JP2005223640A - パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法 - Google Patents

パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧電振動子のパッケージの外部に発振回路等を構成するIC部品を組付け一体化したH型パッケージ構造の表面実装型圧電発振器において、IC部品搭載前に実施する圧電振動子の調整作業専用の調整用端子を格別に設けることなく、既存の実装端子を利用して調整することを可能としたパッケージ、表面実装型圧電発振器及び周波数調整方法を提供する。
【解決手段】 環状底面に少なくともVcc実装端子,Vcon実装端子、Out実装端子、及びGnd実装端子を備えた縦断面形状が略H型の絶縁容器1と、上面側凹所2内に設けた2つの上面側内部パッド11に圧電振動素子上の各励振電極を電気的に接続した状態で該上面側凹所を気密封止する金属リッド15と、下面側凹所3の天井面3aに配置され各上面側内部パッド、及び各実装端子と導通する下面側内部パッド6に実装されるIC部品20と、を備え、Vcc実装端子及びVcon実装端子を2つの上面側内部パッドと夫々導通させる接続配線パターン40を、下面側凹所の天井面に露出配置した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、従来の調整用端子を用いた調整作業の不便さを解消した表面実装型圧電発振器及び周波数調整方法に関するものである。
移動体通信市場においては、各種電装部品の実装性、保守・取扱性、装置間での部品の共通性等を考慮して、各機能毎に部品群のモジュール化を推進するメーカーが増えている。また、モジュール化に伴って、小型化、低コスト化も強く求められている。
特に、基準発振回路、PLL回路、及びシンセサイザー回路等、機能及びハード構成が確立し、且つ高安定性、高性能化が要求される回路部品に関してモジュール化への傾向が強まっている。更に、これらの部品群をモジュールとしてパッケージ化することによりシールド構造を確立しやすくなるという利点がある。
複数の関連部品をモジュール化、パッケージ化することにより構築される表面実装用の電子部品としては、例えば圧電振動子、圧電発振器、SAWデバイス等を例示することができるが、これらの機能を高く維持しつつ、更なる小型化を図るために、例えは図4に示した如き二階建て構造のモジュールが採用されている。
即ち、図4は二階建て構造型(H型)モジュールとしての表面実装型圧電デバイス(水晶発振器)の従来構成を示す縦断面略図であり、セラミック製の容器本体101と金属リッド102からなる容器の内部に水晶振動素子103を収容した水晶振動子100と、水晶振動子100の底面に接合される容器105の空所105a内の天井面に発振回路、温度補償回路などを構成するIC部品106をベアチップ実装した底部構造体(IC部品ユニット)107と、を備えている。この水晶発振器をプリント基板上に実装する際には、容器105の底面に設けた実装端子105bを用いた半田付けが行われる(例えば、特開2000−278047)。
上記の従来例にあっては、IC部品中に含まれる調整回路を調整するための調整用端子110が容器本体101の外面に露出配置されている。調整用端子110は、例えばIC部品中の温度補償回路を構成する素子の値(温度補償係数)を書き換える場合に用いられ、図示しないプローブを調整用端子110に当接させてデータを入力することによって書き換えが行われる。発振器メーカーが、図示のように水晶振動子100に対してIC部品106を搭載した容器105を組付け完了した状態でアッセンブリメーカー(例えば、携帯電話機メーカー)に出荷する場合には、発振器メーカーサイドで調整用端子を用いて素子値を調整した状態で顧客に手渡すため、顧客は無調整にて圧電発振器を使用することが可能となる。
しかし、縦横寸法が十数mm程度の小型発振器の側面に形成される調整用端子110の面積は更に微小とならざるを得ないため、フローブを当接させての調整作業は極めて煩雑、且つ効率の悪い作業となる。また、プローブを当接させるのに必要十分な面積を確保する必要から、調整用端子110の小面積化には限界があるため、その分だけ発振器の小型化にも限界が生じている。従って、これらの問題点の改善が強く求められている。
このような不具合を解決するため、特許第3406845号、特許第3451018号では、図4に示した底部構造体107の空所105aの天井面であってIC部品搭載時にはIC部品によって隠蔽される位置に、水晶振動子内の水晶振動素子に形成した2つの励振電極から延びる大面積且つ専用の2つの調整用端子をパターン形成する構造を提案している。これによれば、プローブを調整用端子に当接させることによる調整作業が容易化するばかりでなく、発振器を機器側のプリント基板上に実装した時に、プリント基板上の配線パターンとの間で浮遊容量を発生する不具合をも防止できる。
しかし、空所105aの天井面は、極限された狭いスペースであるにも拘わらず、大面積の調整用端子を2つ配置すると、同じ天井面に形成するIC部品搭載用の電極のレイアウトに制限が生じる虞が高くなる。
特開2000−278047 特許第3406845号 特許第3451018号
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、圧電振動子のパッケージの外部に発振回路等を構成するIC部品を組付け一体化したH型パッケージ構造の表面実装型圧電発振器において、IC部品搭載前に実施する圧電振動子の調整作業専用の調整用端子を格別に設けることなく、既存の実装端子を利用して調整することを可能とした表面実装型圧電発振器用パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法を提供するものである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、上面と下面に夫々凹所を有し、環状の底面に少なくとも4つの実装端子を備えた縦断面形状が略H型の絶縁容器であって、圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続するために上面側凹所内に設けた2つの上面側内部パッドと、発振回路を構成する電子部品を搭載するために下面側凹所の天井面に配置された下面側内部パッドと、前記各実装端子と上面側内部パッドと下面側内部パッドとの間に所定の配線を施すための配線パターンと、を備えた表面実装型圧電発振器用パッケージにおいて、前記実装端子のいずれか2つと、2つの上面側内部パッドとを夫々導通させるために2つの接続配線パターンを前記下面側凹所の天井面に露出配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記実装端子が、駆動電源用実装端子、制御電圧印加用実装端子、信号出力用実装端子、及び接地用実装端子であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記実装端子のうち接地用実装端子を除くいずれか2つの実装端子と、2つの上面側内部パッドとが夫々導通していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成する表面実装型圧電発振器の周波数調整方法であって、前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した後、前記下面側内部パッドに発振回路を構成する電子部品を搭載する前に、前記上面側内部パッドと導通した2つの実装端子を用いて圧電振動素子の共振周波数を測定し、周波数測定後に前記各接続配線パターンを切断して各実装用端子と上面側内部パッドとの間の導通を遮断することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成する表面実装型圧電発振器の周波数調整方法であって、前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した後、前記下面側内部パッドに発振回路を構成する電子部品を搭載する前に、前記上面側内部パッドと導通した2つの実装端子を用いて圧電振動素子の共振周波数を測定し、共振周波数が所定の値と異なる場合には圧電振動素子に対して周波数調整を施し、周波数調整後に前記各接続配線パターンを切断して各実装用端子と上面側内部パッドとの間の導通を遮断することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成した表面実装型圧電発振器であって、前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した状態で上面側凹所が金属リッドにて気密封止されており、前記下面側凹所の接続配線パターンが何れも電気的に切断された状態であり、前記下面側内部パッドには発振回路を構成する電子部品が搭載されていることを特徴とする。
請求項1、2の発明によれば、IC部品を搭載する下面側凹所の天井面に調整用端子パターンを形成せずに、少なくとも4つの実装端子の内の2つを一時的に調整用端子として兼用できるように構成したため、下面側凹所天井面の配線パターンレイアウトの自由度を高めることができる。
請求項3においては、4つの実装端子のうちの接地用実装端子を除いた実装端子を調整用端子として利用するようにしている。即ち、接地用実装端子からは、パッケージ内に広くアース用の配線が延びているので、周波数測定の際に測定経路上に浮遊容量が出現し易く、正確な周波数測定ができない可能性もあるので、極力調整用端子としては利用すべきでない。従って、他の3つの実装端子のうちの2つを利用するのが好ましい。
請求項4、5の発明によれば、調整用端子を兼用する実装端子は、製造当初は上面側内部パッド(圧電振動素子の励振電極)との間を接続配線パターンによって接続されているが、周波数測定、調整作業を終了した場合には接続配線パターンを切断することによって実装端子本来の機能を備える。
請求項6の発明によれば、請求項1、2、3に記載された配線構造を備えた絶縁容器に対して水晶振動素子、IC部品を組み付け、周波数測定、周波数調整を行った後に、更に上面側凹所を金属リッドにより気密封止することによって所定の発振周波数を備えた表面実装型発振器を生産性よく製造することが可能となる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るパッケージ構造を備えた表面実装型圧電発振器の一例としての水晶発振器の縦断面図、図2は容器本体の縦断面図、図3(a)乃至(e)は容器本体を構成する各絶縁板の各面の構成図である。
この水晶発振器は、上面と下面に夫々凹所2、3を備えると共に環状の底面4に駆動電源用実装端子(Vcc端子)5a、制御電圧印加用実装端子(Vcon端子)5b、信号出力用実装端子(Out端子)5c、接地用実装端子(Gnd端子)5dの4つの実装端子5を備えた縦断面形状が略H型の絶縁容器1と、上面側凹所2内に設けた2つの上面側内部パッド11に水晶振動素子(圧電振動素子)12上の2つの励振電極を夫々電気的に接続した状態で該上面側凹所2を気密封止する金属リッド15と、下面側凹所3の天井面3aに配置され各上面側内部パッド11、及び各実装端子5と導通した下面側内部パッド6と、下面側内部パッド6に実装される発振回路を構成するIC部品20と、を備える。
絶縁容器1、下面側内部パッド6、上面側内部パッド11、金属リッド15は、表面実装型圧電発振器用パッケージを構成している。
本発明のパッケージは、実装端子5a乃至5dのうちのいずれか2つと、2つの上面側内部パッド11とを夫々導通させるために2つの接続配線パターン40A、40Bを下面側凹所3の天井面3aに露出配置した点が特徴的である。
なお、この実施形態では、Vcc端子5aと、Vcon端子5bが、夫々上面側内部パッド11の一方と電気的に接続されている場合を一例として説明する。
上面側凹所2を備えた絶縁容器1の上部と、上面側内部パッド11と、水晶振動素子12と、金属リッド15は、水晶振動子(圧電振動子)を構成している。即ち、水晶振動子はセラミック等の絶縁材料からなる絶縁容器1の上面側凹所2内の内部電極11上に水晶振動素子12を導電性接着剤(導電性ペースト)を用いて電気的・機械的に接続し、絶縁容器1の外璧上面の導体リングに金属リッド15を溶接等によって電気的・機械的に接続して凹所2内を気密封止したものである。
本発明では、各実装端子5としてのVcc端子5a、Vcon端子5bを夫々後述する接続配線パターン40A、40Bを介して2つの上面側内部パッド11と導通させると共に、これらの接続配線パターンを下面側凹所3の天井面3aに露出配置している。周波数調整時には、接続配線パターンを介して水晶振動素子の各励振電極と導通した状態にあるVcc端子5a、Vcon端子5bを周波数調整用端子として利用して周波数を測定する。そして、測定作業、調整作業完了後にはレーザーを用いて接続配線パターンを切断した上で、各下面側内部パッド6上にIC部品20を搭載する。換言すれば、本発明は、接続配線パターンによって水晶振動素子上の各励振電極と導通状態にある場合にのみVcc端子5a、Vcon端子5bを調整用端子として利用することを可能ならしめ、調整終了後には各励振電極との導通を遮断することによって通常の実装端子として利用するようにした点が特徴的である。
以下、本発明の絶縁容器における配線構造について説明する。
図2は絶縁容器の断面構造を示す拡大図であり、この絶縁容器1は、セラミック等の絶縁材料から成る矩形平板状の第1及び第2の絶縁板31、32と、第2の絶縁板32の上面に固定することによって上面側凹所2を形成する矩形環状の金属製シームリング33と、第1の絶縁板31の下面に積層固定されることにより下面側凹所3を形成する矩形環状のセラミック板から成る第3及び第4の絶縁板34、35と、第4の絶縁板35の底面に配置される実装端子5(Vcc端子5a、Vcon端子5b、Out端子5c、Gnd端子5d)と、前記上面側内部パッド11と、前記下面側内部パッド6と、各実装端子5、上面側内部パッド11及び下面側内部パッド6間を導通する図示しない内部導体(ビアホール)と、を備えている。
金属製シームリング33の上面に金属リッド15を溶接等によって固定することにより、上面側凹所2は気密封止される。
上面側内部パッド11は、図3(a)の平面図(第2の絶縁板32の上面図)に示すように上面側凹所2の内底面に隣接配置されており、各上面側内部パッド11上の符号A、B、C、Dは第1及び第2の絶縁板31、32を貫通して配置される貫通導体(内部導体)を示している。なお、各貫通導体は、配線パターンを構成している。
第1の絶縁板31の上面には、図3(b)に示すように、貫通導体A、B、C、Dと、四隅のパターン(Vcc、Vcon、Out、Gndの各パターン)を備えている。
次に、図3(c)は第1の絶縁板31の下面を上方から見たパターン配置図であり、この図から明らかなように第1の絶縁板31の下面には、各貫通導体A、B、C、D、各貫通導体A、Bを夫々角隅部に位置するVccパターン、Vconパターンと接続するための接続配線パターン40A、40B、Outパターン、Gndパターン、及びIC部品20を搭載するための下面側内部パッド6(E、F、G、H、I、K、L、M、N、P)が配置されている。
第1の絶縁板31の下面のパターン例では、各実装端子であるVcc端子5a、Vcon端子5b(図3(e))と夫々接続されるVccパターン、Vconパターンは、夫々下面側内部パッド6N、6Eと直結する一方で、接続配線パターン40A、40Bを介して下面側内部パッド6P、6Fと導通している。各接続配線パターン40A、40Bを図示した切断位置にて切断することにより、実装端子5Vcc、5Vconと貫通導体A、Bとの導通を遮断することが可能となる。
次に、図3(d)は第4の絶縁板35の上面図、図3(e)は第4の絶縁板35の底面を上方から見たパターン配置図である。図3(d)に示した四隅のパターン、即ちVccパターン、Vconパターン、Outパターン、Gndパターンは、何れも図3(b)(c)に夫々示した四隅のパターン(Vccパターン、Vconパターン、Outパターン)と、更には図3(e)に示した各実装端子5(Vcc端子5a、Vcon端子5b、Out端子5c、Gnd端子5d)と、貫通導体Cを介して導通している。
本実施形態では、図2に関して説明した如く、Vcc、Vcon用の実装端子であるVcc端子5a、Vcon端子5bを、夫々接続配線パターン40A、40Bを介して、貫通導体A、Bと導通させたことにより、接続配線パターン40A、40Bが切断されていない状態においては、Vcc端子5a、Vcon端子5bは貫通導体A、B、上面側内部パッド11を介して水晶振動素子12上の各励振電極と導通している。このため、Vcc端子5a、Vcon端子5bを、周波数調整用端子として利用することができる。即ち、Vcc端子5a、Vcon端子5bに対して調整装置から延びるプローブを当接させることによって周波数測定を行い、必要な場合には励振電極に対して金属を蒸着することによる周波数の調整が可能となる。
一方、周波数の調整が完了した後には、下面側凹所3の天井面3aに露出配置された接続配線パターン40A、40Bを図示の切断位置にてレーザーを用いて切断することによって、Vcc端子5a、Vcon端子5bと貫通導体A、Bとの導通を遮断し、各Vcc端子5a、Vcon端子5bから、調整用端子としての機能を奪うことができる。この切断の結果、Vcc端子5a、Vcon端子5bは夫々下面側内部パッド6N、6Eとのみ導通した状態となり、同様に貫通導体A、Bは夫々下面側内部パッド6P、6Fとのみ導通した状態となる。
このように本発明では、下面側内部パッド6にIC部品20を搭載する前に、接続配線パターン40A、40Bによって2つの実装端子(Vcc端子5a、及びVcon端子5b)と水晶振動素子の各励振電極とを導通させた状態で、各実装端子を用いて圧電振動素子の共振周波数を測定し、必要に応じて周波数調整を行うことができる。周波数測定後、或いは周波数調整後に、各接続配線パターンを切断して各実装端子と各励振電極(上面側内部パッド11)との導通を遮断し、その後各下面側内部パッドにIC部品20を搭載することにより発振器の組立が完了し、2つの実装端子を本来の実装端子として利用することができる。
本発明では、下面側凹所3内に露出する絶縁容器の天井面に調整用端子を配置しないので、該天井面の配線パターンレイアウトの自由度が拡大する。また、実装電極5は、十分に広い面積を有するので、プローブを当接させつつ行う周波数測定作業性を高めることができる。
なお、上記実施形態では、圧電発振器の代表例として水晶発振器を例示したが、本発明は他の圧電材料から成る圧電振動素子を使用した発振器全てに適用することができる。
本発明の一実施形態に係るパッケージを備えた表面実装型圧電発振器の一例としての水晶発振器の縦断面図。 容器本体の縦断面図。 (a)乃至(e)は容器本体を構成する各絶縁板の各面の構成図。 従来例の表面実装型圧電発振器の縦断面図。
符号の説明
1 絶縁容器、2、3 凹所、3a 天井面、4 環状の底面、5a、駆動電源用実装端子(Vcc端子)、5b 制御電圧印加用実装端子(Vcon端子)、5c 信号出力用実装端子(Out端子)、5d 接地用実装端子(Gnd端子)、6 下面側内部パッド、11 上面側内部パッド、12 水晶振動素子(圧電振動素子)、15 金属リッド、20 IC部品、31、32 絶縁板、33 金属製シームリング、34、35 絶縁板、40A、40B 接続配線パターン、A、B、C、D 貫通導体。

Claims (6)

  1. 上面と下面に夫々凹所を有し、環状の底面に少なくとも4つの実装端子を備えた縦断面形状が略H型の絶縁容器であって、
    圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続するために上面側凹所内に設けた2つの上面側内部パッドと、発振回路を構成する電子部品を搭載するために下面側凹所の天井面に配置された下面側内部パッドと、前記各実装端子と上面側内部パッドと下面側内部パッドとの間に所定の配線を施すための配線パターンと、を備えた表面実装型圧電発振器用パッケージにおいて、
    前記実装端子のいずれか2つと、2つの上面側内部パッドとを夫々導通させるために2つの接続配線パターンを前記下面側凹所の天井面に露出配置したことを特徴とする表面実装型圧電発振器用パッケージ。
  2. 前記実装端子が、駆動電源用実装端子,制御電圧印加用実装端子、信号出力用実装端子、及び接地用実装端子であることを特徴とする請求項1に記載の表面実装型圧電発振器用パッケージ。
  3. 前記実装端子のうち接地用実装端子を除くいずれか2つの実装端子と、2つの上面側内部パッドとが夫々導通していることを特徴とする請求項2に記載の表面実装型圧電発振器用パッケージ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成する表面実装型圧電発振器の周波数調整方法であって、
    前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した後、前記下面側内部パッドに発振回路を構成する電子部品を搭載する前に、前記上面側内部パッドと導通した2つの実装端子を用いて圧電振動素子の共振周波数を測定し、周波数測定後に前記各接続配線パターンを切断して各実装用端子と上面側内部パッドとの間の導通を遮断することを特徴とする表面実装型圧電発振器の周波数調整方法。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成する表面実装型圧電発振器の周波数調整方法であって、
    前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した後、前記下面側内部パッドに発振回路を構成する電子部品を搭載する前に、前記上面側内部パッドと導通した2つの実装端子を用いて圧電振動素子の共振周波数を測定し、共振周波数が所定の値と異なる場合には圧電振動素子に対して周波数調整を施し、周波数調整後に前記各接続配線パターンを切断して各実装用端子と上面側内部パッドとの間の導通を遮断することを特徴とする表面実装型圧電発振器の周波数調整方法。
  6. 請求項1乃至3の何れかに記載のパッケージを用いて構成した表面実装型圧電発振器であって、前記上面側内部パッドに圧電振動素子の各励振電極を電気的に接続した状態で上面側凹所が金属リッドにて気密封止されており、前記下面側凹所の接続配線パターンが何れも電気的に切断された状態であり、前記下面側内部パッドには発振回路を構成する電子部品が搭載されていることを特徴とする表面実装型圧電発振器。
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