JP3045644B2 - キャリア移動制御装置とパルス周波数変換器 - Google Patents

キャリア移動制御装置とパルス周波数変換器

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JP3045644B2 JP6245003A JP24500394A JP3045644B2 JP 3045644 B2 JP3045644 B2 JP 3045644B2 JP 6245003 A JP6245003 A JP 6245003A JP 24500394 A JP24500394 A JP 24500394A JP 3045644 B2 JP3045644 B2 JP 3045644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復運動するキャリア
の移動を制御するキャリア移動制御装置と、そのキャリ
ア移動制御装置で用いるパルス周波数変換器とに関し、
特に、エンコーダのような専用の位置検出装置を用いず
にキャリアの移動を制御できるようにするキャリア移動
制御装置と、そのキャリア移動制御装置で用いるのに好
適なパルス周波数変換器とに関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタでは、印字ヘッドキャ
リアを左右に往復運動させて印字処理を実行する。この
印字処理を実行するためには、印字ヘッドキャリアの絶
対位置を管理する必要がある。
【0003】従来では、このような往復運動するキャリ
アの絶対位置を管理する場合には、キャリアの位置分解
能に相当する回転パルスを発生するエンコーダを用いる
ようにしていた。すなわち、キャリアの駆動源となるモ
ータの回転軸にエンコーダを取り付け、図28に示すよ
うに、そのエンコーダの発生する回転パルスを回転方向
を考慮しつつ計数して、その計数値が規定値になること
を検出すると、エンコーダの発生する回転パルスを位置
制御信号として出力していくことで、キャリアの絶対位
置を管理するという構成を採っていたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、高価なエンコーダを使用
しなければならないことから、装置が高くなるという問
題点があった。そして、モータの回転軸にエンコーダを
取り付けることから、モータ周りのサイズが大きくなっ
て、装置を小型化できないという問題点があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、エンコーダのような専用の位置検出装置を用
いずにキャリアの移動を制御できるようにする新たなキ
ャリア移動制御装置の提供と、そのキャリア移動制御装
置で用いるのに好適なパルス周波数変換器の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1及び図2に本発明を
具備するキャリア移動制御装置1の原理構成、図3に本
発明を具備するパルス周波数変換器2の原理構成を図示
する。
【0007】図1に示す本発明のキャリア移動制御装置
1は、往復運動するキャリアの移動を制御するものであ
って、モータ励磁相検出部10と、モータ回転検出部1
1と、位置一致検出部12と、同期出力部13と、トリ
ガ生成部14と、ズレ検出部15と、ズレ補正部16と
を備える。ここで、トリガ生成部14/ズレ検出部15
/ズレ補正部16については備えないこともある。
【0008】このモータ励磁相検出部10は、キャリア
の駆動源となるモータの励磁相信号から、キャリアの移
動方向を示す信号と、キャリアの移動量を示す位置パル
スとを発生する。モータ回転検出部11は、モータ励磁
相検出部10の発生する位置パルスより高い周波数を持
つ回転パルスを発生する。位置一致検出部12は、キャ
リア位置が設定の位置になるときに位置一致検出信号を
出力する。同期出力部13は、キャリア位置の絶対位置
表示情報となる位置表示パルスを出力する。トリガ生成
部14は、モータの励磁相信号の規定位置を検出してト
リガ信号を出力する。ズレ検出部15は、トリガ生成部
14の生成するトリガ信号と、モータ回転検出部11の
発生する回転パルスとの間の時間的なズレ量を検出す
る。ズレ補正部16は、モータ回転検出部11の発生す
る回転パルスを規定量遅延する。
【0009】図2に示す本発明のキャリア移動制御装置
1は、往復運動するキャリアの移動を制御するものであ
って、図1に示すモータ励磁相検出部10/モータ回転
検出部11/位置一致検出部12/同期出力部13/ト
リガ生成部14/ズレ検出部15/ズレ補正部16に加
えて、周波数変換部17と、同時出力点表示部18とを
備える。ここで、トリガ生成部14/ズレ検出部15/
ズレ補正部16については備えないこともある。
【0010】この周波数変換部17は、ズレ補正部16
の出力する回転パルス(ズレ補正部16を備えないとき
には、モータ回転検出部11の発生する回転パルス)よ
り高い周波数を持つ第2の回転パルスを発生する。同時
出力点表示部18は、ズレ補正部16の出力する回転パ
ルス(ズレ補正部16を備えないときには、モータ回転
検出部11の発生する回転パルス)と、周波数変換部1
7の発生する第2の回転パルスとの同時出力点の表示信
号を発生する。
【0011】図3に示す本発明のパルス周波数変換器2
は、図2の周波数変換部17として用いるのに好適なも
のであり、入力パルスのN発に対してM発のパルスを出
力していくことで、入力パルスよりも高い周波数を持つ
パルスを生成して出力するものであって、生成部20
と、発生部21と、検出部22と、出力部23とを備え
る。
【0012】この生成部20は、N個をサイクルにして
入力パルスを計数して、入力パルスの周期の“1/M”
倍を基本遅延時間t(出力パルスの周期は“N×t”と
なる)で表すならば、その計数値により規定される自然
数と、そのtとの乗算値により定められる遅延時間を生
成する。発生部21は、tを周期とするパルスを発生す
る。検出部22は、入力パルスが与えられるときに、発
生部21の発生するパルスを計数することで、生成部2
0の生成する遅延時間の経過を検出する。出力部23
は、検出部22が時間経過を検出するときに、出力パル
スを生成して出力するとともに、生成部20の計数する
計数値がサイクル開始を表示するときに、入力パルスを
そのまま出力する。ここで、検出部22は、N個をサイ
クルとするカウンタにより構成されることで、同一入力
パルスから複数回数の遅延時間の経過を検出することが
ある。
【0013】
【作用】図1に原理構成を図示するキャリア移動制御装
置1では、モータ回転検出部11は、モータが回転状態
にあるときに、その回転に応動して、モータ励磁相検出
部10の発生する位置パルスより高い周波数を持つ回転
パルスを発生し、位置一致検出部12は、モータ励磁相
検出部10の出力信号からキャリア位置を検出して、そ
のキャリア位置が励磁相信号の特定位置に対応付けて設
定される設定キャリア位置になるときに、位置一致検出
信号を出力する。
【0014】一方、トリガ生成部14は、モータの励磁
相信号の規定位置を検出してトリガ信号を出力し、この
トリガ信号を受けて、ズレ検出部15は、このトリガ信
号と、モータ回転検出部11の発生する回転パルスとの
間の時間的なズレ量を検出し、ズレ補正部16は、この
検出されたズレ量を基にして、モータ回転検出部11の
発生する回転パルスを規定量遅延する。
【0015】そして、同期出力部13は、位置一致検出
部12が位置一致検出信号を出力するときに、ズレ補正
部16の出力する回転パルスを位置表示パルスとして出
力する。ここで、トリガ生成部14/ズレ検出部15/
ズレ補正部16を備えないときには、同期出力部13
は、位置一致検出部12が位置一致検出信号を出力する
ときに、モータ回転検出部11の発生する回転パルスを
位置表示パルスとして出力する。
【0016】このように、図1に原理構成を図示するキ
ャリア移動制御装置1は、キャリアの絶対位置の表示パ
ルスとなるモータ励磁相信号を使って、キャリアの粗い
絶対位置を検出し、それを基準にして、モータ回転検出
部11の発生する回転パルスを計数することで、キャリ
アの正確な絶対位置を検出する構成を採ることから、エ
ンコーダのような専用の位置検出装置を用いずにキャリ
アの移動を制御できるようになる。
【0017】一方、図2に原理構成を図示するキャリア
移動制御装置1では、ズレ補正部16がモータ回転検出
部11の発生する回転パルスを規定量遅延すると、周波
数変換部17は、ズレ補正部16の出力する回転パルス
から、その回転パルスより高い周波数を持つ第2の回転
パルスを発生し、この第2の回転パルスの発生を受け
て、同時出力点表示部18は、ズレ補正部16の出力す
る回転パルスと、周波数変換部17の発生する第2の回
転パルスとの同時出力点の表示信号を発生し、この同時
出力点表示部18の出力信号を受けて、同期出力部13
は、位置一致検出部12が位置一致検出信号を出力し、
その直後に、同時出力点表示部18が同時出力点の表示
信号を出力するときに、周波数変換部17の発生する第
2の回転パルスを位置表示パルスとして出力する。
【0018】ここで、トリガ生成部14/ズレ検出部1
5/ズレ補正部16を備えないときには、周波数変換部
17は、モータ回転検出部11の発生する回転パルスか
ら、その回転パルスより高い周波数を持つ第2の回転パ
ルスを発生し、この第2の回転パルスの発生を受けて、
同時出力点表示部18は、モータ回転検出部11の発生
する回転パルスと、周波数変換部17の発生する第2の
回転パルスとの同時出力点の表示信号を発生し、この同
時出力点表示部18の出力信号を受けて、同期出力部1
3は、位置一致検出部12が位置一致検出信号を出力
し、その直後に、同時出力点表示部18が同時出力点の
表示信号を出力するときに、周波数変換部17の発生す
る第2の回転パルスを位置表示パルスとして出力する。
【0019】このように、図2に原理構成を図示するキ
ャリア移動制御装置1は、キャリアの絶対位置の表示パ
ルスとなるモータ励磁相信号を使って、キャリアの粗い
絶対位置を検出し、それを基準にして、周波数変換部1
7の発生する第2の回転パルスを計数することで、キャ
リアの正確な絶対位置を検出する構成を採ることから、
エンコーダのような専用の位置検出装置を用いずに、し
かも、図1のキャリア移動制御装置1よりも更に正確に
キャリアの移動を制御できるようになる。
【0020】図3に原理構成を図示するパルス周波数変
換器2では、例えば、「N=4,M=5」のときには、
入力パルスの周期をT1 として、「t=T1 /5」で表
すならば、図4(a)に示すように、第1番目の入力パ
ルスをそのまま出力するとともに、その入力パルスを4
t遅延させることで出力パルスを生成して出力し、第2
番目の入力パルスを3t遅延させることで出力パルスを
生成して出力し、第3番目の入力パルスを2t遅延させ
ることで出力パルスを生成して出力し、第4番目の入力
パルスをt遅延させることで出力パルスを生成して出力
していくことを繰り返していくことで、入力パルスの4
発に対して5発のパルスを出力していくよう動作する。
【0021】すなわち、生成部20は、4個をサイクル
にして入力パルスを例えばカウントアップして、計数値
“0”のときには遅延時間4t、計数値“1”のときに
は遅延時間3t、計数値“2”のときには遅延時間2
t、計数値“3”のときには遅延時間tを生成し、これ
を受けて、検出部22は、発生部21の発生するパルス
を使って、この遅延時間の経過を検出し、出力部23
は、検出部22が時間経過を検出するときに、出力パル
スを生成して出力するとともに、生成部20の計数する
計数値がサイクル開始を表示するときに、入力パルスを
そのまま出力することで、入力パルスの4発に対して5
発のパルスを出力していくのである。
【0022】また、「N=5,M=7」のときには、検
出部22がN個をサイクルとするカウンタで構成される
ことで同一入力パルスから複数回数の遅延時間の経過を
検出するように構成されて、入力パルスの周期をT1
して、「t=T1 /7」で表すならば、図4(b)に示
すように、第1番目の入力パルスをそのまま出力すると
ともに、その入力パルスを5t遅延させることで出力パ
ルスを生成して出力し、第2番目の入力パルスを3t遅
延させることで出力パルスを生成して出力し、第3番目
の入力パルスをtと6t遅延させることで2つの出力パ
ルスを生成して出力し、第4番目の入力パルスを4t遅
延させることで出力パルスを生成して出力し、第5番目
の入力パルスを2t遅延させることで出力パルスを生成
して出力していくことを繰り返していくことで、入力パ
ルスの5発に対して7発のパルスを出力していくよう動
作する。
【0023】すなわち、生成部20は、5個をサイクル
にして入力パルスを例えばカウントアップして、計数値
“0”のときには遅延時間5t、計数値“1”のときに
は遅延時間3t、計数値“2”のときには遅延時間tと
6t、計数値“3”のときには遅延時間4t、計数値
“4”のときには遅延時間2tを生成し、これを受け
て、検出部22は、発生部21の発生するパルスを使っ
て、この遅延時間の経過を検出し、出力部23は、検出
部22が時間経過を検出するときに、出力パルスを生成
して出力するとともに、生成部20の計数する計数値が
サイクル開始を表示するときに、入力パルスをそのまま
出力することで、入力パルスの5発に対して7発のパル
スを出力していくのである。
【0024】このように、図3に原理構成を図示するパ
ルス周波数変換器2は、簡略な構成に従って、入力パル
スよりも高い周波数を持つパルスを生成して出力するこ
とができることから、図2に原理構成を図示するキャリ
ア移動制御装置1で用いる周波数変換部17として用い
るのに好適なものとなる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。なお、以下で説明する回路素子は、図示しない同一
のシステムクロックにより動作するものとする。
【0026】図5に、本発明を具備するキャリア移動制
御装置1の装置構成の一実施例を図示する。図中、図1
で説明したものと同じものについては同一の記号で示し
てあり、この実施例のキャリア移動制御装置1は、モー
タ励磁相検出部10と、モータ回転検出部11と、位置
一致検出部12と、同期出力部13とから構成される。
【0027】3はキャリアを移動するモータ、10aは
モータ励磁相検出部10を構成する3個のホールIC、
10bはモータ励磁相検出部10を構成するモータ励磁
相検出回路部、11aはモータ回転検出部11を構成す
る2個の磁気検出配線パターン、11bはモータ回転検
出部11を構成するモータ回転検出回路部である。
【0028】このモータ3は、120度ずつ位相のずれ
たU相/V相/W相からなる励磁相信号により回転さ
れ、図6に示すように、この回転駆動のために用意され
る16個の着磁数を持つ着磁ロータ30と、この回転検
出のために用意される76個の着磁数を持つ回転検出用
着磁ロータ31とを持つ。
【0029】3個のホールIC10aは、ステータに合
わせて配設され、モータ励磁相検出回路部10bと連動
して着磁ロータ30の回転を検出することで、キャリア
の粗い絶対位置の検出に使用される第1位置パルスを発
生するものであって、モータ1回転当たり48発の第1
位置パルスを発生する。一方、2個の磁気検出配線パタ
ーン11aは、モータ回転検出回路部11bと連動して
回転検出用着磁ロータ31の回転を検出することで、キ
ャリアの細かな絶対位置の検出に使用される回転検出パ
ルスを発生するものであって、モータ1回転当たり15
2発の回転検出パルスを発生する。
【0030】この磁気検出配線パターン11aは、回転
検出用着磁ロータ31の回転により誘起される電気信号
を検出することでモータ3の回転を検出するものであっ
て、エンコーダと異なって、モータ3が回転していない
ときには検出能力を有しないものであることから、ノイ
ズの影響を受け易く、これから、この磁気検出配線パタ
ーン11aの発生する回転検出パルスは、それだけでは
キャリアの絶対位置の検出用としては使用することがで
きないという性質を有する。一方、ホールIC10a
は、着磁ロータ30の磁石を検出するものであることか
ら、エンコーダと同様に、モータ3が回転していないと
きにも検出能力を有し、これから、このホールIC10
aの発生する第1位置パルスは、キャリアの絶対位置の
検出用として使用できるという性質を有する。
【0031】図7に、図5の実施例で用いるモータ励磁
相検出回路部10bの回路構成の一例を図示する。この
モータ励磁相検出回路部10bは、3個のホールIC1
0aのそれぞれに対応付けて設けられて、対となるホー
ルIC10aの検出するモータ3の励磁相信号(120
度ずつ位相のずれたU相/V/W相からなる)のエッジ
部を検出して出力するとともに、その励磁相信号を検出
して出力するエッジ検出回路100と、エッジ検出回路
100の出力するエッジ信号の論理和値を算出して出力
するOR回路101と、OR回路101の出力信号をラ
ッチして第1位置パルスとして出力するD型フリップフ
ロップ102と、エッジ検出回路100の出力信号を受
けて、モータ3が正方向に回転するときにローレベルを
出力し、モータ3が逆方向に回転するときにハイレベル
を示すパルスを出力する回転方向検出回路103と、回
転方向検出回路103の出力信号の反転値と、OR回路
101の出力信号との論理積値を算出して出力するAN
D回路104と、AND回路104の出力信号をJ端子
に入力するとともに、回転方向検出回路103の出力信
号をK端子に入力して、回転方向信号として出力するJ
K型フリップフロップ105とから構成される。
【0032】この回路構成に従い、モータ励磁相検出回
路部10bは、図8に示すように、モータ3の励磁相信
号のエッジ部でハイレベルを示すモータ1回転当たり4
8発の第1位置パルスを発生するとともに、モータ3が
正方向に回転しているときにハイレベルを示し、逆方向
に回転しているときにローレベルを示す回転方向信号を
発生するよう動作することになる。
【0033】図9に、図5の実施例で用いるモータ回転
検出回路部11bの回路構成の一例を図示する。このモ
ータ回転検出回路部11bは、2個の磁気検出配線パタ
ーン11aのそれぞれに対応付けて設けられて、対とな
る磁気検出配線パターン11aの検出信号(90度位相
のずれたA相/B相からなり、図示しない2値化回路に
より2値化されている)のエッジ部を検出して出力する
とともに、その検出信号を検出して出力するエッジ検出
回路110と、エッジ検出回路110の出力するエッジ
信号の論理和値を算出して回転検出パルスとして出力す
るOR回路111と、エッジ検出回路110の出力する
検出信号の反転値の論理積反転値を算出してサイクル境
界信号として出力するNAND回路112とから構成さ
れる。
【0034】この回路構成に従い、モータ回転検出回路
部11bは、図10に示すように、磁気検出配線パター
ン11aの検出信号のエッジ部でハイレベルを示すモー
タ1回転当たり152発の回転検出パルスを発生すると
ともに、回転検出パルスの4発を1サイクルとして、そ
のサイクルの境界でローレベルを示すサイクル境界信号
を発生するよう動作することになる。なお、この1サイ
クル4発という値は、回転検出パルスと、後述する周波
数変換パルスとのパルス比率が、「152:190=
4:5」という値を示すことから規定されるものであ
る。
【0035】図11に、図5の実施例で用いる位置一致
検出部12の回路構成の一例を図示する。この位置一致
検出部12は、モータ励磁相検出回路部10bの出力す
る回転方向信号が正方向の回転を表示するときに、モー
タ励磁相検出回路部10bの出力する第1位置パルスを
カウントアップし、逆方向の回転を表示するときに、カ
ウントダウンするアップダウンカウンタ120と、モー
タ励磁相信号のU相の立ち下がり位置に対応付けて設定
される設定キャリア位置を保持する比較レジスタ121
と、アップダウンカウンタ120の計数値と、比較レジ
スタ121のレジスタ値とを比較して、両者が一致する
ときにハイレベルを示し、一致しないときにローレベル
を示す位置一致検出信号を出力する比較回路122とか
ら構成される。
【0036】この回路構成に従い、位置一致検出部12
は、図12に示すように、モータ励磁相検出回路部10
bの出力する第1位置パルスをモータ3の回転方向を考
慮しつつ計数して、その計数値が比較レジスタ121に
格納される設定キャリア位置を示すとき、すなわち、キ
ャリアの位置が設定キャリア位置に到達するときに、ハ
イレベルを示す位置一致検出信号を出力するよう動作す
ることになる。
【0037】図13に、図5の実施例で用いる同期出力
部13の回路構成の一例を図示する。この同期出力部1
3は、位置一致検出部12の出力する位置一致検出信号
をクロック端子に入力するとともに、同期出力許可信号
をD端子に入力するD型フリップフロップ130と、D
型フリップフロップ130の出力信号と、モータ回転検
出回路部11bの出力する回転検出パルスとの論理積値
を算出して第2位置パルスとして出力するAND回路1
31とから構成される。
【0038】この回路構成に従い、同期出力部13は、
位置一致検出信号がキャリアの位置が設定キャリア位置
に到達することを表示するときに、ハイレベルを示す同
期出力許可信号が出力されているときには、モータ回転
検出回路部11bの出力する回転検出パルスを第2位置
パルスとして出力するよう動作することになる。
【0039】このように構成される図5の実施例のキャ
リア移動制御装置1では、モータ回転検出部11は、モ
ータ3が回転状態にあるときに、その回転に応動して、
モータ励磁相検出部10の出力する第1位置パルスより
高い周波数を持つ回転検出パルスを発生し、位置一致検
出部12は、モータ励磁相検出部10の出力信号からキ
ャリア位置を検出して、そのキャリア位置がモータ励磁
相信号のU相の立ち下がりに対応付けて設定される設定
キャリア位置になるときに、位置一致検出信号を出力す
る。この位置一致検出信号の出力を受けて、同期出力部
13は、位置一致検出信号が出力されるときに、同期出
力許可信号が出力されているときには、モータ回転検出
部11の出力する回転検出パルスを第2位置パルスとし
て出力する。図14に、このときのタイムチャートを図
示する。なお、このタイムチャートでは、便宜上、第1
位置パルスと第2位置パルスとのパルス比率を「6:1
1」で図示してある。
【0040】このようにして生成される第2位置パルス
に従って、設定キャリア位置から規定距離離れた最終的
なキャリアの設定位置を検出できるようになる。このよ
うに、図5の実施例のキャリア移動制御装置1は、モー
タ励磁相検出部10の出力する第1位置パルス(キャリ
アの絶対位置の表示パルスとして使える性質を持つ)を
使って、キャリアの粗い絶対位置を検出し、それを基準
にして、モータ回転検出部11の出力する回転検出パル
ス(キャリアの絶対位置の表示パルスとして使えない性
質を持つ)を計数することで、キャリアの正確な絶対位
置を検出する構成を採ることから、エンコーダのような
専用の位置検出装置を用いずにキャリアの移動を制御で
きるようになる。
【0041】図15に、本発明を具備するキャリア移動
制御装置1の装置構成の他の実施例を図示する。図中、
図1及び図5で説明したものと同じものについては同一
の記号で示してある。
【0042】この実施例のキャリア移動制御装置1と、
図5の実施例のキャリア移動制御装置1との異なる点
は、この実施例のキャリア移動制御装置1が、トリガ生
成部14/ズレ検出部15/ズレ補正部16を備えてい
る点である。
【0043】図16に、図15の実施例で用いるトリガ
生成部14の回路構成の一例を図示する。このトリガ生
成部14は、モータ励磁相検出部10の出力するモータ
励磁相信号のU相をラッチするD型フリップフロップ1
40と、D型フリップフロップ140の反転出力値と、
モータ励磁相信号のU相との論理積値を算出してズレ検
出トリガ信号として出力するAND回路141とから構
成される。
【0044】この回路構成に従い、トリガ生成部14
は、モータ励磁相信号のU相の立ち上がりエッジ部でハ
イレベルを示すズレ検出トリガ信号を出力するよう動作
することになる。
【0045】図17に、図15の実施例で用いるズレ検
出部15の回路構成の一例を図示する。このズレ検出部
15は、トリガ生成部14の出力するズレ検出トリガ信
号をJ端子に入力するとともに、モータ回転検出部11
の出力する回転検出パルスをK端子に入力するJK型フ
リップフロップ150と、JK型フリップフロップ15
0の出力信号をイネーブル端子に入力するとともに、ト
リガ生成部14の出力するズレ検出トリガ信号をクリア
端子に入力して、カウントクロックを計数することで、
モータ励磁相信号のU相の立ち上がりエッジ部と、モー
タ回転検出部11の出力する回転検出パルスとの時間的
なズレ量を検出して出力するカウンタ151とから構成
される。
【0046】この回路構成に従い、ズレ検出部15は、
図18に示すように、モータ励磁相信号のU相の立ち上
がりエッジ部と、モータ回転検出部11の出力する回転
検出パルスとの時間的なズレ量を検出して出力するよう
動作することになる。
【0047】図19に、図15の実施例で用いるズレ補
正部16の回路構成の一例を図示する。このズレ補正部
16は、モータ回転検出部11の出力する回転検出パル
スをJ端子に入力するとともに、最終的な出力信号とな
る補正回転検出パルスをK端子に入力するJK型フリッ
プフロップ160と、JK型フリップフロップ160の
出力信号をクリア端子に入力して、カウントクロックを
計数するカウンタ161と、ズレ検出部15の検出する
ズレ量から導出されるズレ補正量を保持するレジスタ1
62と、カウンタ161の計数値と、レジスタ162の
レジスタ値とを比較して、両者が一致するときにハイレ
ベルを出力し、一致しないときにローレベルを出力する
比較回路163と、比較回路163の出力信号をラッチ
して補正回転検出パルスとして出力するD型フリップフ
ロップ164とから構成される。ここで、レジスタ16
2にセットされるズレ補正量は、モータ励磁相信号のU
相の立ち下がりエッジ部が、補正回転検出パルスの中点
になるようにと決定されることになる。
【0048】この回路構成に従い、ズレ補正部16は、
モータ回転検出部11の出力する回転検出パルスをレジ
スタ162にセットされるズレ補正量分遅延していくこ
とで、モータ励磁相信号のU相の立ち下がりエッジ部を
パルスの中点位置に持つ補正回転検出パルスを出力する
よう動作することになる。ここで、ズレ検出部15の検
出するズレ量から導出されるズレ補正量を、そのズレ量
検出時のキャリアの移動速度及び移動方向と対応付けて
記憶する構成を採って、ズレ補正部16は、この記憶す
るズレ補正量の中から、ズレ補正処理実行時のキャリア
の移動速度及び移動方向の指すズレ補正量を特定して、
それを使ってズレ補正処理を実行するように処理するこ
とが好ましい。
【0049】このように構成される図15の実施例のキ
ャリア移動制御装置1では、モータ回転検出部11は、
モータ3が回転状態にあるときに、その回転に応動し
て、モータ励磁相検出部10の出力する第1位置パルス
より高い周波数を持つ回転検出パルスを発生し、位置一
致検出部12は、モータ励磁相検出部10の出力信号か
らキャリア位置を検出して、そのキャリア位置がモータ
励磁相信号のU相の立ち下がりに対応付けて設定される
設定キャリア位置になるときに、位置一致検出信号を出
力する。
【0050】一方、トリガ生成部14は、モータ励磁相
信号のU相の立ち上がりエッジ部を検出してズレ検出ト
リガ信号を出力し、このズレ検出トリガ信号を受けて、
ズレ検出部15は、このズレ検出トリガ信号と、モータ
回転検出部11の出力する回転検出パルスとの間の時間
的なズレ量を検出し、ズレ補正部16は、この検出され
たズレ量を基にして、モータ回転検出部11の出力する
回転検出パルスを規定量遅延することで、モータ励磁相
信号のU相の立ち下がりエッジ部をパルスの中点位置に
持つ補正回転検出パルスを出力する。
【0051】そして、同期出力部13は、位置一致検出
信号の出力を受けて、位置一致検出信号が出力されると
きに、同期出力許可信号が出力されているときには、ズ
レ補正部16の出力する補正回転検出パルスを第2位置
パルスとして出力する。図20に、このときのタイムチ
ャートを図示する。
【0052】このようにして生成される第2位置パルス
に従って、設定キャリア位置から規定距離離れた最終的
なキャリアの設定位置を検出できるようになる。このよ
うに、図5の実施例のキャリア移動制御装置1では、モ
ータ回転検出部11の出力する回転検出パルスを第2位
置パルスとして用いるのに対して、図15の実施例のキ
ャリア移動制御装置1では、モータ励磁相信号のU相の
立ち下がりエッジ部をパルスの中点位置に持つ補正回転
検出パルスを第2位置パルスとして用いるものであり、
これにより、モータ励磁相検出部10の出力する第1位
置パルスと、モータ回転検出部11の出力する回転検出
パルスとの間にバラツキがあっても、設定キャリア位置
(励磁相信号のU相の立ち下がりに対応付けて設定され
る)から規定距離離れた最終的なキャリアの設定位置を
正確に検出できるようになる。
【0053】図21に、本発明を具備するキャリア移動
制御装置1の装置構成の他の実施例を図示する。図中、
図2及び図15で説明したものと同じものについては同
一の記号で示しており、19は変換部付同期出力部であ
って、図2に示した同期出力部13及び同時出力点表示
部18の機能を持つものである。
【0054】この実施例のキャリア移動制御装置1と、
図15の実施例のキャリア移動制御装置1との異なる点
は、この実施例のキャリア移動制御装置1が、周波数変
換部17を備えている点と、それに合わせて、同期出力
部13に代えて、変換部付同期出力部19を備えている
点である。
【0055】図22に、図21の実施例で用いる周波数
変換部17の回路構成の一例を図示する。この周波数変
換部17は、ズレ補正部16の出力する補正回転検出パ
ルスの4発に対して5発のパルスを出力していくこと
で、モータ1回転当たり190発の周波数変換パルスを
生成して出力するものであって、補正回転検出パルスを
J端子に入力するJK型フリップフロップ170と、J
K型フリップフロップ170がハイレベルを出力すると
きにカウントクロックの計数に入って、その計数値が比
較値に到達するときにキャリィ信号を発生するタイマ1
71と、補正回転検出パルスの周期の“1/M”倍であ
る基本遅延時間tを比較値としてタイマ171に設定す
るリロードレジスタ172と、タイマ171がキャリィ
信号を発生するときにパルスを発生するD型フリップフ
ロップ173と、D型フリップフロップ173の出力す
るパルスを立ち下がりで計数する回数カウンタ174
と、補正回転検出パルスを計数する4進ダウンカウンタ
175と、回数カウンタ174の計数値と、4進ダウン
カウンタ175の計数値とが一致するときにハイレベル
を出力する比較回路176と、D型フリップフロップ1
73の出力信号と、比較回路176の出力信号との論理
積値を算出して出力するAND回路177と、4進ダウ
ンカウンタ175の出力信号と、補正回転検出パルスと
の論理積値を算出して出力するAND回路178と、A
ND回路177の出力信号と、AND回路178の出力
信号との論理和値を算出して周波数変換パルスとして出
力するOR回路179とから構成される。
【0056】この構成にあって、AND回路177の出
力信号が、JK型フリップフロップ170のK端子に入
力されるとともに、回数カウンタ174のクリア端子に
入力され、D型フリップフロップ173の出力信号が、
リロードレジスタ172のロード端子に入力され、周波
数の変換を指示する動作イネーブル信号が、4進ダウン
カウンタ175のクリア端子に入力されるように構成さ
れる。
【0057】この回路構成に従い、周波数変換部17
は、図23(a)に示すように、補正回転検出パルスが
入力されてくると、JK型フリップフロップ170がハ
イレベルを出力し、これを受けて、タイマ171が基本
遅延時間tまでカウントクロックを計数すると、D型フ
リップフロップ173がパルスを出力し、これを受け
て、再び、タイマ171が基本遅延時間tまでカウント
クロックを計数していくことを繰り返していく。
【0058】このとき、4進ダウンカウンタ175が、
補正回転検出パルスが入力されてくる度に、「“3”→
“2”→“1”→“0”」という値をサイクリックに発
生し、この“3”の発生を受けて、回数カウンタ174
が、最初は計数値が“3”に到達するまでD型フリップ
フロップ173の出力パルスを計数して、“3”に到達
すると、比較回路176がこれを検出して、AND回路
177が、次のD型フリップフロップ173のパルス出
力の時点で周波数変換パルスを出力してから、JK型フ
リップフロップ170の出力レベルをローレベルにセッ
トするとともに、回数カウンタ174の計数値をクリア
することで、入力されてきた補正回転検出パルスを時間
“4t”遅延して周波数変換パルスとして出力する処理
を終了する。続いて、4進ダウンカウンタ175が
“2”を発生すると、回数カウンタ174の計数値が
“2”に到達するまでD型フリップフロップ173の出
力パルスを計数していくことで、入力されてきた補正回
転検出パルスを時間“3t”遅延して出力し、続いて、
4進ダウンカウンタ175が“1”を発生すると、回数
カウンタ174の計数値が“1”に到達するまでD型フ
リップフロップ173の出力パルスを計数していくこと
で、入力されてきた補正回転検出パルスを時間“2t”
遅延して出力し、続いて、4進ダウンカウンタ175が
“0”を発生すると、AND回路177が次のD型フリ
ップフロップ173のパルス出力時点を待つことで時間
“t”遅延して出力していく。そして、4進ダウンカウ
ンタ175が“3”を発生するときに、AND回路17
8が補正回転検出パルスをそのまま出力していく。
【0059】この動作に従って、周波数変換部17は、
図23(b)に示すように、第1番目の補正回転検出パ
ルスをそのまま出力するとともに、その補正回転検出パ
ルスを4t遅延させて出力し、第2番目の補正回転検出
パルスを3t遅延させて出力し、第3番目の補正回転検
出パルスを2t遅延させて出力し、第4番目の補正回転
検出パルスをt遅延させて出力していくことを繰り返し
ていくことで、モータ1回転当たり190発の周波数変
換パルスを生成して出力していくよう動作する。
【0060】図24に、図21の実施例で用いる変換部
付同期出力部19の回路構成の一例を図示する。この変
換部付同期出力部19は、位置一致検出部12の出力す
る位置一致検出信号をクロック端子に入力するととも
に、同期出力許可信号をD端子に入力するD型フリップ
フロップ130と、モータ回転検出回路部11bの出力
するサイクル境界信号の反転値と、ズレ補正部16の出
力する補正回転検出パルスとの論理積値を算出して出力
するAND回路131と、AND回路131の出力信号
と、周波数変換部17の出力する周波数変換パルスとの
論理積値を算出して出力するAND回路132と、AN
D回路132の出力信号をクロック端子に入力するとと
もに、D型フリップフロップ130の出力信号をD端子
に入力するD型フリップフロップ133と、D型フリッ
プフロップ133の出力信号と、周波数変換部17の出
力する周波数変換パルスとの論理積値を算出して第2位
置パルスとして出力するAND回路134とから構成さ
れる。
【0061】この回路構成に従い、変換部付同期出力部
19は、位置一致検出信号がキャリアの位置が設定キャ
リア位置に到達することを表示するときに、ハイレベル
を示す同期出力許可信号が出力され、サイクル境界信号
(図10に示すように、回転検出パルスの4発を1サイ
クルとして、そのサイクルの境界でローレベルを示す信
号)がローレベルを示すときにあって、ズレ補正部16
の出力する補正回転検出パルスと、周波数変換部17の
出力する周波数変換パルスとが同時出力(「152:1
90=4:5」から、補正回転検出パルスの4発毎に同
時出力状態になる)するときに、周波数変換部17の出
力する周波数変換パルスの出力する周波数変換パルスを
第2位置パルスとして出力するよう動作することにな
る。
【0062】このように構成される図21の実施例のキ
ャリア移動制御装置1では、モータ回転検出部11は、
モータ3が回転状態にあるときに、その回転に応動し
て、モータ励磁相検出部10の出力する第1位置パルス
より高い周波数を持つ回転検出パルス(モータ1回転当
たり152発)を発生し、位置一致検出部12は、モー
タ励磁相検出部10の出力信号からキャリア位置を検出
して、そのキャリア位置がモータ励磁相信号のU相の立
ち下がりに対応付けて設定される設定キャリア位置にな
るときに、位置一致検出信号を出力する。
【0063】一方、トリガ生成部14は、モータ励磁相
信号のU相の立ち上がりエッジ部を検出してズレ検出ト
リガ信号を出力し、このズレ検出トリガ信号を受けて、
ズレ検出部15は、このズレ検出トリガ信号と、モータ
回転検出部11の出力する回転検出パルスとの間の時間
的なズレ量を検出し、ズレ補正部16は、この検出され
たズレ量を基にして、モータ回転検出部11の出力する
回転検出パルスを規定量遅延することで、モータ励磁相
信号のU相の立ち下がりエッジ部をパルスの中点位置に
持つ補正回転検出パルスを出力する。
【0064】そして、周波数変換部17は、ズレ補正部
16の出力するモータ1回転当たり152発の回転検出
パルスを周波数変換することで、モータ1回転当たり1
90発の周波数変換パルスを発生し、これを受けて、変
換部付同期出力部19は、位置一致検出信号が出力され
るときのその直後に、ズレ補正部16の出力する補正回
転検出パルスと、周波数変換部17の出力する周波数変
換パルスとが同時に出力されるときに、周波数変換部1
7の出力する周波数変換パルスを第2位置パルスとして
出力する。
【0065】図25に、このときのタイムチャートを図
示する。ここで、図中の「」は、モータ1回転当たり
190発の周波数変換パルスで検出されることになるキ
ャリア位置、「」は、モータ1回転当たり48発の第
1位置パルス、「U」は、ホールIC10aにより検出
されるモータ励磁相信号のU相、「V」は、ホールIC
10aにより検出されるモータ励磁相信号のV相、
「W」は、ホールIC10aにより検出されるモータ励
磁相信号のW相、「」は、モータ励磁相信号の1周期
で区切られる電気角のブロック種別(モータ3の半回転
で4つの電気角のブロックが存在する)、「A」は、磁
気検出配線パターン11aの検出する一方の検出信号、
「B」は、磁気検出配線パターン11aの検出する他方
の検出信号、「」は、サイクル境界信号、「」は、
モータ1回転当たり152発の回転検出パルス、「」
は、補正回転検出パルス、「」は、補正回転検出パル
スと周波数変換パルスとの同時出力点、「」は、第2
位置パルスである。この図では、αの位置に設定キャリ
ア位置を想定して、βの位置で第2位置パルスの出力を
開始し、γの位置にキャリアを制御する例を想定してい
る。
【0066】なお、キャリアを壁に停止させた点を原点
として定義する構成を採っており、この原点で、4つあ
る電気角のブロックのどのブロックに属しているのかを
知る必要があるが、これは、磁気検出配線パターン11
aの検出するA相/B相の信号レベルと、サイクル境界
信号とを使って判断する構成を採っている。
【0067】このように、図15の実施例のキャリア移
動制御装置1では、ズレ補正部16の出力する補正回転
検出パルスを第2位置パルスとして用いるのに対して、
図21の実施例のキャリア移動制御装置1では、この補
正回転検出パルスより生成されて、この補正回転検出パ
ルスより高い周波数を持つ周波数変換パルスを用いるも
のであり、これにより、設定キャリア位置から規定距離
離れた最終的なキャリアの設定位置を更に正確に検出で
きるようになる。
【0068】図21の実施例で用いた周波数変換部17
では、1つの補正回転検出パルスから生成する周波数変
換パルスを1つとする構成を開示したが、補正回転検出
パルスと周波数変換パルスとのパルス比率によっては、
1つの補正回転検出パルスから生成する周波数変換パル
スが複数となることもある。
【0069】図26に、この場合の周波数変換部17の
回路構成の一例を図示する。この周波数変換部17は、
ズレ補正部16の出力する補正回転検出パルスの5発に
対して7発のパルスを出力していくことを想定してお
り、補正回転検出パルスをJ端子に入力するJK型フリ
ップフロップ200と、JK型フリップフロップ200
がハイレベルを出力するときにカウントクロックの計数
に入って、その計数値が比較値に到達するときにキャリ
ィ信号を発生するタイマ201と、補正回転検出パルス
の周期の“1/M”倍である基本遅延時間tを比較値と
してタイマ201に設定するリロードレジスタ202
と、タイマ201がキャリィ信号を発生するときにパル
スを発生するD型フリップフロップ203と、D型フリ
ップフロップ203の出力するパルスを立ち上がりで計
数する5進回数カウンタ204と、5進回数カウンタ2
04の計数値が“4”に到達したか否かを検出するNA
ND回路205と、NAND回路205の出力信号を計
数する回数カウンタ206と、補正回転検出パルスを計
数する5進ダウンカウンタ207と、5進ダウンカウン
タ207の計数値をデコードして対応の数値を出力する
デコーダ208と、デコーダ208の出力する数値の上
位1ビットと回数カウンタ206の計数値とが一致する
ときにハイレベルを出力する比較回路209と、デコー
ダ208の出力する数値の下位3ビットと5進回数カウ
ンタ204の計数値とが一致するときにハイレベルを出
力する比較回路210と、比較回路209/比較回路2
10/D型フリップフロップ203の出力信号の論理積
値を算出してJK型フリップフロップ200のK端子に
入力するAND回路211と、D型フリップフロップ2
03の出力信号と補正回転検出パルスとの論理和値を算
出して出力するOR回路212と、OR回路212の出
力信号と比較回路210の出力信号との論理積値を算出
して周波数変換パルスとして出力するAND回路213
とから構成される。
【0070】この構成にあって、D型フリップフロップ
203の出力信号が、リロードレジスタ201のロード
端子に入力され、補正回転検出パルスが、5進回数カウ
ンタ204のクリア端子に入力されるとともに、回数カ
ウンタ206のクリア端子に入力されるように構成され
る。
【0071】この回路構成に従い、周波数変換部17
は、図27(a)に示すように、補正回転検出パルスが
入力されてくると、JK型フリップフロップ200がハ
イレベルを出力し、これを受けて、タイマ201が基本
遅延時間tまでカウントクロックを計数すると、D型フ
リップフロップ203がパルスを出力し、これを受け
て、再び、タイマ201が基本遅延時間tまでカウント
クロックを計数していくことを繰り返していく。
【0072】このとき、5進ダウンカウンタ207が、
補正回転検出パルスが入力されてくる度に、「“4”→
“3”→“2”→“1”→“0”」という値をサイクリ
ックに発生し、これを受けて、デコーダ208が、上位
1ビットと下位3ビットとの数値として、「“1,0"→
“0,3"→“1,1"→“0,4"→“0,2"」という値をサイクリ
ックに発生し、この“1,0"の発生を受けて、5進回数カ
ウンタ204が、最初は計数値が“4”を通過して
“0”に到達するまでD型フリップフロップ173の出
力パルスを計数して、“0”に到達すると、比較回路2
09/210がこれを検出し、これを受けて、AND回
路213が、そのD型フリップフロップ203のパルス
出力の時点で周波数変換パルスを出力し、J型フリップ
フロップ200がローレベルを出力することで、入力さ
れてきた補正回転検出パルスを時間“5t”遅延して周
波数変換パルスとして出力する処理を終了する。そし
て、この“1,0"の発生を受けて、5進回数カウンタ20
4が計数を開始する前に、AND回路213が、入力さ
れてきた補正回転検出パルスをそのまま周波数変換パル
スとして出力していく。
【0073】続いて、デコーダ208が“0,3"を発生す
ると、5進回数カウンタ204の計数値が“3”に到達
するまでD型フリップフロップ203の出力パルスを計
数していくことで、入力されてきた補正回転検出パルス
を時間“3t”遅延して出力し、続いて、デコーダ20
8が“1,1"を発生すると、5進回数カウンタ204の計
数値が“1”と、“4”を通過して再び“1”に到達す
るまでD型フリップフロップ203の出力パルスを計数
していくことで、入力されてきた補正回転検出パルスを
時間“t”と、時間“6t”遅延して出力し、続いて、
デコーダ208が“0,4"を発生すると、5進回数カウン
タ204の計数値が“4”に到達するまでD型フリップ
フロップ203の出力パルスを計数していくことで、入
力されてきた補正回転検出パルスを時間“4t”遅延し
て出力し、続いて、デコーダ208が“0,2"を発生する
と、5進回数カウンタ204の計数値が“2”に到達す
るまでD型フリップフロップ203の出力パルスを計数
していくことで、入力されてきた補正回転検出パルスを
時間“2t”遅延して出力していく。
【0074】この動作に従って、周波数変換部17は、
図27(b)に示すように、第1番目の補正回転検出パ
ルスをそのまま出力するとともに、その補正回転検出パ
ルスを5t遅延させて出力し、第2番目の補正回転検出
パルスを3t遅延させて出力し、第3番目の補正回転検
出パルスをtと6t遅延させて出力し、第4番目の補正
回転検出パルスを4t遅延させて出力し、第5番目の補
正回転検出パルスを2t遅延させて出力していくことを
繰り返していくことで、補正回転検出パルスの5発に対
して7発のパルスを生成して出力していくよう動作す
る。
【0075】このようにして、図26の実施例の周波数
変換部17は、ズレ補正部16の出力する補正回転検出
パルスの5発に対して7発のパルスを出力していくこと
になる。
【0076】図示実施例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、図21の実施
例では、トリガ生成部14/ズレ検出部15/ズレ補正
部16/周波数変換部17を備える構成を開示したが、
本発明はこれに限られることなく、トリガ生成部14/
ズレ検出部15/ズレ補正部16を備えずに、周波数変
換部17を備える構成を採るものであってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャリア
移動制御装置は、簡略な構成に従って、絶対位置の表示
パルスとはならない高い周波数の回転パルスを発生する
構成を採って、キャリアの絶対位置の表示パルスとなる
モータ励磁相信号を使って、キャリアの粗い絶対位置を
検出し、それを基準にして、その回転パルスを計数する
ことで、キャリアの正確な絶対位置を検出する構成を採
ることから、エンコーダのような専用の位置検出装置を
用いずにキャリアの移動を制御できるようになる。
【0078】そして、本発明のパルス周波数変換器は、
簡略な構成に従って、入力パルスよりも高い周波数を持
つパルスを生成して出力することができることから、本
発明のキャリア移動制御装置で必要となるパルス周波数
変換器として用いるのに好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリア移動制御装置の原理構成図で
ある。
【図2】本発明のキャリア移動制御装置の原理構成図で
ある。
【図3】本発明のパルス周波数変換器の原理構成図であ
る。
【図4】本発明のパルス周波数変換器の動作説明図であ
る。
【図5】本発明のキャリア移動制御装置の装置構成の一
実施例である。
【図6】モータ構造の説明図である。
【図7】モータ励磁相検出回路部の回路構成図である。
【図8】モータ励磁相検出回路部のタイムチャートであ
る。
【図9】モータ回転検出回路部の回路構成図である。
【図10】モータ回転検出回路部のタイムチャートであ
る。
【図11】位置一致検出部の回路構成図である。
【図12】位置一致検出部のタイムチャートである。
【図13】同期出力部の回路構成図である。
【図14】図5の実施例のタイムチャートである。
【図15】本発明のキャリア移動制御装置の装置構成の
他の実施例である。
【図16】トリガ生成部の回路構成図である。
【図17】ズレ検出部の回路構成図である。
【図18】ズレ検出部のタイムチャートである。
【図19】ズレ補正部の回路構成図である。
【図20】図15の実施例のタイムチャートである。
【図21】本発明のキャリア移動制御装置の装置構成の
他の実施例である。
【図22】周波数変換部の一実施例である。
【図23】図22の周波数変換部のタイムチャートであ
る。
【図24】変換部付同期出力部の回路構成図である。
【図25】図21の実施例のタイムチャートである。
【図26】周波数変換部の他の実施例である。
【図27】図26の周波数変換部のタイムチャートであ
る。
【図28】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 キャリア移動制御装置 2 パルス周波数変換器 10 モータ励磁相検出部 11 モータ回転検出部 12 位置一致検出部 13 同期出力部 14 トリガ生成部 15 ズレ検出部 16 ズレ補正部 17 周波数変換部 18 同時出力点表示部 20 生成部 21 発生部 22 検出部 23 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−291971(JP,A) 特開 平2−155778(JP,A) 特開 平4−70369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 19/30 B41J 19/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動するキャリアの移動を制御する
    キャリア移動制御装置において、 キャリアの駆動源となるモータの励磁相信号から、キャ
    リアの移動方向を示す信号と、キャリアの移動量を示す
    位置パルスとを発生するモータ励磁相検出部と、上記モータの回転に応動して誘起される電気信号を検出
    することで、上 記モータが回転状態にあるときに、上
    位置パルスより高い周波数を持つ回転パルスを発生する
    モータ回転検出部と、 上記モータ励磁相検出部の出力信号からキャリア位置を
    検出して、当該キャリア位置が設定される位置になると
    きに、位置一致検出信号を出力する位置一致検出部と、 上記位置一致検出部が位置一致検出信号を出力するとき
    に、上記回転パルスを位置表示パルスとして出力する同
    期出力部とを備えることを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャリア移動制御装置に
    おいて、 モータ回転検出部の発生する回転パルスから、当該回転
    パルスより高い周波数を持つ第2の回転パルスを発生す
    る周波数変換部と、 モータ回転検出部の発生する回転パルスと、上記第2の
    回転パルスとの同時出力点の表示信号を発生する同時出
    力点表示部とを備え、 同期出力部は、モータ回転検出部の発生する回転パルス
    を位置表示パルスとして出力するのではなくて、位置一
    致検出部が位置一致検出信号を出力し、その直後に、上
    記同時出力点表示部が同時出力点の表示信号を出力する
    ときに、上記第2の回転パルスを位置表示パルスとして
    出力するよう処理することを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  3. 【請求項3】 往復運動するキャリアの移動を制御する
    キャリア移動制御装置において、 キャリアの駆動源となるモータの励磁相信号から、キャ
    リアの移動方向を示す信号と、キャリアの移動量を示す
    位置パルスとを発生するモータ励磁相検出部と、上記モータの回転に応動して誘起される電気信号を検出
    することで、上 記モータが回転状態にあるときに、上
    位置パルスより高い周波数を持つ回転パルスを発生する
    モータ回転検出部と、 上記モータ励磁相検出部の出力信号からキャリア位置を
    検出して、当該キャリア位置が設定される位置になると
    きに、位置一致検出信号を出力する位置一致検出部と、 モータの励磁相信号の規定位置を検出してトリガ信号を
    出力するトリガ生成部と、 上記トリガ生成部の出力するトリガ信号と、上記モータ
    回転検出部の発生する回転パルスとの間の時間的なズレ
    量を検出するズレ検出部と、 上記ズレ検出部の検出するズレ量を基にして、上記モー
    タ回転検出部の発生する回転パルスを規定量遅延するズ
    レ補正部と、 上記位置一致検出部が位置一致検出信号を出力するとき
    に、上記ズレ補正部の出力する回転パルスを位置表示パ
    ルスとして出力する同期出力部とを備えることを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキャリア移動制御装置に
    おいて、 ズレ検出部の検出するズレ量から導出される遅延量を、
    当該検出時のキャリアの移動速度及び移動方向と対応付
    けて記憶する構成を採って、ズレ補正部は、この記憶す
    る遅延量の中から、遅延処理実行時のキャリアの移動速
    度及び移動方向の指すものを特定して、それを使って遅
    延処理を実行するよう処理することを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のキャリア移動制御
    装置において、 ズレ補正部は、位置一致検出部の比較対象とする設定キ
    ャリア位置に対応付けられる励磁相信号の特定位置が、
    モータ回転検出部の発生する回転パルスの中点位置にな
    るようにと、当該回転パルスを遅延するよう処理するこ
    とを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、4又は5記載のキャリア移動
    制御装置において、 ズレ補正部の補正する回転パルスから、当該回転パルス
    より高い周波数を持つ第2の回転パルスを発生する周波
    数変換部と、 ズレ補正部の出力する回転パルスと、上記第2の回転パ
    ルスとの同時出力点の表示信号を発生する同時出力点表
    示部とを備え、 同期出力部は、ズレ補正部の出力する回転パルスを位置
    表示パルスとして出力するのではなくて、位置一致検出
    部が位置一致検出信号を出力し、その直後に、上記同時
    出力点表示部が同時出力点の表示信号を出力するとき
    に、上記第2の回転パルスを位置表示パルスとして出力
    するよう処理することを、 特徴とするキャリア移動制御装置。
  7. 【請求項7】 入力パルスのN発に対してM発のパルス
    を出力していくことで、入力パルスよりも高い周波数を
    持つパルスを生成して出力するパルス周波数変換器にお
    いて、 N個をサイクルにして入力パルスを計数して、入力パル
    スの周期の“1/M”倍を基本遅延時間tで表すなら
    ば、当該計数値により規定される自然数と、当該tとの
    乗算値により定められる遅延時間を生成する生成部と、 入力パルスが与えられるときに、上記tを周期とするパ
    ルスを計数することで、上記生成部の生成する遅延時間
    の経過を検出する検出部と、 上記検出部が時間経過を検出するときに、出力パルスを
    生成して出力するとともに、上記生成部の計数する計数
    値がサイクル開始を表示するときに、入力パルスをその
    まま出力する出力部とを備えることを、 特徴とするパルス周波数変換器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のパルス周波数変換器にお
    いて、 検出部は、N個をサイクルとするカウンタにより構成さ
    れることで、同一入力パルスから複数回数の遅延時間の
    経過を検出するよう処理することを、 特徴とするパルス周波数変換器。
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