JP2000140195A - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents

シンボル可変表示遊技機

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JP2000140195A
JP2000140195A JP10318553A JP31855398A JP2000140195A JP 2000140195 A JP2000140195 A JP 2000140195A JP 10318553 A JP10318553 A JP 10318553A JP 31855398 A JP31855398 A JP 31855398A JP 2000140195 A JP2000140195 A JP 2000140195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の点灯と消灯とを切り替える方式をや
め、照明光の光路上でフィルタ部を移動させることによ
り、設置スペースの問題、故障やメンテナンスの問題、
遊技への追随性の問題、および光源の消耗の問題を一挙
に解消する。 【解決手段】 シンボル表示窓より見える3個のリール
の外周面に照明を施すための照明装置50を有する。照
明装置50は、照明光を照射する光源部52と、透光特
性の異なる複数の透光領域61a〜61dを有するフィ
ルタ部53と、前記フィルタ部53の各透光領域61a
〜61dを照明光の光路を遮るように移動させかつ前記
光路上に停止させることが可能な駆動制御部とで構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定個数のシンボル
より成るシンボル列をシンボル表示窓に移動させて表示
した後に、シンボル列の移動を停止させて、いずれかの
シンボルをシンボル表示窓に表示することをゲーム内容
とするスロットマシンのようなシンボル可変表示遊技機
に関し、特に、この発明は、シンボル表示窓より見える
シンボル列の視野領域に照明を施すための照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】典型的なスロットマシンでは、前面の正
面パネルに3個のシンボル表示窓が並列して設けてあ
り、機体の内部の各シンボル表示窓の位置には、3個の
リールがそれぞれ配置されている。各リールは個別に回
転させることが可能であり、リール停止時には、リール
外周面の3駒分のシンボルが各シンボル表示窓を通して
前面より視認できる。
【0003】前記の各シンボルは、数字,図柄などで構
成され、リール枠の外周面に貼着される帯状シートの表
面に、シルクスクリーン印刷により所定個数のシンボル
より成るシンボル列が表されている。前記正面パネルの
裏側には、蛍光灯より成るリール照明装置が配置され、
シンボル表示窓より見えるリールの外周面の視野領域に
斜め上方より照明を施す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近のスロットマシン
は、遊技内容が複雑化しかつ多様化しており、そのため
に、リールの外周面に対して、種々の照明を施すことが
求められている。たとえば、リールに対して複数種の色
照明を施す場合、照明光の色彩が異なる複数の蛍光灯を
用意する必要があるが、正面パネルの裏側の限られたス
ペースに複数の蛍光灯を配置することになるため、他の
構成部材などの配置に制約を受けるという問題がある。
【0005】また、照明光の色彩を切り替えるには、各
蛍光灯の点灯および消灯を頻繁に行う必要があり、蛍光
灯の故障を招くばかりでなく、いずれかの蛍光灯が切れ
ると、稼動に支障が生じ、蛍光灯のメンテナンスに多大
の手数を要する。しかも、蛍光灯の場合、点灯と消灯と
の切替えの追随性が悪いため、ゲームの進行速度が速い
と、これに追随動作し得ず、実用に耐えないものとな
る。さらに、照明光の光量を変化させることにより遊技
内容の複雑化や多様化に適応させる場合は、蛍光灯の点
灯回路に調光回路を付加する必要があり、しかも、調光
を頻繁に行うと、蛍光灯の消耗が著しいという問題があ
る。
【0006】この発明は、光源の点灯と消灯とを切り替
える方式をやめ、照明光の光路上でフィルタ部を移動さ
せることにより、上記した設置スペースの問題、故障や
メンテナンスの問題、ゲームへの追随性の問題、および
光源の消耗の問題を一挙に解消したシンボル可変表示遊
技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のシンボル可変
表示遊技機は、所定個数のシンボルより成るシンボル列
を移動または停止させた状態でシンボル表示窓に表示す
るシンボル可変表示装置と、前記シンボル表示窓より見
える前記シンボル列の視野領域に照明を施す照明装置と
を有する。前記照明装置は、前記シンボル列の視野領域
に向けて照明光を照射する光源部と、透光特性の異なる
複数の透光領域を有するフィルタ部と、前記フィルタ部
の各透光領域を照明光の光路を遮るように移動させかつ
前記光路上に停止させることが可能な駆動制御部とで構
成される。
【0008】請求項2の発明では、前記光源部は、光源
と、照明光の照射方向に開口部が位置するよう光源の外
周に配置される遮光カバーとから成る。
【0009】請求項3の発明では、前記フィルタ部は、
複数の透光領域が等角度毎に設けられた筒状体であり、
前記光源部の外周に回動自由に配備されている。
【0010】
【作用】ゲームの進行状態に応じて駆動制御部がフィル
タ部を移動させ、照明光の光路上にいずれかの透光領域
を停止させたり、複数の透光領域を繰り返し通過させた
りする。これにより、光源部からの照明光はフィルタ部
のいずれかの透光領域を透過し、その透過光がシンボル
列の視野領域に照射される。
【0011】請求項2のシンボル可変表示遊技機では、
光源より発せられた光は、遮光カバーの開口部を通って
シンボル列の視野領域へ向かう。
【0012】請求項3のシンボル可変表示遊技機では、
筒状体のフィルタ部を回動させることにより、複数の透
光領域が照明光の光路上を通過する。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。このスロットマシン1は、ボック
ス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り
付けて機体1が構成される。前記本体部2の中空内部に
は、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や
制御装置などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダ
ルを収容するホッパー6aを有するメダル放出機6が、
それぞれ組み込まれている。
【0014】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cは、リール本体の外
周部に帯状シートが貼設されたものである。前記帯状シ
ートには、図柄、文字、数字などの所定個数のシンボル
より成るシンボル列ががシルクスクリーン印刷により表
されている。シンボル列の幾つかのシンボルは、入賞や
特別入賞を成立させるための入賞シンボルや特別入賞シ
ンボルを構成する。
【0015】リールブロック4には、各リール8a,8
b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9
a,9b,9cが組み付けてあり、3個のリール8a,
8b,8cとともにシンボル可変表示装置10を構成す
る。なお、シンボル可変表示装置10は、上記したリー
ル8a,8b,8cを用いたものに限らず、ベルトを用
いたものであってもよい。
【0016】前記扉部3の前面は、各リール8a,8
b,8cのシンボルを表示するためのシンボル表示窓2
0a,20b,20cを有する正面パネル11と、機種
名やゲーム情報を表示するための上部パネル12および
下部パネル13とで構成されている。正面パネル11の
下方には、始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15
a,15b,15c、およびメダル投入口16が、また
下部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル
受け皿18が、それぞれ配備される。メダル投入口16
はメダルの投入を受け付ける部分である。始動レバー1
4は3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させる
ためのものである。3個の停止釦スイッチ15a,15
b,15cは対応するリール8a,8b,8cを個別に
停止させるためのものである。
【0017】正面パネル11の板面中央には、図3に示
すように、カラー印刷層で囲まれた無着色で透明のシン
ボル表示窓20a,20b,20cが3個、横一列に並
設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20c
の背後位置には、前記リールブロック4の各リール8
a,8b,8cが、外周面をシンボル表示窓20a,2
0b,20cに向けて、配置される。各シンボル表示窓
20a,20b,20cは、横方向の長さが、各リール
8a,8b,8cが見えるように、また、縦方向の長さ
が、リール停止時に、3駒分のシンボルが見えるよう
に、それぞれ縦に長い矩形状に形成されている。
【0018】正面パネル11の表面には、シンボル表示
窓20a,20b,20cより見える各リール8a,8
b,8cの3駒分のシンボルを横方向に結ぶ上下3段の
3本の水平な入賞ラインL1〜L3と、各リール8a,
8b,8cの3駒分のシンボルを対角方向に結ぶ左下が
りおよび右下がりの2本の斜めの入賞ラインL4,L5
とが表されている。リール停止時、これら5本の入賞ラ
インL1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボ
ルが整列する。
【0019】これら入賞ラインL1〜L5は、メダル投
入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれば、中央の
水平な入賞ラインL1が有効化される。メダルの投入枚
数が2枚であれば、3本の水平な入賞ラインL1〜L3
が有効化される。メダルの投入枚数が3枚であれば、5
本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。なお、
図3において、50は後述する照明装置である。
【0020】このスロットマシンでは、複数枚のメダル
を予めメダル投入口16より投入して機械に貯留してお
き、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわ
ゆるクレジットのゲーム方式が採用されている。そのた
めに、扉部3の前面には、機械に貯留されたメダルの枚
数をデジタル表示する貯留枚数表示器32、1ゲームに
対する貯留メダルの使用枚数を選択してゲームを開始さ
せる3種類のベット釦スイッチ33,34,35、およ
び貯留メダルの精算を指示するための精算スイッチ36
などが設けてある。
【0021】第1のベット釦スイッチ33を押操作する
と、3枚の貯留メダルが使用され、5本の入賞ラインL
1〜L5が有効化される。第2のベット釦スイッチ34
を押操作すると、2枚の貯留メダルが使用され、3本の
入賞ラインL1〜L3が有効化される。第3のベット釦
スイッチ35を押操作すると、1枚の貯留メダルが使用
され、1本の停止ラインL1が有効化される。
【0022】この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメ
ダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留
メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式
とを遊技者が選択できるようになっている。そのため
に、いずれか一方のゲーム方式を選択するための切換ス
イッチ37が設けてある。
【0023】このスロットマシンでは、メダル投入口1
6へのメダルの投入またはベット釦スイッチ33,3
4,35の操作で、いずれかの入賞ラインを有効化させ
た後、始動レバー14を操作すると、機械内部で抽選処
理が行われる。その後、停止釦スイッチ15a,15
b,15cが押操作されたとき、抽選当たりであれば、
前記内部抽選処理の抽選結果に基づく入賞シンボルや特
別入賞シンボルが、有効化された入賞ライン上に停止す
るよう、各リール8a,8b,8cの停止動作が制御さ
れる。
【0024】前記抽選処理は、乱数発生器が発生する乱
数をサンプリングして、そのサンプリングされた乱数値
が所定の範囲内の値であるかどうかを判断することによ
り、特別入賞シンボルやそれ以外の入賞シンボルについ
ての抽選当たりであるかどうかを決定する。なお、この
種の抽選処理は公知であり、ここでは詳細な説明は省略
する。
【0025】前記扉部3の背面には、図4および図5に
示すように、正面パネル11の内側位置に、この発明の
特徴をなす照明装置50が取り付けられている。この実
施例の照明装置50は、3個のシンボル表示窓20a,
20b,20cより見えるシンボル列の視野領域、すな
わち3個のリール8a,8b,8cの外周面の前面部分
に対して斜め上方より複数種の色照明を施すためのもの
で、図5〜図7に示すように、基板51の上面に、光源
部52と、光源部52から光を通過させて異なる色彩の
照明光を生成する筒状のフィルタ部53と、フィルタ部
53の回動および停止を制御する駆動制御部54とが組
み込まれて成る。
【0026】前記光源部52は、蛍光灯より成る光源5
5と、この光源55を全長にわたって取り囲むように光
源55の外周に配備される筒状の遮光カバー56とで構
成される。前記光源55は、基板51上に取り付けられ
た左右一対のソケット57,57に両端が支持される。
なお、光源55は、蛍光灯に限らず、ネオン管、陰極線
管などを用いることもできる。また、光源55は、3個
のリール8a,8b,8cの外周面に均一な照明を施す
ために長尺状のものが適するが、必ずしも、長尺状のも
のである必要はない。
【0027】前記遮光カバー56は、基板51上の各ソ
ケット57の内側位置にそれぞれ配設された左右一対の
ブラケット58,58に両端部が一体に支持される。こ
の遮光カバー56には、光源55が発した光をリール8
a,8b,8cの方向へ導くための矩形状の開口部59
が90度の角度範囲にわたって形成されている。
【0028】前記フィルタ部53の両端部には、前記ブ
ラケット58,58に回動自由に支持された従動歯車6
0,60が装着されている。フィルタ部53は、透光特
性の異なる複数の透光領域61a〜61dを有してお
り、フィルタ部53が回動することにより、各透光領域
61a〜61dが前記遮光カバー56の開口部59に順
次重なって、照明光の光路dを形成するようになってい
る。
【0029】この実施例では、赤色のフィルタ、緑色の
フィルタ、青色のフィルタ、および無色透明のフィルタ
より成る4個の透光領域61a〜61dが、それぞれ9
0度の角度範囲にわたって設けてある。光源部52から
の光が各透光領域61a〜61dを通過することで、赤
色、緑色、青色、および白色の各照明光が生成される。
なお、前記遮光カバー56の開口部59に2個の透光領
域が跨るように定位させれば、加色混合された色の照明
光が生成できる。また、各透光領域61a〜61dは、
同一色であって、光の透過率の異なるフィルタをもって
構成してもよい。この場合は、光源部52からの光が各
透光領域61a〜61dを通過することにより、光量の
異なる同一色の照明光が生成される。さらに、異なる色
フィルタより成る透光領域を長さ方向に3分割して配置
し、これによりリール別に異なる色の照明光を生成する
こともでき、さらにまた、加色混合された色の照明光を
主として用いる場合には、異なる色フィルタより成る透
光領域を螺旋状に配置することもできる。
【0030】前記駆動制御部54は、フィルタ部53を
回動させたり、所定の角度位置に停止させたりするため
のもので、各透光領域61a〜61dを遮光カバー56
の開口部59と重なるよう位置決めすることで、各種色
彩の照明光を生成する。この駆動制御部54は、駆動源
としてのステッピングモータ62と、ステッピングモー
タ62の回動をフィルタ部53に伝達するための伝達機
構63と、フィルタ部53の回動基準位置を検出するた
めの位置検出機構64と、この位置検出機構64からの
基準信号に基づきフィルタ部53の回動角度を検出して
ステッピングモータ62の駆動を制御する制御装置40
(図8に示す。)とで構成される。
【0031】前記伝達機構63は、この実施例では、ス
テッピングモータ62のモータ軸に装着された駆動歯車
65と、前記フィルタ部53の端部に装着された従動歯
車60とで構成され、ステッピングモータ62を駆動す
ることにより、フィルタ部53を駆動歯車65と噛み合
う従動歯車60と一体に回動させる。前記ステッピング
モータ62は、与えられる駆動パルスの数に応じた角度
だけ回動するもので、前記基準信号をリセット信号とし
て駆動パルスの数をカウンタで計数することにより、そ
の計数値からフィルタ部53の回動角度が求まる。な
お、伝達機構63は、歯車機構に代えて、ベルト機構を
用いることも可能である。
【0032】前記位置検出機構64は、フィルタ部53
の端部に突設された突片66と、基板51の上面に取り
付けられた光電センサ67とで構成される。この実施例
では、前記光電センサ67として、投光器と受光器とが
溝を隔てて対向させた光透過型の光電センサが用いてあ
り、前記フィルタ部53が回動したとき、前記突片66
が投光器と受光器との間を通過するようになっている。
この突片66の通過により光電センサ67は前記基準信
号を生成して出力する。
【0033】図8は、上記したスロットマシンの電気的
な構成を示す。同図中、40はマイクロコンピュータよ
り成る制御装置であり、制御、演算の主体であるCPU
41、プログラムや固定データが格納されるROM4
2、データの読み書きに用いられるRAM43の他に、
タイマ45や乱数発生器44を含む。
【0034】前記CPU41には、バス49を介して、
各リール8a,8b,8c,8dの駆動源であるステッ
ピングモータ9a,9b,9c、メダル払出機6、貯留
枚数表示器32、照明装置50、フィルタ部52を駆動
するステッピングモータなどの出力各部や、メダル検知
センサ46、始動レバー14、3種類のベット釦スイッ
チ33,34,35、3個の停止釦スイッチ15a,1
5b,15c、精算スイッチ36、切換スイッチ37、
光電センサ67などの入力各部が接続されている。前記
CPU41は、ROM42に格納されたプログラムに従
ってRAM43に対するデータの読み書きを行いつつ、
前記入出力各部の動作を一連に制御する他、前記乱数発
生器44が発生した乱数値をサンプリングして各種の内
部抽選処理を実行する。
【0035】前記メダル払出機6は、精算スイッチ36
が操作されたときなどに駆動し、貯留枚数表示器32に
表示された枚数のメダルをメダル放出口17よりメダル
受け皿18へ払い戻す。メダル検知センサ49は、メダ
ル投入口16に投入されたメダルを検知してメダル検知
信号を出力する。
【0036】図9は、前記制御装置40による制御の流
れを示す。なお図中、STは、一連の制御の流れにおけ
る各ステップを意味する。同図のスタート時点では、電
源の投入により照明装置50の光源55が点灯し、フィ
ルタ部53の無色透明のフィルタより成る透光領域61
dが照明光の光路上に停止する。これによりリール8
a,8b,8cには白色照明が施される。
【0037】ST1では、CPU41は、遊技者による
ゲーム開始操作に待機する。遊技者がメダル投入口16
へメダルを投入するか、いずれかのベット釦スイッチ3
3,34,35を押操作した後、始動レバー14を操作
すると、ST1の判定が「YES」であり、CPU41
は、3個のリール8a,8b,8cを一斉に回転させる
(ST2)。
【0038】つぎのST3では、CPU41は、特別入
賞フラグFGが「1」にセットされているかどうかを判
定する。この場合、ST3の判定は「NO」であるか
ら、ST4へ進み、CPU41は、乱数発生器44が発
生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処
理を実行する。
【0039】この内部抽選処理の結果、特別入賞に関わ
る抽選当たりがあると、ST5の判定が「YES」とな
り、CPU41は、前記特別入賞フラグFGを「1」に
セットした後、照明装置50のステッピングモータ62
を駆動してフィルタ部53を回動させ、赤色のフィルタ
より成る透光領域61aを照明光の光路上に一定時間停
止させる。これにより、リール8a,8b,8cには、
一定時間だけ赤色の照明が施され、遊技者は、この赤色
照明を見て特別入賞の抽選当たりがあったことを知る。
内部抽選処理の結果、特別入賞に関わる抽選当たりがな
ければ、ST5の判定は「NO」であり、ST6,7は
スキップされるので、リール8a,8b,8cに対して
白色照明の状態が保持される。
【0040】つぎに、遊技者が停止釦スイッチ15a,
15b,15cのいずれかを押操作すると、ST8の判
定が「YES」となり、対応するリールが回転を停止す
る(ST9)。この場合、前記抽選処理により抽選当た
りがあったとき、抽選結果に基づく入賞シンボルや特別
入賞シンボルが、有効化された入賞ライン上に停止する
よう、リールの停止動作が制御される。
【0041】この停止操作が3個のリール8a,8b,
8cについて実行されると、ST10の判定が「YE
S」となり、CPU41は、有効化された入賞ライン上
に、特別入賞シンボルや通常の入賞シンボルの組み合わ
せが成立したかどうかの判定を行う(ST11)。入賞
判定の結果、もし特別入賞が成立していれば、ST12
の判定が「YES」であり、CPU41は、照明装置5
0のステッピングモータ62を駆動してフィルタ部53
を連続回転させることにより、リール8a,8b,8c
に対して多色照明を施し、これにより遊技者に特別入賞
の成立を報知する(ST13)。つぎに、CPU41
は、タイマ45をスタートさせると共に、メダル払出機
6を作動させてメダルの配当を行い、タイマ45のタイ
ムアップに待機する(ST14〜16)。
【0042】この実施例では、特別入賞として「ビッグ
ボーナス」と称される大当たりの特別入賞と、「レギュ
ラーボーナス」と称される通常当たりの特別入賞とが設
定されており、ST16で前記タイマ45のタイムアッ
プが判定されると、もし「ビッグボ−ナス」についての
特別入賞であれば、ST17の判定が「YES」であ
り、CPU41は、フィルタ部53の赤色のフィルタよ
り成る透光領域61aを照明光の光路上に停止させて、
多色照明から赤色照明へ切り換えた後、「ビッグボーナ
ス」のボーナスゲームへ移行する(ST18)。
【0043】もし「レギュラーボーナス」についての特
別入賞であれば、ST17の判定が「NO」であり、C
PU41は、フィルタ部53の青色または緑色のフィル
タより成る透光領域61b,61cを照明光の光路上に
停止させて、多色照明から青色または緑色照明へ切り換
えた後、「レギュラーボーナス」のボーナスゲームへ移
行する(ST19)。
【0044】前記ST11の入賞判定の結果、もし特別
入賞が成立していなければ、ST12の判定は「NO」
であり、もし通常の入賞が成立していれば、ST20の
判定が「YES」であり、CPU41は、メダル払出機
6を作動させてメダルの配当を行う(ST21)。も
し、特別入賞も特別入賞以外の入賞も成立していなけれ
ば、ST12,20がともに「NO」であり、一連の動
作が終了する。
【0045】前記した抽選処理の結果、特別入賞の抽選
当たりがあったにもかかわらず、特別入賞が成立しなか
った場合は、特別入賞フラグFGは以降のゲームに持ち
越されることになる。そして、つぎのゲームでは、ST
3の判定が「YES」となり、ST4〜7がスキップさ
れる。
【0046】なお、上記実施例では、前記フィルタ部5
3として、複数の透光領域61a〜61dが等角度毎に
設けられた筒状体を用いているが、これに限らず、複数
の透光領域61a〜61dを所定幅毎に設けた板状体を
用いることもでき、この場合は、前記板状体を往復動可
能に配備することになる。また、この発明は、上記した
スロットマシンに限らず、シンボル可変表示装置を備え
たものであれば、パチンコ機などにも実施できる。
【0047】
【発明の効果】この発明は上記の如く、シンボル列の視
野領域に向けて照明光を照射する光源部と、透光特性の
異なる複数の透光領域を有するフィルタ部と、前記フィ
ルタ部の各透光領域を照明光の光路を遮るように移動さ
せかつ前記光路上に停止させることが可能な駆動制御部
とでシンボル列の照明装置を構成したから、種々の照明
方法を実現でき、また、限られたスペースであっても照
明装置を設置することが可能である。さらに、照明の頻
繁な切換に際し、光源をオン、オフする必要がないか
ら、光源の故障や消耗が少なく、ゲームの進行速度が速
くても、ゲームに追随動作させることができる。
【0048】請求項2の発明では、光源と、照明光の照
射方向に開口部が位置するよう光源の外周に配置される
遮光カバーとで光源部を構成したから、シンボル表示窓
より見えるシンボル列の視野領域に向けて照明光を照射
できる。
【0049】請求項3の発明では、前記フィルタ部は、
複数の透光領域が等角度毎に設けられた筒状体をもって
構成し、前記光源部の外周に回動自由に配備したから、
照明装置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外
観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図4】照明装置の配置を示す側面図である。
【図5】扉部への照明装置の取付状態を示す斜視図であ
る。
【図6】照明装置の構成を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】スロットマシンの電気的な構成を示すブロック
図である。
【図9】スロットマシンの制御の流れを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 10 シンボル可変表示装置 40 制御装置 52 光源部 53 フィルタ部 54 駆動制御部 55 光源 56 遮光カバー 61a〜61d 透光領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定個数のシンボルより成るシンボル列
    を移動または停止させた状態でシンボル表示窓に表示す
    るシンボル可変表示装置と、前記シンボル表示窓より見
    える前記シンボル列の視野領域に照明を施す照明装置と
    を有し、 前記照明装置は、前記シンボル列の視野領域に向けて照
    明光を照射する光源部と、透光特性の異なる複数の透光
    領域を有するフィルタ部と、前記フィルタ部の各透光領
    域を照明光の光路を遮るように移動させかつ前記光路上
    に停止させることが可能な駆動制御部とで構成されて成
    るシンボル可変表示遊技機。
  2. 【請求項2】 前記光源部は、光源と、照明光の照射方
    向に開口部が位置するよう光源の外周に配置される遮光
    カバーとから成る請求項1に記載されたシンボル可変表
    示遊技機。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ部は、複数の透光領域が等
    角度毎に設けられた筒状体であり、前記光源部の外周に
    回動自由に配備されている請求項1に記載されたシンボ
    ル可変表示遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230215A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Samii Kk スロットマシンのリール照光装置
JP2008279111A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2009095406A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Olympia:Kk 回転灯装置及びこの回転灯装置を備えた遊技機

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