JP2021002744A - 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法 - Google Patents

圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021002744A
JP2021002744A JP2019115361A JP2019115361A JP2021002744A JP 2021002744 A JP2021002744 A JP 2021002744A JP 2019115361 A JP2019115361 A JP 2019115361A JP 2019115361 A JP2019115361 A JP 2019115361A JP 2021002744 A JP2021002744 A JP 2021002744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
component mounting
mounting electrodes
electrodes
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019115361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7306095B2 (ja
Inventor
忠央 曽我
Tadanaka Soga
忠央 曽我
白井 崇
Takashi Shirai
崇 白井
強 草井
Tsutomu Kusai
強 草井
俊輔 重松
Shunsuke Shigematsu
俊輔 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP2019115361A priority Critical patent/JP7306095B2/ja
Publication of JP2021002744A publication Critical patent/JP2021002744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7306095B2 publication Critical patent/JP7306095B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】ベースを共用できるようにして、圧電デバイスのコストを低減する。【解決手段】収納凹部には、ICチップが搭載可能な第1〜第6電子部品搭載用電極が形成され、第1,第2電子部品搭載用電極は、水晶振動片が搭載される一対の水晶振動片搭載用電極にそれぞれ接続され、第3〜第6電子部品搭載用電極は、表面実装用の外部接続端子にそれぞれ接続され、第1,第2電子部品搭載用電極は、第3,第4電子部品搭載用電極に、切断可能な第1,第2接続部を介してそれぞれ接続されている。第5,第6電子部品搭載用電極に、サーミスタが搭載可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、圧電デバイス及びその製造方法に関し、更に詳しくは、パッケージを共用可能な圧電デバイス及びその製造方法に関する。
圧電デバイスである表面実装型の圧電発振器、例えば、温度補償型水晶発振器(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)は、特許文献1に示されるように、絶縁性材料からなるベース(容器)に設けられた上下の凹部の上側の凹部に圧電振動片である水晶片が収納され、下側の凹部に集積回路素子(IC)が収納された構造となっている。そして、表面実装用の外部接続端子は、集積回路素子が収納される下側の凹部を包囲する枠部の上面、すなわち、温度補償型水晶発振器の外底面の四隅に形成されている。
この温度補償型水晶発振器の外底面の四隅の外部接続端子は、下側の凹部に収納された集積回路素子と電気的に接続されており、上側の凹部に収納された水晶片は、集積回路素子に接続される。
一方、表面実装型の圧電振動子、例えば、温度センサ内蔵の水晶振動子は、特許文献2に示されるように、上記のベースに相当する素子搭載部材の第1の凹部空間内に圧電振動片を搭載し、第2の凹部空間内にサーミスタ素子を搭載し、素子搭載部材の底面、すなわち、圧電振動子の外底面の四隅に、表面実装用の外部接続端子が形成されている。
この圧電振動子の外底面の四隅の外部接続端子に、圧電振動片及びサーミスタ素子がそれぞれ接続されている。
特開2016−208192号公報 特許第5101651号公報
上記のように、圧電発振器である温度補償型水晶発振器では、ベースの外底面の四隅の外部接続端子には、集積回路素子が接続され、水晶片は直接接続されていない。これに対して、圧電振動子である温度センサ内蔵の水晶振動子では、ベースの外底面の外部接続端子に、水晶片が直接接続されている。
このように圧電発振器と圧電振動子とでは、ベースにおける外部接続端子の接続態様が異なり、このため、ベースを共用することができない。
したがって、圧電発振器と圧電振動子とにそれぞれ対応するベースを準備して製造しなければならず、管理コストや製造コストが高くなる。
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、ベースを共用できるようにして、圧電デバイスのコストを低減することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
(1)本発明の圧電デバイスは、圧電振動片が収納されると共に、少なくとも2種類の電子部品の内から選択される1種類の電子部品が収納可能な少なくとも一つの収納凹部を有する絶縁性のベースと、該ベースの収納凹部の開口部を気密に封止する蓋体とを備え、
前記収納凹部の内面には、収納される前記圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極と、前記2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品が搭載可能な複数の電子部品搭載用電極とが形成されており、
前記複数の電子部品搭載用電極の内の第1,第2電子部品搭載用電極は、前記一対の圧電振動片搭載用電極にそれぞれ電気的に接続されており、
前記ベースの外底面には、前記第1,第2電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極にそれぞれ電気的に接続された表面実装用の複数の外部接続端子が設けられており、
前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記残余の複数の電子部品搭載用電極の内の第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続する第1,第2接続部を備え、
前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載可能であり、
前記第1,第2接続部は、切断可能であって、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続をそれぞれ遮断可能である。
本発明の圧電デバイスによれば、圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極は、表面実装用の外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極に、第1,第2接続部を介して電気的に接続されている、すなわち、一対の圧電振動片搭載用電極は、外部接続端子に直接接続されているので、圧電振動片を、一対の圧電振動片搭載用電極に搭載して圧電振動子を構成することができる。更に、第3,第4電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極は、外部接続端子に電気的に接続されていると共に、2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載可能であるので、この他方の種類の電子部品、例えば、温度センサ素子等を搭載することによって、温度センサ内蔵の圧電振動子等を構成することができる。
また、切断可能な第1,第2接続部を切断して、圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極と、表面実装用の外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続を遮断し、すなわち、圧電振動片と外部接続端子との電気的な接続を遮断して、前記第1〜第4電子部品搭載用電極を含む複数の電子部品搭載用電極に、2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品、例えば、圧電振動片に接続される発振回路を含む集積回路素子等を搭載することによって、圧電発振器等を構成することができる。
このように、第1,第2接続部が切断されていないベースを用いて、圧電振動子や温度センサ内蔵の圧電振動子等を構成することができる一方、切断可能な第1,第2接続部を切断したベースを用いて、圧電発振器等を構成することができる。すなわち、圧電振動子と圧電発振器とでベースを共用することができるので、圧電デバイスのコストを低減することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記第1,第2接続部が、配線パターンからなる。
この実施態様によれば、配線パターンからなる第1,第2接続部を、例えば、レーザーによって切断して、第1,第2電子部品搭載用電極と、第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続をそれぞれ遮断することができる。
(3)本発明の一実施態様では、前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品が、集積回路素子であり、前記他方の種類の電子部品が、温度センサ素子である。
この実施態様によれば、集積回路素子を内蔵した圧電発振器等の圧電デバイス、あるいは、温度センサ内蔵の圧電振動子等の圧電デバイスを構成することができる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記第1,第2接続部がそれぞれ切断されて、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続が遮断されていると共に、前記複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品が搭載されている。
この実施態様によれば、第1,第2接続部が切断されて、圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極と、表面実装用の外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続が遮断されている。すなわち、圧電振動片と外部接続端子との電気的な接続が遮断されて、複数の電子部品搭載用電極に、2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品が搭載されているので、前記電子部品を、例えば、圧電振動片に接続される発振回路を含む集積回路素子とすることによって、圧電発振器を構成することができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記第1,第2接続部は、切断されることなく、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続しており、前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記他方の種類の電子部品が搭載されている。
この実施態様によれば、圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極は、外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極に、第1,第2接続部を介して電気的に接続されている、すなわち、圧電振動片搭載用電極は、外部接続端子に直接接続されていると共に、第3,第4電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極に、2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載されているので、前記電子部品を、例えば、温度センサ素子とすることによって、温度センサ内蔵の圧電振動子を構成することができる。
(6)本発明の一実施態様では、前記第1,第2接続部は、切断されることなく、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続しており、前記複数の電子部品搭載用電極には、いずれの種類の電子部品も搭載されていない。
この実施態様によれば、圧電振動片が搭載されている圧電振動片搭載用電極は、外部接続端子に直接接続されており、複数の電子部品搭載用電極には、いずれの種類の電子部品も搭載されていないので、圧電振動子が構成されることになる。
(7)本発明の好ましい実施態様では、前記ベースは、基板部と、該基板部の一方の主面側の外周部に形成された第1枠部と、前記基板部の他方の主面側の外周部に形成された第2枠部とを有し、前記基板部と前記第1枠部とによって、前記圧電振動片が収納される第1の前記収納凹部が構成されると共に、前記基板部と前記第2枠部とによって、前記電子部品が収納可能な第2の前記収納凹部が構成され、前記第1の収納凹部の開口部は、前記蓋体によって気密に封止され、前記第1の収納凹部の内面に、前記一対の圧電振動片搭載用電極が形成され、前記第2の収納凹部の内面に、前記複数の電子部品搭載用電極が形成されている。
この実施態様によれば、ベースは両面に収納凹部をそれぞれ有する断面略H型の構造であり、圧電振動片と電子部品とを別の収納空間にそれぞれ収納することができる。
(8)本発明の他の実施態様では、前記基板部は、平面視矩形状であり、前記表面実装用の前記外部接続端子が、平面視矩形状の前記基板部の外周部に沿って形成された前記第2枠部の端面の四隅に設けられている。
この実施態様によれば、平面視矩形状の第2枠部の四隅に外部接続端子が設けられるという、外部接続端子の一般的な配置の圧電デバイスに適用することができ、汎用性の高いものとなる。
(9)本発明の更に他の実施態様では、前記第1の収納凹部に収納される前記圧電振動片を、前記第2の収納凹部に投影した投影領域内に、前記他方の種類の電子部品としての温度センサ素子が収納配置されている。
この実施態様によれば、第1の収納凹部に収納される圧電振動片を、第2の収納凹部に投影した投影領域内に、電子部品としての温度センサ素子が配置されるので、圧電振動片の温度を、温度センサ素子で正確、迅速に検知することができる。
(10)本発明の圧電デバイスの製造方法は、圧電振動片が収納されると共に、少なくとも2種類の電子部品の内から選択される1種類の電子部品が収納可能な少なくとも一つの収納凹部を有する絶縁性のベースと、該ベースの収納凹部の開口部を気密に封止する蓋体とを備える圧電デバイスの製造方法であって、
前記ベースを予め準備する第1工程を含み、
前記ベースは、前記収納凹部の内面に、収納される前記圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極と、前記2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品が搭載可能な複数の電子部品搭載用電極とが形成されており、
前記複数の電子部品搭載用電極の内の第1,第2電子部品搭載用電極は、前記一対の圧電振動片搭載用電極にそれぞれ電気的に接続されており、
前記ベースの外底面には、前記第1,第2電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極にそれぞれ電気的に接続された表面実装用の複数の外部接続端子が設けられており、
前記ベースは、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記残余の複数の電子部品搭載用電極の内の第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続する第1,第2接続部を備えており、
前記ベースの前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載可能であり、
前記第1工程で準備された前記ベースに、前記圧電振動片を搭載する第2工程と、
必要に応じて行われる工程であって、前記第1,第2接続部を切断して、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続を遮断する第3工程とを含んでいる。
本発明の圧電デバイスの製造方法によれば、第1工程で準備されるベースでは、圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極は、表面実装用の外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極に、第1,第2接続部を介して電気的に接続されている。すなわち、一対の圧電振動片搭載用電極は、外部接続端子に直接接続されている。
この第1,第2接続部を切断して、第1,第2電子部品搭載用電極と、第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続を遮断する第3工程を、必要に応じて行うことによって、圧電振動片搭載用電極と外部接続端子との電気的接続を、遮断または維持することができる。
この第3工程を行って、圧電振動片搭載用電極と外部接続端子との電気的接続を遮断したベースを用いて、圧電発振器等を製造することができる一方、第3工程を行わないことによって、圧電振動片搭載用電極と外部接続端子との電気的接続を維持したベースを用いて、圧電振動子等を製造することができる。
このように、第3工程を行うか否かに応じて、圧電発振器または圧電振動子を製造することができるので、ベースを、圧電発振器と圧電振動子とで共用することができ、圧電デバイスのコストを低減することができる。
(11)本発明の好ましい実施態様では、前記第3工程を行って、前記第1,第2接続部が切断された前記ベースの前記複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品を搭載する第4工程を含んでいる。
この実施態様によれば、第3工程を行って、第1,第2接続部を切断して、圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極と、表面実装用の外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続を遮断する。すなわち、圧電振動片と外部接続端子との電気的な接続を遮断して、複数の電子部品搭載用電極に、2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品を搭載するので、前記電子部品を、例えば、圧電振動片に接続される発振回路を含む集積回路素子等とすることによって、圧電発振器等を製造することができる。
(12)本発明の他の実施態様では、前記第3工程を行うことなく、前記ベースの前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記他方の種類の電子部品を搭載する第4工程を含んでいる。
この実施態様によれば、圧電振動片搭載用電極に電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極は、外部接続端子に電気的に接続されている第3,第4電子部品搭載用電極に、第1,第2接続部を介して電気的に接続されている。すなわち、圧電振動片搭載用電極は、外部接続端子に直接接続されていると共に、第3,第4電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極に、2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品を搭載するので、前記電子部品を、例えば、温度センサ素子等とすることによって、温度センサ内蔵の圧電振動子等を製造することができる。
本発明によれば、第1,第2接続部が切断されていないベースを用いて、圧電振動子や温度センサ内蔵の圧電振動子等を構成することができる一方、切断可能な第1,第2接続部を切断したベースを用いて、圧電発振器等を構成することができる。すなわち、圧電振動子と圧電発振器とでベースを共用することができるので、圧電デバイスのコストを低減することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る温度センサ内蔵の水晶振動子の概略断面図である。 図2は図1の温度センサ内蔵の水晶振動子のリッドを外した状態の平面図である。 図3は図1の温度センサ内蔵の水晶振動子の底面図である。 図4は図1の温度センサ内蔵の水晶振動子のサーミスタ搭載前の底面図である。 図5はサーミスタに代えて搭載されるICチップの平面図である。 図6は本発明の一実施形態に係る温度補償型水晶発振器の概略断面図である。 図7は図6の温度補償型水晶発振器の底面図である。 図8は図6の温度補償型水晶発振器のICチップ搭載前の底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る圧電デバイスは、圧電振動子と圧電発振器とでベースを共用できるものである。この実施形態では、圧電振動子としての温度センサ内蔵の水晶振動子と、圧電発振器としての温度補償型水晶発振器(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)とでベースを共用する場合に適用して説明する。
先ず、温度センサ内蔵の水晶振動子について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る圧電デバイスとしての温度センサ内蔵の水晶振動子1の概略構成を示す断面図であり、図2は、蓋体としてのリッド7を外した状態の温度センサ内蔵の水晶振動子1の平面図であり、図3は、温度センサ内蔵の水晶振動子1の底面図であり、図4は、温度センサ素子としてのサーミスタ9が搭載される前の水晶振動子1の底面図である。
この実施形態の水晶振動子1のパッケージ2は、第1,第2の収納凹部3,4を上下に有するベース5と、シームリング6を介してベース5の第1の収納凹部3の開口部に接合されて、第1の収納凹部3を気密に封止する蓋体としてのリッド7とを備えている。このパッケージ2は、略直方体状であって、平面視矩形状である。
ベース5の上側の凹んだ第1の収納凹部3には、圧電振動片としての水晶振動片8が収納される。ベース5の下側の凹んだ第2の収納凹部4には、温度センサ内蔵の水晶振動子1と後述の温度補償型水晶発振器とにそれぞれ対応する2種類の電子部品の内から選択される1種の電子部品が収納可能である。この例では、温度センサ内蔵の水晶振動子1に対応する他方の種類の電子部品である温度センサ素子としてのサーミスタ9が収納されている。
このベース5は絶縁性材料からなり、平面視が矩形平板状の基板部5aと、この基板部5aの一方の主面側(図1では上側)の外周部に沿って上方に突設された平面視矩形枠状の第1枠部5bと、基板部5aの他方の主面側(図1では下側)の外周部に沿って下方に突設された平面視矩形枠状の第2枠部5cとを有して、断面が略H型となっている。
基板部5aと上側の第1枠部5bとによって、水晶振動片8が収納される第1の収納凹部3が構成され、基板部5aと下側の第2枠部5cとによって、サーミスタ9が収納される第2の収納凹部4が構成される。
このように水晶振動片8とサーミスタ9とを、別空間である第1,第2の収納凹部3,4にそれぞれ収納するので、製造過程で発生するガスの影響や、他の素子から発生するノイズの影響を受けにくくすることができるという効果を有する。
ベース5は、アルミナ等のセラミック材料からなり、セラミックグリーンシートを積層して一体焼成して構成されている。
第1の収納凹部3は、平面視略矩形であり、その内底面の一端側(図1,図2の左側)には、水晶振動片8の表裏両面の対向する各励振電極8a,8a(図2では表面側のみ図示している)にそれぞれ電気的に接続される一対の水晶振動片搭載用電極3a,3aが並列して形成されている。
この一対の水晶振動片搭載用電極3a,3a上には、導電性接着剤10を介して水晶振動片8の各励振電極8a,8aに連なる一端側が導電接合されて、搭載されている。
この実施形態のベース5の第2の収納凹部4では、温度センサ内蔵の水晶振動子1と、後述の温度補償型水晶発振器とでベース5を共用できるように、次のように構成されている。
第2の収納凹部4は、図3,図4に示すように平面視略矩形である。この第2の収納凹部4の内底面には、後述の温度補償型水晶発振器を構成するための図5に示される、上記2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品である集積回路素子としてのICチップ11が搭載できるように複数、この例では6つの第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fが形成されている。この第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fは、ICチップ11の第1〜第6電極パッド11a〜11fにそれぞれ対応する。
図3,図4に示すように、第2の収納凹部4の内底面に向かって上側の長辺に沿って第3,第1,第5電子部品搭載用電極4c,4a,4eが形成され、第2の収納凹部4の内底面に向かって下側の長辺に沿って第6,第2,第4電子部品搭載用電極4f,4b,4dが形成されている。この例では、第3,第1,第5電子部品搭載用電極4c,4a,4eは、下側へ延出された矩形状の配線パターンであり、第6,第2,第4電子部品搭載用電極4f,4b,4dは、上側へ延出された矩形状の配線パターンである。なお、電子部品搭載用電極の数は、搭載されるICチップの電極パッドに応じて形成されるものであるので、ICチップの付加機能に応じて6つ以上の構成としてもよい。
また、第2の収納凹部4では、上記2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品である温度センサ素子としてのサーミスタ9を搭載できるように、上側の長辺の右端の第5電子部品搭載用電極4eは、第1,第3電子部品搭載用電極4a,4cに比べて下側、すなわち、対向する長辺に向かって長く延出され、下側の長辺の左端の第6電子部品搭載用電極4fは、第2,第4電子部品搭載用電極4b,4dに比べて上側、すなわち、対向する長辺に向かって長く延出されている。これによって、サーミスタ9は、その両端の外部端子9a,9aを、第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fに半田等によってそれぞれ接合して搭載できるようになっている。
この第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fに搭載されるサーミスタ9は、第1の収納凹部3に収納された平面視矩形の水晶振動片8を、第2の収納凹部4に投影した矩形の投影領域に位置するので、水晶振動片8の温度を、正確、迅速に検知することができる。
更に、この実施形態では、第2の収納凹部4の上側の長辺の中央の第1電子部品搭載用電極4aと、左端の第3電子部品搭載用電極4cとは、第1接続部13としての配線パターンによって電気的に接続されている。また、下側の長辺の中央の第2電子部品搭載用電極4bと、右端の第4電子部品搭載用電極4dとは、第2接続部14としての配線パターンによって、電気的に接続されている。
なお、図3,図4では、説明の便宜上、第1〜第4電子部品搭載用電極4a〜4dと、第1,第2接続部13,14のハッチングの向きを異ならせているが、第1〜第4電子部品搭載用電極4a〜4dと、第1,第2接続部13,14とは、同一の配線パターン形成工程でそれぞれ形成される。
配線パターンからなる第1,第2接続部13,14は、レーザー等によってそれぞれ切断可能であり、したがって、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bと、第3,4電子部品搭載用電極4c,4dとの電気的接続は、それぞれ遮断可能である。
第2の収納凹部4の上側及び下側の長辺の中央の第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bは、ベース5の内部の配線等を介して、上記一対の水晶振動片搭載用電極3a,3aにそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bは、第1の収納凹部3に収納されている水晶振動片8の各励振電極8a,8aにそれぞれ電気的に接続されている。
ベース5の第2枠部5cの下側の端面、すなわち、ベース5の外底面の四隅には、当該温度センサ内蔵の水晶振動子1を、外部回路基板等に表面実装するための表面実装用の4つの第1〜第4外部接続端子15a〜15dが、形成されている。
第2の収納凹部4の内底面に形成されている第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fの内、一対の水晶振動片搭載用電極3a,3aにそれぞれ電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極4a,4b以外の残余の第3〜第6電子部品搭載用電極4c〜4fは、内底面の四隅に近接しており、ベース5の内部の配線等を介して、第1〜第4外部接続端子15a〜15dにそれぞれ電気的に接続されている。
この実施形態では、上記のように、一対の水晶振動片搭載用電極3a,3aに電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bは、第1,第2接続部13,14を介して、第3,第4電子部品搭載用電極4c,4dにそれぞれ電気的に接続されているので、一対の水晶振動片搭載用電極3a,3aは、第1,第2電子部品用搭載電極4a,4b、第1,第2接続部13,14及び第3,第4電子部品搭載用電極4c,4dをそれぞれ介して、第1,第2外部接続端子15a,15bにそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、第1,第2外部接続端子15a,15bが、水晶振動片8に接続された水晶端子(Xtal,Xtal)となっている。
また、第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fに搭載されるサーミスタ9は、第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fを介して第3,第4外部接続端子15c,15dにそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、第3,第4外部接続端子15c,15dがサーミスタ端子(TH,TH)となっている。
このように、ベース5の第1の収納凹部3の内底面の水晶振動片搭載用電極3a,3aに、水晶振動片8を搭載し、ベース5の第2の収納凹部4の第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fに、サーミスタ9を搭載して、第1の収納凹部3をリッド7で気密に封止することによって、図1に示される表面実装型の温度センサ内蔵の水晶振動子1を構成することができる。
次に、この温度センサ内蔵の水晶振動子1とパッケージ2を共用する温度補償型水晶発振器について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る圧電デバイスとしての温度補償型水晶発振器21の概略構成を示す断面図であり、図7は、温度補償型水晶発振器21の底面図であり、図8は、ICチップ11が搭載される前の温度補償型水晶発振器21の底面図である。
これらの図6〜8において、上記温度センサ内蔵の水晶振動子1と同一又は対応する部分には、同一又は対応する参照符号を付す。
ベース5の第1の収納凹部3には、温度センサ内蔵の水晶振動子1と同様に、水晶振動片8が搭載されている。
ベース5の第2の収納凹部4には、上記図5に示されるICチップ11が搭載される。このICチップ11は、水晶振動子1に接続される発振回路部、温度を検出する温度検出部、及び、検出した温度に基づいて温度補償を行う温度補償回路部を1チップ化した外形が直方体の集積回路素子である。
このICチップ11は、水晶用の第1,第2電極パッド11a,11b(Xtal,Xtal)と、AFC(Auto Frequency Control;自動周波数制御)電圧入力用の第3電極パッド11c(VAFC)と、発振出力用の第4電極パッド11d(CSOUT)と、グランド用の第5電極パッド11e(VSS)と、電源用の第6電極パッド11f(VDD)とを備えている。
かかるICチップ11を、ベース5の第2の収納凹部4に搭載する場合には、上記図3に示されるベース5の内底面の第1,第2接続部13,14としての配線パターンを、レーザーによって切断し、図8に示すように、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4b側の第1,第2接続部13a,14bと、第3,第4電子部品搭載用電極4c,4d側の第1,第2接続部13c,14dとにそれぞれ分断する。この例では、第1,第2接続部13,14の中央部を、ベース5の短辺方向(図8の上下方向)に沿ってレーザーによって切断している。
これによって、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bと、第3,第4電子部品搭載用電極4c,4dとの電気的な接続がそれぞれ遮断され、第1〜第4電子部品搭載用電極4a〜4dは、それぞれ電気的に分離される。
このようにして、第1〜第4電子部品搭載用電極4a〜4dを、それぞれ電気的に分離した後、ICチップ11を、第2の収納凹部4の第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fに搭載する。
このとき、ICチップ11は、その第1〜第6電極パッド11a〜11fが、ベース5の第2の収納凹部4の第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fに、それぞれ金属バンプや半田によって接合されて搭載される。
具体的には、ICチップ11の水晶用の第1,第2電極パッド11a,11b(Xtal,Xtal)が、水晶振動片搭載用電極3a,3aに電気的に接続されている第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bにそれぞれ電気的に接続されている。
また、ICチップ11のAFC電圧入力用の第3電極パッド11c(VAFC)が、ベース5の外底面の第1外部接続端子15aに電気的に接続されている第3電子部品搭載用電極4cに電気的に接続され、ICチップ11の発振出力用の第4電極パッド11d(CSOUT)が、第2外部接続端子15bに電気的に接続されている第4電子部品搭載用電極4dに電気的に接続され、ICチップ11のグランド用の第5電極パッド11e(VSS)が、第3外部接続端子15cに電気的に接続されている第5電子部品搭載用電極4eに電気的に接続され、ICチップの電源用の第6電極パッド11f(VDD)が、第4外部接続端子15dに電気的に接続されている第6電子部品搭載用電極4fに電気的に接続されている。
したがって、ベース5の外底面の第1外部接続端子15aが、AFC電圧入力用の端子(VAFC)となり、第2外部接続端子15bが、発振出力用の端子(OUTPUT)となり、第3外部接続端子15cが、グランド用の端子(GND)となり、第4外部接続端子15dが、電源用の端子(Vcc)となる。
このように、ベース5の第2の収納凹部4の第1,第2接続部13,14を切断したベース5の第1の収納凹部3の内底面の水晶振動片搭載用電極3a,3aに、水晶振動片8を搭載し、ベース5の第2の収納凹部4の第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fに、ICチップ11を搭載して、第1の収納凹部3をリッド7で気密に封止することによって、図6に示される表面実装型の温度補償型水晶発振器21を構成することができる。
したがって、温度センサ内蔵の水晶振動子1のベース5の、その第2の収納凹部4の第1,第2接続部13,14を、レーザー等によって切断することによって、温度補償型水晶発振器21のベース5として共用することができる。
これによって、温度センサ内蔵の水晶振動子に対応するベースと、温度補償型水晶発振器に対応するベースをそれぞれ準備して、温度センサ内蔵の水晶振動子と温度補償型水晶発振器とをそれぞれ製造する従来例に比べて、管理コストや製造コストを低減することができる。
上記のようにしてベース5を共用する温度センサ内蔵の水晶振動子1及び温度補償型水晶発振器21では、次のような手順で製造することができる。
すなわち、本発明の一実施形態に係る圧電デバイスの製造方法は、第1〜第3工程を含んでいる。
第1工程では、図1〜図4に示される上記のベース5を予め準備する。
第2工程では、第1工程で準備されたベース5の第1の収納凹部3に、水晶振動片8を搭載する。
第3工程は、必要に応じて行われる工程であって、この第3工程では、ベース5の第2の収納凹部4の内底面の第1,第2接続部13,14を切断して、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bと、第3,第4電子部品搭載用電極4c,4dとの電気的な接続を遮断する。
水晶振動片搭載用電極3a,3aが、第1,第2外部接続端子15a,15bに電気的に接続されている必要がある温度センサ内蔵の水晶振動子1の製造では、第3工程は行われず、第1,第2電子部品搭載用電極4a,4bと第3,第4電子部品搭載用電極4c,4dとは、第1,第2接続部13,14を介して電気的に接続されている。
これに対して、第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fが、電気的に分離されている必要がある温度補償型水晶発振器21の製造では、第3工程が行われる。
その後、温度センサ内蔵の水晶振動子1を製造する場合には、第4工程として、ベース5の第2の収納凹部4の内底面の第3,第4電子部品搭載用電極4c,4d以外の第5,第6電子部品搭載用電極4e,4fに、サーミスタ9を搭載する。
更に、水晶振動片8が搭載された第1の収納部3の開口部をリッド7で気密に封止して、温度センサ内蔵の水晶振動子1が得られる。
また、温度補償型水晶発振器21を製造する場合には、第3工程を行った後、第4工程として、ベース5の第2の収納凹部4の第1〜第6電子部品搭載用電極4a〜4fに、ICチップ11を搭載する。
更に、水晶振動片8が搭載された第1の収納部3の開口部をリッド7で気密に封止して、温度補償型水晶発振器21が得られる。
なお、第2工程、第3工程、及び、第4工程を行う順番は、上記に限らず、例えば、水晶振動片8を搭載する第2工程の前に、第1,第2接続部13,14を切断する第3工程を行ってもよく、第2工程の前に、サーミスタ9を搭載する第4工程を行ってもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記実施形態では、ベースは、基板部の両主面側に第1,第2の収納凹部を有する断面略H型の構造であったが、一方の主面側のみに収納凹部を有する構成とし、この収納凹部に、水晶振動片、及び、サーミスタ等の電子部品を収納して搭載してもよい。
(2)上記実施形態では、温度センサ素子としてサーミスタを使用したが、ダイオードなどの他の温度センサ素子を使用してもよい。
(3)上記実施形態では、第2の収納凹部に温度センサ素子を搭載して温度センサ内蔵の水晶振動子としたが、第2の収納凹部に温度センサ素子等の電子部品を搭載することなく、水晶振動子としてもよい。
(4)上記実施形態では、温度補償型水晶発振器に適用して説明したが、温度補償型水晶発振器以外の電圧制御水晶発振器や水晶発振器等に適用してもよい。
(5)上記実施形態では、水晶振動子、水晶発振器に適用して説明したが、本発明は、水晶に限らず、種々の圧電材料を用いた圧電振動子、圧電発振器等の圧電デバイスに適用できるものである。
1 温度センサ内蔵の水晶振動子(圧電デバイス)
2,2 パッケージ
3 第1の収納凹部
3a 水晶振動片搭載用電極
4,4 第2の収納凹部
4a〜4f 第1〜第6電子部品搭載用電極
5,5 ベース
7 リッド(蓋体)
8 水晶振動片
9 サーミスタ(温度センサ素子)
11 ICチップ(集積回路素子)
13 第1接続部
14 第2接続部
15a〜15d 第1〜第4外部接続端子
21 温度補償型水晶発振器(圧電デバイス)

Claims (12)

  1. 圧電振動片が収納されると共に、少なくとも2種類の電子部品の内から選択される1種類の電子部品が収納可能な少なくとも一つの収納凹部を有する絶縁性のベースと、該ベースの収納凹部の開口部を気密に封止する蓋体とを備え、
    前記収納凹部の内面には、収納される前記圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極と、前記2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品が搭載可能な複数の電子部品搭載用電極とが形成されており、
    前記複数の電子部品搭載用電極の内の第1,第2電子部品搭載用電極は、前記一対の圧電振動片搭載用電極にそれぞれ電気的に接続されており、
    前記ベースの外底面には、前記第1,第2電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極にそれぞれ電気的に接続された表面実装用の複数の外部接続端子が設けられており、
    前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記残余の複数の電子部品搭載用電極の内の第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続する第1,第2接続部を備え、
    前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載可能であり、
    前記第1,第2接続部は、切断可能であって、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続をそれぞれ遮断可能である、
    ことを特徴とする圧電デバイス。
  2. 前記第1,第2接続部が、配線パターンからなる、
    請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品が、集積回路素子であり、前記他方の種類の電子部品が、温度センサ素子である、
    請求項1または2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記第1,第2接続部がそれぞれ切断されて、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続が遮断されていると共に、前記複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品が搭載されている、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  5. 前記第1,第2接続部は、切断されることなく、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続しており、
    前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記他方の種類の電子部品が搭載されている、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  6. 前記第1,第2接続部は、切断されることなく、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続しており、
    前記複数の電子部品搭載用電極には、いずれの種類の電子部品も搭載されていない、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  7. 前記ベースは、基板部と、該基板部の一方の主面側の外周部に形成された第1枠部と、前記基板部の他方の主面側の外周部に形成された第2枠部とを有し、前記基板部と前記第1枠部とによって、前記圧電振動片が収納される第1の前記収納凹部が構成されると共に、前記基板部と前記第2枠部とによって、前記電子部品が収納可能な第2の前記収納凹部が構成され、
    前記第1の収納凹部の開口部は、前記蓋体によって気密に封止され、
    前記第1の収納凹部の内面に、前記一対の圧電振動片搭載用電極が形成され、
    前記第2の収納凹部の内面に、前記複数の電子部品搭載用電極が形成されている、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  8. 前記基板部は、平面視矩形状であり、
    前記表面実装用の前記外部接続端子が、平面視矩形状の前記基板部の外周部に沿って形成された前記第2枠部の端面の四隅に設けられている、
    請求項7に記載の圧電デバイス。
  9. 前記第1の収納凹部に収納される前記圧電振動片を、前記第2の収納凹部に投影した投影領域内に、前記他方の種類の電子部品としての温度センサ素子が収納配置されている、
    請求項7または8に記載の圧電デバイス。
  10. 圧電振動片が収納されると共に、少なくとも2種類の電子部品の内から選択される1種類の電子部品が収納可能な少なくとも一つの収納凹部を有する絶縁性のベースと、該ベースの収納凹部の開口部を気密に封止する蓋体とを備える圧電デバイスの製造方法であって、
    前記ベースを予め準備する第1工程を含み、
    前記ベースは、前記収納凹部の内面に、収納される前記圧電振動片が搭載される一対の圧電振動片搭載用電極と、前記2種類の電子部品の内から選択される一方の種類の電子部品が搭載可能な複数の電子部品搭載用電極とが形成されており、
    前記複数の電子部品搭載用電極の内の第1,第2電子部品搭載用電極は、前記一対の圧電振動片搭載用電極にそれぞれ電気的に接続されており、
    前記ベースの外底面には、前記第1,第2電子部品搭載用電極以外の残余の複数の電子部品搭載用電極にそれぞれ電気的に接続された表面実装用の複数の外部接続端子が設けられており、
    前記ベースは、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記残余の複数の電子部品搭載用電極の内の第3,第4電子部品搭載用電極とをそれぞれ電気的に接続する第1,第2接続部を備えており、
    前記ベースの前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される他方の種類の電子部品が搭載可能であり、
    前記第1工程で準備された前記ベースに、前記圧電振動片を搭載する第2工程と、
    必要に応じて行われる工程であって、前記第1,第2接続部を切断して、前記第1,第2電子部品搭載用電極と、前記第3,第4電子部品搭載用電極との電気的な接続を遮断する第3工程とを含む、
    ことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
  11. 前記第3工程を行って、前記第1,第2接続部が切断された前記ベースの前記複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記一方の種類の電子部品を搭載する第4工程を含む、
    請求項10に記載の圧電デバイスの製造方法。
  12. 前記第3工程を行うことなく、前記ベースの前記第3,第4電子部品搭載用電極以外の前記残余の複数の電子部品搭載用電極に、前記2種類の電子部品の内から選択される前記他方の種類の電子部品を搭載する第4工程を含む、
    請求項10に記載の圧電デバイスの製造方法。
JP2019115361A 2019-06-21 2019-06-21 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法 Active JP7306095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019115361A JP7306095B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019115361A JP7306095B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021002744A true JP2021002744A (ja) 2021-01-07
JP7306095B2 JP7306095B2 (ja) 2023-07-11

Family

ID=73994270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019115361A Active JP7306095B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7306095B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223640A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Toyo Commun Equip Co Ltd パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法
JP2011228978A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Seiko Epson Corp 発振器
JP2012191484A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Seiko Epson Corp 圧電デバイス及び電子機器
JP2017055280A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 発振器及びその製造方法、電子機器、並びに、移動体
JP2017153007A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 京セラ株式会社 圧電デバイス

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223640A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Toyo Commun Equip Co Ltd パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法
JP2011228978A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Seiko Epson Corp 発振器
JP2012191484A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Seiko Epson Corp 圧電デバイス及び電子機器
JP2017055280A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 発振器及びその製造方法、電子機器、並びに、移動体
JP2017153007A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 京セラ株式会社 圧電デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP7306095B2 (ja) 2023-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7759844B2 (en) Surface-mount type crystal unit
JP4795602B2 (ja) 発振器
US6778029B2 (en) Surface-mount crystal unit
JP3285847B2 (ja) 表面実装型水晶発振器
US7538627B2 (en) Surface mount crystal oscillator
US7764138B2 (en) Quartz crystal device including monitor electrode
US7872537B2 (en) Surface-mount crystal oscillator
TW201310905A (zh) 台面型石英晶體振動件及石英晶體裝置
JP6458621B2 (ja) 圧電振動デバイス
JP4204873B2 (ja) 圧電発振器の製造方法
JP2000114877A (ja) 圧電発振器
JP2005223640A (ja) パッケージ、これを用いた表面実装型圧電発振器、及びその周波数調整方法
JP7306095B2 (ja) 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP7306096B2 (ja) 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP4363859B2 (ja) 水晶発振器の製造方法
JP2000124738A (ja) 圧電発振器および圧電振動デバイス
JP2003318653A (ja) 圧電振動デバイス
JP6569267B2 (ja) 圧電発振器
JP6604071B2 (ja) 圧電振動デバイス
JP2015089105A (ja) 圧電発振器
JP4472445B2 (ja) 圧電発振器の製造方法
US20230396232A1 (en) Oscillator
JP2007189285A (ja) 表面実装型圧電発振器用パッケージ、周波数調整方法、及び表面実装型圧電発振器
JP4178902B2 (ja) 表面実装型圧電発振器
JP2016189512A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7306095

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150