JP2005221466A - 回転位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 角度信号の不等周期部分を精度よく検出する。
【解決手段】 エッジ信号生成回路29は、角度信号NEのアップエッジを検出し、1周期おきにHとなるエッジ信号SE1(=SE4)とSE2(=SE3)を生成する。カウンタ36は、アップダウン指令信号SUDがLからHに変化してエッジ信号SE2がHになると、カウント値を0にリセットしてクロックCLKをアップカウントし、角度信号NEの1周期後にエッジ信号SE1がHになるとダウンカウントに転じる。ラッチ回路38は、この時のカウント値をラッチし(NL1)、演算回路40は、NL1−(NL1×K)により判定値P1を演算する。比較回路43は、カウント値N1が判定値P1よりも小さい時にHレベルとなる検出信号SC1を出力する。カウンタ37、ラッチ回路39、演算回路41、比較回路44も同様に動作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物の回転に同期して生成される不等周期を含む角度信号に基づいて基準位置を検出する回転位置検出装置に関する。
この種の回転位置検出装置として、特許文献1および2に示されたものがある。この内燃機関用回転位置検出装置は、角度信号のパルス列における隣接するパルスの周期の比と所定の判定値Kとの比較に基づいて基準位置を検出するものであり、アップダウンカウンタとf/K分周回路とを備えて構成されている(図10参照)。ここで、f/K分周回路は、1/3分周クロックと1/2分周クロックとを組み合わせてダウンクロックを生成するようになっている。
この回転位置検出装置は、所定のクロックをアップカウントすることによりパルス列の周期を計測し、そのクロック数から上記ダウンクロックをダウンカウントしてボローが発生したことにより基準位置を検出する。この構成によれば、比較的低い周波数のクロックを用いた場合であっても、小数点を含む判定値Kを設定することができる。
特開平5−66105号公報 特開平5−71909号公報
図10は、上記特許文献2と同様の回転位置検出装置の一構成例を示しており、図11はその動作波形を示している。この回転位置検出装置1において、分周回路4は、回転センサ2から波形整形回路3を介して出力された角度信号NEを1/2に分周し、アップダウン指令信号SUD1、SUD2を生成する。2つのアップダウンカウンタ5、6は、それぞれアップダウン指令信号SUD1、SUD2に従って、角度信号NEの各周期ごとにアップカウントとダウンカウントを交互に繰り返す。
アップダウンカウンタ5、6は、カウント方向(アップ/ダウン)が互いに逆向きであって、クロック発生回路7からのアップクロックCLKUによりアップカウントし、1/K分周回路8からのダウンクロックCLKDによりダウンカウントする。アップダウンカウンタ5、6へのクロックの供給は、セレクタ9、10が制御する。エッジ検出回路11、12がアップダウン指令信号SUD1、SUD2のアップエッジを検出すると、アップダウンカウンタ5、6のカウント値は0にリセットされる。
この構成によれば、回転センサ2が欠け歯部分(不等周期部分)を検出すると、アップダウンカウンタ5、6の何れか一方のカウント値が0となり、当該アップダウンカウンタ5または6がボロー信号つまり検出信号BOを出力する。しかしながら、アップダウン指令信号SUD1、SUD2の変化時点におけるダウンクロックCLKDの変化状態は2通りあり得るため、アップカウントからダウンカウントに移行するタイミングにずれが生じ、その結果として検出信号BOの出力タイミングにずれが生じる場合がある。
図12は、アップダウン指令信号SUD1の変化時点前後におけるアップクロックCLKU、ダウンクロックCLKD、アップダウンカウンタ5のカウント値および検出信号BOを示している。この図12において、(a)、(b)は、アップダウン指令信号SUD1の変化時点がそれぞれダウンクロックCLKDのダウンエッジ、アップエッジに対応する場合を示している。アップダウンカウンタ5は、ダウンクロックCLKDのアップエッジに同期してダウンカウントするため、(a)の場合と(b)の場合とでは、検出信号BOの出力タイミングがダウンクロックCLKDの半周期分だけずれてしまう。
しかも、ダウンクロックCLKDは、回転センサ2の欠け歯数に応じてアップクロックCLKUを1/K(K>1)に分周して作られるクロックであるため、アップクロックCLKUよりも周波数が低くなり(つまり周期が大きくなり)、上記ダウンクロックCLKDの半周期のずれは、アップクロックCLKUの半周期に比べてK倍の大きさとなって現れる。検出信号BOの出力タイミングのずれが大きいと、欠け歯部分を確実に検出するためにクロック周波数を高めることが必要となり、消費電流が増大するなどの新たな問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、角度信号の不等周期部分を精度よく検出することができる回転位置検出装置を提供することにある。
請求項1に記載した手段によれば、2つのカウント手段を備え、各カウント手段は、角度信号を1/2に分周したアップダウン指令信号に従って、クロックパルスを角度信号の1周期においてアップカウントし、その後に続く1周期においてダウンカウントする。この場合、一方のカウント手段がアップカウントしている期間では、他方のカウント手段はダウンカウントするようになっている。このような相補的な動作とすることにより、何れかのカウント手段がダウンカウントしている期間中に角度信号の不等周期が現れる。
第1のカウント手段は、アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時にカウント値を初期値に設定してクロックパルスをアップカウントし、アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時点以降、その変化時点のカウント値Nからクロックパルスをダウンカウントする。そして、第1の演算手段は、上記変化時点でのカウント値Nを得ると、N−(N×K)を演算して第1の判定値を得る。
判定係数Kは、角度信号の不等周期に応じて決められる1よりも大きい値であり、第1の判定値は上記初期値よりも小さくなる。第1の比較手段は、第1のカウント手段のカウント値と第1の判定値とを比較し、第1のカウント手段のカウント値が第1の判定値よりも小さくなった時に不等周期の検出信号を出力する。第2のカウント手段、演算手段、比較手段も同様に動作する。
本手段では、カウント手段のアップカウントおよびダウンカウントに同一のクロックパルスを使用するため、検出信号のずれは、クロックパルスとの同期化において高々クロックパルスの1周期内のずれに止まり、検出信号の出力タイミングの精度を高めることができる。また、本手段では、演算手段において乗算を含む演算が必要となるが、Kは1よりも大きいため、少なくとも上記カウント値Nが初期値までダウンカウントされる時間つまり角度信号の1周期程度の演算余裕時間がある。従って、演算手段はハードウェア、ソフトウェアの何れでも構成可能である。
請求項2に記載した手段は、2つのカウント手段を備え、両カウント手段は、角度信号を1/2に分周したアップダウン指令信号に従って、クロックパルスを互いに相補的な関係の下でアップカウントおよびダウンカウントする。そして、演算手段は、アップダウン指令信号の変化時点におけるカウント値Nに基づいて判定値を演算し、比較手段は、カウント手段のカウント値と判定値とを比較して不等周期の検出信号を出力する。本手段におけるこれらの技術的特長は、請求項2に記載した手段と共通している。
異なるのはその具体的な手段であって、第1の演算手段は、アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の第2のカウント手段のカウント値Nを得ると、N×Kを演算して第1の判定値を得る。また、第2の演算手段は、アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時の第1のカウント手段のカウント値Nを得ると、N×Kを演算して第2の判定値を得る。そして、第1、第2の比較手段は、それぞれ第1、第2のカウント手段のカウント値が第1、第2の判定値よりも大きくなった時に不等周期の検出信号を出力する。つまり、互いに相手側のカウント手段のカウント値を用いて自らの判定値を演算し、カウント手段がアップカウントしている期間中に角度信号の不等周期を検出する。本手段によっても、請求項1に記載した手段と同様の効果が得られる。
請求項3に記載した手段によれば、アップダウン指令信号のレベルが変化して、カウント手段がアップカウントとからダウンカウントに転じる時に、そのカウント値Nが保持手段に保持される。
請求項4に記載した手段によれば、エッジ検出手段は、角度信号のアップエッジおよびダウンエッジのうち予め決められた一方のエッジをクロックパルスに同期して検出する。このエッジのうち、アップダウン指令信号が第1のレベルにある期間に検出されたエッジが第1のエッジ信号であって、アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時点に対応する。また、アップダウン指令信号が第2のレベルにある期間に検出されたエッジが第2のエッジ信号であって、アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時点に対応する。
請求項5に記載した手段は、1つのカウント手段を備え、このカウント手段は、角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時に、カウント値を初期化してクロックパルスをアップカウントし、演算手段は、角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の初期化前のカウント値Nに判定係数Kを乗算して判定値を得る。そして、比較手段は、カウント値と判定値とを比較し、カウント手段のカウント値が判定値よりも大きくなった時に不等周期の検出信号を出力する。
本手段も、1種類のクロックパルスのみを使用し、そのカウント値に判定係数Kを乗算して判定値を得る点において、請求項1、2記載の手段と共通する。従って、クロックパルスとの同期化において高々クロックパルスの1周期内のずれに止まり、検出信号の出力タイミングの精度を高めることができる。また、演算手段において乗算を含む演算が必要となるが、Kは1よりも大きいため、少なくとも一旦初期化されたカウント値がNにまでアップカウントされる時間つまり角度信号の1周期程度の演算余裕時間がある。従って、演算手段はハードウェア、ソフトウェアの何れでも構成可能である。
請求項6に記載した手段によれば、角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化してカウント値Nが初期化される時に、そのカウント値Nが保持手段に保持される。
請求項7に記載した手段によれば、演算手段が判定値を得るための演算を行っている期間、ゲート手段が比較手段から出力される検出信号を無効化するので、たとえ演算手段から演算途中の不定値が出力されても、それに伴って誤った検出信号が出力されることがなくなる。
請求項8に記載した手段によれば、内燃機関の回転位置を精度よく検出することができる。
(第1の実施形態)
以下、内燃機関のクランク角度を検出する回転位置検出装置の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は、回転位置検出装置の電気的構成を示している。この回転位置検出装置21は、角度信号発生部22から出力される角度信号NEについて、基準位置(後述の欠歯部分24b)を検出する装置である。
角度信号発生部22(角度信号発生手段に相当)は、内燃機関のクランク軸またはカム軸23(対象物に相当)の回転位置に応じた信号を出力するようになっている。クランク軸またはカム軸23に取り付けられたロータ24の外周部には、例えば10°CAで等間隔に設けられる36個の歯24aのうち、基準位置として2個の歯を欠落させた欠歯部分24b(不等周期部分)が形成されている。ロータ24の外周部の歯24aに対向した位置には、電磁ピックアップ、ホールセンサ、光センサなどから構成される回転センサ25が設けられており、その回転センサ25の出力信号は、波形整形回路26を通過することにより矩形波に波形整形されて角度信号NEとなる。
分周回路27(アップダウン指令手段に相当)は、/Q出力端子とD入力端子とが接続されたDフリップフロップから構成されており、角度信号NEを1/2に分周したアップダウン指令信号SUDを出力するようになっている。アップダウン指令信号SUDのLレベル、Hレベルは、それぞれ本発明でいう第1のレベル、第2のレベルに相当する。クロック発生回路28(クロックパルス生成手段に相当)は、一定周波数つまり一定周期のクロックCLKを出力するようになっている。
エッジ信号生成回路29(エッジ検出手段に相当)は、角度信号NEの各アップエッジを検出し、その検出したエッジのうち所定のエッジから構成されるエッジ信号SE1〜SE4を生成する回路である。このエッジ信号生成回路29内のエッジ検出回路30は、クロックCLKに同期して角度信号NEのアップエッジを検出し、その検出時に一時的にHレベルとなるエッジ信号SEG0を出力するようになっている。
ANDゲート31は、アップダウン指令信号SUDの反転信号とエッジ信号SEG0とを入力し、それらの論理積であるエッジ信号SE1を出力するようになっている。このエッジ信号SE1(第1のエッジ信号に相当)は、後述するラッチ回路38に対するラッチ指令信号となる。また、ANDゲート32は、アップダウン指令信号SUDとエッジ信号SEG0とを入力し、それらの論理積であるエッジ信号SE2(第2のエッジ信号に相当)を出力するようになっている。このエッジ信号SE2は、後述するカウンタ36に対するリセット信号(初期化信号)となる。
ANDゲート33は、アップダウン指令信号SUDとエッジ信号SEG0とを入力し、それらの論理積であるエッジ信号SE3(第2のエッジ信号に相当)を出力するようになっている。このエッジ信号SE3は、後述するラッチ回路39に対するラッチ指令信号となる。また、ANDゲート34は、アップダウン指令信号SUDをインバータ35により反転した信号とエッジ信号SEG0とを入力し、それらの論理積であるエッジ信号SE4(第1のエッジ信号に相当)を出力するようになっている。このエッジ信号SE4は、後述するカウンタ37に対するリセット信号(初期化信号)となる。
このように、エッジ信号SE1とSE4およびエッジ信号SE2とSE3は、それぞれ同一信号である。エッジ信号SE1とSE4は、アップダウン指令信号SUDがHレベルからLレベルに変化した時に対応してHレベルとなり、エッジ信号SE2とSE3は、アップダウン指令信号SUDがLレベルからHレベルに変化した時に対応してHレベルとなる。
カウンタ36、37(第1、第2のカウント手段に相当)は、アップダウン指令端子U/DBがLレベルの時に、クロック端子CKに入力されるクロックCLKをダウンカウントし、アップダウン指令端子U/DBがHレベルの時に、クロック端子CKに入力されるクロックCLKをアップカウントするようになっている。カウンタ36、37のアップダウン指令端子U/DBには、それぞれアップダウン指令信号SUD、アップダウン指令信号SUDの反転信号が入力されているため、カウンタ36と37とは、常にアップダウンのカウント方向が逆になる。上述したように、カウンタ36、37は、それぞれエッジ信号SE1、SE4によりカウント値が初期値0にリセット(初期化)されるようになっている。
ラッチ回路38、39(第1、第2の保持手段に相当)は、それぞれカウンタ36、37から逐次出力されるカウント値を、エッジ信号SE1、SE3がHレベルとなったタイミングでラッチするようになっている。
演算回路40(第1の演算手段に相当)は、エッジ信号SE1がHレベルになると、ラッチ回路38からラッチ後のカウント値NL1を入力し、定数保持回路42から入力した判定係数Kを用いて、判定値P1=NL1−(NL1×K)を演算するようになっている。同様に、演算回路41(第2の演算手段に相当)は、エッジ信号SE3がHレベルになると、ラッチ回路39からラッチ後のカウント値NL2を入力し、定数保持回路42から入力した判定係数Kを用いて、判定値P2=NL2−(NL2×K)を演算するようになっている。
これら演算回路40、41は、クロックCLKに同期して動作する論理回路により構成されており、定数保持回路42は、レジスタやメモリなどから構成されている。また、演算回路40は、エッジ信号SE1がHレベルに変化した時点から判定値P1の演算が終了するまでの期間だけLレベルとなるマスク信号SM1を出力し、演算回路41は、エッジ信号SE3がHレベルに変化した時点から判定値P2の演算が終了するまでの期間だけLレベルとなるマスク信号SM2を出力するようになっている。
比較回路43(第1の比較手段に相当)は、カウンタ36から逐次出力されるカウント値N1と演算回路40から出力される判定値P1とを比較し、カウント値N1が判定値P1よりも小さい時にHレベルとなる検出信号SC1を出力するようになっている。同様に、比較回路44(第2の比較手段に相当)は、カウンタ37から逐次出力されるカウント値N2と演算回路41から出力される判定値P2とを比較し、カウント値N2が判定値P2よりも小さい時にHレベルとなる検出信号SC2を出力するようになっている。
ANDゲート45(ゲート手段に相当)は、検出信号SC1とマスク信号SM1とを入力してマスクされた検出信号SC1mを出力し、ANDゲート46(ゲート手段に相当)は、検出信号SC2とマスク信号SM2とを入力してマスクされた検出信号SC2mを出力するようになっている。ORゲート47は、これら検出信号SC1mとSC2mを入力し、欠歯部分24bの検出信号SCを出力するようになっている。
次に、本実施形態の作用について図2および図3も参照しながら説明する。
図2は、各信号の波形を示している。各信号は、上から順に(a)角度信号NE、(b)アップダウン指令信号SUD、(c)エッジ信号SEG0、(d)エッジ信号SE1、(e)エッジ信号SE2、(f)カウント値N1(実線)と判定値P1(一点差線)、(g)マスク信号SM1、(h)判定値P1、(i)検出信号SC1m、(j)アップダウン指令信号SUDの反転信号、(k)エッジ信号SEG0、(l)エッジ信号SE3、(m)エッジ信号SE4、(n)カウント値N2(実線)と判定値P2(一点差線)、(o)マスク信号SM2、(p)判定値P2、(q)検出信号SC2m、(r)検出信号SCを表している。
内燃機関のクランク軸またはカム軸23の回転に伴ってロータ24が回転すると、ロータ24の近傍に取り付けられた回転センサ25には、ロータ24の外周部に設けられた歯24aに応じて変化する信号が発生する。この信号は、波形整形回路26によって矩形波状の角度信号NEとなる。角度信号NEは、分周回路27により1/2に分周されて、角度信号NEのアップエッジに合わせてレベルが変化するアップダウン指令信号SUDが作られる。
カウンタ36、ラッチ回路38、演算回路40、比較回路43に着目して説明すると、図2の時刻t1で角度信号NEにアップエッジが現れた時、エッジ信号SE2がHレベルとなり、カウンタ36のカウント値N1が0にリセットされる。その時刻t1から時刻t3までの期間(角度信号NEの1周期)では、アップダウン指令信号SUDがHレベルであるため、カウンタ36はクロックCLKをアップカウントする。
時刻t3で角度信号NEに次のアップエッジが現れると、エッジ信号SE1がHレベルとなり、その時のカウンタ36のカウント値N1がラッチ回路38にラッチされる。そして、その時刻t3から時刻t5までの期間(角度信号NEの1周期)では、アップダウン指令信号SUDがLレベルであるため、カウンタ36は、上記ラッチした時のカウント値N1(=NL1)からクロックCLKをダウンカウントする。
演算回路40は、エッジ信号SE1がHレベルになったことに応じて、ラッチ回路38から上記ラッチしたカウント値NL1を入力し、NL1−(NL1×K)で定まる判定値P1を演算する。この演算には若干の時間を要し、演算開始時刻t3からΔtだけ経過した時刻t4において演算が終了する。図2において、カウント値N1(実線)から判定値P1(一点差線)に斜めに延びる矢印は、両者間に演算関係が存在することを示している。演算回路40は、演算が終了するまでは前回演算した判定値P1を出力しており、演算終了と同時に新たな判定値P1を出力する。
比較回路43は、常時、カウント値N1と判定値P1とを比較しており、カウント値N1が判定値P1よりも小さい時に検出信号SC1を出力する。そして、上記演算中に誤って検出信号SCが出力されないように、マスク信号SM1を用いてマスク処理を行っている。本実施形態のように欠歯数が2の場合、判定係数Kは例えば2.0に設定されている。この場合、演算された判定値P1は−NL1となり、クランク軸またはカム軸23の回転速度が急激に低下しても欠歯のない部分についてN1≦P1となることはない。そして、一定回転速度の場合には、例えば図2の時刻t5に示されるように、カウント値N1が0にまでダウンカウントされたところでエッジ信号SE2がHレベルとなり、カウンタ36はカウント値0から再びアップカウントを開始する。
これに対し、欠歯部分では、カウンタ36がダウンカウントに転じた後(時刻t7)、エッジ信号SE2にHレベルパルスが発生しないため(時刻t9、t10参照)、カウンタ36は、次にエッジ信号SE2がHレベルとなる時(時刻t11)までダウンカウントし続ける。その結果、途中の時刻t10において、カウント値N1が判定値P1よりも小さくなり、検出信号SC1がHレベル(欠歯検出)となる。
以上の動作は、カウンタ37、ラッチ回路39、演算回路41、比較回路44についても同様となる。ここで、カウンタ、ラッチ回路、演算回路および比較回路を2組設けたのは、欠歯の発生時にアップカウント中のカウンタ(図2の場合にはカウンタ37)つまり周期測定中のカウンタは、欠歯を検出できないからである。そこで、2つのカウンタ36、37を相補的に動作させることが必要となる。
図3は、より長い時間について見たときの波形図であり、上から順に(a)角度信号NE、(b)カウント値N1(実線)と判定値P1(一点差線)、(c)カウント値N2(実線)と判定値P2(一点差線)、(d)検出信号SCを示している。この図3は、図2と同様に判定係数Kが2.0の場合であって、図中A部は欠歯数が1.5の場合を示し、B部は欠歯数が2の場合を示している。この図3から分かるように、判定係数Kを2.0に設定すると、一定回転速度の場合に欠歯数が1.0を超えると検出信号SCがHレベルとなって欠歯が検出される。判定係数Kは、欠歯数およびクランク軸またはカム軸23の速度変動に基づいて決定される。
以上説明した本実施形態によれば、カウンタ36、37は、アップカウントする時とダウンカウントする時とで同一のクロックCLKを使用している。このため、従来技術とは異なり、アップカウントからダウンカウントに転じる時のタイミングのずれ(遅れ)は発生せず、本実施形態で生じるタイミングのずれは、エッジ信号生成回路29においてクロックCLKに同期させてエッジ信号SE1〜SE4を生成する際に生じるクロックCLKの1周期内のずれに止まる。従って、検出信号SCの出力タイミングの精度を高めることができ、内燃機関のクランク軸またはカム軸23の回転変動に対してのマージンを確実に確保することができるようになる。
本実施形態では、ラッチしたカウント値NL1、NL2と判定係数Kとから判定値P1、P2を求める演算が必要となるが、判定係数Kは1よりも大きく設定されるため、少なくともカウント値N1、N2がそれぞれ上記カウント値NL1、NL2から0にまでダウンカウントされる時間つまり角度信号NEの1周期程度の演算余裕時間を確保することができる。さらに、演算中はマスク信号SM1、SM2を用いて検出信号の出力をマスクしているため、誤検出をより確実に防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4ないし図6を参照しながら説明する。
図4は、回転位置検出装置の電気的構成を示すもので、図1と同一構成部分には同一符号を付している。
この図4に示す回転位置検出装置48は、図1に示す演算回路40、41に替えて演算回路50、49を備えている。演算回路49(第1の演算手段に相当)は、エッジ信号SE3がHレベルになると、ラッチ回路39からラッチ後のカウント値NL2を入力し、定数保持回路42から入力した判定係数Kを用いて、判定値P1=NL2×Kを演算するようになっている。
同様に、演算回路50(第2の演算手段に相当)は、エッジ信号SE1がHレベルになると、ラッチ回路38からラッチ後のカウント値NL1を入力し、定数保持回路42から入力した判定係数Kを用いて、判定値P2=NL1×Kを演算するようになっている。これら演算回路49、50は、クロックCLKに同期して動作する論理回路により構成されており、演算中はそれぞれマスク信号SM1、SM2を出力するようになっている。
また、回転位置検出装置48は、図1に示す比較回路43、44に替えて比較回路51、52を備えている。比較回路51は、カウンタ36から逐次出力されるカウント値N1と演算回路49から出力される判定値P1とを比較し、カウント値N1が判定値P1よりも大きい時に検出信号SC1を出力するようになっている。同様に、比較回路52は、カウンタ37から逐次出力されるカウント値N2と演算回路50から出力される判定値P2とを比較し、カウント値N2が判定値P2よりも大きい時に検出信号SC2を出力するようになっている。
ANDゲート45は、検出信号SC1とマスク信号SM1とを入力してマスク処理された検出信号SC1mを出力し、ANDゲート46は、検出信号SC2とマスク信号SM2とを入力してマスク処理された検出信号SC2mを出力するようになっている。ORゲート47は、これら検出信号SC1mとSC2mを入力し、欠歯部分24bの検出信号SCを出力するようになっている。
図5は、図2に示した信号と同一種類の信号についての波形を示している。角度信号NEからカウント値N1、N2に至るまでの各信号波形は図2と同じであるが、演算回路49、50の演算内容および比較回路51、52の比較内容が異なっている。
演算回路50は、例えば時刻t23においてエッジ信号SE1がHレベルになったことに応じて、ラッチ回路38からラッチしたカウント値NL1を入力し、NL1×Kで定まる判定値P2を演算する。この演算には若干の時間を要し、演算開始時刻t23からΔtだけ経過した時刻t24において演算が終了する。同様に、演算回路49は、例えば時刻t25においてエッジ信号SE3がHレベルになったことに応じて、ラッチ回路39からラッチしたカウント値NL2を入力し、NL2×Kで定まる判定値P1を演算する。この演算は、演算開始時刻t25からΔtだけ経過した時刻t26において終了する。
演算回路49、50は、それぞれ演算が終了するまでは前回演算した判定値P1、P2を出力しており、演算終了と同時に新たな判定値P1、P2を出力する。図5において、カウント値N1(実線)から判定値P2(一点差線)に斜めに延びる矢印、およびカウント値N2(実線)から判定値P1(一点差線)に斜めに延びる矢印は、両者間に演算関係が存在することを示している。
比較回路51は、常時、カウント値N1と判定値P1とを比較しており、カウント値N1が判定値P1よりも大きい時に検出信号SC1を出力する。本実施形態のように欠歯数が2の場合、第1の実施形態と同様に判定係数Kは例えば2.0に設定されている。この場合、演算された判定値P1、P2はそれぞれ2×NL2、2×NL1となり、クランク軸またはカム軸23の回転速度が急激に低下しても欠歯のない部分についてN1≧P1、N2≧P2となることはない。一定回転速度の場合には、例えば図4の時刻t23、t25に示されるように、カウント値N1、N2がそれぞれNL1、NL2までアップカウントされたところでダウンカウントに転じる。
これに対し、欠歯部分では、カウンタ37がリセットされてアップカウントに転じた後(時刻t27)、エッジ信号SE3にHレベルパルスが発生しないため(時刻t29、t30参照)、カウンタ37は、次にエッジ信号SE3がHレベルとなる時(時刻t31)までアップカウントし続ける。その結果、途中の時刻t30において、カウント値N2が判定値P2よりも大きくなり、検出信号SC2がHレベル(欠歯検出)となる。
図6は、より長い時間について見たときの波形図であり、図3に示した信号と同一種類の信号についての波形を示している。この図6は、図5と同様に判定係数Kが2.0の場合であって、図中A部は欠歯数が1.5の場合を示し、B部は欠歯数が2の場合を示している。この図6から分かるように、判定係数Kを2.0に設定すると、一定回転速度の場合に欠歯数が1.0を超えると検出信号SCがHレベルとなって欠歯が検出される。
以上説明した本実施形態の回転位置検出装置48は、カウンタ36、37のアップカウントに対する判定値P1、P2を演算し比較する点において、ダウンカウントに対する判定値P1、P2を演算し比較する回転位置検出装置21と異なっているが、その基本的な動作原理は共通している。従って、本実施形態によっても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図7ないし図9を参照しながら説明する。
図7は、回転位置検出装置の電気的構成を示すもので、図1、図4と同一構成部分には同一符号を付している。この図7に示す回転位置検出装置53は、2つのアップダウンカウンタ36、37を用いた回転位置検出装置21、48とは異なり、1つのアップカウンタ55を用いて基準位置(欠歯部分24b)を検出することができる。
図7において、エッジ検出回路54(エッジ検出手段)は、クロックCLKに同期して角度信号NEの各アップエッジを検出し、検出時に一時的にHレベルとなるエッジ信号SEG0を出力するようになっている。このエッジ信号SEG0は、ラッチ回路38に対するラッチ指令信号および演算回路50に対する演算開始指令信号となる。また、エッジ検出回路54は、このエッジ信号SEG0に対し僅かに遅れたタイミングでHレベルとなるエッジ信号SEG1を出力するようになっている。このエッジ信号SEG1は、後述するカウンタ55に対するリセット信号(初期化信号)となる。エッジ信号SEG0とSEG1との時間差は、ラッチ回路38がカウント値をラッチ完了するのに要する時間以上であって且つ極力短く設定されている。
カウンタ55(カウント手段に相当)は、クロック端子CKに入力されるクロックCLKをアップカウントするNビットカウンタである。ラッチ回路38(保持手段に相当)は、カウンタ55から逐次出力されるカウント値を、エッジ信号SEG0を用いてラッチするようになっている。演算回路50(演算手段に相当)は、エッジ信号SEG0がHレベルになると、ラッチ回路38からラッチ後のカウント値NLを入力し、定数保持回路42から入力した判定係数Kを用いて、判定値P=NL×Kを演算するようになっている。演算回路50は、クロックCLKに同期して動作する論理回路により構成されており、演算中はマスク信号SM1を出力するようになっている。
比較回路51(比較手段に相当)は、カウンタ55から逐次出力されるカウント値Nと演算回路50から出力される判定値Pとを比較し、カウント値Nが判定値Pよりも大きい時に検出信号SC1を出力するようになっている。また、ANDゲート45は、検出信号SC1とマスク信号SM1とを入力してマスク処理された検出信号SCを出力するようになっている。
図8は、各信号の波形を示している。各信号は、上から順に(a)角度信号NE、(b)エッジ信号SEG0、(c)エッジ信号SEG1、(d)カウント値N(実線)と判定値P(一点差線)、(e)マスク信号SM1、(f)判定値P、(g)検出信号SCを表している。例えば、時刻t41で角度信号NEにアップエッジが現れると、エッジ信号SEG0がHレベルとなり、その時のカウンタ55のカウント値Nがラッチ回路38にラッチされる。ラッチが完了すると直ちにエッジ信号SEG1がHレベルとなり、カウンタ55のカウント値Nが初期値0にリセット(初期化)される。
演算回路50は、エッジ信号SEG0がHレベルになったことに応じて、ラッチ回路38から上記ラッチしたカウント値NLを入力し、NL×Kで定まる判定値Pを演算する。この演算には若干の時間を要し、演算開始時刻t41からΔtだけ経過した時刻t42において演算が終了する。図8において、カウント値N(実線)から判定値P(一点差線)に斜めに延びる矢印は、両者間に演算関係が存在することを示している。演算回路50は、演算が終了するまでは前回演算した判定値Pを出力しており、演算終了と同時に新たな判定値Pを出力する。
比較回路51は、常時、カウント値Nと判定値Pとを比較しており、カウント値Nが判定値Pよりも大きい時に検出信号SCを出力する。本実施形態のように欠歯数が2の場合、第1、第2の実施形態と同様に判定係数Kは例えば2.0に設定されている。この場合、演算された判定値Pは2×NLとなり、クランク軸またはカム軸23の回転速度が急激に低下しても欠歯のない部分についてN≧Pとなることはない。一定回転速度の場合には、例えば図8の時刻t43、t45に示されるように、カウント値NがNLとなったところでエッジ信号SEG1がHレベルとなり、カウンタ55はリセットされてカウント値0から再びアップカウントを開始する。
これに対し、欠歯部分では、カウンタ55がリセットされた後(時刻t47)、エッジ信号SEG1にHレベルパルスが発生しないため(時刻t49、t50参照)、カウンタ55は、次にエッジ信号SEG1がHレベルとなる時(時刻t51)までアップカウントし続ける。その結果、途中の時刻t50において、カウント値Nが判定値Pよりも大きくなり、検出信号SCがHレベル(欠歯検出)となる。
図9は、より長い時間について見たときの波形図であり、上から順に(a)角度信号NE、(b)カウント値N(実線)と判定値P(一点差線)、(c)検出信号SCを示している。この図9は、図8と同様に判定係数Kが2.0の場合であって、図中A部は欠歯数が1.5の場合を示し、B部は欠歯数が2の場合を示している。この図9から分かるように、判定係数Kを2.0に設定すると、一定回転速度の場合に欠歯数が1.0を超えると検出信号SCがHレベルとなって欠歯が検出される。
以上説明した本実施形態の回転位置検出装置53は、角度信号NEの各周期をカウンタにより計測し、ラッチしたカウント値NLと判定係数Kとから判定値Pを演算し、カウント値Nと判定値Pとを比較することにより検出信号SCを得る点において、既述した回転位置検出装置21、48と共通する技術的特徴を備えている。
本実施形態で生じるタイミングのずれは、エッジ検出回路54においてクロックCLKに同期させてエッジ信号SEG0、SEG1を生成する際に生じるクロックCLKの1周期内のずれに止まる。また、エッジ信号SEG1を用いたカウンタ55のリセットは、角度信号NEのエッジ(エッジ信号SEG0)に対し、ラッチ回路38の最小ホールド時間程度遅れるだけである。従って、検出信号SCの出力タイミングの精度を高めることができ、内燃機関のクランク軸またはカム軸23の回転変動に対してのマージンを確実に確保することができるようになる。
本実施形態では、ラッチしたカウント値NLと判定係数Kとから判定値Pを求める演算が必要となるが、判定係数Kは1よりも大きく設定されるため、少なくともカウント値Nが0から上記カウント値NLにまでアップカウントされる時間つまり角度信号NEの1周期程度の演算余裕時間がある。さらに、演算中はマスク信号SMを用いて検出信号SCの出力をマスクしているため、誤検出をより確実に防止することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
欠歯数が2の場合において、判定係数Kは2.0に限られない。
エッジ信号SE1とSE4およびエッジ信号SE2とSE3はそれぞれ同一信号であるため、ANDゲート33、34を省略することができる。
誤検出の虞がない場合には、ANDゲート45、46を省略してもよい。
演算回路40、41、49、50がラッチ機能を有する場合には、ラッチ回路38、39を省略することができる。
本発明の第1の実施形態である回転位置検出装置の電気的構成を示す図 各信号の波形を示す図 より長い時間について主要信号の波形を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 図3相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 図3相当図 従来技術を示す図1相当図 図2相当図 アップダウン指令信号の変化時点前後における詳細波形図
符号の説明
21、48、53は回転位置検出装置、22は角度信号発生部(角度信号発生手段)、27は分周回路(アップダウン指令手段)、28はクロック発生回路(クロックパルス生成手段)、29はエッジ信号生成回路(エッジ検出手段)、36はカウンタ(第1のカウント手段)、37はカウンタ(第2のカウント手段)、38はラッチ回路(第1の保持手段)、39はラッチ回路(第2の保持手段)、40、49は演算回路(第1の演算手段)、41、50は演算回路(第2の演算手段)、43、51は比較回路(第1の比較手段)、44、52は比較回路(第2の比較手段)、45、46はANDゲート(ゲート手段)、55はカウンタ(カウント手段)である。

Claims (8)

  1. 対象物の回転に同期して生成され定速回転の下で等周期となるパルス列であって前記対象物の基準位置に対応する部分が不等周期となっている角度信号を発生する角度信号発生手段と、
    一定周期のクロックパルスを生成するクロックパルス生成手段と、
    前記角度信号を1/2に分周したアップダウン指令信号を出力するアップダウン指令手段と、
    前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時にカウント値を初期化して前記クロックパルスをアップカウントし、その後前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時から前記クロックパルスをダウンカウントする第1のカウント手段と、
    前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時にカウント値を初期化して前記クロックパルスをアップカウントし、その後前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時から前記クロックパルスをダウンカウントする第2のカウント手段と、
    前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時の前記第1のカウント手段のカウント値から、当該カウント値に前記角度信号の不等周期に応じて定められた判定係数を乗じた値を減算して第1の判定値を得る第1の演算手段と、
    前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の前記第2のカウント手段のカウント値から、当該カウント値に前記判定係数を乗じた値を減算して第2の判定値を得る第2の演算手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値と前記第1の判定値とを比較し、前記第1のカウント手段のカウント値が前記第1の判定値よりも小さくなった時に前記不等周期の検出信号を出力する第1の比較手段と、
    前記第2のカウント手段のカウント値と前記第2の判定値とを比較し、前記第2のカウント手段のカウント値が前記第2の判定値よりも小さくなった時に前記不等周期の検出信号を出力する第2の比較手段とから構成されていることを特徴とする回転位置検出装置。
  2. 対象物の回転に同期して生成され定速回転の下で等周期となるパルス列であって前記対象物の基準位置に対応する部分が不等周期となっている角度信号を発生する角度信号発生手段と、
    一定周期のクロックパルスを生成するクロックパルス生成手段と、
    前記角度信号を1/2に分周したアップダウン指令信号を出力するアップダウン指令手段と、
    前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時にカウント値を初期化して前記クロックパルスをアップカウントし、その後前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時から前記クロックパルスをダウンカウントする第1のカウント手段と、
    前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時にカウント値を初期化して前記クロックパルスをアップカウントし、その後前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時から前記クロックパルスをダウンカウントする第2のカウント手段と、
    前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の前記第2のカウント手段のカウント値に、前記角度信号の不等周期に応じて定められた判定係数を乗じて第1の判定値を得る第1の演算手段と、
    前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時の前記第1のカウント手段のカウント値に、前記角度信号の不等周期に応じて定められた判定係数を乗じて第2の判定値を得る第2の演算手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値と前記第1の判定値とを比較し、前記第1のカウント手段のカウント値が前記第1の判定値よりも大きくなった時に前記不等周期の検出信号を出力する第1の比較手段と、
    前記第2のカウント手段のカウント値と前記第2の判定値とを比較し、前記第2のカウント手段のカウント値が前記第2の判定値よりも大きくなった時に前記不等周期の検出信号を出力する第2の比較手段とから構成されていることを特徴とする回転位置検出装置。
  3. 前記アップダウン指令信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時の前記第1のカウント手段のカウント値を保持する第1の保持手段と、
    前記アップダウン指令信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の前記第2のカウント手段のカウント値を保持する第2の保持手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の回転位置検出装置。
  4. 前記角度信号のアップエッジおよびダウンエッジのうち予め決められた一方のエッジを前記クロックパルスに同期して検出し、前記アップダウン指令信号が第1のレベルにある期間に検出されたエッジに対応して第1のエッジ信号を出力し、前記アップダウン指令信号が第2のレベルにある期間に検出されたエッジに対応して第2のエッジ信号を出力するエッジ検出手段を備え、
    前記第1のカウント手段は、前記第2のエッジ信号によりカウント値を初期化し、
    前記第2のカウント手段は、前記第1のエッジ信号によりカウント値を初期化し、
    前記第1の保持手段は、前記第1のエッジ信号により前記第1のカウント手段のカウント値を保持し、
    前記第2の保持手段は、前記第2のエッジ信号により前記第2のカウント手段のカウント値を保持することを特徴とする請求項3記載の回転位置検出装置。
  5. 対象物の回転に同期して生成され定速回転の下で等周期となるパルス列であって前記対象物の基準位置に対応する部分が不等周期となっている角度信号を発生する角度信号発生手段と、
    一定周期のクロックパルスを生成するクロックパルス生成手段と、
    前記角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時にカウント値を初期化して前記クロックパルスをカウントするカウント手段と、
    前記角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の前記カウント手段の初期化前のカウント値に、前記角度信号の不等周期に応じて定められた判定係数を乗じて判定値を得る演算手段と、
    前記カウント手段のカウント値と前記判定値とを比較し、前記カウント値が前記判定値を超えた時に前記不等周期の検出信号を出力する比較手段とから構成されていることを特徴とする回転位置検出装置。
  6. 前記角度信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時の前記カウント手段の初期化前のカウント値を保持する保持手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の回転位置検出装置。
  7. 前記演算手段が前記判定値を得るための演算を行っている期間、前記比較手段から出力される検出信号を無効化するゲート手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の回転位置検出装置。
  8. 前記角度信号発生手段は、内燃機関の回転に同期した角度信号を発生することを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の回転位置検出装置。

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