JP2961987B2 - 内燃機関用回転位置検出装置 - Google Patents

内燃機関用回転位置検出装置

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signal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に自動車内燃機関を制
御するために用いられる回転位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとして、内燃機関の
クランク軸あるいはカム軸に、等間隔(例えば10°C
A)の歯を設けたロータを配置し、それに対向する電磁
ピックアップあるいはホール素子等の回転センサで、高
レベルと低レベルとの比が1対1の角度信号によりクラ
ンク角度を検出するものにおいて、基準位置(例えば、
上死点)の歯を欠落させて基準位置を検出するものが提
案されている(例えば、米国特許第4233592号明
細書)。このものでは歯の欠落部分と非欠落部分との時
間比を、1つのアップダウンカウンタを用いて、周波数
fのクロックパルスをアップカウントし、その1/2の
周波数でダウンカウントすることにより、前回の時間T
-1と今回の時間Tiとの比が、
【0003】
【数1】Ti/Ti-1>K の時、基準位置と判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のものでは、高レベルと低レベルとの比が1対1の角
度信号を発生する回転センサを用いて、角度信号が高レ
ベルの時、アップダウンカウンタをアップカウントし、
角度信号が低レベルの時、アップダウンカウンタをダウ
ンカウントして基準位置を判別するようにしているの
で、角度信号の立ち上がり位置のみならず、立ち下がり
位置の精度も基準位置の判定に影響を与えるため、立ち
上がり位置と立ち下がり位置との双方の精度がよいロー
タの製造が困難であることから、精度のよい基準位置判
別が困難であり、特に、回転センサとして電磁ピックア
ップを用いた場合には、内燃機関の回転数の上昇にとも
なって、電磁ピックアップの出力信号が増大することか
ら、その高レベルと低レベルとの比を機関回転数の全範
囲にわたって1対1にすることは不可能であり、場合に
よっては基準位置の誤検出や検出不能が生ずるという問
題がある。
【0005】そこで、本発明は回転センサの等間隔の角
度信号中から角度不等間隔の基準位置を精度よくかつ安
価に判別することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、内燃
機関の回転に同期して、高レベルと低レベルとを1周期
とする等周期のパルス列の角度信号を発生すると共に、
この等周期のパルス列の角度信号のうち基準位置に対応
する部分の周期を不等間隔とした回転発信器と、この発
信器の角度信号に応じてこの角度信号の1周期毎にクロ
ックパルスをアップカウント及びダウンカウントして前
記回転発信器の角度信号中から不等間隔周期を、前回と
今回との時間比と所定値Kとの比較により判別するため
の第1のアップダウンカウンタと、前記発信器の角度信
号に応じてこの角度信号の1周期毎に、かつ前記第1の
アップダウンカウンタに対して前記角度信号の1周期の
位相差で、クロックパルスをアップカウント及びダウン
カウントして前記回転発信器の角度信号中から不等間隔
周期を、前回と今回との時間比と所定値Kとの比較によ
り判別するための第2のアップダウンカウンタと、これ
ら第1、第2のアップダウンカウンタのうち一方が前記
不等間隔周期を判別すると基準位置信号を出力する基準
信号出力回路とを備える内燃機関用回転位置検出装置を
提供するものである。
【0007】
【作用】これにより、内燃機関の回転に同期して、回転
発信器には高レベルと低レベルとを1周期とする等周期
のパルス列の角度信号が発生すると共に、この等周期の
パルス列の角度信号のうち基準位置に対応する部分の周
期を不等間隔とした角度信号が発生する。そしてこの発
信器の角度信号に応じてこの角度信号の1周期毎にクロ
ックパルスを第1のアップダウンカウンタによりアップ
カウント及びダウンカウントして回転発信器の角度信号
中から不等間隔周期を、前回と今回との時間比と所定値
Kとの比較により判別する。さらに、発信器の角度信号
に応じてこの角度信号の1周期毎に、かつ第1のアップ
ダウンカウンタに対して前記角度信号の1周期の位相差
で、クロックパルスを第2のアップダウンカウンタによ
りアップカウント及びダウンカウントして回転発信器の
角度信号中から不等間隔周期を、前回と今回との時間比
と所定値Kとの比較により判別する。そして、これら第
1、第2のアップダウンカウンタのうち一方が不等間隔
周期を判別すると基準信号出力回路より基準位置信号を
出力する。
【0008】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。図1において、2は内燃機関のクランク軸またはカ
ム軸1に取り付けられたロータで、その外周には、例え
ば、10°CAで等間隔に設けた36個の歯2aの内、
2個の歯を基準位置にて欠落させた欠歯部分2bが形成
されている。3はロータ2の歯2aに対向する電磁ピッ
クアップ(ホールセンサ、光センサでもよい)により構
成される回転センサ、4は回転センサ1の出力信号を矩
形波に波形整形して角度信号を発生する波形整形回路で
あって、これらの構成部品により回転発信器が構成され
る。
【0009】5はサンプリング回路であり、後述する発
振回路8より供給される周波数fの基準クロックにより
波形整形回路4の矩形波パルスをサンプリングする。6
はサンプリングされた矩形波パルスを1/2に分周する
角度信号分周回路、7は単安定マルチバイブレータ又
は、フリップフロップ等により構成された立上りエッジ
検出回路で、前記矩形波パルスの立上りより所定時間パ
ルスを発生する。
【0010】8は基準クロック発生用の発振回路で、本
回路より出力されるクロックの周波数fは前記矩形波パ
ルスの周波数より充分大きくなるように設定してある。
9は1/K分周回路で、前記基準クロックを周波数f/
Kのパルスに変換する。ここで、Kは前述したロ−タ2
の歯2aの欠歯判定値に相当するものである。10は一
般的に使用されるインバータ、11〜16は同様なAN
Dゲートである。
【0011】17,18は同機能の第1,第2のアップ
ダウンカウンタを示し、本例の場合“U”端子にクロッ
クが入力された時アップカウントを行い、“D”端子に
クロックが入力された時ダウンカウントを行うものであ
る。さらに、第1,第2のアップダウンカウンタ17,
18はその“R”端子にハイレベルの信号が入力された
時カウント値を0にリセットし、カウント値が負の値に
なった時(アップカウント値<ダウンカウント値)、
“BORROW”端子よりハイレベルの信号を出力する
機能を持つ。
【0012】また、19は一般的なORゲートであり、
第1,第2のアップダウンカウンタ17,18の“BO
RROW”出力のORをとって基準位置信号を出力する
基準信号出力回路を構成するものである。
【0013】次に、上記構成においてその作動を図2の
各部波形図を使用して説明する。ロータ2の近傍に取り
付けられた回転センサ3には、ロータ2の回転により電
気信号が誘起される。回転センサ3の出力信号は波形整
形回路4により矩形波パルスに変換される。波形整形回
路4への入力信号と本パルスは1対1で対応しており、
例えば各パルスの立上りエッジにより軸1の所定角位置
が示される。
【0014】図2の波形100はロータ2の歯形展開形
状を示す。軸1の基準位置信号を発生させるため、ロー
タ2の基準位置に歯2aが欠落した部分(欠歯部分)2
bが設けられており、基準位置以外の歯2aのピッチを
T(i−1),基準位置(欠歯部分2b)の歯のピッチ
をTiとすると、Ti/T(i−1)>K(ここでKは
欠歯判定値,K>1)となるよう設定されている。
【0015】そして、ロータ2の回転により誘起される
矩形波パルスは波形整形回路4より出力され、これを図
2の101に示す。本信号はサンプリング回路5に入力
され、発振回路8より供給される周波数fのクロックに
よりサンプリングされ、本クロックに同期した信号とな
る(図2の102)。ここで、周波数fは信号101の
周波数より充分高く設定されており、サンプリング後信
号101を再現するのに充分な値である。
【0016】ANDゲート11には角度信号分周回路6
により信号102が1/2分周された信号(図2の10
3)並びに立上りエッジ検出回路7により立上りエッジ
検出された信号(図2の105)が入力されて論理積が
とられ、第1のアップダウンカウンタ17の“R”端子
に入力される(図2の106)。同様にANDゲート1
2にて信号103がインバータ10により位相反転され
た信号(図2の104)と信号105との論理積がAN
Dゲート12によりとられ、第2のアップダウンカウン
タ18の“R”端子に入力される(図2の107)。即
ち、第1,第2のアップダウンカウンタ17,18は角
度信号102の2周期毎に、かつ、1周期分の位相差で
各々リセットがかかる構成となる。
【0017】次に、第1,第2のアップダウンカウンタ
17,18の機能について説明する。第1,第2のアッ
プダウンカウンタ17,18へのクロック供給タイミン
グを図2の110〜113に示す。信号110は第1の
アップダウンカウンタ17のアップカウントクロック、
信号111は同ダウンカウントクロック、信号112は
第2のアップダウンカウンタ18のアップカウントクロ
ック、信号113は同ダウンカウントクロックを各々示
す。
【0018】双方のアップダウンカウンタ共、ANDゲ
ート13〜16の動作により、アップカウントには発振
回路8より周波数fのクロック(図2の108)が供給
され、ダウンカウントには1/K分周回路9にてf/K
の周波数に分周されたクロック(図2の109)が供給
される。従って、前述のリセット信号も含めてカウンタ
の挙動を考えると、第1,第2のアップダウンカウンタ
17,18は角度信号102の1周期間,周波数fのク
ロックにてアップカウントされ、次の1周期間ダウンカ
ウントされ、ダウンカウント終了直後にリセットされ計
数値が0に戻る。
【0019】更に、前述のANDゲート13〜16の動
作により、第1,第2のアップダウンカウンタ17,1
8は角度信号102の1周期分の位相差で本動作を行
う。即ち、第1のアップダウンカウンタ17がアップカ
ウント中は第2のアップダウンカウンタ18はダウンカ
ウントを行うこととなる(図2の114,115)。こ
こで、同時間に第1,第2のアップダウンカウンタ1
7,18に入力されるクロック数は、アップカウントが
ダウンカウントのK倍であるため、ロータ2の歯2aが
等ピッチの部分では、アップカウント値>ダウンカウン
ト値が必ず成立することから、ダウンカウント終了後の
カウント値が負の値になることは無く、両アップダウン
カウンタ17,18の“BORROW”端子より信号が
入力されることは無い。
【0020】ところが、ロータ2の欠歯部分2bでは、
前述のTi/T(i−1)>Kが成立しているため、両
アップダウンカウンタ17,18のうち一方が、欠歯部
分直前でのアップカウント値より欠歯部分でのダウンカ
ウント値が大となる。即ち、カウント値が負の値となる
ため、この時点で、アップダウンカウンタの“BORR
OW”端子より信号が出力される(図2の116)。前
述したように欠歯部分2bはロータ2の基準位置に設定
されているため、信号116により基準位置検出ができ
る。
【0021】次に、2つのアップダウンカウンタ17,
18を使用する理由は以下の通りである。上記欠歯部分
2bの検出を行うためには、欠歯部分2bにおいてアッ
プダウンカウンタがダウンカウントを行う必要がある。
しかし、始動状態に於いてロータ2の歯2aの位置は不
定である。即ち、欠歯位置2bまでに幾つの歯が通過す
るか不定である。しかるに、アップダウンカウンタのカ
ウントはアップカウントから開始されるため、1個のカ
ウンタで考えると、必ずしも欠歯部分でダウンカウント
が行われるとは限らず、検出不能となる可能性がある。
しかし、本実施例に示す様な方法によれば、何れかのア
ップダウンカウンタにより欠歯部分にて必ずダウンカウ
ントが行われるため、確実に検出を行うことができる。
【0022】以上の様に、本実施例では欠歯部分と通常
の等ピッチ部分の周期の比を計測するため、従来技術よ
り予測される問題点、即ち、ロータ2の形状精度(凹凸
の比),回転数による誘起電力の変化がもたらす信号周
期の変動から生じる欠歯誤検出の可能性を少なくするこ
とができ、また2系統のアップダウンカウンタを持つ事
により確実に欠歯部分の検出を行うことができる。
【0023】次に、1/K分周回路9について、図3に
より詳細に説明する。901は発振回路8の周波数fの
信号をf/3に分周する1/3分周回路、902は発振
器8の周波数fの信号をf/2に分周する1/2分周回
路、903はクロック端子に入力されるクロック信号を
カウントするカウンタ回路、904はAND回路904
a、904b、インバータ904c及びOR回路904
dにより構成されるクロック切り替え回路である。
【0024】次に、上記構成において1/K分周回路9
の作動を図4の各部波形図を使用して説明する。発振回
路8からの図4の(a)で示すアップカウントクロック
周波数fを1/3分周回路901と1/2分周回路90
2とに入力し、これらアップカウント周波数fをf/
3、f/2分周したそれぞれの出力を、クロック切り替
え回路904を通すとによって図4の(b)で示すダウ
ンカウントクロックfD を作成する。ここで、クロック
切り替え回路904はカウンタ回路903の出力Qnに
より制御され、この出力Qnが1レベルの時、f/2の
周波数の出力が、またQnが0レベルの時、f/3の周
波数の出力がクロック切り替え回路904より出力され
る。
【0025】そして、カウンタ回路903は、ダウンカ
ウントクロックfDをカウントし、そのカウント値がゼ
ロリセットされてからn−1の間はQn出力に1レベル
の信号が発生し、nからN−1の間はQn出力に0レベ
ルの信号が発生し、カウント値がNになるとゼロリセッ
トするようにしてある。ここで、判定値Kは次式により
決定される(ただし、n、Nは整数である)。
【0026】
【数2】{2×n+3×(N−n)}/N=K したがって、K=2.4の場合には、
【0027】
【数3】{2×n+3×(N−n)}/N=2.4 の関係式を満足するようにnとNの値を整数で設定すれ
ばよい。すなわち、n=3、N=5に設定すればよい。
【0028】ここで、この方法を用いれば、K=2.
0、K=2.2、K=2.4、K=2.6、K=2.
8、K=3.0を得るためにはN=5に固定的に設定し
てnを5、4、3、2、1、0のいずれか1つに可変設
定するようにすればよく(可変設定する必要がない場合
には、nを5、4、3、2、1、0のいずれかに1つに
固定的に設定すればよいことは勿論である)、また、K
=2.1はn=9、N=10に設定すればよく、Kを
2.0から3.0に0.1ずつ可変設定するためには、
N=10に固定的に設定してnを9から0のいずれか1
つに可変設定するようにすればよい。
【0029】図5はK=2.4を得るための1/K分周
回路6の他の実施例を示すもので、905、906はゼ
ロリセットに信号が入力されることによりQ0 出力が1
レベルとなり、クロック端子にクロック信号が入力され
る毎にQ1 、Q2 、Q3 、Q 4 、Q5 の各出力に1レベ
ルの出力信号が順次シフトするカウンタ回路で、カウン
タ回路905のクロック入力にアップカンウトクロック
fが入力され、そのQ 2 、Q3 出力がクロック切り替え
回路904の各AND回路904a、904bの一方の
入力にそれぞれ接続され、そのリセット出力にクロック
切り替え回路904のOR回路904dの出力が接続さ
れていて、カウンタ回路905のQ2 、Q3 出力にアッ
プカウントクロックfを1/2及び1/3分周した出力
が発生し、Q1 出力にf/Kの周波数のダウンカウント
出力が発生するようにしてある。またカウンタ回路90
6のQ0 、Q1 、Q2 出力は6入力OR回路907の3
つの入力に接続され、カウンタ回路906のQ5 出力は
カウンタ回路906のゼロリセット入力に接続され、O
R回路907の出力はAND回路904bの他方の入力
と、インバータ904cの入力に接続されていて、この
OR回路907とカウンタ回路906とにより図3のカ
ウンタ回路903の機能を果たしている。
【0030】ここで、カウンタ回路906のQ3
4 、Q5 出力も6入力OR回路907の残りの3つの
入力に接続可能な構成とされていて、カウンタ回路90
6のQ0 〜Q5 出力と5入力OR回路907の6つの入
力との間の接続を、適宜選択することによって、N=5
に固定的に設定されて、nを5、4、3、2、1、0の
いずれかに1つに可変設定することができることにな
り、これにより、K=2.0、K=2.2、K=2.
4、K=2.6、K=2.8、K=3.0のいずれかを
適宜選択することが可能となる。
【0031】なお、上述した実施例においては、角度信
号分周回路6として、1/2分周回路を用いたが、角度
信号の発生角度ピッチを細かく設定した場合には、1/
(3以上の整数)の分周回路を用いることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、内
燃機関の回転に同期して、回転発信器は高レベルと低レ
ベルとを1周期とする等周期のパルス列の角度信号を発
生すると共に、この等周期のパルス列の角度信号のうち
基準位置に対応する部分の周期を不等間隔とした角度信
号を発生させ、この発信器の角度信号に応じてこの角度
信号の1周期毎にクロックパルスを第1のアップダウン
カウンタによりアップカウント及びダウンカウントして
回転発信器の角度信号中から不等間隔周期を、前回と今
回との時間比と所定値Kとの比較により判別し、発信器
の角度信号に応じてこの角度信号の1周期毎に、かつ第
1のアップダウンカウンタに対して角度信号の1周期の
位相差で、クロックパルスを第2のアップダウンカウン
タによりアップカウント及びダウンカウントして前記回
転発信器の角度信号中から不等間隔周期を、前回と今回
との時間比と所定値Kとの比較により判別し、これら第
1、第2のアップダウンカウンタのうち一方が不等間隔
周期を判別すると基準信号出力回路より基準位置信号を
出力するから、ロータ形状精度や、回転数による信号周
期の変動などから生じる基準位置の誤検出を簡単な構成
で確実に防止することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す電気回路図であ
る。
【図2】図1の装置の作動説明に供する各部波形図であ
る。
【図3】図1の装置における1/K分周回路の詳細電気
回路図である。
【図4】図3の回路の作動説明に供する各部波形図であ
る。
【図5】図1の装置における1/K分周回路の他の実施
例を示す詳細電気回路図である。
【符号の説明】
2 ロータ 3 回転センサ 4 波形整形回路 6 角度信号分周回路 8 発振回路 9 1/K分周回路 17 第1のアップダウンカウンタ 18 第2のアップダウンカウンタ 19 ORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して、高レベルと
    低レベルとを1周期とする等周期のパルス列の角度信号
    を発生すると共に、この等周期のパルス列の角度信号の
    うち基準位置に対応する部分の周期を不等間隔とした回
    転発信器と、この発信器の角度信号に応じてこの角度信
    号の1周期毎にクロックパルスをアップカウント及びダ
    ウンカウントして前記回転発信器の角度信号中から不等
    間隔周期を、前回と今回との時間比と所定値Kとの比較
    により判別するための第1のアップダウンカウンタと、
    前記発信器の角度信号に応じてこの角度信号の1周期毎
    に、かつ前記第1のアップダウンカウンタに対して前記
    角度信号の1周期の位相差で、クロックパルスをアップ
    カウント及びダウンカウントして前記回転発信器の角度
    信号中から不等間隔周期を、前回と今回との時間比と所
    定値Kとの比較により判別するための第2のアップダウ
    ンカウンタと、これら第1、第2のアップダウンカウン
    タのうち一方が前記不等間隔周期を判別すると基準位置
    信号を出力する基準信号出力回路とを備える内燃機関用
    回転位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記各アップダウンカウンタのアップカ
    ウントクロックfの1/2分周クロックf/2をn回、
    1/3分周クロックを(N−n)回交互に繰り返して前
    記アップダウンカウンタのダウンカウントクロックを作
    成するf/K分周回路を備え、前記n及びNを、{2n
    +3(N−n)}/N=Kの関係式を満足する整数で設
    定した請求項1記載の内燃機関用回転位置検出装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の回転に同期して、高レベルと
    低レベルとを1周期とする等周期のパルス列の角度信号
    を発生すると共に、この等周期のパルス列の角度信号の
    うち基準位置に対応する部分の周期を不等間隔とした回
    転発信器と、この発信器の角度信号を1/(2以上の整
    数)に分周する角度信号分周回路と、この角度信号分周
    回路の出力が高レベルの間クロックパルスをアップカウ
    ントすると共に前記角度信号分周回路の出力が低レベル
    の間クロックパルスをダウンカウントして前記回転発信
    器の角度信号中から不等間隔周期を、前回と今回との時
    間比と所定値Kとの比較により判別するための第1のア
    ップダウンカウンタと、前記角度信号分周回路の出力が
    低レベルの間クロックパルスをアップカウントすると共
    に前記角度信号分周回路の出力が高レベルの間クロック
    パルスをダウンカウントして前記回転発信器の角度信号
    中から不等間隔周期を、前回と今回との時間比と所定値
    Kとの比較により判別するための第2のアップダウンカ
    ウンタと、これら第1、第2のアップダウンカウンタの
    うち一方が前記不等間隔周期を判別すると基準位置信号
    を出力する基準信号出力回路とを備える内燃機関用回転
    位置検出装置。
JP23793991A 1991-09-06 1991-09-18 内燃機関用回転位置検出装置 Expired - Lifetime JP2961987B2 (ja)

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US07/939,595 US5264844A (en) 1991-09-06 1992-09-02 Apparatus for detecting rotational angular position for internal combustion engine
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