JP2005230176A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ストックされた大当り数が少なくても稼働率を向上できる遊技機を提供。
【解決手段】 図に示すように、遊技機には、遊技機の制御を統括する主制御基板31が具備されている。そして、主制御基板31は、始動口センサから始動信号が入力されると、予め設定された大当り確率で大当り判定を行なう。そして、大当りと判定されると、その大当りをストックするとともに、予め設定されたストック払出確率で、ストックされた大当りを遊技者に提供するか否かの判定を行う。ここで、大当りを提供すると判定されると大当り遊技が開始される。尚、ユーザI/F45からの操作により、大当り確率を設定i(i=1,2,3,4,5,6)に設定可能であるとともに、ストック払出確率を設定j(j=1,2,3,4,5,6)に設定可能である。また、ストック表示装置29は、ストックされた大当り数を、予め設定された所定値に対する比率として表示する。
【選択図】図2
【解決手段】 図に示すように、遊技機には、遊技機の制御を統括する主制御基板31が具備されている。そして、主制御基板31は、始動口センサから始動信号が入力されると、予め設定された大当り確率で大当り判定を行なう。そして、大当りと判定されると、その大当りをストックするとともに、予め設定されたストック払出確率で、ストックされた大当りを遊技者に提供するか否かの判定を行う。ここで、大当りを提供すると判定されると大当り遊技が開始される。尚、ユーザI/F45からの操作により、大当り確率を設定i(i=1,2,3,4,5,6)に設定可能であるとともに、ストック払出確率を設定j(j=1,2,3,4,5,6)に設定可能である。また、ストック表示装置29は、ストックされた大当り数を、予め設定された所定値に対する比率として表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、遊技媒体を用いて遊技者に遊技を提供する遊技機に関する。
従来より、パチンコ機,スロット機などの遊技機は、一般的に、遊技に連動して大当りか否かを抽選し、その抽選結果が大当りである場合には、多くのパチンコ球(賞球)やメダルを獲得可能な大当り遊技を遊技者に提供するように設定されている。
例えば、パチンコ機では、始動入賞口にパチンコ球が入賞することにより始動信号が出力され、この始動信号に基づいて大当りか否かの抽選を行っている。そして、大当りとなると、遊技者は、一回の大当り遊技で2000個程度の賞球を獲得できる。
ところで、遊技性を向上させたパチンコ機として、始動信号に基づいて行われる所定の第1抽選確率の第1抽選における大当りを累積(以降、ストックとも称す)し、遊技者によって遊技が行われていることを検知することによって行う所定の第2抽選確率の第2抽選に基づいて、累積(ストック)された回数分の大当り遊技を提供するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、大当り遊技が提供されるまでには多くのパチンコ球を費やす可能性があるが、大当り遊技が一旦提供されると、ストックされた大当り回数(以降、ストック数と称す)分の多量の賞球を一度に獲得できるという遊技性を有するパチンコ機である。
また、遊技客にストック数を明確に認識させるために、ストック数を表示するストック表示部を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−236147号公報
特開2003−79820号公報
しかし、上記特許文献1,特許文献2の遊技機では、ストック数の少ないパチンコ機よりも、ストック数の多いパチンコ機で遊技する方が、遊技客にとって有利である。なぜならば、大当り遊技が提供されるか否かを決定する第2抽選確率はストック数にかかわらず同一であるのに対して、大当りになったときに提供される大当り回数は、ストック数が多いパチンコ機のほうが多いからである。そこで、遊技客は、ストック表示部に表示されたストック数を確認して、ストック数が多いパチンコ機を優先的に選択するようになる。
このため、ストック数の少ないパチンコ機で遊技しようとする遊技客が少なくなり、このようなパチンコ機の稼働率が低下するという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ストック数が少なくても稼働率を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ストック数が少なくても稼働率を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、予め設定された第1抽選条件が成立すると、予め設定された第1抽選確率で抽選を行う第1抽選手段と、第1抽選手段による抽選結果に従って、遊技者にとって有利な大当り遊技を行うための大当り権利を発生させ、発生した大当り権利を累積する大当り権利発生手段と、予め設定された第2抽選条件が成立すると、予め設定された第2抽選確率で抽選を行う第2抽選手段と、第2抽選手段による抽選結果に従って、大当り権利発生手段により累積された大当り権利の数である累積権利数に応じた回数の大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、を備えた遊技機であって、予め設定された第1外部操作に基づいて、第1抽選確率の値を設定する第1抽選確率設定手段と、予め設定された第2外部操作に基づいて、第2抽選確率の値を設定する第2抽選確率設定手段と、累積権利数を、予め設定された第1所定値に対する比率で表示する累積権利数表示手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、予め設定された第1抽選条件が成立すると、第1抽選手段が予め設定された第1抽選確率で抽選を行う。そして、大当り権利発生手段が、第1抽選手段による抽選結果に従って、大当り権利を発生させ、発生した大当り権利を累積する。一方、予め設定された第2抽選条件が成立すると、第2抽選手段が予め設定された第2抽選確率で抽選を行う。そして、大当り遊技提供手段は、第2抽選手段による抽選結果に従って、累積権利数に応じた回数の大当り遊技を遊技者に対して提供する。また、予め設定された第1外部操作が行われると、第1抽選確率設定手段は、第1外部操作に基づいて第1抽選確率の値を設定する。一方、予め設定された第2外部操作が行われると、第2抽選確率設定手段は、第2外部操作に基づいて第2抽選確率の値を設定する。更に、累積権利数表示手段は、累積権利数を、予め設定された第1所定値に対する比率(以降、累積権利数比率と称す)で表示する。
即ち、遊技機毎に、第1抽選確率と第2抽選確率とをそれぞれ別々に設定することが可能である。例えば、「第1抽選確率が低いが第2抽選確率は高い」、「第1抽選確率が高いが第2抽選確率は低い」等というように、遊技機毎に、第1抽選確率と第2抽選確率とを様々な組み合わせで設定することができる。
つまり、累積権利数が少ない遊技機において第1抽選確率が高く設定されることがあれば、逆に、累積権利数が多い遊技機において第1抽選確率が低く設定されることもある。従って、累積権利数が少ない遊技機で遊技することが遊技客にとって不利になるとは限らなくなる。
このため、累積権利数比率に基づいて、累積権利数の少ないパチンコ機で遊技しようとする遊技客も現れ、累積権利数が少ない遊技機の稼働率が向上する。
但し、累積権利数の少ない遊技機の中でも特に累積権利数が少ない遊技機、つまり、累積権利数が1,2回のような遊技機で遊技すると、大当りしても2,3回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ない。しかし、累積権利数表示手段は、累積権利数を累積権利数比率で表示するために、遊技客が累積権利数比率を確認しても、実際の累積権利数が1,2回程度の少ない数であるのか、例えば6,7回程度の比較的多い数であるのか判断が困難になる。
但し、累積権利数の少ない遊技機の中でも特に累積権利数が少ない遊技機、つまり、累積権利数が1,2回のような遊技機で遊技すると、大当りしても2,3回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ない。しかし、累積権利数表示手段は、累積権利数を累積権利数比率で表示するために、遊技客が累積権利数比率を確認しても、実際の累積権利数が1,2回程度の少ない数であるのか、例えば6,7回程度の比較的多い数であるのか判断が困難になる。
このため、累積権利数が1,2回のように少ない遊技機で遊技する遊技客が現れ、このような遊技機での稼働率が向上する。
また、本発明の遊技機では、予め設定された第3外部操作に基づいて、第1所定値を設定する第1所定値設定手段を備えるようにしてもよい。
また、本発明の遊技機では、予め設定された第3外部操作に基づいて、第1所定値を設定する第1所定値設定手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、遊技店側で、遊技機毎に異なる第1所定値を設定することが可能である。
このため、遊技店の開店前に第1所定値を設定することで、開店時に第1所定値以上の累積権利数を有する遊技機が存在しないようにすることができる。つまり、開店時において、大当り権利数が多く累積されている遊技機が何れであるかを遊技客に分かり難くすることができる。但し、前日の閉店時間近くまで遊技を行っていた遊技客は、前日において、累積権利数が多い状態で終了した遊技機が何れであるかが分かるため、そのような遊技客が開店時に来店すると有利になる。即ち、毎日来店する遊技客を増やすことができる。
このため、遊技店の開店前に第1所定値を設定することで、開店時に第1所定値以上の累積権利数を有する遊技機が存在しないようにすることができる。つまり、開店時において、大当り権利数が多く累積されている遊技機が何れであるかを遊技客に分かり難くすることができる。但し、前日の閉店時間近くまで遊技を行っていた遊技客は、前日において、累積権利数が多い状態で終了した遊技機が何れであるかが分かるため、そのような遊技客が開店時に来店すると有利になる。即ち、毎日来店する遊技客を増やすことができる。
また、本発明の遊技機では、累積権利数が予め設定された第2所定値以上である場合に、第1抽選確率の値を表示する第1抽選確率表示手段を備えるようにしてもよい。尚、上記第2所定値は、例えば「20」といったように、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できる累積権利数の値とするとよい。
このように構成された遊技機によれば、累積権利数が第2所定値以上になると、第1抽選確率表示手段が第1抽選確率の値を表示する。このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ち、例えば、低い第1抽選確率が表示された場合には遊技を取り止め、高い第1抽選確率が表示された場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、本発明の遊技機では、累積権利数が予め設定された第3所定値以上である場合に、第1所定値を表示する第1所定値表示手段を備えるようにしてもよい。尚、上記第3所定値は、例えば「20」といったように、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できる累積権利数の値とするとよい。
このように構成された遊技機によれば、累積権利数が第3所定値以上になると、第1所定値表示手段が第1所定値の値を表示する。このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ち、第1所定値が表示されることによって累積権利数を正確に知ることができるので、例えば、累積権利数が少ない場合には遊技を取り止め、累積権利数が多い場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、本発明の遊技機では、累積権利数が予め設定された第4所定値以上である場合に、第2抽選確率の値を表示する第2抽選確率表示手段を備えるにしてもよい。尚、上記第4所定値は、例えば「20」といったように、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できる累積権利数の値とするとよい。
このように構成された遊技機によれば、累積権利数が第4所定値以上になると、第2抽選確率表示手段が第2抽選確率の値を表示する。このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ち、例えば、低い第2抽選確率が表示された場合には遊技を取り止め、高い第2抽選確率が表示された場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、本発明の遊技機では、大当り権利発生手段により大当り権利が累積される毎に、その旨を報知する報知手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、遊技客は、当該遊技機で遊技している間に累積された大当り権利の数を知ることができる。このため、遊技客は、遊技中に累積された大当り権利数に応じて変化した累積権利数比率の値によって、第1所定値を推測することができる。即ち、同じ遊技機で継続して遊技する程、累積権利数をより正確に推測することができる。このため、同じ遊技機で継続して遊技する遊技客が増加し、遊技機の稼働率を向上させることができる。
このように構成された遊技機によれば、遊技客は、当該遊技機で遊技している間に累積された大当り権利の数を知ることができる。このため、遊技客は、遊技中に累積された大当り権利数に応じて変化した累積権利数比率の値によって、第1所定値を推測することができる。即ち、同じ遊技機で継続して遊技する程、累積権利数をより正確に推測することができる。このため、同じ遊技機で継続して遊技する遊技客が増加し、遊技機の稼働率を向上させることができる。
ところで、上述のように、累積権利数が0回の遊技機で遊技すると、大当りしても1回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ない。
そこで、本発明の遊技機では、大当り遊技提供手段は、第2抽選手段による抽選結果に従って、遊技者に対して提供すべき大当り遊技の回数である大当り提供回数を決定し、累積権利数が、大当り提供回数の最大値より大きく設定された第5所定値以下の場合には、大当り提供回数から累積権利数に応じて低減した回数の大当り遊技を遊技者に対して提供し、累積権利数が第5所定値より大きい場合には、大当り提供回数の大当り遊技を遊技者に対して提供するようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、大当り遊技提供手段が大当り遊技を提供した後に、累積権利数が0になるという状況の発生を抑制できる。このため、遊技機の稼働率の低下を抑制できる。
以下に本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、遊技機1の正面図である。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、遊技機1の正面図である。
遊技機1は、図1に示すように、当該遊技機1の筐体である外枠3と、開閉自在に外枠3に取り付けられた内枠5とを備えている。
そして、内枠5には、遊技者に遊技を提供する遊技盤7と、遊技盤7上に遊技球を発射するためのハンドル9と、遊技盤7における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出される遊技球(賞品球)を貯留する上受け皿11と、上受け皿11から排出される遊技球を受ける下受け皿13とが設けられている。
そして、内枠5には、遊技者に遊技を提供する遊技盤7と、遊技盤7上に遊技球を発射するためのハンドル9と、遊技盤7における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出される遊技球(賞品球)を貯留する上受け皿11と、上受け皿11から排出される遊技球を受ける下受け皿13とが設けられている。
ここで、遊技盤7には、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)からなり、数字や模様を要素とした3つの特別図柄などの画像を表示するディスプレイ15と、特別図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの特別図柄保留ランプ17と、特別図柄の変動表示を開始させるために、遊技者が遊技球を投入する始動入賞装置19と、大当り遊技時に開放され、大量の賞品球を獲得可能な可動入賞装置21とが設けられている。尚、4つの特別図柄保留ランプ17は、特別図柄の変動表示の保留数(本実施形態では、最大4つまで)と同じ数だけ点灯される。また、始動入賞装置19は、所謂、チューリップ式からなり、図中左右方向に開閉動作する1対の可動片191を備えている。そして、可動入賞装置21は、図中手前方向に傾倒動作して当該可動入賞装置21の入賞口を開放する開閉板211を備えている。
また、遊技盤7には、7セグメントLEDを備えた数字表示器からなり、1桁の数字からなる普通図柄(本実施形態では、0〜9の数字)を変動表示する普通図柄表示装置23と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ25と、遊技球の通過を検出する1対の始動ゲート27と、後述のストック比率を表示するストック表示装置29とが設けられている。尚、4つの普通図柄保留ランプ25は、特別図柄保留ランプ17と同じように、普通図柄の変動表示の保留数(本実施形態では、最大4つまで)と同じ数だけ点灯される。また、普通図柄表示装置23は、遊技球が始動ゲート27を通過すると、普通図柄(本実施形態では、0〜9の数字)の変動表示を開始する。ここで、遊技機1は、上述した始動入賞装置19の可動片191を通常閉じている。そして、普通図柄表示装置23に表示される普通図柄が予め指定された普通図柄(本実施形態では「7」)で停止表示されたときに可動片191を開く一方、始動入賞装置19に遊技球が投入されたり、予め設定された時間が経過すると再び閉じるようにされている。
ところで、遊技機1は、遊技によって同一の特別図柄が揃い、大当りが発生すると、入賞期間(所謂ラウンド)と非入賞期間(所謂インターバル)とが予め設定された回数だけ交互に繰り返されてなる大当り遊技を実行する。そして、遊技機1は、ラウンドが到来する度に可動入賞装置21の開閉板211を傾動して入賞口を開放する一方、インターバルが到来する度に開閉板211を直立させて入賞口を閉鎖する。
また、遊技機1は、大当り遊技時に可動入賞装置21へ遊技球が投入されると、所定数(例えば、13個)の賞品球を遊技者に払い出す一方、通常の遊技時や大当り遊技時に始動入賞装置19へ遊技球が投入された場合においても、所定数(例えば、7個)の遊技球を遊技者に払い出すようにされている。
次に、遊技機1における制御系統の構成を図2に基づいて説明する。図2は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、遊技機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板31が具備され、この主制御基板31に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
図2に示すように、遊技機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板31が具備され、この主制御基板31に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
即ち、主制御基板31には、まず、遊技球が始動ゲート27を通過したことを検出するゲートセンサ271と、始動入賞装置19の始動口に遊技球が投入されたことを検出する始動口センサ193と、始動入賞装置19の可動片191を駆動するソレノイド195とが接続されている。
また、主制御基板31には、可動入賞装置21の入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域センサ213と、可動入賞装置21の入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントセンサ215と、可動入賞装置21の開閉板211を駆動するソレノイド217とが接続されている。
また、主制御基板31には、上受け皿11への賞球の払出を行う払出装置35を制御する賞球制御基板33と、遊技機1に設置されたスピーカ41を介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板39と、特別図柄保留ランプ17及び普通図柄保留ランプ25を点灯させるランプ制御基板43と、操作キー45aおよび表示パネル45bからなるユーザインターフェース(以降、ユーザI/Fとする)45とが接続されている。
更に、主制御基板31には、ディスプレイ15に特別図柄や遊技に関わる各種画像を表示したり、普通図柄表示装置23に普通図柄を表示したり、ストック表示装置29に後述するストック比率を表示する図柄制御基板37が接続されている。
そして、この制御系統では、主制御基板31のCPUが、遊技に連動して遊技者に付与すべき特典を抽選し、抽選結果に応じたコマンドを上述の各種制御基板や各種装置に送信する一方、これら各種制御基板や各種装置が、このコマンドに従って動作し、普通図柄や特別図柄を変動表示して抽選結果の通知を行ったり、抽選結果に応じた遊技を実行する。
尚、ランプ制御基板43は、遊技に連動して、内枠5に敷設された他のLEDランプ(図示せず)などを点灯して光による演出を行うようにも設定されている。また、音声制御基板39も、遊技に連動して、音楽を出力し、音楽による演出を行うように設定されている。
また、ユーザI/F45は、操作者が表示パネル45bに表示される指示に従いながら、操作キー45aを操作することにより、後述する大当り確率,ストック払出確率,ストック比率基準値,ストック表示基準値,大当り確率表示基準値及びストック確率表示基準値を設定するための各種設定指令を主制御基板31へ出力するように構成される。
即ち、ユーザI/F45は、大当り確率を設定iに設定(図12(a)参照)するための操作が行われると、大当り設定i指令を出力する(i=1,2,3,4,5,6)。また、ストック払出確率を設定jに設定(図12(b)参照)するための操作が行われると、ストック払出設定j指令を出力する(j=1,2,3,4,5,6)。また、ストック比率基準値,ストック表示基準値,大当り確率表示基準値及びストック確率表示基準値を設定するための操作が行われると、それぞれストック比率基準値設定指令,ストック表示基準値設定指令,大当り確率表示基準値設定指令及びストック確率表示基準値設定指令を出力する。
また、主制御基板31のROMには、設定1〜設定6の大当り確率と、設定1〜設定6のそれぞれにおいて、後述する大当り判定用カウンタC1の値の中での大当り値として設定されている大当り乱数値とが記された大当り確率設定テーブルT1(図12(a)参照)と、設定1〜設定6の1連,2連,5連,10連ストック払出確率と、設定1〜設定6のそれぞれにおいて、後述する1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9dの値の中での当り値として設定されているストック1連,2連,5連,10連当り乱数値が記されたストック払出確率設定テーブルT2(図12(b)参照)とが設けられている。
また、主制御基板31のRAMには、遊技態様をランダムに設定するための乱数として各種乱数カウンタC1〜C9と、上記保留数を示す保留数カウンタC11と、現在の大当りラウンド数を示すラウンドカウンタC12と、可動入賞口入賞数を示す可動入賞カウンタC13と、累積されたストック数を示すストック数カウンタC14とが設けられている。
そして、各種乱数カウンタC1〜C9の内、大当り判定用カウンタC1は、大当りか否かを抽選するカウンタであり、大当り確率の設定1〜6に応じて、0〜N(N:整数)の整数値をとる。即ち、大当り確率設定テーブルT1において、大当り確率の分母の値から1減算した値をNとする。例えば、大当り確率が設定4に設定されている場合には、N=229である(図12(a)参照)。
また、左停止用図柄決定用カウンタC2,中停止用図柄決定用カウンタC3,右停止用図柄決定用カウンタC4はそれぞれ、ディスプレイ15に表示される3つの特別図柄の内の左図柄,中図柄,右図柄の図柄作成に使用するカウンタであり、0〜13の整数値をとる。
また、リーチ判定用カウンタC5は、特別図柄の組合せをハズレ図柄とする場合に、リーチハズレとするか否かを抽選するカウンタであり、0〜11の整数値をとる。
また、リーチ図柄態様決定用カウンタC6は、リーチを示す特別図柄の組み合わせを決定するためのカウンタであり、0〜62の整数値をとる。
また、リーチ図柄態様決定用カウンタC6は、リーチを示す特別図柄の組み合わせを決定するためのカウンタであり、0〜62の整数値をとる。
また、大当り図柄決定用カウンタC7は、大当りを示す特別図柄の組み合わせを決定するためのカウンタであり、0〜13の整数値をとる。
また、変動パターン決定用カウンタC8は、特別図柄の変動パターンを決定するためのカウンタであり、0〜51の整数値をとる。
また、変動パターン決定用カウンタC8は、特別図柄の変動パターンを決定するためのカウンタであり、0〜51の整数値をとる。
また、ストック払出数決定用カウンタC9は、単発大当りか否かを抽選する1連払出決定用カウンタC9aと、2連続大当りか否かを抽選する2連払出決定用カウンタC9bと、5連続大当りか否かを抽選する5連払出決定用カウンタC9cと、10連続大当りか否かを抽選する10連払出決定用カウンタC9dとから構成され、1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9dはストック払出確率の設定1〜6に応じてそれぞれ、0〜Ma,0〜Mb,0〜Mc,0〜Md(Ma,Mb,Mc,Md:整数)の整数値をとる。即ち、ストック払出確率設定テーブルT2において、1連,2連,5連,10連ストック払出確率の分母の値から1減算した値を、それぞれMa,Mb,Mc,Mdとする。例えば、ストック払出確率が設定4に設定されている場合には、Ma,Mb,Mc,Mdは、それぞれ39,39,39,19である(図12(b)参照)。
また、主制御基板31のRAMには、遊技機1の動作状態を示す各種状態フラグF1〜F9と、大当り判定の結果を示す大当り判定フラグF11と、特定領域センサ213の検出結果を示す特定領域検出フラグF12と、ストック払出判定の結果を示すストック払出判定フラグF13とが設けられている。
そして、各種状態フラグF1〜F9は、特別図柄の変動表示がされていない状態を示す待機中フラグF1,特別図柄の変動表示中であることを示す変動中フラグF2,特別図柄の変動表示が停止して停止図柄が確定した状態を示す確定中フラグF3,大当り遊技中であることを示す大当り中フラグF4,大当り遊技開始時であることを示す大当り動作開始フラグF5,ディスプレイ15が大当り遊技の初回インターバル画面表示中であることを示す初回インターバル画面表示中フラグF6,可動入賞口が開放中であることを示す可動入賞口開放中フラグF7,可動入賞口が閉鎖中であることを示す可動入賞口閉鎖中フラグF8、及びディスプレイ15が大当り遊技の終了インターバル画面表示中であることを示す終了インターバル画面表示中フラグF9である。また、以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
また、主制御基板31のRAMには、大当り判定用カウンタC1から取得した乱数を最大4個格納する大当り判定乱数記憶領域M1と、リーチ判定用カウンタC5から取得した乱数を最大4個格納するリーチ判定乱数記憶領域M5と、リーチ図柄態様決定用カウンタC6から取得した乱数を最大4個格納するリーチ図柄判定乱数記憶領域M6と、変動パターン決定用カウンタC8から取得した乱数を最大4個格納する変動パターン判定乱数記憶領域M8と、ストック比率基準値を格納するストック比率基準値記憶領域M11と、ストック表示基準値を格納するストック表示基準値記憶領域M12と、大当り確率表示基準値を格納する大当り確率表示基準値記憶領域M13と、ストック確率表示基準値を格納するストック確率表示基準値記憶領域M14と、大当り確率の値を格納する大当り確率記憶領域M15と、ストック払出確率の値を格納するストック払出確率記憶領域M16と、大当り抽選において当りである大当り乱数値を格納する大当り乱数記憶領域M21と、ストック払出抽選において単発大当りである乱数値を格納するストック1連当り乱数記憶領域M22と、ストック払出抽選において2連続大当りである乱数値を格納するストック2連当り乱数記憶領域M23と、ストック払出抽選において5連続大当りである乱数値を格納するストック5連当り乱数記憶領域M24と、ストック払出抽選において10連続大当りである乱数値を格納するストック10連当り乱数記憶領域M25と、後述のストック払出し抽選(S450)で抽選される大当り回数(以降、抽選大当り回数と称す)の値を格納する抽選大当り回数記憶領域M31と、実際に払いだされる大当りラウンド数(以降、提供ラウンド数と称す))の値を格納する提供ラウンド数記憶領域M32と、ストック比率の値を格納するストック比率記憶領域M33とが設けられている。
以下に、図3を用いて、主制御基板31のCPUが行う遊技処理の手順について説明する。但し、普通図柄の変動表示やこれに伴う遊技(つまり、始動入賞装置19の始動口の開放)に関わる処理については、周知のパチンコ遊技機と同様であるため、ここでは説明を省略する。図3は、遊技処理を表すフローチャートである。尚、この遊技処理は、主制御基板31のCPUが起動(電源オン)している間に、所定時間毎(例えば2ms毎)に繰り返し実行される処理である。
この遊技処理においては、主制御基板31のCPUは、まずS10にて、カウンタC1〜C9のそれぞれの値をインクリメント(1加算)する。但し、インクリメントした値が、それぞれのカウンタの最大値を越える(例えば、変動パターン決定用カウンタC8において、カウンタ値が52になる)場合には、その値を0に書き換える。
次に、S20にて、後述するS30〜S50の処理において1周期前(即ち、2ms前)に作成されたコマンドを、コマンドの対象となる制御基板,装置に送信する。そして、S30にて、特別図柄の変動表示と大当り抽選を制御するための特別図柄表示処理を行う。更に、S40にて、大当り遊技中の遊技機1の動作を制御するための可動入賞装置動作処理を行い、その後、S50にて、後述の各種表示を行うための表示処理を行う。そして、当該遊技処理を終了する。
次に、S30において行われる特別図柄表示処理を、図4を用いて説明する。図4は、特別図柄表示処理を表すフローチャートである。
尚、特別図柄表示処理は、S110〜S140の処理(以降、保留処理と称す)、S150〜S210の処理(以降、待機中処理と称す)、S220〜S250の処理(以降、変動中処理と称す)、S260〜S310の処理(以降、確定中処理と称す)に大別される。即ち、保留処理は始動信号を受信した時の処理、待機中処理は待機中フラグF1がセットされている時の処理、変動中処理は変動中フラグF2がセットされている時の処理、確定中処理は確定中フラグF3がセットされている時の処理である。
尚、特別図柄表示処理は、S110〜S140の処理(以降、保留処理と称す)、S150〜S210の処理(以降、待機中処理と称す)、S220〜S250の処理(以降、変動中処理と称す)、S260〜S310の処理(以降、確定中処理と称す)に大別される。即ち、保留処理は始動信号を受信した時の処理、待機中処理は待機中フラグF1がセットされている時の処理、変動中処理は変動中フラグF2がセットされている時の処理、確定中処理は確定中フラグF3がセットされている時の処理である。
この特別図柄表示処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS110にて、始動口センサ193から遊技球の検出信号(始動信号)を受信したか否かを判断する。ここで、始動信号を受信していないと判断すると(S110:NO)、S150に移行する。一方、始動信号を受信したと判断すると(S110:YES)、S120に移行する。
そして、S120にて、保留数カウンタC11の値が4に等しいか否かを判断する。即ち、特別図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、4に等しければ、保留不能と判断し(S120:YES)、S150に移行する。一方、4に等しくなければ、保留可能と判断し(S120:NO)、S130に移行して、保留数カウンタC11をインクリメントする。そして、S140にて、後述の大当り抽選処理(S180)と停止図柄・変動パターンの設定(S190)で用いるために、大当り判定用カウンタC1,リーチ判定用カウンタC5,リーチ図柄態様決定用カウンタC6及び変動パターン決定用カウンタC8の値を、それぞれ大当り判定乱数記憶領域M1,リーチ判定乱数記憶領域M5,リーチ図柄判定乱数記憶領域M6及び変動パターン判定乱数記憶領域M8に格納する。その後、S150に移行する。
そして、S150に移行すると、待機中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、待機中フラグF1がセットされていないと判断すると(S150:NO)、S220に移行する。一方、待機中フラグF1がセットされていると判断すると(S150:YES)、S160に移行して、保留数カウンタC11の値が0に等しくないか否かを判断する。
ここで、0に等しい、即ち、特別図柄の変動表示の保留がないと判断すると(S160:NO)、当該特別図柄表示処理を終了する。一方、0に等しくない、即ち、特別図柄の変動表示の保留があると判断すると(S160:YES)、S170にて、保留数カウンタC11をデクリメント(1減算)し、S180に移行し、大当り判定を行うための大当り抽選処理(後述)を実行する。
そして、S180の大当り抽選処理が終了すると、S190にて、停止図柄・変動パターンの設定を行う。即ち、リーチ判定乱数記憶領域M5,リーチ図柄判定乱数記憶領域M6及び変動パターン判定乱数記憶領域M8に格納されている乱数の内で、それぞれ最も早く格納された乱数を取得し、この取得した3つの乱数の値と、S180の大当り抽選処理において決定されたストック払出判定フラグF13の値とをもとに、特別図柄の組合せを決定する。
つまり、ストック払出判定フラグF13がセットされていない場合には(F13=0)、リーチ判定乱数記憶領域M5,リーチ図柄判定乱数記憶領域M6から取得した値に基づいて、ハズレ図柄種類を、「リーチにならないハズレ」,「±1図柄で停止するリーチハズレ」,「±1図柄以外で停止するリーチハズレ」の何れかに決定する。そして、決定されたハズレ図柄種類に応じて、後述する特別図柄格納バッファに格納された上記3種類のハズレ図柄の組合せの中から、決定されたハズレ図柄種類に対応した特別図柄の組合せを取得する。更に、変動パターン判定乱数記憶領域M8から取得した値に基づいて、特別図柄の変動パターン(スーパーリーチ,ノーマルリーチなど)を設定する。一方、ストック払出判定フラグF13がセットされている場合には(F13=1)、特別図柄格納バッファから大当り図柄種類に対応した特別図柄の組合せを取得する。更に、変動パターン判定乱数記憶領域M8から取得した値に基づいて、特別図柄の変動パターン(スーパーリーチ,ノーマルリーチなど)を設定する。
そして、S190の処理が終了すると、S200にて、S190で取得した特別図柄組合せと、設定した特別図柄の変動パターンとを指示する特別図柄変動パターン・コマンドを作成する。
その後、S210にて、待機中フラグF1をクリアするとともに、変動中フラグF2をセットし、当該特別図柄表示処理を終了する。
また、S150に戻り、待機中フラグF1がセットされていないと判断すると(S150:NO)、S220に移行して、変動中フラグF2がセットされているか否かを判断する。
また、S150に戻り、待機中フラグF1がセットされていないと判断すると(S150:NO)、S220に移行して、変動中フラグF2がセットされているか否かを判断する。
ここで、変動中フラグF2がセットされていないと判断すると(S220:NO)、S260に移行する。一方、変動中フラグF2がセットされていると判断すると(S220:YES)、S230にて、特別図柄変動開始から所定時間(例えば20秒)(以降、図柄変動時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、図柄変動時間が経過していないと判断すると(S230:NO)、S260に移行する。一方、図柄変動時間が経過したと判断すると(S230:YES)、S240にて、特別図柄変動を停止するための全図柄停止コマンドを作成する。
その後、S250にて、変動中フラグF2をクリアするとともに、確定中フラグF3をセットし、当該特別図柄表示処理を終了する。
そして、S260に移行した場合には、確定中フラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、確定中フラグF3がセットされていないと判断すると(S260:NO)、当該特別図柄表示処理を終了する。一方、確定中フラグF3がセットされていると判断すると(S260:YES)、S270にて、特別図柄変動停止から所定時間(例えば2秒)(以降、確定時間と称す)が経過したか否かを判断する。
そして、S260に移行した場合には、確定中フラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、確定中フラグF3がセットされていないと判断すると(S260:NO)、当該特別図柄表示処理を終了する。一方、確定中フラグF3がセットされていると判断すると(S260:YES)、S270にて、特別図柄変動停止から所定時間(例えば2秒)(以降、確定時間と称す)が経過したか否かを判断する。
ここで、確定時間が経過していないと判断すると(S270:NO)、当該特別図柄表示処理を終了する。一方、確定時間が経過したと判断すると(S270:YES)、S280にて、ストック払出判定フラグF13がセットされているか否かを判断する。ここで、ストック払出判定フラグF13がセットされていると判断すると(S280:YES)、S290にて、確定中フラグF3をクリアするとともに、大当り中フラグF4及び大当り動作開始フラグF5をセットし、更にS300にて、ラウンドカウンタC12の値を1にして、当該特別図柄表示処理を終了する。
一方、ストック払出判定フラグF13がセットされていないと判断すると(S280:NO)、S310にて、確定中フラグF3をクリアするとともに、待機中フラグF1をセットして、当該特別図柄表示処理を終了する。
次に、S180において行われる大当り抽選処理を、図5を用いて説明する。図5は、大当り抽選処理表すフローチャートである。
この大当り抽選処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS410にて、大当り判定を行う。即ち、大当り判定乱数記憶領域M1に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、大当り乱数記憶領域M21に格納された大当り乱数値とを比較する。そして、両者が一致する場合に大当り判定フラグF11をセットする。尚、大当り乱数記憶領域M21に格納される大当り乱数値は、大当り確率の設定1〜6に応じて変更される。例えば、大当り確率設定4の場合には、大当り乱数値は100である(図12(a)参照)。
この大当り抽選処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS410にて、大当り判定を行う。即ち、大当り判定乱数記憶領域M1に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、大当り乱数記憶領域M21に格納された大当り乱数値とを比較する。そして、両者が一致する場合に大当り判定フラグF11をセットする。尚、大当り乱数記憶領域M21に格納される大当り乱数値は、大当り確率の設定1〜6に応じて変更される。例えば、大当り確率設定4の場合には、大当り乱数値は100である(図12(a)参照)。
そして、S410の処理が終了すると、S420にて、大当り判定フラグF11がセットされているか否かを判定する。ここで、大当り判定フラグF11がセットされていないと判断すると(S420:NO)、当該大当り抽選処理を終了する。一方、大当り判定フラグF11がセットされていると判断すると(S420:YES)、S430にて、ストック数カウンタC14をインクリメントする。
その後、S440にて、1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9dの値を取得する。そして、S450にて、ストック払出し抽選を行う。即ち、S440で取得したこれらの乱数のそれぞれと、ストック1,2,5,10連当り乱数記憶領域M22,M23,M24,M25に格納された1,2,5,10連当り値とを比較する。そして、1,2,5,10連当り値と一致する乱数がある場合にストック払出判定フラグF13をセットする。そして、これらの乱数が1,2,5,10連当り値と一致している場合には、ぞれぞれ、抽選大当り回数記憶領域M31に1,2,5,10の値を格納する。但し、1,2,5,10連当りの内で、複数同時に当った場合には、遊技者に有利な方の当りを優先する。即ち、2連当りと5連当りとが同時に当った場合には5連当りを優先して、抽選大当り回数記憶領域M31に5の値を格納する。尚、ストック1,2,5,10連当り乱数記憶領域M22,M23,M24,M25に格納される値は、ストック払出確率の設定1〜6に応じて変更される。例えば、ストック払出確率が設定4に設定されている場合には、ストック1連当り乱数記憶領域M22には「1,10,15,20,30」、ストック2連当り乱数記憶領域M23には「2,22,32」、ストック5連当り乱数記憶領域M24には「4,34」、ストック10連当り乱数記憶領域M25には「7」が格納される(図12(b)参照)。
そして、S450の処理が終了すると、S460にて、ストック払出判定フラグF13がセットされているか否かを判定する。ここで、ストック払出判定フラグF13がセットされていないと判断すると(S460:NO)、S480にて、大当りがストックされた旨を報知するためのストック報知コマンドを作成し、当該大当り抽選処理を終了する。一方、ストック払出判定フラグF13がセットされていると判断すると(S460:YES)、S470にて、大当り遊技数設定処理を実行して、当該大当り抽選処理を終了する。
この大当り遊技数設定処理は、図6に示す手順で実行される。図6は、大当り遊技数設定処理を表すフローチャートである。
この大当り遊技数設定処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS510にて、ストック数カウンタC14の値が、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値より大きいか否かを判断する。尚、本実施形態では、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値は20に設定されている。そして、ここで、ストック数カウンタC14の値の方が大きいと判断すると(S510:YES)、S520にて、抽選大当り回数記憶領域M31に記憶された値に15を掛けた値を提供ラウンド数記憶領域M32に格納する。即ち、例えば、5連当りの場合には、提供ラウンド数は75となる。
この大当り遊技数設定処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS510にて、ストック数カウンタC14の値が、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値より大きいか否かを判断する。尚、本実施形態では、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値は20に設定されている。そして、ここで、ストック数カウンタC14の値の方が大きいと判断すると(S510:YES)、S520にて、抽選大当り回数記憶領域M31に記憶された値に15を掛けた値を提供ラウンド数記憶領域M32に格納する。即ち、例えば、5連当りの場合には、提供ラウンド数は75となる。
一方、S510にて、ストック数カウンタC14の値が大きくないと判断すると(S510:NO)、S530にて、以下に説明する演算で得られる値を提供ラウンド数記憶領域M32に格納する。即ち、抽選大当り回数記憶領域M31に記憶された値をN1,ストック数カウンタC14の値をN2,ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値をN3と表記すると、(N1×N2/N3)について小数点切り下げした値に対して、15を掛ける演算を行う。例えば、N1=10,N2=15,N3=20の場合には、(N1×N2/N3)=7.5となる。次に、この値について小数点切り下げを行うと7となるので、演算結果として105(=7×15)が得られる。そして、この値を提供ラウンド数記憶領域M32に格納する。
そして、S530の処理が終了すると、S540にて、提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値が15以上であるか否かを判断する。即ち、S530で演算された提供ラウンド数が、大当り遊技で提供される最低のラウンド数以上であるか否かを判断する。ここで、提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値が15以上であると判断すると(S540:YES)、当該大当り遊技数設定処理を終了する。一方、提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値が15未満であると判断すると(S540:NO)、提供ラウンド数記憶領域M32に15の値を格納し、当該大当り遊技数設定処理を終了する。
尚、以下に、上記大当り遊技数設定処理において決定される提供ラウンド数の、ストック比率と抽選大当り回数に応じた変化を、図12(c)を用いて説明する。図12(c)は、ストック比率と抽選大当り回数とをパラメータとした提供ラウンド数の対応表である。
図12(c)に示すように、単発(1連)当りの場合は、ストック比率に関わらず提供ラウンド数は15ラウンドである。また、2連当りの場合は、ストック比率が100%以上の場合には提供ラウンド数は30ラウンド、100%未満では15ラウンドである。また、5連当りの場合は、ストック比率が100%以上では提供ラウンド数は75ラウンド、100%未満ではストック比率に応じて60,45,30,15ラウンドである。また、10連当りの場合は、ストック比率が100%以上では提供ラウンド数は150ラウンド、100%未満ではストック比率に応じて135〜15ラウンドである。
即ち、ストック比率が100%未満では、抽選大当り回数より少ない大当り数分しか大当りが提供されない。
次に、S40において行われる可動入賞装置動作処理を、図7,図8を用いて説明する。図7は可動入賞装置動作処理の前半部分、図8は可動入賞装置動作処理の後半部分を表すフローチャートである。
次に、S40において行われる可動入賞装置動作処理を、図7,図8を用いて説明する。図7は可動入賞装置動作処理の前半部分、図8は可動入賞装置動作処理の後半部分を表すフローチャートである。
尚、可動入賞装置動作処理は、S620〜S640の処理(以降、大当り動作開始処理と称す)、S650〜S670の処理(以降、初回インターバル画面表示中処理と称す)、S680〜S740の処理(以降、可動入賞口開放中処理と称す)、S750〜S820の処理(以降、可動入賞口閉鎖中処理と称す)、S830〜S860の処理(以降、終了インターバル画面表示中処理と称す)に大別される。即ち、大当り動作開始処理は大当り動作開始フラグF5がセットされている時の処理、初回インターバル画面表示中処理は初回インターバル画面表示中フラグF6がセットされている時の処理、可動入賞口開放中処理は可動入賞口開放中フラグF7がセットされている時の処理、可動入賞口閉鎖中処理は可動入賞口閉鎖中フラグF8がセットされている時の処理、終了インターバル画面表示中処理は終了インターバル画面表示中フラグF9がセットされている時の処理である。
この可動入賞装置動作処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS610にて、大当り中フラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り中フラグF4がセットされていないと判断すると(S610:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、大当り中フラグF4がセットされていると判断すると(S610:YES)、S620にて、大当り動作開始フラグF5がセットされているか否かを判断する。
ここで、大当り動作開始フラグF5がセットされていると判断すると(S620:YES)、S630にて、ディスプレイ15に初回インターバル画面(図1におけるディスプレイ15の画面を参照)を表示させるための初回インターバル画面表示コマンドを作成する。その後、S640にて、大当り動作開始フラグF5をクリアするとともに、初回インターバル画面表示中フラグF6をセットし、当該可動入賞装置動作処理を終了する。
一方、大当り動作開始フラグF5がセットされていないと判断すると(S620:NO)、S650にて、初回インターバル画面表示中フラグF6がセットされているか否かを判断する。ここで、初回インターバル画面表示中フラグF6がセットされていると判断すると(S650:YES)、S660にて、初回インターバル画面表示開始から所定時間(例えば20秒)(以降、初回インターバル表示時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、初回インターバル表示時間が経過していないと判断すると(S660:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、初回インターバル表示時間が経過したと判断すると(S660:YES)、S670にて、初回インターバル画面表示中フラグF6をクリアするとともに、可動入賞口開放中フラグF7をセットし、当該可動入賞装置動作処理を終了する。
また、S650に戻り、初回インターバル画面表示中フラグF6がセットされていないと判断すると(S650:NO)、S680にて、可動入賞口開放中フラグF7がセットされているか否かを判断する。ここで、可動入賞口開放中フラグF7がセットされていると判断すると(S680:YES)、S690にて、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上であるか否かを判断する。ここで、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上でないと判断すると(S690:NO)、S700にて、特定領域センサ213の検出結果を格納する。即ち、可動入賞装置21の入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを特定領域センサ213が検出した場合に、特定領域検出フラグF12をセットし、S710に移行する。一方、S690にて、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上であると判断すると(S690:YES)、S710に移行する。
そして、S710に移行すると、可動入賞口入賞数をカウントする。即ち、カウントセンサ215が一般領域に遊技球が投入されたことを検出すると、可動入賞カウンタC13をインクリメントする。その後、S720にて、可動入賞カウンタC13の値が10に等しいか否かを判断する。ここで、可動入賞カウンタC13の値が10に等しいと判断すると(S720:YES)、S740に移行する。一方、可動入賞カウンタC13の値が10に等しくないと判断すると(S720:NO)、S730にて、可動入賞口の開放開始から所定時間(例えば30秒)(以降、可動入賞口開放時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、可動入賞口開放時間が経過していないと判断すると(S730:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、可動入賞口開放時間が経過したと判断すると(S730:YES)、S740に移行する。
そして、S740に移行すると、可動入賞口開放中フラグF7をクリアするとともに、可動入賞口閉鎖中フラグF8をセットし、当該可動入賞装置動作処理を終了する。即ち、10個の入賞があるか、可動入賞口が30秒間開放すると1ラウンドが終了する。
また、S680に戻り、可動入賞口開放中フラグF7がセットされていないと判断すると(S680:NO)、S750にて、可動入賞口閉鎖中フラグF8がセットされているか否かを判断する。ここで、可動入賞口閉鎖中フラグF8がセットされていると判断すると(S750:YES)、S760にて、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上であるか否かを判断する。ここで、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上でないと判断すると(S760:NO)、S770にて、S700と同様に、特定領域センサ213の検出結果を格納する。そして、S780に移行する。一方、ラウンドカウンタC12の値が提供ラウンド数記憶領域M32に記憶された値以上であると判断すると(S760:YES)、S780に移行する。
そして、S780に移行すると、可動入賞口の閉鎖開始から所定時間(例えば5秒)(以降、可動入賞口閉鎖時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、可動入賞口閉鎖時間が経過していないと判断すると(S780:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、可動入賞口閉鎖時間が経過したと判断すると(S780:YES)、S790にて、特定領域検出フラグF12がセットされているか否かを判断する。
ここで、特定領域検出フラグF12がセットされていないと判断すると(S790:NO)、S800にて、可動入賞口閉鎖中フラグF8をクリアするとともに、終了インターバル画面表示中フラグF9をセットし、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、特定領域検出フラグF12がセットされていると判断すると(S790:YES)、S810にて、可動入賞口閉鎖中フラグF8をクリアするとともに、可動入賞口開放中フラグF7をセットする。即ち、可動入賞口開放中に特定領域への入賞があった場合には大当り遊技が継続(次のラウンドに移行)し、入賞がなかった場合には大当り遊技が終了する。
その後、S820にて、可動入賞カウンタC13の値を0にするとともにラウンドカウンタC12をインクリメントし、更に特定領域検出フラグF12をクリアする。そして、当該可動入賞装置動作処理を終了する。
また、S750に戻り、可動入賞口閉鎖中フラグF8がセットされていないと判断すると(S750:NO)、S830にて、終了インターバル画面表示中フラグF9がセットされているか否かを判断する。ここで、終了インターバル画面表示中フラグF9がセットされていないと判断すると(S830:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。
一方、終了インターバル画面表示中フラグF9がセットされていると判断すると(S830:YES)、S840にて、終了インターバル画面表示開始から所定時間(例えば20秒)(以降、終了インターバル表示時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、終了インターバル表示時間が経過していないと判断すると(S840:NO)、当該可動入賞装置動作処理を終了する。一方、終了インターバル表示時間が経過したと判断すると(S840:YES)、S850にて、終了インターバル画面表示中フラグF9をクリアするとともに、待機中フラグF1をセットする。その後、S860にて、大当り判定フラグF11及びストック払出判定フラグF13をクリアするとともに、ストック数カウンタC14の値を(提供ラウンド数/15)減算し、更にラウンドカウンタC12の値を0にし、当該可動入賞装置動作処理を終了する。
次に、S50において行われる表示処理を、図9を用いて説明する。図9は表示処理を表すフローチャートである。
この表示処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS910にて、ストック数カウンタC14の値をストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値で割る演算を行い、この演算で得られた値を、ストック比率記憶領域M33に格納する。その後、S920にて、ストック比率記憶領域M33に記憶された値を表示するためのストック比率表示コマンドを作成する。
この表示処理を実行すると、主制御基板31のCPUは、まずS910にて、ストック数カウンタC14の値をストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値で割る演算を行い、この演算で得られた値を、ストック比率記憶領域M33に格納する。その後、S920にて、ストック比率記憶領域M33に記憶された値を表示するためのストック比率表示コマンドを作成する。
そして、S930にて、ストック数カウンタC14の値が、ストック表示基準値記憶領域M12に記憶された値より大きいか否かを判断する。尚、本実施形態では、ストック表示基準値記憶領域M12に記憶された値は24に設定されている。ここで、ストック数カウンタC14の値がストック表示基準値記憶領域M12に記憶された値より大きいと判断すると(S930:YES)、S940にて、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶された値を表示するためのストック比率基準値表示コマンドを作成し、S950に移行する。一方、ストック数カウンタC14の値がストック表示基準値記憶領域M12に記憶された値より大きくないと判断すると(S930:NO)、S950に移行する。
そして、S950に移行すると、ストック数カウンタC14の値が、大当り確率表示基準値記憶領域M13に記憶された値より大きいか否かを判断する。尚、本実施形態では、大当り確率表示基準値記憶領域M13に記憶された値は30に設定されている。ここで、ストック数カウンタC14の値が大当り確率表示基準値記憶領域M13に記憶された値より大きいと判断すると(S950:YES)、S960にて、大当り確率記憶領域M15に記憶された値を表示するための大当り確率表示コマンドを作成し、S970に移行する。一方、ストック数カウンタC14の値が大当り確率表示基準値記憶領域M13に記憶された値より大きくないと判断すると(S950:NO)、S970に移行する。
そして、S970に移行すると、ストック数カウンタC14の値が、ストック確率表示基準値記憶領域M14に記憶された値より大きいか否かを判断する。尚、本実施形態では、ストック確率表示基準値記憶領域M14に記憶された値は36に設定されている。ここで、ストック数カウンタC14の値がストック確率表示基準値記憶領域M14に記憶された値より大きいと判断すると(S970:YES)、S980にて、ストック払出確率記憶領域M16に記憶された値を表示するためのストック払出確率表示コマンドを作成し、当該表示処理を終了する。一方、ストック数カウンタC14の値がストック確率表示基準値記憶領域M14に記憶された値より大きくないと判断すると(S970:NO)、当該表示処理を終了する。
次に、大当り確率を設定するための大当り確率設定処理の手順について説明する。図10(a)は、大当り確率設定処理を表すフローチャートである。尚、この大当り確率設定処理は、主制御基板31のCPUが起動(電源オン)している間に、主制御基板31のCPUにより繰り返し実行される処理である。
この大当り確率設定処理においては、主制御基板31のCPUは、まずS1110にて、ユーザI/F45から大当り設定1指令が入力したか否かを判断する。ここで、大当り設定1指令が入力したと判断すると(S1110:YES)、S1120にて、主制御基板31のROMに記憶された大当り確率設定テーブルT1に基づき、大当り確率を設定1に設定する。即ち、大当り判定用カウンタC1を0〜299の整数値をとるように変更すると共に、大当り確率記憶領域M15に(1/300)の値を格納し、大当り乱数記憶領域M21に7の値を格納する。そして、当該大当り確率設定処理を終了する。
一方、S1110にて、大当り設定1指令が入力していないと判断すると(S1110:NO)、S1130にて、ユーザI/F45から大当り設定2指令が入力したか否かを判断する。ここで、大当り設定2指令が入力したと判断すると(S1130:YES)、S1140にて、大当り確率設定テーブルT1に基づき、S1120と同様の手順で大当り確率を設定2に設定する。即ち、大当り判定用カウンタC1を0〜269の整数値をとるように変更すると共に、大当り確率記憶領域M15に(1/270)の値を格納し、大当り乱数記憶領域M21に10の値を格納する。そして、当該大当り確率設定処理を終了する。
更に、大当り設定3,4,5指令が入力した場合にはそれぞれ、上述の手順と同様にして、大当り確率を設定3,4,5に設定する。また、大当り設定1〜5指令が入力していない場合には、S1150に移行し、ユーザI/F45から大当り設定6指令が入力したか否かを判断する。
ここで、大当り設定6指令が入力したと判断すると(S1150:YES)、S1160にて、大当り確率設定テーブルT1に基づき、S1120,S1140と同様の手順で大当り確率を設定6に設定する。そして、当該大当り確率設定処理を終了する。一方、大当り設定6指令が入力していないと判断すると(S1150:NO)、当該大当り確率設定処理を終了する。
次に、ストック払出確率を設定するためのストック払出確率設定処理の手順について説明する。図10(b)は、ストック払出確率設定処理を表すフローチャートである。尚、このストック払出確率設定処理は、主制御基板31のCPUが起動(電源オン)している間に、主制御基板31のCPUにより繰り返し実行される処理である。
このストック払出確率設定処理においては、主制御基板31のCPUは、まずS1210にて、ユーザI/F45からストック払出設定1指令が入力したか否かを判断する。ここで、ストック払出設定1指令が入力したと判断すると(S1210:YES)、S1220にて、主制御基板31のROMに記憶されたストック払出確率設定テーブルT2に基づき、ストック払出確率を設定1に設定する。即ち、1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9dがそれぞれ、0〜39,0〜39,0〜39,0〜39の整数値をとるように変更すると共に、ストック払出確率記憶領域M16に(4/40),(2/40),(2/40),(1/40)の値(それぞれ、1連,2連,5連,10連の確率)を格納し、ストック1連当り乱数記憶領域M22に1,10,20,30を、ストック2連当り乱数記憶領域M23に2,22を、ストック5連当り乱数記憶領域M24に4,34を、ストック10連当り乱数記憶領域M25に1の値を格納する(図12(b)参照)。そして、当該ストック払出確率設定処理を終了する。
一方、S1210にて、ストック払出設定1指令が入力していないと判断すると(S1210:NO)、S1230にて、ユーザI/F45からストック払出設定2指令が入力したか否かを判断する。ここで、ストック払出設定2指令が入力したと判断すると(S1230:YES)、S1240にて、ストック払出確率設定テーブルT2に基づき、S1220と同様の手順でストック払出確率を設定2に設定する。そして、当該ストック払出確率設定処理を終了する。
更に、ストック払出設定3,4,5指令が入力した場合にはそれぞれ、上述の手順と同様にして、ストック払出確率を設定3,4,5に設定する。また、ストック払出設定1〜5指令が入力していない場合には、S1250に移行し、ユーザI/F45からストック払出設定6指令が入力したか否かを判断する。
ここで、ストック払出設定6指令が入力したと判断すると(S1250:YES)、S1260にて、ストック払出確率設定テーブルT2に基づき、S1220,S1240と同様の手順でストック払出確率を設定6に設定する。そして、当該ストック払出確率設定処理を終了する。一方、ストック払出設定6指令が入力していないと判断すると(S1250:NO)、当該ストック払出確率設定処理を終了する。
次に、上述の各種基準値を設定するための基準値設定処理の手順について説明する。図11は、基準値設定処理を表すフローチャートである。尚、この基準値設定処理は、主制御基板31のCPUが起動(電源オン)している間に、主制御基板31のCPUにより繰り返し実行される処理である。
この基準値設定処理においては、主制御基板31のCPUは、まずS1310にて、ユーザI/F45からストック比率基準値設定指令が入力したか否かを判断する。ここで、ストック比率基準値設定指令が入力したと判断すると(S1310:YES)、S1320にて、ストック比率基準値を設定する。即ち、ストック比率基準値設定指令に基づいて、ストック比率基準値記憶領域M11に記憶されている値を書き換える。そして、当該基準値設定処理を終了する。
一方、S1310にて、ストック比率基準値設定指令が入力していないと判断すると(S1310:NO)、S1330にて、ストック表示基準値設定指令が入力したか否かを判断する。ここで、ストック表示基準値設定指令が入力したと判断すると(S1330:YES)、S1340にて、ストック表示基準値を設定する。即ち、ストック表示基準値設定指令に基づいて、ストック表示基準値記憶領域M12に記憶されている値を書き換える。そして、当該基準値設定処理を終了する。
一方、S1330にて、ストック表示基準値設定指令が入力していないと判断すると(S1330:NO)、S1350にて、大当り確率表示基準値設定指令が入力したか否かを判断する。ここで、大当り確率表示基準値設定指令が入力したと判断すると(S1350:YES)、S1360にて、大当り確率表示基準値を設定する。即ち、大当り確率表示基準値設定指令に基づいて、大当り確率表示基準値記憶領域M13に記憶されている値を書き換える。そして、当該基準値設定処理を終了する。
一方、S1350にて、大当り確率表示基準値設定指令が入力していないと判断すると(S1350:NO)、S1370にて、ストック確率表示基準値設定指令が入力したか否かを判断する。ここで、ストック確率表示基準値設定指令が入力したと判断すると(S1370:YES)、S1380にて、ストック確率表示基準値を設定する。即ち、ストック確率表示基準値設定指令に基づいて、ストック確率表示基準値記憶領域M14に記憶されている値を書き換える。そして、当該基準値設定処理を終了する。
一方、S1370にて、ストック確率表示基準値設定指令が入力していないと判断すると(S1370:NO)、当該基準値設定処理を終了する。
また、主制御基板31のCPUは、所定時間毎(例えば4ms毎)に以下の処理を行う。即ち、左停止用図柄決定用カウンタC2,中停止用図柄決定用カウンタC3,右停止用図柄決定用カウンタC4の値を取得し、この取得した値に基づいて、「リーチにならないハズレ」,「±1図柄で停止するリーチハズレ」,「±1図柄以外で停止するリーチハズレ」の3種類のハズレ図柄を決定し、主制御基板31のRAMに設けられた特別図柄格納バッファに格納する。例えば、「リーチにならないハズレ」は「7・5・3」、「±1図柄で停止するリーチハズレ」は「7・7・6」、「±1図柄以外で停止するリーチハズレ」は「7・7・1」といったハズレ図柄の組合せが決定される。また、大当り図柄決定用カウンタC7の値を取得し、この取得した値に基づいて大当り図柄を決定し、特別図柄格納バッファに格納する。即ち、大当り図柄には、「1・1・1」,「2・2・2」・・・「13・13・13」,「14・14・14」の14種類図柄が存在し、これらの中から大当り図柄決定用カウンタC7の値に基づいて、1つの大当り図柄を決定する。
また、主制御基板31のCPUは、所定時間毎(例えば4ms毎)に以下の処理を行う。即ち、左停止用図柄決定用カウンタC2,中停止用図柄決定用カウンタC3,右停止用図柄決定用カウンタC4の値を取得し、この取得した値に基づいて、「リーチにならないハズレ」,「±1図柄で停止するリーチハズレ」,「±1図柄以外で停止するリーチハズレ」の3種類のハズレ図柄を決定し、主制御基板31のRAMに設けられた特別図柄格納バッファに格納する。例えば、「リーチにならないハズレ」は「7・5・3」、「±1図柄で停止するリーチハズレ」は「7・7・6」、「±1図柄以外で停止するリーチハズレ」は「7・7・1」といったハズレ図柄の組合せが決定される。また、大当り図柄決定用カウンタC7の値を取得し、この取得した値に基づいて大当り図柄を決定し、特別図柄格納バッファに格納する。即ち、大当り図柄には、「1・1・1」,「2・2・2」・・・「13・13・13」,「14・14・14」の14種類図柄が存在し、これらの中から大当り図柄決定用カウンタC7の値に基づいて、1つの大当り図柄を決定する。
次に、図柄制御基板37のCPUが行う処理について説明する。
即ち、図柄制御基板37のCPUは、図柄制御基板37に特別図柄変動パターン・コマンドが入力されると、ディスプレイ15に特別図柄の変動表示を開始させる。
即ち、図柄制御基板37のCPUは、図柄制御基板37に特別図柄変動パターン・コマンドが入力されると、ディスプレイ15に特別図柄の変動表示を開始させる。
また、全図柄停止コマンドが図柄制御基板37に入力されると、ディスプレイ15に特別図柄の変動表示を停止させる。尚、停止時には、特別図柄変動パターン・コマンドで指示された特別図柄で停止する。
また、初回インターバル画面表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、大当りで提供されるラウンド数を表示する初回インターバル画面(図1参照)をディスプレイ15に表示させる。
また、ストック比率表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、ストック比率表示コマンドで指示されたストック比率をストック表示装置29に表示させる(図13参照)。
また、ストック比率基準値表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、ストック比率基準値表示コマンドで指示されたストック比率基準値をディスプレイ15に表示させる(図13(a)参照)。
また、大当り確率表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、大当り確率表示コマンドで指示された大当り確率をディスプレイ15に表示させる(図13(b)参照)。
また、ストック払出確率表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、ストック払出確率表示コマンドで指示されたストック払出確率をディスプレイ15に表示させる(図13(c)参照)。
また、ストック払出確率表示コマンドが図柄制御基板37に入力されると、ストック払出確率表示コマンドで指示されたストック払出確率をディスプレイ15に表示させる(図13(c)参照)。
また、ストック報知コマンドが図柄制御基板37に入力されると、「ストック発生!」の文字をディスプレイ15に表示させる(図13(d)参照)。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、大当り確率が設定4、ストック払出確率が設定4に設定されている場合には、始動信号を受信すると(S110)、0〜229の整数値で2ms毎にインクリメントする大当り判定用カウンタC1の値を取得し(S140)、(1/230)の大当り確率で大当り判定を実行する(S410)。そして、大当りと判定されると、ストック数カウンタをインクリメント(1加算)する(S430)。一方、大当りと判定されると、2ms毎にインクリメントする1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9d(それぞれ、0〜39,0〜39,0〜39,0〜19の整数値をとる。)の値を取得し(S440)、1連,2連,5連,10連当り確率がそれぞれ(5/40),(3/40),(2/40),(1/20)であるストック払出確率で、ストック払出し抽選を行う(S450)。そして、ストック払出し抽選による抽選結果に従って、ストック数カウンタの値(ストック数)に応じた回数の提供ラウンド数を設定する(S470)。これにより、提供ラウンド数の大当り遊技が提供される。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、大当り確率が設定4、ストック払出確率が設定4に設定されている場合には、始動信号を受信すると(S110)、0〜229の整数値で2ms毎にインクリメントする大当り判定用カウンタC1の値を取得し(S140)、(1/230)の大当り確率で大当り判定を実行する(S410)。そして、大当りと判定されると、ストック数カウンタをインクリメント(1加算)する(S430)。一方、大当りと判定されると、2ms毎にインクリメントする1,2,5,10連払出決定用カウンタC9a,C9b,C9c,C9d(それぞれ、0〜39,0〜39,0〜39,0〜19の整数値をとる。)の値を取得し(S440)、1連,2連,5連,10連当り確率がそれぞれ(5/40),(3/40),(2/40),(1/20)であるストック払出確率で、ストック払出し抽選を行う(S450)。そして、ストック払出し抽選による抽選結果に従って、ストック数カウンタの値(ストック数)に応じた回数の提供ラウンド数を設定する(S470)。これにより、提供ラウンド数の大当り遊技が提供される。
また、大当り確率を設定する操作がユーザI/F45を介して行われると、この操作に基づいてユーザI/F45から出力される大当り設定i指令(i=1,2,3,4,5,6)に基づいて、大当り確率が設定される(S1120,S1140,S1160)。一方、ストック払出確率を設定する操作がユーザI/F45を介して行われると、この操作に基づいてユーザI/F45から出力されるストック払出設定j指令(j=1,2,3,4,5,6)に基づいて、ストック払出確率が設定される(S1220,S1240,S1260)。更に、ストック表示装置29には、ストック数のストック比率基準値に対する比率(ストック比率)が表示される(S910,S920)。
即ち、遊技機毎に、大当り確率とストック払出確率とをそれぞれ別々に設定することが可能である。例えば、「大当り確率が低いがストック払出確率は高い」、「大当り確率が高いがストック払出確率は低い」等というように、遊技機毎に、大当り確率とストック払出確率とを様々な組み合わせで設定することができる。
つまり、ストック数が少ない遊技機において大当り確率が高く設定されることがあれば、逆に、ストック数が多い遊技機において大当り確率が低く設定されることもある。従って、ストック数が少ない遊技機で遊技することが遊技客にとって不利になるとは限らなくなる。
このため、ストック比率に基づいて、ストック数の少ないパチンコ機で遊技しようとする遊技客も現れ、ストック数が少ない遊技機の稼働率が向上する。
但し、ストック数の少ない遊技機の中でも特にストック数が少ない遊技機、つまり、ストック数が1,2回のような遊技機で遊技すると、大当りしても2,3回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ない。しかし、ストック表示装置29には、ストック数をストック比率で表示するために、遊技客がストック比率を確認しても、実際のストック数が1,2回程度の少ない数であるのか、例えば6,7回程度の比較的多い数であるのか判断が困難になる。
但し、ストック数の少ない遊技機の中でも特にストック数が少ない遊技機、つまり、ストック数が1,2回のような遊技機で遊技すると、大当りしても2,3回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ない。しかし、ストック表示装置29には、ストック数をストック比率で表示するために、遊技客がストック比率を確認しても、実際のストック数が1,2回程度の少ない数であるのか、例えば6,7回程度の比較的多い数であるのか判断が困難になる。
このため、ストック数が1,2回のように少ない遊技機で遊技する遊技客が現れ、このような遊技機での稼働率が向上する。
また、ストック比率基準値を設定する操作がユーザI/F45を介して行われると、この操作に基づいてユーザI/F45から出力されるストック比率基準値設定指令に基づいて、ストック比率基準値が設定される(S1320)。
また、ストック比率基準値を設定する操作がユーザI/F45を介して行われると、この操作に基づいてユーザI/F45から出力されるストック比率基準値設定指令に基づいて、ストック比率基準値が設定される(S1320)。
このため、遊技店の開店前にストック比率基準値を設定することで、開店時にストック比率基準値以上のストック数を有する遊技機が存在しないようにすることができる。つまり、開店時において、ストック数が多い遊技機が何れであるかを遊技客に分かり難くすることができる。但し、前日の閉店時間近くまで遊技を行っていた遊技客は、前日において、ストック数が多い状態で終了した遊技機が何れであるかが分かるため、そのような遊技客が開店時に来店すると有利になる。即ち、毎日来店する遊技客を増やすことができる。
また、ストック数が大当り確率表示基準値より大きくなると、ディスプレイ15に大当り確率(図13(b)の「大当り:1/250」の文字を参照)が表示される(S960)。尚、大当り確率表示基準値は、本実施形態では30に設定されており、この値は、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できるストック数である。
このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ち、例えば、低い大当り確率が表示された場合には遊技を取り止め、高い大当り確率が表示された場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、ストック数がストック表示基準値より大きくなると、ディスプレイ15にストック比率基準値(図13(a)の「100%=20ゲーム」の文字を参照)が表示される(S940)。尚、ストック表示基準値は、本実施形態では24に設定されており、この値は、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できるストック数である。
このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ちストック比率基準値が表示されることによってストック数を正確に知ることができるので、例えば、ストック数が少ない場合には遊技を取り止め、ストック数が多い場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、ストック数がストック確率表示基準値より大きくなると、ディスプレイ15にストック払出確率(図13(c)の「ストック10連:1/25」の文字を参照)が表示される(S980)。尚、ストック確率表示基準値は、本実施形態では36に設定されており、この値は、かなり多くの投資をして遊技することによって獲得できるストック数である。
このため、かなり多くの投資をした遊技客に対して、その後も継続して当該遊技機で遊技するか否かを決定する際の判断材料を提供することができる。即ち、例えば、低いストック払出確率が表示された場合には遊技を取り止め、高いストック払出確率が表示された場合には一発逆転を狙って遊技を継続するというような判断の材料となる。
また、大当りが累積される毎に、その旨がディスプレイ15に表示される(図13(d)の「ストック発生!」の文字を参照)(S480)。
このため、遊技客は、当該遊技機で遊技している間にストックされた大当りの数を知ることができる。このため、遊技客は、遊技中にストックされた大当り数に応じて変化したストック比率の値によって、ストック比率基準値を推測することができる。即ち、同じ遊技機で継続して遊技する程、ストック数をより正確に推測することができる。このため、同じ遊技機で継続して遊技する遊技客が増加し、遊技機の稼働率を向上させることができる。
このため、遊技客は、当該遊技機で遊技している間にストックされた大当りの数を知ることができる。このため、遊技客は、遊技中にストックされた大当り数に応じて変化したストック比率の値によって、ストック比率基準値を推測することができる。即ち、同じ遊技機で継続して遊技する程、ストック数をより正確に推測することができる。このため、同じ遊技機で継続して遊技する遊技客が増加し、遊技機の稼働率を向上させることができる。
また、ストック数がストック比率基準値以下の場合には、抽選大当り回数からストック数に応じて低減した回数の大当り遊技が遊技者に対して提供され(S530〜S550)、ストック数がストック比率基準値より大きい場合には、抽選大当り回数の大当り遊技を遊技者に対して提供される(S520)。尚、ストック比率基準値は、抽選大当り回数の最大値(本実施形態では、10)より大きく設定される。
即ち、ストック数が0回の遊技機で遊技すると、大当りしても1回分の大当り遊技しか提供されないので、このような遊技機で遊技しようとする遊技客は少ないが、本実施形態では、大当り遊技が提供された後に、ストック数が0になるという状況の発生を抑制できる。つまり、遊技機の稼働率の低下を抑制できる。
以上説明した実施形態において、図4におけるS140の処理は本発明における第1抽選手段、図5におけるS410〜S430の処理は本発明における大当り権利発生手段、図5におけるS440の処理は本発明における第2抽選手段、図5におけるS440〜S460の処理は本発明における大当り遊技提供手段、図10(a)の大当り確率設定処理は本発明における第1抽選確率設定手段、図10(b)のストック払出確率設定処理は本発明における第2抽選確率設定手段、図9におけるS910〜S920の処理,図柄制御基板37及びストック表示装置29は本発明における累積権利数表示手段、図11におけるS1310〜S1320の処理は本発明における第1所定値設定手段、図9におけるS950〜S960の処理,図柄制御基板37及びディスプレイ15は本発明における第1抽選確率表示手段、図9におけるS930〜S940の処理,図柄制御基板37及びディスプレイ15は本発明における第1所定値表示手段、図9におけるS970〜S980の処理,図柄制御基板37及びディスプレイ15は本発明における第2抽選確率表示手段、図5におけるS480の処理,図柄制御基板37及びディスプレイ15は本発明における報知手段である。
また、図4におけるS110〜S120で用いられる条件は本発明における第1抽選条件、図5におけるS420で用いられる条件は本発明における第2抽選条件、大当り確率は本発明における第1抽選確率、ストック払出確率は本発明における第2抽選確率、ストック数は本発明における累積権利数、抽選大当り回数は本発明における大当り提供回数である。
また、大当り確率を設定するためにユーザI/F45を介して行われる操作は本発明における第1外部操作、ストック払出確率を設定するためにユーザI/F45を介して行われる操作は本発明における第2外部操作、ストック比率基準値を設定するためにユーザI/F45を介して行われる操作は本発明における第3外部操作である。
また、ストック比率基準値は本発明における第1所定値,第5所定値、大当り確率表示基準値は本発明における第2所定値、ストック表示基準値は本発明における第3所定値、ストック確率表示基準値は本発明における第4所定値である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、上記実施形態においては、ユーザI/F45を介して操作が行われると、大当り確率が変更されるものを示したが、ストック数が予め設定された所定値を超えた場合に、大当り確率を遊技者に有利な方へ変更するようにしてもよい。尚、この所定値は、遊技客がかなり多くの投資をして遊技することによって獲得できるストック数にするとよい。即ち、遊技客が多くの投資をしている状態においては、射幸性の低い遊技機とすることができる。
例えば、上記実施形態においては、ユーザI/F45を介して操作が行われると、大当り確率が変更されるものを示したが、ストック数が予め設定された所定値を超えた場合に、大当り確率を遊技者に有利な方へ変更するようにしてもよい。尚、この所定値は、遊技客がかなり多くの投資をして遊技することによって獲得できるストック数にするとよい。即ち、遊技客が多くの投資をしている状態においては、射幸性の低い遊技機とすることができる。
また、上記実施形態においては、本発明の遊技機をパチンコ機に適用したものを例に挙げて説明したが、スロット機にも同様に適用可能である。
1…遊技機、3…外枠、5…内枠、7…遊技盤、9…ハンドル、11…上受け皿、13…下受け皿、15…ディスプレイ、17…特別図柄保留ランプ、19…始動入賞装置、21…可動入賞装置、23…普通図柄表示装置、25…普通図柄保留ランプ、27…始動ゲート、29…ストック表示装置、31…主制御基板、33…賞球制御基板、35…払出装置、37…図柄制御基板、39…音声制御基板、41…スピーカ、43…ランプ制御基板、45…ユーザI/F、45a…操作キー、45b…表示パネル、191…可動片、193…始動口センサ、195,217…ソレノイド、211…開閉板、213…特定領域センサ、215…カウントセンサ、271…ゲートセンサ。
Claims (7)
- 予め設定された第1抽選条件が成立すると、予め設定された第1抽選確率で抽選を行う第1抽選手段と、
前記第1抽選手段による抽選結果に従って、遊技者にとって有利な大当り遊技を行うための大当り権利を発生させ、該発生した大当り権利を累積する大当り権利発生手段と、
予め設定された第2抽選条件が成立すると、予め設定された第2抽選確率で抽選を行う第2抽選手段と、
前記第2抽選手段による抽選結果に従って、前記大当り権利発生手段により累積された大当り権利の数である累積権利数に応じた回数の前記大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、
を備えた遊技機であって、
予め設定された第1外部操作に基づいて、前記第1抽選確率の値を設定する第1抽選確率設定手段と、
予め設定された第2外部操作に基づいて、前記第2抽選確率の値を設定する第2抽選確率設定手段と、
前記累積権利数を、予め設定された第1所定値に対する比率で表示する累積権利数表示手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 予め設定された第3外部操作に基づいて、前記第1所定値を設定する第1所定値設定手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記累積権利数が予め設定された第2所定値以上である場合に、前記第1抽選確率の値を表示する第1抽選確率表示手段を備える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記累積権利数が予め設定された第3所定値以上である場合に、前記第1所定値を表示する第1所定値表示手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機。 - 前記累積権利数が予め設定された第4所定値以上である場合に、前記第2抽選確率の値を表示する第2抽選確率表示手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4何れかに記載の遊技機。 - 前記大当り権利発生手段により前記大当り権利が累積される毎に、その旨を報知する報知手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5何れかに記載の遊技機。 - 前記大当り遊技提供手段は、
前記第2抽選手段による抽選結果に従って、遊技者に対して提供すべき大当り遊技の回数である大当り提供回数を決定し、前記累積権利数が、前記大当り提供回数の最大値より大きく設定された第5所定値以下の場合には、前記大当り提供回数から前記累積権利数に応じて低減した回数の前記大当り遊技を遊技者に対して提供し、前記累積権利数が前記第5所定値より大きい場合には、前記大当り提供回数の前記大当り遊技を遊技者に対して提供する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6何れかに記載の遊技機。
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