JP2005233996A - 表示パネル及び制御表示盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 、構造がシンプルでかつ操作を簡単にでき、外観上の不具合を生じさせることなく耐久性の高い表示パネル及びこれを備えた制御表示盤を提供する。
【解決手段】 電子機器に装着される表示パネルであって、第1の印刷表示層13と、第2の印刷表示層15とが透光性材料層11を挟んで相対向して一体成形されてなり、第2の印刷表示層15を、第1の印刷表示層13側から透光性材料層11を通して表示可能に構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示パネル及び制御表示盤に関する。
近年、電子レンジ、炊飯器等の家電製品をはじめ、携帯電話等の情報機器に至るまで電子機器の表示部には、フィルムと樹脂材料とを一体成形した表示パネルが広く用いられており、パネル内にメンブレンスイッチ(シートスイッチ)と呼ばれるスイッチング機能部が搭載されているものがある。
表示パネルは、電子機器の操作手順を簡単化するためシンプルな構成であることが望ましいが、電子機器の多機能化に伴って、シンプルであればあるほど操作が複雑になってしまう。逆に操作を簡単にするため表示パネルにメニューキーや設定キー等のスイッチ類を多々配置すると、表示パネル自体の構成が複雑となり、コスト高になる不利を生じる。このため、表示パネルをシンプルな構成とし、かつ操作を簡単にするためには、限られた表示・操作領域内での表示効率を向上させるため、表示パネルの表示領域を2層構造にした構成が採用されつつある。
表示パネルの表示領域を2層構造にするには、透明樹脂等の透光性を有するパネル基体の表裏面にインモールド成形法によって印刷層(箔)を形成する方法がある。このようにして、表示パネルの表示領域を2層構造とすることで、表示情報の密度が増加して、使い勝手のよい表示パネルを得ることができる。
前述の印刷シートを同時に一体成形する方法としては、表面に予め印刷が施された印刷シートを金型に組み込み、この金型内に樹脂材料を注入し加圧することで、印刷シートと樹脂材料とを一体成形するインサート成形法が挙げられる(例えば特許文献1)。このようなインサート成形法には、印刷シートを成形品の表側面に配する表インサート法と、印刷シートを、透光性を有する成形品の裏面側に配する裏インサート法がある。
特開平6−209849号公報
しかしながら、上記の表印刷シートと裏印刷シートとを、それぞれ透明樹脂等からなるパネル基体に接着剤や両面テープ等で貼り合わせする方法では、裏印刷シートとパネル基体との接着面が表側から見えてしまい、外観上好ましくない状態となる。また、LED等の光源により表示パネルの裏面側から照明すると、表示パネルの表側面からは光漏れによる表示ムラや誤表示が観察されことがある。これは、裏印刷シートとパネル基体との間に少しでも隙間があると、そこから光が容易に漏れてしまうことに起因する。表示ムラや誤表示を生じさせないためには、双方を隙間なく確実に密着させておく必要があり、また、貼り合わせする際は、貼り合わせムラの発生やゴミの混入等を防ぐことも必要となる。
パネル基体と印刷シートとを高い密着性を持たせて一体化する方法の一つにインサート成形法があるが、このインサート成形法によって上記の表示パネルを成形する場合には、表インサート法、裏インサート法のいずれであっても不具合を生じることとなる。
図19(a)に表インサート法により成形した表示パネルのスイッチ部、図19(b)に同表示パネルの表示部の概略断面図を示すように、表インサート法においては、表示パネル1Aの表側面に敷設された印刷シート3Aの透光部3aから、点灯(ON状態)された側の光源4からの光が透過する。しかし、透光部3aまでの光路長にパネル基体6の厚み分が存在するため、光源4からの光の一部は、隣接する透光部3bに到達してしまう。この透光部3bは、図で消灯(OFF状態)された側の光源5の光を透過させるものなので、本来発光しないはずの透光部3aが照らされる光漏れを生じることになる。その結果、隣接する光源からの光が混同して表示され、表示パネルとしての視認性が不十分となる。
一方、図20(a)に裏インサート法により成形した表示パネルのスイッチ部、図20(b)に同表示パネルの表示部の概略断面図を示すように、裏インサート法においては、表示パネル1Bの裏面に印刷シート3Bを配するため、光源に近接して印刷部が存在して、光漏れは解消される。従って、光源が隣接する場合でも光の混同なしに表示可能となる。しかしその反面、スイッチ7のオン/オフを切り替えるスイッチ押下部材8を繰り返し押下すると、その押下方向が、印刷シート3Bをパネル基体6から剥離する方向に一致しているため、印刷シート3Bの剥離を促進させることになる。
さらに、図中V方向から表示パネル1Bを見たときに、この表示パネル1を電子機器等へ取り付ける係止手段(リブ、爪、ビス穴等を含む)9が、パネル基体3が透明であるために透けて見えてしまい、外観上の不具合を生じる。
そこで、上述した表インサート法による構成の表側面に、さらにもう一層、印刷シート3Dが表面に敷設された透明材料10を重ね、印刷シートが2層構造となった表示パネルも提案されている。図21(a),(b)に2層構造の表示パネルの一例を示した。この構成によれば、係止手段9は印刷シート3Cの印刷領域で隠すことで、外観上の問題は解消でき、最外層の印刷シート3Dを介してスイッチ操作を行う構成としたことで、剥離の問題も解消できる。しかしながら、透明材料10と印刷シート3Dとの接合と、パネル基体6と印刷シート3Cとの接合のため、合計2回の射出成形工程が必要となる。また、それぞれの成形体を互いに貼りあわせる工程も必要となって、製造工程が複雑となる。またインク等の性能も長時間にわたり高温に耐えうるものとする必要があり、実用化は困難であった。またこの方法でも、図19(b)に示すように、パネル基体6の厚みのため、依然として表インサート法と同様に光漏れの問題は解消されない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、構造がシンプルでかつ操作を簡単にでき、外観上の不具合を生じさせることなく耐久性の高い表示パネル及びこれを備えた制御表示盤を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成される。
(1)電子機器に装着される表示パネルであって、第1の印刷表示層と、第2の印刷表示層とが透光性材料層を挟んで相対向して一体成形されてなり、前記第2の印刷表示層を、前記第1の印刷表示層側から前記透光性材料層を通して表示可能に構成したことを特徴とする表示パネル。
この表示パネルによれば、第2の印刷表示層が、第1の印刷表示層側から透光性材料層を通して表示されるという深みと透明感のある表示を、シンプルな構成で実現できる。
(2)前記第1の印刷表示層が、透光性を有するベース上に前記第1の印刷領域を形成した第1の印刷シートであることを特徴とする(1)記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、第1の印刷表示層を第1の印刷シートとすることで、シート材料によって印刷表示層の耐久性が高められる。
(3)前記第2の印刷表示層が、透光性を有するベース上に前記第2の印刷領域を形成した第2の印刷シートであることを特徴とする(2)記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、第2の印刷表示層を第2の印刷シートとすることで、シート材料によって印刷表示層の耐久性が高められる。
(4)前記透光性材料層と前記第2の印刷シートの同じ位置に貫通孔を形成し、前記第1の印刷シートが、この貫通孔に臨む領域で単一のシート層にされていることを特徴とする(3)記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、貫通孔の位置で第1の印刷シートが単一のシート層にされることで、押圧により動作するスイッチ操作部として機能させることができる。そして、この押圧動作によって第1の印刷シートが透光性材料層から剥離することはない。
(5)前記第1シートにおける前記単一のシート層の領域が、エンボス加工されていることを特徴とする(2)〜(4)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、単一のシート層の領域がエンボス加工されることで、シートが局所的に外側に膨らんだ状態となり、エンボス加工された部位がシートの上に浮いているように立体的に見えるようになる。このため、表示パネルのデザイン性がよくなるとともに、このエンボス加工された部位が視認しやすくなる。
(6)前記第1の印刷領域の少なくとも一部に、光拡散性を有するメジューム印刷が施されていることを特徴とする(2)〜(5)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルよれば、メジューム印刷領域が照射された光を拡散して透過させるため、その印刷領域だけを光らせて視認性を向上させることができる。
(7)前記第2の印刷領域の少なくとも一部に、光拡散性を有するメジューム印刷が施されていることを特徴とする(3)〜(6)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、メジューム印刷領域が照射された光を拡散して透過させるため、その印刷領域だけを光らせて視認性を向上させることができ、また、表示パネルの背面側を表面側から見えなくすることができる。
(8)前記透光性材料層の周縁の一部にパネル固定用の係止手段が形成され、少なくともこの係止手段に対向する位置に不透明の前記第1の印刷領域が配置されていることを特徴とする(2)〜(7)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、第1の印刷領域が係止手段に対向する位置に配置されることで、表示パネルの表示側から係止手段が見えなくなり、外観上の不具合が生じることがない。
(9)前記透光性材料層の周縁の少なくとも一部に、前記第1の印刷シートと前記第2の印刷シートとの少なくともいずれかのシートの端部を、前記透光性材料層の層表面から側端面に向けて延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする(3)〜(8)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、印刷シートを透光性材料層の側端面に折り込む折り込み部を形成したことにより、シート端部と透光性材料層の端部との正確な位置合わせが困難なインサート成形加工において、シートの透光性材料層端部からのはみ出しや、はみ出した場合のシートのカット処理を未然に無くすことができる。
(10)前記透光性材料層の周縁の少なくとも一部に、前記第2の印刷シート側に突出したリブが形成され、前記透光性材料層の層表面に接続される前記リブの表面に、前記第1の印刷シートの端部と前記第2の印刷シートの端部との少なくともいずれかを延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする(3)〜(9)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、リブの表面に印刷シートを延設して折り込み部を形成することで、金型へのシート取り付けの位置合わせの精度を緩和でき、生産性が向上してコスト低減が図られる。
(11)前記透光性材料層が層表面の一部に凸部を有し、この凸部の形成された側の前記印刷シートのいずれかに該凸部を表出させる開口孔が形成され、前記開口孔の周縁部における前記いずれかの印刷シートの端部を、前記凸部の側面に沿って延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする(3)〜(9)のいずれか1項記載の表示パネル。
この表示パネルによれば、凸部の周囲に印刷シートを延設することで、印刷シートの端部処理が簡単に行える。
(12)前記(4)〜(11)のいずれか1項記載の表示パネルと、前記貫通孔に挿入されるスイッチ押下部材と、前記第1の印刷シートの単一のシート層を介して前記スイッチ押下部材が押下される動作を受けてスイッチング動作がなされるスイッチ手段とを備えたことを特徴とする制御表示盤。
この制御表示盤によれば、印刷シート層を介してスイッチ押下部材を押下することで、スイッチング動作が行われる。
(13)前記第1の印刷シートの単一のシート層の領域に、不透明の前記第1の印刷領域が形成されていることを特徴とする(12)記載の制御表示板。
この制御表示盤によれば、不透明の印刷領域が形成されることで、この単一のシート層の領域が立体的に浮き出た状態となり、視認性が高められ、それによって操作性も高められる。
(14)請求項6〜請求項11のいずれか1項記載の表示パネルと、前記表示パネルの前記第2の印刷シート側に配置された光源とを備え、前記光源の光照射位置に臨む前記第2の印刷シートに前記第2の印刷領域が形成され、この第2の印刷領域が光拡散性を有するメジューム印刷が施された領域を含んでいることを特徴とする制御表示盤。
この制御表示盤によれば、光源からの光をメジューム印刷された第2の印刷シートの特定の領域に選択的に照射することで、この照射された領域が光り、視認性の高い表示が実現できる。そして、表示パネルを通過する光の戻り光成分が再度反射して表示側へ戻ることがないので、選択的に表示する個々のメジューム印刷領域を狭めて配置することが可能となる。これにより、高密度な表示が可能となって、操作性が高められる。
本発明の表示パネルによれば、構造がシンプルでかつ操作を簡単にでき、外観上の不具合を生じさせることなく耐久性の高い表示パネルが得られ、また、この表示パネルを用いることで上記効果の奏される制御表示盤が得られる。
以下、本発明に係る表示パネル及び制御表示盤の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る表示パネルの特徴を説明するための概念的な断面構成図である。
この表示パネル100は、電子機器に装着されるものであって、主に、透明樹脂等の透光性材料からなるパネル基体11と、パネル基体11の表側面に密着された第1の印刷表示層となる印刷シート(表シートと称する)13と、裏側面に密着された第2の印刷表示層となる印刷シート(裏シートと称する)15とを有している。表示パネル100は、表シート13と裏シート15とを、パネル基体11を挟んで相対向して一体同時成形されたインサート成形品である。
表シート13は、透光性を有するベース上の一部に印刷の施された透明基調のシートであって、パネル基体11側の表面に印刷層17を配して一体成形される。一方、裏シート15は、有色の印刷が施された不透明な基調であって、パネル基体11側の表面に印刷層19を配して一体成形される。
パネル基体11は、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明材料からなり、表シート13、裏シート15は、厚さ0.05〜0.3mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂等の透明ベースを用いたシートである。
そして、裏シート15の印刷層19は、表シート11側からパネル基体11を通して表示可能に構成されている。本例のような表示パネル100によれば、裏シート15の印刷層19が透光性を有するパネル基体11と表シート13とを透過して目視されるので、表側に表シート13の印刷層17、奥側に裏シート15の印刷層19が配置された、深みと透明感の質感を有する表示が表現される。パネル基体11の厚みが1mm以上あると、透明な質感がより強くなる。つまり、表シート13に施された文字や絵柄等の印刷層17の影が、パネル基体11を通して裏シート15に映り、これにより、文字や絵柄が立体的に表現され、文字や絵柄が見やすくなり、デザイン性もよりいっそう高まるとともに、深みと透明感が一層強調できる。加えて、一体成形することで、表シート13と裏シート15のパネル基体11との密着性が高まり、光がムラなく透過して、安定した品質で透明感のある質感での表示を表現できる。
パネル基体11と裏シート15の一部には、同じ位置で双方を貫く貫通孔21が形成されており、表シート13は、この貫通孔21に臨む領域23で単一のシート層にされている。そして、この表シート13の領域23は、パネル外側へ膨らむエンボス加工が施されている。貫通孔21にはスイッチ押下部材25が挿入されており、表シート13の領域23(以下、エンボス部と称する)を介してスイッチ押下部材25が押下されると、その動作を受けてスイッチ27がオン/オフ切り替えされるようになっている。
エンボス部23は、表示パネル100の成形時に、凸状にされた一方の金型を表シート13に押し当てて表シート13を塑性変形させることで形成される。また、このエンボス部23は、凸状から平面或いは凹状に変形することでボタンスイッチとして機能する。そして、表シート13のエンボス部23の部分とエンボス外周29の部分には、印刷により加飾処理が施され、表示パネル100の外部からスイッチ押下部材25やスイッチ27が見えない構成となっている。
また、エンボス部23が、表シート13の上に浮いているように見え、立体的に見えるので、表示パネル100のデザイン性がよくなるとともにエンボス部23が視認しやすくなる。
表示パネル100の裏シート15側には、表示パネル100とは別体にLED等の光源31,33が配置されている。この光源31,33の光照射位置に臨む裏シート15の領域19a,19bに、光拡散性を有するメジューム印刷が施されている。メジューム印刷は、顔料を含まないインクを用いて印刷する方法で、メジューム印刷された領域19a,19bは、光源から光が照射されると、この光を拡散させつつ透過させてメジューム印刷領域の全体を光らせる。また、メジューム印刷領域以外は光源の光を透過させないように、印刷された層の上に、さらに押さえ印刷を施す。また、光源31,33は、それぞれを隔離壁35により仕切り、照射光の干渉を回避したり外光の影響を防ぐ構成にすることが好ましい。
ここで、光源31を点灯(オン)状態とし、光源33を消灯(オフ)状態とすると、オン状態とされた光源31に対向するメジューム印刷領域19aは、印刷領域19a全体が明るく光る。一方、オフ状態とされた光源33に対向するメジューム印刷領域19bは、表示面側からの光の反射光が見えるだけである。つまり、光源31,33を選択的にオン/オフすることで、メジューム印刷領域19a,19bを選択的に光らせることができ、例えば、表示パネル100の装着される電子機器についてのステータス表示等を行うことができる。
このときの光源31からの出射光は、パネル基体11の界面で反射される戻り光Lが発生することがあるが、この戻り光Lが再び反射されて表示側に戻ることはない。従って、光源31,33が近接位置に配置されていても、光漏れが表示されることなく、高品位な表示が可能となる。
また、表示パネル100の端部には、この表示パネル100を電子機器等の取り付け先に固定する係合手段としての係止爪37が一体に形成されている。このため、表シート13が透明である場合に、パネル基体11も透明であるため、表示側から係止爪37が透けて見える不具合を生じる。そこで、表シート13には、少なくともこの係止爪37に対向する位置に、不透明となるように着色された印刷領域39を有している。この印刷領域39がパネル基体11の係止爪37を表示側から隠すことで、外観上の不具合をなくし、また、外郭部分が縁取りされるためにデザイン性も良好となり、何ら違和感なく表示不要な部分を隠すことができる。
次に、上記の表示パネル100を電子機器である電子レンジに装着した一例を説明する。
図2は本発明に係る表示パネルが装着された電子レンジの正面図である。
電子レンジ200は、被加熱物を収容する加熱室に高周波(マイクロ波)等を供給し、被加熱物を加熱処理する加熱調理器であって、加熱室は、前面開放の箱形の本体ケース41の内部に形成されており、本体ケース41の前面に、加熱室の被加熱物取出口を開閉する開閉扉43が設けられている。開閉扉43は、その下端が本体ケース41の下縁にヒンジ結合されることで、手前側に引き出し、押し戻すことで開閉自在となっている。この開閉扉43の下部に本発明に係る表示パネル100が装着されている。
この場合の表示パネル100は、電子レンジ200のメニューキー等を備えた操作パネルを兼ねるもので、加熱の開始を指示するスタートキー、マニュアルモードの調理キー、予め用意された調理プログラムを選定する自動調理キー等の種々の操作スイッチの他、温度、時間等を設定するつまみ45、諸設定条件を液晶等の表示デバイスに表示させる表示部47、設定したメニューや操作手順等を報知する報知手段用の光源49等を設けてある。そして、表示パネル100は、開閉扉43の下側に係止爪37によって取り付けられている。
図3は開閉扉へ表示パネルを組み込む様子を示した分解斜視図である。
開閉扉43の下部には操作制御部収容スペース51が形成されており、この操作制御部収容スペース51に、回路基板53の取り付けられた背面パネル55を挟んで表示パネル100が固定される。背面パネル55には、図1に示すスイッチ押下部材25、スイッチ27、光源31,33、隔離壁35等が配置されている。この表示パネル100に背面パネル55が組み付けられることで、入力及び表示(報知)機能を有する制御表示盤を構成している。なお、ここでは開閉扉43に制御表示盤を取り付けた構成で説明しているが、制御表示盤は、開閉扉43とは別の部位に設けてもよい。
ここで、電子レンジ200に本発明に係る表示パネル100を適用した構成例をより詳細に説明する。
図4に表示パネル100の外観斜視図を示した。
表示パネル100は、一例として示す「レンジ」、「オーブン」、「グリル/スチーム」といった加熱モード選択キーに対応するエンボス部57、特定の加熱(ここでは飲み物の加熱)を予め設定されたプログラム通りに実施する特定加熱物の自動加熱キーに対応するエンボス部59、操作を取り消す取り消しキーに対応するエンボス部61、加熱開始を指示するためのスタートキーに対応するエンボス部63とを有している。また、表示パネル100は、グリル加熱を行う場合に点灯させる点灯表示領域65、スチーム加熱を行う場合に点灯させる点灯表示領域67を択一的に点灯表示して、設定された加熱内容を報知するといった報知手段としての選択表示部69を複数有している。
さらに、表示パネル100は、図2に示す表示部47のための透明部71を有し、つまみ45を取り付けるための開口孔73を形成している。そして、つまみ45の取り付け位置の近傍には、設定された加熱モードに応じて選択的に点灯表示される文字列等の含まれる表示領域75が配置されている。
上記の外観を有する表示パネル100は、図1に示すように、印刷層を有する表シート13及び裏シート15をパネル基体11と一体にされることで構成している。
図5は、図4に示す表示パネルに用いる表シート(a)と裏シート(b)とを示す平面図である。
図5(a)に示す表シート13は、加熱モード選択キーに対応するエンボス部57、自動加熱キーに対応するエンボス部59、取り消しキーに対応するエンボス部61、スタートキーに対応するエンボス部63を有しており、それぞれに、各キー内容を表す文字と、その下地として不透明な印刷が施されている。なお、スタートキーに対応するエンボス部63には、点灯表示用の透明部77が形成されている。そして、表示パネル100の係止爪37が配される縁部の対向位置を含むように、ストライプ状のメジューム印刷領域79a,79bを上下各縁部に沿って形成している。また、開口孔73の周囲にも加飾のための印刷領域を形成している。表シート13は、以上の印刷領域を除く領域については透明にされている。
裏シート15は、表シート13と同様に開口孔73が形成され、表示領域75の一部と点灯表示部69、及び領域83,84がメジューム印刷され、他の文字列(「1段」「2段」「グリル」「スチーム」「自動メニュー」等)は不透明に印刷される。さらに、これら各表示とは関係なく、パネル全体を加飾する不透明なパターン85がパネル全体の下地として印刷されている。
これら表シート13と裏シート15とが透光性を有するパネル基体11に一体に貼り合わされることで、図4に示すような、深みと透明感の質感を有する表示が表現される。そして、電子レンジの操作を行う部位は表シート13側に印刷が施され、設定内容や状態の表示は裏シート15側に表示がなされるため、電子レンジの視認性及び操作性が高められ、使い勝手も向上する。
次に、表示パネル100の背面側からの照明の効果について詳細に説明する。
図6は背面パネルの斜視図であり、図7は図6のA−A断面を表示パネルと開閉扉と共に描いた説明図である。
図6に示すように、背面パネル55に取り付けられる回路基板53には、裏シート15の点灯表示部69、表示領域75、及び領域83,84に対応して、表示用の光源となるLED87が複数配置されている。さらに、各LED87には周囲を覆う隔離壁35がそれぞれ形成されている。LED87と隔離壁35の関係は図7に詳細に示される。
表示パネル100は、前述したように、光源からの出射光がパネル基体11の界面で反射されて戻り光が発生することがあるが、この戻り光が再び反射されて表示側に戻ることはない。従って、LED87,87が近接位置に配置されていても、光漏れが表示されることはない。
これに加えて、LED87を表示パネル100から離間させるとともに、隔離壁35により周囲から仕切ることで、仕切られた隔離壁35内に外光が入り込むことがなくなり、LED87からの表示パネル100に向かう直進成分の光だけが選択的に表示パネル100に照射されるようになる。上記構成により、光漏れの防止効果が相乗的に作用して、一層高品位な表示が可能となる。
図8及び図9は、この光漏れを防止して点灯表示を行う様子を示す説明である。
図8は、裏シート15にメジューム印刷されている表示領域75を示す図であって、「出力」、「温度」の表示状態(a),(b)を表している。このように、「出力」、「温度」といった文字(抜き文字)部をメジューム印刷することで、文字部が点灯していない場合には、一見、文字が無いように見え、デザイン的にシンプルとなる。その結果、使いやすい表示形態が得られることになる。
図8の(a)は、表示部47(図2参照)に表示される内容が出力値である場合に「出力」の文字だけが光った状態であり、(b)は表示部47の表示内容が温度である場合に「温度」の文字だけが光った状態である。このように、表示部47の表示内容が、何を表示したものであるかを、「出力」、「温度」という文字自体を発光させることで、誤解なく明確に使用者に報知することができる。
このような文字自体を発光させる報知方法においては、表示する文字の全体が見え、かつ、周囲に不要な紛らわしい発光表示のない状態で、初めて使用者が表示内容を認知できるようになる。このため、表示文字を均等な輝度で照らし、かつ、隣接する表示不要な文字の発光を確実に防止することが肝要となる。しかしながら、電子レンジ等の電子機器においては、小型化のために表示パネルの表示面積が限られ、表示密度が高くなっている。さらに、機器の高機能化と相まって、表示量も増加し、その結果、極めて近接した位置に、区別したい文字同士を表示せざるを得ない状況にある。このため、光源の周りに隔離壁35を設ける等の通常の漏れ光対策では、隣接する文字が光るという不具合が生じることとなる。
このことは、図9に示す点灯表示部に対しても同様で、LEDの配置間隔Dを短く設定しなければならず、点灯する側の光が消灯させるべき側に漏れて光ることを防がなければならないが、通常の漏れ光対策では、これを確実に防止することが困難となる。
ところが、本発明に係る表示パネル100によれば、光源からの戻り光が表示側へ反射することを確実に防止する構成とされているため、漏れ光が発生することはない。従って、一般的な漏れ光対策として設計される程度の隔離壁35であっても、本表示パネル100を用いれば、特別な設計変更をすることなく、漏れ光のない安定した高品位な表示が可能となる。
次に、上記表示パネル100の成形方法例について簡単に説明する。
図10に表示パネルの成形手順を示した。
表示パネル100は、射出成形装置の金型内で加圧成形される。まず、図10(a)に示すように、一方の金型91に表シート13を配置するとともに、他方の金型93に裏シート15は位置する。金型91にはエンボス部を形成するための凹部91aが形成され、この凹部91aに対応する金型93の位置には凸部93aが形成されている。この凸部93aに、裏シート15の開口孔73を通して配置する。
そして、図10(b)に示すように、金型91,93を閉じて、金型温度を所定の温度に制御し、透明樹脂材料等の成形材料を金型内に注入して加圧保持する。このとき成形材料は、金型のキャビティ内に配置された表シート13と裏シート15との間に注入される。また、金型93の凸部93aが表シート13を金型91の凹部91aに押し当てるため、表シート13が凹部91aに沿って変形してエンボス加工される。そして、図10(c)に示すように、所定時間冷却した後、型開きして成形品(表示パネル100)を取り出す。これにより、表シート13と裏シート15とが、成形材料であるパネル基体11を挟んで一体にされ、かつ、表シート13の一部にエンボス部が形成される。
次に、表示パネル100の細部について順次説明する。
図11は表示パネルの断面図、図12は図11に示すB部の拡大断面で表シートと裏シートの端部処理の例(a)、(b)の説明図、図13は図11に示すC部の拡大断面図である。
図11のB部の一例である図12(a)では、表シート13の端部をパネル基体11の表側面11aから側端面11aに向けて延設して、折り込み部97を形成している。
裏シート15は、その端部をパネル基体11の側端面11bより内側に配設している。これは、インサート成形加工において、シート端部と樹脂端部を正確に位置合わせすることは困難であり、シートが樹脂端部からはみ出した場合には、成形品を廃棄するかシートをカット処理することになるためである。また、裏シートを樹脂端部の内側に配置場合には、表示パネル100の表側から見たときに、裏シート15と樹脂部とのつなぎ部分が見えてしまうため、そのままでは外観上に不具合を生じる。そこで、表シート13の端部にメジューム印刷領域39を設けることで、つなぎ部分を隠して外観上の問題を解決している。シート端部と樹脂端部との合わせについては、表シート13についても同様であって、本構成では、前述の通り、折り込み部97を形成することで、位置ずれによる問題を解消している。
この折り込み部97では、表シート13の端部からの折り込み長さLaを少なくとも2mm以上として、位置ずれに対する余裕を持たせ、さらに、パネル基体11の側端面11bからの長さLbが2mm以上となるメジューム印刷領域39を設けている。また、裏シート15の端部は、パネル基体11の側端面11bからの長さLcを0.3mm以下にするとよい。
なお、図12(b)に示すように、パネル基体11の厚みに余裕があれば、裏シート15を折り込んだ構成することもできる。
図13に示すC部においては、パネル基体11の端部にリブ99が形成されており、このリブ99が表側から見えないように表シート13にメジューム印刷領域39及び不透明な印刷領域40が設けられている。そして、表シート13の端部は、リブ99の外側面99aに長さLaの分折り込まれている。一方、裏シート15の端部は、リブ99の内側面99bに長さLd分折り込まれている。この長さLdは、1mm以上に設定するとシートの位置合わせの余裕が得られ、製造上好ましい。
また、リブ99の外側面99aには、パネル基体11の透明樹脂材料を注入するためのゲート98が設けられ、成形後にゲート98を処理する際に発生する傷等をメジューム印刷領域39や不透明な印刷領域40が隠すことができる。
次に、表示パネル100の表面の一部に形成された凸部や貫通孔に、表シートと裏シートとを設ける構成について説明する。
図14に表示パネルにおけるつまみの取り付け位置の断面を表す説明図を示した。
表示パネル100のパネル基体11は、つまみ(図2,図3参照)を取り付ける軸が挿入される開口孔73を有し、この貫通孔の周囲に表示側へ突出する凸部103が形成されている。この凸部103の外周面に沿って表シート13が延設されており、凸部103の先端面103aから長さLeが端部位置とされている。この長さLeは1mm以下にされる。また、裏シート15は、開口孔73の縁部で長さLdだけ折り込まれている。この長さLdは0.5mm以上にされる。このように、表シート13の端部を凸部103の先端面103aの手前に位置させ、裏シート15に折り込み部105を形成することで、各シートの端部処理が良好となり、製造工程も容易にできる。
次に、表示パネル100の表面の一部に形成された凹部に、裏シートを設ける構成について説明する。
図15は表示パネルに設けた凹部の概略断面図である。
表示パネル100のパネル基体11には、表示部47(図2参照)に対面する位置に凹部111を形成している。そして、裏シート15は、この凹部111に対応する領域を凸状にして、凹部111の表面に沿わせている。また、裏シート15の凹部111に対面する領域は透明にされている。従って、裏シート15は、表示部47と対面する位置を予め凸状に変形させておき、この凸状部を有した状態で両面インサート成形することになる。
この構成では、表示素子117に対面する位置に凹部111が形成されるため、表示素子117と表示パネル100との距離を図中P1で示すように短くでき、その結果、表示光の透過性が良くなり、視野角も広くなる。
表示パネル100は、従前、0.2〜0.3mm程度の柔軟性を有するシートで構成していた。その場合には、表示部を指で押したときに表示素子に当たらないようにするため、表示パネル100と表示部の表示素子との間隔を、図15中点線で示すP2の位置のように所定距離だけ離間して配置していた。その結果、表示素子の表示面積や視野角が制限されていたが、本構成によって、上記制限を大きく緩和することが可能となる。なお、凹部111は、パネル基体11の表面からの窪み量Hを1mm程度とすることで、裏シート14の折り込み処理で必要とされる深さを十分に確保できる。
次に、表示パネル100の端部処理について説明する。
図16に表示パネルと光源を備えた背面パネルの概略的な一部断面図を示した。
表示パネル100の表示側とは反対側の裏側には、光源31,33及び隔離壁35を備えた背面パネル55が取り付けられている。オン状態の光源31からの光は、表シート13の印刷層19aに照射される。このときの照射光は、表示パネル100を透過して表示側に向けられる一方、その一部が界面での屈折等によってパネル基体11の側端面へ向けられる。この場合には、表示パネル100の端部が光る、所謂、ライトエッジ現象を生じる。そこで、本構成においては、表示パネル100の側端面にメジューム印刷領域39を設けることで、上記ライトエッジを隠している。ここではメジューム印刷領域39としたが、これに限らず、ベタ印刷とすることもできる。なお、図では表示パネル100の上下の側端面を示しているが、表示パネル100の全周縁に渡って同様に、必要に応じて印刷領域を設けることが好ましい。これにより、ライトエッジを完全に隠すことができ、外観上の不具合を確実に防止できる。
次に、表示パネルの係止手段が爪を備えない構成とした変形例を説明する。
図17は、本変形例に係る表示パネルの外観斜視図である。
表示パネル150のパネル基体11は、その側端部にリブ121を形成してあり、このリブ121に貫通孔123を穿設している。この表示パネル150では、表示パネル150自身に係止爪を備えず、取り付ける相手側に係止爪を持たせて、その係止爪を表示パネル150の貫通孔123に係合させるように構成している。また、必要に応じて、ビス固定用の貫通孔125を設け、取り付ける相手側との接続強度を増すようにしてもよい。
本表示パネル150の構成によれば、多面で形成される係止爪の代わりに、単純なリブ121と貫通孔123を形成するだけなので、構造が単純化されて製造工程が簡略化される。
またさらに、表示パネルは次のような構成にすることもできる。
図18に表示パネルの断面図を示した。
本構成の表示パネル160では、パネル基体11の裏側の点灯表示部69が配置される部分に、段付き部を68を形成してある。つまり、パネル基体11の段付き部68の傾斜面70,72に「グリル」や「スチーム」等の文字が配置されるように、裏シート15上にこれら文字を配置している。
なお、傾斜面70,72の法線方向は、表示パネル160の操作者に向けられる。これにより、傾斜面70,72上に配置された文字が視認しやすくなるととに、外観の美的にも優れ、表示パネル160の高級な質感が得られる。
本発明に係る表示パネルの特徴を説明するための概念的な断面構成図である。 表示パネルが装着された電子レンジの正面図である。 開閉扉へ表示パネルを組み込む様子を示した分解斜視図である。 表示パネルの外観斜視図である。 図4に示す表示パネルに用いる表シート(a)と裏シート(b)とを示す平面図である。 背面パネルの斜視図である。 図6のA−A断面を表示パネルと開閉扉と共に描いた説明図である。 裏シートにメジューム印刷されている表示領域を示す図であって、「出力」、「温度」の表示状態(a),(b)を表す説明図である。 点灯表示部の表示状態(a),(b)を表す説明図である。 表示パネルの成形手順を示す説明図である。 表示パネルの断面図である。、図12は、図13は図11に示すC部の拡大断面図である。 図11に示すB部の拡大断面で表シートと裏シートの端部処理の例(a)、(b)の説明図である。 図11に示すC部の拡大断面図である。 表示パネルにおけるつまみの取り付け位置の断面を表す説明図である。 表示パネルに設けた凹部の概略断面図である。 表示パネルと光源を備えた背面パネルの概略的な一部断面図を示した。 表示パネルの変形例を示す表示パネルの外観斜視図である。 表示パネルの他の変形例を示す表示パネルの断面図である。 従来の表インサート法により成形した表示パネルのスイッチ部(a)、表示部(b)の概略断面図である。 従来の裏インサート法により成形した表示パネルのスイッチ部(a)、表示部(b)の概略断面図である。 従来の2層構造の表示パネルの一例(a),(b)を示す概略断面図である。
符号の説明
11 パネル基体
13 表シート(第1の印刷シート)
15 裏シート(第2の印刷シート)
17 印刷層(第1の印刷表示層)
19 印刷層(第2の印刷表示層)
21 貫通孔
23 エンボス部
25 スイッチ押下部材
27 スイッチ
31,33 光源
37 係止爪(係止手段)
39 メジューム印刷領域
49 光源
73 開口孔
87 LED
97 折り込み部
99 リブ
103 凸部
100,150,160 表示パネル
105 折り込み部
111 凹部
121 リブ
200 電子レンジ(電子機器)

Claims (14)

  1. 電子機器に装着される表示パネルであって、
    第1の印刷表示層と、第2の印刷表示層とが透光性材料層を挟んで相対向して一体成形されてなり、
    前記第2の印刷表示層を、前記第1の印刷表示層側から前記透光性材料層を通して表示可能に構成したことを特徴とする表示パネル。
  2. 前記第1の印刷表示層が、透光性を有するベース上に前記第1の印刷領域を形成した第1の印刷シートであることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  3. 前記第2の印刷表示層が、透光性を有するベース上に前記第2の印刷領域を形成した第2の印刷シートであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の表示パネル。
  4. 前記透光性材料層と前記第2の印刷シートの同じ位置に貫通孔を形成し、前記第1の印刷シートが、この貫通孔に臨む領域で単一のシート層にされていることを特徴とする請求項3記載の表示パネル。
  5. 前記第1シートにおける前記単一のシート層の領域が、エンボス加工されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の表示パネル。
  6. 前記第1の印刷領域の少なくとも一部に、光拡散性を有するメジューム印刷が施されていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項記載の表示パネル。
  7. 前記第2の印刷領域の少なくとも一部に、光拡散性を有するメジューム印刷が施されていることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1項記載の表示パネル。
  8. 前記透光性材料層の周縁の一部にパネル固定用の係止手段が形成され、少なくともこの係止手段に対向する位置に不透明の前記第1の印刷領域が配置されていることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項記載の表示パネル。
  9. 前記透光性材料層の周縁の少なくとも一部に、前記第1の印刷シートと前記第2の印刷シートとの少なくともいずれかのシートの端部を、前記透光性材料層の層表面から側端面に向けて延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1項記載の表示パネル。
  10. 前記透光性材料層の周縁の少なくとも一部に、前記第2の印刷シート側に突出したリブが形成され、前記透光性材料層の層表面に接続される前記リブの表面に、前記第1の印刷シートの端部と前記第2の印刷シートの端部との少なくともいずれかを延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項9のいずれか1項記載の表示パネル。
  11. 前記透光性材料層が層表面の一部に凸部を有し、この凸部の形成された側の前記印刷シートのいずれかに該凸部を表出させる開口孔が形成され、
    前記開口孔の周縁部における前記いずれかの印刷シートの端部を、前記凸部の側面に沿って延設した折り込み部が形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項9のいずれか1項記載の表示パネル。
  12. 請求項4〜請求項11のいずれか1項記載の表示パネルと、
    前記貫通孔に挿入されるスイッチ押下部材と、
    前記第1の印刷シートの単一のシート層を介して前記スイッチ押下部材が押下される動作を受けてスイッチング動作がなされるスイッチ手段とを備えたことを特徴とする制御表示盤。
  13. 前記第1の印刷シートの単一のシート層の領域に、不透明の前記第1の印刷領域が形成されていることを特徴とする請求項12記載の制御表示盤。
  14. 請求項6〜請求項11のいずれか1項記載の表示パネルと、
    前記表示パネルの前記第2の印刷シート側に配置された光源とを備え、
    前記光源の光照射位置に臨む前記第2の印刷シートに前記第2の印刷領域が形成され、この第2の印刷領域が光拡散性を有するメジューム印刷が施された領域を含んでいることを特徴とする制御表示盤。
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