JP2005232258A - 有機材料組成物及び有機ケイ素化合物 - Google Patents

有機材料組成物及び有機ケイ素化合物 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポリカーボネート等の有機材料の高温成形時における熱劣化を防止し、着色が抑制された有機材料を得ることが可能な有機材料組成物の提供。
【解決手段】 有機材料と有機ケイ素化合物(I)を含有することを特徴とする有機材料組成物。
Figure 2005232258

[R〜Rはそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30の有機化合物の残基又はケイ素原子を1つ以上含む化合物の残基を表す。mは0以上の整数を表し、l及びnはそれぞれ独立に1以上の整数を表す。]
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機材料と有機ケイ素化合物を含む有機材料組成物、及び有機ケイ素化合物に関するものである。
ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、天然ゴム、合成ゴム、鉱油、潤滑油、接着剤又は塗料等の有機材料は、製造時、加工時や使用時に熱や酸素等の作用により劣化し、分子切断や分子架橋といった現象に起因する有機材料の強度の低下、高温での流動性の変化、着色や表面物性の低下等を伴い、商品価値が著しく損なわれることがある。
また、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂は、耐衝撃性、透明性や寸法安定性等が優れており、電子機器のハウジング、光学レンズや窓ガラス等の建材に使用されている。
特許文献1には、主たる繰り返し単位が次式
Figure 2005232258
[式中、R’、R’、R’及びR’は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、アラルキル基又はアリール基であり、Wはアルキリデン基、シクロアルキレン基、アリール基で置換されたアルキレン基、酸素原子、イオウ原子、スルホキシド基又はスルホン基を表す。]
で表されるポリカーボネートの100重量部と、次式(A)で示されるシラン型安定剤の0.0001〜5重量部を含むポリカーボネート組成物が記載されている。
Figure 2005232258
[式中、R’〜R’は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基若しくは置換基を有していてもよい炭素数6〜20のアリール基、又は次式(B)で表されるシリル基を表す。
Figure 2005232258
{式中、X’は単結合、酸素原子、硫黄原子又は炭素数1〜10のアルキレン基を表す。Y’〜Y’は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルキルシリル基、炭素数1〜20のアルキルシロキシ基、置換基を有していてもよい炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールシリル基、炭素数6〜20のアリールシロキシ基又はシロキサニル基を表す。}]
特開2001−247758号公報
しかしながら、本発明者は、上記特許文献1記載のポリカーボネート組成物の高温成形時における着色抑制効果は、必ずしも充分ではないという知見を得た。
本発明の目的は、劣化の抑制されたポリカーボネート組成物等の有機材料組成物、及び、ポリカーボネート等の有機材料の劣化を効果的に抑制するケイ素化合物を提供することである。
本発明者は、鋭意検討した結果、特定のケイ素化合物を含有する有機材料組成物が有機材料の劣化を効果的に抑制することを見出して、次の本発明(イ)を完成した。また、新規なケイ素化合物が有機材料の劣化を効果的に抑制することを見出して、本発明(ロ)を完成した。
即ち、本発明(イ)は、有機材料と下式(I)で示される有機ケイ素化合物を含有することを特徴とする有機材料組成物を提供するものである。
Figure 2005232258
[R〜Rはそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30の有機化合物の残基又はケイ素原子を1つ以上含む化合物の残基を表す。mは0以上の整数を表し、l及びnはそれぞれ独立に1以上の整数を表す。
但し、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。
また、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。
さらに、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。]
また、本発明(ロ)は、下式で示される有機ケイ素化合物を提供するものである。
Figure 2005232258
Figure 2005232258
本発明(イ)の組成物によれば、ポリカーボネート等の有機材料の高温成形時における熱劣化を防止することができ、着色が抑制された有機材料を得ることができる。
また、本発明(ロ)の化合物によれば、該化合物をポリカーボネート等の有機材料に添加した場合に、高温成形時における上記の有機材料の熱劣化を防止することができ、該有機材料の着色を抑制することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の(イ)は、有機材料と上式(I)で示される有機ケイ素化合物を含有する有機材料組成物である。
上式(I)におけるR〜Rで表される炭素数1〜30の有機化合物の残基としては、例えば、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基、三環のアリールアルキル基、又は、下式(II)
Figure 2005232258
[R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、三環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基又は三環のアリールアルキル基を表す。
但し、R〜R9で表される炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、三環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基及び三環のアリールアルキル基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子が置換基で置換されていてもよい。]
で示される基が挙げられる。
炭素数1〜30のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、i−オクチル基、t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられる。
炭素数1〜30のアルコキシル基としては、例えばメチルオキシ基、エチルオキシ基、n−プロピルオキシ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、t−ブチルオキシ基、t−ペンチルオキシ基、i−オクチルオキシ基、t−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基等が挙げられる。
炭素数3〜8のシクロアルキル基としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、三環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基や三環のアリールアルキル基としては、例えば無置換のフェニル基;トルイル基、t−ブチルフェニル基、メトキシフェニル基、クロロフェニル基やメチルチオフェニル基等のように、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシル基、炭素数1〜8のアルキルチオ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる置換基で置換されたフェニル基;無置換のビフェニル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基やt−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる置換基の1又は2個で置換されたビフェニル基;無置換のナフチル基;α−メチルナフチル基、α−メトキシナフチル基、α−エチルナフチル基やα−エトキシナフチル基等のような炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されたα−置換ナフチル基;β−メチルナフチル基、β−メトキシナフチル基、β−エチルナフチル基やβ−エトキシナフチル基のような炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されたβ−ナフチル基;無置換のターフェニル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基やt−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたターフェニル基;無置換のアントリル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、t−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたターフェニル基;無置換のフェナントリル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、t−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたフェナントリル基;無置換のインデニル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、t−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたインデニル基;無置換のフルオレニル基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、t−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたフルオレニル基;無置換のフェノキシ基;炭素数1〜8のアルキル基(メチル基やt−ブチル基等)、炭素数1〜8のアルコキシル基(メトキシ基等)及びハロゲン原子(クロロ等)からなる群より選ばれる1又は2個の置換基で置換されたフェノキシ基;無置換のベンジル基;側鎖が炭素数1〜8のアルキル基で置換されたベンジル基(α−メチルベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基等)等が挙げられる。
好ましいR〜R6としては、炭素数1〜8のアルキル基;炭素数1〜8のアルコキシル基;フェノキシ基;炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基;アリールオキシ基;式(II)で表される基;水素原子が挙げられる。より好ましいR〜R6としては、炭素数1〜8のアルキル基;炭素数1〜8のアルコキシル基;フェノキシ基;炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基;アリールオキシ基;水素原子等が挙げられる。特に好ましいR〜R6としては、フェノキシ基;炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基が挙げられる。
7〜R9としては、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基又は水素原子が好ましく、炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基又は水素原子がより好ましく、炭素数1〜8のアルキル基や炭素数1〜8のアルコキシル基で置換されていてもよいアリール基が特に好ましい。
とR、RとR又はRとRが結合し、該結合がSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成する場合に、該非芳香族環がさらに各2個のベンゼン環と縮環したときの有機ケイ素化合物の具体例は、段落番号0029の1番目と2番目に例示している。
本発明(イ)における有機ケイ素化合物(I)としては、以下の化合物が例示される。
なお、以下の例示において、「n−Pr」はn−プロピル基を表す。「i−Pr」はi−プロピル基を表す。「n−Bu」はn−ブチル基を表す、「i−Bu」はi−ブチル基を表す。「t−Bu」はt−ブチル基を表す。「n−Pen」はn−ペンチル基を表す。「t−Pen」はt−ペンチル基を表す。「n−Oct」はn−オクチル基を表す。「t−Oct」はt−オクチル基を表す。「Et」はエチル基を表す。「Ph」はフェニル基を表す。「Ac」はアセチル基を表す。「Me」はメチル基を表す。「n−Hex」はn−へキシル基を表す。「t−Hex」はt−へキシル基を表す。
また、以下の例示においては、ベンゼン環の炭素原子に結合するメチル基、メトキシ基、メチルチオ基及びアセチル基におけるメチルは「−」で表記する。さらに、ケイ素原子に結合するメチル基についても「−」で表記する。そして、ベンゼン環の炭素原子に結合するエチル基は「<」で表記する。
Figure 2005232258
Figure 2005232258
Figure 2005232258
Figure 2005232258
Figure 2005232258
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Figure 2005232258
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本発明の有機材料組成物における有機ケイ素化合物(I)は、例えば、ジ置換ジヒドロシランを適当な触媒の存在下にカップリングさせる公知の方法により製造することができる。また、式(I)におけるlが1であり、nが1であり、且つmが0である化合物は、J.R.Hwuand K.S.Rthiraj “Science of Synthesisi”,Vol.4,ed.by I.Fleming,Georg Thieme Verlag (2002)p187に記載の方法により製造することができる。
本発明における有機材料は、以下に例示する材料の単独又は二種以上の混合物が用いられる。
(1)高密度ポリエチレン(HD−PE)、低密度ポリエチレン(LD−PE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレン、
(2)ポリプロピレン、
(3)メチルペンテンポリマー、
(4)EEA(エチレン/アクリル酸エチル共重合)樹脂、
(5)エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、
(6)ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)やポリ(α−メチルスチレン)等のポリスチレン類、
(7)AS(アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂、
(8)透明ABS樹脂等のABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合)樹脂、
(9)AAS(特殊アクリルゴム/アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂、
(10)ACS(アクリロニトリル/塩素化ポリエチレン/スチレン共重合)樹脂、
(11)AB(アクリロニトリル/ブタジエン共重合)樹脂、
(12)MS(メチルメタクリレート/スチレン共重合)樹脂、
(13)塩素化ポリエチレン、ポリクロロプレンや塩素化ゴム、
(14)ポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデン、
(15)メタクリル樹脂、
(16)エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、
(17)ポリアクリレート、
(18)アイオノマー樹脂
(19)ポリビニルアルコール
(20)三酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、
(21)ポリウレタン、
次のエンジニアリング樹脂
(22)ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、
(23)変性ポリフェニレンエーテル樹脂及びポリフェニレンサルファイド樹脂
(24)ポリアセタール、
(25)ポリアミド、
(26)ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、LCPやポリ乳酸等のポリエステル樹脂、
(27)ポリカーボネート、
(28)ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、
(29)芳香族ポリエステル樹脂
(30)ポリアミドイミド
(31)ポリイミド
(32)ポリアリレート
(33)ポリエーテルイミド
(34)以下の環状ポリオレフィン樹脂
Topas(Ticon社の登録商標)
Figure 2005232258
[該式中、l及びmは正の整数である。]
ARTON(JSR社の登録商標)
Figure 2005232258
[該式中、nは整数の整数である。]
アペル(三井化学の登録商標)
Figure 2005232258
[該式中、l、m及びnは正の整数である。]
ZEONEX(日本ゼオンの登録商標)
Figure 2005232258
[該式中、nは正の整数である。]
(35)エポキシ樹脂、
(36)ジアリルフタレートプリポリマー、
(37)シリコーン樹脂、
(38)不飽和ポリエステル樹脂、
(39)アクリル変性ベンゾグアナミン樹脂、
(40)ベンゾグアナミン/メラミン樹脂、
(41)ユリア樹脂、
(42)フェノール樹脂、
(43)ポリブタジエン、
(44)1,2−ポリブタジエン、
(45)ポリイソプレン、
(46)ブロック共重合体や水添化されたスチレン/ブタジエン共重合体、
(47)ブロック共重合体や水添化されたスチレン/イソプレン共重合体、
(48)ブタジエン/アクリロニトリル共重合体、
(49)エチレン/プロピレン共重合体、
(50)シリコーンゴム、
(51)エピクロルヒドリンゴム、
(52)アクリルゴム、
(53)天然ゴム、
(54)塩素ゴム系塗料、
(55)ポリエステル樹脂塗料、
(56)ウレタン樹脂塗料、
(57)エポキシ樹脂塗料、
(58)アクリル樹脂塗料、
(59)ビニル樹脂塗料、
(60)アミノアルキド樹脂塗料、
(61)アルキド樹脂塗料、
(62)ニトロセルロース樹脂塗料、
(63)油性塗料、
(64)ワックス、
(65)潤滑油。
上記の有機材料の中でも、上記のポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等のエンジニアリング樹脂等の熱可塑性樹脂に好ましく用いられる。
これらの樹脂の中でも、エンジニアリング樹脂に用いられ、その中でもエステル結合を含むエンジニアリング樹脂に用いられる。エンジニアリング樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルやポリカーボネートにより好ましく用いられ、ポリカーボネートに特に好ましく用いられる。
上記のポリオレフィンは、特に限定されず、例えば、ラジカル重合によって得られたものでもよく、周期表IVb、Vb、VIb又はVIII族の金属を含有する触媒を用いる重合により製造されたものでもよい。上記の金属を含有する触媒としては、1つ以上の配位子、例えばπ又はσ結合によって配位する酸化物、ハロゲン化合物、アルコレート、エステル、アリール等を有する金属錯体であってもよく、これらの錯体はそのままであっても塩化マグネシウム、塩化チタン、アルミナ、酸化ケイ素等の基材に担持されていてもよい。
ポリオレフィンとしては、例えば、チーグラー・ナッタ触媒、TNZ触媒、メタロセン触媒やフィリップス触媒等を用いて製造されたものが好ましく使用される。
エンジニアリング樹脂のうち、ポリアミド樹脂としては、ポリマー鎖にアミド結合を有するものであって、加熱溶融できるものであればよい。例えば、ジアミン類とジカルボン酸類との縮合反応、アミノカルボン酸類の縮合反応、ラクタム類の開環重合等のいずれかの方法によって製造されたものでもよい。
これらのポリアミド樹脂の具体例としては、ナイロン66、ナイロン69、ナイロン610、ナイロン612、ポリ−ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタンドデカミド、ナイロン46、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン66とナイロン6の共重合体であるナイロン66/6や、ナイロン6/12のような共重合体が挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、ポリマー鎖にエステル結合を有するものであって、加熱溶融できるものであればよく、例えばジカルボン酸類とジヒドロキシ化合物との重縮合等によって得られるポリエステルが挙げられ、ホモポリエステル、コポリエステルのいずれであってもよい。
本発明において用いられるポリカーボネートとしては、例えば二価フェノールとハロゲン化カルボニル、ハロホルメートやカーボネートエステル等のカーボネート前駆体等とを反応させることにより製造された樹脂を挙げることができる。
上記の二価フェノールとしては、例えば、ビスフェノールA、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、レゾルシノール、2,2-ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、ビフェノール、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2’−ジヒドロキシビフェニル、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニルエーテル、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド又は9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン等が挙げられる。
上記のハロゲン化カルボニルとしては、例えば、ホスゲンや臭化カルボニル等が挙げられる。
上記のハロホルメートとしては、例えば、ハイドロキノンビスクロロホルメート等の二価フェノールのハロホルメートや、エチレングリコールハロホルメート等のグリコールホルメート等が挙げられる。
上記のカーボネートエステルとしては、例えば、ジフェニルカーボネート、ジ(クロロフェニル)カーボネート、ジ(トリル)カーボネート、ジナフチルカーボネートやジメチルカーボネート等が挙げられる。
本発明において用いられるポリカーボネートとしては、分岐状ポリカーボネートも挙げられる。該分岐状ポリカーボネートは、フェノール性水酸基を3個以上有する化合物及び二価フェノールのフェノール混合物と上記カーボネート前駆体とを反応させて調製することができる。
フェノール性水酸基を3個以上有する化合物としては、例えば、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン、1,4−ビス{ジ(4−ヒドロキシフェニル)メチル}ベンゼン等が挙げられる。
以上のポリカーボネートは、界面重合法、ピリジン法やエステル交換法等の方法により製造することができる。該方法で製造されたポリカーボネートはホモポリマーやコポリマーであってもよい。また、ポリカーボネートは、ポリエステルカーボネートやポリホスホネートカーボネートであってもよい。
ポリカーボネートの分子量は、粘度平均分子量(25℃における塩化メチレン溶融粘度より換算した値)で表わすと、好ましくは10000〜100000の範囲、より好ましくは12000〜50000の範囲である。
また、ポリカーボネートはポリマーアロイであってもよい。
ポリマーアロイを形成するポリカーボネート以外の樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリメチルメタクリレート等のメタクリル樹脂;アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS樹脂);飽和ポリエステル(PET,PBT);ポリアミド;ポリフェニレンエーテル(PPE);ポリエステル系樹脂;アクリレート系樹脂;シリコーン系樹脂;ポリイミド樹脂;ポリエーテルイミド樹脂;ポリウレタン;ポリフェニレンンスルフィド樹脂;ポリスルホン樹脂;ポリスチレン樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS);フェノール樹脂;エポキシ樹脂;スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体(SBS);イソブチレン/イソプレンゴム;スチレン/ブタジエンゴム;エチレン/プロピレンゴム;アクリル系エラストマー;ポリエステル系エラストマー;ポリアミド系エラストマー;メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレン(MBS);メタクリル酸メチル/アクリロニトリル/スチレン(MAS)熱可塑性エラストマー;水素添加スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体(SEBS);スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体(SIS);水素添加スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体(SEPS)等が挙げられる。
さらに、ポリカーボネートは、ガラス繊維、カーボン繊維やフッ素樹脂等を充填したものであってもよい。
ケイ素系化合物(I)の含有量は、有機材料100重量部当り0.0001重量部以上である。添加量が0.0001重量部未満であると、有機材料の劣化を十分に防止できない場合がある。
また、ケイ素系化合物(I)の含有量が有機材料100重量部当り10重量部を超えても有機材料の劣化防止効果はそれほど向上せず、経済的に不利となる。
本発明における有機材料組成物は、有機材料と有機ケイ素系化合物(I)を含有する組成物であるが、必要に応じて、他の添加剤、例えばフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、ヒドロキシルアミン、金属不活性化剤、金属石鹸類、造核剤、滑剤、防曇剤、可塑剤、難燃剤、離型剤、帯電防止剤、顔料、染料、充填剤や発泡剤等を添加することもできる。更に、米国特許第4,325,853号明細書、米国特許第4,338,244号明細書、米国特許第5,175,312号明細書、米国特許第5,216,053号明細書、米国特許第5,252,643号明細書、DE−A−4,316,611号公報、DE−A−4,316,622号公報、DE−A−4,316,876号公報、EP−A−589,839号公報、EP−A−591,102号公報、CA−2,132,132号公報等に記載のベンゾフラノン類やインドリン類等を添加することもできる。また、エポキシ化大豆油等のエポキシ化合物やオキセタン系化合物を添加することもできる。
本発明の有機材料組成物における有機材料がポリカーボネートである場合は、有機ケイ素化合物以外に添加できる添加剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤、染料、難燃剤、帯電防止剤、顔料や充填剤が挙げられる。
本発明の有機材料組成物における有機材料がポリカーボネートである場合に、フェノール系酸化防止剤としては、次の(1)〜(17)の酸化防止剤が挙げられる。
(1)アルキル化モノフェノール
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2−t−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクダデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデシル−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルヘプタデシル−1’−イル)フェノール又は2,4−ジメチル−6−(1’−メチルトリデシル−1’−イル)フェノール、及びこれらの混合物。
(2)アルキルチオメチルフェノール
2,4−ジオクチルチオメチル−6−t−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール、及びこれらの混合物。
(3)ヒドロキノン及びアルキル化ヒドロキノン
2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジペート、及びこれらの混合物。
(4)トコフェロール
α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、及びこれらの混合物。
(5)ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル
2,2’−チオビス(6−t−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3,6−ジ−t−アミルフェノール)、4,4’−(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド、及びこれらの混合物。
(6)アルキリデンビスフェノール及びその誘導体
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール)]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4−イソブチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4’−メチレンビス(6−t−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコール ビス[3,3−ビス−3’−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−t−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン、2−t−ブチル−6−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ペンチル−6−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]フェニル アクリレート、及びこれらの混合物。
(7)O−、N−及びS−ベンジル誘導体
3,5,3’,5’−テトラ−t−ブチル−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、イソオクチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、及びこれらの混合物。
(8)ヒドロキシベンジル化マロネート誘導体
ジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、ジオクタデシル−2−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロネート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、及びこれらの混合物。
(9)芳香族ヒドロキシベンジル誘導体
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール、及びこれらの混合物。
(10)トリアジン誘導体
2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−n−オクチルチオ−4,6−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−n−オクチルチオ−4,6−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−フェノキシ)−1,3,5−トリアジン、トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピル)−1,3,5−トリアジン、トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス[2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシシンナモイルオキシ)エチル]イソシアヌレート、及びこれらの混合物。
(11)ベンジルホスホネート誘導体
ジメチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸モノエステルのカルシウム塩、及びこれらの混合物。
(12)アシルアミノフェノール誘導体
4−ヒドロキシラウリル酸アニリド、4−ヒドロキシステアリン酸アニリド、オクチル−N−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバネート、及びこれらの混合物。
(13)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の1価又は多価アルコールとのエステル
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリコール、1、3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン、及びこれらの混合物。
(14)β−(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の1価又は多価アルコールとのエステル
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン、及びこれらの混合物。
(15)β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の1価又は多価アルコールとのエステル
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4-ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン、及びこれらの混合物。
(16)3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸と以下の1価又は多価アルコールとのエステル
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン、及びこれらの混合物。
(17)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド
N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]トリメチレンジアミン、及びこれらの混合物。
特に好ましいフェノール系酸化防止剤としては、以下の化合物が挙げられる。フェノール系酸化防止剤は2種以上の混合物として用いてもよい。
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,2’−チオビス(6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−t−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、エチレングリコール ビス[3,3−ビス−3’−ブチル−4’−ヒドロキシフェニルブチレート]、2−t−ブチル−6−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ペンチル−6−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]フェニル アクリレート、
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−フェノキシ)−1,3,5−トリアジン、トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス[2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシシンナモイルオキシ)エチル]イソシアヌレート、ジエチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジ−n−オクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸モノエステルのカルシウム塩、n−オクタデシル 3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)、チオジエチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)、トリエチレングリコール ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルシンナメート)、3,9−ビス[2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカン、N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヘキサメチレンジアミン等。
また、リン系酸化防止剤としては、以下のものが挙げられ、これらは2種以上の混合物として使用してもよい。
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジステアリル ペンタエリスリトール ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリスリトール ジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール ジホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ジフェニレンジホスホナイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル) 2−エチルヘキシル ホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル) フルオロ ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチルフェニル) エチルホスファイト、2−(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル)−5−エチル−5−ブチル−1,3,2−オキサホスホリナン、2,2’,2’’−ニトリロ[トリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ−t−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル) ホスファイトや2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトール ジホスファイト等。
イオウ系酸化防止剤としては、例えば次のようなものが挙げられ、これらは2種以上の混合物として使用してもよい。
ジラウリル 3,3’−チオジプロピオネート、トリデシル 3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル 3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル 3,3’−チオジプロピオネート、ラウリル ステアリル 3,3’−チオジプロピオネート、ネオペンタンテトライルテトラキス (3−ラウリルチオプロピオネート)等。
ベンゾフラノン類としては、5,7−ジ−t−ブチル−3−(3,4−ジメチルフェニル)−3H−ベンゾフラン−2−オン等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば次のようなものが挙げられ、これらは2種以上の混合物として使用してもよい。
(1)サリシレート誘導体
フェニル サリシレート、4−t−ブチルフェニル サリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル 3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、4−t−オクチルフェニル サリシレート、ビス(4−t−ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、ヘシサデシル 3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル 3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4,6−ジ−t−ブチルフェニル 3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、及びこれらの混合物等。
(2)2−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、及びこれらの混合物等。
(3)2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−s−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−[(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル]−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル]−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル]−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールと2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾールとの混合物、2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、2,2’−メチレンビス[4−t−ブチル−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、ポリ(3〜11)(エチレングリコール)と2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾールとの縮合物、ポリ(3〜11)(エチレングリコール)とメチル 3−[(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネートとの縮合物、2−エチルヘキシル 3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート、オクチル 3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート、メチル 3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート、3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸、及びこれらの混合物等。
(4)2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン系
2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2,4−ジヒドロキシフェニル−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、及びこれらの混合物等。
(5)マロン酸エステル系
p−メトキシベンジリデンマロン酸ジメチルエステル、ホスタビンB−CAPXP、及びこれらの混合物等。
特に好ましい紫外線吸収剤としては、以下のものが挙げられ、これらは2種以上の混合物として使用してもよい。
フェニル サリシレート、4−t−ブチルフェニル サリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル 3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、4−t−オクチルフェニル サリシレート、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−s−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、p−メトキシベンジリデンマロン酸ジメチルエステル、ホスタビンB−CAPXP等。
光安定剤としては、例えば次のようなものが挙げられる。
(1)ヒンダードアミン系光安定剤
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス(N−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス(N−ベンジルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(N−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル) 2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−ブチルマロネート、ビス(1−アクロイル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) 2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−ブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル デカンジオエート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル メタクリレート、4−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−1−[2−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ)エチル]−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、2−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) 1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル) 1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノール及び1−トリデカノールとの混合エステル化物、
1,2,3,4−ブタンテトラボン酸と2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール及び1−トリデカノールとの混合エステル化物、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノール及び3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカンとの混合エステル化物、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール及び3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカンとの混合エステル化物、ジメチル サクシネートと1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとの重縮合物、ポリ[(6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)]、ポリ[(6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ))、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと1,2−ジブロモエタンとの重縮合物、N,N’,4,7−テトラキス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカン−1,10ジアミン、N,N’,4−トリス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン、N,N’,4,7−テトラキス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン、又はN,N’,4−トリス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン、及びこれらの混合物等。
(2)アクリレート系光安定剤
エチル α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、イソオクチル α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル α−カルボメトキシシンナメート、メチル α−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメート、ブチル α−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメート、メチル α−カルボメトキシ−p−メトキシシンナメート、又はN−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン、及びこれらの混合物等。
(3)ニッケル系光安定剤
2,2’−チオビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体、ニッケルジブチルジチオカルバメート、モノアルキルエステルのニッケル塩、ケトキシムのニッケル錯体及びそれらの混合物等。
(4)オキサミド系光安定剤
4,4’−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−t−ブチルアニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−t−ブチルアニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エトキシアニリド、2−エトキシ−5,4’−ジ−t−ブチル−2’−エチルオキサニリド、及びこれらの混合物等。
ヒドロキシアミンとしては、例えばN,N−ジベンジルヒドロキシアミン、N,N−ジエチルヒドロキシアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシアミン、及びこれらの混合物等が挙げられる。
金属不活性化剤としては、例えば次のようなものが挙げられる。
N,N’−ジフェニルオキサミド、N−サリチラル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド、及びこれらの混合物等。
過酸化物スカベンジャーとしては、例えばβ−チオジプロピオン酸のエステル、メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸の亜鉛塩、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリスリトール テトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネート、及びこれらの混合物等が挙げられる。
ポリアミド安定剤としては、例えば、ヨウ化物、又はリン化合物の銅もしくは2価のマンガン塩、及びこれらの混合物等が挙げられる。
中和剤としては、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ハイドロタルサイト(塩基性マグネシウム・アルミニウム・ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレード)、メラミン、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、及びこれらの混合物等が挙げられる。
滑剤としては、例えばパラフィンやワックス等の脂肪族炭化水素、炭素数8〜22の高級脂肪族酸、炭素数8〜22の高級脂肪族酸金属塩(Al、Ca、MgやZn塩)、炭素数8〜22の脂肪族アルコール、ポリグリコール、炭素数4〜22の高級脂肪酸と炭素数4〜18の脂肪族1価アルコールとのエステル、炭素数8〜22の高級脂肪族アマイド、シリコーン油やロジン誘導体等が挙げられる。
造核剤としては、例えば次のようなものが挙げられる。
ナトリウム 2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェート、[リン酸−2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)] ジヒドロオキシアルミニウム、ビス[リン酸−2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)] ヒドロオキシアルミニウム、トリス[リン酸−2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)] アルミニウム、ナトリウム ビス(4−t−ブチルフェニル)ホスフェート、安息香酸ナトリウム等の安息香酸金属塩、p−t−ブチル安息香酸アルミニウム、1,3:2,4−ビス(O−ベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス(O−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス(O−エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−O−3,4−ジメチルベンジリデン−2,4−O−ベンジリデンソルビトール、1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−3,4−ジメチルベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ビス(O−3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−O−p−クロロベンジリデン−2,4−O−3,4−ジメチルベンジリデンソルビトール、1,3−O−3,4−ジメチルベンジリデン−2,4−O−p−クロロベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ビス(O−p−クロロベンジリデン)ソルビトール、及びこれらの混合物等。
充填剤としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、カーボンブラック、グラファイト、酸化チタン、シリカ、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、オキシサルフェート、酸化スズ、アルミナ、カオリン、炭化ケイ素、金属粉末、及びこれらの混合物等が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えばポリエーテルエステルアミド、グリセリンモノステアレート、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ホスホニウム塩、無水マレイン酸モノグリセライド、無水マレイン酸ジグリセライド、カーボン、グラファイト、金属粉末等が挙げられる。
染料の代表例としては、CI.Solvent Violet13、バイエル社のマクロレックスバイオレットBやテラゾ−ルブル−RLS等が挙げられる。
難燃剤としては、ハロゲン化ビスフェノールAのポリカーボネート型難燃剤、有機塩系難燃剤、芳香族リン酸エステル系難剤又はハロゲン化芳香族リン酸エステル型難燃剤、及びこれらの混合物等が挙げられる。
ハロゲン化ビスフェノールAのポリカーボネート型難燃剤は、テトラブロモビスフェノールAのポリカーボネート型難燃剤、テトラブロモビスフェノールAとビスフェノールAとの共重合ポリカーボネート型難燃剤等が挙げられる。
有機塩系難燃剤としては、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホン酸ジカリウム、ジフェニルスルホン−3−スルホン酸カリウム、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸カリウム、ビス(2,6−ジブロモ−4−クミルフェニル)リン酸カリウム、ビス(4−クミルフェニル)リン酸ナトリウム、ビス(p−トルエンスルホン)イミドカリウム、ビス(ジフェニルリン酸)イミドカリウム、ビス(2,4,6−トリブロモフェニル)リン酸カリウム、ビス(2,4−ジブロモフェニル)リン酸カリウム、ビス(4−ブロモフェニル)リン酸カリウム、ジフェニルリン酸カリウム、ジフェニルリン酸ナトリウム、パーフルオロブタンスルホン酸カリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウム、又はヘキサデシル硫酸カリウム等が挙げられる。
ハロゲン化芳香族リン酸エステル型難燃剤としては、トリス(2,4,6−トリブロモフェニル)ホスフェート、トリス(2,4−ジブロモフェニル)ホスフェート又はトリス(4−ブロモフェニル)ホスフェート等が挙げられる。
芳香族リン酸エステル系難燃剤としては、トリフェニルホスフェート、トリス(2,6−キシリル)ホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)レゾルシンジホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)ヒドロキノンジホスフェート、テトラキス(2,6−キシリル)−4,4’−ビフェノールジホスフェート、テトラフェニルレゾルシンジホスフェート、テトラフェニルヒドロキノンジホスフェート、テトラフェニル−4,4’−ビフェノールジホスフェート、芳香環供給源がレゾルシンとフェノールであり且つフェノール性OH基を含まない芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がレゾルシンとフェノールであり且つフェノール性OH基を含む芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がヒドロキノンとフェノールであり且つフェノール性OH基を含まない芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がヒドロキノンとフェノールであり且つフェノール性OH基を含む芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がビスフェノールAとフェノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がテトラブロモビスフェノールAとフェノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がレゾルシンと2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環ソースがヒドロキノンと2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がビスフェノールAと2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート、芳香環供給源がテトラブロモビスフェノールAと2,6−キシレノールである芳香族ポリホスフェート等が挙げられる。
離型剤としては、例えば、一価アルコールと脂肪酸のエステル、多価アルコールと脂肪酸との部分エステル、又は多価アルコールと脂肪酸との全エステル等のアルコールと脂肪酸のエステルが挙げられる。
一価アルコールと飽和脂肪酸のエステルとしては、ステアリルステアレート、パルミチルパルミテート、ブチルステアレート、メチルラウレート、イソプロピルパルミテート等が挙げられる。一価アルコールと飽和脂肪酸のエステルとしては、ステアリルステアレートが好ましい。
多価アルコールと飽和脂肪酸との部分エステル又は全エステルとしては、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ジグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノソルビテート、ベヘニン酸モノグリセリド、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、プロピレングリコールモノステアレート、ビフェニルビフェネ−ト、ソルビタンモノステアレート、2−エチルヘキシルステアレートやジペンタエリスルトールヘキサステアレート等のジペンタエリスルトールの全エステル又は部分エステル等が挙げられる。
これらのエステルの中でも、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ペンタエリスリトールテトラステアレートやステアリン酸トリグリセリドとステアリルステアレートとの混合物が好ましく用いられる。
上記脂肪酸エステルの酸価は、3以下が好ましく、2以下がより好ましい。
ステアリン酸モノグリセリドの場合は、酸価1.5以下、純度95重量%以上が好ましく、酸価1.2以下、純度98重量%以上が特に好ましい。
上記エステル以外の離型剤としては、オレフィン系ワックス、カルボキシル基及び/またはカルボン酸無水物基を含有するオレフィン系ワックス、シリコーンオイル、オルガノポリシロキサン、パラフィンワックスや蜜蝋等が挙げられる。
有機材料がポリカーボネートである場合、通常は250〜400℃の温度範囲で加工されるが、好ましくは280〜360℃の範囲であり、更に好ましくは300〜350℃の範囲である。
有機材料としてポリカーボネートを含む本発明の有機材料組成物は、ポリカーボネートの熱分解が防止されており、例えば電子機器のハウジング、光学レンズ、照明カバー、CDやDVD等のディスク、ヘッドランプレンズカバー等の自動車部品、窓ガラス、カーポートの屋根等のシート状成型物等に成型する際に、外観に優れた製品を得ることができる。
本発明(イ)及び(ロ)において、有機ケイ素化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤を有機材料に添加する場合は、均質な組成物を得るようにすればよく、そのための方法や装置は特に限定されるものではない。
例えば、有機ケイ素化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤を有機材料の製造工程(重合工程)において添加する場合は、重合途中又は重合直後のポリマー液に有機ケイ素系化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤を、溶液又は分散液の形で添加してもよく、溶融状態で添加してもよい。
有機ケイ素化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤を脱揮後の加熱工程において添加する場合は、上記の有機ケイ素化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤を有機材料に、直接、ドライブレンドしてもよく、ヘンシェルミキサー等のミキサーを用いて混合してもよい。
また、有機ケイ素系化合物及び必要に応じて使用されるその他の添加剤をマスターバッチの形で有機材料に配合することもできる。
以下、実施例等により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
実施例1及び比較例1
ポリカーボネート〔住友ダウ社製 カリバー〕の100重量部に、下式(a)
Figure 2005232258
(a)
で示される有機ケイ素化合物の0.025重量部を加え、30mmφの一軸押出機を用いて340℃で溶融混練してポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
このペレットを、射出成型機を用いて360℃で10分滞留させた後に成型して、シートを得た(実施例1)。
また、上式(a)示される有機ケイ素化合物を添加しない以外は、実施例1と同様な操作を行ってシートを得た(比較例1)。
実施例1と比較例1で得られた2枚のシートのイエローネス インデックス[YI]の差(ΔYI)を色差計によって測定した。比較例1で得られたΔYI値を1としたときの相対値を表1に示す。なお、ΔYIの相対値は、値が小さいほど着色せず、滞留時の熱劣化が少ないことを示す。
実施例2〜6
実施例1で用いた有機ケイ素化合物(a)に代えて、下式(b)、(c)、(d)、(e)又は(f)で示される有機ケイ素化合物をそれぞれ有機ケイ素化合物(a)と同量添加する以外は実施例1と同様にして、ポリカーボネートシートを得た。実施例2〜6で得たシートの上述したΔYIの相対値を表1に示す。
Figure 2005232258
(b)
Figure 2005232258
(c)
Figure 2005232258
(d)
Figure 2005232258
(e)
[該式(e)において、4つのベンゼン環に結合する「−O」はメトキシ基を表す。]
Figure 2005232258
(f)
比較例2
実施例1で用いたポリカーボネートの100重量部にトリフェニルシランの0.025重量部を加える以外は、実施例1と同様にして得たシートの前述したΔYIの相対値を表1に示す。
Figure 2005232258
実施例7[上記化合物(f)の合成]
乾燥させた四つ口フラスコ(1a)中にマグネシウム3g、テトラヒドロフラン100ml及び少量の臭素を仕込んだ。67℃に加温した後、同温度で4−ブロモ−t−ブチルベンゼン25gを滴下し、滴下終了後70℃で3時間保温した。得られた反応混合物を別の四つ口フラスコ(1b)中に仕込んだテトラメトキシシラン9gとテトラヒドロフラン100mlの混合物中に、約1℃で滴下した。滴下終了後、室温で18時間撹拌した。得られた反応液に1N−塩酸50gを添加後、トルエンで抽出した。抽出後のトルエン相を飽和食塩水で洗浄し、洗浄後硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。硫酸マグネシウムを濾過により分離した後、得られたトルエン溶液を蒸留し、8gのビス(4−t−ブチルベンゼン)−ジメトキシシランを得た。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、93%の純度であった。
四つ口フラスコ(1c)中にビス(4−t−ブチルベンゼン)−ジメトキシシランの7gとトルエン100mlを仕込んだ。フラスコ(1c)中の混合物に、−74℃でジイソブチルアルミニウムヒドリド−トルエン溶液(1l当り1molのジイソブチルアルミニウムヒドリドを含む)の39mlを加え、室温まで昇温した。その後、水10gを添加し、トルエンで抽出後、トルエン相を飽和食塩水で洗浄した。洗浄後のトルエン相を硫酸マグネシウムで乾燥し、硫酸マグネシウムを濾過により分離した後、得られたトルエン溶液を減圧濃縮して、粗ビス(4−t−ブチルベンゼン)シランの6gを得た。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、91%の純度であった。
四つ口フラスコ(1d)中にジクロロチタノセン0.4g、シクロオクテン15g及びテトラヒドロフラン15mlを仕込んだ。この混合物中に、2℃でn−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(1l当り1.6molのn−ブチルリチウムを含む)2mlを加えた。得られた混合物に、19℃で上記の粗ビス(4−t−ブチルベンゼン)シランの5gを加え、73℃で還流させた。得られた反応混合物に水20gを加え、トルエンで抽出した後、トルエン相を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。硫酸マグネシウムを濾過により分離した後、得られたトルエン溶液を蒸留した。その後、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製後、さらに再結晶により精製して、1,1,2,2−テトラキス(4−t−ブチルベンゼン)ジシランの0.8gを得た。
液体クロマトグラフィーにより分析したところ、純度は100%であった。
HNMR(CDCl):δ1.29(s,36H),5.14(s,2H),7.29(d,8H),7.41(d,8H)
実施例8[上記化合物(d)の合成]
四つ口フラスコ(1e)中にマグネシウム6g、テトラヒドロフラン40ml及び少量の臭素を仕込んだ。66℃で4−ブロモビフェニル59gとテトラヒドロフラン80mlの混合液を滴下し、滴下終了後、72℃で3時間保温して反応混合物を得た。
次に、四つ口フラスコ(1f)中のテトラメトキシシラン19gとテトラヒドロフラン50mlの混合物中に、上記で得た反応混合物を滴下した。滴下終了後、室温でしばらく撹拌した。得られた反応混合物に水50gを入れて、トルエンで抽出した。得られたトルエン相を飽和食塩水で洗浄後、トルエン相を硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別後、トルエン相を蒸留して、23gのビス−ビフェニルジメトキシシランを得た。これを、ガスクロマトグラフィーで分析したところ、89%の純度であった。
四つ口フラスコ(1f)中に、ビス−ビフェニルジメトキシシラン20gとトルエン200mlを仕込んだ。この混合物に−60℃でジイソブチルアルミニウムヒドリド−トルエン溶液(1l当り1molのジイソブチルアルミニウムヒドリドを含む)の100mlを加え、室温まで昇温した。次いで、水10gと飽和食塩水100gを加え、トルエンで抽出後、飽和食塩水で洗浄した。トルエン相を硫酸マグネシウムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾別した。得られたトルエン相を減圧下に濃縮して、14gのビス−ビフェニルジシランを得た。該ビス−ビフェニルジシランを液体クロマトグラフィーで分析したところ、純度は約100%であった。
四つ口フラスコ(1g)中に、ジクロロチタノセン0.4gとシクロオクテン30gとテトラヒドロフラン30mlを仕込んだ。この混合物中に、0℃で2mlのn−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(1l当り1.6molのn−ブチルリチウムを含む)を加えた。この混合物中に、16℃で上記のビス−ビフェニルジシラン10gを加え、還流下(85℃)で反応させた。得られた反応混合物を減圧下に濃縮して、溶媒を留去した。次いで、溶媒留去後の残留物をシリカゲルクロマトグラフィー及び再結晶法の順に精製して、1,1,2,2−テトラ−ビフェニルジシランの3gを得た。液体クロマトグラフィーにより分析したところ、98%の純度であった。
HNMR(CDCl):δ5.33(s,2H),7.29〜7.36(m,4H),7.39〜7.45(m,8H),7.54〜7.64(m,24H)
本発明(ロ)の有機ケイ素化合物は、ポリカーボネート等の有機材料の高温加工時における着色抑制剤として有用である。

Claims (17)

  1. 有機材料と下式(I)で示される有機ケイ素化合物を含有することを特徴とする有機材料組成物。
    Figure 2005232258
    [R〜Rはそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30の有機化合物の残基又はケイ素原子を1つ以上含む化合物の残基を表す。mは0以上の整数を表し、l及びnはそれぞれ独立に1以上の整数を表す。
    但し、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。
    また、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。
    さらに、RとRとが結合してSiと一緒になって炭素数5〜7の非芳香族環を形成してもよい。そして、該非芳香族環はさらに1〜2個のベンゼン環と縮環してもよい。]
  2. 式(I)におけるR〜Rが、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基、三環のアリールアルキル基、又は、下式(II)
    Figure 2005232258
    [R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、三環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基又は三環のアリールアルキル基を表す。
    但し、R〜R9で表される炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、三環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基及び三環のアリールアルキル基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子が置換基で置換されていてもよい。]
    で示される基である請求項1に記載の有機材料組成物。
  3. 式(I)におけるR、R、R及びRが、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基又は三環のアリールアルキル基であり、R及びRが、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のアルコキシル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基又は三環のアリールアルキル基[但し、上記の炭素数3〜8のシクロアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基、三環のアリール基、単環のアリールオキシ基、二環のアリールオキシ基、単環のアリールアルキル基、二環のアリールアルキル基又は三環のアリールアルキル基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子が置換基で置換されていてもよい。]である請求項1に記載の有機材料組成物。
  4. 式(I)におけるR、R、R及びRが、それぞれ独立に炭素数1〜30のアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基又は三環のアリール基であり、R及びRがそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、単環のアリール基、二環のアリール基又は三環のアリール基[但し、上記の単環のアリール基、二環のアリール基及び三環のアリール基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子が置換基で置換されていてもよい]である請求項1〜3のいずれかに記載の有機材料組成物。
  5. 式(I)におけるR、R、R及びRが、それぞれ独立に単環のアリール基、二環のアリール基又は三環のアリール基であり、R及びRがそれぞれ独立に単環のアリール基、二環のアリール基又は三環のアリール基[但し、上記の単環のアリール基、二環のアリール基及び三環のアリール基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子が置換基で置換されていてもよい]である請求項1〜4のいずれかに記載の有機材料組成物。
  6. 式(I)におけるR、R、R、R、R及びRが、それぞれ独立にフェニル基、ビフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、ターフェニル基、アントラニル基、フェナンスラニル基、インデニル基又はフルオレニル基[但し、R〜Rにおけるフェニル基、ビフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、ターフェニル基、アントラニル基、フェナンスラニル基、インデニル基及びフルオレニル基は、それぞれ環を構成する炭素原子に結合する水素原子がアルキル基、アルキルチオ基、アルコキシル基、アルコキシアルキル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、メルカプト基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基及びトリアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい]である請求項1〜5のいずれかに記載の有機材料組成物。
  7. 式(I)におけるR、R、R、R、R及びRが、それぞれ独立にフェニル基又はビフェニル基である[但し、R〜Rにおけるフェニル基及びビフェニル基は、それぞれ、環を構成する炭素原子に結合する水素原子がアルキル基、アルキルチオ基、アルコキシル基、アルコキシアルキル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、メルカプト基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基及びトリアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい]請求項1〜6のいずれかに記載の有機材料組成物。
  8. 式(I)で示される化合物におけるR〜Rが、互いに同一である請求項1〜7のいずれかに記載の有機材料組成物。
  9. 式(I)におけるl、m及びnの和が、2以上である請求項1〜8のいずれかに記載の有機材料組成物。
  10. 式(I)におけるlが1、mが0、nが1である請求項1〜9のいずれかに記載の有機材料組成物。
  11. 有機材料が、熱可塑性樹脂である請求項1〜10のいずれかに記載の有機材料組成物。
  12. 熱可塑性樹脂が、エンジニアリング樹脂である請求項11に記載の有機材料組成物。
  13. エンジニアリング樹脂が、ポリカーボネート又はポリエステルである請求項12に記載の有機材料組成物。
  14. エンジニアリング樹脂が、ポリカーボネートである請求項13に記載の有機材料組成物。
  15. 有機材料100重量部当り、有機ケイ素化合物を0.0001〜10重量部の範囲で含有する請求項1〜14のいずれかに記載の有機材料組成物。
  16. 以下に記載する有機ケイ素化合物。
    Figure 2005232258

    Figure 2005232258
  17. 有機材料100重量部当り、請求項16に記載の有機ケイ素化合物の1種以上を0.0001〜10重量部の範囲で含有することを特徴とする有機材料組成物。
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