JP2005243284A - 車両用放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電灯の種類や電源電圧の違いなどに応じて、定常時出力電力や始動時出力電力、あるいは最大出力電流など、さまざまな仕様の違いに柔軟に対応できる車両用放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】車両用直流電源1の電圧を昇降圧するDC−DCコンバータ2と、その出力を交流に変換するDC−ACコンバータ3と、イグナイタ部5と、その電源となる高電圧回路4と、電源電圧とDC−DCコンバータ2の出力電圧と出力電流を検出する手段と、その検出出力を受けて各コンバータ2と3を制御する集積回路7を用いて出力電力を設定できる制御装置と、集積回路7に設けられた入力部に外部入力信号を入力することにより制御装置の設定を可変とする設定回路8とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は車両等の前照灯に使われる車両用放電灯点灯装置に関する。
車両等の前照灯に用いられるHIDランプは、例えば、安定出力電力が35Wであれば35Wで一定となるように出力が制御され、また、始動直後に急速に光束を立ち上げるために、例えば、最大出力電力が75Wであれば、始動直後は75Wの出力となるように制御される、というように予め定められた規定値もしくは検出された電源電圧、負荷電圧、負荷電流などからランプの状態を判定し、動作を決めていた。
なお、特許文献1(特開平5−217680号公報)には、ランプの負荷電圧、負荷電流の検出値をマイコンに取り込んで異常の有無を判定する技術が開示されており、特許文献2(特開2002−252097号公報)には、ランプの負荷電圧、負荷電流の検出値を用いて始動時の過渡出力を設定する技術が開示されている。
特開平5−217680号公報 特開2002−252097号公報
従来の技術では、例えば、マイコンで放電灯点灯装置を制御する場合は、IC内部にある設定値によって動作を決定しているために、規定のバルブや規定のバッテリー電圧にしか対応できない商品になっている。現状の車両用放電灯点灯装置のバルブは2種類あり、バルブが変われば、初始動時における光束立ち上がり特性が変わってしまう。車両用の前照灯として用いられるHIDバルブは、D2タイプとD4タイプの35W出力電力のものがある。商品を提供する場合も、それぞれの種類を開発し、製造設備を用意する必要がある。また、一部規格には50Wのものがあり、これに対応するためには、始動時の出力電力特性を変更し、光束立上特性を変更する必要がある。光束立上特性は、使われる状態によっても変更する必要があり、商品に応じて変更することも必要になってくる。
また、HIDバルブは始動時のバルブ電圧が低い状態にあるので、必要な電力を与えようとすると、電流が大きくなり過ぎて、電極を消耗してしまう場合がある。そこで、バルブの寿命に影響しないように、バルブによって最大出力電流を規定している。したがって、バルブが変わると最大出力電流も変更する必要がある。また、寿命等を考慮して電流を下げることも放電灯点灯装置として必要な仕様となる。
直流電源も12Vをはじめ、トラック用などの24V、電気自動車などで検討されている42V、鉄道など多種類の車両が産業的に展開され、おのおのの車両に対応するには、それぞれにマイコンもしくはICなどを再設計するなど、開発コストや納期もかかる課題があった。電源の環境に応じて、動作電圧も変更する必要があり、トラックなどのDC24Vの場合などについても印加する電圧を変えないと正常動作ができない。ところが、商品として多く流れているわけではないので、専用部品で対応する必要があり、異なる部品を用いることになる。
商品は様々な車両メーカで用いられるが、車両メーカによって異なる機能の要求がある。それらは、基本要求から少しの変更で可能であるものが少なくない。商品によっては、DC−DCコンバータの駆動周波数を変更することによってノイズ性能を変更することが必要になる場合もある。世界各国の放送周波数、使用される周波数などが異なる場合に対して、同じ周波数では対応できない場合があり、商品を多品種生産しなければ対応できない。
バルブの安全性についても、バルブのオープン、ショート時の停止機能に対しても、状況に応じて変更する必要がある。例えば、車両が悪路走行などのときに放電が立ち消えることがあり、その場合、再始動させることによって点灯維持するリトライという機能がある。通常、D2タイプのバルブは85V前後、D4タイプのバルブは40V前後において点灯している。初始動でイグナイタからの一回目のパルスで点灯した直後に立ち消えが発生した場合など、バルブの異常でそのようなことが繰り返される場合がある。車両用放電灯点灯装置は、負荷状態に応じて駆動周波数を設定していて、立ち消えしたオープン時などは、点灯状態とは負荷状態が違うので、駆動周波数を変更した方が無負荷時の出力電圧立ち上がりが早くなる。点灯状態と同じ駆動周波数にしておくと、出力電圧の立ち上がりが遅くなり、立ち消え判定電圧に到達するまでの時間も長くなり、次回のパルスの発生も遅れるなどの不具合が生じる。
バルブ等の負荷がショートした場合には、バルブ電圧が低電圧であることを検出して動作を停止させる手段が一般的に用いられているが、バルブの種類、インバータの出力によっては、電流が大き過ぎたりする可能性がある。よって、最大出力電流を変更するときにはバルブ電圧の低電圧判定の閾値を変更する必要がある。
また、バルブが立ち消えしたときには、立ち消え判定電圧の閾値として、通常点灯時のバルブ電圧以上に設定する必要があり、設定する閾値によって、立ち消え時にかかる電圧の大きさや、点灯装置が停止するまでの時間が決まる。自動車などで悪路走行などによって振動が大きいときにはバルブの放電が立ち消えることがあるが、立ち消え判定電圧の閾値を高く設定し過ぎると、立ち消え判定に時間がかかりすぎて次の動作に移行するまでの時間が長くなることもある。
また、現状の安全機能については、電源が入っていて、バルブのオープン、ショートなどで消えてからは、電源が入っている場合には、永久停止になるように設計されている。しかし、用途によっては、バルブが立ち消えをした場合でもオートライトや非常時の制御によって、再度バルブを点灯させる必要がある場合も想定される。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、放電灯の種類や電源電圧の違いなどに応じて、定常時出力電力や始動時出力電力、あるいは最大出力電流など、さまざまな仕様の違いに柔軟に対応することのできる車両用放電灯点灯装置を提供することを課題とする。
本発明の車両用放電灯点灯装置によれば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、車両用直流電源1から電源を供給されて直流電源1を昇降圧するDC−DCコンバータ2と、DC−DCコンバータ2の出力を交流に変換するDC−ACコンバータ3と、放電を開始させるためのパルスを発生させるイグナイタ部5と、イグナイタ部5に高電圧を供給するための高電圧回路4と、電源電圧とDC−DCコンバータ2の出力電圧と出力電流を検出する手段と、その検出出力を受けてDC−DCコンバータ2とDC−ACコンバータ3を制御する集積回路7を用いて出力電力を設定できる制御装置と、前記集積回路7に設けられた入力部に外部入力信号を入力することにより制御装置の特性を可変とする設定回路8とから構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、制御装置の構成をさほど変更しなくても、多品種の放電灯点灯装置に対応することが可能になり、多品種の商品を共通の仕様で製造することが可能になり、コスト低減につながる。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の回路図である。車載用のバッテリー等よりなる直流電源1と、直流電源1の電圧を昇降圧させるDC−DCコンバータ2と、昇降圧された直流電圧を矩形波に変換するDC−ACコンバータ3と、始動時に放電灯をブレイクダウンさせるためのパルスを発生させるために高電圧を発生させる高電圧回路4と、この高電圧を受けて放電灯をブレイクダウンさせるためのパルスを発生させると共にDC−ACコンバータ3の出力電力を放電灯に与えるイグナイタ部5と、DC−DCコンバータ2とDC−ACコンバータ3を制御する制御回路6及びマイコン7と、車両用前照灯となるHIDランプ等よりなる放電灯10から構成されている。以下、それぞれの構成について説明する。
DC−DCコンバータ2は、スイッチング素子2aとトランス2bと整流用のダイオード2cと平滑用のコンデンサ2dとから構成されている。スイッチング素子2aはMOSFET等よりなり、制御回路6のPWM制御信号により所定の周波数、所定のパルス幅でON・OFF駆動される。スイッチング素子2aのパルス幅をPWM制御することで、コンデンサ2dの出力電圧V2を昇降圧制御することができる。トランス2bは、1次、2次、3次巻線構成になっていて、2次巻線は1次巻線に対して負電位出力になっている。3次巻線は、1次巻線に対して正電位出力になっている。3次巻線の出力は2次巻線の倍の電圧が発生する構成になっている。なお、ここでは、フライバック型の昇降圧タイプのDC−DCコンバータを用いているが、DC−DCコンバータで昇降圧タイプのものであれば、他の回路構成でも構わない。
DC−ACコンバータ3は、4個のスイッチング素子によりフルブリッジ回路を構成したものであり、制御回路6のドライバ6kの出力により対角方向の2個のスイッチング素子をON、対角方向の他方の2個のスイッチング素子をOFFさせることにより、DC−DCコンバータ2の直流出力電圧を低周波の矩形波電圧に変換して出力するものである。
高電圧回路4はDC−DCコンバータ2のトランス2bに高電圧発生用の3次巻線を設けて、その出力を整流・平滑することで高電圧を得ているが、要するに、始動時に放電灯をブレイクダウンさせるためのパルスを発生させるために高電圧を発生させる回路であれば、別の回路構成を用いても構わない。
イグナイタ部5は、高電圧パルス発生用のパルストランス5aと、放電ギャップ5bと、高電圧パルス発生用のコンデンサ5cとから構成されている。無負荷時にイグナイタ部5により高電圧パルスを発生させ、放電灯をブレイクダウンして点灯させる。具体的には、コンデンサ5cに溜められる電荷を放電ギャップ5bでショートするときに発生するトランス5aの1次側のエネルギをトランス5aの2次側から放電灯10に高電圧のパルスとして印加させる。このイグナイタ部5は放電灯が放電を開始した後は動作を停止する。なお、イグナイタ部5の構成は図示された回路構成に限定されるものではなく、要するに無負荷時に放電灯をブレイクダウンして点灯させるための高電圧パルスを発生させることができれば良い。
制御回路6は、DC−DCコンバータ2の出力電圧検出用のオペアンプ6b、出力電流検出用のオペアンプ6c、スイッチング電流検出用のオペアンプ6i、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aを制御するためのPWM制御回路(6e〜6h)、DC−ACコンバータ3のフルブリッジ回路を構成する各スイッチング素子を制御するためのドライバ6kなどを備えている。
6aは基準電圧源であり、無負荷時や立ち消え時に、DC−DCコンバータ2の出力電圧が上昇したときに、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aのスイッチング動作を停止させる電圧を決定するための基準電圧(過電圧停止基準電圧)を出力している。
6bはDC−DCコンバータ2の出力電圧検出用のオペアンプであり、例えば、コンデンサ2dの端子電圧を分圧抵抗により分圧したものを反転増幅することで、DC−DCコンバータ2の出力電圧を検出している。DC−DCコンバータ2の出力電圧はグランドレベルに対して出力が負電位なので、分圧抵抗とオペアンプ6bによって−1/100倍に電圧変換してマイコン7に入力すれば、ちょうど0〜5Vの間で検出が可能になる。
6cは出力電流検出用のオペアンプであり、DC−DCコンバータ2の出力電流を検出してマイコン7に入力している。点灯時には、DC−DCコンバータ2の出力電流により実質的にランプ電流を検出する。また、DC−DCコンバータ2の出力電圧により、実質的にランプ電圧を検出する。さらに、これらの検出値に基づいてマイコン7の演算機能によりランプ電力を検出できるようになっている。
6dはオープン制御のときの過電圧停止用のコンパレータであり、無負荷時や立ち消え時のように、放電灯が点灯していないときに、電圧検出用のオペアンプ6bの出力を基準電圧源6aの基準電圧と比較して、過電圧となっていれば、PWM制御回路のSRラッチ6fのリセット端子RにOR回路6eを介してHigh信号を与える。これにより電圧検出用のオペアンプ6bによる電圧検出信号が高すぎるときに、PWM制御回路の出力を停止させる機能を持ち、無負荷時の状態においてコンデンサ2dに約400Vの高電圧を発生させることが可能になる。このとき、高電圧回路4のコンデンサには逆方向に約800Vの高電圧が発生しており、これらの電圧が加算されてイグナイタ5のコンデンサ5cに印加されるように、無負荷時のDC−ACコンバータ3のフルブリッジ回路の出力極性をドライバ6kにより制御することで、無負荷時にのみイグナイタ部5を動作可能とすることができる。
6eはOR回路、6fはSRラッチ、6gはPWM制御用のコンパレータ、6hはAND回路であり、これらはPWM制御回路を構成している。
6iはスイッチング電流検出用のオペアンプであり、DC−DCコンバータ2の1次側電流を検出してコンパレータ6gの+側に入力している。
マイコン7の駆動信号生成部7aから出力される所定周波数(数十KHz〜数百KHz)の矩形波信号よりなる駆動信号がHighレベルとなったことを受けて、SRラッチ6fのQ出力はHighレベルとなり、AND回路6hの出力がHighレベルとなることで、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aはオンとなり、直流電源1からトランス2bの1次巻線を介して入力電流が流れる。この入力電流はほぼ直線的に上昇する電流となり、オペアンプ6iによりDC−DCコンバータ2の1次側電流として検出され、コンパレータ6gの+側に入力される。コンパレータ6gの−側には基準電圧として、マイコン7のD/A変換部7gから出力された指令値が入力されており、DC−DCコンバータ2の1次側電流が指令値に達すると、コンパレータ6gの出力がHレベルとなることで、OR回路6eの出力がHレベルとなり、SRラッチ6fがリセットされて、そのQ出力はLowレベルとなるから、AND回路6hの出力がLowレベルとなり、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aはオフとなる。これにより、スイッチング素子2aのパルス幅が決定され、PWM制御される。なお、過電圧停止用のコンパレータ6dの出力がHighレベルのときは、無条件にSRラッチ6fはリセットされるから、DC−DCコンバータ2のスイッチング動作は停止することになる。
次に、マイコン7による制御の内容について説明する。図1の回路図では、マイコン7の処理内容を機能的にブロック化して図示している。
7aは駆動信号生成部であり、所定周波数(数十KHz〜数百KHz)の矩形波信号よりなる駆動信号を出力している。この駆動信号により、DC−DCコンバータ2のスイッチング周波数が決定される。
7bは出力電圧検出用のA/D変換部であり、DC−DCコンバータ2の出力電圧検出用のオペアンプ6bから出力されるアナログ電圧を受けて、これをデジタル値に変換する。
7cは出力電流検出用のA/D変換部であり、DC−DCコンバータ2の出力電流検出用のオペアンプ6cから出力されるアナログ電圧を受けて、これをデジタル値に変換する。
7dは電流指令値演算部であり、電力指令値出力部7eから与えられた目標電力の指令値と、出力電圧検出用のA/D変換部7bから入力された現状のランプ電圧に基づいて、制御目標となるランプ電流を演算し、電流指令値として出力する。具体的には、目標電力の指令値を検出されたランプ電圧で割り算することで、目標となるランプ電流の指令値を演算出力する。
7eは電力指令値出力部であり、制御目標となる電力指令値を出力する。ただし、その電力指令値は入力ポート7jの状態がHレベルであるかLレベルであるかに応じて高/低に切替可能としている。
7fは差分演算部であり、電流指令値演算部7dから出力された制御目標となるランプ電流の指令値と、出力電流検出用のA/D変換部7cから入力された現状のランプ電流の差分を演算し出力する。
7gは指令値出力用のD/A変換部であり、差分演算部7fにより演算された電流指令値のデジタル値をアナログ電圧に変換して出力し、制御回路6におけるPWM制御回路のコンパレータ6gに基準電圧として入力する。
7hはDC−ACコンバータ3の駆動信号生成部であり、制御回路6のドライバ6kに極性反転の指令信号を与えて、DC−ACコンバータ3の極性反転動作を制御する。
7iは電源電圧検出用のA/D変換部であり、DC−DCコンバータ2の入力電圧を抵抗分圧したアナログ電圧をデジタル値に変換して入力する。このデジタル値が所定の電圧範囲内(例えば、9〜16V)であれば、点灯可能と判断する。
7jは入力ポートで、本実施例では、この入力ポートに与えられる外部入力信号のレベルがHレベルであるかLレベルであるかによって電力指令値を変更する構成になっている。
なお、制御回路6において、6mは温度検出回路であり、サーミスタのような感温素子を用いることで周囲温度を電圧信号に変換してマイコン7に入力している。
7mはマイコン7のA/D変換ポートであり、制御回路6の温度検出回路6mから温度−電圧変換された値が入力されることによって、周囲温度を検出することが可能となっている。
図1では、マイコン7の処理内容を機能的にブロック化して図示しているが、これらの機能はソフトウェアにより実現することができる。そのソフトウェアの詳細を図2のフローチャートに示す。このフローチャートは、基本的に、初期設定ブロック、無負荷ブロック、点灯ブロック、停止処理ブロックからなる。
まず、初期設定ブロックについて説明する。処理20a0では、リセット信号が入力され、メモリクリア、ポートの設定等、マイコンの基本的な初期設定を行う。処理20a1では、電源電圧V1の判定をして、始動可能かどうかを確認する。電源電圧V1は例えば抵抗分圧によってマイコンのA/D変換ポートに入力することによって検出可能であり、抵抗分圧された電源電圧V1をマイコンのA/D変換機能によってデジタル値に変換した後、マイコンの比較演算機能により始動可能下限電圧(例えば9V)、始動可能上限電圧(例えば16V)との大小関係を比較判定することにより始動可能か否かを判定する。ここでは、9≦V1≦16であれば「始動可能」と判定される。
次に、無負荷ブロックについて説明する。
処理20a2では、始動時間をカウントするタイマT1をカウントし始める。
処理20a3では、無負荷出力動作の設定をする。具体的には、DC−DCコンバータ2の出力電圧V2を無負荷出力電圧(例えば、400V程度)となるように制御すると共に、AC−DCコンバータ3の極性反転周期を無負荷時に適した長い周期(または極性反転しない一定の電圧極性)に設定する。
処理20a4では、出力電流I2が0.4[A]以下であるか否かを判定する。すなわち、オペアンプ6cにより検出されたDC−DCコンバータ2の出力電流I2をマイコン7のA/D変換機能によりデジタル値に変換し、0.4[A]以下であるか否かを判定する。無くても支障ないが、バルブがオープン状態であることを確認するために設けている。バルブがオープン状態であれば、無負荷動作を継続する。
処理20a5では、無負荷動作時間を監視する。つまり、無負荷ブロックに移行する際に、処理20a2でカウントし始めたタイマT1のカウント値が1秒以上となっているか否かを判定する。タイマT1のカウント値が1秒未満であれば、処理20a6に移行して無負荷動作を継続する。また、無負荷動作を開始してから1秒後にまだオープン状態であれば、処理20a5から処理20a21へ移行して、永久停止する。
処理20a6では、無負荷動作として出力電圧V2が上昇しているかどうかを確認する。本当にオープン状態であればすぐに電圧が上昇する。具体的には、抵抗分圧を経てオペアンプ6bにより検出されたDC−DCコンバータ2の出力電圧V2をマイコン7のA/D変換機能によりデジタル値に変換し、300[V]以上であるか否かを判定する。出力電圧V2が300[V]以上であれば、処理20a6から処理20a3に戻って、無負荷動作を継続する。処理20a6で出力電圧V2が300[V]未満であれば、バルブが放電を開始したと考えられるから、処理20a7に移行する。
処理20a7では、出力電圧V2が300[V]未満になった以降の無負荷出力動作の設定をする。処理20a3の出力設定と同じでも良いが、より適切な設定に変えても良い。
処理20a8では、無負荷動作時間を監視する。つまり、無負荷ブロックに移行する際に、処理20a2でカウントし始めたタイマT1のカウント値が1秒以上となっているか否かを判定する。タイマT1のカウント値が1秒未満であれば、処理20a9に移行して無負荷動作を継続する。
処理20a9では、出力電圧V2が220[V]以下に下がったら、バルブは点灯したと判断して、次の点灯ブロックに移行する。出力電圧V2が220[V]よりも高ければ、処理20a9から処理20a7に戻って、無負荷動作を継続する。無負荷動作を開始してから1秒後にまだ出力電圧V2が220[V]以下に下がらなければ、処理20a8から処理20a21へ移行して、永久停止する。
次に、点灯ブロックについて説明する。
処理20a10では、点灯出力動作の設定をする。具体的には、DC−DCコンバータ2の出力電力が設定された出力電力となるように制御すると共に、AC−DCコンバータ3の極性反転周期を点灯時に適した短い周期(電極の消耗が少なく且つ光のちらつきを感じない程度の低周波)に設定する。
処理20a11では、負荷電圧に相当する出力電圧V2を監視することで立消えの有無を判定する。ここでは、出力電圧V2が220[V]以下であればバルブは点灯していると判定し、出力電圧V2が220[V]よりも高くなれば、バルブは立ち消えたと判定して、点灯ブロックから抜け出す。
処理20a12では、電源電圧V1を監視することで点灯維持判定をする。ここでは、直流電源1の電源電圧V1が6〜20Vの範囲から外れたら、点灯ブロックから抜け出す。
処理20a13では、外部入力信号がHレベルかLレベルかを判定する。Hレベルなら処理20a14へ移行し、Lレベルなら処理20a15へ移行する。
処理20a14では、決められた第1の基準電力にて電力を設定し、検出電圧と演算することにより基準電流を設定する。
処理20a15では、決められた第2の基準電力にて電力を設定し、検出電圧と演算することにより基準電流を設定する。
処理20a16では、基準電流と検出電流の差分を演算する。
処理20a17では、処理20a16で演算された基準電流と検出電流の差分をD/A変換して、PWM制御回路に出力する。これにより、PWM制御回路のデューティが決定される。
次に、停止処理ブロックについて説明する。
停止処理ブロックでは、点灯ブロックの処理20a11または20a12から抜け出したときの停止処理をする。
まず、点灯ブロックの処理20a12で、直流電源1の電源電圧V1が6〜20Vの範囲から外れたことで、点灯ブロックから抜け出したときは、停止処理ブロックの処理20a18へ移行し、停止時間を設定する。エンジンの始動などによる瞬間的な電源電圧の低下であれば、所定の停止時間が経過すれば電源電圧が回復して再点灯可能となることが一般的であるので、処理20a18で所定の停止時間が経過するのを待って、処理20a1へ戻って電源電圧V1が9〜16Vの範囲に入れば、再点灯させる。
また、点灯ブロックの処理20a11で、負荷電圧に相当する出力電圧V2が220[V]よりも高くなれば、バルブは立ち消えたと判定して、点灯ブロックから抜け出して、停止処理ブロックの処理20a19へ移行し、立消え処理リセットをする。処理20a2でカウントし始めたタイマT1のカウント値が1秒以上となっているか否かを処理20a20において判定し、初期始動時間1秒以内であれば、処理20a7に戻って無負荷出力動作をやり直す。処理20a20において、T1≧1[秒]であれば、処理20a21へ移行して、永久停止処理をする。
図3(a),(b)に図1の設定回路8の具体例を示した。6jは制御電源であり、例えば、直流電源1を三端子レギュレータと平滑コンデンサで安定化して、マイコン7の動作電源を供給している。設定回路8は制御電源6jの正極または負極のいずれかを抵抗を介してマイコン7の入力ポート7jに接続する構成となっている。抵抗の実装される位置によってHレベルもしくはLレベルのいずれかの信号が設定されるものであり、同図(a)の配線例ではHレベルの信号が設定され、同図(b)の配線例ではLレベルの信号が設定される。つまり、ICの入力ポートが制御電源6jの正極側(電源電圧)に接続されているときは、外部入力信号がHレベルと判定し、制御電源6jの負極側(接地電位)に接続されているときは外部入力信号がLレベルと判定される。これにより、ICの内部で出力電力を設定するときに、入力ポート7jの検出レベル(HレベルであるかLであるか)に応じて、出力電力を変更することが可能になる。
ここで、図3(a),(b)のような配線例は、製造設備等において、抵抗を実装しない方法のほか、レーザによるトリミングが可能な抵抗を用いたり、レーザによって配線パターンをカットするなどの方法で実現可能である。また、ジャンパ抵抗によって端子間を接続したりする方法によって実現することも可能であり、コストのかかる主要なICなどは変更しなくても、入力ポートの信号レベルで出力電力が決定される。
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。図2の基本フローにおける基準電力を決定する部分の詳細なフローを示しており、図1に示した機能ブロック図においては、電力指令値算出部7eの出力側に相当する。本実施例では、最大出力電力を変更したいときに、マイコンの入力ポートをグランドGND(接地電位)に接続している場合、つまり入力ポートの検出電圧がLレベルの場合には、通常の出力電力に設定して動作をする。また、実装段階で、マイコンの入力ポートを、マイコンの電源に抵抗によって接続している場合、つまり入力ポートの検出電圧がHレベルの場合には、高出力電力で安定点灯電力を出力するように設定する。
図5は、始動開始後の経過時間と出力電力の関係を示すグラフである。このような出力電力の立ち上がり曲線をマイコンのテーブルなどで保持しておいて、このテーブルにしたがって出力電力を時間に応じて制御する。車両用の放電灯点灯装置では、光束立ち上がり初期に最大電力を出力し、安定点灯時には定格電力まで下げる動作をする。
本実施例のように、過渡時出力電力を高くする制御においては、あらかじめテーブルの最大電力を高く設定しておいて、最大電力を絞るには、制限する電力を電力制限値1、電力制限値2のように、制御ICの入力ポートで判定して、電力制限レベルを変えることによって対応することが可能になる。
図4のフローでは、最大電力制限値を決定するにあたり、外部入力信号を検出する入力ポートのレベルがHレベルであれば最大電力制限値1、Lレベルであれば最大電力制限値2にするように選択する構成となっている。
これにより、出力電力の最大値が予め決められた最大電力に対して外部入力信号に応じて可変とすることができ、立ち上り電力を制限することによりバルブの消耗をある程度減らすことができ、これにより寿命が長くなる仕様変更を容易に実現できる。
以下、図4のフローについて説明する。
処理22a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理22a2へ移行し、Lレベルならば処理22a3へ移行する。
処理22a2では、最大電力制限値を最大電力制限値1に設定して処理22a4へ進む。
処理22a3では、最大電力制限値を最大電力制限値2に設定して処理22a4へ進む。
処理22a4では、電力指令値を最大電力値と比較して、大きければ処理22a5へ移行し、そうでなければ、処理22a5をスキップして次の基準電流演算の処理へ進む。
処理22a5では、電力指令値を最大電力制限値に変更した後、次の基準電流演算の処理へ進む。
この図4のフローを点灯ブロックにおける電力指令値の演算と基準電流演算の間に挿入することで、最大電力制限値を図5の電力制限値1または電力制限値2のいずれかに切り替えることができる。
(実施例3)
図6は本発明の実施例3の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローにおいて、テーブルからの電力指令値とランプ電圧から基準電流を演算した後、最大電流制限値以内に抑えるための処理部分の詳細を示しており、図1に示した機能ブロック図においては、電流指令値算出部7dの出力側に相当する。
図6のフローでは、最大電流制限値を決定するにあたり、外部入力信号を検出する入力ポートのレベルがHレベルであれば最大電流制限値1、Lレベルであれば最大電流制限値2にするように選択する構成となっている。
このように、最大電流の制限値を可変とすることにより、バルブの異なる品種にも、同様の制御にて対応することが可能となり、また、寿命などを考慮して電流制御をすることも可能になる。
以下、図6のフローについて説明する。
処理23a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理23a2へ移行し、Lレベルならば処理23a3へ移行する。
処理23a2では、最大電流制限値を最大電流制限値1に設定して処理23a4へ進む。
処理23a3では、最大電流制限値を最大電流制限値2に設定して処理23a4へ進む。
処理23a4では、基準電流を最大電流制限値と比較して、大きければ処理23a5へ移行し、そうでなければ、処理23a5をスキップして次の差分演算の処理へ進む。
処理23a5では、基準電流を最大電流制限値に変更した後、次の差分演算の処理へ進む。
なお、差分演算の処理とは、図2の処理20a16に相当し、図1の機能ブロック図で言えば、差分演算部7fに相当する。
本実施例では、このように、基準電流が演算された後、それが最大電流制限値を越えているか否かを判定して、基準電流を最大電流制限値以内に制限している。その際、最大電流制限値は予め入力ポートに入力される外部入力信号によって規定される。こうすることにより、最大電流制限値を選択できるから、バルブの異なる品種にも、同様の制御で対応することが可能であるし、また、寿命などを考慮して電流制御をすることも可能になる。
なお、マイコンが起動するときに、初期設定ブロック(図2の処理20a0)において、最大電流制限値を規定する入力ポートのレベルを把握し、最大電流制限値の変数を設定するようにしても良い。
(実施例4)
図7は本発明の実施例4の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローの初期設定の処理20a0において、外部入力信号のレベルを判定し、動作開始電圧の上限及び下限を設定する処理部分の詳細を示している。
以下、図7のフローについて説明する。
処理24a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理24a2へ移行し、Lレベルならば処理24a3へ移行する。
処理24a2では、動作開始電圧上限を動作開始電圧上限1に設定し、動作開始電圧下限を動作開始電圧下限1に設定する。
処理24a3では、動作開始電圧上限を動作開始電圧上限2に設定し、動作開始電圧下限を動作開始電圧下限2に設定する。
ここで、動作開始電圧上限及び動作開始電圧下限の設定とは、図2の初期設定ブロックの判定処理20a1において、電源電圧V1を監視して点灯装置の動作の可否を決定するための判定閾値を設定するものであり、例えば、外部入力信号がHレベルであれば車両用直流電源がDC12V系の動作開始電源電圧を設定し、例えば、9〜16Vの間において点灯するように設定する。また、外部入力信号がLレベルであれば、DC24V系の車両用直流電源に適合するように、動作開始電圧の上限及び下限を設定する。
外部入力信号は、図3に示すように、マイコン7の入力ポートに入る信号を抵抗等でプルアップ又はプルダウンすることによって、検出されるレベルをHレベル又はLレベルに設定する。当然、CAN、LIN等の通信手段によって、設定レベルを変更することも可能である。なお、毎回マイコンによって検出確認信号を出力してから外部制御装置から信号が入力される方式であれば、確実に安全に判定することが可能となり、ハード的なスイッチが無くとも、設定を変更することが可能になり、商品の構成が簡素化される。
(実施例5)
図8は本発明の実施例5の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローにおいて、初期設定の処理20a0において、外部入力信号のレベルを判定し、DC−ACコンバータ3の極性反転周期(つまりは点灯周波数)を決定するためのタイマー割り込みのカウント値の設定を切り替える処理部分の詳細を示している。
以下、図8のフローについて説明する。
処理25a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理25a2へ移行し、Lレベルならば処理25a3へ移行する。
処理25a2では、点灯周波数を決定するためのカウント値をカウント値1に設定する。
処理25a3では、点灯周波数を決定するためのカウント値をカウント値2に設定する。
放電灯点灯装置の基本回路構成は図1と同様であり、DC−ACコンバータ3を極性反転動作させるための制御信号を、マイコン7によって出力する構成とする。つまり、AC−DC駆動信号生成部7hにより生成した極性反転のための制御信号をマイコン7から出力し、制御回路6のドライバ6kによりDC−ACコンバータ3のフルブリッジ回路を構成する4個のスイッチング素子のオン・オフ状態を切り替えることで、放電灯10に印加される電圧極性を切り替える。
マイコン7はタイマー割り込み機能を備えており、タイマー割り込みが発生するたびにカウンタの値を+nずつカウントアップしていく。これにより、カウンタの値を判定することで経過時間を測定することができる。例えば、50μs毎にタイマー割り込みが発生する場合、50μs単位でカウンタの値が増加するから、点灯周波数を200Hzとしたい場合には、200Hzの一周期5msの半分の2.5msをカウントした時点で極性反転させればよい。カウンタの値が+1ずつ増加する場合には、50回カウントすれば2.5msになるから、この時点で極性反転させれば、点灯周波数は200Hzとなる。
ここで、タイマー割り込み毎のカウントの刻みをn=1とn=2に切替可能とすれば、カウンタの値が+2ずつ増加する場合には、50回カウントした時点で極性反転させると、点灯周波数は400Hzとなる。このように、タイマー割り込みのカウントの刻みを切り替えることで、点灯周波数を可変とすることができる。
同様に、カウントの刻みは1に固定したまま、カウントの目標値を切替可能とした場合にも点灯周波数を可変とすることができる。例えば、50μs毎にタイマー割り込みが発生し、その度にカウンタの値が+1ずつ増加する場合、カウントの目標値を50回に設定すれば、半周期が2.5msになるから一周期は5msであり、点灯周波数は200Hzとなる。また、カウントの目標値を20回に設定すれば、半周期が1msになるから一周期は2msであり、点灯周波数は500Hzになる。
このように、点灯周波数を可変とすることによって、バルブの状態が微妙に変化し、極性反転時における電流の反転状態が若干変化するから、インバータの入出力に発生するわずかな高調波ノイズの周波数範囲をシフトすることが可能になり、放送等で使用している周波数帯からずらすことによって通信を妨害するレベルを低減することも可能になる。
(実施例6)
図9は本発明の実施例6の回路図である。図9の回路では、図1に示した基本回路構成において、無負荷時の最大出力電圧を規定する基準電圧源6aが削除されて、代わりに、マイコン7からD/A変換部7kの出力電圧がコンパレータ6dに入力されるようになっている。D/A変換出力部7kに並列接続されたコンデンサは、基準電圧を安定化させるために設けてある。マイコン7の入力ポート7jには、図3で説明したように、制御電源6jから設定回路8を介して外部入力信号が入力されている。この外部入力信号の検出値に応じてマイコン7のD/A変換部7kで異なる基準電圧を出力することによって、無負荷時の最大出力電圧を設定することが可能になる。D/A変換部7kから出力される基準電圧のレベルは−100分の1に変換されているので、マイコン7からの基準電圧を4.2Vに設定すれば、オープン時の電圧は−420Vに、3.8Vに設定すれば−380Vに設定される。バルブによってオープン時に与える電圧は異なる場合があり、D4タイプの場合は、D2タイプの場合よりも高く設定する必要がある。本実施例では、制御用のICに与える外部入力信号によって、バルブに与えるオープン時の電圧を設定し、設定電圧を可変にすることにより、バルブの始動性を維持することが可能になる。
(実施例7)
図10は本発明の実施例7の動作を示すフローチャートである。図2の基本フローにおける基準電力を決定する部分の詳細なフローを示しており、図1に示した機能ブロック図においては、電力指令値算出部7eの出力側に相当する。
放電灯点灯装置の基本回路構成については、図1と同様であり、制御回路6の温度検出回路6mにより検出された周囲温度に応じた電圧は、マイコン7の温度A/D変換機能7mにより周囲温度に応じたデジタル値に変換される。電力指令値算出部7eでは、周囲温度が任意の温度よりも高いときには、電力指令値を最大電力制限値に制限することができるが、その最大電力制限値の設定を外部入力信号により可変とすることができる。
以下、図10のフローについて説明する。
処理27a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理27a2へ移行し、Lレベルならば処理27a3へ移行する。
処理27a2では、最大電力制限値を最大電力制限値1に再設定する。なお、再設定される前の最大電力制限値は、初期設定の処理20a0で設定された初期値である。
処理27a3では、温度検出値を予め設定された任意の温度と比較し、周囲温度が任意の温度よりも高いときには、処理27a4へ移行し、Lレベルならば処理27a4をスキップする。
処理27a4では、電力指令値を最大電力制限値に設定する。周囲温度が高温度である場合、例えば100℃以上のときに最大電力を75Wから55Wに落としたい時には最大電力制限値1を55Wに再設定することで、100℃以上のときに最大電力を55Wまで低減できる。
これにより、周囲温度が高いときの最大出力電力の制限について、外部入力信号の状態によって再設定することが可能になる。なお、処理27a3で比較判定の基準となる任意の温度を外部入力信号の状態(HレベルかLレベルか)によって再設定できるようにしても構わない。
本実施例の放電灯点灯装置では、インバータの使用状況に応じて、さまざまな温度状況下で最大電力を設定制限する機能を有する。例えば、一般に使われる温度範囲と車両等の高温下で使われる状態とでは、商品として異なった制御を必要とする場合があるが、本機能によって共通のICで複数の商品に対応することが可能となる。
(実施例8)
図11は本発明の実施例8の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローの初期設定の処理20a0において、外部入力信号のレベルを判定し、DC−DCコンバータ2の駆動周波数(スイッチング周波数)を決定するためのカウント値の設定を切り替える処理部分の詳細を示している。
本実施例の放電灯点灯装置は、DC−DCコンバータ2を駆動させるスイッチング周波数をマイコン7によって決定している。DC−DCコンバータ2の駆動周波数は数十KHzから数百KHzが多く、駆動周波数の高調波の数倍波においてAMラジオノイズへの影響が大きい。駆動周波数を可変とすることによって、インバータ入出力に発生するわずかな高調波ノイズの周波数範囲をシフトすることが可能になり、放送等で使用している周波数帯からずらすことによって通信に対する妨害レベルを低減することが可能になる。
以下、図11のフローについて説明する。
処理28a1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理28a2へ移行し、Lレベルならば処理28a2をスキップする。
処理28a2では、スイッチング周波数を決定するためのカウント値をカウント値1に再設定する。なお、再設定される前のカウント値は、初期設定の処理20a0で設定された初期値である。
例えば、500ns毎にマイコン7のカウンタがカウントアップされる場合、ONカウント値を18、OFFカウント値を2に設定すれば、オン・デューティ90%の駆動周波数100KHzのスイッチング信号が設定されることになる。そこで、マイコン起動時に、専用の外部入力ポートのレベルに応じて、カウント値を決めることにより、駆動周波数を決定することができる。
(実施例9)
図12と図13は本発明の実施例9の動作を示すフローチャートである。図12の電力設定ブロックの処理29a14は、図2の基本フローにおける点灯ブロックの処理20a13〜20a17を1つのブロックにまとめたものであり、その直前にバルブ低電圧時の異常処理29a13を追加したものである。バルブ低電圧時の異常処理の詳細な内容を図13に示した。
本実施例に用いる電力設定ブロックの処理29a14では、図2の基本フローで説明したように、電力指令値を検出された出力電圧で割り算することにより、制御目標となる基準電流を演算しているので、バルブの電圧が低い場合は、当然、出力電流が大きくなる。その場合、インバータに通常よりも大きい電流が流れているので、負担がかかることになる。ましてや、バルブが異なる場合などでは、電流値も変更するなどの対応をする必要がある。そのような場合に、あらじめ使われる用途に応じて異常時の停止時間を設定することにより、インバータに与える負担を軽減することが可能になる。
以下、図13のフローについて説明する。
処理23b1では、バルブから検出される電圧が異常に低い状態(バルブ低電圧時)であるか否かを判定しており、バルブ低電圧時であれば処理23b2に移行し、そうでなければ処理23b6に移行する。ここでは、ランプ電圧Vlaの検出値が20Vよりも小さいか否かを判定している。
処理23b2では、タイマT9をカウント許可する。このタイマT9により、バルブから検出される電圧が異常に低い状態の継続時間をカウントする。
処理23b3では、外部入力信号がHレベルであれば、処理23b4へ移行し、Lレベルならば処理23b4をスキップする。
処理23b4では、バルブ低電圧異常の継続による停止判定時間を停止時間=停止時間1(例えば、0.2秒)のように再設定する。なお、再設定される前の停止判定時間は、初期設定の処理20a0で設定された初期値(例えば、0.7秒)である。
処理23b5では、タイマT9のカウント値が停止時間を越えたか否かを判定する。越えていれば、処理20a21(停止処理ブロック)へ分岐して永久停止する。越えていなければ、処理29a14(点灯ブロック)へ分岐して点灯を継続する。
処理23b6では、タイマT9のカウント値をクリアする。つまり、バルブ低電圧の異常が発生しても、その継続時間が設定された停止判定時間を越えなければ、点灯が継続される。反対に、バルブ低電圧の異常が設定された停止判定時間を越えると、永久停止となる。
(実施例10)
図14は本発明の実施例10の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローの初期設定の処理20a0において、外部入力信号のレベルを判定し、立ち消え判定閾値を設定する処理部分の詳細を示している。
以下、図14のフローについて説明する。
処理30b1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理30b2へ移行し、Lレベルならば処理30b3へ移行する。
処理30b2では、立ち消え判定電圧を判定電圧1(≠220V)に設定する。
処理30b3では、立ち消え判定電圧を判定電圧2(=220V)に設定する。
ここで、立ち消え判定閾値の設定とは、図2の点灯ブロックの立ち消え判定処理20a11において、DC−DCコンバータ2の出力電圧V2を監視して立ち消えの有無を判定するための閾値を設定するものであり、図2の基本フローでは、立ち消え判定電圧2(=220V)に設定されているが、外部入力信号をHレベルに切り替えることで、別の立ち消え判定電圧1(例えば、150V)に設定することができる。
図2の基本フローで説明したように、初始動でイグナイタからの一回目のパルスで点灯直後に立ち消えが発生した場合、バルブの異常でそのようなことが繰り返される場合がある。DC−DCコンバータは、通常、点灯状態に応じてその駆動周波数等を設定していて、オープン時などは、点灯状態とは負荷状態が違うので、点灯状態と同じにしておくと、立ち消え判定閾値に達するまでの時間もかかるので、無負荷状態の制御に戻して、駆動周波数を変更した方が無負荷時の出力電圧の立ち上がりが早くなる。このとき、バルブの立ち消えを判定する場合、バルブによって立ち消え判定の電圧閾値を変えることによって、速やかな対応が可能になる。例えばD4タイプのバルブの場合、点灯電圧が低いので、立ち消え判定の電圧を150Vなどに低く設定し、D2タイプのバルブの場合は220Vなどに設定することによって、各バルブの特性に応じて立ち消え判定電圧を設定することにより、早くかつ間違いの無い立ち消え判定につながり、直ちに始動モードの状態に動作を切り替えることが可能になり、短い時間に多くのパルスを発生することが可能になり、点灯確率も高くなるメリットがある。
(実施例11)
図15は本発明の実施例11の処理内容を示すフローチャートである。図2の基本フローの初期設定の処理20a0において、外部入力信号のレベルを判定し、再始動判定時間を設定する処理部分の詳細を示している。
以下、図15のフローについて説明する。
処理31b1では、外部入力信号のレベルを検出してHレベルならば処理31b2へ移行し、Lレベルならば処理31b3へ移行する。
処理31b2では、再始動判定時間を判定時間1(例えば、1秒)に設定する。
処理30b3では、再始動判定時間を判定時間2(例えば、1.5秒)に設定する。
ここで、再始動判定時間の設定とは、図2に示した基本フローにおける停止処理ブロックの再始動判定処理20a20において、始動開始後の経過時間T1を監視して再始動の可否を判定するための判定時間を設定するものであり、図2の基本フローでは、再始動判定時間1(=1秒)に設定されているが、外部入力信号をLレベルに切り替えることで、別の立ち消え判定時間2(例えば、1.5秒)に設定することができる。
これにより、パルスを発生させてバルブを始動点灯させた直後にバルブが立ち消えしたとしても、パルスを発生させる時間を長くして、点灯する確率を更に高くする設定を行うことができ、始動確率を更に高くするように設定を変更することが容易になり、用途に応じて様々な商品を提供することが可能になる。
(実施例12)
図16は本発明の実施例12の回路図である。図16の回路では、外部入力端子1aが追加されており、外部入力端子1aは設定回路8に接続されている。外部入力端子1aに所定の信号が入力されると、設定回路8によりマイコン7の入力ポート7jの状態がLレベルからHレベルに反転する。図17はマイコン7の動作フローを示しており、処理20a21の永久停止から追加した処理32a1の外部信号入力の判定ルーチンに入る。この処理は、無限ループに入って停止するが、唯一の抜け出し条件が端子1aからの外部入力信号がHレベルになるときに抜け出すようになっている。なお、処理32a1から抜け出したとしても、初期設定ブロックの処理20a1で電源電圧V1が点灯可能範囲(例えば、9〜16V)でないと始動動作をしないフローになっている。
放電灯点灯装置がフェールセーフ機能によって動作を停止する場合、例えば、オープン検知による立ち消え、また、ショート検知によるバルブのスローリークなどの異常時に動作を停止した場合でも、完全にバルブの責任において点灯していない状態が発生する場合が全てではない。例えば、車両などが悪路走行で点灯し続ける場合は、振動によってバルブが立ち消えする場合もある。一方、車両としては点灯して欲しい状態が走行中には発生する。例えば、オートライト機能によって点灯させたいなどの場合には、バッテリーからの電源供給端子以外に無線、有線を介した通信端子1aを設けておいて、点灯命令が入力されたときに始動モードに入ることによって点灯してほしいときに再度点灯させることになり、点灯している状態を更に長くすることが可能になる。
(実施例13)
図18は本発明の実施例13の処理内容を示すフローチャートである。図17のフローに対する変更点として、処理29a13でバルブ低電圧異常と判定されたときは、処理33a1に分岐して永久停止するようになっている。本実施例では、永久停止に入った理由がバルブ低電圧異常と判定された場合は外部入力信号による再点灯は禁止され、永久停止に入った理由が立ち消えと判定された場合は実施例12と同様に外部入力信号をHレベルとすることで再度リトライすることが可能である。これにより、放電状態が振動などの条件より立ち消えするという不測の状態に陥っても車両システムとして点灯してほしい状態において点灯を開始することが可能となる。
なお、マイコン7の入力ポート7jを設定項目に応じて複数設けることで、実施例1〜13の機能のうち、任意の組み合わせを併せ持つものとしても良いことは言うまでもない。こうすることによって、マイコン7のIC自体は同じ物でも回路基板に実装されている状態や、マイコンに印加する電圧などで商品の機能を変えることが可能になる。
本発明の実施例1の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例1の設定回路の詳細を示す回路図である。 本発明の実施例2の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例2の動作説明図である。 本発明の実施例3の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例4の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例5の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例6の構成を示す回路図である。 本発明の実施例7の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例8の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例9の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例9の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例10の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例11の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例12の構成を示す回路図である。 本発明の実施例12の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例13の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 直流電源(バッテリー)
2 DC−DCコンバータ
3 DC−ACコンバータ
4 高電圧回路
5 イグナイタ部
6 制御回路
7 マイコン
8 設定回路

Claims (9)

  1. 車両用直流電源から電源を供給されて直流電源を昇降圧するDC−DCコンバータと、
    DC−DCコンバータの出力を交流に変換するDC−ACコンバータと、
    放電を開始させるためのパルスを発生させるイグナイタ部と、
    イグナイタ部に高電圧を供給するための高電圧回路と、
    電源電圧とDC−DCコンバータの出力電圧と出力電流を検出する手段と、
    その検出出力を受けてDC−DCコンバータとDC−ACコンバータを制御する集積回路を用いて出力電力を設定できる制御装置と、
    前記集積回路に設けられた入力部に外部入力信号を入力することにより制御装置の特性を可変とする設定回路とから構成されることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、可変とする特性が放電灯に与える最大電力であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  3. 請求項1において、可変とする特性が放電灯が起動する動作開始電源電圧であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  4. 請求項1において、可変とする特性が放電灯が停止する動作停止電源電圧であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  5. 請求項1において、可変とする特性が放電灯に与える始動時の最大電圧であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  6. 請求項1において、可変とする特性が放電灯が異常に低い電圧と判定したときに停止させる時間であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  7. 請求項1において、可変とする特性が放電灯がオープン異常と判定したときに停止させる時間であることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  8. 請求項1において、直流電源から電力が供給されていて一度は始動もしくは点灯動作をしてからオープン検知もしくはショート検知で永久停止状態となっている場合に外部入力信号により再度始動動作をすることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
  9. 請求項8において、放電灯の永久停止状態が立ち消えによって発生した場合のみ外部入力信号による始動動作をすることを特徴とする車両用放電灯点灯装置。
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