JP2005230215A - スロットマシンのリール照光装置 - Google Patents
スロットマシンのリール照光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005230215A JP2005230215A JP2004042358A JP2004042358A JP2005230215A JP 2005230215 A JP2005230215 A JP 2005230215A JP 2004042358 A JP2004042358 A JP 2004042358A JP 2004042358 A JP2004042358 A JP 2004042358A JP 2005230215 A JP2005230215 A JP 2005230215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- cover
- combination
- game
- illumination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】スロットマシンのリールの外周面に表示された図柄を照光する発光体41と、発光体41を囲むように取り付けられ、2色以上の配色が施された透光性を有するカバー42と、カバー42を発光体41周りに回転可能に支持する回転機構50とを備え、カバー42を透過する発光体41の透過色で前記リールの外周面に表示された図柄を照光するとともに、回転機構50によりカバー42を回転させることで、前記リールの外周面に表示された図柄を照光する発光体41の透過色を変化させる。
【選択図】図3
Description
このリール照光装置は、発光色の異なる複数(専ら、2色又は3色)の光源(発光体)を備え、これら複数の光源の点灯・消灯を切り替えて、図柄を照光する照明の色を適宜変化させるものである。
このように、図柄を照光する照明の色を変化させることで、遊技中における演出の効果を高めるという狙いがある。
したがって、このスペースに設置できる光源(発光体)の数も限られたものとなり、これに伴い図柄を照光する照明の色も限られたものとなってしまう。
さらに、前記特許文献1に開示された技術のように、ある特定の図柄を識別しやすくするために、複数の光源を設置することに加えて、前記特定の図柄に予め蓄光塗料を塗布しておかなければならないというのも、製造工程において煩雑な作業を強いられ、生産効率の低下を招く。
(請求項1)
請求項1の発明は、スロットマシンのリールの外周面に表示された図柄を照光する発光体と、前記発光体を囲むように取り付けられ、2色以上の配色が施された透光性を有するカバーと、前記カバーを前記発光体周りに回転可能に支持する回転機構とを備える。そして、前記カバーを透過する前記発光体の透過色で前記リールの外周面に表示された図柄を照光するとともに、前記回転機構により前記カバーを回転させることで、前記リールの外周面に表示された図柄を照光する前記発光体の透過色を変化させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンのリール照光装置において、前記回転機構は、前記カバーの両端部に設けられた一対のカバーホルダと、前記カバーホルダを回転可能に支持するカバーブラケットと、前記カバーを回転するための駆動源となるモータと、前記モータを支持するモータブラケットと、前記モータの回転軸に取り付けられた第1ギヤと、一方の前記カバーホルダの外周部に設けられ、前記第1ギヤとかみあう第2ギヤとを含むことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンのリール照光装置において、前記カバーは、前記発光体を囲むように円筒形に形成されたものであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のスロットマシンのリール照光装置において、前記カバーは、前記カバーの長手方向に沿って分割された2以上の面から構成され、隣り合う面がそれぞれ異なる色彩からなる外周面を有することを特徴とする。
したがって、カバーを発光体周りに回転させることで、リールの外周面に表示された図柄を照光する照明の色を切り替えることができる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンのリール照光装置において、前記カバーを覆うように配置されるとともに、前記カバーの1色の範囲が露出するように形成された開口部を有するランプカバーを備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンのリール照光装置において、前記発光体は、蛍光ランプであり、前記蛍光ランプの両端部を挟持する一対のランプホルダを備えることを特徴とする。
図1は、本発明によるリール照光装置40を適用した、スロットマシン1の全体を示す前面及び側面の斜視図である。
また、図2は、スロットマシン1のフロントマスク部20を開放し、基体部10の内部が見えるように図示した正面部である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン1の筐体は、基体部10と、基体部10前面に取り付けられるフロントマスク部20とから構成されている。
フロントマスク部20は、図1に示すように、前面側(遊技者側)に、スタートスイッチ21、ストップスイッチ22及びベットスイッチ23からなる操作スイッチ類や、メダル投入口24、メダル受け皿25、表示窓27、及び画像表示装置30等が配置されている。
図3は、リール照光装置40を示す斜視図であり、図4は、リール照光装置40の分解斜視図である。また、図5(a)はリール照光装置40がスロットマシン1の筐体内部に設置されている状態を示す側面図であり、図5(b)は、リール照光装置40の側面拡大図である。
発光体41は、リール13aの外周面に表示された図柄を照光するためのものであり、本実施形態では、図4に示すように、陰極蛍光ランプ(CFL)(以下、単に蛍光ランプという)が用いられる。
蛍光ランプ41は、図5(a)に示すように、リール13aの軸方向に対して平行に配置されるとともに、表示窓27に表示された3つのリール13aの外周面を十分に照光することができるように、表示窓27の横幅と略同等の長さを有するものである(図2参照)。
また、蛍光ランプ41は、図5(a)に示すように、対向するリール13a及びリールユニット13との干渉を避けるため、径の細いものが用いられる。
なお、蛍光ランプ41は、白色光(自然光)を発するものが用いられる。
ランプホルダ44は、ベース部材45に一体形成されているとともに、その先端がベース部材45からリール13a側に向けて突出する棒状体である。
そして、ランプホルダ44の先端部には、蛍光ランプ41を挟持するための挟持部44aが設けられ、蛍光ランプ41は、この挟持部44aに形成された上下2つの爪部によって挟持される。
カバー42は、蛍光ランプ41から発せられる白色光による照明を有色光による照明に変換するためのものである。
カバー42は、蛍光ランプ41を囲むように取り付けられており、図4及び図5に示すように、中空の円筒形に形成されている。そして、カバー42の内周空間に蛍光ランプ41がカバー42の軸方向と略平行に挿入されるようになっている。
また、カバー42は、蛍光ランプ41を挟持する一対のランプホルダ44間(一方のランプホルダ44と他方のランプホルダ44との間)において、カバーブラケット52により、その両端部が回転可能に支持される。
例えば、カバー42の赤色の面を透過した蛍光ランプ41の照明は、透過色である赤色の照明となって外部を照光し、カバー42の青色の面を透過した蛍光ランプ41の照明は、透過色である青色の照明となって外部を照光する。
図7に示すように、レンズ42aとレンズ42bは、いずれも嵌め合い部が凹凸状に形成され、それぞれの凹凸部が互いに嵌め合わされるようになっている。このため、レンズ42aとレンズ42bは、この嵌め合い部で確実に結合される。
回転機構50は、カバー42を蛍光ランプ41の外周周りに回転させる機構である。
カバー42は、長手方向に沿って2色以上の配色が施されたものであるので、蛍光ランプ41の点灯中、カバー42を蛍光ランプ41の外周周りに回転させることで、リール13aの外周面に届く透過色が変化して、リール13aの外周面に表示された図柄を照光する照明の色を変化させることができる。
カバーホルダ51は、カバーブラケット52に支持される部材であり、図4に示すように、カバー42の両端部に固定される。したがって、カバーホルダ51は、中空の円筒形をしており、カバー42両端部の外周面にカバーホルダ51の内周面が嵌め込まれるようになっている。
カバーブラケット52は、カバーホルダ51を回転可能に支持するものである。カバーブラケット52は、図3及び図4に示すように、ベース部材45に取り付けられ、その先端がベース部材45からリール13a側に向けて突出している。
モータ53は、カバー42を回転させるための駆動源となるものである。すなわち、モータ53を駆動させることによって、モータ53を含む回転機構50が、カバー42を蛍光ランプ41の外周周りに回転させる。
なお、モータ53には、図3に示すように、外部から駆動信号を受信するためのコネクタ53aが設けられている。
モータブラケット54は、モータ53を固定支持するものであって、図3及び図4に示すように、ベース部材45に取り付けられ、その先端がベース部材45からリール13a側に突出する板状体である。
モータブラケット54の先端側(リール13a側)に形成された一方の孔54aは、モータ53を固定支持するためのものであり、この孔54aにモータ53が嵌合する。
また、モータブラケット54の基端側(ベース部材45側)に形成された他方の孔54bは、蛍光ランプ41の一方の端部が貫通する。この孔54bを貫通した蛍光ランプ41の端部は、モータブラケット54の外側でランプホルダ44によって挟持される。
ギヤ56及びギヤ57は、モータ53の駆動力をカバーホルダ51及びカバー42に伝達するために設けられたものである。
図4に示すように、ギヤ56は、モータ53の回転軸55に取り付けられ、ギヤ57は、一対のカバーホルダ51のうち、一方のカバーホルダ(モータ53が配置されている側のカバーホルダ51)51の外周部に設けられている。
図6に示すように、ギヤ56はギヤ57に比べて小径の歯車(ピニオンギヤ)であるとともに、ギヤ56とギヤ57は平行に設けられ、互いにかみあうように配置されている。 したがって、モータ53の回転軸55が回転することによって、モータ53の駆動力は、ギヤ56を介してギヤ57に伝達される。そして、ギヤ57が回転すると、ギヤ57と一体形成されたカバーホルダ51及びカバーホルダ51に固定されたカバー42も回転するようになる。
ところで、リール照光装置40には、蛍光ランプ41、カバー42、及び回転機構50の他に、ランプカバー43が設けられている。
ランプカバー43は、カバー42全体を覆うために設けられたものであり、図3及び図4に示すように、ベース部材45に取り付けられ、ベース部材45からリール13a側に突出する断面U字状の中空半円筒体である。そして、ランプカバー43の中空内部にカバー42全体が収容されるようになっている。
この開口部43aは、2色以上の配色が施されたカバー42の1色の範囲が露出するように形成されており、図4に示すように、ランプカバー43の長手方向に沿って略長方形状に開口している。そして、本実施形態では、ランプカバー43の開口部43aは、図5(a)及び(b)に示すように、リール13a側に面したカバー42外周面の半円部分のうち、略下半分(カバー42の外周全体に対して、略1/4部分)が露出するように形成される。
したがって、カバー42を透過した蛍光ランプ41の照明は、この開口部43aからリール13aの外周面に表示された図柄を照光するようになる。
蛍光ランプ41の照明は、カバー42を透過して全周囲(外周360度)に発せられるため、仮にランプカバー43を設けないと、周囲(カバー42の外側)には、複数の色の照明が散乱してしまう。そうすると、リール13aの外周面に表示された図柄を特定の色のみで照光しようとしても、他の色の照明が混ざってしまい都合が悪い。
リール照光装置40は、リール13aの外周面に表示された図柄を照光するとともに、照光する照明の色を切り替えることができる装置であり、図柄の照光及び照明の色の切り替えは、サブ制御基板28からリール照光装置40に対して送信される所定の指令信号により行われる。
図8は,リール照光装置40の平面図及び一部断面図である。
リール照光装置40のモータ53に対して駆動信号を供給すると、供給された駆動信号に応じて、所定角度モータ53の回転軸55が回転する。モータ53の回転軸55が回転すると、図8に示すように、回転軸55に取り付けられたギヤ56が回転するとともに、このギヤ56にかみあわされたギヤ57も回転する。そして、ギヤ57の回転に伴い、ギヤ57と一体形成されたカバーホルダ51及びカバーホルダ51に固定されたカバー42も回転する。
なお、このとき、蛍光ランプ41は、ランプホルダ44によって固定支持されているので回転しない。
(第1実施形態)
図9は、第1実施形態におけるスロットマシン1の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン1の遊技制御手段100は、スロットマシン1の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン1全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール13aの制御、及び入賞時のメダル払出し等の遊技の進行を制御するメイン制御手段100aと、専ら演出の出力を制御するサブ制御手段100bとから構成される。
メイン制御手段100aは上述のメイン制御基板14上に設けられ、サブ制御手段100bは、サブ制御基板28上に設けられる。
メイン制御手段100aの入力側(図9中、左側)には、遊技者が遊技時に操作するベットスイッチ23、スタートスイッチ21及びストップスイッチ22が電気的に接続されている。
また、メイン制御手段100aの出力側(図9中、右側)には、モータ13b、リール13a等の周辺機器が電気的に接続されている。
なお、ここでいうモータ13bは、リール13aを回転させるためのものであり、リール13aの回転中心部に連結され、メイン制御手段100aによって制御されるものである。
一方、サブ制御手段100bの出力側(図9中、右側)には、画像表示装置30、スピーカ31、ランプ32、リール照光装置40が電気的に接続されている。
画像表示装置30は、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するもので、液晶ディスプレイやドットディスプレイ、有機EL等からなる。
ランプ32は、所定の条件に応じて、それぞれ所定のパターンで点灯するように制御され、遊技中における各種の演出を行うものである。ランプ32には、フロントマスク部20の上方に設けられる上部ランプや両側に設けられるサイドランプ(図示せず)、さらには各リール13aの内周側に配置されるバックランプ(図示せず)等が含まれる。
なお、白色の照明とは、蛍光ランプ41が本来発する白色照明のことをいう。したがって、カバー42は、赤色の面、青色の面、及び透明の面から構成される(カバー42の透明の面を透過した照明が白色の照明ということになる)。
遊技制御手段100のうち、メイン制御手段100aは、以下の各手段を備える。
なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段100は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段111は、役の抽選を行うものである。
(役)
ここで、スロットマシン1に設定される代表的な役として、特別役、小役、再遊技役(リプレイ)がある。
リプレイとは、遊技者がメダルを投入しなくても、次遊技(再遊技)が行える役であって、前遊技でのメダル投入枚数(賭数)を維持して再遊技が行えるようにしたものである。
役抽選テーブル121は、抽選される役の種類及び各役の当選確率を定めたテーブルである。役抽選テーブル121には、乱数値のとり得る全領域(例えば、10進法で0〜65535の領域)のうち、特別役当選領域、小役当選領域、リプレイ当選領域、及び非当選領域がそれぞれ所定の割合(予め定められた当選確率となるように)で定められている。
なお、図示しないが、各役の当選領域及び非当選領域は、メダルの投入枚数(1〜3枚)ごと、及び出玉率の設定値ごとに定められている。
リール制御手段131は、スタートスイッチ21が操作されたときに、すべてのリール13aの回転を開始させるようにモータ13bを駆動制御するものである。さらに、リール制御手段131は、ストップスイッチ22が操作されたときに、操作されたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止位置を決定するとともに、その決定した停止位置にリール13aが停止するようにモータ13bを駆動制御するものである。
停止位置決定テーブル131aは、役抽選手段111による役の抽選結果と、ストップスイッチ22が操作された瞬間のリール13aの位置とから、リール13aの停止位置を定めたテーブルである。停止位置決定テーブル131aは、当選した役ごとの停止位置決定テーブル131aと、非当選時の停止位置決定テーブル131aとを備えている。
したがって、リール13aの回転速度やリール13aに表示されている図柄の数によっては、リール13aの停止可能位置の範囲が異なる。
停止図柄判別手段141は、リール13aの停止時に、有効ラインに停止したリール13a上の図柄を判別するとともに、有効ラインの図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。
停止図柄判別手段141は、例えば、モータ13bの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
入賞処理手段151は、停止図柄判別手段141により、リール13aの停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、入賞役に応じた所定枚数のメダルを遊技者に対して払出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
なお、リプレイの入賞時は、メダルを払出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段161は、通常遊技から特別遊技への移行、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技から通常遊技への移行等を制御するものであり、特別遊技移行手段161a、特別遊技進行手段161b、特別遊技終了手段161c等を備える。
例えば、BBの入賞時は遊技状態を通常遊技からBB遊技に移行させ、RBの入賞時には遊技状態を通常遊技からRB遊技に移行させる。
移行時には、特別遊技に移行する旨を遊技者に知らせるために、ランプ32の点灯、スピーカ31からのサウンドの出力、画像表示装置30による画像表示等、各種の演出を行うように制御する。
具体的には、BB入賞図柄として、赤色の7(以下、「赤7」という)及び青色の7(以下、「青7」という)の2種類設けられる。したがって、有効ラインに「赤7」の図柄の組合せが停止するか、もしくは「青7」の図柄の組合せが停止すれば、BB遊技に移行し、BB遊技が実行される。すなわち、BB遊技に移行(BB遊技を実行)するためには、「赤7」又は「青7」の図柄のうち、いずれか一方の図柄の組合せが有効ラインに停止すればよいことになる。
BB遊技は第1遊技と第2遊技とからなり、BBに入賞すると、まず第1遊技が行われる。
したがって、特別遊技進行手段161bは、BBの入賞を条件に、まず第1遊技を開始させる。第1遊技は、通常遊技と同様に、所定枚数(例えば、3枚)以内のメダルを投入して遊技を行うものである。第1遊技で役抽選手段111により抽選される役は、特定役及び第2遊技に移行するための移行役である。よって、第1遊技において、特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止して、特定役に入賞すると、所定枚数のメダルが払い出され、移行役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止して、移行役に入賞すると、所定枚数のメダルが払い出されるとともに第2遊技に移行する。
なお、第1遊技では、遊技回数の上限が例えば、30回と予め定められている。このため、特別遊技進行手段161bは、第1遊技での遊技回数をカウントし続ける。
特別遊技が、例えば、BB遊技であるときは、第1遊技の遊技回数が規定回数に到達したとき、又は第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数に到達したときの第2遊技において遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達したときのいずれか1つを満たすときは、特別遊技終了手段161cは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。また、特別遊技が例えば、RB遊技であるときは、遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達したときのいずれか1つを満たすときは、特別遊技終了手段161cは、RB遊技の終了条件を満たすと判別する。
特定役とは、当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報が報知されたときは、その情報が報知されないときより、その特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止されることができる機会が増加する役である。
したがって、前記報知遊技を含む第2特別遊技は、報知遊技を含まない第1特別遊技よりも遊技者のメダル獲得枚数期待値が大きい遊技となる。
特別役当選持越し手段171は、通常遊技中に、役抽選手段111による役の抽選で特別役(BB又はRB)に当選した後、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止して特別役が入賞するまでの遊技において、特別役の当選を持ち越すようにするものである。
これに対し、特別役に当選したときは、その特別役の当選は、特別役が入賞するまで、次遊技以降に持ち越される。
特別役入賞図柄振分け抽選手段181は、通常遊技中に、役抽選手段111で特別役(BB)に当選した後、複数種類の特別役入賞図柄(BB入賞図柄)を、第1特別遊技が実行される特別役入賞図柄と、第2特別遊技が実行される特別役入賞図柄とに振り分けるための抽選を行うものである。すなわち、特別役入賞図柄振分け抽選手段181は、複数種類のBB入賞図柄(本実施形態では、「赤7」と「青7」)のうち、どのBB入賞図柄の組合せが有効ラインに停止したか(どのBB入賞図柄によってBBに入賞したか)により、その後に実行されるBB遊技を第1特別遊技とするか、第2特別遊技とするかの決定を行う手段である。
情報送信手段191は、役抽選手段111による役の抽選結果情報、スタートスイッチ21が操作された旨の操作情報、ストップスイッチ22が操作された旨の操作情報、特別役入賞図柄振分け抽選手段181による抽選結果情報等をサブ制御手段100bに送信するものである。
(情報受信手段)
情報受信手段211は、情報送信手段191により送信されてくる、役抽選手段111による役の抽選結果情報、スタートスイッチ21が操作された旨の操作情報、ストップスイッチ22が操作された旨の操作情報、特別役入賞図柄振分け抽選手段181による抽選結果情報等を受信するものである。
サブ制御手段100b側では、受信した情報に基づいて、演出内容を決定したり、所定の抽選を行ったり、リール照光装置40の制御等を行う。
照明告知決定手段221は、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄を、遊技者に対して告知するか否かを決定するものである。告知には、リール照光装置40が用いられる。告知は、リール照光装置40により、リール13aの外周面に表示された図柄の照光パターン(照明の色)を種々変化させ、リール13aの回転中において、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄を遊技者にとって識別しやすくするというものである。したがって、遊技者は、この照明告知が行われると、予め(ストップスイッチ22を操作する前に)第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄がどの図柄であるかを識別できるようになる。
なお、照明告知決定手段221による抽選の結果は、リール照光装置40を制御する照明制御手段231に送信される。
照明制御手段231は、リール13aの外周面に表示された図柄を照光する照明の色の切り替えを制御するものである。すなわち、照明制御手段231は、リール照光装置40を制御する手段であって、リール13aの外周面に表示された図柄を照光する照明の色を決定するとともに、照明の色を切り替えるための信号をリール照光装置40に対して所定のタイミングで送信する。
第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄の色彩と同系色の照明(の色彩)は、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄にとって、一種の隠蔽色(保護色)となり、この照明でリール13aの外周面に表示された図柄を照光すると、遊技者は、あたかも第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄が隠蔽されたかのような印象を受けるからである。この結果、遊技者は、リール13aの回転中において、周囲の色彩とまぎらわしくなった第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄を殆ど識別できなくなる。
このため、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄を、これと同系色の照明で照光するといことは、すなわち、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄を、反対色の照明で照光するということになり、上述したように、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄は識別しにくくなる一方で、反対色の照明によって照光された第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄は、逆に引き立って見えるようになり、識別しやすくなる。
なお、本実施形態における「反対色」とは、上述のように、完全な反対色(例えば、赤に対してシアン、黄色に対して青等)のみを意味するのではなく、反対色に近い色相(色あい)のもの(例えば、赤に対して青、赤に対して青とシアンの中間色、赤に対してシアンと緑の中間色等)も含むものであるが、同様に「同系色」とは、完全な同色のみを意味するものではなく、同色に近い色相のもの(例えば、赤に対してマゼンタ、青の対してシアン等)も含むものである。
報知制御手段241は、特別遊技制御手段161により第2特別遊技の一部の遊技(報知遊技)が実行され、この遊技で、役抽選手段111によって特定役に当選すると、当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報を遊技者に対して報知する。
報知遊技が実行されて、メイン制御手段100aの情報送信手段191から、サブ制御手段100bの情報受信手段211に対して特定役の当選情報及び当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報が送信されると、報知制御手段241はこれを検知し、この受信情報をもとに、当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報を遊技者に対して報知する。
また、報知制御手段241は、報知遊技が実行される第2特別遊技の一部の遊技の終了とともに報知を終了するように制御する。
まず、図10のステップS1において、メイン制御手段100aは、スタートスイッチ21が操作(オン)された否かを判別し続け、スタートスイッチ21がオンされたと判別すると、ステップS2に進む。なお、スタートスイッチ21がオンされたと判別すると、すべてのリール13aの制御(回転開始等)が行われる。
ステップS2では、役抽選手段111は、役の抽選を行う。
一方、BBに当選していないと判別したときは、ステップS5に進む。
一方、BBフラグがオフの場合には、ステップS10に進む。
ステップS8では、ステップS7における照明告知決定手段221により、照明告知を行うことに決定されたか否かを判別する。照明告知を行うことに決定された場合にはステップS9に進み、照明告知を行わないことに決定された場合にはステップS10に進む。
ステップS11では、リール制御手段131が、モータ13bを駆動して、そのオンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行う。
図11のステップS12では、メイン制御手段100aは、すべてのリール13aが停止したか否かを判別し、停止したと判別したときは、ステップS13に進む。すべてのリール13aが未だ停止していないと判別したときは、図10のステップS10に戻る。
一方、照明告知が行われていなかったと判別した場合には、照明の色は白色のままであるので、ステップS14の処理を行うことなく、ステップS15に進む。
一方、いずれの役にも入賞していない場合には、ステップS16の入賞処理を行うことなく、処理を終了する。
一方、BBに入賞していないと判別した場合には、処理を終了する。
ステップS20では、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄の組合せが有効ラインに停止したか、あるいは、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄の組合せが有効ラインに停止したかの判別を行い、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄の組合せが有効ラインに停止したと判別した場合には、ステップS21に進む。一方、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄の組合せが有効ラインに停止したと判別した場合には、ステップS22に進む。
ステップS21では、第1特別遊技を実行する。
また、ステップS22では、第2特別遊技を実行する。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図12は、第2実施形態におけるスロットマシン2の制御の概略を示すブロック図である。
第2実施形態では、役抽選手段111は、特別遊技制御手段161により実行される特別遊技中の少なくとも一部の遊技で、ストップスイッチ22が所定の操作順番で操作されたことを条件にその当選した役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる特定役を含めて役の抽選を行う。
(役抽選テーブル)
第2実施形態では、BB遊技(第1特別遊技又は第2特別遊技)の少なくとも一部の遊技(本実施形態では、第1遊技)で用いられる役抽選テーブル122の中に次の特定役を設けている。
この特定役は、第1実施形態の場合と同様に、当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報が報知されたときは、その情報が報知されないときより、その特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる機会が増加する役であるが、具体的には、ストップスイッチ22が所定の操作順番で操作されたときに限って、特定役の図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御される役である。したがって、役抽選手段111で特定役に当選しても、ストップスイッチ22が所定の操作順番以外の操作順番で操作されたときは、特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御される。
第2実施形態では、特定役に対応する図柄(例えば、「ベル」)は、各リール13aともすべてリール13aの停止可能位置の範囲内(例えば、5図柄以内)の間隔で配置されている。したがって、リール制御手段132は、特定役の当選時には、ストップスイッチ22の操作順番が当選した特定役の操作順番と一致していれば、常に当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール13aを制御する。
操作順番検出手段201は、役抽選手段111で特定役に当選した遊技において、ストップスイッチ22の操作順番を検出するものである。ストップスイッチ22は、各リール13aごとにそれぞれ設けられているが、第1番目(最初)に操作されたストップスイッチ22が左、中、右のリール13aのうち、どのリール13aに対応するストップスイッチ22であるか、さらに2番面に操作されたストップスイッチ22が左、中、右のリール13aのうち、どのリール13aに対応するストップスイッチ22であるかを検出する。各ストップスイッチ22には、それぞれ操作されたときに、識別信号が操作順番検出手段201に送信され、その識別信号に基づいてストップスイッチ22の操作順番を検出する。
報知制御手段242は、特別遊技制御手段161により実行される第2特別遊技の少なくとも一部の遊技(報知遊技)において、役抽選手段111で特定役に当選すると、メイン制御手段101aの情報送信手段191から送信されてくる特定役の当選情報及び当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるためのストップスイッチ22の操作順番に関する情報をもとに、当選した特定役に対応するストップスイッチ22の操作順番を遊技者に対して報知するように制御する。
まず、図13のステップS30において、メイン制御手段101aは、スタートスイッチ21が操作(オン)されたか否かを判別し続け、スタートスイッチ21がオンされたと判別すると、ステップS31に進む。
ステップS31では、役抽選手段111は、役の抽選を行う。
ステップS52では、リール制御手段131が、モータ13bを駆動して、そのオンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行う。
ステップS53では、メイン制御手段101aは、すべてのリール13aが停止したか否かを判別し、停止したと判別したときは、図14のステップS49に進み、すべてのリール13aが未だ停止していないと判別したときは、ステップS51に戻る。
ステップS33では、サブ制御手段101bの照明制御手段232は、当選した特定役の図柄の組合せを有効ラインに停止させるためのストップスイッチ22の操作順番のうち、1番目に操作すべきストップスイッチ22に対応する照明の色で、リール13aの外周面に表示された図柄を照光するようリール照光装置40に対して信号を送信する。これにより、リール13aの外周面に表示された図柄は、当選した特定役の1番目に操作すべきストップスイッチ22に対応した照明の色で照光される。
図柄の引込み制御は、リール制御手段132が、モータ13bを駆動制御して、オンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御をすることにより行われる。
一方、ステップS37では、リール制御手段132は、モータ13bを駆動制御して、オンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行うが、このとき、特定役に対応する図柄が有効ラインに停止しないように制御される。
一方、ステップS42では、リール制御手段132は、モータ13bを駆動制御して、オンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行うが、このとき、特定役に対応する図柄が有効ラインに停止しないように制御される。
一方、ステップS47では、リール制御手段132は、モータ13bを駆動制御して、オンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行うが、このとき、特定役に対応する図柄が有効ラインに停止しないように制御される。
一方、いずれか役の図柄の組合せが有効ラインに停止していない、すなわち、いずれの役にも入賞していないと判別したときは、ステップS50の入賞処理を行うことなく処理を終了する。
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
図15は、第3実施形態におけるスロットマシン3の制御の概略を示すブロック図である。
第3実施形態におけるスロットマシン3では、役抽選手段111は、特別遊技制御手段161により実行される特別遊技の少なくとも一部の遊技で、複数種類の特定役を含めて役の抽選を行う。
第3実施形態では、特定役には、複数種類(2種類あるいは3種類)の図柄の組合せが設けられている。例えば、特定役として、2種類の図柄の組合せが設けられている場合には、特定役Aに対応する図柄の組合せが、「赤7」−「ベル」−「ベル」、特定役Bに対応する図柄の組合せが、「青7」−「ベル」−「ベル」というものである。
そして、第2実施形態では、報知遊技は、特定役に当選したときに、当選した特定役が、特定役A又は特定役Bのいずれであるかの情報を、遊技者に対して報知するものである。
役抽選手段111は、特別遊技制御手段161により実行される特別遊技の少なくとも一部の遊技で、複数種類の特定役(例えば、特定役A及び特定役B)を含めて役の抽選を行う。
そして、役抽選テーブル123では、特定役の当選確率が、例えば、1/2と設定されている場合には、特定役A及び特定役Bの各当選確率は、それぞれ1/4(1/2×1/2)に割り当てられる。
すなわち、特定役を1つの役としてみたときの合算した当選確率が1/2であり、役抽選テーブル123の全抽選領域内で、特定役全体で1/2の当選領域が確保されているとともに、この1/2の当選領域が、特定役A及び特定役Bに2分割されている。
第3実施形態では、複数のリール13aのうち、1つのリール13a(左リール13a)は、1つの種類の特定役に対応する図柄(例えば、特定役Aに対応する図柄である「赤7」)に対して、リール13aの停止時における停止可能位置の範囲内(例えば、5図柄以内)において有効ラインに停止させることができない位置(例えば、5図柄を超えた間隔)に、他の種類の特定役に対応する図柄(例えば、特定役Bに対応する図柄である「青7」)が配置されるように、複数種類の特定役に対応する図柄(本実施形態では「赤7」及び「青7」)が配置されている。
一方、特定役A又は特定役Bのいずれに当選しているかが報知されないと(特定役A又は特定役Bのいずれに当選しているかを知らないと)、遊技者は、必ずしも当選した特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができなくなる。
報知制御手段243は、特別遊技制御手段161により実行される第2特別遊技の少なくとも一部の遊技(報知遊技)において、役抽選手段111でいずれかの特定役に当選すると、当選した特定役の種類を遊技者に対して報知するように制御する。
特定役A及び特定役Bの図柄の組合せは、それぞれ、「赤7」−「ベル」−「ベル」、「青7」−「ベル」−「ベル」であり、左リール13aの図柄のみが異なり、中リール13a及び右リール13aの図柄は、いずれの特定役であっても「ベル」である。したがって、左リール13aの図柄のみを遊技者に報知すれば、遊技者は、いずれの特定役に当選したのかを知ることができるからである。
これにより、遊技者は、「赤7」−「ベル」−「ベル」の組合せからなる特定役Aに当選したことを判別できるだけでなく、「赤7」の図柄が識別しやすくなって、「赤7」の図柄を有効ラインに停止させやすくなる。
まず、図16のステップS60において、メイン制御手段102aは、スタートスイッチ21が操作(オン)された否かを判別し続け、スタートスイッチ21がオンされたと判別すると、ステップS61に進む。
ステップS62では、メイン制御手段102aは、ステップS61における役の抽選で特定役に当選したか否かを判別する。そして、特定役に当選したと判別したときは、ステップS63に進み、特定役に当選していないと判別したときは、ステップS66に進む。
ステップS67では、リール制御手段131は、モータ13bを駆動して、そのオンされたストップスイッチ22に対応するリール13aの停止制御を行う。
一方、ステップS71で、いずれの役にも入賞していないと判別されたときは、ステップS72の入賞処理を行うことなく処理を終了する。
続いて、本発明の第4実施形態について説明する。
図17及び図18は、第4実施形態におけるリール13aの外周面に表示された図柄の一部を示した図であり、図17(a)は、通常時のリール13aの回転中の状態を示したものであり、図17(b)は、通常時のリール13aの回転中の状態(図17(a)に示す状態)から、照明の色を切り替えて「青7」の図柄を引き立たせて、識別しやすくした状態を示したものである。
また、図18(a)は、図17(b)と同様、リール13aの回転中、「青7」の図柄を照明により引き立たせて、識別しやすくした状態を示したものであり、図18(b)は、「青7」の図柄を識別しやすくした状態(図18(a)に示す状態)から、照明の色を切り替えて「スイカ」の図柄を引き立たせて、識別しやすくした状態を示したものである。
なお、第4実施形態における各制御手段は、第1実施形態における各制御手段と機能的に同一であるので、ブロック図は省略するとともに、第4実施形態の各制御手段の符号は、第1実施形態の各制御手段と符号と同一のものを用いる。
(特別役入賞図柄振分け抽選手段)
特別役入賞図柄振分け抽選手段181は、第1実施形態の場合と同様、役抽選手段111で特別役(BB)に当選した後に、複数種類の特別役入賞図柄(BB入賞図柄)を、第1特別遊技が実行される特別役入賞図柄と、第2特別遊技が実行される特別役入賞図柄とに振り分けるための抽選を行うものである。
第4実施形態では、照明告知決定手段221により照明告知を行うことに決定された遊技において、例えば、特別役入賞図柄振分け抽選手段181により、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄が「青7」とされた場合には、照明制御手段231は、照明の色を「青7」の図柄の色彩と同系色である青色とする。反対に、特別役入賞図柄振分け抽選手段181により、第1特別遊技が実行されるBB入賞図柄が「スイカ」とされた場合には、照明制御手段231は、照明の色を「スイカ」(の味の部分)の図柄の色彩と同系色である赤色とする。
したがって、第4実施形態においても、当該遊技では、第2特別遊技が実行されるBB入賞図柄が識別しやすいものとなる。
第4実施形態では、上述のように、リール13a上、BB入賞図柄(「青7」と「スイカ」)に対して、それ以外の小役等に対応する図柄が小さく表示される。したがって、リール13aの回転中においては、リール13aの外周面に表示された図柄を照光する照明の色如何にかかわらず、この小役等に対応する図柄は「青7」や「スイカ」等のBB入賞図柄に比べて、識別しにくいものとなる。すなわち、小役等に対応する図柄が小さく表示されているため、リール13aの回転中は、大きく表示された「青7」や「スイカ」等のBB入賞図柄だけが目立つようになる。
続いて、本発明の第5実施形態について説明する。
図19は、第5実施形態におけるスロットマシン5の制御の概略を示すブロック図である。
(演出パターン記憶手段)
演出パターン記憶手段255は、遊技中における複数種類の演出パターンを記憶したものであり、例えば、ランプ32の点灯パターン、スピーカ31から出力するサウンドの種類、画像表示装置30に画像表示すべき内容等を記憶したものである。
演出パターン選択手段265は、メイン制御手段104aの情報送信手段191から送信されてくる役抽選手段111による役の抽選結果情報等に基づいて、演出パターン記憶手段255からいずれかの演出パターンを選択するものである。例えば、受信した抽選結果情報が、リプレイの当選に関するものである場合には、リプレイ当選時に行われる演出パターンを演出パターン記憶手段255から選択する。同様に、例えば、受信した抽選結果情報が、ある特定の小役の当選に関するものである場合には、その小役当選時に行われる演出パターンを演出パターン記憶手段255から選択する。
演出出力制御手段275は、演出パターン選択手段255で選択された演出パターンに基づいて、所定の機器(ランプ32、スピーカ31、画像表示装置30等)から所定のタイミングで演出を出力するように制御するものである。例えば、リール13aの停止時に、バックランプ32を点灯させたり、スピーカ31から所定のサウンドを出力させたり、画像表示装置30に所定の画像を表示させる等である。
照明制御手段235は、演出出力制御手段275から、特定演出パターンに関する情報を受信すると、特定演出パターンを出力するべく、リール照光装置40に対して、リール13aの外周面を照光する照明の色を連続的に切り替えるための信号を送信する。具体的には、照明制御手段235は、リール照光装置40のモータ53に対して、駆動信号を連続的に供給し、モータ53の回転軸55を連続回転させる。
まず、図20のステップS80において、メイン制御手段104aは、スタートスイッチ21が操作(オン)された否かを判別し続け、スタートスイッチ21がオンされたと判別すると、ステップS81に進む。
ステップS81では、役抽選手段111が役の抽選を行う。
ステップS83では、サブ制御手段104bの演出パターン選択手段265は、演出パターン記憶手段255から特定演出パターンを選択する。
ステップS88では、特定演出中か否かを判別し、特定演出中の場合には、ステップS89に進み、特定演出中でない場合には、ステップS90に進む。
メダル払い出し処理等を行う。
一方、ステップS90で、いずれの役にも入賞していないと判別されたときは、ステップS91の入賞処理を行うことなく処理を終了する。
(1)実施形態では、リール13aの外周面に表示された図柄を照光するための発光体41として、陰極蛍光ランプ(CFL)を用いたが、発光体41は、これに限定するものではなく、例えば、熱陰極蛍光ランプ(HCFL)を用いてもよいし、LEDや電球等を用いてもよい。
なお、HCFL、LED、電球等を用いる場合も、それぞれの発光体の数は1つであり、照明の色の数に相当する数の発光体は用いない。照明の色の切り替えは、回転機構50により、カバー42を回転させることによって行うからである。
2 (第2実施形態における)スロットマシン
3 (第3実施形態における)スロットマシン
5 (第5実施形態における)スロットマシン
10 基体部
11 電源ユニット
12 メダル払出し装置
13 リールユニット
13a リール
13b モータ
14 メイン制御基板
15 ケース
16 支持板
20 フロントマスク部
21 スタートスイッチ
22 ストップスイッチ
23 ベットスイッチ
24 メダル投入口
25 メダル受け皿
27 表示窓
28 サブ制御基板
29 ケース
30 画像表示装置
31 スピーカ
32 ランプ
40 リール照光装置
41 発光体(蛍光ランプ)
42 カバー
42a レンズ
42b レンズ
43 ランプカバー
43a 開口部
43b 爪受け部
43c L字状突起
44 ランプホルダ
44a 挟持部
45 ベース部材
45a ランプカバー押え爪
45b U字状溝
50 回転機構
51 カバーホルダ
52 カバーブラケット
53 モータ
53a コネクタ
54 モータブラケット
54a モータブラケットの先端部側に形成された一方の孔
54b モータブラケットの基端部側に形成された他方の孔
55 回転軸
56 ギヤ
57 ギヤ
100 遊技制御手段
100a メイン制御手段
100b サブ制御手段
101 (第2実施形態における)遊技制御手段
101a (第2実施形態における)メイン制御手段
101b (第2実施形態における)サブ制御手段
102 (第3実施形態における)遊技制御手段
102a (第3実施形態における)メイン制御手段
102b (第3実施形態における)サブ制御手段
104 (第5実施形態における)遊技制御手段
104a (第5実施形態における)メイン制御手段
104b (第5実施形態における)サブ制御手段
111 役抽選手段
121 役抽選テーブル
122 (第2実施形態における)役抽選テーブル
123 (第3実施形態における)役抽選テーブル
131 リール制御手段
131a 停止位置決定テーブル
132 (第2実施形態における)リール制御手段
132a (第2実施形態における)停止位置決定テーブル
133 (第3実施形態における)リール制御手段
133a (第3実施形態における)停止位置決定テーブル
141 停止図柄判定手段
151 入賞処理手段
161 特別遊技制御手段
161a 特別遊技移行手段
161b 特別遊技進行手段
161c 特別遊技終了手段
171 特別役当選持越し手段
181 特別役入賞図柄振分け抽選手段
191 情報送信手段
211 情報受信手段
221 照明告知決定手段
231 照明制御手段
232 (第2実施形態における)照明制御手段
233 (第3実施形態における)照明制御手段
235 (第5実施形態における)照明制御手段
241 報知制御手段
242 (第2実施形態における)報知制御手段
243 (第3実施形態における)報知制御手段
255 演出パターン記憶手段
265 演出パターン選択手段
275 演出出力制御手段
Claims (6)
- スロットマシンのリールの外周面に表示された図柄を照光する発光体と、
前記発光体を囲むように取り付けられ、2色以上の配色が施された透光性を有するカバーと、
前記カバーを前記発光体周りに回転可能に支持する回転機構と
を備え、
前記カバーを透過する前記発光体の透過色で前記リールの外周面に表示された図柄を照光するとともに、前記回転機構により前記カバーを回転させることで、前記リールの外周面に表示された図柄を照光する前記発光体の透過色を変化させる
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。 - 請求項1に記載のスロットマシンのリール照光装置において、
前記回転機構は、
前記カバーの両端部に設けられた一対のカバーホルダと、
前記カバーホルダを回転可能に支持するカバーブラケットと、
前記カバーを回転するための駆動源となるモータと、
前記モータを支持するモータブラケットと、
前記モータの回転軸に取り付けられた第1ギヤと、
一方の前記カバーホルダの外周部に設けられ、前記第1ギヤとかみあう第2ギヤとを含む
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンのリール照光装置において、
前記カバーは、前記発光体を囲むように円筒形に形成されたものである
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。 - 請求項3に記載のスロットマシンのリール照光装置において、
前記カバーは、前記カバーの長手方向に沿って分割された2以上の面から構成され、隣り合う面がそれぞれ異なる色彩からなる外周面を有する
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンのリール照光装置において、
前記カバーを覆うように配置されるとともに、前記カバーの1色の範囲が露出するように形成された開口部を有するランプカバーを備える
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンのリール照光装置において、
前記発光体は、蛍光ランプであり、
前記蛍光ランプの両端部を挟持する一対のランプホルダを備える
ことを特徴とするスロットマシンのリール照光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004042358A JP2005230215A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | スロットマシンのリール照光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004042358A JP2005230215A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | スロットマシンのリール照光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005230215A true JP2005230215A (ja) | 2005-09-02 |
JP2005230215A5 JP2005230215A5 (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=35013766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004042358A Pending JP2005230215A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | スロットマシンのリール照光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005230215A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117388A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2015062816A (ja) * | 2015-01-14 | 2015-04-09 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000061030A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-02-29 | Daito Giken:Kk | 遊戯台 |
JP2000140195A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-05-23 | Takasago Electric Ind Co Ltd | シンボル可変表示遊技機 |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004042358A patent/JP2005230215A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000061030A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-02-29 | Daito Giken:Kk | 遊戯台 |
JP2000140195A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-05-23 | Takasago Electric Ind Co Ltd | シンボル可変表示遊技機 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117388A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2015062816A (ja) * | 2015-01-14 | 2015-04-09 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7485039B2 (en) | Gaming machine | |
JP4819768B2 (ja) | 下パネルユニット及びスロットマシン | |
JP3993347B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2008022885A (ja) | 遊技台 | |
JP4994998B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
JP4729026B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
JP3969567B2 (ja) | 遊技台 | |
JP2008132107A (ja) | 遊技機 | |
JP2006042885A (ja) | 遊技機 | |
JP4994999B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
JP2000334079A (ja) | 遊技機用リールならびにシンボル可変表示遊技機 | |
JP2005230217A (ja) | スロットマシン | |
JP2000140193A (ja) | シンボル可変表示遊技機 | |
JP2005230215A (ja) | スロットマシンのリール照光装置 | |
JP2005230215A5 (ja) | ||
JP2004166990A (ja) | 遊技機 | |
JP2009195430A (ja) | 遊技機のリールユニット及び遊技機 | |
JP2009195420A (ja) | 遊技機 | |
JP2005230216A (ja) | スロットマシン | |
JPH11164936A (ja) | スロットマシン | |
JP2006042840A (ja) | 遊技機 | |
JP2002165921A (ja) | 遊技装置 | |
JP2007007316A (ja) | 遊技機の演出装置 | |
JP2001112981A (ja) | 遊技機 | |
JP2004167244A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070131 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100413 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100727 |