JP2008201082A - シリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法 - Google Patents

シリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的なキャリッジの移動制御を実現しつつ、トータルの印刷時間の短縮を図る。
【解決手段】シリアルプリンタは、現印刷パスの次の印刷パスのキャリッジの移動方向を、キャリッジが停止する前に、現パスのキャリッジの停止目標位置に基づいて決定する、第1移動方向決定手段と、前記決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する、第1印刷情報算出手段と、キャリッジが停止した実停止位置に基づいて、次パスのキャリッジの移動方向を決定する、第2移動方向決定手段と、前記第1および第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と一致するかどうかを判断する、一致判断手段と、前記一致判断手段で、キャリッジの移動方向とが一致すると判断した場合には、前記第1印刷情報算出手段で算出した印刷情報に基づいて、印刷を実行する、印刷実行手段とを、備えて構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法に関し、特に、印刷時間の短縮を図ったシリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法に関する。
シリアルプリンタの代表的なものとしてインクジェット式のプリンタがある。このインクジェット式のプリンタでは、キャリッジに搭載されている印刷ヘッドの各ノズル毎に設けられた圧電素子に電圧を印加し、圧電素子の伸縮動作によりノズルからインク滴を吐出させながら、キャリッジを移動させることにより、印刷媒体に印刷を行う。
このため、キャリッジが次の印刷パスを印刷するための移動を開始するまでに、次の印刷パスでどのような印刷を行うかを算出する印刷情報計算処理が完了している必要がある。すなわち、印刷情報計算処理を実行し、次の印刷パスにおけるキャリッジの移動方向、次の印刷パスの印刷開始ポジションと印刷終了ポジション、印刷の際に印刷ヘッドに印加するヘッド駆動波形データなどを算出しておかなければならない。
例えば、図1に示すように、印刷パスn−1を印刷する印刷要求n−1の印刷動作が終了した後、紙送り要求が紙送りモータに送出される。紙送りモータは、この紙送り要求に基づいて、印刷媒体を所定の長さだけ送り出し、次の印刷パスnを印刷すべき印刷媒体の箇所が、印刷ヘッドのある場所に位置するように搬送する。
また、この紙送り動作に並行して、キャリッジモータはキャリッジを減速させて停止させる。キャリッジが停止した後、印刷パスnを印刷するための印刷要求nを受け付けると、シリアルプリンタは、次の印刷パスnを印刷するための印刷情報計算処理を行う。この印刷情報計算処理では、キャリッジが実際に停止した位置である実停止位置に基づいて、次の印刷パスnの印刷方向を決定する。すなわち、キャリッジを右から左に移動することにより、次の印刷パスnの印刷を行うか、それとも、キャリッジを左から右に移動することにより、次の印刷パスnの印刷を行うかを決定する。このような印刷方向を決定するための処理をロジカルシークという。このようなロジカルシーク処理については、例えば、特開昭58−7383号公報(特許文献1)に開示されている。
また、印刷情報計算処理では、ロジカルシークで決定した方向にキャリッジを動かして印刷をする場合における、印刷開始ポジションと印刷終了ポジションを、印刷要求nに基づいて算出する。さらに、印刷情報計算処理では、印刷開始ポジションから印刷終了ポジションまでキャリッジが移動する間に、キャリッジに搭載された印刷ヘッドに印加するべきヘッド駆動波形データを、印刷要求nに基づいて生成する。印刷ヘッドは、このヘッド駆動波形データに基づいて生成された駆動信号に基づいて駆動されて、印刷媒体にインク滴を吐出し、印刷を行う。
この図1の例では、印刷情報計算処理は紙送り処理をしている間に終了し、紙送りモータが停止した時点で、直ちに、印刷媒体に印刷を開始することができる。すなわち、紙送りが終了した時点で、キャリッジは定速移動状態になっており、印刷ヘッドからインク滴を吐出した印刷を行うことができる。
しかし、図2に示すように、次の印刷パスnの印刷要求nを受け付けた時点では、まだ、キャリッジが停止していない場合もある。このような場合、キャリッジが停止する位置が定まっていないため、ロジカルシークを行うことができないことから、キャリッジが停止するまで印刷情報計算処理の実行を待たなければならない。このため、紙送り処理が終了するまでに、次の印刷パスの印刷をするための処理が間に合わず、紙送り終了後に、待ち時間が生じてしまう。すなわち、紙送りが終了しても、直ちに、次の印刷パスnについて、インク滴を吐出させた印刷を行うことができない。
印刷要求と紙送り要求とが交互に受け付けられて印刷媒体に対する印刷は行われていくが、このようなキャリッジ停止待ちの状態が各印刷パス毎に発生すると、印刷媒体に対する印刷が終了するまでに多くの無駄な時間が消費され、トータルの印刷時間が長くなってしまい、ユーザの印刷待ち時間が増大するという問題が生じる。
このような問題を回避するために、特開昭62−257873号公報(特許文献2)には、印刷が終了してキャリッジの減速を開始した時点で、次の印刷パスの印刷に必要な情報を生成するシリアルプリンタを開示している。しかし、特開昭62−257873号公報(特許文献2)におけるシリアルプリンタでは、ロジカルシークを実行しておらず、必ずしも効率的なキャリッジ移動制御になっていないという問題があった。
特開昭58−7383号公報 特開昭62−257873号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、効率的なキャリッジの移動制御を実現しつつ、トータルの印刷時間の短縮を図ったシリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るシリアルプリンタは、
キャリッジが移動中の印刷パスである現パスの次の印刷パスである次パスについてのキャリッジの移動方向を、キャリッジが停止する前に、現パスのキャリッジの移動が停止目標としている位置である目標位置に基づいて決定する、第1移動方向決定手段と、
前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する、第1印刷情報算出手段と、
キャリッジが停止した後に、実際にキャリッジが停止した位置である実停止位置に基づいて、次パスのキャリッジの移動方向を決定する、第2移動方向決定手段と、
前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向が、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と一致するかどうかを判断する、一致判断手段と、
前記一致判断手段で、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致すると判断した場合には、前記第1印刷情報算出手段で算出した印刷情報に基づいて、印刷を実行する、印刷実行手段と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記一致判断手段が、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致しないと判断した場合には、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する、第2印刷情報算出手段をさらに備えており、
前記一致判断手段が、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致しないと判断した場合には、前記印刷実行手段は、前記第2印刷情報算出手段で算出した印刷情報に基づいて、印刷を実行するようにしてもよい。
また、前記一致判断手段は、キャリッジの実停止位置が現パスの目標位置と一致した場合には、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致したとみなすようにしてもよい。
また、次パスの印刷要求を受け付けた場合に、前記第1移動方向決定手段は、次パスについてのキャリッジの移動方向を、現パスのキャリッジの目標位置に基づいて決定し、前記第1印刷情報算出手段は、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を次パスの印刷要求に基づいて算出するようにしてもよい。
この場合、1つの印刷パスについての印刷要求と印刷媒体の搬送要求とが交互に受け付けられて、印刷媒体に対して印刷が行われるとともに、印刷媒体の搬送要求に対応して印刷媒体の搬送のための動作が行われている間であっても、次パスの印刷要求は受け付けられるようにしてもよい。
また、前記第1印刷情報算出手段及び前記第2印刷情報算出手段で算出される印刷情報は、次パスについての印刷開始ポジションと印刷終了ポジションと、キャリッジに搭載されている印刷ヘッドに印加するべきヘッド駆動波形データとが、少なくとも含まれているようにしてもよい。
本発明に係るシリアルプリンタの印刷制御方法は、
キャリッジが移動中の印刷パスである現パスの次の印刷パスである次パスについてのキャリッジの移動方向を、キャリッジが停止する前に、現パスのキャリッジの移動が停止目標としている位置である目標位置に基づいて決定する工程と、
キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する工程と、
キャリッジが停止した後に、実際にキャリッジが停止した位置である実停止位置に基づいて、次パスのキャリッジの移動方向を決定する工程と、
キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向が、キャリッジの実停止位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向と一致するかどうかを判断する工程と、
キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向と、キャリッジの実停止位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向とが一致すると判断した場合には、既に算出されている印刷情報に基づいて、印刷を実行する工程と、
を備えることを特徴とする。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図3は、本実施形態に係るシリアルプリンタであるインクジェット式のプリンタ1の内部構造の斜視図である。図4は、プリンタ1の内部構成を概略的に示す模式断面図である。図5は、プリンタ1の電気的な構成を説明するブロック図である。
図3に示すように、プリンタ1の内部には、キャリッジ2が搭載されている。キャリッジ2は、駆動プーリ3と従動プーリ4により張設された無端のタイミングベルト5に取り付けられ、キャリッジ2の下面側に印刷ヘッド6が配設されている。キャリッジ2の上部には印刷ヘッド6にインクを供給するインクカートリッジ7が着脱可能に取り付けられている。印刷ヘッド6には複数のノズルが形成され、所定のタイミングでインク滴がノズルから印刷媒体としての用紙8に向かって吐出される。
プリンタ1の背面側にはキャリッジ駆動手段としてのキャリッジモータ9が搭載されている。キャリッジモータ9はDCモータからなり、タイミングベルト5を介してキャリッジ2を主走査方向に往復動させる。また、プリンタ1の下部端側には搬送駆動手段としての紙送りモータ10が搭載されている。紙送りモータ10はDCモータからなり、搬送ローラ11及び排紙ローラ12(ともに図4参照)を駆動して、印刷媒体である用紙8を副走査方向に搬送する。
プリンタ1の側部にはキャリッジ2の速度、移動方向、位置等を検出するためのリニアエンコーダ13が配設されている。リニアエンコーダ13はプリンタ1内面の側壁に架設された半透明樹脂製の被検出用テープ(以下、単にテープという)14と、キャリッジ2の背面に固着された検出センサ15(図5参照)とからなる。テープ14には長手方向に沿って複数のスリット14aが一定ピッチで形成されている。キャリッジ2が移動すると検出センサ15はスリット14aを検出し、位相が90度ずれた2つの検出信号(パルス信号)SG1、SG2を出力する。
紙送りモータ10の出力軸には紙送り速度、移動方向、位置等を検出するための検出手段としてのロータリエンコーダ16が配設されている。ロータリエンコーダ16はリニアエンコーダ13と比べて被検出テープが紙送りモータ10の回転に応じて回転する回転板となっている点が相違するだけで、それ以外はリニアエンコーダ13と基本的に同じ構成である。そして、紙送りが行われるとロータリエンコーダ16は紙送りモータ10とともに回転する回転板のスリットを検出し、位相が90度ずれたパルス状の2つの検出信号(検出値)SG3、SG4を出力する。
図4に示すように、搬送ローラ11及び排紙ローラ12は印刷ヘッド6の下方に配置され、ともに紙送りモータ10によって駆動される。このうち、搬送ローラ11は紙送り上流側に、排紙ローラ12はその下流側に位置している。搬送ローラ11及び排紙ローラ12には紙送り時に各ローラ11、12とともに連れ回りする従動ローラ17、18がそれぞれ配設されている。
給紙トレイ19と相対する位置には給紙ローラ20が配設されている。給紙ローラ20はギヤ機構(図示省略)を介して紙送りモータ10に接続され、各ローラ11、12とともに紙送りモータ10を駆動源としている。ギヤ機構は給紙時に紙送りモータ10を給紙ローラ20に接続し、給紙後にはこれらの接続を遮断するように接続状態を切換える。そして、給紙トレイ19上の用紙8は給紙ローラ20が回転することでプリンタ1内部に給紙され、給紙完了後の用紙8は搬送ローラ11及び排紙ローラ12によって紙送りされる。
図5に示すように、プリンタ1はCPU21、ASIC22、DCユニット23、記憶手段としてのPROM24、RAM25、EEPROM26、I/F(インターフェース)27を備えている。ASIC22はI/F27を介してホストコンピュータ(例えばパソコン等)28との間で各種データ(印刷データ等)の授受を実行する。そして、ASIC22はホストコンピュータ28から送信される印刷データに基づき、印刷解像度や印刷ヘッド6の駆動波形等を制御している。
また、CPU21はプリンタ1の装置全体を制御し、ホストコンピュータ28からI/F27及びASIC22を介して取り込んだ印刷データに基づき、キャリッジモータ9や紙送りモータ10の起動及び走行スケジュール、印刷ヘッド6の印刷スケジュールを各々設定する。そして、CPU21は設定した印刷スケジュールに従い、ドライバ29を介して印刷ヘッド6を駆動制御する。さらに、CPU21はこれら起動及び走行スケジュールに基づく指令信号をDCユニット23に出力する。
DCユニット23は指令信号に基づきドライバ30を介してキャリッジモータ9を駆動制御し、ドライバ31を介して紙送りモータ10を駆動制御する。DCユニット23はキャリッジ2が駆動される際には、リニアエンコーダ13の検出センサ15からパルス信号SG1、SG2が入力され、キャリッジ2の移動速度、移動方向、位置を算出する。また、DCユニット23は紙送り処理の際には、ロータリエンコーダ16からパルス信号SG3、SG4が入力され、紙送りモータ10の駆動速度、駆動方向、駆動位置(紙送り速度、紙送り方向、紙送り位置)を算出する。
図6は、本実施形態に係るキャリッジモータ9と紙送りモータ10の動作波形の一例を示す図である。この動作を実現するにあたっては、上述したように、CPU21は、DCユニット23やドライバ29、30、31に対して必要な指令信号を適宜送出する。
この図6に示すように、本実施形態においては、図1及び図2と異なり、CPU21は、次の印刷パスnの印刷要求nを受け付けた時点で、印刷パスn−1を印刷したキャリッジ2が停止していなくとも、印刷情報計算処理を実行してしまう。但し、キャリッジ2が停止していないことから、ロジカルシーク処理を実行する際には、キャリッジ2の実停止位置ではなく、前の印刷パスn−1における目標位置X(n−1)を用いて、ロジカルシークを実行し、印刷パスnにおけるキャリッジ2の移動方向を決定する。つまり、本実施形態では、前の印刷パスn−1における目標位置X(n−1)を用いて、印刷パスnにおけるキャリッジ2の移動方向を予測するのである。
このため、図6に示されているように、キャリッジ2の停止前に印刷情報計算処理を実行することができる。したがって、キャリッジ2が停止してから印刷情報計算処理を実行する場合と比べて、キャリッジ2の移動を開始するまでの待ち時間を短くすることができ、トータルの印刷時間の短縮を図ることができるのである。
次に、図7及び図8に基づいて、図6で示した動作を実現するために、本実施形態に係るプリンタ1で実行される印刷制御処理について説明する。この印刷制御処理は、PROM24に格納されている印刷制御処理プログラムをCPU21が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、この印刷制御処理は、プリンタ1の電源が投入されて立ち上がった後は、定常的に実行される処理である。
図7に示すように、まず、プリンタ1は、新たな印刷要求を受け付けたかどうかを判断する(ステップS100)。新たな印刷要求を受け付けていない場合(ステップS100:NO)には、このステップS100を繰り返し実行して待機する。
一方、新たな印刷要求を受け付けた場合(ステップS100:YES)には、プリンタ1は、印刷情報計算処理を実行する(ステップS102)。上述したように、このステップS102では、まだ、キャリッジ2が停止していないことからキャリッジ2の実停止位置Y(n)を取得することができない。このため、プリンタ1は、前の印刷パスn−1の目標位置X(n−1)にキャリッジ2が停止したと仮定してロジカルシークを行う。
図9は、印刷パスn−1、印刷パスn、印刷パスn+1と、目標位置X(n−1)、目標位置X(n)、目標位置(n+1)と、実停止位置Y(n−1)、実停止位置Y(n)、実停止位置Y(n−1)との関係を説明するための模式図である。
この図9に示すように、印刷パスn−1の印刷を実行するために、キャリッジ2は、実際にキャリッジ2が停止した位置である実停止位置Y(n−1)から、目標位置X(n−1)に移動しながら、印刷ヘッド6を駆動して印刷を行う。
次に、印刷パスnの印刷を実行するために、キャリッジ2は、実際にキャリッジ2が停止した位置である実停止位置Y(n)から、目標位置X(n)に移動しながら、印刷ヘッド6を駆動して印刷を行う。ここで、実停止位置Y(n)と目標位置X(n−1)は、理想的には同じ位置になるはずである。しかし、キャリッジモータ9の駆動誤差や制御誤差により、実停止位置Y(n)と目標位置X(n−1)との間に僅かであるがずれが生じることがある。このため、キャリッジ2が停止した後に、実際にキャリッジ2が停止した位置である実停止位置Y(n)を計算し、取得する必要があるのである。
同様にして、印刷パスn+1の印刷を実行するために、キャリッジ2は、実際にキャリッジ2が停止した位置である実停止位置Y(n+1)から、目標位置X(n+1)に移動しながら、印刷ヘッド6を駆動して印刷を行う。このようなキャリッジ2の移動動作を繰り返しながら、印刷媒体である用紙8に印刷を行っていく。
本実施形態のプリンタ1のステップS102では、印刷要求nを受け付けた時点で、キャリッジ2が前の印刷パスn−1の目標位置X(n−1)で停止したと仮定して、ロジカルシークを行い、印刷パスnにおけるキャリッジの移動方向を暫定的に決定するのである。すなわち、主走査方向における右から左方向にキャリッジ2を移動しながら印刷ヘッド6を駆動した印刷を行うのか、或いは、主走査方向における左から右方向にキャリッジ2を移動しながら印刷ヘッド6を駆動した印刷を行うのかを、決定する。
単純な矩形領域を印刷媒体に印刷するだけであれば、図9に示したように、キャリッジ2を主走査方向に左右交互に動かせば印刷が行える。しかし、図10に示すように、印刷領域が入り組んでいる場合には、印刷パスn−1でキャリッジ2を左から右方向に移動した後、次の印刷パスnでもキャリッジ2を左から右方向に移動して印刷した方が、キャリッジ2の移動距離が少なくなり、効率的なキャリッジ2の移動制御を実現できる場合がある。このため、印刷パスnの印刷前にロジカルシークを行って、キャリッジ2をどちらの方向に移動させればより効率的であるかを判断する必要があるのである。
図7のステップS102では、前の印刷パスn−1の目標位置X(n−1)に基づいてロジカルシークを行った結果で定められた印刷方向に基づいて、印刷パスnの印刷開始ポジションS(n)と印刷終了ポジションE(n)を算出する。また、印刷開始ポジションS(n)から印刷終了ポジションE(n)までキャリッジ2が移動する間に、印刷ヘッド6に印加するべきヘッド駆動波形データを生成する。
次に、図7に示すように、プリンタ1は、ステップS102の印刷情報計算処理の結果に基づいて、印刷パスnにおけるキャリッジ2の目標位置x(n)を算出する(ステップS104)。すなわち、印刷パスnにおける印刷終了ポジションE(n)が算出されているので、この印刷終了ポジションE(n)で印刷ヘッド6を駆動した印刷を終了した後、キャリッジ2を停止させるのに必要な距離を加算して、キャリッジ2の目標位置x(n)を算出する。
次に、プリンタ1は、キャリッジ2が停止したかどうかを判断する(ステップS106)。キャリッジ2が停止していない場合(ステップS106:NO)には、このステップS106の判断を繰り返して待機する。
一方、キャリッジ2が停止した場合(ステップS106:YES)には、プリンタ1は、キャリッジ2が実際に停止した位置である実停止位置Y(n)を算出して取得する(ステップS108)。
次に、図8に示すように、印刷パスn−1の目標位置X(n−1)が、実際にキャリッジ2が停止した位置である実停止位置Y(n)と、一致したかどうかを判断する(ステップS120)。
印刷パスn−1の目標位置X(n−1)が実際にキャリッジ2の停止した実停止位置Y(n)と一致した場合(ステップS120:YES)には、ステップS102で実行したロジカルシークの結果が正しいことになるので、ステップS102で実行した印刷情報計算処理の結果に基づいて、印刷を実行する(ステップS140)。すなわち、ロジカルシークをやり直さずとも、印刷パスnにおけるキャリッジ2の移動方向に変更はないので、そのまま印刷を実行する。
一方、印刷パスn−1の目標位置X(n−1)が実際にキャリッジ2の停止した実停止位置Y(n)と一致しない場合(ステップS120:NO)には、実停止位置Y(n)でロジカルシークを実行し直す(ステップS122)。すなわち、実際に停止した位置が、予め想定していた位置からずれてしまったので、ロジカルシークをやり直す。
次に、プリンタ1は、ステップS122で実行したロジカルシークによるキャリッジ2の移動方向が、ステップS102で実行したロジカルシークによる移動方向と一致しているかどうかを判断する(ステップS124)。
ステップS122で実行したロジカルシークによるキャリッジ2の移動方向が、ステップS102で実行したロジカルシークによる移動方向と一致しなかった場合(ステップS124:NO)には、ステップS122で得られたキャリッジ2の移動方向に基づいて、印刷情報計算処理を実行し直す(ステップS126)。すなわち、キャリッジ2の移動方向が変わってしまったので、新たな移動方向に基づいて、印刷要求nの印刷開始ポジションS(n)と印刷終了ポジションE(n)を算出する。また、印刷開始ポジションS(n)から印刷終了ポジションE(n)までキャリッジ2が移動する間に、印刷ヘッド6に印加するべきヘッド駆動波形データを生成する。
さらに、プリンタ1は、ステップS126の印刷情報再計算処理の結果に基づいて、印刷パスnにおけるキャリッジ2の目標位置x(n)を算出する(ステップS128)。すなわち、キャリッジ2に移動方向が変わったことにより、印刷終了ポジションE(n)も変更されてしまっているので、この変更後の印刷終了ポジションE(n)に基づいて、キャリッジ2の目標位置X(n)を算出する。
このステップS128の後、又は、ステップS122で実行したロジカルシークによるキャリッジ2の移動方向が、ステップS102で実行したロジカルシークによる移動方向と一致したとステップS124において判断した場合(ステップS124:YES)には、プリンタ1は、実停止位置Y(n)から、印刷パス(n)の印刷が可能であるかどうかを判断する(ステップS130)。すなわち、実停止位置Y(n)からキャリッジ2の移動を開始しても、印刷開始ポジションS(n)までにキャリッジ2が定速移動状態になるのに必要な距離があるかどうかを判断する。
実停止位置Y(n)から、印刷パス(n)の印刷が可能でない場合(ステップS130:NO)には、印刷パス(n)の印刷が可能となる位置に、キャリッジ2を移動する(ステップS132)。すなわち、印刷開始ポジションS(n)までにキャリッジ2が定速移動状態になるのに必要な距離のある位置まで、キャリッジ2を移動する。
このステップS132の後、又は、ステップS130において実停止位置Y(n)から、印刷パス(n)の印刷が可能であると判断した場合(ステップS130:YES)には、印刷を実行する(ステップS140)。すなわち、ステップS122で実行したロジカルシークによるキャリッジ2の移動方向が、ステップS102で実行したロジカルシークによる移動方向と一致した場合には、ステップS102で実行したロジカルシークで決定された移動方向にキャリッジ2を移動させながら、ステップS102で算出した印刷情報に基づいて印刷を実行する。一方、ステップS122で実行したロジカルシークによるキャリッジ2の移動方向が、ステップS102で実行したロジカルシークによる移動方向と一致しなかった場合には、ステップS122で実行したロジカルシークで決定された移動方向にキャリッジ2を移動させながら、ステップS126で算出した印刷情報に基づいて印刷を実行する。
このステップS140の後、上述したステップS100に戻り、このステップS100からを繰り返す。
以上のように、本実施形態に係るプリンタ1によれば、印刷パスn−1の印刷処理によりキャリッジ2が移動中であり、まだ停止していない状態でも、ステップS102において、印刷パスn−1の目標位置X(n−1)を用いて、ロジカルシークを行うこととしたので、キャリッジ2の停止前に印刷情報計算処理を実行することができる。このため、キャリッジ2が停止する前に印刷情報計算処理を終了させることが可能となる。
また、実際に、キャリッジ2が停止した後に、目標位置X(n−1)と実停止位置Y(n)とが一致するかどうかをステップS120で判断し、両者が一致する場合には、既に算出されている印刷情報に基づいて直ちに印刷を実行することができるようにした。さらに、目標位置X(n−1)と実停止位置Y(n)とが一致しない場合でも、キャリッジ2が停止した実停止位置Y(n)でロジカルシークだけをやり直し、キャリッジ2の移動方向に変更がない場合には、ステップS102で算出した印刷情報に基づいて印刷を実行することとした。このため、キャリッジ2が停止した後、再びキャリッジ2の移動が開始するまでの時間を、可及的に短くすることができる。
一般的に、キャリッジモータ9の駆動誤差や制御誤差により生じる実停止位置Y(n)と目標位置X(n−1)との間の誤差は、極めて小さい。したがって、実停止位置Y(n)と目標位置X(n−1)との間にずれがあったとしても、ロジカルシークでキャリッジ2の移動方向が変更される可能性は極めて低い。このため、ステップS126で印刷情報計算処理をやり直さなければならない可能性は極めて低く、キャリッジ2停止後は、直ちに、ステップS102の印刷情報計算処理の結果を用いて印刷を実行できるのが通常であると考えられる。したがって、印刷情報計算処理を実行するためにキャリッジ2が停止する可能性は極めて低く、トータルの印刷時間の短縮を図ることができると考えられる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、ステップS120で、目標位置X(n−1)と実停止位置Y(n)とが一致した場合には、ステップS102で実行した目標位置X(n−1)に基づくロジカルシークで決定されたキャリッジ2の移動方向が、実停止位置Y(n)に基づくロジカルシークで決定されるキャリッジ2の移動方向と一致するとみなして、ステップS122のロジカルシークの実行を省くこととしたが、このステップS120の判断は行わないようにすることもできる。すなわち、目標位置X(n−1)と実停止位置Y(n)との比較判断をすることなく、目標位置X(n−1)に基づくロジカルシークで決定されたキャリッジ2の移動方向が、実停止位置Y(n)に基づくロジカルシークで決定されたキャリッジ2の移動方向と一致するかどうかを判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ステップS102の印刷情報計算処理及びステップS126の印刷情報再計算処理では、次の印刷パスnについての印刷開始ポジションと印刷終了ポジションと、キャリッジ2に搭載されている印刷ヘッド6に印加するべきヘッド駆動波形データを算出することとしたが、これ以外の必要な情報を算出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、インクジェット式のシリアルプリンタに本発明を適用した例を説明したが、ドットインパクト式などの他の形式のシリアルプリンタにも本発明を適用することもできる。
また、上述の実施形態で説明した印刷制御処理については、この処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、この記録媒体に記録されたプログラムをプリンタ1に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、プリンタ1は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、プリンタ1の備える他のプログラムを活用するために、そのプリンタ1が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を含むプログラムを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、プリンタ1に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだプリンタ1は、そのプログラムの復号や伸張を行った上で、実行する必要がある。
また、上述した実施形態では、印刷制御処理をソフトウェアにより実現する場合を例に説明したが、この処理をASIC(Application Specific IC)などのハードウェアにより実現するようにしてもよい。さらには、上述した印刷制御処理をソフトウェアとハードウェアとが協働して実現するようにしてもよい。
従来のプリンタにおけるキャリッジモータと紙送りモータの動作波形の一例を示す図。 従来のプリンタにおけるキャリッジモータと紙送りモータの動作波形の別の例を示す図。 本実施形態に係るプリンタの内部構造の一例を説明するための斜視図。 図3のプリンタの内部構造の一例を説明するための模式的な断面図。 図3のプリンタの電気的な内部構造の一例を説明するためのブロック図。 本実施形態に係るプリンタにおけるキャリッジモータと紙送りモータの動作波形の一例を示す図。 図3のプリンタで実行される印刷制御処理の内容を説明するためのフローチャートを示す図(その1)。 図3のプリンタで実行される印刷制御処理の内容を説明するためのフローチャートを示す図(その2)。 各印刷パス毎の実停止位置と目標位置との関係を説明するための図。 連続する2つの印刷パスで、キャリッジに移動方向が同じになる例を説明する図。
符号の説明
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 駆動プーリ
4 従動プーリ
5 タイミングベルト
6 印刷ヘッド
7 インクカートリッジ
8 用紙
9 キャリッジモータ
10 紙送りモータ
21 CPU
22 ASIC
23 DCユニット
24 PROM
25 RAM
26 EEPROM

Claims (7)

  1. キャリッジが移動中の印刷パスである現パスの次の印刷パスである次パスについてのキャリッジの移動方向を、キャリッジが停止する前に、現パスのキャリッジの移動が停止目標としている位置である目標位置に基づいて決定する、第1移動方向決定手段と、
    前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する、第1印刷情報算出手段と、
    キャリッジが停止した後に、実際にキャリッジが停止した位置である実停止位置に基づいて、次パスのキャリッジの移動方向を決定する、第2移動方向決定手段と、
    前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向が、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と一致するかどうかを判断する、一致判断手段と、
    前記一致判断手段で、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致すると判断した場合には、前記第1印刷情報算出手段で算出した印刷情報に基づいて、印刷を実行する、印刷実行手段と、
    を備えることを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 前記一致判断手段が、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致しないと判断した場合には、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する、第2印刷情報算出手段をさらに備えており、
    前記一致判断手段が、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致しないと判断した場合には、前記印刷実行手段は、前記第2印刷情報算出手段で算出した印刷情報に基づいて、印刷を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリアルプリンタ。
  3. 前記一致判断手段は、キャリッジの実停止位置が現パスの目標位置と一致した場合には、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向と、前記第2移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向とが一致したとみなす、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリアルプリンタ。
  4. 次パスの印刷要求を受け付けた場合に、前記第1移動方向決定手段は、次パスについてのキャリッジの移動方向を、現パスのキャリッジの目標位置に基づいて決定し、前記第1印刷情報算出手段は、前記第1移動方向決定手段で決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を次パスの印刷要求に基づいて算出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシリアルプリンタ。
  5. 1つの印刷パスについての印刷要求と印刷媒体の搬送要求とが交互に受け付けられて、印刷媒体に対して印刷が行われるとともに、印刷媒体の搬送要求に対応して印刷媒体の搬送のための動作が行われている間であっても、次パスの印刷要求は受け付けられる、ことを特徴とする請求項4に記載のシリアルプリンタ。
  6. 前記第1印刷情報算出手段及び前記第2印刷情報算出手段で算出される印刷情報は、次パスについての印刷開始ポジションと印刷終了ポジションと、キャリッジに搭載されている印刷ヘッドに印加するべきヘッド駆動波形データとが、少なくとも含まれている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシリアルプリンタ。
  7. キャリッジが移動中の印刷パスである現パスの次の印刷パスである次パスについてのキャリッジの移動方向を、キャリッジが停止する前に、現パスのキャリッジの移動が停止目標としている位置である目標位置に基づいて決定する工程と、
    キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向に基づいて、次パスの印刷を行うのに必要な印刷情報を算出する工程と、
    キャリッジが停止した後に、実際にキャリッジが停止した位置である実停止位置に基づいて、次パスのキャリッジの移動方向を決定する工程と、
    キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向が、キャリッジの実停止位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向と一致するかどうかを判断する工程と、
    キャリッジの目標位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向と、キャリッジの実停止位置に基づいて決定したキャリッジの移動方向とが一致すると判断した場合には、既に算出されている印刷情報に基づいて、印刷を実行する工程と、
    を備えることを特徴とするシリアルプリンタの印刷制御方法。
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