JPS6030627B2 - スライバ−ケンスを乗せ且つ収容量をコントロ−ルする装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスラィバーケンスを装置に乗せ、ケンス中の充
填スライバーの量をコントロールする装置に関する。

今迄に、スラィバーケンス中のスライバ−をコントロー
ル状態で充填する各種の装置が知られている。

或る場合には、ピストンに連結され、ピストンを取り巻
いている圧縮型スプリングで支えられた構造のターンテ
ーブルが使用されている。作動中に、スラィバーがケン
ス内に供給されるにつれてケンスと充填物との目方の総
和が逐次増加するが、この目方の増加に対応してスプリ
ングも逐次圧縮され、スプリングの運動に追従してター
ンテーブルも逐次降下して行く。一杯になったケンスが
取り除かれると、ターンテーブルのスプリングが元の状
態に戻るようになっている。一般的に、もしも定められ
た目方を超えてからもケンスにはまだ充填が続けられる
と、正規の上下移動長を超えてピストンは降下し、そし
て或る点まで目方過剰になったことを知らせるためのス
イッチ部材又はコントロール装置を作動する。ラージパ
ッケージの大きくて重い満ケンスをターンテーブル上か
らプラットホームに搬出したり、空ケンスをプラットホ
ームからターンテーブル上に教壇したりするケンス交換
作業に於ては、ターンテーブルとそれを取囲むプラット
ホーム間に高低の段差があれば作業が困難になるので、
両者を出釆るだけ同じ高さにするのが好ましく、ターン
テーブルをプラットホームと近似の高さに維持するため
には、空ケンスから満ケンスに進行するに従って、ター
ンテーブルが突き出た位置からプラットホームのレベル
に順次下がる型式でも、ターンテーブルがプラットホー
ムのレベルから下方に下がって行く型式でもスイッチ部
材を作動させるための上下移動長は非常に小さくするこ
とが望まれる。即ち上下移動長はターンテーブルからプ
ラットホーム上に満ケンスを移動する際にターンテーブ
ルとブラットホ−ムとの段差でケンスの移動が困難とな
らない程度でなければならない。そして同一練篠機に於
ても種々の紡績糸に対応した御々の練篠スライバーを製
造する必要があり、これら製造品目の変更による満ケン
スの重量変更が生じてもターンテーブルとプラットホー
ムの近似高さを維持することが必要である。スプリング
でターンテーブルを支持する型の装置の欠点の１つは、
同一孫篠機で満ケンスの目方に変更を生ずる製造品目変
更や異なる重量のケンスを用いる場合において、その都
度満ケンス重量に対応したバネ弾性の適切なスプリング
を選択してターンテーブル下のスプリングを取換えるこ
とにより、ターンテーブルの常時一様な上下移動長を確
保せねばならないことである。

前述の型の装置の更に別の欠点としては、ケンス底の凹
部にターンテーブル凸部を懐合させて心出しを行う場合
には、ターンテーブル上に移動したケンス底の凹部に対
してターンテーブルを上昇させてターンテーブル上に乗
ったケンスの中心を出すために、上記の必要最小限の上
下移動長の外にターンテーブルを上昇又は下降さすこと
になりその構造が複雑となり「又は複雑でなければ実施
出来ないことである。

更に１つの欠点としては〜満ケンスでないのにケンスを
引出したい場合に、ターンテーブルがスプリング弾性と
の均合いで弾性的に支持されているためにターンテーブ
ルが上下動して、ターンテーブルからプラットホームへ
の引出しが平滑に遂行出来ないことである。従って本発
明の目的は、簡単な菱直の付加によって、ケンス目方に
対するコントロール装置の迅速且つ簡単な適応を可能に
し、目方コントロールの為の必要最小の上下移動長でタ
ーンテーブルを上昇又は下降できる装置を提供すること
である。又他の目的はスラィバーケンス中に入れられる
スライバーの充填重量を正確にコントロ−ルするための
装置を提供することである。更に他の目的は、スラィバ
ーの充填とその目方を計量する装置から満ケンスを迅速
に救出すことである。

更に他の目的は、ケンスが所定重量になる前に供給スラ
ィバー側のケンスが空になって、練篠済スラィバーケン
スが満ケンスでない場合のケンス搬出や、機械の保守点
検時等、満ケンスでないのにケンスを引出す必要のある
場合でもケンス言ｌ出し操作を平滑に逐行することであ
る。

主として、本発明はスラィバーケンスを載遣し且つケン
ス内に収容されるスライバー重をコントロールする装置
を提供する。

本発明の装置は、スライバーケンスーを乗せるターンテ
ーブルと、ターンテーブルの上方への連動を制限する制
止片によって、予じめ設定されたケンス圧力以下ではタ
ーンテーブルを制止片まぜ押し上げて支持しているが、
圧力が設定値を越えれば後退、即ち押し下げＺられるよ
うにターンテーブルを支持する装置と、ケンスの中への
材料の供給を停止するためにケンスの中に供給された材
料の予め定まった重量に応答するスイッチ部材とを含ん
でいる。前記ターンテーブル支持装櫨には、圧搾空気シ
リンダーと、Ｚターンテーブルに連結したシーＪンダー
のピストンと、シリンダー中に空気圧をもたらす装置と
を含んでいる。本発明の１つの実施態様では、シリンダ
ー内に所定の空気圧を形成する装置には減圧バルブが使
用される。

他の実施態様では空気圧をコントロールする装置として
、減圧バルブと圧搾空気シリンダー中のピストンを上昇
させるよう作動するスイッチバルブを使用している。ス
イッチ要素はピストンのピストンロッドの移動道程内に
設けられたスイッチである。

この実施態様では、スイッチはピストンロッドの予め定
められた動きに感応するようになっている。このピスト
ンロッドの動きは、ピストン上に作用するシリンダー内
の空気圧力に打ち勝つに充分であるようなスラィバーケ
ンスの中の材料の目方に対応する。また、スイッチ部材
はシリンダー内に空気圧をもたらす装置と空気シリンダ
ーとの間に結合する圧力応答スイッチであってもよい。
この圧力応答スイッチは予め定められた空気圧を超えて
シリンダー内の空気圧が上昇したことに応答するように
セットされる。以下本発明を図示の実施態様について詳
述する。

第１図で材料を収納するスラィバーケンス１には複数個
の移動車輪２がありそれによって容易にケンスは移動で
きる。

スラィバーケンス亀を乗せそしてケンス１の中に充填さ
れたスラィバーの量をコントロールする装魔は、ケンス
１が乗るターンテーブル３と、そのターンテーブル３を
、ターンテーブルの上方への運動を制限するための制止
片によって、スライバー量によって予じめ設定されたケ
ンス圧力以下では制止片に当綾状態で押し上げて支承し
ているが、ケンス重量による圧力が設定値を越えれば降
下するように支えている装置と、連続してスラィバーが
ケンスの中へ供給されるのを停止するためにケンスの中
にある材料の予め定められた重量に応答して作動するス
イッチ部村８を含んでいる。ターンテーブル３には複数
個の凹み４があって、その凹み４の中へケンス１の車輪
２が隊って、ターンテーブルの上にケンス１を同Ｄ状態
に乗せることができる。

図示のように、ターンテーブル３は機械のフレームに取
り付けられているプラットホーム１９の孔５内に配置さ
れている。圧力がかかると後退するようにターンテーフ
ルを支持する装置は、圧搾空気シリンダー７と、ターン
テーブル３にピストンロッド６を介して連結されている
シリンダー７のピストンと、シリンダー７に高圧をもた
らす装置とを含む。この高圧をもたらす装置には、シリ
ンダー７の圧力側則ちターンテーブル３に対して反対側
に減圧バルブ１１で運通しているダクト１０があり、そ
の減圧バルブ１１は適宜の圧搾空気源１３とダクト１２
で蓬通されている。シリンダーＴの上端は、すなわちタ
ーンテーブルに面している端は、矢印Ａで示した方向に
、大気圧の周囲に蓮適している。スイッチ部材８はピス
トンロッド６の移動路の途中で而かも機械フレーム１８
の下部に取り付けられているが、このスイッチ部材８は
、例えば電気的リミットスイッチであって、それは回路
９を介して図示しないコントロールユニットに連結され
ている。

スラィバー供給装置１４は、ターンテーブル３やケンス
ーの上にあり「ケンスーにスライバーを供給する。

この供給装置１４の供給作用は、図示してないコントロ
ールユニットでコントロールされる。即ち、この装置１
４の供給作用は、コントロールユニットを介してスイッ
チ部材８が装置に連結されるからして、スイッチ部材８
で停止される。正常の運転中、例えばスラィバーケンス
１にスラィバー供給装置１４でスラィバーが充填されて
いる間は、シリンダー７の内部にある減圧バルブ翼１で
設定された圧搾空気によってターンテーフル３はプラッ
トホーム亀９に取り付けられている環状制止片１９′に
向って押し付けられている。

予定重量のスラィバーがケンス１に充填され、それを超
えると「減圧バルブ１ １で予め設定された空気圧に対
応したシリンダー？のピストンに作用する力よりも強く
なて「ピストンロッドは押し下げられて、スイッチ部材
８は作動状態になる。図示してないコントロールユニッ
トにスイッチ部材蚤から信号が伝達されて、スラィバー
供給装置１４の供給が停止する。この間にふシリング−
７内の圧力によりターンテーブル３を元の位置に戻す、
すなわちプラットホームと同じ高さに戻す。第２図では
別の実施態様を示し、スライバーケンス１５はターンテ
ーブル１７の上部量６上に同心的に配置されている。タ
ーンテーブル１７‘ま圧搾空気シリンダー？のピストン
ロッド６に連結してあり、そのピストンロッド６が下方
に移動すればスイッチ部村協こ作動する。圧搾空気シリ
ンダー７に圧力をもたらす装置は、圧搾空気シリンダー
７がダクト２１を介してスイッチバルブ２０‘こ連結さ
れていて、そのバルブ２０‘まダクト蔓Ｑを介して減圧
バルブ量１と連結されている。スイッチバルブ２８のド
レンダクト２２は大気圧の周囲と選通している。作動中
はスラィバーケンス亀５の環状リム２３がターンテーブ
ル貴７の上部部分亀６を覆うような工合に、スライバー
ケンス軍韓‘まプラットホーム１９より上の方にずれた
位置にある。

その後にダクト１０と２亀が蓮通され〜図示してないコ
ントロールユニットでスイッチバルブ２０！ま作動され
て、従って上昇量日を超えてピストンロッド６を上昇し
ている圧搾空気シリンダー７が「 ターンテーブル１７
の上部部分１６をしてリム２３の中に入れてスライバー
ケンス１５の心を出す。スラィバーケンスの充填過ぎの
状態になると「上述の方法でピストンロッド６が同様に
スイッチ部材８を作動してケンスへの充填が中断される
。第３図には「第１図の実施態様とは違った例であって
「第１図に示した機械的に作動されるスイッチ部材８の
代物こ、ダクト１ＱＩこ連結されている第３図に示した
圧力応答スイッチ２４が使われている。

若し作動中にピストン６が矢印Ｂの方向に動けば、減圧
バルブ１１が逆止弁として作動するから、ダクト１０の
圧力が増加する。

その結果、圧力応答スイッチ２４が作動して、ダクト１
０の中の空気圧は減少するように図示してないコントロ
ールユニットに信号を伝える。その圧力応答バルブ２４
から伝達された信号は第１図に示したスラィバー供給装
置１４の供Ｖ給作用を停止させるようになる。圧力応答
スイッチ２４１ま第２図に示した袋鷹と同様に連結され
ている。

本発明の装置には、ターンテーブル３又は１７とピスト
ンロッド６との間に、又ターンテーフル３又は１７とプ
ラットホーム１９との間に挿入されるような市販の案内
部材を備えた回転する夕〜ンテーブルが使用できる。

以上の説明で明らかなように本願各発明の装置は、スラ
イバーケンス中に充填されるスライバー重量の増加によ
ってターンテーブルに対する重量圧力が所期の設定値を
越えた瞬間にターンテーブルを下降させてスイッチを作
用させるので、ターンテーブルの少しの移動量でスラィ
バ一重量のコントロールが可能であるばかりでなく、シ
リンダー中にピストンロッドを特上げるための始動スイ
ッチを組込んだことによって、シリンダー内の圧力操作
に応答してトターンテーブルの上昇運動も簡便合理的に
遂行出来て満ケンスと空ケンスの］取換え作業を迅速に
行うことが出来、またスイッチ手段として圧力応答スイ
ッチ手段を適用したものにあっては製造スラィバーの条
件との関係での所期設定の変更が極めて合理的に達成出
来る。

また機械の保守点検やスライバー検査等、いよいよ生ず
る満ケンスでないのにケンスを引出したい場合でも、タ
ーンテーブルは制止片によって常時一定位置に押し上げ
られて満ケンス重量以下の重量では上下動しないように
停止しているので、ケンスをターンテーブルから平滑且
つ容易にプラットホームに引出すことが可能であり、ま
た減圧バルブ操作によってターンテープル支承力の調節
も簡便に出来「 スラィバーケンス中の充填重量のコン
トロールが簡単に且つ正確に達成出来る利点があり、簡
単な圧力操作によってターンテーブルに所望の変位を簡
便に付与出来る。更に、ターンテーブル支承ロッドがピ
ストンロッドであるので、充填重量コントロール装置と
スライバーケンスの中心配置用ターンテーブルの垂直方
向の動きとの組合せが簡便操作で達成出釆る利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はケンスがターンテーブルの上に移動され中心に
配置された状態にある本装置の説明的配置図、第２図は
第１図同様の別の実施態様を示す説明的配置図、第３図
は第１図の装置の別の実施態様を示す概要図をそれぞれ
示す。 尚１，１４はスラィバーケンス、２は移動輪、３，１７
はターンテーフル、４は凹み、６はピストンロッド、７
は空気シリンダー、８はスイッチ部材、１０，１２，２
１はダクト、１１は減圧バルブ、１３は圧搾空気源、１
９はプラットホーム、１９′は円周停止片、２０はスイ
ッチバルブ、２２はドレンダクト、２３は周辺リム、２
４は圧力応答スイッチをそれぞれ示す。 Ｆね．Ｉ Ｆｉｇ，３ Ｆ；９９２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ スライバーケンスを乗せるターンテーブルと；圧搾
   空気シリンダー、ターンテーブルに連結され且つ前記シ
   リンダー内で摺動可能なピストン、ターンテーブルの上
   方への運動を制限する制止弁、および前記シリンダー内
   に減圧バルブを介して空気圧をもたらす装置から成る、
   圧力がかかると後退するようにターンテーブルを支持す
   る装置と；スライバーケンス内に堆積される材料の予め
   定めた充填重量に応答する、スライバーケンスへの材料
   の連続供給を停止するためのスイツチ部材；とを含むス
   ライバーケンスを乗せ且つ収容量をコントロールする装
   置。 ２ スライバーケンスを乗せるターンテーブルと； 圧
   力がかかると後退するようにターンテーブルを支持する
   装置が、空気シリンダー、ターンテーブル上のスライバ
   ーケンスが材料で充填された際に前記ターンテーブルの
   上下方向に移動に追従するようにターンテーブルに連結
   されたピストンロツドを有し且つ前記シリンダー中に摺
   動可能に設置されたピストン、ターンテーブルの上方へ
   の運動を制限する制止弁、および前記ピストン上に作用
   する前記シリンダー内の予め設定された空気圧を生ぜし
   むると共に、減圧弁とシリンダー中でピストンロツドを
   持上げるための始動スイツチとを含んだ装置を含み；
   スライバーケンスの中の材料の目方に対応したピストン
   ロツドの予め定められた運動が、ピストンに作用した前
   記シリンダーの空気圧によつて生ずる力に充分打ちかつ
   て生ずるような、そのピストンの予め定められた運動に
   対応するピストンロツドの運動路中に設けたスイツチ部
   材；とを含んでなるスライバーケンスを乗せ且つ収容量
   をコントロールする装置。 ３ スライバーケンスを乗せるターンテーブルと； タ
   ーンテーブルを圧力によつて後退的に支持する装置が、
   空気シリンダーと、ターンテーブル上のスライバーケン
   スが材料で充填された上でそのターンテーブルの垂直方
   向に動くようにターンテーブルに連結された前記シリン
   ダーのピストンロツドと、ターンテーブルの上方への運
   動を制限する制止片と、スライバーケンスの中の材料の
   予め定められた充填量に対応した予め設定された空気圧
   を前記シリンダー中のピストン上に作用させる装置とを
   含んでなり； 前記予め設定された空気圧を越えて前記
   シリンダー内の空気圧の増加に応答する目的で、空気シ
   リンダーと前記予め定められた空気圧をもたらす装置と
   を連結している圧力応答型スイツチ；とを含んでなるス
   ライバーケンスを乗せ且つ収容量をコントロールする装
   置。