JP2005229724A - スイッチトリラクタンスモータの制御装置 - Google Patents

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Yoichi Omori
洋一 大森
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Abstract

【課題】アブソリュート型位置検出器を用いることなく、適正な始動を行うことができるスイッチトリラクタンスモータの始動装置を提供する。
【解決手段】スイッチトリラクタンスモータに電力を供給し始める直後の微少時間は前記スイッチトリラクタンスモータの全ての相に同時に同一の電圧を印加する始動電圧印加手段と、前記微少期間直後の時点における前記スイッチトリラクタンスモータの全ての相の電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力より前記スイッチトリラクタンスモータの回転子の位置を推定演算する位置推定手段とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチトリラクタンスモータの制御装置に関するものであり、位置センサを使用しないで始動時の回転子位置を推定する技術に関するものである。
スイッチトリラクタンスモータを制御する場合、固定子の突極部と回転子の突極部との位置関係によってトルク方向が変わるので、回転子の位置を検出する位置検出器が必要となる。位置検出器には、アブソリュート型とインクリメント型がある。アブソリュート型は、回転子の絶対位置を出力することができるが高価である。従って、回転子の移動量しか出力できないが安価なインクリメント型が採用されている。位置信号は、インクリメント型位置検出器の出力を積算することで得ることができる。
しかしながら、アブソリュート型であれば電源投入直後に位置を知ることが出来るが、インクリメント型ではそれが不可能であり、従って始動時の位置が不明となる。そこである特定の相のみを励磁し、回転子の突極歯と固定子の突極歯が合致する位置に落ち着くのを待ってからインクリメント型位置検出器の出力の積算値を所定値にプリセットし、通常の運転へ移行させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−237982号公報
インクリメント型位置検出器を用いた場合、電源投入直後の回転子の位置が不明である。従って特定の相のみを励磁して落ち着いてから通常運転へ移行する方法が採用されているが、これでは始動時の回転方向が特定できないという問題点がある。
また、静止摩擦や負荷トルクが存在する場合は、特定の相のみを励磁して落ち着いた状態でも完全に回転子の突極歯と固定子の突極歯が合致しないので、インクリメント型位置検出器の出力の積算値を正しい値にプリセットすることができなくなり、その後の通常運転においても位置誤差を含んだままとなり、運転効率などの特性が悪くなる。
そこで本発明は、スイッチトリラクタンスモータに電力を供給し始める直後の微少時間はスイッチトリラクタンスモータの全ての相に同時に同一の電圧を印加する始動電圧印加手段と、前記微少期間直後の時点におけるスイッチトリラクタンスモータの全ての相の電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力よりスイッチトリラクタンスモータの回転子の位置を推定演算する位置推定手段とを具備する。
また、前記位置推定手段において、入力した前記電流検出手段の出力である各相の電流値の大小関係より前記回転子の位置の領域を判別し、前記各相の電流から選択された2相分の比より前記選択され領域内で回転子位置を求めることを特徴とする。
始動電圧印加手段により、始動直後の微少期間t1だけスイッチトリラクタンスモータの全ての相に同時に同一の電圧を印加する。図2は、3相の巻き線が施されたスイッチトリラクタンスモータの場合に、始動電圧印加手段により印加された電圧波形例(Vu,Vv,Vw)を示している。すると、例えば図2の破線で示された電流(Iu,Iv,Iw)が流れ、電流検出手段は、微少期間直後の各相の電流値(図2の黒丸の値のIup,Ivp,Iwp)を出力する。
回転子位置θと電流検出手段の出力であるIup,Ivp,Iwpの関係は、固定子極数6で回転子極数4のスイッチトリラクタンスモータの場合に例えば図3のようになる。これは回転子の突極歯と固定子の突極歯との位置関係により磁気抵抗が変化するためである。位置推定手段は、まずIup,Ivp,Iwpの大小関係により回転子位置の図3に示されるAからFまでの6つの領域を判別する。例えば図2の場合はIup>Iwp>Ivpなので図3より領域Cに回転子位置があることが判明する。図3のAの領域で小さい方の2相の電流の比Kと位置θとの関係を図4のように予め求めてテーブル化しておく。次に位置推定手段は、電流検出手段の出力の中で小さい方の2つの電流の比K(図2の場合はIvpとIwpとの比のK=Ivp/Iwp)を求め、得られたKによって図4のテーブルを参照して仮の回転子位置θ’を求め、図5の各領域に基づいた式で回転子位置θを求める。
ここで電流比Kを求める際に小さい方の2つの電流を用いたが、大きい方の2つを用いても、最大と最小の2つを用いても差し支えない。その際は、図4のテーブルもそれに合ったものに変更する必要がある。
以上説明したように、本発明の手段により、始動直後の回転子位置を求めることができるので、逆転することなく滑らかにモータを回転させることができる。また、静止摩擦や負荷トルクが存在する場合でも位置推定手段の出力は正確な位置を得ることができるので、インクリメント型位置検出器の出力の積算値を始動直後に位置推定手段の出力でプリセットすることで、その後の運転において位置誤差を残す恐れがなく、効率低下などの特性劣化を招く恐れがない。
安価なインクリメント型位置検出器でも逆転のない始動が得られ、特性劣化のない運転が実現した。
図1は、本発明の1実施例のブロック図である。駆動回路4は、スイッチ8で選択されたスイッチング信号に従って直流電源5をスイッチトリラクタンスモータ1の3相巻き線Lu,Lv,Lwに印加する。インクリメント型位置検出器2は、スイッチトリラクタンスモータ1の回転子位置の変化に対応したパルス列を出力する。始動直後において、スイッチ8は始動電圧印加手段7の出力を選択して駆動回路4へ出力する。すると、図2に示されるような電圧が微少期間t1だけ各巻線に印加される。
t1終了時点において、電流検出手段3は各相の電流を検出してIup,Ivp,Iwpとして出力する。
位置推定手段9は、Iup,Ivp,Iwpを入力し、その大小関係により図3に示される6つの領域を判別する。また小さい方の2つの電流比Kを求めて図4のテーブルを参照して仮の位置θ’を求めて、図5に示されている領域に応じた計算式により回転子位置θを求めて出力する。
パルス積算器10は、インクリメント型位置検出器2の出力パルスを積算して回転子位置θを出力するが、t1終了時点には位置推定手段9の出力の値にプリセットする。
スイッチ8は、t1終了後にトルク制御器6の出力を選択して駆動回路4へ出力する。トルク制御器6は、パルス積算器10の出力の回転子位置θに基づいて、スイッチトリラクタンスモータ1が入力したトルク指令Trefに追従するような制御信号を出力する。
安価なインクリメト型の位置検出器であっても、始動や運転特性においてアブソリュート型位置検出器を使用した場合と変化のない運転が得られることから、産業上の利用の可能性は大いにある。
本発明の実施例を示した説明図である。 始動電圧印加手段による各巻線の電圧波形と電流波形の一例である。 回転子位置と電流検出手段出力との関係の一例である。 電流比と回転子位置との関係の一例である。 各領域における位置計算式である。
符号の説明
1 スイッチトリラクタンスモータ
2 インクリメント型位置検出器
3 電流検出手段
4 駆動回路
5 直流電源
6 トルク制御器
7 始動電圧印加手段
8 スイッチ
9 位置推定手段
10 パルス積算器

Claims (2)

  1. スイッチトリラクタンスモータの制御装置において、前記スイッチトリラクタンスモータに電力を供給し始める直後の微少時間は前記スイッチトリラクタンスモータの全ての相に同時に同一の電圧を印加する始動電圧印加手段と、前記微少期間直後の時点における前記スイッチトリラクタンスモータの全ての相の電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力より前記スイッチトリラクタンスモータの回転子の位置を推定演算する位置推定手段とを具備することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  2. 前記位置推定手段において、入力した前記電流検出手段の出力である各相の電流値の大小関係より前記回転子の位置の領域を判別し、前記各相の電流から選択された2相分の比より前記選択され領域内で回転子位置を求めることを特徴とする請求項1記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
JP2004035844A 2004-02-13 2004-02-13 スイッチトリラクタンスモータの制御装置 Pending JP2005229724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104267A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Daikin Ind Ltd モータ装置
JP2015133853A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 株式会社Ihi センサレスモータ装置

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