JP2012050678A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通常遊技状態において上始動口または電チューに遊技球が入球した場合は、その入球を契機に抽選により取得された大当たり乱数が大当たりに当選しているか否かの当否判定を行い、大当たりに当選していると判定した場合、当該大当たりに係る特別図柄の変動中に当たり乱数が当たりに当選しているか否かの当否判定を行う。そして、当たり乱数が当たりに当選していると判定した場合は、当該当たり乱数に係る普通図柄の変動停止前に特典遊技として電チューが開放状態になる旨を報知する報知演出を実行するようにした。
【選択図】図5
Description
時短遊技機能を搭載したパチンコ遊技機では、常時開口している第1始動口の他に第2始動口として、遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備えており、時短遊技のときは、電チューの開放時間を延長するなどして遊技球の入賞率を高める構成となっている。電チューは、遊技球が特定領域を通過したときに変動する普通図柄が所定の当たり図柄で停止したときに所定時間、開成動作するように構成されている。
また、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するパチンコ遊技機では、遊技者が獲得できる出球数にメリハリを与えるために、第1始動口の入賞したときに比べて第2始動口に入賞したときのほうが遊技者に有利な大当たり、例えば出球数の多い大当たりが多く含まれるように構成されたものなども提案されている。
この場合、大当たり終了直後の遊技においては、一時的(例えば、第1特別図柄の保留を消化し終わるまで、若しくは第2始動口に遊技球の入球があるまで)にではあるが第1特別図柄での大当りの発生の有無よりも、遊技球の特定領域への通過とそれに伴う第2始動口の開放、入球に遊技者の興味が注がれることとなっていた。このため、本来大当りの発生有無に最も遊技者の興味が注がれて然るべきパチンコ遊技において、遊技の進行を妨げてしまうおそれがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、大当たり終了直後の変動において、遊技者の興味が大当りの発生有無に集中して注がれるようにしたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、遊技球の入球を契機に第1特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる第1始動口と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能であって、遊技球の入球を契機に第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる第2始動口と、前記第1又は第2始動口への遊技球の入球を契機に遊技者に有利な大当たり状態とするか否かを判断するための大当たり乱数を抽選により取得する大当たり乱数取得手段と、前記大当たり乱数取得手段によって取得された大当たり乱数の当否判定を行う大当たり乱数判定手段と、前記大当たり乱数に基づいて前記第1及び第2特別図柄の変動表示を行う特別図柄表示手段と、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄の変動表示を行っているときに前記第1始動口及び前記第2始動口に入球した遊技球の個数をそれぞれ記憶して、当該入球を契機とする前記第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を留保する特別図柄保留記憶手段と、前記特別図柄表示手段の第1特別図柄又は第2特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときに大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、遊技球が通過可能な特定領域と、遊技球の前記特定領域の通過を契機に第2始動口を遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化させるか否かを判断するための当たり乱数を抽選により取得する当たり乱数取得手段と、前記当たり乱数取得手段によって取得された当たり乱数の当否判定を行う当たり乱数判定手段と、前記当たり乱数に基づいて、普通図柄の変動表示を行う普通図柄表示手段と、前記普通図柄表示手段の普通図柄が所定態様で停止したときに前記第2始動口を利用した特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、演出画像を表示可能な画像表示手段と、前記画像表示手段の表示制御を行う演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記大当たり乱数判定手段により大当たりと判定された特別図柄の大当たり変動期間中に、前記当たり乱数判定手段により前記普通図柄が当たりに当選したと判定された場合は、前記第2始動口による特典遊技を報知する報知演出を実行することを特徴とする。
第3の形態のパチンコ遊技機は、前記大当たり遊技実行手段は、第2特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときのほうが、第1特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときより、遊技者に有利な大当たりに当選する割合が高いことを特徴とする。
第4の形態のパチンコ遊技機は、前記当たり乱数の当否を前記当たり乱数の取得時に事前に判定する事前判定手段を備え、前記演出制御手段は、前記大当たり乱数判定手段により大当たりと判定された特別図柄の大当たり変動期間中に、前記事前判定手段により前記当たり乱数が当たりに当選したと判定された場合は、前記第2始動口による特典遊技を報知する報知演出を実行することを特徴とする。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、ガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下方には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射ハンドル103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。
また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示装置(画像表示手段)11が配置されている。画像表示装置11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、特別図柄に応じた演出用の図柄画像、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態のときは、それぞれの遊技状態を示す演出画像等が表示される。リーチ状態は、例えば演出用の図柄画像として3つの図柄画像を表示する場合は、3つの図柄画像のうち2つの図柄画像が揃った状態であり、特別遊技状態は、3つの図柄画像が揃った状態を指す。
画像表示装置11の下方中央には、上始動口(第1始動口)13が配置されている。上始動口13は、遊技球が入賞したときに、後述する第1特別図柄表示器の第1特別図柄を変動表示させる権利(保留球)を発生させる。このため、上始動口13の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。
電チュー14は、後述する普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止したときに所定時間、開成動作するように構成されている。
また遊技盤10の右側領域であって、電チュー14の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
この図2に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板111が設けられている。
また副制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114等を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、上始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14内に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)14b、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16a、大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16b、一般入賞口17内に設けられた一般入賞口SW17aが接続されている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
また普通図柄表示器23は、保留ランプとして、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否か表示する。
本実施形態のパチンコ遊技機100では、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に有る場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
更に遊技制御基板111には、演出制御基板121、払出制御基板151、及び盤用外部情報端子基板160等が接続されている。盤用外部情報端子基板160は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
また上記演出制御基板121と共に演出制御手段を構成する画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には画像表示装置11及びスピーカ105が接続されている。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154等を有し、遊技球払出装置の払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等の制御を行う。また払出制御基板151には、枠用外部情報端子基板170が接続されている。枠用外部情報端子基板170は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、始動口入賞時、遊技者に有利な大当たり状態とするか否かを判断する大当たり乱数を、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数の中から抽選により一つ取得する。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が低確率遊技状態の10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりの5つの大当たりが用意されている。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりであり、従来の「突時大当たり」に相当する。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「突確大当たり」に相当する。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が上始動口13に入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図3(b)に示すように、第1始動口13又は電チュー(第2始動口)14入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、遊技球が上始動口13入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、遊技球が電チュー14入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
そして、時短フラグがOFFとなる低確率遊技状態又は高確率時短無し遊技状態のときは取得した当たり乱数が「9」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがONとなる低確率時短遊技状態又は高確率時短遊技状態のときは、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から取得した当たり乱数が「0」〜「8」のときに当たりと判定する。
大当たり遊技終了後の時短遊技状態においては、遊技盤10の右側領域に配置された電チュー14の入賞率が通常遊技状態より高なるため、遊技者は継続して右打ち遊技を行うことで、通常遊技状態に比べて遊技効率を大幅に高めることできる。このような時短遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで行われる。
先ず、図4(a)に示すように、画像表示装置11には主たる画像(以下、「主画像」と表記する)として、例えば大当たり乱数に対応した3つの特別図柄画像51が表示されている。例えば、図4(a)では、主画像として「1」「3」「5」の数字図柄で変動が停止した特別図柄画像が表示されている。
また、このとき画像表示装置11の右側下方には、当たり乱数に対応した普通図柄画像61が表示されている。なお、本実施形態では、普通図柄画像61の一例として「○」「×」の図柄画像を例に挙げて説明する。
この場合、図5(a)に示すように、画像表示装置11には主画像として、大当たり乱数に対応した3つの特別図柄画像51(「1」「3」「5」)が表示されている。またこのとき、画像表示装置11の右側下方には、当たり乱数に対応した普通図柄画像61が表示されている。
これにより、遊技者は当該第1特別図柄が大当たりに当選する大当たり変動期間中に、普通図柄が当たりに当選したときに、特典遊技として開放される電チュー14に遊技球を入賞させることが可能になる。
電チュー14による開放動作終了後は、図5(d)に示すように、特別図柄画像51を主画像に戻すようにする。この後、図5(e)に示すように「7」「7」「7」の数字図柄で変動を停止させた後、図5(f)に示すように大当たりである旨の表示を行う。この後、大当たり遊技に移行することになる。
また、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球が夫々記憶されている場合は、第2特別図柄に係る保留球を優先的に消化するようにしているので、遊技者に有利な時短遊技状態のときに効率よく遊技を進行することができる。
更に、大当たり直後に第1特別図柄の保留球の記憶に加えて第2特別図柄の保留球の記憶も溜まっていることが期待できるので、第1特別図柄の大当たりに比べて、多数の出球を獲得できる第2特別図柄の大当たりに連続して当選する期待度が高まるので、遊技者に多量の出球の獲得を期待させることができるという利点がある。
但し、画像表示装置11を利用して報知を行うように構成すると、別途報知手段を設ける必要がないためコストアップ無しで実現することができるという利点がある。
また、本実施形態のパチンコ遊技機は、電チュー14が遊技盤10の右側領域に配置されている場合を例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、電チュー14を遊技盤の左側領域、或いは遊技盤10の下方中央に配置することも勿論可能である。
従って、例えば大当たり変動中に、普通図柄用の当たり乱数の先読みを行い、当たり乱数が当たりに当選していると判別した場合は、当該当たり乱数に係る普通図柄の変動停止前に電チュー14が開放状態になる旨を報知する報知演出を実行してもよい。
このようにすれば、電チュー14の開放を開放以前から遊技者に意識させることができるので、より確実に遊技者に電チュー14を狙わせることが可能になる。つまり、電チュー14に向けて遊技球を発射する準備期間を十分確保することができるという利点がある。
[タイマ割込処理]
図6は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)等を実行する。
[始動口SW処理]
図7は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この場合、CPU112は、上始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判別を行い(S101)、第1始動口SW13aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S102)。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S103)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S104)。
次に、CPU112は、第1特別図柄保留ランプ24の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S105)。なお、ステップS102において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS103〜S105の処理をスキップしてステップS106に進む。また、ステップS101において、第1始動口SW13aがオンでないと判別した場合は、ステップS102〜S105の処理をスキップしてステップS106に進む。
次に、CPU112は、第2特別図柄保留ランプ25の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S110)、始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS107において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS108〜S110の処理をスキップして始動口SW処理を終了する。また、ステップS106において、第2始動口SW14aがオンでないと判別した場合は、ステップS107〜S110の処理をスキップして始動口SW処理を終了する。
次に、ゲートSW処理について説明する。
図8は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。なお、図8は、普通図柄用の当たり乱数を事前に判定しないときのゲートSW処理を示したものである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い(S221)、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S222)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S223)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S224)、ゲートSW処理を終了する。なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、当たり乱数を取得することなく、そのままゲートSW処理を終了する。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い(S221)、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S222)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S223)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM114に格納する(S224)。
次にステップS225において、当該特別図柄の変動が大当たり変動であるか否かの判別を行う。ステップS225において、当該特別図柄の変動が大当たり変動であると判別した場合は、続くステップS226において、取得した普通図柄用の当たり乱数が当たりに当選しているか否かの判定を行い、当たり乱数が当たりに当選していると判定した場合は、普図先読みコマンドをセットして(S227)、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、当たり乱数を取得することなくゲートSW処理を終了する。
またステップS225において、当該特別図柄の変動が大当たり変動でないと判別した場合、或いはステップS226において、当たり乱数が当たりに当選していないと判定した場合は、普図先読みコマンドをセットすることなく、ゲートSW処理を終了する。
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中であるか否かの判別を行い(S311)、大当たり遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S312)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S313)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S314)。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S322)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S323)。この後、特図変動停止コマンドをセットし(S324)、後述する停止中処理(S325)を実行して特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS316において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、後述する客待ち設定処理に実行して(S326)、特別図柄処理を終了する。
図11は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に記憶された大当たり乱数の判定を行い(S331)、続くステップS332において大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114に記憶された大当たり図柄乱数の判定を行い(S333)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする大当たり図柄を設定して(S334)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS332において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数に基づいて小当たりであるか否かの判別を行う(S335)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする小当たり図柄を設定して(S336)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS335において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットするハズレ図柄を設定して(S337)、大当たり判定処理を終了する。
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S341)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S342)。
一方、ステップS341において、大当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S343)、リーチであるか否かの判別を行う(S344)。ここで、リーチと判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットする(S345)。また、ステップS344において、リーチでないと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S346)。
次に、CPU112は、先に取得した変動パターン乱数の判定を行い(S347)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンを設定して(S348)、変動パターン選択処理を終了する。
図13は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短フラグがONであるか否かの判別を行い(S351)、時短フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」を減算する(S352)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S353)、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので時短フラグをOFFにする(S354)。なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Xが「0」であるか否かの判別を行い(S357)、残ゲーム回数Xが「0」であれば、高確率ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので高確フラグをOFFにする(S358)。なお、ステップS355において、高確フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」でないと判別した場合は、ステップS359に移行する。
一方、ステップS360において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく停止中処理を終了する。
また、ステップ359において、大当たりであると判別した場合は、次に大当たりが長当たりであるか否かの判別を行い(S364)、長当たりであると判別した場合は、長当たり遊技フラグをONにし(S365)、そうでなければ短当たりフラグをONにして(S366)する。この後、時短ゲームの残ゲーム回数J、及び高確率ゲームの残回数Xをそれぞれ「0」をセットして、残ゲーム回数J/Xをリセットした後(S367)、時短フラグと高確フラグをOFFにする(S368)。この後、ステップS362に進む。
図14は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、待ちフラグがONでないと判別した場合は、客待ちコマンドをセットすると共に、客待ちフラグをONにしてから(S372、S373)、客待ち設定処理を終了する。
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、特典遊技を示す補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S381)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S382)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S383)、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S384)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S385)、普通図柄表示器23に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S386、S387)。
ここで、変動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば4.0秒、時短フラグがONであれば、1.5秒に設定することが考えられる。
次にCPU112は、普通図柄の変動を開始すると共に、普図変動開始コマンドをセットする(S388、S389)。
次に、普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行い(S393)、普通図柄が当たり図柄である場合は、普図当たりコマンドをセットすると共に(S394)、補助遊技フラグをONにして(S395)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS393において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、普通図柄処理を終了する。
また、ステップS382において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS390に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、オープニング中であるか否かの判別を行う(S412)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S413)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う(S414)。
次にCPU112は、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S418)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判別を行う(S419)。
ここで、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、大入賞口16の作動を終了する。つまり、大入賞口16を開状態から閉状態にする(S420)。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく大入賞口16の作動を終了する(S420)。
ここで、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、エンディングを開始すると共に、エンディングコマンドをセットする(S422、S423)。
次いで、CPU112は、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする(S424)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S425)、エンディング時間を経過したと判別した場合は、後述する遊技状態設定処理を実行し(S426)、大当たりフラグをOFFにして(S427)、大入賞口処理を終了する。
ここで、大入賞口16が作動中であると判別した場合は、ステップS418に移行し、大入賞口16が作動中でないと判別した場合はステップS415に移行する。
また、ステップS413において、オープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS419において、個数カウンタC1の値が規定個数に達していないと判別した場合、ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合、或いはステップS425において、エンディング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
図18は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、小当たりであるか否かの判別を行い(S431)、小当たりであると判別した場合は遊技状態設定処理を終了する。
一方、小当たりでないと判別した場合は、次に通常長当たり(低確率時短付き長当たり)であるか否かの判別を行い(S432)、通常長当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「10000」をセットして(S433、S434)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS432において、通常長当たりでないと判別した場合は、高確率遊技を付与する大当たりであるので、高確フラグをONにすると共に、高確ゲームの残ゲーム回数Xに例えば「10000」をセットする(S435、S436)。
次に、当たりが時短付き当たりであるか否かの判別を行い(S437)、時短付き当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして(S438、S439)、遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS437において、時短付き当たりでないと判別した場合、時短フラグをOFFにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jをリセットして(S440、S441)、遊技状態設定処理を終了する。
図19は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー14が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー14が作動中でなければ、遊技状態に応じて、電チュー14の作動パターンを設定し(S513)、電チュー14の作動を開始する(S514)。
次に、CPU112は、電チュー14の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー14の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
この場合、電チュー14の作動時間は、時短フラグのON、OFFに関わらず、1.80秒開放×3回に設定する。つまり、普通図柄が当たりに当選した場合は、時短フラグに関わらず電チュー14は遊技球が入賞可能な状態になる。
なお、ステップS512において、電チュー14が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー14の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
[タイマ割込処理]
図20は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図20に示すタイマ割込処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板121のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、コマンド送信処理(S620)等を実行する。
図21は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(S701)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、RAM124に記憶した保留球の保留数の加算を行う(S702)。そして保留数加算後、保留数コマンドをセットする(S703)。
次に、CPU122は、特図変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S704)、特図変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、演出選択処理を実行する(S705)。そして、演出選択処理終了後、次に特図変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行い(S706)、特図変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、特図変動演出終了中処理を実行する(S707)。特図変動演出終了中処理終了後は、ステップS708に進む。なお、ステップS704において、特図変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。また、ステップS706において、特図変動停止コマンドを受信していないと判別した場合は、特図変動演出終了中処理を実行することなくステップS708に進む。
図22は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、先ず、特図変動開始コマンドの解析を行い(S721)、特図変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報、大当たり情報、大当たり図柄情報、リーチ情報等に基づいて、特図変動演出パターンの選択を行う(S722)。
次に、CPU122は、選択した特図変動演出パターンに応じた変動演出開始コマンドをセットする(S723)。この後、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S724)、演出選択処理を終了する。
図23は、特図変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、特図変動停止コマンドの解析を行い(S731)、解析結果に基づいて、図示しないがモードフラグの変更等の各種処理を行った後、特図変動演出終了コマンドをセットして(S732)、特図変動演出終了中処理を終了する。
次に、普図変動演出開始処理について説明する。
図24は、普通図柄用の当たり乱数の事前判定を行わなかった場合の普図変動演出開始処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、普図当たりコマンドを受信したか否かの判別を行い(S741)、普図当たりコマンドを受信したと判別した場合は、次に特別図柄の当該変動は大当たりであるか否かの判別を行う(S742)。ここで、特別図柄の当該変動が大当たりであると判別した場合は、上記図5に示したような普通図柄の報知演出を行うために、当たり変動演出開始コマンドをセットして(S743)、普図変動演出開始処理を終了する。
一方、ステップS741において、普図当たりコマンドを受信していないと判別した場合、或いは特別図柄の当該変動が大当たりでないと判別した場合は、上記図4に示したような普通図柄の表示を行うための通常変動演出開始コマンドをセットして(S744)、普図変動演出開始処理を終了する。
この場合、CPU122は、普図先読みコマンドを受信したか否かの判別を行い(S751)、普図先読みコマンドを受信したと判別した場合は、上記図5に示したような普通図柄の報知演出を行うために、当たり変動演出開始コマンドをセットして(S752)、普図変動演出開始処理を終了する。
一方、ステップS741において、普図先読みコマンドを受信していないと判別した場合は、上記図4に示したような普通図柄の表示を行うための通常変動演出開始コマンドをセットして(S753)、普図変動演出開始処理を終了する。
Claims (4)
- 遊技球の入球を契機に第1特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる第1始動口と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能であって、遊技球の入球を契機に第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる第2始動口と、
前記第1又は第2始動口への遊技球の入球を契機に遊技者に有利な大当たり状態とするか否かを判断するための大当たり乱数を抽選により取得する大当たり乱数取得手段と、
前記大当たり乱数取得手段によって取得された大当たり乱数の当否判定を行う大当たり乱数判定手段と、
前記大当たり乱数に基づいて前記第1及び第2特別図柄の変動表示を行う特別図柄表示手段と、
前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄の変動表示を行っているときに前記第1始動口及び前記第2始動口に入球した遊技球の個数をそれぞれ記憶して、当該入球を契機とする前記第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を留保する特別図柄保留記憶手段と、
前記特別図柄表示手段の第1特別図柄又は第2特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときに大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、
遊技球が通過可能な特定領域と、
遊技球の前記特定領域の通過を契機に第2始動口を遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化させるか否かを判断するための当たり乱数を抽選により取得する当たり乱数取得手段と、
前記当たり乱数取得手段によって取得された当たり乱数の当否判定を行う当たり乱数判定手段と、
前記当たり乱数に基づいて、普通図柄の変動表示を行う普通図柄表示手段と、
前記普通図柄表示手段の普通図柄が所定態様で停止したときに前記第2始動口を利用した特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、
演出画像を表示可能な画像表示手段と、
前記画像表示手段の表示制御を行う演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記大当たり乱数判定手段により大当たりと判定された特別図柄の大当たり変動期間中に、前記当たり乱数判定手段により前記当たり乱数が当たりに当選したと判定された場合は、前記第2始動口による特典遊技を報知する報知演出を実行することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記特別図柄保留記憶手段に、前記第1特別図柄の変動表示を開始させる権利と前記第2特別図柄の変動表示を開始させる権利とが記憶されている場合は、前記第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を優先的に消化することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 前記大当たり遊技実行手段は、第2特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときのほうが、第1特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときより、遊技者に有利な大当たりに当選する割合が高いことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
- 前記当たり乱数の当否を前記当たり乱数の取得時に事前に判定する事前判定手段を備え、
前記演出制御手段は、前記大当たり乱数判定手段により大当たりと判定された特別図柄の大当たり変動期間中に、前記事前判定手段により前記当たり乱数が当たりに当選したと判定された場合は、前記第2始動口による特典遊技を報知する報知演出を実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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