JP2003220623A - 三次曲面成形表示板の成形方法 - Google Patents

三次曲面成形表示板の成形方法

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JP2003220623A
JP2003220623A JP2002022043A JP2002022043A JP2003220623A JP 2003220623 A JP2003220623 A JP 2003220623A JP 2002022043 A JP2002022043 A JP 2002022043A JP 2002022043 A JP2002022043 A JP 2002022043A JP 2003220623 A JP2003220623 A JP 2003220623A
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Japan
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mold
pet film
film
curved surface
product
Prior art date
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JP2002022043A
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English (en)
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Masumi Kawagoe
益美 川越
Kazuyuki Murakami
一之 村上
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HOSHI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HOSHI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットフイルムの可動型への位置決めが容易
で型合わせ精度が高くなると共に、フイルムインサート
成形品の外周縁に白身部分ができないか,できても外周
縁に均一にできることにより、製品としての見栄えが良
くなり製品価値の上がるものができる三次曲面成形表示
板の成形方法を得る。 【解決手段】 文字,記号,図形などをスクリーン印刷
手法などにより印刷表示したプラスチックシート基材を
製品寸法より大きく周縁部を残して外形を打ち抜いた
後,凹型成形枠内で三次曲面形状に押圧成形し、こうし
てなるペットフイルム1をその周縁残存部1aにある複
数個の位置決め穴2を用いて可動型3にある位置決めピ
ン5に嵌め込んで位置決めした後,可動型3の凹部周縁
刃4と固定型6の凸部周縁刃7とで製品寸法に断裁し、
そのまま型閉めを行った後,樹脂の射出を行ってフイル
ムインサート成形品とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、三次曲面形状に
押圧成形されたペットフイルムを用いてフイルムインサ
ート成形品を作る三次曲面成形表示板の成形方法に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来,この種の三次曲面成形表示板の成
形方法では、一般的に、まず文字,記号,図形などをス
クリーン印刷手法などにより印刷表示したプラスチック
シート基材を製品寸法より若干大きく周縁部を残して外
形を打ち抜いた後,凹型成形枠内で三次曲面形状に押圧
成形してペットフイルムを作り、このペットフイルムの
周縁部の縁切りを行って一旦製品寸法に仕上げている。
こうして製品寸法に仕上げたペットフイルムを可動型に
位置決めして嵌め込んだ後,固定型との間で型閉めを行
うと共に樹脂の射出を行ってフイルムインサート成形品
としている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の三次曲
面成形表示板の成形方法では以上のような方法でフイル
ムインサート成形を行っているので、一旦製品寸法に仕
上げたペットフイルムを可動型に型合わせして位置決め
するのに大変な手間,つまりペットフイルムにあけた位
置決めだけのための穴を製品後に隠す手段が必要となる
し、或いは位置決め穴のある外周突出片を位置決めのた
めに余分に設ける加工,そしてこの外周突出片を取除く
加工が必要になると共に、製品寸法に仕上げたペットフ
イルムの可動型への位置決めの難しさ,その位置決め精
度の低さから、フイルムインサート成形品の外周縁のと
ころどころに白身部分(製品の正面,側面からみて印刷
面からはみ出た樹脂の部分)ができたり,外周縁におい
て白身部分の出具合が一定しないために、製品としてい
びつに見え,見栄えが悪く製品価値の下がるものができ
るという問題点がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明に係る三次曲面
成形表示板の成形方法はかかる問題点を解消するために
なされたもので、ペットフイルムの左右型の一方への位
置決めが容易で型合わせ精度が高くなると共に、フイル
ムインサート成形品の外周縁に白身部分ができないか,
できても外周縁に均一にできることにより、製品として
の見栄えが良くなり製品価値の上がるものができる。 【0005】 【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1〜
図3について説明する。図1はフイルムインサート成形
の型を示す概略図、図2は図1のペットフイルムを示す
図、図3は図2のペットフイルムの縦断側面図である。 【0006】図において、1は文字,記号,図形などを
スクリーン印刷手法などにより印刷表示したプラスチッ
クシート基材を製品寸法より大きく周縁部を残して外形
を打ち抜いた後,凹型成形枠内で三次曲面形状に押圧成
形してなるペットフイルム、2はペットフイルム1の周
縁残存部1aにあけた複数個の位置決め穴、3は左右型
の一方となる可動型、4は可動型3に設けた凹部周縁可
動刃、5は可動型3に設けた位置決めピン、6は左右型
の他方となる固定型、7は固定型6に設けた凸部周縁固
定刃、8は固定型6に設けたフイルム押え、9はフイル
ム押え8のバネ、10は固定型6に設けた樹脂射出孔で
ある。 【0007】次に、フイルムインサート成形の方法につ
いて説明する。予め三次曲面形状に押圧成形してなるペ
ットフイルム1をその印刷面1bを凹部三次曲面3aに
合わせて可動型3に嵌め込むと、各位置決め穴2に位置
決めピン5がそれぞれ嵌まることによりペットフイルム
1が可動型3に精度良く位置決めされる。この図1の状
態では可動型3の凹部三次曲面3aとペットフイルム1
の印刷面1b(凸状三次曲面)との間にはすき間11が
できるように設定してある。 【0008】図1の状態から可動型3が矢印の方向に進
んで型閉めを行うのであるが、その進行終了近くで、ま
ずフイルム押え8にペットフイルム1の周縁残存部1a
が当たってバネ9により押えられてペットフイルム1が
可動型3に固定される。こうしてペットフイルム1が可
動型3に固定された状態で可動刃4が固定刃7との間で
ペットフイルム1を製品寸法に断裁する。断裁終了後若
干進行して可動型3が停止すると、樹脂射出孔10から
樹脂が射出して,いわゆる固定型6の凸部三次曲面6a
との間で型閉めによるフイルムインサート成形が終了す
る。 【0009】このようにペットフイルム1の周縁残存部
1aにある位置決め穴2を用いて可動型3にペットフイ
ルム1を位置決めすると共に断裁の前にこのペットフイ
ルム1をフイルム押え8により位置決め状態で固定する
ので、位置決めが容易確実で型合わせ精度が高いと共
に、フイルムインサート成形品の外周縁に白身部分がで
きない,できても外周縁に均一にできる。 【0010】なお、本実施の形態において図1に示すフ
イルム押え8によりペットフイルム1を押える手段はな
くても良い。つまり、位置決め穴2が位置決めピン5に
嵌まるだけでも十分にペットフイルム1の可動型3への
位置決めができるので、フイルム押え8で押えなくても
高い精度で断裁ができる。 【0011】上記実施の形態では、図1の状態におい
て、左右型のうち「3」を可動型とし,「6」を固定型
として説明したが、逆に「3」を固定型とし,「6」を
可動型としても良く,同様の効果が得られるし、また同
様に凹部三次曲面3a,凸部三次曲面6aの向きもペッ
トフイルム1に対する樹脂成形の方向によって図1にお
いて左右逆であっても良い。 【0012】以上説明したようにフイルムインサート成
形の流れの中で型閉め直前にペットフイルム1を製品寸
法に断裁するので、従来の成形方法のように一旦製品寸
法に仕上げるための縁切り工程が別工程として要せず、
成形工程が一つ少なくなって、生産効率が良くなると共
にコストダウンが図れる。 【0013】また、本発明の成形方法では、挿入から取
出しまでの成形の全行程をとぎれのない一連の流れとし
て行えるので、成形行程の自動化が可能となる。 【0014】 【発明の効果】以上のように、この発明によればペット
フイルムの左右型の一方への位置決めが容易で型合わせ
精度が高くなると共に、フイルムインサート成形品の外
周縁に白身部分ができないか,できても外周縁に均一に
できることにより、製品としての見栄えが良くなり製品
価値の上がるものができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施の形態を示すフイルムインサ
ート成形型の概略図である。 【図2】図1のペットフイルムを示す図である。 【図3】図2のペットフイルムの縦断側面図である。 【符号の説明】 1 ペットフイルム 1a 周縁残存部 1b 印刷面 2 位置決め穴 3 可動型 3a 凹部三次曲面 4 可動刃 5 位置決めピン 6 固定型 6a 凸部三次曲面 7 固定刃 8 フイルム押え 10 樹脂射出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AD05 AD08 AD09 AD20 AG03 CA11 CB01 CB13 CB19 CK35 CQ01 CQ05 4F206 AD05 AD08 AD09 AD25 AF10 AG03 AH43 AH81 JA07 JB13 JB19 JL02 JN25 JQ02 JQ06 JQ81

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 文字,記号,図形などをスクリーン印刷
    手法などにより印刷表示したプラスチックシート基材を
    製品寸法より大きく周縁部を残して外形を打ち抜いた
    後,凹型成形枠内で三次曲面形状に押圧成形し、こうし
    てなるペットフイルムをその周縁残存部にある複数個の
    位置決め穴を用いて左右型の一方にある位置決めピンに
    嵌め込んで位置決めした後,左右型の凹部周縁刃と凸部
    周縁刃とで製品寸法に断裁し、そのまま左右型で型閉め
    を行った後,樹脂の射出を行うことを特徴とする三次曲
    面成形表示板の成形方法。
JP2002022043A 2002-01-30 2002-01-30 三次曲面成形表示板の成形方法 Pending JP2003220623A (ja)

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