JP2005224968A - ラミネート方法およびその方法を用いたラミネート装置 - Google Patents

ラミネート方法およびその方法を用いたラミネート装置 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、加熱条件を容易に微調整できるようにする。
【解決手段】本発明のラミネート装置によれば、テープ状のキャリアテープ20を長手方向Fに搬送する搬送ローラ30,32,34,36と、搬送ローラ30,32,34,36によって搬送されているキャリアテープ20をローラ面において加熱する加熱加圧ローラ42,44と、キャリアテープ20が加熱加圧ローラ42,44のローラ面に接触する接触面積を調整する搬送経路変更ローラ40とを備えている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えばキャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱するラミネート方法およびその方法を用いたラミネート装置に関するものである。
例えば、TAB用のキャリアテープ、COF(Chip On Film)用のキャリアテープ、FPC(Flexible Print Circuit)等のようなプリント配線基板は、モニタ、携帯機器等の液晶ドライバーや、半導体IC、あるいは部品同士を実装するケーブル等といった様々な用途に使用されている。
この種のプリント配線基板は、一般に、図12から図16に示すように、例えば銅箔面からなる導体層にフォトレジスト(感光剤)等を塗布し、配線回路パターンを感光(露光)させ、現像し、エッチングする工程を経て配線回路が形成されている。
図12は基板幅方向に沿った断面図である。図12(a)は、2層キャリアテープの一例であり、プリント配線基板の基材14となるポリイミド等の絶縁層10に、所定の配線回路パターンに形成される例えば銅からなる導体層12が積層され、導体層12の表面が脱脂、化学研磨等によって洗浄される。銅からなる導体層12の厚みの一例としては8〜12μm程度、ポリイミドからなる絶縁層10の厚みの一例としては25〜50μm程度である。
なお、同様に図12(b)は、絶縁層10と導体層12とを接着する接着剤層16を絶縁層10および導体層12との間に設けた3層キャリアテープの一例である。この場合、銅からなる導体層12の厚みの一例としては15〜25μm程度、ポリイミドからなる絶縁層10の厚みの一例としては75μm程度、接着剤層16の厚みの一例としては12μmである。
このような2層および3層のキャリアテープのテープ幅は約35〜350mm程度、長さは約100m〜400m程度であり、テープ長さ方向両側にReel to Reel搬送用のスプロケットホール18が一定間隔で設けられている。
次に、図13に示すように、導体層12の表面のスプロケットホール18が設けられたテープサイドを除いて厚さ約4μmのフォトレジスト19が塗布される。その後、図14に示すように、所定の配線回路パターンが形成されたフォトマスク21を介して、フォトレジスト19に向けて紫外線23が照射される。これによって、図14に示すように、フォトレジスト19に、この配線回路パターンが焼き付けられる。
その後、現像液を用いてフォトレジスト19を現像することによって、図15に示すように、配線回路パターンに相当する部位のフォトレジスト19(#a)が残る。更に、図16に示すように、エッチング液27をディップまたはスプレー等の方式でエッチング処理を施す。図15で形成された配線回路パターン部は、フォトレジスト19(#a)によって覆われておりエッチング液が触れないため、導体層12が開口された部位のみエッチングが進行し、最終的には図16に示すように、配線回路パターン以外の部位における導体層12が除去される。その後、残ったフォトレジスト19(#a)が剥離されることによって、絶縁層10上に所定の配線回路パターンに形成された導体層12(#a)が得られる。
既に述べたように、2層キャリアテープの場合、導体層12である銅箔の多くは、厚さ約8μm〜12μmのものが使用されている。銅箔厚さが厚いほどファイン配線ピッチ化には向かず、薄いほどファイン配線ピッチパターンは製造しやすいメリットがある。一方、3層キャリアテープでは、導体層12である銅箔の多くは、15μm〜25μmのものが使用されているが、ファインパターンが切れず、ファイン配線ピッチには向かないので一般的には2層キャリアテープが多く使用されはじめている。3層キャリアテープは、導体層12と絶縁層10との間に接着剤層16があり、導体層12と絶縁層10とをラミネートする必要がある。
このラミネートは、図17に示すようなラミネート装置を用いて行われている。特許文献1によると、図17に示すようなラミネート装置には、第1ラミネート装置としての真空ラミネータ1と、第2ラミネート装置および加熱加圧手段として互いに対向する一対の上側ロール67および下側ロール68を備えた第2ヒートロール2と、上側フィルム5および下側フィルム7がラミネートされる基材14を巻き取るための巻取ローラ3とが、基材14の巻取方向における上流側から下流側に沿って、順次設けられている。
真空ラミネータ1は、減圧槽としての真空槽4と、その真空槽4内に、上側フィルム5が巻回されている上側巻回ロール6と、下側フィルム7が巻回されてなる下側巻回ロール8と、加熱加圧手段として互いに対向する一対の上側ロール65および下側ロール66を備えた第1ヒートロール9とを備えている。
真空槽4は、基材14を通過させるための上流側通過口61および下流側通過口62が、本体の前壁および後壁にそれぞれ開口形成されている。また、上流側通過口61の上流側近傍および下流側通過口62の下流側近傍には、真空槽4内の真空度を保持するための上流側真空シールロール63および下流側真空シールロール64がそれぞれ設けられている。
そして、上側ロール67および下側ロール68は、図示しないヒータによって加熱されており、その加熱された状態で、上側フィルム5および下側フィルム7が積層された基材14を挟み込んで、その基材14を送りながら、加熱しつつ押圧するように構成されている。
これによって、例えば第2ヒートロール2の表面温度が約110℃、第2ヒートロール2の圧力が0.4MPa、巻取ローラ3の巻取速度が0.5m/分でラミネートすることが記載されている。
特開2002−210823号公報
しかしながら、このような従来のラミネート装置では、以下のような問題がある。
すなわち、図17に示すような従来のラミネート装置では、上側ロール67および下側ロール68と、基材14との接触角度が一定である。したがって、加熱温度や加熱時間といった加熱条件を調整するためには、上側ロール67と下側ロール68とに温度調節器を備え、この温度調節器を所定温度に設定することによって行うか、巻取ローラ3の巻取速度を調整し、加熱時間を調整することによって行うか、あるいはこれらを組み合わせて行う。
しかしながら、これらの方法では、加熱条件を微調整することが容易ではなく、安定した品質でラミネート処理を行うことが困難であるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、キャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、加熱条件を容易に微調整することが可能なラミネート方法およびラミネート装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、加熱加圧ローラのローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整段階とを備えている。
従って、請求項1の発明のラミネート方法においては、以上のような手段を講じることにより、キャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整することによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明のラミネート方法において、接触面積調整段階では、被加熱加圧体が加熱加圧ローラに搬送される加熱加圧前搬送経路、および加熱加圧ローラによって加熱加圧された被加熱加圧体が搬送される加熱加圧後搬送経路のうちの少なくとも何れか一方の一部を変えることによって、接触面積を調整する。
従って、請求項2の発明のラミネート方法においては、以上のように、加熱加圧ローラの前または後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項3の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、加熱加圧ローラのローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整段階と、加熱加圧ローラによって被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位段階とを備えている。
従って、請求項3の発明のラミネート方法においては、単なる微調整の次元ではなく、加熱時間と加圧時間が同じでなく、加熱時間の方を長くするようなこともできる。
請求項4の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、複数の加熱加圧ローラの各ローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、各加熱加圧ローラによって被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位段階とを備える。
従って、請求項4の発明のラミネート方法においては、単なる微調整の次元ではなく、加熱時間と加圧時間が同じでなく、加熱時間の方を長くするようなこともできる。また、加熱加圧ローラを複数備えているので、一度の処理において被加熱加圧体を複数回連続して加圧することも可能となる。
請求項5の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して被加熱加圧体が、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間に導入されるようにすることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整段階とを備えている。
従って、請求項5の発明のラミネート方法においては、以上のように、加熱加圧ローラの前の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項6の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送され、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱加圧する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間から搬送された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整段階とを備えている。
従って、請求項6の発明のラミネート方法においては、以上のように、加熱加圧ローラの後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項7の発明のラミネート方法は、搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して被加熱加圧体が、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間に導入されるようにすることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第1の接触面積調整段階と、搬送手段によって搬送され、一対のローラ面の間から払い出された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第2の接触面積調整段階とを備えている。
従って、請求項7の発明のラミネート方法においては、以上のように、加熱加圧ローラの前後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項1乃至7のうち何れか1項の発明のラミネート方法において、被加熱加圧体に積層された積層物の配置情報および面積情報を積層物情報格納データベースに予め格納する積層物情報格納段階と、積層物情報格納データベースに格納された情報に基づいて、各積層物が加熱加圧ローラによって加えられる圧力が、被加熱加圧体の長手方向に沿って一定になるような加圧パターンを演算する加圧パターン演算段階と、加熱加圧ローラに対して、加圧パターン演算段階において演算された加圧パターンにしたがって被加熱加圧体に圧力を加えさせ、加熱加圧ローラによって各積層物が長手方向に沿って一定圧力で加圧されながら加熱されるようにした加圧段階とを備えている。
従って、請求項8の発明のラミネート方法においては、以上のような手段を講じることにより、積層物が配置された被加熱加圧体を加熱する場合であっても、全ての積層物に対して一定の圧力で加圧しつつ、かつ、加熱条件の微調整も容易に行うことが可能となる。
請求項9の発明のラミネート装置は、テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、ローラ面において加熱加圧する加熱加圧ローラと、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整手段とを備えている。
従って、請求項9の発明のラミネート装置においては、以上のような手段を講じることにより、キャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整することによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項10の発明は、請求項9の発明のラミネート装置において、接触面積調整手段は、被加熱加圧体が加熱加圧ローラに搬送される加熱加圧前搬送経路、および加熱加圧ローラによって加熱加圧された被加熱加圧体が搬送される加熱加圧後搬送経路のうちの少なくとも何れか一方の一部を変えることによって、接触面積を調整する。
従って、請求項10の発明のラミネート装置においては、以上のように、加熱加圧ローラの前または後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項11の発明のラミネート装置は、テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラと、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して被加熱加圧体が一対のローラ面の間に導入されるようにすることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整手段とを備えている。
従って、請求項11の発明のラミネート装置においては、以上のように、加熱加圧ローラの前の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項12の発明のラミネート装置は、テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱加圧する一対の加熱加圧ローラと、搬送手段によって搬送され、一対のローラ面の間から搬送された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整手段とを備えている。
従って、請求項12の発明のラミネート装置においては、以上のように、加熱加圧ローラの後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項13の発明のラミネート装置は、テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された被加熱加圧体を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラと、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して被加熱加圧体が一対のローラ面の間に導入されるようにすることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第1の接触面積調整手段と、搬送手段によって搬送され、一対のローラ面の間から払い出された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、被加熱加圧体の表面側および裏面側の各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第2の接触面積調整手段とを備えている。
従って、請求項13の発明のラミネート装置においては、以上のように、加熱加圧ローラの前後の搬送経路の一部を変えることによって被加熱加圧体とローラ面との接触面積を調整することができる。これによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項14の発明は、請求項11乃至13のうち何れか1項の発明のラミネート装置において、一対の加熱加圧ローラに代えて、互いに対向配置され、直径が異なる2つの加熱加圧ローラを用いる。
従って、請求項14の発明のラミネート装置においては、以上のようにすることによって、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項15の発明は、請求項14の発明のラミネート装置において、直径の大きな加熱加圧ローラの円周上であって、かつ、被加熱加圧体がこの直径の大きな加熱加圧ローラに接する第1の接点から第2の接点までの間に直径の小さな加熱加圧ローラの外周の一部を配置する。
従って、請求項15の発明のラミネート装置においては、以上のようにすることによって、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項16の発明は、請求項11乃至15のうち何れか1項の発明のラミネート装置において、一対の加熱加圧ローラに代えて、直径が異なる少なくとも2つの加熱加圧ローラを用い、直径の大きな加熱加圧ローラの円周上であって、かつ、被加熱加圧体がこの直径の大きな加熱加圧ローラに接する第1の接点から第2の接点までの間に、この加熱加圧ローラよりも直径の小さな少なくとも1つの加熱加圧ローラの外周の一部を配置する。
従って、請求項16の発明のラミネート装置においては、以上のようにすることによって、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
請求項17の発明は、請求項9乃至16のうち何れか1項の発明のラミネート装置において、被加熱加圧体に積層された積層物の配置情報および面積情報を予め格納した積層物情報格納手段と、積層物情報格納手段に格納された情報に基づいて、各積層物が加熱加圧ローラによって加えられる圧力が、被加熱加圧体の長手方向に沿って一定になるような加圧パターンを演算する加圧パターン演算手段と、加熱加圧ローラに対して、加圧パターン演算手段によって演算された加圧パターンにしたがって被加熱加圧体に圧力を加えさせ、加熱加圧ローラによって各積層物が長手方向に沿って一定圧力で加圧されながら加熱されるようにした加圧手段とを備えている。
従って、請求項17の発明のラミネート装置においては、以上のような手段を講じることにより、積層物が配置された被加熱加圧体を加熱する場合であっても、全ての積層物に対して一定の圧力で加圧しつつ、かつ、加熱条件の微調整も容易に行うことが可能となる。
請求項18の発明のラミネート装置は、テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、ローラ面において加熱加圧する加熱加圧ローラと、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整手段と、加熱加圧ローラによって被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位手段とを備えている。
従って、請求項18の発明のラミネート装置においては、単なる微調整の次元ではなく、加熱時間と加圧時間が同じでなく、加熱時間の方を長くするようなこともできる。
本発明のラミネート方法およびラミネート装置によれば、キャリアテープ等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図3を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、例えばキャリアテープのようなテープ状の被加熱加圧体を、図中に示す搬送方向Fである長手方向に搬送させながら連続的に加熱する装置である。
本実施の形態では、被加熱加圧体としては、キャリアテープ20を適用した場合を例に以下の説明を行う。本実施の形態に係るラミネート装置によって加熱されるキャリアテープ20は、その立面図の一例を図2に示すように、ポリイミド等が用いられてなる絶縁層22の表面側に銅等からなる導体層24が積層されている。この導体層24は、所定の配線パターンに相当する部位にレジスト26が配置され、レジスト26が配置されていない開口部位は、浸漬エッチング、シャワーエッチング等の方法でハーフエッチング処理がなされることによって窪んでいる。このハーフエッチング処理によって、配線回路パターンの複数のフォトレジスト26の下にフォトレジスト26の幅より狭いトップ幅を有するように導体層24(#a)が形成される。
本実施の形態に係るラミネート装置は、繰出ローラ28、搬送ローラ30,32,34,36、および巻取ローラ38から搬送機構を形成している。繰出ローラ28には、被加熱加圧体であるキャリアテープ20がロール状に巻回されている。この繰出ローラ28を、中心軸を中心として、図示しない回転機構からの駆動力を受けて図中に示す時計回りWに回転することによって、巻回されていたキャリアテープ20が搬送ローラ30に繰り出されるようにしている。搬送ローラ30もまた同様に時計回りWに回転することにより、繰出ローラ28から繰り出されたキャリアテープ20を搬送方向Fに沿って搬送ローラ32側へと搬送する。搬送ローラ32もまた同様に時計回りWに回転することにより、搬送ローラ30から搬送されたキャリアテープ20を、搬送経路変更ローラ40(後述する)および一対の加熱加圧ローラ42,44(後述する)を介して搬送ローラ34側へと搬送する。搬送ローラ34もまた同様に時計回りWに回転することにより、この搬送されたキャリアテープ20をダンサーローラ46(後述する)を介して搬送ローラ36へと搬送する。搬送ローラ36もまた同様に時計回りWに回転することにより、この搬送されたキャリアテープ20を巻取ローラ38へと搬送する。巻取ローラ38もまた同様に時計回りWに回転することにより、搬送ローラ36から搬送されたキャリアテープ20を巻き取る。
これら搬送機構によってキャリアテープ20が搬送される搬送経路の途中には、搬送経路変更ローラ40、一対の加熱加圧ローラ42,44、およびダンサーローラ46を備えている。
一対の加熱加圧ローラ42,44は、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入されたキャリアテープ20を、各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する。加熱加圧ローラ42および加熱加圧ローラ44もまた、図示しない回転機構からの駆動力を受けて図中に示す反時計回りRおよび時計回りWに回転することによって、導入されたキャリアテープ20を、搬送ローラ34側に繰り出す。
また、本実施の形態に係るラミネート装置は、加圧部48を備えている。この加圧部48は、加熱加圧ローラ42,44の一対のローラ面がその間に導入されたキャリアテープ20に加える圧力の制御命令を、一対の加熱加圧ローラ42,44のそれぞれに対して出力する。したがって、一対の加熱加圧ローラ42,44は、この制御命令に基づいて、両ローラ面の間に導入されたキャリアテープ20に圧力を加える。
これによって、一対の加熱加圧ローラ42,44の各ローラ面の間に導入されたキャリアテープ20は、加熱加圧ローラ42,44によって連続的に加熱加圧され、搬送ローラ34側へと搬送されるようにしている。
搬送経路変更ローラ40は、図3に示すように、図示しないエアシリンダ等によって、図中水平方向Hに移動可能な構成としている。これによって、搬送ローラ32から加熱加圧ローラ42,44に至る搬送経路の一部を変更し、加熱加圧ローラ44のローラ面にキャリアテープ20が接触する接触面積を調整する。すなわち、図3中に示す搬送経路変更ローラ40(#a)のように、搬送方向Fの上流側にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と浅く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が低くなる。一方、搬送経路変更ローラ40(#b),40(#c),40(#d)に示すように、搬送方向Fの下流側ほどキャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と深く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が増加する。
ダンサーローラ46は、図示しないエアシリンダ等によって、図中垂直方向Vに移動可能な構成としている。ダンサーローラ46の垂直方向Vにおける位置を任意に変えることによって、キャリアテープ20に張力を与え、搬送途中で弛みが発生することなくキャリアテープ20が巻取ローラ38まで搬送されるようにしている。
また、本実施の形態に係るラミネート装置は、レジスト繰出ローラ50を備えており、キャリアテープ20の表面側を、銅箔や離型紙等のレジスト52で覆った状態で加熱加圧することもできるようにしている。
すなわちレジスト繰出ローラ50は、銅箔や離型紙等のレジスト52がロール状に巻回されている。このレジスト繰出ローラ50もまた中心軸を中心として反時計回りRに回転することによって、巻回されていたレジスト52を加熱加圧ローラ42に繰り出す。これによって、キャリアテープ20の表面側がレジスト52で覆われた状態で加熱加圧ローラ42,44によって加熱加圧され、しかる後に、表面側がレジスト52で覆われたキャリアテープ20が搬送ローラ34側へと搬送され、最終的には巻取ローラ38によって巻き取られるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るラミネート装置の作用について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置では、繰出ローラ28からキャリアテープ20が繰り出され、搬送ローラ30および搬送ローラ32を介して搬送経路変更ローラ40へと搬送される。
搬送経路変更ローラ40は、水平方向Hに沿って自己の位置を自在に変えることができる。これによって、搬送ローラ32から加熱加圧ローラ42,44に至るキャリアテープ20の搬送経路の一部が変更される。そして、しかる後に加熱加圧ローラ42,44に送られることによって加熱加圧ローラ44のローラ面にキャリアテープ20の裏面が接触する接触面積が調整される。この場合、搬送経路変更ローラ40が搬送方向Fの上流側にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と浅く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、すなわち、加熱時間が短くなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が低くなる。一方、搬送経路変更ローラ40が搬送方向Fの下流側にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と深く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、すなわち、加熱時間が長くなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が増加する。
なお、加圧部48からの制御命令に従って加熱加圧ローラ42,44の両ローラ面の間に導入されたキャリアテープ20に対して加える圧力が制御される。なお、圧力は、両ローラ間の接触面において加えられるので、加熱時間とは異なり、加圧時間は常に一定となる。これによって、キャリアテープ20は、加熱加圧ローラ42,44において、調整された加熱量で加熱されるとともに、制御された圧力で加圧され、連続的に搬送ローラ34側へと搬送される。
なお、キャリアテープ20の表面側を、銅箔や離型紙等のレジスト52で覆った状態で加熱加圧する場合には、レジスト繰出ローラ50を反時計回りRに回転させる。これによって、レジスト52が加熱加圧ローラ42に繰り出され、キャリアテープ20の表面側がレジスト52で覆われた状態で前記同様に加熱加圧ローラ42,44によって加熱加圧される。
このようにして連続的に加熱加圧されたキャリアテープ20は、加熱加圧ローラ42,44によって搬送ローラ34側に払い出され、更に搬送ローラ36を介して巻取ローラ38によって巻き取られる。
なお、搬送ローラ34と搬送ローラ36との間にはダンサーローラ46が設けられており、このダンサーローラ46が、垂直方向Vに移動し、キャリアテープ20に張力を与えることによって、上述したような繰出ローラ28から巻取ローラ38に至る搬送経路において、キャリアテープ20は搬送途中で弛みが発生することなく搬送される。
上述したように、本実施の形態に係るラミネート装置においては、上記したように、搬送経路変更ローラ40の水平方向Hにおける位置を搬送方向Fの上流側に移動させることによって、キャリアテープ20の加熱量を減少させることができる。逆に、搬送方向Fの下流側に移動させることによって、キャリアテープ20の加熱量を増加させることができる。
すなわち、キャリアテープ20等のテープ状の被加熱加圧体を、長手方向に搬送させながら連続的に加熱する場合であっても、被加熱加圧体がローラ面に接触する接触面積を調整することによって、ローラ面の温度や、被加熱加圧体の巻取速度を調整することなく、加熱条件を容易に微調整することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、第1の実施の形態に係るラミネート装置の変形例であって、搬送ローラ33を付加して備えるとともに、搬送経路変更ローラ40の代わりに搬送経路変更ローラ41を備えた点のみが異なっている。したがって、以下では、異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。なお、図4では、加圧部48の記載を省略している。
搬送経路変更ローラ41は、一対の加熱加圧ローラ42,44の各ローラの接触点であるY点を中心とした半径rの円の円周Pに沿って移動可能な構成としている。半径rは、円周Pに沿って搬送経路変更ローラ41が移動しても搬送ローラ32、搬送ローラ33、および一対の加熱加圧ローラ42,44と衝突しないような距離としている。
搬送経路変更ローラ41がP0またはP1のように、加熱加圧ローラ44側にある場合には、搬送ローラ32から搬送経路変更ローラ41の下部側に搬送されたキャリアテープ20を、反時計回りRに送り出すことによって、キャリアテープ20の裏面を加熱加圧ローラ44のローラ面に接触させてから、キャリアテープ20を加熱加圧ローラ42,44の一対のローラ間に導入するようにする。この場合、第1の実施の形態と同様に、搬送方向Fの上流側(例えばP1)にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と浅く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が低くなる。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP0)にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と深く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が増加する。
また、搬送経路変更ローラ41がP2またはP3のように、加熱加圧ローラ42側にある場合には、搬送ローラ33から搬送経路変更ローラ41の上部側に搬送されたキャリアテープ20を、時計回りWに送り出すことによって、キャリアテープ20の表面を加熱加圧ローラ42のローラ面に接触させてから、キャリアテープ20を一対のローラ間に導入するようにする。この場合、搬送方向Fの上流側(例えばP2)にあるほど、キャリアテープ20の表面は、加熱加圧ローラ42のローラ面と浅く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が低くなる。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP3)にあるほど、キャリアテープ20の表面は、加熱加圧ローラ42のローラ面と深く接触してから一対のローラ面に巻き込まれることになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が増加する。
搬送ローラ33は、搬送経路変更ローラ41がP2またはP3のように、加熱加圧ローラ42側にある場合に、反時計回りRに回転することによって、搬送ローラ32から搬送されたキャリアテープ20を搬送経路変更ローラ41へと搬送する。
上述したような構成のラミネート装置では、搬送経路変更ローラ41の位置が、搬送経路変更ローラ41がP0またはP1のように、加熱加圧ローラ44側にある場合には、搬送ローラ32からキャリアテープ20が下部側に搬送される一方、搬送経路変更ローラ41がP2またはP3のように、加熱加圧ローラ42側にある場合には、搬送ローラ33からキャリアテープ20が上部側に搬送される。このため、搬送経路変更ローラ41の位置を、加熱加圧ローラ42側から加熱加圧ローラ44側へと、あるいはその逆へと変更する場合には、キャリアテープ20の搬送を一旦停止し、手動によって、キャリアテープ20の搬送経路変更ローラ41への掛け替えを行う。すなわち、加熱加圧ローラ42側から加熱加圧ローラ44側へと変更する場合には、搬送経路変更ローラ41の上部側に搬送されるようにされていたキャリアテープ20を、搬送経路変更ローラ41の下部側に搬送されるように変更する。その逆に、加熱加圧ローラ44側から加熱加圧ローラ42側へと変更する場合には、搬送経路変更ローラ41の下部側に搬送されるようにされていたキャリアテープ20を、搬送経路変更ローラ41の上部側に搬送されるように変更する。
以上のように構成した本実施の形態に係るラミネート装置では、搬送経路変更ローラ40は、Y点を中心とした半径rの円の円周Pに沿って自己の位置を自在に変えることができる。これによって、搬送ローラ32または搬送ローラ33から加熱加圧ローラ42,44に至るキャリアテープ20の搬送経路の一部が変更された後に加熱加圧ローラ42,44に送られ、もって、加熱加圧ローラ44のローラ面にキャリアテープ20の裏面が接触する接触面積が調整される。
この場合、搬送経路変更ローラ41がP0またはP1のように、加熱加圧ローラ44側にある場合には、搬送ローラ32から搬送経路変更ローラ41に搬送されたキャリアテープ20は、キャリアテープ20の裏面が加熱加圧ローラ44のローラ面に接触された後にキャリアテープ20が一対のローラ間に導入される。これによって、キャリアテープ20は、第1の実施の形態と同様に、搬送方向Fの上流側(例えばP1)にあるほど、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が低くなる。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP0)にあるほど、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が増加する。
一方、搬送経路変更ローラ41がP2またはP3のように、加熱加圧ローラ42側にある場合には、搬送ローラ33から搬送経路変更ローラ41に搬送されたキャリアテープ20は、キャリアテープ20の表面が加熱加圧ローラ42のローラ面に接触された後にキャリアテープ20が一対のローラ間に導入される。これによって、キャリアテープ20は、搬送方向Fの上流側(例えばP2)にあるほど、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が低くなる。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP3)にあるほど、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が増加する。
上述したように、本実施の形態に係るラミネート装置においては、キャリアテープ20の裏面からの加熱量の制御のみならず、表面からの加熱量をも自在に制御しつつ、第1の実施の形態で奏された作用効果を奏することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図5を用いて説明する。
図5は、第3の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、第2の実施の形態に係るラミネート装置の変形例であって、搬送経路変更ローラ41の代わりに、一対の搬送経路変更ローラ43,45を備えた点のみが異なっている。したがって、以下では、異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。なお、図5では、加圧部48の記載を省略している。
一対の搬送経路変更ローラ43,45は、互いに対向配置しており、両ローラの最近接点(図5中における例えばP0〜P4)が、Y点を中心とした半径rの円の円周Pに沿って移動可能な構成としている。半径rは、円周Pに沿って前記最近接点が移動しても、搬送経路変更ローラ43が搬送ローラ32および搬送ローラ33と衝突せず、搬送経路変更ローラ45が加熱加圧ローラ42,44と衝突しないような距離としている。
一対の搬送経路変更ローラ43,45が図中P2〜P4に示すように加熱加圧ローラ42側にある場合には、搬送ローラ32,33から搬送されるキャリアテープ20を、搬送経路変更ローラ43に対して時計回りWに沿って巻き付け、両ローラの最近接点(例えばP2〜P4)において搬送経路変更ローラ45へと中継する。そして、搬送経路変更ローラ45が反時計回りRに回転しながらキャリアテープ20を一対の加熱加圧ローラ42,44の両ローラ間に導入するようにする。
一方、一対の搬送経路変更ローラ43,45が図中P0〜P1に示すように加熱加圧ローラ44側にある場合には、搬送ローラ32,33から搬送されるキャリアテープ20を、搬送経路変更ローラ43と搬送経路変更ローラ45との間に導入した後に搬送経路変更ローラ45に対して反時計回りRに沿って巻き付け、そして、搬送経路変更ローラ45が反時計回りRに回転しながらキャリアテープ20を一対の加熱加圧ローラ42,44の両ローラ間に導入するようにする。
このような構成とすることによって、搬送経路変更ローラ43と搬送経路変更ローラ45との間に常にキャリアテープ20を保持することができるので、第2の実施の形態で要していたように、キャリアテープ20の搬送を一旦停止し、手動によって、キャリアテープ20の搬送経路変更ローラ41への掛け替えを行うような必要性は生じない。すなわち、搬送経路変更ローラ43,45を、図5中のP2〜P4に示すように加熱加圧ローラ42側から、図5中のP0〜P1に示すように加熱加圧ローラ44側に変更する場合、あるいはその逆の場合であっても、キャリアテープ20の搬送を停止することなく行うことができる。
上述したように、本実施の形態に係るラミネート装置においては、キャリアテープ20の搬送を停止することなく、第2の実施の形態で奏された作用効果を奏することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図6を用いて説明する。
図6は、第4の実施の形態に係るラミネート方法を適用した装置の一例を示す系統構成図である。
本実施の形態に係るラミネート装置は、第3の実施の形態に係るラミネート装置の変形例である。したがって、以下では、異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。なお、図6では、加圧部48の記載を省略している。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置では、第3の実施の形態に係るラミネート装置が一対の搬送経路変更ローラ43,45を加熱加圧ローラ42,44の上流側に配置していたのに対し、一対の搬送経路変更ローラ43,45を加熱加圧ローラ42,44の下流側に配置している。それに伴って、互いに対向する一対の搬送ローラ33(#1,#2)も、加熱加圧ローラ42,44の下流側に備えている。更に、レジスト繰出ローラ50も加熱加圧ローラ42,44の上流側に配置するようにすることによって、加熱加圧ローラ42,44の下流側でなされるY点を中心として円周Pに沿ってなされる搬送経路変更ローラ43,45の移動の邪魔にならないようにしている。
搬送経路変更ローラ43,45がP5〜P7のように、加熱加圧ローラ42側にある場合には、加熱加圧ローラ42,44の両ローラ間から払い出されたキャリアテープ20を、図中上側に持ち上げてから搬送経路変更ローラ45に反時計回りRに沿って巻き付け、両ローラの最近接点(例えばP5〜P7)において搬送経路変更ローラ43へと中継する。そして、搬送経路変更ローラ43が時計回りWに回転しながらキャリアテープ20を搬送ローラ33と搬送ローラ34との間に導入する。
この場合、搬送経路変更ローラ43,45が搬送方向Fの上流側(例えばP5)にあるほど、キャリアテープ20の表面は、加熱加圧ローラ42のローラ面と深く接触することになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が増加する。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP7)にあるほど、キャリアテープ20の表面は、加熱加圧ローラ42のローラ面と浅く接触することになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の表面からの加熱量が減少する。
また、搬送経路変更ローラ43,45がP8〜P9のように、加熱加圧ローラ44側にある場合には、加熱加圧ローラ42,44の両ローラ間から払い出されたキャリアテープ20を、図中下側に下げてから搬送経路変更ローラ45に対して反時計回りRに巻き付け、そして、搬送経路変更ローラ45が反時計回りRに沿って回転しながらキャリアテープ20を一対の搬送ローラ33(#1,#2)の間に導入する。
この場合、搬送経路変更ローラ43,45が搬送方向Fの上流側(例えばP9)にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と深く接触することになるので、ローラ面との接触面積が大きくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が増加する。一方、搬送方向Fの下流側(例えばP8)にあるほど、キャリアテープ20の裏面は、加熱加圧ローラ44のローラ面と浅く接触することになるので、ローラ面との接触面積が小さくなり、キャリアテープ20の裏面からの加熱量が減少する。
上述したような構成とすることによっても、第3の実施の形態で奏された作用効果を奏することが可能となる。なお、本実施の形態では、第3の実施の形態に示す搬送経路変更ローラ43,45を加熱加圧ローラ42,44の下流側に配置した構成について説明したが、同様に、第1の実施の形態に示す搬送経路変更ローラ40、および第2の実施の形態に示す搬送経路変更ローラ41もまた同様に加熱加圧ローラ42,44の下流側に配置するようにしても同様の作用効果を奏することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図7を用いて説明する。
図7は、第5の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
本実施の形態に係るラミネート装置は、第3および第4の実施の形態に係るラミネート装置を組み合わせた構成としている。したがって、以下では、異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。なお、図7では、加圧部48の記載を省略している。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、一対の搬送経路変更ローラ43,45を、加熱加圧ローラ42,44の上流側(搬送経路変更ローラ43(#1),45(#1))と下流側(搬送経路変更ローラ43(#2),45(#2))とのそれぞれに設けた構成としている。また、レジスト繰出ローラ50を、搬送経路変更ローラ43,45の円周Pに沿った移動の邪魔にならない場所に配置するとともに、搬送ローラ51を備え、この搬送ローラ51によって、レジスト繰出ローラ50から繰り出されるレジスト52が、搬送経路変更ローラ43,45の円周Pに沿った移動の邪魔にならないように加熱加圧ローラ42,44に導入されるようにしている。
このような構成とすることによって、キャリアテープ20の表面側から与える加熱量、または裏面側から与える加熱量を、加熱加圧ローラ42,44の上流側および下流側のそれぞれにおいて制御することができる。したがって、第1乃至第4の実施の形態で説明したような加熱加圧ローラ42,44の上流側または下流側の何れか一方でのみ加熱量を制御する場合に対して、加熱量の制御範囲を2倍にすることが可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図8を用いて説明する。
図8は、第6の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
本実施の形態に係るラミネート装置は、第1乃至第5の実施の形態に係るラミネート装置の変形例である。したがって、以下では、異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、加熱加圧ローラ42の代わりに、それよりも径の小さい複数の加熱加圧ローラ47(#1〜#4)を備えている。これら各加熱加圧ローラ47(#1〜#4)も加熱加圧ローラ42と同様に加圧部48によってキャリアテープ20に印加する圧力が制御されるようにしているが、ここでは加圧部48の記載を省略している。
各加熱加圧ローラ47(#1〜#4)は、キャリアテープ20、場合によってはその表面がレジスト52で覆われたキャリアテープ20に対して、それぞれ独立して熱量および圧力を加えることができるようにしている。
このような構成により、ある加熱加圧ローラ47では、加熱はするものの、加圧はしないようにすることによって、加熱時間の方を長くするようなことができる。逆に、加圧はするものの、加熱はしないようにすることによって、加圧時間の方を長くするようなこともできる。
このような加熱量および加圧量の調整を、各加熱加圧ローラ47(#1〜#4)毎に行うことによって、様々な加熱量および加圧量の組み合わせからなる条件をきめ細かく実現することが可能となる。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態を図9から図11を用いて説明する。
図9は、第7の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図である。
本実施の形態に係るラミネート装置は、第1乃至第6の実施の形態に係るラミネート装置に、面積情報格納部54と、加圧パターン演算部56とを付加した構成としている。図9は、代表的に、図1に示す構成のラミネート装置に、面積情報格納部54と、加圧パターン演算部56とを付加した構成を示すものである。本実施の形態でもまた、第1乃至第6の実施の形態と異なる構成のみについて説明し、重複説明を避ける。
図2に示したように、本実施の形態におけるキャリアテープ20の表面には、所定の配線パターンに相当する部位にレジスト26が配置されている。図10(a)は、このようにレジスト26が配置されたキャリアテープ20の一例を示す平面図である。すなわち、レジスト26は、キャリアテープ20の表面に一様に配置されるのでは無く、図10(a)に示すように、不均一に配置されるのが一般的である。
このようにレジスト26が不均一に配置されたキャリアテープ20が、加熱加圧ローラ42,44において、同一圧力がかけられた状態で加熱されると、レジスト26の配置密度が高い部位と、レジスト26の配置密度が低い部位とでは、各々のレジスト26が受ける圧力が異なる。例えば、図10(a)におけるE−E線に沿った平面に配置されたレジスト26aの配置密度は、G−G線に沿った平面に配置されたレジスト26bの配置密度よりも高い。このような場合、加熱加圧ローラ42,44によって、E−E線に沿った平面、およびG−G線に沿った平面に対してそれぞれ同一圧力がかけられながら加熱された場合、E−E線に沿った平面では、レジスト26aあたりに加えられる圧力が小さく、G−G線に沿った平面では、レジスト26bあたりに加えられる圧力が大きい。このため、E−E線およびG−G線に沿った立断面図である図10(b)および図10(c)に示すように、E−E線に沿った平面に配置されたレジスト26aよりも、G−G線に沿った平面に配置されたレジスト26bが凹んでしまう。
したがって、本実施の形態に係るラミネート装置では、レジスト26の配置密度の大小に関わらず、加熱加圧ローラ42,44によって、キャリアテープ20の長手方向に沿って各レジスト26に対して一定の圧力が加えられるようにしている。そのため、図9に示すように、面積情報格納部54と、加圧パターン演算部56とを備えている。
面積情報格納部54は、キャリアテープ20に積層されたレジスト26等の積層物の配置情報および面積情報を予め格納している。
そして、加圧パターン演算部56は、面積情報格納部54に格納された情報に基づいて、各積層物が加熱加圧ローラ42,44によって加えられる圧力が、キャリアテープ20の長手方向に沿って一定になるような加圧パターンを演算し、演算結果を加圧部48に出力する。図11は、このような加圧パターンの一例を示す概念図である。図11において横軸はキャリアテープ20の長手方向位置を、縦軸は加熱加圧ローラ42,44によってキャリアテープ20に加えられる加圧圧力を示す。
図10に示すように、キャリアテープ20には、一般に同一パターンのレジスト配置Sが繰り返される。図11に示すMn−1は、(n−1)番目に繰り返されるレジスト配置Sn−1の加圧パターンを、Mは、n番目に繰り返されるレジスト配置Sの加圧パターンを、Mn+1は、(n+1)番目に繰り返されるレジスト配置Sn+1の加圧パターンをそれぞれ示している。各レジスト配置S(・・・、Sn−1、S、Sn+1、・・・)は同一であるので、同一の加圧パターンM(・・・、Mn−1、M、Mn+1、・・・)が繰り返される。図11に示すような加圧パターンMに対応するレジスト配置Sは、先頭部(先に搬送される側)にはレジスト26は全く配置されておらず、先頭部の後に続いて搬送される中間部にはレジスト26が最も多く配置され、中間部の後に続いて搬送される後方部には、中間部の半分程度の配置密度でレジスト26が配置されたものとする。このようなレジスト配置Sに対する加圧パターンMは、図11に示すように、先頭部の加圧圧力fは最も低く、中間部の加圧圧力fは最も高く、後方部の加圧圧力fは、加圧圧力fの半分程度となる。
そして、加圧部48は、図11に示すような加圧パターンにしたがった制御命令を加熱加圧ローラ42,44に対して出力する。これによって、キャリアテープ20に配置された各レジスト26は、加熱加圧ローラ42,44によって、この加圧パターンにしたがって加圧されながら加熱されるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るラミネート装置の作用について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るラミネート装置は、面積情報格納部54に、キャリアテープ20に積層された例えばレジスト26のような積層物の配置情報および面積情報が予め格納されている。
加圧パターン演算部56では、面積情報格納部54に格納された情報に基づいて、キャリアテープ20に積層された各レジスト26が、キャリアテープ20の長手方向に沿って一定圧力で加圧されるような加圧パターンが演算され、加圧部48に出力される。
そして、演算された加圧パターンに基づく制御命令が、加圧部48から加熱加圧ローラ42,44へと出力される。
加熱加圧ローラ42,44の両ローラ間に導入されたキャリアテープ20は、加熱加圧ローラ42,44によってこの加圧パターンにしたがって加圧されながら加熱される。これによって、キャリアテープ20に配置された各レジスト26は、加熱加圧ローラ42,44によって、長手方向に沿って一定な圧力で加圧されながら加熱され、もって、図10(b)および図10(c)に示すような押し込み量の不均一をもたらすことなく、各レジスト26の押し込み量を同程度にすることが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した第1乃至第5及び第7の実施例では、一対の加熱加圧ローラ42,44を例に説明したが、加熱加圧ローラ42,44は、必ずしも一対でなく、互いに直径を異としていても良い。この場合であっても、直径の小さい加熱加圧ローラを、直径の大きな加熱加圧ローラの円周上であって、かつ、キャリアテープ20がこの直径の大きな加熱加圧ローラに接する第1の接点から第2の接点までの間に、直径の小さな加熱加圧ローラの外周の一部を配置することによって、一対の加熱加圧ローラ42,44を用いた場合と同様の効果を奏することができる。また、このような直径の小さな加熱加圧ローラは、図8に示すように複数あっても構わない。
第1の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 ポリイミド等の絶縁層の表面側に銅等の導体層が積層されたキャリアテープの一例を示す立面図。 第1の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置において搬送経路変更ローラの機能を説明するための系統構成図。 第2の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 第3の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 第4の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 第5の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 第6の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 第7の実施の形態に係るラミネート方法を適用したラミネート装置の一例を示す系統構成図。 レジストが配置されたキャリアテープの一例を示す平面図および立断面図。 加圧パターンの一例を示す概念図。 基板幅方向に沿った2層キャリアテープおよび3層キャリアテープの立断面図。 フォトレジスト塗布時における基板の立断面図。 露光時における基板の立断面図。 現像時における基板の立断面図。 エッチング時における基板の立断面図。 従来技術によるラミネート装置の系統構成図。
符号の説明
F…搬送方向、V…垂直方向、H…水平方向、P…円周、S…レジスト配置、M…加圧パターン、f…加圧圧力、r…半径、1…真空ラミネータ、2…ヒートロール、3…巻取ローラ、4…真空槽、5…上側フィルム、6…上側巻回ロール、7…下側フィルム、8…下側巻回ロール、9…ヒートロール、10…絶縁層、12…導体層、14…基材、16…接着剤層、18…スプロケットホール、19…フォトレジスト、20…キャリアテープ、21…フォトマスク、22…絶縁層、23…紫外線、24…導体層、26,52…レジスト、27…エッチング液、28…繰出ローラ、30,32,33,34,36,51…搬送ローラ、38…巻取ローラ、40,41,43,45…搬送経路変更ローラ、42,44…加熱加圧ローラ、46…ダンサーローラ、48…加圧部、50…レジスト繰出ローラ、54…面積情報格納部、56…加圧パターン演算部、61…上流側通過口、62…下流側通過口、63…上流側真空シールロール、64…下流側真空シールロール、65,67…上側ロール、66,68…下側ロール

Claims (18)

  1. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、加熱加圧ローラのローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、
    前記被加熱加圧体が前記ローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整段階と
    を備えたラミネート方法。
  2. 請求項1に記載のラミネート方法において、
    前記接触面積調整段階では、前記被加熱加圧体が前記加熱加圧ローラに搬送される加熱加圧前搬送経路、および前記加熱加圧ローラによって加熱加圧された被加熱加圧体が搬送される加熱加圧後搬送経路のうちの少なくとも何れか一方の一部を変えることによって、前記接触面積を調整するようにしたラミネート方法。
  3. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、加熱加圧ローラのローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、
    前記被加熱加圧体が前記ローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整段階と、
    前記加熱加圧ローラによって前記被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位段階と
    を備えたラミネート方法。
  4. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、複数の加熱加圧ローラの各ローラ面において加熱加圧する加熱加圧段階と、
    前記各加熱加圧ローラによって前記被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位段階と
    を備えたラミネート方法。
  5. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して前記被加熱加圧体が、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間に導入されるようにすることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整段階と
    を備えたラミネート方法。
  6. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送され、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を、前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱加圧する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間から搬送された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整段階と
    を備えたラミネート方法。
  7. 搬送手段によってテープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送段階と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して前記被加熱加圧体が、互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を、前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラのローラ面の間に導入されるようにすることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第1の接触面積調整段階と、
    前記搬送手段によって搬送され、前記一対のローラ面の間から払い出された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第2の接触面積調整段階と
    を備えたラミネート方法。
  8. 請求項1乃至7のうち何れか1項に記載のラミネート方法において、
    前記被加熱加圧体に積層された積層物の配置情報および面積情報を積層物情報格納データベースに予め格納する積層物情報格納段階と、
    前記積層物情報格納データベースに格納された情報に基づいて、前記各積層物が前記加熱加圧ローラによって加えられる圧力が、前記被加熱加圧体の長手方向に沿って一定になるような加圧パターンを演算する加圧パターン演算段階と、
    前記加熱加圧ローラに対して、前記加圧パターン演算段階において演算された加圧パターンにしたがって前記被加熱加圧体に圧力を加えさせ、前記加熱加圧ローラによって前記各積層物が前記長手方向に沿って一定圧力で加圧されながら加熱されるようにした加圧段階と
    を備えたラミネート方法。
  9. テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、ローラ面において加熱加圧する加熱加圧ローラと、
    前記被加熱加圧体が前記ローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整手段と
    を備えたラミネート装置。
  10. 請求項9に記載のラミネート装置において、
    前記接触面積調整手段は、前記被加熱加圧体が前記加熱加圧ローラに搬送される加熱加圧前搬送経路、および前記加熱加圧ローラによって加熱加圧された被加熱加圧体が搬送される加熱加圧後搬送経路のうちの少なくとも何れか一方の一部を変えることによって、前記接触面積を調整するようにしたラミネート装置。
  11. テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、
    互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を、前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラと、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して前記被加熱加圧体が前記一対のローラ面の間に導入されるようにすることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整手段と
    を備えたラミネート装置。
  12. テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、
    互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を、前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱加圧する一対の加熱加圧ローラと、
    前記搬送手段によって搬送され、前記一対のローラ面の間から搬送された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する接触面積調整手段と
    を備えたラミネート装置。
  13. テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、
    互いのローラ面が対向するように配置され、この一対のローラ面の間に導入された前記被加熱加圧体を、前記各ローラ面によって表面側および裏面側からそれぞれ加熱する一対の加熱加圧ローラと、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体の搬送経路を一部変え、この変えられた搬送経路を介して前記被加熱加圧体が前記一対のローラ面の間に導入されるようにすることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第1の接触面積調整手段と、
    前記搬送手段によって搬送され、前記一対のローラ面の間から払い出された被加熱加圧体の搬送経路を一部変えることによって、前記被加熱加圧体の表面側および裏面側の前記各ローラ面と接触する接触面積をそれぞれ調整する第2の接触面積調整手段と
    を備えたラミネート装置。
  14. 請求項11乃至13のうち何れか1項に記載のラミネート装置において、
    前記一対の加熱加圧ローラに代えて、互いに対向配置され、直径が異なる2つの加熱加圧ローラを用いるようにしたラミネート装置。
  15. 請求項14に記載のラミネート装置において、
    直径の大きな加熱加圧ローラの円周上であって、かつ、前記被加熱加圧体がこの直径の大きな加熱加圧ローラに接する第1の接点から第2の接点までの間に直径の小さな加熱加圧ローラの外周の一部を配置するようにしたラミネート装置。
  16. 請求項11乃至15のうち何れか1項に記載のラミネート装置において、
    前記一対の加熱加圧ローラに代えて、直径が異なる少なくとも2つの加熱加圧ローラを用い、直径の大きな加熱加圧ローラの円周上であって、かつ、前記被加熱加圧体がこの直径の大きな加熱加圧ローラに接する第1の接点から第2の接点までの間に、この加熱加圧ローラよりも直径の小さな少なくとも1つの加熱加圧ローラの外周の一部を配置するようにしたラミネート装置。
  17. 請求項9乃至16のうち何れか1項に記載のラミネート装置において、
    前記被加熱加圧体に積層された積層物の配置情報および面積情報を予め格納した積層物情報格納手段と、
    前記積層物情報格納手段に格納された情報に基づいて、前記各積層物が前記加熱加圧ローラによって加えられる圧力が、前記被加熱加圧体の長手方向に沿って一定になるような加圧パターンを演算する加圧パターン演算手段と、
    前記加熱加圧ローラに対して、前記加圧パターン演算手段によって演算された加圧パターンにしたがって前記被加熱加圧体に圧力を加えさせ、前記加熱加圧ローラによって前記各積層物が前記長手方向に沿って一定圧力で加圧されながら加熱されるようにした加圧手段と
    を備えたラミネート装置。
  18. テープ状の被加熱加圧体を長手方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されている被加熱加圧体を、ローラ面において加熱加圧する加熱加圧ローラと、
    前記被加熱加圧体が前記ローラ面に接触する接触面積を調整する接触面積調整手段と、
    前記加熱加圧ローラによって前記被加熱加圧体が加熱される加熱時間と、加圧される加圧時間とを異にする時間変位手段と
    を備えたラミネート装置。
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