JP2005238586A - ラベルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 固有のコードにより食品名と、生産地名とを関連付けて記憶する食品データテーブル21と、生産地データテーブル23と、有し、固有のコードを呼び出されると食品データテーブル21から食品名と生産地名を検索して、少なくとも食品名と生産地名とをラベルに印字する通常発行モードと、生産地名が変更されたことをラベルに印字する生産地変更発行モードとを切換え可能にしたことを特徴とするラベルプリンタである。
【選択図】 図2
Description
このようなスーパーなどでは、予め設定された注文リストから顧客が必要な食品を選択して注文することにより週に1回または2回各家庭に宅配するようにしてある。
スーパーなどが顧客に提供する注文リストには、注文コードに対応した食品名、数量、産地名などが表示されており、顧客は、この注文リストの情報から希望する食品を選択して注文するようにしてある。
そして、食品を配送する時に、配送先の伝票を配送箱に貼るとともに、プリンタで注文内容(食品名、数量、産地名など)の食品リストをラベルに印字した注文ラベルを配送箱に貼付して発送される。
特許文献1には、商品情報として品番、商品名、原産地、添加物などをラベルに印字することが記載され、商品情報を変更する際に容易に探すことができるラベルプリンタが記載されている。
生産地を変更しなければならない場合には、予め設定されている注文リストから注文された内容を印字した注文ラベルを印字して、この注文ラベルに印字された産地名に手書きで消し線を記入していたので、見栄えが悪いという問題がある。
また、変更後の生産地名を帳票などで印字した「詫び状」を発行し、貼付していたので、別々の用紙を必要とするので用紙の管理が煩わしいという問題がある。
また、「詫び状」を印字発行する時に、その都度、生産地名を入力したり、用紙の交換などにより作業効率が悪いという問題がある。
また、注文ラベルに印字した内容を、見栄えよくするとともに、作業性に優れたラベルプリンタを提供することを目的とする。
さらにまた、複数の用紙を管理することがないので、用紙管理の簡易化を図るラベルプリンタを提供することを目的とする。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記食品名と、この食品名に対応する前記生産地名、などの注文リストを印字した注文ラベルを発行する前記通常発行モードと、前記注文リストの生産地名に消し線を印字した注文内容変更ラベルと、生産地変更ラベルを印字する生産地変更発行モードとを有することを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタにある。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記生産地変更発行モードにおいて、前記注文内容変更ラベルと、前記生産地変更ラベルと、を連続して印字することを特徴とする請求項2記載のラベルプリンタにある。
また、消し線を印字することにより、見栄えをするとともに、作業性を向上させることができる。
さらにまた、複数の種類の用紙(ラベル連続体)を管理することがないので、用紙の管理を簡易にすることができる。
図1は本発明のラベルプリンタの一例を示した概略構成図であり、図2は図1の制御部の一例を示した構成を示すブロック図である。
用紙供給部2には、帯状の台紙6に所定の間隔で複数仮着されたラベルLをロール状にしたラベル連続体(用紙)7を回転可能に保持する用紙供給軸8を設け、案内ローラ12を介して後述する印字部4に繰出し可能にしてある。
用紙検出部3は、所定の光を出射する図示せぬ発光部と発光部から出射された光を台紙6からの反射光を受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する図示せぬ受光部とからなり、台紙6の裏面側に発光部と受光部を配し、台紙6の裏面に印刷等によって形成された図示せぬ基準マーク(黒色の矩形のマーク)を、受光部の受光量に基づいて検出する光反射センサ9がラベル連続体7の搬送路に配置されている。
用紙検出センサ9は、基準のマークの検出結果に基づいて、ラベルLの印字基準位置などを後述する制御部5で制御するようにしてある。
尚、この実施の形態のラベルLは、感熱により発色する感熱発色層が形成されたラベル(サーマル紙)で説明する。
また、プラテンローラ10とサーマルヘッド11とにより挟持されたラベル連続体7は、印字指令によりプラテンローラ10が駆動するとともに、サーマルヘッド11が選択的に発熱体(図示せず)を発熱させることにより、ラベルLの感熱発色層を発色させて文字・記号やバーコードなど印字するようにしてある。
同図に示すように、制御部5は、プリンタ制御プログラム、各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム等を記憶するROM(read only memory)13と、ROM13に記憶されている各種制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)14と、CPU14が動作する上で必要となる各種データを記憶するワークエリア、および印字データが展開される印字展開エリアを有するRAM(random access memory)と15、プラテンローラ10を回転させることにより、ラベル連続体7を搬送方向に搬送駆動するステッピングモータ17と、ステッピングモータ17を制御するモータ制御回路16と、CPU14の制御下、RAM15の印字展開エリアに展開された印字すべき文字、記号、およびバーコードなどの印字データに対応する制御信号を生成し、生成した制御信号をサーマルヘッド11に供給して印字動作を行わせるヘッド制御回路18と、CPU14の制御下、光反射センサ9の図示せぬ発光部を制御し、光を出射させるとともに、図示せぬ受光部から出力される電気信号を受け取り、ディジタルのデータに変換して印字基準検出データとしてCPU14に供給するセンサ制御回路19と、CPU14の制御下、食品データテーブル21、顧客データテーブル22、生産地データテーブル23及び印字フォーマット24が格納されるとともに、各テーブルのデータを書換え可能に設けた不揮発性記憶部20と、各種データやコマンドを入力するための入力部25と、入力されたデータを表示し、または入力部25から入力されたデータにより、上述の所定のテーブルを検索して表示する表示部26と、をCPU14に接続するインタフェース27とから構成されている。
不揮発性記憶部20に格納された印字フォーマット24には、少なくとも3種類の印字フォーマットが記憶されている。具体的には、通常発行モードにおいて、注文ラベルL1を印字する注文フォーマット、生産地変更発行モードでは、生産地名が変更された生産地名に二重の消し線30aを設定した注文内容変更ラベルL2を印字する注文内容変更フォーマットと、生産地を変更したことのコメントを印字する生産地変更ラベルL3を印字する生産地変更フォーマットとに夫々対応してある。
尚、入力手段として入力部25によるキー入力で説明するが、外部のパソコン(パーソナルコンピュータ)からインタフェースを介して入力される信号を受けるようにすることができる。
食品データテーブル21は、注文コード欄21a、食品名欄21b、生産地名欄21c、単位数欄21dなどから構成されている。
注文コード欄21aは、「100」「101」などからなるコード(固有のコード)が複数記憶され、顧客が注文するための注文コードとなり、各注文コードに対応して、食品名、生産地名、単位数などが記憶され、注文コードを入力部25のキー操作により入力されると食品データテーブル21を検索して呼び出され、注文コードに対応する食品名、生産地名、単位数が呼び出されて表示部26に表示するようにしてある。
例えば、注文コード欄21aの注文コード「100」には、食品名「なす」、生産地名「A」、単位数「3本」が記憶され、注文コード「101」には、食品名「なす」、生産地名「A」、単位数「5本」が記憶され、注文コード「200」には、食品名「だいこん」、生産地名「B」、単位数「1本」が記憶され、注文コード「300」には、食品名「たまねぎ」、生産地名「C」、単位数「5個」などが記憶されている。
例えば、顧客コード欄22aの顧客コード「123」には、注文された食品の注文コード「101」「200」「300」の3点が注文され、顧客コード「124」には、注文された食品の注文コード「100」「200」の2点が注文されて記憶されている。このように、複数の顧客コードに対応する注文された注文コードが記憶されている。
例えば、生産地コード欄23aの生産地コード「1」には生産地名「A」が、生産地コード「2」には生産地名「B」が、生産地コード「3」には生産地名「C」が、生産地コード「4」には生産地名「D」が、記憶されている。
尚、食品データテーブル21の生産地名欄21cには、生産地名を記憶しているが、生産地データテーブル23の生産地コード欄23aの生産地コードを記憶させて、生産地データテーブル23の生産地コードから生産地名を呼び出すようにしてもよい。
図5(a)の印字は、不揮発性記憶部20の印字フォーマット24に記憶された通常フォーマットによりラベルLに印字した注文ラベルL1である。
印字された注文ラベルL1は、梱包箱(図示せず)に荷札とともに貼付され、顧客に届けられる。
ステップS1では顧客からの注文内容と同じ内容の注文ラベルL1を印字発行する通常発行モードまたは食品の生産地名を変更したラベルを発行する生産地変更発行モードの何れかを選択する。注文ラベルL1を発行する場合には、通常発行モードを選択しステップS2に進む、また生産地変更発行モードを選択した場合にはステップS6に進む。
表示部26に表示された顧客データ「123」の注文内容を確認して、入力部25から印字発行キー(図示せず)を入力することにより(ステップS4)、顧客コード「123」の注文ラベルL1が印字発行(ステップS5)されて終了する。印字された注文ラベルL1を図5(a)に示す。
尚、ステップS4で注文ラベルを印字しないときは、ステップS1に戻るようにすることもできる。
印字発行された注文ラベルL1は、顧客名など印字された荷札ラベル(図示せず)と、印字発行された注文ラベルL1とを、梱包箱に貼付され顧客に送られる。このように、毎週定期的に顧客に送られることになる。また、注文ラベルには印字面とは反対の面に粘着剤が予め形成され、印字された注文ラベルを台紙から剥がすと容易に貼付することができる。
例えば、「なす」の生産地を「A」から「D」に変更する場合には、ステップS1で生産地変更モード選択しステップS6に進む。
ステップS6では、生産地名を変更する食品名を入力する画面が表示部26に表示する。入力部25から、食品名「なす」の文字を入力するとステップS7に進む。
入力部25の文字入力によるキー操作で、生産地名「D」を入力する(ステップS7)。生産地名の入力は、生産地名を文字入力する場合や生産地名の生産地コードのコード番号「4」を入力するようにしてもよい。
ステップS7において、生産地名を変更する処理をしたことにより、生産地変更発行モードでは、生産地名を変更した生産地名に二重線の消し線が設定され、注文内容変更ラベルL2が印字する印字内容変更フォーマットに割り当てられる。
また、変更後の生産地名「D」と、変更後の生産地名に対応する単位数は、食品データテーブル21から該当する注文コードのコードが印字のために呼び出された時に、後述する生産地変更ラベルL3に印字する生産地変更フォーマットのために割り当てられる。
表示部26には、顧客コードを入力する画面が表示され、一つまたは複数の顧客コードを入力することができるようにしてある。
ステップS8において、顧客コード「123」を入力すると、顧客データテーブルから顧客コード123」に対応する注文された内容が食品データテーブル21から「注文コード」、「食品名」、「生産地名」、「単位数」が呼び出され表示部に表示される(ステップS9)。そしてステップ10に進む。
この時、表示部26に、生産地名が変更される前の生産地名「A」に二重線の消し線が表示されている。二重線の消し線は、直接表示部に表示されなくてもよく、文字や記号などや表示の点滅や色を他と異なるようにしてもよい。
尚、ステップ10で印字を中止するときには、入力部25からキャンセルキー(図示せず)が入力されるとステップS1に戻るようにすることもできる。
ステップS11では、変更後の生産地名に二重の消し線が印字された注文内容変更ラベルL2と、ステップ12では、生産地変更コメントラベルL3とが連続して印字発行され終了する。
生産地変更ラベルL3は、生産地変更コメント欄31などが印字される。生産地変更コメント欄31には、ステップS7で入力した生産地名「D」と、生産地名を変更する食品名「なす」および単位数「3本」が予め設定した生産地変更フォーマットに割り当てられ印字されるようにしてある。(図6参照)
また、注文内容変更ラベルL2と生産地変更ラベルL3とが続けて印字されるので、間違うことなく、梱包箱に2種類のラベルを貼付することができる。
また、文字や数字などをキー操作で説明したが、表示部をタッチパネルにより構成し、タッチパネルで入力あるいは選択するようにしてもよい。
さらにまた、この実施の形態で説明した注文ラベル、注文内容変更ラベル、生産地変更ラベルの印字内容は一例であり、印字内容あるいは印字フォーマットは任意である。
この実施の形態では、各構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。
2 用紙供給部
4 印字部
5 制御部
7 ラベル連続体
13 ROM
14 CPU
15 RAM
20 不揮発性記憶部
21 食品データテーブル
21a 注文コード欄
21b 食品名欄
21c 生産地名欄
21d 単位数欄
22 顧客データテーブル
22a 顧客コード欄
22b 注文コード欄
23 生産地データテーブル
23a 生産地コード欄
23b 生産地名欄
24 印字フォーマット
25 入力部(入力手段)
26 表示部(表示手段)
28 会員番号欄
29 注文リスト欄
30 注文変更リスト欄
30a 二重の消し線
31 生産地変更コメント欄
L ラベル
L1 注文ラベル
L2 注文内容変更ラベル
L3 生産地変更ラベル
Claims (3)
- 入力手段および表示手段を有し、野菜や果物などの食品名と、生産地名と、をラベルに印字するラベルプリンタにおいて、
複数の固有のコードを有し、各々の前記固有のコードには前記食品名と、この食品名に対応した前記生産地名または生産地コードと、を関連付けて記憶する食品データテーブルと、複数の前記生産地名を記憶する生産地データテーブルと、有し、
前記入力手段により、少なくとも一つの固有のコードを呼び出されると、前記食品データテーブルから前記固有のコードを検索して、前記食品名と前記生産地名とを呼び出しラベルに印字する通常発行モードと、生産地名が変更されたことをラベルに印字する生産地変更発行モードとを切換する切換手段を設けたことを特徴とするラベルプリンタ。 - 前記食品名と、この食品名に対応する前記生産地名、などの注文リストを印字した注文ラベルを発行する前記通常発行モードと、前記注文リストの生産地名に消し線を印字した注文内容変更ラベルと、生産地変更ラベルを印字する生産地変更発行モードとを有することを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
- 前記生産地変更発行モードにおいて、前記注文内容変更ラベルと、前記生産地変更ラベルと、を連続して印字することを特徴とする請求項2記載のラベルプリンタ。
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