JP2003063085A - 印刷制御装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷方法

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JP2003063085A
JP2003063085A JP2001259188A JP2001259188A JP2003063085A JP 2003063085 A JP2003063085 A JP 2003063085A JP 2001259188 A JP2001259188 A JP 2001259188A JP 2001259188 A JP2001259188 A JP 2001259188A JP 2003063085 A JP2003063085 A JP 2003063085A
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輝樹 倉科
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタのメカ幅を大きくすることなく、印刷
スループットの向上を図る印刷制御装置を提供する。 【解決手段】DCユニット33は記録紙Pを印字位置に
送るPFモータ26の駆動途中に、記録ヘッド15を搭
載したキャリッジ14を印字方向に移動させるCRモー
タ17を起動させ、PFモータ26の停止以降に記録ヘ
ッド15にて印字動作を開始させる。DCユニット33
は、印字動作開始位置がCRモータ17の加速領域で実
行されるように、印字開始移動距離とPROM34に記
憶された加速領域駆動電流値データに基づいて印字動作
を開始する時刻を決定する。DCユニット33は、前記
加速領域駆動電流値データに基づいて加速領域のその時
々でCRモータ17に給電する駆動電流値を設定し同C
Rモータ17に給電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷制御装置及び印
刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタ等のシリ
アルプリンタおいては、紙送りモータ(PFモータ)が
停止する前に、キャリッジモータ(CRモータ)を起動
させ、PFモータが停止した直後に、CRモータにて既
に主走査方向に移動している記録ヘッドによる印字を開
始させることが提案されている。これによって、キャリ
ッジの走査の終了から次の走査開始までの時間、すなわ
ち、印字終了から次の印字開始までの時間が短くでき、
印刷速度(印刷スループット)の向上を図ることができ
る。
【0003】図8は、そのPFモータとCRモータのタ
イムチャートを示す。PFモータが紙送りのために定速
回転している所定時刻T11に、CRモータを起動させ
る。所定時刻T11(以下、起動開始時刻T11とい
う)に起動したCRモータは予め定めた定回転速度に向
かってオープン制御に基づいて加速回転制御される。そ
して、起動から時間TA(以下、定速回転速度到達時間
TAという)経過すると、CRモータが定回転速度に到
達したとして、同CRモータはフィードバック制御(P
ID制御)にてその定回転速度で回転すべく定速回転制
御される。CRモータが定速回転制御に入ってから時間
TC(以下、印字開始位置到達時間TCといい、その時
刻を印字開始時刻T13いう)経過すると、すなわち、
PFモータが時刻(PFモータ停止時刻)T12で停止
した後、予め定めた調整時間ΔT経過すると、記録ヘッ
ドは印字開始位置に到達し印字動作を開始する。
【0004】上記したように、前記CRモータは、起動
から定回転速度になるまでの加速領域ではオープン制御
が行われ、定回転速度に到達するとその定回転速度を維
持すべくフィードバック制御が行われる。つまり、印字
品質を損なわせないために、CRモータが定回転速度の
領域に入った後に印字動作が開始されるようにしてい
る。そのため、PFモータが停止し予め定めた調整時間
ΔT経過した時に、CRモータが定回転速度の領域にあ
って、キャリッジ(記録ヘッド)が所定の印字開始位置
に位置しているように、同CRモータの起動開始時刻T
11を設定している。
【0005】詳述すると、図8に示すようにキャリッジ
が移動を開始してから記録ヘッドが印字を開始するまで
の同キャリッジの印字開始移動距離Xとする。また、試
験等によって起動から定回転速度になるまでにキャリッ
ジが移動する距離aを予め求めるとともに、起動から定
回転速度になるまでに要する定速回転速度到達時間TA
をあわせて求める。さらに、前記印字開始移動距離X及
び距離aから定回転速度になった位置から記録ヘッドが
印字を開始する位置まで移動する距離(=X−a)を求
め、その距離(=X−a)から印字開始位置到達時間T
Cを割り出す。続いて、この割り出した印字開始位置到
達時間TCと前記定速回転速度到達時間TAとを加算し
た時間Ta、すなわち、起動開始から印字開始までに要
する時間を求める。そして、前記印字開始時刻T13か
らこの時間Taだけ遡った時刻を起動開始時刻T11
(=T13−Ta)として算出する。
【0006】そして、この起動開始時刻T11に基づい
てCRモータを駆動起動させることによって、PFモー
タが完全停止する前にCRモータを駆動することで、記
録ヘッドの印字動作とPFモータの駆動が重なることな
く、PFモータとCRモータの重ね合わせ駆動を実行し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、印字
開始は、印字品質を損なわないために、CRモータがフ
ィードバック制御(PID制御)にて定回転速度制御さ
れているときに行われ、加速領域では行われなかった。
【0008】ところで、近年、さらなる印字品質を向上
させるためにインクの種類が増大している。従って、そ
の分インクタンクの種類も増えそれに伴ってキャリッジ
の重量が増大している。このキャリッジの重量が増大す
ることによって、CRモータの負荷が増大し定回転速度
になるまでの加速領域が長くなってきている。加速領域
が長くなると、その分だけ非印字領域が長くなることか
ら、プリンタのメカ幅を大きくする必要が生じる。
【0009】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的はプリンタのメカ幅を大
きくすることなく、印刷スループットの向上を図ること
ができる印刷制御装置及び印刷方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷媒体を印字位置に送る印刷媒体送りモータの駆
動途中に、記録ヘッドを搭載したキャリッジを印字方向
に移動させるキャリッジモータを起動させ、前記印刷媒
体送りモータの停止以降に前記記録ヘッドにて印字動作
を開始させる印刷制御装置において、記録ヘッドによる
印字動作の開始が前記キャリッジモータの加速領域で実
行されるように、キャリッジモータを駆動制御する駆動
制御手段を備えたことをその要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、印刷媒体を印字
位置に送る印刷媒体送りモータの駆動途中に、記録ヘッ
ドを搭載したキャリッジを印字方向に移動させるキャリ
ッジモータを起動させ、前記印刷媒体送りモータの停止
以降に前記記録ヘッドにて印字動作を開始させる印刷制
御装置において、前記キャリッジモータの加速領域にお
ける前記キャリッジの各位置に対するキャリッジモータ
に給電する加速領域駆動電流値のデータを記憶する記憶
手段と、前記印字動作開始位置が前記キャリッジモータ
の加速領域で実行されるように、前記記憶手段に記憶し
たキャリッジの各位置に対するキャリッジモータに給電
する加速領域駆動電流値のデータに基づいて、キャリッ
ジモータの起動開始時刻とその時々にキャリッジモータ
に給電する電流値とを設定し、キャリッジモータを駆動
する駆動制御手段とを備えたことをその要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、記録ヘッドを保
持し所定の印字方向に移動可能なキャリッジと、前記キ
ャリッジを駆動するキャリッジモータと、印刷媒体を印
字位置に送る印刷媒体送りモータと、前記印刷媒体送り
モータが送り動作を停止する時刻に前記記録ヘッドが印
字動作を開始するように前記キャリッジモータの起動開
始時刻を設定する駆動制御手段とを備える印刷制御装置
において、前記キャリッジモータによるキャリッジの移
動を検知するキャリッジ移動位置検出手段と、少なくと
も前記キャリッジモータの加速領域におけるキャリッジ
の各位置に対するキャリッジモータに給電する加速領域
駆動電流値のデータを記憶する記憶手段と、前記印字動
作開始位置が前記キャリッジモータの加速領域で実行さ
れるように、前記記憶手段に記憶したキャリッジの各位
置に対するキャリッジモータに給電する加速領域駆動電
流値のデータに基づいてキャリッジモータの起動開始時
刻を算出しその起動開始時刻にキャリッジモータを起動
させる起動制御手段と、前記起動制御手段にて起動され
たキャリッジモータに給電する駆動電流を、キャリッジ
の移動位置と加速領域駆動電流値のデータとに基づいて
キャリッジモータに駆動電流を求め、キャリッジモータ
に給電して回転制御する加速制御手段と備えたことをそ
の要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の印刷制御装置において、前記キャリッジモータは、直
流モータであることをその要旨とする。請求項5に記載
の発明は、請求項3に記載の印刷制御装置において、前
記印刷媒体は、記録紙であることをその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、印刷媒体を印字
位置に送る印刷媒体送りモータの駆動途中に記録ヘッド
を搭載したキャリッジを印字方向に移動させるキャリッ
ジモータを起動させ、前記印刷媒体送りモータの停止以
降に前記記録ヘッドにて印字動作を開始させるようにし
た印刷方法において、予め設定した前記キャリッジモー
タの加速領域におけるキャリッジの各位置に対する前記
キャリッジモータに給電する加速領域駆動電流値のデー
タに基づいて、前記キャリッジモータを起動させるとと
もに給電制御して、前記印字動作の開始位置が前記キャ
リッジモータの加速制御領域で実行されるようにしたこ
とをその要旨とする。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
駆動制御手段は、キャリッジモータが加速領域にあると
きに、記録ヘッドによる印字動作が開始され印刷が行わ
れるようにキャリッジモータを駆動制御することから、
プリンタのメカ幅を大きくすることなく、印刷スループ
ットの向上を図ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、駆動制御
手段は、記憶手段に記憶したキャリッジモータの加速領
域におけるキャリッジの各位置に対する前記キャリッジ
モータに給電する加速領域駆動電流値のデータに基づい
て、キャリッジモータの起動開始時刻とその時々に前記
キャリッジモータに給電する電流値とを設定し、キャリ
ッジモータを駆動制御する。その結果、印字動作開始位
置をキャリッジモータの加速領域で実行させることがで
き、プリンタのメカ幅を大きくすることなく、印刷スル
ープットの向上を図ることができる。
【0017】請求項3〜5に記載の発明によれば、起動
制御手段は、記憶手段に記憶したキャリッジの各位置に
対する前記キャリッジモータに給電する加速領域駆動電
流値のデータに基づいて前記キャリッジモータの起動開
始時刻を算出しその起動開始時刻に前記キャリッジモー
タを起動させる。加速制御手段は、起動制御手段にて起
動された前記キャリッジモータに給電する駆動電流を、
キャリッジ移動位置検出手段が検出するキャリッジの移
動位置と、同じく記憶手段に記憶した加速領域駆動電流
値のデータとに基づいてキャリッジモータに駆動電流を
求め、前記キャリッジモータに給電して回転制御する。
【0018】その結果、印字動作開始位置をキャリッジ
モータの加速領域で実行させることができ、プリンタの
メカ幅を大きくすることなく、印刷スループットの向上
を図ることができる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、予め設定
したキャリッジモータの加速領域におけるキャリッジの
各位置に対するキャリッジモータに給電する加速領域駆
動電流値のデータに基づいて、キャリッジモータを起動
させ給電制御することにより、加速領域におけるその時
々のキャリッジの移動位置を制御することが可能とな
る。その結果、印字動作の開始位置をキャリッジモータ
の加速領域で実行させることができ、プリンタのメカ幅
を大きくすることなく、印刷スループットの向上を図る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷制御装置をイ
ンクジェットプリンタに具体化した一実施形態を図1〜
図7に従って説明する。
【0021】図1は、インクジェットプリンタの機械的
構成を示す要部斜視図を示す。図1において、フレーム
11内には、プラテン12が配設され、そのプラテン1
2と平行になるようにフレーム11の左右両側板11
a,11b間にはガイド部材13が配設されている。そ
のガイド部材13には同ガイド部材13に沿って摺動可
能にキャリッジ14が支持さている。キャリッジ14に
はブラックインク及び各種カラーインクを吐出するノズ
ル列からなる記録ヘッド15が印刷媒体としての記録紙
Pに対向するように設けられ、その記録ヘッド15の各
ノズル列は同じくキャリッジ14に搭載された各インク
カートリッジ16からインクの供給を受け記録紙Pに吐
出して文字や画像を印字するようになっている。
【0022】フレーム11の背板11cの外側には、破
線で示すように直流モータよりなるキャリッジモータ
(以下、CRモータという)17が固設されている。そ
のCRモータ17はその出力軸が背板11cの内側に突
出し、その突出した出力軸には駆動プーリ18が固着さ
れている。駆動プーリ18と相対向する左側には、従動
プーリ19が背板11cに回転可能に支持され、両プー
リ18,19にてタイミングベルト20を前記ガイド部
材13と平行になるように掛装している。そして、前記
タイミングベルト20の所定の箇所と前記キャリッジ1
4とが連結されている。従って、前記CRモータ17が
正逆回転することによって、キャリッジ14(記録ヘッ
ド15)はガイド部材13に沿って往復動することにな
る。
【0023】駆動プーリ18と従動プーリ19間の前記
背板11cには、符号板21が設けられている。この符
号板21には、左右方向に所定の間隔(本実施形態で
は、1/180インチ(=2.54/180センチメー
トル))毎にスリットが設けられている。この符号板2
1は前記キャリッジ14に設けたキャリッジ移動検出手
段としてのリニア式エンコーダ22(図3参照)によっ
て検出される。このリニア式エンコーダ22は、キャリ
ッジ14の往復移動に伴って符号板21の各スリットを
検知し同キャリッジ14のその時の速度(実速度)及び
キャリッジ14の移動方向を検出するためのパルス検出
信号SG1,SG2を出力するようになっている。
【0024】詳述すると、図2(a)、(b)に示すよ
うに、リニア式エンコーダ22は位相が90度だけずれ
た2種類のパルス検出信号SG1,SG2を出力する。
そして、CRモータ17が正転しているときには、図2
(a)に示すように、パルス検出信号SG1はパルス検
出信号SG2より90度位相が進む構成になっている。
反対に、CRモータ17が逆転しているとき、図2
(b)に示すように、パルス検出信号SG1はパルス検
出信号SG2より90度位相が遅れる構成になってい
る。又、パルス検出信号SG1,SG2の1周期T(立
上がりから次の立上がり、又は、立下がりから次の立下
がり)は、スリットの間隔(本実施形態では、1/18
0インチ(=2.54/180センチメートル))移動
するに要する時間である。従って、周期Tを計時すれば
そのときのキャリッジ14の実速度がわかる。又、周期
Tの数、即ち、パルス検出信号SG1の立上がりをカウ
ントとすればキャリッジ14の起動開始位置からの移動
距離iがわかることになる。さらに、パルス検出信号S
G1,SG2の位相を比較する(例えば、パルス検出信
号SG1の立上がりの時、検出信号SG2がLレベル又
はHレベルの状態をみる)ことによってキャリッジ14
の移動方向がわかることになる。
【0025】前記背板11cの下部外側には、印刷媒体
送りモータとしての直流モータよりなる紙送りモータ
(以下、PFモータという)26が固設されている。P
Fモータ26は図示しない紙送りローラ及び従動ローラ
を回転させて前記記録紙Pを紙送りする。PFモータ2
6は、ロータリ式エンコーダ28(図3参照)を備えて
いる。
【0026】ロータリ式エンコーダ28は、前記キャリ
ッジ14に設けたリニア式エンコーダ22が検知する符
号板21がリニア式符号板であるのに対して、PFモー
タ26の回転に応じて回転する回転円板よりなる符号板
である点が相違するだけで、それ以外は前記リニア式エ
ンコーダ22と基本的に同じである。そして、ロータリ
式エンコーダ28は、PFモータ26の正逆回転にとも
なって回転板する符号板の各スリットを検知し同PFモ
ータ26のその時の速度(実速度)及びPFモータ26
の移動方向を検出するためのパルス検出信号SG3,S
G4を出力するようになっている。従って、周期を計時
すればそのときのキャリッジ14の実速度がわかり、パ
ルス検出信号SG3の立上がりをカウントとすれば記録
紙Pの移動距離がわかることになる。さらに、パルス検
出信号SG3,SG4の位相を比較することによって記
録紙Pの移動方向がわかることになる。このロータリ式
エンコーダ28の符号板に形成された複数のスリットの
間隔は、本実施形態では、1/180インチ(=2.5
4/180センチメートル))であって、PFモータ2
6が1スリット分回転すると、1/1440インチ(=
2.54/1440センチメートル)だけ紙送りされる
ように構成されている。
【0027】次に、上記のようにインクジェットプリン
タに内蔵された印刷制御装置の電気的構成を図3に従っ
て説明する。図3は、インクジェットプリンタに内蔵さ
れた印刷制御装置の電気的構成を説明するためのブロッ
ク回路図である。図3において、印刷制御装置は、AS
IC31、CPU32、駆動制御手段、起動制御手段、
加速制御手段としてのDCユニット33、記憶手段とし
てのPROM34、RAM35、EEPROM36、イ
ンターフェース37及びCPU32に対して周期的に割
り込み信号を発生するタイマIC38を備える。
【0028】ASIC31は、インターフェース37を
介してパソコン等の外部装置のホストコンピュータ40
との間でデータの送受を行う。ASIC31は、ホスト
コンピュータ40からインターフェース37を介して送
られてくる印字情報に基づいて印字解像度や記録ヘッド
15の駆動波形等を制御する。
【0029】CPU32は装置全体を制御する。CPU
32は、ホストコンピュータ40からインターフェース
37及びASIC31を介して送られてくる印字情報に
基づいてPFモータ26の起動及び走行スケジュール、
CRモータ17の起動及び走行スケジュール、並びに、
記録ヘッド15の印字スケジュールを設定する。CPU
32は、設定したPFモータ26の起動及び走行スケジ
ュールに基づいて前記PFモータ26を駆動制御するに
必要な指令信号をDCユニット33に出力する。又、C
PU32は、設定したCRモータ17の起動及び走行ス
ケジュールに基づいて前記CRモータ17を駆動制御す
るに必要な指令信号をDCユニット33に出力する。
【0030】又、CPU32は、前記印字情報とDCユ
ニット33を介して送られてくるキャリッジ14の停止
位置とに基づいて記録ヘッド15が印字開始位置で印字
動作可能となるためのキャリッジ14の起動開始位置を
演算する。
【0031】DCユニット33は前記CPU32との間
でデータの送受信が行われ、CPU32からの指令信号
及び前記リニア式エンコーダ22からのパルス検出信号
SG1,SG2に基づいてCRモータドライバ41を介
してCRモータ17を駆動制御する。
【0032】詳述すると、DCユニット33は、前記リ
ニア式エンコーダ22からのパルス検出信号SG1,S
G2に基づいてキャリッジ14の移動速度及び現在位置
を算出する。又、DCユニット33は、CPU32から
出力されるCRモータ17の起動及び走行スケジュール
に基づいて作成された指令信号(起動開始位置から印字
開始位置までの印字開始移動距離Xのデータ)を入力す
る。
【0033】又、DCユニット33は、前記PROM3
4に記憶された加速領域駆動電流値データ、目標固定周
期Tk、目標固定周期Tkに対する固定周期電流値I
k、加速距離a等、を入力する。
【0034】前記加速領域駆動電流値データは、キャリ
ッジ14の加速領域における移動距離iに対するCRモ
ータ17に供給する電流値である。詳述すると、予め定
めた印字速度で印字させるために、CRモータ17を起
動させ加速領域→定回転速度領域→減速領域→停止まで
のその時々に所望の回転速度で回転制御させている。そ
して、その加速領域において図4及び図5に示す加速度
で回転速度を増大させるために、加速領域のその時々に
キャリッジモータ17に供給すべき駆動電流値Iを予め
試験、実験等で求める。そして、加速領域において、こ
の求めたその各移動距離i(パルス検出信号SG1の起
動開始からのカウント数)における目標周期Tiと、そ
の各目標周期Tiを達成させるためにCRモータ17に
給電する各目標周期Tiに対する駆動電流値Iiを加速
領域電流値データとしている。
【0035】本実施形態では、図6に示すように、加速
領域における各目標周期Ti(T0,T1,T2,……
Tend)に対する駆動電流値Ii(I0,I1,I2,…
…Ia)のテーブルがPROM34に記憶されている。
従って、加速領域において各目標周期Ti(各移動距離
i)においてその目標周期Ti(各移動距離i)に対す
る駆動電流値IiをCRモータ17に供給することによ
って、図4及び図5に示すようにCRモータ17を加速
回転させて前記予め定めた印字速度で印字させることが
できることになる。
【0036】又、前記目標固定周期Tkは前記予め定め
た印字速度で印字させるための前記定回転速度領域にお
けるパルス検出信号SG1の周期Tであり、前記固定周
期電流値Ikはその目標固定周期TkとなるようにCR
モータ17を回転駆動させるために同CRモータ17に
給電する駆動電流値Iiである。これら目標固定周期T
k及び固定周期電流値Ikは予め試験、実験等で求めた
ものである。そして、定回転速度領域において、パルス
検出信号SG1の周期Tが該目標固定周期Tkとなるよ
うに固定周期電流値IkをCRモータ17に給電させる
ことにより、前記予め定めた印字速度で印字させること
ができることになる。
【0037】さらに、前記加速距離aは、前記加速領域
電流値データに基づいてキャリッジモータ17を駆動さ
せたとき、起動から予め定めた定速回転速度になる直前
までの加速領域をキャリッジ14が移動する距離であ
る。
【0038】そして、DCユニット33は、前記入力し
た印字開始移動距離Xを入力すると、その印字開始移動
距離Xと、前記PROM34に記憶された加速領域駆動
電流値データ、目標固定周期Tk、目標固定周期Tkに
対する固定周期電流値Ik、加速距離a等、に基づいて
CRモータ17を駆動制御する。DCユニット33は、
印字開始移動距離Xと前記加速距離aとを比較する。
【0039】DCユニット33は、印字開始移動距離X
が加速距離a以下のとき、すなわち、図4に示すキャリ
ッジモータ17の加速領域中にキャリッジ14の印字開
始位置がある時、加速印字モードとなる。加速モードと
なると、DCユニット33は、加速領域で印字が開始さ
れるとして、図4に示す印字開始移動距離Xに要する時
間Ta(=TA)を前記PROMに記憶した加速領域電
流値データから求める。つまり、1つ目のパルス検出信
号SG1の目標周期T0から印字開始移動距離X(=移
動距離ix)におけるパルス検出信号SG1の目標周期
Tixまでの各目標周期を加算することによって、時間
Taが求められる。
【0040】つまり、Ta=T0+T1+T2+…+T
ixを演算することによって求める。DCユニット33
は、時間Taを求めると、PFモータ26が停止する時
刻T13から前記時間Ta遡った時刻を起動開始時刻T
11(=T13−Ta)として算出する。そして、DC
ユニット33は、この起動開始時刻T11に基づいてC
Rモータ17起動させることになる。つまり、DCユニ
ット33は、PFモータ26が停止時刻T13より時間
Ta以前にCRモータ17を起動させることによって、
PFモータ26が停止すると、同時に印字動作を開始さ
せることになる。
【0041】一方、DCユニット33は、印字開始移動
距離Xが加速距離aを超えるとき、すなわち、図5に示
すキャリッジモータ17が定回転速度領域以降にキャリ
ッジ14が印字開始位置に到達する印字動作のとき、定
速印字モードとなる。
【0042】定速モードとなると、DCユニット33
は、定回転速度領域で印字が開始されるとして、まず前
記加速領域電流値地データから、図5に示す加速領域に
要する時間TAを求める。つまり、1つ目のパルス検出
信号SG1の目標周期T0から加速距離a(加速領域終
了位置)におけるパルス検出信号SG1の目標周期Tend
までの各目標周期を加算することによって、TAが求め
られる。
【0043】つまり、TA=T0+T1+T2+……+
Tendを演算することによって求める。次に、DCユニッ
ト33は、図5に示す定回転速度領域開始位置から印字
開始するまでの距離(=X−a)を求め、前記目標固定
周期Tkを使ってその距離(=X−a)を移動するに要
する時間TC(=Tk・(X−a))を求める。
【0044】DCユニット33は、時間TAと時間TC
から印字開始移動距離Xに要する時間Ta(=TA+T
C)を求める。そして、DCユニット33は、時間Ta
を求めると、PFモータ26が停止する時刻T13から
前記時間Ta遡った時刻を起動開始時刻T11(=T1
3−Ta)として算出する。そして、DCユニット33
は、この起動開始時刻T11に基づいてCRモータ17
起動させることになる。つまり、DCユニット33は、
PFモータ26が停止時刻T13より時間Ta以前にC
Rモータ17を起動させることによって、PFモータ2
6が停止すると、同時に印字動作を開始させることにな
る。
【0045】DCユニット33はヘッドドライバ42を
介して前記記録ヘッド15に接続されて、ヘッドドライ
バ42を介して記録ヘッド15を駆動する。DCユニッ
ト33は、キャリッジ14が印字開始位置、即ち、印字
開始移動距離Xに到達したとき、CPU32からの前記
印字スケジュールに基づいて記録ヘッド15を駆動させ
て記録紙Pへの印字動作を行う。
【0046】また、DCユニット33は、紙検出センサ
43からの検出信号SG5を入力する。前記紙検出セン
サ43は、図示しない給紙モータによって駆動される給
紙ローラによってプリンタ内に送り込まれた記録紙Pを
検出する。そして、DCユニット33は、紙検出センサ
43からの検出信号SG5に基づいてプリンタ内に送り
込まれた記録紙Pの先端を検出し紙送りモータドライバ
44を介してPFモータ26を駆動し同PFモータ26
によって記録紙Pを紙送りする。
【0047】さらに、DCユニット33は、前記ロータ
リ式エンコーダ28からのパルス検出信号SG3,SG
4を入力し、これら検出信号SG3,SG4に基づいて
PFモータドライバ44を介してPFモータ26にて紙
送りされる記録紙Pの移動速度及び現在位置を算出す
る。
【0048】DCユニット33は、CPU32から出力
されるPFモータ26の起動及び走行スケジュールに基
づいて作成された指令信号(目標位置データ)を入力
し、PFモータ26を図4及び図5に示すように回転速
度制御して記録紙Pを所定の位置(目標位置)まで紙送
りする。
【0049】次に、上記のように構成されたインクジェ
ットプリンタの作用をDCユニット33の処理動作を示
す図7に示すフローチャートに従って説明する。尚、説
明の便宜上、CRモータ17の起動から印字開始までの
作用について説明する。
【0050】さて、DCユニット33は、CPU32か
らPFモータ26の起動及び走行スケジュール、CRモ
ータ17の起動及び走行スケジュール、並びに、記録ヘ
ッド15の印字スケジュールを入力する。そして、DC
ユニット33は、PFモータ26を起動及び走行スケジ
ュールに基づいて起動させ、記録紙Pを紙送りする。
【0051】又、DCユニット33は、CRモータ17
の走行スケジュール中の印字開始移動距離Xから起動開
始時刻T11を算出する。この時、印字開始移動距離X
が加速距離a以下の時、加速印字モードとなり、加速領
域で印字が開始されるとして、図4に示す印字開始移動
距離Xに要する時間Taを加速領域電流値データから求
める。DCユニット33は、時間Taを求めると、PF
モータ26が停止する時刻T13から時間Ta遡った時
刻を起動開始時刻T11(=T13−Ta)として算出
する。DCユニット33は、この起動開始時刻T11に
基づいてCRモータ17起動させることになる。
【0052】一方、DCユニット33は、印字開始移動
距離Xが加速距離aを超えるとき、定速印字モードとな
り、定回転速度領域で印字が開始されるとして、前記加
速領域電流値地データから、図5に示す加速領域に要す
る時間TAを求める。次に、DCユニット33は、図5
に示す定回転速度領域開始位置から印字開始するまでの
距離(=X−a)を求め、前記目標固定周期Tkを使っ
てその距離(=X−a)を移動するに要する時間TC
(=Tk・(X−a))を求める。DCユニット33
は、時間TAと時間TCから印字開始移動距離Xに要す
る時間Ta(=TA+TC)を求め、PFモータ26が
停止する時刻T13から時間Ta遡った時刻を起動開始
時刻T11(=T13−Ta)として算出する。そし
て、DCユニット33は、この起動開始時刻T11に基
づいてCRモータ17を起動させることになる。
【0053】そして、前記PFモータ26が停止する時
刻T13より時間Ta以前に起動開始時刻T11なる
と、DCユニット33は、移動距離iを「0」、目標周
期Tiを「0」に初期セットする(ステップS11)。
【0054】続いて、DCユニット33は、移動距離i
が印字開始移動距離X以下どうか判断する(ステップS
12)。つまり、DCユニット33はキャリッジ14が
移動を開始してから印字開始移動距離Xまで移動したか
どうか判断する。この時点では、起動していないので
(ステップS12でYES)、DCユニット33は、移
動距離iが加速距離a以下どうか判断する(ステップS
12)。つまり、DCユニット33はキャリッジ14が
移動を開始してから加速距離aまで移動したかどうか判
断する。この時点では、同様に起動していないので(ス
テップS12でYES)、DCユニット33はステップ
S14に移る。
【0055】ステップS14において、DCユニット3
3は、先に初期セットした目標周期Tiの「0」に次の
目標周期Tiの「T0」をセットする。そして、図6に
示すPROM34に記憶された加速領域電流値データの
テーブルから起動開始位置における最初の目標周期T0
に対する駆動電流値I0を読み出す。そして、DCユニ
ット33はその駆動電流値I0をCRモータ17に給電
し、同CRモータ17を起動させる。
【0056】続いて、DCユニット33は、CRモータ
17の起動に基づくリニア式エンコーダ22からのパル
ス検出信号SG1に応答(立ち上がりに応答)してキャ
リッジ14が同検出信号SG1の1周期分移動したこと
を検知すると、移動距離iを「1」加算する(ステップ
S15)。移動距離iを「1」加算すると、DCユニッ
ト33は、ステップS12に戻り、前記と同様に、移動
距離iが印字開始移動距離X以下どうか判断するととも
に(ステップS12)、移動距離iが加速距離a以下ど
うか判断した後(ステップS13)、ステップS14に
移る。
【0057】ステップS14において、DCユニット3
3は、先にセットした目標周期Tiの「T0」から次の
目標周期Tiの「T1」をセットする。そして、図6に
示す加速領域電流値データのテーブルから起動開始位置
目標周期T1に対する駆動電流値Iiの「I1」を読み
出す。そして、DCユニット33はその駆動電流値I1
をCRモータ17に給電し、同CRモータ17を加速駆
動させる。
【0058】つまり、移動距離iが加速距離aに到達す
るまでは、DCユニット33は、ステップS12〜ステ
ップS15の処理動作を繰り返しCRモータ17を図4
及び図5に示すように回転速度制御する。詳述すると、
移動距離iが「1」加算(即ち、パルス検出信号SG1
の立ち上がりがカウントされる)毎に、目標周期Tiも
T1→T2→T3……→Tendとなり、それら各目標周
期Tiに対する駆動電流値Iiを加速領域電流値データ
のテーブルからI1→I2→I3……→Iendを順次読
み出しCRモータ17に給電し、同CRモータ17を加
速駆動させる。
【0059】従って、加速領域においては、図6に示す
加速領域電流値データのテーブルに基づいて各目標周期
Tiに対する駆動電流値Iiを求めCRモータ17に給
電制御することによって、CRモータ17の回転速度を
図4及び図5に示すように回転速度制御でき、キャリッ
ジ14は所定時間に所定の移動位置に移動される。
【0060】そして、今、前記印字開始移動距離Xが加
速距離a以下の加速モードであって、移動距離i(=i
x)が印字開始移動距離Xに到達すると(ステップS1
2でNO)、DCユニット33は記録ヘッド15を駆動
し印字を開始する。
【0061】一方、前記印字開始移動距離Xが加速距離
aを超えるの定速モードであって、移動距離iが加速距
離aに到達すると(ステップS13でNO)、DCユニ
ット33はステップS16に移る。ステップS16にお
いて、DCユニット33は、図5に示す定回転速度領域
開始位置からCRモータ17を定回転速度制御すべく、
前記PROM34から目標固定周期Tkとなるように固
定周期電流値Ikを読み出しその固定周期電流値Ikを
CRモータ17に給電する。従って、以後減速領域にな
るまで、CRモータ17は、固定周期電流値Ikが給電
されて図4及び図5に示すように定回転速度制御されて
キャリッジ14は所定時間に所定の移動位置に移動され
る。
【0062】そして、今、前記印字開始移動距離Xが加
速距離aを超える定速モードであって、移動距離iが印
字開始移動距離Xに到達すると(ステップS12でN
O)、DCユニット33は記録ヘッド15を駆動し印字
を開始する。
【0063】次に、上記のように構成したインクジェッ
トプリンタの特徴を以下に説明する。 (1)本実施形態では、加速領域電流値データに基づい
てCRモータ17を駆動制御して加速領域においてキャ
リッジ14を所定時間に所定の移動位置に移動させるこ
とができ、パルス検出信号SG1のカウント数によって
その時々の移動距離iを把握できるようにしたので、C
Rモータ17が加速領域にあっても印字品質を落とすこ
となく印字動作を開始することができる。
【0064】(2)本実施形態では、CRモータ17が
加速領域において印字動作を開始できるようにしため、
インクの種類が増大しキャリッジの重量が増大すること
によってCRモータの負荷が増大して加速領域が長くな
って非印字領域が長くなっても、プリンタのメカ幅を大
きくする必要がない。しかも、印刷スループットの向上
を図ることができる。
【0065】尚、本発明の実施形態は、以下のように変
更してもよい。 ○上記形態では、印字開始時刻T13をPFモータ26
の停止時刻と一致させたが、PFモータ26の停止後、
前記従来の技術で説明した調整時間ΔT経過した時を印
字開始時刻T13として実施してもよい。
【0066】○前記実施形態では、加速領域について加
速領域駆動電流値データのテーブルを設けて実施した
が、加速領域、定回転速度領域、及び、減速領域までの
加速領域駆動電流値データを作成しテーブル化して実施
してもよい。
【0067】○前記実施形態では、キャリッジ移動位置
検出手段としてのリニア式エンコーダ22からの検出信
号SG1に基づいてキャリッジ14の移動位置iを検出
したが、例えば、タイマIC38のクロック信号を用い
て起動開始からの時間を計時しその時々の時間から移動
位置i、即ち、目標周期Tiを特定し、駆動電流値Ii
をテーブルから求めるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、印字動作の開始位置をキャリッジモ
ータの加速領域で実行させることができ、プリンタのメ
カ幅を大きくすることなく、印刷スループットの向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタのキャリッジ周辺の構
成を説明するための斜視図。
【図2】リニア式エンコーダのパルス検出信号の波形
図。
【図3】インクジェットプリンタの電気的構成を説明す
るためのブロック回路図。
【図4】印字開始が加速領域におけるCRモータの駆動
タイミングを説明するタイミング波形図。
【図5】印字開始が定回転速度領域におけるCRモータ
の駆動タイミングを説明するタイミング波形図。
【図6】加速領域電流値データを説明するための加速領
域における各目標周期に対する駆動電流値を説明するた
めの説明図。
【図7】CRモータの起動から印字開始までのDCユニ
ットが行う処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】従来の印字開始動作を説明するためのCRモー
タの駆動タイミングを説明するタイミング波形図。
【符号の説明】
14 キャリッジ 15 記録ヘッド 17 キャリッジモータ(CRモータ) 22 キャリッジ移動検出手段としてのリニア式エンコ
ーダ 26 印刷媒体送りモータとしての紙送りモータ(PF
モータ) 32 CPU 33 駆動制御手段、起動制御手段及び加速制御手段と
してのDCユニット 34 記憶手段としてのPROM X 印字開始移動距離 P 印刷媒体としての記録紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体を印字位置に送る印刷媒体送り
    モータの駆動途中に、記録ヘッドを搭載したキャリッジ
    を印字方向に移動させるキャリッジモータを起動させ、
    前記印刷媒体送りモータの停止以降に前記記録ヘッドに
    て印字動作を開始させる印刷制御装置において、 前記記録ヘッドによる印字動作の開始が前記キャリッジ
    モータの加速領域で実行されるように、キャリッジモー
    タを駆動制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とす
    る印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 印刷媒体を印字位置に送る印刷媒体送り
    モータの駆動途中に、記録ヘッドを搭載したキャリッジ
    を印字方向に移動させるキャリッジモータを起動させ、
    前記印刷媒体送りモータの停止以降に前記記録ヘッドに
    て印字動作を開始させる印刷制御装置において、 前記キャリッジモータの加速領域における前記キャリッ
    ジの各位置に対するキャリッジモータに給電する加速領
    域駆動電流値のデータを記憶する記憶手段と、 前記印字動作開始位置が前記キャリッジモータの加速領
    域で実行されるように、前記記憶手段に記憶したキャリ
    ッジの各位置に対するキャリッジモータに給電する加速
    領域駆動電流値のデータに基づいて、キャリッジモータ
    の起動開始時刻とその時々にキャリッジモータに給電す
    る電流値とを設定し、キャリッジモータを駆動する駆動
    制御手段とを備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドを保持し所定の印字方向に移
    動可能なキャリッジと、 前記キャリッジを駆動するキャリッジモータと、 印刷媒体を印字位置に送る印刷媒体送りモータと、 前記印刷媒体送りモータが送り動作を停止する時刻に前
    記記録ヘッドが印字動作を開始するように前記キャリッ
    ジモータの起動開始時刻を設定する駆動制御手段とを備
    える印刷制御装置において、 前記キャリッジモータによるキャリッジの移動を検知す
    るキャリッジ移動位置検出手段と、 少なくとも前記キャリッジモータの加速領域におけるキ
    ャリッジの各位置に対するキャリッジモータに給電する
    加速領域駆動電流値のデータを記憶する記憶手段と、 前記印字動作開始位置が前記キャリッジモータの加速領
    域で実行されるように、前記記憶手段に記憶したキャリ
    ッジの各位置に対するキャリッジモータに給電する加速
    領域駆動電流値のデータに基づいてキャリッジモータの
    起動開始時刻を算出しその起動開始時刻にキャリッジモ
    ータを起動させる起動制御手段と、 前記起動制御手段にて起動されたキャリッジモータに給
    電する駆動電流を、キャリッジの移動位置と加速領域駆
    動電流値のデータとに基づいてキャリッジモータに駆動
    電流を求め、キャリッジモータに給電して回転制御する
    加速制御手段と備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の印刷制御装置におい
    て、前記キャリッジモータは、直流モータであることを
    特徴とする印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の印刷制御装置におい
    て、前記印刷媒体は、記録紙であることを特徴とする印
    刷制御装置。
  6. 【請求項6】 印刷媒体を印字位置に送る印刷媒体送
    りモータの駆動途中に記録ヘッドを搭載したキャリッジ
    を印字方向に移動させるキャリッジモータを起動させ、
    前記印刷媒体送りモータの停止以降に前記記録ヘッドに
    て印字動作を開始させるようにした印刷方法において、 予め設定した前記キャリッジモータの加速領域における
    キャリッジの各位置に対する前記キャリッジモータに給
    電する加速領域駆動電流値のデータに基づいて、前記キ
    ャリッジモータを起動させるとともに給電制御して、前
    記印字動作の開始位置が前記キャリッジモータの加速制
    御領域で実行されるようにしたことを特徴とする印刷方
    法。
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