３ｂにつながる。 各ダクト部１３１ａ、１３１ｂは、冷気ガイド１３７の間に形成された第１連 結路１３５ａおよび第２連結路１３５ｂを通じて冷気案内孔１３８に向けられる 。図示された形態では、３つの冷気案内孔１３８が上部、中間および下部領域に 配置され、冷気案内孔１３８の位置に対応して連結路１３５ａ、１３５ｂの３つ のセットが配置されている。各連結路１３５は丸くされた上側部と、上側部より 外側に広い下側部とを有し、これによってダクト部１３１を流下する冷気が自然 に連結路１３５に分散されて案内される。上側の連結路よりは中間の連結路を、 中間の連結路よりは下側の連結路を外側にさらに広げることによって、各冷気案 内孔１３８に流れる冷気の均一な分配を可能としている。シール板１５０がダク ト部材１３０に気密に取り付けられて、冷気ダクト１３１の後壁を形成する。ダ クト部材１３０とシール板１５０ は、ポリスチレンフォームのような断熱材により製造して冷気の熱伝達損失を最 小化する。 冷気分配装置４０は、図８に示すように、回転軸４１と、複数の冷気分配翼４ ５からなっている。回転軸４１は、冷蔵室２３の後面に回転可能に設置される。 回転軸４１の上部には、回転軸４１を回転駆動する駆動モータ３８が設置されて いる。冷気分配翼４５は回転軸４１の回転軸線を含む平面に対して波形状に屈曲 された板状体になっている。回転軸４１の長さ方向に沿って冷気分配翼４５は互 いに間隔配置されており、冷気吐出孔３６の位置に対応して配置されている。各 冷気分配翼４５の上下端部には、上側円板４３ａと下側円板４３ｂとを含む端部 円板４３がそれぞれ形成されている。円板４３ａと４３ｂとの間には中間円板４ ４が設置されて、冷気分配翼４５を第１翼部４５ａと第２翼部４５ｂに区切って いる。各翼部４５ａ、４５ｂはＳ字形状の断面を有するように曲げられている。 一つの冷気分配翼４５において、各上部及び下部翼部４５ａ、４５ｂのＳ字形状 は互に反対方向に向けられている。 駆動モータ３８が回転軸４１を低速で回転させると、冷気ダクト３４を通じて 供給された冷気は冷気分配翼４５の曲線状の表面により流動方向が変更され、図 ９に示すように、冷蔵室２３内に吐出される冷気は左右方向に分散される。これ によって、冷気が冷蔵室２３内の左右側に均一に分配されるようになり、回転軸 ４１の回転を 停止して冷気分配翼４５の面する方向を固定することによって１つの特定領域に 冷気を集中させることができる。このような冷気分配装置４０によって、冷蔵室 ２３内の均一に分散された冷却または集中的な冷却が実現可能になる。 しかし、このような従来の冷蔵庫において、各連結路１３５ａ、１３５ｂと冷 気案内孔１３８との間の部分における冷気の流れが冷気案内孔１３８と冷気分配 翼４５との間の部分における同じ冷気の流れが直角となるので、冷気ダクト１３ １から冷気分配装置４０に向けられた冷気は冷気分散翼４５に着実に供給されな いという問題があった。特に、図１０に示すように、連結路１３５ａ、１３５ｂ はそれぞれ左側および右側から冷気案内孔１３８に冷気を案内するので、２つの 側からの冷気は冷気案内孔１３８の後部領域で衝突して渦流状態となる。従って 、冷気案内孔１３８に対する冷気の供給は均一にはならず、いくらかの冷気は下 方に流れ、その結果上側に形成された冷気ガイドのものよりも下側に形成された 冷気ガイドを通じた冷気の供給量が多くなる。言い換えると、従来の冷蔵庫によ れば、冷却強度は冷蔵室２３内の下部ほど高くなる。さらに、渦流を引き起こす 衝突は冷気分配装置４０に向けられた冷気の運動量を減少させ、冷気吐出孔１１ １を通じて冷蔵室２３に吹き出される冷気の速度をかなり低下させる。したがっ て、このような構成によれば、冷蔵室２３の前部と後部での冷気の均一な分 配は実現できない。 発明の開示 従って、本発明の目的は、冷気ダクトにおける渦流現象をなくし冷気ダクトに より案内される冷気を冷気分配装置に円滑にかつ確実に供給することができ、冷 気が冷蔵室のあらゆる方向に均一に分配されるようにした冷蔵庫を提供すること にある。 上記の目的は、本発明によれば、冷蔵室を形成する本体と、前記冷蔵室の壁に 設置され、前記冷蔵室に向けて開口された冷気吐出孔を有し、蒸発器からの冷気 を前記冷蔵室に供給する冷気ダクトとを含む冷蔵庫であって、各冷気吐出孔の近 傍で回転可能に配設され、冷気を冷気吐出孔を通じて冷気ダクトから均一に分配 する冷気分配翼と、前記冷気分配翼の回転軸と、前記回転軸の回転駆動手段と、 前記冷気ダクト内の冷気流を前記冷気分配翼に向けて案内するために前記冷気ダ クト内に配設した冷気案内手段とを有する冷蔵庫により達成される。 前記冷気案内手段は、前記冷気ダクトの内壁面から突出し、冷気を案内するた めの冷気案内面を有する冷気案内部材を備えることが好ましい。 図面の簡単な説明 添付の図面を参照して記載した下記の詳細な説明から本発明の目的及び利点が より明らかになろう。 図１は、典型的な冷蔵庫の側断面図である。 図２は、シェルフ−バイ−シェルフ冷却方式を採用し た冷蔵庫内部の正面図である。 図３は、３次元冷却方式を採用した他の従来の冷蔵庫内部の正面図である。 図４は、冷気分配装置を備えたさらに他の冷蔵庫の側断面図である。 図５は、図４の部分拡大断面図である。 図６は、図５の分解斜視図である。 図７は、図６の背面斜視図であって、ダクト部材と前面板の結合状態を示す。 図８は、図５の冷気分配装置の拡大斜視図である。 図９は、図４の冷蔵庫内部の正面図である。 図１０は、図７のＡ−Ａ線に沿った部分断面図である。 図１１は、本発明による冷蔵庫の部分分解斜視図である。 図１２は、図１１の背面斜視図であって、ダクト部材と前面板の結合状態を示 す。 図１３は、図１２のＢ−Ｂ線に沿った部分断面図である。 発明を実施するための好適な形態 以下に、添付の図面を参照して本発明を詳しく説明する。図示された実施形態 において、図１〜図１０に示す従来の冷蔵庫と同じ部品には同じ参照符号を付す る。 図１１は、本発明による案内部材を備えた冷蔵庫の部分分解斜視図であり、ダ クトハウジング１００を示す。冷気ダクト１３１を形成するダクトハウジング１ ００は、 従来の冷蔵庫と同様に、冷気を断熱的に案内するダクト部材１３０と、ダクト部 材１３０の前側を覆う前面板１２０と、ダクト部材１３０の後側を覆うシール板 １５０と、前面板１２０の前側に配置された部分円筒状の冷気グリル部材１１０ とからなる。冷気グリル部材１１０には、冷蔵室２３に向けて冷気吐出孔１１１ が形成されている。前面板１２０には、冷気分配装置４０が回転可能に設けられ ている。前面板１２０及びダクト部材１３０には、冷気分配装置４０の一部を収 容するための収容部１２１、１２１’が形成されて、冷気グリル部材１１０と共 に冷気分配装置４０を囲む。 また、冷気分配装置４０は、従来の冷蔵庫と同様に、垂直方向に設置される回 転軸４１と、回転軸４１に沿って冷気吐出孔１１１に対応する位置に設置される 複数の冷気分配翼４５とを有する。この装置４０は、前面板１２０の上部に位置 する駆動モータ１２５によって回転駆動される。冷気分配翼４５は回転軸４１の 回転軸線を含む平面に対して波形状に屈曲された板状体になっている。回転軸４ １の長さ方向に沿って冷気分配翼４５は互いに間隔配置されており、冷気吐出孔 １１１の位置に対応して配置されている。各冷気分配翼４５の上下端部には、円 形の上側円板４３ａと下側円板４３ｂとを含む端部円板４３がそれぞれ形成され ている。円板４３ａと４３ｂとの間には中間円板４４が設置されて、冷気分配翼 ４５を第１翼部４５ａと第２翼部４５ｂに区切っている。冷 気グリル部材１１０の冷気吐出孔１１１は冷気分配装置４０の分配翼４５の位置 に対応するように配置されている。 ダクト部材１３０の上部には、冷蔵室用蒸発器３２ｂで生成された冷気が流入 される案内通路１３２が設けられている。この案内通路１３２の内側には、この 通路１３２を開閉して通路１３２に流れる冷気の量を調節するためのコントロー ルダンパー７９が設置される。 図１２は、ダクト部材と前面板が結合された状態を示す図１１の背面斜視図で ある。図１３は、図１２のＢ−Ｂ線に沿った部分断面図である。ダクト部材１３ ０の背面には、複数の冷気ガイド１３７が形成されており、冷気ガイド１３７の 間には冷気案内孔１３８がダクト部材１３０を貫通して形成されている。各冷気 案内孔１３８は、冷気分配装置４０の冷気分配翼４５の位置に対応して配置され ている。 冷気ダクト１３１は、従来の冷蔵庫と同様に、冷気ガイド１３７によって２つ に分割された第１ダクト部１３１ａと第２ダクト部１３１ｂとからなる。各ダク ト部１３１ａ、１３１ｂは、冷気ガイド１３７により形成された第１及び第２連 結路に１３５ａ、１３５ｂによって冷気案内孔１３８に連結される。 シール板１５０はダクト部材１３０の後面にほぼ一致させて取り付けられて冷 気ダクト１３１の後壁を形成する。ダクト部材１３０とシール板１５０は、ポリ スチレ ンフォームのような断熱材により製造して冷気の熱伝達損失を防止する。 各連結路１３５ａ、１３５ｂの冷気案内孔１３８近傍の端部領域には、本発明 による案内部材８０がシール板１５０の内壁に気密に接するように設けられてい る。案内部材８０は、図１３に示すように、シール板１５０から冷気案内孔１３ ８に向けて突出しており、連結路１３５ａ、１３５ｂから冷気分配装置４０に冷 気を案内するように湾曲された傾斜面に形成された冷気案内面８１を有する。２ つ（左右）の連結路１３５ａ、１３５ｂを通じてシール板１５０に沿って流れる 冷気は、冷気案内面８１によってシール板１５０から離れて冷気分配装置４０に 向けて案内される。これによって、２つの連結路１３５ａ、１３５ｂからの冷気 の流れは、互いに衝突することなく冷気分配装置４０に供給される。したがって 、冷気分配翼４５を介して冷気グリル部材１１０の冷気吐出孔１１１を通じて吐 出される冷気は、その速度を落とすことなく冷蔵室２３内に供給される。さらに 、２つの連結路１３５ａ、１３５ｂから流れ込む冷気の衝突による渦流の発生が また防止される。 案内部材８０は、対称に傾斜した面８３の第２のセットを含む。この傾斜面８ ３は、冷気分配翼４５の回転経路に一致するように湾曲されている。この傾斜面 ８３は、案内部材８０の突起による冷気抵抗を減少させる役割をする。 案内部材８０は、別に製作してダクト部材１３０に後で取り付けるようにする ことができる。しかしながら、それはダクト部材１３０と一体にすることが好ま しい。また、案内部材は、シール板１５０の一体部品として製作してもよく、こ の場合、シール板１５０をダクト部材１３０に取り付ける際に、連結路１３５ａ 、１３５ｂの冷気案内孔１３８に近接したシール板１５０の領域に位置させる。 また、冷気分配翼は、螺旋構造または複数の傾斜板のように種々の形態で製作 することができる。 産業上の利用可能性 以上説明したように、本発明によれば、冷気ダクトにおける渦流現象をなくす と共に、冷気ダクトにより案内される冷気を冷気分配装置に円滑にかつ確実に供 給することができ、冷気が冷蔵室のあらゆる方向に均一に分配されるようにした 冷蔵庫が提供される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 冷蔵室を形成する本体と、前記冷蔵室の壁に設置され、前記冷蔵室に向け て開口された冷気吐出孔を有し、蒸発器からの冷気を前記冷蔵室に供給する冷気 ダクトとを含む冷蔵庫であって、 各冷気吐出孔の近傍で回転可能に配設され、冷気を冷気吐出孔を通じて冷気ダ クトから均一に分配する冷気分配翼と、 前記冷気分配翼の回転軸と、 前記回転軸の回転駆動手段と、 前記冷気ダクト内の冷気流を前記冷気分配翼に向けて案内するために前記冷気 ダクト内に配設した冷気案内手段と を有する冷蔵庫。 ２． 前記冷気案内手段は、前記冷気ダクトの内壁面から突出し、冷気を案内す るための冷気案内面を有する請求項１に記載の冷蔵庫。