JPH09100838A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH09100838A
JPH09100838A JP25629795A JP25629795A JPH09100838A JP H09100838 A JPH09100838 A JP H09100838A JP 25629795 A JP25629795 A JP 25629795A JP 25629795 A JP25629795 A JP 25629795A JP H09100838 A JPH09100838 A JP H09100838A
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JP
Japan
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lubricant
bearing
container
bearing device
plate
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Application number
JP25629795A
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English (en)
Inventor
Hideo Mitai
日出男 三田井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑剤貯溜容器より軸受へ自在に給填可能な潤
滑剤給填機構を備えて、信頼性の向上を図ることにあ
る。 【解決手段】回転軸23と軸受ハウジング11間に軸受12を
設け、この軸受12に潤滑剤2を供給してなる軸受装置に
おいて、潤滑剤2を溜める容器1と、この容器1内に形
成される潤滑剤溜め部と空間部とを仕切るように移動自
在に設けられた潤滑剤押出し板5と、容器1内の空間部
に圧力を与えて潤滑剤押出し板5を動作させる圧力供給
手段6,7とを備えた潤滑剤供給機構を設け、この潤滑
剤供給機構を潤滑剤供給管13により軸受12に連通させて
潤滑剤押出し板5の動作により軸受1に潤滑剤2を供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸を支承する
軸受内に潤滑剤を供給する潤滑剤供給機構を備えた軸受
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転機械の回転軸を支承する軸受
装置は、図9に示すように回転軸23と軸受ハウジング
11間に軸受12を嵌合させて設け、この軸受12内に
軸受ハウジング11に設けられた潤滑剤給填孔24より
軸受12の片側12aへ潤滑剤給填具25を用いて潤滑
剤2が給填される。
【0003】この軸受12内には、予め定められた期間
経過後に潤滑剤給填具25を用いて潤滑剤2が給填され
るが、その給填量は人の勘に頼ったり、潤滑剤2を補填
する前後の潤滑剤給填具25の重量差を計量して給填量
を判断し、補填していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の軸受
装置において、軸受12内に潤滑剤2を給填するには軸
受ハウジング11に潤滑剤給填孔24を設け、この潤滑
剤給填孔24より潤滑剤2を給填するという簡易な構成
の潤滑剤供給機構であるが、潤滑剤2の給填を行う毎に
所定量の潤滑剤2をその都度計量し、潤滑剤給填具25
を潤滑剤給填孔24に結合させて潤滑剤2を給填しなけ
ればならないため、多くの手間と時間がかかる。
【0005】また、軸受12内に給填する潤滑剤2の給
填量は、目視できない部分への給填であることから、過
度な量が充填された場合は軸受温度の上昇につながり、
温度的に余裕のない軸受装置では信頼性が懸念される。
【0006】さらに、軸受ハウジング11の外周面11
aに設けられた潤滑剤給填孔24の近傍に異物や塵埃が
付着し易く、しかも潤滑材2の給填時にはこの潤滑剤給
填孔24の近傍に付着した異物や塵埃の混入が懸念され
る。従って、軸受12の円滑な回転を維持するためには
異物や塵埃の混入防止に細心の注意を払わなければなら
ない。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、軸受ハウジングに配された潤滑剤給
填孔と潤滑剤貯溜容器との間を潤滑剤供給管で連通さ
せ、潤滑剤を潤滑剤貯溜容器より自在に給填可能な潤滑
剤給填機構を備えることにより、信頼性の向上を図るこ
とができる軸受装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような潤滑剤給填機構を備えた軸受装
置を構成するものである。請求項1に対応する発明は、
回転軸と軸受ハウジング間に軸受を設け、この軸受に潤
滑剤を供給してなる軸受装置において、潤滑剤を溜める
容器と、この容器内に形成される前記潤滑剤溜め部と空
間部とを仕切るように移動自在に設けられた潤滑剤押出
し板と、前記容器内の前記空間部に圧力を与えて前記潤
滑剤押出し板を動作させる圧力供給手段とを備えた潤滑
剤供給機構を設け、この潤滑剤供給機構を潤滑剤供給管
により前記軸受に連通させて前記潤滑剤押出し板の動作
により前記軸受に潤滑剤を供給する。
【0009】請求項2に対応する発明は、回転軸と軸受
ハウジング間に軸受を設け、この軸受に潤滑剤を供給し
てなる軸受装置において、潤滑剤を溜める容器と、この
容器内に形成される前記潤滑剤溜め部と空間部とを仕切
るように移動自在に設けられた潤滑剤押出し板と、前記
容器内の空間部にある範囲を軸方向に移動調整可能に設
けられた固定板と、この固定板と前記潤滑剤押出し板都
の間に介挿され常時潤滑剤押出し板5を充填材2側へ移
動させる弾性力を与える弾性体とを備えた潤滑剤供給機
構を設け、この潤滑剤供給機構を潤滑剤供給管により前
記軸受に連通させて前記潤滑剤押出し板の動作により前
記軸受に潤滑剤を供給する。
【0010】請求項3に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に対応する発明の軸受装置において、前記潤滑
剤供給機構と軸受間を連通する潤滑剤供給管に電磁弁を
設け、この電磁弁を遠隔操作により開閉して潤滑剤を前
記軸受に供給又は抑止可能にする。
【0011】請求項4に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に対応する発明の軸受装置において、前記潤滑
剤供給機構と軸受間を連通する前記潤滑剤供給管に潤滑
剤の給填量が調整可能な弁機構を設ける。
【0012】請求項5に対応する発明は、請求項2に対
応する発明の軸受装置において、前記容器の空間部に対
応する部分に前記潤滑剤押出し板の動作に連動する指針
を前記容器に設けられた切欠孔より外部に臨ませて設け
ると共に、この指針の移動範囲に目盛を付して潤滑剤の
残量を計量可能にする。
【0013】請求項6に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に対応する発明の軸受装置において、前記容器
の潤滑剤溜め部に対応する部分に透明窓を設け、この透
明窓を通して前記潤滑剤押出し板を堺にして前記潤滑剤
の残量を目視により監視可能にする。
【0014】従って、上記のような構成の潤滑剤供給機
構を備えた軸受装置によれば、次のような作用効果を得
ることができる。すなわち、上記請求項1に対応する発
明の軸受装置にあっては、容器の潤滑剤溜め部内に潤滑
剤を溜め、且つ容器内へ圧力調整された圧力を付加する
ことにより、潤滑剤押出し方向に移動する潤滑剤押出し
板で潤滑剤を押出し、軸受へ潤滑剤を給填するようにし
たので、圧力に関わった自在な潤滑剤の給填が可能とな
る。
【0015】上記請求項2に対応する発明の軸受装置に
あっては、容器の潤滑剤溜め部内に潤滑剤を溜め、且つ
容器内に配設された弾性体により潤滑剤押出し板を弾性
体の圧縮方向に圧縮しておき、その復元力に関わって潤
滑剤押出し板を移動させて潤滑剤を押出すようにしたの
で、弾性体の復元力に関わった潤滑剤の軸受への自在な
給填が可能となる。
【0016】上記請求項3に対応する発明の軸受装置に
あっては、請求項1又は請求項2に対応する発明の軸受
装置において、潤滑剤押出し板を移動させて潤滑剤を押
出し、潤滑剤供給機構と軸受間を連通する潤滑剤供給管
に設けられた電磁弁を遠隔操作により開閉して潤滑剤を
前記軸受に供給又は抑止することにより、軸受に給填を
要する時期に潤滑剤の給填が可能である。
【0017】上記請求項4に対応する発明の軸受装置に
あっては、請求項1又は請求項2に対応する発明の軸受
装置において、潤滑剤供給機構と軸受間を連通する前記
潤滑剤供給管に設けられた弁機構により、軸受への潤滑
剤給填量を自在に調整することが可能となる。
【0018】上記請求項5に対応する発明の軸受装置に
あっては、請求項2に対応する発明の軸受装置におい
て、容器内の潤滑剤の残量を目盛により置換表示するよ
うにしてあるので、潤滑剤溜め部への必要補填量を把握
することが可能となり、潤滑剤の軸受への潤滑剤給填量
に対する補填量を監視することができる。
【0019】上記請求項6に対応する発明の軸受装置に
あっては、請求項1又は請求項2に対応する発明の軸受
装置において、容器の潤滑剤溜め部に対応する部分に設
けられた透明窓を通して潤滑剤押出し板を堺にして潤滑
剤の残量を目視により確認することができるので、潤滑
剤溜め部への必要補填量を把握することが可能となり、
軸受への潤滑剤給填量を自在に調整することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明による軸受装置の実施
の形態を図面を参照して説明する。図1は第1の実施の
形態を示す断面図であり、軸受部分の構造については図
9と同様なので同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0021】図1において、1は潤滑剤2を収容し、且
つ軸方向を水平にして配設された円筒状の容器で、この
容器1はその両端開口部が閉塞され、また容器1内には
潤滑剤溜め部と空圧室3とを形成する仕切りを兼ねた円
板状の潤滑剤押出し板5がオーリング4を介して軸方向
に移動可能に設けられる。
【0022】このような容器1の空圧室3側端部の閉塞
面のほぼ中心部には連通孔8が設けられ、この連通孔8
部に圧力空気源より圧力調節器6及び圧力計7を介して
空気を供給する連通管9が接続される。
【0023】一方、容器1の潤滑剤側端部の閉塞面のほ
ぼ中心部に潤滑剤押出し調整孔10が設けられ、この潤
滑剤押出し調整孔10部に透明材からなる潤滑剤供給管
13の一端部が接続され、他端部は軸受ハウジング11
の外周面に設けられた潤滑剤給填孔24に接続される。
【0024】なお、1aは容器1の潤滑剤溜め部に対応
する周面一部に設けられた充填剤補填孔で、この充填剤
補填孔1aは蓋で密閉されている。このような構成の潤
滑剤給填機構を備えた軸受装置において、圧力調整器6
により圧力空気源より容器1内の空圧室3に流入する空
気圧を適宜調整しておくことにより、潤滑剤押出し板5
は空圧室3の空気圧により潤滑剤2を押出す方向に移動
する。従って、潤滑剤2は潤滑剤押出し板5の移動量に
応じて潤滑剤押出し調整孔10より押出され、潤滑剤供
給管13を通して軸受内に給填される。
【0025】上記第1の実施の形態によれば、圧力調整
器6、圧力計7、連通管9、容器1、潤滑剤供給管13
を一連とした潤滑剤給填機構を構成し、且つこれらを一
体にして小形化することにより、簡易な潤滑剤給填系を
構成することが可能となるので、あらゆる需要に対応で
きると共に、透明な潤滑剤供給管13により潤滑剤2の
搬送状態を目視できる。
【0026】さらに、軸受への潤滑剤の給填が改善でき
ると共に、無人化を達成することが可能となり、信頼性
の高い潤滑剤給填機構を実現することができる。図2は
本発明の第2の実施の形態を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる点についてのみ述べる。
【0027】第2の実施の形態では、図2に示すように
容器1の潤滑剤押出し調整孔10より押出された潤滑剤
2を軸受12へ搬送する透明材からなる潤滑剤供給管1
3の中途に電磁弁17を設け、この電磁弁17が閉じた
状態にあるとき容器1の潤滑剤押出し調整孔10より押
出された潤滑剤2を電磁弁17の手前まで溜めておき、
軸受12内へ充填剤2の給填が必要なとき遠隔操作によ
り電磁弁17を開くことにより、軸受12内への給填を
可能にしたものである。
【0028】上記第2の実施の形態とすれば、容器1の
潤滑剤押出し調整孔10より押出された潤滑剤2を電磁
弁17を閉じておくことにより、給填可能な状態の潤滑
剤2を透明な潤滑剤供給管13に抑止しておくことが可
能となり、給填が必要な時期に遠隔操作で電磁弁17を
開くことにより自在に給填を行うことができ、軸受12
の安定回転に対する信頼性を向上することができる。
【0029】図3は本発明の第3の実施の形態を示す断
面図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第3の実施の形態では、図3に示すように容器1の潤滑
剤押出し調整孔10より押出された潤滑剤2を軸受12
へ搬送する透明材からなる潤滑剤供給管13の中途に潤
滑剤2の給填量を調整できる弁機構18を設け、軸受1
2への潤滑剤供給量を自在に変えられるようにしたもの
である。
【0030】上記第3の実施の形態とすれば、透明な潤
滑剤供給管13の中途に弁機構18を設けたことによ
り、軸受12への潤滑剤2の搬送を目視でき、潤滑剤供
給量を自在に変えることができ、信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0031】図4は第4の実施の形態を示す断面図であ
り、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。図
4に示すように潤滑剤2を収容する円筒状の容器1は、
その両端開口部が閉塞され、また容器1内には潤滑剤溜
め部と空間部とを形成する仕切りを兼ねた円板状の潤滑
剤押出し板5がオーリング4を介して軸方向に移動可能
に設けられる。また、空間部の適宜位置に円板状の固定
板14が固定具16により固定される。この場合、空間
部に対応する容器1の周面一部を切欠いて固定板14が
空間部のある範囲を軸方向に移動調整可能になってい
る。
【0032】さらに、これら潤滑剤押出し板5と固定具
14との間に例えばバネからなる弾性体15が介挿され
ている。従って、この弾性体15は常時その弾性力が潤
滑剤押出し板5を充填材2側へ移動させる復元力が作用
している。
【0033】一方、容器1の潤滑剤側端部の閉塞面のほ
ぼ中心部に潤滑剤押出し調整孔10が設けられ、この潤
滑剤押出し調整孔10部に透明材からなる潤滑剤供給管
13の一端部が接続され、他端部は軸受ハウジング11
の外周面に設けられた潤滑剤給填孔24に接続される。
【0034】このような構成の潤滑剤給填機構を備えた
軸受装置において、固定板14を潤滑剤押出し板5方向
に移動して弾性体15を圧縮し、その圧縮位置を調整し
た上で固定板14を固定具16により固定しておくこと
により、潤滑剤押出し板5は弾性体15の弾性力により
潤滑剤2を押出す方向に移動する。従って、潤滑剤2は
潤滑剤押出し調整孔10より押出され、潤滑剤供給管1
3を通して軸受内に給填される。
【0035】上記第4の実施の形態によれば、容器1内
に設けられた潤滑剤押出し板5と固定具14との間に弾
性体15を介挿してその復元力により潤滑剤押出し板5
が充填材2側へ移動させることにより、潤滑剤2を軸受
12内へ給填することができ、且つこれらを一体にして
小形化することにより、簡易な潤滑剤給填系を構成する
ことが可能となるので、あらゆる需要に対応できると共
に、透明な潤滑剤供給管13により潤滑剤2の搬送状態
を目視できる。
【0036】さらに、軸受への潤滑剤の給填が改善でき
ると共に、無人化を達成することがて可能となり、信頼
性の高い潤滑剤給填機構を実現することができる。図5
は本発明の第5の実施の形態における潤滑剤給填機構を
示す部分断面図であり、図4と同一部分には同一符号を
付して説明する。
【0037】第5の実施の形態では、図4に示す潤滑剤
給填機構における容器1内の潤滑剤溜め部の潤滑剤2の
残量を監視するため、図5に示すように潤滑剤押出し板
5に支持体19aを介して指針19を取付けると共に、
この指針19を空間部に対応する容器1に設けられた軸
方向に長い切欠穴を通して容器外方に臨ませ、また容器
1の外周面に指針19の移動量を表示する目盛20を付
して潤滑剤2の残量を計量可能にしたものである。
【0038】このような構成とすれば、潤滑剤押出し板
5の移動に連動して指針19が目盛20上を水平移動し
て潤滑剤2の残量を把握することができる。このような
構成は第4の実施の形態の潤滑剤供給機構に対して適用
できるものである。
【0039】図6は本発明の第6の実施の形態における
潤滑剤給填機構を示す部分断面図であり、図1乃至図4
と同一部分には同一符号を付して説明する。第6の実施
の形態では、容器1の一部に軸方向に長形な透明窓21
を設けると共に、この透明窓21の上部に目盛20を付
し、この目盛20により潤滑剤押出し板5の移動位置に
応じた潤滑剤溜め部の潤滑剤2の残量が目視可能な構成
としたものである。
【0040】このような構成とすれば、容器1内の潤滑
剤溜め部の潤滑剤2の必要補填量を潤滑剤押出し板5の
移動位置に応じた目盛20から把握することができ、潤
滑剤2の軸受12への充填量に対する補填量を管理する
ことができる。
【0041】この構成は第1乃至第4の実施の形態の潤
滑剤供給機構に対してそれぞれ適用できるものである。
図7は本発明の第7の実施の形態を示す断面図であり、
図1と同一部分には同一符号を付して示し、重複する説
明は省略する。
【0042】第7の実施の形態では、図7に示すように
両端開口部が閉塞された容器1をその軸方向が垂直にな
るように配置すると共に、容器1の下部閉塞面1bのほ
ぼ中心部に設けられた潤滑剤押出し調整孔10部に透明
材からなる潤滑剤供給管13の一端部を接続し、他端部
を軸受ハウジング11の外周面に設けられた潤滑剤給填
孔24に接続する。
【0043】また、容器1内に潤滑剤溜め部と空間部と
を形成する仕切りを兼ねた円板状の潤滑剤押出し板5を
オーリング4を介して垂直方向に移動可能に設けると共
に、この潤滑剤押出し板5の上面に重り22を乗せる構
成としたものである。
【0044】このような構成とすれば、潤滑剤押出し板
5が重り22により下方に移動することにより、潤滑剤
2を軸受12内へ給填することができる。図8は本発明
の第8の実施の形態を示す断面図であり、図1と同一部
分には同一符号を付して示し、重複する説明は省略す
る。
【0045】第8の実施の形態においては、軸方向を垂
直にして配設され、且つ両端開口部が閉塞された円筒状
の容器1内の下方部に潤滑剤2を溜め、また容器1の上
部閉塞面1cのほぼ中心部に設けられた連通孔8部に圧
力空気源より圧力調節器6及び圧力計7を介して空気を
供給する連通管9を接続する。
【0046】一方、容器1の下部閉塞面1bのほぼ中心
部に設けられた潤滑剤押出し調整孔10部に透明材から
なる潤滑剤供給管13の一端部を接続し、他端部を軸受
ハウジング11の外周面に設けられた潤滑剤給填孔24
に接続する。
【0047】このような構成とすれば、圧力調整器6に
より圧力空気源より容器1内に空気圧を流入することに
より、潤滑剤2はその空気圧により潤滑剤押出し調整孔
10より押出され、潤滑剤供給管13を通して軸受内に
給填される。
【0048】上記第1の実施の形態によれば、圧力調整
器6、圧力計7、連通管9、容器1、潤滑剤供給管13
を一連とした潤滑剤給填機構を構成し、且つこれらを一
体にして小形化することにより、簡易な潤滑剤給填系を
構成することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、軸受
ハウジングに配された潤滑剤給填孔と潤滑剤貯溜容器と
の間を潤滑剤供給管で連通させ、潤滑剤を潤滑剤貯溜容
器より自在に給填可能な潤滑剤給填機構を備えることに
より、信頼性の向上を図ることができる軸受装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受装置の第1の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図2】本発明による軸受装置の第2の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図3】本発明による軸受装置の第3の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図4】本発明による軸受装置の第4の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図5】本発明による軸受装置の第5の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図6】本発明による軸受装置の第6の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図7】本発明による軸受装置の第7の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図8】本発明による軸受装置の第8の実施の形態にお
ける潤滑剤給填機構を示す断面図。
【図9】従来の軸受装置における潤滑剤給填機構を示す
断面図。
【符号の説明】
1……容器、1a……充填剤補填孔、1b……下部閉塞
面、1c……上部閉塞面、2……潤滑剤、3……空圧
室、4……オーリング、5……潤滑剤押出し板、6……
圧力調節器、7……圧力計、8……連通孔、9……連通
管、10……潤滑剤押出し調整孔、11……軸受ハウジ
ング、12……軸受、12a……軸受の片側、13……
潤滑剤供給管、14,16……固定具、15……弾性
体、17……電磁弁、18……弁機構、19……指針、
20……目盛、21……透明窓、22……重り、23…
…回転軸、24……潤滑剤給填孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と軸受ハウジング間に軸受を設
    け、この軸受に潤滑剤を供給してなる軸受装置におい
    て、 潤滑剤を溜める容器と、この容器内に形成される前記潤
    滑剤溜め部と空間部とを仕切るように移動自在に設けら
    れた潤滑剤押出し板と、前記容器内の前記空間部に圧力
    を与えて前記潤滑剤押出し板を動作させる圧力供給手段
    とを備えた潤滑剤供給機構を設け、 この潤滑剤供給機構を潤滑剤供給管により前記軸受に連
    通させて前記潤滑剤押出し板の動作により前記軸受に潤
    滑剤を供給するようにしたことを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 回転軸と軸受ハウジング間に軸受を設
    け、この軸受に潤滑剤を供給してなる軸受装置におい
    て、 潤滑剤を溜める容器と、この容器内に形成される前記潤
    滑剤溜め部と空間部とを仕切るように移動自在に設けら
    れた潤滑剤押出し板と、前記容器内の空間部にある範囲
    を軸方向に移動調整可能に設けられた固定板と、この固
    定板と前記潤滑剤押出し板都の間に介挿され常時潤滑剤
    押出し板5を充填材2側へ移動させる弾性力を与える弾
    性体とを備えた潤滑剤供給機構を設け、 この潤滑剤供給機構を潤滑剤供給管により前記軸受に連
    通させて前記潤滑剤押出し板の動作により前記軸受に潤
    滑剤を供給するようにしたことを特徴とする軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の軸受装置に
    おいて、前記潤滑剤供給機構と軸受間を連通する潤滑剤
    供給管に電磁弁を設け、この電磁弁を遠隔操作により開
    閉して潤滑剤を前記軸受に供給又は抑止可能にしたこと
    を特徴とする軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の軸受装置に
    おいて、前記潤滑剤供給機構と軸受間を連通する前記潤
    滑剤供給管に潤滑剤の給填量が調整可能な弁機構を設け
    たことを特徴とする軸受装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の軸受装置において、前記
    容器の空間部に対応する部分に前記潤滑剤押出し板の動
    作に連動する指針を前記容器に設けられた切欠孔より外
    部に臨ませて設けると共に、この指針の移動範囲に目盛
    を付して潤滑剤の残量を計量可能にしたことを特徴とす
    る軸受装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の軸受装置に
    おいて、前記容器の潤滑剤溜め部に対応する部分に透明
    窓を設け、この透明窓を通して前記潤滑剤押出し板を堺
    にして前記潤滑剤の残量を目視により監視可能ににした
    ことを特徴とする軸受装置。
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