JP5316187B2 - 車両用ルーフ装置 - Google Patents

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この発明は、車両用ルーフ装置に関する。
従来、車両用ルーフ装置としては、例えば非特許文献1に記載されたものが知られている。図14は、この車両用ルーフ装置を模式的に示す縦断面図である。車両用ルーフ装置は、車両ルーフ102に形成される開口部103の車両幅方向両縁に配設された一対のガイドレール104を備えており、同図に示すように、各ガイドレール104の車両前後方向に延在するレール部105内部にはフロントシュ107及びリヤシュ108がレール部105に沿って摺動可能に装着される。そして、フロントシュ107及びリヤシュ108には、開口部103を開閉可能な可動パネル110の車両幅方向各縁部の前側及び後側が連結・支持されている(図示略)。また、各ガイドレール104には、可動パネル110の全閉状態においてフロントシュ107及びリヤシュ108の配置に合わせてガイドブロック(リフトガイド)111が配設されている。各ガイドブロック111には、車両高さ方向に高低差を有するとともに最も高くなった位置(上端)においてレール部105と連通するガイド孔112が形成されおり、該ガイド孔112には可動パネル110の全閉状態においてフロントシュ107及びリヤシュ108が収容されている。従って、例えば可動パネル110の全閉状態において該可動パネル110を開放すべくフロントシュ107及びリヤシュ108が車両後方に移動すると、これらフロントシュ107及びリヤシュ108は各々の収容されるガイド孔112に沿って上昇してレール部105に進入する。このとき、フロントシュ107及びリヤシュ108に連結・支持された可動パネル110は、ガイド孔112の高さ分だけ上昇(ポップアップ)する。そして、この状態で、レール部105に進入したフロントシュ107及びリヤシュ108がレール部105に沿って車両後方に移動すると、ポップアップ状態のまま可動パネル110が開放される。
「エスティマ新型車解説書」、トヨタ自動車株式会社、1990年5月、第4−57頁
ところで、上記非特許文献1に記載の車両用ルーフ装置では、フロントシュ107の後方にレール部105に連通するガイド孔112が開口しているため、フロントシュ107の没入を回避するにはその後方への移動量、即ち可動パネル110の後方への移動量を制限せざるを得なかった。なお、可動パネル110の後方への移動量を確保する構成として、レール部105とは独立で可動パネル110を上昇させる新たなガイド孔及びそれに連通するレール部を形成する構成も知られているが、この場合にはレール部は複数段になるため車両用ルーフ装置の構成が複雑になるという別の問題が生じてしまう。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用ルーフ装置において可動パネルの移動量を十分に確保し、かつ、より簡単な構成としたことにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルと、前記開口部の車両幅方向両縁部に配設され、車両前後方向に延在するレール部を有する対のガイドレールと、前記各ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられ、駆動部材により移動駆動される駆動用摺動部材と、前記可動パネルの車両幅方向各縁部前側に回動自在に連結され、前記各レール部に対し車両前後方向に摺動自在に装着される前側摺動部材と、前記各前側摺動部材の車両後方で、前記各レール部に対し車両前後方向に摺動自在に装着される後側摺動部材と、前記可動パネルの車両幅方向各縁部後側に車両前側の端部が回動自在に連結され、前記各後側摺動部材に車両後側の端部が回動自在に連結された後側レバー部材と、前記各ガイドレールに設けられ、車両高さ方向に高低差を有するように延在して上端が前記各後側摺動部材の車両前側で前記各レール部に開口する後側ガイド孔を有する後側ガイドブロックと、前記各レバー部材の車両前後方向中間部に取着され、前記各駆動用摺動部材に連係されて、該駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴い前記各ガイド孔から前記各レール部へと進入して、前記可動パネルの車両後方の縁部を上昇させる後側昇降用摺動部材とを備え、前記各前側摺動部材の車両前後方向の長さは、前記各ガイド孔の上端の車両前後方向の開口長よりも長く設定されており、前記各ガイドブロックは、前記各レール部を車両前方に移動する前記各後側昇降用摺動部材が前記各ガイド孔の上端よりも車両前方に進入することを規制する規制部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、前記可動パネルは、前記各駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴い、前記各後側昇降用摺動部材が前記各ガイド孔から前記各レール部へと進入することで、その車両後方の縁部が上昇する。そして、前記可動パネルは、前記各駆動用摺動部材の更なる車両後方への移動に伴い、前記各前側摺動部材、前記各後側摺動部材及び前記各昇降用摺動部が各々の位置で前記各レール部を摺動することで、このときの姿勢を維持したまま、車両後方へと移動する。この際、前記各前側摺動部材の車両前後方向の長さは、前記各ガイド孔の上端の車両前後方向の開口長よりも長く設定されていることで、例えば前記各前側摺動部材は、これを乗り越えて車両後方に移動する。同様に、前記各ガイド孔の上端よりも車両後方に移動した前記各前側摺動部材は、これを乗り越えて車両前方に戻り移動する。一方、前記各レール部を車両前方に移動する前記各後側昇降用摺動部材は、前記各規制部により、前記各ガイド孔の上端よりも車両前方に進入することが規制されることで、前記各駆動用摺動部材の車両前方への移動に伴い、前記各ガイド孔へと確実に進入する。そして、前記可動パネルは、その車両後方の縁部が下降(戻り下降)する。以上により、前記可動パネルは、前記各ガイド孔(上端)に制約を受けることなく車両前後方向に移動することができ、その移動量を十分に確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ルーフ装置において、前記可動パネルの車両幅方向各縁部前側と、前記各前側摺動部材とは、車両前側の端部及び車両後側の端部がそれぞれ回動自在に連結された前側レバー部材を介して連結されており、前記各ガイドレールに設けられ、車両高さ方向に高低差を有するように延在して上端が前記各前側摺動部材の車両前側で前記各レール部に連続する前側ガイド孔を有する前側ガイドブロックと、前記各前側レバー部材の車両前後方向中間部に取着され、前記各駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴う前記各レバー部材及び前記可動パネルの車両後方への移動によって前記各前側ガイド孔から前記各レール部へと進入して、前記可動パネルの車両前方の縁部を上昇させる前側昇降用摺動部材とを備えることをその要旨としている。
同構成によれば、前記可動パネルは、前記各駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴う前記各レバー部材及び前記可動パネルの車両後方への移動により、前記各前側昇降用摺動部材が前記各前側ガイド孔から前記各レール部へと進入することで、その車両前方の縁部が上昇する。従って、前記可動パネルは、例えばその車両前方の縁部及び後方の縁部の上昇量を同等に設定することで、その下方に略一定高さの間隙を確保することができる。そして、前記可動パネルは、その車両後方の縁部が更にその後方の障害物を乗り越えさえすれば、車両前方の縁部も同様に当該障害物を乗り越えることができるため、車両前後方向の移動量を更に確保することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ルーフ装置において、前記各後側ガイド孔は、車両高さ方向に延在することをその要旨としている。
同構成によれば、前記可動パネルは、前記各駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴い、前記各昇降用摺動部材が前記各ガイド孔から前記各レール部へと進入することで、その後方の縁部が車両高さ方向に飛び上がるように上昇する。従って、上昇時、例えば前記可動パネルと液密的に接触するシール部材(ウェザーストリップ)との間に発生する摩擦力を抑制することができる。同様に、前記可動パネルの下降時においてもシール部材との間に発生する摩擦力を抑制することができる。以上により、前記可動パネルの後方の縁部を昇降する際に、前記駆動部材に要する駆動力を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ルーフ装置において、前記各後側昇降用摺動部材には車両幅方向の垂直面に延在し、前記可動パネルの開閉に伴い前記レール部の両開口端面に当接可能な保持部が形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、前記各後側昇降用摺動部材には前記レール部の両開口端面に当接可能な前記保持部が形成されているため、前記可動パネルの開閉に伴い前記後側昇降用摺動部材が前記レール部を摺動する際に、前記レール部の深部(反開口端側)に嵌り込むことを規制できる。これにより、可動パネルの円滑な開閉が可能となる。
本発明によれば、車両用ルーフ装置において可動パネルの移動量を十分に確保し、かつ、より簡単な構成とすることができる。
(a)〜(d)は本実施形態における車両用ルーフ装置の展開態様を示した断面図。 本実施形態における車両用ルーフ装置の斜視図。 本実施形態における図1(a)の範囲Aを示した断面図。 本実施形態における図1(b)の範囲Bを示した断面図。 本実施形態における図3のC―C線に沿った断面図。 本実施形態におけるレバー部材、後側ガイドブロック及び昇降用リヤシュの分解斜視図。 本実施形態における図1(a)の範囲Dを示した断面図。 本実施形態における図7のE―E線に沿った断面図。 本実施形態における後側ガイドブロック及び昇降用フロントシュ等の分解斜視図。 (a)〜(c)は本実施形態におけるガイド孔を通過する昇降用フロントシュの態様を示した前側ガイドブロックの側面図。 (a)〜(d)は本実施形態におけるガイド孔からブロックガイド溝に進入する昇降用リヤシュの態様を示した前側ガイドブロックの側面図。 (a)〜(d)は本実施形態における前側ガイド穴からレール部に進入する昇降用フロントシュの態様を示した側面図。 本実施形態における図10(b)のF―F線に沿った断面図。 従来の車両用ルーフ装置を模式的に示した断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図2は、車両ルーフ10にサンルーフ装置11が搭載された車両を示す斜視図である。同図に示されるように、車両ルーフ10にはルーフ開口部12が形成されるとともに、車両前後方向に移動して該ルーフ開口部12を開閉可能な可動パネル16が設置されている。車両ルーフ10は屋根部に相当する。
サンルーフ装置11は、図1に示されるように車両ルーフ10の車室側であって、ルーフ開口部12の車両幅方向の両縁部に固定され車両前後方向に延在する一対のガイドレール13を備える。両ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金を押出成形することでなる。ガイドレール13は図5に示すように、上方に開口した断面略U字状のレール開口部15を有する。また、ガイドレール13は、その内部上側に可動パネル16の車両幅方向外側に開口した断面略コ字状の第2のガイド溝18を有するとともに、該第2のガイド溝18に対向して可動パネル16の車両幅方向内側に開口した断面略コ字状の第1のガイド溝17(図3参照)を有する。なお、両ガイド溝17,18はレール部に相当する。
ルーフ開口部12の周縁部にはその全周に亘って下方に屈曲するとともに、その先端部が可動パネル16側に屈曲してなる屈曲部20が形成される。この屈曲部20は、ルーフ開口部12の車両幅方向各縁部において、ガイドレール13の上方に配置されている。
図1(a)に示すように、ガイドレール13の車両前後方向中間部には後側ガイドブロック25が設けられている。図3に拡大して示すように後側ガイドブロック25は第1のガイド溝17にその車両前後方向の両端において連通する後側ブロックガイド溝27を有する。さらに、後側ガイドブロック25には車両高さ方向に延びるとともに、その上端が後側ブロックガイド溝27に連通する後側ガイド孔30が形成されている。後側ガイド孔30は、その上端において所定の開口長29を有する。また、図6に示すように、後側ガイド孔30及び同後側ガイド孔30より後方の後側ブロックガイド溝27には、それらの経路の開口幅を両側から縮幅する態様で更に凹設された断面略凹状の姿勢制御用ガイド溝31が形成されている(図6の円中拡大図参照)。すなわち、姿勢制御用ガイド溝31は、後側ガイド孔30の後側ブロックガイド溝27との突き当たりを車両後方に折曲される経路にて形成されている。なお、姿勢制御用ガイド溝31の底面(車両高さ方向に延びる面)は、第1のガイド溝17の底面よりも開口側に若干突出するように配置されており、従って、後側ブロックガイド溝27の底面は、第1のガイド溝17の底面よりも更に開口側に突出するように配置されている。そして、後側ブロックガイド溝27は、その上面及び下面が第1のガイド溝17の高さ方向両内壁面に連続するように成形されて該第1のガイド溝17に連通している。
図3及び図4に示すように、可動パネル16の後側は、両ガイド溝17,18に車両前後方向に移動可能に設けられるリヤシュ40及び後側ガイド孔30等の延在方向に移動可能に設けられる昇降用リヤシュ41に後側レバー部材46を介して支持されている。詳しくは、後側レバー部材46は略三角薄板状に形成されており、後側レバー部材46の前側角部は支持ピン43aを介して、可動パネル16の下面に固定される取付部14に回動可能に連結される。また、後側レバー部材46の後側角部はリヤシュ40に支持ピン43bを介して回動可能に連結される。さらに、図5に示されるように、後側レバー部材46は、車両幅方向において昇降用リヤシュ41の中間部に配置されており、その下側角部はこれら昇降用リヤシュ41に支持ピン49を介して回動可能に連結される。この支持ピン49は車両前後方向において、両支持ピン43a、43bの略中央に位置している。
図6に示されるように、昇降用リヤシュ41には、ガイド溝17等において摺動可能である略S字形柱状の摺動部45が形成されるとともに、摺動部45の略S字形端面の中央に支持ピン49が挿通可能である挿通穴45aが形成される。昇降用リヤシュ41は、各摺動部45の略S字形の両端部においてガイド溝17等の対向する内壁面に弾性的に接触する。なお、昇降用リヤシュ41には、摺動部45の後側レバー部材46側の端面から略S字形の延在方向に対する略直交方向両側に突出した薄板状の保持部47が設けられる。また、昇降用リヤシュ41には、摺動部45の後側レバー部材46から離隔する側の端面から更に当該側に突設されて、前記した姿勢制御用ガイド溝31に摺動可能である略菱形柱状の規制部48が形成される。
また、図3及び図4に示されるように、ガイドレール13の内部には幅方向において後側レバー部材46及び第2のガイド溝18に挟まれる態様で(図5参照)薄板状の駆動部材55が図示しない摺動部を介して車両前後方向に摺動可能に設けられている。駆動部材55には車両前側から後側に向かうにつれて徐徐に車両高さ方向に低くなる傾斜した昇降孔56が形成されている。昇降孔56には前端において上側に屈曲された屈曲部56aが形成されている。昇降孔56の屈曲部56aは両ガイド溝17,18と略同一高さとされ、昇降孔56の後側端部は後側ガイド孔30の下側と同一高さとされている。また、昇降孔56は支持ピン49が挿通可能な大きさに開口されている。そして、車両幅方向内側の駆動部材55には駆動部材シュ53が形成されている。この駆動部材シュ53はガイドレール13内における第2のガイド溝18の下段に形成される駆動溝51内に設けられる。すなわち、駆動部材55はその駆動部材シュ53が駆動溝51に摺動することでガイドレール13の延出方向に移動が案内される。
後側レバー部材46に挿通されて第1のガイド溝17側に突出する支持ピン49には昇降用リヤシュ41が摺動回転可能に挿通される。ここで、図5に示されるように、駆動部材55はガイドレール13の内部において、そのレール開口部15を介して上方に突出可能な位置に設けられている。
図7及び図8に示すように、ガイドレール13の前縁には、幅方向に並設された一対の前側ガイドブロック35,36が設けられている。前側ガイドブロック35、36には、図8に示されるように、ガイドレール13内にそれぞれ保持された状態で、車両幅方向において可動パネル16側(車両幅方向内側)に開口する断面略コ字状の前側ガイド穴37,38が形成される。前側ガイド穴37、38は、図9に示されるように、車両前側から後側に向かうにつれて徐徐に車両高さ方向に高くなるように傾斜する傾斜部37a,38aを形成するとともに、その上端に連続して前後方向に延在する連通部37b,38bを形成する。前側ガイドブロック35、36はガイドレール13に設けられた状態において、前側ガイド穴37、38の連通部37b,38bと両ガイド溝17,18とは連通することになる。なお、前側ガイドブロック36において前側ガイド穴38の底面(車両高さ方向に延びる面)には前側ガイド穴38の経路に沿って、前側ガイドブロック35側に通じる挿通孔38cが形成されている。
一方、図7に示すように、可動パネル16の前側は、両ガイド溝17,18の車両前後方向に摺動可能に設けられるフロントシュ60及び前側ガイド穴37、38等の延在方向に摺動可能に設けられる昇降用フロントシュ61,62に前側レバー部材69を介して支持されている。
詳しくは、前側レバー部材69は略三角薄板状に形成されており、前側レバー部材69の前側角部は支持ピン67aを介して、可動パネル16の取付部14前縁に回動可能に連結される。また、前側レバー部材69の後側角部はフロントシュ60に支持ピン67bを介して回動可能に連結される。ここで、フロントシュ60の車両前後方向の長さは後側ガイドブロック25における後側ガイド孔30の開口長29より長く設定されている。さらに、図8に示されるように、前側レバー部材69は、車両幅方向において昇降用フロントシュ61,62の中間部に配置されており、その下側角部はこれら昇降用フロントシュ61,62に支持ピン67cを介して回動可能に連結される。この支持ピン67cは車両前後方向において、両支持ピン67a、67bの略中央に位置している。
一方の昇降用フロントシュ61は、所定間隔を有する一対の円柱の対向側が連続するように一体化されてなるベース部63を有する(図10参照)。そして、ベース部63の前側の円柱にはその軸方向に支持ピン67cが挿通可能な挿通穴63aが形成される。ベース部63の長手方向両側にはそれぞれ反対側を向く略矢羽状の摺動部64が形成される。昇降用フロントシュ61は、各摺動部64の上面及び下面において第1のガイド溝17の対向する内壁面に弾性的に接触する。両摺動部64間に挟まれるベース部63の長さは後側ガイド孔30上端の開口長29よりも大きく設定されている。なお、昇降用フロントシュ61には、ベース部63の前側レバー部材69側の端面から高さ方向両側に突出した薄板状の保持部65が設けられる。なお、各保持部47,65は車両幅方向の垂直面に延在している。
図9に示されるように、他方の昇降用フロントシュ62は支持ピン67cが挿通可能な略筒状のベース部68の両側にそれぞれ反対側を向く略矢羽状の摺動部66が形成されてなる。昇降用フロントシュ62は、各摺動部66の上面及び下面において第2のガイド溝18の対向する内壁面に弾性的に接触する。昇降用フロントシュ62の摺動部66は昇降用フロントシュ61の摺動部64に比して緩やかな円弧状であるとともに、昇降用フロントシュ62は昇降用フロントシュ61に比して特に両摺動部64方向において短く形成されている。
ところで、屈曲部20の先端部には、その全周に亘って第1のウェザーストリップ22が嵌着されている。この第1のウェザーストリップ22は、中空状のゴム材でなり、可動パネル16の全閉状態において該可動パネル16及びルーフ開口部12間の間隙に全周に亘って介装され、これら可動パネル16及びルーフ開口部12と弾性的に接触する。これにより、可動パネル16及びルーフ開口部12間の間隙が液密的に閉塞される。また、ガイドレール13の車両幅方向内側端部には、その長手方向全長に亘って可動パネル16に対向する上方に突設された第2のウェザーストリップ23が接合されている。この第2のウェザーストリップ23も、中空状のゴム材でなり、可動パネル16の全閉状態において該可動パネル16と弾性的に接触する。これにより、可動パネル16及びガイドレール13間の間隙が液密的に閉塞される。以上により、車室内と車室外が液密的に分離され、車室内への雨、風等の浸入が防止される。
次に、上記した実施の形態における可動パネル16の開閉動作について説明する。図1(a)〜(d)に示すように、可動パネル16は全閉状態からチルトアップ状態、ポップアップ状態を経て全開状態となる。ここで、チルトアップ状態とは可動パネル16の後端側が車両ルーフに対して持ち上げられて傾斜した状態をいい、ポップアップ状態とは可動パネル16が車両ルーフ10に対して水平に持ち上げられた状態をいう。
全閉状態(図1(a)参照)においては、図11(a)に拡大して示されるように、駆動部材55における昇降孔56の後側に支持ピン49及びそれに支持される昇降用リヤシュ41が位置する。この状態において、駆動部材55が車両後方に移動するのに伴い、図11(b)に示されるように、昇降孔56及び後側ガイド孔30の交点に位置する支持ピン49及びそれに支持される昇降用リヤシュ41は昇降孔56に沿って後側ガイド孔30内を上昇する。このとき、摺動部45は常に後側ガイド孔30を摺動しつつ移動することで、同後側ガイド孔30における昇降用リヤシュ41ひいては上昇中の可動パネル16のがたつきを抑制し、スムーズな移動が可能となる。また、規制部48は姿勢制御用ガイド溝31に摺動案内されつつ移動する。
昇降用リヤシュ41の上昇に伴い、後側レバー部材46の前側は上方に持ち上げられる態様となるため、可動パネル16は前側の支持ピン67aを中心として傾斜した図1(b)に示されるチルトアップ状態となる。
駆動部材55がさらに車両後方に移動すると、図11(c)に示されるように、昇降用リヤシュ41は昇降孔56の屈曲部56aに沿って上昇し、後側ブロックガイド溝27に進入していく。このとき、図11(d)に示されるように、規制部48は後側ガイド孔30より車両後方側の後側ブロックガイド溝27において姿勢制御用ガイド溝31に案内されるとともに、昇降用リヤシュ41は第1のガイド溝17に進入可能である方向、すなわち摺動部45が第1のガイド溝17の延出方向に延在する姿勢に転換される。そして、昇降用リヤシュ41が後側ブロックガイド溝27から第1のガイド溝17へと移動していくことで可動パネル16は傾斜した状態のまま、後方に移動することが可能となる。
一方、図12(a)〜図12(d)に示すように、可動パネル16の後方への変位にともない、前側レバー部材69を介して昇降用フロントシュ61,62の摺動部64、66はそれぞれ前側ガイド穴37、38に沿って摺動する。詳しくは、図12(a)に示されるように、全閉状態において昇降用フロントシュ61,62は前側ガイド穴37、38の前下端に位置している。そして、図12(b)に示されるように、チルトアップ状態において昇降用フロントシュ61,62は前側ガイド穴37、38に沿って僅かに上昇する。さらに、前述のように、昇降用リヤシュ41が後側ガイド孔30から後側ブロックガイド溝27に進入した後に、駆動部材55がさらに後方に移動されると、図12(c)に示されるように、昇降用フロントシュ61,62が前側ガイド穴37、38の傾斜部37a,38aに沿って上昇する。このとき、前側レバー部材69に挿通される支持ピン67cは挿通孔38cにより移動方向を規制されるため、昇降用フロントシュ61,62は前側ガイド穴37、38において適切な摺動が可能な位置をとる。昇降用フロントシュ61,62の上昇に伴い、前側レバー部材69の前端も持ち上げられて、支持ピン67aを介して可動パネル16の前端は徐々に上方に上昇し、可動パネル16は傾斜状態から水平状態に姿勢を変化させていく。そして、図12(d)に示されるように、昇降用フロントシュ61,62は連通部37b,38bに達する。このときに、可動パネル16は車両ルーフ10に対して水平に持ち上げられたポップアップ状態となる。ポップアップ状態においては、フロントシュ60、リヤシュ40、昇降用フロントシュ61,62及び昇降用リヤシュ41は両ガイド溝17,18に一致する同一高さとなる。換言すると、これら各シュ60,40,61,62,41が同一高さとなったときに可動パネル16が水平状態となるとともに、可動パネル16の下面が車両ルーフ10の上面より高くなるように両レバー部材46,69のサイズ、及び形状等は設定されている。
ポップアップ状態において、駆動部材55がさらに車両後方に移動すると、これに追従して各シュ60,40,61,62,41は両ガイド溝17,18に沿って後方へ移動する。各シュ60,40,61,62,41が両ガイド溝17,18に沿って移動する際には昇降用フロントシュ61及び昇降用リヤシュ41の保持部47,65は両ガイド溝17,18に摺動している。このように可動パネル16はレール開口部15を徐徐に開放していく。このとき、前述のように、可動パネル16の下面が車両ルーフ10の上面より高く設定されているため、移動中の可動パネル16が車両ルーフ10の上面に干渉することない。これにより、可動パネル16の移動量を増やすことができる。また、前述のように第1のガイド溝17の経路中には後側ガイドブロック25の後側ブロックガイド溝27が設けられ、この後側ブロックガイド溝27の下面には後側ガイド孔30が開口されている。すなわち、可動パネル16の移動の際には、昇降用フロントシュ61及びフロントシュ60は後側ガイド孔30が開口する後側ブロックガイド溝27を通過することとなる。
詳しくは図10(a)に示すように、昇降用フロントシュ61が後側ガイド孔30を乗り越える直前において、後側の摺動部64が後側ブロックガイド溝27と離間して隙間70を有している。このときであっても、前側の摺動部64が後側ブロックガイド溝27に保持される。図10(b)に示される昇降用フロントシュ61が後側ガイド孔30を乗り越え中においては、図13に示されるように、昇降用フロントシュ61のベース部63が後側ガイド孔30上に橋渡しされ、両摺動部64が後側ブロックガイド溝27に係止されることで、昇降用フロントシュ61はその両摺動部64の方向が車両前後方向に一致した姿勢に維持される。さらに、図10(c)に示すように、昇降用フロントシュ61が後側ガイド孔30を乗り越えた後においては、乗り越え前と同様に前側の摺動部64が後側ブロックガイド溝27と離間して隙間70を有する。この場合であっても、後側の摺動部64が後側ブロックガイド溝27に保持されることで昇降用フロントシュ61の両摺動部64の方向が車両前後方向に一致した姿勢が維持される。このように、昇降用フロントシュ61が後側ガイド孔30を乗り越えることで、可動パネル16をさらに後方に移動させ、可動パネル16前縁がルーフ開口部12後縁上に位置したときに、図1(d)に示す全開状態となる。ここで、昇降用フロントシュ62は、常に昇降用フロントシュ61と一体で移動する。また、フロントシュ60も後側ガイド孔30を通過することとなるが、フロントシュ60は両ガイド溝17,18上を直線的に移動するのみであるため、フロントシュ60の車両前後方向の長さは後側ガイド孔30の開口長29に比して十分に大きく形成することができる。従って、後側ガイド孔30を問題なく乗り越えることができる。
なお、可動パネル16を全開状態から前方に移動させる際にも、上述と同様の態様で昇降用フロントシュ61が後側ガイド孔30を乗り越えることができる。また、このとき昇降用リヤシュ41は、その規制部48が姿勢制御用ガイド溝31に沿って、第1のガイド溝17から後側ガイド孔30に案内される。すなわち、昇降用リヤシュ41が第1のガイド溝17における後側ガイド孔30より車両前方に進入することを確実に防止できる。このように、可動パネル16は全開状態からポップアップ状態、チルトアップ状態を経て全閉状態となる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)可動パネル16は、駆動部材55の車両後方への移動に伴い、昇降用リヤシュ41が後側ガイド孔30に沿って両ガイド溝17,18側へ移動することで、可動パネル16の車両後方の縁部が上昇する。そして、可動パネル16は、駆動部材55の更なる車両後方への移動に伴い、各シュ60,40,61,62,41が各々の位置で両ガイド溝17,18において摺動することで、車両後方へと移動する。この際、フロントシュ60及び昇降用フロントシュ61,62の車両前後方向の長さは、後側ガイド孔30の上端の車両前後方向の開口長29よりも長く設定されていることで、フロントシュ60及び昇降用フロントシュ61,62は、これを乗り越えて車両後方に移動する。同様に、後側ガイド孔30の上端よりも車両後方に移動したフロントシュ60及び昇降用フロントシュ61,62は、これを乗り越えて車両前方に戻り移動する。
一方、第1のガイド溝17を車両前方に移動する昇降用リヤシュ41は、その規制部48が姿勢制御用ガイド溝31に摺動することで、後側ガイド孔30の上端よりも車両前方に進入することが規制され、駆動部材55の車両前方への移動に伴い、昇降用リヤシュ41は後側ガイド孔30へと確実に進入する。そして、可動パネル16は、その車両後方の縁部が下降(戻り下降)する。従って、可動パネル16は、後側ガイド孔30(上端)に制約を受けることなく車両前後方向に移動することができ、その移動量を十分に確保することができる。また、フロントシュ60及びリヤシュ40は同一の両ガイド溝17,18を共有している。従って、例えば各々に専用のレール部を設ける場合に比べ、車両用ルーフ装置をより簡単な構成とすることができる。
(2)可動パネル16は、駆動部材55の車両後方への移動に伴う各レバー部材46,69の車両後方への移動により、昇降用フロントシュ61,62が前側ガイド穴37、38から両ガイド溝17,18へと進入することで、前側レバー部材69を介して可動パネル16の車両前方の縁部が上昇する。従って、可動パネル16は、例えば、各レバー部材46,69の形状を変更することで、その車両前方の縁部及び後方の縁部の上昇量を同等に設定することができ、すなわち可動パネル16の下方に略一定高さの間隙を確保することができる。そして、可動パネル16は、その車両後方の縁部が更にその後方の障害物を乗り越えさえすれば、車両前方の縁部も同様に当該障害物を乗り越えることができるため、車両前後方向の移動量を更に確保することができる。
(3)可動パネル16は、駆動部材55の車両後方への移動に伴い、昇降用リヤシュ41及び昇降用フロントシュ61,62がそれぞれ後側ガイド孔30及び前側ガイド穴37,38から両ガイド溝17,18側へと進入することで、その後方の縁部が車両高さ方向に飛び上がるように上昇する。従って、上昇時、可動パネル16と液密的に接触する両ウェザーストリップ22,23との間に発生する摩擦力を抑制することができる。同様に、可動パネル16の下降時においても両ウェザーストリップ22,23との間に発生する摩擦力を抑制することができる。以上により、可動パネル16の後方の縁部を昇降する際に、駆動部材55に要する駆動力を低減することができる。
(4)昇降用フロントシュ61及び昇降用リヤシュ41には両ガイド溝17,18の両開口端面に当接可能な保持部47,65が形成されているため、移動中の昇降用フロントシュ61,62及び昇降用リヤシュ41が両ガイド溝17,18を摺動する際に、両ガイド溝17,18の深部(反開口端側)に嵌り込むことを規制できる。これにより、可動パネルの円滑な開閉が可能となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、後側ガイドブロック25には車両高さ方向に後側ガイド孔30が形成されている。しかし、後側ガイド孔30の穿設角度は車両高さ方向に高低差を有していれば、これに限定されず、例えば後側ガイド孔30は傾斜した状態にて形成されていてもよい。同様に前側ガイドブロック35、36の前側ガイド穴37、38も穿設角度は車両高さ方向に高低差を有していれば上記実施形態に限定されない。
・上記実施形態において、前側ガイドブロック35、36を省略してもよい。この場合には可動パネル16は傾斜した状態で車両前後方向に移動することになる。
・上記実施形態において各保持部47,65を省略してもよい。
10…車両ルーフ、11…サンルーフ装置、12…ルーフ開口部、13…ガイドレール、16…可動パネル、14…取付部、15…レール開口部、17…第1のガイド溝(レール部)、18…第2のガイド溝(レール部)、20…屈曲部、22,23…ウェザーストリップ、25…後側ガイドブロック、27…後側ブロックガイド溝、30…後側ガイド孔、30a…前側ガイドブロック、31…姿勢制御用ガイド溝、35,36…前側ガイドブロック、37,38…前側ガイド穴、37a,37b…傾斜部、37b,38b…連通部、38c…挿通孔、40…リヤシュ(後側摺動部材)、41…昇降用リヤシュ(後側昇降用摺動部材)、46…後側レバー部材、43a,43b,49,67a,67b,67c…支持ピン、45…摺動部、45a…挿通穴、47…保持部、48…規制部、55…駆動部材(駆動用摺動部材)、56…昇降孔、56a…屈曲部、60…フロントシュ(前側摺動部材)、61,62…昇降用フロントシュ(前側昇降用摺動部材)、63,68…ベース部、63a…挿通穴、64…摺動部、65…保持部、66…摺動部、69…前側レバー部材、70…隙間。

Claims (4)

  1. 車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルと、
    前記開口部の車両幅方向両縁部に配設され、車両前後方向に延在するレール部を有する対のガイドレールと、
    前記各ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられ、駆動部材により移動駆動される駆動用摺動部材と、
    前記可動パネルの車両幅方向各縁部前側に回動自在に連結され、前記各レール部に対し車両前後方向に摺動自在に装着される前側摺動部材と、
    前記各前側摺動部材の車両後方で、前記各レール部に対し車両前後方向に摺動自在に装着される後側摺動部材と、
    前記可動パネルの車両幅方向各縁部後側に車両前側の端部が回動自在に連結され、前記各後側摺動部材に車両後側の端部が回動自在に連結された後側レバー部材と、
    前記各ガイドレールに設けられ、車両高さ方向に高低差を有するように延在して上端が前記各後側摺動部材の車両前側で前記各レール部に開口する後側ガイド孔を有する後側ガイドブロックと、
    前記各後側レバー部材の車両前後方向中間部に取着され、前記各駆動用摺動部材に連係されて、該駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴い前記各ガイド孔から前記各レール部へと進入して、前記可動パネルの車両後方の縁部を上昇させる後側昇降用摺動部材とを備え、
    前記各前側摺動部材の車両前後方向の長さは、前記各ガイド孔の上端の車両前後方向の開口長よりも長く設定されており、
    前記各ガイドブロックは、前記各レール部を車両前方に移動する前記各後側昇降用摺動部材が前記各ガイド孔の上端よりも車両前方に進入することを規制する規制部を有する
    ことを特徴とする車両用ルーフ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ルーフ装置において、
    前記可動パネルの車両幅方向各縁部前側と、前記各前側摺動部材とは、車両前側の端部及び車両後側の端部がそれぞれ回動自在に連結された前側レバー部材を介して連結されており、
    前記各ガイドレールに設けられ、車両高さ方向に高低差を有するように延在して上端が前記各前側摺動部材の車両前側で前記各レール部に連続する前側ガイド孔を有する前側ガイドブロックと、
    前記各前側レバー部材の車両前後方向中間部に取着され、前記各駆動用摺動部材の車両後方への移動に伴う前記各レバー部材及び前記可動パネルの車両後方への移動によって前記各前側ガイド孔から前記各レール部へと進入して、前記可動パネルの車両前方の縁部を上昇させる前側昇降用摺動部材とを備える
    ことを特徴とする車両用ルーフ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ルーフ装置において、
    前記各後側ガイド孔は、車両高さ方向に延在する
    ことを特徴とする車両用ルーフ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ルーフ装置において、
    前記各後側昇降用摺動部材には車両幅方向の垂直面に延在し、前記可動パネルの開閉に伴い前記レール部の両開口端面に当接可能な保持部が形成されている
    ことを特徴とする車両用ルーフ装置。
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