JP2005223460A - アナログデジタル変換方法およびアナログデジタル変換器 - Google Patents

アナログデジタル変換方法およびアナログデジタル変換器 Download PDF

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Abstract

【課題】パイプライン型およびサイクリック型のAD変換器を高速化する。
【解決手段】第1増幅回路11は、入力信号をα倍に増幅する。第1AD変換回路12は、LSB電圧がVAであり、入力されたアナログ信号を任意のN1ビットのデジタル値に変換する。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12から出力されたデジタル値をアナログ信号に変換する。減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、減算回路14の出力をβ倍に増幅する。第2AD変換回路16は、LSB電圧がVAであり、入力されたアナログ信号を任意のN2ビットのデジタル値に変換する。この回路において、VA×α×β=VB×2N2が成り立つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログデジタル変換方法およびアナログデジタル変換器に関する。本発明は特に、パイプライン型およびサイクリック型のアナログデジタル方法およびアナログデジタル変換器に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器に画像撮影機能、画像再生機能、動画撮影機能、および動画再生機能等、様々な付加機能が搭載されるようになってきている。これに伴い、アナログデジタル変換器(以下、「AD変換器」という。)の小型化や省電力化の要求が高まっている。そうしたAD変換器の形態として、循環型に構成されたサイクリック型のAD変換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−26229号公報
上記特許文献1の第1図のサイクリックAD変換器において、並列型A/D変換器AD2が3ビットの変換を行うため、減算回路SUB2またはサンプルホールド回路S/H4は、8倍という高い増幅率で増幅しなければならなかった。
しかしながら、増幅回路にはGB積(Gain Bandwidth product)の限界が存在する。即ち、高い増幅率を得ようとすると増幅回路の動作周波数が低くなってしまい、高速動作が困難となる。したがって、増幅回路によりAD変換器全体の高速化が阻害されていた。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、パイプライン型およびサイクリック型のAD変換器を高速化する点にある。
本発明のある態様は、アナログデジタル変換方法である。アナログ信号を、上位ビットから順番に複数回に分けて所定ビットのデジタル値に変換するアナログデジタル変換方法であって、所定の基準電圧値と第1LSB電圧値とにより生成されるリファレンス電圧値と比較して、所定のアナログ信号から1以上のビットを変換する第1変換工程と、所定の基準電圧値と第2LSB電圧値とにより生成されるリファレンス電圧値と比較して、第1変換工程により変換されたビット成分が取り除かれ所定の増幅率で増幅されたアナログ信号から、第1変換工程の変換ビットの下位の1以上のビットを変換する第2変換工程と、を有し、第1LSB電圧値と所定の増幅率とを掛けた値と、第2LSB電圧値に、2の第2変換工程の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、第1LSB電圧値と、第2LSB電圧値とが異なる値である。
本態様によれば、第1LSB電圧値と第2LSB電圧値とが異なるため、第1変換工程での増幅率を操作することができる。第1LSB電圧値を、第2LSB電圧値より下げれば、増幅率を下げることができ、高速化することができる。
本態様の別の態様は、アナログデジタル変換器である。入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第1AD変換回路と、第1AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、入力アナログ信号から、DA変換回路の出力を減算する減算回路と、減算回路の出力を所定の増幅率で増幅する増幅回路と、増幅回路の出力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第2AD変換回路と、を有し、第1AD変換回路のLSB電圧値および増幅回路の増幅率を掛けた値と、第2AD変換回路のLSB電圧値に、2の第2AD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、第1AD変換回路のLSB電圧値と、第2AD変換回路のLSB電圧値とが異なる値である。
本態様によれば、第1AD変換回路のLSB電圧値と第2AD変換回路のLSB電圧値とが異なるため、増幅回路の増幅率を操作することができる。第1AD変換回路のLSB電圧値を、第2AD変換回路のLSB電圧値より下げれば、増幅回路の増幅率を下げることができ、高速化することができる。
本発明の別の態様もまた、アナログデジタル変換器である。このアナログデジタル変換器は、入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第1AD変換回路と、第1AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、第1AD変換回路と並列に設けられ、入力アナログ信号を所定の増幅率で増幅する第1増幅回路と、第1増幅回路の出力から、第1増幅回路により増幅された増幅率と実質的に同一の増幅率で増幅されたDA変換回路の出力を減算する減算回路と、減算回路の出力を所定の増幅率で増幅する第2増幅回路と、第2増幅回路の出力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第2AD変換回路と、を有し、第1AD変換回路のLSB電圧値、第1増幅回路の増幅率、および第2増幅回路の増幅率を掛けた値と、第2AD変換回路のLSB電圧値に、2の第2AD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、第1AD変換回路のLSB電圧値と、第2AD変換回路のLSB電圧値とが異なる値である。
本態様において、第1AD変換回路のLSB電圧値、第1増幅回路の増幅率、第2増幅回路の増幅率、第2AD変換回路のLSB電圧値、および第2AD変換回路の変換ビット数の各種パラメータを任意に設定することにより、高速化のネックとなる第1増幅回路の増幅率および第2増幅回路の増幅率を容易に操作することができる。なお、第1増幅回路の増幅率には1倍も含まれる。
第2AD変換回路のLSB電圧値は、第1AD変換回路のLSB電圧値よりも小さくてもよい。これによれば、第1増幅回路の増幅率および第2増幅回路の増幅率を掛けた値を下げることができ、第1増幅回路および第2増幅回路が高速化し、AD変換器全体を高速化することができる。
本発明の別の態様もまた、アナログデジタル変換器である。このアナログデジタル変換器は、入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換するAD変換回路と、AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、AD変換回路と並列に設けられ、入力アナログ信号を所定の増幅率で増幅する第1増幅回路と、第1増幅回路の出力から、第1増幅回路により増幅された増幅率と実質的に同一の増幅率で増幅されたDA変換回路の出力を減算する減算回路と、減算回路の出力を所定の増幅率で増幅して、AD変換回路の入力にフィードバックする第2増幅回路と、を有し、入力アナログ信号を複数回循環させて前記の所定ビット数を超えるビット数のデジタル値を得る際、AD変換回路のある周回のLSB電圧値、第1増幅回路の増幅率、および第2増幅回路の増幅率を掛けた値と、AD変換回路のある周回の次の周回のLSB電圧値に、2のAD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、ある周回のAD変換回路のLSB電圧値と、前記ある周回の次の周回のAD変換回路のLSB電圧値とが異なる値である。
本態様において、AD変換回路のある周回のLSB電圧値、第1増幅回路の増幅率、第2増幅回路の増幅率、AD変換回路のある周回の次の周回のLSB電圧値、およびAD変換回路の変換ビット数の各種パラメータを任意に設定することにより、高速化のネックとなる第1増幅回路の増幅率および第2増幅回路の増幅率を容易に操作することができる。なお、第1増幅回路の増幅率には1倍も含まれる。
ある周回の次の周回のLSB電圧値は、前記のある周回のLSB電圧値よりも小さくてもよい。これによれば、第1増幅回路の増幅率および第2増幅回路の増幅率を掛けた値を下げることができ、第1増幅回路および第2増幅回路が高速化し、AD変換器全体を高速化することができる。
第1増幅回路の増幅率と第2増幅回路の増幅率との関係が、1/2倍以上2倍以下であってもよい。これによれば、高い増幅率の増幅回路がなくなり、AD変換器全体を高速化することができる。
第1増幅回路の増幅率は、第2増幅回路の増幅率より小さくてもよい。これによれば、低電圧の入力アナログ信号に対しても特性を保証することができる。即ち、第1増幅回路の増幅率を下げれば、その出力電圧範囲に収まるようになる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、パイプライン型およびサイクリック型のAD変換器を高速化することができる。さらに、高速化する際の設計の自由度を高めることができる。
(基本構成)
図1は、本発明の基本構成を示す。図1は、パイプライン型に限られることなく、サイクリック型のAD変換回路における、ある周期とその次の周期の処理も示している。その場合、第1AD変換回路12と第2AD変換回路16は、物理的に1個である。
図1において、入力アナログ信号Vinは、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されたアナログ信号を任意のN1ビットのデジタル値に変換して、図示しないエンコーダおよび第1DA変換回路13に出力する。第1AD変換回路12内には複数の電圧比較素子が設けられている。各電圧比較素子には、第1AD変換回路12のLSB(Least Significant Bit)に相当する電圧(以下、LSB電圧と呼ぶ)VA[V]毎のリファレンス電圧が供給されている。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12から出力されたデジタル値をアナログ信号に変換する。
第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプリングして、α倍に増幅する。減算回路14は、第1増幅回路11が増幅して保持するアナログ値から、第1DA変換回路13から出力されたアナログ値を減算する。ここで、第1DA変換回路13の出力は、第1増幅回路11の増幅率αに対応して、α倍になっている。第2増幅回路15は、減算回路14の出力をβ倍に増幅する。第2増幅回路15の出力は、第2AD変換回路16に入力される。また、第2増幅回路15の出力は、図示しない後段の回路またはフィードバック回路に入力される。
第2AD変換回路16は、入力されたアナログ信号を任意のN2ビットのデジタル値に変換して、図示しないエンコーダおよび図示しないDA変換回路に出力する。ここで、N2ビットは、冗長ビットを含まないビット数である。以下、本明細書中のN2ビットには、冗長ビットを含まないものとする。第2AD変換回路16内には複数の電圧比較素子が設けられている。各電圧比較素子には、第2AD変換回路16のLSB電圧VB[V]毎のリファレンス電圧が供給されている。
第2AD変換回路16に入力される信号は、VA×α×βと表すことができる。一方、第2AD変換回路16はN2ビットのデジタル値を出力するため、第2AD変換回路16が信号を受け取るレンジは、VB×2N2である。したがって、以下の(A1)が成り立てば、当該信号の受け渡しが成功する。
VA×α×β=VB×2N2…(A1)
このように本発明は、上記(A1)の式が成り立つように、パラメータを比較的自由に設定変更することができる。よって、増幅率α,増幅率βを下げることもできる。なお、第1増幅回路11の増幅率αには1倍も含まれる。即ち、第1AD変換回路12と並列にサンプルホールド回路を設ける構成においても、上記式A1の関係が成り立つ。
また上記において、第1増幅回路11および第2増幅回路15による2ステップの増幅の例を説明した。この点、第1増幅回路11およびサンプルホールド回路を設けずに、減算回路14を介して直接第2増幅回路15に、入力アナログ信号Vinを入力する構成においても、上記式A1の関係が成り立つ。この場合、αは1とみなすことができる。
(第1実施形態)
本実施形態は、前段のAD変換回路で4ビットを変換し、後段のサイクリック型のAD変換回路で3ビットずつ変換し、後段が3周回することにより合計13ビットを出力するAD変換器の例である。
図2は、第1実施形態におけるAD変換器の構成を示す。このAD変換器において、入力アナログ信号Vinは、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位4ビット(D12〜D9)を取り出す。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプルホールドして所定のタイミングで第1減算回路14に出力する。第1増幅回路11は、アナログ信号を増幅しない。第1減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、第1減算回路14の出力を4倍に増幅する。
第1スイッチSW1を介して入力されるアナログ信号は、第3増幅回路18および第2AD変換回路16に入力される。第2AD変換回路16は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から5〜7ビット(D8〜D6)を取り出す。第2DA変換回路17は、第2AD変換回路16により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。
第3増幅回路18は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第2減算回路19に出力する。第2減算回路19は、第3増幅回路18の出力から第2DA変換回路17の出力を減算する。第2DA変換回路17の出力は、2倍に増幅されている。
ここで、第2DA変換回路17の出力を2倍に増幅する手法について簡単に説明する。第2AD変換回路16および第2DA変換回路17には、高電位側基準電圧VRTと低電位側基準電圧VRBが供給されている。第2AD変換回路16は、高電位側基準電圧VRTと低電位側基準電圧VRBとにより生成される基準電圧レンジを利用してリファレンス電圧を生成する。第2DA変換回路17は、図示しない複数設けられる各々の容量に高電位側基準電圧VRTと低電位側基準電圧VRBとを、第2AD変換回路16からの制御により選択的に供給することで、出力電圧を得ている。第2AD変換回路16の基準電圧レンジと、第2DA変換回路17の基準電圧レンジ(VRT−VRB)との比を1:2に設定すればよい。
第4増幅回路20は、第2減算回路19の出力を4倍に増幅する。増幅されたアナログ信号は、第2スイッチSW2を介して第3増幅回路18および第2AD変換回路16へフィードバックされる。なお、第2減算回路19および第4増幅回路20の代わりに、減算機能を備えた増幅回路である減算増幅回路を用いてもよい。これによれば、回路を簡素化することができる。以下、上記の処理が繰り返され、第2AD変換回路16は、上位から8〜10ビット(D5〜D3)、上位から11〜13ビット(D2〜D0)を取り出す。このようにして、13ビットのデジタル値を得ている。上位から5〜13ビット(D8〜D0)をサイクリック構成により得ている。
上述したAD変換器において、第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×4=VB×2
VA=2VB
となり、第1AD変換回路12のLSB電圧を、第2AD変換回路16のLSB電圧の2倍に設定する必要がある。逆に、第2AD変換回路16のLSB電圧を1/2倍に設定すれば、第2増幅回路15の増幅率を8倍から4倍に下げることができる。従来、後段で3ビット変換するためには、前段の第1増幅回路11および第2増幅回路15の増幅率の積が8倍になっていなければならなかったため、1倍および8倍と設定されていた。この点、本実施形態は、第1増幅回路11の増幅率を1倍に維持したことにより、第1増幅回路11の出力電圧範囲が狭いものを使用でき、第2増幅回路15の増幅率を4倍にしたことにより、第2増幅回路15を高速化することができる。
次に、ある周回の第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、その次の周回の第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記の(A1)の式に代入すると、本実施形態における第2AD変換回路16のLSB電圧は固定であるため、即ちVA=VBであるため、
VA×α×β=VB×2N2
VA×2×4=VB×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。また、左辺の第3増幅回路18の増幅率αと第4増幅回路20の増幅率βとの積が8になればよく、他の増幅率の組み合わせでもよい。例えば、2.5と3.2といった設定も可能である。
このように第1実施形態によれば、第2増幅回路15の増幅率および第4増幅回路20の増幅率を下げることにより、これらを高速化することができ、AD変換器全体を高速化することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、前段のAD変換回路で4ビットを変換し、後段のサイクリック型のAD変換回路で2ビットずつ変換し、後段が3周回することにより合計10ビットを出力するAD変換器の例である。
図3は、第2実施形態におけるAD変換器の構成を示す。このAD変換器において、入力アナログ信号Vinは、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位4ビット(D9〜D6)を取り出す。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプルホールドして所定のタイミングで第1減算回路14に出力する。第1増幅回路11は、アナログ信号を増幅しない。第1減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、第1減算回路14の出力を2倍に増幅する。
第1スイッチSW1を介して入力されるアナログ信号は、第3増幅回路18および第2AD変換回路16に入力される。第2AD変換回路16は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から4〜5ビット(D5〜D4)を取り出す。第2DA変換回路17は、第2AD変換回路16により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。
第3増幅回路18は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第2減算回路19に出力する。第2減算回路19は、第3増幅回路18の出力から第2DA変換回路17の出力を減算する。第2DA変換回路17の出力は、2倍に増幅されている。第4増幅回路20は、第2減算回路19の出力を2倍に増幅する。増幅されたアナログ信号は、第2スイッチSW2を介して第3増幅回路18および第2AD変換回路16へフィードバックされる。以下、上記の処理が繰り返され、第2AD変換回路16は、上位から7〜8ビット(D3〜D2)、上位から9〜10ビット(D1〜D0)を取り出す。このようにして、10ビットのデジタル値を得ている。上位から5〜10ビット(D5〜D0)をサイクリック構成により得ている。
上述したAD変換器において、第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記の(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×2=VB×2
VA=2VB
となり、第1AD変換回路12のLSB電圧を、第2AD変換回路16のLSB電圧の2倍に設定する必要がある。逆に、第2AD変換回路16のLSB電圧を1/2倍に設定すれば、第2増幅回路15の増幅率を4倍から2倍に下げることができる。
次に、ある周回の第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、その次の周回の第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、本実施形態における第2AD変換回路16のLSB電圧は固定であるため、即ちVA=VBであるため、
VA×α×β=VB×2N2
VA×2×2=VB×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。また、左辺の第3増幅回路18の増幅率αと第4増幅回路20の増幅率βとの積が4になればよく、他の増幅率の組み合わせでもよい。例えば、1.6と2.5といった設定も可能である。
第2実施形態のように、前段が3ビット変換、後段がサイクリック型2ビット変換のAD変換器の設計も容易に行うことができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、前段のサイクリック型のAD変換回路で1周目3ビット、2周目2ビット変換し、後段のサイクリック型のAD変換回路で2ビットずつ3周回で変換することにより、合計11ビットを出力するAD変換器の例である。
図4は、第3実施形態におけるAD変換器の構成を示す。このAD変換器において、入力アナログ信号Vinは、第3スイッチSW3を介して、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位3ビット(D10〜D8)を取り出す。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプルホールドして所定のタイミングで第1減算回路14に出力する。第1増幅回路11は、アナログ信号を増幅しない。第1減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、第1減算回路14の出力を2倍に増幅する。
この段階において、第4スイッチSW4がオン、第3スイッチSW3がオフになっている。第4スイッチSW4を介して、第2増幅回路15の出力は、再び第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から4〜5ビット(D7〜D6)を取り出す。
第2増幅回路15の出力は、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力されるとともに、第1スイッチSW1を介して、第3増幅回路18および第2AD変換回路16にも入力される。第2AD変換回路16は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から6〜7ビット(D5〜D4)を取り出す。第2DA変換回路17は、第2AD変換回路16により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。
第3増幅回路18は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第2減算回路19に出力する。第2減算回路19は、第3増幅回路18の出力から第2DA変換回路17の出力を減算する。第2DA変換回路17の出力は、2倍に増幅されている。第4増幅回路20は、第2減算回路19の出力を2倍に増幅する。増幅されたアナログ信号は、第2スイッチSW2を介して第3増幅回路18および第2AD変換回路16へフィードバックされる。以下、上記の処理が繰り返され、第2AD変換回路16は、上位から8〜9ビット(D3〜D2)、上位から10〜11ビット(D1〜D0)を取り出す。このようにして、11ビットのデジタル値を得ている。上位から1〜5ビット(D10〜D6)を前段のサイクリック構成により、上位から6〜11ビット(D5〜D0)を後段のサイクリック構成により得ている。
上述したAD変換器において、第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記の(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×4=VB×2
VA=VB
となり、第1AD変換回路12のLSB電圧と、第2AD変換回路16のLSB電圧とが等しく設定されている。
次に、1周目の第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、2周目の第1AD変換回路12のLSB電圧をVB、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、2周目の第1AD変換回路12の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、本実施形態における第1AD変換回路12のLSB電圧は固定であるため、即ちVA=VBであるため、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×4=VB×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。また、左辺の第1増幅回路11の増幅率αと第2増幅回路15の増幅率βとの積が4になればよく、他の増幅率の組み合わせでもよい。例えば、1.6と2.5といった設定も可能である。
次に、ある周期の第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、その次の周期の第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、本実施形態における第2AD変換回路16のLSB電圧は固定であるため、即ちVA=VBであるため、
VA×α×β=VB×2N2
VA×2×2=VB×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。また、左辺の第3増幅回路18の増幅率αと第4増幅回路20の増幅率βとの積が4になればよく、他の増幅率の組み合わせでもよい。例えば、1.6と2.5といった設定も可能である。
第3実施形態のように、複数のサイクリック型のAD変換回路を含むAD変換器の設計も容易に行うことができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、4段構成のパイプライン型のAD変換器の例であり、1段目のAD変換回路で4ビット変換し、2段目〜4段目のAD変換回路で2ビットずつ変換することにより、合計10ビットを出力する。
図5は、第4実施形態におけるAD変換器の構成を示す。このAD変換器において、入力アナログ信号Vinは、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位4ビット(D9〜D6)を取り出す。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプルホールドして所定のタイミングで第1減算回路14に出力する。第1増幅回路11は、アナログ信号を増幅しない。第1減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、第1減算回路14の出力を2倍に増幅する。
第2増幅回路15の出力は、第3増幅回路18および第2AD変換回路16に入力される。第2AD変換回路16は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から5〜6ビット(D5〜D4)を取り出す。第2DA変換回路17は、第2AD変換回路16により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第3増幅回路18は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第2減算回路19に出力する。第2減算回路19は、第3増幅回路18の出力から第2DA変換回路17の出力を減算する。第2DA変換回路17の出力は、2倍に増幅されている。第4増幅回路20は、第2減算回路19の出力を2倍に増幅する。
第4増幅回路20の出力は、第5増幅回路182および第3AD変換回路162に入力される。第3AD変換回路162は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から7〜8ビット(D3〜D2)を取り出す。第3DA変換回路172は、第3AD変換回路162により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第5増幅回路182は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第3減算回路192に出力する。第3減算回路192は、第5増幅回路182の出力から第3DA変換回路172の出力を減算する。第3DA変換回路172の出力は、2倍に増幅されている。第6増幅回路202は、第3減算回路192の出力を2倍に増幅する。
最後に、第6増幅回路202の出力は、第4AD変換回路163に入力される。第4AD変換回路163は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から9〜10ビット(D1〜D0)を取り出す。このようにして、10ビットのデジタル値を得ている。
上述したAD変換器において、第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記の(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×2=VB×2
VA=2VB
となり、第1AD変換回路12のLSB電圧を、第2AD変換回路16のLSB電圧の2倍に設定する必要がある。逆に、第2AD変換回路16のLSB電圧を1/2倍に設定すれば、第1増幅回路および第2増幅回路15の合計増幅率を2倍に下げることができる。
次に、第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、第3AD変換回路162のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第3AD変換回路162の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×2×2=VB×2
となり、第2AD変換回路16のLSB電圧と、第3AD変換回路162のLSB電圧とが等しくなることが分かる。この関係は、第3AD変換回路162のLSB電圧をVA、第4AD変換回路163のLSB電圧をVB、第5増幅回路182の増幅率をα、第6増幅回路202の増幅率をβ、および第4AD変換回路163の変換ビット数をN2とした場合にも成立する。
第4実施形態のように、複数段のパイプライン型のAD変換器の設計も容易に行うことができる。
(第5実施形態)
本実施形態は、前段のAD変換回路で3ビットを変換し、後段のサイクリック型のAD変換回路で3ビットずつ変換し、後段が3周回することにより合計12ビットを出力するAD変換器の例であり、後段のAD変換回路のLSBおよびリファレンス電圧が可変である。
図6は、第5実施形態におけるAD変換器の構成を示す。このAD変換器において、入力アナログ信号Vinは、第1増幅回路11および第1AD変換回路12に入力される。第1AD変換回路12は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位3ビット(D11〜D9)を取り出す。第1DA変換回路13は、第1AD変換回路12により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第1増幅回路11は、入力されたアナログ信号をサンプルホールドして所定のタイミングで第1減算回路14に出力する。第1増幅回路11は、アナログ信号を増幅しない。第1減算回路14は、第1増幅回路11の出力から、第1DA変換回路13の出力を減算する。第2増幅回路15は、第1減算回路14の出力を4倍に増幅する。
第2増幅回路15の出力は、第1スイッチSW1を介して、第3増幅回路18および第2AD変換回路16に入力される。第2AD変換回路16は、入力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、上位から4〜6ビット(D8〜D6)を取り出す。リファレンス電圧制御回路21は、周回毎に第2AD変換回路16の基準電圧レンジを1/2に制御する。これにより、第2AD変換回路16のLSBおよびリファレンス電圧は、周回毎に1/2になっていく。
第2DA変換回路17は、第2AD変換回路16により変換されたデジタル値をアナログ値に変換する。第3増幅回路18は、入力されるアナログ信号を2倍に増幅して、第2減算回路19に出力する。第2減算回路19は、第3増幅回路18の出力から第2DA変換回路17の出力を減算する。第2DA変換回路17の出力は、2倍に増幅されている。第4増幅回路20は、第2減算回路19の出力を2倍に増幅する。増幅されたアナログ信号は、第2スイッチSW2を介して、第3増幅回路18および第2AD変換回路16へフィードバックされる。タイミング制御回路22は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のオンオフ制御を行う。また、リファレンス電圧制御回路21に周回単位のタイミングを供給する。
以下、上記の処理が繰り返され、第2AD変換回路16は、上位から7〜9ビット(D5〜D3)、上位から10〜12ビット(D2〜D0)を取り出す。このようにして、12ビットのデジタル値を得ている。上位から4〜12ビット(D8〜D0)をサイクリック構成により得ている。第2AD変換回路16のリファレンス電圧は、1周目の上位から4〜6ビット(D8〜D6)を取り出す際を1とすると、2周目の上位から7〜9ビット(D5〜D3)を取り出す際に1/2となり、3周目の上位から10〜12ビット(D2〜D0)を取り出す際にさらに1/2となる。1周目からは1/4となっている。
上述したAD変換器において、第1AD変換回路12のLSB電圧をVA、第1増幅回路11の増幅率をα、第2増幅回路15の増幅率をβ、第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記の(A1)の式に代入すると、
VA×α×β=VB×2N2
VA×1×4=VB×2
VA=2VB
となり、第1AD変換回路12のLSB電圧を、第2AD変換回路16のLSB電圧の2倍に設定する必要がある。逆に、第2AD変換回路16のLSB電圧を1/2倍に設定すれば、第1増幅回路11および第2増幅回路15の合計増幅率を4倍に下げることができる。
次に、1周目の第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、2周目の第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、本実施形態における第2AD変換回路16のLSB電圧は、2周目に1/2となるため、
VA×α×β=VB×2N2
1×2×2=1/2×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。また、左辺の第3増幅回路18の増幅率αと第4増幅回路20の増幅率βとの積が4になればよく、他の増幅率の組み合わせでもよい。例えば、1.6と2.5といった設定も可能である。
次に、2周目の第2AD変換回路16のLSB電圧をVA、3周目の第2AD変換回路16のLSB電圧をVB、第3増幅回路18の増幅率をα、第4増幅回路20の増幅率をβ、および第2AD変換回路16の変換ビット数をN2とし、上記(A1)の式に代入すると、本実施形態における第2AD変換回路16のLSB電圧は、3周目にさらに1/2となるため、
VA×α×β=VB×2N2
1/2×2×2=1/4×2
となり、(A1)の式が成り立つことが分かる。
このように第5実施形態によれば、第2AD変換回路16のLSB電圧を周回毎に下げていくことにより、第3増幅回路18および第4増幅回路20の合計増幅率を下げることができる。よって、これらを高速化することができ、AD変換器全体を高速化することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能である。また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
各実施形態に記載したAD変換回路の変換ビット数とその配分、増幅回路の増幅率、LSB、およびリファレンス電圧等のパラメータは一例に過ぎず、変形例においてはこれらのパラメータに他の数値を採用してもよい。
本発明の基本構成を示す図である。 第1実施形態におけるAD変換器の構成を示す図である。 第2実施形態におけるAD変換器の構成を示す図である。 第3実施形態におけるAD変換器の構成を示す図である。 第4実施形態におけるAD変換器の構成を示す図である。 第5実施形態におけるAD変換器の構成を示す図である。
符号の説明
SW1,SW2,SW3,SW4 スイッチ、 11 第1増幅回路、 12 第1AD変換回路、 13 第1DA変換回路、 14 (第1)減算回路、 15 第2増幅回路、 16 第2AD変換回路、 17 第2DA変換回路、 18 第3増幅回路、 19 第2減算回路、 20 第4増幅回路、 21 リファレンス電圧制御回路、 22 タイミング制御回路、 162 第3AD変換回路、 163 第4AD変換回路、 172 第3DA変換回路、 182 第5増幅回路、 192 第3減算回路、 202 第6増幅回路。

Claims (8)

  1. アナログ信号を、上位ビットから順番に複数回に分けて所定ビットのデジタル値に変換するアナログデジタル変換方法であって、
    所定の基準電圧値と第1LSB電圧値とにより生成されるリファレンス電圧値と比較して、所定のアナログ信号から1以上のビットを変換する第1変換工程と、
    所定の基準電圧値と第2LSB電圧値とにより生成されるリファレンス電圧値と比較して、前記第1変換工程により変換されたビット成分が取り除かれ所定の増幅率で増幅されたアナログ信号から、前記第1変換工程の変換ビットの下位の1以上のビットを変換する第2変換工程と、を有し、
    前記第1LSB電圧値と前記所定の増幅率とを掛けた値と、
    前記第2LSB電圧値に、2の前記第2変換工程の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、
    前記第1LSB電圧値と、前記第2LSB電圧値とが異なる値であることを特徴とするアナログデジタル変換方法。
  2. 入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第1AD変換回路と、
    前記第1AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、
    前記入力アナログ信号から、前記DA変換回路の出力を減算する減算回路と、
    前記減算回路の出力を所定の増幅率で増幅する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第2AD変換回路と、を有し、
    前記第1AD変換回路のLSB電圧値および前記増幅回路の増幅率を掛けた値と、
    前記第2AD変換回路のLSB電圧値に、2の前記第2AD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、
    前記第1AD変換回路のLSB電圧値と、前記第2AD変換回路のLSB電圧値とが異なる値であることを特徴とするアナログデジタル変換器。
  3. 入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第1AD変換回路と、
    前記第1AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、
    前記第1AD変換回路と並列に設けられ、前記入力アナログ信号を所定の増幅率で増幅する第1増幅回路と、
    前記第1増幅回路の出力から、前記第1増幅回路により増幅された増幅率と実質的に同一の増幅率で増幅された前記DA変換回路の出力を減算する減算回路と、
    前記減算回路の出力を所定の増幅率で増幅する第2増幅回路と、
    前記第2増幅回路の出力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換する第2AD変換回路と、を有し、
    前記第1AD変換回路のLSB電圧値、前記第1増幅回路の増幅率、および前記第2増幅回路の増幅率を掛けた値と、
    前記第2AD変換回路のLSB電圧値に、2の前記第2AD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、
    前記第1AD変換回路のLSB電圧値と、前記第2AD変換回路のLSB電圧値とが異なる値であることを特徴とするアナログデジタル変換器。
  4. 前記第2AD変換回路のLSB電圧値は、前記第1AD変換回路のLSB電圧値よりも小さいことを特徴とする請求項2または3に記載のアナログデジタル変換器。
  5. 入力アナログ信号を所定ビット数のデジタル値に変換するAD変換回路と、
    前記AD変換回路の出力をアナログ信号に変換するDA変換回路と、
    前記AD変換回路と並列に設けられ、前記入力アナログ信号を所定の増幅率で増幅する第1増幅回路と、
    前記第1増幅回路の出力から、前記第1増幅回路により増幅された増幅率と実質的に同一の増幅率で増幅された前記DA変換回路の出力を減算する減算回路と、
    前記減算回路の出力を所定の増幅率で増幅して、前記AD変換回路の入力にフィードバックする第2増幅回路と、を有し、
    前記入力アナログ信号を複数回循環させて前記所定ビット数を超えるビット数のデジタル値を得る際、
    前記AD変換回路のある周回のLSB電圧値、前記第1増幅回路の増幅率、および前記第2増幅回路の増幅率を掛けた値と、
    前記AD変換回路の前記ある周回の次の周回のLSB電圧値に、2の前記AD変換回路の冗長ビットを除く変換ビット数乗を掛けた値と、が実質的に等しく、
    前記ある周回のAD変換回路のLSB電圧値と、前記ある周回の次の周回のAD変換回路のLSB電圧値とが異なる値であることを特徴とするアナログデジタル変換器。
  6. 前記ある周回の次の周回のLSB電圧値は、前記ある周回のLSB電圧値よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載のアナログデジタル変換器。
  7. 前記第1増幅回路の増幅率と前記第2増幅回路の増幅率との関係が、1/2倍以上2倍以下であることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のアナログデジタル変換器。
  8. 前記第1増幅回路の増幅率は、前記第2増幅回路の増幅率より小さいことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のアナログデジタル変換器。
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