JP2005240978A - 転がり軸受機構およびそれを用いた電動機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】予圧付与機能とダンピング機能を両立させる転がり軸受機構を提供すること。
【解決手段】軸受3の外輪8よりも径方向外側であって、ハウジング11よりも内側には、中間リング12が遊挿される。中間リング12の内側には溝13が設けられ、中間リング12と外輪8との間で粘性潤滑剤を保持する。中間リング12とハウジング11との間にはダンパー材としてメカニカルダンパー16が嵌装される。また、外輪8には軸受3の中心軸方向で予圧が付与される。転がり軸受機構を上記のように構成すると、予圧がダンパー材16に吸収されることなく適切に外輪8に伝わる。ダンパー材23は、軸受3から中間リング12に伝わる振動を減衰させるように機能する。したがって、この転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持するものとして、適切な予圧を与え続けつつ、軸の振動をダンパー材によって減衰させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、転がり軸受機構およびそれを用いた電動機器に関し、更に詳しくは、ダンピング機能と予圧付与機能を分離作用させる機構を有する転がり軸受機構およびそれを用いた電動機器に関する。
図9は、電動コンプレッサーまたは電動過給器のような超高速小径主軸を有する機器の例を示す断面図である。DN値が150万を超えるような超高速小径主軸50を有する機器では、アンギュラ等の転がり軸受51、52を用いて軸を支持するのが一般的である。また、主軸50が超高速回転したときに転がり軸受の球がスキッディングしないように適当な予圧が当該転がり軸受51、52の外輪にかけられるのが一般的である。なお、電動過給器には内燃機関の排気エネルギーを利用する電動ターボチャージャー、内燃機関の出力軸からのエネルギーを利用する電動スーパーチャージャーがある。
図10は、従来の転がり軸受機構を示す説明図である。上述したように、転がり軸受51、52の外輪53には、ばねやゴム等の弾性材54によって軸方向に予圧がかけられる。これによって、転動体たる球が内輪55と外輪53の間にしっかりと把持されながら、スキッディングすることなく回転し、軸を支持する。また、超高速小径主軸50は、一般に、軸の固有振動に基づく危険速度を超えて使用せねばならず、回転数によっては振動を起こしやすくなるという特徴がある。そのため、当該振動を減衰させるべく、Oリングによるダンパー56が外輪53とハウジング57との間に嵌装されるのが普通である。
図11は、別のタイプの転がり軸受機構を示す説明図である。この転がり軸受機構では、潤滑油を利用したオイルダンパー58が設けられている。このタイプの転がり軸受機構は、当該オイルダンパー58によって、軸の振動を抑える。また、転がり軸受内部の転動体にも潤滑油59を供給、排出するようにして転がり軸受60の焼き付きを防止する。なお、スキッディングを防止するために予圧付与機構が必要な点は図10の場合と同様である。電動過給器等の軸受では上記のような構成の軸受け機構が必要であるが、なんら特別な工夫をしないものも多い(たとえば、特許文献1、2)。
特開2000-179498号公報 特開2002-339757号公報
しかしながら、主軸支持のために転がり軸受を用いた電動コンプレッサー又は電動過給器は、自動車エンジンルームの非常に限られた空間に収める必要があり、且つできるだけコストを下げることを要求されている。それを実現するための手段としてオイルフリーがある。オイルフリーとすることにより、給排油の配管が不要となり、それによって低コスト化可能となる。さらに、そのような配管がなくなることによりスペースの余裕ができ、コンプレッサーの配置の自由度が増加する等のメリットが出てくる。
上記を実現する場合、転がり軸受機構についてオイルフリーとしなければならない。機械要素をオイルフリーにする場合、粘性潤滑剤であるグリースを封入して用いるのが一般的である。しかし、超高速回転する軸を支持する転がり軸受をグリース潤滑にした場合、グリースの劣化速度が大きくなってしまい、短期間で軸受の焼き付きを生じてしまうという問題点があった。
また、超高速主軸を対象とする以上、オイルフリー構造でも、ダンパー構造および適切な予圧をばねで与える構造が必要である。この場合、図11に示したようなオイルダンパーは利用できないので、それ以外のダンパーが必要となる。そのようなものとしては、従来から図10に示したようなOリングが使用されていた。
しかし、Oリング又はそれ以外のものでダンパー機構を構成し、軸受外輪と軸受ハウジング間に入れると、その機構による摩擦抵抗や加工誤差のために軸受に適切な予圧を与えることが非常に困難となってしまっていた。つまり、極めて重要な働きをする予圧が、ダンパー構造に大部分消費されてしまい(図10におけるF2、F3)、適切な予圧が与えられないことから超高速主軸用の軸受機構としては不適切となってしまっていた。
たとえば、Oリングはダンパー機能を確保するために設計・選択され、50Nの荷重を許容するところ、小径軸受に予圧として必要な荷重が15Nであった場合、ばね等で予圧を軸方向に与えてもほとんど予圧として機能できない。反対に、ダンパーの許容荷重が小さすぎるとダンパーとして機能させることができなくなる。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであって、予圧付与機能とダンピング機能とを分離することにより、両立させ、適切な予圧を転がり軸受に与えつつ、ダンピング機能も確保できる転がり軸受機構およびそれを用いた電動機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1に係る転がり軸受機構は、転がり軸受と、前記転がり軸受の外輪よりも径方向外側であって、軸受ハウジングよりも内側に遊挿される中間リングと、前記外輪と前記中間リングとの間で粘性潤滑剤を保持する潤滑剤保持手段と、前記中間リングと前記軸受ハウジングとの間に嵌装されるダンパー材と、を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されるようにしたものである。
潤滑剤保持手段は、外輪または中間リングに刻んだ溝に嵌入した2つのリングとして、その中に粘性潤滑剤を封入するものであってもよいし、シール材で外輪と中間リングとのわずかな隙間を封入するようにしてもよい。転がり軸受機構を上記のように構成すると、軸方向から付与される予圧によって外輪が軸方向に変位しやすくなる。したがって、予圧付与機能とダンピング機能が分離して働き、予圧付与手段からの力がダンパー材へ逃げるのを防止できる。
ダンパー材は、軸受から中間リングに伝わる振動を減衰させるように機能する。これらにより当該転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持する転がり軸受機構として、適切な予圧を与え続けつつ、危険速度を超える際の振動をダンパー材によって減衰させることができる。なお、上記粘性潤滑剤は、転がり軸受の転動体と一緒に封入させる粘性潤滑剤よりも高粘度のものを使用するのが好ましい。
また、請求項2に係る転がり軸受機構は、前記転がり軸受機構において、前記潤滑剤保持手段は、前記外輪の幅方向両端部に一周にわたって刻まれる溝と前記中間リングの内側表面との間、または前記中間リングに刻まれる溝と前記外輪の外側表面との間に封入リングを嵌入し、当該封入リングと前記外輪と前記中間リングとで粘性潤滑剤を封入して保持するようにしたものである。
金属や硬質樹脂等で形成されるリングを転がり軸受の外輪と中間リングとの間に嵌入することで、粘性潤滑剤を保持できる。また、軸受と同程度の剛性を有する素材を当該封入リングに用いれば、軸方向から付勢される予圧が当該封入リングに吸収されることを防止できる。
また、請求項3に係る転がり軸受機構は、転がり軸受と、前記転がり軸受の外輪よりも径方向外側であって、軸受ハウジングよりも内側に遊挿される中間リングと、保持器とともに前記外輪と前記中間リングとの間に嵌装され、軸方向に転動可能な転動体と、前記中間リングと前記軸受ハウジングとの間に嵌装されるダンパー材と、を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されるようにしたものである。
外輪と中間リングとの間も転がり軸受のようになり、外輪が軸方向に変位容易となるから、予圧付与手段からの力がハウジング方向へ逃げることがなく、予圧がしっかりと外輪に伝わる。また、危険速度を超えることに起因して設けられるダンパー材は、中間リングと軸受ハウジングとの間に嵌装されるので、ダンピング機能が担保される。つまり、ダンピング機能を有しつつ、予圧を効率的に外輪に与えることができる。
また、請求項4に係る転がり軸受機構は、転がり軸受と、前記転がり軸受の外輪と軸受ハウジングとの間に嵌入され、前記転がり軸受の中心軸方向に変形しやすいヒンジ形状をなすダンパー材と、を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されるようにしたものである。
外輪と軸受ハウジングとの間に転がり軸受の中心軸方向に変形しやすいヒンジ形状をなすダンパー材が嵌入されると、ばね等の予圧付与手段からの力が、ダンパー材の前記中心軸方向への変形によって外輪から転動体へと向かう方向で伝わる。これによって、当該力がダンパー材を伝わって軸受ハウジング方向に逃げることがなくなる。
また、請求項5に係る転がり軸受機構は、前記転がり軸受機構において、前記予圧付与手段は、前記外輪の予圧が付与される端面が磁化され、当該磁化した極性と同一極性を有する磁性体を前記外輪の前記端面に当接させるようにしたものである。
直接背面合わせで外輪同士が当接する場合は、外輪同士の向かい合う面を同極性に磁化してやればよい。また、単独に等しい軸受の場合は、外輪に当接するリングまたはカラーの端面を軸受の外輪の端面と同極性に磁化してやればいよい。このようにすると、互いに反発し合う方向に力が生じる。この力によって外輪を転動体に押しつけることにより予圧が与えられる。
また、請求項6に係る転がり軸受機構は、前記転がり軸受機構において、前記転がり軸受の内輪と前記外輪の間に供給される粘性潤滑剤は、前記転動体に向けて開口され、ハウジング外部に連通する管によって外部から供給されるようにしたものである。
ハウジング外部に連通する管から粘性潤滑剤が転動体に向けて供給されると、古くなった粘性潤滑剤が押し出され、新しい粘性潤滑剤と入れ替わりやすくなる。これにより粘性潤滑剤の劣化で軸受の能力が低下するのを防止できる。なお、当該粘性潤滑剤の供給は、定期的にしてもよいし、連続的にしてもよい。
また、請求項7に係る転がり軸受機構は、前記転がり軸受機構において、前記管の内部の粘性潤滑剤は、主軸が動作させる圧縮器による吐出圧力によって連続的に当該管から前記転動体に向けて押し出されるようにしたものである。
また、請求項8に係る電動コンプレッサーは、請求項1〜7のいずれか一つに記載の転がり軸受機構を有するようにしたものである。
また、請求項9に係る電動過給器は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の転がり軸受機構を有するようにしたものである。
電動ターボチャージャー、若しくは電動スーパーチャージャーといった電動過給器、または電動コンプレッサーも超高速回転主軸を有する機器である。したがって、これらの電動機器の軸受に上記転がり軸受機構を適用すれば、オイルフリーでも適切な予圧とダンピング機能が与えられる。また、これらの電動機器から得られる吐出圧力は当然大気圧よりもはるかに高い圧力となる。これらの吐出圧力を利用すれば、管内にある粘性潤滑剤を押し出すのが容易となる。
本発明にかかる転がり軸受機構によれば、予圧付与機能とダンピング機能を分離することにより、両立させ、適切な予圧を転がり軸受に与えつつ、ダンピング機能も確保することができる。したがって、超高速回転主軸をメンテナンス性の高いオイルフリー構造にしても、焼き付きにくい転がり軸受機構を構築することができる。
以下に、本発明にかかる転がり軸受機構およびそれを用いた電動機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、超高速回転主軸を有する電動ターボチャージャーを示す断面図である。電動ターボチャージャー1は、内燃機関が低回転のときに吸気の過給を補助するために設けられる機器で、超高速回転する主軸2を中心部に有する。当該主軸2は、一組のアンギュラ転がり玉軸受3(以後軸受3という。)で支持される。なお、電動スーパーチャージャーや電動コンプレッサーまたは電動コンプレッサーも同様に、超高速回転主軸を有し、超高速回転主軸を有する機器としては大きさが比較的小さいことが特徴である。たとえば、上記主軸2の径は10〜15mm程度の大きさである。
図2は、図1の軸受まわりを拡大したものを示す断面図である。一組の軸受3の間には外輪8のみに当接するスリーブ9が設けられ、当該スリーブ9には、転動体4に向けて開口され、且つハウジング11の外部に連通する管5が穿設される。当該管5のハウジング11外部側にはグリース等の粘性潤滑剤を注入するプラグ6が設けられる。当該注入は、定期的に行うようにするのが好ましい。
管5の内部の粘性潤滑剤は、ターボチャージャーが圧縮する気体の吐出圧力によって連続的に管5から転動体4に向けて押し出されるようにしてもよい。具体的にはターボチャージャーの圧縮室10からの気体を上記管5に導き、管5内の圧力を上げるようにすればよい。また、上記管5が向けられる軸受3の反対側に、当該気体が流れる際の負圧を利用して粘性潤滑剤を排出する管を設けるようすれば、さらに効率的な粘性潤滑剤の補給ができる。
ハウジング11外部に連通する管から粘性潤滑剤が転動体に向けて供給されると、古くなった粘性潤滑剤が押し出され、新しい粘性潤滑剤と入れ替わりやすくなる。これにより粘性潤滑剤の劣化で軸受の能力が低下するのを防止できる。なお、電動コンプレッサーや、電動スーパーチャージャー等でも同様なやり方で粘性潤滑剤を軸受3に供給することができる。
軸受3の外輪8よりも径方向外側であって、ハウジング11よりも内側には、軸受3の幅よりも幅広な中間リング12が遊挿される。中間リング12の内側には溝13および小さな隙間(図示省略)が設けられ、それらは潤滑剤保持手段として、中間リング12と外輪8との間で粘性潤滑剤を保持する。中間リング12とハウジング11との間にはダンパー材としてメカニカルダンパー16が嵌装される。また、外輪8には軸受3の中心軸方向で予圧が付与される。
具体的には、ばね14で付勢されたスリーブ15が外輪に当接させられる。図面左側の軸受3の外輪8には、当該スリーブ15からの力がスリーブ9を介して伝わる。この他にも予圧付与手段は、図7、図8に示すようにシール材41とスナップリング42、若しくはゴム、シリコン等とスナップリング44という構成にしてもよい。
上記潤滑剤保持手段は、溝13と小さな隙間(図示省略)であるが、軸受両端部に極小リングを設け、その間にできる隙間に潤滑剤を保持するようにしてもよい。また、メカニカルダンパー16は、その代替物として中間リング12とハウジング11の間に嵌装されるゴム・シリコン、耐熱・耐薬品性シール材としてもよい。
図3は、上記軸受まわりの機構を示す説明図である。既述したが、潤滑剤保持手段は、外輪8に刻んだ溝20に嵌入した2つのリング21として、その中に粘性潤滑剤22を封入するものであってもよいし、シール材で粘性潤滑剤22が封入されるわずかな隙間を封入するようにしてもよい。溝20は、中間リング12側に設けるようにしてもよい。さらに、図7に示すようにシール部材41の外側に予圧用スナップリング42を設け、粘性潤滑剤22を封入してもよい。この場合にも粘性潤滑剤22は、ハウジング外からねじで押し下げること等により供給できるようにしておくとよい。
転がり軸受機構を上記のように構成すると、軸方向からばね14で付与される予圧によって外輪8が軸方向に変位しやすくなる。このため、予圧がダンパー材16に吸収されることなく適切に外輪8に伝わり、矢印Fのように転動体4に外輪8を適切な力で押しつけることができる。したがって、軸受3に対する予圧付与機能が確保される。
ダンパー材23は、軸受3から中間リング12に伝わる振動を減衰させるように機能する。これらにより当該転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持する転がり軸受機構として、適切な予圧を与え続けつつ、危険速度を超える際の振動をダンパー材によって減衰させることができる。つまり、予圧付与機能とダンピング機能を両立させることができる。なお、上記粘性潤滑剤22は、転がり軸受の転動体と一緒に封入させる粘性潤滑剤22よりも高粘度のものを使用するのが好ましい。
図4は、この発明の実施例2に係る転がり軸受機構を示す断面図である。この発明は、基本的に実施例1と同様な構成であるが、軸方向に転動可能な転動体25と保持器26とが、外輪8と中間リング12との間に嵌装される点が特徴である。このような構成にすると、外輪8と中間リング12との間も転がり軸受のようになり、外輪8がすべり摩擦抵抗を受けず、軸方向に変位容易となるから、ばね14等の予圧付与手段からの力がハウジング11方向へ逃げることがなくなる。
また、予圧は、外輪8にしっかりと伝わるようになる。外輪8に予圧がしっかりと伝われば、矢印Fのように外輪8を転動体4に適切に押しつけることができ、転動体4のスキッディングが防止される。また、危険速度を超えることに起因して設けられるダンパー23は、実施例1と同様に、中間リング12とハウジング11との間に嵌装されるので、ダンピング機能が担保される。
これらにより、この転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持する転がり軸受機構として、適切な予圧を与え続けつつ、危険速度を超える際の振動をダンパー材によって減衰させることができる。なお、転動体25と保持器26は、外輪8上から落ちないように、両側からスリーブで挟まれるようにしておく。
図5は、この発明の実施例3に係る転がり軸受機構を示す断面図である。この発明は、軸受3の外輪8とハウジング11との間に軸受3の中心軸方向に変形しやすいヒンジ形状をなすダンパー30を有する点が特徴である。同図では、ゴム等のダンパー30が角形のくびれ部31を有しているが、角形である必要はなく、一部がくびれていれば、その部分が変形しやすくなるので、十分ヒンジとして機能する。
このような構成にしても、外輪8がダンパー30とのすべり摩擦抵抗を受けにくくなり、当該外輪8が軸方向に変位容易となるから、ばね14等の予圧付与手段からの力がハウジング11方向へ逃げることがなくなる。また、外輪8に予圧がしっかりと伝わる。外輪8に予圧がしっかりと伝われば、矢印Fのように外輪8を転動体4に適切に押しつけることができ、転動体4のスキッディングが防止される。また、危険速度を超えることに起因して設けられるダンパー23は、軸受3に対するダンピング機能が担保される。ダンパー23はゴムで形成してもよい。
これらにより、この転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持する転がり軸受機構として、適切な予圧を与え続けつつ、危険速度を超える際の振動をダンパー30によって減衰させることができる。なお、外輪8が軸受3の中心軸方向で予圧付与手段14から付勢される点は実施例1〜2と同様である。
図6は、この発明の実施例4に係る転がり軸受機構を示す説明図である。この発明では、外輪8の予圧が付与される端面35が磁化され、当該磁化した極性(NかS)と同一極性を有する磁性体であるカラー36を外輪8の端面35に当接させる。カラー36を用いない場合は、上記端面35のそれぞれが磁性体であるから、これらを直接当接させる。この場合は、アンギュラ転がり玉軸受を背面合わせで用いるときに適用可能である。
このような構成にすると、軸受3間に互いに反発し合う力が生じる。この力によって矢印Fのように外輪を転動体に押しつける。すなわち、予圧が与えられる。ダンピングに関しては、実施例1〜3と同様のダンピング構造、すなわち、中間リングとハウジングの間にダンパー材を嵌装したり、ヒンジ形状のゴムを外輪とハウジングとの間に嵌装する構造を用いればよい。
このような構成にしても、転がり軸受機構は、超高速回転する軸を支持する転がり軸受機構として、適切な予圧を与え続けつつ、危険速度を超える際の振動をダンパー30によって減衰させることができる。
以上のように、本発明にかかる転がり軸受機構は、DN値が150万を超えるような超高速回転小径主軸を有する電動コンプレッサー、電動過給器等において、当該軸を支持するための転がり軸受機構に係るものである。したがって、主に機械産業、電機産業において利用可能となるものである。
超高速回転主軸を有する電動ターボチャージャーを示す断面図である。 図1の軸受まわりを拡大したものを示す断面図である。 上記軸受まわりの機構を示す説明図である。 この発明の実施例2に係る転がり軸受機構を示す断面図である。 この発明の実施例3に係る転がり軸受機構を示す断面図である。 この発明の実施例4に係る転がり軸受機構を示す説明図である。 潤滑油保持手段を示す断面図である。 予圧付与手段を示す断面図である。 電動コンプレッサーまたは電動過給器のような超高速小径主軸を有する機器の例を示す断面図である。 従来の転がり軸受機構を示す説明図である。 図10とは異なる従来の転がり軸受機構を示す説明図である。
符号の説明
1 電動ターボチャージャー
2、50 主軸
3、51、60 玉軸受
4、25 転動体
5 管
8、53 外輪
9、15 スリーブ
10 圧縮室
11、57 ハウジング
12 中間リング
13、20 溝
16 メカニカルダンパー
21 リング
22 粘性潤滑剤
23 ダンパー材
30、56 ダンパー
35 端面
36 カラー
41 シール材
42、44 スナップリング
55 内輪
58 オイルダンパー

Claims (9)

  1. 転がり軸受と、
    前記転がり軸受の外輪よりも径方向外側であって、軸受ハウジングよりも内側に遊挿される中間リングと、
    前記外輪と前記中間リングとの間で粘性潤滑剤を保持する潤滑剤保持手段と、
    前記中間リングと前記軸受ハウジングとの間に嵌装されるダンパー材と、
    を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されることを特徴とする転がり軸受機構。
  2. 前記潤滑剤保持手段は、前記外輪の幅方向両端部に一周にわたって刻まれる溝と前記中間リングの内側表面との間、または前記中間リングに刻まれる溝と前記外輪の外側表面との間に封入リングを嵌入し、当該封入リングと前記外輪と前記中間リングとで粘性潤滑剤を封入して保持することを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受機構。
  3. 転がり軸受と、
    前記転がり軸受の外輪よりも径方向外側であって、軸受ハウジングよりも内側に遊挿される中間リングと、
    保持器とともに前記外輪と前記中間リングとの間に嵌装され、軸方向に転動可能な転動体と、
    前記中間リングと前記軸受ハウジングとの間に嵌装されるダンパー材と、
    を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されることを特徴とする転がり軸受機構。
  4. 転がり軸受と、
    前記転がり軸受の外輪と軸受ハウジングとの間に嵌入され、前記転がり軸受の中心軸方向に変形しやすいヒンジ形状をなすダンパー材と、
    を有し、前記外輪は前記転がり軸受の中心軸方向で予圧付与手段から付勢されることを特徴とする転がり軸受機構。
  5. 前記予圧付与手段は、前記外輪の予圧が付与される端面が磁化され、当該磁化した極性と同一極性を有する磁性体を前記外輪の前記端面に当接させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の転がり軸受機構。
  6. 前記転がり軸受の内輪と前記外輪の間に供給される粘性潤滑剤は、前記転動体に向けて開口され、ハウジング外部に連通する管によって外部から供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の転がり軸受機構。
  7. 前記管の内部の粘性潤滑剤は、主軸が動作させる圧縮器による吐出圧力によって連続的に当該管から前記転動体に向けて押し出されることを特徴とする請求項6に記載の転がり軸受機構。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の転がり軸受機構を有することを特徴とする電動コンプレッサー。
  9. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の転がり軸受機構を有することを特徴とする電動過給器。
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