JP2503362B2 - 同期型情報交換システムにおける情報交換方法と情報交換装置の作成方法 - Google Patents

同期型情報交換システムにおける情報交換方法と情報交換装置の作成方法

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JP2503362B2
JP2503362B2 JP5104029A JP10402993A JP2503362B2 JP 2503362 B2 JP2503362 B2 JP 2503362B2 JP 5104029 A JP5104029 A JP 5104029A JP 10402993 A JP10402993 A JP 10402993A JP 2503362 B2 JP2503362 B2 JP 2503362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端末装置を結合したネッ
トワークシステムにおいて,複数の端末間でメッセージ
の交換,表計算プログラムの計算データのようなアプリ
ケーションプログラムデータの交換等を相互に同期的に
行い,電子会議,データの共同作成作業等を行う同期型
情報交換システムにおける情報交換方法とそのシステム
で使用する情報交換装置の作成方法に関する。
【0002】このような同期型情報交換システムは,グ
ループウェアとして情報交換を行うグループが共通のメ
ンバープログラム(エディタ,表計算ソフトウェア,デ
ータベースソフトウェア等と通信プログラムにより構成
される)と共通のオペレーティングシステムを備えるこ
とによりランネットワーク等において実現されている。
【0003】しかし,従来の同期型情報交換システム
は,グループメンバーについての情報を管理して情報の
受け渡しを行うホストコンピュータもしくはサーバを必
要としていた。
【0004】本発明は,ネットワークのサーバもしくは
ホストコンピュータを必要としないで同期的に情報交換
を行うことのできる同期型情報交換システムにおける
報交換方法とそのシステムで使用する情報交換装置の作
成方法を提供する。
【0005】
【従来の技術】図11は従来の同期型情報交換システム
を示す。図において,300はホストコンピュータであ
る。
【0006】301はネットワークである。302は端
末装置Aである。303は端末装置Bである。
【0007】304は端末装置Cである。310は通信
用管理プログラムであって,グループメンバー等のグル
ープ情報を管理し,送信側の端末装置から送られてくる
送信情報を受け取り,グループ情報を参照して受信側の
端末装置に転送するものである。
【0008】312はグループ情報保持手段であって,
情報を交換するグループについての管理情報(グループ
情報)を保持するものである。315は端末装置Aのメ
ンバープログラムであって,ホストコンピュータ300
を介して他の端末装置B(303),端末装置C(30
4)と情報交換を行うものである。
【0009】316は端末装置Bのメンバープログラム
である。317は端末装置Cのメンバープログラムであ
る。320はメンバープログラム315のアプリケーシ
ョンプログラムであって,エディタ,表計算ソフトウェ
ア等である。
【0010】321はメンバープログラム315の通信
用プログラムである。330はメンバープログラム31
6のアプリケーションプログラムである。331はメン
バープログラム316の通信用プログラムである。
【0011】340はメンバープログラム317のアプ
リケーションプログラムである。341はメンバープロ
グラム317の通信用プログラムである。図の構成の動
作を説明する。
【0012】例えば,端末装置A(302),端末装置
B(303),端末装置C(304)で電子会議をする
とする。各端末装置はホストコンピュータ300に会議
の名称,自身のメンバー名等を通知する。ホストコンピ
ュータ300はグループ情報保持手段312に会議の名
称,グループのメンバー名等を記録する。
【0013】端末装置A(302)から他の端末装置
(303,304)にメッセージを送信する場合は,端
末装置A(302)はメッセージを作成してホストコン
ピュータ300に送信する。ホストコンピュータ300
はメッセージを受信し,グループ情報保持手段312を
参照してメッセージを転送する相手の端末装置B(30
3),C(304)を確認する。そして,受信したメッ
セージを端末装置B(303),端末装置C(304)
に転送する。
【0014】端末装置B(303),端末装置C(30
4)はホストコンピュータ300から転送されてくる端
末装置A(302)のメッセージを受信し,ディスプレ
イ等に表示出力する。あるいは受信した情報がアプリケ
ーションプログラムデータ(表計算データ,文書データ
等)であれば,そのデータに基づいてそれぞれのアプリ
ケーションプログラム(330,340)のデータを更
新する等でそれぞれの端末装置(303,304)に反
映させる。
【0015】同様に,端末装置B(303)もしくは端
末装置C(304)からそれぞれの他の端末装置に情報
を送信する場合も同様にホストコンピュータ300を介
してそれぞれの端末装置に情報を送信する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期型情報交換
システムは,上記のようにホストコンピュータ,サーバ
等に電子会議等のための管理プログラムを備えておき,
会議が開かれる可能性のある時間帯はいつでも会議が開
けるように動作させておく必要があった。
【0017】一方,携帯型コンピュータの普及にともな
い,携帯型コンピュータを公衆回線に接続して,簡単に
電子会議等を開くことができるようになったが,いつ,
いかなる時でも電子会議を開けるようにするためには,
上記のように電子会議等のための管理プログラムをホス
トコンピュータ,サーバ等に常駐させておかなければな
らなかった。
【0018】本発明は,ホストコンピュータ,サーバ等
に管理プログラムを常駐させることなく複数端末装置間
で直接に同期的情報交換を行うことのできる同期型情報
交換システムにおける情報交換方法および情報交換装置
の作成方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は,従来ホストコ
ンピュータが一元管理していたグループメンバー等のグ
ループ情報を各端末装置で分散管理し,ホストコンピュ
ータ,サーバを介さず端末装置間で直接に情報交換を行
なえるようにした。例えば,グループへの新規参入等は
グループの端末装置の1つに通知することによりグルー
プ管理情報を受け取り電子会議等に参加できるようにす
る。そして,グループへの参入通知は新規参入通知を受
け取った端末装置からグループ全員に通知され,その通
知を受けた端末装置は自身のグループ管理情報を更新す
るようにする。また,グループからの退去は退去する端
末装置から他のグループメンバーの各端末装置に送信さ
れ,それぞれの端末装置においてグループ情報が更新さ
れるようにする。
【0020】本発明は,このようにして,グループメン
バーの参入,退去等にともなうグループメンバーの変更
に対して各端末装置がそれぞれに臨機に対応できるよう
にし,グループメンバー同士がネットワークを介して,
いつ,いかなる時でも電子会議,データの共同作成作業
等を行なえるようにするとともに,参加,退去も自由に
行なえるようにしたものである。
【0021】図1は本発明の基本構成である。図は端末
装置A,端末装置B,端末装置Cの3台の端末装置によ
り同期的に情報交換を行う場合を例として示す。図にお
いて,1は端末装置Aである。
【0022】2は端末装置Bである。3は端末装置Cで
ある。4はネットワークであって,端末装置A(1) ,端
末装置B(2) ,端末装置C(3) を接続するものである。
【0023】10は端末装置Aの情報交換装置であっ
て,グループ情報を管理し,メッセージ,アプリケーシ
ョンプログラムデータ,グループ情報等の送受信を行う
ものである。
【0024】11は端末装置Bの情報交換装置である。
12は端末装置Cの情報交換装置である。端末装置A
(1) の情報交換装置10において,20はグループ情報
保持手段であって,グループの名称,メンバー名,メン
バーへの参加の制約条件等のグループ情報を保持するも
のである。
【0025】21はグループ管理手段であって,グルー
プへの参入,グループからの退去等に基づくグループ情
報の変更を監視し,グループ情報の更新等の管理を行う
ものである。
【0026】22は通信支援手段であって,メッセー
ジ,アプリケーションプログラムデータ,グループ管理
情報等の送受信を行うものである。23はアプリケーシ
ョンプログラムであって,情報交換に必要なエディタ,
表計算ソフトウェア,データベースソフトウェア等であ
る。
【0027】端末装置B(2) の情報交換装置11におい
て,30はグループ情報保持手段である。31はグルー
プ管理手段である。
【0028】32は通信支援手段である。33はアプリ
ケーションプログラムである。端末装置C(3) の情報交
換装置12において,40はグループ情報保持手段であ
る。
【0029】40’はメンバーテーブルであって,グル
ープメンバー名を保持するものである。41はグループ
管理手段である。
【0030】42は通信支援手段である。43はアプリ
ケーションプログラムである。44は送信情報作成手段
であって,送信情報にデータの種類を示す識別情報等を
付して送信情報を作成するものである。例えば,アプリ
ケーションプログラムデータ,会議メンバーのメッセー
ジ等と,新規参入通知,退去等のグループ情報を判別す
る識別情報を付加する。
【0031】45は受信情報解析手段であって,受信し
た送信情報に含まれる識別情報等を解析し,グループ管
理手段41,アプリケーションプログラム43等に反映
させるようにするものである。
【0032】図1の基本構成(1) の動作は後述する。図
2は本発明の基本構成(2) である。基本構成(2) は本発
明の同期型情報交換システムで使用される情報交換装置
の作成方法を示す図である。
【0033】同期的に情報交換を行うためには,グルー
プのメッセージを表示するためにグループで共通に使用
するエディタ,表計算データの処理を共同して行うので
あれば共通の表計算ソフトウェア等が必要である。さら
に,参入通知,退去通知あるいはメッセージ等を通信す
る共通の手段が必要となる。本発明はそのために必要な
情報交換装置(メンバープログラム)を既存のアプリケ
ーションプログラム(エディタ,表計算ソフトウェア
等)の通信に必要なプログラム文,関数(コマンド)を
組み込むことにより作成する。
【0034】図はそのような情報交換装置の作成方法
を示す。図において,50は関数ライブラリであっ
て,通信を行うのに必要な手段を機能毎に関数(コマン
ド)として保持するものである。
【0035】51はメンバー情報生成関数であって,グ
ループのメンバー情報を生成するための関数である。5
2はメンバー情報更新関数であって,メンバー情報を変
更する関数である。
【0036】66はデータ配布関数であって,アプリケ
ーションプログラムデータ,メッセージ等のデータを全
メンバーに配布(ブロードキャスト)するものである。
66’は選択された関数を示し,図はデータ配布関数が
選択された場合を示す。
【0037】67はデータ受信関数であって,アプリケ
ーションプログラムデータ,メッセージ等のデータの情
報を受信する関数である。70は表示制御手段であっ
て,関数ライブラリの内容をディスプレイ等に表示制御
するものである。
【0038】71は関数ライブラリの表示であって,デ
ィスプレイ等に表示された関数ライブラリの表示を表
す。72は入力装置であって,キーボード,マウス等で
あり,関数ライブラリ50の関数を選択するものであ
る。あるいは,入力装置72はアプリケーションプログ
ラムに通信に必要なプログラム文を入力する等を行うも
のである。
【0039】73は表示位置判定手段であって,関数ラ
イブラリの表示71の画面表示における位置を判定し,
カーソル等で指定された関数の指定値を判定するもので
ある。
【0040】74はアプリケーションプログラムであ
る。76は情報交換装置の作成手段であって,アプリケ
ーションプログラム74の記述を行ないながら選択した
関数を組み込むものである。あるいは,アプリケーショ
ンプログラム74に関数ライブラリ50で定義されてい
ないメンバープログラムのプログラム文を挿入するもの
である。
【0041】80は情報交換装置であって,アプリケー
ションプログラムの記述もしくは関数ライブラリ50に
定義されていないプログラム文の記述と選択された関数
の記述(図の場合,データ配布関数に基づく記述)を示
す。
【0042】上記において,表示制御手段70,表示位
置判定手段73,情報交換装置の作成手段76はCP
U,メモリ,エディタ等で構成されるものである。図の
構成の動作説明は後述する。
【0043】
【作用】図1の本発明の基本構成(1) の動作を説明す
る。ネットワーク4を介して端末装置B(2) と端末装置
C(3) が電子会議を行っている時に端末装置A(1) が会
議に参入するとする。その後,端末装置C(3) が会議か
ら退去する場合を例として説明する。
【0044】(1) 新規参入の処理 端末装置A(1) において,情報交換装置10を起動す
る。そして,メンバーA(端末装置A(1) )は会議メン
バーを確認し(会議メンバーはあらかじめ通知されてい
る),画面等で新規参入処理を選択する。通信支援手段
22において新規参入通知が作成され,ネットワーク4
を介して端末装置C(3) に送信される。
【0045】端末装置C(3) は,端末装置A(1) からの
新規参入通知を受信する。そして,受信情報解析手段4
5は受信情報がグループメンバーを変更するグループ情
報であることを判定すると,グループ管理手段41に通
知する。グループ管理手段41は受信情報(新規参入通
知)を基にグループ情報保持手段40のメンバーテーブ
ル40’にメンバーAを追加する。そして,端末装置C
(3) は端末装置A(1)にグループ情報保持手段40の保
持する更新されたグループ情報を送信する。さらに,端
末装置C(3) は端末装置B(2) にメンバーAの会議への
参加を通知する。
【0046】端末装置A(1) は端末装置C(3) から送ら
れてきたグループ情報を受け取ると,グループ情報保持
手段20に書き込む。端末装置B(2) は,端末装置C
(3) から送信されてきたメンバーAの参入を知らせる旨
の通知を受信すると,グループ管理手段31はグループ
情報保持手段30のメンバーテーブル(図示せず)に会
議メンバーAを追加する。以後,メンバーA,メンバー
B,メンバーCにより会議が進められる。
【0047】(2) 退去通知の処理 例えば,メンバーCが会議から退去するとする。端末装
置C(3) において,退去通知の処理を選択する。送信情
報作成手段44は退去通知を作成する。退去通知はネッ
トワーク4を介してグループの全メンバー(図の場合,
端末装置A(1) ,端末装置B(2) )に通知される。
【0048】会議メンバーCの退去通知を受信した端末
装置A(1) のグループ管理手段21は,グループ情報保
持手段20のメンバーテーブル(図示せず)からメンバ
ーCを削除する。同様に,端末装置B(2) において,グ
ループ管理手段31はグループ情報保持手段30のメン
バーテーブルからメンバーCを削除する。以後,メンバ
ーAとメンバーBにおいて電子会議が進められる。
【0049】なお,退去通知の処理は,通信処理を終了
するための終了キー押下あるいは画面上での終了処理の
カーソル指定の実行等を行うことにより自動的に選択さ
れるようにしても良い。
【0050】(3) メッセージ,アプリケーションプロ
グラムデータの送信処理 例えば,端末装置C(3) がアプリケーションプログラム
データをブロードキャストする場合について説明する
(図の場合,端末装置A(1) ,端末装置B(2) に送信す
る)。
【0051】端末装置C(3) はアプリケーションプログ
ラム43を処理してデータを作成する。そして,送信情
報作成手段44はアプリケーションプログラムデータ
に,データの種類を表す識別情報(メッセージ,アプリ
ケーションプログラムデータ等であることを示す識別情
報)を付して,送信情報を作成する。送信情報はネット
ワーク4を介して端末装置A(1) ,端末装置B(2) に送
信される。
【0052】端末装置A(1) は,端末装置C(3) から送
信情報を受信すると,識別情報からアプリケーションプ
ログラムデータであることを判別し,アプリケーション
ケーションプログラム23にそのデータを反映させる
(例えば,アプリケーションプログラム23のデータを
そのデータで更新する等)。同様に,端末装置B(2) に
おいても,端末装置C(3) からの受信情報をアプリケー
ションプログラム33に反映させる。
【0053】次に図2の本発明の基本構成(2) の動作を
説明する。本発明の同期型情報交換装置の作成方法によ
れば,通信に必要な関数(コマンド)の関数ライブラリ
を利用して,メンバープログラムを利用するエンドユー
ザの要求に合った機能を持つメンバープログラムを容易
に作成することができるようになる。図2はそのような
同期型情報交換装置の作成方法を示す。
【0054】情報交換装置の作成者(プログラマー等)
は,入力装置72よりアプリケーションプログラムを入
力する。この時,グループ作業に関する手続きが必要に
なると,関数ライブラリ50の関数名(コマンド)を入
力する。
【0055】あるいは,関数ライブラリ50の関数名の
一覧等を表示制御手段70によりディスプレイに表示
し,画面上で関数をカーソル指定するようにしても良
い。その結果,例えば,データ配布関数66が指定され
たとすると,情報交換装置の作成手段76は作成者が指
定したアプリケーションプログラム74の記述における
指定位置にデータ配布関数を挿入する。
【0056】さらに,作成者は関数ライブラリ50で指
定した関数(コマンド)の引き数として,グループ管理
や通信のために必要なアプリケーションプログラムに独
自の値を入力装置72より入力し,情報交換装置80を
作成する。
【0057】本発明によれば,ホストコンピュータもし
くはサーバなしに端末装置間で同期的に情報交換を行う
ことができる。そのため,携帯型のコンピュータと電話
回線等を使用して,出張先等で簡単に電子会議を開いた
り,あるいはすでに開かれている電子会議に参加するこ
とができる。
【0058】あるいは,従来の方法では,自宅にいる仲
間同士で気軽に雑談を交わすような場合にも,パソコン
通信システムに登録していなければできなかったが,本
発明によれば,パソコンを利用して,いついかなる時で
も自宅にいる複数の仲間同士で気軽に電子的に雑談を交
わすことができるようになる。
【0059】また,本発明によれば,送信する情報が元
の情報を更新したような場合には送信情報(更新したこ
とにより得られる全データよりなる情報)と更新情報
(更新データのみを送信するための情報)のデータ量を
比較し,データ量の少ない方を送信するようにすること
もでき,そのようにすることにより,効率的な通信を行
うことができる。また,受信側において画面のちらつき
がなくなるとともに,更新箇所の把握も容易にできるよ
うになる(実施例参照)。
【0060】さらに,本発明の同期型情報交換装置を作
成する場合にも,本発明の同期型情報交換装置の作成
により,関数ライブラリを利用して,プログラマーが
既存のアプリケーションプログラムを加工して簡単にメ
ンバープログラム(同期型情報交換装置)を作成するこ
とができる。
【0061】
【実施例】図3は本発明の端末装置の構成および送信情
報のデータ構成の実施例を示す。端末装置は公衆回線も
しくはラン等の専用通信回線に接続される。
【0062】図において,150は端末装置であって,
ワークステーション,パソコン等である。151はCP
Uである。
【0063】152は主記憶部であって,メンバープロ
グラム(情報交換装置)153を格納するものである。
153はメンバープログラムであって,同期型の情報交
換装置である。
【0064】154はグループ管理手段等の領域を表
す。155はアプリケーションプログラムの領域を表
す。アプリケーションプログラムは,既存のエディタ,
表計算ソフトウェア,データベースソフトウェア等が必
要に応じて使用される。
【0065】156は通信手段であって,送信情報を回
線に送出し,他の端末装置から送信されてくる送信情報
を受信するものである。157は送信手段である。
【0066】158は受信手段である。159は入出力
制御装置であって,磁気ディスク装置160,入力装置
164等のデータの入出力制御を行うものである。
【0067】160は磁気ディスク装置であって,メン
バープログラム等を保持する補助記憶装置である。16
1は印刷装置であって,プリンタ等である。
【0068】162は表示装置であって,会議メッセー
ジ等を表示するディスプレイである。163は音声出力
装置であって,メッセージ等を音声出力するものであ
る。
【0069】164は入力装置であって,キーボード等
により構成され,会議メッセージ等の入力等を行うもの
である。入力装置は必要に応じて,音声入力装置等を備
えるようにしても良い。
【0070】190は送信情報である。190’は宛先
であって,送信情報の送り先である。191はデータの
種類を表す識別情報であって,グループ情報のうちの参
入通知,退去通知と,アプリケーションプログラムデー
タ,メッセージ,参入通知,退去通知以外のグループ情
報(テーマ名等)であることを識別するものである。
【0071】192は送信データであって,参入通知,
退去通知,アプリケーションプログラムデータ,メッセ
ージ,参入通知と退去通知以外のグループ情報(テーマ
名等)の送信データを表す。
【0072】以後,単にデータと表す場合は,アプリケ
ーションプログラムデータ,メッセージ,参入通知と退
去通知以外のグループ情報(テーマ名等)を表す。図4
は本発明のメンバープログラム(情報交換装置)の構成
の実施例を示す。
【0073】図において,150は端末装置である。1
53はメンバープログラムである。
【0074】155はアプリケーションプログラムであ
る。157は送信手段である。158は受信手段であ
る。
【0075】メンバープログラム153において,17
0は通信支援手段である。171はグループ管理手段で
ある。
【0076】通信支援手段170において,173は受
信情報解析手段であって,受信情報を解析し,参入通
知,退去通知,データ(メッセージ,アプリケーション
プログラムデータ等)等の受信情報の解析を行うもので
ある。
【0077】174は作成された送信情報を表す。17
5は送信情報作成手段であって,参入通知,退去通知,
データ(メッセージ,アプリケーションプログラムデー
タ等)の識別情報および宛先を付与し送信情報を作成す
るものである。
【0078】グループ管理手段171において,177
はメンバー情報受け付け手段であって,会議への参入通
知,退去通知を受け付けて,メンバーテーブル178’
を更新するものである。
【0079】178はグループ情報保持手段である。1
78’はメンバーテーブルである。178”はグループ
のテーマ名,グループへの参入条件等の制約条件等の参
入通知,退去通知以外のグループ情報を保持するもので
ある。
【0080】179はグループ情報通知手段であって,
グループ情報保持手段178に保持されている情報(メ
ンバー名,テーマ名,制約条件等)を取り出して送信情
報作成手段175に転送するものである。
【0081】端末装置150において,180はアプリ
ケーションプログラムのデータ作成手段であって,例え
ば,表計算ソフトウェア等のデータ作成手段を表す。
【0082】181は送信データ作成手段であって,入
力装置164からのメッセージ入力等に基づいてメッセ
ージデータ等を作成するものである(エディタ等)。1
82は受信データ作成手段であって,受信情報を画面表
示するためのデータもしくは会議のテーマ名等のグルー
プ情報であればグループ情報保持手段178に保持させ
るデータとするものである。
【0083】183は表示制御手段であって,送信メッ
セージデータ,受信メッセージデータ,アプリケーショ
ンプログラムデータ等を表示装置162に表示する制御
を行うものである。
【0084】185は参入通知,退去通知のデータを表
し,あらかじめ作成されているものである。186は表
示位置判別手段であって,表示画面のカーソルの指定し
た位置を判定するものである。
【0085】図の構成の動作を説明する。 (1) 参入通知,退去通知の受信処理 新規参入通知,参入通知,退去通知は受信手段157で
受信され,受信情報解析手段173でデータの種類が解
析される。その結果,新規参入,参入通知,退去通知は
メンバー情報受け付け手段177で受け付けられ,メン
バーテーブル178’を更新する。
【0086】(2) データの受信処理 他の端末装置からのメッセージ,アプリケーションプロ
グラムデータ等は受信手段157で受信され,受信情報
解析手段173でデータ(メッセージ,アプリケーショ
ンプログラムデータ等)であることを解析される。そし
て,受信データ作成手段182は受信したデータに基づ
いて表示データを作成し,表示制御手段183により表
示制御して表示装置(ディスプレイ)162に表示す
る。また,受信したデータがアプリケーションプログラ
ムデータであれば,アプリケーションプログラムのデー
タ作成手段180においてアプリケーションプログラム
のデータとして処理される。そして,表示制御手段18
3により表示制御されて,表示装置(ディスプレイ)1
62)に表示される。
【0087】また,受信したデータが会議テーマ等のグ
ループ情報であれば,受信データ作成手段182でグル
ープ情報保持手段178に保持するデータとされてグル
ープ情報保持手段178に保持される。新規参入により
送られてくるグループ情報も同様にグループ情報保持手
段178に保持する。
【0088】(3) 送信処理 新規参入通知を受けた端末装置が他のメンバーにブロー
ドキャストする参入通知,退去通知,メッセージ,アプ
リケーションプログラムデータ等の送信は,それぞれの
送信データを作成し,送信情報作成手段175におい
て,メンバーテーブル178’が参照されて宛先が付さ
れ,さらに,参加通知,退去通知であることを示す識別
情報が付されて送信情報が作成される。そして,送信情
報は送信手段156を介してネットワーク183’に出
力される。
【0089】例えば,アプリケーションプログラムデー
タであれば,アプリケーションプログラムのデータ作成
手段180において,データが作成され,送信情報作成
手段175において宛先,識別情報が付されて送信手段
156より出力される。
【0090】メッセージは,送信データ作成手段181
でデータの内容,ディスプレイ画面における表示位置等
で送信データが作成され,送信情報作成手段175にお
いて宛先,識別情報が付され,送信手段156より出力
される。
【0091】新規参入通知を受けたことにより新規参入
者に送信するグループ情報もグループ情報保持手段17
8より取り出され,送信情報作成手段175において宛
先,識別情報を付与されて新規参入者に送信される。
【0092】新規参入通知,参入通知,退去通知は,例
えば,表示装置の画面上においてカーソル指定される。
そして,表示位置判別手段186により位置が判定さ
れ,参入通知,退去通知,新規参入通知が選択されて送
信される。
【0093】新規参入通知を受けたメンバーが他のメン
バーにブロードキャストする参入通知は,表示装置16
2の画面上で選択されると,送信情報作成手段175に
送られ,宛先,識別情報を付与されて送信手段156に
より出力される。
【0094】退去通知も同様に,表示装置162の画面
上で選択されると,送信情報作成手段175に送られ,
宛先,識別情報を付与されて送信手段156により出力
される。
【0095】新規に参入を行う場合も,新規参入通知が
表示装置162の画面上で選択されると,送信情報作成
手段175に送られ,新規参入通知を送信するメンバー
の宛先,識別情報が付されて送信手段156より出力さ
れる。
【0096】図5は本発明の情報交換装置の起動処理の
フローを示す。グループの立ち上げは,主催者を一人決
めておき,主催者がグループ作業のテーマ,グループに
参加するメンバーの制約条件等を決め,最初のグループ
管理情報を作成する。そして,グループに参加するメン
バーにはあらかじめ主催者(あるいは先に定めたグルー
プに参入する予定のメンバー)と作業開始時間が通知さ
れている。
【0097】S1 新グループの立ち上げか判定する。
新グループの立ち上げであればS2に進み,新グループ
の立ち上げでなければS3に進む。 S2 主催者はグループ作業のテーマ,グループに参加
するためのメンバーの制約条件,作業を継続する場合の
共同作業のテーマ等の管理情報を決定する。
【0098】S3 グループに参入するものはグループ
メンバーに新規参入通知を出してグループ情報を受け取
る。図6はグループ作業のフローの実施例である。
【0099】S1〜S5は参入通知(新規参入通知は含
まない),退去通知,データ受信(メッセージ,アプリ
ケーションプログラムデータ等の受信)の処理である。 S1 グループ作業を開始する。
【0100】S2 参入通知受信,退去通知受信,デー
タ受信がなされる。 S3 参入通知ならメンバーテーブルに追加する。 S4 退去通知ならメンバーテーブルから削除する。
【0101】S5 メッセージ,アプリケーションプロ
グラムデータ等なら,それそれのプログラムに反映す
る。例えば,ディスプレイにメッセージを表示する。ア
プリケーションプログラムのデータを更新する等であ
る。
【0102】S6〜S8は特定の相手にデータ(メッセ
ージ,アプリケーションプログラムデータ等)を送信す
る場合の処理である。 S6 特定に相手に送信するデータを作成する。
【0103】S7 作成したデータに宛先,識別情報を
付加し,送信情報を作成する。 S8 送信情報を出力する。 S9〜S11はデータをプロードキャストする場合の処
理である。
【0104】S9 ブロードキャストするデータを作成
する。 S10 データにメンバー全員(自身は除く)の宛先,
識別情報を付加し,送信情報を作成する。
【0105】S11 送信情報をネットワークに出力す
る。 S12〜S14は新規参入通知を受け取った場合の処理
である。 S12 新規参入通知を受け付ける。
【0106】S13 他メンバーへ新規参入者の情報
(参入通知)を作成し,メンバー全員の宛先,識別情報
を付加し,参入通知をブロードキャストする。 S14 新規参入者へグループ情報を送信する。
【0107】S15〜S16は退去通知の処理である。 S15 退去通知を作成し,メンバー全員の宛先,識別
情報を付加する。 S16 他のメンバーへ退去通知をブロードキャストす
る。
【0108】図7は本発明の情報交換装置の他の実施例
を示す。同期型情報交換システムでは,送受信するデー
タ量が大きいとタイムロスが大きくなるばかりでなく,
受信する側の画面データ全部書き換えることから画面
がちらついたり,あるいは修正部分が把握し難くなる。
【0109】そのため,本実施例は送信する情報とし
て,元となる情報を更新した場合は更新箇所と追加,置
換等の更新データよりなる更新情報のみをおくり,受信
側で更新情報を基に元の情報を更新するようにした。但
し,更新情報は修正箇所と追加,置換データ等により構
成されるので書き換え元(元の表計算データ,文書デー
タ等のアプリケーションプログラムデータ,グループ情
報等)のデータ量情報が少ない場合には,更新情報のデ
ータ量の方が書き換えて得られる情報のデータより大き
くなる場合があるので,そのような場合には書き換えた
情報(送信情報)の方を送るように2モードで送信でき
るようにした。
【0110】図は,そのように送信するための実施例で
ある。(a)は情報交換装置である。図において,15
3’は情報交換装置(グループメンバー)である。
【0111】155はアプリケーションプログラムであ
る。171はグループ管理手段である。173は受信情
報解析手段である。
【0112】175は送信情報生成手段である。215
はデータ更新手段であって,グループ情報保持手段17
8のグループ情報もしくはアプリケーションプログラム
155のデータを更新するものである。
【0113】216はモード判定手段であって,受信し
た情報が送信情報の送信モードで送信されたものか,あ
るいは更新情報の送信モードで送信されたのかを判別す
るものである。
【0114】217はモード選択手段であって,送信情
報と更新情報のデータ量を比較し,送信情報のデータ量
の方が少ない場合の送信情報の送信モードと更新情報の
方がデータ量が少なかった場合の更新情報の送信モード
を選択するものである。
【0115】220は送信情報であって,送信するアプ
リケーションプログラムデータ(表計算データ,文書デ
ータ等),グループ情報,メッセージ等に情報名,宛
先,識別情報を付した全データを表すものである( (b)
参照)。
【0116】221は,更新情報であって,元の情報
(アプリケーションプログラムデータ,グループ情報
等)を修正した場合の更新データ,情報名,宛先,識別
情報を付したものである( (c)参照)。
【0117】220’はモード選択手段217で選択さ
れた送信情報である。221’はモード選択手段217
で選択された更新情報である。(b)は送信情報のデータ
フォーマットを示す。
【0118】図において,220は送信情報230は宛
先である。
【0119】231識別情報である。232は情報名で
あって,アプリケーションデータ等の名称(文書名等)
を示すものである。
【0120】233はグループ情報,アプリケーション
プログラムデータ等のデータ領域である。(c)は更新情
報のデータフォーマットを示す。
【0121】221は更新情報である。240は宛先で
ある。241は識別情報である。
【0122】242は情報名である。243は更新デー
タであって,追加,,削除等の更新データである。25
0〜258は更新データのデータフォーマットを示す。
【0123】250は更新データが追加であることを示
すものである。251は追加位置を与えるものである。
252は追加データである。
【0124】253は更新データが削除データであるこ
とを示すものである。254は削除の先頭位置を与える
ものである。255は削除の終了位置を与えるものであ
る。
【0125】256は更新データが置換であることを示
すものである。257は置換位置の削除情報(削除の先
頭位置と最終位置)である。258は置換位置の追加情
報であって,置換位置に追加する情報である。
【0126】(a)の情報交換装置(グループメンバー)
の動作を説明する。 (1) 送信処理 送信情報生成手段175は送信情報220を生成する。
その場合,元の情報を更新した場合は,その更新情報2
21も作成する。
【0127】モード選択手段217は,送信情報と更新
情報のデータ量を比較する。そして,更新情報のデータ
量の方が少ない場合には,更新情報を送信するモードと
して,更新情報221’をネットワークに出力するよう
にする。
【0128】反対に,送信情報のデータ量の方が少ない
場合には,送信情報を送信モードにして,送信情報22
0’をネットワークに出力するようにする。 (2) 受信処理 モード判定手段216は,更新データの有無により受信
した情報が送信情報の送信モードにより送信されてきた
のかあるいは更新情報の送信モードにより送られてきた
のかを判定する。そして,送信情報の送信モードで送信
されてきたのであれば,送信情報を基にグループ情報保
持手段178の保持するグループ情報もしくはアプリケ
ーションプログラム155のデータ保持領域のデータを
更新する。もしくは新規に送信されてきたものであれば
新たに書き込む。また,受信した情報が更新情報の送信
モードで送られてきたのであれば,データ更新手段21
5は元のグループ情報もしくはアプリケーションプログ
ラムデータをグループ情報保持手段178もしくはアプ
リケーションプログラム155から取り出し,受信した
更新情報に基づいて元の情報を更新する。
【0129】図8は本発明のモード選択手段およびデー
タ更新手段のフローを示す。(a)はモード選択手段の処
理である(送信処理)。 S1 送信情報および更新情報を取り込む。
【0130】S2 更新情報はあるか判定する。更新情
報がなければS5に進む。更新情報があればS3に進
む。 S3 送信情報のデータ量と更新情報のデータ量の大き
さを比較する。送信情報のデータ量の方が更新情報のデ
ータ量より大きければ,S4に進む。送信情報のデータ
量の方が更新情報のデータ量より小さければ,S5に進
む。
【0131】S4 更新情報を出力する。 S5 送信情報を出力する。 (b)はデータ更新手段の処理である。
【0132】S1 受信情報に更新情報があるか判定す
る。更新情報があればS2に進み,更新情報がなければ
S4に進む。 S2 保存されているグループ情報,もしくはアプリケ
ーションプログラムデータを取り出す。
【0133】S3 グループ情報,アプリケーションプ
ログラムデータを受信した更新情報に基づいて更新す
る。 S4 グループ情報保持手段178もしくはアプリケー
ションプログラムデータ155のデータ保持領域に受信
した送信情報を保存する。
【0134】本実施例によれば,通信するデータ量を少
なくすることができ,通信におけるタイムロスを軽減す
ることができる。そして,1画面の情報を全部送るよう
な場合には,受信側で一度画面をクリヤして受信した情
報で再表示するので,受信側で表示がちらつくが,本実
施例の方法によれば,受信側の画面において更新部分の
みが再表示されるので,電子会議等において画面がちら
つくことがなくなって見やすくなるばかりでなく,更新
箇所も容易に把握できるようになる。
【0135】図9は関数ライブラリの実施例を示す。5
0は関数ライブラリである。関数ライブラリ50におい
て,51はメンバー情報生成関数であって,メンバーテ
ーブルを生成する関数である。
【0136】52はメンバー情報更新関数であって,メ
ンバーテーブルの内容を更新するものである。53はメ
ンバー情報追加関数であって,参入通知を受け取った時
に,メンバーテーブルに新規参入者のメンバー情報を追
加するものである。
【0137】54はメンバー情報削除関数であって,退
去通知を受け取った時にメンバーテーブルの退去者のメ
ンバー情報を削除するものである。55はテーマ設定関
数であって,会議テーマを設定するものである。
【0138】56はテーマ更新関数であって,会議テー
マを更新するものである。57は共有データ設定関数で
あって,電子会議を行うのに必要な共有データを設定す
るものである。共有データはシステムのOSや基本ソフ
トウェア(ウィンドウシステム等)などの規定に依存
し,通常は識別子,ファイル名などで与えられる。
【0139】(グループウェアでは,共有データや共通
の画面表示により共同作業を進めるので,各メンバーの
メンバープログラムが共有データを認識しておく必要が
ある。新規参入者はその共有情報を譲渡してもらうこと
により共同作業の途中に参加できるようになる。)58
はメンバー登録関数であって,参入を許されるメンバー
を登録するものである。このような機能を持つことによ
り,新規参入要求があった時に,参入できるものである
かどうかチェックし,登録外の参入者を拒否することが
できるようになる。
【0140】59はグループ起動関数であって,グルー
プの立ち上げを行う関数である。メンバーの最初の一人
(主催者)が使用して,電子会議システムを立ち上げる
もので,会議のテーマや,共有データ,メンバーの制約
条件等を設定するものである。これらは後に更新でき
る。
【0141】60は参入要求関数であって,この関数に
より二人目以降はグループ作業中のメンバーのいづれか
に参入要求をすることでグループ作業を開始する。61
は参入者受け付け関数であって,参入要求を受け付ける
ものである。
【0142】62は参入者情報配布関数であって,参入
要求を受け付けたメンバーが他の全メンバーに参入者の
メンバー情報を配布するものである。63はグループ情
報譲渡関数であって,参入要求を受けたメンバーが参入
者にグループ情報を譲渡するものである。
【0143】64は退去通知関数であって,他の全メン
バーに退去メッセージを配布するものである。65はデ
ータ送信関数であって,特定のメンバーにデータ(アプ
リケーションプログラムデータ,メッセージ等)を送信
するものである。
【0144】66はデータ配布関数であって,全メンバ
ーにデータ(アプリケーションプログラムデータ,メッ
セージ等)を送信するものである。67はデータ受信関
数であって,データ(メッセージ等)を受信する関数で
ある。
【0145】図10は情報交換装置(メンバープログラ
ム)のプログラムの記述例を示す。(a)は送信側であ
る。図において,200は送信側のメンバープログラム
である。
【0146】201は画面の設定の処理の記述領域であ
り,アプリケーションプログラムの記述もしくは関数ラ
イブラリにないメンバープログラムに必要な記述であ
る。続く,「get data(Data,Po
s),」はアプリケーションプログラムの記述もしくは
関数ライブラリにないメンバープログラムに必要な記述
であり,キーボードからのユーザ入力を受けて,その入
力値と入力位置(画面上の位置)を判定する関数であ
る。
【0147】202は関数ライブラリの関数であり,受
信側に起動させる関数名と引数をグループの全メンバー
に配布するものである。図の例は,全メンバーに 「p
utdata,(Data,Pos)という関数を起動
させるものである。
【0148】203は後処理の記述である。(b)は受信
側である。図において,210は受信側のメンバープロ
グラムである。
【0149】211は前処理の記述を表す。212は,
関数ライブラリの関数である。図示の関数により,これ
以後,他メンバーからのメッセージ受信を監視するよう
にプログラムは動作する。メッセージが受信されると割
り込みによりメッセージの指示する関数を起動する。図
の例では,「put data」が起動される。
【0150】213は主処理(ループ)の記述である。
続く,「put data(Data,Pos)」は与
えられたデータを与えられた位置に画面表示する関数で
ある。
【0151】214は関数put dataの手続きの
記述である。上記のような送信側,受信側のプログラム
を内蔵するメンバープログラムを複数動かすことによ
り,任意のメンバーがデータを入力すると,他の全メン
バーの端末装置の画面に同じデータが表示される。
【0152】
【発明の効果】本発明によれば,ホストコンピュータに
よるグループ管理を必要としないで,電子会議,共同グ
ループ作業等の同期型情報交換を行うことができる。そ
のため,電子会議等の開催をホストコンピュータに依存
することなく会議メンバーの都合さえつけばいつでも開
くことができるようになる。そして,グループへの参
加,退去は自由であり,携帯型コンピュータと公衆回線
を利用して,外出先でも簡単にグループに参加すること
ができる。また,遠隔地にいる技術者同士が,一箇所に
集まらなくても,それぞれの場所で公衆回線を利用し
て,いつでも打合せ等を行うことができるようになる。
また,パソコン通信ネットワークシステムに登録するこ
となく,複数の仲間同士が,それぞれの自宅において時
間に制約されることなく気軽にパソコン通信で雑談でき
るようになる。
【0153】また,送信情報と更新情報のデータ量の少
ない方を送信するようにすることができるので,通信が
効率化するばかりでなく,受信側において画面のちらつ
きがなくなるとともに更新箇所の把握も容易にできる。
【0154】さらに,同期型情報交換装置の作成も,関
数ライブラリを利用してアプリケーションプログラムを
基に,ユーザの要求する機能にマッチしたメンバープロ
グラムを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成(1) を示す図である。
【図2】本発明の基本構成(2) を示す図である。
【図3】本発明の端末装置の構成および送信情報のデー
タ構成の実施例を示す図である。
【図4】本発明のメンバープログラムの構成の実施例を
示す図である。
【図5】情報交換装置の起動処理のフローの実施例を示
す図である。
【図6】グループ作業のフローの実施例を示す図であ
る。
【図7】本発明の情報交換装置の他の実施例を示す図で
ある。
【図8】本発明のモード選択手段およびデータ更新手段
のフローを示す図である。
【図9】関数ライブラリの実施例を示す図である。
【図10】情報交換装置のプログラムの記述例を示す図
である。
【図11】従来の同期型情報交換システムを示す図であ
る。
【符号の説明】
S:同期型情報交換システム 1:端末装置A 2:端末装置B 3:端末装置C 4:ネットワーク 10:情報交換装置 11:情報交換装置 12:情報交換装置 20:グループ情報保持手段 21:グループ管理手段 22:通信支援手段 23:アプリケーションプログラム 30:グループ情報保持手段 31:グループ管理手段 32:通信支援手段 33:アプリケーションプログラム 40:グループ情報保持手段 41:グループ管理手段 42:通信支援手段 43:アプリケーションプログラム 44:送信情報作成手段 45:受信情報解析手段 50:関数ライブラリ 51:メンバー情報生成関数 52:メンバー情報更新関数 66:データ配布関数 67:データ受信関数 70:表示制御手段 71:関数ライブラリの表示 72:入力装置 73:表示位置判定手段 74:アプリケーションプログラム 76:情報交換装置の作成手段 80:情報交換装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数端末装置
    (1,2,3)のそれぞれが情報交換装置(10,11,12) を備え
    て同期的に情報交換を行う同期型情報交換システム
    (S)における情報交換方法において, 該情報交換装置(10,11,12)は該情報交換を行うグループ
    メンバーの参入および退去等のグループ情報を管理する
    グループ管理手段(21,31,41)とグループ管理情報を保持
    するグループ情報保持手段(20,30,40)とを備え, それぞれの端末装置(1,2,3) においてグループ情報を管
    理し, ネットワーク(4) を介して各端末装置間(1,2,3)
    で直接に情報交換を行うこと特徴とする同期型情報交
    換システムにおける情報交換方法
  2. 【請求項2】 請求項1において, グループへ参加する
    場合はグループの端末装置(1,2,3) の一つに参加申し込
    みをしてグループの管理情報の提供を受け,グループへ
    の参加申し込みを受けた端末装置(1,2,3) は各端末装置
    (1,2,3) にグループ管理情報の変更を通知し, グループ
    からの退去通知は退去を行う端末装置(1,2,3) から各端
    末装置に通知され,退去通知を受け取った端末装置はグ
    ループ情報保持手段(20,30,40)に保持するグループ管理
    情報を更新することを特徴とする同期型情報交換システ
    における情報交換方法
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において, 情報交換
    装置(10,11,12)は送信情報作成手段(44)と受信情報解析
    手段(45)を備え, 送信情報作成手段(44)はグループメンバーへの送信メッ
    セージもしくはアプリケーションプログラムの作成デー
    タ等の情報と参入もしくは退去等の管理情報を識別する
    識別情報を送信データに付して送信情報を作成し, 受信情報解析手段(45)は受信した送信情報の種類を判別
    して, それぞれの種類に応じた処理手段に転送し, 送信
    情報の転送を受けた各手段は送信情報をそれぞれ処理す
    ることを特徴とする同期型情報交換システムにおける情
    報交換方法
  4. 【請求項4】 請求項1において,元の情報を更新した
    ことにより得られる送信情報を送信する場合には, 送信
    情報のデータ量と更新情報のデータ量を比較し, データ
    量の少ない方を送信し, 更新情報が送信された場合に受
    信側において該更新情報に基づいて元の情報を更新する
    ことを特徴とする同期型情報交換システムにおける情報
    交換方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において, 情報交換装置(10,1
    1,12 ) は送信情報と更新情報のデータ量を比較してデ
    ータ量の少ない方を送信するようにするモード選択手段
    (217) と, 受信において, 送信情報と更新情報のいずれ
    を受信したかを判定するモード判定手段(216) とを備
    え, 送信において送信情報もしくは送信更新情報のうち
    データ量の少ない方を送信し, 受信において, 受信した
    情報が送信情報であるか更新情報であるかを判定し, 更
    新情報である場合は該送信更新情報に基づいて元の情報
    を更新することを特徴とする同期型情報交換システムに
    おける情報交換方法。
  6. 【請求項6】 情報交換を行うグループメンバーの参入
    および退去等のグループ情報を管理するグループ管理手
    段(21,31,41)とグループ管理情報を保持するグループ情
    報保持手段(20,30,40)とを有する情報交換装置(10,11,1
    2)を備え,それぞれの端末装置(1,2,3) においてグルー
    プ情報を管理するとともにネットワーク(4) を介して各
    端末装置間(1,2,3) で直接に情報交換を行う同期型情報
    交換システム(S)における情報交換装置(10,11,12)の
    作成方法において, アプリケーションプログラム(74)と, アプリケーション
    プログラム(74)に組み込んで情報交換を行う手段を手段
    毎に関数として保持する関数ライブラリ(50)と, 該関数
    ライブラリの関数を選択する入力装置(72)と,アプリケ
    ーションプログラム(74)に選択された関数を組み込む情
    報交換装置の作成手段(76)とを備え, 該関数ライブラリから関数を選択しアプリケーション
    ログラムに組み込むことにより該情報交換装置(10,11,1
    2)を作成することを特徴とする同期型情報交換システム
    における情報交換装置の作成方法。
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