JP2019186744A - 圧電振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】集積回路素子の発熱などによって生じる集積回路素子と圧電振動子との温度差を可及的に抑制する。【解決手段】水晶振動子の励振電極に接続されている実装用電極522,525は、IC3の実装領域Sにおいて、IC3の実装端子31〜36よりも内方まで延出されている配線パターン562,565を有している。駆動されて水晶振動子よりも高温となったIC3からの放熱によって、対向する配線パターン562,565が加熱され、加熱された配線パターン562,565の熱が、水晶振動子に伝導されることによって、水晶振動子の温度を高めるようにしている。【選択図】図4

Description

本発明は、通信機器等の各種電子機器に用いられる圧電振動デバイスに関する。
圧電振動デバイスとして、表面実装型の圧電振動子や圧電発振器が広く用いられており、例えば、圧電振動子の周波数温度特性を補償した温度補償型圧電発振器は、温度環境の変化する携帯型の通信機器の周波数源として広く用いられている。
かかる温度補償型圧電発振器では、温度センサや温度補償回路を内蔵した集積回路素子を備えており、この集積回路素子に内蔵された温度センサの検出温度に基づいて、補償電圧を発生して発振周波数を制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−006030号公報
このように集積回路素子を備える圧電振動デバイスでは、集積回路素子が駆動されることによって熱を発生し、当該集積回路素子が、圧電振動子よりも高温となって、圧電振動子との間で温度差が生じる。この温度差が無くなって集積回路素子と圧電振動子とが熱平衡状態に達するまでの間、正確な温度補償が困難となり、周波数変動、いわゆる周波数ドリフトが生じる。
特に、集積回路素子の駆動、停止(オンオフ)が、比較的頻繁に行われる電子機器や発熱量が大きい多機能の集積回路素子では、その影響が顕著となる。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、集積回路素子の発熱などによって生じる集積回路素子と圧電振動子との温度差を可及的に抑制することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
すなわち、本発明の圧電振動デバイスは、複数の外部接続端子及び複数の実装用電極を有する圧電振動子と、前記複数の前記実装用電極に接続される複数の実装端子を有して、前記圧電振動子に実装される集積回路素子とを備える圧電振動デバイスであって、
前記圧電振動子は、その両主面に励振電極がそれぞれ形成された圧電振動板と、前記圧電振動板の前記両主面の一方の主面側を覆って封止する第1封止部材と、前記圧電振動板の前記両主面の他方の主面側を覆って封止する第2封止部材とを有し、
前記複数の実装用電極の内の一対の実装用電極は、前記圧電振動板の前記両主面にそれぞれ形成された前記励振電極にそれぞれ電気的に接続されており、
前記集積回路素子は、前記複数の前記実装端子が外周寄りに配置されており、
前記一対の実装用電極の少なくとも一方の実装用電極は、前記集積回路素子が実装される実装領域において、少なくとも前記複数の前記実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンを有する。
本発明によれば、圧電振動板の両主面の励振電極にそれぞれ電気的に接続された一対の実装用電極の少なくとも1つの実装用電極は、集積回路素子が実装される実装領域において、複数の実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンを有するので、実装される集積回路素子に配線パターンが対向する。
集積回路素子が駆動されて発生する熱によって、当該集積回路素子が、圧電振動子よりも高温となった場合に、集積回路素子からの放熱によって、当該集積回路素子に対向する配線パターンが加熱されることになる。この配線パターンは、圧電振動子の励振電極に電気的に接続されているので、加熱された配線パターンの熱が、集積回路素子よりも低温の圧電振動子に伝導し、圧電振動子の温度が上昇する。これによって、駆動による発熱で高温となった集積回路素子の熱を放熱してその温度を低下させる一方、前記放熱によって加熱された配線パターンの熱が、圧電振動子に伝導されてその温度を高めるので、集積回路素子の駆動によって生じる集積回路素子と圧電振動子との間の温度差を抑制し、迅速に圧電振動子と集積回路素子とを熱平衡状態にすることができる。
また、圧電振動子は、その両主面に励振電極がそれぞれ形成された圧電振動板の各主面側を、第1,第2封止部材でそれぞれ封止した三層の積層構造であるので、窪んだ収容部を有する容器内に、圧電振動片を収容して蓋で封止するパッケージ構造に比べて、薄型化(低背化)を図ることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記一対の実装用電極の両方の実装用電極は、前記集積回路素子が実装される実装領域において、少なくとも前記複数の前記実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンをそれぞれ有する構成としてもよい。
上記構成によれば、圧電振動子の圧電振動板の両主面に電気的にそれぞれ接続されている一対の実装用電極の両方の実装用電極が、集積回路素子の実装領域において、実装端子よりも内方まで延出された各配線パターンをそれぞれ有しているので、駆動されて発熱し、圧電振動子よりも高温となった集積回路素子からの放熱によって加熱された各配線パターンの熱が、圧電振動子に効率的に伝導される。これによって、集積回路素子と圧電振動子との温度差を一層迅速に解消して熱平衡状態にすることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記両方の実装用電極の前記配線パターンが、前記集積回路素子が実装される前記実装領域の中心を対称点として略点対称である構成としてもよい。
上記構成によれば、一対の実装用電極の各配線パターンが、実装領域の中心を対称点として略点対称であるので、集積回路素子からの放熱によって、各配線パターンが略均等に加熱されて、その熱が、圧電振動板の両主面に伝導されるので、圧電振動板の両主面の温度をバランスよく高めることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記配線パターンは、前記集積回路素子が実装される前記実装領域において、少なくとも中央部近傍まで延出されている構成としてもよい。
上記構成によれば、実装用電極の配線パターンが、集積回路素子が実装される実装領域の中央部近傍まで延出しているので、駆動されて高温となった集積回路素子の中央部近傍からの放熱によって、配線パターンが効率的に加熱されることになり、加熱された配線パターンの熱が、圧電振動子に伝導されて、圧電振動子の温度を効率的に高めることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記集積回路素子は、温度センサを内蔵し、前記配線パターンは、前記集積回路素子が実装される前記実装領域に前記温度センサを投影した投影領域の少なくとも一部が重なるように延出されている構成としてもよい。
上記構成によれば、集積回路素子に内蔵されている温度センサの投影領域の少なくとも一部が重なるように、配線パターンが延出されているので、集積回路素子に内蔵されている温度センサ部分の熱が、少なくともその一部に対向する配線パターンに効率的に放熱されて、温度センサ部分の温度を低下させることがきる一方、温度センサ部分からの放熱によって加熱された配線パターンの熱が、圧電振動子に伝導されてその温度を高めることができる。これによって、集積回路素子の温度センサ部分の温度と圧電振動子の温度との温度差を迅速に解消して熱平衡状態にすることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記集積回路素子は、発振回路及び温度補償回路を有する構成としてもよい。
上記構成によれば、集積回路素子の温度補償回路では、当該集積回路素子に内蔵されている温度センサの検出温度に基づいて、圧電振動子の周波数温度特性の補償を行うが、駆動されて高温となった集積回路素子と圧電振動子との温度差を迅速に解消して熱平衡状態にできるので、温度センサの検出温度と圧電振動子の温度との温度差に起因する周波数変動を抑制して、正確な温度補償を行うことが可能となる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記集積回路素子は、平面視で矩形であり、前記複数の実装端子が、前記矩形の二組の対向辺の内の一方の組の対向辺寄りであって、前記一方の組の対向辺に沿って二列に配置されており、前記配線パターンが、前記集積回路素子が実装される前記実装領域において、前記二列の間を、前記一方の組の対向辺に沿って延出されている構成としてもよい。
上記構成によれば、配線パターンは、平面視矩形の集積回路素子の一方の組の対向辺寄りに、二列に配置された複数の実装端子の前記二列の間を、一方の組の対向辺に沿って延出されているので、駆動されて圧電振動子よりも高温となった集積回路素子の熱が、当該集積回路素子の外周寄りの二列の実装端子間の部分、すなわち、集積回路素子の中央部分から、対向する配線パターンへ効率的に放熱されて集積回路素子の温度が低下する一方、放熱よって加熱された配線パターンの熱は、圧電振動子に伝導されて、圧電振動子の温度を迅速に高めることができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記集積回路素子の能動面が、前記圧電振動子の前記複数の前記実装用電極に対向しており、前記集積回路素子の前記複数の前記実装端子と前記圧電振動子の前記複数の前記実装用電極とが、金属部材を介して電気的にそれぞれ接続されている構成としてもよい。
上記構成によれば、集積回路素子の能動面と圧電振動子とが近接し、集積回路素子の熱が、金属部材を介して効率的に圧電振動子に伝導して、集積回路素子の温度を低下させると共に、圧電振動子の温度を高めて、集積回路素子と圧電振動子との温度差をなくすことができる。
本発明の圧電振動デバイスでは、前記圧電振動子と前記集積回路素子との間に、封止樹脂が充填されている構成としてもよい。
上記構成によれば、集積回路素子と圧電振動子との間の機械的強度を確保することができる。
本発明によれば、圧電振動板の励振電極に電気的に接続されている一対の実装用電極の少なくとも1つの実装用電極は、集積回路素子が実装される実装領域において、複数の実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンを有しているので、実装される集積回路素子に、実装用電極の配線パターンが対向することになる。集積回路素子が駆動されて発生する熱によって、当該集積回路素子が、圧電振動子よりも高温となった場合に、集積回路素子からの放熱によって、対向する配線パターンが加熱されることになる。この配線パターンは、圧電振動子の励振電極に電気的に接続されているので、加熱された配線パターンの熱が、圧電振動子に伝導し、圧電振動子の温度が上昇する。すなわち、圧電振動子より高温の集積回路素子は、対向する配線パターンに放熱して温度が低下する一方、圧電振動子は、集積回路素子の放熱によって加熱された配線パターンからの熱が伝導されて、温度が上昇する。これによって、駆動による発熱で高温となった集積回路素子の熱を放熱してその温度を低下させる一方、前記放熱によって加熱された配線パターンの熱が、圧電振動子に伝導されてその温度を高めるので、集積回路素子の駆動によって生じた集積回路素子と圧電振動子との間の温度差を抑制し、迅速に圧電振動子と集積回路素子とを熱平衡状態にすることができる。
また、圧電振動子は、その両主面に励振電極がそれぞれ形成された圧電振動板の各主面側を、第1,第2封止部材でそれぞれ封止した三層の積層構造であるので、窪んだ収容部を有する容器内に、圧電振動片を収容して蓋で封止するパッケージ構造に比べて、薄型化(低背化)を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る温度補償型水晶発振器の概略構成図である。 図2は、図1の水晶振動板の一方の主面側を示す概略平面図である。 図3は、図1の水晶振動板の一方の主面側から透視した他方の主面側を示す概略平面図である。 図4は、図1の第1封止部材の一方の主面側を示す概略平面図である。 図5は、図1の第1封止部材の一方の主面側から透視した他方の主面側を示す概略平面図である。 図6は、図1の第2封止部材の一方の主面側を示す概略平面図である。 図7は、図1の第2封止部材の一方の主面側から透視した他方の主面側を示す概略平面図である。 図8は、本発明の他の実施形態の第1封止部材の一方の主面側を示す概略平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、圧電振動デバイスとして温度補償型水晶発振器に適用して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る温度補償型水晶発振器の概略構成図である。
この実施形態の温度補償型水晶発振器1は、水晶振動子2と、この水晶振動子2に実装された集積回路素子としてのIC3とを備えている。
水晶振動子2は、圧電振動板である水晶振動板4と、水晶振動板4の一方の主面側を覆って気密に封止する第1封止部材5と、水晶振動板4の他方の主面側を覆って気密に封止する第2封止部材6とを備えている。
この水晶振動子2では、水晶振動板4の両主面側に、第1,第2封止部材5,6がそれぞれ接合されて、いわゆるサンドイッチ構造のパッケージが構成される。この水晶振動子2のパッケージは、直方体であって、平面視矩形である。この実施形態の水晶振動子2のパッケージサイズは、平面視で、例えば、1.0mm×0.8mmであり、小型化及び低背化を図っている。
なお、パッケージサイズは、上記に限定されるものではない。これよりも小さなサイズであっても適用可能である。
水晶振動子2に実装されるIC3は、発振回路、温度センサ及び温度補償回路を1チップ化した外形が直方体の集積回路素子である。
次に、水晶振動子2を構成する水晶振動板4及び第1,第2封止部材5,6の各構成について説明する。
図2は水晶振動板4の一方の主面側を示す概略平面図であり、図3は水晶振動板4の一方の主面側から透視した他方の主面側を示す概略平面図である。
以下では、説明の便宜上、IC3に近い側(図1において上側)の一方の主面を表面、IC3から遠い側(図1において下側)の他方の主面を裏面として説明する。すなわち、図2は水晶振動板4の表面側を示す概略平面図であり、図3は水晶振動板4の表面側から透視した裏面側を示す概略平面図である。
この実施形態の水晶振動板4は、ATカット水晶板であり、その表裏の両主面が、XZ´平面である。
水晶振動板4は、略矩形の振動部41と、この振動部41の周囲を、空間(隙間)42を挟んで囲む枠部43と、振動部41と枠部43とを連結する連結部44とを備えている。振動部41、枠部43及び連結部44は、一体的に形成されている。図示していないが、振動部41及び連結部44は、枠部43に比べて薄く形成されている。
振動部41の表裏の両主面には、一対の第1,第2励振電極45,46がそれぞれ形成されている。第1,第2励振電極45,46からは、第1,第2引出し電極47,48がそれぞれ引出されている。表面側の第1引出し電極47は、連結部44を経て枠部43に形成された接続用接合パターン401まで引出されている。裏面側の第2引出し電極48は、連結部44を経て枠部43に形成された接続用接合パターン402まで引出されている。この接続用接合パターン402は、平面視矩形の水晶振動板4の短辺に沿って延びて、後述の第5貫通電極415の周囲に達している。
この実施形態では、振動部41を、一箇所の連結部44によって連結しているので、2箇所以上連結部44で連結する構成に比べて、振動部41に作用する応力を低減することができる。
水晶振動板4の表裏の各主面には、水晶振動板4を、第1,第2封止部材5,6にそれぞれ接合するための第1,第2封止用接合パターン403,404が、枠部43の全周に亘って、水晶振動板4の四隅を除いてその外周縁に略沿うように環状にそれぞれ形成されている。第1封止部材5の裏面には、図5に示すように水晶振動板4の表面の第1封止用接合パターン403に対応する第1封止用接合パターン51が形成されている。また、第2封止部材6の表面には、図6に示すように水晶振動板4の裏面の第2封止用接合パターン404に対応する第2封止用接合パターン61が形成されている。
後述のように、第1封止部材5、水晶振動板4及び第2封止部材6が重ね合わされて、第1封止部材5及び水晶振動板4の環状の第1封止用接合パターン51,403同士が拡散接合されると共に、水晶振動板4及び第2封止部材6の環状の第2封止用接合パターン404,61同士が拡散接合される。これによって、水晶振動板4の表裏両面が、第1,第2封止部材5,6によって封止されて、水晶振動板4の振動部41が収容された収容空間が構成される。
このように水晶振動板4及び第1,2封止部材5,6の3枚の水晶板を積層して、振動部41を収容したパッケージが構成されるので、収容空間となる凹部を有するセラミック製の容器内に、水晶振動片を収容して蓋を接合して封止する構成の水晶振動子に比べて、薄型化(低背化)を図ることができる。
水晶振動板4には、図2,図3に示すように、表裏の両主面間を貫通する5つの第1〜第5貫通電極411〜415が形成されている。各貫通電極411〜415は、貫通孔の内壁面に金属膜が被着されて構成されている。第1〜第4貫通電極411〜414は、環状の第1,第2封止用接合パターン403,404の外側の水晶振動板4の四隅に形成されている。第5貫通電極415は、環状の第1,第2封止用接合パターン403,404の内側であって、平面視矩形の水晶振動板4の一方の短辺寄りの枠部43に形成されている。
水晶振動板4の表面の四隅の各貫通電極411〜414の周囲であって、環状の第1封止用接合パターン403の外側には、各接続用接合パターン421〜424がそれぞれ形成されている。各貫通電極411〜414は、各接続用接合パターン421〜424にそれぞれ電気的に接続されている。
水晶振動板4の裏面の四隅の各貫通電極411〜414の周囲であって、環状の第2封止用接合パターン404の外側には、各接続用接合パターン431〜434がそれぞれ形成されている。各貫通電極411〜414は、各接続用接合パターン431〜434にそれぞれ電気的に接続されている。
第1封止部材5及び第2封止部材6には、水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414にそれぞれ対応する第1〜第4貫通電極501〜504及び第1〜第4貫通電極601〜604が、後述のようにそれぞれ形成されている(図5,図6参照)。
水晶振動板4の表面の第5貫通電極415の周囲には、図2に示すように、接続用接合パターン425が形成されている。第5貫通電極415と接続用接合パターン425は電気的に接続されている。
水晶振動板4の裏面の第5貫通電極415の周囲には、図3に示すように、第2励振電極46から引出された引出し電極48に接続されている接続用接合パターン402が延出されている。第5貫通電極415は、接続用接合パターン402に電気的に接続されており、したがって、第5貫通電極415は、第2励振電極46に電気的に接続されている。
水晶振動板4の表面には、図2に示すように、振動部41を挟んで水晶振動板4の長辺方向(図2の左右方向)の一方側に、第5貫通電極415の周囲の接続用接合パターン425及び第1引出し電極47に連なる接続用接合パターン401が形成され、前記長辺方向の他方側には、二つの接続用接合パターン441,442が形成されている。
これら接続用接合パターン425,401;441,442は、水晶振動板4の長辺方向の中心線CLに略対称に形成されている。また、接続用接合パターン425,441と、接続用接合パターン401,442とは、水晶振動板4の短辺方向の中心線に略対称に形成されている。すなわち、これら接続用接合パターン425,401,441,442は、水晶振動板4の長辺方向及び短辺方向に略対称に形成されている。
水晶振動板4の表面の四隅の各貫通電極411〜414の周囲の各接続用接合パターン421〜424も水晶振動板4の長辺方向及び短辺方向に対称に形成されている。
このように接続用接合パターン425,401,441,442;421〜424を、水晶振動板4の長辺方向及び短辺方向に略対称又は対称に形成しているので、拡散接合する際に加わる押圧力を均等にすることができる。
水晶振動板4の表面と同様に、水晶振動板4の裏面には、振動部41を挟んで水晶振動板4の長辺方向(図3の左右方向)の一方側に、第5貫通電極415の周囲まで延出されている接続用接合パターン402が形成され、前記長辺方向の他方側には、二つの接続用接合パターン451,452が形成されている。これら接続用接合パターン402,451,452も水晶振動板4の長辺方向及び短辺方向に略対称に形成されている。
また、水晶振動板4の裏面の四隅の各貫通電極411〜414の周囲の各接続用接合パターン431〜434も水晶振動板4の長辺方向及び短辺方向に対称に形成されている。
水晶振動板4の第1,第2励振電極45,46、第1,第2引出し電極47,48、第1,第2封止用接合パターン403,404、及び、接続用接合パターン401,402,421〜425,431〜434,441,442,451,452は、例えば、TiまたはCrからなる下地層上に、例えば、Auが積層形成されて構成されている。
図4は第1封止部材5の表面側を示す概略平面図であり、図5は第1封止部材5の表面側から透視した裏面側を示す概略平面図である。
第1封止部材5は、水晶振動板4と同様のATカット水晶板からなる直方体の基板である。この第1封止部材5の裏面には、図5に示すように水晶振動板4の表面の第1封止用接合パターン403に接合して封止するための第1封止用接合パターン51が、第1封止部材5の全周に亘って、第1封止部材5の四隅を除いてその外周縁に略沿うように環状に形成されている。
第1封止部材5には、表裏の両主面間を貫通する6つの第1〜第6貫通電極501〜506が形成されている。各貫通電極501〜506は、貫通孔の内壁面に金属膜が被着されて構成されている。第1〜第4貫通電極501〜504は、水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414と同様に、平面視矩形の第1封止部材5の四隅に形成されている。第5貫通電極505は、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン441に対応するように、環状の第1封止用接合パターン51の内側であって、第1封止部材5の一方の短辺寄りに形成されている。第6貫通電極506は、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン401に対応するように、環状の第1封止用接合パターン51の内側であって、他方の短辺寄りに形成されている。
第1封止部材5の裏面の四隅の各貫通電極501〜504の周囲には、図5に示すように、接続用接合パターン511〜514がそれぞれ形成されている。各貫通電極501〜504は、各接続用接合パターン511〜514にそれぞれ電気的に接続されている。
第1封止部材5の裏面の第5貫通電極505の周囲には、接続用接合パターン515が形成されており、第5貫通電極505は、この接続用接合パターン515に電気的に接続されている。この接続用接合パターン515とは、第1封止部材5の長辺方向(図5の左右方向)の反対側に、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン425に対応するように、接続用接合パターン518が形成されている。この接続用接合パターン518と、第5貫通電極505の周囲の接続用接合パターン515とは、接続用配線パターン519によって電気的に接続されている。したがって、第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518は、第1封止部材5の第5貫通電極505に電気的に接続されている。
この第1封止部材5の接続用接合パターン518は、後述のように、水晶振動板4の表面の第5貫通電極415の周囲の接続用接合パターン425に拡散接合されるので、水晶振動板4の第5貫通電極415に電気的に接続される。この水晶振動板4の第5貫通電極415は、上記のように、水晶振動板4の裏面の第2励振電極46に電気的に接続されているので、第1封止部材5の接続用接合パターン518は、水晶振動板4の第2励振電極46に電気的に接続されることになる。この第1封止部材5の接続用接合パターン518は、接続用配線パターン519を介して第5貫通電極505の周囲の接続用接合パターン515に電気的に接続されている。したがって、水晶振動板4の裏面の第2励振電極46は、水晶振動板4の第5貫通電極415、第1封止部材5の接続用接合パターン518、接続用配線パターン519、及び、接続用接合パターン515を介して第1封止部材5の第5貫通電極505に電気的に接続されることになる。
第1封止部材5の裏面の第6貫通電極506の周囲には、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン401に対応する接続用接合パターン516が形成されている。第6貫通電極506は、この接続用接合パターン516に電気的に接続されている。
第1封止部材5の接続用接合パターン516は、後述のように、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン401に拡散接合されるので、この接続用接合パターン401及び第1引出し電極47を介して第1励振電極45に電気的に接続される。すなわち、第1封止部材5の第6貫通電極506は、水晶振動板4の第1励振電極45に電気的に接続される。
第1封止部材5では、水晶振動板4と同様に、拡散接合する際に加わる押圧力を均等にできるように、第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン515〜518は、第1封止部材5の長辺方向及び短辺方向に略対称に形成されている。また、第1封止部材5の裏面の四隅の各貫通電極501〜504の周囲の各接続用接合パターン511〜514も第1封止部材5の長辺方向及び短辺方向に対称に形成されている。
第1封止部材5の表面は、IC3が実装される面である。第1封止部材5の表面を示す図4においては、第1封止部材5に実装されるIC3の平面視矩形の外形、IC3の6つの第1〜第6実装端子31〜36、及び、IC3に内蔵されている温度センサ301の外形を仮想線で示している。
この図4に示されるように、第1封止部材5の表面には、IC3の第1〜第6実装端子31〜36がそれぞれ接続される第1〜第6実装用電極521〜526が形成されている。
第1〜第6実装用電極521〜526は、IC3が実装される仮想線で囲まれた矩形の実装領域Sにおいて、IC3の各実装端子31〜36がそれぞれ接合される電極パッド(図示せず)を含む第1〜第6端子接合部531〜536を備えている。更に、第1〜第6実装用電極521〜526は、実装領域Sの前記第1〜第6端子接合部531〜536から実装領域S外に延びて、各貫通電極501,505,503,502,506,504にそれぞれ電気的に接続される第1〜第6電極接続部541〜546を備えている。
IC3は、図1に示されるように、金属部材としての金属バンプ(例えばAuバンプ等)7を用いて第1封止部材5の表面に、FCB(Flip Chip Bonding)法により接合される。金属バンプ7に代えて、金属メッキや金属ペーストを用いて接合してもよい。
IC3と第1封止部材5との間には、IC3の能動面を保護すると共に、機械的接合強度を確保するために、封止樹脂としてのアンダーフィル樹脂8が充填される。
第1封止部材5の第1封止用接合パターン51、接続用接合パターン511〜518、接続用配線パターン519、及び、第1〜第6実装用電極521〜526は、水晶振動板4の第1,第2封止用接合パターン403,404等と同様に、例えば、TiまたはCrからなる下地層上に、例えば、Auが積層形成されて構成されている。
この第1封止部材5の表面の他の構成については、後述する。
図6は第2封止部材6の表面側を示す概略平面図であり、図7は第2封止部材6の表面側から透視した裏面側を示す概略平面図である。
第2封止部材6は、水晶振動板4や第1封止部材5と同様のATカット水晶板からなる直方体の基板である。
第2封止部材6の表面には、図6に示すように、水晶振動板4の裏面の第2封止用接合パターン404に接合して封止するための第2封止用接合パターン61が、第2封止部材6の全周に亘って、第2封止部材4の四隅を除いてその外周縁に略沿うように環状にそれぞれ形成されている。
第2封止部材6には、表裏の両主面間を貫通する4つの第1〜第4貫通電極601〜604が形成されている。各貫通電極601〜604は、貫通孔の内壁面に金属膜が被着されて構成されている。第1〜第4貫通電極601〜604は、水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414と同様に、平面視矩形の第2封止部材6の矩形の四隅に形成されている。第2封止部材6の表面の四隅の各貫通電極601〜604の周囲には、図6に示すように、接続用接合パターン611〜614がそれぞれ形成されている。各貫通電極601〜604は、各接続用接合パターン611〜614にそれぞれ電気的に接続されている。
第2封止部材6の環状の第2封止用接合パターン61の内側の各短辺寄りには、それぞれ二つずつ、合計四つの接続用接合パターン621,622;623,624が、水晶振動板4の裏面の接続用接合パターン451,452,402に対応するようにそれぞれ形成されている。
第2封止部材6では、水晶振動板4と同様に、拡散接合する際に加わる押圧力を均等にできるように、第2封止部材6の表面の接続用接合パターン621,622,623,624及び四隅の接続用接合パターン611〜614は、第2封止部材6の長辺方向及び短辺方向に対称に形成されている。
第2封止部材6の裏面には、図7に示すように、当該温度補償型水晶発振器1を、外部の回路基板に搭載するための4つの第1〜第4外部接続端子631〜634が設けられている。
この例では、第1外部接続端子631は、電源用の外部接続端子であり、第2外部接続端子632は、発振出力用の外部接続端子であり、第3外部接続端子633は、制御電圧入力用の外部接続端子であり、第4外部接続端子634はグランド(接地)用の外部接続端子である。
第1〜第4外部接続端子631〜634は、平面視矩形の第2封止部材6の四つの角部にそれぞれ配置されている。各外部接続端子631〜634が設けられている領域には、第1〜第4貫通電極601〜604がそれぞれ形成されており、各貫通電極601〜604は、各外部接続端子631〜634にそれぞれ電気的に接続されている。
第2封止部材6の第2封止用接合パターン61、接続用接合パターン611〜614,621〜624、及び、第1〜第4外部接続端子631〜634は、水晶振動板4の第1,第2封止用接合パターン403,404等と同様に、例えば、TiまたはCrからなる下地層上に、例えば、Auが積層形成されて構成されている。
この実施形態では、水晶振動子2は、従来技術のような接着剤等の接合専用材を用いることなく、水晶振動板4と第1封止部材5とが、それぞれの第1封止用接合パターン403,51を重ね合わせた状態で拡散接合されると共に、水晶振動板4と第2封止部材6とが、それぞれの第2封止用接合パターン404,61を重ね合わせた状態で拡散接合されて、図1に示すサンドイッチ構造のパッケージが製造される。これによって、水晶振動板4の振動部41が収容された収容空間が、両封止部材5,6によって気密に封止される。
この場合、水晶振動板4の第1封止用接合パターン403と、第1封止部材5の第1封止用接合パターン51との拡散接合によって、接合材が生成されて接合され、また、水晶振動板4の第2封止用接合パターン404と、第2封止部材6の第2封止用接合パターン61との拡散接合によって、接合材が生成されて接合される。
この拡散接合を、加圧した状態で行うことによって、接合材の接合強度を向上させることが可能である。
また、この拡散接合の際に、上述した接続用接合パターン同士も重ね合わせられた状態で拡散接合され、拡散接合によって生成された接合材によって接合される。
具体的には、水晶振動板4の表面の四隅の接続用接合パターン421〜424と第1封止部材5の裏面の四隅の接続用接合パターン511〜514とが拡散接合される。水晶振動板4の表面の環状の第1封止用接合パターン403の内側の一方の短辺寄りの接続用接合パターン441,442と第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン515,517とが拡散接合されると共に、水晶振動板4の表面の環状の第1封止用接合パターン403の内側の他方の短辺寄りの接続用接合パターン425,401と第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518,516とが拡散接合される。
更に、水晶振動板4の裏面の四隅の接続用接合パターン431〜434と第2封止部材6の表面の接続用接合パターン611〜614とが拡散接合される。水晶振動板4の裏面の環状の第2封止用接合パターン404の内側の一方の短辺寄りの接続用接合パターン451,452と第2封止部材6の表面の接続用接合パターン621,622とが拡散接合されると共に、水晶振動板4の裏面の環状の第2封止用接合パターン404の内側の他方の短辺寄りの接続用接合パターン402と第2封止部材6の表面の接続用接合パターン623,624とが拡散接合される。
上記の拡散接合によって、第2封止部材6の裏面の第1〜第4外部接続端子631〜634に電気的に接続されている第1〜第4貫通電極601〜604は、第2封止部材6の表面の各接続用接合パターン611〜614と水晶振動板4の裏面の各接続用接合パターン431〜434との拡散接合によって生成される接合材によって水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414に電気的に接続される。
水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414は、水晶振動板4の表面の各貫通電極411〜414の周囲の各接続用接合パターン421〜424と、第1封止部材5の裏面の各接続用接合パターン511〜514との拡散接合によって生成される接合材によって第1封止部材5の第1〜第4貫通電極501〜504に電気的に接続される。
したがって、第2封止部材6の裏面の第1〜第4外部接続端子631〜634は、第2封止部材6の第1〜第4貫通電極601〜604を介して水晶振動板4の第1〜第4貫通電極411〜414に電気的にそれぞれ接続され、更に、第1〜第4貫通電極411〜414を介して第1封止部材5の第1〜第4貫通電極501〜504に電気的にそれぞれ接続される。
第1封止部材5の第1〜第4貫通電極501〜504は、図4に示すように、第1封止部材5の表面の第1,第4,第3,第6実装用電極521,524,523,546の各電極接続部541,544,543,546にそれぞれ電気的に接続されているので、第2封止部材6の裏面の第1〜第4外部接続端子631〜634は、第1封止部材5の表面の第1,第4,第3,第6実装用電極521,524,523,546の各電極接続部541,544,543,546にそれぞれ電気的に接続される。
図2に示される水晶振動板4の表面の第1励振電極45に、第1引出し電極47を介して接続されている接続用接合パターン401は、図5に示される第1封止部材5の裏面の第6貫通電極506の周囲の接続用接合パターン516との拡散接合によって生成される接合材によって、第1封止部材5の第6貫通電極506に電気的に接続される。第1封止部材5の第6貫通電極506は、図4に示すように、第1封止部材5の表面の第5実装用電極525の第5電極接続部545に電気的に接続されている。したがって、水晶振動板4の第1励振電極45は、第1封止部材5の第6貫通電極506を介して第1封止部材5の第5実装用電極525の第5電極接続部545に電気的に接続される。
図3に示される水晶振動板4の裏面の第2励振電極46に、第2引出し電極48及び接続用接合パターン402を介して電気的に接続されている第5貫通電極415は、図2に示される水晶振動板4の表面の接続用接合パターン425に電気的に接続されている。この水晶振動板4の接続用接合パターン425と、図5に示される第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518との拡散接合によって生成される接合材によって、水晶振動板4の第5貫通電極415が、第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518に電気的に接続される。この第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518は、接続用配線パターン519を介して第5貫通電極505の周囲の接続用接合パターン515に接続されている。この第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン515は、第5貫通電極505に電気的に接続されており、この第5貫通電極505は、図4に示すように、第1封止部材5の表面の第2実装用電極522の第2電極接続部542に電気的に接続されている。
したがって、水晶振動板4の裏面の第2励振電極46は、水晶振動板4の第5貫通電極415、第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン518、接続用配線パターン519、接続用接合パターン515、及び、第1封止部材5の第5貫通電極505を介して第1封止部材5の表面の第2実装用電極522の第2電極接続部542に電気的に接続される。
以上のような構成を有する表面実装型の温度補償型水晶発振器1では、図1に示される水晶振動子2の裏面側である第2封止部材6の第1〜第4外部接続端子631〜634が、半田等の接合材によって、図示しない外部の回路基板に接合されて実装される。
このような温度補償型水晶発振器1では、IC3が駆動されることによって、熱が発生し、当該IC3の温度が急速に高くなり、IC3と水晶振動子2との間に温度差が生じる。このため、IC3に内蔵されている温度センサ301では、水晶振動子2の温度を正確に検出することができず、IC3と水晶振動子2との温度差が無くなって熱平衡状態となるまでの間、水晶振動子2の正確な温度補償ができず、周波数変動が生じる。
なお、IC3と水晶振動子2との温度差は、IC3の駆動開始時に限らず、例えば、IC3の駆動が停止されて、外部の回路基板に近い側である水晶振動子2の温度が、IC3に比べて早く低下する場合にも同様に生じる。
この実施形態では、IC3の駆動による発熱などによって生じるIC3と水晶振動子2との温度差を抑制し、IC3と水晶振動子2とが、迅速に熱平衡状態となるように次のように構成している。
図4に示されるように、IC3の第1〜第6実装端子31〜36は、平面視矩形のIC3の外周寄りに配置されている。具体的には、第1〜第6実装端子31〜36は、矩形の二組の対向辺の内の一方の組の対向辺である各長辺寄りの位置に、長辺に沿って、二列に配置されている。前記一方の組の対向辺は、「長辺」に代えて「短辺」としてもよい。
この実施形態では、第1封止部材5の表面に形成されている第1〜第6実装用電極521〜526の内、水晶振動板4の各励振電極46,45にそれぞれ接続されている一対の第2,第5実装用電極522,525は、IC3が実装される平面視矩形の実装領域Sの内方に延出されている第2配線パターン562及び第5配線パターン565をそれぞれ有している。各配線パターン562,565は、実装領域Sに実装されるIC3との対向面積を大きくするために、幅広に形成されている。
第2,第5配線パターン562,565は、矩形の実装領域Sにおいて、IC3の二列に配置されている第1〜第3実装端子31〜33と第4〜第6実装端子34〜36との間を、IC3の長辺方向(図4の左右方向)に沿って延出し、中央付近で、第2,第5実装端子32,35側へそれぞれ斜めに屈曲して延びている。第2配線パターン562は、IC3に内蔵された温度センサ301を、実装領域Sに投影した矩形の投影領域と完全に重なるように延びている。
このように、IC3が実装される実装領域Sには、水晶振動板4の各励振電極46,45にそれぞれ接続されている一対の第2,第5実装用電極522,525の幅広の第2,第5配線パターン562,565が、IC3に対向するように形成されている。
IC3が駆動されて熱が発生し、IC3の温度が急速に高くなって、水晶振動子2より高温となって、IC3と水晶振動子2との間に温度差が生じると、IC3から放熱によって、その直下のIC3に対向する第2,第5配線パターン562,565が加熱される。
第2,第5配線パターン562,565は、第2,第5実装用電極522,525の各電極接続部542,545から延出されており、各電極接続部542,545は、第5,第6貫通電極505,506に電気的に接続されている。更に、第5貫通電極505は、第1封止部材5の裏面の接続用接合パターン515、接続用配線パターン519、接続用接合パターン518、及び、水晶振動板4の第5貫通電極415を介して裏面の第2励振電極46に接続されている。一方、第6貫通電極506は、水晶振動板4の表面の接続用接合パターン401を介して第1励振電極45に接続されている。
このように第2,第5配線パターン562,565は、水晶振動板4の各励振電極46,45にそれぞれ接続されているので、高温のIC3からの放熱によって加熱された各配線パターン562,565の熱は、水晶振動板4の各励振電極46,45に伝導されて温度が高まる。
したがって、水晶振動子2よりも高温のIC3は、その熱を放熱して温度が低下する一方、水晶振動子2には、IC3からの放熱によって加熱された第2,第5配線パターン562,565から熱が伝導して温度が高まり、IC3と水晶振動子2との温度差を抑制して迅速に熱平衡状態となる。
これによって、IC3に内蔵されている温度センサ301の検出温度と、水晶振動子2の温度との温度差に起因する周波数変動を抑制して、正確な温度補償を行うことが可能となる。
この実施形態では、第2配線パターン562を有する第2実装用電極522と、第5配線パターン565を有する第5実装用電極525とは、平面視矩形の実装領域Sの中心Oを対称点として点対称となるようにパターンが形成されている。これによって、第2,第5配線パターン562,565は、高温のIC3からの放熱をバランスよく受けて、効率的に加熱される。
特に、この実施形態では、第2配線パターン562は、IC3に内蔵された温度センサ301の投影領域の全てを含むように形成されているので、IC3の温度センサ301の部分からの放熱によって、その直下で対向する第2配線パターン562が加熱され、その熱が、水晶振動子2の水晶振動板4に伝導することになる。これによって、IC3の温度センサ301の部分と水晶振動板4とを速やかに熱平衡状態とすることができ、正確な温度補償を行うことが可能となる。
この実施形態では、水晶振動子2は、いずれもATカットの水晶板である水晶振動板4及び第1,第2封止部材5,6からなる薄い三層構造であり、水晶振動片を収容する従来の熱容量の大きなセラミック製の容器を備える水晶振動子に比べて、熱伝導が良好である。したがって、従来の水晶振動子に比べて、水晶振動子2とIC3との温度差を抑制することができる。
図8は、本発明の他の実施形態の温度補償型水晶発振器の水晶振動子の第1封止部材51の表面側を示す概略平面図であり、上記図4に対応する図である。
なお、この実施形態では、IC31及び第1封止部材51の表面の電極のパターン以外、すなわち、第1封止部材51の裏面、水晶振動板4及び第2封止部材
6は、上記実施形態と同様であり、その説明は省略する。
この実施形態では、IC31の第1封止部材51に対する実装方向が、上記実施形態と異なると共に、それに応じて、第1封止部材51の電極のパターンが異なる。すなわち、上記実施形態では、図4に示すように、IC3は、その長辺方向と第1封止部材5の長辺方向とが同一方向に沿うように実装されたのに対して、この実施形態では、図8に示すように、IC31は、その長辺方向が第1封止部材51の長辺方向に直交するように実装されている。
第1封止部材51の表面には、IC31の第1〜第6実装端子311〜361の配列に応じて、各実装端子311〜361がそれぞれ接続される第1〜第6実装用電極5211〜5261が形成されている。
第1〜第6実装用電極5211〜5261は、IC31が実装される仮想線で囲まれた矩形の実装領域Sにおいて、IC31の各実装端子311〜361がそれぞれ接合される電極パッド(図示せず)を含む第1〜第6端子接合部5311〜5361を備えている。更に、第1〜第6実装用電極5211〜5261は、実装領域Sの前記第1〜第6端子接合部5311〜5361から実装領域S外に延びて、各貫通電極501,505,502,503,506,504にそれぞれ電気的に接続される第1〜第6電極接続部5411〜5461を備えている。
この実施形態では、第1封止部材51の表面に形成されている第1〜第6実装用電極5211〜5261の内、水晶振動板4の各励振電極46,45にそれぞれ接続されている一対の第2,第5実装用電極5221,5251は、IC31が実装される平面視矩形の実装領域Sの内方にそれぞれ延出されている第2配線パターン5621及び第5配線パターン5651をそれぞれ有している。
第2,第5配線パターン5621,5651は、IC31が実装される矩形の実装領域Sにおいて、二列に配置されている第1〜第3実装端子311〜331と、第4〜第6実装端子341〜361との間まで延出している。
特に、第5配線パターン5651は、IC31に内蔵された温度センサ3011を、実装領域Sに投影した矩形の投影領域と完全に重なるように延びている。
上記実施形態では、図4に示すように、第2,第5実装用電極522,525の第2,第5端子接合部532,535と第2,第5電極接続部542,545とは、離れて配置され、その間を、第2,第5配線パターン562,565によってそれぞれ電気的に接続した。
これに対して、この実施形態では、第2,第5実装用電極5221,5251の第2,第5端子接合部5321,5351と第2,第5実装用電極5221,5251の第2,第5電極接続部5421,5451とを、近接して配置して、それらを電気的にそれぞれ接続しているので、第2,第5配線パターン5621,5651は、第2,第5端子接合部5321,5351と第2,第5電極接続部5421,5451との電気的な接続を行うのではなく、熱伝導の機能のみを有している。
この実施形態でも、第2配線パターン5621を有する第2実装用電極5221と、第5配線パターン5651を有する第5実装用電極5251とは、平面視矩形の実装領域Sの中心Oを対称点として点対称となるようにパターンが形成されている。
この実施形態においても、第2,第5配線パターン5621,5651は、水晶振動板4の各励振電極46,45にそれぞれ接続されているので、駆動されて水晶振動子2より高温となったIC31からの放熱によって加熱された各配線パターン5621,5651の熱は、水晶振動板4の各励振電極46,45に伝導されて温度が高まる。
したがって、高温のIC31は、その熱を放熱して温度が低下する一方、水晶振動子2には、IC31からの放熱によって加熱された第2,第5配線パターン5621,5651から熱が伝導して温度が高まり、IC31と水晶振動子2との温度差を抑制して迅速に熱平衡状態となる。
これによって、IC31の温度センサ3011の検出温度と水晶振動板4との温度差に起因する周波数変動を抑制して、正確な温度補償を行うことが可能となる。
また、この実施形態では、図8に示されるように、平面視矩形のIC31は、その長辺が、平面視矩形の第1封止部材51の短辺に沿うように実装されており、
IC31と第1封止部材51との間に、アンダーフィル樹脂8を充填する際に、IC31の各長辺側からアンダーフィル樹脂8を容易に注入することができる。同時に、第1〜第6実装用電極5211〜5261のIC31の実装領域S外へ延びる部分を、アンダーフィル樹脂8で覆うことができる。
上記各実施形態では、一対の実装用電極522,525;5221,5251が、IC3,31の実装領域Sの内方に延出する配線パターン562,565;5621,5651を有していたが、少なくとも一つの実装用電極が、IC3,31の実装領域Sの内方に延出する配線パターンを有していればよい。
配線パターンの形状も上記各実施形態に特に限定されず、例えば、分岐して延びる形状などであってもよい。
上記実施形態では、IC3,31は、水晶振動子2の表面側である第1封止部材5,51に実装したが、IC3,31は、水晶振動子2の裏面側である第2封止部材6に実装するようにしてもよい。
1 温度補償型水晶発振器
2 水晶振動子
3,31 IC(集積回路素子)
4 水晶振動板
5,51 第1封止部材
6 第2封止部材
7 金属バンプ(金属部材)
8 アンダーフィル樹脂
31〜36,311〜361 第1〜第6実装端子
301,3011 温度センサ
45,46 第1,第2励振電極
403,404 第1,第2封止用接合パターン
51 第1封止用接合パターン
501〜506 第1〜第6貫通電極
521〜526,5211〜5261 第1〜第6実装用電極
531〜536,5311〜5361 第1〜第6端子接合部
541〜546,5411〜5461 第1〜第6電極接合部
562,565,5621,5651 第2,第5配線パターン
61 第2封止用接合パターン
601〜604 第1〜第4貫通電極
631〜634 第1〜第4外部接続端子
S 実装領域

Claims (9)

  1. 複数の外部接続端子及び複数の実装用電極を有する圧電振動子と、前記複数の前記実装用電極に接続される複数の実装端子を有して、前記圧電振動子に実装される集積回路素子とを備える圧電振動デバイスであって、
    前記圧電振動子は、その両主面に励振電極がそれぞれ形成された圧電振動板と、前記圧電振動板の前記両主面の一方の主面側を覆って封止する第1封止部材と、前記圧電振動板の前記両主面の他方の主面側を覆って封止する第2封止部材とを有し、
    前記複数の実装用電極の内の一対の実装用電極は、前記圧電振動板の前記両主面にそれぞれ形成された前記励振電極にそれぞれ電気的に接続されており、
    前記集積回路素子は、前記複数の前記実装端子が外周寄りに配置されており、
    前記一対の実装用電極の少なくとも一方の実装用電極は、前記集積回路素子が実装される実装領域において、少なくとも前記複数の前記実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンを有する、
    ことを特徴とする圧電振動デバイス。
  2. 前記一対の実装用電極の両方の実装用電極は、前記集積回路素子が実装される実装領域において、少なくとも前記複数の前記実装端子よりも内方まで延出されている配線パターンをそれぞれ有する、
    請求項1に記載の圧電振動デバイス。
  3. 前記両方の実装用電極の前記配線パターンが、前記集積回路素子が実装される前記実装領域の中心を対称点として略点対称である、
    請求項2に記載の圧電振動デバイス。
  4. 前記配線パターンは、前記集積回路素子が実装される前記実装領域において、少なくとも中央部近傍まで延出されている、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の圧電振動デバイス。
  5. 前記集積回路素子は、温度センサを内蔵し、
    前記配線パターンは、前記集積回路素子が実装される前記実装領域に前記温度センサを投影した投影領域の少なくとも一部が重なるように延出されている、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の圧電振動デバイス。
  6. 前記集積回路素子は、発振回路及び温度補償回路を有する、
    請求項5に記載の圧電振動デバイス。
  7. 前記集積回路素子は、平面視で矩形であり、前記複数の実装端子が、前記矩形の二組の対向辺の内の一方の組の対向辺寄りであって、前記一方の組の対向辺に沿って二列に配置されており、
    前記配線パターンが、前記集積回路素子が実装される前記実装領域において、前記二列の間を、前記一方の組の対向辺に沿って延出されている、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の圧電振動デバイス。
  8. 前記集積回路素子の能動面が、前記圧電振動子の前記複数の前記実装用電極に対向しており、
    前記集積回路素子の前記複数の前記実装端子と前記圧電振動子の前記複数の前記実装用電極とが、金属部材を介して電気的にそれぞれ接続されている、
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載の圧電振動デバイス。
  9. 前記圧電振動子と前記集積回路素子との間に、封止樹脂が充填されている、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の圧電振動デバイス。
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