JP3746904B2 - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、所定個数のシンボルより成るシンボル列をシンボル表示窓に移動させて表示した後に、シンボル列の移動を停止させて、いずれかのシンボルをシンボル表示窓に表示することをゲーム内容とするスロットマシンのようなシンボル可変表示遊技機に関し、特に、この発明は、シンボル表示窓より見えるシンボル列の視野領域に照明を施すための照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なスロットマシンでは、前面の正面パネルに3個のシンボル表示窓が並列して設けてあり、機体の内部の各シンボル表示窓の位置には、3個のリールがそれぞれ配置されている。各リールは個別に回転させることが可能であり、リール停止時には、リール外周面の3駒分のシンボルが各シンボル表示窓を通して前面より視認できる。
【0003】
前記の各シンボルは、数字,図柄などで構成され、リール枠の外周面に貼着される帯状シートの表面に、シルクスクリーン印刷により所定個数のシンボルより成るシンボル列が表されている。
前記正面パネルの裏側には、蛍光灯より成るリール照明装置が配置され、シンボル表示窓より見えるリールの外周面の視野領域に斜め上方より照明を施す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近のスロットマシンは、遊技内容が複雑化しかつ多様化しており、そのために、リールの外周面に対して、種々の照明を施すことが求められている。
たとえば、リールに対して複数種の色照明を施す場合、照明光の色彩が異なる複数の蛍光灯を用意する必要があるが、正面パネルの裏側の限られたスペースに複数の蛍光灯を配置することになるため、他の構成部材などの配置に制約を受けるという問題がある。
【0005】
また、照明光の色彩を切り替えるには、各蛍光灯の点灯および消灯を頻繁に行う必要があり、蛍光灯の故障を招くばかりでなく、いずれかの蛍光灯が切れると、稼動に支障が生じ、蛍光灯のメンテナンスに多大の手数を要する。
しかも、蛍光灯の場合、点灯と消灯との切替えの追随性が悪いため、ゲームの進行速度が速いと、これに追随動作し得ず、実用に耐えないものとなる。
さらに、照明光の光量を変化させることにより遊技内容の複雑化や多様化に適応させる場合は、蛍光灯の点灯回路に調光回路を付加する必要があり、しかも、調光を頻繁に行うと、蛍光灯の消耗が著しいという問題がある。
【0006】
この発明は、光源の点灯と消灯とを切り替える方式をやめ、照明光の光路上でフィルタ部を移動させることにより、上記した設置スペースの問題、故障やメンテナンスの問題、ゲームへの追随性の問題、および光源の消耗の問題を一挙に解消したシンボル可変表示遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のシンボル可変表示遊技機は、機体の前面に、シンボル表示窓を有する正面パネルが設けられ、機体の内部には、所定個数のシンボルより成るシンボル列を移動させた状態または停止させた状態で前記シンボル表示窓を通して見せるシンボル可変表示装置と、前記シンボル表示窓より見える前記シンボル列の視野領域に対して前記正面パネルの裏側の斜め上方より照明を施す照明装置とが設けられたものである。前記照明装置は、前記シンボル列の視野領域に向けて照明光を照射する光源部と、透光特性の異なる複数の透光領域を有するフィルタ部と、ゲームの進行状態に応じて前記フィルタ部を移動させて各透光領域を照明光の光路を遮るように通過させることおよびいずれかの透光領域を前記光路上に停止させることが可能な駆動制御部とで構成されている。
【0008】
請求項2の発明では、前記光源部は、光源と、照明光の照射方向に開口部が位置するよう光源の外周に配置される遮光カバーとから成る。
【0009】
請求項3の発明では、前記フィルタ部は、複数の透光領域が等角度毎に設けられた筒状体であり、前記光源部の外周に回動自由に配備されている。
【0010】
【作用】
ゲームの進行状態に応じて駆動制御部がフィルタ部を移動させ、照明光の光路上にいずれかの透光領域を停止させたり、複数の透光領域を繰り返し通過させたりする。これにより、光源部からの照明光はフィルタ部のいずれかの透光領域を透過し、その透過光がシンボル列の視野領域に照射される。
【0011】
請求項2のシンボル可変表示遊技機では、光源より発せられた光は、遮光カバーの開口部を通ってシンボル列の視野領域へ向かう。
【0012】
請求項3のシンボル可変表示遊技機では、筒状体のフィルタ部を回動させることにより、複数の透光領域が照明光の光路上を通過する。
【0013】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例であるスロットマシンの外観を示す。
このスロットマシン1は、ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて機体1が構成される。前記本体部2の中空内部には、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や制御装置などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル放出機6が、それぞれ組み込まれている。
【0014】
前記リールブロック4は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cは、リール本体の外周部に帯状シートが貼設されたものである。
前記帯状シートには、図柄、文字、数字などの所定個数のシンボルより成るシンボル列ががシルクスクリーン印刷により表されている。シンボル列の幾つかのシンボルは、入賞や特別入賞を成立させるための入賞シンボルや特別入賞シンボルを構成する。
【0015】
リールブロック4には、各リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cが組み付けてあり、3個のリール8a,8b,8cとともにシンボル可変表示装置10を構成する。なお、シンボル可変表示装置10は、上記したリール8a,8b,8cを用いたものに限らず、ベルトを用いたものであってもよい。
【0016】
前記扉部3の前面は、各リール8a,8b,8cのシンボルを表示するためのシンボル表示窓20a,20b,20cを有する正面パネル11と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル12および下部パネル13とで構成されている。
正面パネル11の下方には、始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、およびメダル投入口16が、また下部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。メダル投入口16はメダルの投入を受け付ける部分である。始動レバー14は3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させるためのものである。3個の停止釦スイッチ15a,15b,15cは対応するリール8a,8b,8cを個別に停止させるためのものである。
【0017】
正面パネル11の板面中央には、図3に示すように、カラー印刷層で囲まれた無着色で透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個、横一列に並設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後位置には、前記リールブロック4の各リール8a,8b,8cが、外周面をシンボル表示窓20a,20b,20cに向けて、配置される。
各シンボル表示窓20a,20b,20cは、横方向の長さが、各リール8a,8b,8cが見えるように、また、縦方向の長さが、リール停止時に、3駒分のシンボルが見えるように、それぞれ縦に長い矩形状に形成されている。
【0018】
正面パネル11の表面には、シンボル表示窓20a,20b,20cより見える各リール8a,8b,8cの3駒分のシンボルを横方向に結ぶ上下3段の3本の水平な入賞ラインL1〜L3と、各リール8a,8b,8cの3駒分のシンボルを対角方向に結ぶ左下がりおよび右下がりの2本の斜めの入賞ラインL4,L5とが表されている。リール停止時、これら5本の入賞ラインL1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整列する。
【0019】
これら入賞ラインL1〜L5は、メダル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれば、中央の水平な入賞ラインL1が有効化される。メダルの投入枚数が2枚であれば、3本の水平な入賞ラインL1〜L3が有効化される。メダルの投入枚数が3枚であれば、5本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。なお、図3において、50は後述する照明装置である。
【0020】
このスロットマシンでは、複数枚のメダルを予めメダル投入口16より投入して機械に貯留しておき、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわゆるクレジットのゲーム方式が採用されている。そのために、扉部3の前面には、機械に貯留されたメダルの枚数をデジタル表示する貯留枚数表示器32、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚数を選択してゲームを開始させる3種類のベット釦スイッチ33,34,35、および貯留メダルの精算を指示するための精算スイッチ36などが設けてある。
【0021】
第1のベット釦スイッチ33を押操作すると、3枚の貯留メダルが使用され、5本の入賞ラインL1〜L5が有効化される。第2のベット釦スイッチ34を押操作すると、2枚の貯留メダルが使用され、3本の入賞ラインL1〜L3が有効化される。第3のベット釦スイッチ35を押操作すると、1枚の貯留メダルが使用され、1本の停止ラインL1が有効化される。
【0022】
この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式とを遊技者が選択できるようになっている。そのために、いずれか一方のゲーム方式を選択するための切換スイッチ37が設けてある。
【0023】
このスロットマシンでは、メダル投入口16へのメダルの投入またはベット釦スイッチ33,34,35の操作で、いずれかの入賞ラインを有効化させた後、始動レバー14を操作すると、機械内部で抽選処理が行われる。その後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが押操作されたとき、抽選当たりであれば、前記内部抽選処理の抽選結果に基づく入賞シンボルや特別入賞シンボルが、有効化された入賞ライン上に停止するよう、各リール8a,8b,8cの停止動作が制御される。
【0024】
前記抽選処理は、乱数発生器が発生する乱数をサンプリングして、そのサンプリングされた乱数値が所定の範囲内の値であるかどうかを判断することにより、特別入賞シンボルやそれ以外の入賞シンボルについての抽選当たりであるかどうかを決定する。なお、この種の抽選処理は公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0025】
前記扉部3の背面には、図4および図5に示すように、正面パネル11の内側位置に、この発明の特徴をなす照明装置50が取り付けられている。この実施例の照明装置50は、3個のシンボル表示窓20a,20b,20cより見えるシンボル列の視野領域、すなわち3個のリール8a,8b,8cの外周面の前面部分に対して斜め上方より複数種の色照明を施すためのもので、図5〜図7に示すように、基板51の上面に、光源部52と、光源部52から光を通過させて異なる色彩の照明光を生成する筒状のフィルタ部53と、フィルタ部53の回動および停止を制御する駆動制御部54とが組み込まれて成る。
【0026】
前記光源部52は、蛍光灯より成る光源55と、この光源55を全長にわたって取り囲むように光源55の外周に配備される筒状の遮光カバー56とで構成される。
前記光源55は、基板51上に取り付けられた左右一対のソケット57,57に両端が支持される。なお、光源55は、蛍光灯に限らず、ネオン管、陰極線管などを用いることもできる。また、光源55は、3個のリール8a,8b,8cの外周面に均一な照明を施すために長尺状のものが適するが、必ずしも、長尺状のものである必要はない。
【0027】
前記遮光カバー56は、基板51上の各ソケット57の内側位置にそれぞれ配設された左右一対のブラケット58,58に両端部が一体に支持される。この遮光カバー56には、光源55が発した光をリール8a,8b,8cの方向へ導くための矩形状の開口部59が90度の角度範囲にわたって形成されている。
【0028】
前記フィルタ部53の両端部には、前記ブラケット58,58に回動自由に支持された従動歯車60,60が装着されている。フィルタ部53は、透光特性の異なる複数の透光領域61a〜61dを有しており、フィルタ部53が回動することにより、各透光領域61a〜61dが前記遮光カバー56の開口部59に順次重なって、照明光の光路dを形成するようになっている。
【0029】
この実施例では、赤色のフィルタ、緑色のフィルタ、青色のフィルタ、および無色透明のフィルタより成る4個の透光領域61a〜61dが、それぞれ90度の角度範囲にわたって設けてある。光源部52からの光が各透光領域61a〜61dを通過することで、赤色、緑色、青色、および白色の各照明光が生成される。
なお、前記遮光カバー56の開口部59に2個の透光領域が跨るように定位させれば、加色混合された色の照明光が生成できる。
また、各透光領域61a〜61dは、同一色であって、光の透過率の異なるフィルタをもって構成してもよい。この場合は、光源部52からの光が各透光領域61a〜61dを通過することにより、光量の異なる同一色の照明光が生成される。
さらに、異なる色フィルタより成る透光領域を長さ方向に3分割して配置し、これによりリール別に異なる色の照明光を生成することもでき、さらにまた、加色混合された色の照明光を主として用いる場合には、異なる色フィルタより成る透光領域を螺旋状に配置することもできる。
【0030】
前記駆動制御部54は、フィルタ部53を回動させたり、所定の角度位置に停止させたりするためのもので、各透光領域61a〜61dを遮光カバー56の開口部59と重なるよう位置決めすることで、各種色彩の照明光を生成する。この駆動制御部54は、駆動源としてのステッピングモータ62と、ステッピングモータ62の回動をフィルタ部53に伝達するための伝達機構63と、フィルタ部53の回動基準位置を検出するための位置検出機構64と、この位置検出機構64からの基準信号に基づきフィルタ部53の回動角度を検出してステッピングモータ62の駆動を制御する制御装置40(図8に示す。)とで構成される。
【0031】
前記伝達機構63は、この実施例では、ステッピングモータ62のモータ軸に装着された駆動歯車65と、前記フィルタ部53の端部に装着された従動歯車60とで構成され、ステッピングモータ62を駆動することにより、フィルタ部53を駆動歯車65と噛み合う従動歯車60と一体に回動させる。前記ステッピングモータ62は、与えられる駆動パルスの数に応じた角度だけ回動するもので、前記基準信号をリセット信号として駆動パルスの数をカウンタで計数することにより、その計数値からフィルタ部53の回動角度が求まる。
なお、伝達機構63は、歯車機構に代えて、ベルト機構を用いることも可能である。
【0032】
前記位置検出機構64は、フィルタ部53の端部に突設された突片66と、基板51の上面に取り付けられた光電センサ67とで構成される。この実施例では、前記光電センサ67として、投光器と受光器とが溝を隔てて対向させた光透過型の光電センサが用いてあり、前記フィルタ部53が回動したとき、前記突片66が投光器と受光器との間を通過するようになっている。この突片66の通過により光電センサ67は前記基準信号を生成して出力する。
【0033】
図8は、上記したスロットマシンの電気的な構成を示す。
同図中、40はマイクロコンピュータより成る制御装置であり、制御、演算の主体であるCPU41、プログラムや固定データが格納されるROM42、データの読み書きに用いられるRAM43の他に、タイマ45や乱数発生器44を含む。
【0034】
前記CPU41には、バス49を介して、各リール8a,8b,8c,8dの駆動源であるステッピングモータ9a,9b,9c、メダル払出機6、貯留枚数表示器32、照明装置50、フィルタ部52を駆動するステッピングモータなどの出力各部や、メダル検知センサ46、始動レバー14、3種類のベット釦スイッチ33,34,35、3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、精算スイッチ36、切換スイッチ37、光電センサ67などの入力各部が接続されている。
前記CPU41は、ROM42に格納されたプログラムに従ってRAM43に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力各部の動作を一連に制御する他、前記乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングして各種の内部抽選処理を実行する。
【0035】
前記メダル払出機6は、精算スイッチ36が操作されたときなどに駆動し、貯留枚数表示器32に表示された枚数のメダルをメダル放出口17よりメダル受け皿18へ払い戻す。メダル検知センサ49は、メダル投入口16に投入されたメダルを検知してメダル検知信号を出力する。
【0036】
図9は、前記制御装置40による制御の流れを示す。なお図中、STは、一連の制御の流れにおける各ステップを意味する。
同図のスタート時点では、電源の投入により照明装置50の光源55が点灯し、フィルタ部53の無色透明のフィルタより成る透光領域61dが照明光の光路上に停止する。これによりリール8a,8b,8cには白色照明が施される。
【0037】
ST1では、CPU41は、遊技者によるゲーム開始操作に待機する。遊技者がメダル投入口16へメダルを投入するか、いずれかのベット釦スイッチ33,34,35を押操作した後、始動レバー14を操作すると、ST1の判定が「YES」であり、CPU41は、3個のリール8a,8b,8cを一斉に回転させる(ST2)。
【0038】
つぎのST3では、CPU41は、特別入賞フラグFGが「1」にセットされているかどうかを判定する。この場合、ST3の判定は「NO」であるから、ST4へ進み、CPU41は、乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより内部抽選処理を実行する。
【0039】
この内部抽選処理の結果、特別入賞に関わる抽選当たりがあると、ST5の判定が「YES」となり、CPU41は、前記特別入賞フラグFGを「1」にセットした後、照明装置50のステッピングモータ62を駆動してフィルタ部53を回動させ、赤色のフィルタより成る透光領域61aを照明光の光路上に一定時間停止させる。これにより、リール8a,8b,8cには、一定時間だけ赤色の照明が施され、遊技者は、この赤色照明を見て特別入賞の抽選当たりがあったことを知る。
内部抽選処理の結果、特別入賞に関わる抽選当たりがなければ、ST5の判定は「NO」であり、ST6,7はスキップされるので、リール8a,8b,8cに対して白色照明の状態が保持される。
【0040】
つぎに、遊技者が停止釦スイッチ15a,15b,15cのいずれかを押操作すると、ST8の判定が「YES」となり、対応するリールが回転を停止する(ST9)。この場合、前記抽選処理により抽選当たりがあったとき、抽選結果に基づく入賞シンボルや特別入賞シンボルが、有効化された入賞ライン上に停止するよう、リールの停止動作が制御される。
【0041】
この停止操作が3個のリール8a,8b,8cについて実行されると、ST10の判定が「YES」となり、CPU41は、有効化された入賞ライン上に、特別入賞シンボルや通常の入賞シンボルの組み合わせが成立したかどうかの判定を行う(ST11)。
入賞判定の結果、もし特別入賞が成立していれば、ST12の判定が「YES」であり、CPU41は、照明装置50のステッピングモータ62を駆動してフィルタ部53を連続回転させることにより、リール8a,8b,8cに対して多色照明を施し、これにより遊技者に特別入賞の成立を報知する(ST13)。つぎに、CPU41は、タイマ45をスタートさせると共に、メダル払出機6を作動させてメダルの配当を行い、タイマ45のタイムアップに待機する(ST14〜16)。
【0042】
この実施例では、特別入賞として「ビッグボーナス」と称される大当たりの特別入賞と、「レギュラーボーナス」と称される通常当たりの特別入賞とが設定されており、ST16で前記タイマ45のタイムアップが判定されると、もし「ビッグボ−ナス」についての特別入賞であれば、ST17の判定が「YES」であり、CPU41は、フィルタ部53の赤色のフィルタより成る透光領域61aを照明光の光路上に停止させて、多色照明から赤色照明へ切り換えた後、「ビッグボーナス」のボーナスゲームへ移行する(ST18)。
【0043】
もし「レギュラーボーナス」についての特別入賞であれば、ST17の判定が「NO」であり、CPU41は、フィルタ部53の青色または緑色のフィルタより成る透光領域61b,61cを照明光の光路上に停止させて、多色照明から青色または緑色照明へ切り換えた後、「レギュラーボーナス」のボーナスゲームへ移行する(ST19)。
【0044】
前記ST11の入賞判定の結果、もし特別入賞が成立していなければ、ST12の判定は「NO」であり、もし通常の入賞が成立していれば、ST20の判定が「YES」であり、CPU41は、メダル払出機6を作動させてメダルの配当を行う(ST21)。もし、特別入賞も特別入賞以外の入賞も成立していなければ、ST12,20がともに「NO」であり、一連の動作が終了する。
【0045】
前記した抽選処理の結果、特別入賞の抽選当たりがあったにもかかわらず、特別入賞が成立しなかった場合は、特別入賞フラグFGは以降のゲームに持ち越されることになる。そして、つぎのゲームでは、ST3の判定が「YES」となり、ST4〜7がスキップされる。
【0046】
なお、上記実施例では、前記フィルタ部53として、複数の透光領域61a〜61dが等角度毎に設けられた筒状体を用いているが、これに限らず、複数の透光領域61a〜61dを所定幅毎に設けた板状体を用いることもでき、この場合は、前記板状体を往復動可能に配備することになる。
また、この発明は、上記したスロットマシンに限らず、シンボル可変表示装置を備えたものであれば、パチンコ機などにも実施できる。
【0047】
【発明の効果】
この発明は上記の如く、シンボル列の視野領域に向けて斜め上方より照明光を照射する光源部と、透光特性の異なる複数の透光領域を有するフィルタ部と、ゲームの進行状態に応じて前記フィルタ部を移動させて各透光領域を照明光の光路を遮るように通過させることおよびいずれかの透光領域を前記光路上に停止させることが可能な駆動制御部とでシンボル列の照明装置を構成したから、種々の照明方法を実現でき、また、限られたスペースであっても照明装置を設置することが可能である。
さらに、照明の頻繁な切換に際し、光源をオン、オフする必要がないから、光源の故障や消耗が少なく、ゲームの進行速度が速くても、ゲームに追随動作させることができる。
【0048】
請求項2の発明では、光源と、照明光の照射方向に開口部が位置するよう光源の外周に配置される遮光カバーとで光源部を構成したから、シンボル表示窓より見えるシンボル列の視野領域に向けて照明光を照射できる。
【0049】
請求項3の発明では、前記フィルタ部は、複数の透光領域が等角度毎に設けられた筒状体をもって構成し、前記光源部の外周に回動自由に配備したから、照明装置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図である。
【図3】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図4】照明装置の配置を示す側面図である。
【図5】扉部への照明装置の取付状態を示す斜視図である。
【図6】照明装置の構成を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図である。
【図9】スロットマシンの制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール
10 シンボル可変表示装置
40 制御装置
52 光源部
53 フィルタ部
54 駆動制御部
55 光源
56 遮光カバー
61a〜61d 透光領域

Claims (3)

  1. 機体の前面に、シンボル表示窓を有する正面パネルが設けられ、機体の内部には、所定個数のシンボルより成るシンボル列を移動させた状態または停止させた状態で前記シンボル表示窓を通して見せるシンボル可変表示装置と、前記シンボル表示窓より見える前記シンボル列の視野領域に対して前記正面パネルの裏側の斜め上方より照明を施す照明装置とが設けられており
    前記照明装置は、前記シンボル列の視野領域に向けて照明光を照射する光源部と、透光特性の異なる複数の透光領域を有するフィルタ部と、ゲームの進行状態に応じて前記フィルタ部を移動させて各透光領域を照明光の光路を遮るように通過させることおよびいずれかの透光領域を前記光路上に停止させることが可能な駆動制御部とで構成されて成るシンボル可変表示遊技機。
  2. 前記光源部は、光源と、照明光の照射方向に開口部が位置するよう光源の外周に配置される遮光カバーとから成る請求項1に記載されたシンボル可変表示遊技機。
  3. 前記フィルタ部は、複数の透光領域が等角度毎に設けられた筒状体であり、前記光源部の外周に回動自由に配備されている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊技機。
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