JP2005232864A - ドアウィンドレギュレータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウィンドガラスの有効ストロークを犠牲にすることなくレールとキャリアプレートとの摺動部の嵌合長を長くし、更に下死点におけるキャリアプレートの傾斜を防止するようにしたドアウィンドレギュレータ構造を提供する。
【解決手段】 車両のドアパネル1の窓2の下方に上下方向に設けられたレール22と、レールの前後両縁部に係合し且つ昇降自在に装着されてウィンドガラス3の下端部3bを支持するキャリアプレート25と、レールの上下両端近傍に配置されたプーリ31、32と、両端がキャリアプレートに固定され上下の各プーリに掛回されたワイヤ37と、ワイヤを駆動してキャリアプレートを昇降させる駆動手段35とを備えたドアウィンドレギュレータ構造において、レール22を幅広としてキャリアプレート25と係合する前後両縁部22a、22bの間隔を広く設定し、上下のプーリ31、32をレール22の中心からオフセットした位置に配置した構成としたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のドアウィンドレギュレータ構造に関する。
図5は、キャブオーバトラックのドアパネル1を示し、ドアパネル1にはウィンドガラス3を昇降するウィンドレギュレータ11が内蔵されている。ウィンドレギュレータ11は、ドアパネル1の略中央(ウィンドガラス3の略重心を通る垂線位置近傍)に窓2の下縁部2aの直ぐ下方位置からドアパネル1の下端1a近傍まで1本のレール12が上下方向に垂直に設けられており、このレール12にキャリアプレート13が昇降自在に装着されてウィンドガラス3の下端中央部が固定されている。レール12の上下両端略中央位置にはプーリ14、15が設けられている。また、レール12の下端にはプーリ15の前側近傍位置にキャリアプレート13を係止するためのストッパゴム16が設けられている。
ワイヤ17は、レール12の前方位置に配置された駆動用モータアセンブリ18のプーリ19に数回巻回され、上下のプーリ14、15を介してレール12の中心(ウィンドガラス3の略重心を通る垂線位置)を通して配置され、両端がキャリアプレート13の中央部に固定されている。キャリアプレート13は、駆動用モータアセンブリ18の回転に応じてワイヤ17により昇降し、ウィンドガラス3を窓2の前縁部、上縁部及び後縁部に沿って設けられているガラス摺動部材兼シール部材としてのランチャンネル4に沿って昇降させ、窓2を開閉する。駆動用モータアセンブリ18は、ウィンドガラス3の上端がランチャンネル4の上縁部4bに突き当たると停止して窓2を全閉し、キャリアプレート13の下端がレール12の下端に設けられたストッパゴム16に突き当たると停止して窓2を全開する。
ウィンドレギュレータとして、車体を構成するドアパネルに装着されるモジュールプレートの一部を切り起こしてガイドレールを一体に構成し、ウィンドガラスを固定したキャリアを前記ガイドレールに沿って移動可能に支持した構造がある(例えば、特許文献1参照)。このウィンドレギュレータの構造も、モジュールプレートにガイドレールを一体に構成した以外の構成は、図5に示すウィンドレギュレータ11と同じである。
特開2001−130253号公報
上述したように1本のレール12によりキャリアプレート13を昇降自在に保持するワイヤ式レギュレータにおいては、レール12とキャリアプレート13との間の摺動部(嵌合部)のクリアランスがウィンドガラス3の端末のガタとなり、しかも、キャリアプレート13がウィンドガラス3の下端を支えているために上昇するに伴いガタが大きくなり、一方、ウィンドガラス3とランチャンネル4との間にも昇降時に摺動しやすいように隙間が存することで、ウィンドガラス3が前方又は後方に傾斜し、上端前部又は後側の隅部がランチャンネル4の前縁部4a又は後縁部4cに当たる場合がある。
ランチャンネル4のゴム表面には摩擦抵抗を低減するために表面にウレタンやシリコン等によりコーティングされてウィンドガラス3が摺動しやすいようにされているが、ウィンドガラス3の上端隅部がランチャンネル4に擦れる動作が繰り返されると、前記コーティングが摩耗して剥げてしまい、ゴム部材に直接接触することとなり、摩擦が非常に大きくなりウィンドガラス3が閉まらなくなってしまう。
また、ウィンドガラス3が下降してキャリアプレート13の下端がスットパゴム16に突き当たると、ストッパゴム16がワイヤ17よりも前側にずらして配置されているためにキャリアプレート13は、前側をストッパゴム16で係止され、中央部がワイヤ17により下方に引っ張られることとなり、下死点においてでウィンドガラス3が後方に傾斜してランチャンネル4の後縁部4cへの当たりが強くなり、摩耗が発生し、上述と同様の不具合が発生する。
ストッパゴム16をワイヤ17の後方位置に配置すれば上述の不具合を解消することが可能であるが、構造上困難である。即ち、図5に示すようなキャブオーバタイプの車両のドアパネル1においては、下端部1aのタイヤの上方に位置する部位が大きく切り取られた構造をなしているためにレール12の下端との間の隙間が狭く、ストッパゴム16を配置することが困難である。
また、レール12とキャリアプレート13との間のガタを減らすためにキャリアプレート13の上下の幅大きくして摺動部の嵌合長を長くするとウィンドガラス3の昇降ストローク(有効ストローク)が減少して、ドアパネル1内にウィンドガラス3を完全に収納することができなくなり、窓2を全開することができなくなる。特許文献1に開示されているウィンドレギュレータにおいても上述と同様の問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、ウィンドガラスの有効ストロークを犠牲にすることなくレールとキャリアプレートとの摺動部の嵌合長を長くし、更に下死点におけるキャリアプレートの傾斜を防止するようにしたドアウィンドレギュレータ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明によれば、車両のドアパネルの窓の下方に上下方向に設けられた1本のレールと、前記レールの前後両縁部に係合し且つ昇降自在に装着されてウィンドガラスの下端を支持するキャリアプレートと、前記レールの上下両端近傍に配置されたプーリと、両端が前記キャリアプレートに固定され前記上下の各プーリに掛回されたワイヤと、前記ワイヤを駆動して前記キャリアプレートを昇降させ前記ウィンドガラスを開閉する駆動手段とを備えたドアウィンドレギュレータ構造において、前記レールは、幅広とされて前記キャリアプレートと係合する前後両縁部の間隔を広く設定され、前記上下のプーリは、前記レールの中心からオフセットした位置に配置されている構成とている。
請求項2の発明は、請求項1記載のドアウィンドレギュレータ構造において、前記上側のプーリは、前記レールの中心から後側にオフセットされ、前記下側のプーリは、前記レールの中心から前側にオフセットさせて配置した構成としている。
請求項3の発明は、請求項1記載のドアウィンドレギュレータ構造において、前記レールは、幅方向略中央に長手方向に沿って複数の孔が適宜の間隔を存して設けられている構成としている。
請求項1の発明によれば、レールを幅広として前縁部と後縁部との間の間隔を広く設定することで、キャリアプレートが昇降するときに前後方向へのガタツキを良好に抑制することができ、円滑に昇降可能となり、作動抵抗(摺動抵抗)を増大させることなくウィンドガラスのガタツキを大幅に低減させることができる。これに伴いウィンドガラスの周縁部を収納するランチャンネルの耐久性の向上も図られる。
また、上下のプーリをレールの中心からオフセットして配置することで、有効ストロークを犠牲にすることなくキャリアプレートの嵌合長を長くすることが可能となり、キャブオーバタイプの車両においても窓を大きく開けることが可能になる。更に、下側のプーリの直ぐ後側にキャリアプレートのストッパ部材を配置することが可能となり、キャリアプレートの下死点におけるウィンドガラスの姿勢が安定し、前記ウィンドガラスの後側への傾きが防止される。
請求項2の発明によれば、上側のプーリをレールの中心から後側にオフセットし、下側のプーリをレールの中心から前側にオフセットさせて配置することで、特に、窓の下縁部が前側から後側に向かって斜め上方に傾斜して開口されるタイプのドアパネルに適用した場合においてはレールの有効ストロークを容易に確保することが可能となる。従って、キャブオーバタイプの車両においても窓2を大きく開けることができる。
請求項3の発明によれば、レールの幅方向略中央に長手方向に沿って複数の孔を適宜の間隔を存して設けることで、レールの軽量化を図ることが可能となり、ドアウィンドレギュレータの軽量化が可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に係るドアウィンドレギュレータ構造を適用したキャブオーバトラックのドアパネルの説明図、図2は、図1に示すドアウィンドレギュレータ構造の拡大図、図3は、図2に示すキャリアプレートの裏面図、図4は、図3に示すキャリアプレート及びレールの矢印IV方向端面図である。尚、図1において図5に示すドアパネルと同一部材には同一の符号を付してある。
図1に示すようにドアパネル1にはウィンドガラス3を昇降するウィンドレギュレータ21が内蔵されている。ウィンドレギュレータ21は、ドアパネル1の略中央(ウィンドガラス3の略重心を通る垂線位置近傍)に窓2の下縁部2aの直ぐ下方位置からドアパネル1の下端1a近傍まで1本のレール22が上下方向に垂直に設けられており、このレール22にキャリアプレート25が昇降自在に装着されてウィンドガラス3の下端部3aの中央部3bが固定されている。窓2は、下縁部2aが前側から後側に向かって斜め上方に傾斜して開口され、前縁部、上縁部及び後縁部にはガラス摺動部材兼シール部材としてのランチャンネル4が設けられており、ウィンドガラス3が昇降自在に摺動可能とされている。
窓2は、パワーウィンドで、レール22の前側所定位置にウィンドガラス3を昇降させる駆動機構としての駆動用モータアセンブリ35が設けられており、ワイヤ37によりキャリアプレート25を昇降させてウィンドガラス3を昇降させ、窓2を開閉するようになっている。
レール22は、その長さが図5に示す従来のレール12の長さと略同じ長さとされ、その幅が約2.5倍程度の幅広い形状とされている。レール22は、図4に示すように前縁部22aから後縁部22bまで長手方向に沿って端面視角形をなす幅広の凹条部22c、幅狭の凸条部22d、幅広の凹条部22e、幅狭の凸条部22f、幅広の凹条部22gが幅方向に交互に形成されている。
前縁部22aは、凹条部22cの前方に垂直に張り出し、後縁部22bは、凹条部22fの側壁を外側に折り返して二重になっている。そして、レール22は、前縁部22a、後縁部22bがキャリアプレート25と係止する係止爪とされ且つレール22との摺動部とされている。これにより、係止爪としての前縁部22aと後縁部22bとの間隔を広くすることができる。レール22の中央の幅広の凹部22eには図2に示すように長手方向に沿って長孔22hが間隔を存して複数設けられている。これらの長孔22hは、レール22の軽量化を図るためのものである。尚、図4は、右側が車両前方側、下側が車両外方とされている。
図2に戻り、レール22は、上端22iが後述する上側のプーリ31との干渉を避けるために前縁部22aから凹条部22gの略半分位置まで切り欠かれ、凹条部22gの後側略半分及び後縁部22bが上方に所定長さまで延出しており、下端22jが平ら(水平)とされている。このレール22は、金属板(鉄板)により一体に成形されている。レール22は、上下両端部が夫々ブラケット23、24によりドアパネルにボルトで強固に固定される。
図2乃至図4に示すようにキャリアプレート25は、プレート本体26と、プレート本体26に設けられてレール22の前縁部22a、後縁部22bと摺動自在に係合する摺動部材27、28、29とから成る。プレート本体26は、レール22よりも幅広とされ、上端が前側から後側に向かって斜め上方に向かって傾斜し、レール22の後縁部22bと対応する後部26aが台形状をなして上方に突出し、下端が平ら(水平)とされている。また、プレート本体26の上部の前後位置にはウィンドガラス3の下端部を固定するための取付孔26b、26cが設けられており、周縁部26b'、26c'が図4に示すように外側に膨出されてウィンドガラス3を良好に取付可能とされている。尚、図3は、図4と同様に右側が車両前側である。また、図3において分かり易くするためにレール22を2点鎖線で示してある。
摺動部材27は、プレート本体26の前側位置にその略半分の高さ位置から下端近傍まで設けられており、レール22の前縁部22aに摺動自在に、且つ逸脱不能に嵌合する嵌合溝27a、レール22の凹条部22cと摺動自在に嵌合する凸条部27bが形成されている(図4)。また、摺動部材27には図3に示すようにプレート本体26の下端から下方に僅かに膨出して後述のストッパ部材40(図2)に当接するためのストッパ部27cが設けられている。
摺動部材28、29は、プレート本体26の台形状の後部26aから下端近傍までの間に上下方向に僅かな間隔を存して設けられている。摺動部材28は、レール22の後縁部22bが摺動自在に、且つ逸脱不能に嵌合係止する嵌合溝28a(図4)が設けられている。摺動部材29は、レール22の後縁部22bが摺動自在に、且つ逸脱不能に嵌合係止する嵌合溝29aとレール22の凹条部22gと摺動自在に嵌合する凸条部29bが形成されている。これらの摺動部材27〜29は、樹脂部材によりプレート本体26に一体成形されている。
このキャリアプレート25は、図4に示すようにレール22の例えば、上端から嵌合装着される。これにより、キャリアプレート25は、前部が摺動部材27によりレール22の前縁部(係止爪)22aに、後部が摺動部材28、29によりレール22の後縁部(係止爪)22bに上下2箇所の合計3箇所で摺動自在に、且つ逸脱不能に嵌合係止され、昇降時における前後方向へのガタツキが大幅に抑制される。
図2に戻り、上側のプーリ31は、レール22の上端近傍且つ当該レール22の中心から後側にオフセットされて上方に延出している凹部22gの前端近傍位置に配置され、ブラケット23に回転自在に軸支されている。即ち、上側のプーリ31は、図1に示す窓2の前側から後側に向けて斜め上方に傾斜する下縁部2aに応じてレール22の中心から後側にオフセットさせて配置されている。下側のプーリ32は、レール22の下端近傍に且つ当該レール22の中心から前側にオフセットして配置され、ブラケット24に回転自在に軸支されている。これらの上下のプーリ31、32のレール22の中心からのオフセット量は同じとされている。
このようにして、上側のプーリ31がレール22の後側に、下側のプーリ32がレール22の前側にオフセットされて配置されている。このように、上下のプーリ31、32をレール22の中心から後側、前側にオフセットさせて配置することで、レール22の長さ即ち、有効ストロークを犠牲にすることなくキャリアプレート25の嵌合長さを長く取ることが可能となる。
尚、上記実施例では、図1に示す窓2の前側から後側に向けて斜め上方に傾斜する下縁部2aに応じて上側のプーリ31をレール22の中心から後側にオフセットさせて配置したが、これに限るものではなく、窓2の下縁部2aが水平な場合にも適用し得ることは勿論である。
図2に示すように駆動用モータアセンブリ35は、レール22の前側所定位置に配置されており、出力軸にはプーリ36が取り付けられている。ワイヤ37は、プーリ35に複数回巻回され、一側37aが上側のプーリ31に掛回されてレール22の後側の凹条部22gの略中心位置を垂下し図3に示すように先端37cが摺動部材29の凸条部29bに固定され、他側37bが下側のプーリ32に掛回されてレール22の前側の凹条部22cの略中心位置を垂直に上方に延出し図3に示すように先端37dが摺動部材27の凸条部27bに固定されている。また、ワイヤ37のアウタチューブ38、38の各一端がプーリ37の近傍に、各他端がプーリ31、32の近傍に固定されている。
図2に示すようにストッパ部材としてのストッパゴム40は、レール22の下端を支持するブラケット24の下端には下側のプーリ32の後側近傍位置に設けられている。ストッパゴム40は、下側のプーリ32をレール22の前側にオフセットさせて配置していることでプーリ32の直ぐ後方に配置することが可能となる。また、ストッパゴム40をレール22の下端とドアパネル1の下端部1aとの間の広い隙間に配置することができ、レイアウト的にも有利である。このストッパゴム40は、キャリアプレート25の摺動部材27の下端に設けられたストッパ部27c(図3)と対向して設けられており、2点鎖線で示すようにキャリアプレート25の下死点において前記ストッパ部27cを突き合わせてキャリアプレート25の下降を停止させる。
以下に作用を説明する。
図2において駆動用モータアセンブリ35が作動してプーリ36が矢印Cで示す時計方向に回転すると、これに伴いキャリアプレート25が上昇し、2点鎖線25'で示す上端位置まで上昇すると図1に示すウィンドガラス3の上端がランチャンネル4の上縁部4bに突き当たり停止する。これにより、窓2が全閉される。また、プーリ36が矢印CCで示す反時計方向に回転すると、これに伴いキャリアプレート25が下降し、2点鎖線25"で示す下死点に達すると当該キャリアプレート25のストッパ部27cがストッパゴム40に突き当たり停止する。これにより、窓2が全開される。ストッパ部材としてゴム部材を使用することでキャリアプレート25の下死点での打音を防止することができる。
レール22は、幅広とされて前縁部(係止爪)22aと後縁部(係止爪)22bとの間の間隔が広く設定され、キャリアプレート25は、前部が摺動部材27によりレール22の前縁部22aに、後部が摺動部材28、29によりレール22の後縁部22bに上下2箇所の合計3箇所で摺動自在に嵌合係止され、更に、摺動部材27の凸条部27bがレール22の凹条部22cと、摺動部材29の凸条部29bがレール22の凹条部22gと摺動自在に嵌合していることで、レール22を昇降するときに前後方向へのガタツキが極めて良好に抑制され円滑に昇降可能となる。
また、キャリアプレート25は、図2に2点鎖線25"で示す下死点位置において、ワイヤ37により前部が下方に引っ張られたときに当該ワイヤ37の後方且つ近傍位置においてストッパゴム40により係止されることで、下死点におけるウィンドガラス3の姿勢が安定し、後側への傾きが防止される。これにより、図1に示すウィンドガラス3の後端3cの上部3c'とランチャンネル4の後縁部4cとの間の摺動抵抗(摩擦抵抗)を増大させることなくガタを低減することができ、ウィンドガラス3を円滑に昇降することが可能となる。また、ランチャンネル4の耐久性の向上が図られる。
更に、図1に示すように窓2の前側から後側に向けて斜め上方に傾斜する下縁部2aの傾斜に応じて上側のプーリ31をレール22の中心から後側に、下側のプーリ32をレール22の中心から前側にオフセットさせて配置することで、有効ストロークを確保することができ、窓2を大きく開けることができる。特に、キャブオーバタイプの車両のドアパネルが前輪の上方に位置し、下端部1aが大きく切り欠かれて窓2の下縁部2aとの間隔を充分に広くとることが困難な場合に有効である。
本発明に係るドアウィンドレギュレータ構造を適用したキャブオーバトラックのドアパネルの説明図である。 図1に示すドアウィンドレギュレータ構造の拡大図である。 図2に示すキャリアプレートの裏面図である。 図3に示すキャリアプレート及びレールの矢印IV方向端面図である。 従来のドアウィンドレギュレータを適用したキャブオーバトラックのドアパネルの説明図である。
符号の説明
1 ドアパネル
2 窓
3 ウィンドガラス
4 ランチャンネル
21 ドアウィンドレギュレータ
22 レール
23、24 ブラケット
25 キャリアプレート
26 プレート本体
27、28、29 摺動部材
31、32、36 プーリ
35 駆動用モータアセンブリ
37 ワイヤ
40 ストッパゴム(ストッパ部材)

Claims (3)

  1. 車両のドアパネルの窓の下方に上下方向に設けられた1本のレールと、
    前記レールの前後両縁部に係合し且つ昇降自在に装着されてウィンドガラスの下端を支持するキャリアプレートと、
    前記レールの上下両端近傍に配置されたプーリと、
    両端が前記キャリアプレートに固定され前記上下の各プーリに掛回されたワイヤと、 前記ワイヤを駆動して前記キャリアプレートを昇降させ前記ウィンドガラスを開閉する駆動手段とを備えたドアウィンドレギュレータ構造において、
    前記レールは、幅広とされて前記キャリアプレートと係合する前後両縁部の間隔を広く設定され、
    前記上下のプーリは、前記レールの中心からオフセットした位置に配置されている
    ことを特徴とするドアウィンドレギュレータ構造。
  2. 前記上側のプーリは、前記レールの中心から後側にオフセットされ、前記下側のプーリは、前記レールの中心から前側にオフセットされていることを特徴とする請求項1記載のドアウィンドレギュレータ構造。
  3. 前記レールは、幅方向略中央に長手方向に沿って複数の孔が適宜の間隔を存して設けられていることを特徴とする請求項1記載のドアウィンドレギュレータ構造。
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