JP2005227651A - レンズ鏡筒のカム機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転駆動される第一のリング部材と、光学部材を支持し光軸方向に直進案内された第二のリング部材とを有し、この第一、第二のリング部材のいずれか一方の周面に同一の基礎軌跡の複数のカム溝を設け、他方にこの複数のカム溝にそれぞれ係合する複数のカムフォロアを設けたレンズ鏡筒のカム機構において、カム環のカム溝を交差させて配置するズームレンズ鏡筒において、脱線のおそれのないカム機構を提供する。
【解決手段】 周方向位置を異ならせて、単一のカム溝とカムフォロアからなる単一セットと、軸方向前後に位置を異ならせた前後のカム溝とカムフォロアからなる、少なくとも一つの前後対のグループとを設けて、単一セットのカム溝と前後対グループのカム溝とを交差させ、次のA、Bの少なくとも一方の条件を満足させたレンズ鏡筒のカム機構。
A.単一セットのカム溝の溝幅は、前後対グループのカム溝の溝幅より広いこと、
B.単一セットのカム溝と前後対グループの一方のカム溝との周方向間隔と、該単一セットのカム溝と前後対グループの他方のカム溝との周方向間隔を異ならせること。
【選択図】 図20

Description

本発明は、レンズ鏡筒のカム機構に関する。
例えば、ズームレンズ鏡筒では、回転駆動されるカム環により、ズームレンズ系の一部を構成するレンズ群(変倍レンズ群)を支持したレンズ支持筒を光軸方向に直進移動させることが広く行われている。すなわち、カム環は周面に同一の基礎軌跡の複数のカム溝を有し、光軸方向に直進案内されたレンズ支持筒はこれらのカム溝に係合するカムフォロアを有している。同一基礎軌跡のカム溝とカムフォロアは、安定支持のため、周方向に120゜等配で設けるのが普通である。
しかしながら、ズームレンズ鏡筒では、小型化のためにカム環を小径化していくと、カム溝は交差せざるを得なくなり、単純に120゜等配で設けると、カムフォロアがカム溝から脱線するおそれがある。また、以上のカム溝とカムフォロアの関係は、ズームレンズ系の変倍レンズ群の移動機構のみならず、フォーカスレンズ群や他の光学部材の移動機構として採用される可能性も十分ある。
特開平10−282394号公報 特開平11−218666号公報
本発明は、以上の問題意識に基づき、同一の基礎軌跡を有するカム溝をカム環上に交差させて配置したとしても、カムフォロアがカム溝から脱線するおそれがないレンズ鏡筒のカム機構を得ることを目的とする。
本発明は、回転駆動される第一のリング部材と、光学部材を支持し光軸方向に直進案内された第二のリング部材とを有し、この第一、第二のリング部材のいずれか一方の周面に同一の基礎軌跡の複数のカム溝を設け、他方にこの複数のカム溝にそれぞれ係合する複数のカムフォロアを設けたレンズ鏡筒のカム機構において、周方向位置を異ならせて、単一のカム溝とカムフォロアからなる単一セットと、軸方向前後に位置を異ならせた前後のカム溝とカムフォロアからなる、少なくとも一つの前後対のグループとを設けて、単一セットのカム溝と前後対グループのカム溝とを交差させ、次のA、Bの少なくとも一方の条件を満足させたことを特徴としている。
A.単一セットのカム溝の溝幅は、前後対グループのカム溝の溝幅より広いこと、
B.単一セットのカム溝と前後対グループの一方のカム溝との周方向間隔と、該単一セットのカム溝と前後対グループの他方のカム溝との周方向間隔を異ならせること。
「カム溝とカムフォロアのセット」とは、カム溝とこれに対応するフォロアとは対応関係にあり、カム溝の幅と深さ(広く形状)は、カムフォロアの径と長さ(広く形状)に対応していることを述べたものである。従って、カム溝(カムフォロア)の位置や形状について述べるときは、当然に対応するカムフォロア(カム溝)の位置や形状についても述べている。
以上のレンズ鏡筒のカム機構によれば、カム溝の交差の態様を問うことなく、カムフォロアがカム溝から脱落するのを防止することができる。
本発明は理論的には一つの単一セットと一つの前後対グループが周方向に位置を異ならせて存在すれば成立するが、より具体的な態様では、レンズ群を安定保持するため、前後対グループを周方向に複数設けることが好ましい。この態様では、一つの前後対グループの前後のカム溝はそれぞれ、他の前後対グループ及び単一セットの全てのカム溝に交差させることができる。
この態様ではさらに、
A.いずれかの前方セットと単一セットの周方向間隔と、複数の前方セット間の周方向間隔とを不等間隔とする、
B.いずれかの後方セットと単一セットの周方向間隔と、複数の後方セット間の周方向間隔とを不等間隔とする、
C.前後対グループの少なくとも一組の前後のカム溝の光軸方向の設置間隔を、他の前後対グループにおける前後のカム溝の光軸方向の設置間隔とは異ならせる、
D.前後対グループの少なくとも一組の前後のカム溝の溝幅と溝深さの少なくとも一方を互いに異ならせる(カム溝の深さを変えることは、幅を変えることと同様のカムフォロアの脱線防止効果がある。しかし、カム溝の深さを変える(あるカム溝の深さを深くする)レンズ鏡筒の小径化を図るには不利である)、及び
E.前後対グループの一組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係を、他の組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係とは異ならせる、
の一以上を適用することで、より確実にカムフォロアの脱落を防止することができる。
この態様でのカム溝の具体的な総本数は、レンズ鏡筒の径、カム溝形状等に応じて決定されるが、例えば、本出願人会社の開発するレンズ鏡筒では、合計5本とする(周方向1カ所に単一セット、2カ所に前後セットを設ける)のが最も実際的であった。
本発明によると、同一基礎軌跡の複数のカム溝が交差するように配置されたズームレンズ鏡筒においても、カムフォロアがカム溝から脱落することのないカム機構が得られる。
図1は、本実施形態のズームレンズ鏡筒に搭載されるズームレンズ光学系を示している。このズームレンズ系は、物体側から順に、正のパワーの第1レンズ群L1、負のパワーの第2レンズ群L2、正のパワーの第3レンズ群L3、及び正のパワーの第4レンズ群L4からなるバリフォーカルレンズ系である。変倍は、第1ないし第3レンズ群L1〜L3で行い、変倍に伴う焦点移動を第4レンズ群L4で補正する。変倍時に第1レンズ群L1と第3レンズ群L3は一定間隔を保って一緒に移動する。第4レンズ群L4は同時にフォーカス群である。図1は、ズーミング軌跡と収納時の軌跡の両方を描いている。なお、厳密には、バリフォーカスレンズ系は変倍に伴って焦点移動が生じるレンズ系、ズームレンズ系は焦点移動が生じないレンズ系として定義されているが、本実施形態では、バリフォーカルレンズ系をズームレンズ系と呼ぶ。
図1ないし図19について、本実施形態のズームレンズ鏡筒の全体構造を説明する。カメラボディに固定される固定筒11には、例えば図8に示すように、その内周面に雌ヘリコイド11aと、光軸と平行な方向の直進案内溝11bとが形成されている。この固定筒11の雌ヘリコイド11aには、図9に示すように、カムヘリコイド環12の後端部に形成した雄ヘリコイド12aが螺合する。雄ヘリコイド12aの山部には平歯車12bが形成されており、この平歯車12bが、固定筒11の内面凹部11c(図3)に位置させて回動自在に支持した駆動ピニオン13(図15参照)と常時噛み合う。従って、カムヘリコイド環12は、駆動ピニオン13及び平歯車12bを介して回動すると、雄ヘリコイド12aと雌ヘリコイド11aに従って光軸方向に移動する。本実施形態のズームレンズ鏡筒は、このカムヘリコイド環12が光軸を中心とする唯一の回動部材である。
カムヘリコイド環12の外周には、直進案内環14が嵌まっている。この直進案内環14はその後端部外面に径方向の直進案内突起14aを有し、後端部の内面にバヨネット突起14b(図4)を有する。直進案内突起14aは、固定筒11の直進案内溝11bに相対移動自在に嵌まっており、バヨネット突起14bは、カムヘリコイド環12の雄ヘリコイド12a(平歯車12b)の直前に形成した周方向溝12cに相対回転自在に嵌まっている。従って直進案内環14は、回転せずに光軸方向にカムヘリコイド環12と一緒に移動する。
カムヘリコイド環12の外周面には、図4、図9、図16に示すように、第1レンズ群L1を支持した1群移動筒15用のカム溝C15と、飾り筒16用のカム溝C16が形成されており、内周面には、第2レンズ群L2を支持した2群移動筒17用のカム溝C17(図19参照)が形成されている。1群用カム溝C15と飾り筒用カム溝C16は僅かに形状が相違し、それぞれ周方向に離隔させて3本ずつ形成され、2群用カム溝C17は同一基礎軌跡が周方向及び光軸方向に離隔させて5本形成されている。1群移動筒15、飾り筒16、2群移動筒17はそれぞれ光軸方向に直進案内されており、これらの1群用カム溝C15、飾り筒用カム溝C16、2群用カム溝C17に従って、カムヘリコイド環12の回転に伴って光軸方向に進退する。
これらの直進案内関係を説明する。1群移動筒15は、図4、図5に示すように、外筒15X、内筒15Y及びこの外筒15Xと内筒15Yの先端部を接続したフランジ壁15Zを有する断面コ字状をなしており、外筒15Xと内筒15Yの間に、カムヘリコイド環12が位置している。外筒15Xの後端部には、カムヘリコイド環12の1群用カム溝C15に嵌まるカムフォロア15aが固定されている。内筒15Yの先端部には、図8、図9に示すように、第1レンズ群L1を固定した1群枠24が螺合固定されている。1群枠24は、第1レンズ群L1を光軸方向に位置調整してズーミング調整する際に用いることができる。
固定筒11に直進案内されている直進案内環14の内周面には、光軸と平行な直進案内溝14c(図9)が略120゜間隔で形成されており、この直進案内溝14cに、外筒15Xの後端部から径方向に突出させた直進案内突起15bが嵌まっている。1群移動筒15の外筒15Xには、組立用溝15cの後端部に幅の狭い直進案内溝15d(図16)が形成されており、この直進案内溝15dに、外筒15Xと直進案内環14の間に位置する飾り筒16に固定した直進案内キー16aが位置している。1群移動筒15と飾り筒16の光軸方向の相対移動距離(1群用カム溝C15と飾り筒用カム溝C16の形状の違い)は、僅かであり、直進案内溝15dの光軸方向の長さもこれに対応して短い。直進案内キー16aには一体に、飾り筒用カム溝C16に嵌まるカムフォロア16bが設けられている。
1群移動筒15と飾り筒16との間には、圧縮コイルばね19(図3ないし図5参照)が挿入されている。この圧縮コイルばね19は、1群移動筒15を後方に、飾り筒16を前方に移動付勢して、1群用カム溝C15とカムフォロア15aの間、及び飾り筒用カム溝C16とカムフォロア16bの間のバックラッシュをとる作用をする。
また、1群用カム溝C15と飾り筒用カム溝C16は、図16に示すように、撮影位置と比較して収納位置においては飾り筒16を1群移動筒15に対して前方に出し、バリアブロック30(図8)のバリアと第1レンズ群L1との干渉を防ぐように僅かに形状を異ならせて設定されている。図3に示す収納位置において、1群移動筒15の前端部のフランジ壁15Zと、その前方に位置する飾り筒16のフランジ壁との間のクリアランスc1は、図4または図5に示す撮影状態における両フランジ壁間のクリアランスよりも大きく形成されているのが分かる。別言すると、撮影位置においては、バリアブロック30を第1レンズ群L1に接近させることで、バリアブロック30によるケラレを防止している。バリアブロック30は、飾り筒16の前端部に支持されており、該バリアブロック30のすぐ後方に位置させたバリア開閉環31(図9)を収納位置近傍においてカムヘリコイド環12によって回転させることで、バリアの開閉を行う。このようなバリア開閉環31の回転運動でバリアブロック30の開閉を行うバリア機構は周知である。
また、飾り筒用カム溝C16は、その前端部が開放されており、飾り筒16のカムフォロア16bは、特定の組立位置において、その開放端C16a(図16)から該カム溝C16内に挿入される。1群用カム溝C15についても、同様に前端開放端C15aから1群移動筒15のカムフォロア15aが挿入される。
1群移動筒15の内筒15Yには、その内周面に光軸と平行な方向の直進案内突起15f(図6、図7)が形成されており、2群移動筒17には、この直進案内突起15fが相対摺動自在に嵌まる光軸と平行な方向の直進案内溝17aが形成されている。直進案内突起15fにはその中心部に、光軸と平行な方向の吊り溝15eが形成されており、この吊り溝15eの後端部は閉じられている(図17、図18参照)。2群移動筒17には、カムヘリコイド環12の2群用カム溝C17に嵌まるカムフォロア17cが形成されている。
2群移動筒17の内周には、第3レンズ群L3を支持した3群移動筒18が位置している。この3群移動筒18には、2群移動筒17の直進案内溝17aに内側から相対摺動自在に嵌まる光軸と平行な直進案内突起18aが形成されている。この直進案内突起18aの中心部には、吊り溝15eに嵌まる直進キー(ストッパ突起)18b(図11、図17、図18)が形成されている。図11に示すように、3群移動筒18には、第3レンズ群L3の前方に位置させてシャッタブロック20が挿入され、抑え環20aで固定されている。そして、この3群移動筒18(抑え環20a)と2群移動筒17との間には、圧縮コイルばね21が挿入されていて、常時、2群移動筒17に対して3群移動筒18を後方に移動付勢している。この3群移動筒18の後方への移動端は、直進キー18bが1群移動筒15の吊り溝15eの後端部に当接する位置で規制される。すなわち、撮影状態においては、直進キー18bが1群移動筒15の吊り溝15eの後端部に当接した状態が維持され、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3との相対間隔が一定となる。ズームレンズ鏡筒が撮影状態から収納状態へ変化する際には、第3レンズ群L3(3群移動筒18)が機械的な後退端に達した後、第1レンズ群L1が1群用カム溝C15に従ってさらに後退すると、圧縮コイルばね21が撓んで第1レンズ群L1が第3レンズ群L3に接近する(図1参照)。直進キー18bは頭部が膨らんでいて、吊り溝15eからの脱落が防止されている。
圧縮コイルばね21は、直接2群移動筒17に作用させてもよい(第2レンズ群L2は2群移動筒17に固定してもよい)が、図示実施形態では、収納長の一層の短縮を図るため、2群移動筒17に対して第2レンズ群L2を後退可能としている。図12、図13はその構成を示すもので、2群移動筒17には、先端部に内方フランジ17dを有する筒状部17eが形成されており、この筒状部17eには光軸と平行で後端及び前端が開放された直進案内溝17fが、周方向に等角度間隔で3本形成されている。筒状部17eには、中間筒部材25に形成したフランジ部25aが嵌っており、フランジ部25aの外周面に周方向に等角度間隔で突設した径方向外向きの3本の案内突起25dが、対応する直進案内溝17fに後方からそれぞれ嵌められている。このため、中間筒部材25は2群移動筒17に対して、光軸回りの相対回転が規制され、光軸方向にのみ相対移動可能であり、フランジ部25aの前面が内方フランジ17dの後面に当接するまで前方へ移動できる。第2レンズ群L2は、2群枠26に固定されており、この2群枠26の雄ねじ26bが中間筒部材25の内周に形成された雌ねじ25eに螺合されている。従って、光軸回りの回転が規制された中間筒部材25に対して2群枠26を回転させることで、第2レンズ群L2の光軸方向の位置を調整(ズーミング調整)することができ、調整後は、接着剤穴25bから接着剤を滴下することで、2群枠26を中間筒部材25に固定することができる。2群移動筒17の内方フランジ17dの前端面と2群枠26の外方フランジ26aとの間には、調整代を含めた隙間c2(図13)が存在する。圧縮コイルばね21は、中間筒部材25に作用しており、常時は(撮影状態では)、中間筒部材25はフランジ部25aが内方フランジ17dに当接する位置に保持される。つまり、第2レンズ群L2の位置は撮影状態では2群用カム溝C17によって制御される一方、収納時には、2群枠26が1群枠24の後端によって機械的に後方に押されることで、外方フランジ26aが内方フランジ17dに当接する位置まで後退でき、隙間c2分収納長の短縮ができる。
中間筒部材25には、遮光枠27が支持されている。遮光枠27は、環状の遮光部27aと、この環状遮光部27aから略120゜間隔で前方に延びる保持脚27bと、保持脚27bの先端部を外方に曲折した抜け止めフック部27cとを有しており、中間筒部材25には、この抜け止めフック部27cが嵌まる遮光部材保持穴25cが形成されている(図12)。そして、遮光枠27と2群枠26の間には、円錐コイルばね28が挿入されていて、遮光枠27を常時後方に移動付勢している。この遮光枠27は、鏡筒を収納するとき、遮光枠27が機械的な後退端に達すると、円錐コイルばね28を撓ませて2群枠26に接近する。遮光部材保持穴25cの光軸方向長は、環状遮光部27aが第2レンズ群L2に当接できるように設定されている。
円錐コイルばね28はさらに、2群枠26を回転させて行うズーミング調整時のバックラッシュ取りの作用をする。ズーミング調整は、画像位置を観察しながら、第2レンズ群L2の光軸方向位置を調整して行う調整であり、2群枠26の中間筒部材25(2群移動筒17)に対するバックラッシュを除去することにより、正確な調整ができる。
第4レンズ群L4は4群枠22に固定されている。第4レンズ群L4は前述のように、バリフォーカルレンズ系の焦点移動を補正する役割と、フォーカスレンズ群としての役割をもっており、パルスモータ23によって進退制御される。すなわち、パルスモータ23の駆動軸はねじ軸23aであり、このねじ軸23aに回転を規制されたナット部材23bが螺合している。ナット部材23bは、ばね手段Sによって、常時4群枠22の足部22aに当接する方向に移動付勢されており、4群枠22は、ガイドバー22bによって回転を規制されている。よって、パルスモータ23を駆動すると、4群枠22(第4レンズ群L4)が光軸方向に進退する。パルスモータ23は、焦点距離情報及び被写体距離情報に応じて制御される。
従って、上記構成の本ズームレンズ鏡筒は、駆動ピニオン13を介してカムヘリコイド環12を回転させると、直進案内されている1群移動筒15、飾り筒16、2群移動筒17がカム溝C15、C16、C17に従って光軸方向に移動する。3群移動筒18は、1群移動筒15が収納位置から前進して直進キー(ストッパ突起)18bが吊り溝15eの後端部に当接すると、1群移動枠15と一緒に移動する。また第4レンズ群L4は焦点距離情報に応じて制御されるパルスモータ23によって位置制御され、バリフォーカルレンズ系の焦点移動の補正が行われる。その結果、図1のようなズーミング軌跡が得られる。また、パルスモータ23は、被写体距離情報によっても制御され、フォーカシング動作が実行される。
以上の実施形態において、カムヘリコイド環(カム環、第一リング部材)12の内周面には、同一基礎軌跡で周方向及び光軸方向に離隔させた合計5本の2群移動筒(レンズ支持筒、第二リング部材)17用のカム溝C17が形成されている(図19参照)。2群移動筒17は光軸方向に直進案内されており、カムヘリコイド環12が回転すると、2群用カム溝C17に従って光軸方向に進退する。本実施形態は、この5本のカム溝C17の形成態様に特徴がある。カム溝C17と該カム溝C17に係合するカムフォロア17cとは対応関係にあり、カム溝C17の幅と深さ(広く形状)は、カムフォロア17cの径と長さ(広く形状)に対応している。従って以下の説明において、カム溝(カムフォロア)の位置や形状について述べるときは、当然に対応するカムフォロア(カム溝)について述べている。
すなわち、以上の実施形態では、
A.カム環12上の周方向の3カ所のうち1カ所には単一のカム溝C17sとカムフォロア17sのセット(単一セット)が設けられ、2カ所には、軸方向前後に位置を異ならせた前後対グループC17f1とC17r1、C17f2とC17r2が存在している(全5本のカム溝が存在している)。
B.前後対グループはまた、光軸方向前方の前方グループカム溝C17f1、C17f2と、後方の後方グループカム溝C17r1、C17r2としても分類される。
C.単一セットのカム溝C17sは、他の前後対グループの前後のカム溝C17f1、C17f2に交差し、一つの前後対グループの前後のカム溝は他の前後対グループの前後のカム溝に交差している。
D.単一セットのカム溝C17sの溝幅は、前後対グループのカム溝C17f1、C17r1、C17f2、C17r2の溝幅より広く、かつカム溝C17f1とC17r1を連通させたと仮定したときの溝幅、及びカム溝C17f2とC17r2を連通させたと仮定したときの溝幅よりそれぞれ狭い。
E.単一セットのカム溝C17sと前方グループに属するカム溝C17f1、C17f2はそれぞれ、周方向に不等間隔で配置されている。すなわち、カムフォロア17s、17cf1、17cf2の周方向の間隔(角度)(従ってカム溝C17s、C17f1、C17f2の周方向の間隔)θ1、θ2、θ3はそれぞれ異なっている。
F.単一セットのカム溝C17sと後方グループに属するカム溝C17r1、C17r2はそれぞれ、周方向に不等間隔で配置されている。すなわち、カムフォロア17s、17cr1、17cr2の周方向の間隔(角度)(従ってカム溝C17s、C17r1、C17r2の周方向の間隔)γ1、γ2、γ3はそれぞれ異なっている。
G.前後対グループのカム溝C17f1とC17r1の光軸方向の間隔d1と、別の前後対グループのカム溝C17f2とC17r2の光軸方向の間隔d2とが異なっている。
H.前後対グループのカム溝C17f1とC17r1の溝幅が互いに異なり、別の前後対グループのカム溝C17f2とC17r2の溝幅も互いに異なっている。
I.前後対グループのカム溝C17f2とC17r2は、単に前後方向に位置を異ならせている(周方向位置は同一である)のに対し、前後対グループのカム溝C17f1とC17r1は、前後方向に位置が異なるだけでなく、周方向にも位置が異なっている。単一セットのカム溝C17s(とカムフォロア17s)を基準にすると、前方のカム溝C17f1は、後方のカム溝C17r1よりもこの基準から遠ざけてずらしている(図19)。
これにより、前方のカム溝C17f1に係合するカムフォロア17cf1と後方のカム溝C17r1に係合するカムフォロア17cr1とは、カム溝C17sの溝の延びる方向とは反対方向にずれて配列された関係となるので、両カムフォロア17cf1と17cr1は、単一セットのカム溝C17s内に、同時に入らず、より確実にカムフォロアの脱落を防止することができる。
なお、周方向間隔のずらし方向が上記条件を満たせない場合は、前後対グループのカム溝C17f1とC17r1の光軸間距離を適宜変更してもよい。
図20は、単一セットと前後対グループを一つずつ周方向に配置し、単一セットのカム溝の溝幅を、前後セットのカム溝の溝幅より広く設定した実施形態を示している。すなわち、図20は、単一セットと前後対グループの前方セット(カム溝C17sとC17f1)間の周方向間隔αと、単一セットと後方セット(カム溝C17sとC17r1)間の周方向間隔βとを同一にする一方、単一セットのカム溝C17sの溝幅を、前後セットのカム溝C17f1とC17f2のいずれの溝幅よりも広く設定している。
図21は、図20の溝幅に関する構成に加えて、単一セットと前後対グループの前方セット(カム溝C17sとC17f1)間の周方向間隔αと、単一セットと後方セット(カム溝C17sとC17r1)間の周方向間隔βとを異ならせた実施形態を示している。このようにαとβを異ならせると、一層確実にカムフォロアの脱落を防止することができる。
図20、図21から明らかなように、いずれの実施形態でもカム溝の二つの交差点に同時に二つのカムフォロアが位置することがなく、脱線を防止することができる。
図22は、一つの単一セットに加えて2つの前後対グループを周方向に配置し、2カ所の前後セットの光軸方向の設置間隔d1を同一にした上で、単一セットと前方セット間の周方向間隔を120゜、116゜、124゜と互いに異ならせる一方、単一セットと後方セット間の周方向間隔はすべて同一(120゜)にした実施形態を示している。
前述の条件、すなわち、
A.いずれかの前方セットと単一セットの周方向間隔と、複数の前方セット間の周方向間隔とを不等間隔とする、
B.いずれかの後方セットと単一セットの周方向間隔と、複数の後方セット間の周方向間隔とを不等間隔とする、
C.前後対グループの少なくとも一組の前後のカム溝の光軸方向の設置間隔を異ならせる、
D.前後対グループの少なくとも一組の前後のカム溝の溝幅と溝深さの少なくとも一方を互いに異ならせる、及び
E.前後対グループの一組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係を、他の組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係とは異ならせる、
は、より好ましい条件であり、これらの一以上を適用することで、より確実にカムフォロアの脱落を防止することができる。
どの条件を適用するかは、カム溝の配置態様に応じて決定することができる。
図23は、単一セットのカム溝C17sと前方グループに属するカム溝C17f1、C17f2、及び単一セットのカム溝C17sと後方グループに属するカム溝C17r1、C17r2がともに周方向に等配(120゜間隔)で、前後対グループのカム溝C17f1とC17r1の光軸方向の間隔d1と、カム溝C17f2とC17r2の光軸方向の間隔d2が異なる例を示している。
また、図24は、図23の構成に加えて、前後対グループのカム溝C17f1とC17r1の溝幅を異ならせ、同様に別の前後対グループのカム溝C17f2とC17r2の溝幅を異ならせた例を示している。
以上のようにカム溝の交差点においてカムフォロアが別のカム溝へ入り込むことが防止される構成によれば、カム溝を交差させたズームレンズ鏡筒の設計が可能となり、カム溝C17の長さをカムヘリコイド環12の内周寸法内で十分に長くとることができる。したがって、カム溝の傾斜角を、カムヘリコイド環12の周方向において緩く設計することができ、鏡筒の小径化と円滑なズーミング動作とが可能となる。
図1ないし図19で説明したズームレンズ鏡筒は、本発明のカム機構を適用した一例である。本発明のカム機構は、カム環がヘリコイドカム環であると否とを問わず、カム環(第一リング部材)と直進環状部材(第二リング部材)を有するズームレンズ鏡筒一般に適用できる。また、カム溝とカムフォロアは、以上の実施形態ではカムヘリコイド環12にカム溝を形成し、2群移動筒17にカムフォロアを設けたが、両者の関係は逆にしてもよいことは明らかである。
本発明によるズームレンズ鏡筒を適用するズームレンズ系のズーミング基礎軌跡を示す図である。 同ズームレンズ系の構成レンズ群とそのレンズ枠を示す半切斜視図である。 本発明の一実施形態によるズームレンズ鏡筒の収納状態における上半断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端無限遠撮影状態における上半断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端無限遠撮影状態における下半断面図である。 図3のVI-VI線に沿う断面図である。 図3のVII-VII線に沿う断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の一部の分解斜視図である。 同別の部分の分解斜視図である。 1群移動筒回りの分解斜視図である。 3群移動筒回りの分解斜視図である。 2群移動筒回りの分解斜視図である。 2群移動筒回りの上半断面図である。 固定筒に支持するパルスモータ回りの背面から見た分解斜視図である。 同固定筒と第4レンズ群回りの分解斜視図である。 カムヘリコイド筒の1群用カム溝と飾り筒用カム溝の展開図である。 1群移動筒、2群移動筒及び3群移動筒の直進案内関係を示す展開図である。 同拡大展開図である。 カムヘリコイド環の2群用カム溝の形状を示す展開図である。 カム溝とカムフォロアの前後対グループが周方向に2カ所存在する場合の基本的な本発明の実施形態を示す展開図である。 カム溝とカムフォロアの前後対グループが周方向に2カ所存在する場合の基本的な本発明の別の実施形態を示す展開図である。 カム溝とカムフォロアの前後対グループが周方向に3カ所存在する場合の基本的な本発明の実施形態を示す展開図である。 同別の実施形態を示すカム溝とカムフォロアの展開図である。 同別の実施形態を示すカム溝とカムフォロアの展開図である。
符号の説明
C15 1群用カム溝
C16 飾り筒用カム溝
C17 2群用カム溝
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
S ばね手段
11 固定筒
11a 雌ヘリコイド
11b 直進案内溝
11c 内面凹部
12 カムヘリコイド環(第一リング部材)
12a 雄ヘリコイド
12b 平歯車
12c 周方向溝
12d 直進ガイド溝
13 駆動ピニオン
14 直進案内環
14a 直進案内突起
14b バヨネット突起
14c 直進案内溝
15 1群移動筒
15a カムフォロア
15b 直進案内突起
15c 組立用溝
15d 直進案内溝
15e 吊り溝
15f 直進案内突起
16 飾り筒
16a 直進案内キー
16b カムフォロア
17 2群移動筒(レンズ支持筒、第二リング部材)
17a 直進案内溝
17c カムフォロア
17d 内方フランジ
17e 筒状部
18 3群移動筒
18a 直進案内突起
18b ストッパ突起
19 圧縮コイルばね
20 シャッタブロック
20a 抑え環
21 圧縮コイルばね
22 4群枠
22a 足部
22b ガイドバー
23 パルスモータ
23a ねじ軸
23b ナット部材
24 1群枠
25 中間筒部材
25a フランジ部
25b 接着剤穴
25c 遮光部材保持穴
26 2群枠
26a 外方フランジ
27 遮光枠
27a 環状遮光部
27b 保持脚
27c 抜け止めフック部
28 円錐コイルばね
30 バリアブロック
31 バリア開閉環

Claims (9)

  1. 回転駆動される第一のリング部材と、光学部材を支持し光軸方向に直進案内された第二のリング部材とを有し、この第一、第二のリング部材のいずれか一方の周面に同一の基礎軌跡の複数のカム溝を設け、他方にこの複数のカム溝にそれぞれ係合する複数のカムフォロアを設けたレンズ鏡筒のカム機構において、
    周方向位置を異ならせて、単一のカム溝とカムフォロアからなる単一セットと、軸方向前後に位置を異ならせた前後のカム溝とカムフォロアからなる、少なくとも一つの前後対のグループとを設けて、単一セットのカム溝と前後対グループのカム溝とを交差させ、
    さらに、次のA、Bの少なくとも一方の条件を満足させたことを特徴とするレンズ鏡筒のカム機構。
    A.単一セットのカム溝の溝幅は、前後対グループのカム溝の溝幅より広いこと、
    B.単一セットのカム溝と前後対グループの一方のカム溝との周方向間隔と、該単一セットのカム溝と前後対グループの他方のカム溝との周方向間隔を異ならせること。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒のカム機構において、上記前後対グループは周方向に複数セット設けられていて、一つの前後対グループの前後のカム溝はそれぞれ、他の前後対グループ及び単一セットの全てのカム溝に交差しているレンズ鏡筒のカム機構。
  3. 請求項2記載のレンズ鏡筒のカム機構において、いずれかの前方グループと単一セットの周方向間隔と、複数の前方セット間の周方向間隔とは不等間隔であるレンズ鏡筒のカム機構。
  4. 請求項2記載のレンズ鏡筒のカム機構において、いずれかの後方セットと単一セットの周方向間隔と、複数の後方セット間の周方向間隔とは不等間隔であるレンズ鏡筒のカム機構。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のカム機構において、一つの前後対グループの前後セットの光軸方向の設置間隔は、他の前後対グループの前後セットの光軸方向の設置間隔と異なっているレンズ鏡筒のカム機構。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のカム機構において、少なくとも一つの前後対グループの前方のカム溝と後方のカム溝は、その溝幅と溝深さの少なくとも一方が互いに異なっているレンズ鏡筒のカム機構。
  7. 請求項6記載のレンズ鏡筒のカム機構において、前後対グループの一組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係は、他の組の前後のカム溝の溝幅または溝深さの大小関係とは異なっているレンズ鏡筒のカム機構。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のカム機構において、カム溝とカムフォロアのセット数は合計5であるレンズ鏡筒のカム機構。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のカム機構において、上記光学部材は、レンズ系の一部を構成するレンズ群であるレンズ鏡筒のカム機構。


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