JPH05274240A - 共同情報処理システムおよび制御方法 - Google Patents

共同情報処理システムおよび制御方法

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JPH05274240A
JPH05274240A JP4289904A JP28990492A JPH05274240A JP H05274240 A JPH05274240 A JP H05274240A JP 4289904 A JP4289904 A JP 4289904A JP 28990492 A JP28990492 A JP 28990492A JP H05274240 A JPH05274240 A JP H05274240A
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良幸 中山
Takeshi Ishizaki
健史 石▲崎▼
Kenjiro Mori
賢二郎 森
Shiro Nakamura
史朗 中村
Tadashi Yamamitsu
忠 山光
Masami Kameda
正美 亀田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のワークステーションからなり、共同作
業に適用するアプリケーションプログラムの動作モード
を適宜選択できるようにした共同情報処理システムの提
供を目的とする。 【構成】 各ワークステーションに、ウィンドウシステ
ムを構成するサーバとクライアント(アプリケーション
プログラム)との間で交わされるメッセージをインタセ
プトするモジュールを設け、各メッセージをインタセプ
トモジュールから共同情報処理制御モジュールに渡す。
制御モジュールは、関与するクライアントの動作モード
に応じて、受信メッセージを他のワークステーションや
インターセプトモジュールへ選択的に分配動作し、イン
ターセプトモジュールがサーバまたはクライアントにメ
ッセージを渡す。 【効果】 アプリケーションプログラムの起動時に、入
力デ−タまたはコマンドを各ステーションが連動して実
行する動作モードと、1つのステーションで実行した結
果を他のステーションに分配する動作モードとを自由に
選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地にある複数利用
者が、通信回線で接続されたワークステーション(端末
装置)を介して共同活動を行う共同情報処理システム、
会議システム、およびその制御方法に関し、特に、共同
情報処理に利用するアプリケーションプログラムの動作
モードの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔地にある複数の人による共同
活動、あるいは共同作業を電子的に支援する共同情報処
理システムとして、共同作業に専用のアプリケーション
プログラムを搭載した専用システムや、個人用のアプリ
ケーションプログラムを共同作業に利用できる環境を与
える汎用システムが存在する。
【0003】専用システムの1例は、米国特許4,41
4,621号に提案されている。また、汎用システムの
1例は、「Ahuja, S. R., J. R. Ensor and S. E. Lucc
o: A Comparison of ApplicationSharing Mechanisms i
n Real-time Desktop Conferencing Systems, Proc. of
the ACM Conference on Office Information Systems,
April 25-27, 1990,Cambridge, Massachusetts.」 に見
ることができる。
【0004】専用システムにおいては、共同活動を支援
するためのプログラムが、共同情報処理システムに固有
のものとして含まれていたり、個人的な情報処理に利用
するアプリケーションプログラムとは別に、共同作業の
ためのアプリケーションプログラムを用意する必要があ
る。
【0005】一方、汎用システムを実現する代表的な方
式として、複数のワークステーション(参加者)のもと
で同一のプログラムを実行できるようにしておき、任意
のワークステーションでプログラムに入力されたデータ
(または、コマンド)を全ワークステーションに同報通
信し、各ステーションで同一のデータ処理を実行するこ
とにより、各参加者に同一の表示を提供するようにした
「連動実行方式」あるいは「レプリカ連動方式」と、各参
加者からの入力データ(または入力コマンド)を或る特
定のワークステーションに集中し、そこでプログラムを
実行し、プログラムの出力を他の全てのワークステーシ
ョンに同報通信することにより、各参加者に同一の表示
を提供する「集中実行方式」とがある。
【0006】上記2つの方式には、それぞれに適した用
途があり、例えば、「集中実行方式」は、もし、「レプリ
カ連動方式」を採用しようとした場合には、共同作業の
開始に先だって、各ステーション間でプログラムあるい
は多量のデータ転送を必要とするような局面に適してい
る。これら2つの方式を共存させた共同情報処理システ
ムとして、例えば、医療画像等の映像情報を扱うウィン
ドウは集中実行方式で制御し、その他の処理、例えば文
書編集を行うウィンドウはレプリカ連動方式で制御する
ようにしたシステムが知られている。
【0007】本発明者等は、特願昭63−114636
号において、マルチウィンドウ機能を備えた複数のワー
クステーションからなり、各ステーションで任意のアプ
リケーションプログラムを、適宜、共同作業モードとロ
ーカルモードに切替ることができるようにした、「レプ
リカ連動方式」に分類される共同情報処理システムを提
案している。
【0008】また、特願平02−313968号におい
て、特に、サーバ/クライアント型のウィンドウシステ
ムであるXウィンドウシステム(米国マサチュセッツ工
科大学の登録商標名)を備えたワークステーションから
なる共同情報処理システムにおいて、共同作業を意識し
ないで作られたアプリケーションプログラムを容易に共
同作業に応用できるようにしたソフトウエア構造を提案
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然るに、従来の共同情
報処理システム(あるいは会議システム)によれば、各
ワークステーションあるいは端末装置において、1つの
プログラムを、或る状況ではレプリカ連動モードで、ま
た、別の状況では集中実行モードで、適宜モードを切替
えて運用することはできなかった。
【0010】本発明の目的は、ワークステーションで利
用されるアプリケーションプログラムを共同活動でも利
用できるようにする汎用の共同情報処理システムにおい
て、レプリカ連動モード(あるいは連動実行モード)と
集中実行モードとを同時にサポートし、同一の共同活動
の中でこれら2つのモードを混在できるようにすること
にある。
【0011】本発明の他の目的は、各ワークステーショ
ンで実行されるプログラムの動作モードを、レプリカ連
動モードと集中実行モードとの間で選択的に切替ること
のできる共同情報処理システム、およびその制御方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、各ワークステーションにおけるマ
ルチウィンドウシステムを構成しているウィンドウサー
バと、クライアント(アプリケーションプログラム)と
間に、上記ウィンドウサーバとクライアントとがやりと
りするメッセージ(入出力データ)をインタセプトする
ためのインタセプト手段を設け、該インタセプト手段
が、インタセプトしたメッセージを、他のワークステー
ションとの通信を行う共同作業のための制御手段に渡
す。
【0013】上記制御手段は、各クライアントの動作モ
ードを記憶しており、インタセプト手段から受け取った
メッセージ及び他のワークステーションの制御手段から
受け取ったメッセージの分配先を、これらのメッセージ
の種類と、該メッセージと関係するクライアントの動作
モードとに応じて判断する。もし、メッセージが、その
ワークステーションにあるウィンドウサーバまたはクラ
イアントで処理すべきものであれば、上記メ制御手段
は、メッセージをインタセプト手段に渡す。
【0014】インタセプト手段は、制御手段から受け取
ったメッセージを、その種類に応じて、クライアントま
たはウィンドウサーバに配る。
【0015】
【作用】本発明によれば、例えば、レプリカ連動操作モ
ードに設定されたクライアント(アプリケーションプロ
グラム)に対して利用者が入力操作を行った場合、入力
データ(あるいはコマンド)は、ウィンドウサーバから
インタセプト手段に入力され、制御手段とインタセプト
手段を経由して、この入力データを処理すべきクライア
ントに渡される。この時、入力データは、制御手段によ
って、通信回線を介して、他のワークステーションの制
御手段に送信され、該他のワークステーションでも、イ
ンタセプト手段を経由して、この入力データを処理すべ
きクライアントに渡されるため、複数のワークステーシ
ョンで同一のデータ処理結果が表示画面に出力される。
【0016】また、集中実行モードに設定されたクライ
アント(アプリケーションプログラム)に対して利用者
が入力操作を行った場合、入力データ(あるいはコマン
ド)は、ウィンドウサーバから、インタセプト手段を介
して、制御手段に渡される。
【0017】上記制御手段は、上記入力データを処理す
べきクライアントが、自ワークステーションで稼働中か
否かを判定し、もしクライアントが稼働中でれば、上記
入力データを、インタセプト手段を経由して、これを処
理すべきクライアントに渡さす。もし、上記入力データ
を処理すべきクライアントが、自ワークステーションで
稼働中でなければ、入力データは、制御手段によって、
通信回線を介して、他のワークステーションの制御手段
に送信される。
【0018】集中実行モードにあるクライアントは、イ
ンタセプト手段から受け取った入力データを処理する。
データ処理結果(出力データ)は、インタセプト手段に
よって、制御手段に渡され、再び、インタセプト手段に
戻り、ウィンドウサーバに出力される。この場合、制御
手段が、上記データ処理結果のレプリカを他のワークス
テーションに送信するため、他のワークステーションで
も、同一のデータ処理結果が表示画面に出力される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の1実施例である共同情報処
理システムの外観図である。この例では、3人の利用者
がシステムを利用している状況に対応している。10
(10A〜10C)は、各利用者が共同情報処理システ
ムを構成するワークステーションであり、通常、1人の
参加者が1台のワークステーションを専有する。共同情
報処理システム側から見ると、多くの場合、各ワークス
テーションが各参加者に対応する。
【0020】各ワークステーション10は、同一表示画
面に複数のウィンドウを生成できるマルチウィンドウシ
ステムを備えており、他のワークステーションと通信ネ
ットワーク60を介して互いに接続されて、共同作業
を、主としてデータ処理の側面から支援する。20(2
0A〜20C)は、上記ワークステーション10のディ
スプレイであり、このディスプレイ20に、ウィンドウ
システムを介して、ウィンドウ、その他の図形などが描
画される。各利用者は、入力手段としてのキーボード3
0やマウス40を操作して、ワークステーション10の
利用、あるいは、ワークステーション10を介した共同
情報処理システムへのアクセスを行なう。キーボード3
0は、主としてコードデータを入力するために、また、
マウス40は、主としてディスプレイ20上の位置座標
値を入力するために使用される。
【0021】マウス40は、幾つかのボタンを有し、利
用者は、これらのボタンを押下することにより、ディス
プレイ20上のカーソル位置座標値の選択意志をワーク
ステーション10に伝える。ここで挙げたキーボートと
マウスは入力手段の一例に過ぎず、タブレット、タッチ
パネル、ジョイスティック、トラックボールなど、他の
入力装置も利用できること明らかである。
【0022】電話機50は、各参加者が互いに音声で会
話しながら共同作業を遂行するための重要な通信手段と
なる。図では、電話機60間を接続する音声通信用のネ
ットワークと、ワークステーション10間を接続するデ
ータ通信用のネットワーク60とが同一のネットワーク
からなっているが、これらは勿論別々でも構わない。
【0023】通信ネットワークとして、音声と計算機デ
ータとを同一の回線で同時に送信できるISDN(Inte
grated Services Digital Network)を利用できる場合
は、図示した構成が便利であるが、もし、音声通信用の
ネットワークとして従来の電話交換ネットワークしか利
用できない場合、あるいは、ワークステーション10の
でデータ処理能力を共同作業のために十分に活かしたい
場合は、データ通信ネットワーク60と電話ネットワー
クとを別々に設けたネットワーク構成が適すであろう。
初めに述べたように、図1は、3人の参加者による共同
作業の実施形態を示したものであり、2人、あるいは4
人以上の参加者で共同作業を行なう場合は、参加者の人
数に応じた任意台数のワークステーション10が通信ネ
ットワークを介して接続されることになる。
【0024】以下、2図〜図16を参照して、本発明に
よるシステムを利用した遠隔地間会議における利用者の
操作手順と、表示画面の様子について説明する。尚、以
下の説明では、記述を簡単にするため、参加者が2人の
会議を例にとるが、参加者が3人以上となった場合の動
作も、本実施例の説明から容易に類推できるはずであ
る。ここでは、2人の参加者(利用者)、あるいは彼ら
が利用する端末装置(ワークステーション)を、それぞ
れ記号A、Bで表わす。
【0025】図2は、会議開始前のワークステーション
A、Bのディスプレイ画面20(20−Aと20−B)
を示している。160は、マウス40操作に連動して画
面上を移動するマウスカーソルである。各ディスプレイ
20には、仮想的な会議室にアクセスするために用意さ
れた会議室ウィンドウ70が生成されている。会議の開
始前は、それぞれのワークステーションの会議室ウィン
ドウ70−A、70−Bは互いに独立しており、それら
の間には何ら関連性はない。
【0026】会議室ウィンドウに表示された電話機アイ
コン80(80A、80B)は、電話機を操作するため
のアクセス手段を提供しており、デイスプレイ上で電話
機アイコン80を操作することによって、一方のワーク
ステーションから他方のワークステーションに電話をか
けることができる。90(90−A、90−B)と10
0(100−B)は、それぞれ会議室ウィンドウ70に
用意された 報告書および資料を表すアイコンを示す。
この例では、報告書90は、会議室ウィンドウ70−A
と70−Bの双方に置かれ、資料100−Bは、一方の
会議室ウィンドウ70−Bにのみ存在している。ここで
は、報告書90−Aと90−Bは、互いに同一のデータ
ファイルを表すものと仮定する。
【0027】図3は、会議室ウィンドウ70−Aと70
−Bを、通信ネットワーク60で接続し、2つのワーク
ステーションA、Bの利用者が、それぞれの会議室ウィ
ンドウを操作することによって、表示内容が連動して変
化する仮想的な会議室を実現する様子を示す。会議室ウ
ィンドウ70の相互接続は、会議への「参加」を表明す
る操作と、参加を表明している利用者の会議加入を「許
可」する操作とによって達成される。図3の例では、利
用者Bが「参加」を表明し、利用者Aが上記Bの参加を
「許可」する操作を行っっている状態を示している。こ
れらの操作は、ディスプレイ20に現れる操作メニュー
110に用意された項目120、130、140または
150をマウスカーソル160で選択することによって
行われる。
【0028】上記操作メニュー110は、会議室ウィン
ドウ70内の特定の領域、例えば、文字列「会議室」が
位置する領域をカーソルで指定することによって、画面
上に生成される。本実施例では、操作メニュー110と
して、ディスプレイ20上の任意の場所に表示されるポ
ップアップメニューと呼ばれる形式のものを利用してい
るが、その他の形式をもつメニューや、キーボードから
予め決められたコマンドを入力する方法によっても、所
期の目的を達成できることは明らかである。
【0029】メニュー110において、項目120を選
択すると、参加希望者の加入を「許可」するためのメニ
ュー170が生成され、項目130を選択すると、当該
操作者に関する「参加」希望の表明が実行され、項目1
40を選択すると、当該操作者の会議からの「離脱」が
実行され、項目150を選択すると、当該会議の実行が
「終了」する。
【0030】利用者Aのディスプレイ20−Aには、項
目120−Aの選択の結果、参加許可が可能な複数の利
用者の名前180、190、200を含むメニュー17
0が表示されている。利用者Aは、この参加者名一覧メ
ニュー170の中から、参加許可すべき利用者をマウス
カーソル160で選択する。上記メニュー170には、
利用者の名前に代えて、例えば、顔写真等、他の選択子
を利用することも可能である。利用者Aの会議室ウィン
ドウ70−Aには、参加希望者を許可しようとしている
状態にあることを示す文字列210−Aが現れる。Bの
会議室ウィンドウ70−Bには、会議に対する参加希望
を表明している状態にあることを示す文字列210−B
が現れる。
【0031】図4は、利用者Aが、図3で示した参加者
名一覧メニュー170の中から、利用者Bの名前を選択
することによって、利用者AとBのワークステーション
間に通信路が確立され、会議室ウィンドウ70−Aと7
0−Bとが接続された状態を示す。接続完了後は、状態
表示文字列210が、「接続中」を示す文字列に変化す
る。この状態では、接続された2つの会議室ウィンドウ
70−Aと70−Bは、それぞれ、1つの仮想的な会議
室(会議机)における 参加者A、Bの周辺の様子を模
擬している。
【0032】図5は、会議室ウィンドウ70を接続する
ことによって形成された仮想的会議において、資料を参
照しながら具体的な作業を開始する操作を説明するため
の図である。まず、両ワークステーションA、Bが既に
所持している 報告書アイコン90(90−A、90−
B)で表されるにリソースついて、各利用者が互いに同
一の頁を参照し、内容の追加、修正等の作業ができる環
境を実現する。本システムでは、一方の利用者が、報告
書アイコン90に対して「開く」という操作を行えばよ
い。
【0033】図5の例では、利用者Aが報告書90−A
を開くための操作を行った場合を示している。同様の操
作は、利用者Bが行ってもよく、もし、会議に3人以上
の参加者がいる場合、その中の任意の参加者がこの操作
を行えばよい。
【0034】利用者Aが、マウス40−Aを操作してカ
ーソル160−Aを報告書90−Aの上に位置付け、マ
ウスのボタンを押下すると、ディスプレイ20には、報
告書90−Aに関する操作を問合せるたっめのメニュー
220−Aが表示される。
【0035】操作メニュー220−Aは、2つの選択項
目230−A、240−Aを提示している。連動操作2
30−Aは、複数のワークステーションでプログラムを
連動させ、何れかのワークステーションで行なわれた入
力操作を他のワークステーションに伝えることによっ
て、全利用者が同一のデータ処理結果を参照できるよう
にするためのものである。OHP240−Aは、何れか
のワークステーションでプログラムを実行し、表示画面
に出力すべきデータ処理結果を他のワークステーション
に配布することにより、各ステーションで同一のデータ
処理結果を参照できるようにするためのものである。こ
の例では、利用者Aが、カーソル160−Aによって、
操作メニュー220−Aから連動操作230−Aを選択
しようとしている状態を示している。
【0036】なお、アイコン90の選択操作にともな
う、次の操作の問合せ形式は、図5に示したメニューに
よる方法に限定されるものではない。また、同図でだ、
メニュー220−Aが、選択された報告書アイコン90
−Aの下辺に接した位置に生成されているが、メニュー
の配置にも他の様々の変形が許容される。
【0037】図6は、操作メニュー220−Aから連動
操作230−Aを選択したことに応答して、報告書アイ
コン90が表わす報告書の実体を表示するウィンドウ2
50が表示画面に開かれた状態を示す。報告書アイコン
90−Aと90−Bは、同一のリソースを表しているか
ら、ワークステーションA、Bには、同一内容の報告書
250−A、250−Bが表示される。この時、報告書
アイコン90−Aと90−Bの状態が、報告書250を
開く前とは異なった状態に変化し、利用者に対して、こ
れらのアイコンが実行状態になっていることを知らせ
る。なお、画面に表示される報告書の実体250は、内
容は同一であるが、それらを表示するウィンドウの位置
は各ワークステーションで自由に決定される。
【0038】図7は、報告書250の内容が、2人の利
用者A、Bの共同作業によって編集される様子を示す。
ここでは、編集操作の1例として、報告書ウィンドウ2
50内に位置付けられた入力カーソル260が指定する
場所に、キーボード30からコードを入力することによ
って、報告書250にタイトルをつける操作が行なわれ
ている状態を示す。連動モードにあるリソースに対する
編集操作は、どの参加者が行なってもよい。どの参加者
が入力した操作コマンド、あるいはデータも、他の全て
のワークステーションに即座に配布され、各ステーショ
ンで同一のデータ処理が実行されるため、報告書250
−Aと250−Bの表示内容は、互いに連動して変化す
る。
【0039】図8は、共同作業における指示棒270の
利用を説明するための図である。
【0040】指示棒270は、連動モードにあるウィン
ドウに、各参加者に固有の形状、または色で表示され
る。図では、利用者Aが、カーソル160−Aによって
動かすことのできる指示棒270−Aを、報告書ウィン
ドウ250−A内で利用している状態を示す。利用者A
が、報告書ウィンドウ250−A内で、指示棒270−
Aに重ねたカーソルを移動することによって、指示棒2
70−Aを動かすと、利用者Bの報告書ウィンドウ25
0−Bでも、上記指示棒270−Aと対応する指示棒2
70−Bが、上記指示棒270−Aと同様に動く。指示
棒の位置は、各ウィンドウに属した形で制御されている
ため、表示画面上でウィンドウ250−Aと250−B
の位置が異なっていても、各ウィンドウ内での指示棒2
70−A、270−Bの位置は、互いに同一である。
【0041】この例では、指示棒270−A、270−
Bは、手の形をしている。各ウィンドウには、自分の指
示棒と他の利用者の指示棒とが同時に表示される場合が
あるため、利用者がそれぞれの指示棒を視覚的に区別で
きるようにしておく必要がある。このあめ、図8の例で
は、各ワークステーションにいて、自分の指示棒270
−Aは「白」で、他の利用者の指示棒270−Bは
「黒」で表示している。このような目的での指示棒の識
別表示は、例えば、指示棒の所有者に応じた固有色を予
め決めておく、あるいは、各指示棒に所有者の名前や顔
写真を添付するなど、他の変形が可能である。
【0042】各利用者は、他人の指示棒を操作すること
はできない。図8において、もし、利用者Bが、報告書
ウィンドウ内の特定の位置を指示して、自分の意志を相
手Aに伝えたい場合、利用者Bは、報告書ウィンドウ2
50−B内に自分の指示棒を生成し、これを操作すれば
よい。利用者Aが指示棒270を操作している間に、利
用者Bは、報告書250の内容を更新するための編集操
作を実行してもよい。
【0043】次に、図9を参照して、報告書250とは
別の、新たな資料を利用して、会議を進める場合の操作
について説明する。なお、この例では、新たな資料はア
イコン100と対応したものであり、ワークステーショ
ンBはこれを所持しているが、ワークステーションAの
手元にはないものと仮定する。
【0044】利用者Bが、資料アイコン100−Bをマ
ウスカーソル160−Bで選択すると、この資料アイコ
ンと接した位置に、操作メニュー220−Bが表示され
る。
【0045】前述した報告書250のように、リソース
が既に各ワークステーションに用意されている場合は、
連動操作230−Bを選択することによって、直ちに、
全てのワークステーションで上記リソースを処理する同
一のプログラムを起動することができる。しかしなが
ら、共同作業荷利用したいリソースデータが、特定のワ
ークステーションにのみ存在しており、これを他のワー
クステーション(参加者)に送れない、あるいは、送る
ことが望ましくない、と言った特殊な事情がある場合に
は、上述した連動操作230の機能を利用する訳にはい
かない。
【0046】本発明のシステムでは、このような場合
に、操作メニューに用意された「OHP」240の機能
を利用する。OHP240が選択されると、資料アイコ
ン100と対応するリソースを処理するプログラムが、
該リソースを備える特定のワークステーション(この例
では、ワークステーションB)だけで実行され、データ
処理の結果得られた表示画面への出力データが、他のワ
ークステーションに配布され、各ワークステーションの
ウィンドウシステムに渡される。上記リソースに対する
操作入力は、任意のワークステーションから与えること
ができる。この場合、特定のワークステーションB以外
の他のワークステーションからの入力データは、プログ
ラムが動作している特定のワークステーションBに集め
られ、そこで処理される。図9では、利用者Bが「OH
P」160−Bを選択し、資料100−BをOHP機能
を利用して処理しようとしている。
【0047】図10は、ワークステーションBに、資料
アイコン100−Bと対応する資料の実体を表示するた
めのウィンドウ280−Bが生成され、OHP機能によ
って、他のワークステーションAにも、上記資料の実体
を表示するためのウィンドウ280−Aが生成された状
態を示す。この状態では、資料アイコン100−Bが、
現在処理中を示す表示状態に変化している。
【0048】資料280を編集するためのプログラムの
実体はワークステーションBに存在しているため、ワー
クステーションAは、利用者が資料ウィンドウ280−
Aに投入した入力データをワークステーションBに送
り、ワークステーションBから送られてくる表示出力デ
ータを、ウィンドウシステムに渡すよう動作しているだ
けである。ここでは、利用者Bが資料280についてO
HP機能を起動したが、共同作業の任意の参加者が、自
分の所持するリソースをOHP方式で処理することが可
能であり、また、1つの共同作業中に、OHP機能で処
理される複数のリソースが同時に存在してもよい。
【0049】図11は、OHP機能で処理されている資
料290に対する編集操作の1例として、利用者Aが、
資料ウィンドウ280−Aに図形290−Aを描いた状
態を示す。ワークステーションAには資料ウィンドウ2
80−Aと対応するリソースの実体は存在しないが、上
記ウィンドウへの操作入力がワークステーション10−
Bに伝えられ、その結果、図形290が生成され、これ
が、ディスプレイ20−Aおよび20−Bで、そおれぞ
れ図形290−A、290−Bとして表示される。同様
の操作は、ステーションBから行うことも可能である。
【0050】図12は、OHP方式が適用されたウィン
ドウにおける指示棒の利用を示す。図では、ウィンドウ
280で、2人の利用者AとBが、各自の指示棒30
0、310を同時に表示し使用している状態を示してい
る。この実施例では、自分の指示棒300−A、310
−Bは「白」、他の利用者の指示棒310−A、300
−Bは「黒」で表示しているが、既に述べたように、こ
れ以外の表示形式を採用してもいい。各利用者は、自分
の指示棒300−A、310−Bを、それぞれのマウス
カーソル160−A、160−Bを操作することによっ
て、任意の位置に移動する。
【0051】図13は、資料ウィンドウ280−A、2
80−Bにおける編集作業を終了し、これらのウィンド
ウを表示画面から取り去った状態を示す。資料280に
関する編集作業の終了の指示は、例えば、データ処理実
行状態を示している資料アイコン100を選択すること
によって行なう。なお、資料アイコン100を選択した
時に表示されるメニュー220に、データ処理の終了を
示すコマンド領域を設けておき、このメニューから、上
記資料の編集作業終了を指示するようにしてもよい。編
集作業が終了すると、それ迄データ処理実行中を示して
いた資料アイコン100−Bの表示形態が、元の状態に
戻る。
【0052】図14は、報告書ウィンドウ250−A、
250−Bでの編集作業を終了した状態を示す。図13
と同様、それ迄データ処理実行中の状態になっていた報
告書アイコン90−A、90−Bの形態が、元の状態に
戻っている。これで、会議に利用していた全てのリソー
スが閉じられたが、会議室ウィンドウ70−Aと70−
Bは接続されたままであり、共同作業そのものは未だ継
続している状態にある。
【0053】以上、本発明のシステムにおいて、共同作
業のためのリソースを「連動操作」モードで利用する方
法と、「OHP」モードで利用する方法について述べ
た。この説明においては、連動操作モードは、各参加者
のもとに同一のリソース(データ)が予め配置された状
態を、また、OHPモードは、複数の参加者のうちの一
人だけがリソースを持っている状態を前提として、運用
されている。しかしながら、OHPモード運用の前提条
件としては、OHPモードの利用を指示する参加者のも
とにリソースが存在していれば良く、例えば、参加者全
員のもとに同一のリソースが存在している状態で、何れ
かの参加者が上記リソースに関してOHPモードを指定
すれば、当該リソースは前述したOHPモードに従った
プログラム処理を受ける。
【0054】本発明において、連動操作モードとOHP
モードとの中間的なものとして、次のようなデータ処理
形式も可能である。今、共同作業で処理対象とするリソ
ースを、複数の参加者(ワークステーション)のうちの
幾人かが所持し、当該リソースを持たない参加者がある
と仮定する。この場合、上記リソースを所持している参
加者がOHPモードを選択すれば、既に述べた手順で、
参加者全員が上記リソースに対してデータ編集等の共同
作業を行える。本発明によれば、このような状況におい
て、上記リソースを持つ何れかのワークステーションで
連動操作モードを起動した場合、同一のリソースを持っ
ている他のワークステーションで「連動操作」モードに
よるデータ処理が実行され、リソースを持っていないワ
ークステーションでは、上記連動操作モードを起動した
ワークステーションからデータ処理結果(表示内容)の
配布を受けるという意味で、「OHP」モードでの共同
作業が実行される。
【0055】以上の実施例では、リソース(データ)を
表わすアイコンが選択されると、「連動操作」モードと
「OHP」モードの選択子を含む操作メニューが現れる
ようにしたが、選択されたデータの性質、あるいは、そ
のデータを用いる作業の性質に応じて、操作メニューで
選択できる項目を減らしたり、上記アイコン選択時点で
予め決められたデータ処理が開始されるとしてもよい。
【0056】図15は、報告書アイコン、あるいは資料
アイコンで示されるリソースの利用が終了した後、更
に、会議室ウィンドウ70の接続を解放して、共同作業
自体を終了させるための操作を示す。この終了操作は、
参加者A、Bのいずれから行っても良いが、本実施例で
は、参加者Aが操作している。参加者Aは、操作メニュ
ー110−Aを生成し、このメニューから「会議終了」
コマンド150−Aを選択する。本実施例のように、参
加者が2人の場合には、「退席」コマンド140−Aを
選択しても、上記「会議終了」コマンド150−Aと同
様の効果が得られる。
【0057】図16は、会議室ウィンドウ70−Aと7
0−Bとの接続が解除され、参加者A、参加者Bが共同
作業から完全に離れた状態を示す。この状態では、接続
操作中や共同編集中に表示されていた接続状態表示21
0が表示画面から消えている。
【0058】各利用者AおよびBは、前述したのと同様
の手順でを繰り返すことにより、会議室ウィンドウ70
を他の新たなワークステーションの会議室ウィンドウと
接続することにより、それぞれ、別の共同作業を開始す
ることが可能である。
【0059】図17は、上述した本発明による共同作業
システムの機能を実現するソフトウェアの構成を示す。
【0060】320(320−A〜320−C)は、各
ワークステーション10が備える共同作業を制御するた
めにプログラム(制御オブジェクト)である。通信網で
接続された複数のワークステーションによって行われる
1つの共同作業(あるいは共同活動)は、関連する複数
の制御オブジェクト320の集合として表現され、1つ
のワークステーションで共同作業のために入力されたデ
ータ(あるいはコマンド)、またはデータ処理結果は、
これらの制御オブジェクト320を介して、他のワーク
ステーションに伝送される。
【0061】本実施例では、1つの共同作業に参加して
いる複数の制御オブジェクト320は、論理的に、環状
の通信路360(360−A〜360−C)で接続され
ている。環状通信路360は、制御オブジェクト間を順
次に接続する複数の通信路360−A、360−B、3
60−Cの集合であり、制御オブジェクト320−A、
320−B、320−Cは、環状通信路360を通じ
て、互いに通信を行う。
【0062】各ワークステーションのマルチウィンドウ
画面で行われる個々の作業は、各ウィンドウと対応して
実行されるアプリケーションプログラム(利用者対話オ
ブジェクト)330(330−A〜330C)、340
(340−A)、または350(350−B、350−
C)によるデータ処理結果として与えられる。
【0063】本発明システムでは、利用者が選択した対
話オブジェクト330、340、または350を、制御
オブジェクト320の下に適宜配置することによって、
共同作業を実現する。
【0064】これらの対話オブジェクトのうち、330
は、連動操作モードで起動、実行されるプログラムであ
り、以下、「連動対話オブジェクト」と呼ぶ。ワークス
テーション10−A〜10−Cの何れかで、1つのリソ
ースに関して連動対話モードが指定されると、これらの
ワークステーションで、上記リソースと対応関係を持つ
アプリケーションプログラムが、連動対話オブジェクト
330−A、330−B、330−Cとして起動され
る。何れかの参加者、例えばAが、連動対話オブジェク
ト(アプリケーションプログラム)330−Aにデータ
を入力すると、この入力デ−タは、制御オブジェクト3
20−A、320−B、および320−C間を転送さ
れ、他の連動対話オブジェクト330−B、330−C
にも届けられるため、全てのステーションの表示画面
に、連動対話オブジェクト330(330−A〜330
−C)による同一のデータ処理結果が出力される。
【0065】1つのリソースに関してOHPモードが指
定されると、この指定操作が行われたステーション(以
下、「親サイト」と呼ぶ)では、対話オブジェクト34
0(以下、「親サイト対話オブジェクト」と呼ぶ)が生
成され、それ以外のサイト(以下、「子サイト」と呼
ぶ)では、対話オブジェクト350(以下、「子サイト
対話オブジェクト」と呼ぶ)が生成される。
【0066】親サイト対話ブジェクト340は、親サイ
トのユーザ入力データ、または他のサイトから受信した
入力データに応じたデータ処理を実行し、データ処理の
結果として発生した出力データを、制御オブジェクト3
20−Aを介して他の制御オブジェクト320−B、3
20−Cに同報通信する。この場合、親サイトで発生し
た入力データは、他のサイトには送信されない。
【0067】子サイト対話ブジェクト350(350−
B、350−C)は、ユーザからの入力データを、制御
オブジェクト320−B、または320−Cを介して、
親サイト対話制御オブジェクト340−Aに送り、他の
サイトから受信した出力データを表示画面に出力する。
すなわち、親サイトの対話オブジェクト340−Aが実
行したデータ処理結果が、通信路を介して、子サイト対
話オブジェクト350−B、350−Cに与えられ、各
ディスプレイに同一の表示が出力される。
【0068】図18は、各ワークステーション(サイ
ト)10の要部となるハードウェア構成を示すブロック
図である。ここでは、キーボード等、構成要素の1部を
省略して示してある。
【0069】中央処理装置(CPU)370(370−
A〜370−C)は、記憶装置380(380−A〜3
80−C)に用意された各種のアプリケーションプログ
ラム(AP)410や、ワークステーション10の通信
機能を提供する通信システムプログラム405を実行す
る。
【0070】ワークステーション10は、通信アダプタ
390(390−A〜390−C)とネットワークイン
タフェース450(450−A〜4590−C)を介し
て、通信ネットワーク60をアクセスする。
【0071】通信アダプタ390がネットワークインタ
フェース450から受け取った通信データは、通信アダ
プタ390の内部バッファ440に一時的に格納され、
ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)4
00によって、通信システムプログラム405が利用す
るメモリ領域420に、システムデータとして転送され
る。上記システムデータは、通信システムプログラム4
05によって、AP410がアクセスできるメモリ領域
430にAPデータとしてコピーされる。
【0072】APへの入力データ、またはAPの実行に
よって発生したデータは、上記したデータの流れとは逆
の手順で、他のワークステーションに送信される。
【0073】図19は、通信ネットワーク60を介して
ワークステーション10間でやりとりされる通信メッセ
ージのフォーマットを示す。本実施例では、通信メッセ
ージ465は、宛先として、ワークステーション10と
AP410を指定した形で、送信することができる。つ
まり、ワークステーション10上で複数のAPが稼働し
ている時、受け取って欲しいAPを指定して、メッセー
ジを発行することができる。
【0074】通信メッセージ465は、図に示すよう
に、メッセージの本体となるデータ部490の前に付加
した形で、宛先ワークステーションを特定するアドレス
470と、当該データを受け取るべきAPを特定するA
P識別子480と、通信ネットワーク60を利用するた
めに必要な その他の通信制御情報485とからなるヘ
ッダ部を持つ。
【0075】図20は、各ワークステーションが備える
ソフトウエアの構成を説明するための図である。各ワー
クステーションは、基本的なソフトウエアとして、他の
ワークステーションとの連動動作を制御するための制御
オブジェクト320と、共同作業の中で行われる具体的
なデータ処理動作を制御するための複数のアプリケーシ
ョンプログラム(AP)410と、クライアントである
各AP410の要求に応じて、ウィンドウの表示内容を
操作するウィンドウシステムサーバ540と、各AP4
10とウィンドウシステムサーバ540との間にあっ
て、ウィンドウ操作に関するメッセージをインタセプト
するインタセプトモジュール530とを備える。各ワー
クステーションは、必要に応じて、ウィンドウシステム
サーバ540を、複数備えることができる。
【0076】AP410は、共同作業の実行モードに応
じて、前述した「連動対話オブジェクト」330と、
「親サイト対話オブジェクト」340と、「子サイト対
話オブジェクト350」の何れかに区別される。各AP
410は、共同作業を離れて、各ワークステーションで
独立してデータ処理を実行する「ローカルモード」での
動作も可能である。
【0077】制御オブジェクト320は、論理的な環状
通信路360を介して、他のワークステーションの制御
オブジェクトと接続される。各制御オブジェクト320
は、他の制御オブジェクトへのメッセージの送信処理を
行う送信モジュール510と、他の制御オブジェクトか
らのメッセージの受信処理を行う受信モジュール525
と、インタセプトモジュール530との間でメッセージ
のやりとりを行うための制御モジュール520とから構
成される。
【0078】図20では、インタセプトモジュール53
0が1つしか示されていないが、インタセプトモジュー
ルを、各AP対応に設けたり、複数のAPからなるグル
ープ毎に設けるようにしてもよい。
【0079】ここで、ウインドウシステムサーバ540
と、アプリケーションプログラム410と、インタセプ
トモジュール530と、制御オブジェクト320との間
で交信されるメッセージの形式と識別方法について説明
する。
【0080】マルチウィンドウ機能を備えた各ワークス
テーションでは、表示画面に表示されているアイコンを
選択すると、該アイコンと対応するプログラム(制御オ
ブジェクトまたはアプリケーションプログラム)が起動
され、上記プログラムと対応するウィンドウが表示画面
に生成される。
【0081】例えば、制御オブジェクト320が起動さ
れると、制御オブジェクト320とウィンドウシステム
サーバ540との間に、コネクションが設定され、制御
オブジェクトからの要求によって、表示画面に会議室ウ
ィンドウ70が生成される。上記会議室ウィンドウに
は、ウィンドウシステムサーバ540が管理する各ワー
クステーションで固有のウィンドウ番号が割り当てられ
る。上記会議室ウィンドウでデータ入力操作が行われる
と、ウィンドウシステムサーバ540は、入力データに
該会議室ウィンドウに固有のウィンドウ番号と上記コ
ネクションの識別子とを付した形のメッセージを発行す
る。
【0082】本発明では、上記会議室ウィンドウに表示
されているアイコンの選択操作によって、選択されたア
イコンと対応するアプリケーションプログラム410が
起動される。この操作過程で、アプリケーションプログ
ラムの動作モードの指定が行われ、プログラム名称と動
作モードとの関係が制御オブジェクトに記憶される。
【0083】アプリケーションプログラム(AP)41
0が起動されると、該アプリケーションプログラムから
の表示用コネクション要求によって、アプリケーション
とインタセプトモジュール530との間にコネクション
(CA)が設定される。上記要求は、プロセス間通信に
よって、コネクション(CA)の識別子とともに、イン
タセプトモジュール530から制御オブジェクト320
に伝えられる。この時、制御オブジェクト320は、上
記コネクション(CA)に、共同情報処理システムで通
用する汎用コネクション識別子(CG)を割当て、他の
ワークステーションに対して、該アプリケーションプロ
グラムのAP名称、CGと共に、表示用コネクション要
求を送信する。また、インタセプトモジュール530に
対して、インタセプトモジュールとウィンドウサーバと
の間にコネクションを設定するよう要求する。他のワー
クステーションから表示用コネクション要求を受信した
時も、これと同様に、インタセプトモジュール530に
対してコネクション設定要求を出す。
【0084】インタセプトモジュール530は、インタ
セプトモジュールとウィンドウサーバとの間にコネクシ
ョンを設定すると、このコネクションの識別子(CW)
を制御モジュールに伝える。制御オブジェクト320
は、以上の手順によって知ったAP名称と、CG、CW
とCAの関係を記憶する。これによって、その後に、イ
ンタセプトモジュールからCAを含むメッセージを受け
取った時、または、他のワークステーションからCGを
含むメッセージを受け取った時、制御オブジェクトは、
そのメッセージに、出力先ウィンドウを特定するCWを
付けて、インタセプトモジュールに渡すことができる。
【0085】起動されたアプリケーションプログラム4
10は、その後、インタセプトモジュール530に対し
て、コネクション識別子(CA)を付して、ウィンドウ
生成要求を出す。この要求は、インタセプトモジュール
530から制御オブジェクト320に伝えられる。
【0086】制御オブジェクトは、上記要求のコネクシ
ョン識別子CAからAP名称と汎用のコネクション識別
子CGを特定し、ヘッダ部を書き替えたウィンドウ生成
要求を他のワークステーションに送信するとともに、イ
ンタセプトモジュール530に対して、コネクション識
別子CWを指定して、ウィンドウ生成要求を出す。イン
タセプトモジュール530がウィンドウシステムサーバ
540にウィンドウ生成要求を出すことによって、表示
画面に新たなウィンドウが生成され、ワークステーショ
ンに固有のウィンドウ識別子(WL)が決定される。こ
のウィンドウ番号WLは、インタセプトモジュール53
0を介して制御オブジェクト320に伝えられ、制御オ
ブジェクトによって、共同情報処理システムで通用する
汎用のウィンドウ識別子(WG)が割り当てられる。こ
れらのWLとWGの関係は、前述したAP名称、コネク
ション識別子と対応づけて、制御オブジェクトの制御テ
ーブルメモリ521に記憶される。他のワークステーシ
ョンからウィンドウ生成要求を受信した場合も、これと
同様の手順が実行される。
【0087】これによって、その後に、インタセプトモ
ジュールからWLを含むメッセージを受け取った時、ま
たは、他のワークステーションからWGを含むメッセー
ジを受け取った時、制御オブジェクトは、そのメッセー
ジに、これを処理すべきアプリケーションプログラムの
特定するようヘッダ変換して、インタセプトモジュール
にメッセージを渡すことができる。
【0088】図21は、制御オブジェクト320の間で
送受信されるメッセージ560の形式を示す。
【0089】上記メッセージ560は、図19に示した
通信メッセージ465のデータ部490を構成する。
【0090】メッセージ560は、データフィールド6
10と、データを発行した制御オブジェクト320を示
す発行者IDフィールド570と、上記データ610を
受け取るべき1つの制御オブジェクト、あるいは複数の
制御オブジェクトの集合を示す到達域フィールド580
と、本制御オブジェクト320の制御下にある対話オブ
ジェクト(330、340、または350)の識別情報
であるAPIDフィールド590と、上記データ610
と関係するウィンドウシステムサーバ540の識別情報
であるサーバIDフィールド600と、制御オブジェク
ト間の通信の制御のために必要なその他の通信制御情報
フィールド605と、上記データ610が入力データか
出力データかの区分を示すデータ種類フィールド609
と、からなる。上記データ610は、その先頭部分に、
ウィンドウ識別子611と、コネクション識別子612
とを含む。以下、フィールド570〜609からなる部
分をメッセージ560の「内部ヘッダ」565と呼ぶこ
とにする。
【0091】制御オブジェクト320が生成したデータ
には、制御オブジェクト320自身が、内部ヘッダ56
5を付加する。しかしながら、各AP410がウィンド
ウシステムサーバ540に対して発行した出力データ
や、ウィンドウシステムサーバ540が各AP410に
対して発行した入力データは、通常は、上述した内部ヘ
ッダ565を持っていない。これらの入出力データに対
しては、インタセプトモジュール530が、メッセージ
をインタセプトしたときに内部ヘッダ565を付加し、
それを制御モジュールに渡すよう動作する。ただし、イ
ンタセプトモジュールが値を設定するフィールドは、内
部ヘッダのうち、データ種類フィールド609だけであ
り、その他のフィールド570〜605の内容は、制御
オブジェクト320において設定される。
【0092】インタセプトモジュール530は、制御モ
ジュールから内部ヘッダ656を持つメッセージ560
を受信すると、内部ヘッダ656を除去し、データ61
0をウィンドウシステムサーバ540やAP410に渡
す。もし、AP410やウィンドウサーバ540が、上
記内部ヘッダ656の処理機能をもつように設計されて
いる場合は、インタセプトモジュール530による上述
したヘッダ処理動作は不要となる。
【0093】次に、図22〜図25を参照して、インタ
セプトモジュール530の機能を説明する。特に断わら
ない限り、ウィンドウシステムサーバ540と各AP4
10とが扱うメッセージ(データ)は内部ヘッダ565
を持たず、制御オブジェクト320間で送受信されるメ
ッセージは内部ヘッダ565を持つものとする。
【0094】図22は、ウィンドウシステムサーバ54
0から発行されるメッセージ(入力データ:Xウィンド
ウシステムにおける「イベント」)のインタセプト動作
を示す。ウィンドウシステムサーバ540から発行され
たメッセージは、インタセプトモジュール530によっ
てインタセプトされ(620)、それから、制御オブジ
ェクト320の制御モジュール520に送られる(63
0)。
【0095】図23は、制御オブジェクト320の制御
モジュール520から発行されるメッセージ(入力デー
タ)のインタセプト動作を示す。制御オブジェクト32
0の制御モジュール520から発行されたメッセージ
(入力データ)は、インタセプト手段530にインタセ
プトされ(640)、それから、AP410に送られる
(650)。
【0096】図24は、AP410から発行されるッセ
ージ(出力データ:Xウィンドウシステムにおけるリク
エスト)のインタセプション動作を示す。AP410か
ら発行されたメッセージは、インタセプト手段530に
インタセプトされ(660)、制御オブジェクト320
の制御モジュール520に送られる(670)。
【0097】図25は、制御オブジェクト320の制御
モジュール520から発行されるメッセージ(出力デー
タ)のインタセプション処理を説明している。制御オブ
ジェクト320の制御モジュール520から発行される
メッセージ(出力データ)は、インタセプト手段530
にインタセプトされ(680)、それから、ウィンドウ
システムサーバ540に送られる(690)。
【0098】本発明の各ワークステーションでは、少な
くとも「連動操作モード」と「OHPモード」によるプ
ログラム実行がサポートされているが、以上の説明から
分かるように、インタセプトモジュール530は、ウィ
ンドウサーバ540およびAP410からの受信メッセ
ージは制御オブジェクト320へ、また、制御オブジェ
クト320からの受信メッセージは、メッセージの種別
603に応じて、ウィンドウサーバ540、またはAP
410へ転送動作する。
【0099】図26は、制御モジュール520の構成を
示す。本発明において、制御モジュール520がもつべ
き主要な機能は、同一の共同作業システムに属している
他の制御オブジェクト320’から受け取ったメッセー
ジと、インタセプトモジュール530から受け取ったメ
ッセージの転送先を決定することである。制御モジュー
ル520が受け取ったメッセージ560は、メッセージ
560の転送動作を実施する分配制御サブモジュール7
30に送られる。
【0100】分配制御サブモジュール730は、メッセ
ージ560を受け取ると、検索サブモジュール725に
当該メッセージ560をどう転送するかを問合せる。7
27は、当該共同作業で利用している全てのAP410
の動作モード(連動操作モード、OHPモード、等)を
記憶しているAPポリシテーブルである。上記APポリ
シテーブル727の内容は、新たなAP410が起動さ
れた時や、既に実行中のAP410が終了した時、検索
サブモジュール725によって更新される。
【0101】729は、APの動作モードに対応して、
メッセージ560の転送方法の記述を保持しているポリ
シ記述テーブルであり、このテーブル729は、制御オ
ブジェクト320が起動されたときに生成される。
【0102】本実施例では、各ワークステーション10
は、ポリシ記述テーブル729の内容を記憶しているフ
ァイルを有し、制御オブジェクト320が起動されたと
き、上記ファイルから内部メモリのポリシ記述テーブル
領域に729に、メッセージ560の転送方法の記述が
複写される。
【0103】検索サブモジュール725は、分配制御モ
ジュール730から、或るメッセージ560について転
送方法の問い合わせを受けると、先ず、当該メッセージ
560のAPID590に基づいてAPポリシテーブル
727を参照し、上記APID590が示すAPの動作
モードを知る。次に、上記動作モードに基づいてポリシ
記述テーブル729を参照し、メッセージ560に適用
すべき転送方法を知る。
【0104】次に、図27〜図33を参照して、制御オ
ブジェクト320が行なう、インタセプトモジュール5
30および他の制御オブジェクト320からの受信メッ
セージ560の転送動作についてを説明する。これらの
図において、メッセージ560の流れを示す矢印のう
ち、実線の矢印は、ウィンドウシステムサーバ540か
らの入力データ(例えば、Xウィンドウシステムにおけ
るイベント)を含むメッセージ(以下、入力メッセージ
という)の流れを、また、破線の矢印は、ウィンドウシ
ステムサーバ540への出力データ(例えば、Xウィン
ドウシステムにおけるリクエスト)を含むメッセージ
(以下、出力メッセージという)の流れを表わす。
【0105】1つのメッセージが2箇所に転送される場
合には、メッセージのコピーが利用される。1つの制御
オブジェクト320から、同報通信によって、他の複数
のワークステーション宛にメッセージが送信された場
合、該メッセージが環状通信路360を介して最後の制
御オブジェクト320に到達したとき、受信メッセージ
の到達域580によって同報通信の終了が確認され、そ
れ以降の他の制御オブジェクト320への送信動作は止
む。
【0106】図27は、制御オブジェクト320が、イ
ンタセプトモジュール530から、「連動操作モード」
にある連動対話オブジェクト330に渡すべき入力メッ
セージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を示
す。制御オブジェクト320は、メッセージを受け取る
(630)と、これを、他の制御オブジェクに送る(7
00)と共に、インタセプトモジュール530に返送
(640)する。
【0107】図28は、制御オブジェクト320が、イ
ンタセプトモジュール530から、「連動操作」モード
にある連動対話オブジェクト330が発行した出力メッ
セージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を示
す。制御オブジェクト320は、インタセプト手段53
0から受け取った(670)メッセージを、インタセプ
トモジュール530に返送する(680)。このよう
に、1つの制御オブジェクト320でメッセージの転送
動作が閉じてしまう場合には、インタセプトモジュール
530が、出力メッセージ560を制御オブジェクト3
20に送る動作(670)を省略するようにしてもよ
い。
【0108】図29は、制御オブジェクト320が、他
の制御オブジェクト320から、「連動操作」モードに
ある連動対話オブジェクト330に渡すべき入力メッセ
ージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を示
す。制御オブジェクト320は、他制御オブジェクト3
20から受け取った(710)入力メッセージ560
を、他の制御オブジェクに送る(700)と共に、イン
タセプトモジュール530へ渡す(640)。
【0109】図30は、制御オブジェクト320が、イ
ンタセプトモジュール530から、「OHPモード」に
ある親サイト対話オブジェクト340に渡すべき入力メ
ッセージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を
示す。制御オブジェクト320は、インタセプトモジュ
ール530から受け取った(630)メッセージ560
をインタセプトモジュール530に送る(640)。こ
の場合、1つの制御オブジェクト320でメッセージの
転送動作が閉じているため、インタセプトモジュール5
30が、メッセージ560を制御オブジェクト320に
送る動作(630)を省略するようにしてもよい。
【0110】図31は、制御オブジェクト320が、イ
ンタセプトモジュール530から、「OHPモード」に
ある親サイト対話オブジェクト340が発行した出力メ
ッセージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を
示す。制御オブジェクト320は、インタセプトモジュ
ール530から受け取った(670)出力メッセージ5
60を、他の制御オブジェクに送る(720)と共に、
これをインタセプトモジュール530に返送する(68
0)。
【0111】図32は、制御オブジェクト320が、イ
ンタセプトモジュール530から、「OHPモード」に
ある子サイト対話オブジェクト350に関する入力メッ
セージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を示
す。制御オブジェクト320は、インタセプトモジュー
ル530から受け取った(630)メッセージ560
を、他の制御オブジェクに送る(700)。
【0112】図33は、制御オブジェクト320が、他
の制御オブジェクト320から、「OHPモード」にあ
る子サイト対話オブジェクト350に関する出力メッセ
ージ560を受け取った場合の、メッセージ転送を示
す。制御オブジェクト320は、上流側の制御オブジェ
クト320から受け取った(730)メッセージ560
を、下流側の制御オブジェクに送る(720)と共に、
これをインタセプトモジュール530にも渡す(68
0)。
【0113】図34〜図39は、以上説明してきたイン
タセプトモジュール530と制御オブジェクト320の
メッセージ転送機能によって実現される連動操作モード
とOHPモードにおけるデータフローを示す。
【0114】図34は、連動操作モードにある対話オブ
ジェクト330への入力メッセージの流れを示す。
【0115】ウィンドウシステムサーバ540が発行し
た入力メッセージは、インタセプトモジュール530に
よってインタセプトされる(620)。インタセプトモ
ジュール530は、上記入力メッセージを制御オブジェ
クト320に送る(630)。制御オブジェクト320
は、上記入力メッセージを下流側の他の制御オブジェク
ト320”に転送する(700)と共に、これをインタ
セプトモジュール530に渡す(640)。インタセプ
トモジュール530は、上記制御オブジェクト320か
ら受け取った入力メッセージを連動対話オブジェクト3
30に渡す(650)。
【0116】制御オブジェクト320は、上流側他の制
御オブジェクト320’から受け取った(710)入力
メッセージも インタセプトモジュール530に渡す
(640)。この入力メッセージは、ウィンドウシステ
ムサーバ540が発行した入力メッセージと同様に、イ
ンタセプトモジュール530によって、連動対話オブジ
ェクト330に渡っされる(650)。
【0117】図35は、連動操作モードにある対話オブ
ジェクト330からの出力メッセージの流れを示す。
【0118】対話オブジェクト330が発行した出力メ
ッセージは、インタセプトモジュール530によってイ
ンタセプトされ(660)、制御オブジェクト320に
送られる(670)。制御オブジェクト320は、上記
メッセージをインタセプトモジュール530に戻す(6
80)。インタセプトモジュール530は、受け取った
メッセージを ウィンドウシステサーバ540に渡す
(690)。
【0119】図36は、OHPモードにある親サイト対
話オブジェクト340への入力メッセージの流れを示
す。
【0120】ウィンドウシステムサーバ540が発行し
た入力メッセージは、インタセプトモジュール530に
よってインタセプトされ(620)、制御オブジェクト
320に送られる(630)。制御オブジェクト320
は、上記メッセージをインタセプトモジュール530に
戻す(640)。インタセプトモジュール530は、制
御オブジェクト320から受け取ったメッセージを、親
サイト対話オブジェクト340に渡す(650)。
【0121】制御オブジェクト320は、上流側他の制
御オブジェクト320’から受け取った(710)メッ
セージも、インタセプトモジュール530に渡す(64
0)。インタセプトモジュール530は、受け取った入
力メッセージを、ウィンドウシステムサーバ540が発
行した入力メッセージと同様に、親サイト対話オブジェ
クト340に渡す(650)。
【0122】図37は、OHPモードにある親サイト対
話オブジェクト340からの出力メッセージの流れを示
す。
【0123】親サイト対話オブジェクト340が発行し
た出力メッセージは、インタセプトモジュール530に
よってインタセプトされ(660)、制御オブジェクト
320に送られる(670)。制御オブジェクト320
は、上記メッセージを下流側の他の制御オブジェクト3
20”に転送する(720)と共に、これをインタセプ
トモジュール530に戻す(680)。インタセプトモ
ジュール530は、受け取った該出力メッセージ560
を、ウィンドウシステムサーバ540に渡す(69
0)。
【0124】図38は、OHPモードにある子サイト対
話オブジェクト350への入力メッセージの流れを示
す。
【0125】ウィンドウシステムサーバ540が発行し
た入力メッセージは、インタセプトモジュール530に
よってインタセプトされ(620)、制御オブジェクト
320に送られる(630)。制御オブジェクト320
は、上記入力メッセージを下流側の他の制御オブジェク
ト320”に転送する(700)。上流側の他の制御オ
ブジェクト320’から受信(710)された子サイト
対話オブジェクト350への入力メッセージも、制御オ
ブジェクト320によって、下流側の他の制御オブジェ
クト320”に転送される。
【0126】図39は、OHPモードにある子サイト対
話オブジェクト350への出力メッセージの流れを示
す。
【0127】制御オブジェクト320は、上流側の他の
制御オブジェクト320’から受信した出力メッセージ
(730)を、下流側の他の制御オブジェクト320”
に転送する(720)と共に、これをインタセプトモジ
ュール530に渡す(680)。インタセプトモジュー
ル530は、制御オブジェクト320から受け取った出
力メッセージ560をウィンドウシステムサーバ540
に送る(690)。
【0128】図40は、インタセプト5モジュール30
におけるデータ処理の流れ、特にメッセージの分配処理
に関するフローチャートを示す。
【0129】インタセプトモジュール530は、ウィン
ドウシステムサーバ540からのメッセージが入力され
るメッセージキュー(Qw)と、AP410からのメッ
セージが入力されるメッセージキュー(Qa)と、制御
オブジェクト320からのメッセージが入力されるメッ
セージキュー(Qc)を監視している。
【0130】メッセージキュー(Qw)にウィンドウシ
ステムサーバからのメッセージ(入力データ)が届くと
(ステップ740)、メッセージ種類609を判定す
る。もし、それが入力メッセージならば(750)、制
御モジュール320に送り(760)、出力メッセージ
ならば(770)、これはありえない事象と判断し、エ
ラー処理を行う(780)。
【0131】メッセージキューQaにAPからメッセー
ジが届くと(790)、メッセージ種類611を判定す
る。もし、それが入力メッセージならば(800)、エ
ラー処理を行い(810)、出力メッセージならば(8
20)、それを制御モジュール320に送る(83
0)。
【0132】メッセージキューQcに制御モジュール3
20からメッセージが届くと(840)、メッセージ種
類609を判定し、それが入力メッセージならば(85
0)、AP410に送り(860)、出力メッセージな
らば(870)、ウィンドウシステムサーバ540に送
る(880)。
【0133】図41は、制御モジュール520における
処理、特にメッセージの分配処理のフローチャートを示
す。
【0134】制御モジュール520は、インタセプトモ
ジュール530と他の制御オブジェクト320’から受
信するメッセージを監視している。
【0135】インタセプトモジュール530からメッセ
ージを受信すると(ステップ890)、メッセージの内
部ヘッダ565の生成を行った後、メッセージ(デー
タ)の種類に応じて、以下の分配動作を実行する。
【0136】すなわち、受信したメッセージが入力メッ
セージの場合は(900)、APID590に基づい
て、上記メッセージと対応するアプリケーションプログ
ラムAPの状態を判定し、もし、上記入力メッセージが
連動操作モードにある連動対話オブジェクト330に関
連するものであれば(910)、上記メッセージのレプ
リカを作成し、メッセージ(またはレプリカ)をインタ
セプトモジュール530に、レプリカ(メッセージ)を
下流側にある他の制御モジュール320”にそれぞれ送
る(920)。
【0137】もし、上記入力メッセージがOHPモード
にある親サイト対話オブジェクト340に関連したもの
であれば(930)、上記メッセージをインタセプトモ
ジュール530に渡す(940)。もし、上記入力メッ
セージがOHPモードにある子サイト対話オブジェクト
350に関連したものであれば(950)、これを親サ
イト対話オブジェクト340に送るために、下流側の他
の制御モジュール320”に送出する(960)。
【0138】インタセプトモジュール530から受け取
ったメッセージが出力メッセージの場合は(970)、
もし、該入力メッセージが連動操作モードにある連動対
話オブジェクト330に関連したものであれば(98
0)、これをインタセプトモジュール530に送る(9
90)。もし、上記入力メッセージがOHPモードにあ
る親サイト対話オブジェクト340に関連したものであ
れば(1000)、メッセージのレプリカを作成し、イ
ンタセプトモジュール530と、下流側の他の制御オブ
ジェクト320”に上記メッセージ(またはレプリカ)
を送る(1010)。もし、上記入力メッセージがOH
Pモードにある子サイト対話オブジェクト350に関連
したものであれば(1020)、これはありえない事象
と判断し、エラー処理を行う(1030)。
【0139】他の制御オブジェクト320’からメッセ
ージを受信すると(1040)、該メッセージの種類6
09に応じて、以下のように分配動作する。
【0140】受信したメッセージが入力メッセージの場
合(1050)、該入力メッセージが連動操作モードに
ある連動対話オブジェクト330に関連したものであれ
ば(1060)、上記入力メッセージのレプリカを作成
し、受信メッセージ(またはレプリカ)をインタセプト
モジュール530と下流側の他の制御モジュール32
0”に送る(1070)。もし、上記入力メッセージが
OHPモードにある親サイト対話オブジェクト340に
関連したものであれば(1080)、該メッセージをイ
ンタセプトモジュール530に送る(1090)。も
し、上記入力メッセージがOHPモードにある子サイト
対話オブジェクト350に関連したものであれば(11
00)、該メッセージを下流側の他の制御モジュール3
20”に送る(1110)。
【0141】他の制御オブジェクト320’から受け取
ったメッセージが出力メッセージの場合(1120)、
該メッセージが連動操作モードにある連動対話オブジェ
クト330に関連したものであれば(1130)、これ
はありえない事象であるから、エラー処理を行い(11
40)、もし、上記受信メッセージがOHPモードにあ
る親サイト対話オブジェクト340に関連したものであ
れば(1150)、これもありえない事象であるから、
エラー処理を行う(1160)。もし、上記受信メッセ
ージがOHPモードにある子サイト対話オブジェクト3
50に関連したものであれば(1170)、インタセプ
トモジュール530に送る(1180)。
【0142】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、共同作業に適用するアプリケーションプログラ
ムの動作モードを、連動操作モード、OHPモードの何
れかに自由に設定できる。また、各ワークステーション
の制御ルーチンにAPポリシテーブル727を設け、こ
れにより、共同作業で利用されるアプリケーションプロ
グラムAP毎にメッセージ分配方法を指定できるように
してあるため、APの機能に応じて、共同作業のための
データ処理の実行方法を選択利できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共同情報処理システムの1実施例
を示す図。
【図2】会議開始前のワークステーション10のディス
プレイ20の様子を示す図。
【図3】会議室ウィンドウ70を接続する操作の例を示
す図。
【図4】接続が完了した会議室ウィンドウ70の様子を
示す図。
【図5】仮想的会議において作業を開始する様子を示す
図。
【図6】連動操作230により報告書250を開いた状
態を示す図。
【図7】報告書250を2人の参加者が同時に編集する
様子を示す図。
【図8】報告書250の上で指示棒270を利用してい
る状態を示す図。
【図9】報告書250とは別の資料を利用する様子を説
明ための図。
【図10】OHPモードにより資料280を開いた状態
を示す図。
【図11】資料280に対する編集操作の例を示す図。
【図12】資料280の上で指示棒300、310を利
用している状態を示す図。
【図13】資料280の修正終了を示す図。
【図14】報告書250の修正終了を示す図。
【図15】共同活動終了操作を説明する図。
【図16】参加者が共同活動から離れた状態を示す図。
【図17】本発明のシステムのソフトウェア構成を示す
図。
【図18】本発明のワークステーションのハードウェア
構成を示す図。
【図19】通信メッセージのデータ形式を示す図。
【図20】インタセプトモジュールと制御オブジェクト
とAPとの関係を示すソフトウェア構成図。
【図21】制御オブジェクト間で通信されるメッセージ
のデータ形式を示す図。
【図22】ウィンドウシステムサーバ540から発行さ
れるメッセージのインタセプション処理を説明する図。
【図23】制御オブジェクト320の制御モジュール5
20から発行されるメッセージのインタセプション処理
を説明する図。
【図24】AP410から発行されるメッセージのイン
タセプション処理を説明する図。
【図25】制御オブジェクト320の制御モジュール5
20から発行されるメッセージのインタセプション処理
を説明する図。
【図26】制御オブジェクト320の制御モジュール5
20のサブモジュール構成図。
【図27】制御オブジェクト320が、連動操作モード
にある連動対話オブジェクト330に関する入力メッセ
ージをインタセプトモジュール530から受け取った際
のメッセージ転送を示す図。
【図28】制御オブジェクト320が、連動操作モード
にある連動対話オブジェクト330に関する出力メッセ
ージをインタセプトモジュール530から受け取った際
のメッセージ転送を示す図。
【図29】制御オブジェクト320が、連動操作モード
にある連動対話オブジェクト330に関する入力メッセ
ージを他の制御オブジェクト320から受け取った際の
メッセージ転送を示す図。
【図30】制御オブジェクト320が、OHPモードに
ある親サイト対話オブジェクト340に関する入力メッ
セージをインタセプトモジュール530から受け取った
際のメッセージ転送を示す図。
【図31】制御オブジェクト320が、OHPモードに
ある親サイト対話オブジェクト340に関する出力メッ
セージをインタセプトモジュール530から受け取った
際のメッセージ転送を示す図。
【図32】制御オブジェクト320が、OHPモードに
ある子サイト対話オブジェクト350に関する入力メッ
セージをインタセプトモジュール530から受け取った
際のメッセージ転送を示す図。
【図33】制御オブジェクト320が、OHPモードに
ある子サイト対話オブジェクト350に関する出力メッ
セージを他の制御オブジェクト320から受け取った際
のメッセージ転送を示す図。
【図34】連動操作モードにある連動対話オブジェクト
330に関する入力メッセージの流れを示す図。
【図35】連動操作モードにある連動対話オブジェクト
330に関する出力メッセージの流れを示す図。
【図36】OHPモードにある親サイト対話オブジェク
ト340に関する入力メッセージの流れを示す図。
【図37】OHPモードにある親サイト対話オブジェク
ト340に関する出力メッセージの流れを示す図。
【図38】OHPモードにある子サイト対話オブジェク
ト350に関する入力メッセージの流れを示す図。
【図39】OHPモードにある子サイト対話オブジェク
ト350に関する出力メッセージの流れを示す図。
【図40】インタセプトモジュール530における処理
の流れを説明するフローチャート。
【図41】制御モジュール520における処理の流れを
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…ワークステーション、20…ディスプレイ、30
…キーボード、40…マウス、50…電話、60…通信
ネットワーク、70…会議室ウィンドウ、80…電話、
90…報告書アイコン、100…資料アイコン、110
…接続操作メニュー、160…マウスカーソル、170
…参加者名一覧、210…接続状態表示、220…資料
操作メニュー、250…報告書、270…指示棒、28
0…資料、300、310…指示棒、320…制御オブ
ジェクト、330…連動対話オブジェクト、340…親
サイト対話オブジェクト、350…子サイト対話オブジ
ェクト、360…環状通信路、410…AP、510…
送信モジュール、520…制御モジュール、525…受
信モジュール、530…インタセプト手段、540…ウ
ィンドウシステムサーバ、560…制御オブジェクト間
通信データ、565…制御オブジェクト間通信データヘ
ッダ、590…APID、725…検索サブモジュー
ル、727…APポリシテーブル、729…ポリシ記述
テーブル、730…分配制御サブモジュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 史朗 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山光 忠 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 亀田 正美 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続された複数のワークス
    テーションからなる共同情報処理システムにおいて、各
    ワークステーションが、 表示画面に生成された複数のウィンドウへのデータの入
    出力を制御するためのウィンドウシステムと、 表示画面に生成された複数のウィンドウのうちの任意の
    1つにデータを入力するための入力手段と、 上記入力手段によって入力されたデータに応じてデータ
    処理動作を実行するデータ処理手段と、 他のワークステーションの制御モジュールとの間で行わ
    れる共同情報処理のためのデータまたは指令を含むメッ
    セージの送受信を制御する制御モジュールと、 上記データ処理手段で実行される上記ウィンドウと対応
    する複数のアプリケーションプログラムと、 上記ウィンドウシステムと各アプリケーションプログラ
    ムとの間でやりとりされるメッセージをインタセプトし
    て上記制御モジュールに渡すため、および、上記制御モ
    ジュールから受け取ったメッセージを上記ウィンドウシ
    ステムまたはアプリケーションプログラムの何れかに選
    択的に配布するためのインタセプトモジュールとを有
    し、 上記制御モジュールが、上記各アプリケーションプログ
    ラムの動作モードを記憶するための手段を有し、上記イ
    ンタセプトモジュールおよび他のワークステーションか
    ら受け取ったメッセージを、該メッセージと関係するア
    プリケーションプログラムの動作モードに応じて、他の
    ワークステーションの制御モジュール、または自ワーク
    ステーションのインタセプトモジュールへ選択的に分配
    するようにしたことを特徴とする共同情報処理制御方
    式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の共同情報処理制御方式に
    おいて、各ワークステーションが、アプリケーションプ
    ログラムを起動するときに第1の動作モードと第2の動
    作モードの何れかを指定するための手段を有し、 前記制御モジュールが、 自ワークステーションのインタセプトモジュールから受
    け取ったメッセージが第1の動作モードのアプリケーシ
    ョンプログラムに関するものであった場合は、該メッセ
    ージを他のワークステーションの制御モジュールに送信
    すると共に、自ワークステーションのインタセプトモジ
    ュールに配布し、 前記インタセプトモジュールから受け取ったメッセージ
    が、自分ワークステーションで動作中の第2の動作モー
    ドのアプリケーションプログラムへの入力データに関す
    るものであった場合は、該メッセージを自ワークステー
    ションのインタセプトモジュールに配布し、 前記インタセプトモジュールから受け取ったメッセージ
    が自分ワークステーションで動作していない第2の動作
    モードのアプリケーションプログラムへの入力データに
    関するものであった場合は、該メッセージを他のワーク
    ステーションへ送信することを特徴とする共同情報処理
    制御方式。
  3. 【請求項3】ネットワークに接続された複数のワークス
    テーションからなり、各ワークステーションが、表示画
    面に生成された複数のウィンドウへのデータの入出力を
    制御するためのウィンドウシステムと、他のワークステ
    ーションの制御モジュールとの間で行なわれる共同情報
    処理のためのデータまたは指令を含むメッセージの送受
    信を制御するための制御手段とを有する共同情報処理シ
    ステムのための制御方法であって、 共同情報処理に適用されるアプリケーションプログラム
    の動作モードを指定するステップと、 表示画面に上記アプリケーションプログラムと対応する
    ウィンドウを生成するステップと、 入力装置から上記ウィンドウへデータを入力するステッ
    プと、 上記入力データを含むメッセージを上記ウィンドウシス
    テムから発行するステップと、 上記ウィンドウシステムが発行したメッセージを上記制
    御手段に渡すステップと、 上記ウィンドウシステムが発行したメッセージを、該メ
    ッセージを処理すべきアプリケーションプログラムの動
    作モードに応じて、上記制御手段から他のワークステー
    ションの制御手段、自ステーションの上記アプリケーシ
    ョンプログラムの少なくとも1つに選択的に上記メッセ
    ージを渡すステップを含むことを特徴とする共同情報処
    理システムの制御方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の共同情報処理システムの
    制御方法において、更に、 前記制御手段から渡されたメッセージをアプリケーショ
    ンプログラムで処理し、その結果得られた出力データを
    含むメッセージを発行するステップと、 上記出力データを含むメッセージを、上記制御手段に渡
    すステップと、 上記出力データを含むメッセージを制御手段から自ステ
    ーションのウィンドウシステムに渡し、上記出力データ
    を発生した上記アプリケーションプログラムの動作モー
    ドに応じて他のワークステーションの制御手段の渡すか
    否かを判断するステップを有することを特徴とする共同
    情報処理システムの制御方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の共同情報処理システムの
    制御方法において、 前記アプリケーションプログラムの動作モードとして、
    共同情報処理システムを構成している複数のワークステ
    ーションで同一のアプリケーションプログラムを実行す
    る第1のモードと、上記複数のワークステーションのな
    かの少なくとも1つの特定のワークステーションでアプ
    リケーションプログラムを実行し、その結果をその他の
    ワークステーションに配布する第2のモードとがあり、 前記制御手段が、 自ワークステーションのウィンドウシステムが発行した
    メッセージまたは他のワークステーションから受け取っ
    たメッセージが、第1モードのアプリケーションプログ
    ラムで実行すべきものである場合は、該メッセージを自
    ステーションのアプリケーションプログラムに渡すと共
    に、これを他のワークステーションに送信し、 自ワークステーションのウィンドウシステムが発行した
    メッセージまたは他のワークステーションから受け取っ
    たメッセージが、第2モードの特定のアプリケーション
    プログラムで実行すべきものである場合、これを他のワ
    ークステーションに送信すると共に、もし、上記特定の
    アプリケーションプログラムが自ワークステーションで
    アクティブな状態にあれば、該メッセージを自ステーシ
    ョンの上記特定アプリケーションプログラムに渡し、 自ワークステーションの1つのアプリケーションプログ
    ラムが発行したメッセージまたは他のワークステーショ
    ンから受け取ったメッセージが、第2モードの特定アプ
    リケーションプログラムで実行すべきものである場合
    は、これを他のワークステーションに送信する共に、も
    し、上記特定のアプリケーションが自ワークステーショ
    ンでアクティブな状態になければ、該メッセージをウィ
    ンドウシステムに渡すことを特徴とする共同情報処理シ
    ステムの制御方法。
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