JP2005238840A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリッジの減速領域に於ける印字を可能とする画像形成装置に於いて、スループットの向上を図ること。
【解決手段】 不揮発性メモリ15は、ランク分けされた複数の目標移動速度に個々に対応する最大減速印字領域を定める目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1を予め格納し、エッジ検出部12は、キャリッジ5の位置、及び速度を検出し、印字デューティ検出部9は、印刷データの印字デューティを検出し、減速開始位置設定部4は、印刷データの印字デューティに基づいて、最大減速印字領域を補正し、最適減速開始位置を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、特に印字領域内で減速印字を可能とする画像形成装置に関するものである。
画像形成装置の小型化、及び高速化を図るために、印字領域内で減速印字を実行する画像形成装置が存在する。この減速印字の概要を以下に説明する。
図23は、減速印字の説明図(その1)である。
図24は、減速印字の説明図(その2)である。
図23は、キャリッジの移動位置とキャリッジの主走査方向移動速度との関係を折れ線グラフで表した図である。図に於いて、縦軸方向はキャリッジの主走査方向移動速度を表し、横軸方向は左端を原点とする主走査方向キャリッジの移動位置を表している。図に示すように、キャリッジ可動範囲P0〜P4は、加速領域P0〜P1と、定速領域P1〜P2と、減速印字領域P2〜P3と、減速停止領域P3〜P4とに分解される。ここで、加速領域P0〜P1とは、停止中のキャリッジが移動を開始して定速度に達するまでの領域であり、定速領域P1〜P2とは、定速で印字する領域であり、減速印字領域P2〜P3とは、キャリッジを駆動するペースモータに定速領域P1〜P2で供給される定速度駆動電流値よりも小さい、所定の電流値(減速用電流値)を供給し、キャリッジの移動速度を減速させながら印字を継続する領域である。又、減速停止領域P3〜P4は、印字を終了した後スペースモータに供給する電流値をたとえば0にしてブレーキを掛けてキャリッジの移動を停止させる領域である。
図中、キャリッジが目標移動速度VtでABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ123456789の印字を行っているものとする。このときの減速印字領域P2〜P3の幅寸法(P3−P2)は、キャリッジの目標移動速度Vtに対応して予め定められている。
図24は、キャリッジの目標移動速度Vtと減速印字領域P2〜P3の幅寸法(P3−P2)との関係を表している。但し、減速印字領域P2〜P3の幅寸法(P3−P2)は、最大減速印字領域MDRと表示されている。図中一例として、目標移動速度が、Vt=26.7インチ/秒(以後IPSと記す)のとき最大減速印字領域MDRは、180インチ/120と定められている。目標移動速度Vtと、この最大減速印字領域MDRとの関係は、所定の実験等によって予め求められている。
このように、従来の画像形成装置では、印字に応じて要求されるキャリッジの目標移動速度を予め数段階想定し、この目標移動速度毎に対応する最大減速印字領域MDRを設定しておき、キャリッジがその領域にはいると減速が開始される。ここで目標移動速度Vtとは、上位装置が指示してくる目標印字速度に対応してキャリッジを移動させる速度をいう。
しかし、キャリッジの目標移動速度Vtが予め想定されていても、実際の移動速度は、スペースモータの温度上昇等によって、必ずしもその速度とは一致しない。又、印字ドット数の大小などによってキャリッジの主走査方向に対するスペース系負荷が異なってくるのでキャリッジの主走査方向への慣性力も異なってくる。従って、上記、実際の移動速度と目標移動速度との不一致や、印字ドット数の大小によるスペース系負荷の変化等が、最悪状態になっても、キャリッジが装置の右端又は左端に激突しないように、余裕をもって最大減速印字領域MDRが設定されている。
例えば、連続するアルファベット文字の印刷と、空白文字の連続印刷とを比較すると、アルファベット文字の連続印刷に対して、空白文字の連続印刷は、スペース系負荷が小さくなり、キャリッジが停止しにくくなる。この状態に基づいて最大減速印字領域MDRが設定されている。その結果、最大減速印字領域MDRが、必要以上に大きく設定されることになり、印字スループットが必要以上に遅く成ってしまうという不都合が発生していた。かかる不都合を解決するための技術も種々公開されている(例えば特許文献1)。
特開平6−198970号公報
本発明によって解決しようとする問題点は、従来技術では、印字ドット数の大小によるスペース系負荷の変化が、最悪状態になっても、キャリッジが装置の右端又は左端に激突しないように、或いは又、実際の移動速度(ブレーキ速度を含む)がスペースモータの温度上昇等によって変化しても、キャリッジが装置の右端又は左端に激突しないように、余裕をもって最大減速印字領域MDRが設定されているため、印字スループットが必要以上に遅く成ってしまうという点である。
本発明では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティを印字前に検出し、この印字デューティに基づいて減速印字領域を調整する(請求項1)こと、又、現実の使用状態でスペースモータの温度上昇等を検出し、この温度上昇等に基づいて減速印字領域を調整する(請求項2)ことを大きな特徴とする。
従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティや、スペースモータの温度上昇等に基づいて減速印字開始領域を調整するので、キャリッジ動作の安全を維持しつつ、常に最適な減速印字を実行することが出来るので、スループットの向上を図ることが出来るという効果を得る。
現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティを印字前に検出する印字デューティ検出部と、印字デューティに基づいて減速印字開始領域を調整する印字開始位置設定部とを画像形成装置全体を制御するCPU(マイクロプロセッサ)の制御手段によって構成することにより部品点数を最小限に抑えて実現することができた。
本実施例では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティDPDに基づいて最大減速印字領域MDRを調整し、最適減速印字領域BDRを求めることとする。更に、その過程で、明らかに減速印字を実施する必要がない場合を判定し、かかる場合には無駄な減速印字の実行を削除することとする。減速印字は、印刷品質が低下する場合があるので、減速印字する必要が無いものまで印刷品質が低下させる必要が無いからである。
図1は、実施例1の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例1の画像形成装置は、バッファメモリ1と、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、減速開始位置設定部4と、キャリッジ5と、スペースモータ6と、モータドライバ7と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、スリット10と、2相センサ11と、エッジ検出部12と、CPU13と、D−RAM14と、不揮発性メモリ15とを備える。
バッファメモリ1は、図示していない上位装置から受信データを受け入れて一旦格納するメモリである。
受信データ展開処理部2は、バッファメモリ1から受信データを読み出して、展開処理して印字データに変換する部分である。
印字デューティ検出部3は、受信データ展開処理部2で生成されたドットパターン、及び印字位置情報を解析し、減速印字領域中に於ける印字デューティDeceleration Print Duty(以後DPDと記す)を検出する部分である。
減速開始位置設定部4は、印字デューティ検出部3によって検出された印字デューティDPDと、目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1に基づいて現実の使用状態に於ける最適減速印字領域BDR(Best Deceleration Renge)を算出し減速開始位置を設定する部分である。
キャリッジ5は、主操作方向、及び副走査方向へ移動して、印刷媒体上に印字データを印字する部分である。
スペースモータ6は、モータドライバ7から駆動電流を受け入れてキャリッジ5を移動させるモータである。
モータドライバ7は、速度制御部8の制御に基づいてスペースモータ6へ駆動電流を出力する部分である。
速度制御部8は、モータドライバ7を介してスペースモータ6へ駆動電流を出力しキャリッジ5の移動速度を制御する部分である。
減速印字可否判定部9は、速度制御部8によって制御されるスペースモータ6の速度と、印字デューティ検出部3の検出結果に基づいて減速印字実行の可否を判定する部分である。
スリット10は、スペースモータ6と一体になって回転する円盤の円周近傍に設けられた穴又は空隙である。
2相センサ11は、例えばフォトセンサなどによってスリット10の穴又は空隙を検出する部分である。
エッジ検出部12は、2相センサ11のオン・オフを計測し、その検出結果に基づいてスペースモータ6の回転数、及び速度を検出するとともに、スペースモータ6の回転数、及び速度に基づいてキャリッジの位置と速度とを検出する部分である。
CPU13は、装置全体を制御するマイクロプロセッサであり、特に本実施例では、不揮発性メモリ15に格納されている所定のプログラムを実行することによって、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12とを起動する部分である。
D−RAM(ランダムアクセスメモリ)14は、CPU13に接続され、CPU13が所定のプログラムを実行する際に於けるワーキング領域を提供するランダムアクセスメモリである。
不揮発性メモリ15は、CPU13が実行して画像形成装置を制御するプログラムと制御データを格納するROM(リードオンリメモリ)であり、本実施例では、特に、CPU13が実行することによって、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12とを起動するプログラムを格納するメモリである。
又、この不揮発性メモリ15には、印字に応じて上位装置から要求されるであろう目標印字速度に対応して、キャリッジの目標移動速度Vtを予め数段階想定し、この目標移動速度Vt毎に定められた最大減速印字領域MDR(Max Deceleration Renge)を予め定める、目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1が格納されている。この目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1の内容は、既に説明した図24と同様なので説明を省略する。ここで最大減速印字領域MDRとは、印字デューティDPDが最低値の状態であっても、目標移動速度Vtで移動しているキャリッジが装置の右端(図中)に激突することなく停止出来るための安全減速印字領域の大きさである。尚、印字デューティDPDが最低値の状態とは例えば空白文字の連続状態を想定する。目標移動速度Vtと最大減速印字領域MDRとの関係についても、既に説明した図23と同様なので説明を省略する。
次に実施例1における画像形成装置の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図2は、実施例1の受信データ展開処理フローチャートである。
この図は、画像形成装置が上位装置から受信データを受け入れてバッファメモリ1(図1)に一旦格納した後の受信データ展開処理部2(図1)の動作を表すフローチャートである。図中ステップS1−1からステップS1−4まで、ステップ順に説明する。
ステップS1−1
受信データ展開処理部2(図1)は、バッファメモリから受信データを読み出す。
ステップS1−2
受信データ展開処理部2(図1)は、読み出した受信データが印字開始コマンドであるか否かをチェックし、印刷開始コマンドであるときは、フローを終了して後に続く処理(印字デューティ検出処理)へ進み、印刷開始コマンドでない場合にはステップS1−3へ進む。
ステップS1−3
受信データ展開処理部2(図1)は、読み出した受信データを印字可能なドットデータに展開する。
ステップS1−4
受信データ展開処理部2(図1)は、印字位置を次の位置に移動させてステップS1−1へ戻って同様のループを繰り返し、印刷開始コマンドを読み出すと、ループを抜け出して後に続く処理(印字デューティ検出処理)へ進む。
図3は、実施例1の印字デューティ検出処理フローチャートである。
この図は、受信データ展開処理部2(図1)が受信データを処理中に印字開始コマンドを受け入れて開始される印字デューティ検出部3(図1)の動作を表すフローチャートである。図中ステップS1−5からステップS1−7まで、ステップ順に説明する。
尚、ここでは、不揮発性メモリ15(図1)に、図24で説明した目標移動速度・最大減速印字領域テーブルが、既に格納されているものとする。
ステップS1−5
印字デューティ検出部3(図1)は、上位装置から指示された印字データの目標印字速度(目標移動速度Vtに該当する)に対応する最大減速印字領域MDRを目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1(図1)から読み出して、D−RAM9(図1)のワーキング領域(MDR)に格納する。
ステップS1−6
印字デューティ検出部3(図1)は、減速印字領域内の印字デューティDPDを検出するために印字方向をチェックし、キャリッジが図23の右方向へ移動しながら印字する場合には、図23の減速開始位置P2から停止位置P4(キャリッジ位置の右端)までを印字デューティチェック範囲とする。同様にしてキャリッジが図23の左方向へ移動しながら印字する場合には、(P4−P2)値からP0(キャリッジ位置の左端)までを印字デューティチェック範囲として検出する。
ステップS1−7
印字デューティ検出部3(図1)は、上記ステップS1−6で求めた印字デューティチェック範囲から
印字デューティDPD=指定範囲内の総インパクトドット数/指定範囲内の総ドット数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1式)
として印字デューティDPDを求め、この値をD−RAM9(図1)のワーキング領域(DPD)に格納してフローを終了し、後に続く減速印字可否判定処理のフローへ進む。
図4は、実施例1の減速印字可否判定処理のフローチャートである。
このフローチャートは、上記ステップS1−6で求めた印字方向、及び上記ステップS1−7で求めた印字デューティDPDとに基づいて、減速印字を実行するか否かを判定するフローチャートである。ステップS1−8からステップS1−14までステップ順に減速印字可否判定部9(図1)の動作について説明する。
ステップS1−8
減速印字可否判定部9(図1)は、印字方向を確認し、印字方向が右方向の場合にはステップS1−9へ進み、印字方向が左方向の場合にはステップS1−13へ進む。
ステップS1−9
減速印字可否判定部9(図1)は、右方向印字の場合の印字終了位置Leを設定する。ここで印字終了位置Leは、一例として図23では数字9の位置である。
ステップS1−10
減速印字可否判定部9(図1)は、印字終了位置Leに最大減速印字領域MDR、及び減速停止領域(図23の幅寸法(P4−P3))を加算した位置、Le+MDR+(P4−P3)を求め、この位置がキャリッジの右端(図23ではP4)を越えていればステップS1−11へ進み、キャリッジの右端よりも左に位置すればステップS1−12へ進む。
ステップS1−11
減速印字可否判定部9(図1)は、減速印字の実行可と判定し、D−RAM9(図1)のワーキング領域(DPOKNG)へDPOKNG=1を格納する。
ステップS1−12
減速印字可否判定部9(図1)は、減速印字の実行否と判定し、D−RAM9(図1)のワーキング領域(DPOKNG)へDPOKNG=0を格納する。
ステップS1−13
減速印字可否判定部9(図1)は、右方向印字の場合の印字終了位置Lsを設定する。ここで印字終了位置Lsは、一例として図23ではアルファベットAの位置である。
ステップS1−14
減速印字可否判定部9(図1)は、印字終了位置Lsから最大減速印字領域MDR、及び減速停止領域(図23の幅寸法(P4−P3))を減算した位置、Ls−(MDR+P4−P3)を求め、この位置がキャリッジの左端(図23ではP0)を越えていればステップS1−11へ進み、キャリッジの左端よりも右に位置すればステップS1−12へ進む。
以下、ステップS1−11又はステップS1−12を経てフローを終了し、後に続く減速印字開始位置設定処理のフローへ続く。
図5は、実施例1の減速開始位置設定処理フローチャートである。
このフローチャートは、上記ステップS1−11、及び上記ステップS1−12で求めた減速印字の実行可、又は実行否の設定に基づいて減速開始位置設定部4(図1)が減速開始位置を設定するフローチャートである。ステップS1−15からステップS1−17までステップ順に減速開始位置設定部4(図1)の動作について説明する。
ステップS1−15
減速開始位置設定部4(図1)は、D−RAM9(図1)のワーキング領域(DPOKNG)を検索し、DPOKNG=0の場合にはステップS1−16へ進み、DPOKNG=1の場合にはステップS1−17へ進む。
ステップS1−16
減速開始位置設定部4(図1)は、DPDを0%に設定変更する。
ステップS1−17
減速開始位置設定部4(図1)は、最適減速印字領域(BDR)を
BDR=MDR(最大減速印字領域)×(1−αDPD(印字デューティ(1式)))・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・(2式)
として求め、この最適減速印字領域(BDR)に基づいて減速開始位置(図23のP2)を設定し、印字開始に至る。ここでαは、定数であり、予め所定の実験結果から設定される。
以上説明したように、本実施例に於いては、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティDPDに基づいて減速印字開始領域を調整するので(2式)、キャリッジ動作の安全を維持しつつ、常に最適な減速印字を実行することが出来る。その結果、スループットの向上を図ることが出来るという効果を得る。更に、ステップS1−10、及びステップS1−14に於いて、減速印字可否判定部9(図1)が減速印字を明らかに実施する必要がない場合を判定し、無駄な減速印字処理を実行する必要が無くなるという効果を得る。
尚、以上の説明では、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12の全てをCPU13が、予め不揮発性メモリ15に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動させることとしたが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12の全て、又は、その1部を専用の電子回路で構成しても良い。
本実施例では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態では、スペースモータの動作温度SPTMPを測定し、その動作温度に基づいて最大減速印字領域MDRを調整し、最適減速印字領域BDRを求めることとする。ここでスペースモータの動作温度SPTMPに基づいて最大減速印字領域MDRを調整するのは、スペースモータの動作温度が上昇にともなってスペースモータの減速能力が低下することを考慮して、最大減速印字領域MDRが大きく設定されているからである。
図6は、実施例2の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例2の画像形成装置は、バッファメモリ1と、受信データ展開処理部2と、減速開始位置設定部4と、キャリッジ5と、スペースモータ6と、モータドライバ7と、速度制御部8と、スリット10と、2相センサ11と、エッジ検出部12と、D−RAM14と、検温部21と、CPU22と、不揮発性メモリ23とを備える。
以下に、実施例1と異なる部分のみについて説明し、実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符合を付して、内容の説明を省略する。
検温部21は、温度センサ21−1から温度情報を受け入れてスペースモータ6の動作中の温度変化を検出する部分である。
CPU22は、装置全体を制御するマイクロプロセッサであり、特に本実施例では、不揮発性メモリ23に格納されている所定のプログラムを実行することによって、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21とを起動する部分である。
不揮発性メモリ23は、CPU22が実行して画像形成装置を制御するプログラムと制御データを格納するROM(リードオンリメモリ)であり、本実施例では、特に、CPU22が実行することによって、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21とを起動するプログラムを格納するメモリである。
又、この不揮発性メモリ23には、印字に応じて上位装置から要求されるであろう目標印字速度に対応して、キャリッジの目標移動速度Vtを予め数段階想定し、この目標移動速度Vt毎に定められた最大減速印字領域MDRを予め定める、目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1が格納されている。この目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1の内容は、既に説明した図24と同様なので説明を省略する。ここで最大減速印字領域MDRとは、スペースモータが高温で動作していても、目標移動速度Vtで移動しているキャリッジが装置の右端(図中)に激突することなく停止出来るための減速印字領域の大きさである。目標移動速度Vtと最大減速印字領域MDRとの関係についても、既に説明した図23と同様なので説明を省略する。
更に、不揮発性メモリ23には、動作温度・補正値テーブル23−1が予め格納されている。
図7は、動作温度・補正値テーブル説明図である。
この図は、スペースモータの動作温度℃と、その動作温度における補正値TDP(%)との関係を表している。図中一例として、目標移動速度が、Vt=26.7IPSのときは、目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1(詳細は図24)より最大減速印字領域MDRが、180インチ/120と定まる。次に、図7より、スペースモータの動作温度が121℃以上の場合は、補正値TDPが100%なので、最適減速印字領域BDRは、そのまま180インチ/120となるが、スペースモータの動作温度が降下し、40℃以下になった場合には、補正値TDPが75%なので、最適減速印字領域BDRは、135インチ/120となる。
次に実施例2における画像形成装置の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図8は、実施例2の受信データ展開処理フローチャートである。
この図は、画像形成装置が上位装置から受信データを受け入れてバッファメモリ1(図6)に一旦格納した後の受信データ展開処理部2(図6)の動作を表すフローチャートである。図中ステップS2−1からステップS2−4まで、ステップ順に説明する。
ステップS2−1
受信データ展開処理部2(図6)は、バッファメモリ1(図6)から受信データを読み出す。
ステップS2−2
受信データ展開処理部2(図6)は、読み出した受信データが印字開始コマンドであるか否かをチェックし、印刷開始コマンドであるときは、フローを終了して後に続く処理(印字デューティ検出処理)へ進み、印刷開始コマンドでない場合にはステップS2−3へ進む。
ステップS2−3
受信データ展開処理部2(図6)は、読み出した受信データを印字可能なドットデータに展開する。
ステップS2−4
受信データ展開処理部2(図6)は、印字位置を次の位置に移動させてステップS2−1へ戻って同様のループを繰り返し、印刷開始コマンドを読み出すと、ループを抜け出して後に続く処理(スペースモータ温度検出処理)へ進む。
図9は、実施例2のSPモータ温度検出処理のフローチャートである。
この図は、検温部21(図6)がスペースモータ6(図6)の動作温度を検出する動作を表すフローチャートである。図中ステップS2−5からステップS2−8まで、ステップ順に説明する。
尚、ここでは、不揮発性メモリ23(図6)に、図24で説明した目標移動速度・最大減速印字領域テーブルと、図7で説明した動作温度・補正値テーブルが、既に格納されているものとする。
ステップS2−5
検温部21(図6)は、図示していない上位装置の指示によって現在設定されている目標移動速度Vtを取得する。
ステップS2−6
検温部21(図6)は、取得した目標移動速度VtをD−RAM14(図6)のワーキング領域(Vt)に格納する。
ステップS2−7
検温部21(図6)は、温度センサ21−1(図6)から現時点でのスペースモータ6(図6)の動作温度を検出してD−RAM14(図6)のワーキング領域(SPTMT)に格納する。
ステップS2−8
検温部21(図6)は、検出した動作温度に基づいて動作温度・補正値テーブル23−1(図6)から補正値TDP(%)を読み出してD−RAM14(図6)のワーキング領域(TDP)に格納し、後に続く実施例2の減速開始位置設定処理へ進む。
図10は、実施例2の減速開始位置設定処理フローチャートである。
このフローチャートは、上記ステップS2−8で求めた温度補正値に基づいて減速開始位置設定部4(図6)が減速開始位置を設定するフローチャートである。
ステップS2−9
減速開始位置設定部4(図6)は、最適減速印字領域(BDR)を
BDR=MDR(最大減速印字領域)×TDP(補正値)・・・・・・(3式)
として求め、この最適減速印字領域(BDR)に基づいて減速開始位置を設定して後に続く印字開始に至る。
以上説明したように、本実施例に於いては、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態でスペースモータの動作温度に基づいて減速印字開始領域を調整するので(3式)、キャリッジ動作の安全を維持しつつ、常に最適な減速印字を実行することが出来る。その結果、スループットの向上を図ることが出来るという効果を得る。
尚、以上の説明では、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21の全てをCPU22が、予め不揮発性メモリ23に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動させることとしたが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21の全て、又は、その1部を専用の電子回路で構成しても良い。
実施例2では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態では、スペースモータの動作温度SPTMPを温度センサで測定し、その動作温度に基づいて最大減速印字領域MDRを調整して最適減速印字領域BDRを求めることとした。本実施例では、スペースモータの動作温度SPTMPを温度センサを使わずに、スペースモータに流される電流量から推定することとする。
図11は、実施例3の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例3の画像形成装置は、バッファメモリ1と、受信データ展開処理部2と、減速開始位置設定部4と、キャリッジ5と、スペースモータ6と、モータドライバ7と、速度制御部8と、スリット10と、2相センサ11と、エッジ検出部12と、D−RAM14と、検温部21と、電流量検出部31と、CPU32と、不揮発性メモリ33とを備える。
以下に、実施例2と異なる部分のみについて説明し、実施例2と同様の部分については、実施例2と同一の符合を付して、内容の説明を省略する。
電流量検出部31は、スペースモータ6へ供給される累積加算電流量を求め、その累積加算電流量から累積加算電流量・温度換算テーブル33−1に基づいてスペースモータ6の動作温度を推定する部分である。この累積加算電流量の取得は以下のように実行される。
図23に於いて、P0からキャリッジ5(図11)が移動を開始する。その移動中に、所定の時間間隔(一例として20mSec毎)にその時点に於けるスペースモータ6(図11)への駆動電流値を測定する。その測定値を累積加算した値が累積加算電流量である。この電流累積加算量は、所定時間内にスペースモータ6(図11)が消費した電力量に比例する筈である。従って、スペースモータ6(図11)の温度上昇(発熱)は、この累積加算電流量に概略比例する筈である。又、スペースモータ6が、1ページの印字を終了して次のページの印字を実行するまでには、若干の停止時間など、消費電力が低下する時間が存在する。この間は、スペースモータ6(図11)が温度下降(放熱)する筈である。
CPU32は、装置全体を制御するマイクロプロセッサであり、特に本実施例では、不揮発性メモリ33に格納されている所定のプログラムを実行することによって、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21と、電流量検出部31とを起動する部分である。
不揮発性メモリ33は、CPU32が実行して画像形成装置を制御するプログラムと制御データを格納するROM(リードオンリメモリ)であり、本実施例では、特に、CPU22が実行することによって、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21と、電流量検出部31とを起動するプログラムを格納するメモリである。
又、この不揮発性メモリ33には、既に説明した目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1(図24)と、動作温度・補正値テーブル23−1(図7)が予め格納されている。
更に、不揮発性メモリ23には、累積加算電流量・温度換算テーブル33−1が予め格納されている
図12は、累積加算電流量・温度換算テーブルの説明図である。
この図は、電流量検出部が累積加算した累積加算電流量(電流値カウンタ)とスペースモータの推定動作温度℃との関係を表している。この関係は、予め実験などによって求められた値である。図中一例として、累積加算電流量(電流値カウンタ)がE000H以上の場合はスペースモータの推定動作温度は121℃以上と推定している。又、累積加算電流量(電流値カウンタ)が6000H未満の場合はスペースモータの推定動作温度は40℃以下と推定している。
次に実施例3における画像形成装置の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図13は、実施例3の受信データ展開処理フローチャートである。
この図は、画像形成装置が上位装置から受信データを受け入れてバッファメモリ1(図11)に一旦格納した後の受信データ展開処理部2(図11)の動作を表すフローチャートである。図中ステップS3−1からステップS3−4まで、ステップ順に説明する。
ステップS3−1
受信データ展開処理部2(図11)は、バッファメモリ1(図11)から受信データを読み出す。
ステップS3−2
受信データ展開処理部2(図11)は、読み出した受信データが印字開始コマンドであるか否かをチェックし、印刷開始コマンドであるときは、フローを終了して後に続く処理(電流量検出処理)へ進み、印刷開始コマンドでない場合にはステップS3−3へ進む。
ステップS3−3
受信データ展開処理部2(図11)は、読み出した受信データを印字可能なドットデータに展開する。
ステップS3−4
受信データ展開処理部2(図11)は、印字位置を次の位置に移動させてステップS3−1へ戻って同様のループを繰り返し、印刷開始コマンドを読み出すと、ループを抜け出して後に続く処理(電流量検出処理)へ進む。
図14は、実施例3の電流量検出処理フローチャートである。
この図は、電流量検出部31(図11)が累積加算電流量を計測する動作を表すフローチャートである。図中ステップS3−5からステップS3−8まで、ステップ順に説明する。
尚、ここでは、不揮発性メモリ33(図11)に、図12で説明した累積加算電流量・温度換算テーブルが、既に格納されているものとする。
ステップS3−5
電流量検出部31(図11)は、D−RAM14(図11)のワーキング領域(STMT)へ今回出力した電流値を加算する。
ステップS3−6
電流量検出部31(図11)は、特定時間(例えば1ページ印字終了)を経過したか否かを判断し特定時間を経過している場合にはステップS3−7へ進み、経過していない場合にはステップS3−8へ進む。
ステップS3−7
電流量検出部31(図11)は、D−RAM14(図11)のワーキング領域(STMT)から特定数値減算する。ここで特定値減算するのは、次ページへ移るまでの間に所定量の放熱がありスペースモータ6(図11)の動作温度は降下するからである。この特定値は、予め、実験などによって求められている値であって所定の制御データとして不揮発性メモリ33(図11)に格納されているものとする。
電流量検出部31(図11)は、D−RAM14(図11)のワーキング領域(STMT)の累積加算電流量(電流値カウント)を、累積加算電流量・温度換算テーブル(図12)に基づいて、その時点でのスペースモータ6(図11)の動作温度であると推定して検温部21(図11)へ送りフローを終了する。
図15は、実施例3のSPモータ温度検出処理のフローチャートである。
この図は、検温部21(図11)がスペースモータ6(図11)の動作温度を検出する動作を表すフローチャートである。図中ステップS3−9からステップS3−12まで、ステップ順に説明する。
尚、ここでは、不揮発性メモリ33(図11)に、図24で説明した目標移動速度・最大減速印字領域テーブルと、図7で説明した動作温度・補正値テーブルが、既に格納されているものとする。
ステップS3−9
検温部21(図11)は、図示していない上位装置の指示によって現在設定されている目標移動速度Vtを取得する。
ステップS3−10
検温部21(図11)は、取得した目標移動速度VtをD−RAM14(図11)のワーキング領域(Vt)に格納する。
ステップS3−11
検温部21(図11)は、電流量検出部31(図11)から現時点でのスペースモータ6(図11)の推定動作温度を取得してD−RAM14(図11)のワーキング領域(SPTMT)に格納する。
ステップS3−12
検温部21(図11)は、取得した推定動作温度に基づいて動作温度・補正値テーブル23−1(図11)から補正値TDP(%)を読み出してD−RAM14(図11)のワーキング領域(TDP)に格納し、後に続く減速開始位置設定処理へ進む。
図16は、実施例3の減速開始位置設定処理フローチャートである。
このフローチャートは、上記ステップS3−12で求めた温度補正値に基づいて減速開始位置設定部4(図11)が減速開始位置を設定するフローチャートである。
ステップS3−13
減速開始位置設定部4(図11)は、最適減速印字領域(BDR)を
BDR=MDR(最大減速印字領域)×TDP(補正値)・・・・・・(3式)
として求め、この最適減速印字領域(BDR)に基づいて減速開始位置を設定して後に続く印字開始に至る。
以上説明したように、本実施例では、電流量検出部を備えることによって、スペースモータの動作温度SPTMPを温度センサを使わずに、スペースモータに流される累積加算電流量から推定することが出来るという効果を得る。
尚、以上の説明では、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21、電流量検出部31の全てをCPU32が、予め不揮発性メモリ33に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動させることとしたが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、受信データ展開処理部2、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、エッジ検出部12と、検温部21と、電流量検出部31の全て、又は、その1部を専用の電子回路で構成しても良い。
実施例1〜実施例3では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティDPDや、スペースモータの動作温度SPTMP等に基づいて最大減速印字領域MDRを調整し、最適減速印字領域BDRを求めることとした。しかし、特別な事態、例えば印字リボンの未装着等スペースモータに対する負荷が極端に軽くなり、上記実施例1〜実施例3では対処不可能になる場合も発生する。本実施例では、かかる状態を減速印字中に検出し、スペースモータを逆電流駆動してキャリッジを急停止させることとする。
図17は、実施例4の原理説明図である。
この図は、図23の減速開始位置P2以降を表した図である。
図に於いて、キャリッジが正常に動作していれば、P3(印字終了位置)でV0になる筈である。ところが異常事態が発生しているために検出速度はVxであったとする。かかる場合に本実施例ではスペースモータを逆電流駆動してキャリッジを急停止(点線)させることとする。
図18は、実施例4の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例4の画像形成装置は、バッファメモリ1と、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、減速開始位置設定部4と、キャリッジ5と、スペースモータ6と、モータドライバ7と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、スリット10と、2相センサ11と、エッジ検出部12と、D−RAM14と、逆ブレーキ電流設定部41と、CPU42と、不揮発性メモリ43とを備える。
以下に実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分には実施例1と同様の符合を付して説明を省略する。
逆ブレーキ電流設定部41は、エッジ検出部12からスペースモータの速度情報と位置情報とを受け入れて、所定の位置に於いて、キャリッジが可動範囲内で停止する速度を超えているか否かを判定し、可動範囲内で停止する速度を超えていると判定した場合に、逆ブレーキ電流を設定する部分である。ここで所定の位置は、一例として、減速印字領域から減速停止領域へ移る位置(図23ではP3)に設定される。
CPU42は、装置全体を制御するマイクロプロセッサであり、特に本実施例では、不揮発性メモリ43に格納されている所定のプログラムを実行することによって、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12と、逆ブレーキ電流設定部41とを起動する部分である。
不揮発性メモリ43は、CPU42が実行して画像形成装置を制御するプログラムと制御データを格納するROM(リードオンリメモリ)であり、本実施例では、特に、CPU42が実行することによって、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12と、逆ブレーキ電流設定部41とを起動するプログラムを格納するメモリである。
次に、実施例4の動作に付いて説明する。
図19は、逆ブレーキ電流設定制御処理フローチャートである。
ステップS4−1からステップS4−4までステップ順に逆ブレーキ電流設定部41(図17)の動作について説明する。ここでは、実施例1に基づいて、減速開始位置が設定され、所定の印字が既に開始されているものとする。
ステップS4−1
逆ブレーキ電流設定部41(図18)は、減速印字実行中であるか否かについて判断し、減速印字実行中である場合にはステップS4−2へ進み、減速印字実行中でない場合には特に処理を実行せずフローを終了する。
ステップS4−2
逆ブレーキ電流設定部41(図18)は、エッジ検出部12から受け入れる位置情報に基づいて、現時点でのキャリッジ5(図18)の位置が、減速判定位置(例えば図23のP3)であるか否かについて判断し、減速判定位置である場合にはステップS4−3へ進み、減速判定位置でない場合には特に処理を実行せずフローを終了する。
ステップS4−3
逆ブレーキ電流設定部41(図18)は、エッジ検出部12から受け入れるキャリッジの速度情報に基づいて、現時点でのキャリッジ5(図18)の速度が、目標移動速度以上であるか否かについて判断し、目標移動速度以上である場合(異常負荷状態)にはステップS4−4へ進み、目標移動速度以上でない場合(正常負荷状態)には特に処理を実行せずフローを終了する。
ステップS4−4
逆ブレーキ電流設定部41(図18)は、逆ブレーキ電流を設定する。その結果、速度制御部8(図17)は、スペースモータ6(図18)へ逆電流を流してブレーキ処理を補強することになる。ここで逆電流の電流値は予め実験等によって求められているものとする。
以上説明したように、例えば印字リボンの未装着等スペースモータに対する負荷が極端に軽くなり、上記実施例では対処不可能になる場合であっても本実施例を追加する形態を採用することによってキャリッジの激突を防止することが出来るという効果を得る。
上記説明では、本実施例を実施例1に追加する形態で説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、本実施例を実施例2、又は実施例3に追加しても上記説明と全く同様の効果を得ることが出来る。又、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12、逆ブレーキ電流設定部41の全てをCPU42が、予め不揮発性メモリ43に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動させることとしたが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、受信データ展開処理部2、印字デューティ検出部3、減速開始位置設定部4、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12、逆ブレーキ電流設定部41の全て、又は、その1部を専用の電子回路で構成しても良い。
実施例1〜実施例3では、従来技術と同様の最大減速印字領域MDRを設定しておき、現実の使用状態で上位装置から受け入れる印字データの印字デューティDPDや、スペースモータの動作温度SPTMP等に基づいて最大減速印字領域MDRを調整し、最適減速印字領域BDRを求めることとした。しかし、特別な事態、例えば印字リボンの未装着等スペースモータに対する負荷が極端に軽くなり、上記実施例1〜実施例3では対処不可能になる場合も発生する。実施例4では、かかる状態を減速印字中に検出し、スペースモータを逆電流駆動してキャリッジを急停止させることとしたのに対して、本実施例ではキャリッジの加速領域中に検出し、減速開始位置を変更することで対処することとする。
図20は、実施例5の原理説明図である。
この図は、図23を再現した図である。
図に於いて、キャリッジが正常に動作していれば、P0で加速が開始されたキャリッジはP1で目標移動速度Vtになる筈である。ところが異常事態が発生しているためにPyで目標移動速度Vtに達してしまったとする。かかる場合に本実施例では減速開始位置をPzに変更してキャリッジの激突を防止することとする。
図21は、実施例5の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例5の画像形成装置は、バッファメモリ1と、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、キャリッジ5と、スペースモータ6と、モータドライバ7と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、スリット10と、2相センサ11と、エッジ検出部12と、D−RAM14と、減速開始位置設定部51と、加速終了位置検出部52と、CPU53と、不揮発性メモリ54とを備える。
以下に実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分には実施例1と同様の符合を付して説明を省略する。
減速開始位置設定部51は、印字デューティ検出部3によって検出された印字デューティDPDと、目標移動速度・最大減速印字領域テーブル15−1に基づいて現実の使用状態に於ける最適減速印字領域BDRを算出し減速開始位置P2(図20)を設定する部分である。更に、加速終了位置検出部52の検出結果に基づいて、既に算出した減速開始位置P2(図20)をPyに変更する部分である。
加速終了位置検出部52は、エッジ検出部12からスペースモータの速度情報と位置情報とを受け入れて、加速領域終了位置(目標移動速度を達成した位置(図20ではPy))を検出し、スペース負荷の異常状態を検出する部分である。更に異常状態の発見を減速開始位置設定部51へ通知する部分でもある。
CPU53は、装置全体を制御するマイクロプロセッサであり、特に本実施例では、不揮発性メモリ54に格納されている所定のプログラムを実行することによって、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12と、減速開始位置設定部51と、加速終了位置検出部52とを起動する部分である。
不揮発性メモリ54は、CPU53が実行して画像形成装置を制御するプログラムと制御データを格納するROM(リードオンリメモリ)であり、本実施例では、特に、CPU42が実行することによって、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12と、減速開始位置設定部51と、加速終了位置検出部52とを起動するプログラムを格納するメモリである。
次に、実施例5の動作に付いて説明する。
図22は、実施例5の定速位置判定処理フローチャートである。
ステップS5−1からステップS5−4までステップ順に減速開始位置設定部51、及び、加速終了位置検出部52の動作について説明する。ここでは、実施例1に基づいて、減速開始位置が既に設定され、所定の印字が開始されようとしているものとする。
ステップS5−1
加速終了位置検出部52(図21)は、エッジ検出部12(図21)からキャリッジ5(図21)の速度情報と位置情報とを受け入れて、加速領域終了位置(目標移動速度を達成した位置(図20ではPy))を検出し、X1=正常位置(図20のP1)−加速領域終了位置(図20のPy)を求める。
ステップS5−2
加速終了位置検出部(図21)は、予め定められている判定値X0との大小を判定し、X0≦X1の場合はステップS5−4へ進み、それ以外の場合にはステップS5−3へ進む。
ステップS5−3
減速開始位置設定部51(図21)は、減速印字開始位置(図20のP2)を変更することなく、そのまま保持して印字処理を継続させる。
ステップS5−4
減速開始位置設定部51(図21)は、減速印字開始位置を図20のPyに変更して印字処理を実行させる。
以上説明したように、本実施例ではキャリッジの加速領域中にスペース負荷の異状状態を検出し、減速開始位置を変更することによってキャリッジの激突を防止することが出来るという効果を得る。
上記説明では、本実施例を実施例1に追加する形態で説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、本実施例を実施例2、又は実施例3に追加しても上記説明と全く同様の効果を得ることが出来る。又、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12、減速開始位置設定部51と、加速終了位置検出部52の全てをCPU53が、予め不揮発性メモリ54に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動させることとしたが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、受信データ展開処理部2と、印字デューティ検出部3と、速度制御部8と、減速印字可否判定部9と、エッジ検出部12と、減速開始位置設定部51と、加速終了位置検出部52の全て、又は、その1部を専用の電子回路で構成しても良い。
本発明は、プリンタのみならずファクシミリ装置或いは又複合装置等にも適用可能である。
実施例1の構成のブロック図である。 実施例1の受信データ展開処理フローチャートである。 実施例1の印字デューティ検出処理フローチャートである。 実施例1の減速印字可否判定処理のフローチャートである。 実施例1の減速開始位置設定処理フローチャートである。 実施例2の構成のブロック図である。 動作温度・補正値テーブル説明図である。 実施例2の受信データ展開処理フローチャートである。 実施例2のSPモータ温度検出処理のフローチャートである。 実施例2の減速開始位置設定処理フローチャートである。 実施例3の構成のブロック図である。 累積加算電流量・温度換算テーブルの説明図である。 実施例3の受信データ展開処理フローチャートである。 実施例3の電流量検出処理フローチャートである。 実施例3のSPモータ温度検出処理のフローチャートである。 実施例3の減速開始位置設定処理フローチャートである。 実施例4の原理説明図である。 実施例4の構成のブロック図である。 逆ブレーキ電流設定制御処理フローチャートである。 実施例5の原理説明図である。 実施例5の構成のブロック図である。 逆ブレーキ電流設定制御処理フローチャートである。 減速印字の説明図(その1)である。 減速印字の説明図(その2)である。
符号の説明
1 バッファメモリ
2 受信データ展開処理部
3 印字デューティ検出部
4 減速開始位置設定部
5 キャリッジ
6 スペースモータ
7 モータドライバ
8 速度制御部
9 減速印字可否判定部
10 スリット
11 2相センサ
12 エッジ検出部
13 CPU
14 D−RAM
15 不揮発性メモリ
15−1 目標移動速度・最大減速印字領域テーブル

Claims (10)

  1. キャリッジの減速領域でも印刷を行う画像形成装置であって、
    前記キャリッジの移動を制御するキャリッジ制御部と、
    キャリッジの移動負荷を検出するキャリッジ負荷検出部とを備え、
    前記キャリッジ制御部は、
    前記キャリッジ負荷検出部で検出された前記キャリッジの移動負荷に基づいて減速開始位置を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャリッジ負荷検出部は、
    前記キャリッジを駆動するモータの温度に基づいて前記キャリッジの移動負荷を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記キャリッジ負荷検出部は、
    前記キャリッジを駆動するモータに供給する電流値に基づいて前記キャリッジの移動負荷を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記キャリッジ負荷検出部は、
    前記キャリッジの加速状態に基づいて前記キャリッジの移動負荷を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. キャリッジの減速領域でも印刷を行う画像形成装置であって、
    前記キャリッジの移動を制御するキャリッジ制御部と、
    所定領域での印字デューティを検出する印字デューティ検出部とを備え、
    前記キャリッジ制御部は、
    キャリッジの移動速度と、減速領域での印字デューティに基づいて減速開始位置を算出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記キャリッジ制御部は、
    前記キャリッジの移動速度に対応する減速開始位置を格納する減速開始位置データを有し、該減速開始位置データからキャリッジの移動速度に対応する減速開始位置を選択し、該選択値に対して、前記減速領域での印字デューティに基づく補正値を加味することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記キャリッジ制御部は、
    印字デューティが高くなると、減速開始位置をキャリッジの停止位置方向へ移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. キャリッジの減速領域でも印刷を行う画像形成装置であって、
    前記キャリッジの移動を制御するキャリッジ制御部と、
    所定領域での印字デューティを検出する印字デューティ検出部とを備え、
    前記キャリッジ制御部は、
    キャリッジの移動速度に対応する減速電流値を、減速領域での印字デューティに基づいて算出することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記キャリッジ制御部は、
    所定の減速電流値と、減速領域が最大印字デューティで、かつ所定の減速電流値を使用した場合の減速開始位置を、キャリッジの移動速度に対応して保持し、
    前記キャリッジの移動速度に対応して減速開始位置を設定すると共に、
    前記キャリッジの移動速度に対応した減速電流値を選択し、該選択値に対し減速領域での印字デューティに基づく補正値を加味することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記キャリッジ制御部は、
    印字デューティが低くなるに従い、減速電流値を大きくすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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