JP2880177B2 - プログラム間論理通信路制御方法 - Google Patents

プログラム間論理通信路制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ネツトワーク上に分散配置されたプログラ
ム間の通信方法に係り、特に、複数利用者が複数計算機
を利用して共同作業を行う際に、各計算機において、個
々の利用者に対応し、通信により共同作業を支援する対
象プログラム間に論理通信路を設定し、それらを制御す
る方法を提供するプログラム間論理通信路制御方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭62−53084号公報に記載のよう
に、遠隔会議用の2個の端末間に通信路を1個設定し
て、通信を行なう方式が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、遠隔会議専用の端末を用いた2者に
よる単一の会議の実現に限定されており、端末を有する
利用者が、端末上で行う作業の1つとして、任意に集ま
つて会議を構成する機能について配慮がされておらず、
任意の参加者が任意の人数で会議を構成できない、1つ
の会議で複数の画面を利用できない、同じ端末上で他の
作業をしながら会議に参加できないなどの問題があつ
た。
本発明の目的は、種々のプログラムの1つとして、個
々の汎用ワークステーシヨンに置かれて共同作業を支援
する対象プログラム間に論理的な通信路を自由に設定
し、任意の形態の会議等を構成できると共に、同一の構
成のまま、個人作業をも行えるプログラム間通信手段を
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、対象プログ
ラムに送信論理通信路と受信論理通信路とを独立して制
御する機能を与え、対象プログラムの接続において、1
つの対象プログラムの送信通信路を、他のプログラムの
受信通信路として共用し、これを繰り返すことにより、
当該共同作業に参加する全対象プログラムを環状に接続
することを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、各対象プログラムが2個の論理通信
路を制御し、1個の論理通信路を隣り合う2個の対象プ
ログラム間で順に共有することにより、2個以上の任意
個数の対象プログラムを環状に接続することができ、任
意人数の参加者(任意台数の会議端末)を含む共同作業
を柔軟に構成することが可能になる。更に、1対の送信
論理通信路と受信論理通信路を切り離すだけで任意の対
象プログラムを環状接続から除外したり、環状論理通信
路の任意の1箇所を切断し、そこに新たな対象プログラ
ムを接続できることから分かるように、本発明によれ
ば、全体構成に影響を与えずに、対象プログラムの追加
や削除を実現できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例である会議シ
ステムについて説明する。
第1図(A)は、本発明による会議システムを構成す
る装置の外観図である。会議システムは、ネツトワーク
120に接続された複数の会議端末装置10A〜10Nからな
り、各会議端末装置は、CPU(中央処理装置)や記憶装
置を格納するプロセツサ125,デイスプレイ100,キーボー
ド105,ポインテイングデバイス110,電話機115から構成
される。プロセツサ125において、CPUは、記憶装置から
読み出したプログラムを実行し、データを作成更新す
る。キーボード105は、主に文字や数字の入力に用いる
他、後述する接続制御のための命令を発生する特別のキ
ーを具えてもよい。ポインテイングデバイス110は、デ
イスプレイ100上の位置の特定やそこに表示された幾つ
かの選択肢からの選択対象の指示のための手段を提供す
る。ポインテイングデバイス110の例としては、マウス
やタブレツトが一般的であり、一種類に限らず、複数個
を採用してもよい。ポインテイングデバイス110の機能
を、キーボード105のカーソル移動キーなどを利用して
実現することもできる。電話機115は、本システム利用
者間の通話音声の入出力手段を提供する。
第1図(B)は、本システムを、会議制御を担当する
対象プログラムの側面から描いている。各対象プログラ
ム20A〜20Nは、ネツトワーク120を介して接続されたプ
ロセツサに存在し、それらがデータ交換を行い、協調し
つつ作動することにより、会議システムが実現される。
一般に、各対象プログラムはそれぞれ1個のプロセツ
サに存在し、同時に、1人の会議参加者に対応すること
が多い。本システムでは、更に、複数個の対象プログラ
ムが動作するプロセツサを含み、あるいは、対象プログ
ラムが単独にて動作することが可能である。以下、特に
断らなければ、対象プログラムと参加者を同一視し、例
えば、参加者の識別子は対象プログラムの識別子を区別
しない。一方では、1個の計算機において通信を行え
ば、対象プログラムの全部あるいは幾つかが1個の計算
機に存在するような構成も可能である。第1図(A)お
よび(B)では3組の装置あるいは対象プログラムがネ
ツトワーク120を介して接続されている様子が示されて
いるが、本発明においては、1個から任意個までの接続
が可能である。ネツトワーク120としては、公衆網、広
域私設網、LAN(Local Area Network)などが利用され
る。ネツトワーク120が音声とデータを同時に扱えない
場合、計算機間のデータ通信網と電話用の音声網が異な
ることもある。
第2図は、本会議システムで用いる対象プログラム20
のモジユール構成を示している。入力取得モジユール20
0は、キーボード105やポインテイングデバイス110から
利用者が入力するデータを受け取り、必要ならば、適当
なデータ変換を行つた後、該データを入力共通化モジユ
ール205に渡す。入力同化モジユール210は、他対象プロ
グラムの入力共通化モジユールから、受信論理通信路23
0を通してデータを受け取り、該データを入力共通化モ
ジユール205を渡す。入力共通化モジユール205は、入力
取得モジユール200と入力同化モジユール210から受け取
つたデータを、受信論理通信路225を通して他の対象プ
ログラムの入力同化モジユールに伝えると共に、入力分
配モジユール215に渡す。入力分配モジユール215は、入
力共通化モジユールから受け取つたデータを、文書編
集,黒板描画,それらの結果のデイスプレイへの表示出
力など、会議参加者が直接利用する機能を提供するコー
テイリテイモジユール群220の中の適切なユーテイリテ
イモジユールに渡す。
この構成において、同化モジユール210が動作せず、
かつ、共通化モジユール205が送信論理通信路を持た
ず、他対象プログラムへのデータ伝達を行わなければ、
本プログラムは単独で動作する。送信及び受信通信路
は、上で述べたように、それぞれ、主に、送信あるいは
受信のために利用されているが、これは、各通信路が逆
方向のデータ伝送を行えないことを意味するものではな
い。必要な場合、各通信路は、その名称とは無関係に利
用される。
第3図(A)は、対象プログラム20が論理通信路を管
理するために用いる。接続管理テーブル235を示す。接
続管理テーブル235は、次の7つの項目から構成され
る。
送信論理通信路識別子240は、入力共通化モジユール2
05が有する論理通信路225を表す識別子を格納する。受
信論理通信路識別子245は、入力同化モジユール210が有
する論理通信路230を表す識別子を格納する。仮受信論
理通信路識別子250は、論理通信路送信方向逆転処理の
ときに、送信論理通信路識別子240を一時的に格納す
る。送信先対象プログラム識別子255は、送信論理通信
路225が接続している相手の対象プログラムの識別子を
格納する。受信先対象プログラム識別子260は、受信論
理通信路230が接続している相手の対象プログラムの識
別子を格納する。デフオルト環状接続対象プログラム識
別子データ265は、特に指定のない場合に、本対象プロ
グラムを含んで環状に接続される対象プログラムの識別
子を格納する。その他のデータを格納する領域270も設
けられている。
第3図(B)は、上記デフオルト環状接続対象プログ
ラム識別子データ265の詳細構成を示している。該識別
子データの構成要素は、それぞれの会議に関与する幾つ
かの対象プログラムの識別子の270−1〜270−mであ
り、これらが任意個格納されている。図では、例とし
て、第1の識別子の列270−1を[A][B][C]、
m番目の例270−mを[W][X][Y][Z]で示し
ている。ここで、A,B…Yの符号のそれぞれ対象プログ
ラムの識別子を表す。各列はデフオルト環状接続対象プ
ログラム識別子データ番号でアクセスできるようになつ
ている。例えば 列[A][B][C]の位置は番号1で示され、[W]
[X][Y][Z]の列は番号mで示される。後述する
ように、各会議を構成する要素の列を番号で指定するこ
とにより、関係する複数の対象プログラムを、識別子の
並びに従つて、論理通信路により環状に接続することが
できる。
第4図(A)〜(D)は、複数個の対象プログラム20
A〜20Cが環状に接続され、任意の対象プログラムで発生
したデータを任意の対象プログラムに渡せる状態になる
様子を示している。ここでは、3個の対象プログラムの
接続の方法を説明する。
図(A)は、まだ、論理通信路を設定していない3個
の対象プログラム20A〜20Cを示している。225A〜225C
は、各対象プログラムにおける準備状態の送信論理通信
路であり、230A〜230Cは、各対象プログラムにおける準
備状態の受信論理通信路である。図(B)は、まず、対
象プログラム20Aの送信論理通信路225Aと対象プログラ
ム20Bの受信論理通信路230Bとが通信路300の如く接続さ
れた状態を示している。図(C)は、次に、対象プログ
ラム20Bと20Cとが接続された状態を示している。対象プ
ログラム20Bの準備状態の送信論理通信路225Bと、対象
プログラム20Cの準備状態の受信論理通信路230Cから、
対象プログラム20Bの送信論理通信路であり、かつ、対
象プログラム20Cの受信論理通信路である論理通信路30
が生成される。最後に、図(D)は、対象プログラム20
Cと20Aが接続された状態を示している。対象プログラム
20Cの準備状態の送信論理通信路225Cと、対象プログラ
ム20Aの準備状態の受信論理通信路230Aから、対象プロ
グラム20Cの送信論理通信路であり、かつ、対象プログ
ラム20Aの受信論理通信路である論理通信路302が生成さ
れる。このようにして、各対象プログラムは、論理通信
路300〜302を利用して、任意の対象プログラムにデータ
を送ることが可能になる。本会議システムでは、各対象
プログラムの送信論理通信路と受信論理通信路を区別
し、図(D)のように接続することで、各対象プログラ
ムにおけるデータの送受信が並行に実行される。
第5図(a)〜(l)は、対象プログラム間に設定さ
れる論理通信路に対する操作を表す。論理通信路制御命
令400のデータ形式を示す。図(a)から分かるよう
に、各命令は6個の項目からなり、データ項目430に、
各命令固有の必要なデータが置かれている。第1項目40
5から第5項目425は、各命令に共通である。論理通信路
制御命令識別子405は、データが論理通信路制御命令で
あることを表す。命令発行者識別子410は、該命令を発
行した対象プログラムを表す。命令種別識別子415は、
該命令の具体的な種類を表す。論理通信路制御命令に
は、データ送付命令,論理通信路設定命令,論理通信路
破棄命令,論理通信路送信方向逆転命令の4種類があ
る。命令モード420は、各命令の更に詳細な分類を表
す。到達域425は、該命令を受け取るべき対象プログラ
ムを特定する。
以下、図(b)〜(l)は、各命令毎に設定項目とそ
の値を示している。これらにおいて、論理通信路制御命
令識別子405と命令発行者識別子410については省略して
ある。(b)〜(e)は、データ送付命令に関し、命令
識別子415に“データ送付”、到達域425に“自対象プロ
グラムまで”((b))、“先行対象プログラムまで”
((c))、“次対象プログラムまで”((d))、あ
るいは、目的対象プログラム識別子((e))が設定さ
れ、送付データが430に格納される。到達域425の設定値
が“自対象プログラムまで”の場合、発行対象プログラ
ムから始めて送信される場合と、プログラム間環状論理
通信路を一周して再び発行者に戻つてきた場合を区別す
るために、最初に自対象プログラムから送信されるとき
に、その値は“自対象プログラムまで(再)”に変更さ
れる。
図(f),(g)は、論理通信路設定命令に関し、命
令識別子415に“論理通信路設定”が設定される。命令
モード420に“デフオルト接続”((f))が設定され
るときは、データ430に、接続管理テーブル235のデフオ
ルト環状接続対象プログラム識別子265に格納されてい
るデータを特定するためのデフオルト環状接続対象プロ
グラム識別子データ番号が設定される。あるいは、命令
モード420に“指定接続”((g))が設定されるとき
は、データ430に、環状接続対象プログラム識別子デー
タが格納される。
図(h)〜(k)は、論理通信路破棄命令に関し、命
令識別子415に“論理通信路破棄”、命令モード420に
“送信論理通信路破棄”((h))、“受信論理通信路
破棄”((i))、“送受信論理通信路破棄”
((j))、あるいは、“全論理通信路破棄”
((k))が設定される。
図(l)は、論理通信路送信方向逆転命令に関し、命
令識別子415に“論理通信路送信方向逆転”が設定され
る。
第6図(A)〜(E)は、各種のデータ送付方法を示
している。図(A)のように、5個の対象プログラム20
A〜20Eが、論理通信路505,515,525,535,545により、こ
の方向を送信方向として環状に接続されている場合を考
える。以下の図(B)〜(E)において、矢印はデータ
の流れを、丸印はデータの受け取りと処理を示してい
る。丸印が付されている対象プログラムにおける処理に
は、データの積極的変換、転送,参照のみも含まれる。
図(B)は、データ送付命令の到達域425が“自対象
プログラムまで”の場合であり、対象プログラム20Aか
ら発行されたデータが、発行者、すなわち、対象プログ
ラム20Aに戻るまでの各対象プログラム20B,20C,20D,20E
で処理されている様子を示している。このとき、対象プ
ログラム20Aでは、該データが2度処理されているが、
初めに述べたように、いずれでも積極的に処理する必要
はない。
図(C)は、到達域425が“先行対象プログラムま
で”の場合であり、対象プログラム20Aから発行された
データが、発行者の一つ手前の対象プログラム20Eに到
るまでの各対象プログラム20B,20C,20D,20Eで処理され
ている様子を示している。これは、環状論理通信路に接
続されている全対象プログラムに同一データを送付する
際の、典型的なデータの流れである。
図(D)は、到達域425が“次対象プログラムまで”
の場合であり、対象プログラム20Aから発行されたデー
タが、発行者の次に位置する対象プログラム20Bに渡る
だけで、配布が終了する様子を示している。これは、隣
合う2つの対象プログラム間でデータを送信する場合に
有効である。
図(E)は、到達域425が目的対象プログラム識別子
の場合であり、対象プログラム20Aから発行されたデー
タが、指定された対象プログラム20Dまで転送された後
にそこで処理されるが、途中の対象プログラム20B,20C
は本データの転送のみを行う様子を示している。これ
は、任意の2つの対象プログラム間のみでデータを送受
信することを可能にする。
次に、第7図(A),(B)を用いて、環状論理通信
路の設定方式を説明する。
図(A)は、論理通信路設定命令の命令モード420が
“デフオルト接続”の場合であり、デフオルト環状接続
対象プログラム識別子データ番号430が指す、予め定義
された対象プログラム20A,20B,20Cを接続している。各
対象プログラムは、それぞれ、環状に接続されるべき対
象プログラムの識別子を、図では265A,265B,265Cで示さ
れる。接続管理テーブル235のデフオルト環状接続対象
プログラム識別子データ265の一つとして保持してい
る。
対象プログラム20A(識別子“600")が、データ265A
に従つて環状論理通信路を設定するよう命令されたとす
る。対象プログラム20Aは、データ265Aを参照して、自
対象プログラム識別子“600"の次に記載されている識別
子“615"をもつ対象プログラム20bとの間に送信論理通
信路610を設定する。次に、対象プログラム20Bは、デー
タ265Bを参照して自対象プログラム識別子“615"の次に
記載されている識別子“630"をもつ対象プログラム20C
との間に送信論理通信路625を設定する。最後に、対象
プログラム20Cは、データ265Cを参照して、自対象プロ
グラム識別子“630"は末尾に記載されているので、先頭
に記載されている識別子“600"をもつ対象プログラム20
Aとの間に送信論理通信路640を設定する。
図(B)は、命令モード420が“指定接続”の場合で
あり、通信路設定命令が保持するデータ430に従い、対
象プログラム20A〜20Cを接続している。対象プログラム
20Aが、環状接続対象プログラム識別子データ430を保持
する論理通信路設定命令645を受け取ったとする。対象
プログラム20Aは、データ430を参照して、自対象プログ
ラム識別子“600"の次に記載されている識別子“615"を
持つ対象プログラム20Bとの間に送信論理通信路610に設
定する。次に、対象プログラム20Bは、データ430を参照
して、自対象プログラム識別子“615"の次に記載されて
いる識別子“630"をもつ対象プログラム20Cとの間に送
信論理通信路625を設定する。最後に、対象プログラム2
0Cは、データ430を参照して、自対象プログラム識別子
“630"は末尾に記載されているので、先頭に記載されて
いる識別子“600"をもつ対象プログラム20Aとの間に送
信論理通信路640を設定する。
第8図(A)〜(F)を用いて、論理通信路の破棄と
送信方向の逆転について説明する。
図(A)は、対象プログラム20A,20B,20Cが、論理通
信路705,715,725により、この方向を送信方向として環
状に接続されている状態を示している。以下の説明にお
いて、各命令は、最初に対象プログラム710に対して発
行されるとする。
図(B)は、論理通信路破棄命令の命令モード420が
“送信論理通信路破棄”の場合であり、対象プログラム
20Bの送信論理通信路が破棄された様子を示している。
図(C)は、論理通信路破棄命令の命令モード420が
“受信論理通信路破棄”の場合であり、対象プログラム
20Bの受信論理通信路が破棄された様子を示している。
図(D)は、論理通信路破棄命令の命令モード420が
“送受信論理通信路破棄”の場合であり、対象プログラ
ム20Bの送信論理通信路及び受信論理通信路が破棄され
た様子を示している。
図(E)は、論理通信路破棄命令の命令モード420が
“全論理通信路破棄”の場合であり、各論理通信路705,
715,725が破棄された様子を示している。
図(F)は、論理通信路送信方向逆転命令の場合であ
り、対象プログラム20Bの送信論理通信路715が受信論理
通信路に、受信論理通信路705が送信論理通信路にその
属性を変えている。その他の対象プログラム20A,20Cに
おいても、同様の転換が行われている。
第9図に従つて、論理通信路制御命令の解析の流れを
説明する。対象プログラムが命令を取得する(ステツプ
800)と、論理通信路制御命令識別子415が設定されてい
るか否かを調べる(805)。論理通信路制御命令でなけ
れば、その他の命令として処理する(850)。該命令が
論理通信路制御命令ならば(805)、更に、命令種別識
別子415を調べる。該命令がデータ送付命令ならば(81
5)、データ送付モジユール900に処理を依頼する(82
0)。該命令が論理通信路設定命令ならば(825)、論理
通信路設定モジユール1000に処理を依頼する(830)。
該命令が論理通信路破棄命令ならば(835)、論理通信
路破棄モジユール1100に処理を依頼する(840)。該命
令が論理通信路送信方向逆転命令ならば(845)、論理
通信路送信方向逆転モジユール1200に処理を依頼する
(850)。
第10図に従つて、データ送付モジユール900の処理の
流れを説明する。該命令を受け取ると、まず、送付デー
タ430を処理する(ステツプ901)。次に、到達域425の
設定値を調べる。到達域425が“自対象プログラムまで
(再)”のとき(905)、自対象プログラムが命令発行
者識別子410の指す対象プログラムに等しいか否かを調
べ(910)、等しければ、発行者まで戻つてきたという
ことなので処理を終了し(915)、そうでなければ、接
続管理テーブル235の送信先対象プログラム識別子255の
指す次対象プログラムへ本命令を送付する(965,97
0)。到達域425が“自対象プログラムまで”のとき(91
7)、到達域を“自対象プログラムまで”(再)”に変
更し(919)、次対象プログラムへ本命令を送付する(9
65,970)。到達域425が“先行対象プログラムまで”の
とき(920)、次対象プログラムが命令発行者識別子410
の指す対象プログラムに等しいか否かを調べ、等しけれ
ば、発行者の一つ手前まで戻つてきたということなので
処理を終了し(930)、そうでなければ、次対象プログ
ラムへ本命令を送付する(965,970)。到達域425が“次
対象プログラムまで”のとき(935)、接続管理テーブ
ル235の受信先対象プログラム識別子260の指す対象プロ
グラムが命令発行者識別子410の指す対象プログラムに
等しいか否かを調べ(940)、等しければ、発行者の次
対象プログラムに渡つたということなので処理を終了し
(945)、そうでなければ、次対象プログラムへ本命令
を送付する(967,970)。到達域425が目的対象プログラ
ム識別子のとき(950)、自対象プログラムが目的対象
プログラムに等しいか否かを調べ(955)、等しけれ
ば、目的対象プログラムに渡つたということなので処理
を終了し(960)、そうでなければ、次対象プログラム
へ本命令を送付する(965,970)。
第11図に従つて、論理通信路設定モジユール1000の処
理の流れを説明する。論理通信路設定命令を受け取る
と、自対象モジユールが送信論理通信路を有するか否か
を調べ(ステツプ1001)、既に存在すれば処理を終了す
る(1005)。そうでないとき、命令モード420の設定値
が“デフオルト環状接続対象プログラム識別子データ番
号を基に接続管理テーブル235のデフオルト環状接続対
象プログラム識別子データ265から、自対象プログラム
に関する接続先対象プログラム識別子を読み出す(101
5)。一方命令モード420の設定値が”指定接続“であれ
ば、データ430に格納された環状接続対象プログラム識
別子データから、自対象プログラムに関する接続先対象
プログラム識別子を読み出す(1025)。命令モード420
の設定値がこれらに当てはまらなければ、処理を終了す
る(1050)。上記いずれの場合にも、得られた接続先対
象プログラムとの間に送信論理通信路を設定し(103
0)、以上の結果を基に、自対象プログラムの接続管理
テーブル235の送信論理通信路識別子240と送信先対象プ
ログラム識別子255の値を設定し(1035)、ここで設定
された論理通信路を利用して、これらの値を接続先対象
プログラムに送信することにより、接続先対象プログラ
ムにその接続管理テーブル235の受信論理通信路識別子2
45と受信先対象プログラム識別子260の値を設定させ(1
040)、最後に、接続対象プログラムに該命令を送信
し、更に次の論理通信路を設定させる(1045)。
第12図に従つて、論理通信路破棄モジユール1100の処
理の流れを説明する。該命令の命令モード420の設定値
が送信論理通信路破棄あるいは送受信論理通信路破棄の
とき(ステツプ1101)、送信論理通信路が存在すれば
(1105)、接続管理テーブル235の送信先対象プログラ
ム識別子255の指す対象プログラムに受信通信路破棄命
令を送り(1110)、送信通信路が破棄されたものとし
て、接続管理テーブル235の送信論理通信路識別子240と
送信先対象プログラム識別子255を削除し(1115)、そ
の後、実際に送信論理通信路を破棄する(1120)。命令
モードが送受信論理通信路破棄である(1125)か、ある
いは、受信論理通信路破棄あるいは全論理通信路破棄で
ある(1135)とき以下に進み、そうでなければ処理は終
了する(1140)。受信通信路が存在すれば(1145)、接
続管理テーブル235の受信先対象プログラム識別子260の
指す対象プログラムに送信通信路破棄命令を送り(115
0)、受信通信路が破棄されたものとして、接続管理テ
ーブル235の受信論理通信路識別子245と受信先対象プロ
グラム識別子260を削除し(1155)、その後、実際に受
信論理通信路を破棄する(1160)。最後に、命令モード
が全通信路破棄のとき(1165)、送信論理通信路が存在
しなければ(1175)、処理は終了する(1185)。存在す
れば(1175)、該命令を次対象プログラムに送り(119
0)、送信論理通信路が破棄されたものとして、接続管
理テーブル235の送信論理通信路識別子240と送信先対象
プログラム識別子255を削除し(1195)、その後、実際
に送信論理通信路を破棄する(1197)。
第13図に従つて、論理通信路送信方向逆転モジユール
1200の処理の流れを説明する。接続管理テーブル235の
仮受信論理通信路識別子250を調べて、仮受信論理通信
路が存在すれば(ステツプ1201)、受信論理通信路の属
性を変更して、送信論理通信路に転換し(1205)、仮受
信論理通信路識別子250が指す論理通信路を受信論理通
信路に転換し(1210)、これらの操作の結果を接続管理
テーブル235に反映し、仮受信論理通信路識別子250に設
定された値を消去する(1212)。1200において仮受信論
理通信路が存在しなければ、送信先対象プログラムに該
命令を送り(1220)、該送信論理通信路の送信属性を受
信属性に変更し(1225)、該命令発行者が自対象プログ
ラムであれば(1230)、送信論理通信路識別子240の値
を仮受信論理通信路識別子250に格納し(1235)、最後
に、送信先対象プログラム識別子255の値と受信先対象
プログラム識別子260の値を置換する(1240)。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ネツトワークで接続されたワークス
テーシヨンなどの計算機を利用して、任意の数の参加者
が会議等の共同作業を行え、しかも、参加者の追加や離
脱に対して、局所的な構成変更にて対処することができ
る。本発明による会議システムを利用すれば、スフイス
で不定期に発生する打合せなどを、参加者の地理的条件
による制約を受けずに効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)はそれぞれ本発明の一実施例であ
る会議システムの装置構成図、および、プログラムに注
目したシステム概念図を示す図、第2図は本発明を実現
する対象プログラムのモジユール構成の一例を示す図、
第3図(A),(B)は接続管理テーブルの構成を示す
図、第4図(A)〜(D)は個々の対象プログラムを順
次接続していく方法を説明するための図、第5図(a)
〜(l)は本発明の実施例において論理通信路制御のた
めに用いられる各種命令のデータ形式を示す図、第6図
(A)〜(E)はプログラム間環状論理通信路を通して
データを送付する方法を説明するための図、第7図
(A),(B)は対象プログラム間にプログラム間環状
論理通信路を設定する方法を説明するための図、第8図
(A)〜(F)はプログラム間環状論理通信路における
論理通信路の破棄と送信方向の逆転を説明するための
図、第9図は論理通信路制御命令の解析の流れを示す
図、第10図はデータ送付モジユール900の処理の流れを
示す図、第11図は論理通信路設定モジユール1000の処理
の流れを示す図、第12図は論理通信路破棄モジユール11
00の処理の流れを示す図、第13図は論理通信路送信方向
逆転モジユール1200の処理の流れを示す図である。 10A〜10N…会議端末装置、20A〜20N…対象プログラム、
100…デイスプレイ、105…キーボード、110…ポインテ
イングデバイス、115…電話機、120…ネツトワーク、12
5…プロセツサ、200…入力取得モジユール、205…入力
共通化モジユール210…入力同化モジユール、215…入力
分配モジユール、220…ユーテイリテイモジユール、235
…接続管理テーブル、240…送信論理通信路識別子、245
…受信論理通信路識別子、250…仮受信論理通信路識別
子、255…送信先対象プログラム識別子、260…受信先対
象プログラム、265…デフオルト環状接続対象プログラ
ム識別子データ、400…論理通信路制御命令、405…論理
通信路制御命令識別子、410…命令発行者識別子、415…
命令種別識別子、420…命令モード、425…到達域、430
…データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 勉 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウエア工場内 (56)参考文献 特開 昭61−245267(JP,A) 特開 昭61−62958(JP,A) 特開 昭60−208139(JP,A) 特開 昭61−49540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/00 351 - 357

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラム間に少なくとも2個の論理通信
    路を設けることのできるネットワークで接続された計算
    機に配置された所定数の対象プログラムが互いに通信し
    て動作する情報処理システムにおいて、 各対象プログラムが2個の論理通信路を制御するステッ
    プと、 2個の対象プログラムが、各々が制御可能な2個の論理
    通信路のうちの1個を共有することにより、通信を行う
    ステップと、 1個の論理通信路が、既に他の対象プログラムと共有さ
    れているときに、残りの論理通信路を利用して、第3の
    対象プログラムと通信を行うステップ、 を有することを特徴とするプログラム間論理通信路制御
    方法。
  2. 【請求項2】1個の計算機に配置された所定数の対象の
    プログラム間で論理通信路を制御するステップを有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプログラ
    ム間論理通信路制御方法。
  3. 【請求項3】前記対象プログラムが制御する2個の論理
    通信路を送信論理通信路と受信論理通信路に区別するス
    テップと、 前記2個の対象プログラムのうち一方の送信論理通信路
    が、他方の対象プログラムの受信論理通信路として共有
    するステップと を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のプログラム間論理通信路制御方法。
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