JP2005234380A - ラベルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 改ざん防止機能や新たな形態を効率よく付与可能なラベル、およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 ラベル1は、基材シート10、粘着材層20、および離型シート30が積層され、これらの各層には、レーザビームの照射により形成された微細な貫通穴11、21、31が多数形成されている。従って、ラベル1を貼った物品の表面が貫通穴11、21から透けて見える。また、ラベル1は、貼った後、剥がそうとしても破れるので、改ざんを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラベルおよびその製造方法に関するものである。
ラベルは、一般に、紙やプラスチックシートからなる基材シートと、この基材シートの裏面に形成された粘着材層とから構成され、基材シートの表面側には印刷により各種の文字、模様、あるいは図形が付されている。近年、ラベルの分野においてもレーザ加工技術が利用されており、例えば、基材シートの表面側に形成された印刷層に対してレーザ光を照射して基材シートの表面側に刻印を施す技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、基材シートの表面側に形成された着色層に対してレーザ光を照射して着色層を変色させて文字などを表す技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、ラベルの分野には、大判のシートからラベルを一枚ずつ剥がしやすいように基材シートおよび粘着材層に対してミシン目やスリットを付しておくことがある。このようなラベルを製作する際、従来は、型材によって、基材シートおよび粘着材層に対してミシン目やスリットを形成する方法が採用されている。
特開2003−205375号公報 特開2000−265012号公報
しかしながら、従来のラベルは、改ざんなどに対する十分な配慮がなされておらず、模造品が出回ることを防止できるには到っていない。また、型材で型ミシン目やスリットを形成する方法では、型材に粘着剤や滓が付着するため、型材を頻繁に清掃する必要があるなど、メンテンナンスに多大な手間がかかるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、改ざん防止機能や新たな形態を効率よく付与可能なラベル、およびその製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、基材シートの裏面に粘着材層が形成されたラベルにおいて、少なくとも前記基材シートには、レーザ加工により形成された微細な多数の貫通穴、および微細なスリット状の貫通穴のうちの少なくとも一方からなる第1の貫通穴が形成されていることを特徴とする。
本発明では、基材シートの裏面側に粘着材層が形成されたラベルの製造方法において、前記基材シートの表面側あるいは裏面側からレーザビームを照射して、少なくとも前記基材シートに微細な多数の貫通穴、および微細なスリット状の貫通穴のうちの少なくとも一方の貫通穴を形成することを特徴とする。
本発明において、前記粘着材層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第2の貫通穴が形成されている構成であってもよい。このように構成すると、第1の貫通穴から粘着材が露出していないので、ラベル表面への異物の付着を防止できる。また、基材シートの裏面に粘着材層を形成した状態でレーザ加工できる。
本発明において、前記第1の貫通穴のサイズが前記第2の貫通穴のサイズよりも小さいことが好ましい。それには、前記基材シートの裏面側からレーザビームを照射して前記粘着材層および前記基材シートの双方を貫通するように前記貫通穴を形成する。レーザ照射で貫通穴を形成した場合、レーザビームを絞って基材シートに照射するため、光源側でビーム径が大となりやすい。従って、基材シートの裏面側からレーザ照射を行えば、基材シートの表面側には微細な貫通穴を形成することができる。
本発明において、前記基材シートの表面側には第1の印刷層が形成されている場合、当該第1の印刷層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第3の貫通穴が形成されていることが好ましい。
この場合、前記基材シートの表面側からみたとき、前記第1の印刷層で表された文字、模様あるいは図形と異なる文字、模様および図形の少なくとも一つが当該第1の印刷層に形成された前記第3の貫通穴によって表されていることが好ましい。このように構成すると、印刷だけでは得られない形態を備えたラベルを提供することができる。
本発明において、前記基材シートの裏面側と前記粘着材層との間に第2の印刷層が形成され、前記貫通穴から当該第2の印刷層が見える構成であってもよい。
本発明において、前記基材シートの裏面側と前記粘着材層との間に第2の印刷層が形成され、当該第2の印刷層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第4の貫通穴が形成されている構成であってもよい。
本発明において、前記印刷層では、当該印刷層に形成された前記貫通穴の周縁が変色していることが好ましい。このように構成すると、前記印刷層では、貫通穴の周縁が変色し、縁取りしたような形態のラベルを提供でき、このような形態のラベルは、従来の印刷技術では得られない形態を備えている。
本発明においては、前記基材シートの裏面側からレーザビームを照射して前記粘着材層の所定領域から除去することが好ましい。このような方法で粘着材層を除去すると、製品の所定領域に粘着材層が付着しない。また、レーザ加工であれば、粘着材層を選択的に除去するのが容易である。
本発明では、レーザ加工により形成された微細な複数の第1の貫通穴が基材シートに形成されている。このため、基材シートの表面側からみたとき、第1の貫通穴から基材シートの裏面側に配置されている下地が透けてみえるので、印刷とは別の手法でラベルに対して文字、模様、図形を付すことができる。また、レーザ加工であれば、その照射パターンを変更するだけで、文字、模様、図形の形態を変更できるので、小ロットの製作にも容易に対応することができる。また、レーザ加工によれば微細な貫通穴を形成できるので、表面側からみたとき、表面の模様に隠れてしまう隠し文字などを形成することができ、ラベルの改ざんの防止用として効果的である。また、基材シートに貫通穴が形成されているので、ラベルを貼った後、剥がそうとすると、貫通穴でラベルが破れる。従って、ラベルを別のものに貼るような改ざんを確実に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1(A)〜(E)はそれぞれ、本発明の実施の形態1に係るラベルを表面側からみたときの斜視図、その層構成を示す説明図、ラベルの断面図、貫通穴の説明図、およびラベルに付された文字を示す説明図である。
図1(A)〜(C)に示すように、本形態のラベル1は、紙、プラスチック、金属フィルムなどからなる基材シート10の裏面側に粘着材層20が形成され、この粘着材層20を介して基材シート10の裏面側には、紙、プラスチック、金属フィルムなどからなる離型シート30が貼られている。
また、本形態のラベル1では、基材シート10に微細な貫通穴11(第1の貫通穴)が多数形成され、粘着材層20には基材シート10の貫通穴11と重なる位置に微細な貫通穴21(第2の貫通穴)が形成されている。また、離型シート30にも、基材シート10および粘着材層20の貫通穴11、21と重なる位置に微細な貫通穴31が形成されている。
ここで、貫通穴1、21、31は、基材シート10の裏面に対して粘着材層20を介して離型シート30が貼られた状態で基材シート10の表面側あるいは裏面側から照射されたレーザビームによって形成されたドット状の穴であり、図1(D)に示すように、これらの貫通穴11、21、31によって、ラベル1には、例えば「B」の文字が付されている。
このように構成したラベル1については、離型シート30を剥がした後、粘着材層20によって、各種物品に貼られる。その結果、図1(E)に示すように、ラベル1を表面側からみたとき、基材シート10には印刷が施されていないが、貫通穴11、21、31を介して物品の表面が透けて見える。従って、印刷などといった従来の手法では表すことのできない形態で「B」という文字を表すことができる。また、このような微細な加工が施してあるため、ラベル1の改ざんを防止できる。また、レーザ加工であれば、その照射パターンを変更するだけで、文字、模様、図形の形態を変更できるので、小ロットの製作にも容易に対応することができる。
さらに、本形態のラベル1では、多数の貫通穴11、21、31が直線状および曲線状に形成されているので、物品に貼ったラベル1を剥がそうとしたとき、ラベル1が破れるので、ラベル1の転用などといった改ざんを防止できる。
[実施の形態1の変形例1]
実施の形態1では、基材シート10、粘着材層20、および離型シート30のいずれにも貫通穴11、21、31が形成されていたが、基材シート10の裏面に対して粘着材層20を介して離型シート30を貼った状態で基材シート10の表面側から、レーザパワーなどを所定の条件に設定してレーザビームを照射し、基材シート10のみ、あるいは基材シート10と粘着材層20のみに貫通穴11、21が形成されている構成を採用してもよい。
また、基材シート10に粘着材層20を形成した後、基材シート10の表面側あるいは裏面側からレーザビームを照射して貫通穴11、21を形成した後、基材シート10の裏面側に粘着材層20を介して離型シート30を貼ってもよい。
[実施の形態1の変形例2]
図2(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施の形態1の変形例2に係るラベルの説明図である。実施の形態1では、ラベル1を物品に貼った状態で、「B」という文字を描く貫通穴11、21、31を介して物品の表面が透けて見える構成であったが、図2(A)に示すように、物品の側に、例えば「C」という文字を描いておく一方、ラベル1に形成する貫通穴11、21、31については、マトリクス状あるいはランダムに多数、配置した構成であってもよい。また、図2(B)に示すように、貫通穴11、21、31を微細なスリット状に形成してもよい。このように構成すると、物品に付した「C」という文字が貫通穴11、21、31を介して透けて見えるので、印刷などといった従来の手法では表すことのできない形態を表すことができる。また、図2(A)、(B)に示すような配置で多数の貫通穴11、21、31を形成しておけば、ラベル1を貼った後、ラベル1を剥がすと確実に破れる。従って、ラベル1を他の物品に貼りかえるという改ざんを確実に防止することができる。
[実施の形態2]
図3(A)〜(F)はそれぞれ、本発明の実施の形態2に係るラベルを表面側からみたときの斜視図、その層構成を示す説明図、ラベルの断面図、貫通穴の説明図、印刷層に形成された貫通穴を拡大して示す説明図、およびラベルに付された文字を示す説明図である。
図3(A)〜(C)に示すように、本形態のラベル1は、紙、プラスチック、金属フィルムなどからなる基材シート10の裏面側に粘着材層20が形成され、この粘着材層20を介して基材シート10の裏面側には離型シート30が貼られている。また、基材シート10の表面側には、インクジェット法、その他の印刷方法で形成された印刷層40(第1の印刷層)が形成され、この印刷層40によって、ラベル1の表面には、例えば「A」という文字が付されている。例えば、白字に青い文字で「A」と印刷されている。
また、本形態のラベル1では、基材シート10に微細な貫通穴11(第1の貫通穴)が多数形成され、粘着材層20には基材シート10の貫通穴11と重なる位置に微細な貫通穴21(第2の貫通穴)が形成されている。また、離型シート30にも、基材シート10および粘着材層20の貫通穴11、21と重なる位置に微細な貫通穴31が形成されている。さらに、印刷層40にも、基材シート10および粘着材層20の貫通穴11、21と重なる位置に微細な貫通穴41(第3の貫通穴)が形成されている。
ここで、貫通穴11、21、31、41は、基材シート10の裏面に対して粘着材層20を介して離型シート30が貼られた状態で基材シート10の表面側あるいは裏面側から照射されたレーザビームによって、文字「A」と一部が重なるように形成されたドット状の穴であり、図3(D)に示すように、これらの貫通穴11、21、31、41によって、ラベル1には、例えば「B」の文字も付されている。
また、図3(E)に示すように、ラベル1を表面側からみたとき、貫通穴41の周縁42で印刷層40がレーザビーム照射時の熱によって、変質あるいは除去され、貫通穴41の周縁42は変色している。
このように構成したラベル1については、離型シート30を剥がした後、粘着材層20によって、各種物品に貼られる。その結果、図3(F)に示すように、ラベル1を表面側からみたとき、印刷層40で表された「A」という文字がくっきりと見える。また、印刷層40の貫通穴によって、「A」という文字に一部重なるように「B」という文字もうっすらと見える。しかも、印刷層40の貫通穴41は、基材シート10および粘着材層20の貫通穴11、21と重なっているので、貫通穴11、21、41を介して物品の表面が透けて見える。さらに、印刷層40では、貫通穴41の周縁が変色し、縁取りしたようにみえる。それ故、本形態によれば、印刷などといった従来の手法では表すことのできない形態で「B」という文字を表すことができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態2の変形例1]
実施の形態2では、基材シート10、粘着材層20、離型シート30、および印刷層40のいずれにも貫通穴11、21、31、41が形成されていたが、基材シート10の裏面に対して粘着材層20を介して離型シート30が貼られた状態で基材シート10の表面側からレーザビームを照射して、基材シート10のみ、あるいは印刷層40、基材シート10、粘着材層20のみに貫通穴が形成されている構成を採用してもよい。
また、基材シート10に粘着材層20を形成した後、基材シート10の表面側あるいは裏面側からレーザビームを照射して貫通穴11、21、41を形成した後、基材シート10の裏面側に粘着材層20を介して離型シート30を貼ってもよい。
[実施の形態2の変形例2]
図4(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施の形態2の変形例2に係るラベルの説明図である。実施の形態2では、ラベル1を物品に貼った状態で、「B」という文字を描く貫通穴11、21、41を介して物品の表面が透けて見える構成であったが、図4(A)に示すように、ラベル1に形成する貫通穴11、21、41については、マトリクス状あるいはランダムに多数、配置した構成であってもよい。また、図4(B)に示すように、貫通穴11、21、41を微細なスリット状に形成してもよい。
このように構成すると、印刷層40によって表した「A」という文字が貫通穴41によって途切れたように見えるので、印刷などといった従来の手法では表すことのできない形態を表すことができる。
また、図4(A)、(B)に示すような貫通穴11、21、41を形成しておけば、ラベル1を貼った後、ラベル1を剥がすと確実に破れる。従って、ラベル1を他の物品に貼りかえるという改ざんを確実に防止することができる。
なお、本例では、文字「A」が付されている領域に多数の貫通穴11、21、41を形成した例であったが、文字「A」が付されている領域から外れた領域に多数の貫通穴11、21、41を形成してもよい。また、図2に示す形態と図4に示す形態とを1つのラベル1で併用してもよい。
[実施の形態2の変形例3]
図5は、本発明の実施の形態2の変形3に係るラベルの断面図である。実施の形態2では、印刷層40を1層のみ形成した例であったが、図5に示すように、基材シート10の表面に下層側の印刷層46を形成した状態で、基材シート10の表面側あるいは裏面側からレーザビームを照射して貫通穴11、21、31、41を形成した後、印刷層40の表面にさらに別の印刷層47を施してもよい。
このような2層の印刷層40を利用すれば、貫通穴11、21、31、41のパターン、下層側の印刷層41の印刷パターン、および上層側の印刷層42の印刷パターンを組み合わせた複雑で新規なラベル1を構成することができる。
[実施の形態3]
図6(A)、(B)はいずれも、本発明の実施の形態3に係るラベルの説明図である。基材シート10に対してレーザビームを照射する際、図6(A)に示すように、レーザビームLBは、各種光学系によってビーム径が絞られた状態で照射される。従って、レーザビームLBは、光源側でビーム径が大となりやすい。それ故、基材シート10の裏面側からレーザビームを照射することが好ましい。このような方法を採用すると、図6(B)に拡大して示すように、基材シート10や印刷層40に形成される貫通穴11、41のサイズφが粘着材層20や離型シート30に形成される貫通穴21、31よりも小さくなる。従って、基材シート10の表面側からレーザ照射を行った場合と比較して、ラベル1の表面に現れる貫通穴11、41をさらに微細化することができる。
[その他の実施の形態]
図7(A)〜(C)はいずれも、本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図である。上記形態については単品のラベル1として説明したが、図7(A)に示すように、ラベル1は、それを多数枚取りできる大判シート100の状態で扱われる。従って、ラベル1を貼る際、大判シートからラベル1を剥がしやすいように、ラベル1の境界部分110には、基材シート10および粘着材層20にミシン目やスリットが形成される。そこで、図7(B)に示すように、大判シート100において単品のラベル1の境界部分110にミシン目あるいはスリットを形成する際も、レーザビームを境界部分110に沿うように照射し、基材シート10および粘着材層20に対してドット状の貫通穴11、21を形成することが好ましい。
このように構成すると、実施の形態2で説明したように、印刷層40では、貫通穴41の周縁42に変色が発生する。従って、大判シート100からラベル1を剥がすと、図7(C)に示すように、ラベル1の周縁では、貫通穴11、21の形状の跡、および貫通穴41の周縁42が変色した縁取りが残るので、型押しや印刷などといった手法で製造できない新規な形態のラベル1を製造することができる。
なお、上記形態ではラベル1で表す形態として、文字「A」「B」を例示したが、それに限らず、模様、記号、図形などを表してよいことは勿論である。また、ラベル1の外形についても四角形で説明したが、円、多角形など、各種形状のラベルに本発明を適用してもよいことは勿論である。
さらに貫通穴11、21、31、41の形状についても、真円に限らず、楕円や長孔など、付すべき文字の形状などに応じて最適な形状のものを形成すればよい。
また、図8(A)、(B)、および図9(A)、(B)に示すように、紙、プラスチック、金属フィルムなどからなる基材シート10の裏面側に粘着材層20が形成され、基材シート10の表面側には、インクジェット法、その他の印刷方法で形成された印刷層40が形成されている構成であってもよい。
このようなラベルも、図8(A)に示すように、基材シート10の表面側および裏面側の各々に印刷層40、50を形成しておき、基材シート40の表面側あるいは裏面側からレーザ光を照射して、図8(B)に示すような貫通穴41、11、51、21を形成する。
また、図9(A)に示すように、基材シート10の表面側および裏面側の各々に印刷層40、50を形成しておき、基材シート10の表面側からレーザ光を照射して、図9(B)に示すような貫通穴41、11を形成する。ここに示す例では、印刷層50に貫通穴が形成されていないので、貫通穴41、11から印刷層50が透けて見える。また、貫通穴41、11では、粘着材層20が印刷層50で覆われ、露出していないので、粘着材層20によって貫通穴内に埃などが溜まることがない。
なお、図10(A)に示すように、基材シート10の裏面側に印刷層50および粘着材層20を形成しておき、基材シート40の表面側あるいは裏面側からレーザ光を照射して、図10(B)に示すような貫通穴41、11、21を形成してもよい。
また、図10(A)に示すラベル材料に対して、基材シート10の表面側からレーザ光を照射して貫通穴41のみを形成してもよい。このように構成すると、印刷層50に貫通穴が形成されていないので、貫通穴11から印刷層50が透けて見える。また、貫通穴11では、粘着材層20が印刷層50で覆われ、露出していないので、粘着材層20によって貫通穴内に埃などが溜まることがない。
さらに、図11(A)に示すように、基材シート10の裏面側に粘着材層20が形成され、基材シート10の表面側に印刷層40が形成されているラベル材料に対して、レーザ光を照射して、粘着材層20を所定領域25から除去してもよい。このように構成すると、商品などにラベルを貼った際、商品の重要な部分に粘着材層20が付着することを防止できる。また、図11(B)に示すように粘着材層20の表面に印刷を施して商品の重要な部分に粘着材層20が付着することを防止できる。また、図11(B)に示すように、印刷で形成したマスク60で粘着材層20の表面を部分的に覆う構成と違って、本形態によれば、ラベルが厚くなることがなく、かつ、生産性も高い。
なお、本発明のラベルでは、基材シートとして透光性を有するもの、透光性を有しないもののいずれを用いてもよい。また、基材シートとして無色のもの、染料や顔料で着色されたもののいずれを用いてもよい。
本発明では、レーザ加工により形成された微細な複数の貫通穴が基材シートに形成されているため、基材シートの表面側からみたとき、貫通穴から基材シートの裏面側に配置されている下地が透けてみえる。従って、印刷とは別の手法でラベルに対して新規な形態の文字、模様、図形を付すことができる。また、レーザ加工であれば、その照射パターンを変更するだけで、文字、模様、図形の形態を変更できるので、小ロットの製作にも容易に対応することができる。また、レーザ加工によれば微細な貫通穴を形成できるので、表面側からみたとき、表面の模様に隠れてしまう隠し文字などを形成することができ、ラベルの改ざんを防止用として効果的である。また、基材シートに貫通穴が形成されているので、ラベルを貼った後、剥がそうとすると、貫通穴でラベルが破れる。従って、ラベルを別のものに貼るような改ざんを確実に防止することができる。
(A)〜(E)はそれぞれ本発明の実施の形態1に係るラベルを表面側からみたときの斜視図、その層構成を示す説明図、ラベルの断面図、貫通穴の説明図、およびラベルに付された文字を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明の実施の形態1の変形例2に係るラベルの説明図である。 (A)〜(F)はそれぞれ本発明の実施の形態2に係るラベルを表面側からみたときの斜視図、その層構成を示す説明図、ラベルの断面図、貫通穴の説明図、印刷層に形成された貫通穴を拡大して示す説明図、およびラベルに付された文字を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明の実施の形態2の変形例2に係るラベルの説明図である。 本発明の実施の形態2の変形3に係るラベルの断面図である。 (A)、(B)はいずれも本発明の実施の形態3に係るラベルの説明図である。 (A)〜(C)はいずれも本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図である。 (A)、(B)は、本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図である。 (A)、(B)は、本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図である。 (A)、(B)は、本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図である。 (A)、(B)は、本発明のその他の実施の形態に係るラベルの説明図、およびその比較例の説明図である。
符号の説明
1 ラベル
10 基材シート
11 基材シートの貫通穴(第1の貫通穴)
20 粘着材層
21 粘着材層の貫通穴(第2の貫通穴)
30 離型シート
31 離型シートの貫通穴
40 印刷層(第1の印刷層)
41 印刷層の貫通穴(第3の貫通穴)
50 印刷層(第2の印刷層)
51 印刷層の貫通穴(第4の貫通穴)

Claims (11)

  1. 基材シートの裏面側に粘着材層が形成されたラベルにおいて、
    少なくとも前記基材シートには、レーザ加工により形成された微細な多数の貫通穴、および微細なスリット状の貫通穴のうちの少なくとも一方からなる第1の貫通穴が形成されていることを特徴とするラベル。
  2. 請求項1において、前記粘着材層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第2の貫通穴が形成されていることを特徴とするラベル。
  3. 請求項2において、前記第1の貫通穴のサイズが前記第2の貫通穴のサイズよりも小さいことを特徴とするラベル。
  4. 請求項1において、前記基材シートの表面側には第1の印刷層が形成され、
    当該第1の印刷層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第3の貫通穴が形成されていることを特徴とするラベル。
  5. 請求項4において、前記基材シートの表面側からみたとき、前記第1の印刷層で表された文字、模様あるいは図形と異なる文字、模様および図形の少なくとも一つが当該第1の印刷層に形成された前記貫通穴によって表されていることを特徴とするラベル。
  6. 請求項4または5において、前記基材シートの裏面側と前記粘着材層との間に第2の印刷層が形成され、
    前記貫通穴から当該第2の印刷層が見えることを特徴とするラベル。
  7. 請求項1、4、5または6において、前記基材シートの裏面側と前記粘着材層との間に第2の印刷層が形成され、
    当該第2の印刷層には、前記基材シートの前記第1の貫通穴と重なる位置に微細な第4の貫通穴が形成されていることを特徴とするラベル。
  8. 請求項4ないし7のいずれかにおいて、前記印刷層では、当該印刷層に形成された前記貫通穴の周縁が変色していることを特徴とするラベル。
  9. 基材シートの裏面側に粘着材層が形成されたラベルの製造方法において、
    前記基材シートの表面側あるいは裏面側からレーザビームを照射して、少なくとも前記基材シートに微細な多数の貫通穴、および微細なスリット状の貫通穴のうちの少なくとも一方の貫通穴を形成することを特徴とするラベルの製造方法。
  10. 請求項9において、前記基材シートの裏面側からレーザビームを照射して前記粘着材層および前記基材シートの双方を貫通するように前記貫通穴を形成することを特徴とするラベルの製造方法。
  11. 請求項9において、前記基材シートの裏面側からレーザビームを照射して前記粘着材層の所定領域から除去することを特徴とするラベルの製造方法。
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