JPH07191249A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH07191249A
JPH07191249A JP33013793A JP33013793A JPH07191249A JP H07191249 A JPH07191249 A JP H07191249A JP 33013793 A JP33013793 A JP 33013793A JP 33013793 A JP33013793 A JP 33013793A JP H07191249 A JPH07191249 A JP H07191249A
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frame
cam
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lens
optical axis
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公作 西尾
Takeshi Ito
猛 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小スペースで効率よくカム溝が配置されたカ
ム枠を有する小型なレンズ鏡筒を提供する。 【構成】 固定枠と、この固定枠の内周側に光軸方向に
進退自在に配置された複数のレンズ群と、これらのレン
ズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ保持枠と、上記固
定枠内で光軸周りに回動することにより上記レンズ保持
枠をそれぞれ光軸方向に進退させるカム枠24とを有す
るレンズ鏡筒において、上記カム枠24の内周面および
外周面のそれぞれに、上記複数のレンズ保持枠のピンが
係合する複数の有底カム100,101,102,10
3,104,105および有底カム106,107,1
08,109を刻設し、これら内周面もしくは外周面に
設けられた有底カムを少なくとも1箇所で交差させると
ともに、該有底カムの少なくとも一本を該カム枠24の
前端面もしくは後端面で分断し、また、内周面側の有底
カムと外周面側の有底カムとを少なくとも1箇所で交差
させているレンズ鏡筒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ鏡筒、より詳し
くは、複数のレンズ群を光軸方向に進退自在に配置した
レンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】固定枠の内側に収納されたカム枠を回動
させて、レンズ群の保持枠を光軸方向に移動させること
によりズーミングを行うズームレンズ鏡筒は、従来より
種々のものが提案されていて、例えば特開平3−399
21号公報,特開平2−213813号公報などにこの
ようなものの例が記載されている。
【0003】このような従来のレンズ鏡筒においては、
上記カム枠にはカム溝が刻設され、一方、保持枠にはカ
ムフォロワが突設されて、このカムフォロワがカム枠の
カム溝に係合することによって案内されるものとなって
いる。
【0004】そして、カム枠に設けられているカム溝の
配置は、内周面あるいは外周面のどちらか一方に限って
有底カムを配置するか、貫通カムのみを配置するか、ま
たは貫通カムと有底カムを組み合わせて配置するかのい
ずれかである。また、有底カムどうしは、互いに交差し
ないように、光軸方向,角度方向に等分関係からずらし
て配置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
カム枠に有底カムを内周面あるいは外周面に限って設け
た場合には、カム枠に配置できるカムの本数や形状に制
約を受け、一方、カム枠に貫通カムと有底カムを組み合
わせて設けた場合には、この2種類のカムは交互できな
いために、設計に制約を受ける。したがって、カム枠
は、径方向寸法を大きくしたり、光軸方向寸法を長くし
なければならなくなり、大型化してしまう。また、有底
カムどうしを互いに交差しないように配置した場合に
は、光軸方向、角度方向に等分関係からずらさなければ
ならないために、やはりカム枠が大型化してしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、小スペースで効率よくカム溝が配置されたカム枠
を有する小型なレンズ鏡筒を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明によるレンズ鏡筒は、固定枠と、
この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置された
複数のレンズ群と、この複数のレンズ群の内の少なくと
も一つのレンズ群を保持するレンズ保持枠と、内周面及
び外周面に上記レンズ保持枠に設けられたカムフォロワ
が係合する有底カム溝を有しており上記固定枠内にて光
軸周りに回動することにより上記レンズ保持枠を光軸方
向に進退させるカム枠とを備えており、上記カム枠の内
周面もしくは外周面に設けられた有底カム溝を、少なく
とも1箇所にて交差させたものである。
【0008】また、本発明によるレンズ鏡筒は、固定枠
と、この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置さ
れた複数のレンズ群と、この複数のレンズ群をそれぞれ
保持する複数のレンズ保持枠と、内周面及び外周面のそ
れぞれに上記複数のレンズ保持枠に設けられたカムフォ
ロワが係合する複数の有底カム溝を有しており上記固定
枠内にて光軸周りに回動することにより上記レンズ保持
枠を光軸方向に進退させるカム枠とを備えており、上記
カム枠の内周面に設けられた有底カム溝と外周面に設け
られた有底カム溝とを、少なくとも1箇所にて交差させ
たものである。
【0009】さらに、本発明によるレンズ鏡筒は、固定
枠と、この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置
された複数のレンズ群と、この複数のレンズ群の内の少
なくとも一つのレンズ群を保持するレンズ保持枠と、内
周面及び外周面に上記レンズ保持枠に設けられたカムフ
ォロワが係合する有底カム溝を有しており上記固定枠内
にて光軸周りに回動することにより上記レンズ保持枠を
光軸方向に進退させるカム枠とを具備しており、上記カ
ム枠の内周面もしくは外周面に設けられた有底カム溝の
少なくとも一本を、該カム枠の前端面もしくは後端面に
て分断するものである。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例のズームレンズ鏡筒を光
軸方向に引き伸ばして示した分解斜視図、図2はレンズ
保持枠の要部の詳細を示す斜視図である。
【0011】ズームレンズ鏡筒は、光軸に沿って前方側
(被写体側)から順に、1群レンズを保持している1群
枠38、2群レンズを保持している2群枠1、3群レン
ズを保持している3群枠5、4群レンズを保持している
4群枠13、5群レンズを保持している5群枠19を有
していて、フォーカシングの際に、上記1群枠38が光
軸方向に移動し、ズーミングの際に、上記2群枠1,3
群枠5,4群枠13,5群枠19がそれぞれ独立に光軸
方向に移動するようになっている。
【0012】上記2群枠1,3群枠5,4群枠13,5
群枠19の外周側にはカム枠24が配置され、このカム
枠24の外側には上記1群枠38をねじ部39を介して
螺合している第1ズーム枠31が配置され、さらにこの
第1ズーム枠31の外周側には固定枠34が配置されて
いて、この固定枠34はレンズ板46に固定して取り付
けられている。
【0013】上記2群枠1は、その周面の周方向の3等
分位置に、外方に向かって3本のピン3を一体に突設
し、このピン3に対して光軸方向前方側(被写体側)で
周方向の等分位置に突起部30が3つが設けられ、ま
た、光軸に平行にはキー溝4を設け、さらにロッド2を
接着している。
【0014】上記3群枠5は、両端にスリーブ6を有す
る略円筒形状の軸受7,8,9を周方向の3等分位置に
それぞれ配設し、これらの内の軸受8には軸方向後方側
(カメラ本体側)に突出する突起部23を設け、この突
起部23に外径方向に突設したピン12を一体的に設け
ている。さらにこの3群枠5には、周方向に沿って上記
軸受7と軸受8の間になる位置に、光軸方向後方側に延
出するガイド突起10を設け、上記軸受8と軸受9の間
になる位置に光軸軸後方側に延出するガイド突起11を
設けている。
【0015】上記4群枠13は、その周面から外径方向
にピン15を一体的に突設するとともに、同周面には回
転止めのための溝部16を刻設していて、さらに光軸に
平行に前方側に向かうロッド14を接着している。ま
た、この4群枠13には、絞りを調整するためのモータ
17が取り付けられており、このモータ17からは帯状
の基板18が延出している。
【0016】上記5群枠19は、ピン22を外径方向に
一体的に突出するとともに、回転止めのための溝部20
が設けられていて、さらに光軸に平行に前方に向かうロ
ッド21が接着されている。
【0017】上記カム枠24は、その内周面にカム機構
を構成する数本の有底カム26が刻設された円筒状部材
であり、同内周面の光軸後方側(撮影者側)の端部には
周方向に部分的な内歯ギヤー29が設けられている。ま
た、カム枠24の外周面には、やはりカム機構を構成す
る数本の有底カム25が刻設されるとともに、エンコー
ダ28が貼設され、光軸後方側の端部から3本のピン2
7を一体的に突設している。
【0018】上記第1ズーム枠31は、その内周面に3
本の直進溝33を周方向の3等分位置にそれぞれ刻設
し、同内周面からはピン50,51,52を一体に突設
するとともに、後方側の端部からは略矩形状の突起部4
9を軸方向に延出していて、この突起部49には該第1
ズーム枠31と別体でピン32が設けられている。
【0019】上記固定枠34は、内周面にカム112を
有する円筒状部材であり、光軸方向の前方側の端部にリ
ング36を嵌合し、外周にはフォトリフレクタ(PR)
48を有する基板35が貼設されている。さらに、該固
定枠34の光軸方向の後端面からは、周方向に沿って数
本のボス37が突設されている。
【0020】また、上記1群枠38は、その光軸前方側
の周面に、第1ズーム枠31へ取り付けるためのねじ部
39が刻設されている。
【0021】上記レンズ板46は、4隅に孔47を穿設
した板状部材でなり、光軸に垂直な方向の細い遮光溝4
1が多数刻設されたキー40と、光軸方向に延びたピニ
オンギヤー43が取り付けられているキー42とが、該
レンズ板46の前方側の面に対して垂直になるように取
り付けられている。また、上記レンズ板46には、駆動
源たるズームモータ45と、このズームモータ45の駆
動力を伝達するためのギヤー列を有する第2ギヤーボッ
クス44が取り付けられており、このギヤー列の最終ギ
ヤーは、上記キー42に取り付けられているピニオンギ
ヤー43と噛合している。
【0022】次に、上記各レンズ保持枠の位置合わせに
ついて説明する。上記3群枠5は、軸受8にロッド2を
挿通することで2群枠1に対して軸方向に移動可能とな
っていて、さらに軸受7,9が半径方向の規制を行うこ
とで、2群枠1に対して半径方向の位置が定まる。
【0023】また、上記4群枠13は、ロッド14を軸
受7に挿通することで3群枠5に対して軸方向に移動可
能となっていて、さらに溝部16とガイド突起11が嵌
合することで3群枠5に対して半径方向の位置が定ま
る。
【0024】上記5群枠19は、ロッド21を軸受9に
挿通することで3群枠5に対して軸方向に移動可能とな
っていて、さらに溝部20とガイド突起10が嵌合する
ことで3群枠5に対して半径方向の位置が定まる。
【0025】すなわち、4群枠13,5群枠19は3群
枠5に対して位置が決まり、この3群枠5は2群枠1に
対し位置が決まることで、各レンズ保持枠の位置合わせ
を行っている。
【0026】また、他の枠部材についての位置合わせ
は、次のように行う。カム枠24は、その内周面のカム
26にピン3,12,15,22を係合することで、上
記2群枠1,3群枠5,4群枠13,5群枠19に対し
て半径方向の位置が決まる。
【0027】さらに、カム枠24は、カム25に第1ズ
ーム枠31のピン50,51,52を係合することによ
り、また2群枠1は、突起部30を第1ズーム枠31の
直進溝33に係合することにより、それぞれ第1ズーム
枠31に対して半径方向の位置を決めている。1群枠3
8は、ねじ部39を該第1ズーム枠31の先端部に螺合
することで位置が決まっている。
【0028】また、カム枠24は、ピン27を固定枠3
4のカム112に係合することにより、固定枠34に対
して半径方向の位置が決まっている。
【0029】上記固定枠34は、ボス37をレンズ板4
6に嵌合することにより位置が決まり、キー40が2群
枠1のキー溝4に嵌合することにより、2群枠1の光軸
周りの回転が規制されるようになっている。
【0030】上述のような構成において、モータ45が
駆動すると、ギヤーボックス44中のギヤー列を介して
軸長のピンオンギヤー43が駆動する。このピニオンギ
ヤー43は、上記カム枠24の内周面側に設けられてい
る内歯ギヤー29と噛合しているために、ピニオンギヤ
ー43の駆動に伴って該カム枠24が回動する。
【0031】図3はカム枠24に設けられたカムを示し
た展開図、図4は固定枠34に設けられたカムを示した
展開図である。また図5は沈胴状態におけるレンズ鏡筒
を示す光軸に沿った縦断面図、図6はワイド端における
レンズ鏡筒を示す光軸に沿った縦断面図、図7はスタン
ダード状態におけるレンズ鏡筒を示す光軸に沿った縦断
面図、図8はテレ端におけるレンズ鏡筒を示す光軸に沿
った縦断面図である。
【0032】図3に示すように、円筒形のカム枠24の
内周面に設けられた上記有底カム26は、より詳細に
は、カム100,101,102,103,104,1
05の6本の有底カムよりなり、一方、外周面に設けら
れた上記有底カム25は、より詳細には、カム106,
107,108,109の4本の有底カムよりなる。
【0033】内周面のカムの内、カム101,103,
105は同一カム形状であり、円周方向の略3等分位置
にそれぞれ配置されている。
【0034】また、上記カム102は、カムフォロワ導
入部310においてカム101と交互している。
【0035】外周面に設けているカム106,107,
108は同一カム形状であり、カム107は、その途中
の符号300で示す部分で分割され、符号301で示す
部分からカム109として配置されている。
【0036】また、内周面に設けたカムと外周面に設け
たカムとが交互するように設けられていて、例えば、内
周面のカム103と外周面のカム106とは、符号40
0で示す部分において交互するようになっている。
【0037】カム枠24に設けられた有底カムのカム溝
の深さは、内周面側のカム溝の深さと外周面側のカム溝
の深さの合計が、カム枠24の肉厚よりも小さくなるよ
うに設けられている。
【0038】上記カム101,103,105の3本の
カムには、2群枠1の周面から突設されている3本のピ
ン3がそれぞれ係合し、カム100には3群枠5に設け
られているピン12が係合し、カム102には4群枠1
3に設けられているピン15が係合し、カム104には
5群枠19に設けられたピン22が係合している。
【0039】また、外周面の3本のカム106,10
8,109には、第1ズーム枠31に一体で設けられた
3本のピン50,51,52がそれぞれ係合し、カム1
07には第1ズーム枠31に別体で設けられたピン32
が係合している。
【0040】上記カム106,108は、全ストローク
でピン50,51とそれぞれ係合するが、ピン32は符
号300で示す部分でカム107から外れるようになっ
ている。このときほぼ同時にカム109にピン52が係
合し、カム枠24と第1ズーム枠31は、常に3本のカ
ムと3本のピンが係合するようになっている。
【0041】一方、固定枠34は、内周面に同一カム形
状のカム112が、周方向の略3等分位置に3本設けら
れている。これらの3本のカム112には、カム枠24
の外周面から突設された3本のピン27がそれぞれ係合
している。
【0042】レンズ鏡筒が沈胴状態にあるときに、2群
枠1に設けられている3本のピン3はそれぞれカム端1
01a,103a,105aの位置で係合し、3群枠5
に設けられているピン12はカム端100aの位置で係
合し、4群枠13に設けられているピン15はカム端1
02aの位置で係合し、5群枠19に設けられているピ
ン22はカム端104aの位置で係合している。
【0043】また、第1ズーム枠31に設けられている
3本のピン50,51,52は、それぞれカム端106
a,108a,109aの位置で係合している。さら
に、カム枠24の外周面に設けられているピン27は、
カム端112aの位置で係合している。
【0044】このとき1群枠38,2群枠1,3群枠
5,4群枠13,5群枠19の位置関係は、図5に示す
ようになる。
【0045】カム枠24が回転すると、該カム枠24は
固定枠34のカム112に沿って移動し、2群枠1はカ
ム枠24のカム101,103,105に沿って移動
し、3群枠5はカム枠24のカム100に沿って移動
し、4群枠13はカム枠24のカム102に沿って移動
し、5群枠19はカム枠24のカム104に沿って移動
する。
【0046】カム101とカム103が交互するカムフ
ォロワ導入部310の位置では、2群枠1に設けられた
ピン3が不安定となるが、他の2本のピン3がそれぞれ
カム103,105と係合しているために、作動に大き
な影響を与えることなく該カムフォロワ導入部310を
通過することができる。
【0047】また、それぞれの枠に設けられたピンが、
カム枠24の内周側のカムと外周側のカムとが交互する
部分を通過するときには、全てのピンが同時に交互部で
係合しない配置にしてあるために、仮に、内周側のカム
溝の深さと外周側のカム溝の深さの合計がカム枠24の
肉厚と同じになり、内周側のカムと外周側のカムとが交
互する部分に孔が開いたとしても、ピンはカム上を確実
に移動することができる。
【0048】レンズ鏡筒がズームのワイド端にある場合
には、2群枠1の3本のピン3は、それぞれ変曲点10
1b,103b,105bの位置で係合し、3群枠5の
ピン12は変曲点100bの位置で係合し、4群枠13
のピン15は変曲点102bの位置で係合し、5群枠1
9のピン22は変曲点104bの位置で係合している。
【0049】また、第1ズーム枠31のピン50,51
は、それぞれ変曲点106b,108bの位置で係合
し、同第1ズーム枠31のピン32は変曲点107bの
位置で係合している。さらに、カム枠24のピン27
は、変曲点112bの位置で係合している。
【0050】このとき1群枠38,2群枠1,3群枠
5,4群枠13,5群枠19は、それぞれ図6に示すよ
うな位置関係にある。
【0051】レンズ鏡筒がズームのテレ端にある場合に
は、2群枠1の3本のピン3はそれぞれカム端101
c,103c,105cの位置で係合し、3群枠5のピ
ン12はカム端100cの位置で係合し、4群枠13の
ピン15はカム端102cの位置で係合し、5群枠19
のピン22はカム端104cの位置で係合している。
【0052】また、第1ズーム枠31のピン50,51
は、それぞれカム端106c,108cの位置で係合
し、同第1ズーム枠31のピン32はカム端107cの
位置で係合している。さらに、カム枠24のピン27
は、カム端112cの位置で係合している。
【0053】このとき1群枠38,2群枠1,3群枠
5,4群枠13,5群枠19は、それぞれ図8に示すよ
うな位置関係にある。
【0054】また、レンズ鏡筒がズームのスタンダード
状態にある場合には、2群枠1の3本のピン3はそれぞ
れ変曲点101bとカム端101c,変曲点103bと
カム端103c,変曲点105bとカム端105cの間
で係合し、3群枠5のピン12は変曲点100bとカム
端100cの間で係合し、4群枠13のピン15は変曲
点102bとカム端102cの間で係合し、5群枠19
のピン22は変曲点104bとカム端104cの間で係
合している。
【0055】また、第1ズーム枠31のピン50,51
は、それぞれ変曲点106bとカム端106c,変曲点
108bとカム端108cの間で係合し、同第1ズーム
枠31のピン32は、変曲点107bとカム端107c
の間で係合している。さらに、カム枠24のピン27
は、変曲点112bとカム端112cの間で係合してい
る。
【0056】このとき、1群枠38,2群枠1,3群枠
5,4群枠13,5群枠19は、それぞれ図7に示すよ
うな位置関係にある。
【0057】以上詳述したように、このような実施例の
ズームレンズ鏡筒は、カム枠のカム配置について、内周
面と外周面の両側に有底カムを設け、内周面側のカムと
外周面側のカムが交互するようにカムを配置し、内周面
側のカムと外周面側のカムとが少なくとも1ヶ所で交互
するようにカム配置し、1本のカムが少なくとも1ヶ所
で分割されるようにカムを配置しているために、小スペ
ースに効率よくカムを配置することができて、カム枠の
光軸方向寸法を小さくすることができる。その結果、ズ
ームレンズ鏡筒を小型化することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
スペースで効率よくカム溝が配置されたカム枠を有する
小型なレンズ鏡筒とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すズームレンズ鏡筒を、
光軸方向に引き伸ばして示した分解斜視図。
【図2】上記実施例の2群枠,3群枠を拡大して示した
斜視図。
【図3】上記実施例のカム枠に設けられたカムを示した
展開図。
【図4】上記実施例の固定枠に設けられたカムを示した
展開図。
【図5】上記実施例の沈胴状態におけるレンズ鏡筒を示
す光軸に沿った縦断面図。
【図6】上記実施例のワイド端におけるレンズ鏡筒を示
す光軸に沿った縦断面図。
【図7】上記実施例のスタンダード状態におけるレンズ
鏡筒を示す光軸に沿った縦断面図。
【図8】上記実施例のテレ端におけるレンズ鏡筒を示す
光軸に沿った縦断面図。
【符号の説明】
1…2群枠(レンズ保持枠) 5…3群枠(レンズ保持枠) 13…4群枠(レンズ保持枠) 19…5群枠(レンズ保持枠) 38…1群枠(レンズ保持枠) 24…カム枠 25,26…有底カム(カム機構) 31…第1ズーム枠 34…固定枠 46…レンズ板 100,101,102,103,104,105…有底カム(有底カム26の
詳細) 106,107,108,109…有底カム(有底カム25の詳細)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記3群枠5は、両端にスリーブ6を有す
る略円筒形状の軸受7,8,9を周方向の3等分位置に
それぞれ配設し、これらの内の軸受8には光軸方向後方
側(カメラ本体側)に突出する突起部23を設け、この
突起部23に外径方向に突設したピン12を一体的に設
けている。さらにこの3群枠5には、周方向に沿って上
記軸受7と軸受8の間になる位置に、光軸方向後方側に
延出するガイド突起10を設け、上記軸受8と軸受9の
間になる位置に光軸方向後方側に延出するガイド突起1
1を設けている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記4群枠13は、その周面から外径方向
にピン15を一体的に突設するとともに、同周面には回
転止めのための溝部16を刻設していて、さらに光軸に
平行に前方側に向かうロッド14を接着している。この
ピン15と溝部16とは周方向の略等分位置に配設され
ている。また、この4群枠13には、絞りを調整するた
めのモータ17が取り付けられており、このモータ17
からは帯状の基板18が延出している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】上記5群枠19は、ピン22を外径方向に
一体的に突設するとともに、回転止めのための溝部20
が設けられていて、さらに光軸に平行に前方に向かうロ
ッド21が接着されている。また、このピン22と溝部
20とは周方向の略等分位置に配設されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠と、 この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置された
    複数のレンズ群と、 この複数のレンズ群の内の少なくとも一つのレンズ群を
    保持するレンズ保持枠と、 内周面及び外周面に、上記レンズ保持枠に設けられたカ
    ムフォロワが係合する有底カム溝を有しており、上記固
    定枠内にて光軸周りに回動することにより上記レンズ保
    持枠を光軸方向に進退させるカム枠と、 を具備しており、上記カム枠の内周面もしくは外周面に
    設けられた有底カム溝を、少なくとも1箇所にて交差さ
    せたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 固定枠と、 この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置された
    複数のレンズ群と、 この複数のレンズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ保
    持枠と、 内周面及び外周面のそれぞれに、上記複数のレンズ保持
    枠に設けられたカムフォロワが係合する複数の有底カム
    溝を有しており、上記固定枠内にて光軸周りに回動する
    ことにより上記レンズ保持枠を光軸方向に進退させるカ
    ム枠と、 を具備しており、上記カム枠の内周面に設けられた有底
    カム溝と外周面に設けられた有底カム溝とを、少なくと
    も1箇所にて交差させたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 固定枠と、 この固定枠の内周にて光軸方向に進退自在に配置された
    複数のレンズ群と、 この複数のレンズ群の内の少なくとも一つのレンズ群を
    保持するレンズ保持枠と、 内周面及び外周面に、上記レンズ保持枠に設けられたカ
    ムフォロワが係合する有底カム溝を有しており、上記固
    定枠内にて光軸周りに回動することにより上記レンズ保
    持枠を光軸方向に進退させるカム枠と、 を具備しており、上記カム枠の内周面もしくは外周面に
    設けられた有底カム溝の少なくとも一本を、該カム枠の
    前端面もしくは後端面にて分断することを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
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