JP2005222089A - 情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーが快適かつ安全な環境でボードを利用できるようにするための情報提供システムを提供する。
【解決手段】端末20は、ユーザーID及びボードIDを含んだ、ボードへの参加登録情報を前記サーバー10へ送信する(Sn14)。サーバー10は、ボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録すると共に、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部13を備える。そして、参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれるユーザーIDと等しい参加者ID、及びボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨をデータベース記憶部13に登録する(Sn18)。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子掲示板,スケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等のボードをユーザーに提供するための情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法に係り、特に、ユーザーが操作するユーザー端末とサーバーとの間で情報の送受信を行うことでユーザーにボードを提供し、ユーザーが快適かつ安全な環境でボードを利用できるようにするための情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザー端末(例えばパーソナルコンピュータ)を使用する複数のユーザーがユーザー端末を介して情報の書き込みや読込みを行うことで、ユーザー同士が共通の情報を共有できるようにするシステムが知られている。例えば、ユーザー同士が情報の共有をするための場として、電子掲示板,スケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等のボードを提供するシステムがある。
【0003】
電子掲示板,スケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳は、そこに表示される情報の具体的な使用目的に相違があるものの、ユーザー同士が共通の情報を共有する場である点で共通するものである。電子掲示板では、ユーザーが互いにメッセージ(発言)のやり取りを行いコミュニケーションをとることができ、スケジューラーでは、ユーザーがお互いのスケジュールを確認でき、ToDoリストでは、ユーザーが互いに、仕事の処理の円滑化を図ることができ、アドレス帳では、ユーザーが互いの住所・電話番号・メールアドレス等を交換できる。
【0004】
このボードの一例として、電子掲示板について具体的にみると、電子掲示板は、ユーザー端末(例えパーソナルコンピュータ)を使用する複数のユーザーが、ユーザー端末を介して相互にコミュニケーションをとるためのツールである。
【0005】
ユーザー端末を介して相互にコミュニケーションをとるためのツールとしては、電子掲示板の他にも電子メールが従来から知られている。
電子メールは、ある電子メールアドレス(ユーザー)から、他の電子メールアドレス(ユーザー)にメッセージを送るもの、すなわち、メッセージを直接的に伝えるものである。
【0006】
そのため、電子メールは、個々の発言同士の密接な関係を特にもたないので、複数のユーザー同士でスムーズなコミュニケーションをとるのに不便である。また、着信した電子メールを1つ1つ開封する手間を省いて、他のユーザーの発言を一度にまとめて閲覧したい場合にも不便である。特に、ユーザー端末が携帯電話であるときには、頻繁に電子メールの着信音が鳴ると、煩わしく感じることがある。
【0007】
電子メールと異なり、電子掲示板は、複数の参加者(ユーザー)が参加可能で、発言をしたい参加者が電子掲示板に発言を書き込み、閲覧をしたい参加者が電子掲示板に書き込まれた発言を閲覧し、更に発言を書き込むことができるというものである。前述の電子メールのもつデメリットを補うことができるコミュニケーションツールとして、電子掲示板が盛んに利用されている。
【0008】
一般的な電子掲示板は、Webページ上に設置されて、そのページを訪れた人がページの感想や、掲げられたテーマに対して書き込みをし、他の訪問者がそれを読んだり、返事を書き込んだりできるものである。一般的な電子掲示板は、このように不特定多数の参加者が自由に発言を閲覧したり、書き込んだりすることができる。
【0009】
Webページ上の電子掲示板の発言内容などのデータはサーバー側に保存し、ユーザー端末で電子掲示板の閲覧をする(サーバーに再度アクセスする)度に、ユーザー端末のブラウザでデータを取得して発言内容を表示するようになっている。
【0010】
ところで、ユーザー同士が快適なコミュニケーションをとれるように等の理由で、電子掲示板の発言内容を不特定多数のユーザーが自由に閲覧等できないようにしたい場合がある。
【0011】
そこで、個々の電子掲示板にIDとパスワードを設定する技術が知られている(例えば、ニフティ株式会社のパティオ:非特許文献1)。この技術は、電子掲示板の記載内容を閲覧等しようとして、ユーザーが電子掲示板へアクセスしようとした際に、ユーザーに対してIDとパスワードの入力を求め、その電子掲示板に設定されているIDとパスワードが入力された場合にのみ電子掲示板にアクセスできるようにするものである。したがって、IDとパスワードを知らないユーザーは掲示板に参加することができなくなる。
【0012】
他にも、電子掲示板を作成するユーザー(作成者)が、電子掲示板に参加できるユーザーを指定する技術が知られている。この技術は、電子掲示板を作成したユーザーが、その電子掲示板へのアクセス制限を設定する権限を有し、その電子掲示板で読み書きを行うことができる参加者を設定するものである。
【0013】
さらに、オンライン状態にある友達を参加者に指定して電子掲示板を作成する技術が知られている(例えば、AOLインスタント・メッセンジャー(登録商標):非特許文献2)。この技術では、「お友達」として予め登録しておいたユーザーがオンライン状態にあるかをユーザー端末に表示し、オンライン状態にある「お友達」を参加者に指定して、コミュニケーションの場である「部屋」を作成する。複数の「部屋」を作成すれば、それらがリスト表示される。
【0014】
【非特許文献1】
“@nifty パティオ”、[online]、ニフティ株式会社、[平成15年1月23日検索]、インターネット<http://www.nifty.com/community/patio/>
【非特許文献2】
“AOLインスタントメッセンジャー”、[online]、株式会社ドコモAOL、[平成15年1月23日検索]、インターネット<http://www.jp.aol.com/aim/home.html>
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子掲示板の発言内容を不特定多数のユーザーが自由に閲覧等できないように、個々の電子掲示板にIDとパスワードを設定した場合でも、個々の掲示板に対して参加できるユーザーが具体的に制限されているわけではなく、掲示板を作成した作成者が意図しないユーザーが、掲示板の参加者になってしまうおそれがあるという問題があった。
【0016】
すなわち、何らかの方法(例えば、参加者からID等を間接的に聞き出す等)で、電子掲示板へ参加するためのIDやパスワードを知ることができれば、電子掲示板の作成者が意図しないユーザーでも、電子掲示板の発言内容を閲覧等できるようになってしまう。
【0017】
また、IDとパスワードで電子掲示板へのアクセスを制限しても、作成者の意図しないユーザーに対して、電子掲示板の存在自体を隠すことはできないという問題や、複数の掲示板の存在が自らのユーザー端末に同時に表示されていると、自分がどの掲示板なら参加できるのかを一目で知ることができないという問題もあった。
【0018】
また、電子掲示板を作成するユーザー(作成者)が、電子掲示板に参加できるユーザーを指定する場合には、作成者が参加者を決定するだけで、指定された他のユーザーは、参加するか否かを選ぶことができない。そのため、参加したくない電子掲示板が、自分のユーザー端末に表示されて煩わしく感じることがあるという問題があった。
【0019】
また、電子掲示板を作成するユーザー(作成者)が、電子掲示板に参加できるユーザーを指定して新規に電子掲示板を作成したとしても、指定されたユーザーは、Webページに訪れるまでは参加できる電子掲示板が新規に作成されたことをすぐに知ることができないという問題もあった。何らかの方法で新規に電子掲示板が作成されたことをユーザーに知らせるにしても、ユーザーが安全に(安心して)電子掲示板を利用できるようにするためには、電子掲示板に参加できるユーザーに対してのみ確実に、新規に電子掲示板が作成されたことを知らせるように留意されるべきである。
【0020】
また、オンライン状態にある友達を参加者に指定して電子掲示板を作成する場合でも、一度参加を取りやめると(サインオフ等)すると、その時点で電子掲示板は終了してしまい、電子掲示板として長期にわたり継続させるのに不向きであるという問題があった。また、コミュニケーションをとりたい相手がオンライン状態にない場合は、コミュニケーションをとることができないう問題もあった。
【0021】
さらに、サーバー側に保存された電子掲示板の発言内容を閲覧する(サーバーにアクセスする)度に、ユーザー端末のブラウザでデータを取得して発言内容を表示すると、閲覧の妨げになる場合がある。すなわち、サーバーとユーザー端末との間のデータの通信量が多く、閲覧するまでに時間を要したり、ネットワークに接続していない(接続できない)ときには、発言内容を閲覧できなかったり、快適なコミュニケーションをとることができないという問題があった。
【0022】
以上のような、従来の電子掲示板を提供する場合の問題点は、他のボード(スケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等)を提供する場合にも共通するものである。
【0023】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ボードを作成するユーザー自らが、そのボードへの参加を許可されるユーザーを指定して、ボードを作成することができる情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法を提供することにある。
【0024】
本発明の別の目的は、ボードへの参加を許可されたユーザーが、自らの意思で、そのボードに参加するか否かの最終的な判断を行なうことが可能なボードをユーザーに提供するための情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法を提供することにある。
【0025】
本発明のさらに別の目的は、サーバとユーザー端末が接続状態にないときでもボードの情報を情報端末で閲覧することができ、さらに、サーバからユーザー端末へボードへ書き込まれた内容を読み込むときに、短時間で読み込むことができる情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法を提供することにある。
【0026】
本発明のさらに別の目的は、ボードの提供に際し、電子メールを利用する場合に、電子メールアドレスの正当性の確認とユーザーの認証を強化することができる情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法を提供することにある。
【0027】
本発明のさらに別の目的は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、携帯電話端末で利用できるようにすることにある。
【0028】
本発明のさらに別の目的は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーが参加できるボードだけをユーザー端末で表示するため、ユーザー端末でのボードの表示が煩雑にならず、参加できるボードを瞬時に把握することができ、快適に各ボードを利用することができるアプリケーションプログラムを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報提供システムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、ボードを作成するユーザーである作成者から該作成者以外のユーザーを選択する操作を受け付ける第1手段と、前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを前記サーバーへ送信する第2手段と、を備え、前記サーバーは、ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手段と、前記ユーザー端末から受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手段と、を備えることを特徴としている。
【0030】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の情報提供システムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードを一意に表すボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手段を備え、前記サーバーは、前記ボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴としている。
【0031】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の情報提供システムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するとともに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを登録するための端末記憶部と、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記サーバーに送信する第17手段と、前記書込データの取得を要求する情報の送信に応じて、前記サーバーから前記書込みID、前記書込データを受信する第21手段と、該第21手段で受信した前記書込みID、前記書込データを前記端末記憶部に登録するとともに、前記最終書込みIDを最新の書込みIDを示す値に更新する第22手段と、を備え、前記サーバーは、前記書込データを前記書込みIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記ユーザー端末から受信する第18手段と、該第18手段で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手段と、該第19手段で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手段と、を備えることを特徴としている。
【0032】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の情報提供システムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、該ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記サーバーに送信する第23手段と、該ユーザー登録要求情報の送信に応じて、ユーザー登録を行うための起動キーを含んだ電子メールとは別に前記起動キーを前記サーバーから受信する第26手段と前記電子メールに含まれる起動キーと、前記第26手段で受信した起動キーとが一致しないときにユーザー登録を完了させない第27手段と、を備え、前記サーバーは、前記ユーザー端末から前記ユーザー登録要求情報を受信する第24手段と、前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手段と、を備えることを特徴としている。
【0033】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の情報提供システムは、請求項1乃至請求項4いずれか1つに記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は携帯電話端末であることを特徴としている。
【0034】
上記課題を解決するために、請求項6に記載のサーバーは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手段と、該第3手段で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手段と、を備えることを特徴としている。
【0035】
上記課題を解決するために、請求項7に記載のサーバーは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴としている。
【0036】
上記課題を解決するために、請求項8に記載のサーバーは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データを、該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記ユーザー端末から受信する第18手段と、該第18手段で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手段と、該第19手段で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手段と、を備えることを特徴としている。
【0037】
上記課題を解決するために、請求項9に記載のサーバーは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手段と、前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手段と、を備えることを特徴としている。
【0038】
上記課題を解決するために、請求項10に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手順と、該第3手順で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手順と、を実行させる。
【0039】
上記課題を解決するために、請求項11に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手順と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手順と、を実行させる。
【0040】
上記課題を解決するために、請求項12に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を、前記ユーザー端末から受信する第18手順と、該第18手順で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記ユーザー端末に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手順と、該第19手順で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手順と、を実行させる。
【0041】
上記課題を解決するために、請求項13に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、前記サーバーに、前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手順と、前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる前記電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手順と、を実行させる。
【0042】
上記課題を解決するために、請求項14に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、前記ユーザー端末に、該ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記サーバーへ送信する第8手順と、該最新状況確認情報の送信に応じて、参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記サーバーから受信する第12手順と、該第12手段で受信した前記ボード状況情報に応じてユーザーが参加できないボードを除く参加できるボードの名称を前記ユーザー端末に備えられた表示部に表示する第13手順と、を実行させる。
【0043】
上記課題を解決するために、請求項15に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するとともに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを登録するための端末記憶部を備えた前記ユーザー端末に、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記サーバーに送信する第17手順と、前記書込データの取得を要求する情報の送信に応じて、前記サーバーから前記書込みID、前記書込データを受信する第21手順と、該第21手順で受信した前記書込みID、前記書込データを前記端末記憶部に登録するとともに、前記最終書込みIDを最新の書込みIDを示す値に更新する第22手順と、を実行させる。
【0044】
上記課題を解決するために、請求項16に記載のアプリケーションプログラムは、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、前記ユーザー端末に、該ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記サーバーに送信する第23手順と、該ユーザー登録要求情報の送信に応じて、ユーザー登録を行うための起動キーを含んだ電子メールとは別に前記起動キーを前記サーバーから受信する第26手順と前記受信した電子メールに含まれる起動キーと、前記第26手順で受信した起動キーとが一致しないときにユーザー登録を完了させない第27手順と、を実行させる。
【0045】
上記課題を解決するために、請求項17に記載の情報提供方法は、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第2手順を行い、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第3手順を行うことを特徴としている。
【0046】
上記課題を解決するために、請求項18に記載の情報提供方法は、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、ボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを、前記ユーザー端末から受信する第6手順を行い、該第6手順で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第7手順を行うことを特徴としている。
【0047】
上記課題を解決するために、請求項19に記載の情報提供方法は、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を、前記ユーザー端末から受信する第18手順を行い、
該第18手順で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手順を行い、該第19手順で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手順を行うことを特徴としている。
【0048】
上記課題を解決するために、請求項20に記載の情報提供方法は、サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、前記サーバーが、前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手順を行い、前記ユーザー登録要求情報に含まれる前記電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手順を行うことを特徴としている。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明は、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するための「ボード」を、ユーザーに提供するためのものである。このような「ボード」としては、電子掲示板がその代表として挙げられるが、他にもスケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等がある。
【0050】
本発明は、このような各種の「ボード」をユーザーに提供するための情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法に係るものである。以下の説明では、「ボード」の代表例である電子掲示板をユーザーに提供する場合について説明するが、電子掲示板の代わりに、又は電子掲示板ととともにスケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等の「ボード」を同様に提供することもできる。
【0051】
本発明の情報提供システムとしての電子掲示板システムでは、ユーザーが自己のユーザー端末を操作することによって、電子掲示板を作成することができる。作成された電子掲示板には、複数のユーザーが参加することができる。電子掲示板に参加したユーザーは、自己のユーザー端末を操作して発言を入力することで、参加した掲示板に自己の発言を書き込むことができる。他の参加者は、サーバーに作成された掲示板の情報を、自己のユーザー端末にダウンロードすることで、自己のユーザー端末を介して、他の参加者の発言を閲覧することができる。
【0052】
(電子掲示板システムの全体構成)
図1は、本発明の実施形態である電子掲示板システム100の全体構成図である。電子掲示板システム100は、本発明の情報提供システムに相当する。電子掲示板システム100は、ネットワーク1に接続されたサーバー10と、ネットワーク2に接続された携帯電話端末20と、ネットワーク1に接続された携帯情報端末30,パーソナルコンピュータ端末40とを有している。
【0053】
ネットワーク1を介して、サーバー10と、携帯情報端末30やパーソナルコンピュータ端末40とが相互に通信可能な状態に構成されている。また、ネットワーク1とネットワーク2が接続されていることで、ネットワーク1,2を介して、サーバー10と、携帯電話端末20とが相互に通信可能な状態に構成されている。なお、携帯電話端末20,携帯情報端末30,パーソナルコンピュータ端末40とサーバー10との通信では、SSL認証を利用することにより、セキュリティを高めることができる。
【0054】
ネットワーク1は、例えばインターネット又はVPN(Virtual Private Network)又は専用線網である。VPNや専用線網の場合には、インターネットを介する場合に比較し、よりセキュリティの高い通信環境を実現することができる。ネットワーク2は、携帯電話網である。
【0055】
携帯電話端末20は、例えば、NTTドコモ社のiモード等を利用してネットワーク1に接続できる機能を備えたものである。携帯情報端末30は、ネットワーク1に接続できる機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)等である。
【0056】
携帯電話端末20や、携帯情報端末30や、パーソナルコンピュータ端末40は、本発明のユーザー端末に相当する。以下の説明では、ユーザー端末として携帯電話端末20を用いた場合の本発明の実施の形態を説明することとするが、ユーザー端末として携帯情報端末30や、パーソナルコンピュータ端末40を用いた場合にも同様に電子掲示板システム100を利用できる。
【0057】
なお、以下の説明では、記載の簡略化のために、携帯電話端末20を単に「端末20」と表記する場合がある。
【0058】
(サーバーの構成)
図2は、サーバー10のハード構成例を示すブロック図である。図2に示すように、サーバー10は、サーバー側情報処理部11と、サーバー側通信部12と、データベース記憶部13とを有して構成されている。
【0059】
サーバー側情報処理部11は、本発明の電子掲示板システム100におけるサーバー10側の情報処理を遂行するサーバー側のアプリケーションプログラム(以下「サーバー側アプリ」という)等に基づいて、データの演算・加工を行うCPUや、サーバー側アプリ等を記憶するHDD等の記憶装置や、サーバー側アプリに従って実行される情報処理の過程で発生する各種の情報を一時的に記憶するRAM等の記憶装置を備える。また、サーバー側情報処理部11に乱数を発生して取得する乱数生成部を備えるようにする。
【0060】
サーバー側通信部12は、ネットワーク1に対してデータを送信し、ネットワーク1を介して供給されるデータを受信するものである。
【0061】
データベース記憶部13は、HDD等の記憶装置である。データベース記憶部13には、ユーザーや、端末20や、掲示板などに関する様々なデータが、テーブル単位でデータベースを構築するように記憶される。
【0062】
図5は、本実施形態のサーバー10のデータベース記憶部13に登録されているテーブルを説明する図である。データベース記憶部13には、個人テーブル,端末テーブル,ユーザーテーブル,掲示板テーブル,参加者テーブル,発言テーブルが存在する。なお、発言テーブルは、掲示板ID毎に存在する。
【0063】
個人テーブルの各レコードには、個人識別情報,個人識別子が登録される。
個人識別情報は、個人を一意に識別する情報である。
個人識別子は、この個人識別情報を一意に表す値である。
【0064】
端末テーブルの各レコードには、端末識別情報,端末識別子,個人識別子が登録される。
端末識別情報は、端末を一意に識別する情報である。
端末識別子は、この端末識別情報を一意に表す値である。
個人識別子は、この端末識別情報に対して登録された個人を一意に表す値である。
【0065】
ユーザーテーブルの各レコードには、ユーザーID,パスワード,識別子,メールアドレス,ユーザー名,ニックネーム,登録完了フラグが登録される。
ユーザーIDは、ユーザーを一意に表す値である。
パスワードは、このユーザーのパスワードである。
識別子は、このユーザーの端末識別子または個人識別子である。
メールアドレスは、このユーザーの電子メールアドレスである。
ユーザー名は、このユーザーの名前である。
ニックネームは、このユーザーのデフォルトのニックネームである。
登録完了フラグは、このユーザーのユーザー登録が完了しているかどうかのフラグである。
【0066】
掲示板テーブルの各レコードには、掲示板ID,所有者ID,ペアフラグ,最大発言IDが登録される。
掲示板IDは、電子掲示板を一意に表すIDであり、本発明のボードIDに相当する。
所有者IDは、この電子掲示を作成したユーザーのユーザーIDである。
ペアフラグは、この電子掲示板が二人専用のものか、人数が制限されないものかを示すフラグである。
最大発言IDは、この電子掲示板の最大(最新)の発言IDである。
【0067】
参加者テーブルの各レコードには、掲示板ID,参加者ID,所有者ID,ペアフラグ,参加承認フラグ,掲示板名称,ニックネーム,発言保存容量,最終発言IDが登録される。
掲示板IDは、電子掲示板を一意に表すIDである。
参加者IDは、この電子掲示板に参加しているユーザー(参加者)のユーザーIDである。
所有者IDは、この電子掲示を作成したユーザーのユーザーIDである。
ペアフラグは、この電子掲示板が二人専用のものか、人数が制限されないものかを示すフラグである。
参加承認フラグは、この参加者が参加を承認しているかどうかのフラグである。承認している場合には「ON」、承認していない場合は「OFF」である。
掲示板名称は、この参加者についてのこの電子掲示板の名称である。
ニックネームは、この電子掲示板についてのこの参加者のニックネームである。
発言保存容量は、この参加者についてのこの電子掲示板の端末の保存容量である。
最終発言IDは、この参加者がこの電子掲示板のデータを取得した最後の発言IDであり、本発明の最終書込みIDに相当する。
【0068】
発言テーブルの各レコードには、発言ID,発言登録日時,エモキャラID,発言テキストデータ,発言者ニックネーム,発言者ID,端末発言日時が登録される。発言登録日時,エモキャラID,発言テキストデータ,発言者ニックネームは、電子掲示板への書込み内容としての発言を構成する要素であり、本発明の書込データに相当する。
発言IDは、発言を一意に表すIDであり、本発明の書込みIDに相当する。発言登録日時は、サーバー10にこの発言が登録された日時である。本実施形態では、ミリ秒単位まで判断する。
エモキャラIDは、この発言に含まれる後述のエモキャラを表すIDである。
発言テキストデータは、この発言のテキストデータである。
発言者ニックネームは、この発言を発言したユーザーのニックネームである。
発言者IDは、この発言を発言したユーザーのユーザーIDである。
端末発言日時は、この発言が端末から送信された端末側の日時である。本実施形態では、ミリ秒単位まで判断する。
【0069】
(ユーザー端末の構成)
図3は、ユーザー端末の一例である携帯電話端末20の外観を示す図である。図3に示すように、携帯電話端末20は、表示画面20aと、各種の操作ボタン20b,20c,20d,20e,20f,20g,20h等とを備えている。
【0070】
表示画面20aには、掲示板に書き込まれた発言や、ユーザが入力した発言や、ユーザが情報を入力する際の補助になる情報や、サーバーがユーザに対して情報の入力を促す情報等が表示される。
【0071】
各種の操作ボタン20b,20c,20d,20e,20f,20g,20hは、ユーザーが携帯電話端末20に指示を与えるときや、携帯電話端末20に情報を入力するときや、発言を入力するときなどに操作するためのボタンである。
【0072】
図4は、ユーザー端末の一例である携帯電話端末20のハード構成例を示すブロック図である。図4に示すように、携帯電話端末20は、端末側情報処理部21と、端末側通信部22と、端末記憶部23と、入力部24と、表示部25を有して構成されている。
【0073】
端末側情報処理部21は、本発明の電子掲示板システムにおける携帯電話端末20側の情報処理を遂行する端末側のアプリケーションプログラム(以下「端末側アプリ」とよぶ)等に基づいてデータの演算・加工を行うCPUや、携帯電話端末20の通信等をつかさどるプログラムを記憶するROM等の記憶装置や、端末側アプリ等に従って実行される情報処理の過程で発生する各種のデータを一時的に記憶するRAM等の一時記憶メモリを備える。
【0074】
端末側通信部22は、ネットワーク2に対してデータを送信し、ネットワーク2を介して供給されるデータを受信するものである。なお、端末側通信部22は、他の携帯電話端末20と赤外線を利用して通信できるように、赤外線通信機能を備えるようにすると好適である。
【0075】
端末記憶部23は、携帯電話端末20で各種のデータを記憶する記憶装置であり、端末側アプリを記憶するプログラム格納領域23aと、サーバー10から携帯電話端末20にダウンロードした掲示板の発言内容,電子掲示板システム100を利用するために携帯電話端末20で記憶しておく必要がある情報等を記憶するデータ格納領域23b(例えばスクラッチパッド)とを備える。
【0076】
本実施形態では、データ格納領域23bは不揮発性のメモリ領域である。したがって、端末側アプリを終了した後でも、既にサーバー10から携帯電話端末20にダウンロードした掲示板の発言内容などのデータが失われない。
【0077】
図6は、端末20のデータ格納領域23bに登録されるデータを説明する図である。データ格納領域23bには、大きく分けて、ユーザーデータ,掲示板管理データ,発言データが登録される。なお、掲示板管理データは、掲示板ID毎に存在する。また、発言データは、掲示板ID毎に設定された保存領域に順次保存される。
【0078】
ユーザーデータは、ユーザー登録完了フラグ,ユーザーID,パスワード,メールアドレス,ユーザー名,ニックネーム,起動キー,待ち受け時インターバルのフィールドからなる。
ユーザー登録完了フラグは、ユーザーデータの登録が完了しているかを示すフラグである。
ユーザーIDは、ユーザーを一意に表すIDである。
パスワードは、ユーザーが使用するパスワードである。
メールアドレスは、電子メールアドレスである。
ユーザー名は、ユーザーの名前である。
ニックネームは、電子掲示板を新規に追加するときにデフォルトとなるユーザ−のニックネームである。
起動キーは、ユーザー登録にメール起動を利用するときのキーである。
待ち受け時インターバルは、待ち受け時に全掲示板状況取得処理を行う時間間隔である。
【0079】
掲示板管理データは、掲示板ID,ペアフラグ,掲示板名称,ニックネーム,最終発言ID,NEWフラグ,発言保存容量,保存開始位置のフィールドからなる。
掲示板IDは、電子掲示板を一意に表すIDである。
ペアフラグは、この電子掲示板が二人だけ参加可能か、人数が制限されないのかを示すフラグである。
掲示板名称は、この電子掲示板の名称である。
ニックネームは、この電子掲示板におけるニックネームである。
最終発言IDは、端末に保存されているこの電子掲示板の最新の発言IDである。
NEWフラグは、この電子掲示板に未読の発言があるかを示すフラグである。発言保存容量は、この電子掲示板に割り当てられた発言データの保存容量である。
保存開始位置は、この電子掲示板に割り当てられた発言データのデータ記憶領域での保存開始位置である。
【0080】
発言データは、発言ID,発言登録日時,エモキャラID,発言テキストデータ,発言者ニックネームのフィールドからなる。
発言IDは、1つの電子掲示板の中で発言を一意に表すIDであり、本発明の書込みIDに相当する。
発言登録日時は、この発言を登録した日時である。本実施形態では、ミリ秒単位まで判断する。
エモキャラIDは、この発言に含まれる後述のエモキャラを表すIDである。
発言テキストデータは、この発言に含まれる発言のテキストデータである。
発言者ニックネームは、この発言をしたユーザーのニックネームである。
【0081】
データ格納領域23bには、他にも端末アプリを実行するうえで必要なデータが保存されている。例えば、エモキャラのデータがある。エモキャラは、電子掲示板の各発言に含めることができる画像であり、エモキャラIDにより一意に表される。
【0082】
入力部24は、各種の操作ボタン20b,20c,20d,20e,20e’20f,20g,20hである。
表示部25は、文字や画像の表示をする液晶ディスプレイなどの表示装置であり、ユーザーは表示画面20aを通じて表示部25の表示内容を視認することができる。
【0083】
(電子掲示板システムの機能)
電子掲示板システム100は、会員管理機能、掲示板管理機能、発言データ管理機能を備えている。各機能の概略を次の▲1▼〜▲3▼で説明する。
【0084】
▲1▼ 会員管理機能
会員管理機能は、個人の識別や、端末20の識別や、個人に関する情報であるユーザーデータの登録・管理を行う機能である。会員管理機能を用いて、電子掲示板システム100は、新規登録処理や、再登録処理や、登録情報変更処理を行なう。
【0085】
新規登録処理は、初めて電子掲示板システム100を使うユーザーをサーバー10に登録するユーザー登録を行うときの処理であり、初めてユーザー登録を行うユーザーが電子掲示板システム100の使用許可を得るために必要な処理である。
【0086】
再登録処理は、ユーザー登録を既に済ませたユーザーが、再度電子掲示板システム100の使用を開始するときの処理であり、既にユーザー登録を行っているユーザーが、再度、電子掲示板システム100の使用許可を得るために必要な処理である。例えば、端末の故障、端末の変更、間違って端末側アプリを消去したときなどに行う処理である。
【0087】
登録情報変更処理は、既に電子掲示板システム100の使用許可を得ているユーザーがユーザーデータの一部を変更するための処理である。
【0088】
▲2▼ 掲示板管理機能
掲示板管理機能は、電子掲示板の作成・管理・削除、参加するユーザーの管理を行う機能である。掲示板管理機能を用いることで、電子掲示板システム100は、掲示板作成処理や、掲示板への参加処理や、全掲示板状況取得処理や、掲示板参加者変更処理や、掲示板削除処理や、掲示板設定変更処理を行なう。
【0089】
掲示板作成処理は、ユーザーが、電子掲示板を作成するための処理である。本実施形態の掲示板作成処理では、電子掲示板を作成するユーザーは、自己の知っているユーザーの中から選択して、選択したユーザーに対してだけ自己が作成した電子掲示板への参加を許可する。
【0090】
掲示板への参加処理は、作成された電子掲示板へ参加することが許可されたユーザーが電子掲示板への参加を誘われたとき、誘いを受けて作成された電子掲示板に参加するか否かを登録するための処理である。すなわち、参加処理によって、電子掲示板を作成したユーザー以外で、当該電子掲示板に参加するユーザーがサーバー10に登録される。
【0091】
本実施形態では、電子掲示板を作成したユーザー(作成者)と、電子掲示板に参加することが登録されたユーザーとだけが電子掲示板の発言を読み書きできるようになる。電子掲示板を作成したユーザーと、当該電子掲示板に参加することが登録されたユーザーは、自己の端末20で当該電子掲示板を「所有」することになる。
【0092】
全掲示板状況取得処理は、各ユーザーが所有する電子掲示板すべてについて、未読の発言の有無を調べるための処理である。また、全掲示板状況取得処理では、ユーザーが所有していた電子掲示板のうち削除された電子掲示板があれば、その削除された電子掲示板を端末20から自動的に削除する自動削除処理も行うこともできる。
【0093】
掲示板参加者変更処理は、掲示板を作成したユーザーが、自己の知っているユーザーの中から新たに選択して、新たに選択したユーザーに対して自己が作成した電子掲示板への参加を許可したり、作成した電子掲示板へ参加することが既に登録されているユーザーの参加許可を取り消したりするための処理である。掲示板参加者変更処理では、新たに参加を許可されたユーザーは、電子掲示板に参加するか否かを登録することができる。
【0094】
掲示板削除処理は、ユーザーが所有している電子掲示板を削除して、所有していた電子掲示板への参加をとりやめるための処理である。掲示板削除処理によって、自己の作成した電子掲示板をユーザー(作成者)が削除した場合には、当該電子掲示板に参加していた全てのユーザーも当該電子掲示板を所有できなくなる。掲示板削除処理によって、作成者以外のユーザーが所有している他のユーザーが作成した電子掲示板を削除した場合には、当該削除を行ったユーザー以外のユーザーは、引き続き電子掲示板を所有することができる。
【0095】
掲示板設定変更処理は、ユーザー毎の所有する電子掲示板の設定を変更するための処理である。
【0096】
▲3▼ 発言データ管理機能
発言データ管理機能は、電子掲示板への発言内容に関する発言データの登録・取得の管理を行う機能である。発言データ管理機能を用いることで、電子掲示板システム100は、発言処理を行なう。
発言処理は、電子掲示板毎に発言を読み書きするための処理である。
【0097】
(会員の識別方法)
本実施形態では、ユーザー登録、すなわち、電子掲示板システム100を利用するための登録をサーバー10に対して行ったユーザーのみが、電子掲示板システム100で電子掲示板の利用を行えるものである。電子掲示板システム100を利用するための登録を行ったユーザーを、特に「会員」とよぶことにする。
【0098】
サーバー10が端末20を操作する会員を識別する方法として、端末20を識別する情報を利用する方法、個人を識別する情報を利用する方法、端末20を識別する情報と個人を識別する情報を利用する方法の3種類の方法がある。電子掲示板システム100を運用する環境により、これらの3種類の方法から適宜1種類を選んで採用すればよい。
【0099】
端末20を識別する情報を利用する方法を選んだ場合を、以下「識別1利用の場合」と表記して説明する。端末20を識別する情報として、端末20内にあらかじめ登録されている端末を一意に識別するための端末識別情報を使用する。例えば、端末20の製造番号を端末識別情報として利用するとよい。
【0100】
個人を識別する情報を利用する方法を選んだ場合を、以下「識別2利用の場合」と表記して説明する。個人を識別する情報としては、端末20内にあらかじめ登録される個人識別情報を使用する。例えば、あらかじめ個人に配布した会員証に記載した会員コードなどを端末20に入力して登録し、これを個人識別情報として利用することができる。あるいは、個人が所有するICカード(例えばシムカード)を端末20に装着し、ICカードの番号を個人識別情報として利用することもできる。
【0101】
なお、本実施形態で「個人」とは、あらかじめ個人識別情報を与えられる単位をいい、「ユーザー」とは電子掲示板システム100内で同一とみなすことができる単位をいう。
【0102】
端末20を識別する情報と個人を識別する情報を利用する方法を選んだ場合を、以下「識別3利用の場合」と表記して説明する。
【0103】
(会員管理機能)
上述の会員管理機能を用いて電子掲示板システム100が行う新規登録処理、再登録処理、登録情報変更処理について以下に詳述する。
【0104】
新規登録処理は、識別済みアプリ配信処理(図7,図8参照)、ユーザー登録処理(図9,図10,図11参照)が実行されることで行われる。
【0105】
再登録処理は、端末変更登録処理(図12,図13参照)、識別済みアプリ配信処理(図7,図8参照)、ユーザー再登録処理(図15,図16参照)が実行されることで行われる。なお、端末変更登録処理は、ユーザーが使用していた端末20を他の端末20へ変更する場合にのみ行われる処理である。
【0106】
登録情報変更処理は、ユーザー情報変更処理(図17,図18参照)が実行されることで行われる。
【0107】
なお、会員管理機能の識別済みアプリ配信処理、ユーザー登録処理、及び端末変更登録処理を除く全ての処理では、端末を操作するユーザーの正当性を確認するためにユーザー認証処理(図14参照)を実行する。
【0108】
<識別済みアプリ配信処理>
識別済みアプリ配信処理では、個人や端末20を識別する情報を一意に表す情報(以下、「識別子」という)を含めた端末側アプリの配信を行う機能である。これにより、電子掲示板システム100を通しての個人や端末20の識別を行う。すなわち、端末20からサーバー10への通信時に、端末20が、端末アプリに含まれた識別子をサーバー10に送信することで、サーバー10は、端末20(又はそれを操作する個人)を識別できる。
【0109】
識別子を端末側アプリに含める手段としては、例えば、端末側アプリは、ダウンロードされるURLによりサーバー10側での識別が可能なため、ダウンロードされるURLに識別子を埋め込むことで実現する手段がある。端末20はダウンロード元のURLと通信を行うようになっているから、URLに識別子を埋め込んでおけば、容易に識別子を端末側アプリに含めることができる。
【0110】
または、ダウンロードされる端末側アプリの内部に識別子を記述し、サーバー10と端末20との通信時に識別子を端末20から送信することでも実現できる。
なお、識別済みアプリ配信処理は行なわずに、事前に端末20に端末側アプリを準備しておいてもよい。
【0111】
◆識別1利用の場合,識別2利用の場合
図7は、識別1利用の場合,識別2利用の場合の識別済みアプリ配信処理を説明する図である。
識別1利用の場合,識別2利用の場合の識別済みアプリ配信処理は、以下のSa1〜Sa9の流れで行われる。以下の説明で、Sa1、Sa8、Sa9は、端末20に予め備えられているプログラムに基づいて(WEBブラウザを利用して)行なわれる処理である。Sa2〜Sa7は、サーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0112】
ユーザーが端末20を介してサーバー10へアクセスすると、端末20のWEBブラウザにより表示画面20aに、ユーザーからの入力操作を受け付ける画面が表示される。表示された画面の指示に従って、ユーザーが操作を行うことで、プログラム配信処理が開始される。
【0113】
Sa1では、端末20のWEBブラウザを用いて端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報をサーバー10へ送信する。Sa1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0114】
識別1利用の場合のSa1では、表示画面20aに表示されたリクエストボタンをユーザーが操作したときに、端末20は端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を送信する。この操作で、ユーザーは、端末識別情報の送信を許可することになり、端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報には端末識別情報が含まれ、Sa1の結果、端末20からサーバー10へ端末識別情報が送信される。
【0115】
識別2利用の場合のSa1では、ユーザーに対して個人識別情報に入力を求める画面を表示し、ユーザーが画面の指示に従って個人識別情報(例えば、会員証の会員コード)の入力を行い、表示画面20aに表示されたリクエストボタンをユーザーが操作すると、端末20は、端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を送信する。この操作で、ユーザーは、個人識別情報の送信を許可することになり、端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報には個人識別情報が含まれ、Sa1の結果、端末20からサーバー10へ個人識別情報が送信される。
【0116】
Sa2では、サーバー10は、端末20から端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を受信する。Sa2で、端末20から端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を受信すると、Sa3へ進む。
【0117】
識別1利用の場合のSa3では、データベース記憶部13に登録されている端末テーブルを検索して、受信した端末識別情報に対応する端末識別子が存在するかの確認を行う。
識別2利用の場合のSa3では、データベース記憶部13に登録されている個人テーブルを検索して、受信した個人識別情報に対応する個人識別子が存在するかの確認を行う。
【0118】
識別1利用の場合の端末テーブルは、端末識別情報と、端末を識別するための端末識別子が対応付けられて登録されるものである。識別2利用の場合の個人テーブルは、個人識別情報と、個人を識別する個人識別子が対応付けられて登録されるものである。
【0119】
受信した端末識別情報又は個人識別情報が、端末テーブル又は個人テーブルに存在し、受信した端末識別情報に端末識別子又は個人識別子が既に対応付けられて登録されていた場合には(Sa3:Yes)、Sa6の処理を行なう。
【0120】
一方、受信した端末識別情報又は個人識別情報が、端末テーブル又は個人テーブルに存在せず、受信した端末識別情報又は個人識別情報に端末識別子又は個人識別子が未だ対応付けられていない場合には(Sa3:No)、Sa4の処理を行なう。
【0121】
Sa4では、受信した端末識別情報に対して一意となる端末識別子を新しく発行する。続いて、Sa5では、受信した端末識別情報と発行した端末識別子を対応付けて、端末テーブルへ登録して、Sb6へ進む。
【0122】
Sa6では、端末識別子を含む識別済みの端末側アプリを作成する。続いて、Sa7では、識別済みの端末側アプリを端末20へ送信してサーバー10側の処理を終了する。
【0123】
以上のSa4〜Sa7の説明では、識別1利用の場合で説明したが、識別2利用の場合も同様の処理を行なう。すなわち、以上のSa4〜Sa7の説明における「端末識別情報」を「個人識別情報」に、「端末識別子」を「個人識別子」に、「端末テーブル」を「個人テーブル」に置き換えることで、識別2利用の場合のSa4〜Sa7の処理を行なうことができる。
【0124】
Sa8では、識別済みの端末側アプリを受信し、続くSa9で、識別済みの端末側アプリをプログラム格納領域23aに保存して端末20側の処理を終了する。
【0125】
なお、識別1利用の場合の識別済みアプリ配信処理を、次のように改変することもできる。すなわち、識別済みアプリ配信処理が開始される前に、あらかじめダウンロードが許可される端末識別情報を端末テーブルへ登録しておくことにより、Sa3でNoと判断したときに処理を中止するように変更する。
【0126】
このように改変すれば、許可のない端末への端末アプリの配信を防止することができる。例えば、会社が端末を社員に配布するときなどに、配布した端末の端末識別情報を、ダウンロードが許可される端末識別情報としてあらかじめ登録しておけば、社員が勝手に本発明の電子掲示板システム100を利用しないようにすることができる。
【0127】
また、識別2利用の場合の識別済みアプリ配信処理を、次のように改変することもできる。すなわち、識別済みアプリ配信処理が開始される前に、あらかじめダウンロードが許可される個人識別情報を個人テーブルへ登録しておくことにより、Sa3でNoと判断したときに処理を中止するように変更する。
【0128】
このように改変すれば、許可のない個人への端末アプリの配信を防止することができる。例えば、サーバー10の運営者が個人に対して、例えばユーザーIDを記載した会員証を配布するときなどに、配布した会員証に記載されたユーザーIDを、ダウンロードが許可される個人識別情報としてあらかじめ登録しておけば、会員証が発行された個人だけが本発明の電子掲示板システム100を利用することができる。
【0129】
◆識別3利用の場合
図8は、識別3利用の場合の識別済みアプリ配信処理を説明する図である。
識別3利用の場合の識別済みアプリ配信処理は、以下のSb1〜Sb15の流れで行われる。Sb1、Sb11、Sb14、Sb15は、端末20に予め備えられているプログラムに基づいて行なわれる処理である。Sb2〜Sb10、Sb12、Sb13は、サーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0130】
ユーザーが端末20を介してサーバー10へアクセスすると、端末20のWEBブラウザにより表示画面20aに、ユーザーからの入力操作を受け付ける画面が表示される。表示された画面の指示に従って、ユーザーが操作を行うことで、プログラム配信処理が開始される。
【0131】
Sb1では、端末20のWEBブラウザを用いて端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報をサーバー10へ送信する。Sb1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0132】
Sb1では、ユーザーに対して個人識別情報に入力を求める画面を表示し、ユーザーが画面の指示に従って個人識別情報(例えば、会員証の会員コード)の入力を行い、表示画面20aに表示されたリクエストボタンをユーザーが操作すると、端末20は、端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を送信する。この操作で、ユーザーは、個人識別情報と端末識別情報の送信を許可することになり、端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報には個人識別情報と端末識別情報が含まれ、Sb1の結果、端末20からサーバー10へ個人識別情報と端末識別情報が送信される。
【0133】
Sb2では、サーバー10は、端末20から端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を受信する。Sb2で、端末20から端末側アプリのダウンロードをリクエストする情報を受信すると、Sb3では、個人テーブルを検索して、個人テーブルの中に、Sb2で受信した個人識別情報に対応する個人識別子が存在するかの確認を行う。識別3利用の場合の個人テーブルは、個人識別情報と、個人を識別する個人識別子が対応付けられて登録されるものである。
【0134】
Sb2で受信した個人識別情報が、個人テーブルに存在し、受信した端末識別情報に個人識別子が既に対応付けられて登録されていた場合には(Sb3:Yes)、Sb6の処理を行なう。
【0135】
一方、Sb2で受信した個人識別情報が、個人テーブルに存在せず、受信した個人識別情報に個人識別子が未だ対応付けられていない場合には(Sb3:No)、Sb4の処理を行なう。
【0136】
Sb4では、受信した個人識別情報に対して一意となる個人識別子を新しく発行する。続いて、Sb5では、受信した個人識別情報と発行した個人識別子を対応付けて、個人テーブルへ登録して、Sb6へ進む。
【0137】
Sb6では、データベース記憶部13に登録された端末テーブルを検索して、Sb2で受信した端末識別情報に対応する端末識別子が存在するかの確認を行う。識別3利用の場合の端末テーブルは、端末識別情報と、端末を識別するための端末識別子,個人を識別する個人識別子が対応付けられて登録されるものである。
【0138】
Sb2で受信した端末識別情報が、端末テーブルに存在し、受信した端末識別情報に端末識別子が既に対応付けられて登録されていた場合には(Sb6:Yes)、Sb9の処理を行なう。
【0139】
Sb9では、端末識別情報に対して端末テーブルに登録されている個人識別子と個人テーブルに登録されている個人識別子の組合せを比較する。比較の結果、正しいと判断した場合(Sb9:Yes)には、Sb12へ進む。一方、比較結果が異なると判断した場合(Sb9:No)には、Sb10へ進む。
【0140】
Sb10では、端末20へ端末と個人の組合せが不正で処理を中止する旨を通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sb11では、端末と個人の組合せが不正で処理を中止する旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0141】
一方、Sb2で受信した端末識別情報が、端末テーブルに存在せず、受信した端末識別情報に端末識別子が未だ対応付けられていない場合には(Sb6:No)、Sb7の処理を行なう。
【0142】
Sb7では、Sb2で受信した端末識別情報に対して一意となる端末識別子を新しく発行する。続いて、Sb8では、受信した端末識別情報と発行した端末識別子,個人識別子を対応付けて、端末テーブルへ登録して、Sb12へ進む。
【0143】
Sb12では、端末識別子を含む識別済みの端末側アプリを作成する。続いて、Sb13では、識別済みの端末側アプリを端末へ送信してサーバー10側の処理を終了する。
Sb14では、識別済みアプリを受信し、続くSb15で、識別済みアプリをプログラム格納領域23aに保存して端末20側の処理を終了する。
【0144】
なお、識別3利用の場合の識別済みアプリ配信処理を、次のように改変することもできる。すなわち、識別済みアプリ配信処理が開始される前に、あらかじめダウンロードが許可される端末識別情報を端末テーブルへ登録しておくことにより、Sb6でNoと判断したときに処理を中止するように変更することもできる。
【0145】
また、識別3利用の場合の識別済みアプリ配信処理を、次のように改変することもできる。すなわち、識別済みアプリ配信処理が開始される前に、あらかじめダウンロードが許可される個人識別情報を個人テーブルへ登録しておくことにより、Sb3でNoと判断したときに処理を中止するように変更することもできる。
【0146】
<ユーザー登録処理>
ユーザー登録処理では、識別済みアプリに対応するユーザーデータの登録を行う。これにより識別済みアプリとユーザーの関連付けが行われる。
【0147】
◆識別1利用の場合
図9は、識別1利用の場合のユーザー登録処理を説明する図である。
識別1利用の場合のユーザー登録処理は、以下のSc1〜Sc18の流れで行われる。以下の説明で、Sc1〜Sc3、Sc16〜Sc18は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sc4〜Sc15はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0148】
端末20のデータ格納領域23bには、ユーザーデータの登録が完了しているかを示すユーザー登録完了フラグがある。端末アプリを端末にダウンロードした際には、未だユーザーデータの登録が完了していない段階であるため、このユーザー登録完了フラグはOFFの状態でデータ記憶領域に保存されている。端末アプリ起動時にユーザー登録完了フラグがOFFである場合、すなわち、ユーザーデータを登録していない場合には、ユーザー登録処理またはユーザー再登録処理が行われる。
【0149】
Sc1では、端末20は、ユーザー登録処理の開始、またはユーザー再登録処理の開始を指示するユーザーの操作を受け付ける。Sc1で、ユーザー再登録処理の開始が指示された場合、ユーザー再登録処理のSi2へ進み、後述のSi2以降の処理が行われることになる。
【0150】
Sc1で、ユーザー登録処理の開始が指示された場合、Sc2へ進む。Sc2では、ユーザーからのユーザーデータの一部の入力を受け付け、Sc3へ進む。本実施形態では、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、ユーザー名、ニックネームの入力を受け付ける。
【0151】
Sc3では、ユーザー登録をリクエストする情報をユーザー登録要求情報としてサーバー10へ送信する。ユーザー登録要求情報には、端末識別子、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、ユーザ名、ニックネームが含まれる。Sc3では、ユーザーID,パスワード,メールアドレス,ユーザ名,ニックネームを、データ格納領域23bに登録することも行う。Sc3の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0152】
Sc3が行われた以降は、特別に説明する場合を除き、サーバー10に対して端末20からユーザーID,パスワードを送信する場合には、Sc3でデータ格納領域23bに登録されたユーザーID,パスワードを送信することになる。なお、Sc3では、ユーザーID,パスワード等を一時記憶メモリに保存して、後述のSc17でデータ格納領域23bに登録してもよい。
【0153】
Sc4では、サーバー10は、端末20からユーザー登録要求情報を受信して、Sc5へ進む。Sc5では、端末テーブルを検索して、端末テーブルの中から、Sc4で受信した端末識別子に対応するデータの取得を試みて、Sc6へ進む。
【0154】
Sc6で、端末識別子に対応するデータを取得できたかを判断する。端末識別子に対応するデータを取得できないと判断した場合(Sc6:No)は、Sc7へ進む。Sc7では、端末20へ不正な要求である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
一方、Sc6で、端末識別子に対応するデータを取得できたと判断した場合(Sc6:Yes)は、Sc8へ進む。
【0155】
Sc8では、データベース記憶部13に登録されているユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sc4で受信した端末識別子に対応するデータの取得を試みて、Sc9へ進む。
【0156】
Sc9で、端末識別子に対応するデータを取得できたかを判断する。端末識別子に対応するデータを取得できたと判断した場合(Sc9:Yes)は、Sc10へ進む。Sc10では、端末20へ既に使用されている端末である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0157】
一方、Sc9で、端末識別子に対応するデータを取得できないと判断した場合(Sc9:No)は、Sc11へ進む。Sc11では、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sc4で受信したユーザーIDに対応するデータの取得を試みて、Sc12へ進む。
【0158】
Sc12で、ユーザーIDに対応するデータを取得できたか判断する。ユーザーIDに対応するデータを取得できたと判断した場合(Sc12:Yes)は、Sc13へ進む。Sc13では、端末20へ既に使用されているユーザーIDである旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0159】
一方、Sc12で、ユーザーIDに対応するデータを取得できないと判断した場合(Sc12:No)は、Sc14へ進む。Sc14では、Sc4で受信した情報に含まれるデータを、ユーザーテーブルに登録して、Sc15へ進む。このとき、登録完了フラグをONで登録する。
Sc15では、端末20へ処理完了を示す情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0160】
Sc16では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報を受信して、Sc17へ進む。Sc17では、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグをONに書き換えて、端末20側の処理を終了する。
Sc18では、端末20は、Sc7で送信された不正な要求である旨を通知する情報、又はSc10で送信された既に使用されている端末である旨を通知する情報、又はSc13で送信された既に使用されているユーザーIDである旨を通知する情報をサーバー10から受信すると、エラーである旨を端末20の表示画面20aに表示して端末20側の処理を終了する。
【0161】
◆識別2利用の場合
前述の識別1利用の場合と同様の処理、すなわち、「端末識別子」を「個人識別子」で、「端末テーブル」を「個人テーブル」で読み替えたものと同様の処理を行う。
【0162】
◆識別3利用の場合
図10は、識別3利用の場合のユーザー登録処理を説明する図である。
識別3利用の場合のユーザー登録処理は、以下のSd1〜Sd19の流れで行われる。以下の説明で、Sd1〜Sd3、Sd17〜Sd19は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sd4〜Sd16はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0163】
Sd1〜Sd4の各処理では、上述のSc1〜Sc4の各処理と同様の処理を行う。
Sd4に続くSd5では、端末テーブルを検索して、端末テーブルの中から、Sd4で受信した端末識別子に対応するデータの取得を試みて、Sd6へ進む。
【0164】
Sd6では、端末識別子に対応するデータを取得できたかを判断する。端末識別子に対応するデータを取得できないと判断した場合(Sd6:No)はSd7へ進む。Sd7では、端末20へ不正な要求である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
一方、Sd6で、端末識別子に対応するデータを取得できたと判断した場合(Sd6:Yes)は、Sd8へ進む。
【0165】
Sd8では、Sd5で取得したデータに個人識別子のデータが登録されているかを確認する。Sd8で、個人識別子が登録されていないと判断した場合(Sd8:No)は、Sd7へ進む。
一方、Sd8で、個人識別子が登録されていると判断した場合(Sd8:Yes)は、Sd9へ進む。
【0166】
Sd9では、データベース記憶部13に登録されているユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sd4で受信した端末識別子に対応するデータに取得を試みて、Sd10へ進む。
【0167】
Sd10で、端末識別子に対応するデータを取得できたかを判断する。端末識別子に対応するデータを取得できたと判断した場合(Sd10:Yes)は、Sd11へ進む。Sd11では、端末20へ既に使用されている端末である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
一方、Sd10で、端末識別子に対応するデータを取得できないと判断した場合(Sd10:Yes)は、Sd12へ進む。Sd12では、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sd4で受信したユーザーIDに対応するデータの取得を試みて、Sd13へ進む。
【0168】
Sd13では、ユーザーIDに対応するデータを取得できたかを判断する。ユーザーIDに対応するデータを取得できたと判断した場合(Sd13:Yes)は、Sd14へ進む。Sd14では、端末20へ既に使用されているユーザーIDである旨を通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。
【0169】
一方、Sd13で、ユーザーIDに対応するデータを取得できないと判断した場合(Sd13:No)は、Sd15へ進む。Sd15では、Sd4で受信した情報に含まれるデータを、ユーザーテーブルに登録して、Sd16へ進む。このとき、登録完了フラグをONで登録する。
Sd16では、端末20へ処理完了を示す情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0170】
Sd17では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報を受信して、Sd18へ進む。Sd18では、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグをONに書き換えて、端末20側の処理を終了する。
Sd19では、端末20は、Sd7で送信された不正な要求である旨を通知する情報、又はSd11で送信された既に使用されている端末である旨を通知する情報、又はSd14で送信された既に使用されているユーザーIDである旨を通知する情報をサーバー10から受信すると、エラーである旨を端末20の表示画面20aに表示して端末20側の処理を終了する。
【0171】
◆ユーザー登録の認証強化▲1▼
識別1利用の場合,識別2利用の場合,識別3利用の場合に共通して、電子メールからの端末側アプリの起動機能を有する端末20に対しては、以下のSe0〜Se17の流れで示すようにユーザー登録処理を行うこともできる。これにより、メールアドレスの正当性の確認とユーザー認証の強化を図ることができる。
【0172】
図11は、ユーザー登録の認証強化をする場合のユーザー登録処理を説明する図である。
Se0では、識別1利用の場合,識別2利用の場合は、Sc1〜Sc3と同じ処理を行い、識別3利用の場合は、Sd1〜Sd3と同じ処理を行う。Se1では、識別1利用の場合,識別2利用の場合は、Sc4〜Sc13と同じ処理を行い、識別3利用の場合は、Sd4〜Sd14と同じ処理を行う。そして、Se1(Sc12又はSd13に相当する処理)で、ユーザーIDに対応するデータを取得できないと判断した場合(Se1におけるSc12又はSd13に相当する処理:No)は、Se2へ進む。Se2では、Sc4や、Sd4に相当する処理で受信した情報に含まれるデータを、ユーザーテーブルに登録して、Se3へ進む。このとき、登録完了フラグをOFFで登録する。
【0173】
Se3では、サーバー10は、サーバー側情報処理部11の乱数生成部で取得した乱数に基づいて、起動キーを生成する。続くSe4では、サーバー10は、Se3で生成した起動キーを含む電子メール(以下「起動メール」という)を、ユーザー登録をリクエストする情報に含まれていたメールアドレスへ送信する。続くSe5では、サーバー10は、端末20へ処理完了を示す情報と、Se3で生成した起動キーを送信する。
【0174】
Se6では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報と起動キーを受信して、Se7へ進む。Se7では、端末20は、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグを「起動メール待ち」に書き換え、データ格納領域23bに起動キーを登録する。
【0175】
続くSe8では、一旦端末20側の処理を終了する。その後、端末20に起動メールが届いたときに、ユーザーは起動メールから端末側アプリを起動させる。起動メールから端末側アプリが起動すると、つづくSe9では、端末20は、起動メールの起動キーと、データ格納領域23bの起動キーが一致するかを確認する。
【0176】
Se9で一致すると判断した場合(Se9:Yes)には、Se10に進む。Se10では、端末20は、起動キー確認をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。起動キー確認をリクエストする情報には、端末識別子又は個人識別子、ユーザーID、パスワードが含まれる。
【0177】
一方、Se9で一致しないと判断した場合(Se9:No)には、Se11に進む。Se11では、端末20は、不正な起動メールであることを、端末20の表示画面20aに表示し、端末20側の処理を終了する。すなわち、登録されたメールアドレスが誤っていた場合には、他人の端末20で誤ってユーザー登録が続けられることなく、ユーザー登録処理が完了されないため、メールアドレスの正当性の保証と、ユーザー認証の強化を図ることができる。
【0178】
Se12では、サーバー10は、端末20から起動キー確認をリクエストする情報を受信して、Se13へ進む。Se13では、後述のユーザー認証処理を行う。
Se13のユーザー認証処理で認証がとれない場合は、処理を終了する。ユーザー認証処理で認証がとれると、Se14へ進む。Se14では、サーバー10は、ユーザーテーブルを検索して、Se12で受信したユーザーIDに対応する登録完了フラグをONに更新する。
【0179】
続いて、Se15では、サーバー10は、端末20へ処理完了を示す情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
Se16では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報を受信して、Se17へ進む。Se17では、端末20は、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグをONに更新して、端末20側の処理を終了する。
【0180】
<端末変更登録処理>
端末変更登録処理は、ユーザー登録処理により既にユーザー登録を済ませているユーザーが、使用する端末20を変更して新しい端末20で端末側アプリを利用するために、新しい端末20を登録する処理である。端末変更登録処理では、ユーザーID,パスワード等の正当性を保ったままで変更を処理する。WEBブラウザを利用して端末変更登録処理を行う。
【0181】
◆識別1利用の場合
図12は、識別1利用の場合の端末変更登録処理を説明する図である。
識別1利用の場合の端末変更登録処理は、以下のSf1〜Sf18の流れで行われる。以下の説明で、Sf1、Sf16〜Sf18は、WEBブラウザを利用して行なわれる処理である。Sf2〜Sf15は、サーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0182】
Sf1では、端末20はユーザーからのユーザーID、パスワードの入力を受け付け、サーバー10に対してユーザーID、パスワード、端末識別情報の送信を行う。Sf1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0183】
Sf2では、サーバー10は端末20からユーザーID、パスワード、端末識別情報を受信して、Sf3へ進む。Sf3では、端末テーブルを検索して、端末テーブルの中から、Sf2で受信した端末識別情報に対応する端末識別子の取得を試みて、Sf4へ進む。
【0184】
Sf4で、端末識別情報に対応する端末識別子を取得できたかを判断する。Sf4で、端末識別子を取得できたと判断した場合(Sf4:Yes)は、Sf5へ進む。Sf5では、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sf3で取得した端末識別子に対応するデータの取得を試みて、Sf6へ進む。Sf6では、ユーザーテーブルの中から、Sf3で取得した端末識別子に対応するデータの取得をできたかを判定する。Sf6で取得できないと判定した場合(Sf6:No)には、Sf10へ進む。一方、Sf6で取得できたと判定した場合(Sf6:Yes)には、Sf7へ進む。Sf7では、既に使用されている端末である旨を通知する情報を端末20へ送信して、サーバー10側の処理を終了する。Sf16では、端末20は、既に使用されている端末である旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0185】
Sf4で、端末識別子を取得できないと判断した場合(Sf4:No)には、Sf8へ進む。Sf8では、Sf2で受信した端末識別情報に対して一意となる端末識別子を新しく発行してSf9へ進む。
【0186】
Sf9では、端末テーブルへ、Sf2で受信した端末識別情報と、Sf8で発行した端末識別子を登録してSf10へ進む。
Sf10では、Sf2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せでユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルに登録されているデータの取得を試みて、Sf11へ進む。Sf11で、Sf2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せに対応するデータを取得できたかを判断する。Sf11で、データを取得できたと判断した場合(Sf11:Yes)は、Sf13へ進む。一方、データを取得できないと判断した場合(Sf11:No)は、Sf12へ進む。
【0187】
Sf12では、サーバー10は、端末20に対して、不正なユーザーからの要求であると通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。Sf17では、端末20は、不正なユーザーからの要求であると通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0188】
Sf13では、端末テーブルを、Sf10で取得したユーザーテーブルの端末識別子で検索し、その端末識別子に対応する端末テーブルのデータを削除して、Sf14へ進む。Sf14では、ユーザーテーブルをSf2で受信したユーザーIDで検索して、対応する端末識別子を、Sf2で受信した端末識別情報に対応する(Sf8で発行した)端末識別子に更新し、Sf15へ進む。Sf15では、処理完了を示す情報を端末20へ送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0189】
なお、識別1利用の場合の端末変更登録処理を、次のように改変することもできる。すなわち、端末変更登録処理が開始される前に、あらかじめ端末変更登録処理が許可される端末識別情報を端末テーブルへ登録しておくことにより、Sf3で端末識別子を取得できないときに処理を中止するように変更する。
【0190】
Sf18では、端末20は、サーバー10から、処理完了を示す情報を受信して、端末変更処理の完了を表示画面20aに表示して、端末20側の処理を終了する。
【0191】
◆識別2利用の場合
識別2利用の場合は、端末20の識別を行わない。
【0192】
◆識別3利用の場合
図13は、識別3利用の場合の端末変更登録処理を説明する図である。
識別3利用の場合の端末変更登録処理は、以下のSg1〜Sg24の流れで行われる。以下の説明で、Sg1、Sg6、Sg13、Sg18、Sg24は、WEBブラウザを利用して行なわれる処理である。Sg2〜Sg5、Sg7〜Sg12、Sg14〜SgSg17、Sg19〜Sg23はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0193】
Sg1では、端末20はユーザーからのユーザーID、パスワード、個人識別情報(例えば、会員証の会員コード)の入力を受け付け、サーバー10に対してユーザーID、パスワード、端末識別情報、個人識別情報の送信を行う。Sg1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0194】
Sg2では、サーバー10は端末20からユーザーID、パスワード、端末識別情報、個人識別情報を受信してSg3へ進む。Sg3では、個人テーブルを検索して、個人テーブルの中から、Sg2で受信した個人識別情報に対応する個人識別子の取得を試みて、Sg4へ進む。
【0195】
Sg4で、個人識別情報に対応する個人識別子を取得できたかを判断する。Sg4で、個人識別子を取得できたと判断した場合(Sg4:Yes)は、Sg7へ進む。Sg4で、個人識別子を取得できないと判断した場合(Sg4:No)は、Sg5へ進む。
Sg5では、サーバー10は、端末20へ不正な個人からの要求である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。Sg6では、端末20は、不正な個人からの要求である旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0196】
Sg7では、端末テーブルを、Sg2で受信した端末識別情報で検索して、端末テーブルの中から、端末識別情報に対応するデータの取得を試みて、Sg8へ進む。
Sg8で、端末識別情報に対応するデータを取得できたかを判断する。Sg8で、データを取得できないと判断した場合(Sg8:No)は、Sg9へ進む。Sg8で、データを取得できたと判断した場合(Sg8:Yes)は、Sg11へ進む。
【0197】
Sg11では、Sg7で取得した端末テーブルのデータに、個人識別子が登録されているか確認する。Sg11で、個人識別子が登録されていないと判断した場合(Sg11:No)には、Sg14へ進む。Sg14では、Sg3で取得した個人識別子を、Sg7で取得した端末テーブルの個人識別子の値に更新して、Sg15へ進む。
【0198】
一方、Sg11で、個人識別子が登録されていると判断した場合(Sg11:Yes)には、Sg12へ進む。Sg12では、サーバー10は、端末20へ既に使用されている端末である旨を通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sg13では、端末20は、既に使用されている端末である旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0199】
Sg9では、Sg2で受信した端末識別情報に対して一意となる端末識別子を新しく発行してSg10へ進む。
Sg10では、端末テーブルへ、Sg2で受信した端末識別情報と、Sg10で発行した端末識別子と、個人テーブルのSg2で受信した個人識別情報に対応する個人識別子とを、対応付けて登録し、Sg15へ進む。
【0200】
Sg15では、Sg2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せでユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、Sg2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せに対応するデータの取得を試みて、Sg16へ進む。
【0201】
Sg16で、Sg2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せに対応するデータを取得できたかを判断する。Sg16で、Sg2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せに対応するデータを取得できないと判断した場合(Sg16:No)は、Sg17へ進む。
Sg17では、サーバー10は、端末20に対して、不正なユーザーからの要求である旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。Sg18では、端末20は、不正なユーザーからの要求である旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0202】
Sg16で、Sg2で受信したユーザーIDとパスワードの組合せに対応するデータを取得できたと判断した場合(Sg16:Yes)は、Sg19へ進む。Sg19では、Sg15で取得した端末識別子で端末テーブルを検索して、端末テーブルの個人識別子を取得し、Sg20へ進む。
【0203】
Sg20では、Sg19で取得した個人識別子と、Sg3で取得した個人識別子とを比較する。Sg20で個人識別子が等しくないと判断した場合(Sg20:No)には、Sg5へ進む。一方、Sg20で個人識別子が等しいと判断した場合(Sg20:Yes)には、Sg21へ進む。
【0204】
Sg21では、Sg15で取得した端末識別子で端末テーブルを検索して、その端末識別子に対応する端末テーブルのデータを削除して、Sg22へ進む。Sg22では、Sg15で取得したユーザーテーブルの端末識別子を、Sg8又はSg9で取得した端末識別子の値に更新して、Sg23へ進む。
【0205】
Sg23では、端末20へ処理完了を示す情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。Sg24では、端末20は、処理完了を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0206】
なお、識別3利用の場合の端末変更登録処理を、次のように改変することもできる。すなわち、端末変更登録処理が開始される前に、あらかじめ端末変更登録処理が許可される端末識別情報を端末テーブルへ登録しておくことにより、Sg9で処理を中止するように変更する。
【0207】
以上の、識別1利用の場合、識別3利用の場合の端末変更登録処理に共通して、サーバー10が、登録されているメールアドレスに対して、端末変更が行われたことを通知することで、不正な端末変更が行われた場合に、ユーザーがそれを発見しやすくすることもできる。
【0208】
<ユーザー認証処理>
図14は、ユーザー認証処理を説明する図である。
ユーザー認証処理は、会員管理機能の識別済みアプリ配信処理とユーザー登録処理及び端末変更登録処理を除く全ての処理で、端末20からリクエストの情報を受信した際に、以下のSh1〜Sh5の流れで実行される処理である。
【0209】
◆識別1利用の場合,識別2利用の場合,識別3利用の場合
端末20からの各リクエストの情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード等が含まれる。
【0210】
Sh1では、サーバー10は、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、受信したユーザーIDと受信したパスワードと受信した端末識別子(又は個人識別子)の組合せに対応するデータの取得を試みて、Sh2へ進む。
【0211】
Sh2では、受信したユーザーID,パスワード,端末識別子(又は個人識別子)の組合せに対応するデータを取得できたかを確認する。Sh2で、データを取得できたと判断した場合(Sh2:Yes)には、ユーザー認証処理を終えて、各処理の各リクエストの情報に基づいて各処理をつづける。
【0212】
Sh2でデータを取得できないと判断した場合(Sh2:No)には、Sh3へ進み、サーバー10は端末20へ不正なユーザーの要求である旨の情報を送信して、各処理を終了する。Sh4では、端末20は、サーバー10から不正なユーザーの要求である旨の情報を受信して、その旨を表示画面20aに表示して、各処理を終了する。
【0213】
<ユーザー再登録処理>
ユーザー再登録処理は、ユーザーが端末20を変更した際、ユーザーが誤って端末側アプリを削除した際など、既にユーザー登録を完了しているが、改めて登録処理を行わなければならない場合に行われる。
【0214】
◆識別1利用の場合,識別2利用の場合,識別3利用の場合
端末のデータ記憶領域にはユーザー登録完了フラグがあり、プログラム起動時にユーザー登録が完了していない場合、ユーザー登録またはユーザー再登録が行われる。
【0215】
図15は、ユーザー再登録処理を説明する図である。
ユーザー再登録処理は、以下のSi1〜Si9の流れで行われる。以下の説明で、Si1〜Si3、Si8、Si9は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Si4〜Si7はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0216】
Si1では、端末20は、ユーザー登録処理の開始、またはユーザー再登録処理の開始を指示するユーザーの操作を受け付ける。Si1で、ユーザー登録処理の開始が指示された場合、ユーザー登録処理のSc2又はSd2へ進み、上述のSc2又はSd2以降の処理が行われることになる。
【0217】
Si1で、ユーザー再登録処理の開始が指示された場合、Si2へ進む。Si2では、ユーザーからのユーザーデータの一部の入力を受け付け、Si3へ進む。本実施形態では、ユーザーID、パスワードの入力を受け付ける。
【0218】
Si3では、ユーザー再登録をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。ユーザー再登録をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワードが含まれる。Si3では、ユーザー登録完了フラグをOFFで登録するとともに、ユーザーID,パスワードをデータ格納領域23bに登録することも行う。Si3の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0219】
Si3が行われた以降は、特別に説明する場合を除き、サーバー10に対して変更後の端末20からユーザーID,パスワードを送信する場合には、Si3でデータ格納領域23bに登録されたユーザーID,パスワードを送信することになる。なお、Si3では、一時記憶メモリに保存して、後述のSi9でデータ格納領域23bに登録してもよい。
【0220】
続くSi4では、サーバー10は、ユーザー再登録をリクエストする情報を受信して、Si5へ進む。Si5では、上述のユーザー認証処理を行う。続いて、Si6では、データベース記憶部13に登録されている各種のテーブルを検索して、Si4で受信したユーザーIDで特定されるユーザーの参加承認フラグがONである(ユーザーが参加を承認している)電子掲示板に関するデータを全て取得し、Si7へ進む。
【0221】
Si7では、端末20へ処理完了を示す情報と、所定のデータを送信する。本実施形態では、Si5で取得したメールアドレス、Si5で取得したユーザー名、Si5で取得したニックネーム、Si6で取得した掲示板ID、Si6で取得したペアフラグ、Si6で取得した掲示板名称、Si6で取得したニックネーム、Si6で取得した発言保存容量、Si6で取得した最終発言IDを送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0222】
Si8では、端末20は、Si7でサーバーから送信されたデータを受信して、Si9へ進む。Si9では、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグをONに更新するとともに、データ格納領域23bに掲示板管理データとして、Si8で受信したデータを格納して、端末20側の処理を終了する。
【0223】
なお、電子掲示板への発言データをデータベース記憶部13に登録してあるので、ユーザーが使用する端末20を変更等した場合でも、ユーザー再登録処理を行った後に後述の発言処理を行うことで、変更前の端末20で閲覧できた電子掲示板への発言データを閲覧できるようにできる。
【0224】
例えば、ユーザー再登録処理を終了する際に、端末20が、端末20に登録されている最終発言IDの値を、10回前の発言を示す発言IDの値(例示であり、他の回数前の発言を示す発言IDの値でもよい)、又は過去1週間に発言された発言のうち最古の発言を示す発言IDの値(例示であり、他の期間に発言された発言のうち最古の発言を示す発言IDの値でもよい)等に変更しておけばよい。こうすることで、後述の発言処理(St24以降)の実行により、新しく変更等した端末20でも、過去10回分、又は過去1週間分の発言を閲覧できるようになる。
【0225】
他にも、例えば、ユーザー再登録処理を終了する際に、端末20が、端末20に登録されている最終発言IDを「−1」に変更してもよい。こうすることで、後述の発言処理(St24以降)の実行により、新しく変更等した端末20でも、過去の全ての発言データを閲覧できるようになる。
【0226】
更に他にも、ユーザー再登録処理を終了する際に、端末20が、端末20に登録されている最終発言IDを、ユーザーが選択する値、又はユーザーが選択した時期に発言された発言を示す発言IDの値等に変更してもよい。こうすることで、後述の発言処理(St24以降)の実行により、新しく変更等した端末20でも、ユーザーが求める過去の発言データを閲覧できるようになる。
【0227】
◆ユーザー登録の認証強化▲2▼
識別1利用の場合,識別2利用の場合,識別3利用の場合に共通して、電子メールからの端末アプリの起動機能を有する端末20に対しては、以下のSj1〜Sj21の流れのようにユーザー再登録処理を行うこともできる。これにより、メールアドレスの正当性の確認とユーザー認証の強化を図ることができる。
【0228】
図16は、ユーザー登録の認証強化をする場合のユーザー再登録処理を説明する図である。
Sj1〜Sj5の処理は、Si1〜Si5と同じである。つづくSj6では、サーバー10は、サーバー側情報処理部11の乱数生成部で取得した乱数に基づいて、起動キーを生成して、Sj7へ進む。
【0229】
Sj7では、サーバー10は、Sj6で生成した起動キーを含む電子メール(以下「起動メール」という)をSj5で取得したメールアドレスへ送信する。続くSj8では、サーバー10は、端末20へ処理完了を示す情報と、Sj6で生成した起動キーと、Sj5で取得したメールアドレス,ユーザー名,ニックネームを送信する。
【0230】
Sj9では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報と起動キーを受信して、Sj10へ進む。Sj10では、端末20は、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグを「起動メール待ち」に書き換え、データ格納領域23bに起動キーを登録する。
【0231】
続くSj11では、一旦端末20側の処理を終了する。その後、端末20に起動メールが届いたときに、ユーザーは起動メールから端末側アプリを起動させる。起動メールから端末側アプリが起動すると、つづくSj12では、端末20は、起動メールの起動キーと、データ格納領域23bの起動キーが一致するかを確認する。
【0232】
Sj12で一致すると判断した場合(Sj12:Yes)には、Sj13に進む。Sj13では、端末20は、起動キー確認をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。起動キー確認をリクエストする情報には、端末識別子又は個人識別子、ユーザーID、パスワードが含まれる。
【0233】
一方、Sj12で一致しないと判断した場合(Sj12:No)には、Sj14に進む。Sj14では、端末20は、不正な起動メールであることを、端末20の表示画面20aに表示し、端末20側の処理を終了する。すなわち、登録されたメールアドレスが誤っていた場合には、他人の端末20で誤ってユーザー登録が続けられることなく、ユーザー再登録処理が完了されないため、メールアドレスの正当性の保証と、ユーザー認証の強化を図ることができる。
【0234】
Sj16では、サーバー10は、端末20から起動キー確認をリクエストする情報を受信して、Sj17へ進む。Sj17では、上述のユーザー認証処理へ移行する。ユーザー認証処理で認証がとれない場合は、処理を終了する。ユーザー認証処理で認証がとれると、Sj18では、サーバー10は、参加者テーブルを検索して、Sj4でサーバー10が受信したユーザーIDが含まれ、かつ受信したユーザーIDに対応する参加承認フラグがONである参加者テーブルのデータを全て取得し、Sj19へ進む。
【0235】
Sj19では、サーバー10は、端末20へ処理完了を示す情報と、Sj18で取得した掲示板ID,ペアフラグ,掲示板名称,ニックネーム,発言保存容量,最終発言IDを送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0236】
Sj20では、端末20は、Sj19でサーバーから送信されたデータを受信して、Sj21へ進む。Sj21では、端末20は、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグをONに更新するとともに、データ格納領域23bに掲示板管理データとして、Sj20で受信したデータを格納して、端末20側の処理を終了する。
【0237】
<ユーザー情報変更処理>
ユーザー情報変更処理では、ユーザーデータの変更登録を行う。
図17は、ユーザー情報変更処理を説明する図である。
【0238】
ユーザー情報変更処理は、以下のSk1〜Sk9の流れで行われる。以下の説明で、Sk1〜Sk3、Sk8、Sk9は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sk4〜Sk7はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0239】
Sk1では、ユーザーから、ユーザーデータの入力を受け付け、Sk2へ進む。本実施形態では、変更しようとする新しいパスワード,メールアドレス,ユーザー名,ニックネームの入力を受け付ける。Sk2では、入力されたデータのうち新しく変更しようとするデータを、端末側情報処理部21の一時記憶メモリに保存する。
【0240】
続いて、Sk3では、ユーザーデータの変更をリクエストする情報を、サーバーに送信する。ユーザーデータの変更をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)と、それまでのユーザーID,パスワードと、変更しようとする新しいパスワード,メールアドレス,ユーザー名,ニックネームとが含まれる。Sk3の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0241】
Sk4では、サーバー10は、ユーザーデータの変更をリクエストする情報を受信して、Sk5へ進む。Sk5では、上述のユーザー認証処理を行う。その後、Sk6では、Sk5で取得したデータを、受信した新しいデータに変更しユーザーテーブルを更新して、Sk7へ進む。Sk7では、端末20へ、変更完了を示す情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0242】
Sk8では、端末20は変更完了を示す情報を受信し、Sk9へ進む。Sk9では、Sk2で格納した一時記憶メモリのデータを、データ格納領域23bのユーザーデータに上書きして、端末20側の処理を終了する。
【0243】
◆ユーザー登録の認証強化▲3▼
識別1利用の場合,識別2利用の場合,識別3利用の場合に共通して、電子メールからの端末アプリの起動機能を有する端末20に対しては、メールアドレスが変更された場合には、以下のSl1〜Sl15の流れのようにユーザー情報変更処理を行うこともできる。これにより、メールアドレスの正当性の確認とユーザー認証の強化を図ることができる。
【0244】
図18は、ユーザー登録の認証強化をする場合のユーザー情報変更処理を説明する図である。
Sl1〜Sl6では、Sk1〜Sk6と同じ処理を行う。続くSl7では、サーバー10は、サーバー側情報処理部11の乱数生成部で取得した乱数に基づいて、起動キーを生成する。続くSl8では、サーバー10は、Sl7で生成した起動キーを含む電子メール(以下「起動メール」という)を、Sl4で受信した新しいメールアドレスへ送信する。続くSl9では、サーバー10は、端末20へ処理完了を示す情報とSl7で生成した起動キーを送信する。
【0245】
Sl10では、端末20は、サーバー10から処理完了を示す情報と起動キーを受信して、Sl11へ進む。Sl11では、端末20は、データ格納領域23bのデータを、Sl2で一時記憶メモリに記憶したデータで更新するとともに、データ格納領域23bに起動キーを登録する。また、Sl11では、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグを「起動メール待ち」に書き換える。
【0246】
続くSl12では、一旦端末20側の処理を終了する。その後、端末20に起動メールが届いたときに、ユーザーは起動メールから端末側アプリを起動させる。起動メールから端末側アプリが起動すると、つづくSl13では、端末20は、起動メールの起動キーと、データ格納領域23bの起動キーが一致するかを確認する。
【0247】
Sl13で一致すると判断した場合(Sl13;Yes)には、Sl14に進む。Sl14では、端末20は、変更が完了したことを、端末20の表示画面20aに表示し、ユーザー登録完了フラグをONに書き換えて、端末20側の処理を終了する。
【0248】
一方、Sl13で一致しないと判断した場合(Sl13;No)には、Sl15に進む。Sl15では、端末20は、不正な起動メールであることを、端末20の表示画面20aに表示し、端末20側の処理を終了する。すなわち、登録(変更)されたメールアドレスが誤っていた場合には、他人の端末20で誤って登録内容の変更処理が続けられることなく、ユーザー登録処理が完了されないため、メールアドレスの正当性の保証と、ユーザー認証の強化を図ることができる。
【0249】
(掲示板管理機能)
掲示板管理機能を用いて電子掲示板システム100が行う掲示板作成処理、掲示板への参加処理、全掲示板状況取得処理、掲示板参加者変更処理、掲示板削除処理、掲示板設定変更処理について以下に詳述する。
【0250】
<掲示板作成処理>
図19は、掲示板作成処理を説明する図である。
掲示板作成処理は、以下のSm1〜Sm28の流れで行われる。以下の説明で、Sm1〜Sm4、Sm10、Sm14、Sm17〜Sm20、Sm26〜Sm28は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sm5〜Sm9、Sm11〜Sm13、Sm15、Sm16、Sm21〜Sm25はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0251】
新規に電子掲示板の作成を行うためにユーザーが端末20を操作して、掲示板作成処理の開始を要求すると、Sm1で、データ格納領域23bの容量に空があるか否かを確認する。
【0252】
Sm1で空き容量がないと判断した場合(Sm1:No)には、Sm2へ進む。Sm2では、保存領域に空きがないことを表示画面20aに表示して処理を終了する。
【0253】
Sm1で空き容量があると判断した場合(Sm1:Yes)には、Sm3で、新規に作成する電子掲示板の基本情報の入力を求める画面を表示画面20aに表示して入力を受付ける。本実施形態では、掲示板名称、ニックネーム、初回発言、自分を除く他の参加者のユーザーID、ペアフラグの入力を受け付ける。掲示板名称は、作成する電子掲示板の名称である。ニックネームは、作成する電子掲示板にユーザーが書き込みをするときに使うニックネームである。初回発言は、作成する電子掲示板に最初に書き込まれるメッセージである。ペアフラグは、電子掲示板に参加するユーザーが二人に限定されるものである(ON)のか、人数が限定されない(0FF)のかを示すフラグである。
【0254】
ユーザが、掲示板名称、ニックネーム、初回発言、参加者のユーザーID、ペアフラグを入力すると、Sm4では、サーバー10へ新規の電子掲示板の作成をリクエストする情報を送信する。新規の電子掲示板の作成をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、ペアフラグ、掲示板名称、ニックネーム、初回発言、自分を除く他のユーザーの参加人数、自分を除く他の参加者のユーザーIDが含まれる。Sm4の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0255】
Sm5では、サーバー10は、新規の電子掲示板の作成をリクエストする情報を受信して、Sm6へ進む。Sm6では、上述のユーザー認証を行う。続くSm7では、Sm5で受信したペアフラグの確認を行う。
【0256】
Sm7で、ペアフラグがOFFと確認(Sm7:OFF)すると、Sm11へ進む。一方、Sm7で、ペアフラグがONと確認(Sm7:ON)すると、Sm8へ進む。Sm8では、Sm5で受信した他のユーザの参加人数が2名以上かを確認する。Sm8で、1名であると確認(Sm8:一名)するとSm11へ進む。一方Sm8で2名以上であると確認(Sm8:二名以上)すると、Sm9へ進む。
【0257】
Sm9では、端末20に、不正な参加人数であることを通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sm10では、端末20は、不正な参加人数であることを通知する情報を受信し、Sm3へ戻る。
【0258】
Sm11では、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、ユーザー登録完了フラグがONであり、且つSm5で受信した自分を除く他の参加者のユーザーIDに対応するデータの取得を試みて、Sm12へ進む。
【0259】
Sm12で、Sm5で受信した自分を除く他の参加者のユーザーIDに対応するデータを全て取得できたかを判断する。Sm12で、データの取得をすることができないユーザーIDが存在すると判断した場合(Sm12:No)には、Sm13へ進む。Sm13では、端末20に、不正な参加者が存在することを通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sm14では、端末20は、不正な参加者が存在することを通知する情報を受信し、Sm3へ戻る。
【0260】
Sm12で、全てのユーザーIDに対応するデータを取得できたと判断した場合(Sm12:Yes)には、Sm15へ進む。Sm15では、所定のデータをデータベース記憶部13へ登録して、Sm16へ進む。本実施形態では、次の(a)〜(e)のようにデータを登録する。
【0261】
(a)データベース記憶部13の掲示板テーブルに以下のようにデータを登録する。
掲示板ID:既に存在する掲示板IDと重複しない新しい掲示板IDを生成して登録する。
所有者ID:掲示板の作成を要求したユーザーのユーザーIDを登録する。
ペアフラグ:Sm5で受信したペアフラグを登録する。
最大発言ID:0を登録する。
【0262】
(b)データベース記憶部13の参加者テーブルに、所有者用データとして以下のようにデータを登録する。
掲示板ID:(a)の掲示板IDを登録する。
参加者ID:Sm5で受信した掲示板の作成を要求したユーザーのユーザーIDを登録する。
所有者ID:Sm5で受信した掲示板の作成を要求したユーザーのユーザーIDを登録する。
ペアフラグ:(a)のペアフラグを登録する。
参加承認フラグ:ONを登録する。
掲示板名称:Sm5で受信した掲示板名称を登録する。
ニックネーム:Sm5で受信したニックネームを登録する。
発言保存容量:0を登録する。
最終発言ID:−1を登録する。
【0263】
(c)データベース記憶部13の参加者テーブルに、参加者用データとして以下のようにデータを登録する。
掲示板ID:(a)の掲示板IDを登録する。
参加者ID:Sm5で受信した参加者のユーザーIDを登録する。
所有者ID:(b)の所有者IDを登録する。
ペアフラグ:(a)のペアフラグを登録する。
参加承認フラグ:OFFを登録する。
掲示板名称:(a)の掲示板名称を登録する。
ニックネーム:ユーザーテーブルの参加者IDに対応するニックネームを登録する。
発言保存容量:0を登録する。
最終発言ID:−1を登録する。
【0264】
(d)データベース記憶部13に、この電子掲示板用の発言テーブルを作成する。作成する発言テーブルのテーブル名として、例えば掲示板IDを含む一意な名称を登録することで、各電子掲示板に固有の発言テーブルを作成できる。作成する発言テーブルには、以下のようにデータを登録する。
発言登録日時:サーバー10における現在の時刻を登録する。
発言ID:0を登録する。
エモキャラID:Sm5で受信した初回発言に含まれるエモキャラIDを登録する。
発言テキストデータ:Sm5で受信した初回発言に含まれる発言テキストデータを登録する。
発言者ID:Sm5で受信した掲示板の作成を要求したユーザーのユーザーIDを登録する。
発言者ニックネーム:Sm5で受信したニックネーム
端末発言日時:発言テーブル作成時の時刻
【0265】
Sm16では、端末20へ掲示板作成完了を通知する情報と掲示板IDを送信する。Sm16の後、サーバー10は、端末20からの情報の受信を待機する。
【0266】
Sm17で、端末20は、掲示板作成完了を通知する情報と掲示板IDを受信して、Sm18へ進む。Sm18では、端末20は、データ格納領域23b内に保存できる発言データの最大記憶容量を確認して、Sm19へ進む。
【0267】
Sm19では、表示画面20aに掲示板の発言保存容量の入力を求める画面を表示して、ユーザーの掲示板の保存容量の入力を受け付ける。掲示板の保存容量は、掲示板の発言の保存に使用するデータ記憶領域の容量であり、Sm18で確認した容量を最大とする。
【0268】
Sm19で入力があると、Sm20では、掲示板設定をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。掲示板設定をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、発言保存容量が含まれる。Sm18の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0269】
Sm21では、サーバー10は、掲示板設定をリクエストする情報の受信を行い、Sm22へ進む。Sm22では、上述のユーザー認証を行う。つづいて、Sm23では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、Sm21で受信した掲示板ID,ユーザーIDの組合せに対応するデータの取得を行い、Sm24へ進む。
【0270】
Sm24では、Sm23で取得したデータのうち、発言保存容量を、Sm21で受信した発言保存容量に更新して、Sm25へ進む。Sm25では、端末20へ掲示板設定登録完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0271】
なお、Sm3の前にSm18の処理を行い、Sm3の段階で発言保存容量の入力を受け付けるようにする等して、Sm3〜Sm25の処理を改変することもできる。
【0272】
Sm26では、端末20は、掲示板設定登録完了を通知する情報を受信して、Sm27へ進む。Sm27では、データ格納領域23bに掲示板管理データの登録を行う。掲示板管理データを作成し、データ記憶領域に次のようにデータを登録して、Sm28へ進む。
【0273】
掲示板ID:Sm17で受信した掲示板IDを登録する。
ペアフラグ:Sm3で入力を受け付けたペアフラグを登録する。
掲示板名称:Sm3で入力を受け付けた掲示板名称を登録する。
ニックネーム:Sm3で入力を受け付けた掲示板の作成を要求したユーザーのニックネームを登録する。
最終発言ID:−1を登録する。
発言保存容量:Sm19で受け付けた発言保存容量を登録する。
保存開始位置:データ格納領域23b内で発言保存容量を確保した保存開始位置を登録する。
【0274】
Sm28では、データ格納領域23b内の保存開始位置から発言保存容量分をクリアして、端末20側の処理を終了する。
【0275】
電子メールからの起動機能を利用する場合、Sm16以降を、次のように変更する。すなわち電子掲示板への参加を誘う電子メールによって、後述する「掲示板への参加処理」をメールからの起動で行う(So1〜So21)。具体的には、Sm16で、ユーザーテーブルの参加者IDに対応するメールアドレスへ、掲示板IDを含む電子掲示板への参加を誘う電子メールを送信する。続いて、端末20へ掲示板作成完了と掲示板IDを送信する。
【0276】
また、Sm18以降の処理を行わずに掲示板作成処理を終了し、その代わりに電子掲示板を作成したユーザーも他の参加者と同じに、後述の「掲示板への参加処理」で電子掲示板に参加するようにする。この場合、Sm1は不要になり、Sm15の(b)で、参加者テーブルの参加承認フラグはOFFで登録することになる。
【0277】
<掲示板への参加処理>
図20は、掲示板への参加処理を説明する図である。
掲示板への参加処理は以下のSn1〜Sn22の流れで行われる。以下の説明で、Sn1、Sn8〜Sn14、Sn20〜Sn22は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sn2〜Sn7、Sn15〜Sn19はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0278】
端末側アプリを起動すると、Sn1では、サーバー10へ新規の電子掲示板情報の取得をリクエストする情報を送信する。新規の電子掲示板情報の取得をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワードが含まれる。Sn1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0279】
Sn2で、サーバー10は、新規の電子掲示板情報の取得をリクエストする情報を受信し、Sn3へ進む。Sn3では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSn4では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、Sn2で受信したユーザーIDが参加者IDとして登録され、かつ、その参加者IDに対応する参加承認フラグがOFFであるデータの取得を試みて、Sn5へ進む。
【0280】
Sn5で、Sn2で受信したユーザーIDが参加者IDとして登録され、かつ、その参加者IDに対応する参加承認フラグがOFFであるデータを取得できたかを判断する。Sn5でデータを取得できたと判断した場合(Sn5:Yes)にはSn6へ進む。Sn6では、端末20へ新規の電子掲示板がある旨の情報を次のデータを含めて送信する。
掲示板ID:Sn4で取得した掲示板ID
ペアフラグ:Sn4で取得したペアフラグ
掲示板名称:Sn4で取得した掲示板名称
Sn6の後、サーバー10は、端末20からの情報の受信を待機する。
【0281】
一方、Sn5でデータを取得できないと判断した場合(Sn5:No)には、Sn7へ進む。Sn7では、端末20へ新規の電子掲示板はない旨の情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0282】
Sn8では、端末20は、新規の電子掲示板はない旨の情報を受信して、端末側の処理を終了する。
Sn9では、端末20は、新規の電子掲示板がある旨の情報を受信して、Sn10へ進む。Sn10では、Sn9で受信した掲示板名称を表示画面20aに表示してSn11へ進む。このとき、新規の電子掲示板の掲示板名称だけを表示したり、既に所有していた電子掲示板の掲示板名称とあわせて新規の電子掲示板の掲示板名称を既に所有していた掲示板と異なる表示態様(色違い/マークつき)で表示したりする。
【0283】
Sn11では、データ格納領域23bの空容量があるかを確認する。Sn11で空容量があると判断した場合(Sn11:Yes)には、Sn13へ進む。一方、Sn8で空容量がないと判断した場合(Sn11:No)には、Sn12で空きがないことを表示画面20aに表示して、端末20側の処理を終了する。
【0284】
Sn13では、新規の電子掲示板の設定をする画面を表示し、次の事項の入力を受け付け、Sn14へ進む。
発言保存容量:Sn11で確認をした容量を最大として新規の電子掲示板における発言の保存に使用するデータ格納領域23bの容量の入力を受け付ける。
掲示板名称:Sn9で受信した掲示板名称がデフォルトとなっている。
ニックネーム:データ格納領域23bに登録された自己のニックネームがデフォルトとなっている。
【0285】
Sn14では、サーバー10へ、掲示板設定をリクエストする情報を電子掲示板への参加の登録を指示するための参加登録情報として送信する。参加登録情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、発言保存容量、掲示板名称、ニックネームが含まれる。Sn14の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0286】
Sn15で、サーバー10は、参加登録情報を受信し、Sn16へ進む。Sn16では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSn17では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSn15で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSn15で受信したユーザーIDが含まれるデータの取得を行い、Sn18へ進む。
【0287】
Sn18では、Sn17で取得したデータのうち、次の項目のデータを更新して、Sn19へ進む。
発言保存容量:Sn15で受信した発言保存容量に更新する。
掲示板名称:Sn15で受信した掲示板名称に更新する。
ニックネーム:Sn15で受信したニックネームに更新する。
参加承認フラグ:ONに更新する。
【0288】
Sn19では、端末20へ電子掲示板の設定登録の完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0289】
なお、Sn18において、後述する「発言」の機能を用いて自動的にユーザーが掲示板に参加したことを発言するようにすることにより、ユーザーの参加タイミングを電子掲示板の全参加者に周知することもできる。
【0290】
Sn20では、端末20は電子掲示板の設定登録の完了を通知する情報を受信して、Sn21へ進む。Sn21では、データ格納領域23bの掲示板管理データとして次のようにデータを登録して、Sn22へ進む。
【0291】
掲示板ID:Sn9で受信した掲示板IDを登録する。
ペアフラグ:Sn9で受信したペアフラグを登録する。
掲示板名称:Sn13で入力した掲示板名称を登録する。
ニックネーム:Sn13で入力したニックネームを登録する。
最終発言ID:−1を登録する。
発言保存容量:Sn13で入力した値を登録する。
保存開始位置:データ格納領域23b内で発言保存容量を確保した保存開始位置を登録する。
【0292】
Sn22では、データ格納領域23b内の保存開始位置から発言保存容量分をクリアして、端末20側の処理を終了する。
なお、以上の掲示板への参加処理は、端末アプリの起動時に行うが、後述の「全掲示板状況取得処理」の際に行うこともできる。
【0293】
また、Sn13では、ユーザーが電子掲示板への参加をしない旨の意思表示を行うためのボタンとして参加拒否ボタンを画面に表示し、ユーザーが参加拒否ボタンを選択して参加を行わない意思表示を行った場合には、Sn14で、サーバー10へ、電子掲示板への参加の拒否をリクエストする情報を送信して、端末20側の処理を終了させるようにしてもよい。
【0294】
このようにした場合、サーバー10は、電子掲示板への参加の拒否をリクエストする情報を受信すると、掲示板IDがSn15で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSn15で受信したユーザーIDが含まれるデータを参加者テーブルから削除して、サーバー10側の処理を終了させるようにするとよい。
【0295】
◆メールからの起動機能を利用する場合
図21は、メールからの起動機能を利用する場合の掲示板への参加処理を説明する図である。
メールからの起動機能を利用する場合は、掲示板への参加処理は、以下のSo1〜So21の流れとなる。
【0296】
なお、以下の説明で、So1、So8〜So13、So19〜So21は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。So2〜So7、So14〜So18はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0297】
電子掲示板への参加を誘う「掲示板作成メール」から端末側アプリを起動すると、So1では、サーバー10へ、掲示板情報の取得をリクエストする情報を送信する。掲示板情報の取得をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板IDが含まれる。掲示板IDは、掲示板作成メールに記載されているものである。So1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0298】
So2で、サーバー10は、掲示板情報の取得をリクエストする情報を受信し、So3へ進む。So3では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSo4では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSo2で受信した掲示板IDであり、かつ参加者IDにSo2で受信したユーザーIDが含まれ、かつ参加承認フラグがOFFであるデータの取得を試みて、So5へ進む。
【0299】
So5で、掲示板IDがSo2で受信した掲示板IDであり、かつ参加者IDにSo2で受信したユーザーIDが含まれ、かつ参加承認フラグがOFFであるデータを取得できたかを判断する。So5で、データを取得できないと判断した場合(So5:No)には、So6へ進む。So6では、端末20へ不正な掲示板IDである旨を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0300】
一方、So5でデータを取得できたと判断した場合(So5:Yes)には、So7へ進む。So7では、端末20へ、So4で取得したペアフラグ,掲示板名称を送信する。So7の後、サーバー10は、端末20からの情報の受信を待機する。
【0301】
So8では、端末20は、不正な掲示板IDである旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
So9では、端末20は、So7で送信されたデータを受信し、So10へ進む。So10では、データ格納領域23bの空容量があるかを確認する。So10で空容量があると判断した場合(So10:Yes)には、So12へ進む。一方、So19で空容量がないと判断した場合(So10:No)には、So11へ進む。So11では、空容量がないことを表示画面20aに表示して、端末20側の処理を終了する。
【0302】
So12では、新規の電子掲示板の設定をする画面を表示し、次の事項の入力を受け付け、So13へ進む。
発言保存容量:So10で確認をした容量を最大とした新規の電子掲示板における発言の保存に使用するデータ格納領域23bの容量の入力を受け付ける。
掲示板名称:So9で受信した掲示板名称がデフォルトとなっている。
ニックネーム:データ格納領域23bに登録された自己のニックネームがデフォルトとなっている。
【0303】
So13では、サーバー10へ、掲示板設定をリクエストする情報を電子掲示板への参加の登録を指示するための参加登録情報として送信する。参加登録情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、発言保存容量、掲示板名称、ニックネームが含まれる。So10の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0304】
So14で、サーバー10は、参加登録情報を受信し、So15へ進む。So15では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSo16では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSo14で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSo14で受信したユーザーIDが含まれるデータの取得を行い、So17へ進む。
【0305】
So17では、So16で取得したデータのうち、次の項目を更新して、So18へ進む。
発言保存容量:So14で受信した発言保存容量を登録する。
掲示板名称:So14で受信した掲示板名称を登録する。
ニックネーム:So14で受信したニックネームを登録する。
参加承認フラグ:ONを登録する。
【0306】
So18では、端末20へ電子掲示板の設定登録の完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0307】
なお、So17において、後述する「発言」の機能を用いて自動的にユーザーが掲示板に参加したことを発言するようにすることにより、ユーザーの参加タイミングを電子掲示板の全参加者に周知することもできる。
【0308】
So19では、端末20は、電子掲示板の設定登録の完了を通知する情報を受信して、So20へ進む。So20では、データ格納領域23bの掲示板管理データとして次のようにデータを登録して、So21へ進む。
【0309】
掲示板ID:掲示板作成メールに記載された掲示板IDを登録する。
ペアフラグ:So9で受信したペアフラグを登録する。
掲示板名称:So12で入力した掲示板名称を登録する。
ニックネーム:So12で入力したニックネームを登録する。
最終発言ID:−1を登録する。
発言保存容量:So12で入力した値を登録する。
保存開始位置:データ格納領域23b内で発言保存容量を確保した保存開始位置を登録する。
【0310】
So21では、データ格納領域23b内の保存開始位置から発言保存容量分をクリアして、端末20側の処理を終了する。
【0311】
<全掲示板状況取得処理>
図22は、全掲示板状況取得処理を説明する図である。
全掲示板状況取得処理は以下のSp1〜Sp11の流れで行われる。以下の説明で、Sp1、Sp7〜Sp11は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sp2〜Sp6はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0312】
ユーザーが端末20を操作して、未読の発言の有無を調べるための端末20の操作を行うと、Sp1では、ユーザーが参加可能な電子掲示板についての最新状況を確認するために、サーバー10へ全電子掲示板の状況の取得をリクエストする情報を、本発明の最新状況確認情報として送信する。全電子掲示板の状況の取得をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワードが含まれる。Sp1の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0313】
なお、未読の発言の有無を調べるための端末20の操作をユーザーが直接行わない場合でも、電子掲示板システム100のアプリケーションプログラムが自動的にSp1を行うようにしてもよい。例えば、(a)全掲示板状況取得処理を自動的に行う時間間隔を、ユーザーが端末20に予め登録しておく。端末側アプリが、その時間間隔でSp1を開始する。(b)上述の「掲示板への参加処理」の後にSp1を開始する。
【0314】
Sp2で、サーバー10は、全電子掲示板の状況の取得をリクエストする情報を受信し、Sp3へ進む。Sp3では、上述のユーザー認証処理を行う。
続くSp4では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、Sp2で受信したユーザーIDが参加者IDとして登録され、且つ参加承認フラグがONであるデータの取得を行い、Sp5へ進む。
【0315】
Sp5では、掲示板テーブルを検索して、掲示板テーブルの中から、Sp4で取得した掲示板IDに対応するデータの取得を行い、Sp6へ進む。
Sp6では、処理完了を通知する情報、NEWフラグとともに、ユーザーが参加可能な電子掲示板を示す情報であるボード状況情報を端末20へ送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0316】
本実施の形態では、Sp6で送信するボード状況情報は、Sp4で取得した掲示板IDである。すなわち、本実施形態では、Sp4で、Sp2で受信したユーザーIDが参加者IDとして登録され、且つ参加承認フラグがONである電子掲示板の掲示板IDを取得して、この掲示板IDをSp6で端末20へ送信しているため、Sp6で送信する掲示板IDによって、サーバー10に登録されている電子掲示板のうち、そのユーザーが現時点で参加可能な電子掲示板が特定される。
【0317】
また、本実施の形態では、Sp6で送信するNEWフラグは、Sp4で取得した最終発言IDよりSp5で取得した最大発言IDが大きい場合にON、それ以外はOFFである。そのため、Sp6で送信するNEWフラグにより、サーバー10に新たな発言が登録されているか否かを知ることができる。
【0318】
Sp7では、端末20は、Sp6で送信されたデータを受信し、Sp8へ進む。Sp8では、データ格納領域23bの全掲示板管理データにつき、受信した掲示板IDとつき合せる。
【0319】
Sp8で、データ格納領域23bに存在するのに、受信した掲示板IDに含まれない掲示板IDが存在しないと判断した場合(Sp8:No)には、Sp10へ進む。Sp8で、データ格納領域23bに存在するのに、受信した掲示板IDに含まれない掲示板IDが存在すると判断した場合(Sp8:Yes)には、Sp9へ進む。Sp9では、受信した掲示板IDに含まれない掲示板IDに対応する電子掲示板は削除されたものとして、データ格納領域23bから当該電子掲示板の掲示板管理データを削除して、Sp10へ進む。
【0320】
Sp10では、受信したNEWフラグを、データ記憶領域の該当する掲示板IDの掲示板管理データに反映して、Sp11へ進む。Sp11では、ユーザーが所有する電子掲示板、すなわちデータ格納領域23bに登録されている電子掲示板IDに対応する電子掲示板の掲示板名称のリストを表示画面20aに表示(図32参照)して、端末20側の処理を終了する。このとき、受信したNEWフラグに対応する電子掲示板IDの掲示板名称の横に「New」等の表示を行う。
【0321】
なお、本実施の形態では、ボード状況情報はユーザーが参加可能な電子掲示板を示す情報であるが、本発明のボード状況情報を、ユーザーが参加不可能な電子掲示板を示す情報としてもよい。すなわち、ボード状況情報を、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDとして、そのユーザーが参加不可能となった電子掲示板を端末20側で知るようにしてもよい。この場合は、上記Sp1〜Sp9の各処理を、例えば以下のSp1’〜Sp9’の各処理に改変する。以下に上記Sp1〜Sp9との相違点を主に説明する。
【0322】
Sp1’では、上記Sp1で送信する全電子掲示板の状況の取得をリクエストする情報に、端末20に登録されている全ての掲示板IDを含めるようにする。Sp2’では、Sp1’で送信された全電子掲示板の状況の取得をリクエストする情報を受信する。Sp3’では、Sp3同様に、上述のユーザー認証処理を行う。Sp4’では、Sp4同様に、Sp2’で受信したユーザーIDが参加者IDとして登録され、且つ当該ユーザーIDに対応する参加承認フラグがONであるデータの取得を行う。Sp5’では、上記Sp5同様に、Sp4’で取得した掲示板IDに対応するデータの取得を行う。Sp6’では、Sp4’で取得した掲示板IDと、NEWフラグとともに、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDを送信する。
【0323】
ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDは、サーバー10が、Sp2’で受信した掲示板IDと、Sp4’で取得した掲示板IDを比較して特定する。すなわち、Sp2’で受信した掲示板IDと、Sp4’で取得した掲示板IDを比較して、この比較の結果、Sp2’で受信した掲示板IDに含まれるのにSp4’で取得した掲示板IDに含まれない掲示板IDが、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDである。比較の結果、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板がなければ、Sp6でユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDは送信されない。
【0324】
Sp7’では、端末20は、Sp6’で送信されたデータを受信する。Sp8’では、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDをSp7’で受信したか否かを判定する。Sp8’で、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDを受信したと判断した場合には、Sp9’でユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDに対応する電子掲示板は削除されたものとして、データ格納領域23bから当該電子掲示板の掲示板管理データを削除してSp10へ進む。一方、Sp8’で、ユーザーが参加不可能となった電子掲示板の掲示板IDを受信しないと判断した場合には、そのままSp10へ進む。
【0325】
<掲示板参加者変更処理>
図23は、掲示板参加者変更処理を説明する図である。
掲示板参加者変更処理は、以下のSq1〜Sq21の流れで行われる。以下の説明で、Sq1、Sq2、Sq8、Sq11、Sq15、Sq20、Sq21は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sq3〜Sq7、Sq9、Sq10、Sq12〜Sq14、Sq16〜Sq19はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0326】
ユーザーが参加者の変更を行いたい電子掲示板を選択して端末20の操作をすることで、掲示板参加者変更処理の開始が指示されると、Sq1では、当該電子掲示板に参加している参加者のリストを表示画面20aに表示して、Sq2へ進む。
【0327】
Sq2では、ユーザからの指示にしたがって、削除するユーザーID、追加するユーザーIDを、一時記憶メモリに保存して、変更・削除をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。変更・削除をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、掲示板名称、追加するユーザーID、削除するユーザーIDが含まれる。Sq2の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0328】
Sq3で、サーバー10は、変更・削除をリクエストする情報を受信し、Sq4へ進む。Sq4では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSq5では、掲示板テーブルを検索して、掲示板テーブルの中から、Sq3で受信した掲示板IDに対応するデータの取得を行い、Sq6へ進む。
【0329】
Sq6では、Sq5で取得した所有者IDが、Sq3で受信したユーザーのユーザーIDと一致するかを確認する。Sq6で一致すると判断した場合(Sq6:Yes)には、Sq9へ進む。一方、Sq6で一致しないと判断した場合(Sq6:No)には、Sq7へ進む。
【0330】
Sq7では、端末20へ参加者変更の権限がないことを通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sq8では、端末20は、参加者変更の権限がないことを通知する情報を受信して、Sq1へ戻る。
【0331】
Sq9では、Sq5で取得したペアフラグを確認する。Sq9で、ペアフラグがOFFの場合(Sq9:OFF)には、Sq12へ進む。一方、Sq9でペアフラグがONの場合(Sq9:ON)には、Sq10へ進む。
【0332】
Sq10では、端末20へ参加者変更ができないことを通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sq11では、端末20は、参加者変更ができないことを通知する情報を受信して、Sq1へ戻る。
【0333】
Sq12では、ユーザーテーブルを検索して、ユーザーテーブルの中から、ユーザー登録完了フラグがONであり、且つSq3で受信した追加するユーザーIDに対応するデータの取得を試みて、Sq13へ進む。Sq13で、Sq3で受信した追加するユーザーIDに対応するデータを取得できたかを判断する。Sq13で、全てのユーザーIDについてデータが取得できたと判断した場合(Sq13:Yes)には、Sq16へ進む。Sq13で、データを取得できないユーザーIDが存在すると判断した場合(Sq13:No)には、Sq14へ進む。
【0334】
Sq14では、端末20へ不正な参加者が存在することを通知する情報を送信し、サーバー10側の処理を終了する。Sq15では、端末20は、不正な参加者が存在することを通知する情報を受信して、Sq1へ戻る。
【0335】
Sq16では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSq3で受信した掲示板IDで、かつ参加者IDとしてSq3で受信した削除するユーザーIDが登録されているデータの取得を試みて、Sq17へ進む。
Sq17で、掲示板IDがSq3で受信した掲示板IDで、かつ参加者IDとしてSq3で受信した削除するユーザーIDが登録されているデータを取得できたかを判断する。
【0336】
Sq17で、全てのユーザーIDについてデータが取得できたと判断した場合(Sq17:Yes)には、Sq18へ進む。Sq17で、削除するユーザーIDに対応するデータを取得できない場合(Sq17:No)には、Sq14,Sq15と同様の処理を行なう。
【0337】
Sq18では、参加者テーブルの中から、Sq17で取得できたデータの削除を行うとともに、追加の参加者用データとして参加者テーブルに次のようにデータを登録して、Sq19へ進む。
掲示板ID:Sq3で受信した掲示板IDを登録する。
参加者ID:Sq3で受信した追加するユーザーIDを登録する。
所有者ID:Sq3で受信したユーザーIDを登録する。
ペアフラグ:Sq5で取得したのペアフラグを登録する。
参加承認フラグ:OFFを登録する。
掲示板名称:Sq3で受信した掲示板名称を登録する。
ニックネーム:ユーザーテーブルに登録されている参加者IDに対応するニックネームを登録する。
発言保存容量:0を登録する。
【0338】
Sq19では、端末20へ処理完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0339】
なお、Sq18の後に、ユーザーテーブルの中から、ユーザーIDが削除されるユーザーIDであるデータの取得を行い、そのデータに含まれるメールアドレスにに対して電子メールを送信する処理を行なうようにすることもできる。これにより、参加を取り消されるユーザーに対して、削除されたことを通知することもできる。この場合、Sq1において、削除されるユーザーに対するメッセージの入力を求め、入力されたメッセージを端末20からサーバー10が受信し、受信したメッセージを付して、電子メールを送信するようにしてもよい。
【0340】
Sq20では、端末20は、処理完了を通知する情報を受信して、Sq21へ進む。Sq21では、表示画面20aに処理を完了した旨を表示することで、ユーザーに処理の完了を通知して、端末20側の処理を終了する。
【0341】
なお、追加されたユーザーは、「掲示板への参加処理」により、電子掲示板に参加できる。また、削除されたユーザーの端末20は、上述の「全掲示板状況取得処理」のときに、所有されていた電子掲示板を削除する。
【0342】
◆メールからの起動機能を利用する場合
Sq19の後に、以下の処理を追加する。ユーザーテーブルの中から、ユーザーIDが追加されるユーザーIDであるデータの取得を行い、そのデータに含まれるメールアドレスに対して、Sq3で受信した掲示板IDを含めた電子メールを送信する。この電子メールによって、追加されるユーザーは、「掲示板への参加処理」をメールからの起動で行う。
【0343】
<掲示板削除処理>
図24は、掲示板削除処理を説明する図である。
掲示板削除処理は、以下のSr1〜Sr11の流れで行われる。以下の説明で、Sr1、Sr9〜Sr11は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Sr2〜Sr8は、サーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0344】
ユーザーが所有する電子掲示板の中から、削除をしたい電子掲示板を選択して端末20の操作をすることで、掲示板削除処理の開始が指示されると、Sr1では、掲示板の削除をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。掲示板の削除をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板IDが含まれる。このとき、掲示板IDを、一時記憶メモリに保存する。Sr2の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0345】
Sr2で、サーバー10は、掲示板の削除をリクエストする情報を受信し、Sr3へ進む。Sr3では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSr4では、掲示板テーブルを検索して、掲示板テーブルの中から、Sr2で受信した掲示板IDに対応するデータの取得を行い、Sr5へ進む。
【0346】
Sr5では、Sr4で取得した所有者IDが、Sr2で受信したユーザーのユーザーIDと一致するかを確認する。Sr5で一致しないと判断した場合(Sr5:No)には、Sr7へ進む。一方、Sr5で一致すると判断した場合(Sr5:Yes)には、Sr6へ進む。
【0347】
Sr6では、掲示板テーブルと参加者テーブルの中から、Sr2で受信した掲示板IDに対応するデータの削除を行い、Sr8へ進む。
Sr7では、参加者テーブルの中から、Sr2で受信した掲示板ID,ユーザーIDの組み合わせに対応するデータの削除を行い、Sr8へ進む。
Sr8では、端末20へ処理完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0348】
なお、Sr6の前に、電子掲示板に参加していたユーザーに対して電子メールを送信することにより、掲示板が削除されたことを通知する処理を行なうこともできる。具体的には、参加者テーブルの中から、Sr2で受信した掲示板IDに対応する参加者IDを取得する。そして、ここで取得した参加者IDに等しいユーザーIDに対応するメールアドレスを、ユーザーテーブルの中から取得する。そして、ここで取得したメールアドレスに対して、電子掲示板が削除された旨を伝える電子メールを送信する。
【0349】
また、Sr7の後に、電子掲示板に参加していたユーザーに対して電子メールを送信することにより、参加を取りやめたことを通知する処理を行なうこともできる。具体的には、参加者テーブルの中から、Sr2で受信した掲示板IDに対応する所有者ID,参加者IDを取得する。そして、ここで取得した所有者ID,参加者IDに等しいユーザーIDに対応するメールアドレスを、ユーザーテーブルの中から取得する。そして、ここで取得したメールアドレスに対して、参加を取りやめた旨を伝える電子メールを送信する。所有者IDに等しいユーザーIDに対応するメールアドレスにだけ電子メールを送信してもよい。
【0350】
また、Sr7の後に、後述の「発言処理」に基づいて、電子掲示板システム100が、参加を取りやめた旨を自動的に発言するようにして、電子掲示板の全参加者に周知することもできる。
【0351】
Sr9では、端末20は、処理完了を通知する情報を受信して、Sr10へ進む。Sr10では、データ格納領域23bから、Sr9で受信した掲示板IDに対応する電子掲示板の掲示板管理データを削除して、Sr11へ進む。
【0352】
Sr11では、表示画面20aで、ユーザーに処理の完了を通知し、削除した電子掲示板を除く電子掲示板の掲示板名称のリストを表示して、端末20側の処理を終了する。
【0353】
なお、電子掲示板の所有者が電子掲示板を削除した場合には、当該掲示板に参加していた他のユーザーの端末20は、上述の「全掲示板状況取得処理」のときに、所有していた当該電子掲示板の掲示板管理データを削除する。
【0354】
<掲示板設定変更処理>
図25は、掲示設定変更処理を説明する図である。
掲示板設定変更処理は、以下のSs1〜Ss13の流れで行われる。以下の説明で、Ss1〜Ss3、Ss9〜Ss13は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。Ss4〜Ss8は、サーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0355】
ユーザーが所有する電子掲示板の中から、設定の変更をしたい電子掲示板を選択して端末20の操作をすることで、掲示板設定変更処理の開始が指示されると、Ss1では、データ格納領域23bの発言データ保存領域の空きを計算して、Ss2へ進む。Ss2では、掲示板名称、ニックネーム、発言保存容量の入力をユーザーに要求する画面を表示画面20aに表示して、入力を受付けて、Ss3へ進む。
【0356】
ユーザーからの、掲示板名称、ニックネーム、発言保存容量の入力を受け付けて、これらを一時記憶メモリに保存すると、Ss3では、掲示板の設定変更をリクエストする情報をサーバー10へ送信する。このとき、Ss1で計算した空き容量を超える発言保存容量の入力は受け付けない。
【0357】
掲示板の設定変更をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、発言保存容量、掲示板名称、ニックネームが含まれる。Ss3の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0358】
Ss4で、サーバー10は、掲示板の設定変更をリクエストする情報を受信し、Ss5へ進む。Ss5では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSs6では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSs4で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSs4で受信したユーザーIDが含まれるデータの取得を行い、Ss7へ進む。
【0359】
Ss7では、Ss6で取得したデータのうち、発言保存容量をSs4で受信した発言保存容量に、掲示板名称をSs4で受信した掲示板名称に、ニックネームをSs4で受信したニックネームに変更して参加者テーブルを更新して、Ss8へ進む。
Ss8では、端末20へ処理完了を通知する情報を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0360】
なお、ニックネームが変更された場合に、後述の「発言処理」に基づいて、電子掲示板システム100が、ニックネームを変更した旨を自動的に発言するようにして、電子掲示板の全参加者に周知することもできる。
【0361】
Ss9では、端末20は、処理完了を通知する情報を受信して、Ss10へ進む。Ss10では、データ格納領域23bの発言データ保存領域の各電子掲示板の発言データを移動し、データ格納領域23bに、Ss9で受信した掲示板IDに対応する発言データ保存領域を、Ss9で受信した発言保存容量分だけ確保する。
【0362】
つづいて、Ss11では、データ格納領域23bに、Ss10で確保した発言データ保存領域の保存開始位置とともに、変更された掲示板管理データを上書きして、Ss12へ進む。Ss12では、新しい発言データ保存領域に発言データを移動して、Ss13へ進む。
Ss13では、表示画面20aを介してユーザーに処理の完了を通知して、端末20側の処理を終了する。
【0363】
(発言データ管理機能)
<発言処理>
図26,図27は、発言処理を説明する図である。
発言処理は、以下のSt1〜St47の流れで行われる。以下の説明で、St1〜St24、St41〜St47は、端末側アプリに基づいて行なわれる処理である。St25〜St40はサーバー側アプリに基づいて行われる処理である。
【0364】
ユーザーが発言を行いたい電子掲示板を選択して端末20の操作をすると、St1では、データ格納領域23bに保存している当該電子掲示板の発言を一時記憶メモリに読出し、発言ID順に表示画面20aにボード画面(図33参照)として表示してSt2へ進む。このとき、データ格納領域23bから一時記憶メモリに、当該電子掲示板の掲示板ID、最終発言ID、最大受信容量を読み出す。最大受信容量は、当該電子掲示板に割り当てられた発言データを保存できる領域(発言データ保存領域)の全容量である。
【0365】
St2では、ユーザーの操作ボタン20b等の操作を受け付けて、St3,St6,St16,St20,ST21で、いずれの操作ボタンが操作されたかを判断する。電子掲示板システム100の発言方法は三種類あり、ユーザーの操作方法によって、三種類のうちいずれの発言方法を採用するか、又は読込みのみのリクエストを行うか、所有する電子掲示板のリストを表示するかを決定するようになっている。
【0366】
なお、ユーザー端末として携帯情報端末30や、パーソナルコンピュータ端末40を使用する場合には、携帯情報端末30や、パーソナルコンピュータ端末40の表示画面に表示したボタンの操作または任意のキー操作により、三種類の発言方法のいずれかを採用する。
【0367】
例えば、ユーザーが、最初に操作ボタン20bを操作したと判断(St3:Yes)すると、“通常入力モード”を採用して、St4へ進む。ユーザーが、最初に操作ボタン20gを操作したと判断(St6:Yes)すると、“エモキャラ入力モード”を採用して、St7へ進む。ユーザーが、最初に操作ボタン20fを操作したと判断(St16:Yes)すると、“直打ち入力モード”を採用して、St17へ進む。ユーザーが、最初に操作ボタン20dを操作したと判断(St20:Yes)すると、読込みのみのリクエストを行うこととして、St24へ進む。ユーザーが、最初に操作ボタン20cを操作したと判断(St21:Yes)すると、St22へ進み、端末20側の発言処理を終了する。
【0368】
St22では、一時記憶メモリに存在する発言データを、発言IDの大きい順に設定された発言保存容量分だけ、発言保存位置からデータ格納領域23bに書き込み、所有する電子掲示板のリストを表示する(後述の「掲示板リスト画面表示処理」へ移行する)。
【0369】
St4では、表示画面20aを文字を入力する画面に完全に切り換えて、端末20の有する日本語入力モードに切り替える。そしてユーザーが文字の入力を終了させると、日本語入力モードから抜けて、St5へ進む。St5では、日本語入力モードで入力された文字列を、発言データを構成する発言テキストデータとして一時記憶メモリに保存して、St23へ進む。
【0370】
St7では、表示画面20aを、文字を入力すための文章入力欄と、エモキャラを入力するためのエモキャラ入力欄と、発言内容を確定する欄とを表示したエモキャラ添付入力画面(図34参照)に完全に切り換えて、St8へ進む。St8では、文章入力欄,エモキャラ入力欄,発言内容を確定する欄いずれかを選択するユーザーの端末20の操作を受け付け、St9,St12,St15で、いずれが選択されたかを判断する。
【0371】
St8で文章入力欄を選択する操作を受け付けたと判断(St9:Yes)すると、St10へ進み、端末20の有する日本語入力モードに切り替える。そして、ユーザーが文字の入力を終了させると、日本語入力モードから抜けて、St11へ進む。St11では、日本語入力モードで入力された文字列を、発言データを構成する発言テキストデータとして一時記憶メモリに保存して、文章入力欄に表示し、St8へ戻る。
【0372】
St8でエモキャラ入力欄を選択する操作を受け付けたと判断(St12:Yes)すると、St13へ進む。St13では、複数種類のエモキャラを選択肢として表示したエモキャラ選択画面を表示画面20aに表示して、ユーザーがエモキャラを選択する操作を受け付ける。ユーザーが、エモキャラを選択する操作を行うと、St14へ進む。St14では、ユーザーが選択したエモキャラを特定するエモキャラIDを発言データの一部として一時記憶メモリに保存して、エモキャラをエモキャラ入力欄に表示し、St8へ戻る。
【0373】
St8で発言内容を確定する欄を選択する操作を受け付けたと判断(St15:Yes)すると、St23へ進む。
【0374】
St17では、St1で表示された画面に重ねて、表示画面20aの一部に直打ち入力欄を表示して(図35参照)、St18へ進む。St18では、ユーザーから文字を入力するための操作、発言を確定するための操作を受け付ける。
【0375】
St18で、ユーザーから文字を入力するための操作を受け付けている間、直打ち入力欄によって一部が隠されたSt1で表示された画面をそのまま表示画面20aに表示しつづける。また、St8で、文字を入力するための操作を受け付けると、ユーザーが入力した文字を、直打ち入力欄内に逐次追加表示する(図35参照)。
【0376】
St18で、発言を確定するための操作を受け付けると、St19へ進む。St19では、直打ち入力欄に表示された文字列を、発言データを構成する発言テキストデータとして一時記憶メモリに保存して、St23へ進む。
【0377】
St23では、端末20の時計から現在日時を取得し、発言データに端末発言日時として含めて、一時記憶メモリに保存して、St24へ進む。
【0378】
St24では、発言の登録をリクエストする情報を、サーバー10に送信する。発言の登録をリクエストする情報は、サーバー10へ新規の発言の登録を指示するとともに、サーバー10に登録されている書込データの取得を要求するための情報である。発言の登録をリクエストする情報には、端末識別子(又は個人識別子)、ユーザーID、パスワード、掲示板ID、最終発言ID、最大受信容量、発言データ(エモキャラID、発言テキストデータ、端末発言日時)が含まれる。St24の後、端末20は、サーバー10からの情報の受信を待機する。
【0379】
なお、端末20が、ネットワーク2と接続できない状況や、電子掲示板システム100で何らかのエラーが生じて発言を登録できない状況では、複数の発言データが一時記憶メモリにたまることがある。この場合は発言の登録をリクエストする情報を一回送信するときに、同時に複数件の発言データを送信する。
【0380】
また、St20で操作ボタン20dの操作が行われた場合(St20Yes)であって読込みのみのリクエストを行う場合には、St24で送信する発言の登録をリクエストする情報には、発言データは含まれない。
【0381】
St25で、サーバー10は、発言の登録をリクエストする情報を受信すると、St26へ進む。St26では、上述のユーザー認証処理を行う。続くSt27では、参加者テーブルを検索して、参加者テーブルの中から、掲示板IDがSt25で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSt25で受信したユーザーIDが含まれ、かつ参加承認フラグがONであるデータの取得を試みて、St28へ進む。
【0382】
Sc28で、掲示板IDがSt25で受信した掲示板IDであり、かつ、参加者IDにSt25で受信したユーザーIDが含まれ、かつ参加承認フラグがONであるデータを取得できたかを判断する。St28で、データを取得できたと判断した場合(St28:Yes)には、St30へ進む。一方、St28で、データを取得できなかったと判断した場合(St28:No)には、St29へ進む。St29では、端末20へ参加許可のないユーザーである旨を通知する情報を送信してサーバー10側の処理を終了する。St41では、端末20は、参加許可のないユーザーである旨を通知する情報を受信して、端末20側の処理を終了する。
【0383】
St30では、発言テーブルを検索して、発言テーブルの中から、端末発言日時がSt25で受信した端末発言日時で、かつ発言者IDがSt25で受信したユーザーIDと同一であるデータの取得を試みて、St31へ進む。
なお、St20で操作ボタン20dの操作が行われた場合(St20Yes)であって読込みのみのリクエストが行われた場合には、St25で受信する発言の登録をリクエストする情報には、発言データ(端末発言日時)が含まれないため、St30に続いてSt31へ進まずに、St36へ進む。
【0384】
St31で、端末発言日時がSt25で受信した端末発言日時で、かつ発言者IDがSt25で受信したユーザーIDと同一であるデータを取得できたかを判断する。St31で、データを取得できたと判断した場合(St31:Yes)には、既に登録済みの発言と判断してSt36へ進む。これは、端末20がネットワーク2との通信状態が良好ではなく、発言の登録を正常に行えたか否かを正確に判断できない場合の予防措置である。
【0385】
St31で、データを取得できないと判断した場合(St31:No)には、St32へ進む。St32では、掲示板テーブルを検索して、掲示板テーブルの中から、掲示板IDがSt25で受信した掲示板IDであるデータの最大発言IDを取得して、St33へ進む。St33では、St32で取得した最大発言IDに「1」を加えたものを発言IDとして、St34へ進む。
【0386】
St34では、掲示板テーブルの、受信した掲示板IDに対応する最大発言IDを、St33の発言IDと同じ値に更新して、St35へ進む。St35では、St25で受信した掲示板IDの発言テーブルへ次のようにデータを登録して、St36へ進む。
【0387】
発言ID:St33の発言IDを登録する。
発言登録日時:サーバー10における現在日時を登録する。
エモキャラID:St25で受信したエモキャラIDを登録する。
発言テキストデータ:St25で受信した発言テキストデータを登録する。
発言者ニックネーム:St27で取得したニックネームを登録する。
発言者ID:St25で受信したユーザーIDを登録する。
端末発言日時:St25で受信した端末発言日時を登録する。
【0388】
St36では、St25で受信した掲示板IDの発言テーブルから、発言IDが、St25で受信した最終発言IDより大きいもの全ての発言データを取得して、St37へ進む。St37では、St36で取得した発言データを発言IDが小さい順にそのデータ容量を加算し、St25で受信した最大受信容量を超えないデータまでを取得して、St38へ進む。
【0389】
St38では、St37で取得した発言データの最大の(最新の)発言IDを、端末20に送信する最新の発言IDを表す最新発言IDとして取得し、St39へ進む。St39では、St27で取得した参加者データの最終発言IDをSt38で取得した最新発言IDの値に変更して、参加者テーブルを更新する。
【0390】
つづいて、St40では、端末20へ登録完了を通知する情報と、St37で取得できなかった発言データがあるか否かを示すデータ、最新発言ID、St37で取得した発言データ(サーバ日時、発言ID、エモキャラID、発言テキストデータ、ニックネーム)を送信して、サーバー10側の処理を終了する。
【0391】
St42では、端末20は、登録完了を通知する情報と、St40で送信されたデータを受信して、St43へ進む。
【0392】
なお、何らかのエラーが生じて、サーバー10側で登録できなかった旨を通知する情報等を受信したときには、端末20側の処理を終了する。このとき、表示画面20a中止を伝えるメッセージを表示してもよい。
【0393】
St43では、St24で一時記憶メモリに保存した、発言の登録をリクエストする情報を消去して、St44へ進む。St44では、St42で受信した発言データを、追加して登録するとともに、当該電子掲示板の最終発言IDをSt42で受信した最新発言IDの値に更新する。
【0394】
つづいて、St45では、全発言データから新しいもの(発言IDが大きい)順に表示できるだけ表示画面20aにボード画面として表示(図33参照)して、St46へ進む。
St46では、St42で受信した、St37で取得できなかった発言データがあるか否かを示すデータに基づいて、サーバー10に取得できなかった発言データがあるかを判断する。
【0395】
St46で、サーバー10に発言データが残っていると判断した場合(St46:Yes)には、St47で、未読発言が残っていることを表示画面20aに表示して、端末20側の処理を終了する。一方、St46で、サーバー10に発言データが残っていないと判断した場合(St46:No)には、そのまま端末20側の処理を終了する。
【0396】
なお、本実施形態では、電子掲示板に入ったとき(St1)に、全発言データをデータ格納領域23bから一時記憶メモリに読込み、サーバー10から受信した発言データも一時記憶メモリに追加していき、電子掲示板から抜けるときにデータ格納領域23bにすべて書き込みをしている。データ処理スピードが充分に早い端末20であれば、発言データをその都度データ記憶領域から読込み、書込むことも可能である。
【0397】
また、本実施形態では、サーバー10が最新発言IDを送信(St40)し、端末20は、最新発言IDを受信する(St42)ことにより、最終発言IDを最新発言IDの値に更新している(St44)が、端末20がサーバー10から最新発言IDを受信することなく、最終発言IDの更新を行なうようにしてもよい。例えば、端末20が、St42で受信した発言IDのうち最大の(最新の)発言IDを最新発言IDとして取得し、ここで取得した最新発言IDの値によって最終発言IDの更新を行うようにすればよい。
【0398】
(端末の基本動作)
電子掲示板システム100では、ユーザーが端末20を操作し、サーバー10はその操作による端末20からのリクエストに応じて処理を行い、結果を返す形で上述の各処理が進行する。ここで、端末アプリの起動からユーザーの操作による各処理への流れを説明する。
【0399】
<端末アプリの起動時処理>
図28は、端末アプリの起動時処理を説明する図である。
端末アプリの起動時処理処理は、端末アプリが起動し、ユーザーの操作を受け付ける前に、以下のSu1〜Su6の流れで行われる。
【0400】
Su1では、データ格納領域23bのユーザー登録完了フラグの状態を確認する。Su1で、ユーザー登録完了フラグが、ユーザー登録が未だ行われていない旨を示していると判断した場合(Su1:未登録)には、Su2へ進む。Su2では、上述のユーザー登録処理又はユーザー再登録処理を行う。
【0401】
Su1で、ユーザー登録完了フラグが起動メール待ちである旨を示していると判断した場合(Su1:起動メール待ち)には、Su3へ進む。Su3では、起動の種類を判定する。
Su3で、起動メールから起動していると判断した場合(Su3:起動メールからの起動)には、Su4へ進む。Su4では、上述の「ユーザー登録処理」でのメール起動の流れ(Se9〜Se17)、又は「ユーザー再登録処理」でのメール起動の流れ(Sj12〜Sj21)、又は「ユーザー情報変更処理」でのメール起動の流れ(Sl13〜Sl15)を実行する。
【0402】
一方、Su3で、起動メールから起動していない通常の起動であると判断した場合(Su3:通常の起動)には、Su5へ進む。Su5では、起動メール待ちである旨を、表示画面20a上に表示して、ユーザーに通知して端末20側の処理を終了する。
【0403】
Su1で、ユーザー登録完了フラグがユーザー登録済みである旨を示していると判断した場合(Su1:登録済み)には、Su6へ進む。Su6では、上述の「掲示板への参加処理」を行い、Su7へ進む。Su7では上述の「全掲示板状況取得処理」を行い、Su8へ進む。Su8では、後述の「掲示板リスト画面表示処理」を行う。
【0404】
なお、Su7を省略し、別の任意のタイミングでSu7を行うことも可能だが、上述の「掲示板参加者変更処理」による掲示板の削除の結果を反映するにはSu6の後に行うと好適である。
【0405】
また、上述の「掲示板作成処理」でメールからの起動機能を利用しない場合には、Su7の「全掲示板状況取得処理」で新規の電子掲示板の有無をサーバー10へ問い合わせる。
【0406】
上述の「掲示板への参加処理」でメールからの起動機能を利用している場合には、Su6が、次のSu6a,Su6b,Su6c,Su6dのようになる。Su6aでは、起動の種類を判定する。Su6aで、上述の「掲示板作成メール」からの起動と判断した場合には、Su6bへ進む。Su6bでは、「掲示板への参加処理」でのメールからの起動機能を利用したときの流れ(So1〜So21)へ移行する。
【0407】
一方、Su6aで、メールからの起動でないと判断した場合には、Su6cへ進む。Su6cでは、「全掲示板状況取得処理」を行い、つづくSu6dで、後述の「掲示板リスト画面表示処理」を行う。
【0408】
<掲示板リスト画面表示処理>
図29は、掲示板リスト画面表示処理を説明する図である。
端末アプリが起動し、掲示板リスト画面表示処理は、以下のSv1〜Sv9の流れで行われる。
Sv1では、データ格納領域23bから、掲示板管理データを取得して、Sv2へ進む。Sv2では、表示画面20aに掲示板管理データに含まれる掲示板名称をリスト表示する(図32参照)ことで所有する電子掲示板のリストを表示して、Sv3へ進む。
【0409】。
Sv2でリスト表示する際に、ペアフラグのON/OFF(二人板か複数板か)、NEWフラグのON/OFF(未読発言の有無)によって掲示板名称の表示色を変えたり、マークを付したりすると好適である。
【0410】
また、Sv2で表示するリストに、掲示板管理データに含まれる発言保存容量を表示したり、各電子掲示板に参加している参加者の人数を含めて表示したりしてもよい。さらに、Sv2では、NEWフラグがONになっている電子掲示板が上位に表示されるように並べ替えることで、操作性を良くするとよい。
【0411】
Sv3では、ユーザーの操作を受け付けて、受け付けた操作により、Sv4の全掲示板状況取得処理や、Sv5の後述の掲示板画面表示処理や、Sv6の掲示板削除処理や、Sv7の掲示板参加者変更処理や、Sv8の掲示板設定変更処理や、Sv9のユーザー情報変更処理、Sv10の掲示板作成処理に移行する。
【0412】
例えば、操作ボタン20dの操作を受け付けた場合に、Sv4の全掲示板状況取得処理へ移行したり、操作ボタン20bの操作を受け付けた場合に、Sv5の掲示板画面表示処理へ移行したり、操作ボタン20cの操作とそれに続く操作ボタン20b等の操作を受け付けた場合に、Sv6の掲示板削除処理や、Sv7の掲示板参加者変更処理や、Sv8の掲示板設定変更処理や、Sv9のユーザー情報変更処理や、Sv10の掲示板作成処理に移行する。
【0413】
<掲示板画面表示処理>
図30は、掲示板画面表示処理を説明する図である。
掲示板画面表示処理は、以下のSw1〜Sw3流れで行われる。
Sw1では、掲示板管理データの中から、ユーザーの操作で選択された電子掲示板のデータを、データ格納領域23bから一時記憶メモリに読み込んで、Sw2へ進む。
【0414】
Sw2では、ユーザーの操作で選択された電子掲示板の発言データを、データ格納領域23bから一時記憶メモリにすべて読み込み、Sw3へ進む。Sw3では、読込みのみのリクエストを行うこととして、上述の「発言処理」におけるSt24へ移行する。Sw3の「発言処理」を一端終えると、Sw4では、上述の「発言処理」におけるSt1へ移行する。
【0415】
なお、Sw3を省略して、「発言処理」におけるSt24へ移行することなく、Sw4で「発言処理」におけるSt1へ移行してもよい。
また、発言データを一時記憶メモリに読み込まず、直接データ格納領域23bから読み書きすることも可能である。この場合はデータ格納領域23bの発言データの登録位置を常に保持し、保存領域を超える時には発言保存領域の先頭に戻ってループする形で書き込む。
【0416】
以上では、電子掲示板をユーザーに提供する場合の情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法について説明したが、他の「ボード」(例えば、スケジューラー,ToDoリスト,アドレス帳等)をユーザーに提供する場合においても、同様の情報提供システム,サーバー,アプリケーションプログラム及び情報提供方法を利用することができる。
【0417】
また、上述の「会員管理機能」は、「ボード」をユーザーに提供する場合だけではなく、サーバーの運営者等が、ユーザー(会員)に対してコンテンツの配信、例えば学習教育情報,絵画,音楽,映画などの配信をする場合に用いてもよい。
【0418】
以上に説明した実施の形態から把握できる請求項に記載した以外の技術的思想を以下(1)〜(42)に示す。
【0419】
(1) 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、前記データベース記憶部に、前記ボードIDで特定されるボードへの参加を、該ボードIDに対応して登録された前記参加者IDで特定されるユーザーが承認しているか否かを、該ボードID及び該参加者IDに対応付けて更に登録するように構成し、前記ユーザー端末は、該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手段を備え、前記サーバーは、前記参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
【0420】
(2) 請求項1又は請求項2又は上記(1)に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、文字や画像の表示をする表示部と、該ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記サーバーへ送信する第8手段と、該最新状況確認情報の送信に応じて、参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記サーバーから受信する第12手段と、該第12手段で受信した前記ボード状況情報に応じてユーザーが参加できないボードを除く参加できるボードの名称を前記ユーザー端末に備えられた表示部に表示する第13手段と、を備え、前記サーバーは、前記最新状況確認情報を前記ユーザー端末から受信する第9手段と、前記最新状況確認情報の受信に応じて、該最新状況確認情報に含まれるユーザーIDと等しい前記参加者IDに対応する前記ボードIDを、前記データベース記憶部から取得する第10手段と、該第10手段で取得したボードIDに基いて前記ボード状況情報を前記ユーザー端末へ送信する第11手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
【0421】
(3) 上記(2)に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、携帯電話端末であり、前記最新状況確認情報を定期的に前記サーバーへ送信することを特徴とする情報提供システム。
【0422】<システム:複数の掲示板を切り換えて表示>
(4) 上記(2)に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、携帯電話端末であり、前記第13手段で表示したボードの名称の中からユーザーが選択した1つに対応するボードへの書込み内容を表示するボード画面を前記表示部に表示する第14手段を備えることを特徴とする情報提供システム。
【0423】
(5) 上記(4)に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は、前記第14手順で前記ボード画面を前記表示部に表示しているときに、ユーザーによる入力モード選択ボタンの一度の操作を受け付けたことを条件に複数の入力形式から1つの入力形式を選択する第15手段と、前記第14手順で前記ボード画面とともに、該ボード画面の一部に重なるようにボードへの書込みをするための入力欄を表示する第16手段と、のうちの少なくともいずれか1つの手段を備えることを特徴とする情報提供システム。
【0424】
(6) 上記(4)に記載の情報提供システムにおいて、前記第14手順で前記ボード画面に表示するボードへの書込み内容には、画像を含めることを特徴とする情報提供システム。
【0425】
(7) 請求項3に記載の情報提供システムにおいて、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とする情報提供システム。
【0426】
(8) 請求項4に記載の情報提供システムにおいて、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とする情報提供システム。
【0427】
(9) 上記(1),(2),(7),(8)に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザー端末は携帯電話端末であることを特徴とする情報提供システム。
【0428】
(10) 請求項6に記載の情報提供サーバーにおいて、前記データベース記憶部に、前記ボードIDで特定されるボードへの参加を該ボードIDに対応して登録された前記参加者IDで特定されるユーザーが承認しているか否かを、該ボードID及び該参加者IDに対応付けて更に登録するように構成し、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
【0429】
(11) 請求項6又は請求項7又は上記(10)に記載の情報提供サーバーにおいて、前記ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記ユーザー端末から受信する第9手段と、前記最新状況確認情報の受信に応じて、該最新状況確認情報に含まれるユーザーIDと等しい前記参加者IDに対応する前記ボードIDを、前記データベース記憶部から取得する第10手段と、該第10手段で取得したボードIDに基づいて参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記ユーザー端末へ送信する第11手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
【0430】
(12) 請求項8に記載のサーバーにおいて、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とする。
【0431】
(13) 請求項9に記載のサーバーにおいて、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とするサーバー。
【0432】
(14) 請求項10に記載のアプリケーションプログラムにおいて、
前記データベース記憶部は、前記ボードIDで特定されるボードへの参加を該ボードIDに対応して登録された前記参加者IDで特定されるユーザーが承認しているかどうかを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて更に登録するためのものであり、前記サーバーに、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手順と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0433】
(15) 請求項10,請求項11,上記(14)のいずれか1つに記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記サーバーに、前記ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記ユーザー端末から受信する第9手順と、前記最新状況確認情報の受信に応じて、該最新状況確認情報に含まれるユーザーIDと等しい前記参加者IDに対応する前記ボードIDを、前記データベース記憶部から取得する第10手順と、該第10手順で取得したボードIDに基づいて参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記ユーザー端末へ送信する第11手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0434】
(16) 請求項12に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【0435】
(17) 請求項13に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【0436】
(18) サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、前記ユーザー端末に、ボードを作成するユーザーである作成者から該作成者以外のユーザーを選択する操作を受け付ける第1手順と、前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを前記サーバーへ送信する第2手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0437】
(19) 上記(18)に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記ユーザー端末に、該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードを一意に表すボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0438】
(20) 請求項14に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記ユーザー端末が、携帯電話端末であり、前記第8手順を定期的に実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0439】
(21) 請求項14に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記ユーザー端末が、携帯電話端末であり、前記第13手順で表示したボードの名称の中からユーザーが選択した1つに対応するボードへの書込み内容を表示するボード画面を前記表示部に表示する第14手順を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0440】
(22) 上記(21)に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記ユーザー端末は、前記第14手順で前記ボード画面を前記表示部に表示しているときに、ユーザーによる入力モード選択ボタンの一度の操作を受け付けたことを条件に複数の入力形式から1つの入力形式を選択する第15手順と、前記第14手順で前記ボード画面を前記表示部に表示した後に、前記ボード画面とともに、該ボード画面の一部に重なるようにボードへの書込みをするための入力欄を表示する第16手順と、のうちの少なくともいずれか1方を実行させるためのアプリケーションプログラム。
【0441】
(23) 上記(21)に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記第14手順で前記ボード画面に表示するボードへの書込み内容には、画像を含めることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【0442】
(24) 請求項15に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【0443】
(25) 請求項16に記載のアプリケーションプログラムにおいて、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【0444】
(26) サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、前記ユーザー端末が、ボードを作成するユーザーである作成者から該作成者以外のユーザーを選択する操作を受け付ける第1手順と、前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを前記サーバーへ送信する第2手順と、を行い、ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手順と、該第3手順で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手段とを行うことを特徴とする情報提供方法。
【0445】
(27) サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、前記ユーザー端末が、該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードを一意に表すボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手順を行い、前記ボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、前記参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手順と、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0446】
(28) 上記(26)に記載の情報提供方法において、前記データベース記憶部に、前記ボードIDで特定されるボードへの参加を、該ボードIDに対応して登録された前記参加者IDで特定されるユーザーが承認しているか否かを、該ボードID及び該参加者IDに対応付けて更に登録するためのものであり、前記ユーザー端末が、該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手順を行い、前記サーバーが、前記参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手順を行い、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0447】
(29) 上記(26)又は(27)又は(28)に記載の情報提供方法において、文字や画像の表示をする表示部を備えた前記ユーザー端末が、該ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記サーバーへ送信する第8手順を行い、前記サーバーが、前記最新状況確認情報を前記ユーザー端末から受信する第9手順を行い、前記最新状況確認情報の受信に応じて、該最新状況確認情報に含まれるユーザーIDと等しい前記参加者IDに対応する前記ボードIDを、前記データベース記憶部から取得する第10手順を行い、該第10手順で取得したボードIDに基づいて参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記ユーザー端末へ送信する第11手順を行い、前記ユーザー端末が、該最新状況確認情報の送信に応じて、前記ボード状況情報を前記サーバーから受信する第12手順を行い、該第12手段で受信した前記ボード状況情報に応じてユーザーが参加できないボードを除く参加できるボードの名称を前記ユーザー端末に備えられた表示部に表示する第13手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0448】
(30) 上記(29)に記載の情報提供方法において、前記ユーザー端末が、携帯電話端末であり、前記最新状況確認情報を定期的に前記サーバーへ送信することを特徴とする情報提供方法。
【0449】
(31) 上記(29)に記載の情報提供方法において、前記ユーザー端末が、携帯電話端末であり、前記第13手順で表示したボードの名称の中からユーザーが選択した1つに対応するボードへの書込み内容を表示するボード画面を前記表示部に表示する第14手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0450】
(32) 上記(31)に記載の情報提供方法において、前記ユーザー端末が、前記第14手順で前記ボード画面を前記表示部に表示しているときに、ユーザーによる入力モード選択ボタンの一度の操作を受け付けたことを条件に複数の入力形式から1つの入力形式を選択する第15手順と、前記第14手順で前記ボード画面を前記表示部に表示した後に、前記ボード画面とともに、該ボード画面の一部に重なるようにボードへの書込みをするための入力欄を表示する第16手順と、のうちの少なくともいずれか1つの手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0451】
(33) 上記(31)に記載の情報提供方法において、前記第14手順で前記ボード画面に表示するボードへの書込み内容には、画像を含めることを特徴とする情報提供方法。
【0452】
(34) サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するとともに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを登録するための端末記憶部を備えた前記ユーザー端末が、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記サーバーに送信する第17手順を行い、前記書込データを前記書込みIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記ユーザー端末から受信する第18手順を行い、該第18手順で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手順を行い、該第19手順で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手段を行い、前記ユーザー端末が、前記書込データの取得を要求する情報の送信に応じて、前記サーバーから前記書込みID、前記書込データを受信する第21手順を行い、該第21手順で受信した前記書込みID、前記書込データを前記端末記憶部に登録するとともに、前記最終書込みIDを最新の書込みIDを示す値に更新する第22手順とを行うことを特徴とする情報提供方法。
【0453】
(35) 上記(34)に記載の情報提供方法において、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とする情報提供方法。
【0454】
(36) サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、前記ユーザー端末が、該ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記サーバーに送信する第23手順を行い、前記サーバーが、前記ユーザー端末から前記ユーザー登録要求情報を受信する第24手順を行い、前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手順を行い、前記ユーザー端末が、前記ユーザー登録要求情報の送信に応じて、前記電子メールとは別に前記起動キーを前記サーバーから受信する第26手順を行い、前記電子メールに含まれる起動キーと、前記第26手段で受信した起動キーとが一致しないときにユーザー登録を完了させない第27手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0455】
(37) 上記(36)に記載の情報提供方法において、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とする情報提供方法。
【0456】
(38) 上記(26)乃至(29),(34)乃至(37)のうちいずれか1つに記載の情報提供方法において、前記ユーザー端末は携帯電話端末であることを特徴とする情報提供方法。
【0457】
(39) 請求項17に記載の報提供方法において、前記データベース記憶部は、前記ボードIDで特定されるボードへの参加を該ボードIDに対応して登録された前記参加者IDで特定されるユーザーが承認しているかどうかを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて更に登録するためのものであり、前記サーバーが、前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を、前記ユーザー端末から受信する第2手順を行い、前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第3手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0458】
(40) 請求項17,請求項18,上記(39)いずれか1つに記載の報提供方法において、前記サーバーが、前記ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を、前記ユーザー端末から受信する第9手順を行い、前記最新状況確認情報の受信に応じて、該最新状況確認情報に含まれるユーザーIDと等しい前記参加者IDに対応する前記ボードIDを、前記データベース記憶部から取得する第10手順を行い、該第10手順で取得したボードIDに基づいて参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記ユーザー端末へ送信する第11手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
【0459】
(41) 請求項19に記載の情報提供方法において、前記書込データには、画像を表す画像IDを含めることを特徴とする情報提供方法。
【0460】
(42) 請求項20に記載の情報提供方法において、前記識別子は、前記ユーザー端末の製造番号を一意に表すものであることを特徴とする情報提供方法。
【0461】
なお、本発明や、上記の技術的思想の第1手段乃至第27手段,第1手順乃至第27手順に対しては、上述の実施の形態が以下のように対応する。
【0462】
第1手段:端末側アプリにより第1手順(Sm3)を行う端末側情報処理部21
第2手段::端末側アプリにより第2手順(Sm4)を行う端末側情報処理部21
第3手段::サーバー側アプリにより第3手順(Sm5)を行うサーバー側情報処理部11
第4手段:サーバー側アプリにより第4手順(Sm15)を行うサーバー側情報処理部11
第5手段:端末側アプリにより第5手順(Sn14又はSo13)を行う端末側情報処理部21
【0463】
第6手段:サーバー側アプリにより第6手順(Sn15又はSo14)を行うサーバー側情報処理部11
第7手段:サーバー側アプリにより第7手順(Sn18又はSo17)を行うサーバー側情報処理部11
第8手段:端末側アプリにより第8手順(Sp1又はSp1’)を行う端末側情報処理部21
第9手段:サーバー側アプリにより第9手順(Sp2又はSp2’)を行うサーバー側情報処理部11
第10手段:サーバー側アプリにより第10手順(Sp4又はSp4’)を行うサーバー側情報処理部11
【0464】
第11手段:サーバー側アプリにより第11手順(Sp6又はSp6’)を行うサーバー側情報処理部11
第12手段:端末側アプリにより第12手順(Sp7又はSp7’)を行う端末側情報処理部21
第13手段:端末側アプリにより第13手順(Sp8,Sp9,Sp11又はSp8’,Sp9’,Sp11)を行う端末側情報処理部21
第14手段:端末側アプリにより第14手順(St1)を行う端末側情報処理部21
第15手段:端末側アプリにより第15手順(St2,St3,St6,St16)を行う端末側情報処理部21
【0465】
第16手段:端末側アプリにより第16手順(St17)を行う端末側情報処理部21
第17手段:端末側アプリにより第17手順(St24)を行う端末側情報処理部21
第18手段:サーバー側アプリにより第18手順(St25)を行うサーバー側情報処理部11
第19手段:サーバー側アプリにより第19手順(St30〜St36)を行うサーバー側情報処理部11
第20手段:サーバー側アプリにより第20手順(St37〜St40)を行うサーバー側情報処理部11
【0466】
第21手段:端末側アプリにより第21手順(St42)を行う端末側情報処理部21
第22手段:端末側アプリにより第22手順(St44)を行う端末側情報処理部21
第23手段:端末側アプリにより第23手順(Se0)を行う端末側情報処理部21
第24手段:サーバー側アプリにより第24手順(Se1)を行うサーバー側情報処理部11
第25手段:サーバー側アプリにより第25手順(Se4,Se5)を行うサーバー側情報処理部11
【0467】
第26手段:端末側アプリにより第26手順(Se6)を行う端末側情報処理部21
第27手段:端末側アプリにより第27手順(Se9,Se11)を行う端末側情報処理部21
【0468】
上記の(26)の技術的思想は、ボードを作成するユーザー自らが、そのボードへの参加を許可されるユーザーを指定して、ボードを作成することができるという効果を有する。
【0469】
上記の(1),(10),(14),(18),(19),(27),(28),(39)の技術的思想は、ボードへの参加を許可されたユーザーが、自らの意思で、そのボードに参加するか否かの最終的な判断を行なうことができるようになるという効果を有する。
【0470】
上記の(1),(10),(14),(19),(28),(39)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーが複数のボードを所有していた場合でも、ユーザー端末でのボードの表示が煩雑にならず、快適に各ボードを利用することができるようになるという効果を有する。
【0471】
上記の(2),(11),(15),(29),(40)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーが参加できるボードだけをユーザー端末で表示するため、ユーザー端末でのボードの表示が煩雑にならず、参加できるボードを瞬時に把握することができ、快適に各ボードを利用することができるようになるという効果を有する。
【0472】
上記の(3),(20),(30)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーの手間をかけずにボードが更新されていることをユーザーに知らせることができるようになるという効果を有する。
【0473】
上記の(4),(21),(31)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーが複数のボードを所有していた場合でも、ユーザー端末でのボードの表示が煩雑にならず、快適に各ボードを利用することができるようになるという効果を有する。
【0474】
上記の(5),(22),(32)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ボードの発言内容を見る楽しみがあるようにしたり、簡易な方法で発言の入力方法を選択することができるようにしたり、ボードに記載された書き込み内容を確認しながら新しい書き込みを行うことができるようにしたりできるという効果を有する。
【0475】
上記の(34)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、サーバとユーザー端末が接続状態にないときでもボードの情報をユーザー端末で閲覧することができ、さらに、サーバからユーザー端末へボードへ書き込まれた内容を読み込むときに、短時間で読み込むことができるようになるという効果を有する。
【0476】
上記の(6),(7),(12),(16),(23),(24),(33),(35),(41)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ボードの発言内容を見る楽しみがあるとともに、サーバからユーザー端末へボードへの書き込み内容を読み込むときに、短時間で読み込むことができるようになるという効果を有する。
【0477】
上記の(8),(13),(17),(25),(37),(42)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーの認証を簡易に行うことのできるようになるという効果を有する。
【0478】
上記の(38)の技術的思想は、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、携帯電話端末で利用できるようになるという効果を有する。
【0479】
【実施例】
(電子掲示板システムの利用の流れ)
上述のように、電子掲示板システム100は、会員管理機能、掲示板管理機能、発言データ管理機能を用いることで、上述の各種の処理を行なう。各処理が行われることで、各ユーザーは、電子掲示板システム100を以下のように利用することができる。以下に、各ユーザーが、電子掲示板システム100を利用する際の流れを説明する。
【0480】
本実施例の電子掲示板システム100の端末20における情報処理は、2種類のアプリケーションプログラムが機能することにより実現され、ユーザーは電子掲示板システム100を快適に利用できる。
【0481】
2種類のアプリケーションプログラムのうちの1種類は、ユーザーデータの登録/編集や、電子掲示板への発言の読み書きのための処理を行なうもので、これを以下「参加アプリ」とよぶ。他の1種類は、電子掲示板の作成/参加者の変更等のためのもので、これを以下「作成アプリ」とよぶ。
【0482】
本実施例では、ユーザーが、サーバー10から自分の端末20に「参加アプリ」や「作成アプリ」をダウンロードすることで、電子掲示板システム100を利用することができる。
【0483】
参加アプリによって、ユーザーごと、話題ごとに、電子掲示板を利用することができる。電子掲示板の中の発言を読み書きできるのは、電子掲示板の作成者が指定した(誘った)仲間のユーザーだけである。気のあった者同士の、気軽で安全なコミュニケーションを楽しむことができる。
【0484】
参加アプリでは、ユーザーはいくつもの電子掲示板に参加することができる。ユーザーは自分の参加しているすべての電子掲示板がリストアップされた“リスト画面”(図32参照)から電子掲示板を選択するだけで、それぞれの電子掲示板に参加している仲間と、それぞれのテーマにあったおしゃべりをすることができる。
【0485】
作成アプリによって、参加アプリによって読み書きする電子掲示板を新しく作成することができる。作成アプリを利用すれば、ユーザー自身が他のユーザーを誘って、新しい電子掲示板を作成し、参加アプリで利用することができる。
【0486】
作成アプリには電子掲示板の作成を手助けする、友達帳機能、ID交換機能などが備わっている。ユーザー同士でユーザーIDを教えあい、友達帳に登録しておけば、手軽に新しい電子掲示板を作るのに役立つ。
【0487】
このように、ユーザーは、参加アプリを端末20にダウンロードすれば、他のユーザーが作成アプリによって作成した電子掲示板へ誘われることを条件に、その電子掲示板に参加することが可能となる。したがって、友達から誘われた電子掲示板に参加するだけであれば、参加アプリだけをダウンロードすればよい。自分で電子掲示板を作成したくなったときに、作成アプリを端末20にダウンロードすればよいのである。
【0488】
また、電子掲示板の作成を認めるユーザー(例えば、管理職にある社員)に対しては作成アプリのダウンロードを許可し、それ以外のユーザー(例えば、管理職にない社員)に対しては作成アプリのダウンロードを禁止する等の方法で、電子掲示板システム100を利用できる。
【0489】
<参加アプリの取得>
まず、ユーザーは、参加アプリを取得する必要がある。ユーザーは、端末20に所定のURLを入力して、ネットワーク1に接続する。このとき、ユーザーが入力するURLは、サーバー10の運営者がユーザーへ予め配布した会員証に記載されている。
【0490】
ユーザーが所定のURLでサーバー10にアクセスすると、端末20のWEBブラウザにより端末20の表示画面20aには、「ダウンロード」のボタンが表示される。ユーザーが、「ダウンロード」にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作すると、仮IDの入力を受け付ける欄と、送信ボタンが表示画面20aに表示される。
【0491】
ユーザーが、会員証に記載されている仮IDを、操作ボタン20f等を操作して入力し、送信ボタンにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、「参加アプリダウンロード」のボタンと、「作成アプリダウンロード」のボタンが表示された“ダウンロード画面”(不図示)が、表示画面20aに表示される。
【0492】
なお、「参加アプリダウンロード」のボタンや、「作成アプリダウンロード」のボタンが、上述の実施形態におけるリクエストボタンに相当する。ユーザーが、「参加アプリダウンロード」にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作すると、ユーザーの端末20に、参加アプリがダウンロードされる。
【0493】
<ユーザー登録>
ユーザーが端末20を操作して初めて参加アプリを起動させると、表示画面20aには、ユーザー登録がはじめてかと聞く画面(不図示)が表示される。ユーザーは、ユーザー登録がはじめてという返答を入力する。そうすると、“ユーザー登録画面”が表示画面20aに表示される。
【0494】
図31は、ユーザー登録画面を示す図である。ユーザー登録画面では、ユーザーデータの入力を受け付ける画面が表示される。本実施例では、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、名前、ニックネームの入力を受け付ける。なお、図31では、ユーザーID、パスワード、メールアドレスの入力欄だけが表示画面20aに見えているが、ユーザーが、操作ボタン20eを操作すれば、画面がスクロールされて、名前、ニックネームを入力する欄も見えるようになる。
【0495】
ユーザーIDは、個人を表すコードである。電子掲示板で友達や家族とコミュニケーションをとるには、友達や家族とユーザーIDを教えあう。ユーザーIDを知っている相手と電子掲示板を共有できるようになるのである。
【0496】
パスワードは、登録した情報を他人に悪用されないためのユーザー自身が選ぶコードである。最初に登録してしまえば、端末20やサーバー10に記憶されて、以降は意識することはない。ただし、作成アプリを利用するとき、または端末20を変更するとき、参加アプリを誤って端末20から削除してしまったときなどに、必要となる。
【0497】
メールアドレスは、ユーザー登録のとき、電子掲示板への参加の誘いを受けたとき、自分で電子掲示板を作ったときに、サーバー10から電子メールを送るときのメールアドレスになる。したがって、ユーザーは、参加アプリをダウンロードした端末20の、メールアドレスを入力する必要がる。
【0498】
ここで、メールアドレスの入力をして、ユーザー登録が行われることにより、電子メールから参加アプリを起動する機能を利用する場合に、メールアドレスの真正性が確保される。すなわち、サーバー10は、参加アプリを起動させるときの起動キーを含んだ電子メールを、ユーザー登録されたメールアドレスに対して送信することができるようになる。
【0499】
名前は、ユーザーの個人名である。サーバー10側からのメールでは、この名前を用いてメールが記述される。電子掲示板の参加者に、自動的に名前を通知することはない。
【0500】
ニックネームは、電子掲示板でのユーザーの呼び名である。電子掲示板では常にニックネームで発言し、呼びかけられることになる。本実施例では、ニックネームは電子掲示板ごとに違う名前に変えることもできる。ユーザー登録で登録したニックネームはデフォルトとなる。
【0501】
ユーザーは、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、名前、ニックネームを入力したら、操作ボタン20bを操作する。すると、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、名前、ニックネームが端末20からサーバー10へ送信される。
【0502】
サーバー10でユーザー登録に成功すると、「ユーザー登録を申し込みました。メールをお待ち下さい。」というメッセージ画面を表示画面20aに表示する。このとき、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、名前、ニックネームは端末20のデータ格納領域23bに格納される。表示画面20aに表示されたOKボタンにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、参加アプリが終了する。
【0503】
ユーザーは、登録確認のメールがサーバー10から端末20に届くのを待って、次に説明するユーザー登録確認を行う。
なお、入力したユーザーIDは誰かが既に登録しているとサーバー10で判断されると、「入力されたユーザーIDはすでに登録済みです」というメッセージが表示される。この場合には、別のユーザーIDを画面にしたがって入力して、登録を試みる。
【0504】
<ユーザー登録確認>
ユーザーは、登録確認の電子メールが端末20に届いたら、電子メールの本文に記載されている「登録確認」のボタンを選択して操作ボタン20bを押す。すると、参加アプリが起動して、サーバー10との通信を開始する。ここで、サーバー10は最終的にユーザ登録を完了させ、通信を終了させる。通信が終了すると、“リスト画面”(図32参照)が表示画面20aに表示される。
【0505】
<ボードマネージャー>
図32は、リスト画面を示す図である。図32に示すように、リスト画面には、掲示板名称20a−aが並んで表示される。掲示板名称20a−aは、ユーザーが参加している電子掲示板の名前である。なお、ユーザーと、他のもう一人のユーザーとしか参加できない2人専用の電子掲示板の掲示板名称20a−aは、他の掲示板名称20a−aと異なる表示態様で(例えば、表示色が異ならせて)表示される。2人専用の電子掲示板は、途中で参加者を変更することができない電子掲示板である。画面上に示されるNewマーク20a−bは、電子掲示板に未読の発言が存在している場合に表示される。
【0506】
リスト画面で、操作ボタン20bをユーザーが操作すると、カーソルの合っている掲示板名称の電子掲示板に入り、端末20は、その電子掲示板の“ボード画面”(図33参照)を表示画面20aに表示する。
リスト画面で、いずれかの掲示板名称にカーソルが合っている状態で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、端末20はその電子掲示板の各種設定等を行うための“設定メニュー画面”(図36参照)を表示画面20aに表示する。
【0507】
リスト画面で、操作ボタン20dをユーザーが操作すると、端末20はサーバー10と通信を行い、表示されている全ての電子掲示板について、電子掲示板に未読の発言が存在しているかを確認する。端末20は、未読の発言がある電子掲示板の掲示板名称の隣にNewマーク20a−bを表示する。このとき、未読の発言がある電子掲示板の電子掲示板名称を優先的にリストの上段に並び替える。
【0508】
本実施例の参加アプリは、所謂待ち受けアプリとして機能することができる。待受けアプリとして機能している場合において、待ち受けアプリとして休眠状態でリスト画面を表示しているときには、操作ボタン20h以外の操作は参加アプリに対して無効である。ただし、操作ボタン20h以外の操作ボタンの操作でも、参加アプリ以外、例えば電話機として端末を使用するためには有効である。
【0509】
リスト画面で、操作ボタン20hをユーザーが操作すると、待受けアプリとして起動している場合、休眠状態から活性状態へ、活性状態から休眠状態へ切り替える。
【0510】
<ボード画面>
図33は、ボード画面を示す図である。ユーザーが電子掲示板に入ると、図33に示すようなボード画面が表示画面20aに表示される。図33は、「夏休み」という掲示板名称の電子掲示板に入ったときの例である。図33の例では、2つの発言20a−cと、1つの発言の一部が画面にみえている。
【0511】
発言20a−cは、サーバー10に登録された順に、上に行くほど新しいものが並ぶ。
発言者ニックネーム20a−dは、発言を登録したユーザーのニックネームである。
【0512】
発信日時20a−eは、発言が登録された日時である。
エモキャラ20a−fは、1つの発言20a−cにつき3つまで表示されることがある絵である。
スクロールマーク20a−gは、現在表示中の最上段の発言より上下に発言があるかどうかを表すマークである。
続マーク(不図示)は、サーバー10からダウンロードしきれない発言が残っていた場合、表示される。
【0513】
ボード画面で、操作ボタン20eをユーザーが操作すると、発言を上下にスクロールする。
ボード画面で、操作ボタン20dをユーザーが操作すると、未読の発言がサーバー10に登録されているかを問合せ、未読の発言があれば、その未読の発言のみをダウンロードする。
【0514】
ボード画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、端末20は、電子掲示板の発言をデータ格納領域23bの発言データを保存する領域にセーブして、リスト画面を表示する。
【0515】
ボード画面で、操作ボタン20bをユーザーが操作すると、端末20は“通常入力画面”(不図示)を表示画面20aに表示して通常入力モードに入る。通常入力モードでは、ユーザーは操作ボタン20f等を操作して発言する文章を入力する。ユーザーが入力を終了して、操作ボタン20bを操作すると、端末20は、発言の内容をサーバー10へ送信して、ボード画面を表示する。
【0516】
ボード画面で、操作ボタン20gをユーザーが操作すると、端末20は“エモキャラ添付入力画面”(図34参照)を表示画面20aに表示してエモキャラ入力モードに入る。
図34は、エモキャラ添付入力画面を示す図である。ユーザーがエモキャラ入力欄20a−hにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は“エモキャラ選択画面”(不図示)を表示画面20aに表示する。
【0517】
ユーザーは、エモキャラ選択画面に表示された複数種類のエモキャラ20a−fの中から発言するエモキャラ20a−fを選択する。本実施例では、1つの発言につきエモキャラ20a−fを3つまで選択することができる。ユーザーがエモキャラ20a−fを選択すると、端末20は、再度エモキャラ添付入力画面を表示する。このとき、選択したエモキャラがエモキャラ入力欄20a−hに表示される。
【0518】
ユーザーが文章入力欄20a−iにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は、“文章入力画面”(不図示)を表示画面20aに表示する。ユーザーは操作ボタン20f等を操作して発言する文章を入力する。ユーザーが文章を入力すると、端末20は、再度エモキャラ添付入力画面を表示する。このとき、入力した文章が文章入力欄20a−iに表示される。
【0519】
エモキャラ添付入力画面で、操作ボタン20dをユーザーが操作すると、端末20は作成した発言をサーバーに送信して、ボード画面を表示する。
【0520】
エモキャラ添付入力画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、端末20はボード画面を表示する、すなわち、発言を取りやめることになる。
【0521】
ボード画面で、操作ボタン20fをユーザーが操作すると、端末20は“直打ち入力画面”(図35参照)を表示画面20aに表示して直打ち入力モードに入る。
図35は、直打ち入力画面を示す図である。直打ち入力モードでは、ボード画面の表示の上に重ねて、表示画面20a内の下方位置に直打ち入力欄20a−jを表示する。
【0522】
直打ち入力モードで、ユーザーが操作ボタン20f,20gを操作すると発言する文章を入力することができる。
直打ち入力モードで、ユーザーが操作ボタン20dを操作すると、端末20は作成した発言をサーバーに送信して、ボード画面を表示する。
【0523】
<設定メニュー画面>
図36は、設定メニュー画面を示す図である。設定メニュー画面では、リスト画面の表示の上に重ねて、表示画面20a内の中央付近に設定選択欄20a−kを表示する。本実施例では、設定選択欄20a−kに表示される項目は、「参加アプリ終了」、「休眠」、「ボード設定」、「ボード参加者」、「ボード削除」、「参加アプリ設定」、「画像ロード」、「ユーザー編集」である。
【0524】
設定メニュー画面で、「参加アプリ終了」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は参加アプリを終了する。なお、「参加アプリ終了」は、参加アプリが通常起動しているときにだけ表示する項目である。
【0525】
設定メニュー画面で、「休眠」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20はアプリを休眠状態にする。参加アプリが、待受けアプリとして機能しているときだけ、「参加アプリ終了」の代わりに表示する項目である。
【0526】
設定メニュー画面で、「ボード設定」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、リスト画面でカーソルが合っていた掲示板名称に対応する電子掲示板の設定を変更することができるようになる。例えば、リスト画面で表示される掲示板名称を変更したり、電子掲示板の発言をデータ格納領域23bに保存しておける容量を変更したり、その電子掲示板における自分のニックネームを変更することができる。
【0527】
設定メニュー画面で、「ボード参加者」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20はリスト画面でカーソルが合っていた掲示板名称に対応する電子掲示板に参加している全メンバーのニックネームと、自分が最後に発言した日時を表示する。
【0528】
設定メニュー画面で、「ボード削除」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、リスト画面でカーソルが合っていた掲示板名称に対応する電子掲示板の参加者ではなくなる。再度参加するためには、電子掲示板の作成者に再度参加者として登録してもらう。
【0529】
設定メニュー画面で、「参加アプリ設定」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、参加アプリの設定を変更することができるようになる。例えば、直打ち入力モードにおいてユーザーが入力する際の入力方式(かな入力方式か、ポケベル入力方式か等)を選択したり、表示されるフォントの大きさを変更したり、待受けアプリとして機能する場合の休眠中に表示する画面を選択したり、待受けアプリとして機能する場合の未読チェック間隔時間を設定したりすることができる。
【0530】、
未読チェック間隔時間とは、端末20がサーバーと自動的に通信して未読の発言があるかをチェックするときの時間間隔である。本実施例の参加アプリには、端末20がサーバーと自動的に通信を行う間隔が比較的長い「通常モード」と、比較的短い「頻繁」が用意されている。ユーザーはいずれかを選択することができる。
【0531】
「通常モード」をユーザーが選択した場合には、0〜24時間まで、1時間刻みで未読チェック間隔時間を設定できる。0時間に設定すると、端末20がサーバーと自動的に通信して未読の発言があるかをチェックすることをしない。
【0532】
「頻繁モード」をユーザーが選択した場合には、0〜60分まで、5分刻みで未読チェック間隔時間を設定できる。0分に設定すると、端末20がサーバーと自動的に通信して未読の発言があるかをチェックすることをしない。
【0533】
設定メニュー画面で、「画像ロード」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、待受けアプリとして機能する場合の休眠中に表示する画面のデータを、サーバー10からダウンロードすることができる。
【0534】
設定メニュー画面で、「ユーザ編集」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、ユーザーデータを編集することができる。ただし、ユーザーIDだけは最初に登録したものを変更することはできない。
【0535】
<ボードの新規追加>
電子掲示板を作成したユーザー、すなわち電子掲示板を作成した友達から電子掲示板への参加を誘われると、サーバー10から新規の電子掲示板への参加を誘う「掲示板作成メール」が端末20宛に送られる。また、自分で作成アプリを起動させて、新しい電子掲示板を作り、友達を誘う場合も、作成アプリで登録した情報で新規の電子掲示板を設定するための「掲示板作成メール」がサーバー10から端末20宛に送られる。ユーザーは、送られた掲示板作成メールを使って新規の電子掲示板へ参加することができる。
【0536】
ユーザーは掲示板作成メールを読み、そのメールにある「お誘い」のボタンにカーソルを合わせ、操作ボタン20bを操作する。すると、参加アプリが起動して、端末20は“ボード初期設定設定画面”(図37参照)を表示画面20aに表示する。
【0537】
図37は、ボード初期設定画面を示す図である。ユーザーは、表示画面20aに表示された内容にしたがって、「掲示板名称」、「保存容量」、「ニックネーム」、「参加選択」といった必要な項目を入力する。
【0538】
「掲示板名称」の項目には、デフォルトとして電子掲示板の作成者がつけた電子掲示板の名前を表示する。ユーザは、カーソルを「掲示板名称」の項目にあわせて、操作ボタンを20f,20g等を操作することで、掲示板名称を好みの名前に変更できる。
【0539】
「保存容量」の項目は、電子掲示板の発言のデータを、データ格納領域23bに保存しておける容量を示すものである。ユーザは、カーソルを「掲示板名称」の項目にあわせて、操作ボタン20f等を操作することで、保存容量を決めることができる
【0540】
「ニックネーム」は、その電子掲示板に発言する際の、自分のニックネームである。デフォルトとして、ユーザー登録で登録したニックネームを表示する。ユーザは、カーソルを「ニックネーム」の項目にあわせて、操作ボタンを20f,20g等を操作することで、その電子掲示板で使うニックネームを変更できる。
【0541】
「参加選択」は、友達から電子掲示板に誘われたときだけ表示される項目であり、「受ける」,「受けない」の選択肢からいずれか1つを選択するようになっている。友達からの誘いを受ける、すなわち、誘われた電子掲示板への参加を希望するときは、「受ける」を選択する。誘われた電子掲示板への参加を希望しないときは「受けない」を選択する。
【0542】
ボード初期設定画面で、操作ボタン20dをユーザーが操作すると、端末20は表示画面20aに表示された内容を、サーバー10に送信する。自分で電子掲示板を作成した場合には、電子掲示板へ参加可能であることがサーバー10で登録される。友達から誘いを受けた場合には、「参加選択」の項目で「受ける」が選択されていると、電子掲示板へ参加する旨がサーバー10で登録され、「受けない」が選択されていると、ボードへ参加しない旨がサーバー10で登録される。
【0543】
登録がされた場合や、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、参加アプリを終了する。ボード初期設定画面で、操作ボタン20dをユーザーが操作して、参加アプリが終了した場合であって、自分で電子掲示板を作成した場合や、「参加選択」の項目で「受ける」が選択された場合には、次に参加アプリが起動したときに、端末20は登録した新しい電子掲示板をリスト画面に表示する。
【0544】
なお、本実施例では、保存容量の制限上、登録した電子掲示板の全枚数がすでに80枚になっているときや、登録した電子掲示板の保存容量の合計がすでに80KBになっているときには、新しい電子掲示板を登録することができない。前者の場合には、どれか古い電子掲示板を削除しなければ新しい電子掲示板は登録できない。後者の場合には、登録されている電子掲示板の保存容量を上述の「ボード設定」で減らすことで、新しい電子掲示板を登録できる。
【0545】
<再登録>
本実施例の電子掲示板システム100では、端末20を変更したとき、間違ってアプリケーションを削除してしまったときなど、ユーザーのユーザーIDをそのままに、ユーザーが参加していた電子掲示板の情報や発言の内容も復帰させることができる。
【0546】
まず、上述のように参加アプリの取得を行う。
次に、ユーザーが端末20を操作して参加アプリを起動させると、表示画面20aでは、ユーザー登録がはじめてかと聞く画面(不図示)が表示される。ユーザーは、ユーザー登録がはじめてではないという返答を入力する。そうすると、“ユーザー再登録画面”(図38参照)が表示画面20aに表示される。
【0547】
図38は、ユーザー再登録画面を示す図である。ユーザー再登録画面では、ユーザーID、パスワードの入力を受け付ける画面が表示される。
【0548】
ユーザー再登録画面で、ユーザーは、以前登録したユーザーID、パスワードを、操作ボタン20f,20g等を操作して入力する。そして、ユーザーID、パスワードを入力したら、操作ボタン20dを操作する。すると、端末20はサーバー10と通信を行い、サーバー10はユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであるかを確認する。
【0549】
サーバーで、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであると判断した場合には、「ユーザー登録を申し込みました。メールをお待ち下さい。」というメッセージを端末20の表示画面20aに表示させる。ユーザーが、表示画面20aに表示されたOKボタンにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、参加アプリが終了する。
【0550】
ユーザーは、登録確認のメールがサーバー10から端末20に届くのを待って、上述のユーザー登録確認を行う。
【0551】
なお、サーバーで、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されていないものであると判断した場合には、「ユーザーID、パスワードの組合せが間違っています。」というメッセージを端末20の表示画面20aに表示させる。
また、ユーザー再登録画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、参加アプリが終了する。
【0552】
<作成アプリの取得>
上述の参加アプリの取得の場合と同様の手順でダウンロード画面が表示画面20aに表示されたときに、ユーザーが、「作成アプリダウンロード」にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作すると、ユーザーの端末20に、作成アプリがダウンロードされる。
【0553】
<ユーザー認証>
ユーザーが端末20を操作して作成アプリを起動させると、表示画面20aには、“ユーザー認証画面” (図39参照)が表示される。
図39は、ユーザー認証画面を示す図である。ユーザー認証画面では、ユーザーID、パスワードの入力を受け付ける画面が表示される。本実施例では、端末20側の機能を、「参加アプリ」と「作成アプリ」とに分かれた2種類のアプリケーションプログラムに基づいて提供しているため、「作成アプリ」での操作時に、「参加アプリ」で使用されるのと同じユーザーID,パスワードを入力させるようにしている。
【0554】
ユーザー認証画面で、ユーザーは、同じ端末20でダウンロードした参加アプリでユーザー登録したユーザーID、パスワードを、操作ボタン20f,20g等を操作して入力する。そして、ユーザーID、パスワードを入力したら、操作ボタン20dを操作する。すると、端末20はサーバー10と通信を行い、サーバー10はユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであるかを確認する。
【0555】
サーバー10で、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであると判断した場合には、端末20の表示画面20aに“作成アプリメニュー画面”(図40参照)を表示させる。
ユーザー認証画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、作成アプリが終了する。
【0556】
<作成アプリメニュー画面>
図40は、作成アプリメニュー画面を示す図である。本実施例では、作成アプリメニュー画面に表示される項目は、「ボード作成」、「参加者変更」、「友達帳」、「ID交換」、「作成アプリ設定」、「作成アプリ終了」である。
【0557】
作成アプリメニュー画面で、「ボード作成」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は“ユーザー認証画面”(図39参照)を表示画面20aに表示する。そして、後述のボード作成を行うことになる。ボード作成では、ユーザーが「オーナー」となって、電子掲示板を新たに作成することができる。
【0558】
作成アプリメニュー画面で、「参加者変更」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は“ユーザー認証画面”(図39参照)を表示画面20aに表示する。そして、後述の参加者変更を行う。参加者変更では、ユーザーがオーナーになっている電子掲示板に参加できるユーザーの変更を行う。
【0559】
作成アプリメニュー画面で、「友達帳」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は“友達帳リスト画面”(図43参照)を表示画面20aに表示する。そして、後述の友達帳編集を行う。友達帳編集では、ボード作成・参加者変更などで便利なように、友達のユーザーIDを登録する等を行うことができる。
【0560】
作成アプリメニュー画面で、「ID交換」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、赤外線通信機能を利用して、他のユーザーの端末20と通信を行い、ユーザーIDとニックネームを、ユーザー同士で交換することができる。
【0561】
「ID交換」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は送信するユーザーIDと名前(ニックネーム)を表示画面20aに表示する。ユーザーIDを交換する2人のユーザーの端末20のうち、一方の端末20が送信、他の一方が受信を行う。
【0562】
ユーザー同士は、端末20の赤外線ポートを互いに向き合わせる。
受信する方のユーザーは、表示画面20aに表示されている「受信」にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作する。表示画面20aでは、赤外線通信をするかどうか聞かれるので、「はい」を選んで操作ボタン20bを操作する。
【0563】
送信する方のユーザーは、表示画面20aに表示されている「送信」にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作する。赤外線通信をするかどうか聞かれますので、「はい」を選んで操作ボタン20bを操作する。
【0564】
これらの操作を、受信する方のユーザーと送信する方のユーザーとが行うことで、両者の端末20同士で通信が行われ、受信する方のユーザーの端末20は、相手側のユーザーIDとニックネームを受け取ることができる。
【0565】
通信が終了すると、端末20は、表示画面20aに友達帳リスト画面(図43参照)を表示する。その後、後述の友達帳編集を行う。
【0566】
作成アプリメニュー画面で、「作成アプリ設定」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、作成アプリの設定を変更することができるようになる。例えば、作成アプリ起動時にパスワードを入力を要求するようにしたり、パスワードを変更したりすることができる。
【0567】
作成アプリメニュー画面で、「作成アプリ終了」にカーソルを合わせた状態でユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は作成アプリを終了する。
【0568】
<ボード作成>
表示画面20aには、図39のユーザー認証画面が表示されている。なお、この場合、端末20は、ユーザー認証画面に、データ格納領域23bに登録されているユーザーIDと、パスワードを表示する。
【0569】
ユーザーが、操作ボタン20dを操作すると、端末20はサーバー10と通信を行い、サーバー10はユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであるかを確認する。サーバー10で、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであると判断した場合には、端末20の表示画面20aに“第1ボード作成画面”(図41参照)を表示させる。
【0570】
図41は、第1ボード作成画面を示す図である。本実施例では、第1ボード作成画面は、「掲示板名称」、「ニックネーム」、「初回発言」の入力を求める画面である。なお、図41では、掲示板名称、ニックネームの入力欄だけが完全に表示画面20aに見えているが、ユーザーが、操作ボタン20eを操作すれば、画面がスクロールされて、初回発言の入力欄も完全に見えるようになる。
【0571】
「掲示板名称」は、作成する電子掲示板の名称である。他のユーザーへ送信される電子掲示板への参加を誘う電子メールでは、ここで入力された掲示板名称が記載される。
「ニックネーム」は、作成する電子掲示板にユーザーが書き込みをするときに使うニックネームである。
「初回発言」は、作成する電子掲示板に最初に書き込まれるメッセージである。
【0572】
ユーザーは、「掲示板名称」、「ニックネーム」、「初回発言」を操作ボタン20f,20g等を入力した後に、操作ボタン20dを操作する。すると、端末20は“第2ボード作成画面”(図42参照)を表示画面20aに表示する。
【0573】
図42は、第2ボード作成画面を示す図である。本実施例では、第2ボード作成画面は、「人数制限」、「参加者」の入力を求める画面である。
【0574】
「人数制限」は、作成する電子掲示板を、他の一人のユーザーとだけ利用する電子掲示板にするか、他の複数のユーザーと利用できる電子掲示板にするかを決める項目である。前者の場合、作成する電子掲示板は作成者ともう一人のユーザーだけしか見ることができなくなり、途中で電子掲示板に参加するユーザーを追加・削除することができなくなる。後者の場合、電子掲示板に参加するユーザーの数に制限はなく、途中で追加・削除することもできる。
【0575】
ユーザーが、カーソルを「人数制限」の項目にあわせて、操作ボタン20e’を操作すると表示が「二人」と「複数」とで切り替わる。作成する電子掲示板を、他の一人のユーザーとだけ利用する電子掲示板にする場合には、ユーザーは「二人」を選択する。他の複数のユーザーと利用できる電子掲示板にする場合には「複数」選択する。
【0576】
「参加者」は、電子掲示板を作成するユーザーが、電子掲示板への参加を誘う他のユーザーを決める項目である。電子掲示板を作成するユーザーが、カーソルを友達選択欄20a−lに合わせて操作ボタン20bを操作すると、“友達帳リスト画面”(図43参照)が表示される。ユーザーが、友達帳グループ画面等を介して友達帳で登録されているユーザーを選択すると、端末20は、召集欄20a−oに選択されたユーザーのユーザーIDを追加表示する。
【0577】
ユーザーが、カーソルを友達追加欄20a−mに合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20はユーザーIDの入力を求める画面を表示画面20aに表示する。ここで、ユーザーが操作ボタン20fを操作してユーザーIDを入力して操作ボタン20aを操作すると、端末20は召集欄20a−oにユーザーIDを追加表示する。
【0578】
なお、ユーザーが入力したユーザーIDに対応するニックネームが、後述の友達帳に登録されているときには、召集欄20a−oに、そのニックネームが表示されるようにしてもよい。
【0579】
ユーザーが、カーソルを友達削除欄20a−nにあわせて操作ボタン20bを操作すると、召集欄20a−oの中にカーソルが移動する。ユーザーが召集欄20a−oの中に表示されているニックネーム又はユーザーIDにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は、そのニックネーム等の表示を削除する。
【0580】
第2ボード作成画面で、ユーザーが操作ボタン20dを操作すると、端末20はサーバー10と通信を行う。サーバー10は、電子掲示板を作成したユーザーの端末20と、電子掲示板を作成したユーザーから電子掲示板への参加を誘われたユーザーの端末20に、掲示板作成メールを送信する。
以降ユーザーは、参加アプリに基づいて、上述の「ボードの新規追加」を行う。
【0581】
<参加者変更>
表示画面20aには、図39のユーザー認証画面が表示されている。なお、この場合、端末20は、ユーザー認証画面に、データ格納領域23bに登録されているユーザーIDと、パスワードを表示する。
【0582】
ユーザーが、操作ボタン20dを操作すると、端末20はサーバー10と通信を行い、サーバー10はユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであるかを確認する。サーバー10で、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであると判断した場合には、端末20の表示画面20aに“オーナボードリスト画面”(不図示)を表示させる。
【0583】
オーナボードリスト画面には、ユーザーが作成者である全電子掲示板のリストが表示される。ユーザーは、参加者を変更したい電子掲示板にカーソルを合わせて、操作ボタン20bを操作する。すると、“参加者変更画面”(不図示)が表示される。なお、確認のため、端末20は、ユーザーがカーソルで選択した電子掲示板の掲示板名称と、その電子掲示板に参加しているユーザーのニックネームを表示し、ユーザーが確認をした旨を操作ボタン20bの操作を受け付けた後に参加者変更画面を表示する。
【0584】
参加者変更画面は、図42の第2ボード作成画面と同様の画面である。ただし、図42で「作成」と表示されている部分には「変更」と表示される。ここで、第2ボード作成画面での操作と同様の端末20の操作をユーザーが行うことで、参加者の追加・削除をサーバー10に指示する。
【0585】
サーバー10は、追加されたユーザーには、掲示板作成メールを送信する。また、削除されたユーザーには、削除された旨を伝える電子メールを送信する。
【0586】
<友達帳編集>
友達帳は、電子掲示板を共有するユーザーID等をデータ格納領域23bに登録し、ボード作成や参加者変更で利用するためのものである。友達帳では、ユーザーをグループに分けて整理して登録する。
【0587】
作成アプリをダウンロードしてすぐには、友達帳には「区分なし」のグループが1つだけ登録されている。本実施例では、友達帳には最大20までのグループを追加設定することができる。
【0588】
図43は、友達帳リスト画面を示す図である。友達帳リスト画面には、グループ名称が並んで表示される。ユーザーが表示されたグループ名称の1つにカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は、そのグループの“友達帳グループ画面”(図44参照)を表示する。
【0589】
友達帳リスト画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、端末20は“グループメニュー画面”(不図示)を表示画面20aに表示する。本実施例でグループメニュー画面に表示される項目は、「作成アプリメニュー画面へ戻る」、「友達新規登録」、「グループ追加」、「グループ編集」、「グループ削除」である。
【0590】
「作成アプリメニュー画面へ戻る」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は作成アプリメニュー画面(図40)を表示する。このとき、ユーザーが友達帳の中身を変更していると、端末20は友達帳をバックアップするかを聞く画面を表示する。
【0591】
ユーザーがバックアップする旨を入力すると、端末20は図39のユーザー認証画面を表示する。なお、この場合、端末20は、ユーザー認証画面に、データ格納領域23bに登録されているユーザーIDと、パスワードを表示する。
【0592】
ユーザーが、操作ボタン20dを操作すると、端末20はサーバー10と通信を行い、サーバー10はユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであるかを確認する。サーバー10で、ユーザーID、パスワードの組合せが登録されているものであると判断した場合には、サーバー10で友達帳のバックアップを行う。バックアップが終わると、作成アプリメニュー画面(図40)に戻る。
【0593】
ここでバックアップしたデータは、何らかの事情でデータ格納領域23b内のデータが壊れたとき、または端末20を修理・変更して再度作成アプリをダウンロードしてユーザー認証をしたときなどに、自動的に復元される。
【0594】
バックアップを行う場合も、行わない場合も、友達帳を変更した場合には、端末20は作成アプリメニュー画面に戻る前にデータ格納領域23bに変更後の友達帳のデータを登録する。
【0595】
「友達規登録」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は“友達新規登録画面”(不図示)を表示する。友達新規登録画面では、ユーザーは、新規に友達として登録するユーザーの「ユーザーID」、「ニックネーム」、「グループ属性」を入力する。
なお、「グループ属性」の入力では、友達帳に登録されているグループから選択して入力する。このときに新しくグループを作成して、新しく作ったグループに所属させることもできる。
【0596】
「グループ追加」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は“グループ新規登録画面”(不図示)を表示する。友達新規登録画面では、ユーザーは、新規に登録するグループの「グループ名称」、「表示順」を入力する。
【0597】
「グループ名称」は、友達の整理に役立つグループの名前である。
「表示順」は、友達帳リスト画面(図43)で、そのグループ名称を表示させる順序である。すでに割り当てられている表示順と同じ数を指定すると、既存のグループ名称の表示順が1つずつずれる。
【0598】
「グループ編集」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、友達帳リスト画面(図43)でカーソルが合っていたグループの名称・表示順を編集することができる。
【0599】
「グループ削除」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は友達帳リスト画面(図43)でカーソルが合っていたグループのデータを削除する。削除されたグループに属していた友達は、「区分なし」のグループに自動的に属するように変更される。
【0600】
図44は、友達帳グループ画面を示す図である。友達帳グループ画面には、登録されている友達のニックネームが並んで表示される。友達帳グループ画面で、ユーザーが操作ボタン20bを操作すると、端末20は、そのときカーソルが合っていた友達についてデータ格納領域23bに登録されている内容を表示画面20aに表示する。
【0601】
友達帳グループ画面で、操作ボタン20cをユーザーが操作すると、端末20は“友達メニュー画面”(不図示)を表示画面20aに表示する。本実施例で友達メニュー画面に表示される項目は、「戻る」、「友達新規登録」、「友達編集」、「友達削除」である。
【0602】
「戻る」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は表示画面20aに1つ前の画面を表示する。
「友達新規登録」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、端末20は表示画面20aに友達新規登録画面を表示する。
【0603】
「友達編集」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、友達帳グループ画面(図44)でカーソルが合っていた友達のデータを編集することができる。
「友達削除」に、ユーザーがカーソルを合わせて操作ボタン20bを操作すると、友達帳グループ画面(図44)でカーソルが合っていた友達のデータを削除する。
【0604】
以上に説明した、本実施例の電子掲示板システム100は、そのユーザーがいつもの仲間と手軽にコミュニケーションするためのサービスを提供するものであり、ユーザーが個人的なことでも気軽に発言でき、個人的に電子掲示板を作成し、自分専用の端末で利用するものである。ユーザーは次に示す(1)〜(5)のように、本実施例の電子掲示板システム100を利用することができる。
【0605】
(1)ユーザーは、端末20を操作して、電子掲示板システム100で作成された電子掲示板に発言を書き込み、仲間の書いた発言を読むことができる。
(2)ユーザーは自分で電子掲示板を作ることができる。
【0606】
(3)電子掲示板の作成をしたユーザーである作成者は、自分以外に、電子掲示板の中の発言を読み書きできる参加者を指定することができる。参加者以外の人には発言することも、発言を読むこともできない。したがって、気のあった者同士の、気軽で安全なコミュニケーションが楽しむことができる。仲間同士で話したい「話題」毎に複数の電子掲示板を作成することができる。
【0607】
(4)ユーザーは、電子掲示板システム100に参加するために、自己に固有のユーザーIDを登録する。登録された友達のユーザーIDを教えてもらえば、その友達を誘って(指定して)新しい電子掲示板を自由に作ることができる。電子掲示板システム100でユーザーが他のユーザーとコミュニケーションをとるためには、このユーザーIDだけを知ればよい。そのため、電話番号やメールアドレスを知らない同士でも、共通の電子掲示板を使う仲間になることができる。
【0608】
(5)自分専用に設定されたアプリケーションプログラムに基づいて機能させることができる。
【0609】
ユーザーは、様々な場面で、電子掲示板システム100を利用することにより、ユーザーのコミュニケーションをもっと豊かに、もっと親密にしていく。親しい友達同士で、彼氏と、彼女と、あるいは仕事で、家族で、人間関係の数だけ使い方のバリエーションがある。例えば、次の(a)〜(e)に示す場合がある。
【0610】
(a)普段のおしゃべりに利用する。例えば、「昨日は酔っ払った」「バイト先に可愛い女の子が入った」とか、会えば話すけどわざわざ電話するまでもないようなことでも、気軽に電子掲示板に発言を書くことができる。書き込みは、次に会った時の会話のきっかけにもなる。
【0611】
(b)待ち合わせに利用する。待ち合わせの時間に遅れそうなときに電子掲示板に発言を書き込むことで連絡できる。待ち合わせ場所に迷ってしまったときでも、発言を書き込んでもらって誘導してもらえる。
【0612】
(c)イベントがあるときに利用する。手軽に電子掲示板を作れるため、例えば旅行やコンパ等のイベントの計画がもちあがったら、さっそく電子掲示板を作ることができる。イベントについて、集まって相談するチャンスが少なくても、電子掲示板を介して相談できる。イベントが終わったら、感想を書き込むこともできる。継続性のある電子掲示板となる。
【0613】
(d)チャットに利用する。同じ時に同じ電子掲示板に書き込み・更新を繰り返せば、それはリアルタイムなチャットになる。
【0614】
(e)ビジネスに利用できる。営業、打合せ、出張のサポートに利用できる。急な連絡が必要なとき、何人もに連絡する場合に便利である。夜でも、日曜でも、社員がみんな利用すれば、一度書き込むだけでみんなに伝わり、手間がかからない。
【0615】
【発明の効果】
本発明は次の(1)〜(6)の効果を備える。
【0616】
(1)請求項1、請求項6、請求項10、請求項17に記載の発明によれば、ボードを作成するユーザー自らが、そのボードへの参加を許可されるユーザーを指定して、ボードを作成することができるようになる。
(2)請求項2、請求項7、請求項11、請求項18に記載の発明によれば、ボードへの参加を許可されたユーザーが、自らの意思で、そのボードに参加するか否かの最終的な判断を行うことができるようになる。
(3)請求項3、請求項8、請求項12、請求項15、請求項19に記載の発明によれば、サーバとユーザー端末が接続状態にないときでもボードの情報を情報端末で閲覧することができ、さらに、サーバからユーザー端末へボードへ書き込まれた内容を読み込むときに、短時間で読み込むことができるようになる。
(4)請求項4、請求項9、請求項13、請求項16、請求項20に記載の発明によれば、ボードの提供に際し、電子メールを利用する場合に、電子メールアドレスの正当性の確認とユーザーの認証を強化することができるようになる。
(5)請求項5に記載の発明によれば、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、携帯電話端末で利用できるようになる。
(6)請求項14に記載の発明によれば、ユーザーにボードの提供を行なうに際し、ユーザーが参加できるボードだけをユーザー端末で表示するため、ユーザー端末でのボードの表示が煩雑にならず、参加できるボードを瞬時に把握することができ、快適に各ボードを利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子掲示板システムの全体構成図である。
【図2】サーバーのハード構成例を示すブロック図である。
【図3】ユーザー端末の一例である携帯電話端末の外観を示す図である。
【図4】ユーザー端末の一例である携帯電話端末のハード構成例を示すブロック図である。
【図5】サーバーのデータベース記憶部に登録されているテーブルを説明する図である。
【図6】ユーザー端末のデータ格納領域に登録されるデータを説明する図である。
【図7】識別済みアプリ配信処理を説明する図である。
【図8】識別済みアプリ配信処理を説明する図である。
【図9】ユーザー登録処理を説明する図である。
【図10】ユーザー登録処理を説明する図である。
【図11】ユーザー登録処理を説明する図である。
【図12】端末変更登録処理を説明する図である。
【図13】端末変更登録処理を説明する図である。
【図14】ユーザー認証処理を説明する図である。
【図15】ユーザー再登録処理を説明する図である。
【図16】ユーザー再登録処理を説明する図である。
【図17】ユーザー情報変更処理を説明する図である。
【図18】ユーザー情報変更処理を説明する図である。
【図19】掲示板作成処理を説明する図である。
【図20】掲示板への参加処理を説明する図である。
【図21】掲示板への参加処理を説明する図である。
【図22】全掲示板状況取得処理を説明する図である。
【図23】掲示板参加者変更処理を説明する図である。
【図24】掲示板削除処理を説明する図である。
【図25】掲示設定変更処理を説明する図である。
【図26】発言処理を説明する図である。
【図27】発言処理を説明する図である。
【図28】端末アプリの起動時処理を説明する図である。
【図29】掲示板リスト画面表示処理を説明する図である。
【図30】掲示板画面表示処理を説明する図である。
【図31】ユーザー登録画面を示す図である。
【図32】リスト画面を示す図である。
【図33】ボード画面を示す図である。
【図34】エモキャラ添付入力画面を示す図である。
【図35】直打ち入力画面を示す図である。
【図36】設定メニュー画面を示す図である。
【図37】ボード初期設定画面を示す図である。
【図38】ユーザー再登録画面を示す図である。
【図39】ユーザー認証画面を示す図である。
【図40】作成アプリメニュー画面を示す図である。
【図41】第1ボード作成画面を示す図である。
【図42】第2ボード作成画面を示す図である。
【図43】友達帳リスト画面を示す図である。
【図44】友達帳グループ画面を示す図である。
【符号の説明】
1,2 ネットワーク
10 サーバー
11 サーバー側情報処理部
12 サーバー側通信部
13 データベース記憶部
20 携帯電話端末
20a 表示画面
20a−a 掲示板名称
20a−b Newマーク
20a−c 発言
20a−d 発言者ニックネーム
20a−e 発信日時
20a−f エモキャラ
20a−g スクロールマーク
20a−h エモキャラ入力欄
20a−i 文章入力欄
20a−j 直打ち入力欄
20a−k 設定選択欄
20a−l 友達選択欄
20a−m 友達追加欄
20a−n 友達削除欄
20a−o 召集欄
20b,20c,20d,20e,20e’,20f,20g,20h 操作ボタン
21 端末側情報処理部
22 端末側通信部
23 端末記憶部
23a プログラム格納領域
23b データ格納領域
24 入力部
25 表示部
30 携帯情報端末
40 パーソナルコンピュータ端末
100 電子掲示板システム

Claims (20)

  1. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、
    前記ユーザー端末は、
    ボードを作成するユーザーである作成者から該作成者以外のユーザーを選択する操作を受け付ける第1手段と、
    前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを前記サーバーへ送信する第2手段と、を備え、
    前記サーバーは、
    ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手段と、
    前記ユーザー端末から受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、
    前記ユーザー端末は、
    該ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードを一意に表すボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記サーバーへ送信する第5手段を備え、
    前記サーバーは、
    前記ボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、
    前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
  3. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、
    前記ユーザー端末は、
    ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するとともに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを登録するための端末記憶部と、前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記サーバーに送信する第17手段と、
    前記書込データの取得を要求する情報の送信に応じて、前記サーバーから前記書込みID、前記書込データを受信する第21手段と、
    該第21手段で受信した前記書込みID、前記書込データを前記端末記憶部に登録するとともに、前記最終書込みIDを最新の書込みIDを示す値に更新する第22手段と、を備え、
    前記サーバーは、
    前記書込データを前記書込みIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記ユーザー端末から受信する第18手段と、
    該第18手段で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手段と、
    該第19手段で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
  4. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおいて、
    前記ユーザー端末は、
    該ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記サーバーに送信する第23手段と、
    該ユーザー登録要求情報の送信に応じて、ユーザー登録を行うための起動キーを含んだ電子メールとは別に前記起動キーを前記サーバーから受信する第26手段と
    前記電子メールに含まれる起動キーと、前記第26手段で受信した起動キーとが一致しないときにユーザー登録を完了させない第27手段と、を備え、
    前記サーバーは、
    前記ユーザー端末から前記ユーザー登録要求情報を受信する第24手段と、
    前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手段と、を備えることを特徴とする情報提供システム。
  5. 前記ユーザー端末は携帯電話端末であることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1つに記載の情報提供システム。
  6. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、
    ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手段と、
    該第3手段で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
  7. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、
    ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手段と、
    前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
  8. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、
    ボードへのユーザーの書込み内容である書込データを、該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部と、
    前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記ユーザー端末から受信する第18手段と、
    該第18手段で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手段と、
    該第19手段で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
  9. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるサーバーであって、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手段と、
    前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手段と、を備えることを特徴とするサーバー。
  10. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、
    前記ユーザー端末からボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを受信する第3手順と、
    該第3手順で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第4手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  11. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第6手順と、
    前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第7手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  12. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーに、
    前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を、前記ユーザー端末から受信する第18手順と、
    該第18手順で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記ユーザー端末に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手順と、
    該第19手順で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  13. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    前記サーバーに、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手順と、
    前記ユーザー登録要求情報の受信に応じて、該ユーザー登録要求情報に含まれる前記電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  14. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    前記ユーザー端末に、
    該ユーザー端末を操作するユーザーの前記ユーザーIDを含んだ、前記サーバーへボードの状況の取得をリクエストするための最新状況確認情報を前記サーバーへ送信する第8手順と、
    該最新状況確認情報の送信に応じて、参加可能又は参加不可能なボードを示す情報であるボード状況情報を前記サーバーから受信する第12手順と、
    該第12手段で受信した前記ボード状況情報に応じてユーザーが参加できないボードを除く参加できるボードの名称を前記ユーザー端末に備えられた表示部に表示する第13手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  15. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するとともに、前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを登録するための端末記憶部を備えた前記ユーザー端末に、
    前記最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を前記サーバーに送信する第17手順と、
    前記書込データの取得を要求する情報の送信に応じて、前記サーバーから前記書込みID、前記書込データを受信する第21手順と、
    該第21手順で受信した前記書込みID、前記書込データを前記端末記憶部に登録するとともに、前記最終書込みIDを最新の書込みIDを示す値に更新する第22手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  16. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供システムにおけるアプリケーションプログラムであって、
    前記ユーザー端末に、
    該ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記サーバーに送信する第23手順と、
    該ユーザー登録要求情報の送信に応じて、ユーザー登録を行うための起動キーを含んだ電子メールとは別に前記起動キーを前記サーバーから受信する第26手順と
    前記受信した電子メールに含まれる起動キーと、前記第26手順で受信した起動キーとが一致しないときにユーザー登録を完了させない第27手順と、を実行させるためのアプリケーションプログラム。
  17. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、
    ボードを一意に表すボードIDで特定されるボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードIDに対応付けて登録するとともに、該参加者IDで特定されるユーザーが該ボードIDで特定されるボードへの参加を承認しているか否かを該ボードID及び該参加者IDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーを一意に表すユーザーID及び前記ボードIDを含んだ、ボードへの参加の登録を指示するための参加登録情報を前記ユーザー端末から受信する第2手順を行い、
    前記参加登録情報の受信に応じて、該参加登録情報に含まれる前記ユーザーIDと等しい前記参加者ID、及び前記ボードIDに対応付けて、該ボードIDで特定されるボードへの参加を該参加者IDで特定されるユーザーが承認している旨を前記データベース記憶部に登録する第3手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
  18. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、
    ボードに参加することができるユーザーを表す参加者IDを該ボードを一意に表すボードIDに対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、
    ボードを作成するユーザーである作成者が選択した該作成者以外のユーザーを一意に表すユーザーIDを、前記ユーザー端末から受信する第6手順を行い、
    該第6手順で受信した前記作成者が選択した該作成者以外のユーザーの前記ユーザーIDを前記参加者IDとして、作成するボードの前記ボードIDに対応付けて前記データベース記憶部に登録する第7手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
  19. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、
    ボードへのユーザーの書込み内容である書込データ、及び該書込データを一意に表す書込みIDを対応付けて登録するためのデータベース記憶部を備えた前記サーバーが、
    前記ユーザー端末に登録されている最新の書込みIDを表す最終書込みIDを含んだ、前記サーバーに登録されている前記書込データの取得を要求する情報を、前記ユーザー端末から受信する第18手順を行い、
    該第18手順で受信した前記最終書込みIDに基づいて前記データベース記憶部に登録されているが、前記端末記憶部に登録されていない前記書込みID、及び前記書込データを選択する第19手順を行い、
    該第19手順で選択した前記書込みID、及び前記書込データを前記ユーザー端末へ送信する第20手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
  20. サーバーと、該サーバーとネットワークを介して接続するユーザー端末とによって構成され、ユーザー同士がユーザー端末を介して情報の読書きを行うことで複数のユーザーが共通の情報を共有するためのボードをユーザーに提供する情報提供方法において、
    前記サーバーが、
    前記ユーザー端末を操作するユーザーの電子メールアドレス、及びユーザーを識別する識別子とを含んだ、ユーザー登録をリクエストするためのユーザー登録要求情報を前記ユーザー端末から受信する第24手順を行い、
    前記ユーザー登録要求情報に含まれる前記電子メールアドレス宛にユーザー登録を行うための起動キーを含めた電子メールを送信するとともに、前記電子メールとは別に前記ユーザー端末に対して前記起動キーを送信する第25手順を行うことを特徴とする情報提供方法。
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